Yamaha IM8-40, IM8-32, IM8-24 User Manual [ja]

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安全上のご注意
禁止
禁止
必ず実行
ご使用の前に、必ずこの「安全上のご注意」をよくお読みください。
ここに示した注意事項は、製品を安全に正しくご使用いただき、お客様や他の方々への危害や財産への損害 を未然に防止するためのものです。必ずお守りください。
お読みになったあとは、使用される方がいつでも見られる所に必ず保管してください。
記号表示について
この製品や取扱説明書に表示されている記号には、次のような意味があります。
「ご注意ください」という注意喚起を示します。
 〜しない でくださいという「禁止」を示します。 
「必ず実行」してくださいという強制を示します。
「警告」と「注意」について
以下、誤った取り扱いをすると生じることが想定される内容を、危害や損害の大きさと切迫の程度を明示す るために、「警告」と「注意」に区分して掲載しています。
警告
電源 / 電源コード
電源は必ず交流100V を使用する。
エアコンの電源など交流200Vのものがあります。誤って接 続すると、感電や火災のおそれがあります。
必ず実行
パワーサプライは、必ず指定のもの(PW8)を使用する。
故障、発熱、火災などの原因になります。
必ず実行
電源コードをストーブなどの熱器 具に近づけたり、無 理に曲 げたり、傷つけた りしない。また、電源コードに重いも のをの せない。
禁止
分解禁止
禁止
電源コードが破損し、感電や火災の原因になります。
この機器の内部を開けたり、内部の部品を分解したり 改造し たりしない。
感電や火災、けが、または故障の 原因に なり ます。異常を感じた 場合など、点検 や修理は、必ずお 買い上げの販売店または巻末の ヤマハ電気音響製品サービス拠 点にご依頼ください。
この表示の欄は、「死亡す る可能性または重傷を負 う可能性が想定される」 内容です。
警告
1/2
(5)-10
この表示の欄は、「傷害を 負う可能性または物的損
注意
害が発生する可能性が想 定される」内容です。
水に注意
この機器 の上に花瓶 や薬品な ど液体の入 ったものを 置かな い。また、浴室 や雨天時の 屋外など 湿気の多 いところで 使用 しない。
内部に 水などの液 体が入る と、感電 や火災、または故障 の原 因になります。入った場合は、すぐに電源スイッチを切り、電 源プラグをコンセント から抜いた上で、お買 い上げの販売店 または巻 末のヤマハ 電気音響 製品サービ ス拠点に点 検をご 依頼ください。
濡れた手で電源プラグを抜き差ししない。
感電のおそれがあります。
異常に気づいたら
電源コードやプラグが いたんだ場合、または 使用中に音が出 なくなったり異常なに おいや煙が出たりした場合は、すぐに 電源スイッチを切り、電源プラグをコンセントから抜く。
感電や火災、または故障のおそれがあり ます。至急、お買い上 げの販売 店または巻 末のヤマ ハ電気音響 製品サービ ス拠点 に点検をご依頼ください。
144
 取扱説明書
必ず実行
必ず実行
必ず実行
禁止
禁止
禁止
禁止
禁止
この機器や パワーサプ ライを落と すなどして 破損した場 合 は、すぐ に電源スイ ッチを切 り、電源 プラグを コンセント か ら抜く。
感電や火災、また は故障のおそれがあります。至急、お 買い上 げの販売店 または巻末 のヤマハ電 気音響製品 サービス拠 点 に点検をご依頼ください。
注意
電源 / 電源コード
長期間使用しないときや落雷のお それがあるときは、必ずコ ンセントから電源プラグを抜く。
感電や火災、故障の原因になることがあります。
必ず実行
電源プラグ を抜くと きは、電 源コード を持たずに、必ず電 源 プラグを持って引き抜く。
電源コードが破損して、感電や火災の原因になること があり
必ず実行
ます。
設置
この機器を持ち運びする場合は、必ず2人以上で行なう。
この機器を 1人で無 理に持ち 上げると、腰を痛め たり、この 機器が落下して破損したり、お客様や他の方々がけが をした
必ず実行
必ず実行
禁止
りする原因になります。
この機器を移動するときは、必ず電源コードなどの接 続ケー ブルをすべて外した上で行なう。
コードをいためたり、お客様や他の方々が転倒したり するお それがあります。
イコライザーやフェーダーをすべて最大には設定しない。
接続した機器によっては、発振したりスピーカーを破 損した りする原因になることがあります。
接続
他の機器と接続する場 合は、すべての電源を 切った上で行な う。また、電源を入れたり切 ったりする前に、必 ず機器の音量
(ボリューム)を最小にする。
感電、聴力障害または機器の損傷になることがあります。
使用時の注意
スピー カーの故障 を防ぐた めに、電 源を入れ るときは、最後 にパワーアンプの電 源を入れる。また、電源を切るときは、最 初にパワーアンプの電源を切る。
この機器のパネルのすき間に手や指を入れない。
お客様がけがをするおそれがあります。
この機器 のパネルの すき間か ら金属や紙 片などの異 物を入 れない。
感電、ショ ート、火災や故障の原因 にな ること があ ります。 入った 場合は、すぐに電源 スイッチ を切り、電源プラグ をコ ンセントから抜いた上 で、お買い上げの販売 店または巻末の ヤマハ電気音響製品サービス拠点に点検をご依頼ください。
フェー ダーに、オイル、グ リスや接 点復活剤 などを補給 しな い。
電気接点 の接触やフ ェーダー の動きが悪 くなること があり ます。
大きな音量で長時間ヘッドフォン /スピーカーを使用しない。
聴覚障害の原因になります。
禁止
禁止
禁止
直射日光の あたる場 所(日中 の車内な ど)やス トーブの近 く など極端に温度が高くなるところ、逆に温度が極端に 低いと ころ、また、ほこりや振動の多いところで使用しない。
この機器のパネルが変形したり、内部の部品が故障し たりす る原因になります。
不安定な場所に置かない。
この機器が転倒して故障したり、お客様や他の方々が けがを したりする原因になります。
テレビやラ ジオ、ス テレオ、携帯電話 など他の 電気製品の 近 くで使用しない。
この機器ま たはテレビ やラジオな どに雑音が 生じる場合 が あります。
(5)-10
2/2
この機 器の上にの ったり重 いものをの せたりし ない。また、 ボタンやスイッチ、入出力端子などに無理な力を加えない。
この機器が破損したり、お客様や他の方々が けがをしたりす る原因になります。
 取扱説明書
145
XLR タイプコネクターのピン配列は、以下のとおりです。(IEC60268 規格に基づいています) 1: グラウンド(GND)、2: ホット(+)、3: コールド(−)
INSERT 端子のフォーンジャックのピン配列は以下のとおりです。 Tip: OUT、Ring: IN、Sleeve:GND
● データが破損したり失われたりした場合の補償はいたしかねますので、ご了承ください。
● 不適切な使用や改造により故障した場合の保証はいたしかねます。
使用後は、必ず電源スイッチを切りましょう。
スイッチ、ボリュームコントロール、接続端子などの消耗部品は、使用時間により劣化しやすいため、消耗に応じて部品の交換が必要になります。消耗部 品の交換は、お買い上げの販売店または巻末のヤマハ電気音響製品サービス拠点にご相談ください。
音楽を楽しむエチケット
楽しい音楽も時と場所によっては、大変気になるものです。隣近所への配慮を充分にいたしましょう。静かな夜間には小さな音でもよく通り、特に低 音は床や壁などを伝わりやすく、思わぬところで迷惑をかけてしまうことがあります。夜間の演奏には特に気を配りましょう。窓を閉めたり、ヘッド フォンをご使用になるのも一つの方法です。お互いに心を配り、快い生活環境を守りましょう。
ご注意
・ 取扱説明書の著作権はすべてヤマハ ( 株 ) が所有します。 ・ 付属のソフトウェアの著作権は、Steinberg Media Technologies GmbH 社が所有します。 ・ 巻末にこのソフトウェアのご使用条件が記載されています。このソフトウェアをインストールする前に、必ずこのご使用条件をお読みください。ディス
クの包装を解かれた場合は、このソフトウェアのご使用条件に同意したことになります。 ・ このソフトウェアおよび取扱説明書の一部または全部を無断で複製、改変することはできません。 ・ このソフトウェアおよび取扱説明書を運用した結果およびその影響については、一切責任を負いかねますのでご了承ください。 ・ このソフトウェアが入っているディスクは、オーディオ / 映像用ではありません。コンピューター以外の機器では絶対に使用しないでください。 ・ アプリケーションのバージョンアップなどに伴うシステムソフトウェアおよび一部の機能や仕様の変更については、別途ご案内させていただきます。
この取扱説明書に掲載されているイラストや画面は、すべて操作説明のためのものです。したがって、実際の仕様と異なる場合があります。
この製品は、ヤマハ ( 株 ) が著作権を有する著作物やヤマハ ( 株 ) が第三者から使用許諾を受けている著作物を内蔵または同梱しています。その著作物と は、すべてのコンピュータープログラムや、音楽データなどのコンテンツを含みます。ヤマハ ( 株 ) の許諾を受けることなく、個人的な使用の範囲を越え て上記プログラムやコンテンツを使用することについては、著作権法等に基づき、許されていません。
ヤマハ ( 株 ) および第三者から販売もしくは提供されている音楽 / サウンドデータは、私的使用のための複製など著作権法上問題にならない場合を除いて、 権利者に無断で複製または転用することを禁じられています。ご使用時には、著作権の専門家にご相談されるなどのご配慮をお願いします。
・ Windows は、米国 Microsoft Corporation の米国およびその他の国における登録商標です。 ・ その他、本書に記載されている会社名および商品名等は、各社の登録商標または商標です。
146
 取扱説明書

はじめに

はじめに
このたびは、ヤマハミキシングコンソール、IM8 をお買い求めいただきまして、まことにありがとうございます。IM8 の優れた機能を十分に発揮させるとともに、末永くご愛用いただくために、この取扱説明書をご使用の前に必ずお読みく ださい。また、ご一読いただいたあとも、不明な点が生じた場合に備えて、大切に保管いただきますようお願いいたします。
特長
・ インプットチャンネル
マイクからラインレベル機器まで対応する 40 チャンネル (IM8-32 は 32、IM8-24は 24 チャンネル ) の モノラル
入力に加え、ラインレベル機器に対応するステレオ入力を 4系統装備しています。
・ コンプレッサー
全モノラルチャンネルにコンプレッサーが搭載されてい ます。つまみ 1 つでマイクや生楽器 ( ギ ター ) などの入力
信号のピークを圧縮して、音を歪ませずに全体の音量を上 げることができます。
・ AUX SEND フェーダー搭載
AUX SEND にフェーダーが搭載されていますので、メイ ンミキサーとしてだけでなく、モニター用として個別の
ミックスを作る場合にも便利です。
付属品
・ 取扱説明書 ( 本書 )
* 保証書が本書に記載されています。
・ 電源接続ケーブル
・ Cubase AI 4 DVD-ROM
・ USB ケーブル
目次
はじめに............................................. 147
特長....................................................................................... 147
付属品................................................................................... 147
動作環境............................................................................... 148
IM8-40/32/24 の違い ................................................... 148
各部の名称と機能 ................................ 149
チャンネルコントロール部................................................ 149
マスターコントロール部 .................................................... 153
STEREO AUX RETURN セクション...................... 154
2TR IN/USB セクション........................................... 154
REC OUT/USB セクション ...................................... 155
MATRIX OUT セクション ......................................... 155
DC POWER INPUT セクション ............................... 156
MUTE MASTER セクション .................................... 156
TALKBACK セクション............................................. 156
AUX SEND セクション ............................................. 157
GROUP OUT セクション .......................................... 157
STEREO MASTER セクション................................ 158
MONITOR セクション................................................ 159
MONO セクション ...................................................... 160
LAMP 端子 ................................................................... 160
困ったときは ...................................... 161
ユーザーサポートサービスのご案内....... 162
同梱ディスクについて.......................... 162
ソフトウェアのご使用条件................................................ 163
サービスについて ................................ 164
保証書 ................................................ 165
Specifications ............................... 166
Electrical Specifications .............................................. 166
General Specifications ................................................. 167
Analog Input Specifications ....................................... 167
Analog Output Specifications ................................... 168
Digital Input/Output Specifications ........................ 168
Jack List ............................................................................ 169
Dimensional Diagram .................................................... 170
Track Sheet ................................... 172
Block Diagram and Level Diagram
... 174
 取扱説明書
147
はじめに

動作環境 IM8-40/32/24 の違い

■ IM8接続時のコンピューターの動作環境
動作環境などの最新情報については、下記の URL をご参照 ください。
http://proaudio.yamaha.co.jp
■ Cubase AI 4 の動作環境
最新の動作環境については、下記のURL をご参照ください。 http://www.yamaha.co.jp/product/syndtm/smtg/
IM8 には、IM8-40、IM8-32、IM8-24 の 3 モデルあり、 モデルごとの違いは以下のとおりです。
・ モノラルインプットチャンネル数
IM8-40 に入力可能なモノラル チャンネルの数は 40、 IM8-32 は 32、IM8-24 は 24 です。その他のチャンネ
ル(ステレオインプットチャンネル、2TR IN など ) の数 や構成は共通です。
・ LAMP 端子の数
別売のグースネック式のランプ ( ヤマハ LA5000 など ) を接続可能な LAMP 端子が、IM8-40 には 3 個、IM8-32
とIM8-24 には 2 個搭載されています。
148
 取扱説明書

各部の名称と機能

チャンネルコントロール部

・ リアパネル
モノラルチャンネル ステレオチャンネル
各部の名称と機能
NOTE
・ 接続に は、下図のような特殊なインサートケー ブルが必要で
す。別売のヤマハインサートケ ーブル YIC025/050/070 などをご使用ください。
外部プロセッサーの 入力端子へ
1
2
3
ケーブルを本体から抜き差しする場合は、パワーサプ ライ ヤマハ PW8 の電源をオフにしてください。
1
INPUT 端子 ( モノラル )
マイクや楽器を接続するモノラル入力端子です。チャン ネルごとに 2 種類の端子 (INPUT A/INPUT B) があり
ます。
・ INPUT A 端子
XLR-3-31 タイプのバランス型入力端子です。(1: グラ ウンド、2: ホット、3: コールド )
・ INPUT B 端子
TRSフォーンタイプのバランス型入力端子です (T: ホッ ト、R: コールド S: グラウンド )。
アンバランス型フォーンプラグを接続することもでき ます。
NOTE
・1つのチャンネルで両方の端子を同時に使用することはでき
ません。
4
INSERT 端子へ
スリープ (グラウンド)
リング:IN
チップ:OUT
外部プロセッサーの 出力端子へ
DIRECT OUT 端子
3
フォーンタイプのインピーダンスバランス型 (160 ペー ジ)出力端子です。コンプレッサー通過後の信号を出力
します。
チップ:OUT
チップ:IN
NOTE
・ DIRECT OUT 端子から出力される信号は、内部ジャンパー
の設定によりチャンネルフェーダー通過前 ( プリフェーダー) またはチャンネルフェーダー通過後 ( ポストフェーダー ) に
変更できます ( 有 償対応 )。詳細は、巻末に記載されているヤ マハ電気音響製品サービス拠点にお問い合わせください。
4
INPUT 端子 ( ステレオ )
シンセサイザーなどのラインレベル機器を接続するス テレオ入力端子です。チャンネルごとに 2 種類の端子
(INPUT A/INPUT B) があります。
INPUT A 端子 フォーンタイプのステレオのアンバランス型ライン入
力端子です。
・ INPUT B 端子
RCA ピンタイプのステレオのアンバランス型ライン入 力端子です。
NOTE
・1つのチャンネルで両方の端子を同時に使用することはでき
ません。
2
INSERT 端子
各モノラルインプットチャンネルの、コンプレッサーと イコライザーの間に設けられた入出力端子です。
お手持ちのグラフィックイコライザーやノイズフィル ターなどをチャンネルごとに接続できます。INSERT 端
子は、TRS( チップ、リング、スリーブ ) 型のフォーン 端子を利用した双方向の接続になります。
 取扱説明書
149
各部の名称と機能
・ トップパネル
モノラルチャンネル ステレオチャンネル
5 6 7 8 9
0
A
B
C
+48V スイッチ / インジケーター
5
モノラルチャンネルのファンタム電源をオン / オフする スイッチです。スイッチをオンにすると、+48V インジ
ケーターが点灯し、INPUT A 端子の 2 番および 3 番ピ ンに DC+48 V が供給されます。コンデンサーマイクを
使用するときは、このスイッチをオンにしてください。
・ ファンタム電源が不要なときは、必ずこのスイッチ
をオフにしておいてください。
・ ファンタム電源をオンにする場合は、コンデンサー
マイク以外の機器がモノラルチャンネルの INPUT A 端子に 接続されてい ないことを確 認してくださ
い。外部機器の故障の原因になります。ただし、バ ランス型ダイ ナミック マイクは 接続され ていても
問題ありません。
・ スピーカー保護のために、パワーアンプ ( パワード
スピーカー ) の電源がオフの状態で、ファンタム電 源をオン /オフしてください。また、STEREO
OUT マスターフェーダー、GROUP OUT フェー ダーなどの出力コントロールは、すべて最小にして
おくことをおすすめします。大音量が出て、聴力障 害または機器の損傷になることがあります。
26dB(PAD) スイッチ
6
このスイッチをオンにすると、モノラルチャンネルの INPUT 端子からの入力信号が 26dB 減衰します。マイ
ク など入力 レベル の低い機 器を接続 した場 合はオフ ( )、ラ イン レベ ル の機 器を 接続 し た場 合は オン
()にします。
D
E F
G H
I
GAIN コントロール
7
INPUT 端子からの入力信号の感度を調整します。モノ
6
ラルチャンネルには 26dB スイッチ ( 範囲を変更できます。調整できる感度の範囲は以下のと
おりです。
モノラルチャンネル
26dB スイッチ 調節範囲
オン − 34dB 〜+ 10dB
オフ − 60dB 〜− 16dB
ステレオチャンネル
− 34dB 〜+ 10dB
φ(Phase) スイッチ
8
このスイッチをオンにすると、入力信号の位相 ( フ ェー ズ)が反転します。位相のずれた信号をミックスする場
合、このスイッチをオンにします。
NOTE
・ 位相が ずれた状態でミックスすると、信号 が干渉し、音やせ
の原因となります。
9
( ハイパスフィルター ) スイッチ
ハイパスフィルターのオン / オフを切り替えます。 スイッチをオンにするとハイパスフィルターがかかり、
80Hz 以下の信号レベルを 12dB/oct のスロープで減 衰させます。
) があり、調節
150
J
K L
 取扱説明書
各部の名称と機能
COMP コントロール / インジケーター
0
コンプレッサーのかかり具合を調節します。COMP コ ントロールを右に回すと、圧縮効果だけでなく出力レベ
ルも自動的に調整されます。過大入力を圧縮して信号を 歪ませずに全体の音圧を上げることができます。コンプ
レッサーが作動すると、COMP インジケーターが点灯 します。
NOTE
・ COMP コントロールのレベルを上げすぎると、出力レベルが
上がるためハウリングしやすくなり ます。少し抑えて設定し てください。
EQ( イコライザー : HIGH, HI-MID, LO-MID,
A
LOW)
4 バンドイコライザーで、4 つの帯域 (HIGH、HI-MID、 LO-MID、LOW) を調整します。ゲインコントロールを
「▼」の位置にすると、フラットな特性となります。ゲ
インコントロールを右に回すと、その周波数帯域が増幅 され、左に回すと減衰されます。また、モノラルチャン
ネルの HI-MID と LO-MID にはフリケンシーコントロー ルがあり、基準周波数を調整できます。
各帯域のイコライザータイプ、基準周波数、最大可変幅 は以下のとおりです。
モノラルチャンネル
バンド タイプ 基準周波数 最大可変幅
HIGH シェルビング 10kHz
HI-MID ピーキング 400Hz 〜 8kHz
LO-MID ピーキング 80Hz 〜 1.6kHz
LOW シェルビング 100Hz
ステレオチャンネル
バンド タイプ 基準周波数 最大可変幅
HIGH シェルビング 10kHz
HI-MID ピーキング 3kHz
LO-MID ピーキング 800Hz
LOW シェルビング 100Hz
B
EQ ON スイッチ
このスイッチをオンにすると、イコライザーが有効にな ります。
C
AUX コントロール (1 〜 8)
インプットチャンネルから AUX1 〜 8 バスに送られる 信号のレベルをそれぞれ調整します。ツマミの「▼」(ノ
ミナル)の位置を目安に調整してください。このコント ロールで調整する信号は、PREスイッチ(
D
PRE スイッチ
AUX バスに送られる信号の取り出し位置を、イコライ ザー通過後でチャンネルフェーダー調整前 ( プリフェー
ダー)またはチャンネルフェーダー調整後(ポストフェー ダー ) に、2 バスごとに切り替えます。このスイッチを
オンにするとプリフェーダー信号がAUXバスに送られ、 チャンネルフェーダーの影響を受けません。
±15dB
±15dB
D
)で決めます。
NOTE
・ AUX バスに送られるプリフェーダー信号は、内部ジャンパー
の設定に よりイコ ライザー 通過前 に変更できます(有償対 応)。この場合、インプットチャンネルの ON スイッチがオフ
でも、AUX バスに信号が送られます。詳細は、巻末に記載さ れているヤマハ電気音響製品サービ ス拠点にお問い合わせく
ださい。
PAN コントロール
E
モノラルインプットチャンネルの信号を、バスのどの位 置に定位させるか調節します。左に回すと定位が
GROUP バスの奇数チャンネルまたは ST L バスに移動 し、右に回すと GROUP バスの偶数チャンネルまたは
ST R バスに移動します。
F
BAL コントロール
ステレオチャンネルの左右の音量バランスを調節しま す。INPUT L 端子に入力された信号は GROUP バスの
奇数チャンネルまたは ST L バスへ、INPUT R 端子に 入力された信号は GROUP バスの偶数チャンネルまた
はSTRバスに送られます。
ON スイッチ / インジケーター
G
このスイッチをオンにすると、そのチャンネルが有効に なり、インジケーターが点灯します。
NOTE
・ONスイッチがオフになっていても、PFL スイッチ (
オンにすると、チャンネルフェーダー調整前の信号を MONI­TOR OUT 端子と PHONES 端子でモニターできます。
インプットメーター
H
インプットチャンネルのイコライザー後の信号レベル を、3 つの LED で表示します。入力信号レベルが−
20dB のときに「 − 20 」 LED が点灯し、既定レベルで
「0」LED が点灯します。また、入力信号がクリッピン
グの 3dB 手前に達すると、PEAK LED が赤く点灯しま す。
バスアサインスイッチ
I
各チャンネルの信号をどのバスに送るかを決めます。ス イッチをオンにすると、該当するバスに信号を出力しま
す。
1-2、3-4、5-6、7-8 スイッチ : 各チャンネルの信号 をGROUP1/2 〜 7/8 バスに出力します。
ST スイッチ : 各チャンネルの信号を ST L/R バスに出 力します。
MONO スイッチ : 各チャンネルの信号を MONO バスに 出力します。
NOTE
・ 信号を各バスに出力するには、チャンネル ON スイッチ(
をオン ( ) にしてください。
MUTE スイッチ (1 〜 4)
J
各チャンネルのミュートのオン / オフを 1 〜 4 番に割 り当てます。MUTE MASTER セクションの MUTE マ
スタースイッチ (1 〜 4 )(156 ページ ) をオンにすると、 その番号の MUTE スイッチがオンになっているイン
プットチャンネルがミュートされます。
NOTE
・ チャンネルがミュートされると、ON インジケーター (
消灯します。
・ チャンネルがミュートされていても、PFL スイッチ (
オンにす るとチャンネ ルフェー ダー調整前の 信号を MONI­TOR OUT 端子と PHONES 端子でモニターできます。
K
G
K
)を
G
)が
)を
 取扱説明書
151
各部の名称と機能
PFL スイッチ / インジケーター
K
PFL スイッチをオンにすると、インジケーターが点灯 し、チャンネルフェーダー調整前の信号を MONITOR
OUT 端子と PHONES 端子でモニターできます。
NOTE
・ PFL スイッチをオンにすると、MONITOR セクション(159
ページ)の PFL インジケーターが点灯します。
チャンネルフェーダー
L
インプットチャンネルの信号の出力レベルを調整し、 チャンネル間の音量のバランスを調整します。
NOTE
・ ノイズ減少のた めに、使用しないチャンネルのフェーダ ーは
下げてください。
・ チャンネルフェーダーは、ST、MONO、GROUP1 〜 8、
AUX1 〜 8(PRE スイッチオフ時 ) バスに影響します。
152
 取扱説明書

マスターコントロール部

各部の名称と機能
リアパネル
MONITOR セクション(159 ページ)
STEREO MASTER セクション
(158 ページ)
MATRIX OUT セクション
(155 ページ)
2TR IN/USB セクション
(154ページ)
トップパネル
2TR IN/USB セクション(154 ページ) MATRIX OUT セクション(155 ページ)
REC OUT/USB セクション(155 ページ)
MONO セクション
(160 ページ)
TALKBACK セクション(156 ページ)
AUX SEND セクション
(157 ページ)
REC OUT/USB セクション(155 ページ)
STEREO AUX RETURN セクション(154 ページ)
GROUP OUT セクション
(157 ページ)
DC POWER INPUT
DC POWER INPUT セクション
(156 ページ)
DC POWER INPUT セクション
(156 ページ)
MUTE MASTER セクション
(156 ページ)
STEREO AUX RETURN セクション(154 ページ)
AUX SEND セクション
(157 ページ)
GROUP OUT セクション
(157 ページ)
TALKBACK セクション
(156 ページ)
MONITOR セクション
(159ページ)
MONO セクション
(160ページ)
STEREO MASTER セクション(158 ページ)
 取扱説明書
153
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