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OWNER’S MANUAL
BEDIENUNGSANLEITUNG
MODE D’EMPLOI
MANUAL DE INSTRUCCIONES
MANUALE DI ISTRUZIONI
安全上のご注意
「ご注意ください」という注意喚起を示します。
〜しな いでくださ いという「禁止」を示します。
「必ず実行」してくださいという強 制を示します。
警告
この表示の欄は、「死亡す
る可能性または重傷を負
う可能性が想定される」
内容です。
注意
この表示の欄は、「傷害を
負う可能性または物的損
害が発生する可能性が想
定される」内容です。
ご使用の前に、必ずこの「安全上のご注意」をよくお読みください。
ここに示した注意事項は、製品を安全に正しくご使用いただき、お客様や他の方々への危害や財産への損害
を未然に防止するためのものです。必ずお守りください。
お読みになったあとは、使用される方がいつでも見られる所に必ず保管してください。
■記号表示について
この製品や取扱説明書に表示されている記号には、次のような意味があります。
■「警告」と「注意」について
以下、誤った取り扱いをすると生じることが想定される内容を、危害や損害の大きさと切迫の程度を明示す
るために、「警告」と「注意」に区分して掲載しています。
この製品の内部には、お客様が修理 /交換できる部品はありません。点検や修理は、必ずお買い上げの販売店
または巻末のヤマハ修理ご相談センターにご依頼ください。
必ず実行
必ず実行
68 DXR15/DXR12/DXR10/DXR8/DXS15/DXS12取扱説明書
警告
電源コードをストーブなどの熱器具に近づけたり、無理に曲
げたり、傷つけたりしない。また、電源コードに重いものをの
せない。
電源コードが破損し、感電や火災の原因になります。
電源はこの機器に表示している電源電圧で使用する。
誤って接続すると、感電や火災のおそれがあります。
電源コードは、必ず付属のもの(71ページ)を使用する。
また、付属の電源コードをほかの製品に使用しない。
故障、発熱、火災などの原因になります。
ただし、日本国外で使用する場合は、付属の電源コードを使
用できないことがあります。お買い上げの販売店または巻末
のヤマハ修理ご相談センターにお問い合わせください。
(5)-14 1/3
電源プラグにほこりが付着している場合は、ほこりをきれい
に拭き取る。
感電やショートのおそれがあります。
電源プラグは保護接地されている適切なコンセントに接続
する。
確実に接地接続しないと、感電の原因になります。
接地接続を確実に行なう。
電源コードには、感電を防ぐためのアース線があります。電
源プラグをコンセントに差し込む前に、必ずアース線を接地
必ず実行
接続してください。確実に接地接続しないと、感電の原因に
なります。また、アース線を外す場合は、必ず電源プラグをコ
ンセントから抜いたあとで行なってください。
この機器の内部を開けたり、内部の部品を分解したり改造し
たりしない。
感電や火災、けが、または故障の
原因になります。異常を感じた
場合など、点検や修理は、必ずお
買い上げの販売店または巻末の
ヤマハ修理ご相談センターにご
依頼ください。
この機器の上に花瓶や薬品など液体の入ったものを置かな
い。また、浴室や雨天時の屋外など湿気の多いところで使用
しない。
内部に水などの液体が入ると、感電や火災、または故障の原
因になります。入った場合は、すぐに電源スイッチを切り、電
源プラグをコンセントから抜いた上で、お買い上げの販売店
または巻末のヤマハ修理ご相談センターに点検をご依頼く
ださい。
ぬれた手で電源プラグを抜き差ししない。
感電のおそれがあります。
必ず実行
必ず実行
この機器の上にろうそくなど火気のあるものを置かない。
ろうそくなどが倒れたりして、火災の原因になります。
下記のような異常が発生した場合、すぐに電源スイッチを切
り、電源プラグをコンセントから抜く。
•電源コード/プラグがいたんだ場合
•製品から異常なにおいや煙が出た場合
•製品の内部に異物が入った場合
•使用中に音が出なくなった場合
そのまま使用を続けると、感電や火災、または故障のおそれ
があります。至急、お買い上げの販売店または巻末のヤマハ
修理ご相談センターに点検をご依頼ください。
この機器を落とすなどして破損した場合は、すぐに電源ス
イッチを切り、電源プラグをコンセントから抜く。
感電や火災、または故障のおそれがあります。至急、お買い上
げの販売店または巻末のヤマハ修理ご相談センターに点検
をご依頼ください。
必ず実行
禁止
禁止
禁止
注意
電源プラグを抜くときは、電源コードを持たずに、必ず電源
プラグを持って引き抜く。
電源コードが破損して、感電や火災の原因になることがあり
ます。
長期間使用しないときや落雷のおそれがあるときは、必ずコ
ンセントから電源プラグを抜く。
感電や火災、故障の原因になることがあります。
不安定な場所に置かない。水平であっても落下する危険性の
ある場所には固定せずに置かない。
この機器が転倒または落下して故障したり、お客様やほか
の方々がけがをしたりする原因になります。
この機器の通風孔(放熱用スリット)をふさがない。
内部の温度上昇を防ぐため、この機器の背面には通風孔があ
ります。機器内部に熱がこもり、故障や火災の原因になるこ
とがあります。
風通しの悪い狭いところに押し込めたりしない。
この機器を壁やほかの機器から左右に30cm、後ろ
に30cm、上に30cm以上離してください。機器内部に熱が
こもり、故障や火災の原因になることがあります。
スピーカーをつり下げるためにスピーカーのハンドルを使
用しない。
スピーカーが落下して破損したり、お客様やほかの方々がけ
がをしたりする原因になります。
スピーカーの底面を持って運搬しない。
スピーカーの底面に手をはさんで、お客様やほかの方々がけ
がをしたりする原因になります。
スピーカーのリアパネルを壁に押しつけない。
スピーカーを壁に押しつけたときに、プラグが壁に接触し、
電源コードが外れてショートしたりして故障や火災の原因
になることがあります。
塩害や腐食性ガスが発生する場所に設置しない。
故障の原因になります。
この機器を移動するときは、必ず接続ケーブルをすべて外し
た上で行なう。
ケーブルをいためたり、お客様やほかの方々が転倒したりす
るおそれがあります。
この機器を電源コンセントの近くに設置する。
電源プラグに容易に手の届く位置に設置し、異常を感じた場
合にはすぐに電源スイッチを切り、電源プラグをコンセント
から抜いてください。また、電源スイッチを切った状態でも
微電流が流れています。
この製品を長時間使用しないときは、必ず電源プラグをコン
セントから抜いてください。
DXR15、DXS15およびDXS12を持ち運びする場合は、必
ず2人以上で行なう。
DXR15、DXS15 および DXS12 を1人で無理に持ち上げ
ると、腰を痛めたり、この機器が落下して破損したり、お客様
やほかの方々がけがをしたりする原因になります。
(5)-14 2/3
DXR15/DXR12/DXR10/DXR8/DXS15/DXS12取扱説明書 69
必ず実行
必ず実行
必ず実行
必ず実行
DXS15のポールソケットに取り付けるスピーカーは
重量が 19.3kg、高さが60.1cm 以下のスピーカーと する。
また、DXS12のポールソケットに取り付けるスピーカーは
重量が 14.6kg、高さが50.2cm 以下のスピーカーと する。
その場合、外形が 35mmで、長さが120cmより短いスピー
カーポールを使用する。
この機器が転倒して破損したり、内部の部品を傷つけたり、
お客様やほかの方々がけがをしたりする原因になります。
取り付け工事は、必ずお買い上げの販売店に依頼する。また、
取り付ける場合は、以下の点に注意する。
• この機器の重量に十分に耐えられる取り付け器具と場所
を選ぶ
•継続して振動があるような場所は避ける
•必ず指定された取り付け金具を使用する
•定期的に保守点検を行なう
ほかの機器と接続する場合は、すべての電源を切った上で行
なう。また、電源を入れたり切ったりする前に、必ず機器の音
量(ボリューム)を最小にする。
感電、聴力障害または機器の損傷になることがあります。
この機器の手入れをするときは、必ずコンセントから電源プ
ラグを抜く。
感電の原因になることがあります。
XLR タイプコネクターのピン配列は、以下のとおりです。
(IEC60268 規格に基づいています)
1:グラウンド(GND)、2:ホット(+)、3:コールド(−)
携帯電話からの影響について
この機器のすぐ近くで携帯電話を使用すると、この機器にノイズが入ることがありま
す。そのようなときは、少し離れた場所で携帯電話をご使用ください。
● 不適切な使用や改造により故障した場合の保証はいたしかねます。
使用後は、必ず電源スイッチを切りましょう。
スイッチ、ボリュームコントロール、接続端子などの消耗部品は、使用時間により劣
化しやすいため、消耗に応じて部品の交換が必要になります。消耗部品の交換は、お
買い上げの販売店または巻末のヤマハ修理ご相談センターにご相談ください。
この製品は、JISC61000-3-2に適合しています。
* この取扱説明書に記載されている会社名および商品名等は、各社の登録商標または商
標です。
* この取扱説明書に掲載されているイラストは、すべて操作説明のためのものです。し
たがって、実際の仕様と異なる場合があります。
* 仕様および外観は改良のため、予告なく変更することがあります。
この機器のパネルのすき間に手や指を入れない。
お客様がけがをするおそれがあります。
禁止
この機器のパネルのすき間から金属や紙片などの異物を入
れない。
感電、ショート、火災や故障の原因になることがあります。
入った場合は、すぐに電源スイッチを切り、電源プラグをコ
禁止
ンセントから抜いた上で、お買い上げの販売店または巻末の
ヤマハ修理ご相談センターに点検をご依頼ください。
この機器の上にのったり重いものをのせたりしない。また、
ボタンやスイッチ、入出力端子などに無理な力を加えない。
この機器が破損したり、お客様やほかの方々がけがをしたり
する原因になります。
禁止
大きな音量で長時間スピーカーを使用しない。
聴覚障害の原因になります。
禁止
音がひずんだ状態ではこの機器を使用しない。
機器が発熱し、火災の原因になることがあります。
禁止
マイクなどのケーブルを引っ張らない。
接続されたケーブルを引っ張ると、スピーカーが転倒して破
損したり、お客様や他の方々がけがをしたりする原因になり
ます。
禁止
70 DXR15/DXR12/DXR10/DXR8/DXS15/DXS12取扱説明書
(5)-14 3/3
はじめに
DXR8 DXR10 DXR12 DXS12DXR15 DXS15
はじめに
このたびは、ヤマハパワードスピーカー DXR シリーズ / パワードサブウーファー DXSシリーズをお買い求めいただきまして、
まことにありがとうございます。
DXR シリーズ /DXS シリーズの優れた機能を十分に発揮させるとともに、末永くご愛用いただくために、ご使用前に必ずこの
取扱説明書をお読みください。
目次
はじめに................................................................................................ 71
DXRシリーズ/DXSシリーズの主な特長........................................ 71
各部の名称と機能 ................................................................................ 72
セットアップ例.................................................................................... 75
DXR シリーズ /DXS シリーズの主な特長
■ FIR-Xtuning™(DXR シリーズ )
上位機種である DSR シリーズの先進的な DSP 処理を継承し
ています。リニアな位相特性を持つ FIR フィルターを使用した
独自のプロセッシング技術により、クロスオーバーポイント付
近での位相干渉がきわめて少ないスムーズな周波数特性と分
解能に優れた音質を実現しました。
■ D-CONTOUR(DynamicCONTOUR)
(DXR シリーズ )
D-CONTOUR( ディーコンター ) は、アプリケーションおよ
び人間の聴感特性に応じて各周波数のレベルをダイナミック
にコントロールするするマルチバンドコンプレッサーです。メ
インスピーカーとして使うときのFOH/MAINモードと、フロ
アモニター用に最適化した MONITOR モードがあります。用
途にあわせて設定を選択してください。
■ D-XSUB(DXS シリーズ )
D-XSUB(ディーエックスサブ ) は、サブウーファー専用に新
開発した低域をダイナミックにコントロールするプロセッシ
ングです。よりパンチ感を強調する BOOST モードと、より低
い低域まで再生周波数を伸ばす XTENDEDLF モードがあり
ます。さまざまな用途や音楽ジャンルに応じて適した設定を選
択することができます。
困ったときは? ....................................................................................77
保証とアフターサービス.....................................................................78
仕様一覧(References) ....................................................................... 80
■ ミキシング /LINK 機能(DXR シリーズ)
DXR にはミキシング機能が搭載されており、3 系統の入力を
直接接続してミックスできます。
またLINK機能により、2台の DXR を用いて簡単にステレオ、
またはデュアルモノのSRシステムを構築できます。
■ DSP 制御の高度な保護機能
スピーカー部、アンプ部、電源部のそれぞれを確実に保護する
強力な保護機能を搭載しています。これによりそれぞれのコン
ポーネントの性能を限界まで引き出し、厳しい環境下でも音の
歪み感なしに安心してお使いいただけます。
付属品
• 電源コード
• 取扱説明書 (本書)
保証書は79ページに記載されています。
オプション品
DXRシリーズを壁や天井に取り付けるためのUブラケット金具
• UB-DXR15(DXR15用)
• UB-DXR12(DXR12用)
• UB-DXR10(DXR10用)
• UB-DXR8(DXR8用 )
DXR15/DXR12/DXR10/DXR8/DXS15/DXS12取扱説明書 71
各部の名称と機能
DXR15、DXR12、DXR10、DXR8 DXS15、DXS12
各部の名称と機能
リアパネル
1
2
1
3
9
3
)
!
4
7
5
8
6
1
2
3
$
4
5
6
7
8
%
#
@
1 INPUT端子
XLR のバランス入力端子 (INPUT1) と、フォーン (INPUT2)
とRCAピン(INPUT3)のアンバランス入力端子です。
INPUT1 にはミキサーやマイク、INPUT2 にはキーボードや
エレクトリックアコースティックギターなどの楽器、
INPUT3 にはポータブルオーディオプレーヤーや CD プレー
ヤーなどの機器を接続できます。INPUT1 〜 3 はDXR本体で
ミックスされます。
DXS シリーズは XLR のバランス入力端子 (L、R) のみになり
ます。L、RはDXS本体でミックスされます。
2 THRU端子
XLRのバランス出力端子です。XLRのINPUT端子とパラレル
接続されていますので、入力信号がそのまま出力されます。
3 LEVELコントロール
各INPUTのレベルを調節します。出力規定レベルが+4dBu
の機器(ミキサーなど)を接続する場合、DXR シリーズの
MIC/LINEスイッチ(9)をLINEに設定し、LEVELコント
ロールは12時の位置を基準にして調整することをおすすめ
します。
4 LIMITインジケーター
出力リミッターが作動すると点灯します。出力リミッターは、
スピーカーとアンプを保護するために作動し、アンプへの出力
信号を減衰させます。点灯し続ける場合は、入力信号のレベル
を下げてください。
^
• アンプの最大出力電圧を超える場合、または過大な積算電力を検出した
場合、LIMITインジケーターは減衰量が3dB 以上になると点灯します。
• 積算電力とは、単位時間あたりにスピーカーユニットへ供給された電力
量の総和のことです。
5 SIGNALインジケーター
音声信号の入力を検知すると点灯します。
6 PROTECTIONインジケーター
保護回路が作動しているときに点灯します。以下の場合に保護
回路が作動し、スピーカー出力がミュートされます。
• アンプの過熱を検出した場合
• DC出力を検出した場合
• 過電流を検出した場合
• 電源をオンにした場合
ノイズ防止のため保護回路が作動し、約2秒間点灯しま
す。正常に起動するとインジケーターが消灯します。
• 電源をオフにした場合
または予期せぬエラーにより電源がオフになった場合、ノイ
ズ防止のため保護回路が作動してからシャットダウンされ
ます。
異常を検出して保護回路が作動した場合、アンプの熱が下がるまでしばら
く待つか、電源を入れ直すと復帰します。復帰しない場合は、ヤマハ修理
ご相談センター (70 ページ )にお問い合わせください。
72 DXR15/DXR12/DXR10/DXR8/DXS15/DXS12取扱説明書
各部の名称と機能
7 POWERインジケーター
電源スイッチ(*)で電源をオンにすると点灯します。
8 FRONTLEDDISABLEスイッチ
この機器のフロントグリル内左側にある FRONTLED の点
灯、消灯を切り替えます。スイッチがオフ (N) のとき LED が
点灯します。LEDを消灯させたい場合は、スイッチをオン (O)
にしてください。
出力リミッターの減衰量 (3dB 以上 ) に応じて LED の輝度が通常より上が
ります。
9
MIC/LINEスイッチ (DXR シリーズ )
INPUT 端子の入力信号のレベルに応じて切り替えます。マイ
クなどのレベルが低い入力信号を接続するときは MIC、ミキ
サーなどのレベルが高い入力信号を接続するときはLINEにし
ます。
) D-CONTOURスイッチ (DXRシリーズ)
D-CONTOUR(DynamicCONTOUR) のプリセットを切り
替えます。FOH/MAINはメインスピーカーとして適した周波
数特性となるように高域と低域を上げた設定になります。
MONITOR はフロアモニターとして適した周波数特性となる
ように明瞭性に重要な中高域を聞こえやすくし、床置きしたと
きやメインスピーカーと併用したときにブーミーになりがち
な低域を抑えた設定になります。FOH/MAIN とMONITORの
設定では、D-CONTOURの機能が有効になり、音量に合わせ
てブースト量と減衰量をダイナミックにコントロールします。
OFFは汎用の周波数特性となり、D-CONTOUR の機能がオフ
になります。
! HPFスイッチ(DXR シリーズ)
ハイパスフィルターのカットオフ周波数を切り替えます。
120Hz や 100Hz にするとハイパスフィルターがかかり、そ
の周波数以下の低音域がカットされます。DXR をサブウー
ファーと組み合わせずに使用するときには OFF にしてくださ
い。サブウーファーと一緒に使用する場合は、120Hz または
100Hzにすることをおすすめします。
# LINKMODEスイッチ (DXRシリーズ )
本体 (LINK 元 DXR) でミックスした信号を本体と LINK 先
DXR でステレオ再生するのかモノラル再生するのかを切り替
えます。スイッチによって以下の信号がミックスされて出力さ
れます。
LINKMODE STEREO MONO
本体の入力 INPUT1
本体の出力 ○ ○ ‒ ○
LINK先DXRの出力 ○ ‒ ○ ○
DXR を単体で使う場合は、MONO(N) にしてください。STEREO(O)に
するとINPUT2/3の R 側の端子に入力された音声が出力されません。
INPUT2/3
LR LR
INPUT1
INPUT2/3
$ POLARITYスイッチ(DXS シリーズ)
サブウーファーの極性を切り替えます。
DXR シリーズとスピーカーポールを使って設置するときな
ど、通常は NORM(NORMAL)で使用しますが、組み合わせる
スピーカーや設置場所によっては INVT (INVERTED) の方が
低音域再生が良好になる場合があります。試聴をして好ましい
低音域再生になる方を選んでください。
% D-XSUBスイッチ(DXS シリーズ)
D-XSUB のプリセットを切り替えます。BOOST はパンチ感
を強調する周波数特性になるように、低域をブーストした設定
になります。XTENDEDLF は範囲の広い低域を強調する周波
数特性になるように、より低い低域まで再生周波数を伸ばした
設定となります。BOOST と XTENDEDLF の設定では、DXSUB の機能が有効になり、音量に合わせてブースト量をダ
イナミックにコントロールします。OFF は汎用の周波数特性
となり、D-XSUBの機能がオフになります。
^ LPFスイッチ (DXS シリーズ)
ローパスフィルターのカットオフ周波数を、120Hz/
100Hz/80Hzから選択できます。選択した周波数以上の音域
がカットされます。DXR と一緒に使用する場合は、DXR の
HPFスイッチで選択した周波数と一致させてください。
@ LINKOUT 端子 (DXRシリーズ )
各INPUT端子からの信号を、別のDXR シリーズのスピーカー
に出力するXLRの出力端子です。LINKOUT端子からの出力
は、LINK 先DXRのINPUT1(XLR 端子)に接続してください。
LINKOUT 端子からの出力はラインレベルなので、LINK 先
DXR の MIC/LINE スイッチは LINE に設定してください。ス
テレオ再生の場合、LINK先 DXR の LEVEL を 12 時の位置に
合わせると、本体 (LINK 元DXR)とのレベルバランスが取れま
す。
DXR15/DXR12/DXR10/DXR8/DXS15/DXS12取扱説明書 73