スーパーウーファーシステム
YST-SW105
取扱説明書
ご使用の前に必ずお読みください。
このたびは、ヤマハスーパーウーファーシステム
YST-SW105をお買い求めいただきまして、まことにあ
りがとうございます。
YST-SW105の優れた性能を充分に発揮させるとともに、
末永くご愛用いただくために、この取扱説明書をご使用の
前に、必ずお読みくださいますようお願いいたします。
お読みになったあとは、保証書とともに大切に保管してく
ださい。
保証書の手続きを
お買い求めいただきました際、購入店で必ず保証書の
手続きをおこなってください。
保証書に販売店名、購入日などがありませんと、保証
期間でも万一サービスの必要がある場合に実費をいた
だくことがありますので、十分ご注意ください。
SUPERWOOFER SYSTEM YST-SW105
STANDBY/ B.A.S.S. HIGH CUT
ON
MOVIE
MUSIC
50Hz
VOLUME
150Hz 100
目次
安全上のご注意 ............................... 2
特長.................................................. 4
本機の置きかた ............................... 5
接続のしかた ................................... 6
1 アンプにサブウーファー(スーパー
ウーファー)出力端子がある場合 ............... 6
2 アンプにサブウーファー(スーパー
ウーファー)出力端子がない場合 ............... 8
電源プラグの接続 ........................................... 10
各部の名称とはたらき ................. 11
オートスタンバイ機能を
はたらかせる ................................ 12
音量バランスの調節 .................... 13
仕様............................................... 14
故障かなと思ったら .................... 15
ヤマハホットライン
サービスネットワーク ............ 裏表紙
安全上のご注意
この「安全上のご注意」に書かれている内容には、お客様が購入された製品に含まれないものも記載されています。
● ご使用の前に必ずこの「安全上のご注意」をよ
くお読みになり、正しくお使いください。ま
たお読みになったあと、いつでも見られる所
に必ず保存してください。
絵表示の例
気をつけなければならない内容を表しています。たとえば は「感電注意」を示しています。
してはいけない行為を表しています。たとえば は「分解禁止」を示しています。
必ずしなければならない行為を表しています。たとえば は「電源プラグをコンセントから抜くこと」
を示しています。
この表示を無視して、誤った取扱いをすると、人が死亡または重傷を負う可能性が想定さ
警告
●万一、煙が出ている、変なにおいや音がするなどの異常
状態のまま使用すると、火災・感電の原因となります。
すぐに電源プラグをコンセントから抜いてください。
煙が出なくなるのを確認して販売店に修理をご依頼く
ださい。お客様による修理は危険ですから絶対におや
めください。
● 万一機器の内部に水や異物が入った場合は、まず電源
プラグをコンセントから抜いて販売店にご連絡くださ
い。そのまま使用すると火災・感電の原因となります。
れる内容を示しています。
● この取扱説明書および製品への表示では、製品を安全に正
しくお使いいただき、あなたや他の人々への危害や財産へ
の損害を未然に防止するために、いろいろな絵表示をして
います。内容をよく理解してから本文をお読みください。
● 本機の上に水などの入った容器や小さな金属物を置か
ないでください。こぼれたり、中に入った場合火災・感
電の原因となったり、ケガをする恐れがあります。
● 本機の上に陶器やガラス類などを置かないでくださ
い。振動により落ちたり、倒れたり、割れたりすると、ケ
ガをする恐れがあります。
● 本機の上に火のついたローソクなどを置かないでくだ
さい。火災・感電の原因となったり、火傷をする恐れが
あります。
2
● 本機を水にぬらさないようにご注意ください。またぬ
れた手で電源プラグを抜き差ししないでください。火
災・感電の原因となります。
● 本機を使用できるのは日本国内のみです。船舶などの
直流(DC)電源には接続したり、表示された電源電圧交
流100V以外の電圧で使用しないでください。火災・感
電の原因となります。
● 電源コードの上に重いものをのせたり、コードが本機
の下敷にならないようにしてください。コードに傷が
ついて、火災・感電の原因となります。
● 風呂場で使用しないでください。火災・感電の原因とな
ります。
● 本機を水滴などが落ちる場所に設置しないでくださ
い。火災・感電の原因となります。
● キャビネットをあけたり、分解したりしないでくださ
い。感電の原因となります。内部の点検・整備・修理は販
分解禁止
分解禁止
売店にご依頼ください。
● 本機を改造しないでください。火災・感電の原因とな
ります。
●
電源コードを傷つけたり、加工したり、無理に曲げたり、
ねじったり、引っ張ったり、加熱したりしないでくださ
い。コードが破損して、火災・感電の原因となります。
● 電源コードが傷んだら(芯線の露出、断線など)販売店
に交換をご依頼ください。そのまま使用すると火災・感
電の原因となります。
●万一、本機を落としたり、損傷した場合は、電源プラグ
をコンセントから抜いて販売店にご連絡ください。そ
のまま使用すると火災・感電の原因となります。
注意
安全上のご注意
この表示を無視して、誤った取扱いをすると、人が傷害を負う可能性が想定される内容、
および物的損傷のみの発生が想定される内容を示しています。
● 湿気やほこりの多い場所に置かないでください。火災・
感電の原因となることがあります。
● 加湿器を使用する場合は、本機との間に十分なスペー
スをとり、加湿しすぎないようにしてください。結露す
ると、本機が故障するだけでなく、火災・感電の原因と
なることがあります。
● ぐらついた台の上や傾いた所など不安定な場所に置か
ないでください。落ちたり、倒れたりしてけがの原因と
なることがあります。
● 本体前面には割れやすいものなどを置かないでくださ
い。ポートからの空気圧により倒れたり落ちたりして、
けがの原因となることがあります。
● 電源コードを熱器具に近付けないでください。コード
の被ふくが溶けて、火災・感電の原因となることがあり
ます。
● 直射日光が当たる場所など異常に温度が高くなる場所
に放置しないでください。部品に悪い影響を与え、火災
の原因となることがあります。
● 電源プラグを抜くときは、コードを引っ張らないでく
ださい。コードが傷つき、火災・感電の原因となることが
あります。(必ず電源プラグを持って抜いてください。)
● 本機を設置する場合は、壁から20cm以上の間隔をお
いてください。また、放熱をよくするために、他の機器
との間は少し離して置いてください。
移動させる場合は、本機背面の主電源スイッチを切って
●
から電源プラグをコンセントから抜き、本機と接続した
外部機器のコードを外してから行ってください。コード
が傷つき、人災・感電の原因となることがあります。
● 接続する場合は、各々の機器の取扱説明書をよく読み、
説明に従って接続してください。また接続は指定の
コードを使用してください。
● 電源プラグを接続する前には音量(ボリューム)を最小
にしてください。突然大きな音が出て聴力障害などの
原因となることがあります。
● 長時間音が歪んだ状態で使わないでください。本機が
発熱し、火災の原因となることがあります。
● 旅行などで長期間、本機をご使用にならないときは、安
全のため必ず電源プラグをコンセントから抜いてくだ
さい。火災の原因となることがあります。
● 1年に一度くらいは内部の掃除を販売店にご相談くだ
さい。本機の内部にほこりのたまったまま、長い間掃除
しないと火災や故障の原因となることがあります。特
に、湿気の多くなる梅雨期の前に行うと、より効果的で
す。なお、掃除費用については販売店にご相談くださ
い。
● お手入れの際は、安全のため電源プラグをコンセント
から抜いて行ってください。感電の原因となることが
あります。
使用上のご注意
ご使用になる前に、下記の注意事項を必ずお読みください。
● 本機のつまみ類に無理なカを加えたり、キャビネット
に重い物をのせないでください。
● テストディスクや電子楽器の信号、極端に歪んだ信号
を大きな音で鳴らさないでください。本機の破損の原
因となります。
● 本機は防磁設計となっていますがコンピューターのモ
ニターやテレビの近くに設置すると、画像が歪むこと
があります。そのような場合は、離してご使用くださ
い。
● 故障と思われるときはただちに使用をやめ電源プラグ
をコンセントから抜いてください。
● 本機の超低域再生による振動の影響で万一テレビの画
像が歪んでしまうような場合は、本機をテレビから離
して設置してください。
● フロッピーディスクやカセットテープなどの磁気媒体
を近くに置かないでください。データーが破損するこ
とがあります。
● お手入れについて
汚れは軟らかい布で拭き取ってください。
ベンジン、シンナーなどで拭いたりすると、変質した
り、塗料が剥げることがありますので使用しないでく
ださい。
また、接点復活剤はご使用にならないでください。接
点復活剤はプラスチック部品を溶解します。
3
特長
特長
● 豊かな重低音を再生する、アドバンスド・ヤマハ・アクティブ・サーボ・テクノロジー搭載
● 本機の電源を自動でオン/スタンバイ
オートスタンバイ/感度スイッチの設定により、信号の有無を感知して本機の電源を自動でオン/スタンバイできます。
電源スイッチをそのつど押す手間が省けます。
● 各種設定により常に最良の重低音を再生
ハイカット周波数ツマミの設定により、本機と組み合わせて使用するスピーカーとの音質バランスを適切に保ち、自然な
音のつながりを確保することができます。またソースのタイプに適した低音再生を選択できるバスモードスイッチ
(B.A.S.S.=BassActionSelectorSystem)を装備しています。
アドバンスド ワイエスティー
AdvancedYST
1988年、ヤマハは独自のYST方式により良質でパワフルな低音域の再生を可能にするスピ−カーシステムを世に送り
出しました。この方式はアンプとスピーカーをダイレクトに近い状態で電気的に接続することでアンプの動作を正確にス
ピ−カーに伝え、かつスピ−カーの動作をコントロ−ルすることができます。
さらに負性インピ−ダンスコンバ−ター、N.I.C(NegativeImpedanceConvertor)によりスピーカーユニットがきち
んとコントロールされるので、スピーカーキャビネットの容積とポ−トとの間で起こる空気共振を高めることが可能にな
り、通常のバスレフ方式のスピ−カーユニットよりも大きな共振エネルギ−(エアウ−ファー)の生み出しが可能となりま
す。これにより従来不可能であった、小さなキャビネットから、より低い音まで再生することが可能となりました。
最初にYST方式を提案し、このテクノロジーを使ったスピ−カー
システムを世に送り出して10年、ここに新しくヤマハが開発し
ましたAdvancedYSTは数々の改良を従来のYSTに加え、アン
プとスピ−カーの接続をより理想的なレベルにするものです。
スピ−カーはアンプに比べて小信号入力時と大信号入力時で動作
が大きく変化します。このためアンプ側から見たスピ−カーの抵
抗値(動的インピ−ダンス)も動作状態によって変化します。そこ
でスピーカーの動的インピーダンスに応じてN.I.Cを変化させれば
より理想的なYSTになると考え、数々の試作実験を繰り返した結
果、新設計「AdvancedNegativeImpedanceConvertor=
A.N.I.C.」回路を開発することに成功しました。これにより従来の
YSTに比べて、より動作が安定し、最大音圧が向上し、さらに自
然でよりエネルギッシュな低音再生が実現可能になりました。
AdvancedYST原理図
キャビネット
ポート
低音大振幅
中高音
(振動板から
耳に聴こえる
音圧として放射)
新設計負性インピーダンス駆動
(パワードライブ)
(耳には聴こえない)超低域の 小振幅
エアーウーファー
(ヘルムホルツレゾネーター)
アクティブ
サーボ
プロセッシング
アンプ
(超伝導状態を作る)
信号
付属品がすべてそろっているか、確認してく
ださい。
● スピーカーコード(4m×2本)
● オーディオ接続コード(1ピン、3m×1本)
● すべり止めパッド(4枚)
4
すべり止めパッド(4枚)の使いかた
固い床の上に直接本機を設置する場合は、下の図のように、
すべり止めパッドを本機底面の四隅に貼り付けてください。
振動により本機がすべるのを防ぎます。また設置に安定さが
増すため、音質の劣化防止にも役立ちます。
すべり止めパッド
本機の置きかた
■フロント側の設置
メインスピーカーの左右どちらかの外側に設置します。壁
の反射を避けるため、少し内向きにしてください。低音の
聴こえ方はスピーカーを置く位置と、聴く位置の両方に影
響されます。いろいろ位置を変えて試聴してください。
■ リア側の設置
映画ソースではリアチャンネル側の低音再生も非常に重要
です。フロント側の低音とリア側の低音が再現されると迫
力だけでなく、音像や音場感が大きく改善されます。
映画のサラウンド効果を充分お楽しみいただくために、本
機をリア側にも追加することをお薦めします。
設置例
設置上の注意
● 本機はパワーアンプを内蔵していますので、背面か
らの放熱を妨げないよう、壁から20㎝以上離して
設置してください。
● 大音量で聴くと、家具や窓ガラスが共振したり、本
機自体がビリついたりすることがあります。このよ
うな場合には、少し音量を下げてご使用ください。
共振防止には、吸音効果が高い厚手のカーテンなど
の使用をおすすめします。また、設置位置を変えて
みると、共振が起こりにくくなることもあります。
● 本機は、防磁設計となっていますが、万一テレビの
近くでご使用になり色ムラが生じたときは、テレビ
と本機の距離を離してご使用ください。
● 本機の超低域再生による振動の影響で万一テレビの
画像が歪むような場合は、テレビと本機の距離を離
して設置してください。
スーパーウーファー
(フロント側)
スーパーウーファー
(リア側)
メモ
◇超低音域は◇
音楽信号の超低音成分は、波長が長いため、人間の耳ではあ
まり方向感覚がなく、無指向性に近い特性になります。した
がって超低音域ではステレオ感も無くなるため、スーパー
ウーファーは1台でも超低音再生の効果は得られます。しか
し、より一層の臨場感を得るためにはメインスピーカーと同
じように、L、R2台設置することにより、すべての帯域で
ステレオ再生されてより豊かな音場再生が可能となります。
図A 図B 図C
本機
メインスピーカー
(左)
定在波の影響で低音が聞こえにくくなる 本機1台使用時の設置例 本機2台使用時の設置例
(右)
定在波
メインスピーカー
◇セッティング時の向きは◇
図Aのように正面に向けてセッティングすると、壁で反射し
た音が、スピーカーから出てきた音とぶつかり、打ち消し
合ってしまい聞こえにくいことがあります。これは部屋の中
にできる定在波の影響です。これを避けるために、斜めに
セットすると効果的です。(図B、図C)
メインスピーカー
(左) (右)
本機
メインスピーカー
(左) (右)
本機 本機
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