DIGITAL MIXING ENGINE SATELLITE
取扱説明書
JA
Explanation of Graphical Symbols
The lightning flash with arrowhead symbol
CAUTION
within an equilateral triangle is intended to
alert the user to the presence of uninsulated
RISK OF ELECTRIC SHOCK
DO NOT OPEN
“dangerous voltage” within the product’s
enclosure that may be of sufficient
magnitude to constitute a risk of electric
shock to persons.
CAUTION: TO REDUCE THE RISK OF
ELECTRIC SHOCK, DO NOT REMOVE
COVER (OR BACK). NO USER-SERVICEABLE
PARTS INSIDE. REFER SERVICING TO
QUALIFIED SERVICE PERSONNEL.
The exclamation point within an equilateral
triangle is intended to alert the user to the
presence of important operating and
maintenance (servicing) instructions in the
literature accompanying the product.
IMPORTANT SAFETY INSTRUCTIONS
1 Read these instructions.
2Keep these instructions.
3 Heed all warnings.
4 Follow all instructions.
5 Do not use this apparatus near water.
6 Clean only with dry cloth.
7 Do not block any ventilation openings. Install in
accordance with the manufacturer’s instructions.
8 Do not install near any heat sources such as radiators,
heat registers, stoves, or other apparatus (including
amplifiers) that produce heat.
9 Do not defeat the safety purpose of the polarized or
grounding-type plug. A polarized plug has two blades
with one wider than the other. A grounding type plug
has two blades and a third grounding prong. The wide
blade or the third prong are provided for your safety. If
the provided plug does not fit into your outlet, consult
an electrician for replacement of the obsolete outlet.
10 Protect the power cord from being walked on or pinched
particularly at plugs, convenience receptacles, and the
point where they exit from the apparatus.
WARNING
TO REDUCE THE RISK OF FIRE OR ELECTRIC SHOCK, DO NOT EXPOSE THIS APPARATUS TO RAIN OR MOISTURE.
11 Only use attachments/accessories specified by the
manufacturer.
12 Use only with the cart, stand, tripod,
bracket, or table specified by the
manufacturer, or sold with the
apparatus. When a cart is used, use
caution when moving the cart/
apparatus combination to avoid
injury from tip-over.
13 Unplug this apparatus during
lightning storms or when unused for long periods of
time.
14 Refer all servicing to qualified service personnel.
Servicing is required when the apparatus has been
damaged in any way, such as power-supply cord or plug
is damaged, liquid has been spilled or objects have
fallen into the apparatus, the apparatus has been
exposed to rain or moisture, does not operate normally,
or has been dropped.
Water warning
• Do not expose the device to rain, use it near water or in damp or wet conditions, or place containers on it containing liquids which might
spill into any openings. If any liquid such as water seeps into the device, turn off the power immediately and unplug the power cord from
the AC outlet. Then have the device inspected by qualified Yamaha service personnel.
Backup battery caution
• This device has a built-in backup battery. When you unplug the power cord from the AC outlet, the internal data is retained. However, if
the backup battery fully discharges, this data will be lost. When the backup battery is running low, the LCD display or indicator shows it.
In this case, immediately save the data to an external media, then have qualified Yamaha service personnel replace the backup battery.
安全上のご注意
ご使用の前に、必ずこの「安全上のご注意」をよくお読みください。
ここに示した注意事項は、製品を安全に正しくご使用いただき、お客様や他の方々への危害や財産への損害
を未然に防止するためのものです。必ずお守りください。
お読みになったあとは、使用される方がいつでも見られる所に必ず保管してください。
■
記号表示について
この製品や取扱説明書に表示されている記号には、次のような意味があります。
「ご注意ください」という注意喚起を示します。
〜しないでくださいという「禁止」を示します。
「必ず実行」してくださいという強制を示します。
「警告」と「注意」について
■
以下、誤った取り扱いをすると生じることが想定される内容を、危害や損害の大きさと切迫の程度を明示す
るために、「警告」と「注意」に区分して掲載しています。
この表示の欄は、「傷害を
負う可能性または物的損
害が発生する可能性が想
定される」内容です。
警告
この表示の欄は、「死亡す
る可能性または重傷を負
う可能性が想定される」
内容です。
注意
警告
電源 / 電源コード
電源は本体に表示している電源電圧で使用する。
誤って接続すると、感電や火災のおそれがあります。
必ず実行
電源コードは、必ず付属のものを使用する。
故障、発熱、火災などの原因になります。
ただし、日本国外で 使用する場合には付属の電源コー ドを使
必ず実行
用できない 場合があ ります。お買い上 げの販売店、または 巻
末のヤマハ修理ご相談センターにお問い合わせください。
分解禁止
この 機器の 内部 を開け たり、内
部の部品を分解したり 改造した
りしない。
禁止
感電や火災、けが、または 故障の
原因 になり ます。異常 を感じ た
場合など、点検や修理は、必ずお
買い上げの販売店また は巻末の
ヤマハ修理ご相談セン ターにご
依頼ください。
禁止
電源コードをストーブなどの熱器 具に近づけたり、無 理に曲
げたり、傷つけた りしない。また、電源コードに重いも のをの
せない。
電源コードが破損し、感電や火災の原因になります。
(5)-7
1/3
水に注意
異常に気づいたら
この機器の 上に花瓶や 薬品など液 体の入った ものを置か な
い。また、浴室や雨 天時の屋 外など湿 気の多い ところで使 用
しない。
禁止
禁止
感電や火災、または故障の原因になります。
濡れた手で電源プラグを抜き差ししない。
感電のおそれがあります。
電源 / 電源コード
長期間使用しないときや落雷のお それがあるときは、必ずコ
ンセントから電源プラグを抜く。
感電や火災、故障の原因になることがあります。
必ず実行
電源プラグ を抜くと きは、電 源コード を持たずに、必ず電 源
プラグを持って引き抜く。
電源コードが破損して、感電や火災の原因になること があり
必ず実行
ます。
必ず実行
必ず実行
注意
必ず実行
禁止
禁止
電源コードやプラグが いたんだ場合、または 使用中に音が出
なくなったり異常なに おいや煙が出たりした場合は、すぐに
電源スイッチを切り、電源プラグをコンセントから抜く。
感電や火災、または故障のおそれがあり ます。至急、お買い上
げの販売 店または巻 末のヤマ ハ修理ご相 談センター に点検
をご依頼ください。
この 機器を 落とす など して破 損した 場合 は、すぐ に電 源ス
イッチを切り、電源プラグをコンセントから抜く。
感電や火災、または故障のおそれがあり ます。至急、お買い上
げの販売 店または巻 末のヤマ ハ修理ご相 談センター に点検
をご依頼ください。
この機器を 2 台以上 EIA 標準のラックにマウントする場合
は、8 ページの「ラックマウント時の注意」をよく読んでから
設置する。
放熱が不十分だと機器 内部に熱がこもり、故 障や火災の原因
になることがあります。
イコライザーやフェーダーをすべて最大には設定しない。
接続した機器によって は、発振したりスピー カーを破損した
りする原因になることがあります。
直射日 光のあたる 場所(日 中の車内 など)や ストーブの 近く
など極端に温度が高く なるところ、逆に温度 が極端に低いと
ころ、また、ほこりや振動の多いところで使用しない。
この機器のパネルが変 形したり、内部の部品 が故障したりす
る原因になります。
設置
必ず実行
必ず実行
必ず実行
この機器を移動するときは、必ず電源コードなどの接 続ケー
ブルをすべて外した上で行なう。
コードをいためたり、お客様や他の方々が転倒したり するお
それがあります。
この機器を電源コンセントの近くに設置する。
電源プラグに容易に手の届く位置 に設置し、異常を感 じた場
合にはすぐに電源スイッチを切り、電源プラグをコン セント
から抜いて ください。また、電源スイ ッチを切 った状態で も
微電流 が流れ てい ます。この製品を長 時間使用しないとき
は、必ず電源プラグをコンセントから抜いてください。
EIA 標準のラックにこの機器をマウントする場合は、ラック
の背面を開放して、ラックを壁から 10cm以上離す。また、パ
ワーアンプ などの発熱 しやすい機 器といっし ょにラック に
マウントする場合は、機器と機器の間を空けたり通風 パネル
などを 取り付 けた り、この 機器 に熱が こもら ない ように す
る。
その場合は、この機 器を重ね てマウン トできます。放熱が 不
十分だと機器内部に熱がこもり、故障や火災の原因に なるこ
とがあります。
禁止
禁止
禁止
不安定な場所に置かない。
この機器が転倒して故 障したり、お客様や他 の方々がけがを
したりする原因になります。
この機器の通風孔をふさがない。
内部の温度上昇を防ぐ ため、この機器のリア パネルには通風
孔があります。特に、この機 器をひっくり返したり、横倒しや
前後逆 さまにした りしない。機器内 部に熱が こもり、故障や
火災の原因になることがあります。
テレビやラジオ、ステレ
オ、携帯電話など他の電
気製品 の近くで 使用しな
い。
この機 器または テレビや
ラジオ などに雑 音が生じ
る場合があります。
(5)-7
2/3
接続
必ず実行
他の機器と接続する場合は、すべての電源を切った上 で行な
う。また、電源を入れたり切ったりす る前に、必ず機器 の音量
(ボリューム)を最小にする。
感電、聴力障害または機器の損傷になることがあります。
禁止
この機器の上にのったり重いも
のをのせたりしない。また、ボタ
ンや スイッ チ、入 出力端 子など
に無理な力を加えない。
この 機器が 破損し たり、お客様
や他の方々がけがをしたりする
原因になります。
使用時の注意
機器の周囲温度が極端に変化する ( 機器の移動時や急激な冷
暖房下など) と、結露することがあります。そ のまま使用する
と故障の原因になることがありま すので、電源を入れ ずに数
必ず実行
禁止
禁止
禁止
時間放置し、結露がなくなってから使用してください。
この機器の通風孔のすき間に手や指を入れない。
お客様がけがをするおそれがあります。
この機器の 通風孔のす き間から金 属や紙片な どの異物を 入
れない。
感電、ショート、火災や故障の原因になることがあります。
入った場合 は、すぐ に電源ス イッチを 切り、電 源プラグを コ
ンセントから抜いた上で、お買い上げの販売店または 巻末の
ヤマハ修理ご相談センターに点検をご依頼ください。
大きな音量で長時間使用しない。
聴覚障害の原因になります。
バックアップバッテリー
この機器 は内部メモ リー用に バックアッ プバッテリ ーを内
蔵しており、電源を切った状態でも内部メモ リーのデータは
保持さ れます。ただし、バ ックアッ プバッテ リーが消耗 する
必ず実行
と内部メ モリーのデー タ*が消えてしまいますので、消耗す
る前にバックアップバッ テリーを交換する必要があります。
バックアップバッテリ ーが消耗してくると、フロントパネル
のERRORインジケーターが点灯します( 詳しくは、42 ペー
ジのエラーメッセージをご 参照ください )。その場合は、電源
を切らずに、すぐにデータをコンピューター などの外部機器
に保存し、お買い上げの販売店または巻末の ヤマハ修理ご相
談センタ ーにバック アップバ ッテリーの 交換をご依 頼くだ
さい。バッ クアッ プバ ッテリ ーの 寿命の 目安 は約 5年です
が、使用環境などにより変動する場合があります。
* バックア ップバッ テリーに よって 保持され ている内 部メ
モリーのデータの種類は以下のとおりです。
・ カレントシーンの内容、シーン番号
・ 機器固有パラメーター(CobraNet、HA、UTILITY、
Master Mute/Levelなど )
・ イベントログ
上記以外のデータは、バックアップバッテリ ーを必要としな
いメモリーに保存され ているため、バックア ップバッテリー
が消耗してもデータが失われることはありません。
DME Satellite の POWER スイッチの ON/OFF を、連続してすばやく切り替えないでください。POWER スイッチをオフにしてから、再度スイッチをオンにする場合は、6 秒
以上の間隔を空けてください。
この機器に付属のゴム脚はすべり止め用です。すべりやすい机や台の上にこの機器を置く場合にご使用ください。
使用後は、必ず電源スイッチを切りましょう。
スイッチ、接続端子などの消耗部品は、使用時 間により劣化しやすいため、消耗に応じて部品の交換が必要になります。消耗部品の交換 は、お買い上げの販売店または巻末のヤマ
ハ修理ご相談センターにご相談ください。
● データが破損したり失われたりした場合の補償はいたしかねますので、ご了承ください。
● 不適切な使用や改造により故障した場合の保証はいたしかねます。
・ 市販の音楽/ サウンドデータは、私的使用のための複製など、著作権上問題にならない場合を除いて、権利者に無断で複製または転用することが禁じられています。ご使用時には、
著作権の専門家にご相談されるなどのご配慮をお願いいたします。
・ この取扱説明書に記載されているイラストや画面は、すべて操作説明のためのものです。したがって、実際の仕様と異なる場合があります。
・ CobraNet は C irrus Logic 社の商標です。
・ Ethernet はゼロックス社の商標です。
・ その他記載の社名および製品名は、各社の商標および登録商標です。
(5)-7
3/3
目次
DMESatellite
の紹介
コンピューター
との接続
オーディオ入出力
の接続
資料 外部機器との接続 各部の名称と機能 はじめに その他の機能
はじめに........................................................ 7
付属品 ( お確かめください ) ............................................. 7
オプション .......................................................................... 7
取扱説明書の表記方法について........................................ 7
ファームウェアのバージョンについて............................ 7
操作の前に .......................................................................... 7
電源コードの接続.................................................................... 7
電源オン / オフ........................................................................ 7
ラックマウント時の注意................................................... 8
DME Satellite の紹介.................................. 9
DME8i-C/DME8o-C/DME4io-C の違い ..................... 9
DME Satellite でできること.......................................... 9
オーディオシステムのネットワーク............................. 10
DME Satellite で使用する用語 ................................... 10
信号の種類 ....................................................................... 12
システム構成例................................................................ 13
DME Designer について.............................................. 14
CobraNet について ....................................................... 15
CobraNet とは.................................................................... 15
バンドル................................................................................ 15
マルチキャストバンドルとユニキャストバンドル........... 16
コンダクターとパフォーマー ............................................. 17
CobraNet ネットワークで使用するケーブル
およびハブ............................................................................ 17
各部の名称と機能 ........................................ 18
フロントパネル................................................................ 18
電源を切るときの注意.................................................... 19
リアパネル ....................................................................... 20
コンピューターとの接続............................... 22
[USB] 端子を使った接続............................................... 22
ネットワーク設定............................................................ 23
IP アドレス設定 ................................................................... 23
マスター / スレーブ設定.....................................................23
[NETWORK] 端子を使った接続 (Ethernet 接続 ).... 24
オーディオ入出力の接続............................... 28
外部機器との接続........................................ 30
[REMOTE] 端子を使った接続...................................... 30
DME Satellite から外部ヘッドアンプをコントロール
デジタルミキサーから DME Satellite の
内蔵ヘッドアンプをコントロール ..................................... 31
外部機器からリモートコントロール.................................. 31
... 30
CobraNet 端子を使った接続........................................ 32
デジタルミキサー LS9 から DME Satellite の
内蔵ヘッドアンプをコントロール ..................................... 32
デジタルミキサー PM5D から DME Satellite を
コントロール ........................................................................ 33
[NETWORK] 端子を使った接続 .................................. 33
[GPI] 端子を使った接続................................................. 34
その他の機能 .............................................. 35
DME Satellite を初期化する....................................... 35
資料 ........................................................... 36
オプション....................................................................... 36
ICP1...................................................................................... 36
CP4SW/CP4SF/CP1SF ................................................ 36
困ったときは ................................................................... 37
コンポーネント ............................................................... 37
MIDI データフォーマット .............................................. 38
1. DME8i-C/DME8o-C/DME4io-C の MIDI 機能....... 38
2. MIDI データーフロー図..................................................38
3. MIDI Setup .................................................................... 38
4. MIDI Format ................................................................. 39
MIDI Implementation Chart ..................................... 41
メッセージ一覧 ............................................................... 42
エラーメッセージ ................................................................ 42
ワーニング ............................................................................ 42
一般仕様........................................................................... 43
電気的特性....................................................................... 43
入出力特性....................................................................... 46
[NETWORK] 端子 (100Base-TX Ethernet,
RJ-45 コネクター ) ....................................................... 47
ストレ−ト / クロス・ケ−ブル配線............................. 47
寸法図............................................................................... 48
索引................................................................................... 49
CobraNet 端子を使った接続
( デジタルオーディオ接続 ) ........................................... 28
[INPUT]/[OUTPUT] 端子を使った接続
( アナログオーディオ接続 ) ........................................... 29
6
DME8i-C/DME8o-C/DME4io-C 取扱説明書
はじめに
このたびは、ヤマハデジタルミキシングエンジンサテライトDME8i-C/DME8o-C/DME4io-Cをお買い求め
いただきまして、ありがとうございます。
DME8i-C/DME8o-C/DME4io-Cの優れた機能を使いこなしていただくために、ぜひこの取扱説明書をご活
用いただけますようお願い申しあげます。また、ご一読いただいたあとも、不明な点が生じた場合に備えて、
大切に保管いただきますようお願いします。
付属品(お確かめください)
操作の前に
・ DME8i-C/DME8o-C/DME4io-C取扱説明
書(本書)
電源コードの接続
・ 保証書
・ 電源ケーブル
・ ユーロブロックプラグ(16P)×1
電源を接続する前に必ずすべての機器の電源をオフ
にしてください。
・ ユーロブロックプラグ(3P)×8
・ ゴム足×4
付属の電源コードのソケット側をDME Satellite本
体リアパネルの[AC IN]端子に接続し、プラグ側を
オプション
コンセントに接続します。100Vのコンセントを必
ずご使用ください。
コントロールパネル
・ インテリジェントコントロールパネルICP1
・ コントロールパネルCP4SW
電源オン/オフ
・ コントロールパネルCP4SF
・ コントロールパネルCP1SF
NOTE
コントロールパネルについては、お買い上げのコントロール
パネルに付属の取扱説明書および「DME Designer取扱説明
書」をご覧ください。
1.
電源を入れるときにスピーカーから大きなノイズが
出ないよう、音源、ミキサー (M7CL、PM5Dなど)、
DME Satellite、パワーアンプの順に電源を入れてく
ださい。電源を切るときはこの逆の順序で行なって
ください。
[POWER]スイッチを押してDME Satelliteの
電源をオンにします。
はじめに
DMESatellite
の紹介
各部の名称と機能 外部機器との接続 その他の機能 資料
コンピューター
との接続
オーディオ入出力
の接続
取扱説明書の表記方法について
本書では、DME8i-C/DME8o-C/DME4io-Cを総
称してDME Satelliteと呼びます。また
DME64N/24N、DME8i-ES/DME8o-ES/
DME4io-ESとDME Satelliteを総称してDME シ
リーズと呼びます。
ファームウェアのバージョンにつ
いて
DME Satellite本体のファームウェアのバージョン
はアプリケーションソフトウェアDME Designer
を使用してご確認いただけます。
また最新のファームウェアはウェブサイトからダウ
ンロードしてご利用いただけます。
http://proaudio.yamaha.co.jp/downloads/
[POWER]スイッチをもう1度押すと電源がオフ
2.
になります。
NOTE
電源を切ったときのシーンの設定値は保存されます。電源を
再度入れたときには、その設定値で起動します。また、DME
DesignerのLast Mem. Resume設定で、電源を切ったときの
シーンナンバーのシーンをリコールした状態で起動するよ
うにも変更できます。
DME DesignerからDME Satellite本体にデータを送っ
たり、外部機器から操作しているときは電源を切ら
ないでください。故障の原因になります。
電源スイッチを切った状態でも微電流が流れていま
す。この製品を長時間使用しないときは、必ず電源
プラグをコンセントから抜いてください。
DME8i-C/DME8o-C/DME4io-C 取扱説明書
7
DMESatellite
の紹介
コンピューター
との接続
オーディオ入出力
の接続
はじめに
ラックマウント時の注意
DME Satelliteを複数または他の機器といっしょに
放熱性の悪いラックにマウントする場合、各機器か
らの熱でラック内の温度が上昇し、十分な性能を発
揮できないことがあります。DME Satelliteをラッ
クにマウントして使用する場合は、この機器2台ご
とに1ユニット以上空けてください。このすき間
は、通風パネルを取り付けたり、開放したりして、
十分な放熱を行なってください。
特に、ラック内部の温度が40℃以上になると想定
される場合(通常はラック外部の室温が30℃以上の
場合)は、ラックの最上段にファンキットを取り付
けてください。
ファンキットには、最大風量:1.6m3/min以上、
最大静圧:5mmH2O以上の能力が必要です。
ファンキット
INPUT
PEAK
PEAK
PEAK
DIGITAL MIXING ENGINE SATELLITE
SIGNAL
SIGNAL
DME Satellite
DME Satellite
通風パネル
DME Satellite
DME Satellite
USB
USB
USB
USB
SIGNAL
PEAK
PEAK
PEAK
SIGNAL
SIGNAL
SIGNAL
INPUT
INPUT
PEAK
PEAK
PEAK
DIGITAL MIXING ENGINE SATELLITE
SIGNAL
SIGNAL
SIGNAL
PEAK
PEAK
PEAK
SIGNAL
SIGNAL
SIGNAL
INPUT
INPUT
PEAK
PEAK
PEAK
DIGITAL MIXING ENGINE SATELLITE
SIGNAL
SIGNAL
SIGNAL
PEAK
PEAK
PEAK
SIGNAL
SIGNAL
SIGNAL
INPUT
INPUT
PEAK
PEAK
PEAK
DIGITAL MIXING ENGINE SATELLITE
SIGNAL
SIGNAL
SIGNAL
PEAK
PEAK
PEAK
SIGNAL
SIGNAL
SIGNAL
INPUT
資料 外部機器との接続 各部の名称と機能はじめに その他の機能
8
DME8i-C/DME8o-C/DME4io-C 取扱説明書
DME Satelliteの紹介
DME8i-C/DME8o-C/DME4io-Cの違い
それぞれのモデルの違いは、次のとおりです。
■ DME8i-C
8チャンネルのアナログ入力モデルです。
■ DME8o-C
8チャンネルのアナログ出力モデルです。
■ DME4io-C
4チャンネルのアナログ入力と4チャンネルのアナログ出力モデルです。
DME Satelliteでできること
DME Satelliteでは、DME Designerを使用して、基本的なミキサーやマトリクス出力に加え、
イコライザー、コンプレッサー、ディレイなどの機能を組み合わせて必要なオーディオシステム
を構築できます。
また、CobraNet端子を装備しており、デジタルオーディオ信号をネットワーク化し、アナログ
入出力を遠隔配置できます。
はじめに
DMESatellite
の紹介
各部の名称と機能 外部機器との接続 その他の機能 資料
コンピューター
との接続
DME Satelliteを使えるようになるまでの流れは次のとおりです。
(詳しくは「DMEセットアップマニュアル」をご覧ください。)
1.
USB-MIDIドライバー、DME DesignerおよびDME-N Network Driverをインストールす
る。
2.
DME Designerを使用して、ネットワークの設定をする(23ページ)。
3.
各種接続をする。
・ ネットワークの接続をする。
Ethernet接続(24ページ)
USB接続(22ページ)
・ CobraNet接続をする(32ページ)。
・ アナログ接続をする(29ページ)。
・ 外部機器と接続をする。
REMOTE接続(30ページ)
GPI接続(34ページ)
4.
コンピューターのネットワーク設定をする。
オーディオ入出力
の接続
5.
DME Designerでコンフィギュレーションを作成し、DME Satellite本体に転送する。
(詳しくは「DME Designer取扱説明書」をご覧ください。)
DME8i-C/DME8o-C/DME4io-C 取扱説明書
9
DMESatellite
の紹介
コンピューター
との接続
DME Satellite の紹介
オーディオシステムのネットワーク
複数のDMEシリーズをEthernetによるネットワークに接続すると、1つのオーディオシステム
として動作します。DMEオーディオシステムでは、連動して動作する機種別のグループを「デ
バイスグループ」、複数のデバイスグループを持つ空間を「ゾーン」、音響設備全体の空間を「エ
リア」と呼びます。デバイスグループには「グループマスター」と呼ばれるDMEシリーズが必
ず1台存在し、同じデバイスグループ内のDMEシリーズをコントロールします。コンピューター
をネットワークに接続すると、グループマスター経由でデバイスグループ全体をコントロールで
きます。
DME Satelliteで使用する用語
ここではDME Satellite特有の用語について説明します。
コンポーネントおよびパラメーター
イコライザーやコンプレッサーなどの各種オーディオ処理モジュールを「コンポーネント」と呼
びます。
外部に接続されるヘッドアンプコントロールモジュールなどもコンポーネントとして用意されて
います。コンポーネントのパラメーターを変更することでコンポーネントの動作をコントロール
できます。
オーディオ入出力
の接続
資料 外部機器との接続 各部の名称と機能 はじめに その他の機能
コンフィギュレーション
目的のオーディオシステムを構築するためにコンポーネントを組み合わせたものが「コンフィ
ギュレーション」です。コンフィギュレーションによってDME Satelliteの機能が決定します。
また、コンフィギュレーションに含まれるすべてのコンポーネントのパラメーターセットを「プ
リセットパラメーター」と呼びます。1台のDME Satelliteに複数のコンフィギュレーション、
1つのコンフィギュレーションに複数のプリセットパラメーターを持つことができます。
User Defined Button (ユーザー定義パラメーター )
パラメーターをユーザー定義パラメーターに割り当てることで、ICP1やDME64N/DME24N
からコントロールできます。詳細は「DME Designer取扱説明書」をご覧ください。
10
DME8i-C/DME8o-C/DME4io-C 取扱説明書
DME Satellite の紹介
シーン
コンフィギュレーションとプリセットパラメーターの組み合わせを「シーン」と呼びます。シー
ンの呼び出し(シーンリコール)は、ICP1、GPI機器、外部コントローラー、DME64N/24N、
およびコンピューターから制御できます。1つのデバイスグループには、最大999のシーンを登
録できます。
シーンの構成
はじめに
シーン
シーン 1
シーン 2
シーン 999
シーンの切り替え
第一幕 舞台暗転 第二幕
バンドセット
芝居セット
ステージ ステージ ステージ
USB
シーン 1 シーンリコール シーン 2
MATRIX MIXER
16 x 8
コンポーネント
INPUT
PEAK
PEAK
PEAK
DIGITAL MIXING ENGINE SATELLITE
SIGNAL
SIGNAL
SIGNAL
PEAK
PEAK
PEAK
SIGNAL
SIGNAL
SIGNAL
INPUT
コンフィギュレーション
バンド
セット
芝居
セット
プリセット
パラメーター
DMESatellite
の紹介
例 GATE
・ Attack
・ Decay
・ Range
・ Threshold
・ Key in
・ Hold
各部の名称と機能 外部機器との接続 その他の機能 資料
芝居セット
バンドセット
INPUT
PEAK
PEAK
PEAK
DIGITAL MIXING ENGINE SATELLITE
SIGNAL
SIGNAL
USB
SIGNAL
PEAK
PEAK
PEAK
SIGNAL
SIGNAL
SIGNAL
INPUT
コンピューター
との接続
オーディオ入出力
の接続
DME8i-C/DME8o-C/DME4io-C 取扱説明書
11
DMESatellite
の紹介
コンピューター
DME Satellite の紹介
信号の種類
DME Satelliteのオーディオシステムの信号は、次のように分けられます。
オーディオ信号
1
DME Satelliteと、他のDMEシリーズやその他のオーディオ機器間で、アナログやデジタル信
号を入出力します。アナログオーディオ信号の入出力には、[INPUT]/[OUTPUT]端子を使用し
ます。デジタルオーディオ信号の入出力には、CobraNet端子を使用します。
デバイスグループ内の制御信号
2
デバイスグループ全体のDME シリーズを制御します。デバイスグループ全体の制御信号は2種
類あります。
・ コンピューターとグループマスターのDMEシリーズ間の信号
・ グループマスターとその他のDMEシリーズ間の信号
コンポーネントの送り込みやパラメーターの設定など、デバイスグループ全体のコントロールに
はDME Designerを使用します。
との接続
オーディオ入出力
の接続
資料 外部機器との接続 各部の名称と機能 はじめに その他の機能
デバイスグループ以外の機器との制御信号
3
個々の機器間の制御に使用します。これらの制御信号には、[USB]端子を経由したMIDI信号、
[GPI]端子を使用したGPI信号、[REMOTE]端子を使用したヘッドアンプへの制御信号などがあ
ります。
DME Satelliteが扱う信号の種類
使用する端子 オーディオ信号 制御信号 参照
ページ
[USB]端子 ―
[NETWORK]端子 ―
CobraNet端子 入出力とも最大16チャンネル
[GPI]端子 ―
[REMOTE]端子 ―
[INPUT][OUTPUT]端子
(オーディオ入出力)
入出力チャンネル数はモデルご
とに異なります
・ コンピューターとDME Satellite間
の制御信号
・ MIDI信号
・ コンピューターとDME Satellite間
の制御信号
・ DME Satellite間の制御信号
・ AMXやCrestronなどコントロー
ラーとの制御信号
・ デジタルミキサーとの内蔵ヘッドア
ンプの制御信号
・ PM5DとDME Satellite間の制御信
号
GPI機器(コントローラーなど)とDME
シリーズ間の制御信号
・ AD8HR(外部ヘッドアンプ)など外
部機器との制御信号
・ デジタルミキサーと内蔵ヘッドアン
プ間の制御信号
・ AMXやCrestronなどコントロー
ラーとの制御信号
・ MIDI信号
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DME8i-C/DME8o-C/DME4io-C 取扱説明書
DME Satellite の紹介
システム構成例
複数のDME Satelliteを使用する場合:大規模システム
はじめに
Space A
コンピューター
DME64N
Hub
HOMEHOME UTILITYUTILITYSCENESCENE LEVELLEVEL MUTEMUTE
MY16-CII × 3
ENTERENTERCANCELCANCEL
ICP1
Space B
Hub
Hub
Space C
Hub
DME8i-C
USB
DME8i-C
USB
DME8i-C
USB
DME8i-C
USB
DME8o-C
DME8o-C
INPUT
PEAK
PEAK
PEAK
DIGITAL MIXING ENGINE SATELLITE
SIGNAL
SIGNAL
SIGNAL
PEAK
PEAK
PEAK
SIGNAL
SIGNAL
SIGNAL
INPUT
Analog In
INPUT
PEAK
PEAK
PEAK
DIGITAL MIXING ENGINE SATELLITE
SIGNAL
SIGNAL
SIGNAL
PEAK
PEAK
PEAK
SIGNAL
SIGNAL
SIGNAL
INPUT
DMESatellite
の紹介
Analog In
INPUT
PEAK
PEAK
PEAK
DIGITAL MIXING ENGINE SATELLITE
SIGNAL
SIGNAL
SIGNAL
PEAK
PEAK
PEAK
SIGNAL
SIGNAL
SIGNAL
INPUT
Analog In
INPUT
PEAK
PEAK
PEAK
DIGITAL MIXING ENGINE SATELLITE
SIGNAL
SIGNAL
SIGNAL
PEAK
PEAK
PEAK
SIGNAL
SIGNAL
SIGNAL
INPUT
各部の名称と機能 外部機器との接続 その他の機能 資料
Analog In
Analog Out
コンピューター
との接続
Analog Out
Hub
Ethernet
CobraNet
Ethernet Switching Hub
CobraNet Switching Hub
Hub
Space D
Hub
Hub
DME8o-C
DME8o-C
DME8i-C
USB
DME4io-C
DME8o-C
DME4io-C
Analog Out
オーディオ入出力
の接続
Analog Out
INPUT
PEAK
PEAK
PEAK
DIGITAL MIXING ENGINE SATELLITE
SIGNAL
SIGNAL
SIGNAL
PEAK
PEAK
PEAK
SIGNAL
SIGNAL
SIGNAL
INPUT
Analog In
Analog Out
Analog In
Analog Out
Analog Out
Analog In
DME8i-C/DME8o-C/DME4io-C 取扱説明書
13
DMESatellite
の紹介
コンピューター
との接続
DME Satellite の紹介
DME Designerについて
DME DesignerはDMEシリーズを使用したシステムを統括して構築、コントロールするための
ソフトウェアです。
DMEシリーズのオーディオシステムは、DME Designerを使用し、コンピューターのモニター
上でブロック図の形で構築します。
DMEシリーズの設定とコンフィギュレーション、各パラメーターのデータをUSBまたは
Ethernetで接続したDMEシリーズ本体へ転送します。データを転送した後は、DMEシリーズ本
体をコンピューターから切り離して単独のプロセッサーとして使用できます。また、コンピュー
ターと接続してDME Designerからリアルタイムでコントロールすることもできます。
DMEシリーズを複数台接続している場合には、DME Designerで複数台のDMEシリーズを含む
コンフィギュレーションを構築できます。
以下のウェブサイトから、DME Designer、ドライバー、DMEセットアップマニュアル、DME
Designer取扱説明書をダウンロードしてご使用ください。
http://proaudio.yamaha.co.jp/
コンピューターとDME Satelliteの接続方法は「コンピューターとの接続」(22ページ)、DME
Designerおよび接続のために必要なドライバーのインストール方法は「DMEセットアップマ
ニュアル」をご覧ください。
DME Designerの設定や操作の方法は「DME Designer 取扱説明書」をご覧ください。
オーディオ入出力
の接続
資料 外部機器との接続 各部の名称と機能 はじめに その他の機能
14
DME8i-C/DME8o-C/DME4io-C 取扱説明書
DME Satellite の紹介
CobraNetについて
CobraNetとは
CobraNetは米Cirrus Logic社によって開発された伝送技術で、非圧縮デジタルオーディオ信号
をFast Ethernet ケーブルによってリアルタイム伝送できます。
CobraNetネットワークでは、最大で入出力各64 チャンネル、計128 チャンネルの信号が同時
に伝送できます。(ただし、機器の性能や、オーディオ信号の条件などでチャンネル数は制限され
ます。)
現在CobraNet ネットワークは16/20/24 ビットの各解像度で48/96kHz のサンプリング周
波数に対応しています。
また、CobraNetネットワークはオーディオ信号と同時に制御データも伝送できます。伝送でき
る制御データの種類は機器により異なります。
CobraNet を通過したオーディオ信号には5.33ミリ秒(設定によっては2.67または1.33ミリ秒)
という一定のレイテンシー (遅延)が発生します。
CobraNetの詳細についてはCobraNetのホームページをご覧ください。
はじめに
DMESatellite
の紹介
各部の名称と機能 外部機器との接続 その他の機能 資料
バンドル
CobraNetのホームページ:
http://www.cobranet.info/
CobraNetネットワークでは、デジタルオーディオデータをバンドルという単位にして送信し、
受信後はバンドルを元のオーディオデータに戻します。DME Satelliteの場合、1つのバンドル
に最大8チャンネルのデジタルオーディオ信号が入ります。各バンドルには1〜65,279までの
バンドル番号が付けられていて、送信側と受信側が同じバンドル番号を設定すると、CobraNet
ネットワークを通してオーディオ信号を伝送できます。CobraNetネットワーク全体ではネット
ワーク資源に余裕がある限り送受信できるバンドル数に制限はありません。扱えるバンドル数は
機器によって異なります。
DME Satelliteでは出力に4バンドル、入力に8バンドル使用できます。バンドル番号は、DME
Designerで指定します。
1バンドルあたりの最大チャンネル数と使用可能なチャンネルは以下のようになります。
1バンドルあたりの最大チャンネル数
レイテンシー
5.33ms 8 8 7 4* 4* 3**
2.67ms 8 8 8 4* 4* 4*
1.33ms 8 8 8 4* 4* 4*
* 48kHzの信号を2チャンネル分合わせて、96kHzのオーディオ信号を扱うため、使用できるチャンネル数は半分に
なります。
** 4チャンネル目は音声信号に折り返しノイズが含まれて出力されますので、動作は保証いたしません。ご使用になら
ないでください。
16ビット、
48kHz
20ビット、
48kHz
24ビット、
48kHz
16ビット、
96kHz
20ビット、
96kHz
24ビット、
96kHz
コンピューター
との接続
オーディオ入出力
の接続
NOTE
1バンドルあたりのチャンネル数は以下のように変更できます。
したがって、この設定によっては、使用可能なチャンネル数は8チャンネルより少なくなる場合があります。
DME8i-C/DME8o-C/DME4io-C 取扱説明書
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DME Satellite の紹介
1 バンドルあたりのチャンネル数と使用可能なチャンネル
DMESatellite
の紹介
コンピューター
との接続
オーディオ入出力
の接続
1 バンドルあた
りのチャンネル数
8 1〜8 9〜16 ー ー ーーーー
4 1〜4 5〜8 9〜12
2 1〜2 3〜4 5〜6 7〜8 9〜10
1 12345678
バンドル1バンドル2バンドル3バンドル4バンドル5バンドル6バンドル7バンドル
入力/ 出力バンドル 入力バンドルのみ
マルチキャストバンドルとユニキャストバンドル
CobraNetのバンドルにはマルチキャストバンドルとユニキャストバンドルがあります。マルチ
キャストバンドルは1台の機器からネットワーク上の複数の機器への送信に、ユニキャストバン
ドルは1台の機器から別の1台の機器への送信に使用されます。
ユニキャストバンドルは送信機器と同じバンドル番号に受信設定した機器にだけ送信されます
が、マルチキャストバンドルは機器の受信設定に関係なくネットワーク上のすべての機器に送信
し、受信側では設定したバンドルだけを処理します。マルチキャストバンドルの伝送はネット
ワーク資源を多く使いますので、通常は4つ(最大32チャンネル)までのバンドル数をおすすめし
ます。5つ以上のバンドルが必要な場合はユニキャストバンドルを使用してください。なお、ユ
ニキャストバンドルでも受信設定した機器が複数ある場合、送信機器によっては1バンドルにつ
き最大4台の機器が同時に受信できます。これをマルチユニキャストバンドルと呼びます。DME
Satelliteでは、マルチユニキャストバンドルに対応しています。
マルチキャストバンドルとユニキャストバンドルはバンドル番号で区別され、マルチキャストバ
ンドルは1〜255、ユニキャストバンドルは256〜65,279となります。
13〜 16
8
ーーーー
11〜 12 13 〜14 15〜 16
資料 外部機器との接続 各部の名称と機能 はじめに その他の機能
マルチキャストバンドル
機器Aが送信するバンドルが、
マルチキャストバンドルの場
合は、CobraNet上のすべて
の機器(図の場合は機器B〜D)
に送信されます。
ユニキャストバンドル
機器Aが送信するバンドルがユ
ニキャストバンドルで、機器D
の受信バンドル番号と同じ場
合、機器Aから機器Dに送信さ
れます。
CobraNet 機器 CobraNet 機器
AB
ネットワーク
CD
CobraNet 機器 CobraNet 機器
CobraNet 機器 CobraNet 機器
AB
ネットワーク
CD
CobraNet 機器 CobraNet 機器
デジタルオーディオデータ
デジタルオーディオデータ
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DME8i-C/DME8o-C/DME4io-C 取扱説明書