Yamaha MS50DR User Manual [ja]

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MS50DR
取扱説明書

はじめに

このたびはヤマハ・DTXシリーズ用モニターシステム MS50DRをお買い上げいただきましてあり がとうございます。MS50DRは、サブウーファーと2本のサテライトスピーカーの構成(合計出力90W) で、電子ドラムのサウンドを高品位に再現し、アコースティックドラムを叩いているような臨場感が 得られます。サブウーファー部には、豊かな重低音を再生するバスレフ方式を採用しています。 MS50DRの優れた機能を使いこなしていただくために、本書をご活用いただきますようご案内申し上 げます。また、ご一読いただいた後も不明な点が生じた場合に備え、本書を大切に保管いただきます ようお願い申し上げます。

安全上のご注意 ご使用の前に、必ずこの「安全上のご注意」をよくお読みください。

ここに示した注意事項は、製品を安全に正しくご使用いただ き、あなたや他の人々への危害や損害を未然に防止するため のものです。 注意事項は、危害や損害の大きさと切迫の程度を明示するた めに、誤った取り扱いをすると生じることが想定される内容 を「警告」と「注意」に区分しています。いずれもお客様の安全 や機器の保全に関する重要な内容ですので、必ずお守りくだ さい。
※ お読みになった後は、使用される方がいつでも見られる所に必ず保管してください。
警告
設置場所は床面が平らで丈夫な所にしてください。床が傾いていたり、段差がありますと不安定となり、 転倒する恐れがあります。
パネルやキャビネットは、絶対に開けないでください。また、分解・改造はしないでください。感電や故 障の恐れがあります。
ケガをする恐れがありますので、小さなお子様が取り扱いされる際はじゅうぶん注意してください。
外部機器との接続の際は、ケーブルの引きまわしに注意してください。足を引っかけて転倒する恐れがあ ります。
サイドパネルのヒートシンクを布やカーテンなどでふさがないようにしてください。冷却効果が弱まり、 故障や火災の原因になります。
この製品に異物(燃えやすいもの、硬貨、針金など)や液体(水、ジュースなど)を絶対に入れないでくださ い。故障の原因になります。
この表示内容を無視した取り扱いをすると、死亡や重傷を負う可能性が想定されます。
この機器に表示されている記号や取扱説明書に表示されている 記号には、次のような意味があります。
記号は、危険、警告または注意を示します。
記号は、禁止行為を示します。記号の中に具体的な 内容が描かれているものもあります。
記号表示について
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注意
この製品は、風通しの良い場所に設置して使用してください。
この製品の上に乗ったり、重い物を載せたりしないでください。
この製品を落としたり、強い衝撃を与えないでください。故障の原因になります。
落雷の恐れがある場合には、早めに電源プラグをコンセントから抜いてください。また、濡れた手で抜き 差ししないでください。
お手入れをする時は、電源を切って電源プラグを抜いてから行ってください。
この表示を無視して誤った取扱いをすると、人が傷害を負ったり、財産が損害 を受ける危険の恐れがある内容を示しています。
■ 製品取扱上のご注意
● この製品の近くにパワーアンプなどの大型トランスを持つ機器があると、ハム(うなり)を誘導することがあ ります。このような場合は、間隔や方向を変えてください。
● この製品をテレビやラジオの近くで使用すると、テレビに色ムラが出たり、ラジオから雑音が出ることがあ ります。このような場合は、製品を離して使用してください。
● この製品を分解や改造をしたり、またつまみや端子等に無理な力を加えないでください。故障や性能劣化の 原因になります。
● 温度が極端に高い場所(直射日光の当たる場所、暖房器具の近くなど)や、湿気の多い場所(雨天の屋外な ど)での使用、保管はしないでください。変形、変色、故障や性能劣化の原因になります。
● 外装部分のお手入れは、柔らかい布などで拭き取るようにし、シンナー系の液体やスプレー類は絶対ご使用 にならないでください。
● ケーブルの抜き差しは必ずプラグ部分を持って行ってください。また、無理に曲げたりケーブルの線の部分 に重いものを乗せたり、とがったものが触れたりしないように注意してください。線の部分に無理な力がか かると断線などのトラブルの原因になります。
■ 同梱品確認のお願い
セッティングをはじめる前に、以下のものが同梱されているかどうか確認してください。
◆MS50DR×1
・サブウーファー・
アンプユニット×1
・サテライト
スピーカー×2
・スピーカーケーブル×2 ・フォーンケーブル×2
・ スピーカーアタッチメント
SPAT1(左右2個一組)
・取扱説明書(本紙)×1
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■ 各部の名称と機能
◆アンプユニット操作パネル
ヒートシンク(放熱板)
w e
MAIN
MIN MAX
WOOFER
MIN MAX
MONITOR SPEAKER MODEL MS50DR
MADE IN CHINA
PS
100V 85W 50/60Hz
E
注 意
感電の恐れあり
キャビネットをあけるな
MAIN INPUT
SPEAKERS (4~8)
POWER
ON
OFF
L(MONO)R
LR
r
t
q
q 電源スイッチ
  電源のON・OFFをするスイッチです。
w メインつまみ
  メイン・インプット・ジャック(r)に接続し
た機器の音量を調節します。
e ウーファーつまみ
  本体のウーファーの音量を調節します。左に
回すと音量が下がり、右に回すと音量が上が ります。
電源ケーブル
ヒューズ
r メイン・インプット・ジャック
  ドラムの音源を接続する端子です。モノラル
出力の機器に関しては、L(MONO)のジャッ クに接続します。
t スピーカー・ジャック
  この製品に付属のスピーカーを接続する端子
です。接続するには、付属のスピーカーケー ブルを使用してください。
※ 付属のスピーカー以外は、接続しないでくだ
さい。
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■ 接続方法
※ MS50DRと外部機器を接続する場合は、各機器の電源プラグを抜き、音量を絞った状態にして
接続してください。機器が誤動作をしたり故障、破損することがあります。
MS50DR
MAIN INPUT
L(MONO)R
SPEAKERS (4~8)
LR
スピーカー ケーブル(付属)
(R)
サテライトスピーカー
フォーンケーブル(付属)
スピーカー ケーブル(付属)
(L)
ドラム音源モジュール
OUTPUT
■ 電源の ON/OFF の仕方
※ MS50DRと外部機器を正しく接続したら、次の手順に従い電源を入れてください。
手順を間違えると、誤動作や故障、スピーカーなどが破損することがあります。
1. 本機および各機器の音量つまみがすべ
て「0」になっていることを確認します。
2. メイン・インプット・ジャックに接続
した機器の電源を入れます。
3. MS50DRの電源を入れます。
4. 各機器の音量を調節します。
● 電源をOFFにする時は、各機器の音量を 絞り、電源を入れる手順と逆の手順で電 源を切ります。
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■ セッティング例
付属のスピーカーアタッチメント(SPAT1)を使用して、サテライトスピーカーをドラムス タンドに取り付けてください。
●SPAT1の取付方法
サテライト スピーカー
※ 付属のスピーカー以外は、絶対
に使用しないでください。
SPAT1
※ スピーカーネットを強く押さえないでく
ださい。 スピーカーが破損する恐れがあります。
スピーカー ホルダー
ネジ
※ネジは確実に締め付けてください。
サテライト スピーカー
※確実に奥まで差し  込んでください。
SPAT1
MS50DR
※ サイドパネルのヒートシンクを布やカーテン等でふさがないようにしてください。また、横倒し
にしたり上下逆さまにしないでください。 接続したケーブル類は、煩雑にならないように配慮してください。特にコードやケーブル類は、 お子様の手が届かないよう配慮してください。
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■仕様
● システム構成
・サテライトスピーカー(x2) ・サブウーファー・アンプユニット
● 定格出力
 ・ サテライトスピーカー  20W/4Ω(x2)  ・ サブウーファー  50W/4Ω  合計90W
● 規定入力レベル
 ・ メイン・インプット   −10dBm
● サテライトスピーカー
・4"ウーファー ・2"ミッドレンジ ・1"ツイーター
● サブウーファー
8"ウーファー
● コントロール
 ・ メインつまみ  ・ ウーファーつまみ  ・ 電源スイッチ
● 接続端子
 ・ メイン・インプット・ジャック
(L/モノ、R)
 ・ スピーカー・ジャック(L、R)
● エンクロージャー形式
 ・ サテライトスピーカー    密閉型  ・ サブウーファー  バスレフ型
●電源
AC100V(50/60Hz)
● 消費電力 
85W
● 外形寸法
 ・ サテライトスピーカー 
127(幅)X106(奥行)X205(高さ)mm
 ・ サブウーファー・アンプユニット 
451(幅)X330(奥行)X380(高さ)mm
●質量
 ・ サテライトスピーカー   1.5kg(片側)  ・ サブウーファー・アンプユニット 20kg
● 付属品
 ・ 取扱説明書(保証書含む)  ・ スピーカーアタッチメント(SPAT1)  ・ スピーカーケーブルx2  ・ フォーンケーブルx2
※ 0dBm=0.775V ※ 製品の仕様および外観は、改良のため予告なく変更
することがあります。
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■ お客様相談窓口
ヤマハ管弦打楽器インフォメーションセンター 〒430-8650浜松市中沢町10-1 TEL:(053)411-4744
受付日:月曜日〜土曜日(日曜、祝日およびセンター指定休日を除く) 受付時間:10:30〜 19:00
ヤマハ株式会社各事業所/営業所
EM企画推進室GD担当  〒108-8568 東京都港区高輪2-17-11  TEL(03)5488-5445 EM北海道  〒064-8543 札幌市中央区南10条西1丁目1-50  TEL(011)512-6113 EM仙台  〒980-0804 仙台市青葉区大町2-2-10  TEL(022)222-6147 EM名古屋  〒460-8588 名古屋市中区錦1-18-28  TEL(052)201-5199 EM大阪  〒542-0081 大阪市中央区南船場3-12-9  TEL(06)6252-5231 EM九州  〒812-8508 福岡市博多区博多駅前2-11-4  TEL(092)472-2130
■ アフターサービス
サービスのご依頼、お問い合わせは、お買い上げ店、またはお近くのヤマハ電気音響製品サービス拠点 にご連絡ください。
● 保証書
保証書は、販売店にて「販売店印、お買い上げ年月日」の押印、記 入をしてお渡し致しますので、お買い上げの際にご確認の上、大切 に保管してください。
● 保証期間
お買い上げ日から 1 年です。
● 保証期間中の修理
保証書記載内容に基づいて修理致します。詳しくは保証書をご覧く ださい。
● 保証期間経過後の修理について
修理可能な部分は、ご要望により有料にて修理させて頂きます。但 し、修理料金や補修部品の保有期間の都合によって、相当品の代替 購入をおすすめする場合もございます。
● 補修用性能部品の最低保有期間
  製品の機能を維持するために必要な部品の最低保有期間は、製造打
ち切り後 8 年です。
● 持ち込み修理のお願い
  まず本書をよくお読みのうえ、もう一度お調べください。それでも
異常のあるときは、お買い上げの販売店、または最寄りのヤマハ電 気音響製品サービス拠点へ本機をご持参ください。
● 製品の状態は詳しく
  修理をご依頼いただくときは、製品名、モデル名などとあわせて、故
障の状態をできるだけ詳しくお知らせください。
ヤマハ電気音響製品アフターサービス拠点(修理、サービス問い合わせ先)
北海道サービスステーション 〒064-8543 札幌市中央区南10条西1-1-50 ヤマハセンター内 TEL(011)512-6108 仙台サービスステーション 〒984-0015 仙台市若林区卸町5-7 仙台卸商共同配送センター3F  TEL(022)236-0249 首都圏サービスセンター  〒143-0006  東京都大田区平和島2丁目1番1号
浜松サービスステーション  〒435-0016  浜松市和田町200 ヤマハ(株)和田工場内  TEL(053)465-6711 名古屋サービスセンター  〒454-0058  名古屋市中川区玉川町2-1-2 ヤマハ名古屋流通センター3F  TEL(052)652-2230 大阪サービスセンター  〒565-0803  吹田市新芦屋下1-16 ヤマハ千里丘センター内  TEL(06)6877-5262 四国サービスステーション  〒760-0029  高松市丸亀町8-7 ヤマハミュージック高松店内  TEL(087)822-3045 九州サービスステーション  〒812-8508  福岡市博多区博多駅前2-11-4  TEL(092)472-2134
[本社]CSセンター  〒430-8650  浜松市中沢町10-1 ヤマハ(株)本社工場内  TEL(053)462-1131
※住所及び電話番号は変更になる場合があります。
京浜トラックターミナル内14号棟A-5F TEL(03)5762-2121
●音を楽しむエチケット●
楽しい音楽も時と場所によっては、大変気になるものです。隣近所への配慮をじゅうぶん
※これは日本電子工業会
『音のエチケット』
キャンペーンのマークです。
にいたしましょう。静かな夜間には小さな音でも良く通り、特に低音は床や壁などを伝わ りやすく、思わぬところで迷惑をかけてしまうことがあります。夜間の演奏には特に気を 配りましょう。お互いに心を配り、快い生活環境を守りましょう。
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〒 430-8650浜松市中沢町 10-1
WC89621
弦打楽器事業部
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