

バージョン 1.0
2015 年 12 月発行
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当文書に記載されている仕様および情報は、情報提供のみを目的として付属され
ており、予告なく変更する場合があります。その整合性や正確性について、ASRock
がなんらの確約をするものではありません。ASRock は、当文書での誤記や記載漏
れについて一切の責任を負いかねます。
本文書の内容について、ASRock は、明示的にも黙示的にも、黙示的保証、商品適
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いかなる状況においても、たとえ ASRock が当文書や製品の欠陥や誤りに起因す
る損害の可能性を 事前に知らされていたとしても、ASRock、取締役、役員、従業員、
または代理人は、いかなる間接的、専門的、偶発的、または必然的な損害(利益の
損失、事業の損失、データの損失、事業の中断などを含む)への責任を負いかねま
す。
この装置は、FCC 規則のパート 15 に準拠しています。操作は以下の 2 つの条件に
従います:
(1) 本装置は有害な干渉を発生しない。および
(2) 本装置は、予想外の動作を引き起こす可能性のある干渉を含め、受信したすべ
ての干渉を受け入れる。
米国カリフォルニア州のみ
このマザーボードに採用されたリチウム電池は、カリフォルニア州議会で可決され
たベストマネジメントプラクティス(BMP)で規制される有害物質、過塩素酸塩を含
んでいます。米国カリフォルニア州でリチウム電池を廃棄する場合は、関連する
規制に従って行ってください。
「過塩素酸塩物質 - 特別な処理が適用される場合があります。詳しくは、www.dtsc.
ca.gov/hazardouswaste/perchlorate をご覧ください」
ASRock ウェブサイト: http://www.asrock.com

HDMI ™ および HDMI ハイデフィニションマルチメディアインターフェース、なら
びに HDMI のロゴは、米国およびその他の国における HDMI Licensing LLC の商
標または登録商標です。

内容
第 1 章 はじめに 1
1.1 パッケージの内容 1
1.2 仕様 2
1.3 マザーボードのレイアウト 5
1.4 I/O パネル 7
第 2 章 取り付け 9
2.1 CPU を取り付ける 10
2.2 CPU ファンとヒートシンクを取り付ける 13
2.3 メモリモジュール(DIMM)を取り付ける 14
2.4 拡張スロット(PCI Express スロット) 16
2.5 オンボードのヘッダーとコネクター 17
第 3 章 ソフトウェアとユーティリティの操作 21
3.1 ドライバを取り付ける 21
3.2 ASRock Live Update & APP Shop(ASRock ライブ更新と
APP ショップ) 22
3.2.1 UI 概要 22
3.2.2 Apps(アプリ) 23
3.2.3 BIOS & Drivers(BIOS とドライバ) 26
3.2.4 Setting(設定) 27
3.3 Windows® 7 をインストールするために USB ポートを
有効にする 28

第 4 章 UEFI セットアップユーティリティ 31
4.1 はじめに 31
4.2 EZ モード 32
4.3 Advanced Mode(アドバンスドモード) 33
4.3.1 UEFI メニューバー 33
4.3.2 ナビゲーションキー 34
4.4 Main ( メイン ) 画面 35
4.5 OC Tweaker (OC 調整 ) 画面 36
4.6 Advanced ( 詳細 ) 画面 44
4.6.1 CPU 設定 45
4.6.2 チップセット設定 47
4.6.3 ストレージ設定 49
4.6.4 ACPI 設定 50
4.6.5 USB 設定 52
4.6.6 Trusted Computing(トラステッド コンピューティング) 53
4.7 Tools ( ツール ) 54
4.8 Hardware Health Event Monitoring
( ハードウェアヘルス イベント監視 ) 画面 57
4.9 Security ( セキュリティ ) 画面 59
4.10 Boot ( ブート ) 画面 60
4.11 Exit ( 終了 ) 画面 63

H110M-HDS
第 1 章 はじめに
ASRock H110M-HDS マザーボードをお買い上げいただきまして誠にありがとうご
ざいます。ASRock H110M-HDS マザーボードは、ASRock の一貫した厳格な品質
管理の下で製造された信頼性の高いマザーボードです。ASRock の品質と耐久性
の取り組みに準拠した堅牢な設計を持つ、優れたパフォーマンスを提供します。
この文書の第 1 章と第 2 章には、マザーボードの説明とステップ毎のインストール
ガイドが記載されています。第 3 章には、ソフトウェアとユーティリティーの操作ガ
イドが含まれています。第 4 章には、BIOS セットアップの設定ガイドが含まれてい
ます。
マザーボードの仕様と BIOS ソフトウェアは更新されることがあるため、このマニュアル
の内容は予告なしに変更することがあります。このマニュアルの内容に変更があった場
合には、更新されたバージョンは、予告なくASRock のウェブサイトから入手できるように
なります。このマザーボードに関する技術的なサポートが必要な場合には、ご使用のモ
デルについての詳細情報を、当社のウェブサイトで参照ください。ASRock のウェブサイ
トでは、最新の VGAカードおよび CPU サポート一覧もご覧になれます。ASRock ウェブ
サイト http://www.asrock.com.
1.1 パッケージの内容
• ASRock H110M-HDS マザーボード(マイクロ ATX フォームファクター)
• ASRock H110M-HDS クイックインストールガイド
• ASRock H110M-HDS サポート CD
• 2 x シリアル ATA(SATA)データケーブル(オプション)
• 1 x I/O パネルシールド
日本語

1.2 仕様
プラット
フォーム
CPU
チップ
• マイクロ ATX フォームファクター
• 固体コンデンサ設計
• 第 6 世代 Intel® CoreTM i7/i5/i3/Pentium®/Celeron® プロセッサー
に対応(ソケット 1151)
• 最大 95W までの CPU に対応
• Intel® ターボブースト 2.0 テクノロジーをサポート
• Intel® H110
セット
メモリ
日本語
拡張
スロット
グラフィッ
クス
2 3
• デュアルチャンネル DDR4 メモリテクノロジー
• 2 x DDR4 DIMM スロット
• DDR4 2133 ノン ECC、アンバッファードメモリに対応
• ECC UDIMM メモリモジュールに対応(non-ECC モードで 動作)
• システムメモリの最大容量:32GB
• Intel® エクストリームメモリプロファイル(XMP)2.0 に対応
• 1 x PCI Express 3.0 x16 スロット(PCIE2:x16 モード)*
* 起動ディスクとして NVMe SSD に対応
• 1 x PCI Express 2.0 x1 スロット
* Intel®HDグラフィックス内蔵ビジュアルおよび VGA 出力は、GPU
に統合されたプロセッサーのみでサポートされます。
• Intel®HD グラフィックス内蔵ビジュアルをサポート: AVC、MVC
(S3D)、MPEG-2 フル HW エンコード 1 の Intel® Quick Sync
Video、Intel® InTruTM 3D、Intel®クリアビデオ HD テクノロジー、
Intel® インサイダーTM、Intel® HDグラフィックス 510/530
• Pixel Shader 5.0, DirectX 12
• 最大共有メモリ 1792MB
• デュアルグラフィックス出力 : 独立したディスプレイコントロ ーラ
ーで DVI-D ポートと HDMI ポートに対応
• HDMI に対応、最大解像度 4K x 2K (4096x2160) @ 24Hz /
(3840x2160) @ 30Hz
• DVI-D をサポート。最大解像度 1920x1200 @60Hz
• HDMI ポートでオートリップシンク、ディープカラー(12bpc)、
xvYCC、および、HBR(高ビットレートオーディオ)に対応 (HDMI
対応モニターが必要です)
• アクセラレイテッド・メディア・コーデックに対応 : HEVC, VP8,
VP9

H110M-HDS
• DVI-D ポートと HDMI ポートで HDCP に対応
• DVI-D ポートと HDMI ポートで Full HD 1080p Blu-ray (BD) 再
生に対応
オー
ディオ
LAN
リアパネ
ル I/O
• 7.1 CH HD オーディオ (Realtek ALC887 Audio Codec)
*7.1 CH HD オーディオを設定するためには、HD フロントパネルの
オーディオモジュールを使用し、オーディオドライバを通してマルチ
チャンネルオーディオ機能を有効にする必要があります。
• サージ保護に対応(ASRock 完全スパイク保護)
• ELNA 製オーディオコンデンサ
• PCIE x1 ギガビット LAN 10/100/1000 Mb/s
• Realtek RTL8111GR
• Wake-On-WAN(ウェイク・オン・ワン)に対応
• Wake-On-LAN(ウェイク オン ラン)に対応
• 雷 / 静電気放電(ESD)保護に対応(ASRock 完全スパイク保護)
• LAN ケーブル検出に対応
• エネルギー効率のよいイーサネット 802.3az をサポート
• PXE をサポート
日本語
• 1 x PS/2 マウスポート
• 1 x PS/2 キーボードポート
• 1 x DVI-D ポート
• 1 x HDMI ポート
• 4 x USB 2.0 ポート(静電気放電(ESD)保護に対応(ASRock 完全
スパイク保護))*
* ACPI ウェークアップ機能に対応するのは USB23 ポート上だけで
す。
• 2 x USB 3.0 ポート(静電気放電(ESD)保護に対応(ASRock 完全
スパイク保護))
• LED 付き 1 x RJ-45 LAN ポート(ACT/LINK LED とSPEED LED)
• HD オーディオジャック : ラインイン / フロントスピーカー / マイ
ク
ストレー
ジ
コネクタ
• 4 x SATA3 6.0 Gb/s コネクタ、NCQ、AHCI、および、ホットプラグ
機能に対応
• 1 x TPM ヘッダー
• 1 x シャーシイントルージョンとスピーカーヘッダー

• 1 x CPU ファンコネクタ(4 ピン)(スマートファン速度制御)
• 1 x シャーシファンコネクタ(4 ピン)(スマートファン速度制御)
• 1 x 24 ピン ATX 電源コネクタ
• 1 x 8 ピン 12V 電源コネクタ
• 1 x 前面パネルオーディオコネクタ
• 1 x USB 2.0 ヘッダー(2 個の USB 2.0 ポートに対応)(静電気放電
(ESD)保護に対応(ASRock 完全スパイク保護))
• 1 x USB 3.0 ヘッダー(2 個の USB 3.0 ポートに対応)(静電気放電
(ESD)保護に対応(ASRock 完全スパイク保護))
日本語
BIOS
機能
ハード
ウェアモ
ニター
OS
認証
• AMI UEFI Legal BIOS、多言語 GUI サポート付き
• ACPI 5.0 準拠ウェイクアップイベント
• SMBIOS 2.7 サポート
• CPU、GT_CPU、DRAM、PCH 1.0V、VCCIO、VCCSA 電圧マルチ
調整
• CPU/ シャーシ温度センシング
• CPU / シャーシファンタコメータ
• CPU/ シャーシクワイエットファン(CPU 温度に従ってシャーシフ
ァン速度を自動調整)
• CPU/ シャーシファンマルチ速度制御
• ケース開閉検知
• 電圧監視 :+12V、+5V、+3.3V、CPU Vcore
• Microso® Windows® 10 64-bit / 8.1 64-bit / 7 32-bit / 7 64-bit
* Windows® 7 OS をインストールするために、xHCI ドライバが ISO
ファイルに含まれる変更されたインストールディスクが必要です。詳
しい説明については 28 ページを参照してください。
* 更新された Windows® 10 ドライバについては、ASRock のウェブサ
イトで詳細をご確認ください : http://www.asrock.com
• FCC、CE、WHQL
* 商品詳細については、当社ウェブサイトをご覧ください。http://www.asrock.com
BIOS設定の調整、アンタイドオーバークロックテクノロジーの適用、サードパーティのオー
バークロックツールの使用などを含む、オーバークロックには、一定のリスクを伴います
のでご注意ください。オーバークロックするとシステムが不安定になったり、システムのコ
ンポーネントやデバイスが破損することがあります。ご自分の責任で行ってください。弊
社では、オーバークロックによる破損の責任は負いかねますのでご了承ください。
4 5

Intel
H110
DDR 4_B1 (6 4 bit,2 88-pi n modul e)
DDR 4_A1 (6 4 bit, 28 8-pin m odule )
CMOS
Battery
ATXPWR1
Top:
RJ-45
USB 2.0
T: USB0
B: USB1
USB_4_5
1
HD_AUDIO1
H110M-HDS
RoHS
2
CPU_FAN1
3
5
6
1
BIOS
ROM
Audio
CODEC
PCIE2
TPMS1
1
1
USB3_3_4
PCIE1
USB 2.0
T: USB2
B: USB3
Top:
LINE IN
Cente r:
FRONT
Botto m:
MIC IN
1
ATX12V1
P 2
Mous e
16
DVI 1
SATA3_3
CHA_FAN1
SATA3_2
SATA3_1
SATA3_0
4
7
8
10
1314
15
CLRMOS1
9
USB 3.0
T: USB1
B: USB2
P 2
Keyb oard
S
S
HDLED RESET
PLED PWRBTN
PANEL1
SPK_CI1
1
11
12
HDMI1
1.3 マザーボードのレイアウト
H110M-HDS
日本語

日本語
番号 説明
1 ATX 12V 電源コネクタ(ATX12V1)
2 CPU ファンコネクタ(CPU_FAN1)
3 2 x 288 ピン DDR4 DIMM スロット(DDR4_A1、DDR4_B1)
4 シャーシファンコネクタ(CHA_FAN1)
5 ATX 電源コネクタ(ATXPWR1)
6 USB 3.0 ヘッダー(USB3_3_4)
7 SATA3 コネクタ(SATA3_0)
8 TPM ヘッダー(TPMS1)
9 USB 2.0 ヘッダー(USB_4_5)
10 CMOS パッドをクリアする(CLRMOS1)
11 システムパネルヘッダー(PANEL1)
12 シャーシイントルージョンとスピーカーヘッダー (SPK_CI1)
13 SATA3 コネクタ(SATA3_1)
14 SATA3 コネクタ(SATA3_2)
15 SATA3 コネクタ(SATA3_3)
16 フロントパネルオーディオヘッダー(HD_AUDIO1)
6 7

1.4 I/O パネル
H110M-HDS
4
11
10
89
7
6
5
番号 説明 番号 説明
1 PS/2 マウスポート(緑色)*** 7 USB 2.0 ポート(USB01)
2 LAN RJ-45 ポート * 8 USB 3.0 ポート(USB3_12)
3 ライン入力(明るい青色)** 9 HDMI ポート
4 フロントスピーカー(ライム色)** 10 DVI-D ポート
5 マイクロフォン(ピンク色)** 11 PS/2 キーボードポート(紫色)***
6 USB 2.0 ポート(USB23)***
* 各 LAN ポートにそれぞれ 2 つの LED があります。LAN ポートの LED 表示については下の表を参照してく
ださい。
アクティビティ / リンク LED
速度 LED
LAN ポート
アクティビティ / リンク LED 速度 LED
状態 説明 状態 説明
消灯 リンクなし 消灯 10Mbps 接続
点滅 データアクティビティ オレンジ色 100Mbps 接続
点灯 リンク 緑色 1Gbps 接続
日本語

日本語
**7.1 CH HD オーディオを設定するためには、HD フロントパネルのオーディオモジュールを使用し、オーディ
オドライバを通してマルチチャンネルオーディオ機能を有効にする必要があります。
Realtek HD オーディオマネージャでスピーカー設定を「7.1 Speaker」に設定してください。
7.1 チャンネル設定のオーディオポートの機能:
ポート 機能
明るい青色(リアパネル) リアスピーカー出力
ライム色(リアパネル) フロントスピーカー出力
ピンク色(リアパネル) セントラル / サブウーファースピーカー出力
ライム色(フロントパネル) サイドスピーカー出力
*** ACPI ウェークアップ機能に対応
8 9

H110M-HDS
第 2 章 取り付け
これは Micro ATX フォームファクタのマザーボードです。マザーボードを取付ける
前に、シャーシの設定を確認し、マザーボードを取り付けることができることを確
認してください。
取り付け前の注意事項
マザーボードコンポーネントを取り付けたり、マザーボードの設定を変更する前に、
次の注意事項をよくお読みください。
• マザーボードを設置 / 取り外しをする場合は、必ず電源コードが抜いてください。電源
コードが繋がれたままで作業を行うと、怪我をしたり、マザーボードが破損する可能
性がございます。
• 静電気によってマザーボードの部品が破損することを防止するために、マザーボード
はカーペットの上に置かないでください。また、静電気防止リストストラップを着用す
るか、または、部品を取り扱う前に静電気除去オブジェクトに触れてください。
• 基盤の端をつかんでください。IC には触れないでください。
• マザーボードを取り外す場合は、取り外したマザーボードを接地した静電気防止パッ
ドの上に置くか、商品に付属している袋に入れてください。
• マザーボードをシャーシに固定する為にねじを使う場合は、ねじを締め付けすぎない
でください。ねじを締め付けすぎると、マザーボードが破損することがあります。
日本語

日本語
2.1 CPU を取り付ける
1.
1151 ピン CPU をソケットに挿入する前に、PnP キャップ がソケット上にあること、CPU
表面に汚れがないこと、または、ソケット内に曲がったピンがないことを確認してくだ
さい。PnP キャップがソケット上になかったり、CPU 表面が汚れていたり、または、ソケッ
ト内に曲がったピンがある場合は、CPU を無理にソケット内に挿入しないでください。
CPU を無理にソケット内に挿入すると、CPU の甚大な破損につながります。
2.
CPU を取り付ける前に、すべての電源ケーブルを取り外してください。
1
2
A
B
10 11

H110M-HDS
3
4
日本語
5

日本語
プロセッサーを取り外した場合は、カバーを保管して取り付け直してください。アフター
サービスのためにマザーボードを返品する場合は、カバーを必ず取り付けてください。
12 13

2.2 CPU ファンとヒートシンクを取り付ける
1 2
H110M-HDS
日本語
FAN
CPU_

日本語
2.3 メモリモジュール(DIMM)を取り付ける
このマザーボードには 2 つの 288 ピン DDR4(ダブルデータレート 4)DIMM スロッ
トが装備されており、デュアルチャンネルメモリ技術に対応します。
1.
デュアルチャンネルメモリ設定のために、同一(同じブランド、同じ速度、同じサイズ、同
じチップタイプ)の DDR4 DIMM を 1 組取り付ける必要があります。
2.
メモリモジュールを 1 基しか取り付けていない場合は、デュアルチャンネルメモリ技術
を有効にできません。
3.
DDR、DDR2 または DDR3 メモリモジュールは DDR4 スロットに取り付けることはでき
ません。取り付けると、マザーバードと DIMM が破損することがあります。
DIMM は 1 つの正しい方向にしか取り付けることができません。DIMM を間違った方向
に無理に挿入すると、マザーボードと DIMM の永久的な破損につながります。
14 15

H110M-HDS
1
2
日本語
3

日本語
2.4 拡張スロット(PCI Express スロット)
このマザーボードには 2 つの PCI Express スロットが装備されています。
拡張カードを取り付ける前に、電源供給が切断されていること、または、電源コードが取
り外されていることを確認してください。取り付け作業を始める前に、拡張カードに添付
されている文書を読んで、カード用に必要なハードウェア設定を行ってください。
PCIe スロット :
PCIE1(PCIe 2.0 x1 スロット)は PCI Express x1 レーン幅カード向けに使用します。
PCIE2(PCIe 3.0 x16 スロット)は PCI Express x16 レーン幅グラフィックスカード向
けに使用します。
16 17

2.5 オンボードのヘッダーとコネクター
オンボードヘッダーとコネクターはジャンパーではありません。これらヘッダーとコネク
ターにはジャンパーキャップを被せないでください。ヘッダーおよびコネクターにジャン
パーキャップを被せると、マザーボードに永久損傷が起こることがあります。
H110M-HDS
システムパネルヘッダー
(9 ピンパネル 1)
(p.5、No. 11 参照)
PWRBTN(電源スイッチ):
シャーシ前面パネルの電源スイッチに接続してください。電源スイッチを使用して、シス
テムをオフにする方法を設定できます。
RESET(リセットスイッチ):
シャーシ前面パネルのリセットスイッチに接続してください。コンピューターがフリーズし
たり、通常の再起動を実行できない場合には、リセットスイッチを押して、コンピューター
を再起動します。
PLED(システム電源 LED):
シャーシ前面パネルの電源ステータスインジケーターに接続してください。システム稼
働中は、LED が点灯します。システムが S1/S3 スリープ状態の場合には、LED は点滅を
続けます。システムが S4 スリープ状態または電源オフ(S5)のときには、LED はオフです。
HDLED(ハードドライブアクティビティLED):
シャーシ前面パネルのハードドライブアクティビティLED に接続してください。ハードド
ライブのデータを読み取りまたは書き込み中に、LED はオンになります。
前面パネルデザインは、シャーシによって異なることがあります。前面パネルモジュール
は、主に電源スイッチ、リセットスイッチ、電源 LED、ハードドライブアクティビティLED、
スピーカーなどから構成されます。シャーシの前面パネルモジュールとこのヘッダーを接
続する場合には、配線の割り当てと、ピンの割り当てが正しく合致していることを確かめ
てください。
GND
PWRBTN#
PLED-
PLED+
GND
RESET#
GND
HDLED-
HDLED+
1
電源スイッチを接続し、
スイッチをリセットし、下
記のピン割り当てに従っ
て、シャーシのシステムス
テータス表示ランプをこ
のヘッダーにセットしま
す。ケーブルを接続すると
きには、ピンの+と−に
気をつけてください。
日本語

シャーシイントルージョン
とスピーカーヘッダー
(7 ピン SPK_CI1)
(p.5、No. 12 参照)
+5V
1
GND DUMMY
DUMMYSIGNAL
SPEAKERDUMMY
シャーシイントルージョ
ンとシャーシスピーカー
をこのヘッダーに接続し
てください。
日本語
シリアル ATA3 コネクター
(SATA3_0)
(p.5、No. 7 参照)
(SATA3_1)
(p.5、No. 13 参照)
(SATA3_2)
(p.5、No. 14 参照)
(SATA3_3)
(p.5、No. 15 参照)
USB 2.0 ヘッダー
(9 ピン USB_4_5)
(p.5、No. 9 参照)
USB 3.0 ヘッダー
(19 ピン USB3_3_4)
(p.5、No. 6 参照)
SATA3_3
USB_PWR
GNDGND
Vbus
IntA_PA_SSRX-
IntA_PA_SSRX+
GND
IntA_PA_SSTX-
IntA_PA_SSTX+
GND
IntA_PA_D-
IntA_PA_D+
SATA3_1
SATA3_2
P+P-P+
1
SATA3_0
USB_PWR
P-
DUMMY
VbusVbus
IntA_PB_SSRX-
IntA_PB_SSRX+
GND
IntA_PB_SSTX-
IntA_PB_SSTX+
GND
IntA_PB_D-
IntA_PB_D+
Dummy
これら 4 つの SATA3 コ
ネクターは、最高 6.0 Gb/
秒のデータ転送速度で
内部ストレージデバイス
用の SATA データケーブ
ルをサポートします。
I/O パネルの 4 つの
USB 2.0 ポートに加えて、
このマザーボードには 1
つのヘッダーがあります。
各 USB 2.0 ヘッダーは、2
つのポートをサポートで
きます。
I/O パネルの 2 つの
USB 3.0 ポートに加えて、
このマザーボードには 1
つのヘッダーがあります。
各 USB 3.0 ヘッダーは、2
つのポートをサポートで
きます。
18 19

H110M-HDS
フロントパネルオーディオ
ヘッダー
(9 ピン HD_AUDIO1)
(p.5、No. 16 参照)
1.
ハイディフィニションオーディオはジャックセンシングをサポートしていますが、正しく
機能するためには、シャーシのパネルワイヤーが HDA をサポートしていることが必要
です。お使いのシステムを取り付けるには、当社のマニュアルおよびシャーシのマニュ
アルの指示に従ってください。
2.
ACʼ97 オーディオパネルを使用する場合には、次のステップで、前面パネルオーディオ
ヘッダーに取り付けてください。
A. Mic_IN (MIC) を MIC2_L に接続します。
B. Audio_R (RIN) を OUT2_R に、Audio_L (LIN) を OUT2_L に接続します。
C. アース (GND) をアース (GND) に接続します。
D. MIC_RETと OUT_RET は、HD オーディオパネル専用です。ACʼ97 オーディオパネ
ルではこれらを接続する必要はありません。
E. フロントマイクを有効にするには、Realtekコントロールパネルの「FrontMic」タブで、「録
音音量」を調整してください。
シャーシファンコネクター
(4 ピン CHA_FAN1)
(p.5、No. 4 参照)
OUT_RET
MIC_RET
PRESENCE#
GND
FAN_VOLTAGE
CHA_FAN_SPEED
FAN_SPEED_CONTROL
OUT2_L
J_SENSE
1
このヘッダーは、フロント
オーディオパネルにオー
OUT2_R
ディオデバイスを接続す
MIC2_R
MIC2_L
るためのものです。
ファンケーブルはファン
日本語
コネクターに接続し、黒
線とアースピンを合わせ
てください。
CPU ファンコネクタ
(4 ピン CPU_FAN1)
(p.5、No. 2 参照)
FAN_VOLTAGE
CPU_FAN_SPEED
GND
1 2 3 4
FAN_SPEED_CONTROL
このマザーボードは 4 ピ
ン CPU ファン(静音ファ
ン)コネクターを提供し
ます。3 ピンの CPU ファ
ンを接続する場合には、
ピン 1-3 に接続してくだ
さい。

ATX 電源コネクタ
(24 ピン ATXPWR1)
(p.5、No. 5 参照)
ATX 12V 電源コネクター
(8 ピン ATX12V1)
(p.5、No. 1 参照)
1
13
このマザーボードは 24
ピン ATX 電源コネクタ
を提供します。20 ピンの
ATX 電源を使用するに
は、ピン 1と 13 番に合わ
せて接続してください。
12
24
5
1
このマザーボードは 8 ピ
ン ATX12V 電源コネク
ターを提供します。
8
4
日本語
TPM ヘッダー
(17 ピン TPMS1)
(p.5、No. 8 参照)
CMOS パッドをクリアする
(CLRMOS1)
(p.5、No. 10 参照)
PCI CL
FRA ME
PCI RST
LAD 3
LAD 0
+3V SB
GND
+3V
1
K
#
GND
SMB _CL K_MA IN
SMB _DA TA_M AIN
LAD 2
LAD 1
GND
S_P WRD WN#
SER IRQ
GND
このコネクターはトラステッドプ
ラットフォームモジュール(TPM)
システムをサポートし、鍵、デジ
タル証明書、パスワード、デー
タを安全に保管することができ
ます。TPM システムはまた、ネッ
#
トワークセキュリティを高め、デ
ジタル証明書を保護し、プラッ
トフォームの完全性を保証しま
す。
CLRMOS1 を使って CMOS 内
のデータをクリアできます。
CMOS をクリアするには、CMOS
の電池を取り外し、ショートさせ
て CMOS パッドをクリアします。
20 21

H110M-HDS
第 3 章 ソフトウェアとユーティリティの操作
3.1 ドライバを取り付ける
マザーボードに付属しているサポート CD には、必要なドライバ、および、マザー
ボードの機能を強化する便利なユーティリティが含まれています。
サポート CD を実行する
サポート CD を使用するために、CD を CD-ROM ドライブに挿入します。コンピュー
タで「AUTORUN(自動実行)」が有効になっている場合は、CD がメインメニュー
を自動的に表示します。メインメニューが自動的に表示されない場合は、サポート
CD 内のファイル「ASRSETUP.EXE」をダブルクリックしてメニューを表示します。
ドライバメニュー
システムと互換性のあるドライバが自動的に検出されて、サポート CD ドライバ
ページに一覧表示されます。Install All(すべてインストールする)をクリックするか、
または、上から下への順番で必要なドライバをインストールしてください。このよう
にインストールすることで、ドライバが正しく動作するようにします。
ユーティリティメニュー
ユーティリティメニューには、マザーボードが対応するアプリケーションソフトウェ
アが表示されます。特定の項目をクリックして、インストールウィザードに従ってイ
ンストールします。
日本語
Windows 7 との互換性を向上させるために、Microso が提供する次のホットフィッ
クスをダウンロードしてインストールしてください。
“KB2720599”:http://support.microso.com/kb/2720599/en-us

日本語
3.2 ASRock Live Update & APP Shop(ASRock ライブ更新
と APP ショップ)
ASRock ライブ更新と APP ショップは、ASRock コンピュータ用のソフトウェアアプ
リケーションを購入したりダウンロードできるオンラインストアです。USB キー、
XFast LAN、XFast RAM などのさまざまなアプリケーションとサポートユーティリ
ティを素早く簡単にインストールできます。ASRock APP ショップを使用すれば、数
回クリックするだけで、システムを最適化して、マザーボードを最新の状態に維持
できます。
デスクトップ上の をダブルクリックして ASRock ライブ更新と APP ショップ
ユーティリティにアクセスします。
*ASRock ライブ更新と APP ショップからアプリケーションをダウンロードするにはインターネットに接
続している必要があります。
3.2.1 UI 概要
Category Panel(カテゴリパネル)
Hot News(ホットニュース)
Information Panel(情報パネル)
Category Panel(カテゴリパネル):カテゴリパネルにはいくつかのタブまたはボタ
ンがあります。これらのタブまたはボタンを選択すると、下の情報パネルに関係す
る情報が表示されます。
Information Panel(情報パネル):中央にある情報パネルには、現在選択されてい
るカテゴリについてのデータが表示されます。また、ジョブに関係するタスクを実
行できます。
Hot News(ホットニュース):ホットニュースセクションにはさまざまな最新ニュース
が表示されます。画像をクリックして選択したニュースのウェブサイトを開いて詳し
22 23
く読むことができます。

H110M-HDS
3.2.2 Apps(アプリ)
「Apps(アプリ)」タブを選択すると、ダウンロードできるすべてのアプリが画面上に
表示されます。
アプリをインストールする
手順 1
インストールしたいアプリを検索します。
最も推奨されるアプリが画面の左側に表示されます。その他のさまざまなアプリは
右側に表示されます。上下にスクロールして一覧にあるアプリを検索してください。
日本語
アプリの価格を確認したり、アプリを既にインストールしているかどうかを確認で
きます。
- 赤色のアイコンに価格が表示されます。または、アプリが無料の場合は「Free
(無料)」と表示されます。
- 緑色の「Installed(インストール済み)」アイコンは、アプリがコンピュータに
インストールされていることを意味します。
手順 2
アプリアイコンをクリックすると、選択したアプリの詳細情報が表示されます。

手順 3
アプリをインストールしたい場合は、赤色のアイコン をクリックしてダウン
ロードを開始します。
日本語
手順 4
インストールが完了すると、右上端に緑色の「Installed(インストール済み)」アイコ
ンが表示されます。
アプリをアンインストールするには、ゴミ箱アイコン をクリックします。
* アプリによっては、ゴミ箱アイコンが表示されないことがあります。
24 25

H110M-HDS
アプリをアップグレードする
アップグレードできるのはインストール済みのアプリのみです。アプリの新しい
バージョンがある場合は、インストールしたアプリアイコンの下に「New Version(新
しいバージョン)」
手順 1
アプリアイコンをクリックすると、詳細情報が表示されます。
のマークが表示されます。
日本語
手順 2
黄色のアイコン をクリックしてアップグレードを開始します。

日本語
3.2.3 BIOS & Drivers(BIOS とドライバ)
BIOS またはドライバをインストールする
「BIOS & Drivers(BIOS とドライバ)」タブを選択すると、BIOS またはドライバ用の推
奨更新または重要な更新が一覧表示されます。速やかにすべて更新してください。
手順 1
更新する前に項目情報を確認してください。 をクリックすると、詳細情報が表示
されます。
手順 2
更新したい項目を 1 つまたは複数クリックして選択します。
手順 3
Update(更新)をクリックして更新処理を開始します。
26 27

H110M-HDS
3.2.4 Setting(設定)
「Setting(設定)」ページで、言語を変更したり、サーバーの場所を選択したり、
Windows 起動時に ASRock ライブ更新と APP ショップを自動的に実行するかどう
かを決めることができます。
日本語

日本語
3.3 Windows® 7 をインストールするために USB ポートを
有効にする
Intel® Braswell と Skylake は Enhanced Host Controller Interface (EHCI – USB2.0) 向
けのサポートを削除して、eXtensible Host Controller Interface (XHCI – USB3.0) だ
けを継続しました。Windows 7 インボックスドライバには XHCI が含まれていない
ので、USB ポートがマザーボードで動作しないために Windows 7 オペレーティン
グシステムをインストールできないことがあります。USB ポートが正しく機能する
ように、Intel® USB 3.0 eXtensible Host Controller (xHCI) ドライバが ISO ファイルに
含まれる Windows® 7 インストールディスクを作成してください。
要件
• Windows® 7 インストールディスクまたは USB ドライブ
• USB 3.0 ドライバ(ASRock サポート CD に含まれています。または、弊社ウェブサイト
からダウンロードしてください。)
• Windows® PC
• Win7 USB Patcher(ASRock サポート CD に含まれています。または、弊社ウェブサイ
トからダウンロードしてください。)
シナリオ
ODD と PS/2 ポートがある場合 :
お使いのコンピュータに光学ディスクドライブ、PS/2 ポートおよび PS/2 キーボードがある
場合は、下の手順をスキップして Windows® 7 OS をインストールできます。
ODD しかない場合
お使いのコンピュータに光学ディスクドライブがあり PS/2 ポートがない場合は、
UEFI SETUP UTILITY(UEFI セットアップユーティリティ) > Advanced(詳細) > USB
Conguration(USB 設定)の順に進んで、「PS/2 Simulator(PS/2 シミュレータ)」オプション
を有効にしてください。「PS/2 Simulator(PS/2 シミュレータ)」オプションを有効にすること
で、USB ポートが PS/2 ポートとして機能するようにします。これで Windows® 7 OS をイン
ストールできます。インストールが完了したら、PS/2 シミュレータの設定を「Disabled(無効)」
に戻してください。
(Intel Skylake プラットフォームのみ)
:
何もない場合 :
光学ドライブがない場合は、他のコンピュータで次の説明に従って , 「Win 7 USB Patcher
(Win 7 USB パッチャー)」で新しい ISO ファイルを作成してください。次に、新たに書き
込んだ Windows® 7 インストール USB ドライブを使用して Windows® 7 OS にインストール
します。
28 29

H110M-HDS
説明
手順 1
Windows® 7 インストールディスクまたは USB ドライブをシステムに挿入します。
手順 2
ツール(Win7 USB パッチャー)を解凍して開始します。
手順 3
下の図にあるように、赤い丸の箇所をクリックしてステップ 1 から「Win7 Folder(Win7 フ
ォルダ)」を選択します。
日本語
手順 4
下の図にあるように、赤い丸の箇所をクリックして「USB Driver Folder(USB ドライバフォ
ルダ)」を選択します。
USB 3.0 ドライバ用の ASRock のサポート CD を使用する場合は、お使いの CD-ROM を
選択してください。

日本語
手順 5
下の図にあるように、赤い丸の箇所をクリックして ISO ファイルを保存する場所を選択し
ます。
手順 6
パッチした画像を CD に書き込みたい場合は、「Burn Image(画像を書き込む)」にチェッ
クを入れて、「Target Device to Burn(書き込むターゲットデバイス)」を選択してください。
CD に書き込まない場合は、パッチした ISO 画像は手順 5 で選択したエクスポート先に
エクスポートされます。次に、[Start(開始)] を押して処理を開始します。
手順 7
これで、新たに書き込んだ CD を使用して Windows® 7 を Braswell または Skylake にイン
ストールできます。または、パッチした ISO 画像を使用して OS USB ドライブを作成し OS
をインストールしてください。
30 31

H110M-HDS
第 4 章 UEFI セットアップユーティリティ
4.1 はじめに
このセクションでは、UEFI セットアップ ユーティリティを使用して、システムを構成
する方法を説明します。UEFI セットアップ ユーティリティ は、コンピューターに電
源を入れた直後に <F2> または <Del> を押すことによって起動できます。さもなく
ば、電源投入時セルフテスト (POST) が通常のテストを開始します。POST の後に
UEFI セットアップ ユーティリティを開始するには、<Ctl> + <Alt> + <Delete> また
は本体のリセットボタンを押して、システムを再起動します。システムの電源を切り
また入れても、再起動できます。
UEFI ソフトウェは、常に更新されているため、以下の設定画面および説明は参照のみを
目的としており、実際の画面と必ずしも一致しない場合もあります。
日本語

日本語
4.2 EZ モード
デフォルトでは、BIOS セットアッププログラムを開くと、「EZ Mode(EZ モード)」画
面が表示されます。EZ モードはシステムの現在の状態のさまざまな読み取り値が
表示されるダッシュボードです。CPU 速度、DRAM 周波数、SATA 情報、ファン速度
など、システムの最も重要な情報を確認できます。
「Advanced Mode(アドバンスドモード)」に切り替えてその他のオプションを表示す
るには、<F6> を押すか、または、画面の右上隅にある [Advanced Mode(アドバンス
ドモード)] ボタンをクリックします。
番号 機能
Help(ヘルプ)
1
Load UEFI Defaults (UEFI デフォルトの読込み )
2
Save Changes and Exit ( 変更を保存して終了 )
3
Discard Changes ( 変更を破棄 )
4
言語の変更
5
Advanced Mode(アドバンスドモード)に切り替える
6
32 33

H110M-HDS
4.3 Advanced Mode(アドバンスドモード)
Advanced Mode(アドバンスドモード)は BIOS 設定を設定するためのその他のオ
プションを提供します。詳しい設定については次のセクションを参照してください。
EZ モードにアクセスするには、<F6> を押すか、または、画面の右上隅にある [EZ
Mode(EZ モード)] ボタンをクリックします。
4.3.1 UEFI メニューバー
画面上部には、以下が並んだメニューバーがあります:
Main ( メイン )
OC Tweaker
(OC 調整 )
Advanced
( 詳細設定 )
Tool ( ツール )
H/W Monitor
(H/W モニター )
Boot ( ブート )
Security
( セキュリティ)
Exit ( 終了 )
システムの時間 / 日付情報の設定
オーバークロック設定
システムの詳細設定
便利なツール
現在のハードウェアステータスを表示
ブート設定およびブートの優先順位の設定
セキュリティ設定
現在の画面または UEFI セットアップ ユーティリ
ティを終了
日本語

4.3.2 ナビゲーションキー
メニューバーのカテゴリーを選択するには、< > キーまたは < > キーを使用
します。カーソルを上下に動かしアイテムを選択するには、<
キーを使用し、<Enter> を押してサブ画面に移動します。マウスでクリックして、必要
なアイテムを選択することもできます。
各ナビゲーションキーの説明は、以下の表でご確認ください。
ナビゲーションキー 説明
> キーまたは < >
日本語
+ / -
<Tab>
<PGUP>
<PGDN>
<HOME>
<END>
<F1>
<F5>
<F7>
<F9>
<F10>
<F12>
<ESC>
選択したアイテムのオプションを変更
次の機能に切替え
前のページへ
次のページへ
画面の最初へ
画面の最後へ
一般的なヘルプ画面を表示
Add / Remove Favorite(お気に入りの追加 / 削除)
変更をキャンセルして、セットアップ ユーティリティを終了
すべての設定で最適な既定値を読込み
変更を保存して、セットアップ ユーティリティを終了
プリントスクリーン
終了画面へジャンプまたは現在の画面を終了
34 35

H110M-HDS
4.4 Main ( メイン ) 画面
UEFI セットアップ ユーティリティに入ると、メイン画面が現れ、システムの概要が
表示されます。
Favorite ( お気に入り )
BIOS アイテムのコレクションを表示。「お気に入り」の中のコレクションを追加 / 削
除する場合は F5 を押してください。
日本語

日本語
4.5 OC Tweaker (OC 調整 ) 画面
OC 調整画面では、オーバークロック機能を設定できます。
UEFI ソフトウェは、常に更新されているため、以下の設定画面および説明は参照のみを
目的としており、実際の画面と必ずしも一致しない場合もあります。
CPU 設定
Intel SpeedStep Technology(Intel SpeedStep のテクノロジー)
Intel SpeedStep のテクノロジーにより、節電と放熱のために、プロセッサーを複数
の周波数および電圧ポイントで切り替え可能です。
Intel Turbo Boost Technology(Intel Turbo Boost のテクノロジー)
Intel Turbo Boost のテクノロジーにより、オペレーティングシステムが最高水準の
パフォーマンスを要求するときに、プロセッサーを基本動作周波数以上で実行可
能です。
Long Duration Power Limit ( 長期間電力制限 )
[Congure Package Power Limit 1] ( パッケージの電力制限 1) をワットで指定しま
す。制限を超過すると、CPU レシオが徐々に下げられます。制限を低く設定するこ
とで、CPU が保護され、電力の消費が抑えられます。一方で制限を高く設定するこ
とで、パフォーマンスが向上します。
36 37

H110M-HDS
Long Duration Maintained ( 長期間維持 )
[Long Duration Power Limit] ( 長期間電力制限 ) を超過したときに、CPU レシオの
下げられるスピードを設定します。
Short Duration Power Limit ( 短期間電力制限 )
[Congure Package Power Limit 2] ( パッケージの電力制限 2) をワットで指定しま
す。制限を超過すると、CPU レシオがただちに下げられます。制限を低く設定する
ことで、CPU が保護され、電力の消費が抑えられます。一方で制限を高く設定する
ことで、パフォーマンスが向上します。
DRAM 設定
DRAM のタイミング設定
Load XMP Setting (XMP 設定の読込み )
XMP 設定を読み込んで DDR4 メモリをオーバークロックし、標準仕様を上回る性能を実
現します。
DRAM Reference Clock (DRAM 基準クロック )
最適な設定には [Auto] ( 自動 ) を選択します。
DRAM Frequency (DRAM 周波数 )
[Auto] ( 自動 ) が選択されている場合、マザーボードは挿入されているメモリモ
ジュールを検出し、適切な周波数を自動的に割り当てます。
Primary Timing(プライマリタイミング)
CAS# Latency (tCL) (CAS# レイテンシー (tCL))
カラムアドレスのメモリへの送信から、データが応答までの時間。
RAS# to CAS# Delay(RAS# から CAS# までの遅延)と Row Precharge
(行プリチャージ)(tRCDtRP) O
RAS# to CAS# Delay(RAS# から CAS# までの遅延): メモリの行を開いてから、その
うちの列へのアクセスまでに要するクロックサイクル数。
Row Precharge(行プリチャージ): プリチャージ コマンドを発行してから、次の行が
開かれるまでに要するクロックサイクル数。
RAS# Active Time (tRAS) (RAS# アクティブ時間 (tRAS))
バンク アクティブ コマンドから、プリチャージ コマンドを発行するまでに要するクロック
サイクル数。
日本語

日本語
Command Rate (CR) ( コマンドレート (CR))
メモリチップが選択されてから、最初のアクティブ コマンドが発行されるまでの遅延。
Secondary Timing(セカンダリタイミング)
Write Recovery Time (tWR) ( 書き込み回復時間 (tWR))
有効な書き込み操作の完了後、アクティブなバンクがプリチャージされるまでに必
要な遅延量。
Refresh Cycle Time (tRFC) ( リフレッシュ サイクル時間 (tRFC))
リフレッシュ コマンドから、同じランクへの最初のアクティブ コマンドまでのクロッ
ク数。
RAS to RAS Delay (tRRD) (RAS から RAS までの遅延 (tRRD))
同じランクの異なるバンクで有効化された 2 つの行の間のクロック数。
Write to Read Delay (tWTR) ( 書き込みから読み取りまでの遅延
(tWTR))
最後の有効な書き込み操作から、同じ内部バンクへの次の読み取りコマンドまでのクロ
ック数。
Read to Precharge (tRTP) ( 読み取りからプリチャージまで (tRTP))
読み取りコマンドから、同じランクへの行のプリチャージ コマンドまでに挿入され
たクロック数。
Four Activate Window (tFAW) (4 つのアクティベート ウィンドウ
(tFAW))
1 つのランクに 4 つのアクティベートが可能な時間ウィンドウ。
CAS Write Latency (tCWL) (CAS 書き込みレイテンシー (tCWL))
CAS 書き込みレイテンシーを設定します。
Third Timing(3 番目のタイミング)
tREFI
平均周期の間隔でリフレッシュ サイクルを設定します。
tCKE
DDR4 がリフレッシュモードに入ってから、内部で少なくとも 1 つのリフレッシュコ
マンドを開始する間隔を設定します。
38 39

tRDRD_sg
モジュールの読み取りから読み取りの遅延を設定します。
tRDRD_dg
モジュールの読み取りから読み取りの遅延を設定します。
tRDRD_dr
モジュールの読み取りから読み取りの遅延を設定します。
tRDRD_dd
モジュールの読み取りから読み取りの遅延を設定します。
tRDWR_sg
モジュールの読み取りから書き込みの遅延を設定します。
tRDWR_dg
モジュールの読み取りから書き込みの遅延を設定します。
tRDWR_dr
モジュールの読み取りから書き込みの遅延を設定します。
tRDWR_dd
モジュールの読み取りから書き込みの遅延を設定します。
H110M-HDS
日本語
tWRRD_sg
モジュールの書き込みから読み取りの遅延を設定します。
tWRRD_dg
モジュールの書き込みから読み取りの遅延を設定します。
tWRRD_dr
モジュールの書き込みから読み取りの遅延を設定します。
tWRRD_dd
モジュールの書き込みから読み取りの遅延を設定します。
tWRWR_sg
モジュールの書き込みから書き込みの遅延を設定します。

tWRWR_dg
モジュールの書き込みから書き込みの遅延を設定します。
tWRWR_dr
モジュールの書き込みから書き込みの遅延を設定します。
tWRWR_dd
モジュールの書き込みから書き込みの遅延を設定します。
RTL Init Value(ラウンドトリップレイテンシ初期化値)
ラウンドトリップレイテンシトレーニングのレイテンシ初期化値を設定します。
IO-L Init Value(IO レイテンシ初期化値)
IO レイテンシトレーニングの IO レイテンシ初期化値を設定します。
RTL (CH A)
チャンネル A の往復レイテンシーを設定します。
日本語
RTL (CH B)
チャンネル B の往復レイテンシーを設定します。
IO-L (CH A)
チャンネル A の IO レイテンシーを設定します。
IO-L (CH B)
チャンネル B の IO レイテンシーを設定します。
IO-L Oset (CH A)(IO レイテンシオフセット(チャンネル A))
チャンネル A の IO レイテンシオフセットを設定します。
IO-L Oset (CH B)(IO レイテンシオフセット(チャンネル B))
チャンネル B の IO レイテンシオフセットを設定します。
RFR Delay (CH A)(RFR 遅延(チャンネル A))
チャンネル A の RFR 遅延を設定します。
RFR Delay (CH B)(RFR 遅延(チャンネル B))
チャンネル B の RFR 遅延を設定します。
40 41

Fourth Timing(4 番目のタイミング)
twRPRE
twRPRE を設定します。
Write_Early_ODT
Write_Early_ODT を設定します。
tAONPD
tAONPD を設定します。
tXP
tXP を設定します。
tXPDLL
tXPDLL を設定します。
tPRPDEN
tPRPDEN を設定します。
H110M-HDS
tRDPDEN
tRDPDEN を設定します。
twRPDEN
twRPDEN を設定します。
OREF_RI
OREF_RI を設定します。
tREFIx9
tREFIx9 を設定します。
txSDLL
txSDLL を設定します。
txs_oset
txs_oset を設定します。
tZQOPER
tZQOPER を設定します。
日本語

日本語
tMOD
tMOD を設定します。
ZQCS_period
ZQCS_period を設定します。
tZQCS
tZQCS を設定します。
Advanced Setting(詳細設定)
ODT WR (CH A)
チャンネル A のオンダイ終端抵抗 WR のメモリを設定します。
ODT WR (CH B)
チャンネル B のオンダイ終端抵抗 WR のメモリを設定します。
ODT PARK (CH A)
チャンネル A 用の終端抵抗器の PARK 上のメモリを設定します。
ODT PARK (CH B)
チャンネル B 用の終端抵抗器の PARK 上のメモリを設定します。
ODT NOM (CH A)
これを使って ODT (CH A) Auto/Manual(自動 / 手動)設定を変更します。規定値
は [Auto] ( 自動 ) です。
ODT NOM (CH B)
これを使って ODT (CH B) Auto/Manual(自動 / 手動)設定を変更します。規定値
は [Auto] ( 自動 ) です。
MRC Fast Boot (MRC 高速ブート )
有効にすると、DRAM メモリトレーニングをスキップし、起動が速くなります。
Dll Bandwidth 0(Dll 帯域幅 0)
Dll 帯域幅 0 を設定します。
Dll Bandwidth 1(Dll 帯域幅 1)
Dll 帯域幅 1 を設定します。
42 43

Dll Bandwidth 2(Dll 帯域幅 2)
Dll 帯域幅 2 を設定します
Dll Bandwidth 3(Dll 帯域幅 3)
Dll 帯域幅 3 を設定します。
Margin Limit(マージン限度)
「Margin Limit(マージン限度)」を調整してメモリマージンを改善します。
電圧設定
DRAM Voltage (DRAM 電圧 )
DRAM 電圧を設定します。デフォルトでは [Auto(自動)] です。
PCH 電圧
チップセット電圧を設定します(1.0V)。
Save User Default ( ユーザー定義の保存 )
設定をユーザー定義として保存するには、プロファイル名を入力し、<Enter> を押
します。
H110M-HDS
Load User Default ( ユーザー定義の読込み )
前回保存したユーザー定義を読み込みます。
Save User UEFI Setup Prole to Disk(ユーザー UEFI セットアップポ
ートフォリオをディスクに保存)
現在の UEFI 設定をユーザーデフォルトプロファイルとしてディスクに保存します。
Load User UEFI Setup Prole from Disk(ユーザー UEFI セットアップ
ポートフォリオをディスクから読み込む)
前に保存したユーザーデフォルトをディスクから読み込みます。
日本語

日本語
4.6 Advanced ( 詳細 ) 画面
このセクションでは、以下のアイテムの設定ができます:CPU Conguration(CPU
設定)、Chipset Conguration(チップセット設定)、Storage Conguration,(ストレー
ジ設定)、ACPI Conguration(ACPI 設定)、USB Conguration(USB 設定)、Trusted
Computing(トラステッド・コンピューティング)。
このセクションで誤った値を設定すると、システムの誤作動の原因になることがあります。
UEFI Conguration(UEFI 設定)
UEFI セットアップスタイル
UEFI セットアップユーティリティを開く場合は、デフォルトモードを選択します。
Active Page on Entry ( 開始時のアクティブページ )
UEFI セットアップ ユーティリティに入ったときのデフォルトページを選択します。
44 45

H110M-HDS
4.6.1 CPU 設定
Intel Hyper Threading Technology
Intel Hyper reading のテクノロジーにより、各コアで複数のスレッドを実行し、ス
レッドソフトウェア上の全体的なパフォーマンスを向上することができます。
日本語
Active Processor Cores ( アクティブ プロセッサー コア )
各プロセッサー パッケージで有効にするコアの数を選択します。
CPU C States Support (CPU の C 状態の有効化 )
CPU の C 状態を有効にすると、電力消費が削減されます。C3、C6、および C7 を維
持することをお勧めします。いずれも電力消費を最適に削減します。
Enhanced Halt State (C1E)( 強化停止状態 (C1E))
電力消費を抑えます。
CPU C3 State Support (CPU の C3 状態の有効化 )
スリープさせ、電力消費を抑えます。
CPU C6 State Support (CPU の C6 状態の有効化 )
ディープスリープさせ、電力消費を抑えます。
CPU C7 State Support (CPU の C7 状態の有効化 )
ディープスリープさせ、電力消費を抑えます。

Package C State Support ( パッケージの C 状態の有効化 )
CPU、PCIe、メモリ、グラフィックの C 状態サポートを有効にすると、電力消費が削
減されます。
CPU Thermal Throttling (CPU サーマル スロットリング )
CPU を過熱から保護するために、CPU 内部の熱制御メカニズムを有効にします。
No-Execute Memory Protection ( 未実行メモリ保護 )
未実行メモリ保護テクノロジーを搭載したプロセッサーは、特定クラスのバッ
ファーオーバーフロー攻撃を防ぐことができます。
Intel Virtualization Technology (Intel Virtualization テクノロジー )
Intel Virtualization のテクノロジーにより、プラットフォームに複数のオペレーティ
ングシステムやアプリケーションを独立したパーティションで実行し、単一のコン
ピューターシステムを複数のバーチャルシステムとして機能させることができま
す。
日本語
Hardware Prefetcher ( ハードウェア プリフェッチャー )
プロセッサーにデータとコードを自動的にプリフェッチし、パフォーマンスを向上し
ます。
Adjacent Cache Line Prefetch ( 隣接するキャッシュラインのプリフ
ェッチ )
現在要求されたキャッシュラインを取得しながら、後続のキャッシュラインを自動
的にプリフェッチし、パフォーマンスを向上します。
46 47

H110M-HDS
4.6.2 チップセット設定
Primary Graphics Adapter ( プライマリ グラフィック アダプター )
プライマリ VGA を選択します。
Top of Lower Usable DRAM
Maximum Value of TOLUD(トップ・オブ・ロウアー・ユーザブル DRAM の最大値)
動的割り当てが、インストールしたグラフィックコントローラの最大 MMIO 長さに
基づいて TOLUD(トップ・オブ・ロウアー・ユーザブル DRAM)を自動的に調整します。
日本語
VT-d
I/O の仮想化を支援する Intel® Virtualization Technology for Directed I/O (VT-d)
は、アプリケーションの互換性や信頼性を向上し、また管理性、セキュリティ、分離、
および I/O 性能のレベルを高めることにより、バーチャルマシンモニターのハード
ウェアのさらなる活用を助けます。
PCIE2 Link Speed (PCIE2 リンク速度 )
PCIE2 のリンク速度を選択します。
PCIE ASPM Support(PCIE ASPM サポート)
このオプションですべての CPU ダウンストリームデバイスの ASPM サポートを有効 /
無効にします。
PCH PCIE ASPM Support(PCH PCIE ASPM サポート)
このオプションですべての PCH PCIE デバイスの ASPM サポートを有効 / 無効にします。

DMI ASPM Support(DMI ASPM サポート)
このオプションで DMI リンクの CPU 側にある ASPM の制御を有効 / 無効にします。
PCH DMI ASPM Support(PCH DMI ASPM サポート)
このオプションですべての PCH DMI デバイスの ASPM サポートを有効 / 無効にします。
Share Memory ( 共有メモリ )
システムが起動したときに統合グラフィックス プロセッサーに割当てるメモリのサイズを
設定します。
IGPU Multi-Monitor (IGPU マルチモニター )
外部グラフィックカードがインストールされている場合に、統合グラフィックスを無効にす
るには、無効を選択します。有効にすると、内蔵のグラフィックスを有効のまま保ちます。
Onboard LAN ( 内蔵 LAN)
内蔵のネットワーク インターフェース コントローラーを有効 / 無効にします。
日本語
Onboard HD Audio ( 内蔵 HD オーディオ )
内蔵の HD オーディオをオン / オフします。[Auto] ( 自動 ) に設定すると、内蔵の
HD オーディオは有効化され、サウンドカードがインストールされたときにのみ自
動的に無効にされます。
Front Panel ( フロントパネル )
フロントパネルの HD オーディオをオン / オフします。
Restore on AC/Power Loss (AC/ 電源損失で復元 )
停電後の電力状態を選択します。[Power O] ( 電源オフ ) が選択されていると、電
力が復活したときにも、電源はオフのままになります。[Power On] ( 電源オン ) が
選択されていると、電力が復活したときには、システムが再起動します。
48 49

4.6.3 ストレージ設定
H110M-HDS
SATA Controller(s) (SATA コントローラー )
SATA コントローラーを有効 / 無効にします。
SATA Aggressive Link Power Management (SATA リンク電源積極管理 )
これにより、非アクティブのときに SATA デバイスが低電力状態に入り、電力消費
を削減します。AHCI モードでのみサポートされます。
Hard Disk S.M.A.R.T. ( ハードディスク S.M.A.R.T.)
「S.M.A.R.T」は、Self-Monitoring ( セルフモニタリング )、Analysis ( 分析 )、
Reporting Technology ( テクノロジーの報告 ) を表します。コンピューターのハード
ディスク ドライブの監視システムであり、信頼性に関するさまざまな指標を検知し
て報告します。
日本語

4.6.4 ACPI 設定
日本語
Suspend to RAM (RAM へのサスペンド )
無効にすると、ACPI サスペンドタイプは S1 に設定されます。[Auto] ( 自動 ) として
電力消費の少ない ACPI S3 を選択することをお勧めします。
ACPI HEPT Table (ACPI HEPT 表 )
パフォーマンスを優先される場合、高精度イベントタイマーを有効にしてください。
PS/2 Keyboard Power On (PS/2 キーボードによる電源オン )
PS/2 キーボードでシステムをウェイクアップできるようになります。
PCIE Devices Power On(PCIE デバイス電源オン)
PCIE デバイスでシステムをウェイクアップできます。また、LAN 上でのウェイクアッ
プを有効にできます。
RTC Alarm Power On (RTC アラームによる電源オン )
リアルタイム クロックのアラームでシステムをウェイクアップできるようになります。
オペレーティングシステムに処理を委ねるには、[By OS] (OS により) に設定します。
USB Keyboard/Remote Power On (USB キーボード / リモコンによる
電源オン )
USB キーボードまたはリモコンでシステムをウェイクアップできるようになります。
50 51

USB Mouse Power On (USB マウスによる電源オン )
USB マウスでシステムをウェイクアップできるようになります。
H110M-HDS
日本語

4.6.5 USB 設定
日本語
Legacy USB Support ( レガシー USB の有効化 )
USB 2.0 デバイスのレガシー OS のサポートを有効 / 無効にします。USB の互換性
に関する問題が発生した場合は、レガシー USB を無効にすることをお勧めします。
UEFI 設定および Windows/Linux オペレーティング システムのみで USB デバイス
に対応するには、[UEFI Setup Only] (UEFI 設定のみ ) を選択します。
PS/2 シミュレータ
PS/2 シミュレータを有効にします。これは USB 非対応 OS 向けの完全 USB キー
ボードレガシーサポート用に有効にします。
*Windows 7 をインストールする場合はこのオプションを有効にします。
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H110M-HDS
4.6.6 Trusted Computing(トラステッド コンピューティ
ング)
Security Device Support ( セキュリティ デバイス サポート )
セキュリティ デバイスの BIOS サポートを有効または無効にします。
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4.7 Tools ( ツール )
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OMG (Online Management Guard) (OMG ( オンラインの管理と防御 ))
OMG により、管理者は特定の時間帯にインターネットアクセスを制限することが
できます。インターネットアクセスをその他のユーザーに許可する開始時間と終了
時間をスケジュールすることができます。OMG をユーザーがバイパスするのを防
ぐためには、システム時間を変更する権限のないゲストアカウントが必要となりま
す。
UEFI Tech Service (UEFI テクニカルサービス )
お使いの PC で問題が発生した場合は、ASRock のテクニカルサービスにお問い
合わせください。[UEFI Tech Service] (UEFI テクニカルサービス) を利用するには、
まずネットワークの設定をする必要があります。
Easy Driver Installer ( 楽々ドライバー インストーラー )
付属の CD を挿入するディスク ドライブがない場合に便利な UEFI のツールで
す。USB ストレージ デバイス経由で LAN ドライバーをお使いのシステムにインス
トールし、その後、その他の必要なドライバーも自動的にダウンロードします。
Boot Manager(ブートマネージャ)
Boot Manager( ブートマネージャ)はデュアル OS プラット / マルチ OS プラット
フォームユーザーがブートメニューを簡単にカスタマイズして管理できるように特
別設計されています。
* このツールを使用するために、2 台以上のブートデバイスを接続してください。
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Boot Manager(ブートマネージャ)
ブートマネージャを有効 / 無効にします。
Boot Manager Timeout(ブートマネージャタイムアウト)
ブートマネージャタイムアウトを有効 / 無効にします。
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Timeout Seconds(タイムアウトまでの秒数)
ブートマネージャを待つ秒数を設定します。
Instant Flash ( インスタント フラッシュ )
UEFI ファイルを USB ストレージ デバイスに保存し、[Instant Flash] ( インスタント
フラッシュ ) を実行すると、UEFI が更新されます。
Internet Flash(インターネットフラッシュ)- DHCP(自動
IP)、AUTO(自動 )
ASRock の [Internet Flash] ( インターネット フラッシュ ) は、サーバーから最新の
UEFI ファームウェアをダウンロードして更新します。[Internet Flash] ( インターネッ
ト フラッシュ) を利用するには、まずネットワークの設定をする必要があります。
*BIOS のバックアップとリカバリー用に、この機能を使用する前に、USB ペン ドラ
イブを差し込むことをお勧めします。

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Network Conguration ( ネットワーク設定 )
[Internet Flash] ( インターネット フラッシュ ) で必要なインターネット接続を設定
します。
Internet Setting ( インターネット設定 )
セットアップ ユーティリティでのサウンドエフェクトをオン / オフします。
UEFI Download Server (UEFI ダウンロード サーバー )
UEFI ファームウェアをダウンロードするサーバーを選択します。
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H110M-HDS
4.8 Hardware Health Event Monitoring ( ハードウェア ヘ
ルス イベント監視 ) 画面
このセクションでは、CPU 温度、マザーボード温度、ファン速度、および電圧などの
パラメーターを含め、システムのハードウェアのステータスを監視できます。
Fan-Tastic Tuning ( ファン調整 )
CPU ファン のファンモードを選択します。または [Customize] ( カスタマイズ ) を
選択すると、5 つの CPU 温度を設定し、各温度に対してそれぞれファン速度を割
当てることができます。
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CPU Fan 1 Setting (CPU ファン 1 設定 )
CPU ファン のファンモードを選択します。または [Customize] ( カスタマイズ ) を
選択すると、5 つの CPU 温度を設定し、各温度に対してそれぞれファン速度を割
当てることができます。
Chassis Fan 1 Setting ( シャーシファン 1 設定 )
シャーシファンのファンモードを選択します。または [Customize] ( カスタマイズ )
を選択すると、5 つの CPU 温度を設定し、各温度に対してそれぞれファン速度を
割当てることができます。
Chassis Fan 1 Temp Source(シャーシファン 1 温度ソース)
シャーシファンのファン温度ソースを選択します。

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Over Temperature Protection ( 過熱保護 )
有効にすると、マザーボードが過熱したとき、システムは自動的にシャットダウンし
ます。
Case Open Feature ( ケースの開閉検知機能 )
有効にすると、ケースカバーが取り外されていないかを検知します。
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H110M-HDS
4.9 Security ( セキュリティ ) 画面
このセクションでは、システムのスーパーバイザーまたはユーザーのパスワードを
設定および変更できます。ユーザー パスワードを消去することもできます。
Supervisor Password ( スーパーバイザー パスワード )
管理者アカウントのパスワードを設定または変更します。管理者のみに、UEFI セッ
トアップ ユーティリティの設定を変更する権限があります。パスワードを消去する
には、空欄にして <Enter> を押します。
User Password ( ユーザー パスワード )
ユーザー アカウントのパスワードを設定または変更します。ユーザーは、UEFI セッ
トアップ ユーティリティの設定を変更することはできません。パスワードを消去す
るには、空欄にして <Enter> を押します。
Secure Boot ( セキュア ブート )
この項目を使って Windows 8.1 セキュアブートへのサポートを有効 / 無効にしま
す。
Intel(R) Platform Trust Technology(Intel(R) プラットフォーム トラス
ト テクノロジー)
ME で Intel PTT を有効 / 無効にします。ディスクリート型 TPM モジュールを使用
する場合はこのオプションを無効にします。
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4.10 Boot ( ブート ) 画面
このセクションは、ブートおよびブート優先順位の設定ができる、システム上のデ
バイスを表示します。
Fast Boot ( 高速ブート )
コンピューターのブート時間を最小化します。高速モードでは、USB ストレージ
デバイスからブートすることはできません。超高速モードは、Windows 8.1 および
VBIOS のみが対応しており、外部グラフィックカードを使用している場合は、UEFI
GOP に対応している必要もあります。超高速モードは、この UEFI セットアップ ユー
ティリティで CMOS を消去したり、Windows で UEFI に再起動したりするためにの
み使用する高速ブートですので、ご注意ください。
Boot From Onboard LAN ( 内蔵 LAN からのブート )
内蔵の LAN でシステムをウェイクアップできるようになります。
Setup Prompt Timeout ( 設定プロンプトのタイムアウト )
ホットキー設定のための待機時間を秒数で指定します。
Bootup Num-Lock ( 起動時の数値ロック )
起動時にテンキーに数値ロックをかけるかを選択します。
Boot Beep ( ブート ビープ音 )
起動時にビープ音をならすかを選択します。ブザーが必要になります。
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H110M-HDS
Full Screen Logo ( 全画面ロゴ )
有効にすると、ブートロゴが表示され、無効にすると通常の POST メッセージが表
示されます。
AddOn ROM Display ( アドオン ROM 表示 )
有効にすると、アドオン ROM メッセージが表示されます。また [Full Screen Logo]
( 全画面ロゴ ) が有効の場合は、アドオン ROM の設定もできます。ブート速度を
重視する場合は、無効にします。
Boot Failure Guard ( ブート障害ガード )
コンピューターが何度もブートに失敗すると、システムがデフォルトの設定を自動
的に復元します。
Boot Failure Guard Count ( ブート障害ガード カウンター )
システムがデフォルトの設定を復元するまでの試行回数を指定します。
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CSM: Compatibility Support Module (CSM:互換性サポートモジュール )
CSM
[Compatibility Support Module] ( 互換性サポート モジュール ) を起動します。WHCK
テストを実行している場合以外は、無効にしないでください。なお、Windows 8.1 64-
ビットをお使いで、すべてのデバイスが UEFI に対応している場合は、CSM を無効
にすることでブート時間を高速化できます。
Launch PXE OpROM Policy (PXE OpROM ポリシーの起動 )
UEFI オプション ROM のみ対応のポリシーを起動するには、[UEFI] を選択します。
レガシー オプション ROM のみ対応のポリシーを起動するには、[Legacy] (レガシー)
を選択します。「Do not launch(起動しない)」を選択すると、レガシーおよび UEFI オ
プション ROM の両方が実行されません。
Launch Storage OpROM Policy ( ストレージ OpROM ポリシーの起動 )
UEFI オプション ROM のみ対応のポリシーを起動するには、[UEFI] を選択します。
レガシー オプション ROM のみ対応のポリシーを起動するには、[Legacy] (レガシー)
を選択します。「Do not launch(起動しない)」を選択すると、レガシーおよび UEFI オ
プション ROM の両方が実行されません。
Launch Video OpROM Policy ( ビデオ OpROM ポリシーの起動 )
UEFI オプション ROM のみ対応のポリシーを起動するには、[UEFI] を選択します。
レガシー オプション ROM のみ対応のポリシーを起動するには、[Legacy] (レガシー)
を選択します。「Do not launch(起動しない)」を選択すると、レガシーおよび UEFI オ
プション ROM の両方が実行されません。
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4.11 Exit ( 終了 ) 画面
Save Changes and Exit ( 変更を保存して終了 )
このオプションを選択すると、「Save conguration changes and exit setup? ( 設定の
変更を保存して設定を終了しますか? ) 」というメッセージが表示されます。変更
を保存して UEFI セットアップ ユーティリティを終了するには、[OK] を選択します。
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Discard Changes and Exit ( 変更を保存しないで終了 )
このオプションを選択すると、「Discard changes and exit setup? ( 設定の変更を保存
しないで終了しますか? ) 」というメッセージが表示されます。変更を保存すること
なく、UEFI セットアップ ユーティリティ を終了するには、[OK] を選択します。
Discard Changes ( 変更を破棄 )
このオプションを選択すると 、 「Discard changes? ( 変更を破棄しますか? ) 」という
メッセージが表示されます。すべての変更を破棄するには、[OK] を選択します。
Load UEFI Defaults (UEFI デフォルトの読込み )
すべてのオプションで既定値を読み込みます。この操作には <F9> キーをショート
カットとして使用できます。
Launch EFI Shell from lesystem device ( ファイルシステム デバイス
から EFI シェルを起動 )
ルート ディレクトリへ shellx64.e をコピーして、EFI シェルを起動します。

連絡先情報
ASRock に連絡する必要がある場合、または、ASRock に関する詳細情報をお知り
になりたい場合は、ASRock のウェブサイト http://www.asrock.com をご覧になるか、
または、詳細情報について弊社取扱店までお問い合わせください。技術的なご質
問がある場合は、http://www.asrock.com/support/tsd.asp でサポートリクエスト用紙
を提出してください。
ASRock Incorporation
2F., No.37, Sec.2, Jhongyang S. Rd., Beitou District,
Taipei City 112, Taiwan (R.O.C.)
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6546 AR Nijmegen
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Fax:+1-909-590-1026