Yamaha CS1D User Manual [ja]

取扱説明書
安全上のご注意 ―安全にお使いいただくため―
!
安全にお使いいただくため、ご使用の前にこの「安全上のご注意」をよくお読みください。 またお読みになったあと、いつでも見られるところに必ず保存してください。
絵表示 この取扱説明書および製品への表示では、製品を安全
に正しくお使いいただき、あなたや他の人々への危害や財産 への損害を未然に防止するために、いろいろな絵表示をして います。 内容をよく理解してから本文をお読みください。
この欄に記載されている事項を無視して、誤った取扱いをすると、人が死亡または重傷を負う可能性が
警告
あります。
設置されるとき
この機器のパワーサプライはAC100V専用で す。それ以外の電源(AC200V、船舶の直流電 源など)では使用しないでください。火災・感 電の原因となります。
この機器にが入ったり、機器がぬれたりし ないようご注意ください。火災・感電の原因 となります。雨天・降雪時や海岸・水辺での 使用はとくにご注意ください。
電源コードの上に重い物をのせないでくださ い。コードに傷が付くと、火災・感電の原因 となります。とくに、敷物などで覆われた コードに気付かずに重い物を載せたり、コー ドが本機の下敷きになることのないよう、十 分にご注意ください。
絵表示の例
:注意(危険・警告を含む)を促す事項 :決しておこなってはいけない禁止事項
プラグをコンセント
:必ずおこなっていただく強制事項
から抜け
ご使用になるとき
● この機器を改造しないでください。火災・感 電の原因となります。
分解禁止
● この機器の上になどの入った容器や小さな 金属物を置かないでください。こぼれたり、 中に入ったりすると、火災・感電の原因になり ます。
この欄に記載されている事項を無視して、誤った取扱いをすると、人が傷害を負ったり、物的損害が発
注意
生したりする可能性があります。
設置されるとき
この機器の通風孔をふさがないでください。 内部の温度上昇を防ぐため、この機器のケー スの上および底部には通風孔があけてありま す。通風孔がふさがると内部に熱がこもり、 火災の原因となることがあります。
とくに次のような使い方は避けてください。 ・機器をあお向けや横倒し、逆さまにする。 ・本箱や押し入れなど、専用ラック以外の風通
しの悪い狭いところに押し込める。
団の上に置いて使用する。
この機器は重いので、持ち運びは必ず2人以上
の適切な人数で行ってください。
この機器を移動する場合は、トップパネルの
ディスプレイを必ず固定されるまで後ろに倒
してから行ってください。
ご使用になるとき
大きな音量で長時間ヘッドフォンやスピー カーを使用しないでください。聴覚障害の原 因になります。
フェーダーに、オイル、グリスや接点復活剤 などを補給しないでください。電気接点の接 触やフェーダーの動きが悪くなることがあり ます。
使用上のご注意 ―正しくお使いいただくため―
!
コネクターの極性について
◆ XLRタイプコネクターのピン配列は次のとおりです。 1:シールド(GND)、2:ホット(+)、3:コールド(−) これは、IEC60268規格に基づいています。
携帯電話への影響について
◆ この機器のすぐ近くで携帯電話などを使用すると、機器に ノイズが入ることがあります。そのようなときは、少し離 れた場所で電話をしてください。
他の電気機器への影響について
◆ この機器のデジタル回路から発生するわずかな雑音が、近 くのラジオやテレビに入る可能性があります。そのような ときは、両者を少し離してください。
バックアップ電池について
◆ この機器に電源を入れたとき、コントロールサーフェス CS1D上にWARNINGLOW BATTERY!という、メッ セージが出たら、なるべく早く、お買上げ販売店へ電池の 交換を依頼してください。この機器に内蔵されているデー タバックアップ用の電池が消耗しています。電池が古く なっても、機器は正常に動作しますが、やがて、プリセッ トプログラム以外のデータが消えてしまいます。 電池交換の依頼の際には、データをATA準拠PCFLASH STORAGECARDに保存することをおすすめします。
お手入れについて
◆ スイッチ・ボリューム・フェーダー、ファン・接続端子な どの部品は、磨耗部品といわれ、使用とともに性能が劣化 します。劣化の進行度合は、使用環境などによって大きく 異なりますが、劣化そのものを避けることはできません。 劣化した磨耗部品の交換は、販売店へご相談ください。
ファン排気口のお手入れについて
◆ CS1Dはリアパネルのファン排気口により冷却をしていま す。定期的に汚れをチェックして目詰まりなど、汚れを掃 除機等で取り除いてください。作業を行う場合は必ず電源 ユニットPW1DのPOWERスイッチを切り、CS1Dが動作 していないことを確認してから行ってください。
電源の投入について
◆ 電源のオン/オフは、必ず電源ユニットPW1DのPOWER スイッチで行ってください。電源コードの抜き差し、OA タップのスイッチ、ブレーカのスイッチなどでオン/オフ はしないでください。故障の原因となることがあります。
◆ 電源ユニットPW1DのPOWERスイッチを素早くオン/オ フしないでください。過大電圧により本機が損傷する場合 があります。オフからオンする間隔は、最低5秒間はとっ て行ってください。
付属のPM1DSYSTEMSOFTWAREDISCのお取り扱いについて
付属するPM1DSYSTEMSOFTWAREDISCは、CD-RメディアにPM1Dに関するドキュメントやソフトウェアが記録されて います。 記録されたドキュメントやソフトウェアを使用する場合は、CDドライブが接続されているコンピュータが必要です。 記録された内容についての詳細は、ディスク内にあるドキュメントをお読みください。 ディスクのお取り扱いに関して、以下の事項をお守りください。記録データが損なわれる、ドライブが故障する、レーベル印字 がにじむ、などの障害が発生するおそれがあります。
ディスクを直射日光の当たる場所や高温の場所、湿度の高い場所に置かないでください。
ディスク表面(両面)に触らないでください。 ディスクを持つときは、ディスクのふちを持ってください。ディスク記録面のほこりや汚れを取り除いてください。
ディスクを薬品や洗剤で拭かないでください。
ディスクを曲げたり、落としたりしないでください。
ほこりの除去にはエアダスターやクリーナーなどを使用してください。乾いた布などでディスクの表面を強くこするとディ スクに傷がつくおそれがあります。
文字を書いたり、ラベルを貼ったりしないでください。
レーベル面に水滴等が付かないようにご注意ください。
お客様のディスク取り扱い不注意によりデータが読めなくなった場合、ヤマハ株式会社はディスクの保証はいたしません。
LCDディスプレイについて
CS1Dに搭載されているLCDディスプレイは、以下に挙げるような特性を持っています。次のような症状が出ても、故障や不良 品ではありませんので、あらかじめご了承ください。
LCDディスプレイは、非常に精密な技術で製造されているため、ドットの表示不良(常に点灯している、または常に消灯して いる)が発生する場合があります。
周囲の温度変化に応じて、液晶の表示が影響を受ける場合があります。
表示する環境によっては、明るさのムラや、細かい斑点が目立つことがあります。
液晶ディスプレイは、バックライトとして冷陰極管を使用しているため、時間が経過するのに従って、表示状態が少しずつ 変化します。
トラックパッドの取り扱い上の注意
楽な姿勢で手や腕を自然な状態に置き、指で操作面上を軽く滑らせる、また軽く叩くことで操作してください。
本製品は1本の指で操作するように設計されています。従って、以下のような場合は動作しません。
1) 手袋をした指で操作 2)ペン、ボールペン、鉛筆等の操作 3)2 本指以上での操作 4)その他の異物を操作面に載せたままでの操作
操作面に水滴が付着、または結露している状態や、濡れた指、汗で湿った指で操作した場合、正常に操作しない場合があり ます。結露を生じた場合、十分乾燥させるか、拭き取ってから使用してください。
故障の原因となりますので、取り扱いに際して下記の点にご注意ください。 1)物を落としたり、ぶつけたり、強いショックを与えないでください。 2)製品上にコーヒー、ジュース等の液体をこぼさないでください。
傷の原因となりますので、ペン等の先がとがった金属で操作しないでください。
表面シートが汚れたら、乾いた布で汚れを落としてください。特に汚れがひどい場合は水で湿らせた布で拭き取り、十分乾 燥させてからご使用ください。
電源投入時、操作面に触れないでください。
著作権について
このソフトウェアあるいは本取扱説明書のどの部分のいかなる方法での複製・配布も、ヤマ ハ株式会社の文書による承認がない限り、これを禁じます。
商標について
Microsoft、Windows、WindowsNTは、MicrosoftCorporationの米国およびその他の国における 登録商標です。 ADATおよびAlesisは、アレシス社の登録商標です。 ティアック、TASCAMは、ティアック株式会社の登録商標です。 コンパクトフラッシュ、CompactFlashは、SanDiskCorporationの商標です。 その他記載されている社名および製品は、各社の商標および登録商標です。本文中で は、®、TMマークなどは明記されていません。
YAMAHAホームページ http://www.yamaha.co.jp/product/proaudio/
操作マニュアル

操作マニュアル (設置導入編)

目 次
はじめに. . ........................................1
「CS1D 操作マニュアル(設置導入編)」について . .............................. 1
「CS1D 操作マニュアル(設置導入編)」の表記方法について .......................1
各コンポーネントの紹介...............................2
「CS1D 操作マニュアル(設置導入編)」で使用する用語について. . .................. 4
接続例(標準モード).................................6
コンソールとエンジンの接続 ............................................... 6
エンジンとアナログ入出力用ユニットの接続(標準モード)........................8
エンジンとデジタル入出力用ユニットの接続(標準モード)........................9
接続例(ミラーモード)...............................10
コンソールとエンジンの接続(ミラーモード)..................................10
エンジンとアナログ入出力用ユニットの接続(ミラーモード)......................12
エンジンとデジタル入出力用ユニットの接続(ミラーモード)......................13
電源の投入と接続の確認..............................14
電源を投入する . . . .....................................................14
各機器の状態を確認する(標準モード).......................................15
エンジンの確認(標準モード).........................................15
アナログ入力用ユニットの確認(標準モード).............................16
アナログ出力用ユニットの確認(標準モード).............................16
デジタル入出力用ユニット(標準モード). . . .............................17
各機器の状態を確認する(ミラーモード).....................................18
エンジン(ミラーモード). . . .........................................18
アナログ入力用ユニットの確認(ミラーモード)...........................19
アナログ出力用ユニットの確認(ミラーモード)...........................20
デジタル入出力用ユニットの確認(ミラーモード).........................21
基本設定(標準モード)...............................22
オペレーションモードを選択する(標準モード). . . .............................22
ワードクロックを設定する(標準モード).....................................24
ii
目 次
基本設定(ミラーモード). . . ..........................26
オペレーションモードを選択する(ミラーモード)...............................26
ワードクロックを設定する(ミラーモード)....................................28
入力用ユニットの動作チェック..........................30
動作チェックの準備......................................................30
モニターシステムの接続 ..................................................31
入力ソースの接続 .......................................................32
入力用ユニットをインプットチャンネルにパッチする ............................33
入力信号をモニターする ..................................................36
出力用ユニットの動作チェック..........................38
動作チェックの準備......................................................38
モニターシステムの接続 ..................................................39
入力ソースの接続 .......................................................40
入力用ユニットをインプットチャンネルにパッチする ............................41
STEREO A チャンネルを出力用ユニットにパッチする ...........................42
インプットチャンネル 1/2の入力信号を STEREO バスに送る . ....................44
電源をオフにする .......................................................46
iii

はじめに

「CS1D 操作マニュアル(設置導入編)」について

「CS1D 操作マニュアル(設置導入編)」は、PM1Dシステムに含まれるコンポーネント同士を接続し、PM1D システムが
正常に動作することを確認するまでの操作方法を説明するための導入マニュアルです。 PM1D システムを初めて起動したとき、PM1D の設置場所を移動したり接続をやり直したとき、システム構成を変更し たときには、最初にこのマニュアルに従ってシステムの動作確認を行うことをお勧めします。
このマニュアルでは、最小限必要な操作方法のみを 説明しています。PM1D システムの詳しい操作方法 については「CS1D 操作マニュアル(基本操作)」をご 参照ください。
エンジン(DSPユニットDSP1D-EX{DSP1D})、お よび入出力用ユニットの仕様や機能については、各 機器に付属の説明書をご参照ください。
コンソール(CS1D)のトップパネル、リアパネル、フ ロントパネルにある操作子/端子の機能や操作方法 については、「CS1D リファレンスマニュアル(ハー ドウェア編)」をご参照ください。
コンソール(CS1D)のディスプレイ内部のソフト ウェアについては「CS1D リファレンスマニュアル
(ソフトウェア編)」をご参照ください。
本取扱説明書で使用している画面データは、プロト タイプ品のものです。製品の画面とは多少異なるこ とがありますことを御了承ください。

「CS1D 操作マニュアル(設置導入編)」の表記方法について

96CHモデルと 48CHモデルとの相違点
「CS1D 操作マニュアル(設置導入編)」は、原則とし
て96CH モデルの PM1D システム(エンジンに DSP1D-EX を採用したモデル)を対象に書かれてい ます。96CH モデルと 48CH モデル(エンジンに DSP1D を採用したモデル)とで仕様が異なる場合 は、48CH モデルの仕様を{ }で括って表記します。
標準モードとミラーモード
PM1D システムのオペレーションモード(システム 構成や接続方法を決定する要素)には、コンソール× 1台にエンジン×1台を接続する標準モードと、コ ンソール× 1 台にエンジン× 2 台を接続して、いず れか 1 台のエンジンのみを使用するミラーモード があります。
PM1D システムをどちらのモードで使用するかに よって、使用するエンジンの数だけでなく、接続方法 や内部設定も異なりますのでご注意ください。
以下、標準モードのみに該当する説明部分には、次の アイコンを表記します。
CS1D 上の操作子と画面内のノブ/ボタンとの区別
について
CS1D のトップパネル、リアパネル、フロントパネル の操作子(スイッチ、エンコーダー、ボリューム)の名 称は、ディスプレイ内に表示されるノブやボタン類 と区別するために、[ ] で括って表記します。
例:[TO ST] スイッチをオンに設定してください。
(CS1D のトップパネル上の操作を表しています)
例:BASIC ボタンをクリックしてください。
(ディスプレイ内での操作を表しています)
各種のアイコンについて
使用上のヒントや参照すべきページなどを紹介する 箇所では、次のアイコンが使われています。
Hint
特に重要な項目や、注意すべき操作やなどを説明す る箇所では、次のアイコンが使われています。
DSP
x1x1
また、ミラーモードのみに該当する説明部分には、次 のアイコンを表記します。
DSP
x2x2
PM1DシステムVer1.0では、ミラーモード以外に、 2台のエンジンを使用するオペレーションモードは サポートしていません。
1

各コンポーネントの紹介

PM1D システムに含まれるコンポーネントには、次の種類があります(実際に同梱されるコンポーネントの種類は、シス テムに応じて異なります)。
エンジン(DSP1D-EX{DSP1D})
オーディオ信号の入出力、ミックス、エフェクトなど、 PM1Dシステムの大半のオーディオ処理を行うDSP ユ ニットです。エンジンには、96CH 仕様の DSP1D-EX、 48CH 仕様のDSP1D という 2 種類のモデルがありま す。
ENGINE ID
A B
CONTROL I/O
1 2
INPUT
CONFIGURATION
48CH 96CH
POWER ON/ OFF
コンソール(CS1D)
PM1D システムのミックス操作、シーンメモリー/ライ ブラリー操作、各種設定の変更などを行うコンソールで す。
AI8 には、装着されたアナログ入力カードの種類に応じ て、次のモデルがあります。
AI8-ML8
マイク/ラインインプットカード× 8 枚を装着し たユニット
AI8-AD8
ADカード× 8 枚を装着したユニット
AI8-ML4AD4
マイク/ラインインプットカード×4枚+ADカー ド× 4 枚を装着したユニット
AI8 へのカードの装着は、ヤマハサービスエンジニ アにご依頼ください。決してお客様ご自身では、行 わないでください。
アナログ出力用ユニット(AO8)
アナログのオーディオ信号をエンジンから出力するため の出力用ユニットで、DA カードLMY4-DA が 8 枚装着 されています。
1234567
8
OUTPUT UNIT NO.
INPUT SELECTOR
A
B
POWER ON/ OFF
ANALOG OUTPUT BOX
パワーサプライ(PW1D)
コンソールに電源を供給するパワーサプライです。
POWER
ON OFF
アナログ入力用ユニット(AI8)
アナログのオーディオ信号をエンジンに入力するための 入力用ユニットで、アナログ入力カードを最大 8 枚装着 できます。
12345678
INPUT UNIT NO.
PHANTOM MASTER
ON
OFF
POWER ON/ OFF
ANALOG INPUT BOX
+48V
AI8 に装着可能なカードの種類は、次の通りです。
マイク/ラインインプットカード(LMY2-ML)
AD カード(LMY4-AD)
AO8へのカードの装着は、ヤマハサービスエンジニ アにご依頼ください。決してお客様ご自身では、行 わないでください。
デジタル入出力ユニット(DIO8)
I/O UNIT ID
PORT B SELECTOR
5-8 1-4
POWER
ON/ OFF
PM1Dシステムのエンジンとの間で、ADAT、Tascam、 AES/EBU の各フォーマットに対応したデジタルオー ディオ信号の入出力、およびアナログオーディオ信号の 入出力を行うためのユニットです。1台の DI08につき、 最大 8枚のデジタル I/OカードまたはアナログI/Oカー ドが装着できます。 装着可能なカードの種類は、次の通りです。
カード フォーマット Input Output
MY8-TD TASCAM 8 IN 8 OUT MY8-AT ADAT 8 IN 8 OUT MY8-AE AES/EBU 8 IN 8 OUT MY8-AD ANALOG IN 8 IN ― MY4-AD ANALOG IN 4 IN ― MY4-DA ANALOG OUT 4 OUT AP8AD* ANALOG IN 8 IN ― AP8DA* ANALOG OUT 8 OUT
*:APOGEE社製品
* 2000 年 9 月 1日現在
2
AP8AD/AP8DAは、合計5枚以上装着して使用で きません。また、AP8AD/AP8DA と MY8-AD/ MY4-AD/MY4-DAを同時に使用する場合にも、以 下のような枚数の制限があります。この制限を超え て使用した場合、過電流により DIO8 の故障の原因 となる場合がありますので、必ずお守りください。 AP8AD または AP8DA を使用しない場合や、 AP8AD または AP8DA と MY8-TD/MY8-AT/ MY8-AE いずれかのカードを同時に使用する場合 のMY8-TD/MY8-AT/MY8-AEの枚数の制限はあ りません。
[AP8AD]
+[AP8DA]
の使用枚数
合計 0 枚 合計 8 枚まで 合計 1 枚 合計 6 枚まで
合計 2 枚 合計 4 枚まで
合計 3 枚 合計 2 枚まで
合計 4 枚 合計 1 枚まで
合計5 枚以上は
使用不可
[MY8-AD]+[MY4-
AD]+[MY4-DA]
の使用枚数
ーー
[MY8-TD]+[MY8-
AT]+[MY8-AE]
の使用枚数
DIO8 の空きスロット 枚数まで
DIO8 の空きスロット 枚数まで
DIO8 の空きスロット 枚数まで
DIO8 の空きスロット 枚数まで
各コンポーネントの紹介
3
CS1D 操作マニュアル(設置導入編)

「CS1D 操作マニュアル(設置導入編)」で使用する用語について

ここでは、CS1D の操作に関する用語のうち、「CS1D 操作マニュアル(設置導入編)」で使用する用語について説明しま す。より詳しい用語の説明は、「CS1D 操作マニュアル(基本操作編)」をご参照ください。
[CURSOR] スイッチ
トラックパッド
ディスプレイ
データエントリーブロック 右スイッチ
ディスプレイ
コンソール CS1D の中央上部に配置された、LCD ディスプレイを指します。CS1D の内部設定を変更 するときは、このディスプレイに必要な画面を呼び 出し、画面内部のボタンやノブを操作します。
ポインター
ディスプレイに表示される矢印をポインターと呼 び、これから操作する要素を選択するときに使用し ます。データエントリーブロックにあるトラック パッドを指で押し、押し続けたまま上下左右に指を 動かすことで、ポインターが移動します。
ポインター
カーソル
ディスプレイ上に表示される、赤い枠線をカーソ ルと呼びます。画面上のある要素がカーソルで囲ま れているときは、その要素が操作の対象として選ば れていることを表します。
カーソル
左スイッチ[ENTER]スイッチ
クリック
画面上の特定の要素にポインターを合わせ、データ エントリーブロックにあるトラックパッドの左また は右スイッチを押す操作をクリックと呼びます。 画面上のボタンのオン/オフを切り替えたり、カー ソルを特定の要素に移動させるときに使用します。
データエントリーブロックにある[CURSOR]スイッ チを使ってカーソルを特定の要素に合わせ、 [ENTER] スイッチを押した場合も、その要素をク リックしたときと同じ効果が得られます。
Hint
その他、CS1D の MOUSE端子に接続したマウスを 使用する方法、CS1D のKEYBOARD 端子に接続し たキーボードの矢印キーや ENTER キーを使用する 方法もあります。
マウス左クリック
左スイッチ
クリック
マウス右クリック
右スイッチ
クリック
4
ドラッグ
画面上の特定の要素にポインターを合わせ、左また は右のスイッチを押しながら、トラックパッドに指 を押しつけて上下左右に動かす操作をドラッグと 呼びます。画面上のノブやスライダーの値を連続的 に変化させたり、特定の要素を別の位置に移動する ときに使用します。
Hint
その他、CS1D の MOUSE 端子に接続したマウスを 使用する方法もあります。
各コンポーネントの紹介 5
トラックパッド
ドラッグ
押しながら
ドラッグ
マウス

接続例(標準モード)

DSP
x1x1
ここでは、コンソール(CS1D)×1台にエンジン(DSP1D-EX{DSP1D})×1台を使用する標準モードの接続方法につ いて説明します。

コンソールとエンジンの接続

次の図は、標準モードで使用する場合の、コンソールとエンジンの代表的な接続方法を表したものです。
ENGINE A
IN OUT
CONSOLE
I/O
CONTROL
I/O
ENGINE A
(DSP1D-EX{DSP1D})
デジタル入出力端子の接続
1
コンソールの DIGITAL I/O ENGINE A 端子とエン ジンのCONSOLE I/O端子を、付属の D-sub ハーフ ピッチ 68 ピンケーブルを使って接続します。
これらの端子は、マルチチャンネルのデジタルオー ディオ信号を送受信するためのものです。
コンソールとエンジンのデジタル入出力端子は、同 系列の端子が2種類ずつ用意されています(それぞれ 1と2の番号が付いています)。
これら 2 系統の端子は、全く同等の仕様になってお り、どちらか一方の端子を接続するだけで正常に動 作します。しかし、1と2の両方を接続すれば、片方の 端子を予備として使用することも可能です。
1
DIGITAL
I/O
ENGINE A
IN OUT
CONTROL
CONSOLE (CS1D)
DC POWER
INPUT A
3
POWER SUPPLY (PW1D)
通常はこの接続方法をお勧めします。
DIGITAL I/O
CONSOLE
2
ENGINE B
1 2121
コンソール(CS1D)
ENGINE A
2
I/O
DIGITAL I/O
CONSOLE
CASCADE
I/O
1IN531
2 OUT 6 4 2
OUTPUT
同じ番号の端子同士を接続してください。違う番号 の端子を接続しても正常に動作しません。
6
エンジン
(DSP1D-EX{DSP1D})
接続例(標準モード)
22
22
Hint
デジタル入出力端子 1/2 の両方が接続されている場 合、電源投入時には 1 の端子が優先されます。
1または2の端子のうち、現在有効となっている側の デジタル出力端子からワードクロックが供給されな くなったときに、受信側の機器が自動的にもう一方 の端子へと切り替えます。
デジタル入出力端子の接続には、必ずヤマハ純正の
D-sub ハーフピッチ 68 ピンケーブルのみをご使用 ください。これ以外のケーブルを使用した場合の動 作は保証しかねます。 付属の D-sub ハーフピッチ 68 ピンケーブルと異な
る長さのケーブルが必要な場合は、お買い上げ販売 店またはヤマハサービスセンターにご相談くださ い。
コントロール入出力端子の接続
2
コンソールの CONTROL I/O ENGINE A IN 端子と エンジンのCONTROL I/O OUT端子、コンソールの CONTROL I/O ENGINE A OUT 端子とエンジンの CONTROL I/O IN 端子を BNC ケーブル(50Ω)で 接続します。
これらの端子は、コンソールとエンジンの間で、制御 信号を送受信するためのものです。
コンソールとエンジンのコントロール入出力端子 は、同系列の端子が 2 種類ずつ用意されています(そ れぞれ 1 と2 の番号が付いています)。
これら2系統の端子は全く同等の仕様になっており、 どちらか 1 系統の端子を接続するだけで正常に動作 します。しかし、1と2の両方を接続すれば、片方の端 子を予備として使用することも可能です。
通常はこの接続方法をお勧めします。
MIDI CONTROL I/O
IN
USB
WORD CLOCK
IN
OFF
75
ON
CONSOLE
1
IN
OUT
2
IN
OUT
REMOTE
RS-422
GPI
TIME CODE IN
CONTROL I/O
CONSOLE ENGINE B ENGINE A
1
IN
OUT
IN
OUT
1
IN
OUT
2
2
IN
OUT
コンソール(CS1D)
1
IN
OUT
2
IN
OUT
OUT
THRU
PC CONTROL
RS-232-C
OUT
Hint
コントロール入出力端子 1/2 の両方が接続されてい る場合、電源投入時には 1の端子が優先されます。
現在有効となっているコントロール出力端子が不通 となったときに、受信側の機器が自動的にもう一方 の端子へと切り替えます。
パワーサプライの接続
3
コンソールの DC POWER INPUT 端子と、パワーサ プライ PW1D の DC OUTPUT 端子を、付属の専用 ケーブルを接続します。
コンソールのリアパネルには、A/B 2 系統の DC POWER INPUT 端子が搭載されています。
パワーサプライを1台のみ使用する場合は、どちらか 一方の DC POWER INPUT 端子に接続してくださ い。
Hint
A/B 2系統の DC POWER INPUT端子に、2 台のパ ワーサプライを接続することも可能です。この接続 方法を使えば、万が一、使用中に片方のパワーサプラ イが故障した場合でも、もう1台のパワーサプライか ら電源が供給されるため、引き続き PM1D システム を使用できます。
エンジン
(DSP1D-EX{DSP1D})
同じ番号の端子同士を接続してください。違う番号 の端子を接続しても正常に動作しません。
7
CS1D 操作マニュアル(設置導入編)

エンジンとアナログ入出力用ユニットの接続(標準モード)

次の図は、標準モードで使用する場合の、エンジンとアナログ入出力用ユニットの代表的な接続方法を表したものです。
12
INPUT 2
INPUT 1
ENGINE A
(DSP1D-EX{DSP1D})
OUTPUT 2
OUTPUT 1
INPUT A INPUT AOUTPUT A OUTPUT A
AI8 (ID=2) AI8 (ID=1) AO8 (ID=1) AO8 (ID=2)
CONTROL PORT スイッチ=A
1
アナログ入力用ユニット AI8 の接続
アナログ入力用ユニット AI8 の OUTPUT A 端子を エンジンの INPUT 1 〜INPUT 10 端子に接続しま す。このとき、AI8リアパネルのCONTROL PORTス イッチは、A の位置に合わせてください。
2
アナログ出力用ユニット AO8 の接続
アナログ出力用ユニットAO8 の INPUTA 端子をエ ンジンの OUTPUT 1 〜 OUTPUT 6 端子に接続し ます。 このとき、AO8フロントパネルのINPUT SELECTOR スイッチを A の位置に合わせてください。
Hint
アナログ入力用ユニット AI8 はエンジン側のどの INPUT端子にも接続でき、接続したINPUT端子の番 号がそのユニットのID 番号となります。同じように、
アナログ出力用ユニット AO8 はエンジン側のどの OUTPUT端子にも接続でき、接続した OUTPUT 端 子の番号がそのユニットの ID 番号となります。
CONTROL PORT スイッチ=A
ANALOG INPUT BOXANALOG INPUT BOX
INPUT SELECTOR スイッチ= A
ANALOG OUTPUT BOX ANALOG OUTPUT BOX
INPUT SELECTOR スイッチ= A
入出力を逆に接続しないようにご注意ください。 この場合ユニットが認識されず、コントロ−ルでき ません。
8
接続例(標準モード)

エンジンとデジタル入出力用ユニットの接続(標準モード)

標準モードでデジタル入出力ユニット DIO8をエンジンに接続する方法は、DIO8 のスロット1〜 8のうち 1 〜4 のみ を使用するのか、1〜4と5〜8の両方を使用するのかに応じて異なります。
1
DIO8のスロット1〜4のみに入出力カードが装着さ れている場合
次の図は、DIO8のスロット1〜4のみに、入出力カー ドが装着されている場合の接続例です。
ENGINE A
INPUT 1
(DSP1D-EX{DSP1D})
OUTPUT A INPUT A
OUTPUT 1
DIO8 (ID=1)
PORT B SELECTOR=5–8
デジタル入出力用ユニットの OUTPUT A 端子をエ ンジンの INPUT 1 〜 10端子に、デジタル入出力用 ユニットのINPUT A端子をエンジンのOUTPUT 1 〜6端子に接続します。このとき、DIO8 フロントパ ネルの PORT B SELECTOR スイッチを 5-8 の位 置に設定してください。
2
DIO8のスロット5〜8にも入出力カードが装着され ている場合
次の図は、DIO8 のスロット1 〜 4と、スロット 5 〜 8 の両方に入出力カードが装着されている場合の接 続例です。
INPUT 1
OUTPUT 2
ENGINE A
INPUT 2
(DSP1D-EX{DSP1D})
BBAA
OUTPUT INPUT
OUTPUT 1
DIO8 (ID=1)
PORT B SELECTOR=5–8
デジタル入出力用ユニットの OUTPUT 端子A/B を エンジンの INPUT 1 〜10 端子に、デジタル入出力 用ユニットの INPUT 端子 A/B をエンジンの出力端 子 OUTPUT 1 〜 6 端子に接続します。このとき、 DIO8フロントパネルのPORT B SELECTORスイッ チを 5-8の位置に設定してください。
Hint
デジタル入出力用ユニット DIO8は、エンジン側のど の INPUT 端子/ OUTPUT 端子にも接続できます。 DIO8 は、接続状況から自動的にコントロール端子を 選択して、その端子に接続されたエンジンの端子番 号をユニットの ID として LED ディスプレイに表示 します。上の例では、INPUT1 の端子番号がユニット のID番号となります。
入出力を逆に接続しないようにご注意ください。 この場合ユニットが認識されず、コントロ−ルでき ません。
MY8-AT カードを使用して ADAT フォーマットの 信号を扱う場合、接続する機器によっては同期が外 れやすい場合があります。より確実に同期させるた め、組み合わせで使用しているデジタルオーディオ 機器のワードクロックは、ADAT フォーマットの端 子以外から取ることをおすすめします。
9

接続例(ミラーモード)

DSP
x2x2
ここでは、コンソール(CS1D)×1台にエンジン(DSP1D-EX{DSP1D})×2台を使用するミラーモードの接続方法に ついて説明します。

コンソールとエンジンの接続(ミラーモード)

次の図は、ミラーモードで使用する場合の、コンソールとエンジンの代表的な接続方法を表したものです。
ENGINE A ENGINE B
IN OUT IN OUT
CONSOLE
I/O
CONTROL
I/O
DIGITAL
I/O
ENGINE A
(DSP1D-EX{DSP1D})
WORD
CLOCK IN
WORD
CLOCK IN
デジタル入出力端子の接続
1
コンソールの DIGITAL I/O ENGINE A 端子とエン ジンAの
CONSOLE I/O
端子、コンソールのDIGITAL I/O ENGINE B 端子とエンジン B の CONSOLE I/ O 端子を、付属の D-sub ハーフピッチ 68 ピンケー ブルを使って接続します。これらの端子は、マルチ チャンネルのデジタルオーディオ信号を送受信する ためのものです。
12
ENGINE A ENGINE B
IN OUT
CONTROL
I/O
CONSOLE
(DSP1D-EX{DSP1D})
CONSOLE (CS1D)
DC POWER
INPUT A
3
POWER SUPPLY (PW1D)
4
Clock Generator
ます。しかし、1と 2の両方を接続すれば、片方の端子 を予備として使用することも可能です。
通常はこの接続方法をお勧めします。
CONSOLE
CASCADE
I/O
1IN5
CONSOLE
2
DIGITAL I/O
ENGINE B
1 2121
I/O
ENGINE B
ENGINE A
IN OUT CONTROL
I/O
WORD
CLOCK IN
CONSOLE
CASCADE
I/O
1IN5
デジタル入出力端子の接続には、必ずヤマハ純正の
D-sub ハーフピッチ 68 ピンケーブルのみをご使用 ください。これ以外のケーブルを使用した場合の動 作は保証しかねます。 付属の D-sub ハーフピッチ 68 ピンケーブルと異な
る長さのケーブルが必要な場合は、お買い上げ販売 店またはヤマハサービスセンターにご相談くださ い。 コンソールとエンジン A/B のデジタル入出力端子
は、同系列の端子が 2 種類ずつ用意されています(そ れぞれ 1 と2 の番号が付いています)。 これら2系統の端子は全く同等の仕様になっており、 どちらか一方の端子を接続するだけで正常に動作し
10
コンソール
2 OUT 6
エンジン B エンジン A
(CS1D)
2 OUT 6
接続例(ミラーモード)
22
22
22
22
Hint
デジタル入出力端子 1/2 の両方が接続されている場 合、電源投入時には 1 の端子が優先されます。
1または2の端子のうち、現在有効となっている側の デジタル出力端子からワードクロックが供給されな くなったときに、受信側の機器が自動的にもう一方 の端子へと切り替えます。
コントロール入出力端子の接続
2
コンソールの CONTROL I/O ENGINE A IN 端子/ OUT 端子と、エンジン A のCONTROL I/O OUT 端 子/IN端子をそれぞれBNCケーブル(50Ω)で接続 します。同じように、コンソールの CONTROL I/O ENGINE B IN 端子/ OUT 端子と、エンジン B の CONTROL I/O OUT端子/IN端子をそれぞれBNC ケーブル(50Ω)で接続します。これらの端子は、コ ンソールとエンジン A/B との間で、制御信号を送受 信するためのものです。
コンソールとエンジン A/B のコントロール入出力端 子は、同系列の端子が 2 種類ずつ用意されています
(それぞれ 1 と 2 の番号が付いています)。これら 2
系統の端子は全く同等の仕様になっており、どちら か一方の端子を接続するだけで正常に動作します。 しかし、1と2の両方を接続すれば、片方の端子を予 備として使用することも可能です。
通常はこの接続方法をお勧めします。
1
2
MIDI CONTROL I/O
IN
OUT
THRU
PC CONTROL
RS-232-C
USB
WORD CLOCK
IN
OFF
75
ON
OUT
1
OUT
2
OUT
REMOTE
RS-422
GPI
MIDI CONTROL I/O
IN
OUT
THRU
PC CONTROL
RS-232-C
USB
WORD CLOCK
IN
OFF
75
ON
OUT
CONSOLE
1
IN
OUT
2
IN
OUT
REMOTE
RS-422
GPI
TIME CODE IN
CONTROL I/O
CONSOLE ENGINE B ENGINE A
1
IN
OUT
IN
OUT
1
IN
OUT
2
2
IN
OUT
コンソール(CS1D)
IN
OUT
IN
OUT
CONSOLE
IN
IN
TIME CODE IN
コンソールのリアパネルには、A/B 2 系統の DC POWER INPUT 端子が搭載されています。パワーサ プライを 1 台のみ使用する場合は、どちらか一方の DC POWER INPUT 端子に接続してください。
コンソールの DC POWER INPUT 端子 A/B に、2 台のパワーサプライを接続することも可能です。こ の接続方法を使えば、万が一、使用中に片方のパワー サプライが故障した場合でも、もう1台のパワーサプ ライから電源が供給されるため、引き続き PM1D シ ステムを使用できます。
ワードクロックの接続
4
外部のクロックジェネレーターのクロック出力端子 を、コンソールの WORD CLOCK IN 端子、およびエ ンジン A/B の WORD CLOCK IN 端子に BNC ケー ブル(75Ω)で接続します。
ワードクロックの送信側と受信側の機器を 1 対 1で 接続し、受信側の機器で 75Ω スイッチをオンに設定 してください。
ワードクロックの送受信回路は基本的に 1対 1 接続 を想定して設計されています。そのため、クロック 送信側の1 端子に対して受信側の機器を複数台接続 した場合は性能を損ねたり正常動作をしなくなる 場合があります。 やむを得ず、そのような接続をされる場合には、受 信側の機器は1 台のみ75 Ωスイッチをオンに、残 りの機器はすべて 75 Ω スイッチをオフに設定し てください。
ミラーモードでは、現在使用しているエンジンが不 調になったときに、マニュアル操作でもう 1 台のエ ンジンに切り替えることができます。 そのときのクロック系の切り替え時間を最小限に するために、外部のクロックジェネレーターからコ ンソールやエンジン A/B にワードクロックを供給 することを推奨しています。 もちろん、この供給方法でなくても切り替えは行わ れます。
エンジンB エンジン A
Hint
コントロール入出力端子 1/2 の両方が接続されてい る場合、電源投入時には 1 の端子が優先されます。
コントロール出力端子 1/2 からは、常時同じ信号が 出力されています。現在有効となっているコント ロール出力端子が不通となったときに、受信側の機 器が自動的にもう一方の端子へと切り替えます。
同じ番号の端子同士を接続してください。違う番号 の端子を接続しても正常に動作しません。
3
コンソールの DC POWER INPUT 端子と、パワーサ
パワーサプライの接続
プライ(PW1D) のDC OUTPUT端子を、付属の専用 ケーブルを使って接続します。
11
CS1D 操作マニュアル(設置導入編)

エンジンとアナログ入出力用ユニットの接続(ミラーモード)

次の図は、ミラーモードで使用する場合の、エンジンとアナログ入出力用ユニットの代表的な接続方法を表したもので す。
WORD
CLOCK IN
INPUT 2
ENGINE A
INPUT 1
(DSP1D-EX{DSP1D})
12
OUTPUT 2
OUTPUT 1
INPUT A INPUT AOUTPUT A OUTPUT A
AI8 (ID=2) AI8 (ID=1) AO8 (ID=1) AO8 (ID=2)
WORD
CLOCK
IN
1
アナログ入力用ユニット AI8 の接続
アナログ入力用ユニット AI8 の OUTPUT A 端子を エンジン A の INPUT 1 〜 INPUT 10 端子に、AI8 のOUTPUT B 端子をエンジン B の INPUT 1 〜 INPUT 10端子に接続します。
ミラーモードで使用する場合、AI8 のOUTPUT端子 A/Bはそれぞれエンジン A/B の同じ番号の INPUT 端子 に接続 しな けれ ばな りま せん。別の 番号 の INPUT端子に接続した場合、エンジン A/B を切り替 えたときに入力信号の内容が変わってしまいますの で、十分ご注意ください。
ミラーモードで使用する場合、 スイッチは、初期設定としてAの位置に合わせてくだ
さい。
CONTROL PORT スイッチ=A
CONTROL PORT スイッチ= A
INPUT 1
INPUT 2
WORD
CLOCK IN
AI8のCONTROL PORT
ANALOG INPUT BOXANALOG INPUT BOX
WORD
CLOCK IN
INPUT SELECTOR スイッチ=A
ENGINE B
(DSP1D-EX{DSP1D})
Clock Generator
ミラーモードで使用する場合、AO8のINPUT端子A/ Bは、それぞれエンジンA/Bの同じ番号のOUTPUT 端子に接続してください。別の番号の OUTPUT端子 に接続した場合、エンジン A/Bを切り替えたときに、 出力信号の内容が変わってしまいますので、十分ご 注意ください。
ミラーモードで使用する場合、AO8 の INPUT SELECTOR スイッチは、初期設定値としてAの位置に合わせてください。
入出力を逆に接続しないようにご注意ください。 この場合ユニットが認識されず、コントロ−ルでき ません。
INPUT B INPUT BOUTPUT B OUTPUT B
ANALOG OUTPUT BOX ANALOG OUTPUT BOX
INPUT SELECTOR スイッチ= A
OUTPUT 1
OUTPUT 2
WORD
CLOCK IN
アナログ出力用ユニット AO8 の接続
2
アナログ出力用ユニットAO8 の INPUTA 端子をエ ンジンAのOUTPUT 1〜OUTPUT 6端子に、AO8 のINPUT B 端子をエンジン B の OUTPUT 1 〜 OUTPUT 6 端子に接続します。
12
接続例(ミラーモード)
DIO8 (ID=1)
INPUT 1
OUTPUT A INPUT A
OUTPUT B INPUT B
OUTPUT 1
INPUT 1 OUTPUT 1
ENGINE A
(DSP1D-EX{DSP1D})
ENGINE B
(DSP1D-EX{DSP1D})
Clock Generator
WORD
CLOCK IN
WORD
CLOCK IN
WORD
CLOCK IN

エンジンとデジタル入出力用ユニットの接続(ミラーモード)

次の図は、ミラーモードで使用する場合の、エンジンとデジタル入出力用ユニットの代表的な接続方法を表したもので す。
ミラーモードで DIO8 を使用する場合、スロット 1 〜 4 に搭載された入出力カードのみ使用できます。 デジタル入出力用ユニットDIO8 の OUTPUTA 端子を エンジン A の INPUT 1 〜 10 端子に、OUTPUT B 端 子をエンジン B の INPUT 1 〜 10 端子に接続します。 同じように、DIO8 の INPUT A 端子をエンジン A の OUTPUT1 〜6 端子に、INPUT B端子をエンジン Bの OUTPUT 1 〜 6端子に接続します。
ミラーモードで使用する場合、DIO8 の INPUT 端子
A/B は、それぞれエンジン A/B の同じ番号の OUTPUT 端子に接続してください。また、DIO8 の OUTPUT端子 A/B は、それぞれエンジン A/B の同 じ番号の INPUT 端子に接続してください。 別の番号の端子に接続すると、エンジン A/B を切り
替えたときに、入出力信号の内容が変わってしまい ますので、十分ご注意ください。 ミラーモードで使用する場合、DIO8 フロントパネル
のPORT B SELECTORスイッチは初期設定として 使用する端子が A ならば5-8 を、B ならば1-4 に設 定してください。 入出力を逆に接続しないようにご注意ください。
この場合ユニットが認識されず、コントロ−ルでき ません。
MY8-AT カードを使用して ADAT フォーマットの 信号を扱う場合、接続する機器によっては同期が外 れやすい場合があります。より確実に同期させるた め、組み合わせで使用しているデジタルオーディオ 機器のワードクロックは、ADAT フォーマットの端 子以外から取ることをおすすめします。
13

電源の投入と接続の確認

ここでは、PM1D システムに含まれる各機器の電源を投入し、機器同士の接続状態を確認する方法を説明します。
以下の操作を行う前に、6〜13ページの説明に従っ て、機器同士を接続してください。
Hint
PM1D システムを初めて起動する場合だけでなく、 設置場所を移動して接続をやり直した場合や、シス テム構成や接続方法を変更した場合にも、最初に以 下の方法で確認することをお勧めします。

電源を投入する

PM1D システムに含まれる各機器の接続が終わったら、入出力用ユニット、エンジン、コンソール用パワーサプライの順 番で電源を入れてください。
エンジン(DSP1D)やコンソール用パワーサプライ(PW1D)の電源を入れる場合、電源を切って 5 秒以上経ってか ら行ってください。故障の原因となる場合があります。
DSP
x2x2
ミラーモードで使用する場合は、同様に、クロックジェネレーターの電源も入れてください。
「PM1D 操作マニュアル(設置導入編)」は、CS1D の内部設定が初期状態にあることを前提に書かれています。
既に CS1D の設定内容を初期状態から変更してある場合、もしくは初期状態かどうか分からないときは、パワーサプ ライPW1Dの電源を入れ、LCD画面にオープニングタイトルが表示されたのを確認してから、CS1Dのトラックパッ ドの下の左右スイッチ両方を押し、MEMORY INITIALIZATION ポップアップウィンドウが表示されるまでその状 態のまま待ってください。詳しくは「CS1D リファレンスマニュアル(ソフトウェア編)」をご参照ください。 ただし、この方法で電源を入れたときは、お客様ご自身が保存したシーンやライブラリーが失われます。誤って重要な データを消してしまわないように、十分にご注意ください。
CS1D のディスプレイにオープニング画面が現れた後、次のような画面が呼び出されます。
ブライトネス
コンソールを操作する位置から画面が見やすくなるように、画面のアングルを見やすい位置に設定し、ディスプレイ右側 のブライトネスツマミを調節してください。
各機器の電源投入は、必ず各機器の電源スイッチで行ってください。また、各機器の電源を投入する順序も正しく 行ってください。 オープニング画面後、VERSION CHECKポップアップウィンドウが表示された場合、PM1D システムのバー ジョンが正しくない場合がありますので、接続されている機器のバージョンを全て統一させてください。方法は、付 属の PM1D SYSTEM SOFTWARE DISC 内にある説明をお読みください。
Hint
通常の操作では、最後に電源を切ったときに呼び出していた画面が表示されます。
14
電源の投入と接続の確認

各機器の状態を確認する(標準モード)

DSP
x1x1
PM1D システムの電源を投入したら、各機器の LED やインジケーターで、機器同士の接続が適切かどうかを確認できま す。以下の記述に従って、各機器の状態をチェックしてください。 なお、標準モードとミラーモードでは確認方法が異なるため、ここでは標準モードについて説明します。 ミラーモードで使用する場合は、「各機器の状態を確認する(ミラーモード)」(→ P18)に進んでください。
エンジンの確認(標準モード)
エンジン DSP1D-EX{DSP1D}のフロントパネルには、次の情報が表示されます。
ENGINE ID
1
エンジン(DSP1D-EX{DSP1D})が、コンソールの ENGINE A 系列または ENGINE B 系列のどちらの 端子(DIGITAL I/O、CONTROL I/O)に接続されて いるかを表すインジケーターです。標準モードでは、 常時 A のLED が点灯します。
CONTROL I/O
2
エンジンとコンソールのCONTROL I/O端子同士が 正常に接続されていれば、2系統(1 または 2)の CONTROL I/O 端子のうち、現在有効となっている 端子に相当する LED が点灯します。
3
INPUT CONFIGURATION(インプットコンフィギュ レーション)
そのエンジンで使用可能なモノラルインプットチャ ンネルの数を表示します。エンジンが DSP1D-EXの 場合は96CH{DSP1D では48CH}のLEDが 点灯します。
A B
CONTROL I/O
1 2
CONFIGURATION
48CH 96CH
ENGINE ID
INPUT
POWER ON/ OFF
ENGINE ID
A B
CONTROL I/O
1 2
INPUT
CONFIGURATION
48CH 96CH
1
2
3
各 インジケータ ーの点灯、点滅表示につ いては
(DSP1D-EX{DSP1D})に付属の取扱説明書をお
読みください。
15
CS1D 操作マニュアル(設置導入編)
アナログ入力用ユニットの確認(標準モード)
入力用ユニット AI8 とエンジンが正常に接続されていれば、AI8 のINPUTUNIT ID インジケーターに、そのユニットの ID 番号(AI8 を接続したエンジンのINPUT 端子番号)が表示されます。
AI8 の ID 番号
(AI8 がエンジンの INPUT 1端子に接
続されている場合)
12345678
AI8 の接続やワードクロックの同期が不適切な場 合、INPUT UNIT ID インジケーターに、次のよう なエラー表示が現れます。
E1 ....................AI8がエンジンのOUTPUT端子に
接続されています。INPUT 端子に 接続し直してください。
E3 ....................AI8リアパネルのOUTPUT端子に
接続されたケーブルが外れている か、接続先が間違っています。ケー ブルを確認してください。
アナログ出力用ユニットの確認(標準モード)
INPUT UNIT ID
INPUT UNIT NO.
PHANTOM MASTER
ON
+48V
OFF
POWER ON/ OFF
ANALOG INPUT BOX
UL(Unlocked)
.AI8のワードクロックが、PM1Dシ
ステムと同期していません。 AI8 の WORD CLOCK IN 端子の 接続、もしくは CS1D のワードク ロックの設定(→ P24)を確認して ください
UC(Unconnected)
.コントロール信号が正しく受
信されていません。エンジン の電源がオンされていること を確認してください。
アナログ出力用ユニット AO8 とエンジンが正常に接続されていれば、AO8 の OUTPUT UNIT ID インジケーターに、 そのユニットの ID 番号(AO8 を接続したエンジンの OUTPUT 端子番号)が表示されます。
複数の端子に接続している場合には、エンジンがコントロール信号送受信に使用している端子の番号が表示されていま す。
AO8 の ID番号
(AO8がエンジンの OUTPUT 2 端子
に接続されている場合)
1234567
AO8 の接続やワードクロックの同期が不適切な 場合、OUTPUT UNIT ID インジケーターに次の ようなエラー表示が現れます。
E2 ....................AO8 がエンジンの INPUT 端子に
接続されています。OUTPUT 端子 に接続し直してください。
E3 ....................AO8 リアパネルの INPUT 端子に
接続されたケーブルが外れている か、接続先が間違っています。ケー ブルを確認してください。
8
OUTPUT UNIT ID
OUTPUT UNIT NO.
INPUT SELECTOR
A
B
POWER
ON/ OFF
ANALOG OUTPUT BOX
UL(Unlocked)........AO8 のワー ドクロ ックが
PM1D シ ステムと同期して いません。 AO8 の WORD CLOCK IN 端 子の接続、もしくは CS1D の ワードクロックの設定(→ P24)を確認してくださ い。
UC(Unconnected)
.コントロール信号が正しく受
信されていません。エンジン の電源がオンされていること を確認してください。
16
電源の投入と接続の確認
デジタル入出力用ユニット(標準モード)
デジタル入出力用ユニット DIO8とエンジンが正常に接続されていれば、DIO8 のI/O UNIT ID インジケーターに、その ユニットの ID 番号(DIO8 の INPUT A 端子を接続したエンジンの OUTPUT 端子番号)が表示されます。 複数の端子に接続している場合には、エンジンがコントロール信号送受信に使用している端子の番号が表示されていま す。
DIO8の ID 番号
(DIO8 の INPUT A端子が、エンジンの
OUTPUT 3 端子に接続されている場合)
AI8、AO8、DIO8の各ユニットのインジケ−ター表 示については各ユニット付属の取扱説明書をお読 みください。
I/O UNIT ID
PORT B SELECTOR
5-8 1-4
POWER
ON/ OFF
I/O UNIT ID
17
CS1D 操作マニュアル(設置導入編)

各機器の状態を確認する(ミラーモード)

DSP
x2x2
ここでは、PM1D システムをミラーモードで使用する場合に、各機器の接続状態を確認する方法を説明します。
エンジン(ミラーモード)
エンジン DSP1D-EX{DSP1D}のフロントパネルには、次の情報が表示されます。
ENGINE ID
1
DSP1D-EX{DSP1D}が、コンソールの ENGINE A 系列または ENGINE B 系列のどちらの端 子
(DIGITAL I/O、CONTROL I/O)に接続されている
かを表すインジケーターです。 AまたはB どちらか一方のLED が点灯している場合
そのエンジンが使用されていることを表わしていま す。どちらか一方のLED が点滅している場合、そのエ ンジンは待機状態であることを表わしています。
エンジン A/B の両方を接続しているのにもかかわ らず、電源投入時にエンジンAとB両方のENGINE ID LED が点滅する場合、それぞれのエンジンの接 続(デジタル入出力端子、コントロール入出力端子) を確認してください。
どちらの LED も消灯しているときは、エンジンと コンソール間のデジタル信号またはコントロール 信号のコミュニケーションが確立できていません。 エンジンA/Bとコンソール、コンソールとパワーサ プライの接続を確認してください。
CONFIGURATION
ENGINE ID
A B
CONTROL I/O
1 2
INPUT
48CH 96CH
POWER
ON/ OFF
ENGINE ID
A B
CONTROL I/O
1 2
INPUT
CONFIGURATION
48CH 96CH
電源投入時には1の端子が優先されます。1/2の両
1
2
3
方の端子が接続されているのにかかわらず、電源投 入時に 2 のLEDが点灯する場合は、端子 1の接続 を確認してください。
1のLED が点滅しているときは、エンジンとコン ソール間のコントロール信号のコミュニケーショ ンが確立できていません。DSP1D-EX{DSP1D} とCS1D の CONTROL I/O 端子同士の接続を確 認してください。
3
INPUT CONFIGURATION(インプットコンフィギュ レーション)
そのエンジンで使用可能なモノラルインプットチャ ンネルの数を表示します。
DSP1D-EXでは96CH、DSP1Dでは48CHの LED が点灯します。
2
CONTROL I/O
エンジンとコンソールのCONTROL I/O端子同士が 正常に接続されていれば、2系統(1 または 2)の CONTROL I/O 端子のうち、現在有効となっている 端子に相当する LED が点灯します。
18
電源の投入と接続の確認
アナログ入力用ユニットの確認(ミラーモード)
ミラーモードでは、アナログ入力用ユニット AI8とエンジンが正常に接続されていれば、AI8 のINPUT UNIT ID インジ ケーターに、そのユニットの ID 番号(AI8 を接続したエンジンの INPUT 端子番号)が表示され、ID 番号の両側にドット
(.)が点灯します。
AI8 のID 番号
(AI8 がエンジンの INPUT 1端子に接
続されている場合)
12345678
AI8 の接続や CONTROL INPUT SELECTOR ス イッチの設定、ワードクロックの同期が不適切な場 合、INPUT UNIT ID インジケーターに次のような エラー表示が現れます。
E1 ..............................AI8 がエンジンの OUTPUT
端子に接続されています。 INPUT 端子に接続し直して ください。
E3 ..............................AI8 リアパネルの OUTPUT
端子に接続されたケーブルが 外れているか、接続先が 間 違っています。ケーブルを確 認してください。
UL(Unlocked)........ワードクロックが同期してい
ません。 AI8 のWORD CLOCK IN端 子の接続、もしくは CS1Dの ワードクロックの設定(→ P28)を確認してください
UC(Unconnected)
.コントロール信号が正しく受
信されていません。 エンジンの電源がオンされて いることを確認してくださ い。
ID 番号と A(またはb)を繰り返し表示
CS1D からのコントロール信号により、有効なエ ンジンが A(または B)に強制的に切り替わったた め、AI8の
CONTROL INPUT SELECTOR
スイッチの 設定と実際の動作が一致していません。 この表示が出ること自体はエラーではありません が、必要に応じてCONTROL INPUT SELECTOR スイッチの設定、もしくは CS1D の設定を確認し てください。
INPUT UNIT NO.
PHANTOM MASTER
ON
OFF
POWER ON/ OFF
ANALOG INPUT BOX
INPUT UNIT ID
+48V
19
CS1D 操作マニュアル(設置導入編)
アナログ出力用ユニットの確認(ミラーモード)
ミラーモードでは、出力用ユニット AO8 とエンジンが正常に接続されていれば、OUTPUT UNIT ID インジケーターに そのユニットの ID番号(AO8 を接続したエンジンの OUTPUT端子番号)が表示され、ID 番号の両側にドット(.)が点灯 します。
AO8 の ID番号
(AO8がエンジンの OUTPUT 2 端子
に接続されている場合)
1234567
AO8 の接続や INPUT SELECTOR スイッチの設 定、ワードクロ ックの同期が不適切な場合、 OUTPUT UNIT IDインジケーターに次のようなエ ラー表示が現れます。
E2 ..............................AO8がエンジンの INPUT端
子に接続されています。 OUTPUT 端子に接続し直し てください。
E3 ..............................AO8リアパネルの INPUT端
子に接続されたケーブルが外 れているか、接続先が間違っ ています。ケーブルを確認し てください。
UL(Unlocked)........ワードクロックが同期してい
ません。 AO8 の WORD CLOCK IN 端子の接続、もしくは CS1D のワードクロックの設定(→ P28)を確認してください
UC(Unconnected)
.コントロール信号が正しく受
信されていません。 エンジンの電源がオンされて いることを確認してくださ い。
ID番号と A(または b)を繰り返し表示
CS1D からのコントロール信号により、有効なエ ンジンが A(または B)に強制的に切り替わったた め、AI8 のINPUT SELECTOR スイッチの設定と 実際の動作が一致していません。この表示が出るこ と自体はエラーではありませんが、必要に応じて INPUT SELECTOR スイッチの設定、もしくは CS1D の設定を確認してください。
OUTPUT UNIT ID
8
OUTPUT UNIT NO.
INPUT SELECTOR
A
B
POWER
ON/ OFF
ANALOG OUTPUT BOX
20
電源の投入と接続の確認
デジタル入出力用ユニットの確認(ミラーモード)
出力用ユニットとエンジンが正常にミラーモード接続され、DIO8 の PORT B SELECTOR が5-8 の位置に設定されて いるときは、I/O UNIT ID インジケーターに、そのユニットの ID 番号(DIO8 の INPUT A 端子を接続したエンジンの OUTPUT端子番号)が表示され、その両側にドット(.)が点灯します。
DIO8の ID 番号
(DIO8 の INPUT A端子が、エンジンの
OUTPUT 3 端子に接続されている場合)
DIO8 の接続や PORT B SELECTOR スイッチの 設定、ワードクロックの同期が不適切な場合、DIO8 のI/O UNIT IDインジケーターに次のようなエラー 表示が現れます。
UL(Unlocked)...... DIO8 のワードクロックが
PM1D システムと同期して いません。DIO8 の WORD CLOCK IN 端子の接続、もし くは CS1D のワードクロッ クの設定(→ P28)を確認し てください。
ID 番号と A(または b)を繰り返し表示
CS1D からのコントロール信号により、有効なエ ンジンが A(または B)に強制的に切り替わったた め、DIO8 の PORT B SELECTOR スイッチの設 定と実際の動作が一致していません。この表示が出 ること自体はエラーではありませんが、必要に応じ て PORT B SELECTOR スイッチの設定、もしく はCS1D の設定を確認してください。
I/O UNIT ID
PORT B SELECTOR
5-8 1-4
POWER
ON/ OFF
I/O UNIT ID
21

基本設定(標準モード)

DSP
x1x1
PM1D システムを初めて起動するときには、PM1D のオペレーションモード(システム構成や機器同士の接続方法を決 定する要素)を選択したり、システム全体で共有するワードクロックを設定する必要があります。これらの設定を一度済 ませておけば、PM1D システムが自動的にその設定を記憶します(ただし、システム構成を変更したときは、再設定が必 要になる場合があります)。
なお、標準モードとミラーモードでは画面の表示や設定内容が異なりますので、ご注意ください。ここでは標準モードの 基本設定について説明します。ミラーモードで使用する場合は、「基本設定(ミラーモード)」(→ P26)に進んでください。

オペレーションモードを選択する(標準モード)

オペレーションモードとは、PM1D システムの構成や、機器同士の接続方法を決定する要素です。PM1D システム
Ver1.0 のオペレーションモードには、コンソール× 1 台とエンジン× 1 台を使用する標準モード、またはコンソール ×1台とエンジン× 2台を使用するミラーモードがあります。
【操作手順】
1. LCD FUNCTION ACCESS ブロックの [SYS/W. CLOCK] スイッチを何回か押し、次ページの画面を 表示させてください。
LCD FUNCTION ACCESS ブロック
[SYS/W.CLOCK] スイッチ
Hint
LCD FUNCTION ACCESS ブロックのスイッチ類 は、ディスプレイに特定のファンクションを呼び出 すためのものです。同じスイッチを繰り返し押すこ とで、そのファンクションに含まれる画面が順番に 切り替わります。
22
Loading...
+ 591 hidden pages