取扱説明書
このたびは、ヤマハ・マルチトラックカセットレコーダーCMX100ⅢSをお 買い求めいただきまして、まことにありがとうございます。 CMX100ⅢSは、コンパクトなボディに4チャンネルミキサーと4トラックマ ルチトラックレコーダーを搭載し、カセットテープを使用しての高音質な多 重録音を手軽に楽しむことができます。 CMX100ⅢSの豊富な機能と優れた性能をフルに発揮させると共に、末永く ご愛用いただくため、ご使用の前にこの取扱説明書をよくお読みくださいま
すようお願いいたします。
CMX100ⅢSの特長 | •••••| |
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ご使用の前に ・・・・・ | 2 |
多重録音の基礎知識 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ | 3 |
●トラックとチャンネル | 3 |
●マルチトラックカセットレコーダーとは | 3 |
●CMX100ⅢSについて | •••••4 |
●オーバーダビングとピンポン録音 | 5 |
カセットテープについて ・・・・・・・・・・・・・・・・・ | •••••6 |
各部の名称と機能 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ | 7 |
●コントロールパネル | ••••• |
●フロントパネル・・・・・ | |
●リアパネル・・・・・ | ••••1 |
接続例・・・・・ | 12 |
多重録音を始める前に・・・・・・ | 13 |
●レコーディングプラン・・・・・・ | 13 |
●インプットレベルの設定・・・・・ | 13 |
●録音レベルの設定 | •••••|4 |
● dbx ノイズリダクションシステム・・・・・・ | •••••|4 |
●テープスピード・・・・・ | •••••|4 |
●定位(PANコントロール)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ | •••••|4 |
●モニター・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ | ••••|4 |
●グラフィックイコライザー・・・・・・・・・・・・ | •••••|4 |
●エフェクト処理・・・・・ | ••••1 |
●リモートコントロール | •••••]! |
CMX100 ШSの特長 |
8. | 多重録音の操作方法・・・・・16 |
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●基本操作をマスターしよう | |
1. [ドラムの録音] | |
●オーバーダビングをマスターしよう | |
2. [ベースギターの録音] | |
3. [リズムギターの録音] | |
●ピンポン録音をマスターしよう | |
4.[ピンポン録音] | |
●オーバーダビング・・・・・29 | |
5. [キーボードの録音] | |
6. [リードギターの録音] | |
7. [ボーカルの録音] | |
●パンチイン/パンチアウトをマスターしよう30 | |
8. [パンチイン/パンチアウト] | |
●ミックスダウンをマスターしよう32 | |
9. [ミックスダウン] | |
9. | シンクレコーディング |
10. | メンテナンス・・・・・・37 |
11. | 故障かな!?と思ったら |
12. | ブロックダイアグラム |
13. | 仕様 |
本機は、クロームテープ専用マルチトラックレコーダーで す。(フェリクロームテープ対応にはなっておりません。)カ セットテープは、必ずCrO₂テープ(BIAS:HIGH,EQ:70µs) をご使用ください。
また、90分を超えるテープ(C-120等)は、機械的および電気 的なトラブルの原因となる場合がありますので、ご使用に ならないでください。
正常な音質で再生するため、 dbx スイッチを*ON"にして 録音したテープは再生時も*ON"にしてください。また、 *OFF"にして録音した時は再生時も*OFF"にしてください。
次のような場所でご使用になりますと、故障などの原因と なりますのでご注意ください。
落雷の恐れがある時は、コンセントから電源プラグを外し ておいてください。
外装をベンジンやシンナー系の液体で拭いたり、近くでエ アゾールタイプの殺虫剤を散布することは避けてください またお手入れは、必ず柔らかい布で乾拭きしてください。 汚れがひどい場合は、アルコールを若干しみ込ませた布で 拭いた後、乾拭きしてください。
お買い求めいただきました際、購入店で必ず保証書の手続 きを行なってください。保証書に販売店印および、購入日 の記入がありませんと、保証期間中でもサービスが有償に なることがあります。
この取扱説明書をお読みになった後は、保証書と共に大切 に保管してください。
※本機は、電源投入時にイニシャライズ(初期化)機能が 作動しますので、カセットデッキ作動までに約4秒間を 要します。 イニシャライズ動作中は、PLAYインジケーターが遅 い点減をします。
CMX100ⅢSを使って多重録音を楽しむ前に、多重録音に関する基本的な用語やテクニックなどに関する知識を、ここで理解・確認しておきましょう。
*トラック″と*チャンネル″は、多重録音を楽しむために理解しておきたい言葉です。混同されがちですが、ふたつの違いを明確に とらえておきましょう。
トラック
磁気テープ上の、信号を記録(録音)するために設定される帯 状の場所をトラックといいます。カセットテープでは、一般 的に4つのトラックが設定できることになっています。
ミキサーやテープレコーダーなどの音響機器においての、入 力信号や出力信号の流れる経路のことをチャンネルといいま す。
── CMX100ⅢSにおけるトラックとチャンネルの関係-
マルチトラックカセットレコーダーとは、2トラック・2チャンネル以上のカセットテープレコーダーのことで、あるトラックは再 生モード、別のトラックは録音モードというように、トラックごとに独立して録音・再生が可能なものをいいます。
※一般的なラジカセやカセットデッキでは、片面にあるトラックを一括して録音・再生するため、トラックごとに独立した録音・ 再生を行なうことはできません。
CMX100ⅢSは、マルチトラックカセットレコーダーの機能に加えて、4チャンネル入力/2チャンネル出力のレコーディングミキサ ーの機能を搭載しています。このレコーディングミキサー機能と、各トラックを独立して録音・再生できるマルチトラックカセッ トレコーダー機能によって、外部からの入力信号をトラックに録音したり、トラックからの信号をミキシングして別のトラックに ダビング (多重録音) することができます。
インノット端子がらの信号ペト ラックからの信号(マルチト ラックカセットレコーダー機能 の出力)を入力し、ミキシングし た信号を外部または、トラック へ出力可能。
録音/再生ヘッド インプット端子からの信号やト
ラックからの信号(レコーディ ングミキサー機能の出力)を録 音。
CMX100ⅢSが、マルチトラックレコーダー機能とレコーディングミキサー機能の自由な組み合せによって、多重録音を行なえ ことは前項で説明しました。ここでは、録音済のトラックを再生しながら別のトラックを録音するテクニック「オーバーダビ グ」、そして4つあるトラックをさらに有効に使うためのテクニック「ピンポン録音」について説明しましょう。どちらも、プ ロフェッショナルのレコーディングでもよく使われる、多重録音のテクニックです。
すでに録音されたトラックを再生して聴きながら、別のトラックに異なるサウンドを録音することを「オーバーダビング」といい ます。このテクニックを使うことにより、各トラックの演奏のタイミングを正確にあわせながら多重録音を行なうことができるの です。また、一人でいくつもの楽器を演奏して作品をつくる場合や、演奏者が一度に集まれない場合などにも欠かせないテクニッ クです。
CMX100ⅢSのレコーダー部には4つのトラックがあるわけですから、4種類のパートまでは問題なく録音することができます。しかし、より多くのパートを使った曲を多重録音しようとする場合は、トラックの数が不足してしまいます。そんな場合に多用されるのが、「ピンポン録音」というテクニックです。たとえば、トラック1~3に録音したサウンドをミキシングしてトラック4にダビングすれば、トラック1~3にはまた新しいパートを録音することができます。これだけでも、合計6パートの多重録音ができることになります。
また、新たな楽器をミキシングしながらピンポン録音することもできます。このテクニックを使った場合は、合計10パートもの多 重録音を実現することができます。
本機は、クロームテープ専用のレコーダーです。フェリク ロームテープには対応しておりません。必ずCrO2テープ (BIAS:HIGH、EQ:70µs)をご使用ください。また、90分を 超えるテープ(C-120等)はテープそのものの厚さが非常に 薄く、何度も繰り返してテープを走行させる多重録音には 適しません。さらにそれらの長時間テープは、機械的、電 気的トラブルの原因となることもありますので、ご使用に ならないでください。
カセットテープには、消去防止用の穴があります。多重録音 の後で、この穴のツメをドライバーなどで取り去ると重ねて 録音できなくなりますから、大切な作品を誤って消してのま うことがありません。CMX100ⅢSで使うカセットテープは4 トラック録音となりますので、必ずAB両面のツメを折ってく ださい。また、ツメを折ったテープに再び録音したい場合 は、穴をセロハンテープなどでふさぎます。
●録音内容の保存
●ツメを折ったテープで録音する場合
●カセットテープの保管
カセットテープは、直射日光、湿気および高温な場所、磁 気の強い場所(テレビやスピーカーの近く)には置かないで ください。高温や湿気はテープをいため、磁気は録音内容 を消してしまうことがあります。また、必ずカセットケー スに入れて保管してください。
あなたが本機で録音したものは、個人として楽しむなどの ほかは著作権上、権利者に無断で使用できません。
●テープのたるみを直す
カセットハーフからテープが飛び出していたり、内部でた るんだままでご使用にならないでください。テープがキャ プスタンやピンチローラーにからみついてトラブルの原因 となったり、テープが切れたりすることがあります。テー プのたるみを直すには、鉛筆やボールペンなどをカセット ハーフのリール軸に差し込んでテープを巻き取ります。
●カセットテープの装着方法
カセット蓋を手で上方に開き、3つのツメをカセットハーフ が押さえるように装着します。カセットテープを取り出す 時は、カセットハーフの両側の凸部に指をあてて、手前上 方に取り出します。
一般的なステレオカセットデッキで録音したテープを CMX100ⅢSで聴く時には dbx スイッチを*OFF″、TAPE SPEEDスイッチを *4.8″、チャンネル1、2のINPUT SELECTスイッチを *TAPE″(チャンネル3、4は*OFF″)にセットします。そ してチャンネル1のPANコントロールを*LEFT″に、 チャンネル2のPANコントロールを*RIGHT″にします。 チャンネル1と2のインプットフェーダーでL,Rのバラン スを調整し、MASTERフェーダーで音量を調整します。
●コントロールパネル
●フロントパネル
●リアパネル
この項目をお読みになる場合は、このページを開いてお使いください。 各ツマミやスイッチなどの番号を照らし合わせることができ便利です。
●コントロールパネル
インプット端子●に接続したマイクや楽器からの信号を、歪 んだりノイズが目立ったりしない最適なレベルで入力できる ように、このツマミで調整します。
※インプット端子●からの入力信号のみ調整可能です。
INPUT SELECTスイッチ●で選ばれた入力信号の、各チャンネルへの入力レベルを調整します。チャンネル間のレベル バランスをそれぞれのインプットフェーダーで設定します。 目盛位置*7″で、ノイズや歪の最も少ない状態で入力すること ができます。
各トラックを*REC(録音)モードにするか*PLAY(再生) モードにするか選ぶとともに、各トラックにどんな信号(ソー ス)を録音するかを選びます。左から順に、トラック1、2、3、 4のレコーディングセレクターとなっています。
*REC(録音)モード REC SELECTスイッチが*OFF"以外のポジションに セットされた状態で、REC/PAUSEインジケーター は点滅。REC/PAUSEボタン を押した後、PLAYボ タン のを押せば、録音が開始される。
*PLAY(再生)モード REC SELECTスイッチが®OFF″にセットされた状態 で REC/PAUSE イ ン ジ ケーター❷は 消 灯。REC/
PAUSEボタン④を押した後、PLAYボタンを押して 録音を開始しようとしても録音はされず、再生状態と なる。
前記2つのモードは、トラックごとに設定されるので、 REC/PAUSEボタン④を押した後、PLAYボタン●を押 して録音を開始した場合、RECモードのトラックには録 音が行なわれ、PLAYモードのトラックは再生が行なわ れる。
INPUT SELECTスイッチ●で選ばれた入力信号を、その 信号の入力チャンネルと同じナンバーのトラックに録音す ることができます。たとえば、チャンネル1のINPUT SELECT スイッチを*MIC/LINEnにセットし、REC SELECTスイッチを*1nにセットした場合は、インプット 端子の1に接続した楽器からの信号が、トラック1に録音さ れます。
・L、Rポジション[RECモード]: 2つ以上のチャンネルの信号をミキシングして、1つのト ラックに録音することができます。たとえば、トラック1~3 に録音されている信号をミキシングしてトラック4へ録音 するといった「ピンポン録音」を行なう場合などは、録音 トラック(トラック4)のREC SELECT スイッチを"R"に セットします。
・OFFポジション[PLAYモード]: このポジションになっているトラックは、PLAYモード(再生のみ)になります。PLAYモードにセットされているトラックは、テープを録音状態(REC/PAUSEボタンのを押した後、PLAYボタンのを押す)にしても録音されません。
⑤PAN(パンポット)コントロール
インプットフェーダー③でレベル調整された入力信号の定位 を設定します。つまり、各チャンネルごとの楽器の音像をス テレオのLチャンネルとRチャンネル間のどこに位置させる かを設定するわけです。ツマミをR側(右)へ回すと音像は右 へ、L側(左)へ回すと左へ移動します。
●AUX RETURNレベルコントロール
AUX SEND端子 ●とAUX RETURN端子 ●との間に接続 した、リバーブやディレイなどの外部エフェクターへの送り 出しレベルを、各チャンネルごとにそれぞれのAUX SEND レベルコントロールで設定します。AUX SENDレベルを大 きく設定したチャンネルの信号にはエフェクトが多くかかり ます。
そして、外部エフェクターから本機への入力レベルを一括し て調整するのがAUX RETURNレベルコントロールです。エ フェクトのかかった音のボリュームを調整します。
▶PHONES端子●とMONITOR OUT端子●へ出力するモニ ター信号を選びます。
・MONITORポジション:
各トラックの信号をダイレクトにモニターすることができ ます。トラックごとのモニターレベルは、録音レベルや再 生レベルとは別にMONITOR/PHONESレベルコント ロール の で設定することができるので、オーバーダビング 時のモニターに便利です。
※この信号はモノラルで出力されます。
・STEREOポジション:
STEREO OUT端子・CHAPTEREO OUT端子・CHAPTEREO OUT端子・CHAPTER とができます。 グラフィックイコライザー @とMASTER フェーダー ①で調整された信号をモニターすることができるので、ミックスダウン時のモニターに便利です。 *この信号はステレオ(L.R)で出力されます。
MIXポジション: *MONITOR#ポジションにセットした時の信号と、 *STEREO#ポジションにセットした時の信号とを、両方同時にモニターすることができます。 パンチイン/パンチアウト時のモニターに便利です。
各トラックのモニターレベルを、録音レベルや再生レベルと は別に調整することができます。MONITOR SELECTス イッチ❸が*MONITOR″および*MIX″にセットされている 時にのみ有効です。
PHONES端子 のおよびMONITOR OUT端子 の出力レベルを調整します。
各チャンネルのインプットフェーダー・Cでレベル調整された 生音と、AUX RETURNレベルコントロールので調整された エフェクト音とがミックスされたステレオ信号のトータルの レベル調整を行ないます。
MASTERフェーダーでレベル調整されたステレオ信号は、 グラフィックイコライザーのを通りSTEREO OUT端子の、 MONITOR SELECTスイッチ®(STEREO, MIX位置)およ び各チャンネルのREC SELECTスイッチ①(チャンネル1、3 はL位置、チャンネル2、4はR位置)へ送られるので、ミックス ダウンやピンポン録音時の録音レベルの設定をこのツマミで 行なうことができます。
*L,Rの信号は同時にコントロールされます。
⑫POWERインジケーター POWERスイッチ の がONの状態で点灯します。
録音および再生レベルを、5段階(3連×5)のLEDで表示しま す。METERセレクター❶の切り換えによって、2通りの表示 をすることができます。
ピークレベルメーター働の表示を2通りに使い分けることが できます。
本機に内蔵された dbx ノイズリダクションシステムのON/ OFFを切り換えます。*ON″にすると優れたノイズ除去効果 が得られ、より高い音質で多重録音をすすめることができま す。シンクレコーディング(→P35)時に dbx をかける時は、 *SYNC″にセットします。
* dbx を "ON"にして録音した場合には再生時にも "ON"、また、 "SYNC"にして録音した場合には再生時にも "SYNC" にしてください。
このスイッチを*ONnにしてテープを巻戻すと、テープカウ ンター(1)の値が*999n前後の位置(テープのたるみ等により、 多少ずれる場合があります。)で自動的に停止します。繰り返 しての録音および再生や、曲の頭出しをする時に便利です。
このセレクターで、録音時および再生時のテープの走行速度 を切り換えることができます。
一般のカセットテープレコーダーの走行速度は4.8cm/secですが、倍速の9.5cm/secで走行させることにより、録音できる時間は半分になりますが優れた音質で多重録音を行なうことができますので、9.5cm/secで録音することをお勧めします。なお、録音時と再生時のスピードは同じにしてください。 ※故障の原因となりますので、テープ走行中にセレクターを切り換えないでください。
®PITCHコントロール
録音時および再生時のテープの走行速度を約±10%の範囲で 可変することができます。走行速度を変えると、ピッチ(音程) も変わるので、録音済みの楽器音と録音しようとする楽器の ピッチが合わない場合は、このPITCHコントロールで調整し ます。
通常はセンター位置で使用します。
❶EQ(イコライザー)スイッチ
グラフィックイコライザー 劉 のON/OFFスイッチです。 ※L,Rとも同時にON/OFFされます。
のGRAPHIC EQUALIZER(グラフィックイコライザー) ステレオ5バンドのグラフィックイコライザーです。 MASTERフェーダー●で調整された信号(ステレオ信号)を 約±10dBの範囲でイコライジング(音質補正)ができます。ピ ンポン録音や、ミックスダウン時に威力を発揮します。
テープが停止中にこのボタンを押すと、RECモードのトラック が録音待機状態になります。
また、テープが録音走行中(REC/PAUSEボタン②を押した後、 PLAYボタン③を押す)にこのボタンを押すと、録音を一時停止 させることができます。録音を続行させる場合は、PLAYボタ ン③を押します。
なお、テープが停止中で、REC SELECTスイッチ④のいずれかがRECモードのとき、このボタンとSTOPボタンのを同時に押すとリハーサルモードになります。テープが停止中にもう一度同時に押すとリハーサルモードは解除されます。
点灯、点滅(遅い、早い、特殊)、消灯によって、次の5通りの 状況を表示します。
・点灯:
RECモードにセットされているトラックが1つ以上ある状態で、REC/PAUSEボタン の が押されている場合。(録音待 機状態)
また、RECモードになっているトラックが録音中の場合 (録音中はPLAYインジケーター の も点灯)
・遅い点滅:
RECモードにセットされているトラックが1つ以上ある状態で、REC/PAUSEボタンのが押されてない場合。 PLAVボタンのを押しても、録音はされず再生状態になり
ます。
一定の周期で点減を2回ずつ繰り返します。 リモートPUNCH I/O端子 ⑫ にフットスイッチが接続され た状態で、すべてのREC SELECTスイッチ ❹ が®OFF"に セットされている場合。
・消灯: どのトラックもRECモードになっていない場合(PLAY モード)。
なお、発色によりモードを示します。
このボタンは、再生スタート、録音スタート、リハーサルス タートの3通りの働きをします。
REC/PAUSEボタン とSTOPボタン のを同時に押してリハー サルモードになっている場合は、RECモード(REC SELECTスイッチ ④が"OFF"以外にセット)のトラックのリ ハーサルを開始します。(実際の録音は行なわれません。)
点灯、早い点滅、遅い点滅によって、次の3通りの状況を表示 します。
・貞灯:
PLAYボタン®を押した場合。
テープを巻戻すためのボタンです。 再生中に押すと、再生音を巻戻しながら聴くことができます。 ZERO STOPスイッチがONになっている場合は、テープカ ウンター(1) *999n前後の位置でストップします。
テープを早送りするためのボタンです。 再生中に押すと、再生音を早送りしながら聴くことができま す。
ØSTOP(停止)ボタン ■ テープの走行を停止するためのボタンです。
御テープカウンター テープの走行量を表示します。
のウンターリセットボタン(RESET) テープカウンターの値を*000″にするためのボタンです。 ZERO STOPスイッチ・ と併用すれば、曲の頭出しなどが素 早く行なえます。
働インプット端子(MIC/LINE 1~4) 各チャンネルの入力端子です。マイクや電気・電子楽器を接 続できます。
③PHONES端子 ヘッドフォン(8~40Ω)を接続して、モニターすることができ ます。
愛リモートPUNCH I/O端子(パンチイン/パンチアウト) オプションのフットスイッチFC4またはFC5を接続すると、 足元でパンチイン/パンチアウト操作を行なうことができます。
③リモートコントロール端子(REMOTE CONTROL) オプションのリモートコントローラーRCM1を接続すると、 レコーダー部の操作を離れた場所から行なうことができます。
リバーブやディレイなどの外部エフェクターをAUX SEND, RETURN端子間に接続します。AUX RETURN端子はステ レオ仕様になっていますので、1 IN 20UTのステレオエフェ クターを接続することができます。モノラル出力のエフェク ターを使用する場合は、AUX RETURN端子のL(MONO)側 へ接続してください。
各トラックの音がそのまま出力されます。再生中のトラック からは再生中の音が、録音中のトラックからは録音中の音が 出力されます。出力レベルの調整は行なえませんので、接続 した機器側で調整してください。
CMX100ⅢSのメイン出力端子です。ミックスダウンを行なう場 合は、この端子の出力をステレオテープデッキに接続します。 また、アンプ内蔵スピーカーなどを接続してモニターすること もできます。
PHONES端子の出力と同じ信号が出力されますので、 MONITOR SELECT スイッチ ⑤ で 選 び、MONITOR/ PHONESレベルコントロール ① でレベル調整された信号が 出力されます。アンプ付スピーカー等を接続します。
電源スイッチです。ON/OFFする場合は、インプットフェー ダー��やAUX RETURNレベルコントロール��を゙0″または `MIN″にしてから行なってください。
※電源投入後は、イニシャライズ(初期化)機能が働きますので、カセットデッキ作動までに約4秒を要します。
①AC INソケット 付属の電源コードを接続します。
④STEREO SUB IN端子(L,R) 外部ステレオ信号の入力用として、ミックスダウン時などに5 つめのチャンネルとして使用できます。 ※入力レベルの調整は行なえません。
6. 接続例。
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多重録音を行なうには、それぞれのツマミやスイッチ、端子などの役割をはっきりと理解しておかなければなりません。そのためには、"各部の名称と機能"の項をお読みいただくだけでなく、39/40ページの"ブロックダイアグラム"をご覧になり、信号の経路を頭に入れておきたいものです。ブロックダイアグラムは一見むずかしそうですが、じっくりと時間をかけて見るとそうでないことに気づくはずです。信号の流れを理解するのに、ブロックダイアグラムはたいへんに便利ですので、がんばってみてください。 それでは、次にCMX100ⅢSを使って多重録音を進めていくために知っておきたい、いくつかのノウハウについて説明しましょう。
多重録音をする場合には、まず始めにレコーディング全体に渡るプランを立てることが大切です。楽器編成をはじめとして、曲全体の構成、強調したいパートなどについてしっかりと計画を立ててから取り組みます。
プランを立てずに多重録音を開始すると、トラックが足りなくなったり、音像の定位設定に制限ができたりして、結果的にピンポン録音やミックスダウンの回数を増やすことになります。ピンポン録音やミックスダウンの回数が増えるほど、ノイズが増えたり 音質が劣化していくので、トラック間の音の移動は1、2回にとどめておきたいものです。
では、多重録音のプランの一例をご紹介しましょう。この取扱説明書では、このレコーディングサンプルプランに基づいて、多重 録音の操作方法を説明していきます。→8.多重録音の操作方法
①ドラム(リズムマシンを使用)をトラック1に録音。 ②トラック1を聴きながら、ベースギター(ライン録り)をトラック2に録音。(オーバーダビング) ③トラック1、2を聴きながら、リズムギター(ライン録り)をトラック3に録音。(オーバーダビング) ④トラック1~3をトラック4にピンポン録音。 ⑤トラック4を聴きながら、キーボードをトラック3に録音。(オーバーダビング) ⑥トラック3、4を聴きながら、リードギターをトラック2に録音。(オーバーダビング) ⑦トラック2~4を聴きながら、ボーカルをトラック1に録音。(オーバーダビング) ⑧トラック1~4をステレオマスターテープにミックスダウン。
インプット端子に接続する楽器やマイクの出力レベルはさまざまです。レベルの高すぎる信号では歪んでしまうし、レベルの低す ぎる信号では、ダイナミックレンジが狭くノイズが目立つサウンドになってしまいます。歪まない範囲でできるだけ高いレベルに 入力信号を設定することが、よい録音をするコツです。
ピークレベルメーターを見ながら、各チャンネルごとにゲインコントロールを調整してください。
エレキギターやベースギター、シンセサイザー等の楽器は、ギターアンプ等を鳴らしてそのスピーカーから出る音をマイクでひろって 録音する方法と、ライン入力を録音する方法とがあります。マイク録りではライブ感やドライブ感のある音が、ライン録りではクリア で処理のしやすい音が録れます。欲しい音の雰囲気によって、両者の使い分けをしてください。ライン入力で録音する場合、出力イン ピーダンスの高い楽器 (ベースギター、エレキギター等)では、ダイレクトボックスなどを使ってインピーダンスを下げないと、ノイ ズや歪が増加し、良い音で録音できません。インピーダンスを下げる手段としては、ダイレクトボックスやギター (ベース)アンプの ラインアウトを使用する他に、エフェクターをCMX100 IIISと楽器との間に入れる方法があります。この場合、エフェクターは"OFF"で もOKです。ただし、エフェクターのON/OFFスイッチが電子式でないもの (機械式)では、"ON"時のみ有効です。
インプットレベルと同様に、歪まない範囲でできるだけ高いレベルに設定することがコツです。 ピークレベルメーターを見ながら、インプットフェーダーやMASTERフェーダーを調整してください。
ダイナミックレンジを確保するとともに、ノイズを低減させるため、 dbx スイッチを常に "ON"にして録音・再生することをおすすめします。
TAPE SPEEDスイッチを*9.5" (9.5cm/sec:倍速)にセットした場合は、録音できる時間は通常の半分になりますが、より幅広い周 波数特性を獲得でき、優れた音質で多重録音をすすめることができます。なお、多重録音を開始したら最後のミックスダウンが終 了するまで同じTAPE SPEEDにします。
最初から各楽器の定位を考えて多重録音をすすめることが大切です。
楽器の定位のポイントは、
CMX100 IIISでは、録音回路とモニター回路を独立して装備していますので、実際に録音されるレベルバランスとは別に演奏者が演奏 しやすい音量でモニター音を聴くことができます。この場合MONITOR SELECTスイッチを"MONITOR"にセットするとともに、各ト ラックのレベルをMONITORレベルコントロールで、トータルの音量をMONITOR/PHONESレベルコントロールで調整してください。 こうして調整されたモニター信号は、フロントパネルのPHONES端子に接続したヘッドフォンまたは、リアパネルのMONITOR OUT端 子に接続したモニタースピーカー等で聴くことができます。
また、マイクを使って録音する場合は、ハウリング防止のためにも、ヘッドフォンを使ってモニターすることをおすすめします。
CMX100ⅢSには、ステレオ5バンドのグラフィックイコライザーが装備されています。ブロックダイアグラムをご覧いただければわか るように、PANコントロールによってステレオのL,Rに振り分けられたステレオ信号をMASTERフェーダーでレベル調整した信号が、 グラフィックイコライザーへ送られるわけです。したがって、ピンポン録音や、ミックスダウン、REC SELECTの"L"または"R"で録音 する場合には使用することができますが、REC SELECTの"1"~"4"で、チャンネルの信号をダイレクトにそれぞれのトラックに録音す る場合にはグラフィックイコライザーは使用できません。
また、EQスイッチ(グラフィックイコライザーのON/OFF)を装備していますので、グラフィックイコライザーを使用する時は "ON"、使用しない時は必ず"OFF"の位置にしておいてください。ON/OFFを切り換えることによってかかり具合いを確認しなが ら調整することができます。
CMX100ⅢSには、リハーサル(疑似録音)モードがあります。リハーサルとは実際に録音はしないけれども、あたかも録音しているかの ように再生音とソースとをモニターするもので、これにより、パンチイン/パンチアウトのタイミングや修正しようとするソースの練 習を、録音の前に何度でも行なえます。
エフェクトの付加は、録音時やピンポン録音時、ミックスダウン時などいろいろな時点での処理が考えられます。どの時点でエフェ クト処理をしてもいいのですが、それぞれに長所や短所があります。4トラックによる多重録音では、楽器とインプット端子との 間、またはAUX SEND/RETURN端子間にエフェクターを接続して、楽器ごとにエフェクト処理することをおすすめします。特 にディストーションやコーラスなどは楽器のサウンドの一部です。また、ピンポン録音の後では、ミキシングされた楽器に独立し てエフェクトをかけることはできませんので、よく考えてプランを立ててください。
最終的にミックスダウン時に、サウンド全体にリバーブ等をかけるのもよいでしょう。
AUX SEND端子とAUX RETURN端子間に接続する外部エフェクターへの送り出しレベルは、各トラックごとのAUX SENDレ ベルコントロールで調整し、外部エフェクターから本機へ入力されるエフェクトのレベルをAUX RETURNレベルコントロールで 調整し、原音(エフェクトのかかっていない音)とのバランスを調整します。
**AUX SEND/RETURN端子間にエフェクターを接続し、エフェクト処理した信号を録音する場合は、前項グラフィックイコラ イザーと同じく、REC SELECTの*L"または*R"の位置でのみ録音可能です。
CMX100ⅢSには、別売のリモートコントローラーRCM1が用意されています。
本体前面のREMOTE CONTROL端子にRCM1を接続すれば、レコーダー部の操作(REC/PAUSE、PLAY、REW、FF、STOP) を、離れた場所から行なうことができます。
それでは多重録音を始めましょう、前項の"7多重録音を始める前に"で設定したサンプルプランに基づいて、多重録音のプロセスを実 践しながらCMX100ⅢSの操作方法を説明していきます。
まず、リズムマシンを使ってドラムスの音をトラック1に録音します。ここでは、ステレオ出力のリズムマシンのL出力をチャンネル1に、R出力をチャンネル2に接続し、両信号をミックスしてトラック1に録音することにします。 この「ドラムの録音」のプロセスを通して、CMX100町Sの基本的な録音操作をマスターしてください。
1. 付属の電源コードをCMX100ⅢS本体のAC INソケットとACコンセントに接続します。 2. カセット蓋を手で開き、クロームテープ(BIAS:HIGH,EQ:70µs)をセットします。 3. ツマミやスイッチを下のイラストのようにノーマルな状態にセットします。
4.リズムマシンの出力を、インプット端子1,2へ接続します。 5.モニター用のヘッドフォン(8~40Ω)をPHONES端子へ接続します。 6.リズムマシンのスイッチをONにしてからCMX100ⅢSのPOWERスイッチをONにします。→POWERインジケーター点灯
26.PLAYボタン ▶ を押してPAUSEを解除すると共にリズムマシンをスタートさせて、録音を開始します。(録音中は、REC/ PAUSEインジケーターとPLAYインジケーターが点灯)
なお、オーバーダビングを行なう時に曲の頭がわかるように、リズムマシンには必ずカウントを含めてプログラムしてください。
27.演奏が終わったら、STOPボタン■を押して録音を終了させ、REWボタン◀◀を押してテープを巻戻しておきます。(ゼロス トップ機能により、カウンター*999″前後の位置で停止します。)
AUX SEND/AUX RETURN端子間に接続した外部エフェクターで、エフェクトをかけて録音する方法
インプット端子に接続した楽器の音に、AUX SEND/RETURN端子間に接続した外部エフェクターでエフェクトをかけなが ら録音することもできます。たとえば、チャンネル1、2のインプット端子に接続したリズムマシンの音に、外部エフェクター でエフェクトをかけて録音する場合は、以下のようにします。
(1) AUX SEND端子とAUX RETURN端子との間にエフェクターを接続します。
先ほどトラック1に録音したドラムの音に合わせてベースギターを演奏し、トラック2にそのベースギターの音を録音しましょう。 録音済のトラックの音を聴きながら、それに合わせて演奏した楽器の音を別のトラックに録音するテクニック、これがオーバーダ ビングというテクニックです。
この「ベースギターの録音]のプロセスを通して、CMX100ⅢSの基本的なオーバーダビングの操作をマスターしてください。
ベースギターの録音には大きく分けて、ベースアンプの前にマイクを立てて録音する方法と、ベースアンプのライン出力端子な どからライン録りする方法の2つの方法があります。クリアーに録音することを狙うなら、やはりライン録りをお勧めします。ラ イン録りには、ベースアンプのラインアウトを使用する方法や、エフェクター出力を使用する方法等があります。
ヤマハ、ベースサイマルエフェクトプロセッサーFX500Bは、コンプレッサー、オーバードライブ、イコライザー、モジュレーション、リバーブ等を搭載したベースギター専用のプロセッサーです。これ一台でさまざまなサウンドメイクができ、直接CMX100 IIS へ接続することができます。ここではFX500Bを使ってライン録りする場合を例に説明しますが、他の方法でライン録りする場合も 同様です。
1.インプット端子2ヘベースギター(の出力)を接続します。
2. モニター用のヘッドフォンをCMX100ⅢSに接続します。(ミックスダウンまでモニターはヘッドフォンを使用します。以後、手順 より省きます。)
3.テープがカウンター `999″ 前後の位置まで巻戻されていることを確認します。(以後、手順から省きます。)
22. PLAYボタン▶を押して、トラック1のドラム音とトラック2のベースギター音をチェックします。問題がなければテープを巻戻し、ツマミやスイッチをすべてノーマルな状態に戻し、次の[リズムギターの録音]に備えます。
トラック1のドラムの音とトラック2のベースギターの音に合わせて、トラック3にリズムギターの音を録音しましょう。操作方法は、[ベースギターの録音]と同様です。
準備
エレキギターの録音にも、ギターアンプの前にマイクを立てて録音する方法と、ギターアンプのライン出力端子などからライン 録りする方法の2つの方法があります。ライン録りには、ヤマハ・サイマルエフェクトプロセッサーFX500Bをお勧めします。 FX500Bは、コンプレッサー、ディストーション、イコライザー、モジュレーション系、リバーブ系の順に、5段階の効果をかけ られるギター用複合型エフェクターです。これ1台でクリーンなカッティングサウンドからファットでダイナミックなサウンドま で作り出すことができます。
1.インプット端子3ヘエレキギター(の出力)を接続します。
※MASTERフェーダーおよびグラフィックイコライザーの設定は、この作業には関係しません。
12. エレキギターの演奏を始め、左から3番目のピークレベルメーター(トラック3用)の"+3"の目盛が最大時に一瞬だけ点灯するように、 エレキギターのボリュームまたはチャンネル3のインプットフェーダーを調整します。それでもレベルが不足の場合は、チャンネ ル3のゲインコントロールを少しずつ上げていきます。
13. PLAYボタン▶を押してPAUSEを解除すると共にエレキギターを演奏し、リハーサルを開始します。
18. PLAYボタン▶を押して、トラック1のドラム音、トラック2のベースギター音、トラック3のエレキギター音をチェックします。 問題がなければテープを巻戻し、ツマミやスイッチをすべてノーマルな状態に戻し、次の[ピンポン録音]に備えます。
ドラム(トラック1)、ベースギター(トラック2)、リズムギター(トラック3)の録音が終わったところで、空トラックはトラック4の みとなりました。そこで、トラック1~3の音をミキシングしてトラック4にダビングし、トラック1~3にまた別のパートを録音でき るようにしましょう。
このように、すでに録音済の2つまたは3つのトラックを再生し、これをミキシングして空トラックへ録音することをピンポン録音といいます。CMX100ⅢSでは、ピンポン録音時にグラフィックイコライザーを使って細かい音質補正が行なえるので、クォリティーの高い多重録音ができます。
1.ZERO STOPスイッチ、 dbx スイッチ、TAPE SPEEDスイッチを、[ドラムの録音] と同じ設定にします。 2.EQスイッチを*ONnにします。
3. MONITOR SELECTスイッチを "MONITOR" にセットします。
4.トラック4のMONITORレベルコントロールを下(MIN)から目盛8個目の位置にセットします。(他のトラックのMONITORレベルコントロールはMINにセットしておきます。)
5. MONITOR/PHONESレベルコントロールのツマミを適当な音量でモニターできる位置にします。
6.METERセレクトスイッチを*4TR"にセットします。
7.チャンネル1~3のINPUT SELECTスイッチをすべて "TAPE"にセットします。
8. トラック1~3のREC SELECTスイッチをすべて "OFF" (PLAYモード)にセットします。
9.チャンネル1~3のPANコントロールをすべて "RIGHT" いっぱいにします。
10.チャンネル1~3のインプットフェーダーをすべて目盛"7"にセットします。
11.MASTERフェーダーを目盛 ゙7″にセットします。
15. PLAYボタン▶を押して、リハーサルを開始します。
19. 調整が終わったら、REWボタン ◀◀ を押してテープを巻戻し(カウンター"999"前後の位置で停止)、REC/PAUSEボタン●と STOPボタン■を同時に押してリハーサルモードを解除します。そして、REC/PAUSEボタン●のみを押して録音待機状態にしま
26 す。→ REC/PAUSE インジケーター点灯(赤)
20. PLAYボタン▶を押して、録音を開始します。
21. 録音が終了したら、テープを巻戻ししておきます。
22. PLAYボタン▶を押して、トラック4に録音された音をチェックします。問題がなければテープを巻戻し、ツマミやスイッチをす べてノーマルな状態にし、次の[キーボードの録音]に備えます。
※ピンポン録音終了後、必要の無くなったトラック1~3には、新しいパートを録音できます。
※ピンポン録音は、理論上、空トラックがある限り何回でも可能ですが、ピンポン録音を繰り返すうちに音質の劣化やノイズの増加を招きます。それぞれの楽器について、1回か2回までにとどめておいたほうが安全です。
隣接したトラックへのピンポン録音(たとえばトラック2からトラック1またはトラック3ヘピンポン録音するなど)はできるだけさけてください。クロストーク(録再ヘッドでの信号漏れ)によってハウリングが起こる場合もあります。
やむをえず隣接したトラックへピンポン録音する場合は、録音レベルを慎重に設定してください。また、ピンポン録音後、ハウリングが発生してしまった場合は、再 生レベルを少し下げてください。
また、ハウリングができるだけ発生しないよう、常に dbx *ON"、倍速(9.5cm/sec)での使用をお勧めします。
インプット端子に接続した楽器の音をミキシングしながら、ピンポン録音を行なうこともできます。たとえば、トラック1~3 の再生音に別の楽器の音を加えてトラック4にピンポン録音する場合は、以下のようにします。
5. トラック4を聴きながらトラック3へ録音「キーボードの録音]
ピンポン録音が終了し、トラック1~3が空トラックになりま した。そこで、トラック4に録音されたドラム+ベースギ ター+リズムギターの音を聴きながら、トラック3にキーボー ドを録音しましょう。この録音もオーバーダビングです。操 作方法は、[オーバーダビングをマスターしよう]を参照して ください。
各トラックの録音状態 | |
---|---|
トラックI | ドラム(不要) |
トラック 2 | ベースギター(不要) |
トラック3 | ŧ− ⊼− ド |
トラック4 | ドラム+ベースギター+リズムギター |
オーバータビング
オーバーダビング
トラック4に録音されたドラム+ベースギター+リズムギ ターの音とトラック3に録音されたキーボードの音を聴きな がら、トラック2にリードギターを録音しましょう。この録音 もオーバーダビングです。操作方法は、[オーバーダビングを マスターしよう]を参照してください。
、ラック | | ドラム(不要) |
---|---|
・ラック2 | リードギター |
ラック3 | ╪━╥╾к |
ラック4 🕇 | ラム+ベースギター+リズムギター |
オーバータビング
トラック4に録音されたドラム+ベースギター+リズムギ ターの音とトラック3に録音されたキーボードの音、さらにト ラック2に録音されたリードギターの音を聴きながら、トラッ ク1にボーカルを録音しましょう。この録音もオーバーダビン グです。操作方法は、[オーバーダビングをマスターしよう] を参照してください。
各トラックの録音状態 | ||
---|---|---|
トラックI | ボーカル | |
トラック 2 | リードギター | |
トラック3 | ± ポ − ド | |
トラック4 | ドラムナベースギターナリズムギター | |
※ハウリングを防止するため、ボーカルの録音時は必ずヘッドフォンでモニターしてください。
◎これで各パートの録音がすべて終了しました。
ここでパンチイン/パンチアウトというテクニックをご紹介しましょう。パンチイン/パンチアウトとは、録音済トラックのある一 部分だけを録音し直すテクニックです。トラックを再生し、修正したい部分になったらそのトラックをRECモードに切り換えて(パ ンチイン)、ミスしたフレーズを録音し直し、修正部分が終わったらもとのPLAYモードに切り換える(パンチアウト)という操作を 行ないます。
※パンチイン/パンチアウトには、ある程度のブランク部分(音の切れ目)が必要です。
パンチイン/パンチアウトの切り換えは、修正したいトラックのREC SELECTスイッチの操作によって行なえますが、CMX100ⅢSでは、 別売のフットスイッチ (FC4またはFC5)をPUNCH I/O端子に接続することにより、足元でパンチイン/パンチアウト操作を行なうこと ができます。
ここでは、[ボーカルの録音]でトラック1に録音したボーカルのミスプレイを修正する場合を例に、パンチイン/パンチアウトの操 作方法を説明していきます。
1.インプット端子1ヘボーカル録音用のマイクを接続します。
2.足元でパンチイン/パンチアウトを行なう場合は、フットスイッチFC4またはFC5をPUNCH I/O端子に接続します。
3.ZERO STOPスイッチ、dbx スイッチ、TAPE SPEEDスイッチを、「ボーカルの録音」の時と同じ設定にします。
修正する部分 | |
---|---|
···· |
|
|
|
パンチイン
トラックシュルの主
と演奏(修正)中の音
トラック|~4の音
パンチアウト
9.METERセレクトスイッチを*4TR"にセットします。 サウンド
10.チャンネル1のINPUT SELECTスイッチを"MIC/LINE"にセットします。
11.MASTERフェーダーを目盛、7″にセットします。
12.チャンネル1のゲインコントロールおよびインプットフェーダーを、さきほどボーカルを録音した時と同じ位置にセットします。
x - a_
トラック1~1の音と
これから録音する音
13. テープの再生を開始します。(プリロールポイント)
フットスイッチを使用する場合:フットスイッチを1回踏んで、再生を開始します。
フットスイッチを使用しない場合は:PLAYボタン▶を押して、再生を開始します。
14. 修正したい部分の頭がきたら、パンチインを行ないます。
フットスイッチを使用する場合:フットスイッチを1回踏んで、修正するフレーズをリハーサルします。(REC/PAUSEインジケー ターが早い点滅から点灯に変わります。)
フットスイッチを使用しない場合は:トラック1のREC SELECTスイッチを"1 "にセットし、修正するフレーズをリハーサルしま す。(REC/PAUSEインジケーターが早い点滅から点灯に変わります。)
15. 修正部分の終わりがきたら、パンチアウトを行ないます。
フットスイッチを使用する場合:フットスイッチを1回踏みます。(REC/PAUSEインジケーターが点灯から早い点滅に変わりま す。)
フットスイッチを使用しない場合は:トラック1のREC SELECTスイッチを"OFF "にセットします。(REC/PAUSEインジケーター が点灯から早い点滅に変わります。)
16. STOPボタン■を押して録音を終了させ、テープを巻戻しておきます。(ポストロールポイント)
17.PLAYボタン ▶ を押して、パンチイン/パンチアウトを行なった部分のつながり方をチェックしてください。問題がなければ テープを巻戻し、ツマミやスイッチをすべてノーマルな状態に戻し、次の[ミックスダウン]に備えます。
各パートの録音がすべて終了しました。あとは[ミックスダウン]の操作を行ない、ステレオマスターテープを作成しましょう。 ミックスダウンとはトラックダウンとも呼ばれ、多重録音で作成した各トラックの音をバランスよくミキシングして、ステレオの マスターテープを作る作業をいいます。
トラック間のレベルバランスや、音質の調整、楽器のステレオ定位、エフェクト処理などの調整を行ないます。
ここでは、下図のように各トラック(の楽器)を定位させることにします。また、各トラックにマルチエフェクトプロセッサー EMP100でリバーブをかけることにします。
STEREO OUT端子にステレオカセットデッキを接続し、マスターテープ用のカセットテープをセットしておきます。また、 ステレオカセットデッキにアンプ内蔵スピーカーなどを接続して、モニターを行なうこともできます。 AUX SEND端子とAUX RETURN端子との間に、マルチエフェクトプロセッサーEMP100を接続します。
3.ZERO STOPスイッチ、 dbx スイッチ、TAPE SPEEDスイッチを、これまでと同じ設定にします。 4.すべてのトラックのREC SELECTスイッチを*OFF*にセットします。
5. MONITOR SELECTスイッチを"STEREO"にセットします。
6.MONITOR/PHONESレベルコントロールのツマミを適当な音量でモニターできる位置にします。
7.METERセレクトスイッチを*ST"にセットします。
15.ここでは、トラック1、2、3、4の順にエフェクトのかかりかたが多くなるように設定することにします。各トラックのナンバー と同じチャンネルのAUX SENDレベルコントロールを動かして、トラック間のエフェクトバランスを調整します。そして、全 体的なエフェクトのかかりかたをAUX RETURNレベルコントロールで調整します。
18.ステレオカセットデッキのレベルメーターを見ながら、ステレオカセットデッキの録音レベルを調整します。 19. CMX100ⅢSの再生を停止し、テープを巻戻しておきます。
20. CMX100ⅢSのPLAYボタン►を押して再生を開始すると共に、ステレオカセットデッキへの録音を開始します。 21. 録音が終了したら、CMX100ⅢSとステレオカセットデッキを停止させ、テープを巻戻しておきます。
22.ステレオカセットデッキを再生し、ミックスダウンしたテープを聴いてみてください。 これで多重録音が終了しました。
シンクレコーディングとは、テープに録音したサウンドと同じタイミングでMIDI機器(シンセサイザーやリズムマシン等)を同期 (シンクロ)演奏させながら多重録音を行なうテクニックです。シンクレコーディングでは、シンセサイザーやリズムマシンなどの サウンドをミックスダウンの時点ではじめてマスターテープに録音するので、デジタル楽器の魅力である幅広いダイナミックレン ジや優れたS/N比をそのまま活かすことができます。また、トラック数をかせぐことにもなり、4トラックでもそれ以上のトラック 数に迫る多重録音が可能になります。
●シンクレコーディングを行なうためには、テープの1つのト ラックにMIDI機器をコントロールするための同期信号を録 音しなければなりません。しかし、MIDI同期信号は周波数が 非常に高く、そのままでは録音できないので、テープレコー ダーが録音可能なFSK(Frequency Shift Keying)という信 号に変換しなければなりません。この変換には、別売のヤマ ハ・MIDIコンバーター(YMC10)を使用します。
●リズムマシン、シンセサイザー&シーケンサーを使ったシンクレコーディングの例
①CMX100ⅢS、YMC10、リズムマシン(ドラムパートをプログラム済)を下図のように接続します。
③FSK信号の録音が終わったら、各機器を下図のように接続します。
ラックト | リードギター |
---|---|
ラック2 | リズムギター |
ラック3 | ボーカル |
ラック4 | FSK信号 |
⑥ミックスダウンでは、CMX100ⅢSから3トラック分のアナログソース、そしてFSK信号で同期演奏させるリズムマシンおよびシンセ サイザーのデジタルサウンドをミキシングできますから、より多くのパートによるマルチトラックレコーディングを実現することが できます。
シンクレコーディングを確実に行なうために、以下の事項に注意してください。
●FSK信号録音時には、トラック4の録音レベルを0~+3dB程度に設定してください。
●FSK信号をトラック4に録音/再生する時は、 dbx スイッチを *SYNC″ ポジションにセットしてください。 * *SYNC″ ポジションにセットした場合、トラック1~3は dbx ONになります。
●dbxスイッチを "SYNC" ポジションにセットした状態では、トラック4にFSK信号以外の信号(音楽信号等)を録音しないで下さい。
●FSK信号を録音しながら、同時に他の音楽信号等を録音する場合は、できるだけ隣接するトラックは使わないようにしてく ださい。
CMX100ⅢSに限らず、テープデッキを長時間使用すると、ヘッドやピンチローラー、キャプスタンなどが汚れたり、ヘッドが磁気を 帯びてきます。これらが原因となって、次のような症状が現れます。
・録音や再生、消去ができない。
このような症状が現れた時は、まずヘッドクリーニングをし てください。クリーニングは、市販の綿棒にクリーニング液 を含ませて、ヘッド、ピンチローラー、キャプスタンをてい ねいに拭きます。特にヘッドをきれいにしておくことが、上 手な録音をするためには大切なことです。
また、消磁には市販のヘッドイレイサー(消磁器)を使用しま す。取り扱いについては、ヘッドイレイサーの取扱説明書を ご参照ください。
■の部分をきれいにしておきます。
CMX100IIIが正しく機能しない場合、ほんの少しの操作ミスが原因となっていることも考えられます。修理を依頼される前に、下 記の事項を確認してみてください。
どんな症状ですか | 考えられる原因 | こうすればOKです。 |
---|---|---|
●録音したいトラックに録音できな
い |
REC SELECTスイッチのセットが
正しくない |
REC SELECTスイッチを正しい位置にセットする
・オーバーダビングの場合 →21ページ参照 ・ピンポン録音の場合 →26ページ参照 |
インプットフェーダーが
、
0″になっ
ている |
録音するトラックと同じナンバーのチャンネルのイン
プットフェーダーを操作して、録音レベルを調整する |
|
ピンポン録音時においての、PANコ
ントロールのセットが正しくない |
再生するトラックのPANコントロールを、ピンポン録
音するトラックのREC SELECTスイッチが選択でき る"L"または"R"にセットする |
|
●インプット端子に接続した楽器ま
たはテープの再生音が聴こえない、 録音できない |
INPUT SELECTスイッチのセット
が正しくない |
INPUT SELECTスイッチを正しい位置にセットする
・再生音の場合 → "TAPE"にセットする ・インプット端子に接続した楽器の場合 → "MIC/LINE"にセットする |
|
ヘッドの汚れ |
ヘッドのクリーニング、消磁をする
→*11.メンテナンス″参照 |
dbx スイッチの誤セット | 録音時と同じ位置に dbx スイッチをセットする | |
●再生時に歪やノイズが多い | 録音時のレベル設定が不適当 |
ピークレベルメーターをよく見ながら、適切なレベル
で録音する →18ページ参照 |
●楽器を接続して録音する時にイン
プットフェーダーを *10 ″にしても ピークレベルメーターが適切な位 置まで振れない |
接続した楽器の出力レベルが低い |
楽器の出力レベルを上げるか、楽器を接続したチャン
ネルのゲインコントロールを調整する |
● POWERスイッチを
*
ON″にして
も動作しない |
電源コードの接続が不確実 |
電源コードをコンセントおよびCMX100ⅢSに確実に
接続する。 |
|
dbx
が録音/再生で"ON"にセット
されている |
dbx スイッチを"SYNC"にしてやり直す |
39
形式 | ミキサー 付4トラック4チャ | ミキサー 付4トラック4チャンネル片道録音/再生カセットレコーダー | ||||
---|---|---|---|---|---|---|
機構部 | 使用テープ | C-46~C-90カセットテープ | ||||
クロームテープ(CrO2)専用(TYPE II ・70 μ EQ)
4トラック4チャンネル片道録音/再生 |
||||||
トラック形式 | ||||||
ヘッド構成 | 4チャンネル録音/再生:ハ- | -ドパーマロイ×1 | ||||
4チャンネル消去·フェライト×1 | ||||||
テープ速度 | 4.8cm/sec、9.5cm/sec切植 | ŧ. | ||||
ピッチコントロール | 約士10 % | |||||
ワウフラッター | 0.12 % W.RMS(4.8cm/sec) | |||||
早卷時間 | 約110秒(C-60使用時) | |||||
入·出力仕様 | MIC/LINE 1~4 | 入力インピーダンス | :10 kΩ | |||
規定入力レベル | :-10 dB~-50 dB(インプットフェーダー規定位置) | |||||
最小入力レベル | :-56 dB(ゲインコントロールMAX.、インプットフェーダーMAX.) | |||||
最大入力レベル | :+10 dB(ゲインコントロールMIN.、ヘッドルームマージン) | |||||
STEREO SUB IN L,R | 入力インピーダンス | :10 kΩ | ||||
規定入力レベル | :-10 dB | |||||
AUX RETURN L,R | 入力インピーダンス | :10 kΩ | ||||
規定入力レベル | :-10 dB(AUX RETURNコントロール規定位置) | |||||
最小入力レベル | :-16 dB(AUX RETURNコントロールMAX.) | |||||
STEREO OUT L,R | 出力インピーダンス | :1 kΩ | ||||
規定負荷インピーダンス | :10 kΩ以上 | |||||
規定出力レベル | :-10 dB(10 kΩ負荷時) | |||||
AUX SEND | 出力インピーダンス | :1 kΩ | ||||
規定負荷インピーダンス | :10 k Ω 以上 | |||||
規定出力レベル | :-10 dB(10 kΩ負荷時) | |||||
TAPE OUT 1~4 | 出力インピーダンス | :1 kΩ | ||||
規定負荷インピーダンス | :10 kΩ以上 | |||||
, 規定出力レベル | :-10 dB(10 kΩ負荷時) | |||||
MONITOR OUT L,R | 出力インピーダンス | :10 kΩ | ||||
規定負荷インピーダンス. | :10 kΩ以上 | |||||
規定出力レベル | :-10 dB(10 kΩ負荷時) | |||||
PHONES(STEREO) | 規定負荷インピーダンス | :8~40 Ω | ||||
最大出力レベル | :45 mW+45mW(40 Ω負荷時) | |||||
操作端子 | PUNCH I/O(FC5)、REMOTE | CONTROL(RMC-1) | ||||
電気的性能 | 総合周波数特性(dbx NR OUT) | 40 Hz~18 kHz +3/-5 dB(T/ | 0 Hz~18 kHz +3/-5 dB(TAPE SPEED:9.5cm/sec) | |||
40 Hz~13 kHz +3/-5 dB(T/ | 10 Hz~13 kHz +3/-5 dB(TAPE SPEED:4.8cm/sec) | |||||
総合S/N比(3 %THDレベル) | 85 dB(dbx NR ON.IHF-A) | |||||
総合歪率 | 1.0 %(400 Hz、-13 dB録音 | レベル、dbx NR ON) | ||||
チャンネルセパレーション | 65 dB以上(1 kHz、-10 dB L | レベル、dbx NR ON) | ||||
消去率 | 70 dB以上(1 kHz、0 dB録音レベル、dbx NR ON) | |||||
ノイズリダクション | dbx * | )X * | ||||
グラフィックイコライザー | 100,400,1 k,5 k,10 kHz(最ナ | └土10 dB)、Q=0.7 | ||||
その他 | 電源 | AC100 V,50/60Hz | ||||
消費電力 | 14 W | |||||
寸法(W×H×D) | 410×80.8×237mm | |||||
重量 | 2.6 kg | |||||
使用時の保証温度範囲 | 0℃~40℃ | |||||
0 dB_0 775Va |
は 低 および外観は 改良のため、予告なく変更することがあります。
*dbxおよびdbxマークはdbxインコーポレーテッドの登録商標です。
ヤマハPA製品にかんするご質問・ご相談・あるいはアフ ターサービスについてのお問合わせは下記のお客様ご相談窓口 へおよせください。
本機には保証書がついています。販売店でお渡ししていま すから、ご住所・お名前・お買上げ年月日・販売店名など所 定事項の記入および記載内容をおたしかめのうえ、大切に保 管してください。
保証書は当社がお客様に保証期間内の無償サービスをお約 束するもので、本機の保証期間はお買上げ日より1年です。
保証期間内の転居や、ご贈答用に購入された場合などで、 記載事項の変更が必要なときは、事前・事後を問わずお買上げ 販売店かお客様ご相談窓口、またはヤマハ電気音響製品サービ ス拠点へご連絡ください。継続してサービスできるように手配 いたします。
「故障かな?」と思われる症状のときは、この説明書をも う一度よくお読みになり、電源・接続・操作などをおたしか めください。それでもなお改善されないときには、お買上げ 販売店へご連絡ください。調整・修理いたします。
調整・修理にさいしては保証書をご用意ください。保証規 定により、調整・修理サービスをいたします。また、故障し た製品をお持ちいただくか、サービスにお伺いするのかも保 証書に書かれています。
修理サービスは保証期間が過ぎた後も引き続きおこなわれ、そのための補修用性能部品が用意されています。性能部品とは製品の機能を維持するために不可欠な部品のことをいい、 PA製品ではその最低保有期間は製造打切後8年です。この期間は通商産業省の指導によるものです。
<音響システム事業部 営業部>
東 | 京 | 営 | 業 | 所 | 8 | 03-5488-5480 | 〒108 | 東京都港区高輪2-17-11 | ||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
大 | 阪 | 営 | 業 | 所 | 8 | 06-647-8359 | 〒556 | 大阪市浪速区難波中1-13-17 | なんば辻本ニッセイビル | |
名 | 古 | 屋 | 営 | 業 | 所 | 5 | 052-232-5744 | ₹460 | 名古屋市中区錦1-18-28 | |
九 | 州 | 営 | 業 | 所 | ъ | 092-412-5556 | ₹812 | 福岡市博多区博多駅前2-11-4 | ||
本社 | - 1 | 国内 | 3 営 | 業 | 課 | 8 | 053-460-2455 | 〒430 | 浜松市中沢町10-1 |
北海道支店LM営業課 | 🕿 011-512-6113 | 7064 | 札幌市中央区南十条西1-1-50 | ヤマハセンター内 |
---|---|---|---|---|
仙 台 支 店LM営業課 | 🕿 022-222-6146 | ₹980 | 仙台市青葉区大町2-2-10 | |
広 島 支 店 L M営業課 | 🕿 082-244-3749 | 〒730 | 広島市中区紙屋町1-1-18 ヤマ | 'ハビル |
北海道サービスセンター | 🕿 011-513-5036 | 〒064 札幌市中央区南十条西1-1-50 ヤマハセンター内 |
仙 台サービスセンター | 🕿 022-236-0249 | 〒983 仙台市若林区卸町5-7 仙台卸商共同配送センター 3F |
新 潟サービスセンター | 🕿 025-243-4321 | 〒950 新潟市万代1-4-8 シルバーボウルビル 2F |
首都圏サービスセンター | 🕿 044-434-3100 | 〒211 川崎市中原区木月1184 |
浜 松サービスセンター | 🕿 053-465-6711 | 〒435 浜松市上西町911 ヤマハ㈱宮竹工場内 |
名古屋サービスセンター | ☎ 052-652-2230 | 〒454 名古屋市中川区玉川町2-1-2 ヤマハ㈱名古屋流通センター3 |
大 阪サービスセンター | 🕿 06-877-5262 | 〒565 吹田市新芦屋下1-16 ヤマハ㈱千里丘センター内 |
四 国サービスセンター | 🕿 0878-22-3045 | 〒760 高松市丸亀町8-7 ヤマハ㈱高松店内 |
広 島サービスセンター | 🕿 082-874-3787 | 〒731-01広島市安佐南区西原6-14-14 |
九 州サービスセンター | ☎ 092-472-2134 | 〒812 福岡市博多区博多駅前2-11-4 |
本社/カスタマーサービス部 | 🕿 053-465-1158 | 〒435 浜松市上西町911 ヤマハ㈱宮竹工場内 |
※ 1994年3月4日現在 ※ 所在地・電話番号などは変更されることがあります。