Model 2000 マルチメータ
クイックリファレンスガイド
A G R E A T E R M E A S U R E O F C O N F I D E N C E
Model2000
マルチメータ
クイックリファレンスガイド
©1995, Keithley Instruments, Inc.
All rights reserved.
Cleveland, Ohio, U.S.A.
Second Printing, December 1999
Document Number: 2000-903-01 Rev. B
安全上の注意事項
本製品および付随する装置をご使用になられる前に、以下に説明する安全上の注意事項を確認してください。
装置やアクセサリの中には通常の使用条件では危険な高電圧を使用しないものもありますが、置かれる状況によっ
ては危険な状態が存在する場合があります。
本製品は感電の危険を良く認識し、事故防止に必要な安全上の注意事項を熟知した人による使用を前提としていま
す。製品ご使用の前に、設置・操作・保守に関して説明された内容をよく読み、それに従ってください。製品仕様
の詳細についてはマニュアルをご覧ください。
本装置を使用されるのは次のような方々です:
責任者(責任団体) は装置の使用と保守に責任を負う個人またはグループであり、装置が本来の仕様と動作限界の
範囲内で適正に運用され、オペレーターが適切な教育を受けることに対して責任を負います。
オペレーター は目的の機能を実現するために製品を使用します。オペレーターは電気的な安全保持および装置の適
正な運用について教育を受けていなければならず、電気ショックや通電回路に直接触れぬように保護されている必
要があります。
保守要員 は製品を正しく動作させるために必要な所定の作業を行います(例えば、電源電圧の設定、消耗部品の交
換など)。具体的な保守作業の内容についてはマニュアルをご覧ください。保守担当者が実施できる項目であるか
どうかはそれぞれの作業説明に明記してあります。該当しない項目についてはサービス担当者にお任せください。
サービス担当者 は安全に装置を設置し、製品の修理を行います。このため、サービス担当者は活線作業実施のため
の教育を受けていなければなりません。設置やサービス作業を行えるのは適正な教育を受けたサービス担当者だけ
です。
感電の危険性が存在する場面では特別な注意が必要です。ケーブル接続ジャックや試験ジグには人命にかかわる高
電圧が印加されていることがあります。米国規格協会(
(ピーク値)、または
ようとするときは、常に危険な高電圧が存在するものとして作業を行ってください。
オペレーターは作業中常に感電から保護されていなければなりません。責任者(団体)はオペレーターが危険個所
に触れない/絶縁されているようにすべての接続ポイントを処置する必要があります。場合によっては、人が触れ
られるように接続個所をあえて露出させなければならないことがあります。オペレーターは、このような状況でも
感電事故から自分を保護できるように教育されていなければなりません。しかし、
る可能性のある回路については、決して回路の導電部位を露出させないでください 。
国際電気標準会議(
タ測定回路(ケースレーの
して分類されます。それ以外のすべての装置の信号端子は設置カテゴリ
できません。
スイッチングカードを電流制限機能のない電源回路に直接接続しないでください。これらのカードはインピーダン
スで制限された電源への接続を想定したものです。スイッチングカードは絶対に
い。スイッチングカードに電源を接続するときは、過大な電流や電圧がカードに印加されないようにする保護デバ
イスを装着してください。
装置を動作させる前に、電源コードが正しく接地されたコンセントに接続されていることを確認してください。接
続ケーブルや試験導線、ジャンパー等に磨耗や割れ目、断線などがないか検査してください。
確実に安全を確保するため、被試験回路が通電されている間は製品、試験ケーブル、その他の装置には手を触れな
いようにしてください。次のような作業を行う場合は必ず事前に全回路の電源を切り、コンデンサーを放電させて
ください:ケーブル/ジャンパーの接続や取り外し、スイッチングカードの装着/取り外し、ジャンパーの取付け/取
り外しなどの内部設定変更。
被試験回路のコモン側や電源
手が濡れていないことを確認し、測定対象の電圧に十分耐える乾燥した非導電性の床の上に立って作業してくださ
い。
装置およびアクセサリはその仕様と指定された操作法に従って使用してください。 これが守られない場合は装置
を安全に使用して頂くことができません。
装置およびアクセサリの最大信号レベルを絶対に超えないようにしてください。この値は装置仕様と操作法に定義
されており、さらに装置や試験ジグのパネル、スイッチングカードにも印刷されています。
製品が装着しているヒューズを交換するときは、引火事故を連続監視できるようにするため、必ず型式と定格が同
じヒューズだけを使用してください。
筐体端子は測定回路のシールドの接続のみに用い、安全接地
試験ジグを使用する場合、被試験デバイスの通電中は必ず蓋を閉じてください。安全に作業するためにはインター
ロック付きの蓋を使用してください。
60VDC
IEC:International Electrotechnical Commission
を超える場合は常に感電が危険が存在すると規定されています。未知回路を測定し
Model 175A、199、2000、2001、2002
へ電流を流す経路となりえる物体には触らないでください。測定を行うときは
GND
)においては、電圧レベルが
ANSI
)規格
IEC 664
、および
の接続には使用しないでください。
GND
2010
に分類され、電源を直接接続することは
I
30V RMS、42.4V
1000V
AC
を超える電圧で動作す
に従い、デジタルマルチメー
が該当)は設置カテゴリ
電源に直結しないでくださ
II
と
1 Model 2000 Quick Reference Guide
または
が表記された個所はユーザ用資料に推奨されたケーブルを用いて保安接地してください
装置上に
装置上に
れ以上の電圧を発生
的な対策を施して安全を保持してください。
マニュアルの中で「警告」 という見出しに続く文は、使用する人に傷害(場合によっては致命的な)を引き起こす
可能性のある危険性について説明しています。該当する操作を実行する前に必ず関連する情報を注意深く読んでく
ださい。
マニュアルの中で「注意」 という見出しに続く文は装置の損傷に結びつく危険事項を説明しています。このような
損傷は保証規定を無効にすることがありますからご注意ください。
装置およびアクセサリを人体に接続しないでください。
保守作業を行うときは必ず事前に電源ケーブルとすべての試験ケーブルを取り外してください。
感電や火災事故を防止するため、メイン回路コンポーネント(電源トランス、試験導線、入力ジャックなど)の交
換部品は必ずケースレーから純正品を購入してください。ヒューズについては、該当安全規格を満たし、かつ型式
と定格が一致するものであれば標準品を使用できます。それ以外の部品で装置の安全には関係しないものについて
は、本来の部品に同等の他社製品を購入して頂いてかまいません。
(ただし一部の指定された部品については、製品の確度と機能を保つために、直接ケースレーから購入して頂く必
要があります。)交換部品の適用性についてご不明の点があるときは、ケースレーの支社、代理店にお問い合わせ
ください。
装置をクリーニングするときは湿らせた布、または水溶性のクリーナーを使用してください。クリーニングできる
のは装置の外周りだけです。装置自体(内部)は直接クリーナーで触らないでください、また、装置表面や内部に
液体が入らないように注意してください。ケースや筐体のない裸の回路基板(コンピュータに装着するデータ収集
基板など)は、指示に従って適切に操作されている限りにおいてクリーニングの必要はありません。基板が汚れ、
それによって機能に影響が生じている場合は、基板をメーカーに返送してクリーニング
さい。
シンボルが表記された個所については、マニュアルに記載の操作説明を必ずご覧ください。
シンボルが表記された個所は、通常およびコモンモード電圧の両方を考慮すると
測定できることを示します。使用者がこのような電圧に直接触れないようにするため、標準
/
サービスを依頼してくだ
/
1000 V
またはそ
2 Model 2000 Quick Reference Guide
目次
はじめに ....................................................................................
前面パネル操作のまとめ ...........................................................
パワーオンデフォルト ....................................................................................
装置の接続 ......................................................................................................
測定の基本手順 ...............................................................................................
読み取り値の保存(2〜
読み取り値の呼び出し ....................................................................................
速度、分解能、フィルタの変更 .....................................................................
温度測定の設定変更 .......................................................................................
相対(
演算 .................................................................................................................
MX+B
パーセント
導通測定 .........................................................................................................
ダイオード試験 ...............................................................................................
リミット動作 ..................................................................................................
) .....................................................................................................
rel
.............................................................................................................
................................................................................................
(%)
) ......................................................................
1024
3
3
3
3
4
5
5
5
5
5
5
6
6
6
6
6
指示値のホールド ...........................................................................................
トリガ .............................................................................................................
スキャン動作 ..................................................................................................
工場デフォルトの条件 ....................................................................................
エラー
ステータスメッセージ ......................................................................
/
リモート操作のまとめ ............................................................
ステータス構成 .............................................................................................
IEEE-488.2
SCPI
Model 196/199
Model 8840A/8842A
コマンドサブシステム ........................................................................
共通コマンドとクエリ .............................................................
コマンド ..............................................................................
コマンド .....................................................................
7
7
7
8
10
13
14
17
17
27
27
はじめに
このクイックリファレンスガイドでは
にまとめて説明します。さらに詳しい操作方法については『
本資料に現われるすべてのケースレー製品名は
それ以外のブランド名と製品名はそれぞれの権者に帰属する商標/登録商標です。
Model 2000
マルチメータを前面パネルとリモートから操作する方法を簡単
Model 2000
Keithley Instruments, Inc.
ユーザマニュアル』をご覧ください。
の商標/登録商標です。
前面パネル操作のまとめ
パワーオンデフォルト
パワーオンデフォルトとは電源投入時に装置が自動的にそれを使用して立ち上がる設定です。
ワーオンデフォルトとして「ユーザ」と「工場」の
と、最後にユーザが保存した設定を使用して装置が立ち上がります。「工場」を選択すると、装置は工場出荷時に
設定されている内容を使用して立ち上がります。
ユーザ設定をメモリに保存する手順:
希望する
1.
2. SHIFT
上向き/下向き矢印キーを使用して
3.
変更したくないときは
4. ENTER
USER
を押し、続いて
を押します。
デフォルトの内容に合わせて装置を設定します。
SAVE
NO
を押します。
YES
を選択してください。
種類の設定が用意されています。「ユーザ」を選択する
2
または
を選択します。注:前回設定して保存した内容を
NO
Model 2000
ではパ
工場/ユーザ設定を呼び戻す手順:
1. SHIFT
上向き/下向き矢印キーを使用して
2.
3. ENTER
注:工場デフォルト設定の内容を表
を押し、続いて
を押します。
装置の接続
Model 2000
す(
INPUTS
チを
REAR
きません。
で測定を行うための基本的な接続を図
スイッチを
側に倒してください。ただし、背面パネルの端子を使用して電流測定(
FRONT
SETUP
2
側に倒します)。背面パネルの端子を使用して接続する場合は
を押します。
FACTory
に示します。
または
に示します。図
1
USER
を選択します。
は前面パネルの端子を使用する接続の例で
1
DCI と ACI
INPUTS
)を行うことはで
スイッ
3 Model 2000 Quick Reference Guide
図
1
測定用の基本的な接続
SENSE
INPUT
W 4 WIRE
HI
350V
1000V
!
PEAK
PEAK
LO
500V
PEAK
INPUTS
F
R
FRONT/REAR
3A 250V
AMPS
Model 2000
SENSE
INPUT
W 4 WIRE
HI
350V
1000V
!
PEAK
PEAK
LO
500V
PEAK
INPUTS
F
R
FRONT/REAR
3A 250V
AMPS
Model 2000
SENSE
INPUT
W 4 WIRE
HI
350V
1000V
!
PEAK
PEAK
LO
500V
PEAK
INPUTS
F
R
FRONT/REAR
3A 250V
AMPS
* Temperature measurements are typically
performed through a thermocouple
scanner card, such as the Model 2001-TSCAN
See the User’s Manual for details.
Measure DCV, ACV,
W 2, FREQ (PERIOD)
or TEMP *
Measure
DCI or ACI
R
Measure
W 4
Ωを超える抵抗測定(Ω2 と Ω4)ではシールドを施すことでより安定な測定を行えます。被測定抵抗をシー
100k
ルドを施した囲いの中に入れ、シールドを
(
INPUT LO
Model 2000
表
1
最大入力 最大入力
最大入力
最大入力 最大入力
へ落とす)を備えたシールドケーブルを使用してください。
に入力可能な信号の最大値を表
INPUT LO
に示します。
1
へ接続してください。また、全部の導線を覆うシールド
機能 最大入力
DCV 1000V
ACV 750V rms, 1000V
(ピーク値)
(ピーク値)
, 8x107V•Hz
DCI 3A dc, 250V
ACI 3A rms, 250V
FREQ (PERIOD) 1000V
(ピーク値)
, 8x107V•Hz
測定の基本手順
「装置の接続」の説明に従って装置を接続します。
1.
ファンクションキーの中から希望する測定機能を選択します。
2.
3. RANGE
キーを押すと自動レンジ設定が選択されます。手動の場合は上向き/下向き
るレンジを選択します。
ディスプレイから指示値を読み取ります。
4.
キーを使用して自動レンジ設定と手動レンジ切換えのいずれかを選択します。
RANGE
キーを押して異な
AUTO
レンジ
4 Model 2000 Quick Reference Guide
読み取り値の保存(
装置を希望の設定にセットアップします。
1.
2. STORE
左向き矢印、右向き矢印、上向き矢印、下向き矢印キーを使用してバッファに保存する読み取り値の
3.
数を指定します。
4. ENTER
(
キーを押します。
を押してデータの保存プロセスを開始します。データ保存が行われている間はアスタリスク
)ランプが点灯し、保存の終了とともにこのランプが消灯します。
*
2
22
22
〜
1024 1024
1024
1024 1024
)
読み取り値の呼び出し
1. RECALL
であることを示します。左向き矢印、右向き矢印、上向き矢印、下向き矢印を押して、バッファ内に
表示できる読み取り値がまだ残っているときは矢印ランプが点灯します。
左向き矢印、右向き矢印、上向き矢印、下向き矢印キーを押すことにより、読み取り値の番号と値、
2.
バッファ統計を順次表示させることができます。バッファ統計のいずれか(最大、最小、平均、標準
偏差)が表示されているときは
3. EXIT
キーを押します。
キーを押して通常表示に戻ります。
BUFFER
ランプが点灯して表示中の値がバッファに保存されているデータ
STAT
速度、分解能、フィルタの変更
速度
更することができます。
を選択してください。速度が特に重要である場合は
り、表示桁数が小さくなります)。
ります。
桁数
(
フィルタ
と設定を変更することができます。
きは
(1〜
ている場合は
周波数、周期、導通、およびダイオード試験を除く測定項目については測定速度(読み取り
—
RATE
MEDium(1 PLC
測定項目を問わず、表示分解能を変更することができます。
—
3-1/2 〜6-1/2
—
FLT
100
)を選択してください。
周波数、周期、導通、およびダイオード試験を除く測定項目についてはフィルタの状態(
ランプが点灯)。
)を入力し、フィルタタイプ(移動/反復)を選択することができます。(すでに
FILTER を 2
キーを使用して
SLOW(10 PLC
)はノイズと速度の両面を適度に折衷させた測定を行います。
FILTER
FILTER
回押してからフィルタカウントを入力してください。)
を押してフィルタをオンにした場合は、それに続いてフィルタのカウント数
FAST
キーを押すたびにフィルタの
ランプが点灯します。
RATE
(高速)、
FAST(0.1 PLC
)を選択するとノイズ性能は向上しますが測定速度が遅くな
MEDium
(中速)、
)を使用します(ただし、ノイズが大きくな
DIGITS
キーを使用して希望する表示桁数
ON と OFF
SLOW
(低速)のいずれか
ON/OFF
が切換わります(
ランプが点灯し
FILT
ON
)を変
)
のと
温度測定の設定変更
SHIFT
かを選択します:
それぞれのパラメータに値を割り付けるには、まず上向き矢印と下向き矢印キーを使用して希望するパラメータを
選択します。右向き矢印 キーを選択し、上向き矢印と下向き矢印キーで値をスクロールして希望の値を選択しま
す。変更があった場合は
相対(
オフセットをゼロにする、あるいは現在および将来の読み取り値からベースライン読み取り値を引き去るために相
対測定(
値を相対値として処理します。すなわち、それ以後の指示値は実際の入力値から
す。
てください。
を押し、続いて
• UNITS
• TYPE
• JUNC
合)、またはスイッチングカードが提供する基準接点(チャンネル 1)を使用します。基準計算値を更
新して確度を保つため、チャンネル
)
rel rel
rel
rel rel
)を使用します。
Rel
値はそれぞれの測定機能ごとに定義することができます。相対測定を停止させるにはもう一度
rel
TCOUPL
(単位)
(タイプ) —熱電対のタイプを指定します(J、K、または T)。
(接点)
— SIM
ENTER
を押します。上向き矢印と下向き矢印キーを押して
温度測定の単位を選択します(°C、°F、°K)。
—
または
キーを押して内容を保存します。
を押して
REL
。基準接点温度を模擬するか(熱電対を直接
CH1
を定期的に読み取る必要があります。
1
機能をオンにする(
rel
REL
種類の設定項目のいずれ
3
INPUT
ランプ点灯)と、装置は現在の読み取り
値を引き去った値になりま
rel
に接続する場
を押し
REL
演算
演算機能を設定/実行するには、まず
を押してください。演算機能の設定には左向き矢印、右向き矢印、上向き矢印、下向き矢印キーを使用し、作業が
終了したならば
機能が終了します。
ENTER
を押します。
SHIFT
キーを押してから該当する演算キー(
SHIFT
キーを押してからもう一度該当する演算キーを押すことにより演算
MX+B、%、dBm
または
dB
)
5 Model 2000 Quick Reference Guide
MX+B MX+B
MX+B
MX+B MX+B
ここに、
Y = mX + b
は通常モードで表示される読み取り値、
X
m と b
Y
はユーザが入力する定数です。
は表示される演算結果です。
パーセント
ここに、 「入力」は通常表示される指示値、
dBm dBm
dBm
dBm dBm
ここに、
dB dB
dB
dB dB
ここに、
(%)
Percent = ¥ 100%
「基準値」はユーザが入力する定数、
「パーセント」は表示される計算結果です。
dBm = 10 log
VIN は DC
は指定された基準インピーダンスです。
Z
REF
dB = 20 log
VIN は DC
は指定された電圧基準インピーダンスです。
Z
REF
Input - Reference
Input
2
V
Z
(
/
IN
1mW
または
または
|
|
V
V
AC
IN
|
REF
AC
|
)
REF
入力信号、
入力信号、
導通測定
この機能を使用すると、装置は測定した抵抗読み取り値が設定レベル以下になるとブザーを鳴らします。導通測定
を行うときは、一度
向き矢印キーを使用して抵抗しきい値を設定します。それから
INPUT HI と LO
SHIFT
に接続します。
を押してから
CONT
を押してください。左向き矢印、右向き矢印、上向き矢印、下
ENTER
キーを押します。 試験回路からの導線を
ダイオード試験
装置のこの機能を用いて一般用ダイオードの順方向電圧降下とツェナーダイオードのツェナー電圧を測定すること
ができます。ダイオード試験を行うときは、
には上向き矢印と下向き矢印キーを使用します。
SHIFT
を押してから
( ).
を押してください。試験電流の選択
リミット動作
この機能を使用することにより、指示値が規定の上下限設定範囲内にあるのか、下側または上側に超過しているの
かを知ることができます(ディスプレイにはそれぞれ
下限の範囲内か範囲外かによってブザーが鳴るようにすることも可能です。
リミットの設定
す。左向き矢印と右向き矢印、上向き矢印、下向き矢印キーを使用して希望する値を入力してから
します。続いて下限値を入力し、最後に
リミット値をイネーブル
上向き矢印と下向き矢印キーを使用してブザーの設定(
ENTER
一度
6 Model 2000 Quick Reference Guide
を押してリミット値をイネーブルします。リミット動作をオフにしたい場合は
ON/OFF
リミット(絶対値)を設定するには、まず
—
ENTER
— SHIFT
を押してください。
を押し、続いて
"IN"、"LO"、"HI"
SHIFT と LIMITS
を押します。
ON/OFF
を押して現在のブザーの設定状態を表示させます。
NEVER、OUTSIDE
が表示されます)。指示値が設定した上
を押して上限値を表示させま
を押
、または
INSIDE
SHIFT
ENTER
)を変更してから
を押してからもう
指示値のホールド
この機能を使用すると、指示値が完全に安定化して有効になった時点でブザーを鳴らすことができます。指示値が
有効であるか否かは指定したウィンドウとカウント数をもとに判定されます。
SHIFT
1. SHIFT
します。
試験プローブを被験信号に接続し、ブザーが鳴動して読み取り値が有効になったことを知らせるまで
2.
待ちます。
プローブを取り外してホールド条件を解除します。
3.
を押してからもう一度
を押し、続いて
HOLD
HOLD
を押します。ウィンドウのパーセント値を選択し、カウント数を入力
を押すとホールド機能が終了します。
トリガ
工場デフォルトでは装置が連続(即時)測定モードに設定されています。装置を外部トリガモードに設定するこ
とも可能であり、この設定ではプログラムされたイベントが発生しなければ測定は行われません(デバイスアク
ション)。
装置を外部トリガモードに設定するには
リガ(
てデバイスアクション(測定)が引き起こされます。デバイスアクション(測定)実行後は出力トリガが発生
し、このトリガは
くは『ユーザマニュアル』を参照してください。再度
します。
遅延
—
時間は手動と自動のどちらでも設定が可能です。遅延を設定するには、まず
します。それから上向き矢印と下向き矢印キーを使用して
択した場合は遅延の持続時間を入力してから
『ユーザマニュアル』の表
*TRG
または
)の受信、または
GET
TRIGGER LINK
デバイスアクション(測定)が起こる直前にプログラム可能な遅延時間を置くことができます。この遅延
に示されています。
3-2
EXT TRIG
TRIGGER LINK
コネクタから取り出すことができます。トリガリンクの使用法について詳し
ENTER
キーを押します。このモードでは
コネクタを介して入力トリガを受信することによっ
EXT TRIG
AUTO
を押します。
を押すことにより装置は連続動作モードに復帰
を押し、続いて
を選択します。
または
AUTO
SHIFT
MANual
を選択した場合の遅延時間一覧が
TRIG
キーの押下、バスト
DELAY
MANual
を押
を選
スキャン動作
Model 2000
ンフレーム(
ステップ/スキャンの設定
います。メインメニューへアクセスするには、
き矢印、上向き矢印、下向き矢印キーと
EXTernal
CHANnel
左向き矢印と右向き矢印キー
ンネルへ移動することができます。手動でチャンネル番号を増やすには 右向き矢印、減らすには左向き矢印 を押
してください。どちらのキーも、押し続けているとチャンネル番号が連続的に変化します。
OPEN OPEN
OPENと
OPEN OPEN
す。まず
チャンネル(1〜10)を表示させてから
していたチャンネルがオープンします。Ω4 機能の場合、
チャンネルの両方をクローズします。
8、4 と 9
と
はペアになりません。
6
STEP STEP
STEP
STEP STEP
ネルがクローズするごとに出力トリガが送出されます。
SCAN SCAN
SCAN
SCAN SCAN
最後に出力トリガが送出されます。
は内蔵スキャナカード(
Model 7001/7002
ステッピングとスキャニングの設定用として「通り抜け」式メニューが用意されて
—
Model 2000 SCAN
)に外部スキャナカードを装着して使用することができます。
SHIFT
ENTER
)、スキャンの最初のチャンネル(
)、スキャンと次のスキャンとの時間間隔、および読み込みカウント(
CLOSE CLOSE
CLOSE
CLOSE CLOSE
CLOSE
この
—
キー
を押し、続いて左向き矢印、右向き矢印、上向き矢印、下向き矢印キーを使用して希望する
—
この
2
つのキーを使用して手動操作で内蔵スキャナカードのチャンネルからチャ
2
つのキーを使用して内蔵スキャナカードのチャンネルをオープン/クローズしま
ENTER
キーを使用してスキャンタイプ(
MINimum CHANnel
を押します。別なチャンネルを選択すると、その前にクローズ
Model 2000 SCAN
、および
キー— このキーを押すと、チャンネルを順次切換えしながらステップ動作が開始され、それぞれのチャン
キー
—
5 と 10
このキーを押すと、チャンネルを順次切換えしながらステップ動作が開始され、スキャンリストの
です。
Model 2001-TCSCAN
または
を押し、続いて
CLOSE
の場合もチャンネルのペアリングはほぼ同様ですが、
2001-TCSCAN
CONFIG
)と最後のチャンネル(
は選択したチャンネルとそれとペアになった
でペアとなっているチャンネルは
)、またはスイッチング用メイ
を押します。左向き矢印、右向
INTernal
または
MAXimum
RDG CNT
)を選択します。
1 と 6、2 と 7、3
と
1
HALT HALT
HALT—SHIFT
HALT HALT
に続いて
HALT
を押すことによりステップ/スキャン動作が停止します。
7 Model 2000 Quick Reference Guide
工場デフォルトの条件
表
2
工場デフォルト
設定
自動ゼロ
バッファ
連続性
ブザー
桁数
速度
しきい値
電流(AC、DC)
桁数(AC)
桁数(DC)
フィルタ
カウント
モード
レンジ
相対
値
速度(AC)
速度(DC)
ダイオード試験
桁数
レンジ
速度
周波数と周期
桁数
レンジ
相対
値
速度
機能
GPIB
アドレス
言語
リミット
ブザー
上限値
下限値
mX+b
スケールファクタ
オフセット
パーセント
基準
抵抗(2-線式、4-線式)
桁数
フィルタ
カウント
モード
レンジ
相対
8 Model 2000 Quick Reference Guide
工場デフォルト
On
設定なし
On
4-1/2
高速
(0.1 PLC)
10Ω
5-1/2
6-1/2
On
10
移動平均
Auto
Off
0.0
中速
*
中速
(1 PLC)
6-1/2
1mA
中速
(1 PLC)
6-1/2
10V
Off
0.0
低速
(1 sec)
DCV
影響しません
(工場で
(工場で
に設定)
16
SCPI
Off
不使用
+1
-1
Off
1.0
0.0
Off
1.0
6-1/2
On
10
移動平均
Auto
Off
を選択)