取扱説明書
このたびは、ヤマハ・アコースティック・メジャメント/EQプロセッサ AMQ1、リモートコント ローラー RCQ1 をお買い求めいただきまして、まことにありがとうございます。 AMQ1・RCQ1 の性能をフルに発揮させると共に、末永くご愛用いただくため、ご使用の前にこの 取り扱い説明書をよくお読み下さい。
| 1 | AMQ1・RCQ1 のシステムの特長と微要 4 | |||
|---|---|---|---|---|
| 2 | ご使 | 用上の注意 | 5 | |
| 3 | AM | Q1 の各部の名称と機能 | 6 | |
| 3.1 | AMQ1 フロントパネル | 6 | ||
| 3.2 | AMO1 リアパネル | 7 | ||
| 0.2 | ||||
| 4 | RCC | 21 の各部の名称と機能 | 8 | |
| 4.1 | RCQ1 フロントパネル | 8 | ||
| 4.2 | RCQ1 リアパネル | 9 | ||
| 5 | AM | 91. BC01 及び周辺機器との接続例 | 10 | |
| Ŭ | 5 1 | 10 | ||
| 5.0 | 安然例その1 · | 10 | ||
| U.2 | 19秋月での2 | 11 | ||
| 5.3 | 按統例での3 | 12 | ||
| 6 | 電 源: | 投入する前に | 13 | |
| 6.1 | コントロールケーブルの接続 | 13 | ||
| 6.2 | LCD の明るさ | 13 | ||
| _ | ||||
| 7 | 電源 | 14 | ||
| 8 | TOF | • MENU | 15 | |
| 8.1 | TOP MENU について | 15 | ||
| 8.2 | TOP MENU 時のファンクションキー以外のキーについて | 15 | ||
| 9 | ME | AS モード | 16 | |
| 9 |
ME
2
9.1 |
AS モード
音響測定を行なう際に AMQ1 に接続するマイク |
16
16 |
|
| 9 |
ME
9.1 9.2 |
AS モード
音響測定を行なう際に AMQ1 に接続するマイク |
16
16 16 |
|
| 9 |
MEA
9.1 9.2 9.3 |
AS モード
音響測定を行なう際に AMQ1 に接続するマイク MEAS モードの各パラメータについて Output |
16
16 16 17 |
|
| 9 |
MEA
9.1 9.2 9.3 9.4 |
AS モード
音響測定を行なう際に AMQ1 に接続するマイク MEAS モードの各パラメータについて Output |
16
16 16 17 |
|
| 9 |
MEA
9.1 9.2 9.3 9.4 9.5 |
AS モード
音響測定を行なう際に AMQ1 に接続するマイク MEAS モードの各パラメータについて Output Method |
16
16 17 17 |
|
| 9 |
|
AS モード
音響測定を行なう際に AMQ1 に接続するマイク |
16
16 17 17 18 |
|
| 9 |
|
AS モード
音響測定を行なう際に AMQ1 に接続するマイク MEAS モードの各パラメータについて Output Method |
16
16 17 17 18 18 |
|
| 9 |
|
AS モード
音響測定を行なう際に AMQ1 に接続するマイク MEAS モードの各パラメータについて Output Method |
|
|
| 9 |
|
AS モード
音響測定を行なう際に AMQ1 に接続するマイク MEAS モードの各パラメータについて Output Method 9.5.1 Band 信号法の場合 9.5.2 TSP 法の場合 |
|
|
| 9 |
|
AS モード
音響測定を行なう際に AMQ1 に接続するマイク MEAS モードの各パラメータについて Output Method |
|
|
| 9 |
|
AS モード
音響測定を行なう際に AMQ1 に接続するマイク MEAS モードの各パラメータについて Output Method 9.5.1 Band 信号法の場合 9.5.2 TSP 法の場合 Step Octave Interval |
|
|
| 9 |
|
AS モード
音響測定を行なう際に AMQ1 に接続するマイク MEAS モードの各パラメータについて Output Method 測定時間 9.5.1 Band 信号法の場合 9.5.2 TSP 法の場合 Step Octave Interval |
16
16 17 17 18 18 18 18 18 18 18 19 19 |
|
| 9 |
|
AS モード
音響測定を行なう際に AMQ1 に接続するマイク MEAS モードの各パラメータについて Output Method 測定時間 9.5.1 Band 信号法の場合 9.5.2 TSP 法の場合 Step Octave Interval Scale |
16
16 17 17 18 18 18 18 18 18 18 18 19 19 |
|
| 9 |
|
AS モード
音響測定を行なう際に AMQ1 に接続するマイク MEAS モードの各パラメータについて Output Method |
|
|
| 9 |
|
AS モード
音響測定を行なう際に AMQ1 に接続するマイク MEAS モードの各パラメータについて Output Method |
|
|
| 9 |
|
AS モード
音響測定を行なう際に AMQ1 に接続するマイク MEAS モードの各パラメータについて Output Method 測定時間 9.5.1 Band 信号法の場合 9.5.2 TSP 法の場合 Step Octave Interval Scale Graph EQ 測定・Execute 測定データへのタイトルの入力・Title |
|
|
| 9 |
|
AS モード.
音響測定を行なう際に AMQ1 に接続するマイク MEAS モードの各パラメータについて Output Method … 約定時間 9.5.1 Band 信号法の場合 9.5.2 TSP 法の場合 Step Cotave Interval Scale Graph EQ 測定・Execute 測定データへのタイトルの入力・Title 他の AMQ1 からの測定データ受信・Receive |
|
|
| 9 |
|
AS モード
音響測定を行なう際に AMQ1 に接続するマイク MEAS モード の各パラメータについて Output Method 測定時間 9.5.1 Band 信号法の場合 9.5.2 TSP 法の場合 Step Octave Interval Scale Graph EQ 測定・Execute 測定データへのタイトルの入力・Title 他の AMQ1 からの測定データ受信・Receive Test Tone モード |
16 16 17 18 19 19 20 22 22 24 | |
| 9 |
|
AS モード
音響測定を行なう際に AMQ1 に接続するマイク MEAS モードの各パラメータについて Output Method 測定時間 9.5.1 Band 信号法の場合 9.5.2 TSP 法の場合 Step Octave Interval Scale Graph EQ 1 測定データへのタイトルの入力・Title 他の AMQ1 からの測定データ受信・Receive Test Tone モード 9.15.1 Test Tone モードの各パラメータについて |
|
|
| 9 |
|
AS モード
音響測定を行なう際に AMQ1 に接続するマイク MEAS モードの各パラメータについて Output Method 測定時間 9.5.1 Band 信号法の場合 9.5.2 TSP 法の場合 Step Octave Interval Scale Graph EQ 1加定・Execute 測定データへのタイトルの入力・Title 他の AMQ1 からの測定データ受信・Receive Test Tone モード 9.15.1 Test Tone モードの各パラメータについて 9.15.2 Test Tone |
16 16 17 18 19 19 20 22 24 25 26 | |
| 9 |
|
AS モード
音響測定を行なう際に AMQ1 に接続するマイク MEAS モードの各パラメータについて Output Method 測定時間 9.5.1 Band 信号法の場合 9.5.2 TSP 法の場合 Step Octave Interval Scale Graph EQ 1加定・Execute 測定データへのタイトルの入力・Title 他の AMQ1 からの測定データ受信・Receive Test Tone モード 9.15.1 Test Tone モードの各パラメータについて 9.15.3 Frequency |
16 16 17 18 19 19 20 22 24 25 26 26 | |
| 9.15.5 Output | 26 |
|---|---|
| 9.15.6 Peak Meter や Volume、Balance | 26 |
| 077 | |
|
41
97 |
|
| 10.1 EQ PROGRAM 番号の切替えと BYPASS | 21 |
| 10.2 "EQ" モート (Main 画面) の各ハラメータについて |
20
20 |
| 29 | |
| 10.4 アジャストレベル |
29
20 |
| 10.5 Phase | 29 |
| 29 | |
| 10.7 測定データの取得・M.Data |
29
21 |
| 10.8 希望特性の設定・C.Edit |
21
21 |
| 10.8.1 Preset | ე კ |
| 10.8.2 Copy | აა |
| 10.9 F3 L R | 33 |
| 10.10EQ 係数の計算・Calc | 34 |
| 10.11EQ モード (Sub 画面) について | 35 |
| 10.12"EQ" モード (Sub 画面) の各パラメータについて | 35 |
| 10.13Freq | 36 |
| 10.14Gain | 36 |
| 10.15他の AMQ1 からの EQ データ受信・Receive | 36 |
| 10.16EQ のタイトルの入力・Title | 36 |
| 37 | |
| 11 | 37 |
| 11.1 PROPROCEAM 巻号の切巻きと BVPASS | 38 |
| 11.2 EQINORIAM はりの知道たと DIIMS ··································· | 38 |
| 11.3 八月ノーハッジョン・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ | 38 |
| 11.4 リンプランプロスタンパンジン・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ | 39 |
| 11.5 エンノノン/IFW | 39 |
| 11.0 八方信号の Volume | 39 |
| 11.7 入力指分の Balance | 39 |
| 11.8 田川信号の Volume | 39 |
| 11.9 田川信亏の Balance | 39 |
| 30 | |
| 40 | |
| 11.12日付の設定 | 40 |
| 11.13デジタル出力のチャンネルステーダス |
40
1 |
| 11.14KeyLock | 41 |
| 12 CARD モード | 42 |
| 12.1 メモリーカードの初期化・Format | 42 |
| 199 カードに保存出来る、またはカードから読み込めるデータについて | 44 |
| 12.3 "CARD" モードの各パラメータについて | 44 |
| 12.4 Protect | 45 |
| 12.5 Card Mode | 45 |
| 196 夕 / トルー覧書 | |
| 45 | |
| 12.0 ノイトル 見及 |
45
45 |
| 12.0 ノイドル 見及 ··································· |
45
45 46 |
| 13 Y-485 モード | 50 |
|---|---|
| 13.1 "Y-485" モードの各パラメータについて | 51 |
| 13.2 AMQ1 に接続する・Connect | 51 |
| 13.3 AMQ1 のデバイスネームの設定・DevName | 52 |
| 13.4 現在接続されている Y-485 機器の確認・Network | 52 |
| 14 AMQ1 の仕様 | 53 |
| 14.1 仕様 | 53 |
| 14.2 AMQ1 プロックダイアグラム | 55 |
| 14.2.1 測定モード | 55 |
| 14.2.2 EQ モード | 55 |
| 14.3 オプション | 56 |
| 14.4 工場出荷時のイニシャルデータ | 56 |
| 14.5 寸法図 | 57 |
| 15 BCO1 の什様 | |
| 58 | |
| 15.1 仕様 |
58
58 |
| 15.1 仕様 |
58
58 59 |
|
58
58 59 59 |
| 15.1 仕様 |
58
59 59 60 |
|
58
59 59 60 61 |
|
58
59 59 60 61 61 |
|
58
58 59 59 60 61 61 61 |
|
58
58 59 59 60 61 61 61 61 62 |
|
58
58 59 59 60 61 61 61 61 62 62 |
|
58
58 59 59 60 61 61 61 61 62 62 62 63 |
|
58
59 59 60 61 61 61 61 62 62 63 63 |
FIR フィルタ
FIR (Finite Impulse Response=有限インパルス応答)フィルターは、極多数次・無帰還構成のフィルター で、帰還部を持つ IIR (Infinite Impulse Response)フィルターにつきものの不安定さがなく、かつ、計 算誤差の帰還による累積誤差とは原理的に無縁なために、 超高精度な特性の設定が可能です。また、位相 特性が振幅特性と独立してコントロールできるのも FIR フィルターならではのメリットです。
AMQ1・RCQ1 の操作を始める前に、必ず次の注意事項をお読みください。
AMQ1・RCQ1 を設置する際は、設置場所が上記の注意事項に従っていることを確認してください。
ラックマウントする場合は、上下に 1U のスペースをあけてください。1U のスペースが本体の下にあれば、足が 邪魔になりません。ヤマハ 1U 通気パネル VP1 を本体の上下に取り付けることもできます。また、パワーアンプ等の 発熱量の多い機器との組合わせや、密閉ラックへの組み込みは特に避けてください。
AMQ1・RCQ1 は RAM のデータをパックアップする電池を内蔵しています。電池の電圧が下がると、警告が表示されますから、お買上店かまたは最寄りのヤマハサービス拠点に電池の交換を依頼してください。 警告は、AMQ1 ではフロントパネルの PROGRAM No. ディスプレイに、RCQ1 ではフロントパネルの LCD ディ スプレイに、それぞれ、表示されます。
AMQ1・RCQ1 のコネクター端子は、6ヶ月ごとに清掃して、常に導通をよくしてください。清掃には品質のすぐれた接点クリーナー(スイッチクリーナー)をご使用ください。
AMQ1・RCQ1 本体の清掃には、柔らかく、少し湿した布を使用してください。落ちにくい汚れはマイルドな洗浄 液を使って取ります。研磨タイプのクリーナーや、アルコール、ペンジンなどの溶剤は決して使わないでください。
AMQ1・RCQ1 のソフトウェアあるいは本取扱説明書のどの部分も、ヤマハ株式会社の文書による承認がない限り、いかなる方法でも複製、配布することは禁じられています。
商標はすべて該当する商標保持者が所有します。
6
4.1 RCQ1フロントパネル
5 AMQ1、RCQ1 及び周辺機器との接続例
11
5.3 接続例その3
6 電源投入する前に
6.1 コントロールケーブルの接続
AMQ1 と RCQ1 は Y-485 規格で接続され、Y-485 通信プロトコルで RCQ1 は AMQ1 をコントロー ルします。
接続するときは、どちらの端子を使用しても構いません。機器との接続にはデジタルオーディオケープ ル (インピーダンス 90~120 Ωのシールドタイプバランス型伝送ケーブル)を使用して下さい。
図 1: 接続端子
RCQ1 が Y-485 ネットワークで終端に位置する場合、リアパネルの TERMINATE を ON して下さい。 Y-485 では1本のバス上に、最大 32 台の機器が接続できます。そのため1台の RCQ1と31台までの AMQ1を1本の Y-485 バス上で接続して使うことができます。
さらに、RCQ1 と AMQ1 のセットを 2 組以上、1 本の Y-485 バス上で接続することも可能ですが、この場合、RCQ1 の応答が鈍くなることがありますので御注意下さい。
また、2 台以上の RCQ1 が 1 台の AMQ1 を同時にコントロールすることは、誤動作の原因になりますので、そのような接続はしないで下さい。
リアパネルの LCD の CONT は一番左に、BRIGHIT は時計の 10 時方向にします。適宜使用場所に応じて CONT と BRIGHIT を調整して下さい。
BRIGHT を左に回しきって、一番暗くした状態で電源を ON にすると、LCD のバックライトがつかな いことがあります。右に回しきってから再度電源投入してみて下さい。
AMQ1 と RCQ1 をコントロールケーブルで接続します。先に AMQ1 の電源を入れた状態で RCQ1 の電源を入れると、図 2の画面が表示されます。
図 2: 電源投入時
次に図 3のようになります。RCQ1 が必要なデータを AMQ1 から受信して、動作準備が OK になるま でこの画面が続きます。
図 3: AMQ1 接続中
動作準備が OK になると図 4の画面になります。これが "IN/OUT" モードです。
図 4: "IN/OUT" モード
MENU を押すことで図 5のように TOP MENU の画面に移ります。
図 5: TOP MENU
RCQ1には5つの大きなモードがあります。
MENU を押したことで AMQ1 のモードは変わりません。
RCQ1 が図 5の状態の時、フロントパネル右上の 1~8 のダイレクトキーやカーソルキー、データエントリおよびエンコーダは使用できません。
RCQ1 が "MENU"の状態の時、AMQ1 は上記のようにモードは変化してません。よって、AMQ1 が "EQ" モードならば BYPASS が使用できます。
図 6の "MENU" 状態から F1 を押すことで図 7のような画面になり、"MEAS"(測定) モードに移ります。
図 6: TOP MENU
図 7: "MEAS" モード
ここで部屋の音響測定を行ないます。8 個まで測定・メモリできます。ここのデータは後述の"EQ"モードで使用します。
モードが "MEAS" モードの場合、自動的に入力は AMQ1 のフロントのマイク入力となります。リア パネルの入力は使用できません。
使用するマイクは、周波数特性がフラットなものを使用して下さい。
9.2 MEAS モードの各パラメータについて
図 8: "MEAS" モード
図 8の画面で表示されているパラメータ等は以下の表の通りです。
| パラメーター | 内容 | |
|---|---|---|
| 1 | 測定データ番号 | 現在の測定データ番号 (1~8) を表します。 |
| 2 | Title | 現在の測定データのタイトルを表示します。 |
| 3 | Date on Meas | 現在のデータを測定した時の日付が表示されます。 |
| もしデータがなければ NoData(反転) と表示します。 | ||
| 4 | Device Name | 現在接続されている AMQ1 のデバイスネームを表します。 |
| 詳しくは "Y-485" モードの項を御覧下さい。 | ||
| 5 | 特性グラフ | 測定したデータの周波数特性が表示されています。 |
| 6 | Output | 測定音の出力チャンネルを決めます。 |
| 7 | Method | 測定方法を選びます。 |
| 8 | Step | 測定の周波数ステップを決めます。 |
| 9 | Octave | 測定の各周波数ステップでのバンド幅を決めます。 |
| 10 | スクロールバー | 特性グラフを上下させます。 |
| 11 | Interval | 測定用信号のの出力の時間間隔を決めます。 |
| 12 | Scale | 特性グラフのスケールを決めます。 |
| 13 | Graph | 表示するグラフを振幅特性にするか、位相特性にするか決めます。 |
| 14 | EQ | 測定する際にスピーカーにかける EQ の番号とその ON/OFF を決めます。 |
測定音の出力チャンネルを決めます。
| 表示 | 内容 | |||
|---|---|---|---|---|
| Lch |
Lch からのみ測定音を出し Lch の測定をします。 |
|||
| L/R | 始めに Lch からのみ測定音を出し Lch の測定をします。 | |||
| 終了後に Rch からのみ測定音を出し Rch の測定をします。 | ||||
| Rch | Rch からのみ測定音を出し Rch の測定をします。 | |||
測定方法を選びます。
| 表示 | 内容 |
|---|---|
| Band | Band 信号法で測定します。帯域分割数は Step 数で決まります。 |
| TSP1 | TSP 法で測定します。同期加算を1回にします。 |
| TSP2 | TSP 法で測定します。同期加算を2回にします。 |
| TSP4 | TSP 法で測定します。同期加算を 4 回にします。 |
| TSP8 | TSP 法で測定します。同期加算を 8 回にします。 |
| TSP16 | TSP 法で測定します。同期加算を 16 回にします。 |
| TSP32 | TSP 法で測定します。同期加算を 32 回にします。 |
| TSP64 | TSP 法で測定します。同期加算を 64 回にします。 |
測定時間は以下を参考にして下さい。
| 方法 | 測定時間 |
|---|---|
| Band (1/3 Step) | 1分26秒 |
| Band (1/6 Step) | 2分42秒 |
| Band (1/12 Step) | 5分14秒 |
L/R 両チャンネル測定で、Interval=0.7sec の場合
| 方法 | 測定時間 |
|---|---|
| TSP 同期加算 1 回 | 0分36秒 |
| TSP 同期加算 2 回 | 0分40秒 |
| TSP 同期加算 4 回 | 0分46秒 |
| TSP 同期加算 8 回 | 0分58秒 |
| TSP 同期加算 16 回 | 1分23秒 |
| TSP 同期加算 32 回 | 2分11秒 |
| TSP 同期加算 64 回 | 3分49秒 |
L/R 両チャンネル測定で、Interval=0.7sec の場合
測定の周波数ステップを決めます。
| 表示 | 内容 | ||
|---|---|---|---|
| 1/3 | 31 Band で測定します。 | ||
| 1/6 | 61 Band で測定します。 | ||
| 1/12 | 121 Band で測定します。 | ||
9.7 Octave
測定の各周波数ステップでのバンド幅を決めます。
| 表示 | 内容 | ||
|---|---|---|---|
| 1/1 | 1/1 Octave で測定します。 | ||
| 1/2 | 1/2 Octave で測定します。 | ||
| 1/3 | 1/3 Octave で測定します。 | ||
| 1/6 | 1/6 Octave で測定します。 | ||
| 1/12 | 1/12 Octave で測定します。 | ||
但し、オクタープの値はステップの値以上にしか設定できません。
9.8 Interval
測定用信号音の出力時間間隔を決めます。0.7sec ~ 5.0sec まで 0.1sec 刻みでセット出来ます。測定する 部屋やホールの残響時間を考慮してセットして下さい。
9.9 Scale
特性グラフのスケールを決めます。1.25dB/div,2.5dB/div,5dB/div,10dB/div の4種類が選べます。
9.10 Graph
表示するグラフを振幅特性にするか、位相特性にするか決めます。Band 信号で測定した場合は位相特 性データが測定されませんので、表示は"Phase" にもなりますがデータは表示されません。また、測定デー タがない場合はパラメータ値は"Mag" のままで可変しません。
| 表示 | 内容 |
|---|---|
| Mag | 振幅特性を表示します。 |
| Phase | 位相特性を表示します。 |
1. 振幅特性にした場合、画面は図 9のようにります。
| MERS 8 M8 | 94/03/09 | AHQ1-202 | |
|---|---|---|---|
| +10 | |||
| 0 | |||
| d -10 | Y Y | ||
| B −20 X | |||
| -30 | |||
| -40 20 5 | 0 100 200 50 | 0 1k 2k 5k | 10k 20k |
| Output: | Interval: | 0.7 Sec | |
| Method: 4 | TSP1 R TS | P1 Scale: | 5 dB/diu |
| Step :4 | 1/3 R 1, | /3 Graph: | Mag |
| Octave: L | 1/3 P 1. | /3 EQ 1: | 110 |
| Test Re | ceive | Title | Execute |
図 9: 振幅特性
2. 位相特性にした場合、画面は図 10のようになります。
| MERS 8 MI | B | 9 |
1,03,09
1,69,19 |
AMQ1- | 202 | |
|---|---|---|---|---|---|---|
|
+180
+120 9 -60 9 -120 |
||||||
|
20
Loh |
50 100 2
5tp/s0otEQ1 |
00 50
(0FF), F |
0 1k
Coh1 |
2k 5k
ThiStphio |
10k 20
otEQ1 (0 |
JK
FF) |
|
Output:
Methed: |
LI
TSP1 |
∠R
IRITSI |
Int
PT |
Scale: |
U.7
5 |
Seo
dB/diu |
| Step : | 1/3 | P 1. | /3 | Graph: | Phas | Ľ |
| Octave: | 4 1/3 | ₽ _1, | /3 | EQ[1]: | 110 | 11.1 |
図 10: 位相特性
9.11 EQ
測定する際にスピーカーにかける EQの番号とその ON/OFF を決めます。EQ を ON にすることによって、補正後の特性が測定できます。EQ を ON にしないと番号を選択することができません。
マイクの近くで手を叩くなどしてマイク接続を確認し、後述のテストトーンを利用するなどしてマイクのゲインを調整して下さい。
図 11: マイクゲイン
測定結果を保存しておくメモリ番号を指定します。RCQ1 右上のメモリキーで指定します。8 個までメ モリできます。
図 12: メモリ番号の指定
CURSOR と DATA ENTRY を使用して各パラメータを設定してします。パラメータの設定やマイクの準備が出来たら、測定準備 OK です。
F5 の Execute を押すことで、測定が始まります。測定中、LCD の画面には図 13 のような表示が されます。もし中止したい場合は、再び F5 の Stope を押して下さい。
| MERS | I)MEAS 1 | NoĐata AMQ1-202 | |||
|---|---|---|---|---|---|
| +10 | |||||
|
-10
-10 |
E M | ||||
|
а
В -20 |
μ. | ||||
| -30 | |||||
| -40 | 20 50 100 200 500 1 | k 2k 5k 10k 20k | |||
| Output: Now Measuring Lch ! Method: Press Stop to Stop ! Step : Band No. 19 / 31 | |||||
| Støp | |||||
図 13: Method=Band,Step=1/3oct(31 bands)の場合(測定中)
Method パラメーターで測定方法を TSP 法にした場合、測定音が指定された同期加算の回数分出力さ れます。その後、FFT 計算をして、結果をグラフ表示します。
図 14: TSP 法での測定
無事に測定が終了すると、画面が1秒間以下のようになります。
図 15: 測定終了
その後測定結果をグラフに表示します。Lch の測定結果は黒の実線、Rch の測定結果はグレーの実線で 表示されます。また、特性グラフの下に測定した時のパラメータを表示します。
| MERS | MEAS1 | 22:82:15 A | MQ1-202 | |
|---|---|---|---|---|
| +10 | ||||
| -10 | ||||
| B -20 | ×. | |||
| -30 | ||||
| -40 |
20 50 100
8 % Ste% OotF0 |
200 500 1k | 2k 5k | 10k 20k |
| Outpu | it: [ | LZR In | terval: | 0.7 Sec |
| Methe | sd: L Band | R Band | ]Scale:[ | 5 dB/diu |
| Step | :4 1/3 | R 1/3 | Graph: | Mag |
| Octav | re:∟[_173 | r 1/3 | ] EQ[ 1 ]:[ | 110 |
| Test | Receive | Title | Execute |
図 16: 測定終了
9.13 測定 データへのタイトルの入力・Title
F4 の Title を押すことで測定データにタイトルをつけることが出来ます。CURSOR の左右の キーでエディットする位置を選び、DATA ENTRY で文字を選択します。
| Function Key | 表示 | 内容 |
|---|---|---|
| F1 | Insert | カーソル位置にスペースを入れ、カーソルを右に1文字ずらします。 |
| F2 | Delete | カーソル位置の文字を1文字削除し、全体を1文字ずつ左にずらします。 |
| F3 | Space | カーソル位置にスペースを入れます。カーソルはずれません。 |
| F4 | Set | 設定終了し画面を戻します。 |
| F5 | Cancel | 設定を取り消して画面を戻します。 |
図 17: タイトル
9.14 他の AMQ1 からの測定データ受信・Receive
F2 の Receive を押すことで他の AMQ1 から測定データを "Y-485" 通信を使って受信すること が出来ます。取ってきたいデータを持っている AMQ1 を "Y-485" で接続します。 F2 の Receive を 押します。まず以下のような画面になります。
| MERS | I)MEAS1 | 94/02/15 AMQ1-202 |
|---|---|---|
|
+10
0 -10 d -20 B -20 -30 -40 |
||
|
Outp
Meth Step Octa |
Make Network
Just a Mom |
Table Seo
ent dB/div |
図 18: 他の AMQ1 からの測定データ受信
もし接続が OK ならば以下のようになり、通信可能な機器が表示されます。
図 19: 他の AMQ1 からの測定データ受信
接続がおかしい場合は以下のようになります。
図 20: 他の AMQ1 からの測定データ受信
CURSOR と DATA ENTRY で他の AMQ1 から取ってきたい (内部) データの番号を選びます。設 定が終了しましたら、 F4 の Inter を押します。途中で止めたい場合は、 F5 の Ismel を押 します。 Inter を押すと、以下のような図になり、他の AMQ1 からデータをバッファに受信し始めます。
| IEAS1 | % | 32/15 | AMQ1 | -20 | ||
|---|---|---|---|---|---|---|
| +10 | ||||||
| 0 | . | |||||
| d -10 | لان سن ال | N. | ||||
| B -20 | ЩГ | |||||
| 20 | 200 50 | 0 1k 2 | 5 k | 10k i | 20k |
図 21: 他の AMQ1 からの測定データ受信
しばらくして以下のようになりますので、表示されている特性を見てこのデータで OK ならば W . を、そうでなければ No を押します。
図 22: 他の AMQ1 からの測定データ受信
Yes ならバッファに受信したデータを実際にセッティングします。
9.15 Test Tone モード
図23の画面の時に、 F1 の Test を押すと以下のような "TEST TONE" のモードに入ります。 抜けるには再度 F1 の Main を押します。
図 23: "MEAS" モード
図 24: "TEST TONE" モード
パラメータを設定し、 F5 の ToneOut を押すことでテストトーンが出力されます。中止する場合は、 再度 F5 の Stop を押します。
図 25: "TEST TONE" モード
図 25の画面で表示されているパラメータ等は以下の表の通りです。
| パラメーター | 内容 | |
|---|---|---|
| 1 | 測定データ番号 | 現在の測定データ番号 (1~8) を表します。 |
| 2 | Title | 現在の測定データのタイトルを表示します。 |
| 3 | Date on Meas | 現在のデータを測定した時の日付が表示されます。 |
| もしデータがなければ 空白を表示します。 | ||
| 4 | Device Name | 現在接続されている AMQ1 のデバイスネームを表します。 |
| 詳しくは "Y-485" モードの項を御覧下さい。 | ||
| 5 | Peak Meter | 入出力のピークメータです。AMQ1 よりステップが細かくなっています。 |
| 6 | Test Tone | 出力するテストトーンを決めます。 |
| 7 | Frequency | テストトーンの周波数を決めます。 |
| 8 | Interval | テストトーンの出力間隔を決めます。 |
| 9 | Output | 出力のチャンネルを決めます。 |
| 10 | Vol.(INPUT) | フロントパネルのマイク入力信号に対する Volume。 |
| 11 | Vol.(OUTPUT) | 出力信号に対する Volume。 |
| 12 | Bal.(OUTOUT) | 出力信号に対する Balance。 |
| 13 | Fall. | ピークメータの立ち下がり時間です。 |
| 14 | Hold. | ビークメータのビークホールドの時間です。 |
マイク入力はモノラルなので INPUT の Bal.(Balance) はありません。
出力できるトーンの種類は6つです。
| 表示 | 内容 |
|---|---|
| White | White Noise を出力します。 |
| Pink | Pink Noise を出力します。 |
| Sine | Sine 波形を出力します。 |
| Band | Band 信号を出力します。 |
| TSP | TSP 信号を出力します。 |
| Pulse | パルス音を出力します。 |
9.15.3 Frequency
トーンの周波数を決めます。Test Tone のパラメータ値が Sine と Band の時のみ有効になります。それ 以外はグレーで表示され、ここにはカーソル移動しません。
変化量は以下の通りです。
| 20.0Hz | 25.0Hz | 31.5Hz | 40.0Hz | 50.0Hz |
|---|---|---|---|---|
| 63.0Hz | 80.0Hz | 100.0Hz | 125.0Hz | 160.0Hz |
| 200.0Hz | 250.0Hz | 315.0Hz | 400.0Hz | 500.0Hz |
| 630.0Hz | 800.0Hz | 1.00kHz | 1.25kHz | 1.60kHz |
| 2.00kHz | 2.50kHz | 3.15kHz | 4.00kHz | 5.00kHz |
| 6.30kHz | 8.00kHz | 10.0kHz | 12.5kHz | 16.0kHz |
| 20.0kHz |
9.15.4 Interval
トーンの出力間隔の時間を設定します。Test Tone のパラメータ値が Band と TSP と Pulse の時のみ有 効になります。それ以外はグレーで表示されここにカーソル移動しません。変化もしません。 変化量は"MEAS"モードの時と同じように 0.7sec ~ 5.0sec まで 0.1sec 刻みでセット出来ます
トーンの出力チャンネルを決めます。
| 表示 | 内容 |
|---|---|
| Lch | Lch からのみテストトーンを出します。 |
| L/R | Lch、Rch 同時にテストトーンを出します。 |
| Rch | Rch からのみテストトーンを出します。 |
"IN/OUT"モードの時と操作方法は同じですので、そちらを御覧下さい。
図 26の "MENU" 状態から F2 を押すことで図 27のような画面になり、"EQ" モードに移ります。
☑ 26: TOP MENU
ここで先の "MEAS" モードで測定したデータを元に EQ データを作成していきます。8 個までメモリ できます。
EQの PROGRAM 番号は RCQ1 右上部のダイレクトキーを押すことでダイレクトに切替えられます。 切替えた番号の LED が点灯します。
EQ の切替えには、大量の係数データをセットしなおす必要があり、約 0.8 秒かかります。その間は、 BYPASS 状態となりますので御注意下さい。
図 28: EQ PROGRAM 番号の切替え
入力信号を BYPASS するには BYPASS を使用します。1 回押して点灯しているときが BYPASS 状態です。
☑ 29: BYPASS ON
図 27: "EQ" モード
再度押すことで戻ります。
図 30: BYPASS OFF
10.2 "EQ"モード (Main 画面) の各パラメータについて
図 31: "EQ" モードのメイン画面
図 31の画面で表示されているパラメータ等は以下の表の通りです。
| パラメーター | 内容 | |
|---|---|---|
| 1 | EQ PROGRAM 番号 |
現在の EQ のプログラム番号 (1~8) と現在表示しているチャンネル (Lch
又は Rch) を表します。 |
| 2 | Title | 現在の EQ のタイトルを表示します。 |
| 3 | Date on Calc |
現在の EQ を計算した時の日付または Modify が表示されます。ここに
Modify と表示されているとき、パラメータ変更等で画面のグラフの特 性と実際の EQ の特性が違うことを意味しています。EQ の計算 (Calc) が必要となります。 |
| 4 | Device Name |
現在接続されている AMQ1 のデバイスネームを表します。詳しくは "Y-
485" モードの項を御覧下さい。 |
| 5 | 特性グラフ (大) | 希望特性と測定結果の周波数特性が表示されています。 |
| 6 | 特性グラフ (小) | 補正特性の周波数特性が表示されています。 |
| 7 | スクロールバー | 特性グラフを上下させます。 |
| 8 | アジャストレベル | EQ のゲインを微調整します。 |
| 9 | Phase | EQの計算方法を選びます。 |
| 10 | Delay | 出力信号にディレイ (遅延)を加えます。 |
| 11 | Scale | 特性グラフのスケールを決めます。 |
| 12 | Graph | 表示するグラフを振幅特性にするか、位相特性にするか決めます。 |
"EQ"モードではグラフが2つ表示されています。大きな方は実線で希望特性を、グレイの色の棒グ ラフで測定結果の特性を表示しています。小さい方は実際にイコライジングされる補正特性を表示してい ます。
10.4 アジャストレベル
小さい方のグラフの右にあるアジャストレベルにカーソルを持っていき、DATA ENTRY で現在の EQ のゲインをリアルタイムで微調整できます。-3dB ~ +3dB まで 0.5dB ステップで調整できます。L,R 独立になっています。EQ の計算には関係しません。
EQ カーブの計算方法には以下の6種類が用意されています。
FIR フィルタの特徴である直線位相型 (Linear Phase) と、最小位相型 (Minimum Phase)、2つの中間の 特性を持つ Hi-Linear、位相特性も考慮した TotalLin・TotalMin の6 種類が選択できます。但し、TotalLin・ TotalMin の2 種類は、取得した測定データが TSP 法だけで測定されたものでないと選択できません。
10.6 Delay
出力信号にディレイ (遅延)を加えます。ON/OFF もディレイ値も L・R 独立です。ディレイ値は 0.00msec ~1279.64msec まで可変できます。EQ の計算には関係しません。
図 27の状態から F1 の M. D. Ca を押すことで図 32のような画面になります。ここで、EQ をセッ ティングするために "MEAS" モードで測定したデータを取得します。
図 32: 測定データの取得
ダイレクトキーを押して測定データを選択します。複数個選択できます。選択したいダイレクトキーを 押すとその数字を表示している部分が反転します。選択を無効にするには再度押して下さい。
図 33: 測定データの取得
DATA ENTRY で測定データをステレオとして扱うかモノラルとして扱うか選択できます。
| 表示 | 内容 |
|---|---|
| L/R | ステレオとして扱います。 |
| L=R | Lch と Rch の平均値をとって、モノラルとして扱います。 |
良ければ F4 の Enter を押します。取り消す場合は、 F5 の Concel を押します。また、何 も選択しないで F4 の Enter を押すと、特性が FLAT な測定データを取得することが出来ます。
Enter を押してしばらくすると図 34のようになり、選択した測定データが大きな特性グラフに色が グレイの棒グラフとなって表示されます。
図 34: 測定データの取得
図 27の状態から F2 の Clait を押すことで図 35のような画面になります。ここで、EQ カーブ・ 希望特性をエディットします。
図 35: 希望特性のエディット
データエントリの上下キーを使用して、挟まれた領域のカーブを増減します。
希望特性を測定値に近付けたり離したりしていきます。
後述する Preset や Copy を使用して希望特性のカーブをエディットします。良ければ F4 の mure を押します。取り消しす場合は、 F5 の Cancel を押します。
10.8.1 Preset
図 36の状態から F1 の Prevel を押すことで図 37のような画面になります。ここで、EQ カーブ (希 望特性) のプリセットを選ぶことが出来ます。
図 36: 希望特性のエディット
図 37: 希望特性のプリセット
プリセットの内容は以下の通りです。
| Flat | Through | Small Sp | Middle Sp |
|---|---|---|---|
| Large Sp | Studio Mon | Classic | Hall |
図 38: Middle Sp を選んだ場合
10.8.2 Copy
図 39の状態から F2 の Cont を押すことで図 40のような画面になります。ここで、すでに出来て いた他の PROGRAM 番号の EQ カープ・希望特性を取得することが出来ます。
図 39: 希望特性のエディット
図 40: 希望特性のコピー
図 32の測定データの取得の時と同じようにダイレクトキーを押してコピー元を選択します。1 個のみ選 択できます。選択したいダイレクトキーを押すとその数字を表示している部分が反転します。
良ければ F4 の Enter を押します。取り消す場合は、 F5 の Cancel を押します。
10.9 F3 L↔R
AMQ1 はステレオの EQ です。表示しているグラフ等は片方のチャンネル (Lch 又は Rch) です。 F3 の Let を押すことで Lch と Rch の切替が出来ます。現在のチャンネルは LCD 左上部の EQ PROGRAM 番号の所に表示されています。
10.10 EQ 係数の計算・Calc
図 34や図 45の状態の時に、 F5 の 1 the を押すことで、 Hein 画面や Sub 画面で設定した希望特性やパラメータに従って EQ の係数を計算します。計算を中止したい場合は再度 F5 の Subp を押して下さい。
図 41: EQ 係数計算中
計算が終了しますと以下のような画面が1秒表示されます。
図 42: EQ 係数計算終了
その後、LCD 上部のタイトル欄の横に計算した日時が表示されます。
図 43: EQ 係数計算終了
10.11 EQ モード (Sub 画面) について
図 44の状態から F4 の Mathe を押すことで図 45のような画面になります。再度 F4 の H eineを押すことで図 44の画面に戻ります。
図 44: "EQ" モードのメイン画面
10.12 "EQ"モード (Sub 画面)の各パラメータについて
図 46: "EQ" モードのサブ画面
図 45: "EQ" モードのサブ画面
図 46の画面で表示されているパラメータ等は以下の表の通りです。
| パラメーター | 内容 | |
|---|---|---|
| 1 | EQ PROGRAM 番号 | 現在の EQ のプログラム番号 (1~8) と現在表示しているチャンネル (Lch |
| 又は Rch) を表します。 | ||
| 2 | Title | 現在の EQ のタイトルを表示します。 |
| 3 | Date on Calc | 現在の EQ を計算した時の日付または Modify が表示されます。ここに |
| Modifyと表示されているとき、パラメータ変更等で画面のグラフの特 | ||
| 性と実際の EQ の特性が違うことを意味しています。EQ の計算 (Calc) | ||
| が必要となります。 | ||
| 4 | Device Name | 現在接続されている AMQ1 のデバイスネームを表します。 |
| 詳しくは"Y-485"モードの項を御覧下さい。 | ||
| 5 | 特性グラフ (大) | 希望特性と測定結果の周波数特性が表示されています。 |
| 6 | 特性グラフ (小) | 補正特性の周波数特性が表示されています。 |
| 7 | スクロールバー | 特性グラフを上下させます。 |
| 8 | アジャストレベル | EQのゲインを微調整します。 |
| 9 | Freq | EQ の計算する時の周波数範囲を決めます。 |
| 10 | Gain | EQ の計算する時の振幅ゲインの上下限を決めます。(-20dB~+8 20dB) |
| 11 | Scale | 特性グラフのスケールを決めます。 |
| 12 | Graph | 表示するグラフを振幅特性にするか、位相特性にするか決めます。 |
10.13 Freq
EQの計算する時の周波数範囲を決めます。この範囲は希望特性をエディットする際の上下限になります。
10.14 Gain
EQの計算する時の補正特性の振幅ゲインの上下限を決めます。(±20dB) がリミットです。よって、希 望特性をエディットして測定データとの差分が 30dB になっても、補正特性は設定された値以上にはなりま せん。
10.15 他の AMQ1 からの EQ データ受信・Receive
画面で F1 の kereive を押すことで他の AMQ1 からの EQ データの受信が出来ます。操作方法は "MEAS" モードの時と同じです。
10.16 EQ のタイトルの入力・Title
「 」「」「」」「」」「」」「」」「」」「」」「」」「」」「」」「」」「」」「」
図 47の "MENU" 状態から F3 を押すことで図 48のような画面になり、"IN/OUT" モードに移り ます。
図 47: TOP MENU
図 48: "IN/OUT" モード
通常 AMQ1 を接続して RCQ1 の電源を投入するとこの様に "IN/OUT" モードになります。 ここで AMQ1 の入出力や日付、ピークメータの設定を行ないます。
11.1 "IN/OUT" モードの各パラメータについて
図 49: "IN/OUT" モード
図 49の画面で表示されているパラメータ等は以下の表の通りです。
| パラメーター | 内容 | |
|---|---|---|
| 1 | EQ PROGRAM 番号 | 現在の EQ のプログラム番号 (1~8) を表します。 |
| 2 | Title | 現在の EQ のタイトルを表示します。 |
| 3 | Date on Calc | 現在の EQ を計算した時の日付が表示されます。 |
| 4 | Device Name | 現在接続されている AMQ1 のデバイスネームを表します。 |
| 詳しくは "Y-485" モードの項を御覧下さい。 | ||
| 5 | Peak Meter | 入出力のピークメータです。AMQ1 よりステップが細かくなっています。 |
| 6 | Date & Time | 現在の時刻を表示しています。 |
| 7 | Input | 入力ソース |
| 8 | Fs | 入力ソースのサンプリング周波数。 |
| 9 | DeEmp | 入力ソースのエンファシス情報。 |
| 10 | Vol.(INPUT) | 入力信号に対する Volume。 |
| 11 | Bal.(INPUT) | 入力信号に対する Balance。 |
| 12 | Vol.(OUTPUT) | 出力信号に対する Volume。 |
| 13 | Bal.(OUTOUT) | 出力信号に対する Balance。 |
| 14 | Fall. | ピークメータの立ち下がり時間です。 |
| 15 | Hold. | ピークメータのピークホールドの時間です。 |
RCQ1 は大きく 5 つのモードがありますが、AMQ1 は 2 つのモード (測定・EQ) しかありません。 "IN/OUT" モードでは AMQ1 は "EQ" のモードになっています。よって EQ の PROGRAM 番号の切 替えや入力信号の BYPASS が可能となります。使用方法は "EQ" モードの章を御覧下さい。
CURSOR で Input:の所にカーソルを持っていき DATA ENTRY を使用して入力ソースを切替えます。
入力ソースのサンプリング周波数を表示します。ANALOG の場合は 48kHz になります。
但し、AMQ1 はサンプリング周波数コンバーターを内蔵し、内部では常に 48kHz 一定で動作していま す。よって入力に関わらずどのデジタル出力も 48kHz となって出力されます。
| 表示 | 内容 |
|---|---|
| 48.0 kHz | サンプリング周波数が 48kHz。 |
| 44.1 kHz | サンプリング周波数が 44.1kHz。 |
| 32.0 kHz | サンプリング周波数が 32kHz。 |
| Except | サンプリング周波数が上記以外。 |
| Lock | サンプリング周波数が Lock してはいるが、サンプリング周波数を計測中の状態。 |
| UnLock | Lock していない状態。 |
入力ソースのエンファシス情報を表示します。
エンファシス ON の入力については内部でデ・エンファシスされているため、デジタル出力については 常にエンファシス OFF で出力されます。
よって入力ソースが YAMAHA の場合は、入力ソースによりエンファシス ON/OFF の選択が必要です。 他のデジタル出力は入力より自動選択されます。
デジタル入力の場合はそのデジタル信号に対して、アナログ信号の場合は A/D した後のデジタル信号 に対して効きます。調整範囲は +6.0 dB ~ -∞で、0.1 dB ステップです。
デジタル入力の場合はそのデジタル信号に対して、アナログ信号の場合は A/D した後のデジタル信号 に対して効きます。センターから各左右に対し 100 ステップの分解能です。
Left ↔L99 ↔L98 ↔L97 ...... Center ..... R97 ↔R98 ↔R99 ↔Right
デジタル出力の場合はそのデジタル信号に対して、アナログ信号の場合は D/A する前のデジタル信号 に対して効きます。調整範囲は +6.0 dB ~ -∞で、0.1 dB ステップです。
デジタル出力の場合はそのデジタル信号に対して、アナログ信号の場合は D/A する前のデジタル信号 に対して効きます。センターから各左右に対し 100 ステップの分解能です。
Left ↔L99 ↔L98 ↔L97 ...... Center ..... R97 ↔R98 ↔R99 ↔Right
ピークメータの立ち下がり時間です。40dB 立ち下がるのに必要とする時間です。4 種類選択できます。
ピークホールド時間です。4種類選択できます。
| Release | ↔1.00s | sec ⇔2 | .00sec | ↔Hold |
|---|
| 表示 | 内容 |
|---|---|
| Release | ホールド解除 (ホールドしない) |
| 1.00sec | 1秒毎にホールド解除 |
| 2.00sec | 2秒毎にホールド解除 |
| Lock | ホールド続行 |
11.12 日付の設定
F1 を押すことで画面が図 51のようになり、現在の日付が設定できます。これは AMQ1 が持っている日付です。カーソルを移動して年・月・日・時・分・秒を設定して下さい。
図 50: "IN/OUT" モード
図 51: 現在時刻の設定
設定できる日付は、西暦 1994 年から 2037 年までです。閏年に対応しています。曜日は現在の日付での 表示です。設定は出来ません。設定された日付から自動的に計算して表示しています。
設定終了は F4 の Set です。設定をキャンセルしたい場合には F5 の Cancel を押します。 画面は図 51に戻り、設定された日付が表示されます。
11.13 デジタル出力のチャンネルステータス
F2 を押すことで、AMQ1のデジタル出力のチャンネルステータスのフォーマットを切替えることが出来ます。表示されているのは現在設定されているチャンネルステータスのフォーマットです。
図 52: "IN/OUT" モード
図 53: Channel Statusの設定
以下の表がパラメータ値との入出力との対応関係です。
1. Auto にした場合
| ANALOG-OUT | AEU/EBS-OUT | YAMAHA-OUT | COAXIAL-OUT | |
|---|---|---|---|---|
| ANALOG-IN | 無関係 | Professional | 無関係 | Professional |
| AEU/EBS-IN | 無関係 | 入力と同じ | 無関係 | 入力と同じ |
| YAMAHA-IN | 無関係 | Professional | 無関係 | Professional |
| COAXIAL-IN | 無関係 | 入力と同じ | 無関係 | 入力と同じ |
2. Consumer にした場合
| ANALOG-OUT | AEU/EBS-OUT | YAMAHA-OUT | COAXIAL-OUT | |
|---|---|---|---|---|
| ANALOG-IN | 無関係 | Consumer | 無関係 | Consumer |
| AEU/EBS-IN | 無関係 | Consumer | 無関係 | Consumer |
| YAMAHA-IN | 無関係 | Consumer | 無関係 | Consumer |
| COAXIAL-IN | 無関係 | Consumer | 無関係 | Consumer |
F5 の Keylock を押すことで、RCQ1 の操作キーを F5 以外全てロックします。よって、EQ PROGRAM 番号の切替や BYPASS 操作も無効になります。
図 54: "IN/OUT" モード
図 55: Key Lock の設定
解除するには再度 F5 の InckOff を押します。
図 56の "MENU" 状態から F4 を押すことで図 57 または図 59のような画面になり、"CARD" モードに移ります。
図 58: TOP MENU
図 59: カードが入っていない場合
Format
Støre Recall
ここで "MEAS" モードで測定したデータや "EQ" モードで作成した EQ データをメモリーカードに 保存したり、メモリーカードから読み込んだりします。
12.1 メモリーカードの初期化・Format
使用できるメモリーカードは MCD64 です。購入したばかりのメモリーカードは初期化しなければなり ません。メモリーカードをメモリーカードスロットに止まるまでしっかりと差し込み、 F5 の Format を押します。
図 60: "CARD" モード:カードの初期化
■ No ■ に答えます。 F4 の ■ Yes を押すと Format します。 F5 の ■ No ■ F5 を押すと前の画面に戻ります。
図 61: "CARD" モード:カードの初期化中
図 62: "CARD" モード:カードの初期化終了
AMQ1 では RAM カードに対し4つのデータ形式があり、3つのフォーマットがあります。フォーマットは初期化後初めて保存 (Store) する時に決定されます。
| 名称 | データ形式 | 個数 |
|---|---|---|
| MEAS | 測定時のパラメータと測定データ | 24 パターン |
| EQ | EQ 計算時のパラメータと計算に使用した希望特性、 | 16 パターン |
| その時使用した測定データ (平均化されたもの) | ||
| ALL | FIR の係数データやパラメータも含めた 1 つの EQ データ。 | 1パターン |
| BACKUP | AMQ1 全体のバックアップ。但し FIR 係数データは無し。 | 2 台分 |
| 名称 | フォーマット |
|---|---|
| MEAS/EQ | MEASと EQの2つのデータ形式が入ります。 |
| ALL | ALL のみのデータ形式が入ります。 |
| BACKUP | BACKUP のみのデータ形式が入ります。 |
12.3 "CARD" モードの各パラメータについて
| C | AR | D Protect = Off | MEAS | |
|---|---|---|---|---|
| ۲ø | Title | Đate&Time | ||
| Г | 1 | ЪМM1 | 94/03/09 11:56:10 | |
| Γ | 2 | M2 | 94/03/09 11:57:22 | |
| Э | M3 | 94/03/09 12:01:27 | ||
| Γ | 4 | M5 | 94/02/09 13:10:59 | |
| S | tø | re Recall | Før | mat |
図 63: "CARD" モード
図 63の画面で表示されているパラメータ等は以下の表の通りです。
| パラメーター | 内容 | |
|---|---|---|
| 1 | Protect | メモリーカードの現在の Protect 情報を表示します。 |
| 2 | Card Mode | メモリーカードのデータ形式表示している |
| 3 | タイトル一覧表 | メモリーカード内のタイトルの一覧表です。 |
| 4 | スクロールバー | 一覧表を上下させます。 |
メモリーカードに書き込みができるか表示します。ON の表示の場合は書き込み不可になります。
メモリーカードのデータ形式を表示しています。DATA ENTRY で可変します。但し、すでに ALL または BACKUP で保存されていた場合は可変しません。
メモリーカードに保存されているデータのタイトルを表示しています。
上記の一覧表の表示位置を示します。カード後半に入っているものは DATA ENTRY を使用して見 易い位置まで表をスクロールさせて下さい。
図 57の "CARD" 状態から F1 を押すことでメモリーカードへデータを保存するモードに入ります。
Store Mode:にカーソルを移動して、保存したいデータ形式を選びます。ダイレクトキーで保存元のメモリ番号を指定し、Dir Num:で保存先のカードの番号を選びます。
● MEAS の場合
| Store Protec | t = Off |
|---|---|
| Use DATA ENTR | Y to Select Mode! |
| Store Mode: | MEAS |
| Press Enter t | ø Støre Data! |
|
MEAS
(1) (2) (3) (4) |
|
| 5678 |
Title:
Date: |
| (ъмм1 | ) |
| Title Enter Cancel |
図 64: "CARD" モード:カードへの保存
● EQ の場合
| Store Protec | t = Off |
|---|---|
| Use DATA ENTR | Y to Select Mode! |
| Støre Møde: | EQ |
| Press Enter t | ø Støre Data! |
|
→ CARD Dir Num:
1 Title:B:D Date:94/02/10 17:17:45 ) |
|
| Title Enter Cancel |
図 65: "CARD" モード:カードへの保存
● ALL の場合
|
Store Protec
Use DATA ENTR |
t = Off
Y to Select Modet |
||
|---|---|---|---|
|
Store Mode: All
Press Enter to Store Data! |
|||
|
CARD Dir Num:
UNSSUS 1 Title: Date: |
|||
| (EQ 1 |
,
Title Enter Cancel |
||
図 66: "CARD" モード:カードへの保存
• BACKUP の場合
| Store Protect = Off |
|---|
|
Store Mode: BACKUP
Press Enter to Store Batał |
|
Backup Copy → CARD Dir Num:
Cocolility Bo m Title:AMQ1 Backup Date:S4/04/15 17:17:51 |
| Title Enter Cancel |
図 67: "CARD" モード:カードへの保存
ストア時カードのタイトルは、本体内のメモリのタイトルがコピーされ同じになります。しかし、カー ドに保存されているタイトルのみをエディットすることが出来ます。入力方法は今までと同様です。保存さ れているデータは変化しません。
|
Store Protect = Off
Use DATA ENTRY to Select Modet |
|---|
| Store Mode: MEAS |
| Press Enter to Store Data! |
| MEAS CARD Dir Num: |
[] Title : |
図 68: "CARD" モード:保存する際のタイトルの入力
良ければ F4 の Enter を押します。取り消す場合は、 F5 の Concel を押します。
図 57の "CARD" 状態から F2 を押すことでメモリーカードからデータを読み込むモードに入ります。
Recall Mode:にカーソルを移動して、読み込みたいデータ形式を選びます。ダイレクトキーで読み込み 先のメモリ番号を指定し、Dir Num:で読み込み元のカードの番号を選びます。選べる番号はデータの入っ ている番号のみです。
• MEAS の場合
|
Recall Protect = Off
Use DATA ENTRY to Select Mode! |
|
|---|---|
|
Recall Mode: MEAS
Breen Enter to Recall Patat |
|
| CARD Dir Num: -> MEAS | |
| ( | |
| Title: Date: 94/03/09 11:56:10 5 6 7 Oate: 94/03/09 11:56:10 6 6 7 | |
| Enter | Cance I |
図 69: "CARD" モード:カードからの読み込み
● EQ の場合
|
Recall Protect = Off
Use DATA ENTRY to Select Mode! |
|---|
| Recall Møde: EQ |
| Press Enter to Recall Data! |
|
CARD Dir Nun: → EQ
MUSSS 1 EQ FIR |
|
Title:B:D
Date:54/02/10 17:17:45 |
| (EQ 1 ) |
| Enter Cancel |
図 70: "CARD" モード:カードからの読み込み
● ALL の場合
| Recall Protect = Off |
|---|
| Recall Mode: All |
| Press Enter to Recall Data! |
| CARD Dir Num: → EQ+FIR 1 |
| (EQ 1 ) |
| Enter Cancel |
図 71: "CARD" モード:カードからの読み込み
• BACKUP の場合
| Recall Protect = Off | |
|---|---|
|
Recall Mode: MACKU
Press Enter to Recal |
l Đata† |
|
CARD Dir Num: →
1 Title:ANQ1 Backup Date:94/04/15 17:17:51 |
Backup Copy |
| Enter Cancel |
図 72: "CARD" モード:カードからの読み込み
カードに何もデータがない時は以下のように表示されます。
| Recall | ||
|---|---|---|
| Reca | ll Møde: | |
| Press | Enter to Recall Data! | |
| No Đata IN Card! | ٦ | |
| Can't Recall Data | ||
| Cance |
図 73: "CARD" モード:カードにデータがない
良ければ F4 の Enter を押します。取り消す場合は、 F5 の Cancel を押します。
図 74の "MENU" 状態から F5 を押すことで最初図 75 の画面になり、現在 "Y-485"を使用して いる機器を検索します。
図 74: TOP MENU
| 3 | |
|---|---|
|
Make Network Table
Just a Moment |
|
| - |
図 75: "Y-485" モード
数秒後図 77のような"Y-485"モードになります。
図 76: "Y-485" モード
図 77: "Y-485" モード
13.1 "Y-485" モードの各パラメータについて
図 78: "Y-485" モード
図 78の画面で表示されているパラメータ等は以下の表の通りです。
| パラメーター | 内容 | |
|---|---|---|
| 1 | Network Table | 現在 "Y-485"通信を使っている機器とそのアドレスを表示しています。 |
| 反転しいる AMQ1 が現在接続している AMQ1 です。 | ||
| 2 | Local Address | 使用している RCQ1 のアドレスを表示しています。 |
| 3 | Baud Rate | 通信のボーレートを表示しています。 |
CURSOR や DATA ENTRY で接続先 (Remote Address) や、自分のアドレス (Local Address) また Baud Rate を決めます。この 3 つのデータは RCQ1 内部でバックアップされます。
つまり図 78の場合、Remote Address が 2-2 で、Local Address が 2-19 となります。
13.2 AMQ1 に接続する・Connect
図 77の時に、 F1 の Connect を押すことで、現在設定されている Remote Address、Local Addres、 Baud Rate で接続しようとします。
| Y-48 | 5 ¥-4 | 185 N | letwo | ørk | ||
|---|---|---|---|---|---|---|
| Mødel | Grp | Đev | Đev. | Name | ||
| RCQ1 | 1 | 1 | RCQ1 | -101 | ||
| | ✓ | IAMQ 1 | 2 | 2 | AMQ1 | -202 | |
|
Remote
Local Baud |
e Add
Add Rat |
iress
iress te |
s : 2
s : 1 : 3 |
2
19 8400 |
||
|
Local Ad
Baud Ra |
ldres
ate |
۹
::::: :::::::::::::::::::::::::::::: |
roup
1 |
Device
19 Bauc |
] | |
| Connet | ∶t ÐevNar | ne Ne | :two | `k |
図 79: 接続
予定通りに接続出来ると電源投入時と同じようになります。
図 80: AMQ1 接続中
13.3 AMQ1 のデバイスネームの設定・DevName
図 77の時に、 F2 の DevName を押すことで、 AMQ1 にはその Address に応じて個々にデバイス ネームが設定できます。このデバイスネームもバックアップされます。設定方法はタイトル入力と同じです。
図 81: デバイスネームの設定
13.4 現在接続されている Y-485 機器の確認・Network
図 77の時に、 F3 の Network を押すことで、再度現在 "Y-485"を使用している機器を検索します。
BACKUP
| 14.1 | 仕様 | |||
|---|---|---|---|---|
| 1. | オーディオ特性 (アナログ入力時) | |||
| 周波数特性 | 20Hz~20KHz | 0 ± 1.0dB | ||
| ダイナミックレンジ | 106dB 以上 | (Typ.110dB) | ||
| HAM & NOISE | -82dB 以下 | (Typ86dB) * | ||
| 歪率 | 0.007% 以下 | |||
| 2. | 入力 | |||
| チャンネル数 | 2 (電子バランス | .) | ||
| 定格入力 | + 4dB * | |||
| 最大入力 | +24dB * | |||
| 入力インピーダンス | 20kΩ | |||
| 3. | 出力 | |||
| チャンネル数 | 2 (電子バランス | ) | ||
| 定格出力 | + 4dB * | |||
| 最大出力 | +24dB * | |||
| 出力インピーダンス | 150Ω | * 0dB = 0.775Vrms | ||
| 4. | A/D,D/A 変換 | |||
| A/D 変換 | 20 ビット+3 ビ | ットフローティング | ||
| D/A 変換 | 20 ビットリニアー | |||
| サンプリング周波数 | 48kHz (内部信号処理及びデジタル出力) | |||
| 32~48kHz (デミ | ジタル入力) | |||
| 5. | メモリー | |||
| (a) 本体 | ||||
| 測定 | 8パターン | |||
| EQ | 8パターン | |||
| (b) カード | ||||
| (フォーマット名称) | (データ内3 | 字) | (個数) | |
| MEAS/EQ | 測定 | 24 パターン | ||
| EQ(係数含 | まず) | 16 パターン | ||
| ALL | EQ+係数 | 1パターン | ||
※ カードは、MEAS/EQ , ALL , BACKUP のいずれかのフォーマットから選択
本体メモリーバックアップ 2台分
| 6. フロントパネル | ||||
|---|---|---|---|---|
| コントロール | MIC GA | IN/PAD | ||
| INPUT | LEVEL | |||
| OUTPU | T LEVEL | |||
| キー | PROGR | AM † | ||
| PROGR | AM ↓ | |||
| RECAL | Ľ | |||
| BYPASS | 5 | |||
| スライド SW | PHANT | ОМ | (+24V/OFF) | |
| 表示 | 12 素子 I | LED × 4 | (入出力レベルメーター) | |
| 7セグメ | ント LED | (プログラムナンバー) | ||
| 4 素子 L] | ED | (INPUT LED) | ||
| スロット | MEMOR | RY CARD | ||
| コネクター | MIC INI | PUT | (XLR × 1)* | |
| 7. リアーパネル | ||||
| コネクタ | アナログ | INPUT | L/R | (XLR × 2) * |
| OUTPUT | L/R | (XLR × 2) * | ||
| デジタル | AES/EBU | IN/OUT | (XLR × 2) | |
| YAMAHA | IN/OUT | (DIN × 2) | ||
| COAXIAL | IN/OUT | (PIN × 2) | ||
| Y-485 | (XLR × 2) | |||
| *平衡 | 1pin | GND |
|---|---|---|
| 2pin | HOT |
3pin COLD
100V 50/60Hz
国内 40W
7.4kg
14.2 AMQ1 ブロックダイアグラム
14.2.1 測定モード
● メモリカード MCD64
14.5 寸法図
| パネル | |
|---|---|
| ロール I | ROTARY ENCODER |
| ł | F1~F5 |
| Ν | MENU |
| Ι | EQ PROGRAM/MEASUREMENT DATA 1~8 |
| Η | BYPASS |
| ( | CURSOR △,▽,⊲, ⊳ |
| I | DATA ENTRY +,- |
| 3 | 320 × 240 ドット LCD |
| : | ≠− LED (EQ PROGRAM/MEASUREMENT DATA 1~8, BYPASS) |
| • |
・パネル
ロール I I I I I I I I I I I I I I I I I I I |
2. リアーパネル コン
| コントロール | LCD | (BRIGHT,CONT) |
|---|---|---|
| コネクター | DC12V IN | |
| Y-485 | (XLR3 × 2) | |
| スイッチ | POWER | ON/OFF |
| TERMINATE | ON/OFF |
AC アダプタ
PA-1210
DC12V 0.8A
4. 寸法 (W × D × H) 300 × 197.6 × 64.2
2.2kg
| ローカルアドレス | グループナンバー | 1 |
|---|---|---|
| デバイスナンバー | 1 | |
| リモートアドレス | グループナンバー | 1 |
| デバイスナンバー | 2 | |
ボーレート 38400
| パラメーター | 可変値 |
|---|---|
| Output | Lch, L/R, Rch |
| Method | Band, TSP1, TSP2, TSP4, TSP8, TSP16, TSP32, TSP64 |
| Step | 1/3, 1/6, 1/12 |
| Octave | 1/1, 1/2, 1/3, 1/6, 1/12 |
| Interval | 0.7,0.8,, 4.9, 5.0[sec] (0.1sec step) |
| Scale | 1.25, 2.5, 5, 10[dB/div] |
| Graph | Mag(振幅特性), Phase(位相特性) |
| EQ | No1~No8, ON/OFF |
| パラメーター | 可変値 | ||||
|---|---|---|---|---|---|
| Test Tone | White, Pink, Sine, Band, TSP, Pulse | ||||
| Frequency | 20.0,25.0,31.5,40.0,50.0,63.0,80.0,100.0,125.0,160.0,200.0, | ||||
| 250.0,315.0,400.0,500.0,630.0,800.0,1.00k,1.25k,1.60k,2.00k, | |||||
| 2.50k,3.15k,4.00k,5.00k,6.30k,8.00k,10.0k,12.5k,16.0k,20.0k [Hz] | |||||
| Interval | 0.7,0.8,, 4.9, 5.0 [sec] (0.1sec step) | ||||
| Output | Lch, L/R, Rch | ||||
| Vol.(INPUT) | +6.0,+5.9 ~ -59.9,-∞ [dB] (0.1dB step) | ||||
| Vol.(OUTPUT) | +6.0,+5.9 ~ -59.9,-∞ [dB] (0.1dB step) | ||||
| Bal.(OUTOUT) |
Left,L99,L98,L97 Center R97,R98,R99,Right (片チャンネ
ル 100 分解能) |
||||
| Fall. | 0.75sec/40dB,1.50sec/40dB,3.00sec/40dB | ||||
| Hold. | Release,1.00sec/40dB,2.00sec/40dB,Hold | ||||
| パラメーター | 可変値 | ||||
|---|---|---|---|---|---|
| Phase |
Linear D85, Minimum D00, HiLinear D05, HiLinear D10, To-
talLin D85, TotalMin D00 |
||||
| Delay | ON/OFF, 0.00msec~1279.64msec(約 0.02msec Step) | ||||
| Scale | 1.25, 2.5, 5, 10[dB/div] | ||||
| Graph | Mag(振幅特性), Phase(位相特性) | ||||
| アジャストレベル | -3.0~+3.0 [dB] (0.5dB step) | ||||
| Freq | Min, 20.0,21.1,18,8k,20.0k,Max [Hz] | ||||
| Gain | -20~+20 [dB] (1dB step) | ||||
| M.Data | 測定データ No.1~No.8 の中から複数個選択, L/R or L=R | ||||
| Preset |
Flat, Through, Small Sp, Middle Sp, Large Sp, Studio Mon, Clas-
sic, Hall |
||||
| • Сору | EQ データ No.1~No.8 の中から 1 個のみ選択 | ||||
| パラメーター | 可変値 | |||
|---|---|---|---|---|
| Input | COAXIAL, YAMAHA, AES/EBU, ANALOG | |||
| Fs | 48.0kHz, 44.1kHz, 32.0kHz, Except, LOCK, UNLOCK | |||
| DeEmp | ON/OFF | |||
| Vol.(INPUT) | +6.0,+5.9 ~ -59.9,-∞ [dB] (0.1dB step) | |||
| Vol.(OUTPUT) | +6.0,+5.9 ~ -59.9,-∞ [dB] (0.1dB step) | |||
| Bal.(INOUT) |
Left,L99,L98,L97 Center R97,R98,R99,Right (片チャンネ
ル 100 分解能) |
|||
| Bal.(OUTOUT) |
Left,L99,L98,L97 Center R97,R98,R99,Right (片チャンネ
ル 100 分解能) |
|||
| Fall. | 0.75sec/40dB,1.50sec/40dB,3.00sec/40dB | |||
| Hold. | Release,1.00sec/40dB,2.00sec/40dB,Hold | |||
| Status | Professional,Consumer | |||
16.5 CARD モード
| 名称 | データ形式 | 個数 |
|---|---|---|
| MEAS | 測定時のパラメータと測定データ。 | 24 パターン |
| EQ | EQ 計算時のパラメータと計算に使用した希望特性、その時使用した測定データ(平均化されたもの)。 | 16 パターン |
| ALL | FIR の係数データやパラメータも含めた 1 つの EQ データ。 | 1パターン |
| BACKUP | AMQ1 全体のバックアップ。但し FIR 係数データは無し。 | 2 台分 |
16.6 Y-485 モード
| パラメーター | 可変值 |
|---|---|
| Local Address | Group(1~7) / Device(1~31) |
| Remote Address | Group(1~7) / Device(1~31) |
| Baud Rate | 38400, 9600 |
*但し、Local Address と Remote Address は同じ設定には出来ません。
ヤマハ PA 製品にかんするご質問・ご相談・あるいはアフター サービスについてのお問合わせは下記のお客様ご相談窓口へお よせください。
本機には保証書がついています。販売店でお渡ししています から、ご住所・お名前・お買上げ年月日・販売店名など所定事 項の記入および記載内容をおたしかめのうえ、大切に保管して ください。
保証書は当社がお客様に保証期間内の無償サービスをお約束するもので、本機の保証期間はお買上げ日より1年です。
保証期間内の転居や、ご贈答用に購入された場合などで、記 載事項の変更が必要なときは、事前・事後を問わずお買上げ販 売店かお客様ご相談窓口、またはヤマハ電気音響製品サービス 拠点へご連絡ください。継続してサービスできるように手配い たします。
「故障かな?」と思われる症状のときは、この説明書をもう 一度よくお読みになり、電源・接続・操作などをおたしかめく ださい。それでもなお改善されないときには、お買上げ販売店 へご連絡ください。調整・修理いたします。
調整・修理にさいしては保証書をご用意ください。保証規定 により、調整・修理サービスをいたします。また、故障した製 品をお持ちいただくか、サービスにお伺いするのかも保証書に 書かれています。
修理サービスは保証期間が過ぎた後も引き続きおこなわれ、 そのための補修用性能部品が用意されています。性能部品とは 製品の機能を維持するために不可欠な部品のことをいい、PA 製品ではその最低保有期間は製造打切後8年です。この期間は 通商産業省の指導によるものです。
<音響システム事業部 営業部>
| 東 | 京 | 営 | 業 | 所 | TEL. 03-5488-5480 | 〒 108 | 東京都港区高輪2丁目 17-11 | |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 大 | 阪 | 営 | 業 | 所 | TEL. 06-647-8359 | ₹ 556 | 大阪市浪速区難波中 1-13-17 なんば辻本ニッセイビル | |
| 名 | 古 | 屋 | 営 | 業 | 所 | TEL. 052-232-5744 | 〒 46 0 | 名古屋市中区錦 1-18-28 |
| 九 | 州 | 営 | 業 | 所 | TEL. 092-412-5556 | 〒 812 | 福岡市博多区博多駅前 2-11-4 | |
| 本 | 社日 | 国 内 | 3 営 | 業 | 所 | TEL. 053-460-2455 | 〒 430 | 浜松市中沢町 10-1 |
| <国内営業統括本部> | ||||||||
| 北海 | ₩道 | 支 店 | LM | 営 業 | 課 | TEL. 011-512-6113 | 〒 064 | 札幌市中央区南十条西 1-1-50 ヤマハセンター内 |
| 仙 | 台 | 支 店 | LM | 営 業 | 課 | TEL. 022-222-6147 | 〒 980 | 仙台市青葉区大町 2-2-10 |
| 広 | 島 | 支 店 | LM | 営 業 | 課 | TEL. 082-244-3749 | 〒 73 0 | 広島市中区紙屋町 1-1-8 ヤマハビル |
|
北海道サービスセンター
仙 台サービスセンター |
TEL. 011-513-5036
TEL. 022-236-0249 |
〒 064
〒 983 |
札幌市中央区南十条西 1-1-50 ヤマハセンター内
仙台市若林区卸町 5-7 仙台卸商共同配送センター 3F |
|---|---|---|---|
| 首都圏サービスセンター | TEL. 044-434-3100 | ₹ 211 | 川崎市中原区木月 1184 |
| 東京サービスステーション | TEL. 03-5488-6625 | 〒 108 | 東京都港区髙輪 2-17-11 |
| (お持込み修理窓口) | ▼ 1 | ||
| 浜 松サービスセンター | TEL. 053-465-6711 | 〒 435 | 浜松市上西町 911 ヤマハ (株) 宮竹工場内 |
| 名古屋サービスセンター | TEL. 052-652-2230 | 〒 454 | 名古屋市中川区玉川町 2-1-2 |
| ヤマハ (株) 名古屋流通センター 3F | |||
| 大 阪サービスセンター | TEL. 06-877-5262 | 〒 565 | 吹田市新芦屋 1-16 ヤマハ (株) 千里丘センター内 |
| 四 国サービスセンター | TEL. 0878-22-3045 | 〒 760 | 高松市丸亀町 8-7 ヤマハ (株) 高松店内 |
| 広 島サービスセンター | TEL. 082-874-3787 | 〒 731-01 | 広島市安佐南区西原 6-14-14 |
| 九 州サービスセンター | TEL. 092-472-2134 | 〒 812 | 福岡市博多区博多駅前 2-11-4 |
| 本社/カスタマーサービス部 | TEL. 053-465-1158 | 〒 435 | 浜松市上西町 911 (ヤマハ(株)宮竹工場内 |
※ 1994 年 8 月 1 日現在 ※所在地・電話番号などは変更されることがあります。
ヤマハ株式会社
音響システム事業部 営業部 TEL. 053-460-2455 〒 430 浜松市中沢町 10-1
VR86780 R0 1 AP 94 11 10 AP



































































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