TOSHIBA CUS04 User Manual

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東芝ショットキバリアダイオード
+
CUS04
CUS04
スイッチング電源の 2 次側整流用 携帯機器のバッテリ逆流防止用
平均順電流 : I
小型薄型外囲器なので、高密度実装に適しています。
東芝呼称名 “US-FLAT
絶対最大定格
ピーク繰り返し逆電圧 V
平均順電流 I
ピーク 1 サイクルサージ電流 I
接合温度 T
保存温度 T
(Ta = 25°C)
項目 記号 定格 単位
1: Ta = 27°C ガラス·エポキシ基板実装時
基板サイズ: 50 mm × 50 mm はんだランドサイズ: 6 mm × 6 mm 矩形波通電時 (α = 180°), V
2: 本製品の使用条件 (使用温度/電流/電圧等) が絶対最大定格以内
での使用においても、高負荷 (高温および大電流/高電圧印加、多大な温度変化等) で連続して使用される場合 は、信頼性が著しく低下するおそれがあります。 弊社半導体信頼性ハンドブック (取り扱い上のご注意とお願いおよびディレーティングの考え方と方法) およ び個別信頼性情報 (信頼性試験レポート、推定故障率等) をご確認の上、適切な信頼性設計をお願いします。
電気的特性
(Ta = 25°C)
= 0.58 V@IF = 0.7 A
FM
= 0.7 A
F (AV)
= 60 V
RRM
TM
RRM
0.7 (注 1) A
F (AV)
20 (50 Hz) A
FSM
40~150 °C
j
stg
R
60 V
40~150 °C
= 30 V
単位: mm
+ 0.2
1.25
2.5 ± 0.2
1.9 ± 0.1
0.6± 0.1
0.6 ± 0.1
0.6± 0.1
① アノード ② カソード
0.1
0.88 ± 0.1
0 ~ 0.05
0.5 ± 0.1
0.6 ± 0.1
1.4 ± 0.2
0.13
0.03
0.88± 0.1
0.78± 0.1
0.05
JEDEC
JEITA
東 芝 3-2B1A
質量: 0.004 g (標準)
項目 記号 測定条件 最小 標準 最大 単位
V
IFM = 0.1 A 0.40
ピーク順電圧
ピーク繰り返し逆電流
接合容量 C
熱 抵 抗 (接合- 周囲間) R
熱 抵 抗 (接合- リード間) R
FM (1)
IFM = 0.7 A 0.55 0.58
V
FM (2)
I
V
RRM (1)
V
I
RRM (2)
VR = 10 V, f = 1.0 MHz 38 pF
j
th (j-a)
接合-カソード側リード間 30 °C/W
th (j-ℓ)
= 5 V 0.3
RRM
= 60 V 3.0 100
RRM
セラミック基板実装 基板サイズ 50 mm × 50 mm はんだランドサイズ 2 mm × 2 mm 基板の厚さ 0.64 mm
ガラス・エポキシ基板実装 基板サイズ 50 mm × 50 mm はんだランドサイズ 6 mm × 6 mm 基板の厚さ 1.6 mm
75
150
1
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V
μA
°C/W
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現品表示

略号 製品名
4 CUS04

ソルダリングパッドの参考パターン

CUS04
単位: mm
2.0
1.1
0.5
0.8
0.8

使用上の注意

1) ショットキバリアダイオードは、他のダイオードに比べ逆方向漏れ電流が大きく使用する温度・電圧により、熱暴走を 生じ破壊に至る場合があります。 順方向損失、逆方向損失を十分考慮し、放熱設計および安全設計のうえご使用ください。
2) 絶対最大定格は絶対最大定格発表であり、一瞬たりともこれを超えてはなりません。 従いまして、ご使用にあたりマージンを考慮して、ご設計をお願いします。 目安としまして V
また、V ご考慮ください。
3) 熱抵抗特性 (接合部周囲間) は製品の取り付け状態によって変わります。 ご使用の際の基板、はんだランド等をご考慮のうえ適用する熱抵抗値を選択してください。
4) その他ご使用に際しては弊社データブックを十分にご確認してください。
: 1) の注意事項をご参照のうえご使用ください。
RRM
は約 0.1%/°C の温度特性を有しておりますので低温時の使用に際し併せて
RRM
I
: 定格の 80%以下でかつ接合部温度 (Tj) が最悪条件下で 120°C 以下。
F (AV)
本素子の場合、Ta max − I
I
: 繰り返し定格ではありませんので、製品寿命中ほとんど印加されない異常時の定格として
FSM
ご使用ください。
T
: 信頼性を高める意味でディレーティングしてご使用ください。
j
120°C 以下でご使用されることを推奨いたします。
曲線に対してのマージンをご考慮ください。
F (AV)
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CUS04
(
)
(
)
(
)
i
– vF
Tj = 150°C
25°C
F
75°C
10
1
(A)
F
0.1
100°C
P
– I
0.6
0.5
(W)
0.4
F (AV)
0.3
0.2
F (AV)
120°
α = 60°
F (AV)
180°
DC
矩形波
順 電 流 i
0.01
160
140
120
0.0
0.2 0.4 0.6 0.8 1.2
vF (V)
Ta m a x – I
F (AV)
セラミック基板実装時 (基板サイズ: 50 mm × 50 mm,
ランドサイズ 2 mm × 2 mm)
平均順損失 P
0.1
1.0
0
0.0 0.2 0.4 0.6 1.0 0.8 1.2
平均順電流 I
F (AV)
160
140
120
Ta m a x – I
F (AV)
ガラス·エポキシ基板実装時 (基板サイズ: 50 mm × 50 mm, ランドサイズ 6 mm × 6 mm)
α 0° 360°
導通角 α
(A)
100
最高許容周囲温度 Ta max (°C)
160
140
120
100
最高許容リード温度 Tℓ max (°C)
80
60
矩形波
40
α 0° 360°
20
導通角 α
VR = 30 V
0
0.2 0.4 0.6 1.0
0.0
120° 180°
AV F
I
平均順電流 I
F (AV)
T max – I
80
60
40
20
0
0.0
矩形波
α 0° 360°
導通角 α
VR = 30 V
AV F
I
0.2 0.4 0.6 1.0
平均順電流 I
F (AV)
120° 180°
F (AV)
DC α = 60°
0.8 1.2
(A)
DC α = 60°
0.8 1.2
(A)
100
80
60
40
α = 60°
20
最高許容周囲温度 Ta max (°C)
0
0.0 0.2 0.4 0.6 1.0
180° 120°
平均順電流 I
DC
0.8 1.2
(A)
F (AV)
r
– t
10000
(1) セラミック基板実装
はんだランドサイズ 2.0 mm × 2.0 mm
(2) ガラス·エポキシ基板実装
はんだランドサイズ 6.0 mm × 6.0 mm
(3) ガラス·エポキシ基板実装
はんだランドサイズ 参考パターン
1000
100
(°C/W)
th (j-a)
r
10
過渡熱インピーダンス
1
0.001 0.01 0.1 1 10 100 1000
th (j-a)
時 間 t (s)
矩形波
α 0° 360°
導通角 α
VR = 30 V
(3)
(2)
(1)
AV F
I
3
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サージ電流
24
20
(A)
16
FSM
12
8
サージ電流 I
4
0
1
10 100
サイクル数
I
100
パルス測定
10
1
(mA)
R
0.1
0.01
I
0.001
40 V
5 V
R
– T
50 V
j
10 V
VR = 60 V
30 V
20 V
Ta = 25°C
f = 50 Hz
(標準値)
1000
(pF)
j
100
Cj – V
R
(標準値)
Ta = 25 °C
f = 1 MHz
接合容量 C
10
1
VR (V)
10 100
PR
0.8
矩形波
0.7
α0° 360°
0.6
(W)
(AV) R
0.5
0.4
0.3
0.2
導通角 α
Tj = 150°C
120°
60°
– VR (標準値)
(AV)
300°
240°
180°
DC
平均逆電力 P
0.1
0.0001 0
40 120 160 20 100 140 60 80
接合温度 Tj (°C)
0.0 0 10 20 60
30 40 50
VR (V)
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CUS04
製品取り扱い上のお願い
本資料に掲載されているハードウェア、ソフトウェアおよびシステム(以下、本製品という)に関する情 報等、本資料の掲載内容は、技術の進歩などにより予告なしに変更されることがあります。
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本製品は、一般的電子機器(コンピュータ、パーソナル機器、事務機器、計測機器、産業用ロボット、家 電機器など)または本資料に個別に記載されている用途に使用されることが意図されています。本製品は、 特別に高い品質・信頼性が要求され、またはその故障や誤作動が生命・身体に危害を及ぼす恐れ、膨大な 財産損害を引き起こす恐れ、もしくは社会に深刻な影響を及ぼす恐れのある機器(以下“特定用途”とい う)に使用されることは意図されていませんし、保証もされていません。特定用途には原子力関連機器、 航空・宇宙機器、医療機器、車載・輸送機器、列車・船舶機器、交通信号機器、燃焼・爆発制御機器、各 種安全関連機器、昇降機器、電力機器、金融関連機器などが含まれます。本資料に個別に記載されている 場合を除き、本製品を特定用途に使用しないでください。
本製品を分解、解析、リバースエンジニアリング、改造、改変、翻案、複製等しないでください。
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