Yamaha KX8 User Manual [ja]

KXエディター
KXエディター
取扱説明書
取扱説明書
目次
KXエディターとは .........................................................................................................................2
KXエディターのデータ構成 .......................................................................................................... 2
KXエディターの起動から終了までの流れ................................................................................... 3
プリセットテンプレートを使う ....................................................................................................6
ウィンドウ各部の名称と機能........................................................................................................ 7
メニュー........................................................................................................................................10
ご注意
・ 市販の音楽/サウンドデータは、私的使用のための複製など著作権法上問題にならない場合を除いて、権利者に無断で複製または転用する
ことを禁じられています。ご使用時には、著作権の専門家にご相談されるなどのご配慮をお願いします。 ・ このソフトウェアおよびマニュアルの著作権はすべてヤマハ株式会社が所有します。 ・ このソフトウェアおよびマニュアルの一部または全部を無断で複製、改変することはできません。 ・ このソフトウェアおよびマニュアルを運用した結果およびその影響については、一切責任を負いかねますのでご了承ください。 ・ このファイルに掲載されている画面は、すべて操作説明のためのもので、実際の画面と異なる場合があります。 ・「MIDI」は社団法人音楽電子事業協会(AMEI)の登録商標です。 ・ Steinberg およびCubase は、Steinberg Media Technologies GmbH 社の登録商標です。 ・ その他、このファイルに掲載されている会社名および商品名は、それぞれ各社の商標または登録商標です。
このマニュアルは、お客様がWindows/Macintoshの基本的な操作方法について十分おわかりいただいていることを前提に書かれていま す。Windows/Macintoshの操作方法については、Windows/Macintoshに付属のマニュアルをご参照ください。 KXエディターを使用するために必要なコンピューター環境、機器の接続、KXエディターのインストールについては、別冊のインストールガ イドおよびKXの取扱説明書をご参照ください。
KXエディター 取扱説明書
1

KXエディターとは

ヤマハKX用のテンプレート(コントロールテンプレート)をコンピューター上で編集/作成するためのアプリケーションです。テン プレートを使うと、KX上のCONTROLノブに、現在使用しているVSTiの操作に最適な機能を割り当てられます。
KX本体上では、30個のテンプレートを扱っていますが、KXエディターでは30個のテンプレートを1バンクとみなし、いくつもの バンクを新規に作成/編集/削除するなどして、ライブラリーとして管理します。また、エディター上で作ったテンプレートは30個
分(1バンク分)をまとめてKX本体に送ったり、1バンク分をまとめて1つのファイル(拡張子: xml)としてコンピューターに保存し ます。

KXエディターのデータ構成

KXエディターでは、バンク(テンプレート30個分をまとめたデータ) を一つ選んで、そのバンクに含まれているテンプレートをそ れぞれ編集します。現在編集中のバンク (カレントバンク)の編集作業が完了したら、「Save Bank」または「Save Bank As…」メ
ニューを使って、編集したバンクをライブラリーに保存します。バンクは、ライブラリーに保存しておけば次回エディターを起動し たときに再度呼び出せますが、バックアップをとりたい場合は、1バンク(30テンプレート)ごとに1つのファイル(拡張子: xml) と
して保存します。
KXエディターで作られるデータおよびその流れについては、下図を参考にしてください。
カレントバンク
1 バンク
レート 30 個分 ) の 編集を行なう。バン ク画面で、テンプ レートを一つ選んだ 上で、編集作業を行 なう。
( テンプ
Save Bank Save Bank As…
(バンク画面 )
ライブラリー
Bank(バンク)
起動直後、テンプレート 30 個分 (1 バンク分 ) のデータを自動転送 *
編集中にリアルタイムに自動転送 *
Bank( バンク ) 選択後、
コピーおよび KX 本体へ転送 ( ライブラリー画面 )*
カレントバンクへ
KX本体とKXエディター (コンピューター )が正常にUSB
*
接続されている場合(オンライン の場合)に限ります。 KX本体とKXエディター (コンピューター )がUSB接続さ れていない状態(オンラインでない状態)から、正常に接 続された状態(オンラインの状態)になると、エディター 上のカレントバンクの設定が自動的にKX本体に転送され ます。
KX本体
テンプレート 30 個
バンク数は無制限
Export ( 書き出し ) 1バンクずつ
Import ( 読み込み ) 1バンクずつ ライブラリーに追加
ファイル
***.xml ***.xml ***.xml
KXエディター 取扱説明書
2

KXエディターの起動から終了までの流れ

KXエディターのインストールガイドに従ってKXエディターや関連ソフトウェアをインストールしたあと、下記手順に従ってKX エディターを操作します。操作を始める前に、コンピューターとKXがUSBケーブルで正しく接続されていることを確認してくださ
い。 実際には、さまざまな手順でエディット作業を行なうことになりますので、下記手順は一つの例として参考にしてください。
NOTE
1
KXエディターのインストール後、スタインバーグ社製DAWソフトウェアを一度も起動していない場合は、DAWソフトウェアをいっ たん起動させ、すぐに終了させてください。この操作は、KXエディターがDAWソフトウェア内をスキャンしてVSTi関連の情報を取
得するために必要です。(DAWソフトへのスキャンは、Cubase などスタインバーグ社製DAWに限ります。)
[スタート] → すべてのプログラム → [Yamaha KX] → [KX Editor] を選んで、KXエディターを起動します。
下記のように、Auto Sync画面が表示され、KX本体にあるテンプレート30個分の設定が、KXエディターのカレントバンク
(7ページ) に自動転送されます。
自動転送が完了すると、下記Bank画面が表示されます。
NOTE
KXとコンピューターがUSBケーブルで接続してあるにもかかわらず、Auto Sync 画面でKX本体からの自動転送がうまく行なわれな い場合、KX本体のユーティリティー画面で、MIDI SelectとDevice Numberの設定を、下記のようにしてください。
・MIDI Select : USB ・Device Number : 1またはAll
KXエディター 取扱説明書
3
2
[File]メニューから[Setup]を選び、下記画面を表示させます。
3
MIDI Port = Yamaha KX に設定されていることを確認し、DAW Select から使用するDAW ソフトウェアを選択します。
コンピューターとKXが適切にUSB接続されていれば、上記画面を開いた時点で既にMIDI Port = Yamaha KXに設定され ています。KXエディターでは、DAWソフトウェアに登録されているVSTiの情報を取り込む必要がありますので、DAW
Select 欄で、コンピューターにインストールされているDAWのうち実際に使うものを選びます。
4
[OK] をクリックすると、VSTiのスキャンが自動的に始まります。
手順3で選んだDAWソフトウェアに登録されているVSTiをスキャンして、KXエディター上で必要な情報を読み込みます。
VSTiスキャンが完了すると、もとの画面に戻ります。これでKXエディターの起動および設定が完了です。
NOTE
手順4で[OK]をクリックしてもVSTiスキャンが行なわれなかった場合は、[File]メニューから[VSTi Database]→[Full Scan] を選ぶことで、スキャンを実行してください。
Cubase など、DAWソフトを起動します。
5
KXエディター 取扱説明書
4
Loading...
+ 8 hidden pages