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144/430 MHz
DUAL BAND FM TRANSCEIVER
FT-65
取扱説明書 詳細編
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ことができます。
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目次
本書について .......................................................................3
RFスケルチ .......................................................................4
電池電圧を確認する .............................................................4
音声による自動送受信切り換え(VOX)機能
(オプションのSSM-512Bが必要です) ...............................4
スプリット(たすきがけ)運用 ...............................................5
スケルチ機能を使う ..............................................................6
スケルチタイプの選択 .....................................................................6
トーンスケルチの周波数を設定する ...............................................7
DCS コードを設定する ....................................................................7
相手からの呼び出しをベルで知らせる設定 ....................................8
新ページャー(EPCS)機能 ..........................................................9
新ページャー(EPCS)機能を動作させる ..............................10
ページャーアンサーバック機能 ..................................................10
メモリーバンクを使う ........................................................ 11
メモリーバンクに登録する .........................................................11
メモリーバンクを呼び出す .........................................................11
メモリーバンクモードからメモリーチャンネルへ戻す ...............12
メモリーバンクから割り当てたメモリーチャンネルを解除する
...12
メモリーオンリーモード ...................................................... 13
スキャン機能 ....................................................................14
メモリースキャン操 作 ....................................................................14
スキャンスキップ 設定 .................................................................14
プログラマブルメモリースキャン(PMS) ..................................15
優先チャンネルスキャン操作(プライオリティ機能) ..................16
ダイアルプライオリティ(VFOモード⇔メモリーチャンネル)
メモリープライオリティ(メモリーチャンネル⇔メモリーチャンネル)
HOMEプライオリティ(HOMEチャンネル⇔メモリーチャンネル)
...16
...16
...17
プライオリティリバート ...............................................................17
スキャン停止時のバックライト点灯機能 ......................................17
緊急を知らせる(エマージェンシー機能) ............................. 18
ARTS機能 (
Automatic Range Transponder System
) ...19
1FT-65 Advance Manual
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ARTS 機能のセットアップと操作方法 .........................................19
ARTSチェック間隔の設定 ........................................................20
ARTSアラーム設定 ..................................................................20
CW IDの設定 ............................................................................21
DTMF 機能を使う ............................................................ 22
手動でDTMF コードを送出する ..............................................22
オート ダイ アラ ............................................................................23
オートダイアラでDTMFコードの送出 .....................................23
その他の設定 ...................................................................24
パスワード機能の設定 ...................................................................24
パスワードの設定とパスワード機能のオン /オフ .....................24
周波数ステップを設定する ............................................................24
送信パワーセーブ機能の設定 ......................................................25
送受信時の送受信インジケーターの点灯をオフにする ..............25
自動的に電源をオフにする(APO 機能) .....................................26
連続で送信できる時間を制限する(TOT 機能) .........................26
信号を受信中に送信を禁止する(BCLO機能) ..........................26
送信変調度を変更する ..................................................................27
ボイスコンパンダー機能 ...............................................................27
クローン操作 .................................................................... 28
セットモード一覧 ...............................................................29
2FT-65 Advance Manual
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本書について
本書では、FT-65の詳細な機能に関しての説明が記載されています。
本製品に同梱の取扱説明書と共にご覧ください。
本書は、下記の記号を使って、重要な情報が記載されていることを表しています。
記号説明
このアイコンは、お客様にご理解していただきたい注意と警告を表していま
す。
このアイコンは、役に立つ情報やヒントを示しています。
このアイコンは、関連した情報が記載されている他のページを示しています。
• ご購入時に設定されている機能の設定状態を「初期値」と表記しています。
• 画面に表示されるセットモードの名称、トランシーバーのボタン名は本書では太字で表
示しています。
FT-65 Advance Manual 3
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RFスケルチ
設定以上の信号強度(Sメーター値)の信号を受信したときだけ、音声を出力するように設定
します。
F キー長押し
(セットモードに入る)(
1. [▲]または[▼]キーを押してSメーターのどのレベ
ル以上の信号の音声を出力するか選択します。
表示説明
S-1~S-8設定したSメーター以上の信号を受信したときだけ、音声を出力します。
S-FULLSメーターがフルスケールの信号を受信したときだけ、音声を出力します。
OFFRFスケルチ機能がオフになります。
2. PTTスイッチを押すと、設定が保存され、通常画面に戻ります。
→
キー押し
26 RF SQL
選択)
→
F キー押し
電池電圧を確認する
バッテリーの電圧を確認することができます。
F キー長押し
(セットモードに入る)(10 DC VOLT 選択)
バッテリーの電圧が表示されます。
PTTスイッチを押すと、通常画面に戻ります。
→
キー押し
→
F キー押し
トランシーバーの電源をオンにした時もバッテリーの電圧が約1秒間表示さ
れます。
音声による自動送受信切り換え(VOX)機能
(オプションのSSM-512Bが必要です)
VOX(Voice Over Transmit)機能は、PTTスイッチを押さなくても、音声によって送受信
を切り換えることができます。オプションのSSM-512B VOXイヤピースマイクに対応して
います。
F キー長押し
(セットモードに入る)(35 VOX 選択)
1. [▲]または[▼]キーを押して、“VOX ON”また
は“VOX OFF”(初期値)を選択します。
2. PTTスイッチを押すと、設定が保存され、通常画面に戻ります。
VOX機能が起動すると、“
→
FT-65 Advance Manual 4
キー押し
”アイコンが表示されます。
→
F キー押し
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スプリット(たすきがけ)運用
VFO-Aに設定した周波数(受信)とVFO-Bに設定した周波数(送信)を使用して、異
なる周波数で送受信することができます。FT-65でスプリット運用をするには、ABバ
ンド表示にする必要があります。
1. 本機の電源をオフにします。
2. MONI/T.CALLキーとPTTスイッチを同時に押しながら、本機の電源をオンにしま
す。
特別な運用モード画面が表示されます。
3. [▲]または[▼]キーを押して、 “F8:DUAL DISP”を選択します。
4. Fキーを押すと、ABバンド表示になります。
5. Fキーを長押しして、セットモードに入ります。
6. [▲]または[▼]キーを押して 、“34 VFO.SPL”を選択します。
7. Fキーを押して、設定の変更が可能な状態にします。
8. [▲]または[▼]キーを押して 、“VSP.ON”を
選択します。
9. PTTスイッチを押すと、設定が保存され、通常
画面に戻ります。
10. [V/M] キーを2度押して、VFO-Aの画面を選択します。
11. VFO-Aに希望の周波数(受信)を入力します(例 145.800MHz)。
12. [
13. [
14. PTTスイッチを押すと、受信周波数と送信周波数が入れ換わる“リバース運用”
V/M]キーを押して、VFO-Bに希望の周波数(送信)を入力します(例
144.460MHz)。
V/M]キーを2度押して、VFO-Aをメイン画面(受信)に戻します。
以上でスプリット(たすきがけ)運用の設定が終わりました。
になります。PTTスイッチを放すと、リバース運用は解除されます。
VFO-B(送信)の周波数を変更するには、[
にし、必要な周波数を入力してから、[
ン画面(受信)にします。
V/M]キーを押してVFO-Bの周波数
V/M] キーを2度押して、VFO-Aをメイ
FT-65 Advance Manual 5
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スケルチ機能を使う
トーンスケルチを使うと、設定した周波数のトーンが含まれた信号を受信したときだ
けスケルチが開きます。また、デジタルコードスケルチ(DCS)を使うと、設定した
DCSコードが含まれた信号を受信したときだけスケルチが開きます。
これらの機能を使うと、特定の局からの呼び出しを長時間待ち受けている間も、他局の
交信にわずらわされることがなくなります。
スケルチタイプの選択
1. Fキーを押してから[P3]キーを押すとセットモードの“SQL TYPE”設定画面が開き
ます。
セットモードから入る場合は、以下のような手順になります。
Fキーを押す [ ▲] または [ ▼] キーを押して、セットモードの “29
SQL TYPE”を選択
2. [▲]または[▼]キーを押して希望のスケルチの種
類を選択します。
表示説明
OFF(初期値)送受信のスケルチ機能をオフにします。
R-TONE
T-TONE
TSQL
REV TN
DCS
PAGER
3. PTTスイッチを押すと、設定が保存され、通常画面に戻ります。
受信のみのトーンスケルチをオンにします(
示されます)。
送信のみのトーンスケルチをオンにします(
示されます)。
トーンスケルチをオンにします(アイコンが表示されま
す)。
本機で設定した周波数のトーンが含まれた信号を受信するまで、
スケルチは閉じています。
リバーストーンスケルチをオンにします(
して表示されます)。
通話していないときにトーン信号が含まれ、通話を開始すると
トーン信号が消えるスケルチ制御方式の通信を受信するときに
使用します 。
デ ジ タ ルコード ス ケル チ を オ ン に し ま す(アイコンが表示
されます )。
送信時にDCSコードで送信し、受信時にDCSコードで受信し
ます。
新ページャ機能をオンにします(
す)。
仲間同士で運用中に、それぞれ個別コード(2つのトーンを使
用したコード)を設定して、特定の局が呼び出せます。
v
アイコンが点滅
アイコンが表示されま
アイコンが表
アイコンが表
-
-
-
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7
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9
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FT-65 Advance Manual 6
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スケルチ機能を使う
トーンスケルチの周波数を設定する
トーンスケルチを使うと、こちらで設定している周波数のトーンが含まれた信号を受信した
ときのみスケルチが開きます。
トーン周波数は、67.0Hz ~ 254.1Hzの50種類から選択できます。
F キー長押し
(セットモードに入る)(
→
1. [▲]または[▼]キーを押して、“TX”または“RX”を選択してから、Fキーを押します。
表示
送信のトーン周波数を設定します。
TX
説明
RX受信のトーン周波数を設定します。
2. 希望のトーン周波数が表示されるまで、[▲]または[▼]キーを押します。
選択できるトーン周波数(Hz)
67.069.371.974.477.079.7
82.585.488.591.594.897.4
100.0103.5107.2110.9114.8118.8
123.0127.3131.8136.5141.3146.2
151.4156.7159.8162.2165.5167.9
171.3173.8177.3179.9183.5186.2
189.9192.8196.6199.5203.5206.5
210.7218.1225.7229.1233.6241.8
250.3254.1––––
3. 選択後にFキーを押すと、希望のトーン周波数が保存されます。
4. Fキーを長押しすると、セットモード内の上層のメニューへ移動します。
5. PTTスイッチを押すと、通常画面に戻ります。
DCS コードを設定する
デジタルコードスケルチ(DCS)を使うと、こちらで設定しているDCSコードが含まれた信号
を受信したときのみス
DCSコードは、023 ~ 754の104種類から選択できます。
F キー長押し
(セットモードに入る)(
1. [▲]または[▼]キーを押して、“TX”または“RX”を
選択してから、Fキーを押します。
ケルチが開きます。
→
11 DCS CODE
キー押し
8 CTCSS
キー押し
選択)
選択)
→
→
F キー押し
F キー押し
FT-65 Advance Manual
7
Page 9

スケルチ機能を使う
2. [▲]または[▼]キーを押して、希望のDCSコード(3桁の番号)を選択します。
DCSコード一覧
023025026031032036043047051053
054065071072073074114115116122
125131132134143145152155156162
165172174205212223225226243244
245246251252255261263265266271
274306311315325331332343346351
356364365371411412413423431432
445446452454455462464465466503
506516523526532546565606612624
627631632654662664703712723731
732734743754––––––
3. 選択後にFキーを押すと、希望のDCSコードが保存されます。
4. Fキーを長押しすると、セットモード内の上層のメニューへ移動します。
5. PTTスイッチを押すと、通常画面に戻ります。
相手からの呼び出しをベルで知らせる設定
相手局からの呼び出し(同じトーン、DCS、PAGER、ARTS を含む信号の受信)をベル音で
知らせます。
F キー長押し
(セットモードに入る)(
→
1. [▲]または[▼]キーを押して、希望のベル音の回数
を選 択します。
選択できる回数は、“1Time(1回)”、 “3Times(3
回)”、 “5Times(5回)”、 “8Times(8回)”、
“CONTINUE” (連続)、または “OFF (初期値)”で
す。
2. PTTスイッチを押すと、設定が保存され、通常画面に戻ります。
キー押し
6 BELL
選択)
→
F キー押し
FT-65 Advance Manual
8
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スケルチ機能を使う
新ページャー(EPCS)機能
それぞれ個別のコード(2つのCTCSSトーンを使用したコード)を設定することで、
特定の局だけ呼び出しをすることができます。また同じコードを設定したトランシーバ
ーのみ待ち受けすることができます。
新ページャー機能は、登録した2つのCTCSSトーンを使います。受信側は、登録した
コードと一致するCTCSSトーンペアを受信するまで音は出ません。
呼び出しを受けると、ベル音(設定している場合)が鳴り、PTTスイッチを押したと
きに送信側で登録したCTCSSトーンペアを自動的に送信します。
呼び出されたトランシーバーは、呼び出しが終わったあとに自動的にスケルチが閉じま
す。新ページャー機能はセットモードの“21 PAGER”からオンオフすることができ
ます。
CTCSSトーンペアの登録
F キー長押し
(セットモードに入る)(
→
1. Fキーを押します。
1つ目のTX(送信)トーンコードが点滅します。
2. 数字キーを押して、1つ目のTX(送信)トーンコードを入力します(下表参照)。
No.HzNo.HzNo.HzNo.HzNo.Hz
0167.01194.821131.831171.341203.5
0269.31297.422136.532173.842206.5
0371.913100.023141.333177.343210.7
0474.414103.524146.234179.944218.1
0577.015107.225151.435183.545225.7
0679.716110.926156.736186.246229.1
0782.517114.827159.837189.947233.6
0885.418118.828162.238192.848241.8
0988.519123.029165.539196.649250.3
1091.520127.330167.940199.550254.1
3. Fキーを押して、2つ目のTX(送信)トーンコードを入力します。
2つ目のTX(送信)トーンコードが点滅します。
4. 数字キーを押して、2つ目のTX(送信)トーンコードを入力します。
5. Fキーを押すとTX(送信)トーンコード の設定が完了します。
6. [▲]または[▼]キーを押して、“RX”を選択してから、Fキーを押します。
上記の手順を繰り返して、RX(受信)トーンコードの設定をします。
キー押し
21 PAGER
ト ー ン コ ード 一 覧
選択)
→
F キー押し
FT-65 Advance Manual
9
Page 11

スケルチ機能を使う
7. PTTスイッチを押すと、設定が保存され、通常画面に戻ります。
•初期値:[05 47]
• 2 つのコードは、[47 05] と [05 47] のように、違う番号でも同
じコードとして認識します。
新ページャー(EPCS)機能を動作させる
1. 新ページャー機能を起動するには、「スケルチタイ
プの選択」を参照してください。
v
アイコンが画面に表示されます。
新ページャー機能を起動すると、CTCSSトーンとDCSコード設定が使
用できません。
2. PTTスイッチを押すと、ページャー機能が動作します。
3. 新ページャー機能を終了するには、上記の手順1で[▲]または[▼]キーを押して、
“OFF”を選択します。
新ページャー機能を起動中は、相手からの呼び出しをベルで知らせる機
能があります。詳細は、8ページを参照してください。
v
相手局から呼ばれる(待ち受け時の動作)
ベル機能を設定すると、相手局から呼ば
v
れた時に、“PAGING”表示がLCD 画
面に表示されて、ベルが鳴ります。
ページャーアンサーバック機能
PTTスイッチを押して応答する時に、FT-65は、同じCTCSSトーンペアを送信しま
す。FT-65では呼び出しを受けた際、自動的に送信状態にすることができるので、交信可能
な状態かどうかを相手に知らせることができます。
F キー長押し
(セットモードに入る)(21 PAGER 選択)
→
1. [▲]または[▼]キーを押して、“ACK”を選択してか
ら、Fキーを押します。
2. [▲]または[▼]キーを押して、“ON”を選択してか
ら、Fキーを押します。
3. PTTスイッチを押すと、設定が保存され、通常画面に戻ります。
ページャーアンサーバック機能を使用するには、セットモードの “29
SQL TYPE”を“PAGER”にする必要があります。
FT-65 Advance Manual
キー押し
10
→
F キー押し
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メモリーバンクを使う
FT-65では、メモリーチャンネルを10個のメモリーグループに分けることができます。
メモリーバンクに登録する
• それぞれのメモリーチャンネル
は、複数のメモリーバンクに登
録することができます。
• PMS メモリーチャンネル (L1/
U1 ~ L10/U10) メモリーバ
ンクに登録することができませ
ん。
Memory Channel
CH 001 430.000 MHz
CH 002 145.500 MHz
CH 003 435.000 MHz
CH 004 435.500 MHz
CH 005 145.800 MHz
CH 006 436.000 MHz
CH 007 108.000 MHz
CH 198 145.620 MHz
CH 199 436.780 MHz
CH 200 87.500 MHz
Memory Bank “1”
144 MHz 帯を登録
Memory Bank “2”
430 MHz 帯を登録
Memory Bank “3”
アマチュアバンドをまとめて登録
Memory Bank “4”
アマチュア無線クラブを登録
Memory Bank “5”
FM ラジオ放送を登録
1. メモリーバンクへ登録するために[V/M]キーを押して、メモリーチャンネルを呼び
出します。
2. [#BAND]キーを長押ししてから、[▲]または[▼]キーを押して、メモリーチャンネル
を割り当てるメモリーバンクナンバー(“BANK 1” ~ “BANK10”)を選択します。
メモリーバンク割り当て時のアイコン表示
について
v
v
v v
• バンクナンバー点滅: 割り当て可能ナンバー
• バンクナンバー点灯: 割り当て済み表示
•“SEL”アイコン点滅:選択中
3. F
キーを長押しすると、メモリーチャンネルをメモリーバンクにコピーします。
バンクナンバー“SEL” アイコン
点滅していたバンクナンバーの点滅が止まります。
4. PTTスイッチを押すと、通常画面に戻ります。
メモリーバンクを呼び出す
1. [V/M]キーを押して、メモリーモードに入ります。
2. [#BAND]キーを長押ししてから、[▲]または[▼]キーを押して、希望のメモリーバン
クナンバー(“BANK 1” ~ “BANK10”)を選択します。
3. [
V/M]キーを押してから、[▲]または[▼]キーを押して、メモリーチャンネルを選択
します。
• 現在のメモリーバンクに割り当てたメモリーチャンネルのみが利用できます。
v
• “
• メモリーチャンネルナンバーが "
” 表示は、メモリーバンクを運用している
間、周波数表示の左側に表示されます。
v
" アイコン
v
の上に表示されます。
• 別の登録済みのメモリーバンクを選択するには、[#BAND]キーを長押しします。
FT-65 Advance Manual 11
Page 13

メモリーバンクを使う
メモリーバンクモードからメモリーチャンネルへ戻す
1. メモリーバンク呼び出し中に、[#BAND]キーを
長押しして、[▲]または[▼]キーを押して “NO
BANK”を選択します。
2. [
V/M]キーを押すと、メモリーモードに戻りま
す。
メモリーバンクから割り当てたメモリーチャンネルを解除する
1. 解除するメモリーチャンネルを含むメモリーバンクを呼び出します。
2. [▲]または[▼]キーを押して、解除するメモリーチャンネルを選択して、[#BAND]キ
ーを長押しします。
メモリーバンクから解 除されたメモリーチャンネル
がLCD画面に表示されます。
3. Fキーを長押しして、メモリーチャンネルを解除します。
• 割り当てられたメモリーチャンネルがまだメモリーバンク内に残っている場合は、表
示はメモリーバンク表示に戻ります。
• 割り当てられたメモリーチャンネルがメモリーバンク内に無い場合は、メモリーチャ
ンネル表示に戻ります。
v
v
v v
v
v
v
v v
v
FT-65 Advance Manual
12
Page 14

メモリーオンリーモード
VFOモードでは運用せずに、メモリーチャンネルに登録した周波数だけで運用することがで
きます。
1. 本機の電源をオフにします。
2. MONI/T.CALLキーとPTTスイッチを同時に押しながら、本機の電源をオンにしま
す。
LCDバックライトが点灯したら、MONI/T.CALLキーとPTTス イッチを 放しま す 。
3. [▲]または[▼]キーを押して、“F5:MEM-ONLY”
を選 択します。
4. Fキーを押すと、手順は完了です。
ノーマルモードに戻すには、上記の手順を繰り返します。
FT-65 Advance Manual 13
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スキャン機能
メモリースキャン操作
1. [
2. [▲]または[▼]キーを長押しして、周波数の低い方から高い方へスキャンを開始しま
3. 信号を受信するとスキャンが一時停止して、周波数の小数点がスキャンを再開するま
4. セットモードの“25 RESUME”(37ページ参照)のスキャン再開の条件設定に従
5. スキャンを 中止 するには、PTTスイッチまたは、[
スキャンスキップ設定
スキャンしたくないメモリーチャンネルを指定することができます。
1. [▲]または[▼]キーを押して、スキップするメモリ
2. PTTスイッチを押すと、通常画面に戻ります。
V/M]キーを押して、メモリーモードにします。
す。
で点滅します。
って、スキャンを再開します。
F キー長押し
(セットモードに入る)(28 SKIP 選択)
ーチャンネルを選択してから、Fキーを押します。
選択したメモリーチャンネルは、黒に反転して表示
されます。
スキップ 設定したメ モリー チャンネ ル
を呼び出すと “
リーチャンネルナンバーの下に表示さ
れます。
→
キー押し
” アイコンがメモ
V/M]キーを押します。
→
F キー押し
FT-65 Advance Manual 14
Page 16

スキャン機能
プログラマブルメモリースキャン(PMS)
希望する周波数間だけをスキャンします。
上限周波数と下限周波数は、必ず同じバンド内の周波数をメモリーしてください。
例として 144.300MHzと148.000MHzをメモリーチャンネルに登録する手順を説明し
ます。
1. [
2. 144.300MHz をメモリーチャンネルL01に設定します ( “L” は下限を意味してい
3. 同様に148.000MHzをメモリーチャンネルU01に設定します (“U”は上限を意味
4. [#BAND]キーを長押しします。
5. [▲]または[▼]キーを押して 、“PMS-1”を選択します。
6. PTTスイッチを押すと、通常画面に戻ります。
7. 本機がVFOモードになっているか確認して、Fキー
V/M]キーを押して、VFOモードにします。
ます)。
しています)。
PMS-(番号)は、現在選択しているPMSの周波数ペアの番号によって
変わります 。
プログラマブルVFO スキャンの詳細については、FT-65の取扱説明
書を参照してください。
を押した後で[#BAND]キーを押します。
アイコンが表示され、設定した範囲内でスキ
ャンを開 始しま す。
L01/U01からL10/U10の10組のバンド内のメモリーを作成でき
るので、必要に応じて複数のバンド、複数の部分で上限と下限の周波数
範囲を設定することができます。
FT-65 Advance Manual
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スキャン機能
優先チャンネルスキャン操作(プライオリティ機能)
FT-65のスキャン機能は、VFOモードまたはメモリーチャンネルを定期的に設定した間隔
でスキャンすることができます。
メモリーチャンネルで信号を受信したら、セットモードの “25 RESUME”のスキャン再開
設定に従ってスキャンが止まります。
スキャン停止時の動作設定については、37ページを参照してください。
ダイアルプライオリティ(VFOモード⇔メモリーチャンネル)
1. 確認したいメモリーチャンネルを呼び出します。
2. [
3. Fキーを押してから[V/M]キーを押して、ダイアルプライオリティモードを開始します。
V/M]キーを押して、VFOモードにします。
画面にはVFO周波数が表示されていますが、約5秒ごとに指定したメモリーチャンネ
ルに信号があるか確認します。
約5秒ごとに
4. ダイアルプライオリティを中止するには、Fキーを押してから[V/M]キーを押します。
メモリープライオリティ(メモリーチャンネル⇔メモリーチャンネル)
1. 確認したい希望の周波数をメモリーチャンネルの001に登録します。
2. 常時受信したいメモリーチャンネルを呼び出します。
3. Fキーを押してから[V/M]キーを押して、メモリープライオリティモードを開始します。
画面には現在のメモリーチャンネルが表示されていますが、約5秒ごとにメモリーチ
ャンネル001に信号があるか確認します。
約5秒ごとに
4. メ モリー プラ イオリティを 中 止す るに は、Fキーを押してから[V/M]キーを押します。
メモリーバンク機能を使用している場合でもメモリーチャンネル001を確
認します。
FT-65 Advance Manual
16
Page 18

スキャン機能
HOMEプライオリティ(HOMEチャンネル⇔メモリーチャンネル)
1. 確認したいメモリーチャンネルを呼び出します。
2. Fキーを押してから[P1]キーを押して、ホームチャンネルを呼び出します。
3. Fキーを押してから[
画面にはHOMEチャンネルが表示されていますが、約5秒ごとに指定したメモリーチ
ャンネルに信号があるか確認します。
V/M] キーを押して、HOMEプライオリティを開始します。
約5秒ごとに
4. HOMEプライオリティを中止するには、Fキーを押してから[V/M] キーを押します。
プ ラ イ オリ ティリ バ ート
プライオリティ機能が動作中に、PTTスイッチを押すと、設定したメモリーチャンネルで優
先的に送信することができます。
F キー長押し
(セットモードに入る)(23 PRI. RVT 選択)
1. [▲]または[▼]キーを押して “RVT . ON”また
は、“RVT . OFF” (初期値)を選択します。
2. PTTスイッチを押すと、設定が保存され、通常画面に戻ります。
→
キー押し
→
F キー押し
スキャン停止時のバックライト点灯機能
スキャンが停止したときにディスプレイとキーパッドのバックライトが点灯するかどうかを設
定する機能です。
F キー長押し
(セットモードに入る)(27 SCN. LAMP 選択)
1. [▲]または[▼]キーを押して、“OFF”を選択しま
す。
2. [▲]または[▼]キーを押して “OFF”を選択します。
3. PTTスイッチを押すと、設定が保存され、通常画面に戻ります。
→
FT-65 Advance Manual
キー押し
17
→
F キー押し
Page 19

緊急を知らせる(エマージェンシー機能)
アラーム音とディスプレイにホームチャンネルを表示して、LEDフラッシュライトの点滅で、
緊急を知らせることができます。
エマージェンシー機能を起動するには、エマージェンシーキーを3秒間長押しすると起動し
ます。起動時には以下のように動作します。
(A) VHF帯のホームチャンネル表示
(B) アラーム音 (音量は、PWR/VOL ツマミで調整できます)
(C) LEDフラッシュライトでSOSのモールス点滅表示
(D) PTTスイッチを押すと、VHF帯のホームチャンネルを送信している間、一時的にアラー
ムが止まり、LEDフラッシュライトの点滅が止まります。
(E) PTTスイッチを放したあとで2秒後に、アラームとLEDフラッシュライトの点滅が再開
します。
エマージェンシー機能を止めるには、エマージェンシーキーを押すか、PWR/VOLツマミを
反時計まわりにまわして、トランシーバーの電源をオフにします。
“F7:UHF-ONLY”モード (FT-65 の取扱説明書参照)を設定している
場合でも、PTTスイッチを押すと、VHF 帯のホームチャンネルで送信しま
す。
FT-65 Advance Manual 18
Page 20

ARTS機能(
ARTS(アーツ)機能を搭載した相手局と、交信できる状態かどうかを自動的に調べ、交信可
能・不可能をディスプレイ表示と確認音で知らせる機能です。
各トランシーバーは同じDCSコードに設定する必要があります。確認音はお好みに合わせ
て設定できます。
ARTS機能を起動後に15秒または25秒ごとに1秒間、DCSコードが自動で送信されま
す。相手局が交信範囲内にいる場合は、“IN.RNG”が表示され、他局が交信範囲外の場合
は、“OUT.RNG”が表示されます。
PTTスイッチを押す、押さないに関わらず、約10分ご
とにモールス信号で自局のIDを送出することができま
す。
1分以上交信範囲外にいる場合は、トランシーバーが信号は無いと判断して、3回ビープ音
をならしてから、“OUT.RNG”の表示に戻します。また交信範囲内に戻るともう一度、ビー
プ音が鳴り、“IN.RNG”表示に戻ります。
ARTS機能の起動中は、周波数やその他の設定を変更することはできません。通常画面に
戻るには、ARTS機能を終了する必要があります。これは、周波数変更による不用意な通信
を避けるためです。
Automatic Range Transponder System
)
ARTS 機能のセットアップと操作方法
1. 通信する全てのトランシーバーを同じDCSコードに設定します(7ページ参照)。
2. [2]キーを長押しします。
• “OUT.RNG”がLCD画面に表示されます。
• ARTS機能が起動します。
3. 25秒ごとにDCSコードを送信します。
相手局の信号を確認すると“IN.RNG”が表示さ
れます。
4. Fキーを押す(または[2]キーを長押しする)とARTS機能を終了して、通常画面に戻
ります 。
FT-65 Advance Manual 19
Page 21

ARTS機能(Automatic Range Transponder System)
ARTSチェック間隔の設定
ARTS機能は、25秒ごと(初期値)または15秒ごとに信号を確認するように設計されてい
ます。初期値の値は、よりバッテリー消費を減らすために長い方の時間に設定されていま
す。
F キー長押し
(セットモードに入る)(2 ARTS 選択)
1. [▲]または[▼]キーを押して、“INTV”を選択して
から、Fキーを押すと設定変更が可能になります。
2. [▲]または[▼]キーを押して、希望の確認信号の間隔(15秒または25秒)を選択しま
す。
3. PTTスイッチを押すと、設定が保存され、通常画面に戻ります。
→
ARTSアラーム設定
ARTS機能は、2種類の確認音の動作がありますので、お好みに合わせて設定できます。
表示説明
OFF
INRANG
ALWAYS
確認音は鳴りません。
交信圏内に入ったとき、初回だけ確認音が鳴り、初回以降は、
"OFF"の場合と同様に鳴りません。
交信圏内でARTS 信号を受信するたびに確認音が鳴ります。
キー押し
→
F キー押し
F キー長押し
(セットモードに入る)(2 ARTS 選択)
1. [▲]または[▼]キーを押して、“BEEP”を選択して
から、Fキーを押すと設定変更が可能になります。
2. [▲]または[▼]キーを押して、上表で説明した設定を選択します。
3. PTTスイッチを押すと、設定が保存され、通常画面に戻ります。
→
FT-65 Advance Manual
キー押し
20
→
F キー押し
Page 22

ARTS機能(Automatic Range Transponder System)
CW IDの設定
ARTS機能の起動中に、10分ごとに自分のコールサインなどを自動的に送出することがで
きます。コールサインは最大6文字まで使用できます。
CWでIDを送出するためには、第三級アマチュア無線技士以上の資格とF2Aの電波型
式の免許が必要です。
F キー長押し
(セットモードに入る)(9 CW ID選択)
1. Fキーを押してから、[▲]または[▼]キーを押し
て、“TX : ON”を選択します。
2. Fキーを押すと設定が保存されます。
3. [▲]または[▼]キーを押して 、“ID”を選択します。
4. キーパッドを押して、コールサインを入力します。
• コールサインを1文字入力後に、[▲]キーを押すと次の文字へカーソルが移動します。
• 間違いを訂正するには、 訂正する文字にカーソルが移動するまで[▼]キーを繰り返
し、押します。
コールサインを実際に鳴らして、確認するにはMONI/T.CALLキー
を押します。
5. 文字の入力が終了したら、Fキーを長押しすると、コールサインが保存されます。
6. PTTスイッチを押すと、設定が保存され、通常画面に戻ります。
入力したコールサインを確認するには、手順1 ~6を繰り返してから
MONI/T.CALLキーを押します。
→
キー押し
→
F キー押し
FT-65 Advance Manual
21
Page 23

DTMF 機能を使う
DTMF(Dual Tone Multi Frequencies)は、プッシュホーン回線の電話をかけたときに
受話器から聞こえる「ピッポッパッ」音のことです。フォーンパッチから公衆回線に接続すると
きに使う電話番号などを、最大16桁のDTMFコードで10チャンネル分登録できます。0か
ら9の数字と[
手動でDTMF コードを送出する
送信中にDTMFトーンを手動で送出できます。
F キー長押し
(セットモードに入る)(12 DTMF SET 選択)
1. Fキーを押してから、[▲]または[▼]キーを押して、“MANUAL”を選択します。
MANUAL
(初期値)
2. Fキーを押すと設定が保存されます。
3. PTTスイッチを押すと、通常画面に戻ります。
4. PTTスイッチを押したまま、キーパッドの希望の数字を入力します。
DTMFコードは、2 つの周波数の組み合わせです。
697Hz1 (
770Hz4 (
852Hz7 (
941Hz
][]の文字を使用します。
→
キー押し
表示説明
DTMFコードの手動送出
AUTO
オートダイアラで DTMFコード
を送出
1209Hz1336Hz1477Hz1633Hz
)2 ()3 ()A ()
)5 ()6 ()B ()
)8 ()9 ()C ()
()0 () ()D ()
→
F キー押し
FT-65 Advance Manual 22
Page 24

DTMF 機能を使う
オートダイアラ
9個のフォーンパッチの電話番号を登録して、短いコマンドで送ることができます。
F キー長押し
(セットモードに入る)(13 DTMF WRT 選択)
1. [▲]または[▼]キーを押すか、 [1] から [9] キー
を押して、DTMFコードを登録する希望のメモリー
を選 択します。
2. Fキーを押して、DTMFコードの入力を始めます。
3. [1] ~ [0] キー、[P1] ~ [P4]キー、 [
は[▼]キーを押してDTMFコードの最初の桁を選択します。
4. Fキーを押して、最初の桁を確定して、DTMFコードの次の桁に移動します。
5. 手順3~4を繰り返して、DTMFコードを入力します。
間違いを修正するには、カーソルが最初の桁の位置に戻るまで、Fキーを繰り返し押
します(またはFキーを長押ししてからFキーを押します)。
6. Fキーを長押しして、DTMFコードを保存します。
7. PTTスイッチを押すと、通常画面に戻ります。
登録したDTMFコードを実際に鳴らして確認するには、上記の手順1
で希望のメモリーを選択し、 MONI/T.CALL キーを押します。
→
オートダイアラでDTMFコードの送出
F キー長押し
(セットモードに入る)(12 DTMF SET 選択)
1. Fキーを押してから、[▲]または[▼]キーを押し
て、“AUTO”を選択します。
→
キー押し
V/M]、[#BAND]キーを押すか、[▲]また
キー押し
→
→
F キー押し
F キー押し
2. Fキーを押すと設定が保存されます。
3. PTTスイッチを押して送信しながら、登録したDTMFメモリーキー[1] ~ [9]を押し
ます。
4. PTTスイッチ を放し ます 。
DTMFコードの送出が終わるまで送信を続けます。
DTMFコードの送出スピードを変更するには、セットモードの
“12 DTMF SET”で設定します。詳細は、34ページを参照してく
ださい。
FT-65 Advance Manual
23
Page 25

その他の設定
パスワード機能の設定
FT-65には第三者の無断使用などを防ぐことができるパスワード機能があります。
パスワード機能を動作させると、電源を入れたときに4桁のパスワードを入力する画面
になります。パスワードはキーパッドから入力します。
パスワードの設定とパスワード機能のオン/オフ
F キー長押し
(セットモードに入る)(22 PASSWORD 選択)
1. Fキーを押します。
2. [0] ~ [9]キーを押すか、[▲] または [▼]キーを
押して、パ スワードの1桁 目を 選択しま す。
[▲]または[▼]キーを押した場合は、Fキーを押す
と1桁 目を確定して、次の文字の位置にカーソルが
移動します 。
3. 手順2を繰り返し、4桁のパスワードを入力します。
• 4桁のパスワードを入力後、カーソルは“OFF”または“ON”の位置に戻ります。
• パスワード入力をやり直すには、手順1からやり直してください。
• パスワードは、忘れないように記録しておくことをお勧めします。
• 登録したパスワードを忘れた場合は、 “All Reset”(取扱説明書参照)
を実行すると、パスワードを入力せずに電源が入ります。ただし、“All
Reset”を実行すると、登録したメモリー内容や各種設定値などのす
べての情報がリセット(初期化)されます。
→
キー押し
→
F キー押し
4. [▲]または[▼]キーを押して 、“OFF” または “ON”を選択します。
5. PTTスイッチを押すと、設定が保存され、通常画面に戻ります。
周波数ステップを設定する
FT-65は、マニュアルで周波数ステップを切り換えることができます。
AUTO/5/6.25/10/12.5/15/20/25/50/100kHzから選択することができます。
初期値は、自動的に受信周波数に応じた最適なステップに切り換わる“AUTO”に設定され
ています。通常は “AUTO”に設定しておくことをおすすめします。
F キー長押し
(セットモードに入る)(30 STEP 選択)
1. [▲]または[▼]キーを押して、必要な周波数ステッ
プを選択します。
2. PTTスイッチを押すと、設定が保存され、通常画面に戻ります。
→
キー押し
→
F キー押し
FT-65 Advance Manual 24
Page 26

その他の設定
送信パワーセーブ機能の設定
相手局の信号強度がフルスケールの場合、自動的に送信出力が下がります(HIパワー
のときはMIDパワーに、MIDパワーのときはLOWパワーに下がります)ので、バッテ
リーの消耗を抑えることができます。
F キー長押し
(セットモードに入る)(33 TX SAVE選択)
1. [▲]または[▼]キーを押して “SAVE ON”また
は、“SAVE OFF”(初期値)を選択します。
2. PTTスイッチを押すと、設定が保存され、通常画面に戻ります。
→
送受信時の送受信インジケーターの点灯をオフにする
送受信時に点灯する送受信インジケーターをオフにすることでバッテリー消費を抑えること
ができます。
F キー長押し
(セットモードに入る)(17 LED 選択)
1. [▲]または[▼]キーを押して、“TX”または
“BUSY”を選択します。
表示説明
TX
BUSY
2. Fキーを押すと、各設定の項目が確定します。
3. PTTスイッチを押すと、設定が保存され、通常画面に戻ります。
ON (初期値)送信中にインジケーターが点灯します。
ON (初期値)受信中にインジケーターが点灯します。
→
OFF送信中にインジケーターが消灯します。
OFF受信中にインジケーターが消灯します。
キー押し
キー押し
→
→
F キー押し
F キー押し
FT-65 Advance Manual
25
Page 27

その他の設定
自動的に電源をオフにする(APO機能)
APO(オートパワーオフ)機能は、何も操作しないと自動的に電源がオフになる機能
です。電源がオフになるまでの時間は、0.5時間から12時間の間で0.5時間ごとに設
定できます。初期値はOFFです。
F キー長押し
(セットモードに入る)(1 APO 選択)
1. [▲]または[▼]キーを押して、電源がオフになる時
間を選択します。
2. PTTスイッチを押すと、設定が保存され、通常画面に戻ります。
APO機能が動作中は、“
時間が経過すると、自動的にトランシーバーの電源がオフになります。
設定時間を変更するたびに、自動的に電源がオフになる時間のカウン
トはリセットされます。
→
”アイコンが画面の右側に表示されます。その後、設定した
連続で送信できる時間を制限する(TOT機能)
TOT(タイムアウトタイマー)機能とは、1分から30分の設定した時間で連続送信し
た場合、自動的に受信状態に戻る機能です。
誤操作での不要な電波送出や、バッテリーの消耗が防げます。初期値は、OFFです。
F キー長押し
(セットモードに入る)(31 TOT 選択)
1. [▲]または[▼]キーを押して、希望の最大連続送信
時間(1分~30分(初期値はOFF))を選択します。
→
キー押し
キー押し
→
→
F キー押し
F キー押し
2. PTTスイッチを押すと、設定が保存され、通常画面に戻ります。
信号を受信中に送信を禁止する(BCLO機能)
BCLO(ビジーチャンネルロックアウト)機能とは、信号を受信中に、誤って送信しないように
する機能です。初期値はOFFです。
F キー長押し
(セットモードに入る)(4 B-CH. L/O 選択)
1. [▲]または[▼]キーを押して、“ON”または “OFF”
を選 択します。
2. PTTスイッチを押すと、設定が保存され、通常画面
に戻ります 。
→
FT-65 Advance Manual
キー押し
26
→
F キー押し
Page 28

その他の設定
送信変調度を変更する
送信変調レベルを通常の約半分に設定できます。初期値はWIDEです。通常はWIDEで使用
してください 。
F キー長押し
(セットモードに入る)(37 WIDE/NAR選択)
1. [▲]または[▼]キーを押して、“NARROW”を選択
します。
→
表示説明
WIDE(初期値)Wide (±5 kHz) 最大周波数偏移
NARROWNarrow (±2.5 kHz) 最大周波数偏移
“NARROW”を選択すると、送信変調度が半分になります。
2. PTTスイッチを押すと、設定が保存され、通常画面に戻ります。
ボイスコンパンダー機能
ボイスコンパンダー機能とは、音声通話中のノイズを低減して、聴きやすくすることができ
る機能です。FT-65のトランシーバー同士での使用をおすすめします。
F キー長押し
(セットモードに入る)(7 COMPANDE選択)
1. [▲]または[▼]キーを押して、“ON”または“OFF (
初期値)”を選択します。
2. PTTスイッチを押すと、設定が保存され、通常画面
に戻ります 。
→
キー押し
キー押し
→
→
F キー押し
F キー押し
FT-65 Advance Manual
27
Page 29

クローン操作
FT-65同士を接続して、メモリー内容や各種設定内容をコピーすることができます。
1. 本機の電源をオフにします。
2. オ プ ション のSCU-36 クローンケーブルをMIC端子に差し込んでFT-65同士を接
続します。
MIC端子 MIC端子
SCU-36 (オプション)
3. MONI/T.CALLキーとPTTスイッチを同時に押しながら、本機の電源をオンにしま
す。
もう一台のトランシーバーも同じように電源をオンにします(電源をオンにする
順序はどちらでも構いません)。
4. それぞれのトランシーバーの[▲]または[▼]キーを押して、“F9 : CLONE”を選択
し、Fキーを押します。
クローン接続が成功すると、両方のトランシーバー
に“CLONE”と表示されます。
5. 送り側のトランシーバーのPTTスイッチ を押 しま す。
• 送り側のトランシーバーに“- - TX - -”と表示され、受
け側のトランシーバーに転送されます。
• 受け側のトランシーバーには、“- - RX - -”と表
示されます。
• クローン操作中にエラーが発生した場合は、
“CLONE ERR”と表示されます。クローンケーブル
の接続を確認してもう一度やり直してください。
• クローン操作が成功すると両方のトランシーバーの画面に“CLONE OK”と表示さ
れます。
6. 両方のトランシーバーをオフにして、クローンケーブルを外します。
FT-65 Advance Manual 28
Page 30

セットモード一覧
セットモードは、トランシーバーの様々な設定を選択や変更することができます。
セットモード項目とその設定内容の一覧は下記の表を参照してください。
1. Fキーを長押しして、セットモードに入ります。
2. [▲]または[▼]キーを押して 、設定したいセットモードの項目を選択します。
3. Fキーを押して、設定の変更が可能な状態にします。
4. [▲]または[▼]キーを押して、設定値を変更します。
5. 設定後に PTTスイッチを押すと、設定が保存され、通常画面に戻ります。
F キーを長押しすると、セットモード内の上層のメニューへ移動します。
項目
(下層のメニュー表示)
1 APOオートパワーオフ(APO) 機能の設定OFF / 0.5H ~12.0H (Step
2 ARTSARTS 動作時のビープ音やチェッ
3 BATTSAVE受信時のバッテリーセーブ間隔の設定200mS / 300mS / 500mS /
4 B-CH.L/O信号受信中の送信禁止設定(ビ
5 BEEPス キャンストップ時 やキ ー パッド 押
6 BELLCTCSS/DCS/PAGER/ARTS
7 COMPANDE
(COMPANDER)
8 CTCSS
(CTCSS TONE)
9 CW ID
※ CWで ID を送出するためには、
第三級アマチュア無線技士以上の
資格とF2Aの電波型式の免許が
必要です
10 DC VOLTディスプレイに電源電圧を表示しま
11 DCS CODEDCS コードの設定104 種類の DCSコード /OFFTX=023
12 DTMF SETDTMF 送出方法の設定
13 DTMF WRTDTMFコードの設定−−
14 EDG.BEEPバンドエッジ通過時のビープ音のオ
15 KEY LOCKキーパッドロック機能の設定KEY / PTT / P+KKEY
16 LAMPディスプレイとキーパッドの点灯時
ク間隔の設定
ジーチャンネルロ ッ クアウト)
下時のビープ音の設定
のベル機能動作時の呼出回数設定
ボイスコンパンダー機能のオン/オフOFF / ONOFF
トーン周波数の設定50 種類のトーン周波数 /OFFTX=88.5Hz
ARTS 機能を使用しているときに
動作するCW によるID 送出を設
定します 。
す。
DTMF 送出のディレー時間と送出
スピードの設定
ン / オフ
間の設定
機能設定値初期値
0.5H)
BEEP= INRANG / ALWAYS /
OFF
INTV= 25SEC / 15SEC
1SEC / 2SEC / OFF
OFF / ONOFF
KEY+SC / KEY / OFFKEY+SC
OFF / 1Time / 3Times/
5Times / 8Times /
CONTINUE
TX= OFF / ON
ID= ------ (6 桁の英数字)
−−
MODE= MANUAL / AUTO
DELAY= 50mS / 250mS /
450mS / 750mS /
1000mS
SPEED= 50mS / 100mS
BEEP OFF / BEEP ONBEEP OFF
5secKey / 10secKey /
30secKey / CONT / OFF
OFF
BEEP=OFF
INTV= 25SEC
200mS
OFF
RX=88.5Hz
TX= OFF
ID= 空欄
RX=023
M=MANUAL
D=450mS
S=50mS
5secKey
FT-65 Advance Manual 29
Page 31

セットモード一覧
項目
(下層のメニュー表示)
17 LED送受信インジケーターの点灯のオ
18 MEM DEL
(MEM DELETE)
19 MON/T-CL
(MON/T-CALL)
20 NAME TAG登録したメモリーチャンネルの名
21 PAGER新ページャー機能の送受信個別
22 PASSWORDパスワード機能の設定OFF / ON (4 桁の数字)OFF ( 空欄)
23 PRI.RVTプライ オリティチャン ネル のリバー
24 REPEATERレピータの以下の設定
25 RESUMEスキャン停止時の動作設定BUSY / HOLD / TIMEBUSY
26 RF SQLRF スケルチのレベル設定S-1 / S-2 / S-3 / S-4 / S-5 /
27 SCN.LAMPスキャンストップ時のランプの点灯
28 SKIP
(SKIP SCAN)
29 SQL TYPEトーンスケルチ/DCS の選択OFF / R-TONE / T-TONE
30 STEP周波数のステップの設定5 / 6.25 / 10 / 12.5 / 15
31 TOTタイムアウトタイマー(TOT)の設定1min ~ 30min(1 分ごと) /
32 TX PWR送信出力の設定HI(5W) / MID(2.5W) /
33 TX SAVEバッテリーセーブの設定SAVE OFF / SAVE ONSAVE OFF
ン / オフ
登録したメモリーチャンネルの削
除
MONI/T.CALL キーの機能設定
の選択
前編集
コードの設定
アンサーバック機能のオン/ オフ
ト機能のオン /オフ
・ ARS(オートレピータシフト)の
設定
・レピータシフト方向の設定
・レピータシフト幅の設定
のオン / オフ
スキップ メモリー チャン ネル の チャ
ンネル選択
機能設定値初期値
TX= ON / OFF
BUSY= ON/ OFF
−−
MONITOR / T-CALL1750 /
T-CALL2100 / T-CALL1000
/ T-CALL1450
−−
TX: ** **
RX: ** **
ACK : ON/OFF
RVT.OFF / RVT.ONRVT.OFF
ARS= ON / OFF
MODE=SIMPLEX / +RTP /
-RTP
SHIFT= OFF / 0.05MHz ~
99.95MHz(50kHzごと)
S-6 / S-8 / S-FULL / OFF
ON/OFFON
−−
/ TSQL / REV TN / DCS /
PAGER
/ 20 / 25 / 50 / 100 kHz /
AUTO
OFF
LOW(0.5W)
TX=ON
BUSY=ON
MONITOR
TX=05 47
RX=05 47
ACK=OFF
ARS=ON
MODE=SIMPLEX
SHIFT=430MHz 帯は
5.00MHz、144MHz 帯は
OFF
OFF
OFF
AUTO
OFF
HI(5W)
34 VFO.SPL
※リセット /特別な運用モードの
「F8:DUAL DISP」 設定 時の み
設定可
35 VOXVOX機能の設定VOX OFF / VOX ONVOX OFF
36 WFM.RCVWFMモードのオン/オフ WFM.ON / WFM.OFFWFM.ON
37 WIDE/NARFM モードの送信変調レベル設定WIDE / NARROWWIDE
FT-65 Advance Manual
VFO スプリット運用の設定VSP.OFF / VSP.ONVSP.OFF
30
Page 32

セットモード一覧
セットモードの各設定項目の詳細について説明しています。表内の太字の項目が初期値です。
1 APO
APO(オートパワーオフ)時間の設定
APO時間(一定時間何も操作しないと、自動的に電源をオフにする時間)を設定しま
す。APO時間が設定されているときは,ディスプレイに"
OFF自動的に電源をオフにしません。
0.5H ~12H(時間)設定した時間の後で電源がオフになります。
詳しくは26ページを参照してください。
2 ARTS
ARTS 動作時の確認音やチェック間隔の設定
OFF確認音は鳴りません。
BEEP
INTV
ALWAYS
INRANGE
25SEC/
15SEC
交信圏内に入ったとき、初回だけ確認音が鳴り、初回以降
は、"OFF"の場合と同様に鳴りません。
交信圏内でARTS信号を受信するたびに確認音が鳴ります。
ARTS動作時のチェック間隔を設定します。
詳しくは20ページを参照してください。
"が表示されます
3 BATTSAVE
受信時のバッテリーセーブ間隔の設定
OFFバッテリーセーブ機能は動作しません。
200mS~2SEC(時間)
受信セーブ機能が動作して、信号を受信してないときに、設定し
た時間、自動的に受信の動作をオフにします。
4 B-CH.L/O
信号受信中の送信禁止設定(ビジーチャンネルロックアウト)
信号を受信中に、誤って送信しないように設定します。
OFF信号を受信中でも送信します。
ON信号を受信中は送信しません。
詳しくは26ページを参照してください。
FT-65 Advance Manual
31
Page 33

セットモード一覧
5 BEEP
スキャンストップ時やキーパッド押下時のビープ音の設定
OFFビープ音は鳴りません。
KEY+SCキー操作時やスキャン停止時などにビープ音が鳴ります。
KEYキー操作時にビープ音が鳴ります。
詳しくはFT-65の取扱説明書を参照してください。
6 BELL
CTCSS/DCS/PAGER/ARTSのベル機能動作時の呼出回数設定
相手局からの呼び出し(同じトーンやDCS、新ページャーコード、ARTSを含む信号を
受信)をベル音で知らせるかどうかを設定します。
OFF
1Time ~ 8Timesベル音が鳴る回数を1~8回から設定できます。
CONTINUEキー操作を行うまでベル音が連続で鳴り続けます。
詳しくは8ページを参照してください。
7 COMPANDE(COMPANDER)
ボイスコンパンダー機能のオン/オフ
音声通話中のノイズを低減して、聴きやすくすることができます。
OFF
ONボイスコンパンダー機能がオンになります。
ベル音は鳴りません。
ボイスコンパンダー機能がオフになります。
詳しくは27ページを参照してください。
FT-65 Advance Manual
32
Page 34

セットモード一覧
8 CTCSS(CTCSS TONE)
トーン周波数の設定
50種類のトーン周波数から選択することができます。初期値は送受信とも88.5Hz。
TX
RX受信のトーン周波数、または OFFを設定します。
67.069.371.974.477.079.7
82.585.488.591.594.897.4
100.0103.5107.2110.9114.8118.8
123.0127.3131.8136.5141.3146.2
151.4156.7159.8162.2165.5167.9
171.3173.8177.3179.9183.5186.2
189.9192.8196.6199.5203.5206.5
210.7218.1225.7229.1233.6241.8
250.3254.1––––
9 CW ID
トーン周波数の設定
ARTS機能を使用しているときに動作するCWによるID送出を設定します。
CWでIDを送出するためには、第三級アマチュア無線技士以上の資格とF2Aの電波型
式の免許が必要です。
TX
送信のトーン周波数、またはOFF を設定します。
選択できるトーン周波数(Hz)
詳しくは7ページを参照してください。
CWでIDを送出しません。
CWのID(6 桁の英数字)を設定します。
ID
OFF
ONCWでIDを送出します。
------
詳しくは21ページを参照してください。
10 DC VOLT
電源電圧の表示
ディスプレイに電源電圧を表示します。
詳しくは4ページを参照してください。
FT-65 Advance Manual
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セットモード一覧
11 DCS CODE
DCSコードの設定
デジタルコードスケルチ(DCS)を使うと、こちらで設定したDCSコードが含ま
れた信号を受信したときのみスケルチが開きます。
104種類の中から選択することができます。初期値は送受信とも023です。
TX
RX受信の DCSコード、または OFFを設定します。
023025026031032036043047051053
054065071072073074114115116122
125131132134143145152155156162
165172174205212223225226243244
245246251252255261263265266271
274306311315325331332343346351
356364365371411412413423431432
445446452454455462464465466503
506516523526532546565606612624
627631632654662664703712723731
732734743754––––––
12 DTMF SET
DTMF 送出方法/DTMF送出のディレー時間/送出スピードの設定
送信のDCSコード、または OFFを設定します。
DCSコード一覧
詳しくは7ページを参照してください。
MODEMANUAL / AUTO
50mS/250mS/
DELAY
450mS/750mS/
1000mS
DTMFコードをマニュアル(手動)、またはオート
ダイアラで送出する方法を設定します。
PTT
スイッチを押してから、DTMFコードが送出
されるまでの時間を設定します。
50mS: 1秒間に10 文字の割合でDTMFコー
SPEED
50mS/100mS
100mS: 1秒間に5 文字の割合でDTMFコー
ドが送出されます。
ドが送出されます。
詳しくは22ページを参照してください。
13 DTMF WRT
最大16桁のDTMF信号を登録することができます(合計9チャンネル)。
詳しくは23ページを参照してください。
FT-65 Advance Manual
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セットモード一覧
14 EDG.BEEP
バンドエッジ通過時のビープ音の設定
[▲]または[▼]キーで周波数をスキャン時およびメモリースキャン時に、バンドエッジやメモ
リーチャンネル1を通過したときのビープ音をオン/オフすることができます。
BEEP OFFビープ音が鳴りません。
BEEP ONビープ音が鳴ります。
15 KEY LOCK
PTTスイッチとキーパッドのロック機能の設定
KEYキーパッドの操作をロックします。
PTTPTTスイッチの操作をロックします。
P+KPTTスイッチとキーパッドの操作をロックします。
詳しくはFT-65の取扱説明書を参照してください。
16 LAMP
ディスプレイとキーパッドの点灯時間の設定
5secKey5秒後にディスプレイやキーパッドが消灯します。
10secKey10秒後にディスプレイやキーパッドが消灯します。
30secKey30秒後にディスプレイやキーパッドが消灯します。
CONTディスプレイやキーパッドが点灯したままになります。
OFFディスプレイやキーパッドが消灯したままになります。
詳しくはFT-65の取扱説明書を参照してください。
17 LED
送受信インジケーターの点灯のオン/ オフの設定
TX
BUSYON / OFF受信時に点灯するインジケーターをオン/オフできます。
ON / OFF送信時に点灯するインジケーターをオン/オフできます。
18 MEM DEL(MEM DELETE)
登録したメモリーチャンネルの削除
詳しくはFT-65の取扱説明書を参照してください。
FT-65 Advance Manual
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セットモード一覧
19 MON/T-CL(MON/T-CALL)
MONI/T.CALLキーの機能設定の選択
MONITORモニターとして動作します。
T-CALL17501750Hzのトーン信号を送出します(主にヨーロッパで使用します)。
T-CALL21002100Hzのトーン信号を送出します(主にヨーロッパで使用します)。
T-CALL10001000Hzのトーン信号を送出します(主にヨーロッパで使用します)。
T-CALL14501450Hzのトーン信号を送出します(主にヨーロッパで使用します)。
20 NAME TAG
登録したメモリーチャンネルの名前を編集
メモリーチャンネルに、最大8桁の名前をつけることができます。
詳しくはFT-65の取扱説明書を参照してください。
21 PAGER
新ページャー機能の送受信個別コードの設定/アンサーバック機能のオン/オフ
新ページャー機能を使用する際の個別コードを設定したり、呼び出しを受けたりしたときに
自動的に約2.5秒間送信する(アンサーバック)機能のオン/オフができます。
TX
RX
ACK
01~50送信用の個別コードを設定します(初期値は05 47)。
01~50受信用の個別コードを設定します(初期値は05 47)。
ON / OFFアンサーバック機能をオン/オフします。
詳しくは10ページを参照してください。
22 PASSWORD
パスワード機能の設定
詳しくは24ページを参照してください。
23 PRI.RVT
プライオリティチャンネルのリバート機能のオン/オフ
プライオリテイ機能が動作中にPTTスイッチを押すと、指定したメモリーチャンネルで優先的に
送信することができます。
RVT.OFFプライオリティチャンネルのリバート機能がオフになります。
RVT.ONプライオリティチャンネルのリバート機能がオンになります。
詳しくは17ページを参照してください。
FT-65 Advance Manual
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セットモード一覧
24 REPEATER
ARS(オートレピータシフト)のオン/オフ、シフト方向の設定、シフト幅の設定
ARS
MODE
SHIFT0~99.95M/OFF
25 RESUME
スキャン停止時の動作設定
BUSY
HOLD信号を受信するとスキャンは停止します。スキャンは、再開しません。
TIME
ON / OFFARS機能の動作をオン/ オフします
SIMPLEX
+REP
-REP
レピータのシフト方向を設定します。
SIMPLEX:シフトしません。
+REP:周波数の高い方へシフトします。
-REP:周波数の低い方へシフトします。
レピータのシフト幅を設定します。
430MHz帯は、5.00MHz。144MHz帯は、OFF。
詳しくはFT-65の取扱説明書を参照してください。
信号を受信するとスキャンは停止します。スキャンは、信号が無くなると1秒
後にスキャンを再開します。
信号を受信するとスキャンは停止します。信号を受信中でも5秒後にスキャン
を再開します。
詳しくはFT-65の取扱説明書を参照してください。
26 RF SQL
RF スケルチのレベル設定
設定以上の信号強度(Sメーター値)の信号を受信したときだけ、音声を出力する
ように設定します。
S-1Sメーターが“1”以上の信号を受信したときだけ、音声を出力します。
S-2Sメーターが“2”以上の信号を受信したときだけ、音声を出力します。
S-3Sメーターが“3”以上の信号を受信したときだけ、音声を出力します。
S-4Sメーターが“4”以上の信号を受信したときだけ、音声を出力します。
S-5Sメーターが“5”以上の信号を受信したときだけ、音声を出力します。
S-6Sメーターが“6”以上の信号を受信したときだけ、音声を出力します。
S-8Sメーターが“8”以上の信号を受信したときだけ、音声を出力します。
S-FULLSメーターが“フルスケール”の信号を受信したときだけ、音声を出力します。
OFFRFスケルチ機能がオフになります。
詳しくは4ページを参照してください。
FT-65 Advance Manual
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セットモード一覧
27 SCN.LAMP
スキャンストップ時のバックライト点灯のオン/オフ設定
スキャン実行中に信号を受信してスキャンが停止したときにディスプレイとキーパッドの照
明点灯をするかどうかを設定する機能です。
ONスキャンストップ時はバックライトが点灯します。
OFFスキャンストップ時はバックライトが消灯します。
詳しくは17ページを参照してください。
28 SKIP(SKIP SCAN)
スキップメモリーチャンネルのチャンネル選択
詳しくは14ページを参照してください。
29 SQL TYPE
トーンスケルチ/DCSの選択
詳しくは6ページを参照してください。
30 STEP
周波数のステップの設定
[▲]または[▼]キーを押したときの周波数変化量を変更することができます。
5~100kHz設定した周波数変化量で変更することができます。
AUTO自動的に周波数の最適値が設定されます。
詳しくは24ページを参照してください。
31 TOT
タイムアウトタイマー(TOT)の設定
設定した時間で連続送信した場合、自動的に受信状態に戻る機能です。
1min~30min設定した時間で自動的に受信状態に戻ります。
OFF自動的に周波数の最適値が設定されます。
詳しくは26ページを参照してください。
FT-65 Advance Manual
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セットモード一覧
32 TX PWR
送信出力の設定
HI(5W)送信出力を5Wにします。
MID(2.5W)
LOW(0.5W)
送信出力を2.5Wにします。
送信出力を0.5Wにします。“
詳しくはFT-65の取扱説明書を参照してください。
33 TX SAVE
送信パワーセーブの設定
相手局の信号強度がフルスケールの場合、自動的に送信出力が下がります(HIパ
ワーのときはMIDパワーに、MIDパワーのときはLOWパワーに下がります)の
で、バッテリーの消耗を抑えることができます。
SAVE OFF送信パワーセーブがオンになります。
SAVE ON送信パワーセーブがオフになります。
詳しくは25ページを参照してください。
34 VFO.SPL
VFOスプリット(たすきがけ)運用の設定
VFO-Aに設定した周波数(受信)とVFO-Bに設定した周波数(送信)を使用して、異なる周
波数で送受信することができます。この設定項目を設定するには、特別な運用モード画面
で、ABバンド表示にする必要があります。
VSP.OFFVFOスプリットがオンになります。
VSP.ONVFOスプリットがオフになります。
”アイコンが画面に表示されます。
“
”アイコンが画面に表示されます。
詳しくは5ページを参照してください。
35 VOX
音声による自動送受信切り換え(VOX)機能
SSM-512B VOXイヤピースマイクでVOX機能を使用する場合に設定します。
VOX.OFFVOX機能がオフになります。
VOX ONVOX機能がオンになります。
詳しくは4ページを参照してください。
FT-65 Advance Manual
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セットモード一覧
36 WFM.RCV
WFMモードのオン/オフ
FMラジオ等を受信する場合にWFMモードを使用します。
WFM.ONWFMモードがオンになります。
WFM.OFFWFMモードがオフになります。
37 WIDE/NAR
FMモードの送信変調レベル設定
送信変調レベルを設定します。通常は“WIDE”のままで使用します。
WIDE通常の送信変調レベルです。
NARROW送信変調レベルが通常の約半分になります。
詳しくは27ページを参照してください。
FT-65 Advance Manual
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