DS6878
プロダクト リファレンス
ガイド
DS6878
プロダクト リファレンス ガイド
72E-131700-11JA
Revision A
2016 年 9 月
ii DS6878 プロダクト リファレンス ガイド
Zebra の書面による許可なしに、本書の内容をいかなる形式で も、または電気的あるいは機械的な手段に よ
り、複製または使用することを禁じます。これには、コピー、記録、または情報の保存および検索システムな
ど電子的または機械的な手段が含まれます。本書の内容は、予告なしに変更される場合があります。
ソフトウェアは、厳密に「現状のまま」提供されます。ファームウェアを含むすべてのソフトウェアは、ライ
センスに基づいてユーザーに提供されます。本契約 ( ライセンス プログラム) に基づいて提供される各ソフト
ウェアまたはファームウェア プログラムに対して、ユーザーに移譲不可で非排他的なライセンスを付与しま
す。下記の場合を除き、事前に書面による Zebra の同意がなければ、ユーザーがライセンスを譲渡、サブラ
イセンス、または移譲することはできません。著作権法で認められる場合を除き、ライセンス プログラムの
一部または全体をコピーする権限はありません。ユーザーは、ライセンス プログラムを何らかの形式で、ま
たはライセンス プログラムの何らかの部分を変更、結合、または他のプログラムへ組み込むこと、ライセン
ス プログラムからの派生物を作成すること、ライセンス プログラムを Zebra の書面による許可なしにネット
ワークで使用することを禁じられています。ユーザーは、本契約に基づいて提供されるライセンス プログラ
ムについて、Zebra の著作権に関する記載を保持し、承認を受けて作成する全体または一部のコピーにこれを
含めることに同意します。ユーザーは、提供されるライセンス プログラムまたはそのいかなる部分について
も、逆コンパイル、逆アセンブル、デコード、またはリバース エンジニアリングを行わないことに同意します。
Zebra は、信頼性、機能、またはデザインを向上させる目的で製品に変更を加えることができるものとします。
Zebra は、本製品の使用、または本文書内に記載されている製品、回路、アプリケーションの使用が直接的ま
たは間接的な原因として発生する、いかなる製造物責任も負わないものとします。
明示的、黙示的、禁反言、または Zebra Technologies Corporation の知的所有権上のいかなる方法によるかを
問わず、ライセンスが付与されることは一切ないものとします。Zebra 製品に組み込まれている機器、回路、
およびサブシステムについてのみ、黙示的にライセンスが付与されるものとします。
Zebra および Zebra ヘッド グラフィックは、ZIH Corp の登録商標です。Symbol ロゴは、Zebra Technologies
の一部門である Symbol Technologies, Inc. の登録商標です。その他のすべての商標は、該当する各所有者が
権利を有しています。
このメディアあるいは Zebra 製品には、Zebra 製ソフトウェア、サードパーティ製ソフトウェア、フリーのソ
フトウェアが含まれています。
このメディア、または Zebra 製品に含まれる Zebra 製ソフトウェアの著作権 (c) は Zebra Technologies
Corporation にあり、その使用はライセンス、および Zebra 製品の購入者と Zebra Technologies Corporation
の間の使用許諾条件に基づきます。
このメディアに含まれる、または
入者と Zebra, Inc. 間で効力を持つ契約のライセンスおよび 条件 が適 用さ れま す。ただし、個別の 商用 サー ド
パーティ製ソフトウェアのライセンスが含まれる場合はこの限りではなく、商用サードパーティ製ソフトウェ
アの使用には別個のサードパーティのライセンスが適用されます。
このメディア、または Zebra 製品に含まれる「一般に利用可能なソフトウェア」は以下に示されています。記
載された「一般に利用可能なソフトウェア」の使用は、Zebra 製品購入者と Zebra Technologies Corporation
間で効力を持つ契約のライセンスおよび条件が適用されると同時に、それぞれの「一般に利用可能なソフト
ウェア」パッケージのライセンスに定められた使用許諾条件にも基づきます。記載された 「一般に利用可能なソ
フトウェア」のライセンスのコピー、ならびにその帰属先、承認、ソフトウェア情報の詳細は、下記のとおり
です。Zebra は、ソフトウェア ライセンス、承認および著作権表記を、著作者および所有者が提供するとお
りに複製する必要があり、したがって当該のすべての情報は、変更または翻訳されることなく元の言語のまま
提供されます。
Zebra 製品に含まれる商用サードパーティ製ソフトウェアは、Zebra 製品購
以下に示す「一般に利用可能なソフトウェア」は、Zebra が組み込んだ、一般に利用可能なソフトウェアに限
定されます。Zebra 製品に使用されているサードパーティ製ソフトウェアまたは製品に含まれているフリー ソ
フトウェアは、サードパーティ製ライセンス内、またはサードパーティ製の個々のフリー ソフトウェアの法
定通知で公開されます。
iii
一般に利用可能なソフトウェアの一覧:
名前: Regular Expression Evaluator
バージョン: 8.3
説明: 正規表現のコンパイルと実行
ソフトウェアのサイト: http://www.freebsd.org/cgi/cvsweb.cgi/src/lib/libc/regex/
ソース コード: ソース配布の義務なし。販売業者は Regular Expression Evaluator のソース コードの提供も
配布も行いません。
ライセンス: BSD スタイル ライセンス
© 1992 Henry Spencer
© 1992, 1993 The Regents of the University of California.All rights reserved.
このコードは、University of Toronto の Henry Spencer 氏によって Berkeley に配布されたソフトウェアから派
生したものです。変更の有無を問わず、元の形式およびバイナリ形式での再配布と使用は、次の条件の下で許
可されます。
1. ソース コードの再配布にあたっては、上記の著作権表記、この条件の一覧、および次の免責事項を付記す
る必要があります。
2. バイナリ形式での再配布にあたっては、上記の著作権表記、この条件の一覧、および次の免責事項を文書
または同時に提供される資料で付記する必要があります。
保証
3. このソフトウェアの機能 または使用 を記載する すべての広 告資料では、以下の承認を 表示する必 要があり
ます。
This product includes software developed by the University of California, Berkeley and its contributors.
4. 事前に書面によ る許可な く、このソフトウェアから派生 した製品の 支持また は販売促 進に、大学名および
推進者名を使用することはできません。
このソフトウェアは、「現状のまま」の状態で管理委員および推進者から提供され、市場性や特定目的への適
合性の暗黙的保証を含め、その表現や暗黙の保証は免責事項です。いかなる場合も、管理委員または推進者
は、発生した直接的、間接的、偶発的、特別、典型的、または連続的損傷 ( 代替品または代替サービスの調達、
使用、データ、または利益の損失、あるいは業務の中断を含みますが、それを限りとせず) に対して、いかな
る法的根拠や理由が存在しようとも、またそれが契約規定または不法行為 (過失その他を含む) であるなしを
問わず、一切の責任を負いません。
ハードウェア製品の保証については、次のサイトにアクセスしてください。
http://www.zebra.com/warranty
iv DS6878 プロダクト リファレンス ガイド
改訂版履歴
元のマニュアルに対する変更を次に示します。
変更 日付 説明
-01 Rev A
-02 Rev A
-03 Rev A
2010 年 4 月 初期リリース
2011 年 3 月追 加 : CR0078-P クレードル、 FIPS 構成、イメージング設定の章、 ハンズフ
リー スキャンの説明、呼び出しボタン、第 7 章 : SNAPI パラメータ、簡易
COM ポート エミュレーション、クイック キーパッド エミュレーション、ポー
リング間隔、 USB および KBW の章へのベルギー フランス語、 GS1 DataBar
Limited セキュリティ レベル、「カーソ ルを移動」パラメータ、PDF417、
AZTEC、 Micro QR、Micro PDF、Maxicode、 Data Matrix、 USPS 4CB および
UPU FICS Postal、付録 G: 署名読み取り。
修正: 第 5 章の「自動照準から低電力モードへのタイムアウト」の「5 秒」パ
ラメータ、ADF の章の「Alt 2 の送信」および「Alt @ の送信」パラメータの追加。
削除: ボーレート: 600、1200、2400、および 4800、「ストップ ビットの
選択」セクション。
2012 年 1
月追 加: フランス語インターナショナル、読み取り間隔: 異なるバーコード、
レゼンテーション
バーコードを
ト、静的
更新: LED インジケータの意味、バッテリ仕様、ビープ音の音程の説明、「装
着時のビープ音」パラメータ番号、「バッチ モード」パラメータ番号。パラ
メータ「GS1 Databar Limited 」、「Composite A/B 」、「Composite C 」、
「Datamatrix 」、および「読み取り時のビープ音」のデフォルトは、HC 構成で
は「有効」、非 HC 構成では「無効」であることを示す注記を追加。
CDC (USB
モードの読み取り範囲、
Code 39
に変換
専用)。
(USB
Australia Post
専用)、先行ゼロのキーパッドのエミュレー
フォーマット、不明
プ
修正: 「呼び出しボタンを無効にする」バーコード、「PIN コードの設定」
パラメータ。
削除: 「Matrix 2 of 5 リダンダンシー」パラメータ。
変更 日付 説明
v
-04 Rev A
2013 年 12 月 - URL を更新。
- クレードルの壁面取り付けブラケット テンプレートを削除。
- パラメータの SSI 値を属性番号に置き換え。
- Apple iOS HID 機能および Android HID 機能の記述を追加。
- Secure Simple Pairing の IO 機能の記述を追加。
- 「デジタル スキャナを使用した iOS または Android 製品との接続」を
追加。
- 「読み取り時のバイブレータ」および「
追加。
- 「ナイト モード トリガ」および「ナイト モードの切り替え」を追加。
- 「ローパワー モード移行時間」を「ハンドヘルド ロー パワー モード移行
時間」に変更。
- 「同一バーコードの読み取り間隔」の記述を更新。
- ハートビート間隔の項を追加。
- スキャナ パラメータのダンプの項を追加。
- バージョン通知の項を追加。
- USB デバイス タイプについて、
- 「 HID キーボード エミュレーション」を「 USB キーボード (HID)」に
変更。
- 「 USB OPOS ハンドヘルド」を「IBM OPOS ( フル スキャン非対応の
IBM ハンドヘルド USB) に変更し、関連する注記を追加。
- 「 CDC COM ポート エミュレーション」を「USB CDC ホスト」に変更。
- 「 SSI over USB CDC」および関連する注記を追加。
- 「 123Scan2」の章を更新。
-O C R に関する章に「必須かつ非表示」を追加。
-O C R - B のバリエーションとして Travel Document 2 または 3-Line ID
Cards Auto-Detect を追加。
-O C R に関する章に複数のテンプレートを追加。
- 「反転 OCR」パラメータを追加。
- UPC/EAN/JAN サプリメンタルの AIM ID フォーマットに「分離転送」
オプションを追加。
- 「Codabar の大文字または小文字のスタート
送」を追加。
- GS1 DataBar Limited のデフォルトを「有効にする」に変更。
- セキュリティ レベルのデフォルトを 1 に変更。
-A D F に関する章を『Advanced Data Formatting Programmer Guide』を
参照とする記述に置き換え。
- ドライバーズ ライセンス解析の記述を更新 (管轄更新は適用されなく
なった)。
読み取り時のバイブレータ時間
/ ストップ キャラクタの転
」を
-05 Rev A
-06 Rev A
-07 Rev A
-08 Rev A
2014 年 8 月 - 「 Wi-Fi フレンドリー モード」および「 Wi-Fi フレンドリー チャネルの除
外」パラメータを追加。
- 非パラメータ属性に関する付録を追加。
-Q R コードのサンプル バーコードを更新。
2014 年 12 月 Zebra への商標変更。
2015 年 3 月 プロトコルに関する付録を追加。
2015 年 7 月 Zebra ロゴおよび著作権の更新。 TOC リンク問題の修正。 123Scan2 URL の
更新。用語集の削除。
vi DS6878 プロダクト リファレンス ガイド
変更 日付 説明
-09 Rev A
-10 Rev A
-11 Rev A
2015 年 9 月 - SSI over USB CDC デバイス タイプおよび関連注記の削除。
- ビープ指示およびバーコード設定指示パラメータの更新。
-O C R に関する章から複数のテンプレートを削除。
- Code 128、 Code 39、および I 2 of 5 セキュリティ レベルを追加。
-U P C 縮小クワイエット ゾーン、Code 128 縮小クワイエット ゾーン、
Code 39 縮小クワイエット ゾーン、 I 2 of 5 縮小クワイエット ゾーン、
1D クワイエット ゾーン レベルを追加。
- Code 128 <FNC4> の無視を追加。
- ユーザー プログラマブル サプリメンタルのデフォルト追加。
- I 2 of 5 および I 2 of 5 の長さデフォルトを変更。
- GS1 Data Matrix および GS1 QR コード タイプ パラメータを追加。
-H a n X i n パラメータおよびサンプル バー コードを追加。
2016 年 5 月
2016 年 9 月
- 技術仕様表のシンボル体系デコード機能の情報を更新
-P D F 優先パラメータの範囲を更新
- Code 128 セキュリティ レベルのパラメータ オプション 1 と 3 の説明を
更新
- Mailmark パラメータを追加
-Q R 反転パラメータを削除
Add Symbol Code and Aim Code characters: GS1 Data Matrix, GS1-QR,
Han Xin, and Mailmark.
目次
このガイドについて
はじめに.......................................................................................................................................... xvii
構成................................................................................................................................................. xvii
章の説明.......................................................................................................................................... xviii
表記規則.......................................................................................................................................... xix
関連文書.......................................................................................................................................... xx
サービスに関する情報.................................................................................................................... xx
第 1 章 : はじめに
はじめに ......................................................................................................................................... 1-1
インタフェース .............................................................................................................................. 1-2
デジタル スキャナおよびクレードルの開梱 ................................................................................. 1-2
各部の名称 ..................................................................................................................................... 1-3
スキャナ ................................................................................................................................... 1-3
CR0078-S/CR0008-S シリーズ クレードル ............................................................................ 1-4
CR0078-P シリーズ クレードル .................................................................................................... 1-6
デジタル スキャナのクレードル .................................................................................................... 1-7
CR0078-S/CR0008-S シリーズ クレードルの接続 ................................................................. 1-8
CR0078-S/CR0008-S クレードルへの電源供給 ...................................................................... 1-9
CR0078-P シリーズ クレードルの接続 ................................................................................... 1-9
CR0078-P クレードルへの電源供給 ........................................................................................ 1-10
ホストへの接続の切断 ............................................................................................................. 1-10
クレードルの取り付け ............................................................................................................. 1-10
デジタル スキャナ バッテリの交換方法 ........................................................................................ 1-11
クレードルへのデジタル
CR0078-S/CR0008-S クレードルへのデジタル スキャナの装着 ............................................ 1-12
CR0078-P クレードルへのデジタル スキャナの装着 / 取り外し ............................................ 1-13
デジタル スキャナ バッテリの充電 ............................................................................................... 1-15
充電 LED .................................................................................................................................. 1-15
デジタル スキャナ バッテリの電源切断 ........................................................................................ 1-15
デジタル スキャナ バッテリの再調整 ........................................................................................... 1-16
バッテリ再調整時の LED の意味 ............................................................................................. 1-16
無線通信 ......................................................................................................................................... 1-17
スキャナの装着 ..................................................................................... 1-12
vi DS6878 プロダクト リファレンス ガイド
デジタル スキャナの設定 .............................................................................................................. 1-17
アクセサリ ..................................................................................................................................... 1-17
ストラップ ............................................................................................................................... 1-17
第 2 章 : スキャン
はじめに ........................................................................................................................................ 2-1
ビープ音の意味 .............................................................................................................................. 2-1
LED の意味 .................................................................................................................................... 2-3
スキャン ....................................................................................................................................... 2-6
ハンドヘルド スキャン ............................................................................................................ 2-6
ハンズフリー スキャン ............................................................................................................ 2-7
照準 ................................................................................................................................................ 2-7
読み取り範囲 ................................................................................................................................. 2-9
第 3 章 : メンテナンス、トラブルシューティングおよび技術仕様
はじめに ........................................................................................................................................ 3-1
メンテナンス ................................................................................................................................. 3-1
デジタル スキャナ ................................................................................................................... 3-1
デジタル スキャナのクレードル .............................................................................................. 3-2
日々のクリーニングと消毒 ...................................................................................................... 3-2
毎月の " ディープ クリーニング " メンテナンス ..................................................................... 3-3
バッテリに関する情報 ................................................................................................................... 3-4
トラブルシューティング ............................................................................................................... 3-4
技術仕様 ........................................................................................................................................ 3-10
クレードルの信号の意味 ............................................................................................................... 3-13
第 4 章 : 無線通信
はじめに ........................................................................................................................................ 4-1
スキャン シーケンスの例 ........................................................................................................ 4-1
スキャン中のエラー ................................................................................................................. 4-1
無線通信パラメータのデフォルト値 ............................................................................................. 4-2
無線ビープ音の意味 ...................................................................................................................... 4-3
無線通信ホスト タイプ .................................................................................................................. 4-5
Bluetooth Technology Profile Support ........................................................................................... 4-7
マスタ / スレーブのセットアップ ............................................................................................ 4-7
Bluetooth フレンドリー名 ........................................................................................................ 4-8
検出可能モード ........................................................................................................................ 4-8
Wi-Fi フレンドリー モード ............................................................................................................ 4-9
注 ............................................................................................................................................. 4-9
Wi-Fi フレンドリー チャネルの除外 ........................................................................................ 4-9
HID ホスト パラメータ .................................................................................................................. 4-11
Apple iOS HID 機能 ................................................................................................................. 4-11
Android HID 機能 ..................................................................................................................... 4-11
HID カントリー キーボード タイプ ( カントリー コード ) ...................................................... 4-12
HID キーボードのキーストローク ディレイ ............................................................................ 4-14
HID の CAPS Lock オーバーライド ......................................................................................... 4-14
HID の不明な文字の無視 ......................................................................................................... 4-15
キーパッドのエミュレート
...................................................................................................... 4-15
目次 vii
HID キーボードの FN1 置換 .................................................................................................... 4-16
HID ファンクション キーのマッピング ................................................................................... 4-16
Caps Lock のシミュレート ...................................................................................................... 4-17
大文字 / 小文字の変換 .............................................................................................................. 4-17
自動再接続機能 .............................................................................................................................. 4-18
再接続試行のビープ音のフィードバック ................................................................................ 4-19
再接続試行間隔 ........................................................................................................................ 4-20
Bluetooth キーボード エミュレーション (HID スレーブ ) モードでの自動再接続 .................. 4-21
通信エリア外インジケータ ............................................................................................................ 4-21
デジタル スキャナとクレードルのサポート ................................................................................. 4-22
動作モード ............................................................................................................................... 4-22
パラメータ ブロードキャスト ( クレードル ホストのみ ) ....................................................... 4-23
ペアリング ............................................................................................................................... 4-23
ペアリング バーコードのフォーマット ................................................................................... 4-26
コネクション維持時間 ............................................................................................................. 4-27
呼び出しボタン .............................................................................................................................. 4-29
Bluetooth セキュリティ ................................................................................................................. 4-30
認証 .......................................................................................................................................... 4-30
PIN コード ............................................................................................................................... 4-31
暗号化 ...................................................................................................................................... 4-32
Secure Simple Pairing の IO 機能 (SPP サーバーおよび SPP マスタ
デジタル スキャナを使用した iOS または Android 製品との接続 ................................................ 4-34
ホスト モードのみ ) ... 4-33
第 5 章 : ユーザー設定とその他のデジタル スキャナ オプション
はじめに ......................................................................................................................................... 5-1
スキャン シーケンスの例 .............................................................................................................. 5-2
スキャン中のエラー ....................................................................................................................... 5-2
ユーザー設定 / その他のオプション パラメータのデフォルト値 .................................................. 5-2
ユーザー設定 ................................................................................................................................. 5-5
デフォルト パラメータ ............................................................................................................ 5-5
パラメータ バーコードのスキャン .......................................................................................... 5-6
読み取り成功時のビープ音 ...................................................................................................... 5-6
電源投入ビープ音の抑制 ......................................................................................................... 5-7
ビープ音の音程 ........................................................................................................................ 5-8
ビープ音の音量 ........................................................................................................................ 5-9
ビープ音を鳴らす時間 ............................................................................................................. 5-10
装着時のビープ音 .................................................................................................................... 5-10
読み取り時のバイブレータ ...................................................................................................... 5-11
読み取り時のバイブレータ時間 ............................................................................................... 5-11
ナイト モード .......................................................................................................................... 5-13
バッチ モード .......................................................................................................................... 5-15
ハンドヘルド トリガ モード .................................................................................................... 5-17
ハンズフリー モード ..............................................................
プレゼンテーション パフォーマンス モード ........................................................................... 5-19
ロー パワー モード .................................................................................................................. 5-20
ハンドヘルド ロー パワー モード移行時間 ............................................................................. 5-20
デジタル スキャナ動作モード ................................................................................................. 5-22
プレゼンテーション アイドル モード移行時間 ....................................................................... 5-23
プレゼンテーション スリープ モード移行時間 ....................................................................... 5-25
プレゼンテーション スリープ モード移行時間 ( 続き ) ........................................................... 5-26
.................................................. 5-18
viii DS6878 プロダクト リファレンス ガイド
自動照準からロー パワー モードへのタイムアウト ................................................................ 5-27
ピックリスト モード ................................................................................................................ 5-28
携帯電話 / ディスプレイ モード .............................................................................................. 5-29
FIPS モード ............................................................................................................................. 5-30
PDF 優先 .................................................................................................................................. 5-31
PDF 優先のタイムアウト ........................................................................................................ 5-31
連続バーコード読み取り ......................................................................................................... 5-32
ユニーク バーコード読み取り ................................................................................................. 5-32
読み取りセッション タイムアウト .......................................................................................... 5-33
同一バーコードの読み取り間隔 ............................................................................................... 5-33
異なるバーコードの読み取り間隔 ........................................................................................... 5-33
ファジー 1D 処理 ..................................................................................................................... 5-34
ハンドヘルド読み取り照準パターン ....................................................................................... 5-34
ハンズフリー読み取り照準パターン ....................................................................................... 5-35
プレゼンテーション モードの読み取り範囲 ........................................................................... 5-36
読み取り照明 ........................................................................................................................... 5-37
マルチコード モード ................................................................................................................ 5-37
マルチコード式 ........................................................................................................................ 5-38
マルチコード モード連結 ........................................................................................................ 5-43
マルチコード連結コード ......................................................................................................... 5-44
マルチコードのトラブルシューティング ................................................................................ 5-45
その他のスキャナ パラメータ ....................................................................................................... 5-47
コード ID キャラクタの転送 .................................................................................................... 5-47
プリフィックス / サフィックス値 ............................................................................................ 5-48
スキャン データ転送フォーマット .......................................................................................... 5-49
FN1 置換値 .............................................................................................................................. 5-50
「NR ( 読み取りなし )」メッセージの転送 ............................................................................... 5-51
ハートビート間隔 .................................................................................................................... 5-52
スキャナ パラメータのダンプ ................................................................................................. 5-53
バージョン通知 ........................................................................................................................ 5-53
第 6 章 : イメージング設定
はじめに ........................................................................................................................................ 6-1
スキャン シーケンスの例 .............................................................................................................. 6-2
スキャン中のエラー ...................................................................................................................... 6-2
イメージング設定パラメータのデフォルト値 ............................................................................... 6-2
イメージング設定 .......................................................................................................................... 6-4
動作モード ............................................................................................................................... 6-4
画像読み取り照明 .................................................................................................................... 6-5
スナップショット モードのゲイン / 露出優先度 ..................................................................... 6-6
スナップショット モードのタイムアウト ............................................................................... 6-7
スナップショット照準パターン ............................................................................................... 6-7
画像トリミング ........................................................................................................................ 6-7
ピクセル アドレスにトリミング .............................................................................................. 6-8
画像サイズ ( ピクセル数 ) ........................................................................................................ 6-9
画像の明るさ ( ターゲット ホワイト ) ..................................................................................... 6-10
JPEG 画像オプション
JPEG ターゲット ファイル サイズ ......................................................................................... 6-11
JPEG 画質およびサイズ値 ...................................................................................................... 6-11
イメージ強化 ........................................................................................................................... 6-12
............................................................................................................. 6-10
画像ファイル形式セレクタ ...................................................................................................... 6-13
画像の回転 ............................................................................................................................... 6-14
ピクセルあたりのビット数 ...................................................................................................... 6-15
署名読み取り ........................................................................................................................... 6-16
署名読み取りファイル形式セレクタ ....................................................................................... 6-17
署名読み取りのピクセルあたりのビット数 ............................................................................. 6-18
署名読み取りの幅 .................................................................................................................... 6-19
署名読み取りの高さ ................................................................................................................. 6-19
署名読み取りの JPEG 画質 ..................................................................................................... 6-19
第 7 章 : USB インタフェース
はじめに ......................................................................................................................................... 7-1
USB インタフェースの接続 ........................................................................................................... 7-2
USB パラメータのデフォルト値 ................................................................................................... 7-4
USB ホスト パラメータ ................................................................................................................. 7-5
USB デバイス タイプ .............................................................................................................. 7-5
Symbol Native API (SNAPI) ステータス ハンドシェイク ........................................................ 7-7
USB キーボード タイプ ( カントリー コード ) ........................................................................ 7-8
キーストローク ディレイ (USB 専用 ) ..................................................................................... 7-10
Caps Lock オーバーライド (USB 専用 ) .................................................................................. 7-10
不明な文字の無視 (USB 専用 ) ................................................................................................ 7-11
不明バーコードを Code 39 に変換 (USB 専用 ) ...................................................................... 7-11
キーパッドのエミュレート
先行ゼロのキーパッドのエミュレート .................................................................................... 7-12
クイック キーパッド エミュレーション .................................................................................. 7-13
USB キーボードの FN1 置換 ................................................................................................... 7-13
静的 CDC (USB 専用 ) ............................................................................................................. 7-14
ファンクション キーのマッピング .......................................................................................... 7-14
Caps Lock のシミュレート ...................................................................................................... 7-15
大文字 / 小文字の変換 .............................................................................................................. 7-15
ビープ指示 ............................................................................................................................... 7-16
バーコード設定指示 ................................................................................................................. 7-16
USB のポーリング間隔 ............................................................................................................ 7-17
USB の ASCII キャラクタ セット .................................................................................................. 7-19
...................................................................................................... 7-12
目次 ix
第 8 章 : RS-232 インタフェース
はじめに ......................................................................................................................................... 8-1
RS-232 インタフェースの接続 ...................................................................................................... 8-2
RS-232 パラメータのデフォルト値 ............................................................................................... 8-3
RS-232 ホスト パラメータ ............................................................................................................ 8-4
RS-232 ホスト タイプ ............................................................................................................. 8-6
ボーレート ............................................................................................................................... 8-8
パリティ ................................................................................................................................... 8-9
データ長 (ASCII フォーマット ) .............................................................................................. 8-9
受信エラーのチェック ............................................................................................................. 8-10
ハードウェア ハンドシェイク ................................................................................................. 8-10
ソフトウェア ハンドシェイク ................................................................................................. 8-12
ホスト シリアル レスポンス タイムアウト ............................................................................. 8-14
x DS6878 プロダクト リファレンス ガイド
RTS 制御線の状態 ................................................................................................................... 8-15
<BEL> キャラクタによるビープ音 .......................................................................................... 8-15
キャラクタ間ディレイ ............................................................................................................. 8-16
Nixdorf のビープ音 /LED オプション ....................................................................................... 8-17
不明な文字の無視 .................................................................................................................... 8-17
RS-232 の ASCII キャラクタ セット ............................................................................................. 8-18
第 9 章 : キーボード インタフェース
はじめに ........................................................................................................................................ 9-1
キーボード インタフェースの接続 ................................................................................................ 9-2
キーボード インタフェース パラメータのデフォルト値 .............................................................. 9-3
キーボード インタフェース ホスト パラメータ ............................................................................ 9-4
キーボード インタフェース ホスト タイプ ............................................................................. 9-4
キーボード インタフェースのタイプ ( カントリー コード ) ................................................... 9-5
不明な文字の無視 .................................................................................................................... 9-7
キーストローク ディレイ ........................................................................................................ 9-7
キーストローク内ディレイ ...................................................................................................... 9-8
代替用数字キーパッド エミュレーション ............................................................................... 9-8
Caps Lock オン ........................................................................................................................ 9-9
Caps Lock オーバーライド ...................................................................................................... 9-9
キーボード データの変換 ........................................................................................................ 9-10
ファンクション キーのマッピング .......................................................................................... 9-10
FN1 置換 .................................................................................................................................. 9-11
メーク / ブレークを送信する ................................................................................................... 9-11
キーボード マップ ......................................................................................................................... 9-12
キーボード インタフェースの ASCII キャラクタ セット .............................................................. 9-13
第 10 章 : IBM インタフェース
はじめに ........................................................................................................................................ 10-1
IBM 468X/469X ホストへの接続 ................................................................................................... 10-2
IBM 468X/469X パラメータのデフォルト値 ................................................................................. 10-3
IBM 468X/469X ホスト パラメータ ............................................................................................... 10-4
ポート アドレス ....................................................................................................................... 10-4
不明バーコードを Code 39 に変換 .......................................................................................... 10-5
ビープ指示 ............................................................................................................................... 10-6
バーコード設定指示 ................................................................................................................. 10-6
第 11 章 : ワンド エミュレーション インタフェース
はじめに ........................................................................................................................................ 11-1
ワンド エミュレーションを使用した接続 ..................................................................................... 11-2
ワンド エミュレーション パラメータのデフォルト値 .................................................................. 11-3
ワンド
エミュレーションのホスト パラメータ ............................................................................. 11-4
ワンド エミュレーションのホスト タイプ .............................................................................. 11-4
先頭マージン ( クワイエット ゾーン ) ..................................................................................... 11-4
極性 .......................................................................................................................................... 11-5
不明な文字の無視 .................................................................................................................... 11-5
すべてのバーコードを Code 39 に変換 ................................................................................... 11-6
Code 39 を Full ASCII に変換 ................................................................................................. 11-6
第 12 章 : スキャナ エミュレーション インタフェース
スキャナ エミュレーションを使用した接続 ................................................................................. 12-2
スキャナ エミュレーション パラメータのデフォルト値 .............................................................. 12-3
スキャナ エミュレーション ホスト ............................................................................................... 12-3
スキャナ エミュレーション ホスト パラメータ ............................................................................ 12-4
ビープ音スタイル .................................................................................................................... 12-4
パラメータ パススルー ............................................................................................................ 12-5
新しいコード タイプの変換 ..................................................................................................... 12-6
モジュール幅 ........................................................................................................................... 12-6
すべてのバーコードを Code 39 に変換 ................................................................................... 12-7
Code 39 Full ASCII 変換 .......................................................................................................... 12-7
転送タイムアウト .................................................................................................................... 12-8
不明な文字の無視 .................................................................................................................... 12-9
先頭マージン ........................................................................................................................... 12-9
読み取り LED のチェック ........................................................................................................ 12-10
第 13 章 : 123Scan2
はじめに ......................................................................................................................................... 13-1
123Scan2 との通信 ....................................................................................................................... 13-1
123Scan2 の要件 ........................................................................................................................... 13-2
スキャナ SDK 、他のソフトウェア ツール、およびビデオ ........................................................... 13
目次 xi
-2
第 14 章 : OCR プログラミング
はじめに ......................................................................................................................................... 14-1
OCR パラメータのデフォルト ...................................................................................................... 14-2
OCR プログラミング パラメータ .................................................................................................. 14-3
OCR-A を有効 / 無効にする ..................................................................................................... 14-3
OCR-A のバリエーション ........................................................................................................ 14-3
OCR-B を有効 / 無効にする ..................................................................................................... 14-5
OCR-B のバリエーション ........................................................................................................ 14-6
MICR E13B を有効 / 無効にする ............................................................................................. 14-9
US Currency Serial Number を有効 / 無効にする .................................................................... 14-10
OCR の方向 ............................................................................................................................. 14-10
OCR の行 ................................................................................................................................. 14-12
OCR 最小文字数 ...................................................................................................................... 14-12
OCR 最大文字数 ...................................................................................................................... 14-13
OCR セキュリティ レベル ....................................................................................................... 14-13
OCR サブセット ...................................................................................................................... 14-14
OCR クワイエット ゾーン ....................................................................................................... 14-14
OCR の明るい照明 .................................................................................................................. 14-15
OCR テンプレート .................................................................................................................. 14-16
OCR チェック ディジット係数 ............................................................................................... 14-25
OCR
チェック ディジット乗数 ............................................................................................... 14-26
OCR チェック ディジット検証 ............................................................................................... 14-27
反転 OCR ................................................................................................................................. 14-32
xii DS6878 プロダクト リファレンス ガイド
第 15 章 : シンボル体系
はじめに ........................................................................................................................................ 15-1
スキャン シーケンスの例 .............................................................................................................. 15-1
スキャン中のエラー ...................................................................................................................... 15-2
シンボル体系パラメータのデフォルト一覧 .................................................................................. 15-2
UPC/EAN ....................................................................................................................................... 15-8
UPC-A の有効化 / 無効化 ......................................................................................................... 15-8
UPC-E の有効化 / 無効化 ......................................................................................................... 15-8
UPC-E1 の有効化 / 無効化 ....................................................................................................... 15-9
EAN-8/JAN-8 の有効化 / 無効化 .............................................................................................. 15-9
EAN-13/JAN-13 の有効化 / 無効化 .......................................................................................... 15-10
Bookland EAN の有効化 / 無効化 ............................................................................................. 15-10
Bookland ISBN フォーマット .................................................................................................. 15-11
UPC/EAN/JAN サプリメンタルの読み取り ............................................................................. 15-12
ユーザー プログラマブル サプリメンタル .............................................................................. 15-15
UPC/EAN/JAN サプリメンタルの読み取り繰返回数 ............................................................... 15-15
UPC/EAN/JAN サプリメンタルの AIM ID フォーマット ......................................................... 15-16
UPC 縮小クワイエット ゾーン ................................................................................................ 15-17
UPC-A チェック ディジットを転送 ......................................................................................... 15-17
UPC-E チェック ディジットを転送 ..............................................................
UPC-E1 チェック ディジットを転送 ....................................................................................... 15-18
UPC-A プリアンブル ............................................................................................................... 15-19
UPC-E プリアンブル ............................................................................................................... 15-20
UPC-E1 プリアンブル ............................................................................................................. 15-21
UPC-E を UPC-A に変換する .................................................................................................. 15-22
UPC-E1 を UPC-A に変換する ................................................................................................ 15-22
EAN-8/JAN-8 拡張 ................................................................................................................... 15-23
UCC クーポン拡張コード ........................................................................................................ 15-23
クーポン レポート ................................................................................................................... 15-24
ISSN EAN ................................................................................................................................ 15-24
Code 128 ....................................................................................................................................... 15-25
Code 128 を有効 / 無効にする ................................................................................................. 15-25
Code 128 の読み取り桁数を設定する ..................................................................................... 15-25
GS1-128 ( 以前の UCC/EAN-128) を有効/ 無効にする .......................................................... 15-27
ISBT 128 を有効 / 無効にする ................................................................................................. 15-27
ISBT 連結 ................................................................................................................................. 15-28
ISBT テーブルのチェック ........................................................................................................ 15-29
ISBT 連結の読み取り繰返回数 ................................................................................................ 15-29
Code 128 セキュリティ レベル ............................................................................................... 15-30
Code 128 縮小クワイエット ゾーン ........................................................................................ 15-31
Code 128 <FNC4> の無視
Code 39 ......................................................................................................................................... 15-32
Code 39 を有効 / 無効にする ................................................................................................... 15-32
Trioptic Code 39 を有効 / 無効にする ...................................................................................... 15-32
Code 39 から Code 32 への変換 ............................................................................................. 15-33
Code 32 プリフィックス ......................................................................................................... 15-33
Code 39 の読み取り桁数を設定する ....................................................................................... 15-34
Code 39 チェック ディジットの確認 ...................................................................................... 15-35
Code 39 チェック ディジットの転送 ...................................................................................... 15-35
Code 39 Full ASCII 変換 .......................................................................................................... 15-36
Code 39 セキュリティ レベル ................................................................................................. 15-37
....................................................................................................... 15-31
........................... 15-18
目次 xiii
Code 39 縮小クワイエット ゾーン .......................................................................................... 15-38
Code 39 バッファリング - スキャンおよび保存 ...................................................................... 15-39
Code 93 ......................................................................................................................................... 15-41
Code 93 を有効 / 無効にする ................................................................................................... 15-41
Code 93 の読み取り桁数を設定する ....................................................................................... 15-42
Code 11 ......................................................................................................................................... 15-43
Code 11 ................................................................................................................................... 15-43
Code 11 の読み取り桁数を設定する ....................................................................................... 15-44
Code 11 チェック ディジットの確認 ...................................................................................... 15-45
Code 11 チェック ディジットを転送 ...................................................................................... 15-46
Interleaved 2 of 5 (ITF) .................................................................................................................. 15-47
Interleaved 2 of 5 を有効 / 無効にする ..................................................................................... 15-47
Interleaved 2 of 5 の読み取り桁数設定 .................................................................................... 15-47
Interleaved 2 of 5 チェック ディジットの確認 ........................................................................ 15-49
Interleaved 2 of 5 チェック ディジットを転送する ................................................................. 15-49
Interleaved 2 of 5 を EAN-13 に変換する ................................................................................ 15-50
I 2 of 5 のセキュリティ レベル ................................................................................................ 15-51
I 2 of 5 縮小クワイエット ゾーン ............................................................................................ 15-52
Discrete 2 of 5 (DTF) ..................................................................................................................... 15-53
Discrete 2 of 5 を有効 / 無効にする ......................................................................................... 15-53
Discrete 2 of 5 の読み取り桁数設定
Codabar (NW - 7) ........................................................................................................................... 15-55
Codabar を有効 / 無効にする ................................................................................................... 15-55
Codabar の読み取り桁数設定 .................................................................................................. 15-56
CLSI 編集 ................................................................................................................................. 15-57
NOTIS 編集 .............................................................................................................................. 15-57
Codabar の大文字または小文字のスタート / ストップ キャラクタの転送 ............................. 15-58
MSI ................................................................................................................................................. 15-59
MSI を有効 / 無効にする .......................................................................................................... 15-59
MSI の読み取り桁数設定 ......................................................................................................... 15-59
MSI の読み取り桁数設定 ( 続き ) ............................................................................................. 15-60
MSI チェック ディジット ........................................................................................................ 15-61
MSI チェック ディジットの転送 ............................................................................................. 15-61
MSI チェック ディジットのアルゴリズム ............................................................................... 15-62
Chinese 2 of 5 ................................................................................................................................ 15-62
Chinese 2 of 5 を有効 / 無効にする ......................................................................................... 15-62
Matrix 2 of 5 ................................................................................................................................... 15-63
Matrix 2 of 5 を有効 / 無効にする ............................................................................................. 15-63
Matrix 2 of 5 の読み取り桁数設定 ............................................................................................ 15-64
Matrix 2 of 5 チェック ディジット ........................................................................................... 15-65
Matrix 2 of 5 チェック ディジットを転送
Korean 3 of 5 ................................................................................................................................. 15-66
Korean 3 of 5 を有効 / 無効にする ........................................................................................... 15-66
反転 1D .......................................................................................................................................... 15-67
郵便コード ..................................................................................................................................... 15-68
US Postnet ............................................................................................................................... 15-68
US Planet ................................................................................................................................. 15-68
US Postal チェック ディジットを転送 .................................................................................... 15-69
UK Postal ................................................................................................................................. 15-69
UK Postal チェック ディジットを転送 .................................................................................... 15-70
Japan Postal ............................................................................................................................ 15-70
........................................................................................ 15-53
................................................................................ 15-65
xiv DS6878 プロダクト リファレンス ガイド
Australia Post ........................................................................................................................... 15-71
Australia Post フォーマット .................................................................................................... 15-72
Netherlands KIX Code ............................................................................................................ 15-73
USPS 4CB/One Code/Intelligent Mail ...................................................................................... 15-73
UPU FICS Postal ..................................................................................................................... 15-74
Mailmark .................................................................................................................................. 15-74
GS1 DataBar ................................................................................................................................. 15-75
GS1 DataBar-14 ...................................................................................................................... 15-75
GS1 DataBar Limited ............................................................................................................... 15-75
GS1 DataBar Expanded .......................................................................................................... 15-76
GS1 DataBar Limited のセキュリティ レベル ......................................................................... 15-77
GS1 DataBar を UPC/EAN に変換 .......................................................................................... 15-78
Composite ...................................................................................................................................... 15-79
Composite CC-C ...................................................................................................................... 15-79
Composite CC-A/B ................................................................................................................... 15-79
Composite TLC-39 ................................................................................................................... 15-80
UPC Composite モード ........................................................................................................... 15-80
Composite ビープ モード ........................................................................................................ 15-81
UCC/EAN Composite コードの GS1-128 エミュレーション モード ...................................... 15-81
2D バーコード ............................................................................................................................... 15-82
PDF417 を有効 / 無効にする ................................................................................................... 15-82
MicroPDF417 を有効 / 無効にする .......................................................................................... 15-82
Code 128 エミュレーション .................................................................................................... 15-83
Data Matrix ............................................................................................................................... 15-84
Data Matrix 反転 ...................................................................................................................... 15-84
GS1 Data Matrix ...............................................
Maxicode .................................................................................................................................. 15-85
QR Code .................................................................................................................................. 15-86
GS1 QR ................................................................................................................................... 15-86
MicroQR ................................................................................................................................... 15-87
Aztec ........................................................................................................................................ 15-88
Aztec 反転 ................................................................................................................................ 15-88
Han Xin .................................................................................................................................... 15-89
Han Xin 反転 ............................................................................................................................ 15-89
シンボル体系特有のセキュリティ機能 .......................................................................................... 15-90
リダンダンシー レベル ............................................................................................................ 15-90
リダンダンシー レベル ( 続き ) ................................................................................................ 15-91
セキュリティ レベル ..................................................................................................................... 15-92
1D クワイエット ゾーン レベル .............................................................................................. 15-93
キャラクタ間ギャップ サイズ ................................................................................................. 15-94
バージョン通知 .............................................................................................................................. 15-94
Macro PDF 機能 ............................................................................................................................ 15-95
Macro バッファのフラッシュ .................................................................................................. 15-95
Macro PDF エントリの中止 ..................................................................................................... 15-95
....................................................................... 15-85
目次 xv
第 16 章 : アドバンスド データ フォーマッティング
はじめに ......................................................................................................................................... 16-1
第 17 章 : ドライバーズ ライセンスのセットアップ (DS6878-DL)
はじめに ......................................................................................................................................... 17-1
DL 解析パラメータのデフォルト ................................................................................................... 17-2
ドライバーズ ライセンス解析 ....................................................................................................... 17-3
ドライバーズ ライセンス データ フィールドの解析 ( エンベデッド ドライバーズ ライセンス
解析 ) ............................................................................................................................................. 17-3
エンベデッド ドライバーズ ライセンス解析の条件 - コード タイプ ...................................... 17-4
ドライバーズ ライセンス解析フィールド バーコード ............................................................ 17-4
AAMVA 解析フィールド バーコード ....................................................................................... 17-7
ユーザー設定 ................................................................................................................................. 17-17
デフォルト設定パラメータ ...................................................................................................... 17-17
性別を M または F として出力 ................................................................................................ 17-17
日付フォーマット .................................................................................................................... 17-18
キーストロークの送信 ( 制御文字およびキーボード文字 ) ..................................................... 17-20
解析規則の例 ................................................................................................................................. 17-39
エンベデッド
ドライバーズ ライセンス解析の ADF 例 .......................................................... 17-43
付録A: 標準のデフォルト パラメータ
付録B: プログラミング リファレンス
シンボル コード ID ........................................................................................................................ B-1
AIM コード ID ................................................................................................................................ B-3
付録C: サンプル バーコード
Code 39 ......................................................................................................................................... C-1
UPC/EAN ....................................................................................................................................... C-1
UPC-A、 100% ......................................................................................................................... C-1
EAN-13、 100% ........................................................................................................................ C-2
Code 128 ....................................................................................................................................... C-2
Interleaved 2 of 5 ........................................................................................................................... C-2
GS1 DataBar .................................................................................................................................. C-3
GS1 DataBar-14 ...................................................................................................................... C-4
PDF417 .......................................................................................................................................... C-4
Data Matrix ..................................................................................................................................... C-4
Maxicode ........................................................................................................................................ C-5
QR Code ........................................................................................................................................ C-5
Han Xin .......................................................................................................................................... C-5
US Postnet ..................................................................................................................................... C-6
UK Postal ....................................................................................................................................... C-6
付録D: 数値バーコード
数値バーコード .............................................................................................................................. D-1
キャンセル ..................................................................................................................................... D-3
xvi DS6878 プロダクト リファレンス ガイド
付録E: 英数字バーコード
英数字キーボード .......................................................................................................................... E-1
付録F: ASCII キャラクタ セット
付録G: 通信プロトコルの機能
通信 ( ケーブル ) インタフェースでサポートされる機能 .............................................................. G-1
CR0078-S ( 標準クレードル ) 使用時の DS6878 .................................................................... G-1
CR0078-P ( プレゼンテーション クレードル ) 使用時の DS6878 .......................................... G-3
付録H: 署名読み取りコード
はじめに ........................................................................................................................................ H-1
コードの構造 ................................................................................................................................. H-1
署名読み取り領域 .................................................................................................................... H-1
CapCode パターンの構造 ........................................................................................................ H-2
開始 / 停止パターン ....................................................................................................................... H-2
寸法 ................................................................................................................................................ H-3
データ フォーマット ..................................................................................................................... H-3
その他の機能 ................................................................................................................................. H-4
署名ボックス ................................................................................................................................. H-4
付録I: 非パラメータ属性
はじめに ........................................................................................................................................ I-1
属性 ................................................................................................................................................ I-1
モデル番号 ............................................................................................................................... I-1
シリアル番号 ........................................................................................................................... I-1
製造日付 ................................................................................................................................... I-2
最初にプログラミングした日 .................................................................................................. I-2
構成ファイル名 ........................................................................................................................ I-2
ナイトモード ........................................................................................................................... I-2
スキャナでのバイブレータ ...................................................................................................... I-3
ビープ音 /LED .......................................................................................................................... I-3
パラメータのデフォルト ......................................................................................................... I-4
次回起動時のビープ音 ............................................................................................................. I-4
再起動 ...................................................................................................................................... I-4
ホスト トリガ セッション ....................................................................................................... I-4
ファームウェア バージョン ..................................................................................................... I-5
Scankit のバージョン ............................................................................................................... I-5
Imagekit のバージョン ............................................................................................................. I-5
クレードル内の検出 ................................................................................................................. I-5
動作 モード .............................................................................................................................. I-6
索引
このガイドについて
はじめに
『DS6878 プロダクト リファレンス ガイド』は、DS6878 デジタル スキャナおよびクレードルの設定、操作、
メンテナンス、およびトラブルシューティングの一般的な方法について説明します。
構成
このガイドは、以下の構成を対象としています。
•
DS6878-SR20001WR - DS6878 デジタル スキャナ、標準レンジ、キャッシュ レジスタ ホワイト
•
DS6878-SR20007WR - DS6878 デジタル スキャナ、標準レンジ、トワイライト ブラック
•
DS6878-SR2F001WR - DS6878 デジタル スキャナ、標準レンジ、FIPS、キャッシュ レジスタ ホワイト
•
DS6878-SR2F007WR - DS6878 デジタル スキャナ、標準レンジ、FIPS、トライライト ブラック
•
DS6878-HC2000BWR - DS6878 デジタル スキャナ、標準レンジ、ヘルスケア ホワイト
•
DS6878-HC2F09BWR - DS6878 デジタル スキャナ、標準レンジ、 FIPS、ヘルスケア ホワイト
•
DS6878-DL20001WR - DS6878 デジタル スキャナ、標準レンジ、DL 解析、キャッシュ レジスタ ホワイト
•
DS6878-DL20007WR - DS6878 デジタル スキャナ、標準レンジ、 DL 解析、トワイライト ブラック
•
DS6878-HD20007WR - DS6878 デジタル スキャナ、高密度、トワイライト ブラック
xviii DS6878 Product Reference Guide
章の説明
このガイドは、次の章で構成されています。
•
第 1 章の「はじめに」 では、製品の概要、開梱、およびケーブルの接続方法について説明します。
•
第 2 章の「スキャン」では、デジタル スキャナの各パーツ、ビープ音と LED の意味、およびデジタル
スキャナの使用方法について説明します。
•
第 3 章の「メンテナンス、トラブルシューティングおよび技術仕様」では、デジタル スキャナとクレー
ドルのお手入れのしかた、トラブルシューティング、および技術的な仕様について説明します。
•
第 4 章の「無線通信」では、無線通信で使用可能な動作モードと機能について説明します。またこの章
では、デジタル スキャナを設定するために必要なプログラミング バーコードについても説明します。
•
第 5 章の「ユーザー設定とその他のデジタル スキャナ オプション」では、デジタル スキャナのユーザー
設定機能を選択するプログラミング バーコードと、データのホスト デバイスへの転送方法をカスタマ
イズするためによく使用されるバーコードについて説明します。
•
第 6 章の「イメージング設定」では、イメージング設定機能とこれらの項目を選択するためのプログラ
ミング バーコードについて説明します。
•
第 7 章の「USB インタフェース」では、デジタル スキャナとクレードルの USB 操作の設定方法につい
て説明します。
•
第 8 章の「RS-232 インタフェース」では、デジタル スキャナとクレードルの RS-232 操作の設定方法
について説明します。
•
第 9 章の「キーボード インタフェース」では、デジタル スキャナとクレードルのキーボード インタ
フェース操作の設定方法について説明します。
•
第 10 章の「IBM インタフェース」では、IBM 468X/469X POS システムでのデジタル スキャナとクレー
ドルの設定方法について説明します。
•
第 11 章の「ワンド エミュレーション インタフェース」では、デジタル スキャナとクレードルのワンド
エミュレーション操作の設定方法について説明します。
•
第 12 章の「スキャナ エミュレーション インタフェース」では、デジタル スキャナとクレードルのス
キャナ エミュレーション操作の設定方法について説明します。
•
第 13 章の「123Scan2 」 (PC ベースのスキャナの設定ツール) では、迅速かつ簡単に Zebra スキャナの
カスタム セットアップを行う方法について説明します。
•
第 14 章の「OCR プログラミング」では、OCR プログラミング向けにデジタル スキャナをセットアッ
プする方法について説明します。
•
第 15 章の「シンボル体系」では、すべてのシンボル体系の機能について説明し、これらの機能を選択
するのに必要なデジタル スキャナのプログラミング バーコードについて説明します。
•
第 16 章の「アドバンスド データ フォーマッティング」 (ADF) では、スキャンされたデータをホストに
送信する前にカスタマイズする方法について説明します。また、アドバンスド データ フォーマッティン
グに使用するバーコードについても説明します。
•
第 17 章の「ドライバーズ ライセンスのセットアップ (DS6878-DL) 」では、DS6878-DL デジタル スキャ
ナを使用して、標準の米国ドライバーズ ライセンスおよび特定の他の米国自動車管理者協会 (AAMVA)
準拠の ID カードから取得した情報を解析する方法について説明します。
•
付録 A「標準のデフォルト パラメータ」には、すべてのホスト デバイスの表とその他のデジタル スキャ
ナの既定値を記載しています。
•
* ボーレート 9600
機能 / オプション
* はデフォルトを示す
•
•
•
•
•
•
•
表記規則
このガイドについて xix
付録 B「プログラミング リファレンス」は、AIM コード ID、ASCII キャラクタ変換、およびキーボード
マップの一覧です。
付録 C 「サンプル バーコード」には、サンプル バーコードを記載しています。
付録 D 「数値バーコード」には、特定の数値の指定が必要なパラメータのスキャン時に使用する、数値
バーコードを記載しています。
付録 E「英数字バーコード」には、ADF 規則を設定する際に使用する英数字キーボードを示すバーコー
ドを記載しています。
付録 F 「ASCII キャラクタ セット」は、ASCII キャラクタの値の一覧です。
付録 G「通信プロトコルの機能」には、通信プロトコルでサポートされるスキャナ機能の一覧を示し
ます。
付録 H 「署名読み取りコード」では、スキャナで署名読み取りができるようにする、文書の署名領域が
含まれた CapCode ( 署名読み取りコード) について説明します。
付録 I 「非パラメータ属性」には、非パラメータ属性の番号と意味を記載しています。
本書では、次の表記規則を使用しています。
•
斜体は、本書および関連文書の章およびセクションの強調に使用します。
•
太字は、パラメータの名前とオプションの強調に使用します。
•
ビュレット (•) は、次を示します。
• 実行する操作
• 代替方法のリスト
• 実行する必要はあるが、順番どおりに実行しなくてもかまわない手順
•
順番どおりに実行する必要のある手順 (順を追った手順) は、番号付きのリストで示されます。
•
プログラミング バーコード メニューでは、デフォルトのパラメータ設定にアスタリスク (*) を付けてい
ます。
注 このシンボルは、特別な関心事や重要事項を示します。この注意事項を読まなくても、スキャナ、
機器、またはデータに物理的な損害が生じるわけではありません。
注意 このシンボルが付いた情報を無視した場合、データまたは器具に損害が生じる場合があります。
警告 このシンボルが付いた情報を無視した場合、身体に深刻な傷害が生じる場合があります。
xx DS6878 Product Reference Guide
関連文書
•
『DS6878 Quick Start Guide 』(p/n 72-131700-xx) では、ユーザーがデジタル スキャナの使用を開始す
るときに役に立つ、一般的な情報を紹介しています。基本的な操作方法およびバーコードの使用開始方
法についても説明します。
•
『CR0078-S/CR0008-S Cradle Quick Reference Guide 』(p/n 72-135874-xx) では、充電専用クレードル
またはホスト インタフェース クレードルのセットアップと使用方法について説明しています。セット
アップや取り付けの手順についても説明しています。
•
『CR0078-P Cradle Quick Reference Guide 』(p/n 72-138860-xx) では、クレードルに関する一般的な
情報を提供しています。セットアップや使用方法についても説明しています。
このガイドおよびすべてのガイドの最新版は、www.zebra.com/support から入手可能です。
サービスに関する情報
本機器の使用中に問題が発生する場合は、お客様の使用環境を管理する技術サポートまたはシステム サポー
トにお問い合わせください。本機器に問題がある場合は、各地域の技術サポートまたはシステム サポートの
担当者が、次のサイトへ問い合わせをします: www.zebra.com/support .
サポートへのお問い合わせの際は、以下の情報をご用意ください。
•
装置のシリアル番号
•
モデル番号または製品名
•
ソフトウェアのタイプとバージョン番号
Zebra では、サービス契約で定められた期間内に電子メール、電話、またはファックスでお問い合わせに対応
いたします。サポートが問題を解決できない場合、修理のため機器をご返送いただくことがあります。その際
に詳しい手順をご案内します。Zebra は、承認済みの梱包箱を使用せずに発生した搬送時の損傷について、そ
の責任を負わないものとします。装置を不適切な形で搬送すると、保証が無効になる場合があります。
ご使用のビジネス製品を Zebra ビジネス パートナーから購入された場合、サポートについては購入先のビジ
ネス パートナーにお問い合わせください。
第 1 章 はじめに
はじめに
DS6878 は、1D および 2D バーコードの高度なオムニ スキャン パフォーマンスを備え、軽量設計のうえ高度
な人間工学に基づいています。このデジタル スキャナは、長期間にわたって快適さと使いやすさを実現します。
図 1-1 DS6878 デジタル スキャナ
1 - 2 DS6878 プロダクト リファレンス ガイド
インタフェース
CR0078-S クレードルは、次のインタフェースをサポートします。CR0078-P クレードルは、ワンド エミュ
レーション、スキャナ エミュレーション、シナプスを除き、以下に挙げるすべてのインタフェースをサポー
トしています。
•
ホストへの USB 接続。クレードルは、USB ホストを自動検出します。デフォルトは、HID キーボード
インタフェース タイプです。他の USB インタフェース タイプを選択する場合は、プログラミング バー
コード メニューをスキャンしてください。このインタフェースは、Windows
イツ語、フランス語、フランス語 ( カナダ )、スペイン語、イタリア語、スウェーデン語、英語 (U.K.)、
ポルトガル語 ( ブラジル)、日本語のキーボードをサポートします。
•
ホストへの標準 RS-232 接続。バーコード メニューをスキャンして、クレードルとホストが適切に通信
できるようにセットアップしてください。
•
ホストへのキーボード インタフェース接続。スキャンされたデータはキー入力として解釈されます。こ
のインタフェースは、Windows
スペイン語、イタリア語、スウェーデン語、英語 (U.K.)、ポルトガル語 ( ブラジル )、日本語のキーボー
ドをサポートします。
•
®
IBM
468X/469X への接続。バーコード メニューをスキャンして、クレードルと IBM 端末が通信できる
ようにセットアップしてください。
®
環境で、英語 (U.S.)、ドイツ語、フランス語、フランス語 ( カナダ )、
®
環境で、英語 (U.S.)、ド
•
ホストへのワンド エミュレーション接続。クレードル (CR0078-S のみ。CR0078-P はワンド エミュレー
ションをサポートしません ) は、データをワンド データとして収集して読み取る簡易入力端末、コント
ローラ、またはホストに接続されています。
•
ホストへのスキャナ エミュレーション接続。クレードル (CR0078-S のみ。CR0078-P はスキャナ エ
ミュレーションをサポートしません ) はデータを収集してホスト用に解釈する簡易入力端末またはコン
トローラに接続されています。
•
シナプスおよびシナプス アダプタ ケーブル (CR0078-S のみ。CR0078-P はシナプスをサポートしま
せん ) を使用して広範なホスト システムに接続できるシナプス機能。クレードルはホストを自動検出
します。
•
123Scan
2
を使用した設定。
注 Symbol Native API (SNAPI) インタフェースのみ画像読み取りをサポートします。このホストを有効にす
るには、7-5 ページの「USB デバイス タイプ」 を参照してください。
注 通信プロトコルでサポートされるスキャナ機能については、付録 G「通信プロトコルの機能」を参照して
ください。
デジタル スキャナおよびクレードルの開梱
箱からデジタル スキャナとクレードルを取り出し、損傷していないかどうかを確認します。配送中にデジタ
ル スキャナまたはクレードルが損傷していた場合は、弊社販売代理店までご連絡ください。連絡先について
は、xx ページ を参照してください。また、箱は、保管しておいてください。これは承認された梱包材です。
修理のために機器を返送するときには必ずこれを使用してください。
各部の名称
ビーパー
LED
トリガ
スキャン
ウィンドウ
バッテリ カバー
ラッチ
金属製充電端子
スキャナ
はじめに 1 - 3
図 1-2 デジタル スキャナ各部の名称
1 - 4 DS6878 プロダクト リファレンス ガイド
ペアリング
バーコード
ラッチ
ラッチ
充電
/
通信端子
充電 LED
マウント フック
( 変更可能 )
CR0078-S/CR0008-S シリーズ クレードル
図 1-3 CR0078-S/CR0008-S シリーズ クレードル正面図
はじめに 1 - 5
ゴム足 ゴム足
取り付け穴
ホスト ケーブル溝
ゴム足
ゴム足
電源ポート
ホスト ポート
電源ケーブル溝
卓上 / 垂直設置
切り替えつまみ
取り付け穴
電源ケーブル
フック
ホスト ケーブル フック
図 1-4 CR0078-S/CR0008-S シリーズ クレードル背面図
1 - 6 DS6878 プロダクト リファレンス ガイド
充電 /
通信端子
ラッチ
LED
呼び出しボタン
ゴム足
ゴム足
ゴム足
電源ポート
ホスト ポート
ホスト ケーブル溝
電源ケーブル溝
ホスト ケーブル溝
ケーブル サポート
フック
ケーブル サポート フック
取り付け穴
電源ケーブル溝
ゴム足
取り付け穴
CR0078-P シリーズ クレードル
図 1-5 CR0078-P クレードル正面図
図 1-6 CR0078-P クレードル背面図
デジタル スキャナのクレードル
デジタル スキャナの CR0078-S と CR0078-P のクレードルは、デジタル スキャナのスタンド、充電器、ホス
ト インタフェースとして機能します。クレードルはデスクトップ上に設置します。CR0078-S クレードルは、
垂直面 ( 壁など ) に取り付けることもできます。取り付けオプションと手順の詳細については、クレードルに
付属のマニュアルを参照してください。
CR0078-S クレードルは、無線機能付き充電クレードルとしても、充電専用クレードルとしても使用できま
す。CR0078-P クレードルは、無線機能付き充電クレードルとしてのみ使用できます。2 つのバージョンの相
違点は次のとおりです。
•
無線機能付き充電クレードル : コードレス デジタル スキャナとクレードルをペアリングした場合、デジ
タル スキャナとホスト コンピュータ間のすべての通信はクレードル経由で行われます。各バーコード
には、プログラミング方法またはバーコード パターン固有のその他 データが含ま れます。デジタル ス
キャナは、クレードルとペアリングされ、Bluetooth Technology Profile Support 経由でバーコード デー
タをクレードルに転送します。その後、情報を解釈するため、クレードルはインタフェース ケーブルを
介してホスト コンピュータへ情報を送信します。
•
充電専用クレードル : このクレードルは、スタンドおよびバッテリ充電器として機能します。無線機能
と通信機能は組み込まれていません。
はじめに 1 - 7
注 デジタル スキャナ、クレードル、およびホスト間の通信の詳細については、第 4 章の「無線通信」 を
参照してください。
表 1-1 では、CR0078-S クレードルと CR0078-P クレードルとの主な違いを示しています。
表 1-1 クレードルの機能
機能
スキャン ハンドヘルド スキャン ハンズフリーまたはハンドヘルド スキャン
Bluetooth
ペアリング クレードルあたり最大
呼び出し 使用不可 置き場所を間違えたスキャナを呼び出す
充電
インタフェース 最も一般的に使用されるインタフェースを
Bluetooth
ペアリング
電源が不要な
医療環境で
合は、フェライトが必要です。
サポート
「技術仕様」
(
CR0078-S CR0078-P
または充電専用
USB
5V
電源と一緒に使用する場
詳細リストは 3-10 ページの
を参照
(CR0008-S)
3
台のスキャナと
経由の充電が可能。
)
Bluetooth
クレードルあたり最大
ペアリング
機能
12V
電源が必要
ワンド エミュレーション、スキャナ エ
ミュレーション、およびシナプスを除く、
一般的に使用されているインタフェースを
サポート
7
台のスキャナと
FIPS
USB
ケーブル 標準ユニバーサル
画像読み取り 使用不可
OCR/MICR
使用不可
使用不可
FIPS140-2
USB
ケーブル シールド モジュラ プラグ付きのユニバー
サル
SNAPI
SNAPI
無線セキュリティ
ケーブルが必要
経由でサポート
経由でサポート
1 - 8 DS6878 プロダクト リファレンス ガイド
電源ポート
ホスト ポート
電源ポート
ホスト ポート
適切なホストに接続
電源
CR0078-S/CR0008-S シリーズ クレードルの接続
デジタル スキャナとクレードルの正しい動作のため、必要に応じて次の手順でインタフェース ケーブルと電源を接続し
てください。
注 CR0078-S クレードルは、外部電源の代わりに USB ポートから給電することができます。CR0078-P は、
外部電源からのみ給電できます。
1. 電源がクレードルに接続されている場合は、取り外します。
2. インタフェース ケーブルを使用する場合は、ケーブルをクレードルのホスト ポートに接続します。図 1-7 を参照し
てください。
3. インタフェース ケーブルに接続されている電源を使用する場合は、この電源をインタフェース ケーブル上の電源コ
ネクタに接続し、もう一端を AC 電源に接続します。
4. インタフェース ケーブルのもう一端をホスト コンピュータ上の適切なポートに接続します ( ホスト接続に関する詳
細については、該当するホストの章を参照してください )。
5. 外部電源を使用する場合は ( インタフェースに必要な場合、またはデジタル スキャナの急速充電を可能にする場合 )、
電源ケーブルをクレードル背面の電源ポートに接続し、外部電源を適切な AC コンセントに接続します。詳細につい
ては、『CR0078-S/CR0008-S Cradle Quick Reference Guide 』を参照してください。
図 1-7 CR0078-S/CR0008-S クレードルへのケーブルの接続
6. インタフェース ケーブルをケーブル用のフックに通し、ホスト ケーブルと電源ケーブルをそれぞれのケーブル溝に
沿って配線します ( 必要な場合)。
7. 必要に応じて、クレードルを設置します ( クレードルの設置の詳細については、クレードルに付属のマニュアルを
参照 )。
注 ホスト ケーブルを交換する前に電源を切断してください。そうしないと、クレードルが新しいホストを
認識できない場合があります。さまざまなホストでさまざまなケーブルが必要になります。各ホストに
記載されているコネクタは、あくまで例です。コネクタはイラストと異なる場合がありますが、クレー
ドルに接続する手順は同じです。
はじめに 1 - 9
CR0078-S/CR0008-S クレードルへの電源供給
CR0078-S/CR0008-S クレードルは、次の 2 つの電源のいずれかから給電されます。
•
外部電源
•
ホストに接続されている場合は、ホスト ケーブルを介して給電される (CR0078-S のみ )
クレードルは、電源を供給しているのがホストなのか、外部電源なのかを検出します。ホストからの電源供給
があっても、利用できる外部電源がある場合は、常にそこから給電されます。
重要 医療環境では、p/n CR0078-SC1009BWR を使用し、クレードルの箱に同梱されたフェライト コ
アを電源に設置します。詳細については、同梱の『Power Supply Ferrite Installation』を参照し
てください。
電源としての USB インタフェースの使用
CR0078-S クレードルが USB インタフェースを介してホストに接続されている場合は、外部電源の代わりに
USB ポートによって電力を供給できます。USB ホストからの給電では充電に制限事項があります。USB ホス
トからの充電は、外部電源から充電する場合より時間がかかります。
注 USB ホストからクレードルに給電している場合、通常、無線リンクは機能しています。
CR0078-P シリーズ クレードルの接続
デジタル スキャナとクレードルの正しい動作のため、必要に応じて次の手順でインタフェース ケーブルと電源を接続し
てください。
1. インタフェース ケーブルをクレードルのホスト ポートに接続します。
2. インタフェース ケーブルのもう一方のコネクタをホストに接続します。
3. 電源をクレードルの電源ポートに接続します。
4. 適切なケーブルを電源および AC 電源に接続します。
5. インタフェース ケーブルをケーブル用のフックに通し ( 1-6 ページの図 1-6 を参照 )、ホスト ケーブルと電源ケーブ
ルをそれぞれのケーブル溝に沿って配線します。
1 - 10 DS6878 プロダクト リファレンス ガイド
電源ポート
ホスト ポート
電源ポート
ホスト ポート
適切なホストに接続
電源
代替ホスト ケーブル溝
代替電源ケーブル溝
6. 必要な場合 ( 非自動検出インタフェースの場合 ) は、適切なホスト バーコードをスキャンします。詳細については、
『CR0078-S/CR0008-S Cradle Quick Reference Guide 』を参照してください。
図 1-8 CR0078-P クレードルへのケーブルの接続
CR0078-P クレードルへの電源供給
CR0078-P クレードルには、外部電源から給電します。
注 CR0078-S クレードルは、外部電源の代わりに USB ポートから給電することができます。CR0078-P は、
外部電源からのみ給電できます。
ホストへの接続の切断
スキャンしたデータがクレードルの接続先ホストに転送されない場合は、すべてのケーブルがしっかりと接続
されていることと、電源が適切な AC コンセントに接続されていることを確認します。それでもスキャンした
データがホストに転送されない場合は、ホストへの接続を再確立してください。
1. クレードルから電源ケーブルを取り外します。
2. クレードルからホスト インタフェース ケーブルを取り外します。
3. 3 秒間待機します。
4. ホスト インタフェース ケーブルをクレードルに接続し直します。
5. 必要に応じて、電源をクレードルに接続し直します。
6. ペアリングのバーコードをスキャンし、クレードルとのペアリングを確立し直します。
注 CR0078-S は必ずしも電源を必要としません。CR0008-S と CR0078-P は常に電源を必要とします。
クレードルの取り付け
CR0078-S クレードルの取り付けについては、『CR0078-S/CR0008-S Cradle Quick Reference Guide 』を
参照してください。
デジタル スキャナ バッテリの交換方法
45 6
1 2 3
Batter y
Connec tor Clips
バッテリは出荷時にコードレス デジタル スキャナに取り付けられ、デジタル スキャナのハンドル内の収納部に
装着されています。バッテリを交換するには、次の手順に従います。
1. デジタル スキャナ底部のネジをプラス ドライバで反時計回りに回してラッチを解除します。
2. ラッチを取り外します。
3. バッテリがすでに装着されている場合は、デジタル スキャナを直立させて、バッテリをスライドさせながら取り出し、
バッテリを外します。バッテリのコネクタ クリップを外します。
はじめに 1 - 11
図 1-9 バッテリの取り付け
4. コネクタ クリップの接点の向きを合わせ、新しいバッテリのコネクタ クリップをデジタル スキャナ底部のコネクタ
クリップに接続します。
5. 新しいバッテリをバッテリ受け内へスライドし、バッテリのリード線が見えることを確認します。バッテリをバッテリ
受けにしっかり取り付けます。
6. 接続してラッチを閉じます。
7. デジタル スキャナ底部のネジをプラス ドライバで軽く押し込み、時計回りに回してラッチをロックします。
1 - 12 DS6878 プロダクト リファレンス ガイド
クレードルへのデジタル スキャナの装着
デジタル スキャナをクレードルに装着し、デジタル スキャナ ハンドルの底部にある金属性端子がクレードル上の
端子に触れるようにします。ハンドルを軽く押して確実に装着し、クレードルとデジタル スキャナの端子を合わ
せます。クレードル背面の卓上 / 垂直設置切り替えつまみが、水平設置または垂直設置用の正しい位置であることを
確認します。
注 クレードルの取り付けに関する説明は CR0078-S/CR0008-S クレードルのみに適用されます (CR0078-P
クレードルには適用されません )。
CR0078-S/CR0008-S クレードルへのデジタル スキャナの装着
クレードルの水平設置
クレードルを水平に取り付ける場合、固定具は必要ありません。
1. ゴム足がクレードルに装着されていることを確認します。これによりクレードルが安定し、設置面に傷が付くのを防ぐ
ことができます。
2. 卓上 / 垂直設置切り替えつまみが、 図 1-10 に示すように正しい位置に設定されていることを確認します。
図 1-10 水平設置 - デジタル スキャナのクレードルへの装着
クレードルの垂直設置
クレードルを垂直に取り付ける場合は、次の手順に従います。
1. ゴム足がクレードルに装着されていることを確認します。これによりクレードルが安定し、設置面に傷が付くのを防ぐ
ことができます。
2. クレードル正面のマウント フック ( 変更可能 ) のフック部分が上向きになっていることを確認します。上向きになってい
ない場合は、フックを裏返しに取り付けます。このフックにより、デジタル スキャナを垂直にセットした場合でも安定
させることができます ( 変更可能なマウント フックの位置については、1-4 ページの図 1-3 を参照 )。
はじめに 1 - 13
3. 卓上 / 垂直設置切り替えつまみが、 図 1-11 に示すように正しい位置に設定されていることを確認します。
図 1-11 垂直設置 - デジタル スキャナのクレードルへの装着
CR0078-P クレードルへのデジタル スキャナの装着 / 取り外し
クレードルにスキャナを装着するには、次の手順に従います。
1. スキャナを前方に少し傾けて下部を CR0078-P クレードルに挿入します。
2. スキャナとクレードルの端子を合わせて、カチッと音がするまでハンドルを後ろに押し下げます。
図 1-12 デジタル スキャナのクレードルへの装着
1 - 14 DS6878 プロダクト リファレンス ガイド
クレードルからスキャナを取り外すには、次の手順に従います。
1. スキャナを少し前方に押して、CR0078-P クレードルから取り外します。
図 1-13 デジタル スキャナのクレードルからの取り外し
デジタル スキャナ バッテリの充電
最初にデジタル スキャナを使用する前に、デジタル スキャナのバッテリを十分に充電してください。デジタル
スキャナのバッテリを充電するには、デジタル スキャナをクレードルに装着し、デジタル スキャナの底部にあ
る金属性端子がクレードル上の端子に触れていることを確認してください。デジタル スキャナの LED インジ
ケータが、CR0078-S クレードルの場合は緑色に点滅、CR0078-P クレードルの場合は緑色に点灯すると、
バッテリの充電が開始されます。完全に放電したバッテリをフル充電するには、外部電源を使用する場合で
最大 3 時間、外部電源以外を使用する場合で最大 5 時間かかります。
注意 バッテリが不適切な温度になるのを避けるため、必ず気温 0 〜 40°C ( 公称 )、5 〜 35°C ( 推奨 ) の
範囲内で充電してください。
充電 LED
充電が完了すると、クレードルの LED が緑色に点灯します。充電中はデジタル スキャナの LED が緑色に
点滅します。すべての充電 LED の表示については、2-3 ページの表 2-2 を参照してください。
デジタル スキャナ バッテリの電源切断
はじめに 1 - 15
長時間保管したり、持ち運んだりする場合は、NiMH バッテリの電源をオフにします。
1. 以下の「バッテリ オフ」をスキャンします。
バッテリ オフ
2. バッテリの電源を再び入れるには、デジタル スキャナをクレードルに装着します。
注 「バッテリ オフ」バーコードは、必ず、ハンドヘルド モードでスキャンしてください。
1 - 16 DS6878 プロダクト リファレンス ガイド
デジタル スキャナ バッテリの再調整
デジタル スキャナの NiMH バッテリの最適なパフォーマンスを維持するために、およそ年に 1 回、バッテリを再
調整してください。
バッテリの再調整を始めるには、次の手順に従います。
1. 次の「バッテリの再調整」バーコードをスキャンします。
2. デジタル スキャナをクレードルに装着します。
注 バッテリの再調整の途中でスキャナをクレードルから取り外すと、バッテリの再調整モードが終了し、通
常のバッテリ充電モードに戻ります (1-15 ページの「デジタル スキャナ バッテリの充電」 を参照 )。も
う一度、バッテリの再調整を行うには、「バッテリの再調整」バーコードを再度スキャンし、スキャナを
クレードルに装着します。
バッテリの再調整
3. バッテリの再調整を完了するには、2 回の充電 ( 放電 / 充電 / 放電 / 充電 ) を繰り返す必要があります。 表 1-2 を参照してくだ
さい。
バッテリ再調整時の LED の意味
表 1-2 バッテリ再調整時の LED の意味
- 点灯 (
LED
常時オン
コメント
2.5
時間
)
デジタル スキャナは、クレードルから取り外されるま
で、トリクル充電モードに入る
2.5
時間
バッテリの再調整モード
放電
充電
再調整の完了 緑色
赤色の点滅 放電時間は約
緑色の点滅 外部電源使用時の充電時間は約
無線通信
デジタル スキャナは、Bluetooth Technology Profile Support 経由で、またはクレードルとペアリングすること
によって、離れたデバイスと通信できます。無線通信パラメータ、操作モードの詳細情報、Bluetooth Technology
Profile Support 、およびペアリングについては、第 4 章の「無線通信」 を参照してください。
デジタル スキャナの設定
本書のバーコードまたは 123Scan
メニューを使用してデジタル スキャナをプログラミングする場合の詳細については、第 5 章の「ユーザー設
定とその他のデジタル スキャナ オプション」および 第 6 章の「イメージング設定」を参照してください。ま
た、個々のホスト タイプへの接続については、そのホストの章を確認してください。この設定プログラムを
使用したデジタル スキャナの設定方法については、第 13 章の「123Scan2」を参照してください。
アクセサリ
デジタル スキャナとクレードルのアクセサリには、以下のものがあります。
はじめに 1 - 17
2
設定プログラムを使用してデジタル スキャナを 設定します。バーコード
•
ホスト ケーブル経由で給電されない場合に利用可能な電源。設定の詳細については、各ホスト インタ
フェースの章を参照してください。
•
クレードルを垂直に取り付けるための垂直設置ブラケット。垂直設置テンプレートと取り付け手順につい
ては、『CR0078-S/CR0008-S Cradle Quick Reference Guide (p/n 72-135874-xx) 』を参照してください。
•
デジタル スキャナを手首から下げるためのストラップ。
ストラップ
ストラップは、デジタル スキャナのバッテリ カバー ラッチの内部に装着します。
図 1-14 装着されたストラップ
1 - 18 DS6878 プロダクト リファレンス ガイド
バッテリ カ
バー ラッチ
ループ ガイド
ネジ容器
ストラップを装着するには、次の手順に従います。
1. 1-11 ページの「デジタル スキャナ バッテリの交換方法」の説明に従い、バッテリ カバー ラッチを開きます。
バッテリは取り外さないでください。
2. ストラップのループをバッテリ カバー ラッチ内部の、ループ ガイドの間のネジ容器に掛けます。
図 1-15 ストラップの装着
3. バッテリ カバー ラッチを閉じます。
4. ネジを締めます。
第 2 章 スキャン
はじめに
この章では、ビープ音と LED の意味、スキャンのテクニック、一般的なスキャンの説明とヒント、および
読み取り範囲について説明します。
ビープ音の意味
ビープ音の音程やパターンによって、デジタル スキャナの動作状態を知ることができます。表 2-1 に、通常
のスキャン時やデジタル スキャナのプログラミング時のビープ音を示します。その他のビープ音の意味につ
いては、4-3 ページの「無線ビープ音の意味」 を参照してください。
表 2-1 標準的なビープ音の意味
ビープ音の順序 意味
通常の使用時
低音→中音→高音
高音
長い低音
短いビープ音
長い低音
4
5
回
回
4
回
電源が投入されました。
バーコードが読み取られました (読み取りのビープ音が有効に
なっている場合)。
1. スキャンされたバーコードの転送エラーが検出されました。
データは無視されます。これは、本装置が正しく設定されていな
い場合に発生します。オプション設定を確認してください。
2. クレードルとの通信時に、クレードルはデータの受信確認を
返します。受信確認が返されないと、転送エラーを示すビープ音
が鳴ります。その場合でも、ホストがデータを受信していること
があります。ホスト システムが転送データを受信しているかど
うかを確認します。ホストがデータを受信していなかった場合、
バーコードを再度スキャンします。
バッテリ残量が少ないことを示す警告です。
変換エラーまたはフォーマット エラーです。
2 - 2 DS6878 プロダクト リファレンス ガイド
表 2-1 標準的なビープ音の意味 ( 続き )
ビープ音の順序 意味
低音
低音→高音→低音→高音
低音→高音→低音
高音→高音→高音→低音
パラメータ メニューのスキャン
長い低音→長い高音
高音→低音
高音→低音→高音→低音
長い低音→長い高音→長い低音→長い高音
デジタル スキャナをクレードルに接続したときに電源を検出し
ました。
注: この機能はデフォルトで有効になっていますが、無効にする
ことができます (5-10 ページの「装着時のビープ音」 を参照)。
メモリが不足して新しいバーコードを保存できません。
ADF の転送エラーです。
RS-232 の受信エラーです。
入力エラー、不適切なバーコードの選択、「キャンセル」の
スキャン 、間違った入力、不適切なバーコード プログラミング
シーケンスなどで、プログラム モードが完了していません。
キーボード パラメータが選択されました。バーコード キーパッド
で値を入力してください。
プログラムが正常に終了し、パラメータ設定の変更が反映されま
した。
ホスト パラメータの記憶領域が不足しています。5-5 ページの
「デフォルト パラメータ」をスキャンします。
画像読み取り
低音
高音→低音
無線操作
高音→低音→高音→低音
低音→高音
高音→低音
長い低音→長い高音
長い低音→長い高音→長い低音→長い高音
Code 39 バッファリング
高音→低音
スナップショットモードが開始または完了しました。
スナップショットモードのタイムアウトが発生しました。
ペアリングのバーコードがスキャンされました。
Bluetooth 接続が確立されました。
Bluetooth の通信が切断されました。
注: SPP または HID を使用してリモート デバイスに接続されて
おり、バーコードのスキャン直後に切断を示すビープ音が鳴った
場合は、ホスト デバイスが転送したデータを受信しているかど
うか確認してください。接続が失われた後に、最後にスキャンし
たバーコードの転送が試行された可能性があります。
呼び出しタイムアウトが発生しました。リモート デバイスが
通信エリア外にあるか、電源が入っていません。
接続試行がリモート デバイスにより拒否されました。
新しい Code 39 データがバッファに入力されました。
長い高音
3
回
Code 39 バッファに空き容量がなくなりました。
表 2-1 標準的なビープ音の意味 ( 続き )
ビープ音の順序 意味
スキャン 2 - 3
高音→低音→高音
低音→高音→低音
低音→高音
ホスト別
USB のみ
高音
4
回
USB
デバイス タイプのスキャン後に電源
投入のビープ音が鳴る
上記の電源投入のビープ音が複数回鳴る
RS-232 のみ
高音
Code 39 バッファが消去されました。
Code 39 バッファが消去されたか、空のバッファがクリアまたは
転送されようとしました。
バッファされたデータが正常に転送されました。
デジタル スキャナの初期化が完了していません。数秒待ってか
らスキャンし直してください。
デジタル スキャナが最大の電源レベルで動作するためには、
バスとの通信がその前に確立されている必要があります。
USB バスによって、デジタル スキャナの電源オン / オフのサイク
ルが複数回繰り返される状態になっている可能性があります。こ
れは正常な動作で、通常、ホスト PC を電源オフの状態から起動
するときに発生します。プログラム モードが完了していません。
<BEL> キャラクタが受信され、<BEL> キャラクタによるビープ
音が有効になっています ( ポイントトゥポイント モードのみ)。
LED の意味
ビープ音の他に、2 色の LED によってデジタル スキャナの動作状況を知ることができます。表 2-2 に、
スキャン中に表示される LED の色の意味を示します。
表 2-2 CR0078-S クレードル使用時のスキャナの LED の意味
LED
スキャン
緑色の点滅 バーコードが正常に読み取られました。
赤色の点灯 転送エラーまたはデジタル
充電
緑色のゆっくりとした連続した点滅バッテリ温度に関して重大ではない問題が発生しました。バッテリの温度が、
通常の動作温度以上または以下になっています。
これが発生した場合には、デジタル
ナを通常の動作温度の範囲内にある場所に移動してください。バッテリの温度を
通常の動作温度に戻す間、デジタル
構いません。
注
:
適切な充電温度については、
緑色の速く連続した点滅 デジタル
スキャナは充電中です。
スキャナの不具合です。
意味
スキャナの使用を中止し、デジタル スキャ
スキャナはクレードルに装着したままで
3-11 ページの表 3-3 を参照してください。
2 - 4 DS6878 プロダクト リファレンス ガイド
表 2-2 CR0078-S クレードル使用時のスキャナの LED の意味
緑色の点灯
LED
デジタル スキャナの充電が完了しました。
意味
赤色の点灯 スキャナを充電する必要があるか、充電エラーまたはクレードルとの通信エ
ラーを示しています。
黄色の点滅 バッテリ温度に関して重大な問題が発生しました。バッテリの温度が、通常の
動作温度以上または以下になっています。
これが発生した場合には、デジタル
スキャナの使用を中止し、デジタル スキャ
ナを通常の動作温度の範囲内にある場所に移動してください。バッテリの温度を
通常の動作温度に戻す間、デジタル
スキャナはクレードルに装着したままで
構いません。
注
:
適切な充電温度については、
注 先にスキャナの電源が切れて、LED インジケータが赤色で点灯している場合は、充電が必要な状態です。
これは通常の状態で、スキャナに電源が入っている間、最後の数秒間はこの状態になります。ただし、過
剰に使用または保存したためバッテリの電力が大幅に消費された場合は、最後の数分間、この状態になる
ことがあります。LED が赤色で点灯したままの場合は、バッテリまたはスキャナの問題を示してい る可
能性があります。スキャナの使用を中止し、サポートにお問い合わせください。
3-11 ページの表 3-3 を参照してください。
表 2-3 CR0078-P クレードル使用時のスキャナの LED の意味
LED
意味
緑色の点灯 読み取り中は点滅し、次の読み取りまでは緑色で常時点灯します。
赤色の点灯 クレードルとの通信エラーです。
表 2-4 CR0078-S/CR0008-S クレードルの LED の意味
LED
意味
緑色の点灯 クレードルの電源が入っています。
緑色の点滅 クレードルは、クレードルを一時停止する USB ホスト インタフェースに
よって外部電源から給電されています。クレードルはデジタル スキャナに
接続されていないが、デジタル スキャナを充電しています。スキャナと
クレードルをペアリングするには、ペアリング バーコードをスキャンして
ください (4-23 ページの「ペアリング」 を参照)。
赤色の点滅 転送エラーです。
表 2-5 CR0078-P クレードルの LED の意味
スキャン 2 - 5
LED
緑色の点灯 クレードルに電源が入っています (スキャナがクレードルに装着されてい
ない場合)。
スキャナが完全に充電されました (スキャナがクレードルに装着されてい
る場合)。
緑色の点滅 スキャナの充電中です (スキャナがクレードルに装着されている場合)。
赤色の点滅 転送エラーです。
赤色の点灯 充電エラーです (スキャナがクレードルに装着されている場合)。
青色の点灯 スキャナがクレードルに装着されていない間に、呼び出しボタンが有効で
押された場合 (4-29 ページの「呼び出しボタン」を参照) は、クレードルの
LED が青色に変わります。
黄色の点滅 バッテリ温度に関して重大な問題が発生しました。バッテリの温度が、
通常の動作温度以上または以下になっています。
これが発生した場合には、デジタル スキャナの使用を中止し、デジタル ス
キャナを通常の動作温度の範囲内にある場所に移動してください。バッテ
リの温度を通常の動作温度に戻す間、デジタル スキャナはクレードルに装
着したままで構いません。
注: 適切な充電温度については、3-11 ページの表 3-3 を参照してください。
意味
2 - 6 DS6878 プロダクト リファレンス ガイド
スキャン
デジタル スキャナのプログラミングの詳細については、該当するホストの章、第 4 章の「無線通信」、および
第 15 章の「シンボル体系」を参照してください ( このガイドには、これらの章に記載されたパラメータに加
え、ユーザー設定可能なオプションやその他のデジタル スキャナ オプションが記載されています)。
ハンドヘルド スキャン
スキャンするには、次の手順に従います。
1. すべての接続が安全であることを確認します ( 該当するホストの章を参照)。
2. デジタル スキャナをバーコードに向けます。
3. トリガを引きます。
図 2-1 スキャン
4. 読み取りに成功すると、デジタル スキャナはビープ音を鳴らし、LED が緑色で点滅します。ビープ音と LED の意味
の詳細については、表 2-1 と表 2-2 を参照してください。
スキャン 2 - 7
ハンズフリー スキャン
デジタル スキャナは、CR0078-Pクレードルに装着されていると、ハンズフリー ( プレゼンテーション) モー
ドになります。このモードではデジタル スキャナは、連続 ( 常時オン) モードで動作し、読み取り範囲に示さ
れたバーコードを自動的に読み取ります。
スキャンするには、次の手順に従います。
1. すべての接続が安全であることを確認します ( 該当するホストの章を参照)。
2. デジタル スキャナの読み取り範囲にバーコードを提示します。
照準
図 2-2 スキャン
3. 読み取りに成功すると、デジタル スキャナはビープ音を鳴らし、 LED が緑色で点滅します。ビープ音と LED の意味
の詳細については、表 2-1 と表 2-2 を参照してください。
デジタル スキャナは、スキャン時に赤色のレーザ式の照準パターンを投影します。この投影パターンによっ
て、読み取り範囲内にバーコードを配置します。デジタル スキャナとバーコードの適切な距離については、
2-9 ページの「読み取り範囲」を参照してください。
図 2-3 イメージャの照準パターン
2 - 8 DS6878 プロダクト リファレンス ガイド
0123 45
0123 45
0123 45
0123 45
バーコードをスキャンするには、任意の向きで照準パターンの中央にコードを位置付けます。十字パターンで
形成される長方形の領域内にバーコード全体が収まっていることを確認します。
図 2-4 イメージャ照準パターンでのスキャン方向
デジタル スキャナは、照準パターン内にはあるが、その中央に位置付けられていないバーコードを読み取る
こともできます。図 2-5 の上 2 つの例は許容される照準方法ですが、下 2 つの例では読み取ることができま
せん。
図 2-5 許容される照準と誤った照準
読み取り範囲
表 2-6 DS6878-SR/DS6878-HC/DS6878-DL の読み取り範囲
シンボル密度 バーコード タイプ
表 2-7 DS6878-HD の読み取り範囲
スキャン 2 - 9
通常の読み取り幅
近距離 遠距離
5mil Code 39 0.7 6.6
13mil 100% UPC 1.2 14.2
5mil PDF 2.0 4.5
6.6mil PDF 1.2 6.0
10mil Data Matrix 1.1 7.2
通常の読み取り幅
シンボル密度 バーコード タイプ
近距離 遠距離
3mil Code 39 0.6 3.4
5mil Code 39
13mil 100% UPC 1.2 6.8
4mil PDF 0.9 2.8
10mil Data Matrix 0.6 4.2
a. 読み取り幅
FOV
a
4.9
2 - 10 DS6878 プロダクト リファレンス ガイド
第 3 章 メンテナンス、トラブル
シューティングおよび技術
仕様
はじめに
本章では、推奨するデジタル スキャナとクレードルのメンテナンス作業とトラブルシューティング、
技術的な仕様、信号の意味 (ピン配列) について説明しています。
メンテナンス
デジタル スキャナ
スキャナ ウィンドウはクリーニングが必要です。ウィンドウが汚れていると、スキャン精度に影響する場合
があります。
•
ウィンドウに研磨剤などが付着しないようにしてください。
•
湿らせた布でほこりを拭き取ってください。
•
以下の承認された洗浄剤で湿らせたティッシュペーパーでスキャナ ウィンドウを拭いてください。
•
水などの液体を直接ウィンドウに吹きかけないでください。
DS6878-HC の設計では、さまざまなクリーニング用品や消毒剤で製品のプラスチックを安全にクリーニング
できます。必要な場合は、以下に記載した使用可能な洗浄剤でデジタル スキャナを拭いてください。
•
イソプロピル アルコール
•
漂白剤/ 次亜塩素酸ナトリウム
•
過酸化水素
•
手に優しい食器用洗剤および水
重要 上記に記載のない有効成分を含有する洗浄剤は、DS6878-HC デジタル スキャナに使用しな
いでください。
3 - 2 DS6878 プロダクト リファレンス ガイド
デジタル スキャナのクレードル
クレードルに液体をこぼしたり、吹きかけたりしないでください。クレードルは、デジタル スキャナと同じ
使用可能な洗剤を使用して拭いてください。
注意 デジタル スキャナのバッテリ カバー、端子、およびクレードルの端子に直接洗剤を使用することは
避けてください。端子は、アルコールで湿らせた綿棒を使用して優しくクリーニングしてください。
既知の有害成分
以下の化学薬品は、Zebra スキャナ/ クレードルのプラスチックに損傷を及ぼすことがわかっているため、こ
れらの薬品がデバイスに接触することがないようにしてください。
•
アンモニア溶液
•
アミンまたはアンモニアの化合物
•
アセトン
•
ケトン
•
エーテル
•
芳香族炭化水素および塩素化炭化水素
•
アルカリのアルコール溶液または水溶液
•
エタノールアミン
•
トルエン
•
トリクロロエチレン
•
ベンゼン
•
石炭酸
•
TB- リゾフォルム
重要 医療環境で一般に使用されている一部の除菌用ハンドローションは、エタノールアミン
など、上記の有害な成分を含有していることがあります。既知の有害成分による不注意
な汚染、およびプラスチックの損傷を防止するため、DS6878-HC デジタル スキャナを
扱う前には、手を完全に乾かしてください。
日々のクリーニングと消毒
細菌の蔓延を防止するために 1 日に 1 回以上掃除を必要とする環境 (患者の来院ごとにスキャナを消毒する
必要がある医療従事者や、デバイスを共有する小売業などの交替勤務制の作業者を含む) における掃除および
消毒の方法は、以下のとおりです。
1. 承認されている上記の洗浄剤の 1 つで柔らかい布を湿らせるか、事前に湿らせた布を使用します。
2. 前面、背面、側面、上面、底面といったすべての表面を優しく拭きます。液体は決してスキャナに直接かけないでく
ださい。液体がスキャナ ウィンドウ、トリガ、ケーブル コネクタ、その他のデバイス部分の周囲にたまらないよう
に注意してください。
3. トリガ、およびトリガと本体の間のクリーニングを忘れないでください ( 狭い部分や手が届かない領域は綿棒を使用
してください)。
4. 擦り傷を防止するために、柔らかくて表面が粗くない布で掃除した後、直ちにスキャナ ウィンドウを乾かします。
5. デバイスは、自然乾燥させてから使用してください。
メンテナンス、トラブルシューティングおよび技術仕様 3 - 3
毎月の " ディープ クリーニング" メンテナンス
スキャナとクレードルの良好な動作レベルを維持するために、定期的に念入りなクリーニングをして、日々の
使用の中で、コネクタ、スキャナ ウィンドウ、デバイスの主な表面に自然に堆積したほこりを取り除きます。
1. 本体 : 上記の日々のクリーニングと消毒の手順に従い、本体全体をクリーニングします。
2. スキャナ ウィンドウ: レンズ用ティッシュペーパーまたはメガネなど光学材料のクリーニングに適した用具でスキャナ
ウィンドウを拭いてください。
3. スキャナ コネクタ:
a.
綿棒の綿の部分をイソプロピル アルコールに浸します。
b. 綿棒の綿の部分で、スキャナのコネクタの端から端までを前後にこすります。コネクタに綿のかすが
残らないようにしてください。
c. 少なくとも 3 回繰り返します。
d. アルコールに浸した綿棒で、コネクタ部付近の油分やほこりを拭き取ります。
e. 乾いた綿棒を使用して、手順 c 、d、および e を繰り返します ( 手順に載っているアルコールは使用し
ないでください)。
4. クレードル コネクタ :
クレードルから DC 電源ケーブルを取り外します。
a.
b. 綿棒の綿の部分をイソプロピル アルコールに浸します。
c. 綿棒の綿の部分で、コネクタのピンに沿って拭きます。コネクタの片側から反対側に向けて、ゆっく
り綿棒を往復させます。コネクタに綿のかすが残らないようにしてください。
d. コネクタのすべての側面を綿棒で拭きます。
e. 圧縮空気をコネクタ部にスプレーします。このとき、圧縮空気の管やノズルを表面から約 1cm 離し
てください。
注意 圧縮空気を使用するときは、必ず保護用メガネを着用してください。ノズルを自分や他の
人に向けないでください。ノズルや管は顔から離れた位置で使用します。圧縮空気製品の
ラベルに記載された警告に目を通してください。
f. 綿のかすが残っていないことを確認します。かすが残っていれば取り除きます。
g. クレードルの他の部分に油分やほこりが見つかった場合は、糸くずのでない布とイソプロピル
アルコールを使用して取り除きます。
h. イソプロピル アルコールが蒸発するまで 10 〜 30 分 (周辺の温度と湿度による) ほど待ってから、
クレードルに電源をつないでください。
注 気温が低く湿度が高い場合は、長い乾燥時間が必要となります。気温が高く湿度が低い場合は、
乾燥時間が短くて済みます。
3 - 4 DS6878 プロダクト リファレンス ガイド
バッテリに関する情報
充電式バッテリ パックは、業界における最も高い基準に適合するように設計および製造されています。ただ
し、バッテリの寿命や保管期間には限界があり、条件によって異なります。バッテリ パックの実際の寿命は、
温度や使用状況、バッテリの古さ、激しい落下など、さまざまな要因によって異なります。
バッテリ セルの製造業者は、バッテリを 1 年以上保管すると、バッテリの総合的な品質に不可逆的な劣化が
発生する可能性があることを指摘しています。このような劣化を最小限に抑えるため、バッテリを半分ほど充
電し、容量が減少しないように機器から取り外して、5°C 〜 25°C (41°F 〜 77°F) の乾燥した涼しい場所 (温
度は低いほうが保存に適しています) で保存することを推奨しています。バッテリは少なくとも 1 年に 1 回、
半分の容量まで充電してください。液漏れを発見した場合は、液が付着した部分への接触を避け、適切な方法
で廃棄してください。
駆動時間が極端に短くなった場合は、新品のバッテリに交換してください。バッテリの充電は、気温が
0° 〜 +40°C (32° 〜 104°F) の環境で行ってください。
Zebra バッテリの標準保証期間は、バッテリを別途購入された場合でも、デジタル スキャナに同梱されてい
た場合でも、30 日間です。
トラブルシューティング
表 3-1 トラブルシューティング
問題 考えられる原因 考えられる解決方法
バッテリ
デジタル スキャナ バッテリを頻繁
に充電する必要がある
デジタル スキャナをクレードルに
装着すると、赤色の LED が 3 秒以
上点灯する
ビープ音の意味
デジタル スキャナから低音→
高音→低音のビープ音が鳴る
バッテリの再調整が必要な場合
があります。
過剰な電力消費が原因でバッテ
リの充電が必要となる場合があ
ります。
ADF の転送エラーです。 AD F のプログラミングについては
バッテリの再調整サイクルを実行し
て、バッテリを復元します。詳細につ
いては、1-16 ページの「デジタル ス
キャナ バッテリの再調整」を参照し
てください。
赤色の LED が、スキャナの通常の充
電が開始されたことを示す緑色に変
わるまで待機します。バッテリはフル
充電することをお勧めします。
第 16 章の「アドバンスド データ
フォーマッティング」を参照してく
ださい。
無効な ADF 規則が検出され
ます。
Code 39 バッファが消去された
か、空のバッファがクリアまたは
転送されようとしました。
ADF のプログラミングについては
第 16 章の「アドバンスド データ
フォーマッティング」を参照してく
ださい。
Code 39 バッファリングの「バッファ
のクリア」バーコードのスキャン時
や、空の Code 39 バッファの転送試
行時であれば、正常です。
表 3-1 トラブルシューティング ( 続き )
問題 考えられる原因 考えられる解決方法
メンテナンス、トラブルシューティングおよび技術仕様 3 - 5
デジタル スキャナでプログラミン
グ中に低音→高音→低音→高音の
ビープ音が鳴る
デジタル スキャナから長い低音→
長い高音のビープ音が鳴る
デジタル スキャナから長い低音→
長い高音→長い低音→長い高音の
ビープ音が鳴る
デジタル スキャナから高音→
高音→高音→低音のビープ
音が鳴る
ADF パラメータの保存領域が
足りません。
入力エラーか、不適切なバーコー
ドまたは「キャンセル」バーコー
ドがスキャンされました。
呼び出しタイムアウトが発生し
ました。リモート デバイスが通
信エリア外にあるか、電源が入っ
ていません。
ホスト パラメータの記憶領域が
不足しています。
ADF 規則に使用するメモリが不
足しています。
接続試行がリモート デバイスに
より拒否されました。
RS-232 の受信エラーです。 ホスト リセット中であれば正常です。
規則をすべて消去してから、短い規則
でプログラミングし直してください。
プログラムされたパラメータの範囲
内の正しい数値バーコードをスキャン
します。
デジタル スキャナをリモート デバイ
スの通信エリア内に戻して再接続を
試み、リモート デバイスの設定を確
認してください。
5-5 ページの「デフォルト パラメー
タ」をスキャンします。
ADF 規則の数、または ADF 規則内の
ステップ数を減らしてください。
リモート デバイスのリソースを解放
してください。
それ以外の場合は、デジタル スキャ
ナの RS-232 パリティがホスト設定
と一致するように設定してください。
デジタル スキャナから高音→
低音のビープ音が鳴る
デジタル スキャナが Code 39
のデータをバッファに格納しま
した。
または
キーボード パラメータが選択さ
れました。
Bluetooth の通信が切断された。 デジタル スキャナをリモート デバイ
正常です。
または
バーコード キーパッドで値を入力し
てください。
スの通信エリア内に戻してください。
マスタ (SPP) モードの場合は、ク
レードルで「ペアリング」バーコー
ドをスキャンしてデジタル スキャナ
とクレードルのペアリングを再度実
行し、クレードルの電源を確認して
ください。
スレーブ (SPP/HID) モードの場合は、
デジタル スキャナとリモート デバイ
スの接続をリモート デバイス側から
確立し直してください。
3 - 6 DS6878 プロダクト リファレンス ガイド
表 3-1 トラブルシューティング ( 続き )
問題 考えられる原因 考えられる解決方法
デジタル スキャナから長い高音の
ビープ音が 3 回鳴る
トリガを放すと高音のビープ音が
4 回鳴る
デジタル スキャナから長い低音の
ビープ音が 4 回鳴る
Code 39 バッファに空き容量が
なくなりました。
バッテリの残量不足です。 デジタル スキャナをクレードルに装
スキャンされたバーコードの転
送エラーが検出されました。デー
タは無視されます。
デジタル スキャナが次のいずれ
かの状態です。
- 通信エリア外
- クレードルとペアリングされ
ていない
- リモート Bluetooth デバイスに
接続されていない
クレードルによって転送データ
が受信されなかったことを示す
通知がありました。
Code 39 バーコードの先頭のスペー
スを入れずスキャンするか、15-39
ページの「Code 39 バッファリング スキャンおよび保存」の「Code 39 を
バッファしない」をスキャンして、保
存されている Code 39 データを転送
します。
着してバッテリを充電してください。
これは、本装置が正しく設定されてい
ない場合に発生します。オプション設
定を確認してください。
デジタル スキャナをリモート デバイ
スの通信エリア内に戻してください。
または
クレードルの「ペアリング」バーコー
ドをスキャンします。
その場合でも、ホストがデータを受信
していることがあります。ホスト シ
ステムが転送データを受信している
かどうかを確認します。ホストがデー
タを受信していなかった場合は、バー
コードを再度スキャンします。
デジタル スキャナから長い低音の
ビープ音が 5 回鳴る
バーコードの読み取り
デジタル スキャナはレーザーを照
射するが、バーコードを読み取ら
ない
変換エラーまたはフォーマット
エラーです。
デジタル スキャナが正しいバー
コード
ラムされていません。
バーコードを読み取れません。 同じバーコード タイプのテスト記
デジタル スキャナとバーコード
との距離が適切ではありません。
タイプに合わせてプログ
ホストの ADF 規則を確認してくだ
さい。
そのタイプのバーコードを読み取るよ
うにデジタル スキャナをプログラミン
グしてください。第 15 章の「シンボ
ル体系」を参照してください。
号をスキャンして、バーコードが劣化
していないか確認します。
デジタル スキャナをバーコードに近
付けるか、離してください。2-9 ペー
ジの「読み取り範囲」を参照してくだ
さい。
表 3-1 トラブルシューティング ( 続き )
問題 考えられる原因 考えられる解決方法
メンテナンス、トラブルシューティングおよび技術仕様 3 - 7
バーコードは読み取れるが、その
データがホストに転送されない
スキャン範囲でコードのすべて
のバーとスペースが網羅されて
いません。
デジタル スキャナが正しいホス
ト タイプに対応するようにプロ
グラムされていません。
インタフェース ケーブルの接続
が緩んでいます。
クレードルが正しいホスト イン
タフェースに対応するようにプ
ログラムされていません。
デジタル スキャナがホスト接続
インタフェースにペアリングさ
れていません。
クレードルがホストへの接続を
切断しました。
スキャン範囲が許容される照準パ
ターン内に来るようにコードを移動
します。2-6 ページの図 2-1 を参照し
てください。
適切なホスト タイプのプログラミン
グ バーコードをスキャンします。ホ
スト タイプに対応する章を参照して
ください。
すべてのケーブルがしっかり接続さ
れていることを確認します。
デジタル スキャナのホスト パラメー
タを確認するか、オプションを編集し
ます。
クレードルで「ペアリング」バーコー
ドをスキャンして、デジタル スキャ
ナとクレードルをペアリングしてく
ださい。
次に示す順番で操作を行ってくださ
い: 電源を取り外します。ホスト ケー
ブルを取り外します。3 秒間待機しま
す。ホスト ケーブルを接続し直しま
す。電源を再接続します。ペアリング
し直します。
バーコードの読み取り後、長い低音
のビープ音が 5 回鳴る
変換エラーまたはフォーマット
エラーが検出されました。
デジタル スキャナの変換パラ
メータが正しく設定されていま
せん。
変換エラーまたはフォーマット
エラーが検出されました。
選択したホストに送信できない
キャラクタで ADF 規則がセット
アップされています。
変換エラーまたはフォーマット
エラーが検出されました。
ホストに送信できないキャラク
タを含むバーコードがスキャン
されました。
デジタル スキャナの変換パラメータ
が正しく設定されていることを確認
します。
ADF 規則を変更するか、ADF 規則を
サポートするホストに変更してくだ
さい。
バーコードを変更するか、バーコー
ドをサポートできるホストに変更し
ます。
3 - 8 DS6878 プロダクト リファレンス ガイド
表 3-1 トラブルシューティング ( 続き )
問題 考えられる原因 考えられる解決方法
ホストの表示
スキャンされたデータがホストに
正しく表示されない
デジタル スキャナがホストと
連携するようにプログラムされ
ていません。
正しいホストが選択されていること
を確認してください。
適切なホスト タイプのプログラミン
グ バーコードをスキャンします。
RS-232 の場合は、デジタル スキャナ
の通信パラメータがホストの設定と
同じであることを確認してください。
USB キーボード (HID) 構成または
キーボード インタフェース構成の場
合は、正しいキーボード タイプと言
語がプログラミングされていること、
および CAPS LOCK キーがオフに
なっていることを確認してください。
編集オプション (ADF、UPC-E から
UPC-A への変換など ) が正しくプロ
グラムされていることを確認してく
ださい。
デジタル スキャナのホスト タイプの
パラメータまたは編集オプションを
確認してください。
トリガ
トリガを引いても何も実行されない デジタル スキャナに電源が入っ
ていません。
インタフェース ケーブルまたは
電源ケーブルの接続が緩んでい
ます。
システムの電源を確認してください。
電源が必要な機器構成の場合は、電源
に接続し直してください。
バッテリを確認してください。バッテ
リ収納部のエンド キャップがきちん
とはまっているか確認してください。
緩んだケーブル接続を確認し、ケーブ
ルを接続し直してください。
表 3-1 トラブルシューティング ( 続き )
問題 考えられる原因 考えられる解決方法
メンテナンス、トラブルシューティングおよび技術仕様 3 - 9
トリガを引いてもレーザー照準ま
たは照明が現れない
注 これらの確認作業を行っても、バーコードをスキャンできない場合は、販売店またはサポートにお問い
合わせください。連絡先については、xx ページ を参照してください。
デジタル スキャナが無効になっ
ています。
デジタル スキャナに電源が入っ
ていません。
インタフェース ケーブルまたは
電源ケーブルの接続が緩んでい
ます。
シナプスまたは IBM-468x モードの
場合は、ホスト インタフェースを介
してスキャナを有効にしてください。
バッテリと充電端子を確認してくだ
さい。バッテリ収納部のエンド キャッ
プがきちんとはまっているか確認し
ます。さらに、クレードルへの電源お
よびケーブルのすべての接続がしっ
かり接続されていることを確認して
ください。
バッテリと充電端子を確認してくだ
さい。クレードルへの電源およびケー
ブルのすべての接続がしっかり接続
されていることを確認します。
3 - 10 DS6878 プロダクト リファレンス ガイド
技術仕様
表 3-2 技術仕様 - DS6878 デジタル スキャナ
項目 説明
外観、機能など
寸法
重量 (バッテリ装備時
カラー キャッシュ レジスタ ホワイトまたはトワイライト ブラック
性能
光源
:
フレーム レート 読み取りモード: 最大
無線範囲 最小
バッテリ仕様
回転
ピッチ
ヨー (左右方向の傾斜角度
)
7.3
インチ (高さ
(18.5cm (
約
8.4oz.(238g)
HC
照準パターン
照明
750mAH NiMH - (3) AAA
フル充電でのスキャン数
充電時間
完全に空のバッテリ: 外部電源を介して
経由での給電で約
± 360°
± 60°
± 60°
)
高さ
構成: ヘルスケア ホワイト
: 630nm LED
33ft (10m)/
:
) x 3.85
) x 9.7cm (
: 650nm
半導体レーザー
60fps
通常の倉庫環境
5.5
時間
インチ (奥行き
奥行き
) x 6.9cm (幅))
50ft (15m)
: 通常 15,000 @ 1
) x 2.7
3
時間未満、ホストからケーブル
インチ (幅
スキャン/秒
)
公称読み取り深度
シンボル体系デコード機能
1D
2D
郵便コード
(
2-9 ページの「読み取り範囲」
UPC/EAN
UCC Coupon Extended Code、Code 128、GS1-128、ISBT 128
ISBT Concatenation、Code 39、Code 39 Full ASCII、Trioptic Code 39
Code 32、Code 93、Code 11、Interleaved 2 of 5、Discrete 2 of 5
Codabar、MSI、Chinese 2 of 5、Matrix 2 of 5、Korean 3 of 5
GS1 DataBar
PDF417
GS1 Data Matrix、Maxicode、QR Code、GS1 QR Code、MicroQR
Aztec、Han Xin
US Postnet、US Planet、UK Postal、Japan Postal、Australia Post
Royal Mail 4 State Customer、KIX Code (
FICS (Post US4)
、サプリメンタル付き
バリエーション
、
MicroPDF417、Composite Codes、TLC-39、Data Matrix
、
USPS 4 State Postal (Post US3)、Mailmark
を参照
UPC/EAN、Bookland EAN、ISSN
)
オランダ)、
、
、
UPU 4 State Postal
、
、
、
、
、
、
メンテナンス、トラブルシューティングおよび技術仕様 3 - 11
表 3-2 技術仕様 - DS6878 デジタル スキャナ ( 続き )
項目 説明
サポートしているインタフ
ェース
動作環境
動作温度
保管温度
充電温度 公称値
湿度
耐落下衝撃性能 室温で
クレードルの挿入回数
耐周辺光 白熱灯
アクセサリ
ストラップ ストラップはバッテリ カバーに装着可能
表 3-3 を参照してください。
32° 〜 122°F (0° 〜 50°C)
-40° 〜 158°F (-40° 〜 70°C)
32° 〜 104°F (0° 〜 40°C)
5% 〜 95% (
0 〜 50°C で 5ft/1.5m
250,000
直射日光
蛍光灯
水銀灯
ナトリウム灯
通常の室内照明および屋外自然光
結露なきこと
6ft/1.8m
回以上
- 150
- 8,000
- 150
- 150
の高さからコンクリート面へ複数回落下後、動作可能
フート キャンドル
フート キャンドル
フート キャンドル
フート キャンドル
- 150
)
の高さからコンクリート面へ複数回落下後、動作可能
(1,600lux)
(1,600lux)
(1,600lux)
フート キャンドル
、理想値
(86,000lux)
(1,600lux)
41° 〜 95°F (5° 〜 35°C)
表 3-3 技術仕様 - CR0078-S/CR0008 クレードル
項目 説明
外観、機能など
寸法:2 . 0 インチ ( 高さ) x 8.35 インチ (奥行き) x 3.4 インチ ( 幅)
(5 cm ( 高さ ) x 21.1 cm ( 奥行き) x 8.6 cm ( 幅))
重量 約 6.4 oz.(183g)
電圧および電流 充電クレードル:
電圧電流
5 ± 10% VDC 700mA ( 外部電源 )
5 ± 10% VDC 475mA ( ホストよりケーブル経由で給電 )
12 ± 10% VDC 300mA (外部電源 )
12 ± 10% VDC 220mA (ホストよりケーブル経由で給電 )
非充電時クレードル: 5V @ 70mA または 12V @ 50mA
カラー キャッシュ レジスタ ホワイトまたはトワイライト ブラック
HC 構成: ヘルスケア ホワイト
電源の要件 4.75 〜 14.0VDC
3 - 12 DS6878 プロダクト リファレンス ガイド
表 3-3 技術仕様 - CR0078-S/CR0008 クレードル ( 続き )
項目 説明
性能
サポートしているイン
タフェース
(CR0078-S のみ)
以下の複数のインタフェースをオンボードに搭載: RS-232C ( 標準、Nixdorf 、
ICL、 Fujitsu)、 IBM 468x/469x、キーボード インタフェース、 USB (標準、
IBM SurePOS、 Macintosh)、 SSI、レーザー / ワンド エミュレーション、
123Scan
2
、リモート デジタル スキャナ管理
またシナプスにより、上記を加えた多数の非標準インタフェースへの接続に
対応しています。
動作環境
動作温度 32° 〜 122°F (0° 〜 50°C)
保管温度 -40° 〜 158°F (-40° 〜 70°C)
充電温度 公称値 32° 〜 104°F (0° 〜 40°C) 、理想値 41° 〜 95°F (5° 〜 35°C)
湿度 5 〜 95% ( 結露なきこと)
アクセサリ
設置オプション 卓上、壁面、コンピュータ ワークステーション、または医療用カート
電源 ホスト ケーブルを通じて電力を供給しない機器用の電源も利用可能
表 3-4 技術仕様 - CR0078-P クレードル
項目 説明
外観、機能など
寸法:5 . 4 インチ ( 奥行き) x 4 インチ ( 幅) x 3.6 インチ ( 高さ)
重量 約 7.9 oz.
電圧および電流 充電クレードル:
電圧電流
12 ± VDC 60mA ( スキャナなし )
12 ± VDC 160mA ( スキャナのアイドル時 )
12 ± VDC 335mA ( スキャナ充電時 )
カラー トワイライト ブラック
ヘルスケア ホワイト
電源の要件
12 ± 10% VDC
性能
サポートしているイン
タフェース
(CR0078-P のみ)
以下の複数のインタフェースをオンボードに搭載: RS-232C ( 標準、Nixdorf 、
ICL、 Fujitsu)、 IBM 468x/469x、キーボード インタフェース、 USB (標準、 IBM
2
SurePOS、 Macintosh)、 SNAPI、 123Scan
、リモート デジタル スキャナ管理
表 3-4 技術仕様 - CR0078-P クレードル ( 続き)
項目 説明
動作環境
動作温度 32° 〜 122°F (0° 〜 50°C)
保管温度 -40° 〜 158°F (-40° 〜 70°C)
充電温度 公称値 32° 〜 104°F (0° 〜 40°C) 、理想値 41° 〜 95°F (5° 〜 35°C)
湿度 5 〜 95% ( 結露なきこと)
アクセサリ
電源 電源が必要
クレードルの信号の意味
メンテナンス、トラブルシューティングおよび技術仕様 3 - 13
表 3-5 の信号の解説は、デジタル スキャナのコネクタに適用されるものです。参考までにご覧ください。
表 3-5 クレードルの信号のピン配列
ピン
1
2
3
4I B M _ A ( + )
5
6I B M _ B ( - )
7
8
9 N/A N/A N/A N/A N/A N/A
10 N/A N/A N/A N/A N/A N/A
IBM
予約済 シナプス
電源 電源 電源 電源 電源 電源
接地 接地 接地 接地 接地 接地
予約済 予約済
予約済 予約済
予約済 予約済 予約済 予約済 予約済 予約済
シナプス
クロック
予約済
シナプス
データ
RS-232
予約済 予約済 予約済 ピン 6 に
TxD
RxD
RTS
CTS
キーボード イ
ンタフェース
キー クロック
端末データ
キー データ
端末クロック 予約済
ワンド
DBP
CTS D +
RTS
USB
ジャンプ
予約済
ピン 1 にジ
ャンプ
D -
3 - 14 DS6878 プロダクト リファレンス ガイド
図 3-1 は、クレードルのピンの位置を示しています。
図 3-1 クレードルのピン配列
表 3-6 の信号の定義は、デジタル スキャナからデジタル スキャナのクレードルへのコネクタに適用されるも
のです。参考までにご覧ください。
表 3-6 クレードルのピン配置
ピン 説明
1C R A D L E _ T X D
2V C C
3G N D
4 CRADLE_RXD
第 4 章 無線通信
* 装着によるペアリングを有効にする
機能 / オプション
* はデフォ
ルトを示す
はじめに
この章では、デジタル スキャナ、クレードル、およびホスト間で無線通信を行うための動作モードと機能に
ついて説明しています。この章には、デジタル スキャナの構成に必要なパラメータも含まれています。
デジタル スキャナは、4-2 ページの「無線通信パラメータのデフォルト パラメータ」 に示す設定で出荷され
ています ( すべてのホスト デバイスやその他のデジタル スキャナ デフォルト値については、付録 A「標準の
デフォルト パラメータ」も参照)。デフォルト値が要件に適合している場合、プログラミングは必要ありません。
機能の値を設定するには、1 つのバーコード または短いバ ーコード シーケンスをスキャンします。これらの
設定は不揮発性メモリに保存され、デジタル スキャナの電源を落としても保持されます。
クレードルにシナプスまたは USB ケーブルを使用していない場合は、電源投入ビープ音の後にホスト タイプを
選択します ( 個々のホストの情報については、各ホストについての章を参照してください )。この操作は、新
しいホストに接続して初めて電源を入れるときにのみ必要です。
すべての機能をデフォルト値に戻すには、5-5 ページの「デフォルト パラ メータ」 に示すバーコードをスキャ
ンします。プログラミング バーコード メニュー全体で、デフォルト値をアスタリスク (
* ) で示しています。
スキャン シーケンスの例
多くの場合、1 つのバーコードをスキャンして特定のパラメータ値を設定します。
スキャン中のエラー
特に指定されていない限り、スキャン シーケンス中のエラーは、正しいパラメータを再スキャンすることで
修正できます。
4 - 2 DS6878 プロダクト リファレンス ガイド
無線通信パラメータのデフォルト値
表 4-1 に無線通信パラメータのデフォルトを示します。オプションを変更する場合は、4-5 ページ 以降の
「無線通信パラメータ」セクションに掲載されている適切なバーコードをスキャンします。
注 すべてのユーザー設定、ホスト、シンボル体系、およびその他のデフォルト パラメータについては、
付録 A 「標準のデフォルト パラメータ」を参照してください。
表 4-1 無線通信パラメータのデフォルト パラメータ
パラメータ デフォルト ページ番号
Bluetooth ホスト (ホスト タイプ) クレードルのホスト 4-5
検出可能モード 一般 4-8
Wi-Fi フレンドリー モード 無効 4-9
Wi-Fi フレンドリー チャネルの除外 全チャネルを使用 4-9
Apple iOS HID 機能 無効 4-11
Android HID 機能 無効 4-11
カントリー キーボード タイプ (カントリー コード ) 英語 (U.S.) 4-12
HID キーボード キーストローク ディレイ ディレイなし
(0 ミリ秒 )
Caps Lock オーバーライド 無効 4-14
不明な文字の無視 有効 4-15
キーパッドのエミュレート 無効 4-15
キーボードの FN1 置換 無効 4-16
ファンクション キーのマッピング 無効 4-16
Caps Lock のシミュレート 無効 4-17
大文字/ 小文字の変換 大文字/ 小文字の
変換なし
再接続試行時のビープ音 無効 4-19
再接続試行間隔 30 秒 4-20
4-14
4-17
Bluetooth キーボード エミュレーション
(HID スレーブ ) モードでの自動再接続
動作モード ( ポイントトゥポイント/ マルチポイントトゥ
ポイント)
パラメータ ブロードキャスト (クレードル ホストのみ) 有効 4-23
ペアリング モード 非ロック 4-24
バーコード データで 4-21
ポイントトゥ
ポイント
4-22
表 4-1 無線通信パラメータのデフォルト パラメータ
パラメータ デフォルト ページ番号
装着によるペアリング 有効 4-25
コネクション維持時間 15 分 4-27
認証 無効 4-30
可変 PIN コード 静的 4-31
暗号化 無効 4-32
無線通信 4 - 3
Secure Simple Pairing の IO 機能
(SPP サーバーおよび SPP マスタ ホスト モードのみ )
無線ビープ音の意味
デジタル スキャナはペアリング バーコードをスキャンすると、操作の成功または不成功を示すさまざまな
ビープ音を鳴らします。表 4-2 にペアリング操作時に発生するビープ音の意味を示します。その他のビープ音
の意味については、2-1 ページの「ビープ音の意味」 を参照してください。
表 4-2 無線ビープ音 の意味
ビープ音の順序 意味
長い低音 4 回 1. スキャンされたバーコードの転送エラーが検出されました。データは無
高音 5 回 再接続試行が進行している間、5 秒おきに鳴ります。(4-18 ページの「自動
入力なし/ 出力なし 4-33
視されます。これは、本装置が正しく設定されていない場合に発生します。
オプション設定を確認してください。
2. クレードルとの通信時 に、クレードルはデータの受信確認を返します。
受信確認が返されないと、転送エラーを示すビープ音が鳴ります。その場合
でも、ホストがデータを受信していることがあります。ホスト システムが
転送データを受信しているかどうかを確認します。ホストがデータを受信し
ていなかった場合は、バーコードを再度スキャンします。
再接続機能」を参照)。
高音→低音→高音→低音 ペアリング バーコードがスキャンされました。
低音→高音 Bluetooth 接続が確立されました。
4 - 4 DS6878 プロダクト リファレンス ガイド
表 4-2 無線ビープ音 ( 続き ) の意味
ビープ音の順序 意味
高音→低音 Bluetooth の通信が切断されました。
注: SPP または HID を使用してリモート デバイスに接続されており、バー
コードのスキャン直後に切断を示すビープ音が鳴った場合は、ホスト デバ
イスが転送したデータを受信しているかどうか確認してください。接続が失
われた後に、最後にスキャンしたバーコードの転送が試行された可能性があ
ります。
長い低音→長い高音 呼び出しタイムアウトが発生しました。リモート デバイスが通信エリア外に
あるか、電源が入っていません。(4-18 ページの「自動再接続機能」を参照)。
長い低音→長い高音→長い
低音→長い高音
接続試行がリモート デバイスにより拒否されました。
注: 4-25 ページの「ペアリング方法」の場合、クレードルはすでに別のデジ
タル スキャナにシングルポイント ロック モードで接続されているか、ピコ
ネットがマルチポイント モードで一杯になっています。装着によるペアリン
グが有効で、装着されたデジタル スキャナがすでにクレードルに接続され
ている場合は、ビープ音が鳴りません。
無線通信ホスト タイプ
デジタル スキャナをクレードルと通信できるように設定する、または標準 Bluetooth プロファイルを使用する
には、以下の該当するホスト タイプ バーコードをスキャンします。
•
クレードル ホスト (デフォルト) - デジタル スキャナをクレードルと組み合わせて運用するには、このホ
スト タイプを選択します。デジタル スキャナは、クレードルとペアリングする必要があります。クレー
ドルは、ホスト インタフェース ケーブルの接続を通じてホストと直接通信します。
•
シリアル ポート プロファイル ( マスタ) - Bluetooth Technology Profile Support のホスト タイプを選択
します (4-7 ページ を参照 )。デジタル スキャナは、Bluetooth を介して PC/ ホストに接続し、シリアル
接続のように動作します。デジタル スキャナはリモート デバイスとの接続を開始し、マスタとなりま
す。「シリアル ポート プロファイル ( マスタ )」をスキャンし、次に、リモート デバイスの「ペアリン
グ」バーコードをスキャンします。リモート デバイスのペアリング バーコードを作成する方法につい
ては、4-26 ページの「ペアリング バーコードのフォーマット」 を参照してください。
•
シリアル ポート プロファイル ( スレーブ ) - Bluetooth Technology Profile Support のホスト タイプを選
択します (4-7 ページ を参照 )。デジタル スキャナは、Bluetooth を介して PC/ ホストに接続し、シリア
ル接続のように動作します。デジタル スキャナは、リモート デバイスからの接続要求を受け入れ、ス
レーブとなります。「シリアル ポート プロファイル ( スレーブ )」をスキャンし、接続要求を待ちます。
無線通信 4 - 5
•
Bluetooth キーボード エミュレーション (HID スレーブ ) - Bluetooth Technology Profile Support に対し
ては、このホスト タイプを選択します (Bluetooth Technology Profile Support とマスタ / スレーブの各定
義については、4-7 ページ を参照)。デジタル スキャナは、Bluetooth を介して接続し、キーボードのよ
うに動作します。デジタル スキャナは、リモート デバイスからの接続要求を受け入れ、スレーブとな
ります。 「Bluetooth キーボード エミュレーション (HID スレーブ )」をスキャンし、接続要求を待ちます。
注 1. デジタル スキャナは Bluetooth HID プロファイルを通してキーボード エミュレーションをサポートし
ます。詳細および HID ホスト パラメータについては、4-11 ページの「HID ホスト パラメータ」を参照
してください。
2. デジタル スキャナが SPP マスタ モードまたはクレードル ホスト モードでクレードルとペアリングさ
れている場合は、無線通信が途切れて切断されると、デジタル スキャナは自動的にリモート デバイスと
の再接続を試みます。詳細については、4-18 ページの「自動再接続機能」 を参照してください。
4 - 6 DS6878 プロダクト リファレンス ガイド
無線通信ホスト タイプ ( 続き )
* クレードル ホスト
シリアル ポート プロファイル ( マスタ )
シリアル ポート プロファイル ( スレーブ )
Bluetooth キーボード エミュレーション (HID スレーブ)
Bluetooth Technology Profile Support
Bluetooth Technology Profile Support では、無線通信にクレードルは必要ありません。デジタル スキャナは
Bluetooth テクノロジを使用してホストと直接通 信します。デジタル スキャナは、標準 Bluetooth シリアル
ポート プロファイル (SPP) および HID プロファイルをサポートします。これらのプロファイルにより、同じ
プロファイルをサポートする他の Bluetooth デバイスと通信可能になります。
•
SPP - デジタル スキャナは、Bluetooth 経由で PC/ホストに接続され、シリアル接続のように動作します。
•
HID - デジタル スキャナは、Bluetooth 経由で PC/ ホストに接続され、キーボードのように動作します。
マスタ / スレーブのセットアップ
デジタル スキャナは、マスタまたはスレーブとしてセットアップできます。
デジタル スキャナをスレーブとしてセットアップした場合は、他のデバイスから検出、接続することができ
ます。マスタとしてセットアップした場合は、接続が要求されているリモート デバイスの Bluetooth アドレス
が必要です。この場合、リモート デバイスのアドレスに対応するペアリング バーコードを作成してスキャン
し、リモート デバイスとの間で接続を試みる必要があります。ペアリング バーコードを作成する方法につい
ては、4-26 ページの「ペアリング バーコードのフォーマット」 を参照してください。
無線通信 4 - 7
マスタ
デジタル スキャナをマスタ (SPP) としてセットアップすると、スレーブ デバイスとの間で無線接続を開始し
ます。接続の開始は、リモート デバイスのペアリング バーコードをスキャンして行います (4-26 ページの「ペ
アリング バーコードのフォーマット」を参照 )。
スレーブ
デジタル スキャナをスレーブ デバイス (SPP) としてセットアップした場合は、リモート デバイスからの接続
要求を受け付けます。
注 デジタル スキャナの数は、ホストの能力によって異なります。
4 - 8 DS6878 プロダクト リファレンス ガイド
Bluetooth フレンドリー名
デバイスを検出したときにアプリケーションに表示されるスキャナ名称を設定できます。デフォルト名は、
デジタル スキャナ名にシリアル番号を加えた文字列 ( 例 : DS6878 123456789ABCDEF) です。「デフォルト
設定」をスキャンすると、このデジタル スキャナ名に戻ります。デフォルト設定を行った後もユーザー設定
名を保持する場合は、カスタム デフォルトを使用してください。
新しい Bluetooth フレンドリー名を設定するには、次のバーコードをスキャンして、付録 E 「英数字バーコー
ド」から 23 文字までのバーコードをスキャンします。名前が 23 文字未満の場合は、名前を入力した後に E-7
ページの「メッセージの終わり」のバーコードをスキャンします。
注 アプリケーションでデバイス名を設定できる場合は、そのデバイス名が Bluetooth フレンドリー名より優
先されます。
Bluetooth フレンドリー名
検出可能モード
検出を開始するデバイスに基づいて、検出可能モードを選択します。
•
PC から接続を開始するときは、「一般検出可能モード」を選択します。
•
モバイル デバイス ( たとえば、Motorola Q) から接続を開始する場合や「一般検出可能モード」では表示
されないデバイスの場合は、「制限付き検出可能モード」を選択します。このモードでは、デバイスの検
出に時間がかかる可能性があるので注意してください。
デバイスは 30 秒間、制限付き検出可能モードのままになります。この間、緑色の LED が点滅し、 その
後、検出不能となります。制限付き検出可能を再度有効にするには、トリガを引きます。
* 一般検出可能モード
制限付き検出可能モード
Wi-Fi フレンドリー モード
Wi-Fi フレンドリー モード用に設定されているスキャナは、次のように動作します。
•
スキャナは探知モードのままになり、ファームウェアの更新時に探知モードを終了します。
•
Wi-Fi チャネルがホッピング シーケンスから除外されている場合は、 AFH がオフになります。
•
接続が確立された後で、スキャナ ( およびクレードル ) は選択した Wi-Fi チャネルを回避します。
注
•
この機能を使用している場合は、Wi-Fi フレンドリー モードのエリア内に存在するすべてのスキャナを設定
します。
•
デフォルトでは、Wi-Fi チャネルは除外されていません。
•
Wi-Fi チャネル 1、6、11 が除外されている場合、Bluetooth には 20 個以上のチャネルが必要になるため、
小さな値のチャネルは、ホッピング シーケンスから切り捨てられます。
•
Bluetooth を接続する前に Wi-Fi フレンドリーの設定を更新することをお勧めします。
以下のバーコードをスキャンして Wi-Fi フレンドリー モードを有効または無効にし、除外するチャネルを選択し
てください (Wi-Fi フレンドリー チャネルの除外 参照 )。
無線通信 4 - 9
* Wi-Fi フレンドリー モードを無効にする
Wi-Fi フレンドリー チャネルの除外
除外するチャネルを選択します。
•
Wi-Fi チャネル 1 を除外 : Bluetooth チャネル 0 〜 21 がホッピング シーケンスから除外されます
(2402 〜 2423MHz)。
•
Wi-Fi チャネル 6 を除外 : Bluetooth チャネル 25 〜 46 がホッピング シーケンスから除外されます
(2427 〜 2448MHz)。
•
Wi-Fi チャネル 11 を除外 : Bluetooth チャネル 50 〜 71 がホッピング シーケンスから除外されます
(2452 〜 2473MHz)。
•
Wi-Fi チャネル 1、 6、 11 を除外 : Bluetooth チャネル 2 〜 19 (2404 〜 2421MHz) 、 26 〜 45
(2428 〜 2447MHz)、および 51 〜 69 (2453 〜 2471MHz) がホッピング シーケンスから除外されます。
•
Wi-Fi チャネル 1、 6 を除外 : Bluetooth チャネル 0 〜 21 (2402 〜 2423MHz) と 25 〜 46
(2427 〜 2448MHz) がホッピング シーケンスから除外されます。
•
Wi-Fi チャネル 1、 11 を除外 : Bluetooth チャネル 0 〜 21 (2402 〜 2423MHz) と 50 〜 71
(2452 〜 2473MHz) がホッピング シーケンスから除外されます。
•
Wi-Fi チャネル 6、 11 を除外 : Bluetooth チャネル 25 〜 46 (2427 〜 2448MHz) と 50 〜 71
(2452 〜 2473MHz) がホッピング シーケンスから除外されます。
Wi-Fi フレンドリー モードを有効にする
4 - 10 DS6878 プロダクト リファレンス ガイド
Wi-Fi フレンドリー チャネルの除外 ( 続き )
* 全チャネルを使用 ( 標準 AFH)
Wi-Fi チャネル 1 を除外
Wi-Fi チャネル 6 を除外
Wi-Fi チャネル 1、 6、 11 を除外
Wi-Fi チャネル 11 を除外
Wi-Fi チャネル 1、 6 を除外
Wi-Fi チャネル 1、 11 を除外
Wi-Fi チャネル 6、 11 を除外
HID ホスト パラメータ
デジタル スキャナは Bluetooth HID プロファイルを通してキーボード エミュレーションをサポートします。
このモードでは、デジタル スキ ャナは、HID プロファイルを Bluetooth キーボードとしてサポートする
Bluetooth ホストと接続できます。スキャンしたデータはキーストロークとしてホストに転送されます。
以下に HID ホストでサポートされるキーボード パラメータを示します。
Apple iOS HID 機能
これは Apple iOS デバイス用のオプションで、トリガを 2 度押しすることで iOS 仮想キーボードの開閉を
有効にします。
注 この機能が有効である場合、デジタル スキャナを Apple iOS 以外のデバイスで使用することはできま
せん。
無線通信 4 - 11
* 無効
有効
Android HID 機能
このオプションでは、PIN コードがなくても簡単に Bluetooth を Android とペアリングすることができます。
* 無効
有効
4 - 12 DS6878 プロダクト リファレンス ガイド
HID カントリー キーボード タイプ ( カントリー コード )
キーボード タイプに対応するバーコードをスキャンします。
* 英語 (U.S.) 標準キーボード
フランス語版 Windows
カナダ フランス語版 Windows 98
ドイツ語版 Windows
国際フランス語
HID キーボード タイプ ( 続き )
スペイン語版 Windows
無線通信 4 - 13
イタリア語版 Windows
スウェーデン語版 Windows
日本語版 Windows
イギリス英語版 Windows
カナダ フランス語版 Windows 2000/XP
ポルトガル / ブラジル語版 Windows
4 - 14 DS6878 プロダクト リファレンス ガイド
HID キーボードのキーストローク ディレイ
このパラメータは、エミュレーションされたキーストローク間でのディレイをミリ秒単位で設定します。HID
ホストのデータ転送に時間がかかる場合は、以下のバーコードをスキャンしてディレイを長くしてください。
* ディレイなし (0 ミリ秒 )
中程度のディレイ (20 ミリ秒 )
長いディレイ (40 ミリ秒 )
HID の CAPS Lock オーバーライド
有効になっている場合は、Caps Lock キーの状態に関係なく、データの大文字と小文字が保持されます。
"日本語版 Windows (ASCII)" キーボード タイプの場合、この設定は常に有効で、無効にすることはできません。
*CAPS Lock キーをオーバーライドしない
( 無効 )
Caps Lock キーをオーバーライドする
( 有効 )
無線通信 4 - 15
HID の不明な文字の無視
不明な文字とは、ホストが認識できない文字です。「不明な文字を含むバーコードを送信する」をスキャンし
た場合は、不明な文字を除くすべてのバーコード データが送信され、エラーを示すビープ音は鳴りません。
「不明な文字を含むバーコードを送信しない」をスキャンした場合は、少なくとも 1 文字の不明な文字を含む
バーコードはホストに送信されず、エラーを示すビープ音が鳴ります。
* 不明な文字を含むバーコードを送信する
( 有効 )
不明な文字を含むバーコードを送信しない
( 無効 )
キーパッドのエミュレート
有効になっている場合、すべてのキャラクタは ASCII シーケンスとして数字キーパッド経由で送信されます。
たとえば、ASCII キャラクタの A は "ALT メーク " として、0 6 5 は "ALT ブレーク" として送信されます。
* キーパッド エミュレーションを無効にする
キーパッド エミュレーションを有効にする
4 - 16 DS6878 プロダクト リファレンス ガイド
HID キーボードの FN1 置換
有効になっている場合は、このパラメータにより EAN128 バーコードの FN1 文字が、ユーザーの選択した
キー カテゴリおよび値に置き換わります。キー カテゴリおよびキー値の設定については、5-50 ページの「FN1
置換値」を参照してください。
* キーボードの FN1 置換を無効にする
キーボードの FN1 置換を有効にする
HID ファンクション キーのマッピング
32 未満の ASCII 値は、通常コントロール キー シーケンスとして送信されます。このパラメータが有効になっ
ている場合は、標準的なキー マッピングの代わりに太字のキーが送信されます (7-19 ページの表 7-2 を参照 )。
このパラメータが有効になっているかどうかに関係なく、太字エントリを持たないテーブル エントリは 同じ
ままです。
* ファンクション キーのマッピングを無効にする
ファンクション キーのマッピングを有効にする
無線通信 4 - 17
Caps Lock のシミュレート
キーボード上の Caps Lock キーを押したときと同様に、デジタル スキャナのバーコード上のキャラクタを大
文字または小文字に変換するには、有効にします。キーボードの Caps Lock の現在の状態に関係なく、この
変換は行われます。
*Caps Lock のシミュレートを無効にする
Caps Lock のシミュレートを有効にする
大文字 / 小文字の変換
有効になっている場合、デジタル スキャナは選択した大文字 / 小文字にすべてのバーコード データを変換し
ます。
* 大文字 / 小文字の変換なし
すべてを大文字に変換する
すべてを小文字に変換する
4 - 18 DS6878 プロダクト リファレンス ガイド
自動再接続機能
SPP マスタ モードまたはクレードル ホスト モードでは、無線通信が途切れて切断された場合、デジタル ス
キャナが自動的にリモート デバイスに再接続を試みます。これは、デジタル スキャナがリモート デバイスの
通信エリア外に出た場合、またはリモート デバイスの電源が切れた場合に発生することがあります。デジタ
ル スキャナは設定された再接続試行間隔の時間、再接続を試みます。この間、緑色の LED が点滅し続けます。
呼び出しタイムアウトで自動再接続が失敗した場合、デジタル スキャナは呼び出しタイムアウトのビープ音
( 長い低音→長い高音) を鳴らし、ロー パワー モードに移行します。自動再接続プロセスは、デジタル スキャ
ナのトリガを引けば再開できます。
リモート デバイスが接続を拒否したために自動再接続が失敗した場合、デジタル スキャナは接続拒否を示す
ビープ シーケンスを鳴らし (4-3 ページの「無線ビープ音の意味」を参照)、リモート ペアリングのアドレスを
削除します。この状況が発生した場合は、ペアリング バーコードをスキャンして、リモート デバイスへの新
しい接続を再試行する必要があります。
注 自動再接続シーケンスの進行中にバーコードをスキャンすると、転送エラーを示すビープ シーケンスが
鳴り、データはホストに転送されません。接続が再確立された後、通常のスキャン操作に戻ります。ビー
プ音の意味については、2-1 ページの「ビープ音の意味」 を参照してください。
デジタル スキャナのメモリには、各マスタ モード (SPP、クレードル ) のリモート Bluetooth アドレスを保存
できます。これらのモードを切り替えると、デジタル スキャナは自動的にそのモードで最後に接続されてい
たデバイスに再接続を試みます。
注 ホスト タイプ バーコード (4-5 ページ ) をスキャンして Bluetooth ホスト タイプを切り替えると、無線は
リセットされます。この間、スキャンは無効になります。スキャンできるようになって、デジタル スキャ
ナが無線を再初期化するには数秒かかります。
無線通信 4 - 19
再接続試行のビープ音のフィードバック
デジタル スキャナは、通信エリア外に出て接続が切断されると、直ちに再接続を試みます。デジタル スキャ
ナが再接続を試みている間は、緑色の LED が点滅し続けます。無線の再接続が失敗すると、デジタル スキャ
ナは呼び出しタイムアウトのビープ音 ( 長い低音→長い高音 ) を鳴らし、LED の点滅を止めます。トリガを引
くとプロセスを再開できます。
デフォルトでは、再接続試行時のビープ音機能は無効になっています。有効にすると、デジタル スキャナは
再接続試行中、5 秒ごとに 5 回の短い高音を鳴らします。再接続試行機能のビープ音を有効または無効にする
には、以下のバーコードをスキャンします。
* 再接続試行時のビープ音を無効にする
再接続試行時のビープ音を有効にする
4 - 20 DS6878 プロダクト リファレンス ガイド
再接続試行間隔
デジタル スキャナは、通信エリア外に出て接続が切断されると、直ちに 30 秒間 ( デフォルト ) 再接続を試み
ます。この時間は、次のいずれかのオプションに変更できます。
•
30 秒
•
1 分
•
5 分
•
30 分
•
1 時間
•
無制限
再接続試行間隔を設定するには、以下のいずれかのバーコードをスキャンします。
*30 秒間再接続を試行
5 分間再接続を試行
1 時間再接続を試行
1 分間再接続を試行
30 分間再接続を試行
無制限に再接続を試行
無線通信 4 - 21
Bluetooth キーボード エミュレーション (HID スレーブ ) モードでの自動再接続
Bluetooth キーボード エミュレーション (HID スレーブ) モードで、デジタル スキャナとリモート デバイスの
接続が切断された場合は、次の再接続オプションを選択します。
•
バーコード データで自動再接続 : バーコードをスキャンすると、デジタル スキャナが自動的に再接続し
ます。このオプションでは、最初のキャラクタを転送するときに、ディレイが発生する可能性がありま
す。バーコードをスキャンすると、読み取り中のビープ音に続いて接続が完了するか、呼び出しタイム
アウト、接続拒否、または送信エラーを示すビープ音が鳴ります。デジタル スキャナおよびモバイル デ
バイスのバッテリ寿命を最適化するには、このオプションを選択してください。なお、接続拒否コマン
ドやケーブルの取り外しコマンドの実行時には、自動接続は行われません。
•
直ちに自動再接続 : 接続が失われた場合に、デジタル スキャナが再接続を試みます。呼び出しタイムア
ウトが発生した場合、デジタル スキャナのトリガを引くと再接続を試みます。このオプションは、デジ
タル スキャナのバッテリ寿命を考慮する必要がなく、スキャンしたバーコードを送信するためのディレ
イを回避する場合に選択してください。なお、接続拒否コマンドやケーブルの取り外しコマンドの実行
時には、自動接続は行われません。
•
自動再接続しない : デジタル スキャナとリモート デバイスの接続が切断された場合に、手動で再接続す
る必要があります。
* バーコード データで自動再接続
自動再接続しない
通信エリア外インジケータ
通信エリア外インジケータは、4-19 ページの「再接続試行時のビープ音を有効にする」をスキャンし、
4-20 ページの「再接続試行間隔」を使って時間を延長することで設定できます。
たとえば、デジタル スキャナが通信エリア外に出て無線接続が切断されたとき、再接続試行のビープ音が無
効に設定されているとします。この場合、デジタル スキャナは設定され た再 接 続 試 行 の 間 隔で、無 音で 再 接
続を試みます。
直ちに自動再接続
ここで再接続試行のビープ音を有効にすると、デジタル スキャナは再接続の試行中、5 秒ごとに 5 回の短い
高音を鳴らします。たとえば、再接続試行間隔を 30 分などのように長く変更した場合、デジタル スキャナは
30 分にわたって 5 秒ごとに 5 回の高音を鳴らし、通信エリア外であることを知らせ続けます。
4 - 22 DS6878 プロダクト リファレンス ガイド
デジタル スキャナとクレードルのサポート
動作モード
無線通信機能を持つ充電クレードルは 2 つの無線通信動作モードをサポートしていて、デジタル スキャナが
無線で通信できるようになります。
•
ポイントトゥポイント
•
マルチポイントトゥポイント
ポイントトゥポイント通信
ポイントトゥポイント通信モードでは、クレードルには同時に 1 台のデジタル スキャナを接続できます。こ
のモードでは、デジタル スキャナをクレードルに装着するか ( 装着によるペアリング機能が有効になってい
る場合は 4-25 ページ )、「ペアリング」バーコードをスキャンすることによって、デジタル スキャナとクレー
ドルがペアリングされます。通信はロック状態、非ロック状態 ( デフォルト) またはロック無効化の状態にす
ることができます。各モードについては、4-24 ページの「ペアリング モード」 を参照してください。ロック
モードでは、4-27 ページ以降のコネクション維持時間バーコードをスキャンして、ロック間隔を設定します。
この動作モードを有効にするには、「ポイントトゥポイント」をスキャンします。
マルチポイントトゥポイント通信
マルチポイントトゥポイント通信モードでは、1 台のクレードルに対して、CR0078-S の場合には最大 3 台の
デジタル スキャナをペアリングでき、CR0078-P の場合には最大 7 台のデジタル スキャナをペアリングでき
ます。
このモードを有効にするには、クレードルに接続した最初のデジタル スキャナで「マルチポイントトゥポイン
ト」バーコードをスキャンします。このモードでは、パラメータ ブロードキャスト機能 (4-23 ページ ) を使用
して、接続されているすべてのデジタル スキャナにパラメータ バーコード設定を転送できます。このモード
では、1 台のデジタル スキャナをプログラミングすると、接続されている すべてのデジ タル スキャナにその
設定が適用されます。
ポイントトゥポイント モードまたはマルチポイントトゥポイント モードを選択するには、該当するバーコー
ドをスキャンします。
マルチポイントトゥポイント モード
* ポイントトゥポイント モード
無線通信 4 - 23
パラメータ ブロードキャスト ( クレードル ホストのみ )
マルチポイントトゥポイント モードのとき、スキャンされたすべてのパラメータ バーコードをピコネット内
の他のすべてのデジタル スキャナに伝達するには、パラメータ ブロードキャストを有効にします。無効になっ
ている場合、パラメータ バーコードは個々のデジタル スキャナでのみ処理され、他のデジタル スキャナまた
はクレードルからのパラメータ ブロードキャストは無視されます。
* パラメータ ブロードキャストを有効にする
パラメータ ブロードキャストを無効にする
ペアリング
ペアリングとは、デジタル スキャナがクレードルとの通信を開始するためのプロセスです。「マルチポイント
トゥポイント」をスキャンすると、マルチ デジタル スキャナ / クレードル動作が有効になり、1 台のクレー
ドルに対して、CR0078-S の場合には最大 3 台のデジタル スキャナをペアリングでき、CR0078-P の場合に
は最大 7 台のデジタル スキャナをペアリングできます。
スキャナをクレードルとペアリングするには、ペアリング バーコードをスキャンします。高音→低音→高音
→低音のビープ シーケンスが鳴り、ペアリング バーコードを読み取ったことを示します。クレードルとデジ
タル スキャナの接続が確立すると、低音→高音のビープ音が鳴ります。
注 1. デジタル スキャナをクレードルに接続するペアリング バーコードは、各クレードルにより異なり
ます。
2. ペアリングが完了するまで、データやパラメータをスキャンしないでください。
3. デジタル スキャナが SPP マスタ モードまたはクレードル ホスト モードでクレードルとペアリン
グされている場合は、無線通信が途切れて切断されると、デジタル スキャナは自動的にリモート デバ
イスとの再接続を試みます。詳細については、4-18 ページの「自動再接続機能」 を参照してください。
4 - 24 DS6878 プロダクト リファレンス ガイド
ペアリング モード
クレードルを使用する場合は、次の 2 種類のペアリング モードがサポートされます。
•
ロック ペアリングモード : クレードルがデジタル スキャナ ( マルチポイントトゥポイント モードでは、
CR0078-S は最大 3 台のデジタル スキャナ、 CR0078-P は最大 7 台のデジタル スキャナ ) とペアリン
グ ( 接続 ) されている場合、クレードル上で「ペアリング」バーコードをスキャンするか、装着による
ペアリング機能 (4-25 ページ ) が有効になっているクレードルにデジタル スキャナを装着すること で、
別のデジタル スキャナが接続しようとしても拒絶されます。現在接続されているデジタ ル スキャナと
の接続が維持されます。このモードでは、4-27 ページの「コネクション維持時間」を設定する必要があ
ります。
•
非ロック ペアリング モード - クレードルの「ペアリング」バーコードをスキャンしたとき、あるいは装着
時のペアリング機能を有効にしてスキャナをクレードルに装着したときに、新しいデジタル スキャナをク
レードルとペアリング ( 接続 ) します。元のデジタル スキャナとクレードルとのペアリングは解除され
ます ( ポイントトゥポイント モードのみ)。
クレードル ペアリング モードを設定するには、以下の該当するバーコードをスキャンします。
* 非ロック ペアリング モード
ロック ペアリング モード
ロックの無効化
「ロックの無効化」は、ロックされたデジタル スキャナの基本ペアリングをオーバーライドし、新しいデジタ
ル スキャナを接続します。マルチポイントトゥポイント モードでは、新しいデジタル スキャナを接続するた
めに、まず切断された ( 通信エリア外の) デジタル スキャナがペアリング解除されます。
「ロックの無効化」 を使用するには、下のバーコードをスキャンしてからクレードルのペアリング バーコードを
スキャンします。
ロックの無効化
無線通信 4 - 25
ペアリング方法
ペアリングは 2 種類の方法で実行することができます。デフォルトの方法では、クレードルのペアリング バー
コードをスキャンしたときに、デジタル スキャナとクレードルをペアリング ( 接続) できます。2 番目の方法
では、デジタル スキャナがクレードルに装着されたときに、デジタル スキャナとクレードルがペアリングさ
れます。後者の方法を使用する場合は、以下の「装着によるペアリングを有効にする」をスキャンしてくださ
い。このペアリング方法を有効にしている場合は、クレードルのペアリング バーコードをスキャンする必要
はありません。ペアリングに成功した場合、スキャナをクレードルにセットすると、数秒後に低音→高音の順
番でビープ音が鳴ります。その他のビープ音については、4-3 ページの「無線ビープ音の意味」を参照してく
ださい。
装着によるペアリングを有効または無効にするには、以下の該当するバーコードをスキャンします。
* 装着によるペアリングを有効にする
装着によるペアリングを無効にする
ペアリング解除
デジタル スキャナをクレードルまたは PC/ ホストからペアリング解除し、クレードルが別のデジタル スキャ
ナとペアリングできるようにします。以下のバーコードをスキャンすると、クレードルまたは PC ホストから
切断されます。
ペアリング解除バーコードは、『DS6878 Quick Reference Guide 』にも記載されています。
ペアリング解除
4 - 26 DS6878 プロダクト リファレンス ガイド
ペアリング バ
ーコードの内容 :
"B" + Bluetooth アドレス
B112233445566
ペアリング バーコードのフォーマット
デジタル スキャナが SPP マスタとして設定されている場合は、デジタル スキャナとの接続を可能にするリ
モート Bluetooth デバイスのためのペアリング バーコードを作成する必要があります。バーコードの作成に
は、接続先リモート デバイスの Bluetooth アドレスが必要になります。ペアリング バーコードは Code 128
バーコードで、次のようにフォーマットされます。
<Fnc 3>Bxxxxxxxxxxxx
値は次のとおりです。
•
B ( または LNKB) はプリフィックス
•
xxxxxxxxxxxx は、 12 文字の Bluetooth アドレスを表します。
ペアリング バーコードの例
デジタル スキャナを接続できるリモート デバイスの Bluetooth アドレスが 11:22:33:44:55:66 の場合、ペアリング
バーコードは次のとおりです。
無線通信 4 - 27
コネクション維持時間
注 コネクション維持時間は、ロック ペアリング モード (4-24 ページ ) にのみ適用されます。
リンク監視タイムアウトが原因でデジタル スキャナがクレードルから切断された場合、デジタル スキャナはす
ぐにクレードルへの再接続を 30 秒間試みます。自動再接続が失敗した場合は、デジタル スキャナのトリガを
引いて再接続を再開できます。
切断されたデジタル スキャナが通信エリア内に戻った場合に再接続できるようにするため、クレードルはそ
のデジタル スキャナに対する接続をコネクション維持時間で定義した期間だけ予約します。クレードルが最
大 3 台のデジタル スキャナをサポートしていて、1 台のデジタル スキャナが切断された場合、4 台目のデジ
タル スキャナは、この期間クレードルとのペアリングを行えません。別のデジタル スキャナに接続するには、
コネクション維持時間が経過するまで待機し、新しいデジタル スキャナでクレードルの「ペアリング」バー
コードをスキャンするか、新しいデジタル スキャナで「ロックの無効化」(4-24 ページ ) をスキャンしてから
クレードルの「ペアリング」バーコードをスキャンします。
注 CR0078-S クレードルが最大 3 台のデジタル スキャナをサポートし、CR0078-P が最大 7 台のデジタル
スキャナをサポートする場合は、デジタル スキャナの状態 ( バッテリが空など) に関係なく、各デジタル
スキャナのリモート ペアリング アドレスがメモリに保存されます。クレードルにペアリングされている
デジタル スキャナを変更する場合は、「ペアリング解除 」バーコードをスキャンして現在クレードルに接
続されているデジタル スキャナのペアリングを解除し、クレードルの「ペアリング」 バーコードを スキャン
して対象の各スキャナを再接続します。
コネクション維持時間のオプションは次のとおりです。
•
15 分
•
30 分
•
1 時間
•
2 時間
•
4 時間
•
8 時間
•
24 時間
•
無制限
考慮事項
コネクション維持時間はシステム管理者が決定します。間隔を短くすると、新しいユーザーが使用されなく
なった接続にすばやくアクセスできるようになりますが、その期間を過ぎてユーザーが作業エリアを離れた場
合などに問題が発生します。間隔を長くすると、既存のユーザーは長時間作業エリアを離れることができます
が、その間新しいユーザーはシステムを利用できなくなります。
この対立を避けるには、シフトを外れる予定のユーザーが 4-25 ページ のペアリング解除バーコードをス
キャンし、コネクション維持時間を無視して直ちに接続を利用できるようにします。
4 - 28 DS6878 プロダクト リファレンス ガイド
コネクション維持時間を設定するには、以下のバーコードのいずれかをスキャンします。
* 間隔を 15 分に設定
間隔を 30 分に設定
間隔を 60 分に設定
間隔を 4 時間に設定
間隔を 2 時間に設定
間隔を 8 時間に設定
間隔を 24 時間に設定
間隔を無制限に設定
呼び出しボタン
CR0078-P クレードルには、呼び出しボタンがあります (1-6 ページの「CR0078-P シリーズ クレードル」を
参照 )。呼び出しボタンはセンサーになっており、タッチすると、ペアリングされているスキャナがビープ音を
鳴らします。デフォルトの設定は、「呼び出しボタンを無効にする」です。
1. 指をボタン センサー の上に置きます。
2. 約 1 秒間、下に押します。
3. スキャナがクレードルから取り外されていると、クレードルの LED は青色になります。ペアリングされたスキャナ
が 5 回ビープ音を鳴らします。1 台のクレードルに複数のスキャナがペアリングされている場合は、すべてのスキャ
ナが 5 回ビープ音を鳴らします。
4. 必要に応じて、手順 1 〜 3 を繰り返します。
注 無線エリア外にあるスキャナは、呼び出されてもビープ音を鳴らしません。無線エリアの詳細については、
3-10 ページの「技術仕様」を参照してください。
以下のいずれかのバーコードをスキャンして、この機能を有効または無効にします。
無線通信 4 - 29
* 呼び出しボタンを無効にする
呼び出しボタンを有効にする
4 - 30 DS6878 プロダクト リファレンス ガイド
Bluetooth セキュリティ
デジタル スキャナは Bluetooth 認証と暗号化をサポートしています。認証は、リモート デバイスまたはデジタ
ル スキャナから要求できます。認証が要求された場合、デジタル スキャナはプログラムされた PIN コードを
使用してリンク キーを生成します。認証が完了すると、いずれかのデバイスが暗号化を有効にするためにネ
ゴシエートします。
注 リモート デバイスは引き続き認証を要求できます。
認証
リモート デバイス ( クレードルを含む ) に認証を設定するには、以下の「認証を有効にする」バーコードをス
キャンします。デジタル スキャナでの認証設定を禁止するには、以下の「認証を無効にする」バーコードを
スキャンします。
認証を有効にする
* 認証を無効にする
無線通信 4 - 31
PIN コード
デジタル スキャナで PIN コード ( パスワードなど ) を設定するには、以下のバーコードをスキャンし、続け
て 5 つの英数字プログラミング バーコードをスキャンします ( 付録 E 「英数字バーコード」を参照 )。デフォ
ルトの PIN コードは 12345 です。
デジタル スキャナがセキュリティの有効になった通信をクレードルと行っている場合、デジタル スキャナとク
レードルでは PIN コードが同期されます。この同期を行うには、PIN コードの設定時にデジタル スキャナをク
レードルに接続します。デジタル スキャナがクレードルに接続されていない場合、PIN コードの変更はデジ
タル スキャナでのみ有効になります。デジタル スキャナとクレードルの間でセキュリティが必要で、PIN コー
ドが一致しない場合、ペアリングは失敗します。PIN コードが同期されていない場合は、セキュリティを無効
にしてクレードルとの接続を確立し、さらに新しい PIN コードをプログラミングして再同期します。
PIN コードの設定
可変 PIN コード
デフォルトの PIN コードは、ユーザーがプログラムした静的 PIN コードです。ただし、通常、HID 接続には可
変 PIN コードの入力が必要です。接続を試行したとき、アプリケーションが PIN を含むテキスト ボックスを
表示した場合は、「可変 PIN コード」バーコードをスキャンした後、接続を再試行してください。デジタル ス
キャナで英数字の入力待ちを示すビープ音が鳴ったら、E-1 ページの「英数字バーコード」を使用して可変
PIN を入力します。コードが 16 文字未満の場合には、E-7 ページの「メッセージの終わり」 のバーコードを
スキャンします。デジタル スキャナは、接続後に可変 PIN コードを破棄します。
* 静的 PIN コード
可変 PIN コード
4 - 32 DS6878 プロダクト リファレンス ガイド
暗号化
注 暗号化が有効になる前に、認証を実行する必要があります。
デジタル スキャナで暗号化を有効にするよう設定するには、「暗号化を有効にする」をスキャンします。デジ
タル スキャナで暗号化を有効にしない場合は、「暗号化を無効にする」をスキャンします。有効にした場合は、
無線機器によってデータが暗号化されます
暗号化を有効にする
?
* 暗号化を無効にする
無線通信 4 - 33
Secure Simple Pairing の IO 機能 (SPP サーバーおよび SPP マスタ ホスト モードのみ )
Bluetooth 2.1 は、Secure Simple Pairing メ ソッドを使用してデバイスの 認証や暗号化キーの作成を行 いま
す。アルゴリズムの一部として、デバイスは IO 機能を示す必要があります。シリアル プロファイル ホスト
( マスタまたはスレーブ ) 内にある場合、デフォルトは「入力なし / 出力なし」になっており、データ入力は
必要ありませんが、デバイスによってペアリング プロセスの確認を求められる場合があります。
「キーボードのみ」( パスキー入力) は、ディスプレイを行うデバイスと数字キーパッド入力を行うデバイス
( キーボードなど) 間、または数字キーパッド入力を行う 2 つのデバイス間で使用します。前者の場合、ディ
スプレイは 6 桁の数字コードをユーザーに表示し、ユーザーはキーパッド上でコードを入力します。後者の
場合、各デバイスのユーザーは同じ 6 桁の数字を入力します。
注 このオプションは、Android タブレットへの接続に使用します。
•
入力なし/ 出力なし: 最小限のセキュリティ オプションです (一部のデバイスでは使用できない場合があ
ります )。
•
キーボードのみ : ハイレベルのセキュリティ オプションです。
* 入力なし / 出力なし
キーボードのみ
4 - 34 DS6878 プロダクト リファレンス ガイド
デジタル スキャナを使用した iOS または Android 製品との接続
デバイス上で次の手順を実行して、リンクを確立します。
HID キーボード エミュレーション
DS6878 上で 4-6 ページの「Bluetooth キーボード エミュレーション (HID スレーブ )」 をスキャンします。次
いで、以下の手順を実行します。
•
iOS 、iPad 、または iPhone 上では、[Settings] > [General] > [Bluetooth] を選択し、 Bluetooth をオン
にします。検出されたデバイスのリストから DS6878 デジタル スキャナを選択します。これによってリン
クが確立され、キーボード入力を使用するアプリケーションのスキャンが可能になります。
•
Android、Motorola ET1、または Droid 上では、[Settings] > [Wireless & networks] > [Bluetooth] を選
択します (Bluetooth がオンになっていない場合はオンにします)。[Bluetooth settings] を選択し、検出
されたデバイスのリストから DS6878 デジタル スキャナを選択します (DS6878 デジタル スキャナは
通常、DS6878 - xxxxxx と表示されます。xxxxxx はシリアル番号です )。
重要 Android デバイス、特に Motorola ET1 では、接続に PIN のスキャンが必要な場合がありま
す。その場合は、 PIN がデバイスに表示されます。4-31 ページの「可変 PIN コード」をス
キャンした後で、接続を再試行してください 。スキャナが PIN 入力を待機していることを
示すビープ音が鳴ります。E-1 ページの「英数字キーボード」 を使用して PIN をスキャン
してください。不適切なスキャン入力を削除するには、E-7 ページの「キャンセル」をス
キャンします。
詳細については、4-31 ページの「可変 PIN コード」 を参照してください。