Yamaha KX25, KX49, KX61 User Manual [ja]

取扱説明書
JA
安全上のご注意
ご使用の前に、必ずこの「安全上のご注意」をよくお読みください。
ここに示した注意事項は、製品を安全に正しくご使用いただき、お客様や他の方々への危害や 財産への損害を未然に防止するためのものです。必ずお守りください。
記号表示について
この製品や取扱説明書に表示されている記号には、次のような意味があります。
「ご注意ください」という注意喚起を示します。
〜しないでくださいという「禁止」を示します。
「必ず実行」してくださいという強制を示します。
「警告」と「注意」について
以下、誤った取り扱いをすると生じることが想定される内容を、危害や損害の大きさと切迫の 程度を明示するために、「警告」と「注意」に区分して掲載しています。
この表示の欄は、「死亡する可能性または重傷を
警告
負う可能性が想定される」内容です。
この表示の欄は、「傷害を負う可能性または物的
注意
この製品の内部には、お客様が修理 / 交換できる部品はありません。点検や修理は、必ずお買 い上げの楽器店または巻末のヤマハ電気音響製品サービス拠点にご依頼ください。
2
損害が発生する可能性が想定される」内容です。
(3)-14
 取扱説明書
警告
電源 / 電源アダプター
電源は必ず交流100Vを使用する。
エアコンの電源など交流 200V のものがありま す。誤って 接続すると、感 電や火災のおそれが あり
必ず実行
必ず実行
必ず実行
禁止
ます。
電源アダ プターは、必ず指 定のもの(PA-3C、PA­130、またはヤマハの推奨品)を使用する。
(異 なった 電源アダ プターを使用 すると)故障、発
熱、火災などの原因になります。
電源プ ラグにほ こりが 付着している場 合は、ほこ りをきれいに拭き取る。
感電やショートのおそれがあります。
電源アダプターコー ドをストーブなどの熱器 具に 近づけ たり、無理に曲 げたり、傷つ けたり しない。 また、電源コードに重いものをのせない。
電源ア ダプター コード が破損し、感電 や火災の原 因になります。
分解禁止
この製 品の内部 を開け たり、内 部の部品を分解 し たり改造したりしない。
感電や 火災、けが、ま たは故 障の原 因になります。
禁止
異常を感じた場合 など、点検や 修理は、必ずお 買い 上げ の楽 器店ま たは巻末 のヤマハ電 気音響製 品 サービス拠点にご依頼ください。
水に注意
本体の上に花瓶や 薬品など液体の入ったも のを置 かない。また、浴室や雨天時の屋外など湿気 の多い ところで使用しない。
禁止
禁止
内部に水などの 液体が入ると、感電や火災、または 故障の原因にな ります。入っ た場合は、すぐ に電源 スイッ チを切 り、電源 プラグをコンセ ントから抜 いた上 で、お買 い上げ の楽器店または 巻末のヤマ ハ電気音響製品サ ービス拠点に点検をご依 頼くだ さい。
濡れた手で電源プラグを抜き差ししない。
感電のおそれがあります。
火に注意
本体の上にろうそ くなど火気のあるものを 置かな い。
ろうそ くなど が倒れた りして、火災の 原因になり
禁止
ます。
異常に気づいたら
電源アダプターコード / プラグ/USB ケーブルが いたんだ場合、または、使用中に異常なにおいや煙 が出たりした場 合は、すぐに電 源スイッチを切り、
必ず実行
電源プラグ をコンセントから 抜き、USB ケー ブル を取り外す。
感電 や火 災、または故障のおそれがあります。至 急、お 買い上げ の楽器 店または巻末の ヤマハ電気 音響製品サービス拠点に点検をご依頼ください。
(3)-14
 取扱説明書
3
注意
電源 / 電源アダプター
電源プ ラグを抜 くとき は、電源 アダプターコー ド を持たずに、必ず電源プラグを持って引き抜く。
電源ア ダプター コード が破損して、感 電や火災の
必ず実行
必ず実行
禁止
原因になることがあります。
長期間使用しないと きや落雷のおそれがある とき は、必ずコンセントから電源プラグを抜く。
感電や火災、故障の原因になることがあります。
たこ 足配 線を し ない。
音質 が劣 化し た り、コンセント 部が 異常 発熱 し て火 災の 原因 に なる こと があ り ます。
禁止
必ず実行
必ず実行
接続
必ず実行
不安定な場所に置かない。
本体が 転倒し て故障し たり、お 客様や他の方々 が けがをしたりする原因になります。
本体を 移動す るときは、必ず電 源アダ プターコー ドな どの 接続 ケーブルを すべて外 した上で行 な う。
コード をいた めたり、お客様や 他の方 々が転倒し たりするおそれがあります。
この機器を電源コンセントの近くに設置する。
電源プ ラグに 容易に手 の届く位置に設 置し、異常 を感じ た場合 にはすぐ に電源スイッチ を切り、電 源プラグをコン セントから抜いてくだ さい。また、 電源スイッチを切 った状態でも微電流が流 れてい ます。こ の製品を長時間使用 しないときは、必ず電 源プラグをコンセントから抜いてください。
他の機 器と接 続する場 合は、す べての機器の電 源 を切った上で行 なう。また、電源を入れたり 切った りする前に、必ず機器のボリュームを最小にする。 さらに、演奏を始める場 合も必ず両機器のボ リュームを 最小にし、演 奏しながら徐々 にボ リュームを上げていき適切な音量にする。
感電または機器の 損傷の原因になることが ありま す。
設置
直射日光のあたる 場所(日中の 車内など)やス トー ブの近 くなど極 端に温 度が高くなると ころ、逆に 温度が極端に低い ところ、また、ほこりや振動 の多
禁止
禁止
4
いところで使用しない。
本体の パネルが 変形し たり、内 部の部品が故障 し たりする原因になります。
テレビやラジオ、ステレオ、携帯電話など他の電気 製品の近くで使用しない。
楽器本体またはテレ ビやラジオなどに雑音が 生じ る場合があります。
 取扱説明書
(3)-14
手入れ
禁止
本体を手入れす るときは、ベ ンジンやシンナー、洗 剤、化学ぞうきんなどは使用しない。
本体のパネルや鍵盤が変色 / 変質する原因になり ます。お手入れには、乾いた柔ら かい布、もしく は 水を固くしぼった柔らかい布をご使用ください。
使用時の注意
本体のすき間に手や指を入れない。
お客様がけがをするおそれがあります。
禁止
パネル、鍵盤のすき間 から金属 や紙片 などの異物 を入れない。
感電、ショ ート、火災や故 障の原因になること があ
禁止
禁止
りま す。入った場合は、すぐに電源スイッチを切 り、電源プ ラグをコンセントか ら抜いた上で、お買 い上げの楽器店また は巻末のヤマハ電気音響 製品 サービス拠点に点検をご依頼ください。
本体上 にビニー ル製品 やプラスチック 製品、ゴム 製品などを置かない。
本体のパネルや鍵盤が変色 / 変質する原因になり ます。
本体の上にのったり 重いものをのせたり しない。また、ボタン
禁止
やス イッ チ、入出力 端子などに無理な力 を加えない。
本体 が破損 したり、 お客様や他の方々 がけがをしたりする原因になります。
大きな音量で長時 間ヘッドフォンを 使用しない。
禁止
データの保存
聴覚障害の原因に なります。
作成したテンプレートの保存とバックアップ
コンピューター や本体操作によって書き 換えたテ ンプレー トは KX本体内 部のメモ リーに保存 され ます。保存したデータ は故障や 誤操作 のために失
必ず実行
われることが あります。大切 なテンプレートは、専 用のエディター ソフトウェア「KX Editor」(6ペー ジ)を使ってコンピューターに保存してください。
●データが破損したり失われたりした場合の補償はいたしかねますので、ご了承ください。
●不適切な使用や改造により故障した場合の保証はいたしかねます。
使用後は、必ず電源スイッチを切りましょう。 電源スイッチを切った状態(電源スイッチが「STANDBY」の状態)でも微電流が流れています。スタンバイ時の消費電力は、最小限の値で設計されていま す。この製品を長時間使用しないときは必ず電源アダプターのプラグをコンセントから抜いてください。
音楽を楽しむエチケット
楽しい音楽も時と場所によっては、大変気になるものです。隣近所への配慮を充分にいたしましょう。静かな夜間には小さな音でもよく通り、特に低音は 床や壁などを伝わりやすく、思わぬところで迷惑をかけてしまうことがあります。夜間の演奏には特に気を配りましょう。窓を閉めたり、ヘッドフォンを ご使用になるのも一つの方法です。お互いに心を配り、快い生活環境を守りましょう。
ご注意
・ 取扱説明書の著作権はすべてヤマハ株式会社が所有します。 ・ この取扱説明書に掲載されているイラストや画面は、すべて操作説明のためのものです。したがって、実際の仕様と異なる場合があります。 ・ この製品は、ヤマハ株式会社が著作権を有す る著作物やヤマハ株式会 社が第三者から使用許諾 を受けている著作物を内蔵または同梱しています。そ の著作
物とは、すべてのコンピュータープログラムや、伴奏スタイルデータ、MIDI データ、WAVE データ、音声記録データ、楽譜や楽譜データなどのコンテンツを含 みます。ヤマハ株式会社の許諾を受けることなく、個人的な使用の範囲を越えて上記プログラムやコンテンツを使用することについては、著作権法等に基づ き、許されていません。
・ ヤマハ株式会社および第三者から販売もしくは提供されている音楽 / サウンドデータは、私的使用のための複製など著作権法上問題にならない場合を除い
て、権利者に無断で複製または転用することを禁じられています。ご使用時には、著作権の専門家にご相談されるなどのご配慮をお願いします。 ・ Windows は、米国 Microsoft Corporation の米国およびその他の国における登録商標です。 ・ Mac および Macintosh は、米国および他の国々で登録された Apple Inc. の商標です。 ・ Steinberg および Cubase は、Steinberg Media Technologies GmbH 社の登録商標です。 ・「MIDI」は社団法人音楽電子事業協会 (AMEI) の登録商標です。
その他、本書に記載されている会社名および商品名等は、各社の登録商標または商標です。
(3)-14
 取扱説明書
5

はじめに

はじめに
このたびは、ヤマハ USB KEYBOARD STUDIO KX25 / KX49 / KX61 / KX8( 以降 KX) をお買い求めいただき まして、まことにありがとうございます。KX は、DAW ソフトウェアを使った音楽制作に最適なコントロールキーボー ドと、最先端の DAW ソフトウェア Cubase AI4 をパッケージ化した製品です。USB ケーブルを使って KX とコン ピューターを接続するだけで、快適な音楽制作環境を構築できます。KX の優れた機能を十分に発揮させるとともに、末 永くご愛用いただくために、この取扱説明書をご使用の前に必ずお読みください。お読みになったあとは、保証書とと もに保管してください。
特長
Cubase との高い親和性
Cubase 4 / Cubase Studio 4 / Cubase Essential 4 / Cubase AI4( 以降 Cubase) に最適化された連携機能を 搭載しており、ワークフローに沿って効率よく音楽制作が行なえます。
VST インストゥルメント (VSTi) のトラック操作
KX 本体には内蔵音源がないので、コンピューター上の VST対応ソフトウェアシンセサイザー(VST インストゥルメ ント = VSTi) を使って音を鳴らすことになります。KX では、Cubase 上のトラック作成や VSTi に搭載されたインス トゥルメントの選択などを、パネル上のボタンを使って操作できます。
さまざまなパラメーターを操作できる 4 つのノブを搭載
VST対応ソフトウェアシンセサイザーのパラメ ーター操作に 最適な、4 つのノブを搭 載しました。操 作したい各種 ソフトウェアシン セサイザーに 対応するテンプレートを選 択するだけで、すぐに各種 ソフトウェアシンセサイザ ー のパラメーターを 操作できます 。 さまざまな VST 対応ソフトウェアシンセサイザー(VSTi) に対応した 30 種類のコントロールテンプレートを搭載し ています。また、テンプレートをカスタマイズすれば、ノブにお好みの機能を割り当てることも可能です。
フレーズ作成に便利なアルペジオを搭載
押さえた鍵盤を元にさまざまなフレーズを再生するアルペジオを搭載しています。アナログシンセ風のシーケンスフ レーズ、ギター / ベースなどのバッキング演奏、ドラム / パーカッションフレーズなど、さまざまなフレーズを簡単な 操作で再生できます。
USB バスパワー動作
コンピューターの USB 端子から KX へ電源を供給する USB バスパワーに対応しています。コンピューターと KX を USB ケーブル 1 本を使って接続するだけで、KX に電源を供給できます。
付属品
・ 電源アダプター(PA-3C、PA-130、またはヤマハの同等品 ) ・ 取扱説明書 ( 本書 ) ・ 保証書 ・USB ケーブル ・ Cubase AI4 DVD-ROM ・TOOLS for KX DVD-ROM
KX Editor について
KX 上の設定を編集するための専用エディターソフトウェア、「KX Editor」があります。下記ヤマハサイトからダウ
ンロードしてお使いいただけます。
http://www.yamaha.co.jp/product/syndtm/dl/
6
 取扱説明書

付属のディスクについて

付属のディスクについて

ディスク使用上のご注意

同梱されているソフトウェアのディスクは、オーディオ / 映像用ではありません。コンピューター以外の機器では絶対に使用 しないでください。
・TOOLS for KX DVD-ROM に収録されている USB-MIDI ドライバー、Extensions for Steinberg DAW の著作権はすべてヤマ
ハ株式会社が所有します。
・Cubase AI 4 DVD-ROM の著作権は、Steinberg Media Technologies GmbH 社が所有します。ヤマハ株式会社では、Cubase
AI 4 についてのサポートは一切行なっておりません。
・TOOLS for KX DVD-ROM の「VSTis」フォルダーに入っている各種 VSTi の著作権はそれぞれの会社が所有します。ヤマハ株式会
社では、各種 VSTi についてのサポートは一切行なっておりません。
・ 巻末にソフトウェアのご使用条件が記載されています。このソフトウェアをインストールする前に、必ずこのご使用条件をお読みく
ださい。ディスクの包装を解かれた場合は、このソフトウェアのご使用条件に同意したことになります。 ・ ソフトウェアの一部または全部を無断で複製、改変することはできません。 ・ ソフトウェアを運用した結果およびその影響については、一切責任を負いかねますのでご了承ください。 ・ アプリケーションのバージョンアップなどに伴うシステムソフトウェアおよび一部の機能や仕様の変更については Web( ヤマハサ
イト上 ) での対応とさせていただきます。
NOTE
・Windows で PDF マニュアルをご覧になるには、コンピューターに Adobe Reader( 無償) がインストールされている
必要があります。Adobe Reader をお持ちでない方は、下記 URL から Adobe 社のページを開き、Adobe Reader をダ ウンロードしてください。 http://www.adobe.com/jp

ソフトウェアの動作環境

付属ディスク (Cubase AI4、TOOLS for KX) に入っているソフトウェアをインストールしてお使いいただくために は、以下の動作環境が必要です。

Windows

OS
CPU :Intel Pentium プロセッサー
メモリー :512MB 画面解像度 :1280 × 800 −フルカラー インターフェース :USB 端子を搭載していること ハードディスク :1GB 以上の空き容量、高速なハー
NOTE
・TOOLS for KX に収録されている USB-MIDI ドライバーについては、最新版を以下 URL からダウンロードしてお使
・TOOLS for KX に収録されている Extensions for Steinberg DAWについては、最新版を以下 URL からダウンロー
・Cubase AI 4 の動作環境については、下記 URL に最新情報が掲載されています。
・Cubase AI4 以外の DAW ソフトウェアをご使用の場合は、それぞれの取扱説明書や各社のサイトで動作環境をご確認
・ 他社製 VSTi (TOOLS for KX に収録 ) の動作環境については、各ソフトウェアのフォルダー内にあるインストールガ
Windows XP Professional/XP Home Edition/Vista(32 ビット版 )
1.4GHz 以上
ドディスク
いいただけます。また最新版の動作環境もご確認いただけます。 http://www.yamaha.co.jp/download/usbmidi/
ドしてお使いいただけます。また最新版の動作環境もご確認いただけます。 http://www.yamaha.co.jp/product/syndtm/
http://www.yamaha.co.jp/product/syndtm/smtg/
ください。
イドなどをご参照ください。
Mac
OS : Mac OS X 10.4.x または
10.5.x
CPU : Power Mac G4 1GHz または
Core Solo 1.5GHz 以上 メモリー : 512MB 画面解像度 : 1280 × 800 −フルカラー インターフェース : USB 端子を搭載していること ハードディスク : 1GB 以上の空き容量、高速なハー
ドディスク
重要
・ インストールには DVD ドライブが必要になります。 ・ Cubase AI4 をインストールするときには、ソフトウェアライセンス認証のため、インターネットに接続している必
要があります。
 取扱説明書
7
目次
はじめに ................................................................ 6
特長........................................................................ 6
付属品.................................................................... 6
付属のディスクについて..................................... 7
ディスク使用上のご注意 ................................................7
ソフトウェアの動作環境 ................................................7
Windows ..................................................................7
Mac............................................................................7
電源........................................................................ 9
電源の準備........................................................................ 9
電源アダプターを使用する場合.............................. 9
USB バスパワーを使用する場合............................ 9
電源のオン / オフ ............................................................ 9
各部の名称と機能...............................................10
KX でできること................................................12
鍵盤を使った演奏 ......................................................... 12
DAW ソフトウェアのトランスポート /
トラック操作 .................................................................12
VSTi のウィンドウ操作............................................... 12
音源のパラメーターコントロール .............................. 12
アルペジオを使ったフレーズ演奏 .............................. 12
セットアップ ......................................................13
Cubase AI4 DVD-ROM を使ったインストール....13
Windows の場合 ...................................................13
Mac の場合 ............................................................13
TOOLS for KX DVD-ROM を使った
インストール .................................................................13
Windows の場合 ...................................................14
Mac の場合 ............................................................15
接続 ................................................................................ 16
Cubase と KX を組み合わせて
使ってみよう ......................................................17
KX 側の準備.................................................................. 17
Cubase 側の準備 ........................................................ 17
KX の MIDI ポートについて.................................18
VSTi を設定する ..........................................................19
VSTi のトラックを作成する ................................19
VSTi ウィンドウを開いてインストゥルメント
を選ぶ...................................................................... 19
鍵盤を弾いてみよう ..................................................... 20
アルペジオを鳴らしてみよう...................................... 20
指1本でアルペジオを鳴らす.............................. 20
アルペジオを鳴らしたままにする .......................21
いろいろな鍵盤を押さえてみよう .......................21
CUBASE FUNCTION ボタンを使う .......................23
CUBASE FUNCTION ボタンの機能................. 23
CUBASE FUNCTION ボタンの機能を
変更する.................................................................. 23
ノブを使って VSTi を操作する ................................. 24
トランスポート / トラックを操作する...................... 25
KX の基本操作 .................................................. 26
ディスプレイに表示される画面 ................................. 26
トップ画面............................................................. 26
アルペジオエディット画面.................................. 26
コントロールテンプレート選択画面................... 26
ユーティリティー画面.......................................... 26
オクターブを切り替える ............................................. 27
ベロシティーカーブを切り替える ............................. 27
コントロールテンプレート .............................. 28
コントロールテンプレートを選択する...................... 28
コントロールテンプレートを編集する...................... 29
CONTROL ノブ操作で出力されるメッセージ
の種類を変更する.................................................. 29
CONTROL ノブ操作で出力されるコントロール
チェンジを変更する.............................................. 30
アルペジオ ......................................................... 31
アルペジオタイプを選択する ..................................... 31
アルペジオの再生テンポについて ...................... 32
アルペジオを編集する................................................. 33
アルペジオのパラメーター一覧 ................................. 33
Cubase 以外の DAW ソフトウェアで使用する
には..................................................................... 34
Digital Performer で KX を使用する場合
(Mac ご使用の場合 ) ............................................ 35
KX の各種設定を変更する ............................... 36
基本操作 ........................................................................ 36
ユーティリティー画面設定項目一覧 ......................... 36
KX を工場出荷時の状態に戻す
( ファクトリーセット )................................................ 37
MIDI スルーの設定を切り替える ............................... 38
トラブルシューティング ( 困ったときは )..... 39
メッセージ一覧.................................................. 40
TOOLS for KX DVD-ROM のご使用条件 .. 41
Cubase AI4 のご使用条件............................. 42
資料..................................................................... 44
仕様................................................................................ 44
コントロールテンプレートリスト ............................. 45
アルペジオタイプリスト ............................................. 46
MIDI インプリメンテーションチャート ........ 50
索引..................................................................... 52
ユーザーサポートについて .............................. 54
8
 取扱説明書
電源
NOTE
電源

電源の準備

KX は 2 種類の電源供給に対応しており、どちらの方法 でも利用できます。
・ 電源アダプターによる電源供給 ・USB バスパワーによる電源供給

電源アダプターを使用する場合

1.
KX の STANDBY/ON スイッチが STANDBY の状態 ( ) であることを確認します。
2.
電源アダプターのプラグをリアパネルの DC IN 端子に差し込みます。
3.
アダプターの電源プラグを家庭用 (AC100V) コ ンセントにしっかり差し込みます。

USB バスパワーを使用する場合

KX はバスパワー対応機器ですので、USBケーブルを 通じてコンピューターから KX へ電源を供給できます。
この場合、電源アダプターは不要です。
1.
KX の STANDBY/ON スイッチが STANDBY の状態 ( ) であることを確認します。
2.
コンピューターと KX の USB TO HOST 端子 をUSB ケーブルで接続します。
・ Mac をご使用で KX の電源を入れたままに
した場合、操作しない状態が長く続いても、コ ンピューターは省電力モード ( スリープ、サ スペンドなど ) に 入れません。この場合、コン ピューターから電源が供給され続けるので、 コンピューターをバッテリーで動かしている 場合はバッテリーの電力が消費されます。コ ンピューターの消費電力を節約するために も、長時間使用しない場合は KX の電源をオ フにしてください。
・ USB バスパワー機能は、コンピューターとの
直結またはセルフパワー方式の USB ハブを 使用した場合にのみ利用できます。バスパワー 方式の USB ハブ使用時には利用できません。
・ 電源アダプターを使って KX を動作させてい
る場合、USB バスパワー機能は動作しません。
・ 電源アダプターは、必ず付属のもの (PA-3C また
はPA-130) またはヤマハ推奨の同等品をご使用 ください。ほかの電源アダプターの使用は、故障、
発熱、発火などの原因になります。このようなとき は、保証期間内でも保証いたしかねる場合がござ
いますので、十分にご注意ください。
・ KX61 または KX8 をご使用の場合は、電源アダプ
ターのコードをフックにはめてから DC IN 端子に 接続してください。誤ってコードを引っ掛けた場合 にプラグが抜けにくくなります。ただし、コード表 面の磨耗やフックの破損につながりますので、コー ドをフックにセットした状態でコードを強く締め 込んだり、コードを引っ張ったりすることはおやめ ください。
KX61
KX8
DC IN

電源のオン / オフ

1.
電源をオンにするには、STANDBY/ON スイッ チを押して ON( ) にします。
2.
電源をオフにするには、STANDBY/ON スイッ チを押して STANDBY( ) に戻します。
STANDBY/ON スイッチが STANDBY の状態で も微電流が流れています。長時間使用しないときは、
必ず電源アダプターをコンセントから外し、USB ケーブルも KX から外してください。
 取扱説明書
9

各部の名称と機能

各部の名称と機能
1
2 9 )
3 4 # $
¢
1
CONTROL ノブ ...................... 24 ページ
VSTi などのパラメーターを操作します。
2
ノブ切り替えボタン................... 24 ページ
CONTROL ノブに割り当てる機能を切り替えま す。
5 6
!
@
7 8
9
[ARP ON/OFF] ボタン ........... 20 ページ
アルペジオのオン / オフを切り替えます。
)
[HOLD] ボタン ........................ 21 ページ
アルペジオのホールド機能のオン / オフを切り替 えます。
10
3
VELOCITY CURVE [DEC][INC] ボタン
............................................... 27 ページ
キーボードのベロシティーカーブや設定値を切り 替えます。
4
OCTAVE ボタン...................... 27 ページ
鍵盤で演奏する音域をオクターブ単位で上下に切 り替えます。
5
[EXIT] ボタン .......................... 26 ページ
ディスプレイの表示を元に戻したり、パラメーター の表示をスクロールしたりします。
6
[UTILITY] ボタン .................... 36 ページ
KX の各種設定を行ないます。
7
[ARP EDIT] ボタン ................. 31 ページ
アルペジオタイプを選択したり、アルペジオの再生 方法を設定します。
8
[CONTROL TEMPLATE] ボタン
............................................... 28 ページ
CONTROL ノブに割り当てるテンプレートを選択 します。
 取扱説明書
!
TEMPO LED .......................... 32 ページ
アルペジオのテンポ設定に合わせて LED が点滅し ます。
@
ディスプレイ ............................ 26 ページ
操作に応じてさまざまな情報が表示されます。
#
SELECT [ ▲ ][ ▼ ] ボタン ...... 26 ページ
パラメーターを選択します。
$
DATA [DEC][INC] ボタン
........................................ 17、31 ページ
選択されたパラメーターの設定値を増減させます。
%
[VSTi WINDOW] ボタン ......... 19 ページ
Cubase 上で VSTi ウィンドウの表示 / 非表示を 切り替えます。
^
[ADD INSTRUMENT TRACK] ボタン
............................................... 19 ページ
Cubase 上で VSTi 用のトラックを作成します。
% ^
&
各部の名称と機能
(
*
º ¡
リアパネル
§
CUBASE FUNCTION [A][B] ボタン
&
.....................................................23 ページ
Cubase 上でそれぞれのボタンに割り当てられた 操作を行ないます。
PROGRAM [DEC][INC] ボタン
*
.....................................................19 ページ
DAW ソフトウェア上で選択されたトラックに割 り当てた VSTi のインストゥルメントを切り替え ます。
カーソルボタン ......................... 25 ページ
(
コンピューターのカーソルキーと同じ操作が行な えます。
[ESC] ボタン ...........................25 ページ
º
コンピューターの [Esc](esc) キーと同じ操作が行な えます。
[ENTER] ボタン ...................... 25 ページ
¡
コンピューターの [Enter](return) キーと同じ操 作が行なえます。
トラックコントロールボタン ...... 25 ページ
Cubase のトラック操作を行ないます。
トランスポートコントロールボタン
£
............................................... 25 ページ
録音 / 再生など、DAW ソフトウェアのトランス ポート操作を行ないます。
£
ª
ピッチベンドホイール......... 12、17 ページ
¢
ピッチを上下に変化させるピッチベンド効果をコ ントロールします。
モジュレーションホイール .. 12、17 ページ
ビブラートなどのモジュレーション効果をコント ロールします。
STANDBY/ON スイッチ ...........9 ページ
§
電源のオン / オフを切り替えます。
DC IN 端子 .................................9 ページ
付属の電源アダプターを接続します。
MIDI IN 端子............................ 16 ページ
外部 MIDI 機器から送信された MIDI メッセージを 受信します。
MIDI OUT 端子 ....................... 16 ページ
ª
外部 MIDI 機器に MIDI メッセージを送信します。
SUSTAIN 端子 ....................... 16 ページ
別売のフットスイッチ (FC4 または FC5) を接続 します。
USB TO HOST 端子............... 16 ページ
コンピューターと USB ケーブルで接続する場合 にこの端子を使います。KX はUSB バスパワ ー対 応機器ですので、USBケーブルを通じてコン ピューターから電源供給を受けることができます。
 取扱説明書
11

KX でできること

KX でできること
KX では以下のことが行なえます。

鍵盤を使った演奏

鍵盤を弾いたり、ピッチベンドホイールやモジュレー ションホイールを操作して、コンピューター上の VSTi 対応ソフトウェアシンセサイザーやトーンジェネレー ターなどの外部 MIDI 音源を演奏することができます。
KX
MIDI Select = USB
DAW ソフトウェア
NOTE
MIDI メッセージの入出力経路は、MIDI Select パラメーターの設定に応じて変わりま
す。詳しくは「KX の各種設定を変更する」(36 ページ ) をご参照ください。
鍵盤
VSTi
MIDI Select =MIDI
MIDI 音源

DAW ソフトウェアのトランス ポート / トラック操作

録音 / 再生 / 停止などのトランスポート操作や、ミュー ト/ソロ切り替えなどのトラック操作をリモートコン トロールできます。

VSTi のウィンドウ操作

Cubase をご使用の場合は、VSTi 関連のウィンドウを 開閉したり、VSTi 用のトラックを作成したりできます。
KX
ボタン操作
VSTi ウィンドウ開閉トラック作成
Cubase

音源のパラメーターコントロール

CONTROL ノブを使って、VSTi やシンセサイザーなど の音源のパラメーターをリモートコントロールできます。
KX
VSTi
Cubase
12
NOTE
録音 / 再生/
KX
DAW ソフトウェア
停止
ミュート / ソ ロなどのトラック操作について は、Cubase に対してのみ可能です。
ミュート / ソロ
 取扱説明書

アルペジオを使ったフレーズ演奏

アナログシンセ風のアルペジオや、ギターやピアノの バッキング演奏など、簡単な操作でさまざまなフレーズ を作り出すことができます。
KX
アルペジオ
再生データ
VSTi
DAW ソフトウェアなど

セットアップ

セットアップ

Cubase AI4 DVD-ROM を使ったインストール

重要
インストールの過程で「スタインバーグ・エンドユーザー・ライセンス契約書」が表示されますが、その契約書は、巻末の ソフトウェア使用許諾契約に置き換えられるために、意味のないものです。必ず巻末の「Cubase AI4 のご使用条件」を お読みいただき、同意される場合のみインストールしてください。
NOTE
すでに Cubase をインストールされている場合は、下記操作は不要です。「TOOLS for KX DVD-ROM を使った インストール」から作業を行なってください。

Windows の場合

1.
コンピューターを起動して、管理者権限のあるアカ ウントでログオンします。
2.
Cubase AI4 DVD-ROM を DVD-ROM ドラ イブに挿入します。
3.
「Cubase AI 4 for Windows」フォルダーを開
き、「CubaseAI4.msi」をダブルクリックします。
画面の指示に従ってインストールしてください。
NOTE
・ Cubase AI4 を継続してご使用いただくために、ユーザー登録とソフトウェアライセンス認証が必要です。登録
と認証は、インターネットに接続した状態で Cubase AI4 を起動したときに行なえます。起動時に表示される
「今すぐ登録」ボタンをクリックし、表示されたすべての項目を入力してください。登録と認証をされない場合は、
インストール後、一定期間のみご使用いただけます。詳しい手順は、下記 URL のガイドをご参照ください。 http://service.steinberg.de/goto.nsf/show/registercubaseai4j
・ Cubase 4、Cubase Studio 4、Cubase Essential 4 をお使いになられる場合も、Extensions for
Steinberg DAW をインストールする前に、それらのソフトウェアをインストールしてください。

Mac の場合

1.
コンピューターを起動して、管理者権限のあるアカ ウントでログインします。
2.
Cubase AI4 DVD-ROM を DVD-ROM ドラ イブに挿入します。
3.
「Cubase AI 4 for MacOS X」フォルダーを開
き、「Cubase AI 4.mpkg」をダブルクリックし ます。
画面の指示に従ってインストールしてください。

TOOLS for KX DVD-ROM を使ったインストール

TOOLS for KX DVD-ROM には以下のソフトウェアが入っています。
■ Extensions for Steinberg DAW インストーラー
■ USB-MIDI ドライバー
■ 他社製 VSTi インストーラー これらのうち、Extensions for Steinberg DAW については Cubase を効率よく使うために、また USB-MIDI ドラ
イバーについては KX とコンピューターの通信を可能にするために、それぞれ必要です。VSTi については、必要に応じ てインストールしてください。
Extensions for Steinberg DAW をインストールすると、Cubase と KX とを組み合わせて、以下の機能を実現でき ます。
■ コンピューターと KX を接続したときに、Cubase が KX 本体をリモートコントローラーとして認識します。
■KX本体上の CONTROL ノブやボタン操作により、Cubase 上の VSTi 対応ソフトウェアシンセサイザーのパラ メーターをエディットできます。
■ コンピューター上での VSTi 切替に伴い、KX 本体のコントロールテンプレート (28 ページ ) が自動的に変更され ます。
NOTE
・ 必要に応じて他社製の VSTi をインストールする場合は、「VSTis」フォルダーの各 VSTi のインストールガイ
ドに従ってインストールしてください。
・ アンインストールについては各ソフトウェアのフォルダー内にあるインストールガイドをご参照ください。
 取扱説明書
13
セットアップ
NOTE

Windows の場合

NOTE
1.
2.
3.
4.
5.
6.
NOTE
下記手順 5 に ある「Extensions for Steinberg DAW」をインストールする前に、
Cubase のインストールを必ず行なってくだ さい。
KX の電源がオフであることを確認します。
KX の MIDI IN/OUT 端子に接続されている MIDI 機器の接続ケーブルをすべて外しておきま す。
コンピューターを起動して、管理者権限のあるアカ ウントでログオンします。
TOOLS for KX DVD-ROM を DVD-ROM ド ライブに挿入します。
DVD-ROM内の「Extensions for Steinberg DAW」フォルダーを開き、「setup.exe」をダブル クリックします。
Extensions for Steinberg DAW のインストー ル開始画面が表示されます。
[次へ]をクリックすると、「Yamaha Extensions for Steinberg DAW セットアッ プへようこそ」という画面が表示されます。
・ インストールされる Extensions for
Steinberg DAW と同じバージョンのソフ トウェアがすでにコンピューターにインス
トールされている場合は、メンテナンスの完 了画面が表示されます。この場合は画面内の
[完了]をクリックします。
・ 新しいバージョンのソフトウェアがインス
トールされている場合は、すでに新しいバー ジョンがインストールされていることを示
す画面が表示されます。この場合、インス トールは不要です。画面内の[OK]をクリッ
クします。
・ 古いバージョンのソフトウェアがインス
トールされている場合は、ソフトウェアが更 新されます ( 操作手順は、ソフトウェアを新
規インストールする場合と同じです )。
8.
インストールが完了すると、インストール完了の メッセージが表示されます。[完了]をクリックしま す。
9.
KX をコンピューターの USB 端子にハブを使わ ず直接つなぎます。
USB ケーブルUSB 端子
リアパネル
10.
STANDBY/ON スイッチを押して、KX の電源 をオンにします。
KX がコンピューターに認識されます。
11.
USB-MIDI ドライバーをインストールします。
USB-MIDI ドライバーのインストール方法に ついては「USB-MIDIDriver」フォルダーの
「installationguideja.pdf」をご参照くださ
い。
以上でインストールは完了です。
重要
これ以降、KX とコンピューターを接続しなおす場合は、 同じ USB 端子を使ってください。別の USB 端子に
USB ケーブルを差し込むと、もう一度 USB-MIDI ドラ イバーをインストールしなければいけません。
14
7.
[次へ]をクリックすると、インストールが開始さ れます。
インストールを中断するには、[ キャンセル ] をク リックしてください。
NOTE
インストールの途中、「セットアップタイプ」画 面で「カスタム」を選択すると、インストールす
るExtensions for Steinberg DAW の種類を 選択できます。
 取扱説明書

Mac の場合

NOTE
NOTE
1.
2.
3.
4.
5.
下記手順 5 にある「Extensions for Steinberg DAW」をインストールする前に、
Cubase のインストールを必ず行なってくだ さい。
KX の電源がオフであることを確認します。
KX の MIDI IN/OUT 端子に接続されている MIDI 機器の接続ケーブルをすべて外しておきま す。
コンピューターを起動して、管理者権限のあるアカ ウントでログオンします。
TOOLS for KX DVD-ROM を DVD-ROM ド ライブに挿入します。
DVD-ROM 内の「Extensions for Steinberg DAW」フォルダーを開き、「Yamaha Extensions for Steinberg DAW.mpkg」を ダブルクリックします。
「ようこそ Yamaha Extensions for Steinberg
DAW インストーラーへ」という画面が表示されま す。
セットアップ
9.
USB-MIDI ドライバーをインストールします。
・ USB-MIDI ドライバーのインストール方法
については「USB-MIDIDriver」フォルダー の「installationguideja.pdf」をご参照く
ださい。
・KXを接続すると「キーボード設定アシスタ
ント」画面が表示されます。この場合は画面 左上の赤い丸をクリックして画面を閉じて
ください。
10.
KX をコンピューターの USB 端子にハブを使わ ず直接つなぎます。
USB ケーブルUSB 端子
リアパネル
6.
[ 続ける ] をクリックします。
NOTE
7.
NOTE
8.
・ このパッケージには、ソフトウェアをインス
トールできるかどうかを判断するプログラ ムが含まれています。続けてもよろしいです
か?」というダイアログが表示されたら、[続 ける ] をクリックしてください。
・ すでに Extensions for Steinberg DAW
がインストールされている場合は、既存のソ フトウェアが上書きされます。
画面の指示に従ってインストールを実行します。
・ インストール先の選択では起動ディスクの
みが選択可能です。
・ インストールの途中、「インストールの種類」
画面で「カスタマイズ」を選択すると、インス トールする Extensions for Steinberg
DAW の種類を選択できます。
インストールが完了すると、インストール完了の メッセージが表示されます。[ 閉じる ] をクリック します。
11.
STANDBY/ON スイッチを押して、KX の電源 をオンにします。
KX が Mac に認識されます。
以上でインストールは完了です。
USB TO HOST 端子ご使用時の注意
USB TO HOST 端子でコンピューターと接続するときは、以 下のことを行なってください。以下のことを行なわないと、コ ンピューターや本体が停止 ( ハングアップ ) して、データが壊 れたり、失われたりするおそれがあります。 コンピューターや本体が停止したときは、アプリケーション やコンピューターを再起動したり、本体の電源を入れなおし てください。
・ USB ケーブルは、AB タイプのものをご使用ください。
また、3 メートル以下のケーブルをご使用ください。
・USB TO HOST 端子でコンピューターと接続する
前に、コンピューターの省電力 ( サスペンド / ス リープ / スタンバイ/ 休止 ) モードを解除してくだ さい。
・ 本体の電源を入れる前に、USB TO HOST 端子と
コンピューターを接続してください。
・ 本体の電源オン / オフやUSB ケーブルの抜き差し
をする前に、以下のことを行なってください。
-
すべてのアプリケーションを終了させてください。
-
本体からデータが送信されていないか確認してく ださい。(鍵盤を演奏したりアルペジオを再生させ たりしても、本体からデータが送信されます。)
・ 本体の電源オン / オフやUSB ケーブルの抜き差し
は、6 秒以上間隔を空けて行なってください。
 取扱説明書
15
セットアップ
接続
13 ページ〜 15 ページで説明したインストール操作により、コンピューターと KX 本体は下図のように、既に USB ケーブルで接続されました。このあと「Cubase と KX を組み合わせて使ってみよう」(17 ページ ) では、13 ページ〜 15 ページでのインストール / 接続が完了していることが前提になります。また演奏音はコンピューターからの出力音 を聞くことになりますので、下図のようにオーディオインターフェース経由でヘッドフォンまたはスピーカーを接続 してください。
NOTE
NOTE
MIDI ケーブルで接続できる機器 ( シンセサイザー/ トーンジェネレーター/ シーケンサーなど ) については、必要 に応じて接続してください。
コンピューター
オーディオ
インターフェース
1
2
シンセサイザー/ トーンジェネレーター/ シーケンサーなど
USB 端子
KX リアパネル
MIDI OUT 端子
MIDI ケーブル
MIDI IN 端子
フットスイッチ ( 別売 )
USB ケーブル
MIDI ケーブル
・KXの初期設定(MIDI Select = USB ...37 ページ、MIDI Thru = MIDI → USB ...38 ページ ) では、13 ペー
ジ〜 15 ページの説明に従ってソフトウェアのインストールをすることにより、KX 本体から USB ケーブルを 通じてコンピューター上の DAW ソフトウェアをコントロールできるようになっています。たとえば、KX での
鍵盤演奏でコンピューター上の VSTi などのソフトシンセサイザーの音を鳴らすことができます。また、MIDI ケーブルで接続された MIDI 機器(上図ではシンセサイザー)での演奏情報を、KX 経由でそのままコンピュー
ターに送信し、同様に VSTi の音を鳴らすことも可能です。
・ MIDI Select = MIDI (37 ページ ) に 設定すると、USB 端子が使えなくなり、MIDI ケーブルで接続した MIDI
機器との通信だけになります。たとえば、MOTIF-RACK ES などのトーンジェネレーターを MIDI ケーブルで接 続すれば、KX の鍵盤演奏で MOTIF-RACK ES の音を鳴らせます。
16
フットスイッチについて
SUSTAIN 端子に別売のフットスイッチ (FC4 または FC5) を接続した場合、フットスイッチを踏んでいる間は、 鍵盤から指を離しても鍵盤を押さえているのと同じ状態になります。つまり、オルガンのような非減衰音を鳴らし たままにしたり、ピアノのような減衰音に余韻を付けたり、アルペジオ再生 (31 ページ ) を鳴らしたままにするこ とができます。ただし、以上の動作は接続先の音源(コンピューター上の VSTi など ) が MIDI コントロールチェン ジナンバー64 を認識する場合に限ります。
フットスイッチは、KX 本体の電源が入っていないときに抜き差ししてください。電源が入っているときにフット スイッチを抜くと、フットスイッチを踏んだときと同じ状態になり、演奏中の音やアルペジオ再生音が鳴ったまま
になります。
 取扱説明書

Cubase と KX を組み合わせて使ってみよう

Cubase と KX を組み合わせて使ってみよう
KX には Cubase との連携機能が搭載されています。この機能を使えば、インストゥルメントトラックの作成やトランスポー トコントロールなどを KX パネル上から行なえるので、効率よく音楽制作ができます。13 ページ〜 16 ページの説明で、コ ンピューターと KX 本体の接続は完了していますので、続いてこの章では実際にCubase と KX を組み合わせて使ってみる ことにしましょう。

KX 側の準備

KX で Cubase 連携機能を利用するには、最初に使用す るDAW ソフトウェアに合わせて KX 内部の設定を切 り替える必要があります。
1.
KX リアパネルにある STANDBY/ON スイッチ を押して、KX の電源を入れます。
ディスプレイ上にトップ画面 (26 ページ )が 表示 されます。
2.
[UTILITY] ボタンを押します。
ボタン上の LED が点灯し、ユーティリティー画面 が表示されます。
3.
SELECT [ ▲ ][ ▼ ] ボタンを使ってディスプレ イに DAW Select と表示させます。
この状態で、KX で操作する DAW ソフトウェアを 選択できます。
4.
DATA [DEC][INC] ボタンを使って使用する DAW ソフトウェアを選択します。
■Cubase 4 / Cuba se Stu di o 4 / Cubas e Essential 4 で KX を使用する場合
Cubase を選択します。
■ Cubase AI4 で KX を使用する場合
CubaseAI を選択します。

Cubase 側の準備

KX からの演奏情報(鍵盤、ピッチベンドホイール、モ ジュレーションホイールなど)は、USB MIDI ポート 1 経由で Cubase に送られます。ポート 2 やポート 3 で は演奏情報とは関係ないメッセージが送られてきます ので、コンピューター側が演奏情報と間違えて、ソフト ウェアシンセサイザーの音を鳴らしてしまう可能性が あります。これを防ぐため、Cubase 側でポート 2 と 3 のAll MIDI Input のチェックを外しておく必要があり ます。
NOTE
1.
重要
KX の電源を入れる前に Cubase を起動しても、Cubase はKXを認識できません。必ずKX の電源を入れてから
Cubase を起動してください。
2.
3.
・ ここでは Windows の画面を使って説明し
ます。Mac でも同じ操作で設定可能です。
・KXで扱えるUSB MIDI ポート 1 〜 3 に
ついては、18 ページをご参照ください。
Cubase を起動します。
Cubase の [ デバイス ] メニューから [ デバイス 設定 ] を選択します。
「デバイス設定」ダイアログが表示されます。
デバイス欄の「MIDI ポートのセットアップ」をク リックします。
ダイアログの右側に Cubase の MIDI ポートが表 示されます。
5.
ディスプレイの表示をトップ画面 ( 電源オン直後 に表示される画面 ) に戻すには、[EXIT] ボタンを 押します。
 取扱説明書
17
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