DME64N/DME24Nバージョン1.2について
このたびは DME64N/DME24Nをお買い求めいただきまして、ありがとうございます。
DME64N/DME24N について、取扱説明書に以下のような補足があります。
バージョンに関するご注意
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バージョン1.2で、バージョン1.0.0で作成したデータを読み込むと、SlotIn/SlotOutのパラメーターが反映されません。
DME Designer Version1.2で再設定を行なってください。
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バージョン1.2で作成したデータは、バージョン1.1では正しく開けません
バージョン1.2は以前のバージョンと同じエリアに混在できません。バージョン1.2を導入するには、エリア内のすべてのDMEの
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ファームウェア(プログラムおよびコンポーネント)とDME Designerを同時にバージョン1.2にする必要があります。
バージョンアップの方法については、CD-ROMに同梱の「DME Disigner Version1.2取扱説明書」第3章「メインパネルウィンドウ」
の「本体ファームウェアのアップデート」をご覧ください。
PM5DのDME CONTROL機能を使用するためには、PM5Dがバージョン1.12以上かつ接続されるすべてのDME64N/24Nが
•
バージョン1.1以上である必要があります。
PM5DのDME CONTROL機能設定の詳細に関しては「PM5D/PM5D-RH取扱説明書」をご覧ください。
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バージョン1.2での変更点
■ エディットインジケーターが追加されました
シーンをリコールした後でパラメーターを変更すると、
[Scene Number]インジケーターにドット(点)が現れ、
ディスプレイには「EDIT」という文字が表示されるよ
うになりました。
■ ユーザー定義パラメーターの表示が変更されました
DME Designer上で[No Assign]が設定されている場合は
点線で表示されます。
[Parameter Value Edit]が選択されている場合は実線で表示
されます。
[Direct Parameter Value]、[Scene Change]、[GPI OUT]
または[Play Wav File]が設定されている場合は反転表示され
ます。
■ ユーティリティー画面のMiscページのRemoteパラメーターが追加されました
・ REMOTE 端子をMIDI端子として使う機能を追加しました
・ AMXやCrestronなどの外部機器からDMEをコントロールするための新しい通信プロトコルを用意しました。
通信プロトコルの詳細は「DME-Nリモートコントロールプロトコル仕様書」をご覧ください。
「DME-Nリモートコントロールプロトコル仕様書」については、ヤマハプロオーディオサイト
(http://proaudio.yamaha.co.jp/)をご覧ください。
HA Control (422)
COM (232C)
COM (422)
MIDI (232C)
MIDI (422)
Remote Ctrl (232C)
Remote Ctrl (422)
外部ヘッドアンプのコントロール (RS-422固定)
RS-232C/RS-422を使用した DME通信プロトコルでのコントロール
RS-232C/RS-422を使用した MIDIコマンドでのコントロール
RS-232C/RS-422を使用したリモートコントローラー
*太字が追加されたパラメーター
JA
バージョン1.1での変更点
■ デフォルトゲートウェイのIPアドレスが変更されました
バージョン1.0ではデフォルトゲートウェイのIPアドレスは***.***.***.1でしたが、バージョン1.1では***.***.***.254に
変更になりました。
これに伴い、バージョン1.0ではゾーンスレーブのIPアドレスは***.***.***.3-***.***.***.254でしたが、バージョン1.1で
は***.***.***.3-***.***.***.253に変更になりました。
■ 初期化機能が追加されました
DME64N/24NおよびICP1を初期化できます。
電源OFFの状態で、[SCENE]ボタンと[ENTER]ボタンを押しながら電源を入れてください。
HOMEHOME UTILITYUTILITYSCENESCENE LEVELLEVEL MUTEMUTE
[SCENE]ボタンと[ENTER]ボタンを押しながら、
[SCENE]ボタンと[ENTER]ボタンを押しながら、
ACアダプター(PA-300)を接続する。
ENTERENTERCANCELCANCEL
[POWER]スイッチを押します
01.Initialize DME: 工場出荷時の状態に戻します(コンポーネントデータ以外のユーザー設定を消去します)。
02.Delete All Data: すべてのデータを消去します。
03.==> Exit Diag Mode: この画面を抜け、再起動します。
■ スルー結線機能が追加されました
コンピューターのない環境でもDME64N/24Nの入出力を直接接続することで、結線チェックができるようになりました。
結線チェック中はメーターが動作しません。ユーティリティー画面のCHECKページで設定します。
MODE: OFF
現在のシーンで使用されているコンフィグレーションで結線を
行ないます。起動時は「OFF」になっています。
MODE: Thru
各スロットのInputとOutputをチャンネルごとに1対1に
直接結線します。スロットに挿入されているカードが、AD、
DAカードのような入力のみ、もしくは出力のみのカードの場
合は、このモードではチェックできません。DME24Nの場合
は、内蔵ADと内蔵DAをチャンネルごとに直接結線します。
DME64N/DME24Nバージョン1.2について
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MODE: Summing
機器、カードの種類に関わらず、すべてのInputからの入力信
号をサミングし(-12dB)、すべてのOutputから出力します。
■ Event Scheduler機能により、イベントを実行する日時を設定できるようになりました。
ユーティリティー画面のMISCページで設定します。
詳細は「DME Designer Version1.2取扱説明書」をご覧ください。
Event Scheduler (イベントスケジューラー )
DME Designerで登録したイベントを実行するかどうかを
表示/設定します。「ON」と「OFF」があります。
ON: イベント実行します。
OFF: イベント実行しません。
■ DAW Control機能が追加されました
DAWコントローラーからDME64N/24Nをコントロールできます。
1. パラメーター制御機能
DAWコントローラーを使用してDME64N/24Nのパラメーターを制御することができます。
たとえば、PANパラメーターをDAWコントローラーのCH1の「ノブ」にアサインした場合、CH1のノブを操作すること
によってPANパラメーターを制御できます。
パラメーター制御機能には下記の2つのモードがあります。
(1)汎用パラメーター操作モード
DME Designer でアサインすることで、[KNOB]、[CH FADER]の各操作子を使用して内部パラメーターを操作しま
す。設定の詳細は、「DME Designer Version1.2 取扱説明書」をご覧ください。
(2)最終出力段パラメーター操作モード
[MUTE][CH FADER] の各操作子を使用して最終出力段のパラメーターを操作します。
汎用パラメーター操作モードとは違い、各操作子と対応するパラメーターは固定されています。
操作方法
[▲]: 汎用内部パラメーター操作モードに切り替えます。
[▼]: 最終出力段パラメーター操作モードに切り替えます。
[BANK <][BANK >]: 操作対象のチャンネルを、DAW コントローラーに搭載されているチャンネル数分移動します。
[CH <][CH >]: 操作対象のチャンネルを、1チャンネル分移動します。
[SELECT]: DAW コントローラーでの表示方式を切り替えます。
"OFF"のときには一括表示を、いずれかのチャンネルが "ON"のときには詳細表示を行ないます。
一括表示と詳細表示に関しては、次項「設定値&パラメーター名表示機能」をご覧ください。
[KNOB]: 汎用内部パラメーター操作モードでは、アサインされたパラメーターを変更します。
最終出力段パラメーター操作モードでは使用しません。
[MUTE]: 汎用内部パラメーター操作モードでは使用しません。
最終出力段パラメーター操作モードでは、該当チャンネルのミュートの ON/OFF を行ないます。
[CH FADER]: 汎用内部パラメーター操作モードでは、アサインされたパラメーターを変更します。
最終出力段パラメーター操作モードでは、該当チャンネルのボリューム調整を行ないます。
NOTE
同一チャンネルでは一つの操作子しかアサインすることはできません。
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