Stihl FR 111 Instruction Manual

Page 1
{
STIHL FR 111
取扱説明書
Page 2
Page 3
目次
日本語
はじめに 2 使用上の注意および作業方法 2 カッティング アタッチメント、デ
フレクターおよびハンドルの承認 された組み合わせ 10
運転準備 10 スロットルケーブルの調整 12 デフレクターの取り付け 13 カッティング アタッチメントの取
元の取扱説明書無塩素漂白紙使用
付け 13 燃料 15 給油 16 サポート フレーム 17 エンジンの始動と停止 19 作業中の注意事項 21 エアーフィルターの交換 21 キャブレターの調整 22 スパーク プラグ 23 エンジンの動作 24 ギヤーボックスの注油 24 フレキシブル シャフトの潤滑 24 機械の保管 25
印刷インクには植物油が使用され、紙はリサイクル可能です。
金属製カッティング ブレードの目 立て 25
スチール販売店による点検と保守 26 整備表 27 磨耗の低減と損傷の回避 29 主要構成部品 30 技術仕様 31 整備と修理 32 廃棄 32
お客様各位 この度は STIHL 社の製品をお買上げい
ただきまして誠に有難うございます。 この製品は、最新の製造技術と入念な
品質保証処置を施して製造されまし た。私共は、お客様がこの製品を支障 なく使用され、その性能に満足してい ただくために最善の努力を尽くす所存 でおります。
本製品に関してご不明な点がありまし たら、お買上げの販売店または当社カ スタマーサービスにお問い合わせくだ さい。
敬具
Dr. Nikolas Stihl
{
© ANDREAS STIHL AG & Co. KG, 2017
0458-485-4321-A. VA1.L17.
0000007744_001_J
この取扱説明書は、著作権によって保護されています。全権留保。特に複製、翻訳および電子システムを使用した処理に対 して保護されています。
1
Page 4
日本語
はじめに
シンボルマークについて
機械に表示されているシンボルマーク の意味は、本取扱説明書に説明されて います。
対象の機種によっては、以下のシンボ ルマークが機械に表示されている場合 があります。
燃料タンク、ガソリンと エンジンオイルの混合燃 料
デコンプバルブの操作
手動燃料ポンプ
手動燃料ポンプの操作
グリースチューブ
インテークエアー: 夏季 作業
インテークエアー: 冬季 作業
ハンドルヒーター
段落の前に付いたシンボルや数字
警告
人に及ぼす事故やケガ、更に重大な物 的損傷に対する警告。
注記
本機本体あるいは構成部位の損傷に対 する警告。
技術改良
当社の信条として、常に自社製品の改 良を心がけております。この理由か ら、製品の設計、技術、外観が定期的 に改良される場合があります。
このため、変更、修正、改良の種類に よっては、本取扱説明書に記載されて いない場合があります。
使用上の注意および作業方 法
カッティングアタッチメ ントが非常に高速で回転 するため、パワーツール の操作中は人身事故の危 険を低減するために特別 な安全上の注意事項を遵 守する必要があります。
初めて使用するときは取 扱説明書をよく読んで理 解し、必要なときに参照 できるよう安全な場所に 保管してください。取扱 説明書を遵守しないと、 重傷または致命傷さえも 負うことがあります。
現地の安全規制、基準、条例をすべて 遵守してください。
本機を初めて操作するユーザーは:販 売店または経験豊富なユーザーに機械 の操作方法を教えてもらうか、使用方 法に関する専門研修に参加してくださ い。
未成年者はパワーツールを使用しない でください。
作業エリアに見物人、特に子どもや動 物を近付けないでください。
パワーツールを使用しないときは、他 人に危険が及ばないようにスイッチを 切ってください。無断で使用されない ように、安全な場所に保管してくださ い。
第三者の負傷やその所有物の損壊を防 止することは、ユーザーの責任です。
2
FR 111
Page 5
日本語
パワーツールを貸したり譲渡したりす る場合は、取扱説明書を一緒に手渡し てください。本機の使用者が取扱説明 書の記載事項に精通していることを確 認します。
騒音を発する機械の使用が、国や地域 の規則によって特定の時間帯に制限さ れている場合があります。
パワーツールを操作する人は、十分に 休息をとり、身体的、精神的に健康で なければなりません。
激しい労働に耐えられない体調の方 は、パワーツールの使用前にかかりつ け医に相談してください。
ペースメーカーを着用している方にの み該当する注意点:本パワーツールの イグニッションシステムは、微弱な電 磁界を発生します。この電磁界がペー スメーカーに干渉する場合がありま す。STIHL 社では、ペースメーカー使 用者には健康上のリスクを低減するた めに、かかりつけの医師やペースメー カーの製造業者に相談されることをお 勧めしています。
視力を低下させるか、動作 / 判断を鈍 らせるおそれがある物 ( 薬物、アルコ ール ) を服用した状態では、パワーツ ールを使用しないでください。
装着したカッティングアタッチメント に応じて、パワーツールは芝、雑草、 潅木、藪、茂み、径の小さい木々等の 切断用にのみ使用してください。
事故が生じる危険が増すため、パワー ツールを他の用途に使用しないでくだ さい。
STIHL 社がこのパワーツールに使用す ることを明示的に承認したカッティン グアタッチメントとアクセサリーだけ を装着してください。ご不明な点は、 サービス店にお問い合わせください。
事故が起きたり、本機が損傷したりす る危険を回避するために、高品質のツ ールとアクセサリーのみを使用してく ださい。
STIHL 社では、STIHL 純正ツールとア クセサリーの使用をお勧めしていま す。そうした純正品は製品に適合し、 お客様の性能要件を満たすように特別 に設計されています。
負傷する危険性が高まるおそれがある ため、いかなる方法でも機械を改造し ようとしないでください。STIHL 社 は、承認されていないアタッチメント を使用した際のケガや物的損害に対し て一切法的責任を負いません。
本パワーツールの清掃に高圧洗浄機を 使用しないでください。強力な水の噴 流がパワーツールの部品を損傷させる おそれがあります。
本パワーツールに取り付けたデフレク ターは、作業者をカッティングアタッ チメントによって飛散するあらゆる物 体 ( 石、ガラス、ワイヤー等 ) から保護 することはできません。そうした物体 が飛散し、作業者に当たるおそれがあ ります。
衣服と装備
適切な防護服と装備を身に付けてくだ さい。
丈夫な素材で、身体の動 きを制約しない衣服を着 用してください。ワーク コートではなく、身体に ぴったりしたオーバーオ ールに上着を組み合わせ た防護服を着用してくだ さい。
枝、藪、機械の可動部に引っ掛かる衣 服は避けてください。スカーフ、ネク タイ、装身具を身に付けないでくださ い。長髪は後ろ側で束ね、引っ掛から ないよう注意してください ( ヘアネッ ト、帽子、ヘルメット等を着用 )。
靴底が滑らない、爪先に 鋼板の入った安全靴を着 用してください。
警告
目を負傷する危険を低減 するために、European Standard(欧州基準) EN 166 に準拠した、確実に フィットする保護メガネ を着用してください。保 護メガネが快適かつ適切 にフィットしているか確 認してください。
顔面シールドを着用し、正しくフィッ トしていることを確認してください。 顔面シールドのみでは、適切な目の保 護はできません。
イヤープロテクター ( 防音用耳栓等 ) を 着用してください。
間伐作業や高い茂みで作業を行うとき や、落下物で頭部を負傷する危険があ るときは、安全ヘルメットを着用して ください。
耐性素材 (革等) ででき た、丈夫な保護手袋を着 用してください。
STIHL 社では、さまざまな防護服と防 護装備を取り揃えております。
3
Page 6
日本語
4905BA038 KN
パワーツールの運搬
約 50 m を超える距離の運搬時には、エ ンジンのスイッチを切ってください。
通常作業姿勢での本機の運搬:パワー ツールを背負い、ループハンドルを左 手で持ち、コントロールハンドルを右 手で持ち - 左利きの場合も同様 - 、カッ ティングアタッチメントを地面近くま で下げます。ブレードに接触してケガ をしないよう、運搬用ガードを金属製 カッティングアタッチメントに取り付 けます。
車両輸送:パワーツールが倒れたり、 燃料が漏れ出したり、機械が損傷した りしないように適切に固定してくださ い。
給油
ガソリンは可燃性が極め て高い燃料です。火気を 避けてください。燃料を こぼさないでください ­喫煙しないでください。
給油前にエンジンを停止してくださ い。
エンジンが高温のときは給油しないで ください - 燃料がこぼれ、火災が起き る危険があります。
タンク内で高まった圧力を徐々に下げ て燃料の吹き出しを防ぐために、燃料 キャップはゆっくりと開けてくださ い。
給油は風通しの良い場所で行ってくだ さい。燃料が本機にこぼれた場合は必 ず拭き取ってください。衣服に付いた 場合は直ちに着替えてください。
給油後は、燃料タンクの キャップをできるだけき つく閉めてください。
これにより、エンジンの振動によって 燃料タンクキャップが緩んで燃料が漏 れる危険を低減できます。
漏れがないか点検しま す。燃料漏れが発見され た場合は、重度の火傷を 負うおそれがあるため、 エンジンを始動しないで ください。
始動前
パワーツールが正しく組み立てられ、 正常な状態になっているか点検します ­本取扱説明書の関連項目を参照してく ださい。
燃料システムに漏れがないか点検
します。特にタンクキャップ、ホ ース接続部、手動燃料ポンプ ( 装 着モデルのみ ) 等の目視が可能な 部品に注意してください。漏れや
損傷がある場合は、エンジンを始 動しないでください - 火災の危険 性があります。再使用する前に、 サービス店に機械の修理を依頼し てください。
組み合わせが承認されているカッ
ティングアタッチメント、デフレ クターおよびハンドルのみを使用 します。すべての部品は、適正か つ確実に組み立てられている必要 があります。
スロットルトリガーはスムーズに
動き、アイドル位置に合わせやす い状態になっていなければなりま せん。
停止スイッチは制約なしに動く必
要があります。
スパークプラグターミナルがしっ
かりと差し込まれているかチェッ クします - 緩んでいる場合は火花 が発生することがあり、可燃性の ガスに引火するおそれがありま す。
カッティングアタッチメントが適
正に取り付けられ、正常な状態か 点検します。
安全装置 (カッティングアタッチ
メント用デフレクター、ライダー プレート等)に損傷や摩耗がない か点検します。損傷した部品は、 必ず交換してください。損傷した デフレクターや摩耗したライダー プレート ( 文字や矢印が確認不能 ) を取り付けたまま作業しないでく ださい。
操作部や安全装置に改造を加えな
いでください。
4
FR 111
Page 7
日本語
0000-GXX-4251-A0
15m (50ft)
パワーツールを安全に操作するた
めに、ハンドルは乾いた清潔な ( オイルや汚れのない ) 状態に保ち ます。
身長と手の長さに合わせて、スト
ラップおよびループハンドルを調 整します - 「バックパックの取り 付け」を参照してください。
運搬システムとストラップの状態
を点検します - 損傷または摩耗が 生じている場合は、交換してくだ さい。
事故が生じる危険を低減するために、 パワーツールは、安全に操作できる状 態のときだけ使用してください。
緊急時:腰ベルト ( 装着されている場 合 ) の留め具を外し、肩掛けベルトを 緩め、本機を背中から下ろす動作を迅 速にできるよう練習してください。こ の練習中に本機を地面に投げ下ろし、 損傷させないよう注意してください。
エンジンの始動
給油場所から 3 m 以上離れた場所でエ ンジンを始動します。屋外に限りま す。
機械を障害物のない安定した地面に置 きます。バランスと安定した足場に配 慮してください。機械をしっかりと保 持します。エンジン始動時にカッティ ングアタッチメントが作動するおそれ があるため、地面や障害物に接触させ ないでください。
パワーツールは一人で操作します。飛 散物でケガをする危険を低減するため に、半径 15 m 以内には第三者を立ち 入らせないでください - 始動時にもこ の点を厳守してください。
ケガをする危険を低減す るために、カッティング アタッチメントに触れな いでください。
エンジンの落としがけをしないでくだ さい - 取扱説明書に従って始動してく ださい。
スロットルトリガーをア イドル位置に戻した後 も、カッティングアタッ チメントはしばらく作動 し続けるため、注意して ください - フライホイー ル効果によるものです。
アイドリング回転の設定を確認しま す:カッティングアタッチメントは、 スロットルトリガーがアイドル位置の ときは、回転してはいけません。
火災が生じる危険を低減するために、 燃えやすい物 ( 木屑、樹皮、枯れ草、 燃料等 ) は高温の排気ガスや高温のマ フラー表面に近付けないでください。
パワーツールの保持と操作
バランスと安定した足場を確保してく ださい。
パワーヘッドを背負って運搬します。 ケガの危険を低減するために、始動 後、カッティングアタッチメントが回 転していないことを確認してから、パ ワーヘッドを背負います。
必ずハンドルに両手をかけてドライブ チューブを保持します - コントロール ハンドルを右手で握り、ループハンド ルを左手で握ってください - ドライブ チューブは常に身体の右側に置きます ­左利きの場合も同様です。
作業中
危険が差し迫っているか、緊急時に は、速やかにエンジンを切ります - 停 止スイッチを操作してください。
飛散物によるケガの危険を低減するた めに、作業場所から 15 m 以内に第三 者を立ち入らせないでください。器物 が損壊する危険を低減するために、他 の物体 ( 車両、窓 ) からも上記の距離を 保ってください。
スロットルトリガーがアイドル位置の ときにカッティングアタッチメントを 確実に停止させるためには、エンジン を適正なアイドリング回転数に調整す ることが重要です。定期的にアイドリ ング回転数の設定を点検し、修正して ください。エンジンのアイドリング中 にカッティングアタッチメントが回転 し続ける場合、サービス店に点検を依 頼してください。
5
Page 8
日本語
斜面や不均一な地面上の滑りやすい状 態 ( 氷、濡れた面、雪 ) には、特に注意 してください。
障害物に注意:つまずいたり、転倒し たりする原因になる木の根や切り株に 注意してください。
常に地面の上で作業し、はしご、作業 台、その他の不安定なサポートの上で は作業しないでください。
イヤープロテクターを着用している場 合は、危険を告げる声 ( 叫び声、警笛 等 ) が聞こえにくくなるため、通常よ りもさらに注意が必要です。
事故が生じる危険を低減するために、 適切な時期に休憩をとり、疲労の蓄積 を防いでください。
日中に、視界が十分な場所で、冷静か つ慎重に作業してください。他者に危 険が及ばないよう注意を怠らないでく ださい。
エンジンが始動すると、 パワーツールからすぐに 有毒な排気ガスが排出さ れます。排気ガスは無色 無臭で、未燃焼の炭化水 素とベンゼンを含んでい ることがあります。屋内 や換気状態の悪い場所で は、絶対にエンジンをか けないでください。触媒 コンバータが装着されて いる機種でも同様です。
溝、窪地、あるいは狭い場所で作業す るときは、十分な換気に配慮してくだ さい。これにより、有毒ガスを吸引す ることによる重傷や致命的なケガを負 う危険を低減できます。
事故が生じる危険を低減するために、 気分が悪い、頭痛、視覚障害 ( 視野狭 窄等 )、聴覚障害、めまい、注意散漫な
どの状態になった場合は、直ちに作業 を中止してください。他の可能性は別 として、これらの症状は、作業区域に 超高濃度の排気ガスが存在する場合に 発生することがあります。
機械は、音と排気ガスの発生が最小限 になるように操作してください - 不必 要にエンジンをふかさず、作業時のみ エンジンを加速してください。
火災の危険性があるため、作業中およ び機械の近くでは喫煙を避けてくださ い。燃料システムから可燃性の気化燃 料が漏れ出るおそれがある点にご注意 ください。
作業中に発生する塵埃、蒸気、煙は健 康を害するおそれがあります。作業範 囲に塵埃や煙が非常に多い場合、防塵 マスクを着用してください。
作業時はギアボックスが熱くなりま す。火傷の危険を低減するために、ギ アハウジングには触れないでくださ い。
パワーツールに強い衝撃が加わった り、落下したりするなど、設計強度を 超える異常な負荷がかかった場合は、 作業を続ける前に必ずパワーツールが 正常な状態にあるか確認してください (
「作業開始前」を参照 )。特に燃料シス
テムに漏れがないことを確認し、安全 装置が正しく機能していることを確認 してください。お使いのパワーツール に損傷がある場合は、作業を続けない でください。不確かな場合は、サービ ス店にお問い合わせください。
飛散物によるケガ の危険を低減する ために、使用する カッティングアタ ッチメントに合っ たデフレクターが 装着されていない 場合は、絶対に作 業を行わないでく ださい。
作業場所を点検してくだ さい:石、金属やその他 の固形物が飛散して、人 身傷害を起こすことや、 カッティングアタッチメ ントおよび他の機材 (駐 車中の自動車、窓) を損 傷することがあります。
作業が困難な、繁茂した場所での作業 時は特に注意してください。
茂みや生垣の下を刈り込む場合:カッ ティングアタッチメントを地面から 15 cm 以上は浮かせ、小動物に危害を与え ないよう注意してください。
パワーツールから離れる場合:エンジ ンを停止してください。
作業中はカッティングブレードを定期 的かつ頻繁に点検し、切断動作に目立 った変化が生じたときは直ちに点検し ます:
エンジンを停止します。機械をし
っかりと保持し、カッティングア タッチメントが停止するまで待ち ます。
状態、締め付け具合、亀裂の有無
を点検します。
6
FR 111
Page 9
日本語
目立て状況を確認します。 損傷するか、切れ味が悪くなった
カッティングアタッチメントは即 座に交換してください。表面的な ヘアークラックしか生じていない 場合も同様です。
カッティングアタッチメントの取り付 け部から定期的に草木の切れ端を取り 除きます - カッティングアタッチメン トとデフレクターに蓄積した異物は、 取り除いてください。
ケガの危険を低減するために、エンジ ンを停止させてからカッティングアタ ッチメントを交換してください。
損傷や亀裂が生じたカッティングアタ ッチメントを引き続き使用したり、溶 接、矯正、形状変更 ( アンバランスな 状態を引き起こします ) によって修理 を試みたりしないでください。
カッティングアタッチメントの破片が 飛散し、高速で作業者や第三者に当た り、重傷または致命傷の原因になるこ とがあります。
金属製カッティングアタッチメントの 使用
STIHL 社では、純正の STIHL 金属製カ ッティングアタッチメントの使用を推 奨しています。これらは、お客様の機 種と性能要件に合わせて特別に設計さ れています。
金属製カッティングアタッチメント は、非常に高速で回転します。発生す る力が、本機、アタッチメントおよび 切断する素材に加わります。
金属製カッティングアタッチメント は、仕様に従って定期的に目立てする 必要があります。
金属製カッティングアタッチメントを 不均等に目立てすると、バランスが崩 れ、本機に極端に大きな負荷が加わ り、破損する危険が増します。
切れ味の悪い刃先や不適切に目立てし た刃先はカッティングアタッチメント の負荷を高め、部品のクラックや破損 によってケガをする危険を増大させる ことがあります。
硬い障害物 ( 石、岩、金属片など ) に接 触するたびに、金属製カッティングア タッチメントに亀裂や反りが生じてい ないか点検してください。バリや他の 目に見える付着物は、作業中の高速回 転によって剥がれて飛散することがあ るため、ケガの危険を低減するため に、( ヤスリで ) 取り除いてください。
特定の状況下では、回転している金属 製のカッティングアタッチメントが石 や他の硬い物体に接触すると、火花が 発生し、燃えやすい物質に引火するこ とがあります。特に高温で乾燥した状 況下では、乾燥した植物や雑木も容易 に引火します。火災の危険がある場 合、燃えやすい物質、乾燥した植物や 雑木の近くで金属製のカッティングア タッチメントを使用しないでくださ い。潜在的な火災の危険性について は、必ず地域の森林資源管理局に詳細 をお問い合わせください。
金属製カッティングアタッチメントの 使用時に上記の危険を低減するため に、指定値よりも直径が大きい金属製 カッティングアタッチメントは、絶対 に使用しないでください。重すぎる製 品を使用しないでください。十分な品 質の素材で製造され、適切な形状 ( 形、 厚さ ) の製品を使用する必要がありま す。
ケガの危険を低減するために、STIHL 製以外の金属製カッティングアタッチ メントを使用するときは、STIHL 社が
本パワーツール用に承認した最大の金 属製カッティングアタッチメントと比 較して、重量、厚み、直径がそれを上 回っている製品や、形状が異なってい る製品は使用しないでください。
振動
チェンソーを長時間使用した場合に は、振動の影響により手の血行不良が 生じることがあります ( 「白ろう病」 )。
以下をはじめ、多くの事柄が影響する ため、一般的な使用時間の設定は不可 能です。常に各国の安全規制、基準、 条例をお守りください。
以下の対策をとると使用時間を延長で きます:
手の防護 ( 暖かい手袋 ) 休憩を取りながら作業する
以下の場合には使用時間を短くしま す:
血行不良の特殊体質 ( 症状:指が頻
繁に冷たくなる、指が疼く )。
低い外気温。 ハンドルを掴む力の強さ (掴む力が
強いと血行が低下します )。
機械を日常的に長時間使用したり、該 当する症状 ( 指のしびれ等 ) が繰り返 し発症する時は、医師による診断をお 薦めします。上記のいずれかの症状が 現れたら ( 指が疼くなど )、医師にご相 談ください。 
7
Page 10
日本語
整備と修理
定期的に本機を整備してください。取 扱説明書に書かれている整備や修理だ けを行ってください。その他すべての 作業は STIHL サービス店に依頼してく ださい。
当社では整備や修理を、認定を受けた STIHL サービス店のみに依頼されるこ とをお勧めします。STIHL サービス店 には定期的にトレーニングを受ける機 会が与えられ、必要な技術情報の提供 を受けています。
高品質の交換部品のみを使用して、事 故および本機の損傷を回避してくださ い。これに関して不明な点がある場合 は、STIHL サービス店へお問い合わせ ください。
当社では STIHL 純正の交換部品のご使 用をお勧めします。これらは、お客様 の機種およびご使用になる性能要件に 合わせて、特別に設計されています。
不意にエンジンが始動してケガをする 危険性を軽減するために、修理、保 守、および清掃作業前に常にエンジン を停止して、スパーク プラグ ターミナ ルを取り外してください。- 例外 : キ ャブレターおよびアイドリング回転数 の調整時は例外です。
スパーク プラグ ターミナルまたはスパ ーク プラグを外した状態で、スタータ ーでエンジンを始動しないでくださ い。火花を抑制できずに火災が発生す る危険性があります。
火災の危険性を回避するため、火気の 近くで修理したり、保管したりしない でください。
燃料フィラー キャップにもれがないか 定期的に点検してください。
当社で承認されたタイプのスパークプ ラグだけを使用して、支障なく作動す ることを確認してください ( 「技術仕 様」の項を参照 )。
イグニッション ケーブルに異常がない こと ( 良好な絶縁状態、接続の確実性 ) を確認してください。
マフラーに異常が無いことを確認して ください。
火災の危険や聴覚障害を避けるため に、破損したマフラーを取付けたま ま、あるいはマフラーがないまま作業 しないでください。–
高温のマフラーに触れて、火傷しない ようにしてください。
振動の強さは、防振部品の状態に左右 されますので、定期的に防振部品を点 検してください。
デフレクター上の記号
デフレクターの矢印は、カッティング アタッチメントの適正な回転方向を示 しています。
以下の記号の一部がデフレクターの外 側に付いており、承認されたカッティ ングアタッチメントとデフレクターの 組み合わせであることを示します。
デフレクターは草刈ヘッ ドと使用することができ ます。
デフレクターは草刈ヘッ ドと使用してはなりませ ん。
デフレクターは草刈ブレ ードと使用することがで きます。
デフレクターは草刈ブレ ードと使用してはなりま せん。
デフレクターはブラッシ ュナイフと使用すること ができます。
デフレクターはブラッシ ュナイフと使用してはな りません。
デフレクターはシュレッ ダーブレードと使用して はなりません。
デフレクターはサーキュ ラーソーブレードと使用 してはなりません。
8
FR 111
Page 11
日本語
002BA135 KN
002BA222 KN
金属製カッティングアタッチメントの 使用時の、キックバック ( ブレードス ラスト ) の危険
警告
金属製カッティングアタ ッチメントを使用する場 合、回転しているブレー ドが硬い障害物 (木の根 や枝、切り株、石など) に当たるとキックバック の危険があります。 機械 は、アタッチメントの回 転方向と反対の、右また は後方に跳ね返ります。
回転しているカッティングアタッチメ ントが黒い色の範囲で硬い障害物に当 たった場合、キックバックの危険性が 一層高まります。
草刈ブレード
芝や雑草のみに使用します - 鎌のよう に円弧状に刈払機を振ります。
警告
不適切に刈払機を使用すると、草刈ブ レードを損傷することがあります - 破 損部分でケガをする危険があります。
草刈ブレードの切れ味が明瞭に低下し た場合は、規定通りに目立てしてくだ さい。
9
Page 12
日本語
3
0000-GXX-3897-A0
1
カッティング アタッチメント、デフレクターおよびハンドルの承認された組み合わせ
カッティングアタッチメント デフレクター ハンドル
1
承認された組み合わせ
使用するカッティングアタッチメント に合わせて、表から適切な組み合わせ を選択してください。
警告
安全上の理由で、これ以外の組み合わ せは許可されていません - 事故が発生 するおそれがあります。
カッティングアタッチメント
金属製カッティングアタッチメント
1 草刈ブレード 255-36
( 直径 255 mm)
ハンドル
3 ループハンドル
2
3
0000-GXX-3896-A0
運転準備
フレキシブルシャフトの取り付け
N スクリュー (1) を取り外します。 N シャフトからプロテクトキャップ
を取り外します。
デフレクター
2 金属製カッティングアタッチメン
ト用デフレクター
10
FR 111
Page 13
N フレキシブルシャフトをパワーヘ
7
7
5
6
0000-GXX-3899-A0
4
4
8
10
0000-GXX-3900-A0
9
3
4
2
8
0000-GXX-3901-A0
1
4
3
5
0000-GXX-3902-A0
2
1
6
ッド (3) 内に完全に押し込みます ­シャフトを左右に回転させながら 押してください。
N スクリュー (1) を差し込み、確実に
締め付けます。
ドライブチューブの取り付け
日本語
N コントロールハンドル (5) をドライ
ブチューブに取り付けます。スロ
1 2
3 4
0000-GXX-3898-A0
N スクリュー (1) を取り外します。ス
プリングワッシャー (2) とプレーン ワッシャー (3) と共に取り外して ください。
N クランプ (4) を取り外します。
ットルトリッガーロックアウト (6) が上を向くように位置決めしてく ださい。
N スクリュー (7) をしっかりと締め付
けます。
N クランプ (4) をドライブチューブ
に押し込みます。
N シャフトからプロテクトキャップ
を取り外します。
N グロメット (8) をめくります。 N フレキシブルシャフトをパワーヘ
ッド (10) 内に完全に押し込みます ­同時に、かみ合うまでシャフトを 左右に回転させてください。
N スロットルトリッガーロックアウ
トが上を向くようにドライブチュ ーブ (11) を位置決めします。
N スクリュー (1) をスプリングワッシ
ャー (2) とプレーンワッシャー (3) と共に差し込み、しっかりと締め 付けます。
N グロメット (8) をクランプ (4) にか
ぶせます。
ループハンドルの取り付け
N ドライブチューブ (3) の上部 - 吊り
下げ用リングの前側 - で、クラン プ (1) をループハンドル (2) の下側 に合わせます。
N スクリュー (5) にワッシャー (4) を
取り付けます。
N ナット (6) をしっかりと保持し、
スクリュー (5) を確実に締め付け ます。
N 「ループハンドルの固定」を参照
してください。
11
Page 14
日本語
1
A
0000-GXX-3903-A0
2
1
2
1
A
A
0000-GXX-3904-A0
2
002BA655 KN
ループハンドルの固定
N ループハンドル (1) をコントロール
ハンドル (2) の前方、約 20 cm/8 in(A) の位置で固定します。
N ループハンドルを身長や手の長さ
に合わせて調整します。
N スクリューをしっかりと締め付け
ます。
スロットルケーブルの取り付け
N シャフトの両端から約 20 cm /8 
in(A) の位置でスロットルケーブル (1) を 2 個のケーブルリテイナー (2) に押し込みます。
警告
スロットルケーブル全体をフレキシブ ルシャフトに平行に配置する必要があ ります。スロットルケーブルはフレキ シブルシャフトに巻き付けないでくだ さい。
N 「スロットルケーブルの調整」を
参照してください。
スロットルケーブルの調整
本機の組み立ておよび長期間の運転後 に、スロットルケーブルの調整を修正 することが必要になる場合がありま す。
本機が完全に適正に組み立てられた後 に、スロットルケーブルを調整してく ださい。
N スロットルトリガーをフルスロッ
トル位置に設定します。
N スロットルトリガーのスクリュー
を、最初に手ごたえを感じるまで 慎重に矢印の方向に回します。さ らに同じ方向に半回転回します。
12
FR 111
Page 15
日本語
3
0208BA015 KN
1
4
5
002BA134 KN
0208BA052 KN
1
3
2
デフレクターの取り付け
デフレクターの取り付け
N デフレクター (1) をドライブチュ
ーブ (3) のギアボックスクラン プ (2) に位置決めします。
N クランプ (4)をデフレクターに
取り付け、穴に合わせます。
N スクリュー (5) を差し込み、しっ
かりと締め付けます。
N デフレクターが確実に固定された
ことを確認し、必要に応じてスク リューを再び締め付けます。
カッティング アタッチメン トの取付け
パワーツールを地面に置く
N エンジンを停止します。 N カッティング アタッチメント装着
部が上向きになるように、パワー ツールを配置します。
シャフトの固定
固定用パーツの取り外し
4
5
2
3
0000-GXX-3906-A0
N シャフトを固定します。 N コンビネーションレンチ (4) をス
クリュー (5) に取り付けます。
N コンビネーションレンチ (4) でスク
リュー (5) を時計回り ( 左ネジ ) に 回転させて緩め、取り外します。
N ガードリング (2) を取り外します。
スラストプレートは取り外さない でください。
N ストップピン (1) をギアボックスの
穴 ( 矢印 ) に止まるまで差し込み、 わずかに押します。
N ガードリング (2) をスラストプレ
ート (3) と共に回転させ、ストップ ピンをスラストプレート (3) にかみ 合わせます。
13
Page 16
日本語
6
3
0208BA070 KN
6
0000-GXX-3907-A0
7
5
2
ギアボックスのカッティングアタッチ メント取り付け用部品の清掃
スラストプレート (3) の周囲と内部およ びシャフト (6) のねじ山付き穴 ( 矢 印 ) を定期的に点検して汚れが堆積し ていないか確認してからカッティング アタッチメントを取り付けてくださ い。
N スラストプレート (3) を出力シャ
フト (6) から引き抜きます。
N ギアボックスとスラストプレート
の内側面 ( グレーの部分 ) および シャフト (5) のねじ山付き穴の 底までの部分を清掃します。
警告
スクリュー (5) を完全にねじ込めなくな り、カッティングアタッチメントが固 定されなくなるため、シャフト (6) のね じ山付き穴には埃を溜めないでくださ い。
カッティングアタッチメントの取り付 け
警告
飛散物やカッティングアタッチメント との接触によって負傷する危険があり ます。カッティングアタッチメントに
適合するデフレクターを使用してくだ さい - 「デフレクターの取り付け」を 参照。
金属製カッティングアタッチメントの 取り外しと取り付け
金属製カッティングアタッチメントの 取り外しおよび取り付け前に:
警告
保護手袋を着用し、鋭利な刃先に直接 触れる危険を低減してください。
1 個の金属製カッティングアタッチメ ントだけを取り付けてください。
カッティングアタッチメントの配置
草刈ブレード (255-36) の刃先は、時計 方向を向いている必要があります。
回転方向は、デフレクターの外側に矢 印で表示されています。
カッティングアタッチメントの取り付 け
N カッティングアタッチメント (7)
をスラストプレートに載せます。
スラストプレートのカラー ( 矢印 ) をカ ッティングアタッチメントの取り付け 穴にはめます。
カッティングアタッチメントの固定 N ガードリング (2) をシャフト (6) に
押し込みます。
N スクリュー (5) をシャフト (6) に差
し込み、止まるまで反時計回りに 締め付けます。
N シャフト (6) を固定します。 N コンビネーションレンチを使用し
てスクリュー (5) をしっかりと締め 付けます。
14
FR 111
Page 17
日本語
警告
カッティングアタッチメントが外れる と、ケガをする危険があります。スク リューが緩くなりすぎた場合は、新品 に交換してください。
注記
シャフト固定用工具を抜き取ります。
カッティングアタッチメントの取り外 し
N シャフト (6) を固定します。 N スクリュー (5) を時計回りに緩
め、取り外します。
N ガードリング (2) を取り外します。 N カッティングアタッチメント (8)
をスラストプレートから取り外し ます – スラストプレートは取り外 さないでください。
燃料
エンジンには、ガソリンとエンジンオ イルの混合燃料が必要です。
警告
健康を害するため、ガソリンに直接触 れたり、気化したガソリンを吸い込ん だりしないでください。
STIHL モトミックス (MotoMix)
STIHL 社は STIHL モトミックス (MotoMix) の使用をお勧めしています。 すぐに使用可能なこの混合燃料はベン ゼンや鉛を含まず、高オクタン価で す。この燃料を使用すると、常に適正 な混合比率を維持することができま す。
STIHL モトミックス (MotoMix) には、 エンジンをさらに長寿命化する STIHL HP Ultra 2 ストロークエンジンオイル が使用されています。
STIHL モトミックス (MotoMix) が販売 されていない市場もあります。
燃料の混合
注記
規定以外の不適切な燃料やオイルを使 用するか、規定以外の混合比率を用い ると、エンジンに重度の損傷が生じる ことがあります。低品質のガソリンあ るいはエンジンオイルは、エンジン、 シーリングリング、ホース、燃料タン クを損傷することがあります。
ガソリン
オクタン価が 90 以上の高品質ブランド のガソリンだけを使用してください ­無鉛、有鉛は問いません。
触媒コンバータを装備した機械には、 必ず無鉛ガソリンを使用してくださ い。
注記
有鉛ガソリンを燃料タンク数回分使用 すると、触媒コンバータの効率が大幅 に低下します。
エタノール濃度が 10% 以上のガソリン は、手動調整が可能なキャブレター付 きエンジンで作動関連の不具合を引き 起こすことがあるため、そうしたエン ジンには使用しないでください。
M-Tronic 搭載エンジンは、エタノール 濃度が 25% までのガソリン (E25) を使 用したときに最大出力を発揮します。
エンジンオイル
STIHL 2 ストロークエンジンオイルま たは他の高品質エンジンオイルを使用 してください。STIHL 2 ストロークエ ンジンオイルは、STIHL 製エンジン用 に特別に配合されています。エンジン から最大限の性能と寿命を引き出し、 カーボンの堆積を最小限に抑えるため に、STIHL HP Ultra の使用をお勧めし ます。
混合比率
50:1 (STIHL 2 サイクル エンジンオイ ルの場合 ):50:1 = ガソリン 50 に対 してオイル 1
15
Page 18
日本語
0000-GXX-0476-A0
002BA447 KN
残ったガソリンと洗浄に使用した液体 は、その地域の規定と環境要件に従っ
ガソリン STIHL エンジンオイル
て適切に処理してください。
(比率50:1)
リットル リットル (ml)
10.02(20) 5 0.10 (100) 10 0.20 (200) 15 0.30 (300) 20 0.40 (400) 25 0.50 (500)
N 燃料の保管には承認された容器を
使用してください。燃料容器にま ずオイルを入れてからガソリンを 入れ、十分に混ぜ合わせます。
燃料の保管
燃料は承認された安全タイプの燃料容 器に入れ、照明や太陽光から保護され た、涼しく安全で乾燥した場所に保管 してください。
混合燃料は劣化します - 数週間で使い 切る分だけを混合してください。混合 燃料を 30 日以上保管しないでくださ い。照明、太陽光、高低温にさらす と、混合燃料は短期間で使用できなく なる場合があります。
STIHL モトミックスは、問題なく最長 2 年間保管することができます。
N 給油する前に混合燃料の入った携
行缶をよく振ってください。
給油
準備
N 給油する前に、汚れがタンクの中
に入るのを防ぐために、タンクキ ャップとその周囲を清掃してくだ さい。
N タンクキャップが上を向くように
本機を置いてください。
タンクキャップを開ける
警告
携行缶内で圧力が生じている可能性が あるため、キャップは慎重に開けてく ださい。
N 燃料タンクと携行缶は、時々十分
に洗浄してください。
16
N タンク開口部から外れる状態にな
るまで、キャップを反時計回りに 回転させます。
N タンクキャップを取り外します。
FR 111
Page 19
日本語
002BA448 KN
A
B
271BA047 KN
C
D
271BA048 KN
燃料の補充
給油時は、燃料をこぼしたり、あふれ させたりしないよう注意してくださ い。
STIHL 社では、燃料用 STIHL フィラー ノズル ( 特殊アクセサリー ) の使用をお 勧めしています。
N 燃料を補充します。
タンクキャップを閉じる
N キャップを開口部に載せます。 N キャップを時計回りに止まるまで
回転させます。手でできるだけき つく締め付けてください。
サポート フレーム
ハーネスストラップの調整
C クイックリリースファスナーを押
し込み、閉じてロックします。
D フックを強く押し、クイックリリ
ースファスナーを外します。
A ストラップの両端を下方向に引
き、ハーネスを締め付けます。
B アジャスターのタブを持ち上げ
て、ストラップを緩めます。
17
Page 20
日本語
1
2
3
3
2
271BA049 KN
5
0000-GXX-3905-A0
4
6
バックパックの着用方法
N 腰ベルト (1) を閉じてロックし、腰
にたるみなく接触するよう調整し ます。
N ハーネスストラップ (2) を適切な長
さに調整します。
N ストラップ (3) を使用して、ハーネ
スを適切なサイズに調整します。
バックパッドが背中にしっかりとフィ ットするように固定します。
緊急時の機械の取り外し
警告
緊急時には、機械とバックパックを素 早く取り外す必要があります。機械を 地面に降ろす前に、必ず腰ベルトを取 り外してください。
N サポートケーブル (4) をハーネス
ストラップおよびドライブチュー ブの吊り下げ用リング (5) に取り付 けます。
N ループ (6) 部分でサポートケー
ブルの長さを身長と手の長さに合 わせて調整します。
バックパックの外し方
N サポートケーブル (4) をドライブチ
ューブの吊り下げ用リング (5) から 外します。
N 腰ベルトのクイックリリースファ
スナーを外します。
N スライディングアジャスターを持
ち上げてハーネスストラップを緩 めてから、バックパックを背中か ら降ろします。
18
FR 111
Page 21
日本語
2
1
3
0000-GXX-0477-A0
0000-GXX-1303-A0
エンジンの始動と停止
操作部
1 スロットルトリガーロックアウト 2 スロットルトリガー 3運および停止位置の停止スイッ
チ。停止スイッチ () を押してイ グニッションをオフにします -
「停止スイッチとイグニッション
システムの機能」を参照してくだ さい。
停止スイッチとイグニッションシステ ムの機能
停止スイッチを押すと、イグニッショ ンがオフになり、エンジンが停止しま す。停止スイッチを放すと、停止スイ ッチは自動的に運転位置に戻ります: エンジンが停止した後、イグニッショ ンが再度オンになります - この状態で は、エンジンの始動準備が整っていま す。
エンジンの始動
N 手動燃料ポンプ (9) を最低 5 回押し
てください - ポンプにすでに燃料 が充填されている場合でも、同様 の操作を行います。
N チョークノブ (8) を押し込みなが
ら、エンジン温度に適した以下の 位置に回します:
g エンジンが冷えている場合 e 暖機スタートの場合 - エンジン始
動後、暖まりきっていない場合も この位置を使用します。
チョークノブは、上記の位置に確実に 合わせてください。
始動操作
0000-GXX-0478-A0
N 機械を地面に置いてください。安
定した状態になっているか確認し ます。
N フレキシブルシャフトをできるだ
け真っすぐにします。
警告
スロットルケーブルは、フレキシブル シャフトに巻き付けずに平行に配置し てください。
N 装着されている場合:運搬用ガー
ドをカッティングアタッチメント から取り外します。
N 始動中にカッティングアタッチメ
ントとデフレクターが動かないよ う、ドライブチューブのギアボッ クス側を高さのある支持物 ( 台座 や分岐した枝等 ) に載せます。
19
Page 22
日本語
0000-GXX-1305-A0
0000-GXX-1558-A0
警告
事故が生じる危険を低減するために、 カッティングアタッチメントとデフレ クターが地面や他の障害物と接触して いないか確認してください。
N 立つか、かがむか、ひざまずいて
安定した足場を確保します。
N 機械のシュラウドを左手でしっか
りと押さえ、片足をサポートフレ ームに乗せ、押し付けます。
N 右手でスターターグリップを握り
ます。
N スターターグリップをゆっくりと
引き、かみ合った感じがしたら、 素早く勢い良く引っ張ります。
N スターターグリップを急に放さな
いでください。手を添えてハウジ ング内にゆっくりと戻すと、スタ ーターロープは適切に巻き込まれ ます。
N エンジンがかかるまで始動操作を
続けます。
エンジンがかかったらすぐに
N スロットルトリガーロックアウト
を押し下げて、スロットルを開き ます - チョークノブが運転位置 F に 移動します。冷機スタートの後で は、スロットルを数回開いてエン ジンを暖めます。
警告
エンジンのアイドリング中にカッティ ングアタッチメントが回転してケガを する危険があります。エンジンのアイ ドリング中にカッティングアタッチメ ントが回転しないよう、キャブレター を調整してください - 「キャブレター の調整」を参照してください。
これで機械の使用準備が完了しまし た。
エンジンの停止
N 停止スイッチ ( モーメンタリース
イッチ ) を押します - エンジンが 停止します - 停止スイッチを放し ます - 運転位置に戻ります。
始動に関するその他の注意事項
エンジンが冷機スタート位置 g また は加速状態でストールする。
N チョークノブを < に移動して、エ
ンジンがかかるまで始動操作を繰 り返します。
エンジンが暖機スタート位置 < でか からない
N チョークノブを g に移動し、エン
ジンがかかるまで始動操作を繰り 返します。
エンジンがかからない場合 N すべての設定が正しいか確認しま
す。
N 燃料タンク内に燃料があるか確認
し、必要に応じて給油します。
N スパークプラグターミナルが適正
に接続されているか確認します。
N 始動手順を繰り返します。 エンジン燃焼室への燃料吸い込みすぎ N チョークノブを F の位置に合わせ、
エンジンがかかるまで始動操作を 繰り返します。
注記
スターターロープは最後まで引き出さ ないでください - 切れるおそれがあり ます。
20
FR 111
Page 23
日本語
1
1
0000-GXX-0482-A0
2
3
4
燃料タンクが完全に空になった場合 N 再給油後、手動燃料ポンプにすで
に燃料が充填されている場合で も、燃料ポンプを最低 5 回押して ください。
N チョークノブをエンジン温度に合
った位置に合わせます。
N エンジンを再始動します。
作業中の注意事項 エアーフィルターの交換
ならし運転
新品の機械は、最初の燃料 3 タンク分 の間は、高速回転 ( 無負荷でフルスロ ットル ) で運転しないでください。こ れでならし運転中の不要な高負荷を避 けます。すべての動く部品は、ならし 運転中になじんでくるので、この期間 はエンジンの摩擦抵抗が大きくなって います。エンジンの最高出力を発揮で きるのは、タンク 5 ~ 15 回分の使用後 となります。
作業中
長時間のフルスロットル運転後は、し ばらくの間アイドリングしてエンジン の熱を冷却風で放熱してください。組 み込まれている部品 ( イグニッション やキャブレター ) を熱から守るためで す。
作業後
短期間使用しない場合:エンジンが冷 えるまで待ちます。燃料タンクを空に して、次の使用時まで火気のない乾燥 した状態で保管します。長期間に未使 用の場合は、「機械の保管」を参照し てください。
フィルターの平均寿命は、1 年以上で す。出力が顕著に低下しないかぎり、 フィルターカバーを取り外したり、エ アーフィルターを交換したりしないで ください。
エンジン出力が著しく低下した場合
N チョークノブを g の位置に回しま
す。
N スクリュー (1) を緩めます。 N フィルターカバー (2) を取り外しま
す。
N フィルター周囲の浮いた汚れを取
り除きます。
N フィルターエレメント (3) を取り外
します。
N 汚れているか、損傷しているフィ
ルターエレメント (3) は交換してく ださい。
N 損傷した部品は交換してくださ
い。
21
Page 24
日本語
0000-GXX-0495-A0
フィルターエレメントの取り付け
N フィルターエレメント (3) をフィル
ターハウジングに取り付け、カバ ーを取り付けます。
N スクリュー (1) を差し込み、しっか
りと締め付けます。
キャブレターの調整
キャブレターは、大半の運転条件下で 混合気が最適化されるよう工場出荷時 に設定されています。
アイドリング回転数の調整
アイドリング回転中にエンジンが停止 する場合
N エンジンを約 3 分間、暖機します。 N エンジンの回転がスムーズになる
までアイドリングスピード調整ス クリュー (LA) を時計回りにゆっく りと回転させます - カッティング アタッチメントは停止していなけ ればなりません。
アイドリング回転中にカッティングア タッチメントが回転する場合
N カッティングアタッチメントが停
止するまでアイドリングスピード 調整スクリュー (LA) を反時計回り にゆっくりと回転させた後、同一 方向にさらに 1/2 回転から 3/4 回転 させます。
警告
アイドリング中にカッティングアタッ チメントが回転し続ける場合は、 STIHL サービス店に点検と修理を依頼 してください。
22
FR 111
Page 25
日本語
000BA039 KN
A
1
000BA045 KN
スパーク プラグ
N エンジンの出力が低下したり、始
動しにくくなったりアイドリング が不安定になったら、先ずスパー ク プラグを点検してください。
N 約 100 時間運転後には新品のスパ
ークプラグと交換してください ­電極が極度に焼損している場合は それよりも早く交換してくださ い。スチール社が承認した、雑音 防止スパーク プラグのみをご使用 ください - 「技術仕様」の項を参 照してください。
スパークプラグの取り外し
1
2
3
N カバー (1) を取り外します。 N スパークプラグターミナル (2) を抜
き取ります。
N スパークプラグ (3) を緩めます。
スパークプラグの点検
N 汚れたスパークプラグをきれいに
します。
N 電極ギャップ (A) を点検して、必要
な場合は調整します - 数値は 「技 術仕様」の項を参照してくださ い。
N 以下のような、スパークプラグが
汚れる原因を排除してください。
原因:
エンジンオイル混合量の過多 エアーフィルターの汚れ 劣悪な使用環境
0000-GXX 0537-A0
ます。この場合、作業員が重傷を負っ たり、建物に損傷を与えたりする可能 性があります。
N 抵抗入タイプのスパークプラグを
使用し、アダプターナットをしっ かりと締め付けてください。
スパークプラグの取り付け
N スパークプラグ (3) をシリンダーに
ねじ込みます。
N コンビネーションレンチを使用し
てスパークプラグ (3) を締め付けま す。
N ターミナル (2) を確実にスパークプ
ラグに押し込みます。
N カバー (1) を取り付け、しっかりと
締め付けます。
警告
アダプターナット (1) が緩んでいるか、 外れている場合はアークが発生するこ とがあります。発火または爆発が起き やすい環境下で作業を行うと、実際の 火災または爆発が発生する恐れがあり
23
Page 26
日本語
1
0000-GXX-0536-A0
0000-GXX-3908-A0
1
3
0000-GXX-3909-A0
エンジンの動作 ギヤーボックスの注油
エアー フィルターを掃除してキャブレ ターを適切に調整しても、エンジンの 動作が不十分な場合は、マフラーが原 因の可能性があります。
マフラーが汚れていないか ( カーボン で詰まる )、スチール サービス店で点 検してください。
当社では整備や修理を、認定を受けた スチール サービス店のみに依頼される ことをお勧めします。
運転 25 時間ごとにグリース量を点検 し、必要に応じて再注油してくださ い。
N スクリュープラグ (1) を取り外しま
す。
N スクリュープラグ (1) の内側にグリ
ースが見えない場合:STIHL ギア グリース ( 特殊アクセサリー ) のチ ューブ (2) を注入口にねじ込みま す。
N 5 g (1/5 oz) 以下のグリースをギア
ボックスに注油します。
注記
ギアボックスいっぱいにグリースを注 入しないでください。
N スクリュープラグ (1) を差し込み、
しっかりと締め付けます。
フレキシブル シャフトの潤 滑
N グリース量を定期的に - 約 25 運転
時間毎に - 点検してください。
N スクリュー (1) を取り外します。 N フレキシブルシャフト (2) を引き抜
きます。
N フレキシブルシャフト (3) を保護チ
ューブ (2) から引き抜きます。
N フレキシブルシャフトの取り付け
位置に印を付けます。
N シャフトに STIHL 多目的グリース (
特殊アクセサリー ) を均等に塗布 します。塗布しすぎないでくださ い。
注記
ドライブシャフトが青色に変色してい
24
る場合は、新品と交換してください。
FR 111
Page 27
N フレキシブルシャフト (3) を保護チ
3
0000-GXX-3910-A0
0000-GXX-3912-A0
ューブ (2) に戻し、元の取り付け位 置から 180° 回転させ、止まるまで 押し込みます。
4
1
N フレキシブルシャフトをパワーヘ
ッド (4) 内に完全に押し込みます ­シャフトを左右に回転させながら 押してください。
N スロットルトリッガーロックアウ
トが上を向くようにフレキシブル シャフト (2) を位置決めします。
N スクリュー (1) を差し込み、しっか
りと締め付けます。
機械の保管 金属製カッティング ブレー
ドの目立て
機械を約 3 ヶ月以上使用しない場合 N 換気の良い場所で燃料タンクを空
にし、洗浄します
N 規則に準じて、環境に害を及ぼさ
ないように燃料を廃棄してくださ い
N キャブレターが乾くまでエンジン
を運転します。これによりキャブ レターのダイヤフラムの貼り付き を防止します。
N カッティング アタッチメントを取
り外し、きれいにして点検してく ださい。金属製カッティング アタ ッチメントを保護オイルで処理し ます。
N 機械を丁寧に掃除します
0000-GXX-3911-A0
N 機械を乾いた安全な場所に保管し
てください。子供などによる許可 外の使用を避けてください
超硬刃の刃先の摩耗が顕著になったと きは、サービス店で STIHL USG を使 用したカッティングアタッチメントの 目立てを受けてください。STIHL 社で は、STIHL 正規サービス店の利用をお 勧めしています。
日本語
25
Page 28
日本語
0000-GXX-1310-A0
スチール販売店による点検 と保守
整備作業
STIHL 社では、認定を受けた STIHL サ ービス店のみに整備や修理を依頼され ることをお勧めしています。
防振エレメント
パワーヘッドとサポートフレームの間 には 4 個の防振スプリングが取り付け られています。磨耗の兆候が見られる か、振動が目立って増大した場合は、 点検を受けてください。
26
FR 111
Page 29
日本語
整備表
以下の整備間隔は、標準的な作業条件用です。毎日の作業時間が長いか、作業条 件が過酷な場合 ( 粉塵が極端に多い場所等 ) は、指定された間隔をそれに応じて狭 めてください。
作業開始前
作業終了後または毎日
燃料給油時
毎週
毎月
12 ヵ月毎
故障時
損傷時
必要な場合
目視検査 ( 状態と漏れ ) XX
機械本体
コントロールハンドル 作動点検 XX
エアフィルター
手動燃料ポンプ ( 装着されている場合 )
燃料タンク内のピックアップボディ ( フ ィルター )
燃料タンク 掃除 XX
キャブレター
スパークプラグ
冷却風吸入部
シリンダーフィン
バルブクリアランス
掃除 X
損傷した部品の交換 XX
目視検査 XX
2)
交換
点検 X
修理はサービス店 い
点検はサービス店 い
交換はサービス店 い
アイドルリング調整の点検 - カッティ ングアタッチメントが作動しないこと
アイドリング回転数の調整 X
電極ギャップの調整 X
100 運転時間毎に交換
目視検査 X
掃除 X
清掃はサービス店 い
出力が低下しているか、始動に大きな 力が必要なときは、バルブクリアラン スを点検し、必要に応じてサービス店
1)
に調整を依頼してください
1)
に依頼してくださ
1)
に依頼してくださ
1)
に依頼してくださ
1)
に依頼してくださ
XXX
XX
X
X
X
X
XX
27
Page 30
日本語
以下の整備間隔は、標準的な作業条件用です。毎日の作業時間が長いか、作業条 件が過酷な場合 ( 粉塵が極端に多い場所等 ) は、指定された間隔をそれに応じて狭 めてください。
作業開始前
作業終了後または毎日
燃料給油時
毎週
毎月
12 ヵ月毎
故障時
燃焼室 150 運転時間毎にサービス店1)に清掃
すべてのスクリューとナット ( 調整スク リューを除く )
防振エレメント
金属製カッティングアタッチメント
フレキシブルシャフト
ギアボックスの潤滑
安全ラベル 交換 X
1)
STIHL 社では、STIHL 正規サービス店の利用をお勧めしています。
2)
エンジン出力が著しく低下した場合のみ
を依頼してください
締め直し X
点検 XXX
1)
交換はサービス店 い
目視検査 XX
交換 X
締め付け状態の確認 XX
目立てはサービス店 さい
点検 X
グリースの補給 X
点検 X
補充 X
に依頼してくださ
1)
に依頼してくだ
XX
損傷時
必要な場合
X
X
28
FR 111
Page 31
日本語
磨耗の低減と損傷の回避
本取扱説明書の記述を遵守して使用す ると、機械の過度の磨耗や損傷が回避 されます。
本機の使用、整備並びに保管は、本取 扱説明書の記述に従って入念に行って ください。
特に以下の場合のように、安全に関す る注意事項、取扱説明書の記述内容及 び警告事項に従わずに使用したことに 起因する全ての損傷については、ユー ザーが責任を負います:
スチールが許可していない製品の
改造。
当製品への適用が承認されていな
い、適していない、または低品質 のツールやアクセサリーの使用。
指定外の目的に当製品を使用。 スポーツ或いは競技等の催し物に
当製品を使用。
損傷部品を装備したままで当製品
を使用したことから生じる派生的 損傷。
整備作業
「整備表」に列記されている作業は、
必ず全て定期的に行ってください。整 備作業を使用者が自ら行えない場合 は、サービス店に依頼してください。
当社では整備や修理を、認定を受けた スチール サービス店のみに依頼される ことをお勧めします。スチール サービ ス店には定期的にトレーニングを受け る機会が与えられ、必要な技術情報の 提供を受けています。
上記整備作業を怠ったことが原因で生 じた以下のような損傷に対しては、上 記の例として、以下の部品が挙げられ ます:
指定された時期に実施されなかっ
た整備や不十分な整備 ( 例:エア ー フィルター、燃料フィルター )、 不適切なキャブレターの調整また は不十分な冷却空気経路の掃除 ( エアー吸入スリット、シリンダー フィン ) が原因で生じたエンジン の損傷。
不適切な保管に起因する腐食およ
びその他の派生的損傷。
低品質の交換部品を使用したこと
による本機の損傷。
磨耗部品
パワーツールの部品によっては、規定 どおりに使用しても通常の磨耗は避け られません。これらの部品は、使用の 種類や期間に合わせて適時に交換して ください。上記の例として、以下の部 品が挙げられます :
カッティング アタッチメント ( 全
種)
カッティング アタッチメント固定
用パーツ ( ライダープレート、ナ ット等 )
カッティング アタッチメント用デ
フレクター
クラッチ フィルター ( エアー フィルター、
燃料フィルター )
リワインド スターター スパーク プラグ 防振エレメント
29
Page 32
日本語
14
12
15
2
1
3
22
21
20
19
0000-GXX-3913-A0
18
23
25
24
5
4
#
6
25
7
11
8
10
9
24
16
13
17
主要構成部品
1 タンクキャップ 2 キャブレター調整スクリュー 3 スターターグリップ 4 手動燃料ポンプ 5 カバー 6 マフラー 7 スクリュー 8 防振エレメント 9 燃料タンク 10 エアフィルターカバー 11 チョークレバー 12 サポートフレーム 13 ハーネス 14 バックパッド 15 腰ベルト 16 サポートケーブル 17 ドライブチューブ 18 ループハンドル 19 リング 20 停止スイッチ 21 スロットルトリガーロックアウト 22 スロットルトリガー 23 スロットルケーブル 24 フレキシブルシャフト 25 ケーブルホルダー # 機械番号
30
FR 111
Page 33
日本語
1
0000-GXX-3058-A0
2
1 金属製カッティングアタッチメン
2 デフレクター
技術仕様
エンジン
混合燃料使用、STIHL 単気筒 4 ストロ ークエンジン
排気量: 31.4 cc シリンダー径: 40 mm ピストンストローク: 25 mm ISO 8893 に準拠したエン
ジン出力:
アイドリング回転数: 2,800 rpm 回転数制御範囲 ( 定格 ): 9,500 rpm 出力シャフトの最高回転
数 ( カッティングアタッチ メント ): 6,850 rpm
バルブクリアランス 吸気バルブ: 0.10 mm 排気バルブ: 0.10 mm
イグニッションシステム
1.05 kW (1.4 bhp) / 7,000 rpm
重量
燃料なしの状態、カ ッティングアタッチ メントとデフレクタ ーを除く 7.9 kg
全長
カッティングアタッ チメントを除く 1800 mm
音圧・騒音・振動数値
振動に関する指令 2002/44/EC の遵守 の詳細については、www.stihl.com/vib をご覧ください。
音圧・音響・振動数値には、同じ暴露 時間でのアイドリングおよび最大定格 回転数が含まれます。
ISO 22868 に準拠した音圧レベル L
p
金属製カッティングアタ ッチメント付き 95 dB(A)
エレクトロニックマグネトイグニッシ ョン
スパークプラグ ( 抵抗入タイプ ): Bosch USR 7 AC
電極ギャップ: 0.5 mm
ISO 22868 に準拠した音響出力レベル L
w
金属製カッティングアタッ チメント付き 108 dB(A)
最大回転数時の ISO 22867 に準拠した 振動加速度 a
hv,eq
燃料システム
左ハンドル右ハンド
燃料ポンプ付き全方向ダイヤフラム式 キャブレター
燃料タンク容量: 710 cc (0.71 l)
金属製カッティ ングアタッチメ ント付き 2.5 m/s
2
1.5 m/s
2
31
Page 34
日本語
000BA073 KN
指令 2006/42/EC に準拠した K-係数 は、音圧レベルおよび音響出力レベル ついて 2.0 dB(A) です。指 令 2006/42/EC に準拠した K-係数は、 振動加速度について 2.0 m/s
2
です。
REACH
REACH は EC の規定で、化学物質 (CHemical substances) の登録 (Registration)、評価 (Evaluation)、認可 (Authorisation)、規制を意味します。
REACH 規定 (EC) No. 1907/2006 の遵 守の詳細については www.stihl.com/reach をご覧ください。
整備と修理 廃棄
本機を使用する方が実施できる保守お よび整備作業は、本取扱説明書に記述 されていることだけです。それ以外の 修理はすべてサービス店に依頼してく ださい。
当社では整備や修理を、認定を受けた スチール サービス店のみに依頼される ことをお勧めします。スチール サービ ス店には定期的にトレーニングを受け る機会が与えられ、必要な技術情報の 提供を受けています。
修理時には、当社が本機への使用を承 認した、または技術的に同等な交換部 品だけをご使用ください。高品質の交 換部品のみを使用して、事故および本 機の損傷を回避してください。
当社ではスチール オリジナルの交換部 品のご使用をお勧めします。
スチール純正部品には、スチール部品 番号、 { ロゴマークおよびス チール部品シンボル マーク K が刻印 されています。( 小さな部品では、シン ボルマークだけが刻印されているもの もあります。)
国別の廃棄の規則および規制を順守し てください。
スチール製品は、家庭用ごみ入れに廃 棄しないでください。 製品、アクセサ リー、包装は、環境に配慮してリサイ クルを行うため、認可された廃棄場に 持ち込んでください。
廃棄物処理の最新情報については、ス チール サービス店へお問い合わせくだ さい。
32
FR 111
Page 35
Page 36
0458-485-4321-A
japanisch
J
www.stihl.com
*04584854321A*
0458-485-4321-A
Loading...