
2 CR8178-PC プレゼンテーション クレードル
はじめに
CR8178-PC ( プレゼンテー ション) コードレス デジタル スキャナのクレー
ドルは、DS8178 コードレス デジタル スキャナの充電器および無線通信
インタフェースとして機能します。CR8178-PC は、卓上に設置すること
も、壁面に取り付けることもできます。CR8178-PC 医療用クレードルは、
卓上に設置することも、壁面やカートに取り付けることもできます。
クレードルをご使用の場合、Bluetooth 無線でデジタル スキャナからデー
タを受信し、ケーブル接続によって受信データをホストに送信することが
できます。クレードルは充電器としても機能し、デジタル スキャナをセッ
トするとデジタル スキャナの内蔵バッテリ パックが充電されます。デジ
タル スキャナは、外部電源またはホストから電源が供給される USB ケー
ブルを使用して充電することもできます。
このガイドでは、クレードルの設定方法と使用方法について説明します。
パッケージ内容
クレードルのパッケージにはCR8178-PC クレードル 1 台が含まれます。
アクセサリ
次の機器が必要な場合があります。
• 電源 ( 高速充電用)
• 取り付け具
• M4 ネジ 2 本 (壁面取り付け用。必要な場合は真鍮ネジ穴を使用します) 。
Zebra からは入手できません。
• 壁面取り付けブラケット。Zebra とは別売りです。
注 医療向用クレードルのみ : デジタル スキャナがランプ
モードの場合、ワークステーションには壁面取り付け
用の特殊なブラケットが必要です (Zebra からは入手
できません ) 。
• 取り付け用 3M™ Dual Lock™ ファスナー。Zebra には付属せず、別
売りです。
梱包箱は、保管や搬送時のために保存しておいてください。破損していな
いかどうかすべての機器を確認してください。万一、破損や不足がある場
合は、直ちに Zebra サポート センターにご連絡ください。
関連文書
• DS8178 クイック スタート ガイド (p/n MN-002753-xx)
• DS8178 Digital Scanner Product Reference Guide (p/n MN-002752-xx)
• CR8178-SC 標準クレードル クイック リファレンス ガイド
(p/n MN-002784-xx)
• CR8178-PC Document Capture Stand (p/n MN-002858-xx)
すべての文書や各言語での情報は、www.zebra.com/support
から入手できます。

クイック リファレンス ガイド 3
充電/ 通信
端子
呼び出しボタン/LED
ペアリング バー
コード ( 背面)
ゴム足
ゴム足
インタフェース ポート
ステーションの取り付け
用真鍮ネジ穴
(M4 x 5mm 2 か所)
サービスに関する情報
本機器の稼動中または他の機器の使用中に問題が発生する場合は、お客様
の使用環境を管理する技術サポートまたはシステム サポートにお問い合
わせください。本機器に問題がある場合、各地域の技術サポートまたはシ
ステム サポートの担当者が、Zebra グローバル カス タマー サポート
(http://www.zebra.com/support
このガイドの最新版は、http://www.zebra.com/support
) へ問い合わせを行います。
から入手可能です。
クレードルの機能
上面
底面

4 CR8178-PC プレゼンテーション クレードル
クレードルの接続
1. 必要に応じて、適切なケーブルを電源ポートおよび AC 電源コンセントに
接続します。 これにより、ホストの検出が保証され、ホストの不適切な検出
によって誤ってクレードルが逆方向に給電されるのを防ぐことができます。
2. インタフェース ケーブルをホスト ポートに接続します。
3. インタフェース ケーブルをクレードルのホスト ポートに接続します。
4. デジタル スキャナをクレードルに装着するか (装着時のペアリングが有
効な場合)、ペアリング バーコードをスキャンして、デジタル スキャナを
クレードルとペアリングします。
5. インタフェースが自動検出されない場合は、適切なホスト バーコード を
スキャンします。詳細については、『Product Reference Guide』を参
照してください。
ホスト インタフェースの変更
接続先を変更する場合や、使用するケーブルを変更する場合は、次の手順
に従ってください。
1. ホストからインタフェース ケーブルを取り外します。
2. クレードルから電源ケーブルを取り外します。
3. インタフェース ケーブルを新しいホストに接続します (接続先を変更す
る場合)。または、新しいインタフェース ケーブルを既存のホストに接続
します ( ケーブルを変更する場合)。
4. 必要に応じて、電源ケーブルを再接続します。
5. インタフェースが自動検出されない場合は、適切なホスト バーコードを
スキャンします。詳細については、『Product Reference Guide』を参照し
てください。
DC 電源の使用
使用可能な場合は、ホストから供給される電源でクレードルを操作できま
す。ホストの電源が限られているか使用できない場合は、電源ジャックを
サポートする特定のホスト インタフェース ケーブルを使用して外部 DC 電
源を使用できます。急速な充電が必要な場合は、外部電源を推奨します。
注意 ホスト エンドへのケーブルを取り外す前に必ず DC 電源を
取り外してください。そうでないと、クレードルが新しいホス
トを認識できない場合があります。
クレードルの取り付け
卓上での使用
卓上にクレードルを配置する場合は、クレードル底面のゴム足によって摩
擦で動きにくくなり、設置面に傷がつきにくくなります。
注 モバイル カートに取り付ける場合は、接地面にしっかりと
取り付けることを推奨します。

クイック リファレンス ガイド 5
45.5mm
(1.8 インチ)
注: 実際の縮尺とは異なります。
75 度の取り付け
注 75
クレードルは、2 か所の真鍮ネジ穴を使用して、75° (最大) の角度で取り
付けることができます。
1. 設置面に配置し、クレードルの両側に沿って設置面に印を付けておきます。
2. 2 か所の真鍮ネジ穴に合わせて、2 個の穴を事前に開けておきます。
45.5mm (1.8 インチ) の間隔で穴を開けます。
3. インタフェース ケーブルと電源ケーブルを取り付けます (4 ページの「ク
レードルの接続」を参照)。
4. 設置面にクレードルをしっかりと取り付けます。75° まで回転させます。
°
の取り付けは、医療用機器のランプ モードでのみ
利用されます。ランプ
モードの詳細については、
『Product Reference Guide』を参照してください。
5. デジタル スキャナをクレードルに装着します。

6 CR8178-PC プレゼンテーション クレードル
デジタル スキャナのクレードルへの装着
注意 クレードルに液体をこぼしたり、吹きかけたりしないでく
ださい。
ホスト コンピュータへのデータの送信
クレードルは無線通信によってデジタル スキャナからデータを受信し
て、それをホスト ケーブルによってホスト コンピュータに転送します。
無線通信を確立するには、デジタル スキャナとクレードルのペアリング
を実行する必要があります。
ペアリング
注 デジタル スキャナをクレードルに接続するペアリング
バーコードは、各クレードルにより異なります。
ペアリングが完了するまで、データやパラメータをス
キャンしないでください。
ペアリングとは、スキャナとクレードルがデータ通信できるようにクレー
ドルにスキャナを登録することです。このクレードルは、ポイントトゥポイ
ントとマルチポイントトゥポイントの2 つのモードで動作します。ポイ
ントトゥポイント モードでは、デジタル スキャナをクレードルに装
着するか (装着時のペアリングが有効になっている場合) 、ペアリング
バーコードをスキャンして、デジタル スキャナをクレードルとペアリン
グします。マルチポイントトゥポイント モードでは 1 台のクレードルと
最大 7 台のデジタル スキャナをペアリングできます。
デジタル スキャナをクレードルとペアリングするには、ペアリング バー
コードをスキャンします。ペアリングとリモート機器への接続が完了する
と、高音 - 低音 - 高音 - 低音に続いて低音 - 高音という順番でビープ音が
鳴ります。ペアリングが正しく完了しなかった場合は、長い低音 - 長い高
音の順番でビープ音が鳴ります。