Zebra MC70 Mobile Computer VCD7000 Vehicle Cradle Quick Reference Guide Japanese [ja]

VCD7X00-P 車載用クレードル
クイック リファレンス ガイド
2 VCD7X00-P 車載用クレードル
Zebra は、信頼性、機能、またはデザインを向上させる目的で製品に変更を加える ことができるものとします。
Zebra は、本製品の使用、または本文書内に記載されている製品、回路、アプリ ケーションの使用が直接的または間接的な原因として発生する、いかなる製造物 責任も負わないものとします。
明示的、黙示的、禁反言またはその他の特許権上または特許上のいかなる方法に よるかを問わず、Zebra 製品が使用された組み合わせ、システム、機材、マシン、 マテリアル、メソッド、またはプロセスを対象として、もしくはこれらに関連し て、ライセンスが付与されることは一切ないものとします。 Zebra 製品に組み込 まれている機器、回路、およびサブシステムについてのみ、黙示的にライセンス が付与されるものとします。
保証
Zebra のハードウェア製品の保証については、次のサイトにアクセスしてくださ い : http://www.zebra.com/warranty
クイック リファレンス ガイド 3

はじめに

このガイドでは、VCD7X00 車載用クレードルの取り付け方法と、Zebra MC7X エンタープライズ PDA と共に使用する方法について説明します。
VCD7X00-P は乗用車などに取り付けます。取り付け後は、クレードルを以下の 用途で使用することができます。
•MC7X の固定
•MC7X の動作に必要な電力の供給
シリアル ポートを経由した MC7X と外部デバイス(プリンタ等)間でのデータ
通信
•MC7X のバッテリの充電
標準容量または大容量予備バッテリの充電
本製品は、12V または 24V の車載電源により動作します。動作電圧範囲は 9V から 32V で、最大 4A の電流が必要です。

このガイドについて

このガイドは、次のトピックで構成されています。
4 ページの「取り付けおよび使用に必要なもの」
5 ページの「各部の名称」
7 ページの「クレードルの取り付け」
8 ページの「電源の接続」
10 ページの「シリアル デバイス接続」
11 ページの「MC7X の挿入と取り外し」
12 ページの「MC7X バッテリの充電」
12 ページの「予備バッテリの挿入および取り外し」
14 ページの「予備バッテリの充電」
14 ページの「LED インジケータ」
15 ページの「お手入れおよびクリーニング」
15 ページの「トラブルシューティング」
16 ページの「規制に関する情報」
裏表紙に掲載されているサービスに関する情報
4 VCD7X00-P 車載用クレードル
MC70 エンタープライズ PDA シリーズの詳細については、『MC70 クイック ス タート ガイド』(部品番号 72-71770-xx)、『MC70 User Guide』(部品番号 72E-71769-xx)、および『MC70 Integrator Guide』(部品番号 72E-71768-xx)、 または『MC75 クイック スタート ガイド』(部品番号 72-103079-xx)、『MC75 User Guide』(部品番号 72E-103077-xx)、および『MC75 Integrator Guide』(部 品番号 72E-103078-xx)を参照してください。

取り付けおよび使用に必要なもの

取り付け :
• #8-32 セルフロック式ナット × 4(付属品)
• #8 ワッシャー × 4(付属品)
ドリルおよび #6 ドリルビット (.204”)
電源接続 :
電源入力ケーブル(付属品)、部品番号 25-61987-01R
• 250V5A UL 規格のインライン ヒューズ(付属品、車のヒューズ ボックス
に接続しない場合に使用)
• インライン ヒューズ ホルダー(付属品、車のヒューズ ボックスに接続しない
場合に使用)
シリアル接続 :
•DB9 シリアル ケーブル(メス)(デバイスによっては、ヌル モデムが必要な
場合があります)
通信 :
•MC7X
ホスト コンピュータおよび MC7X のセットアップ(ご使用のアプリケーション
により異なります)
クイック リファレンス ガイド 5
正面図
シリアル ポート
リリース レバー
MC7X スロット
電源ポート
予備バッテリ
充電 LED
予備バッテリ
バッテリ リリース レバー
底面図
背面図
取り付けネジ

各部の名称

6 VCD7X00-P 車載用クレードル
1
電源ケーブルのコネクタ
シリアル ケーブルのコネクタ
クレードルの底部には、2 つの接続ポートが用意されています。
ポート 機能
シリアル シリアル ケーブルを使用してシリアル デバイスに直接接続する
電源 電源入力ケーブルを使用して、車載電源に接続する場合に使用し
場合に使用します(標準 RS 232 ポート)。
ます。

コネクタのピン配列

電源入力ケーブル

ピン 信号
1
2
3
4

シリアル ケーブル

シャーシ グラウンド
(剥き線)
シャーシ グラウンド
(剥き線)
V+(赤)
V+(赤)
ピン 信号 ピン 信号
1 DCD 5 GND
2RxD6DSR
3TxD7RTS
4 DTR 8 CTS
5GND9*
* PDA でシリアル通信がオンの場合のみ
有効
+5V 出力
(最大 200 mA
クイック リファレンス ガイド 7
1.5”
1.2”
注意 運転時の安全確保 両を駐車してからご使用願います。
-
運転中の
MC7X
の使用はお控えください。車
MC7X
がクレードルに正しく固定さ
れていることを、必ず確認してください。座席の上、または衝突や急停 車の際に外れる可能性がある場所には置かないようにしてください。適 切に固定されていない場合、物的損傷または身体的損傷の原因となる可 能性があります。
Zebra
は、運転中に製品を使用したことが原因で発生
したいかなる損害に対しても、その責任を負わないものとします。常に 安全第一を心がけていただくようお願いいたします。

クレードルの取り付け

注意 車載用クレードルは、PDA の上部(リリース レバー)が上向きの
状態で垂直になるように、または PDA のディスプレイが上向きの 状態で水平になるように取り付けてください。PDA が横向き、 または裏返しになる位置には取り付けないでください。また、壁面
に取り付ける場合は、SAE J1455 4.10.3.5 項に従い、40G 以上 の衝撃が加わるおそれのある場所には取り付けないでください。
1. クレードルを取り付ける場所を決めます。平らで、クレードルをしっかりと支
えられる場所を選んでください。
2. 設置面に 4 本の #8-32 ボルトを取り付けられるように準備をします。以下の
図のコピーなどを設置面にあてて、 #6 ドリル ビットで 4 つの穴を開けます。
8 VCD7X00-P 車載用クレードル
3. 設置面にクレードルを配置します。
4. 4 枚の #8 ワッシャーと 4 本の #8-32 セルフロック式ナットを使用して、クレー
ドルを固定します。
注意 VCD7X00-P 車載用クレードルは、エアバッグ カバー プレートの
上や近く、または身体が触れる場所に取り付けないでください。 また、車の安全性や運転に支障のある場所に取り付けないでく ださい。

電源の接続

作業を開始する前に、必ず以下の説明をお読みください。
警告 電源の接続は、適切な技術を持つ整備士に依頼してください。
接続が適切でない場合、車、クレードル、またはモバイル コン ピュータの故障の原因になります。電源の取り扱いについては、 ご使用の車のマニュアルを参照してください。
クレードルを電源に接続するには
注意 電源への接続には、クレードルに付属の電源入力ケーブル以外
は使用しないでください。
1. 車載電源の位置を確認します。
車載用クレードルの電源入力ケーブルの接続には、ヒューズ ボッ
クスのアクセサリ電源が最も適しています。また、元の回路とク レードルの合計負荷電流に対応できることを必ず確認してくだ さい。回路の仕様については、ご使用の車のマニュアルを参照し てください。 ヒューズ付きの電源出力に接続できない場合は、付属のインラ イン ヒューズ ホルダおよび UL 規格の 5A ヒューズを使用して
取り付けてください。ヒューズを取り付けることで、クレード ルへの電源経路で発生する電気ショートから車を守ることがで きます。 車のキーをオフにした状態で、クレードルから MC7X または予
備バッテリを充電する場合は、キーをオフにしても通電してい る電源にクレードルを接続してください。
2. クレードルの電源ポートから車載電源まで、電源入力ケーブルを配線します。
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