3-275-583-05 (1)
Video Projector
取扱説明書
お買い上げいただきありがとうございます。
電気製品は安全のための注意事項を守らないと、
火災や人身事故になることがあります。
この取扱説明書には、事故を防ぐための重要な注意事項と製品の
取り扱いかたを示しています。この取扱説明書をよくお読みのう
え、製品を安全にお使いください。お読みになったあとは、いつ
でも見られるところに必ず保管してください。
VPL-VW200
© 2007 Sony Corporation
安全のために
ソニー製品は安全に充分配慮して設計されています。しか
し、電気製品は、まちがった使いかたをすると、火災や感
電などにより死亡や大けがなど人身事故につながることが
あり、危険です。
事故を防ぐために次のことを必ずお守りください。
安全のための注意事項を守る
4〜 9 ページの注意事項をよくお読みください。
定期点検をする
5年に1度は、内部の点検を、ソニーの相談窓口にご相談くだ
さい(有料)。
故障したら使わない
すぐに、ソニーの相談窓口にご連絡ください。
万一、異常が起きたら
・ 煙が出たら
・ 異常な音、においがしたら
・ 内部に水、異物が入ったら
・ 製品を落としたりキャビネットを破損したときは
警告表示の意味
取扱説明書および製品で
は、次のような表示をし
ています。表示の内容を
よく理解してから本文を
お読みください。
この表示の注意事項を守
らないと、火災や感電な
どにより死亡や大けがな
ど人身事故につながるこ
とがあります。
この表示の注意事項を守
らないと、感電やその他
の事故によりけがをした
り周辺の物品に損害を与
えたりすることがありま
す。
注意を促す記号
m
1 電源を切る。
2 電源コードや接続コードを抜く。
3 ソニーの相談窓口に連絡する。
この装置は、情報処理装置等電波障害自主規制協議会
(VCCI)の基準に基づくクラス B 情報技術装置です。この
装置は、家庭環境で使用することを目的としていますが、
この装置がラジオやテレビジョン受信機に近接して使用さ
れると、受信障害を引き起こすことがあります。
取扱説明書に従って正しい取り扱いをしてください。
2
行為を禁止する記号
行為を指示する記号
目次
警告 .......................................................4
注意 .......................................................6
光源用ランプについての安全上の
ご注意....................................................7
電池についての安全上のご注意 ......... 8
各部の名前
本機前面/右側面 .............................10
本機後面/底面 ................................. 11
リモコン............................................. 12
接続と準備
付属品を確かめる .............................13
手順 1:本機を設置する.................. 14
設置の前に................................... 14
電源コードを本機につなぐ........ 16
設置位置を決める .......................17
手順 2:機器をつなぐ .....................20
ビデオ機器をつなぐ ...................20
パソコンをつなぐ .......................23
手順 3:画面の位置を調整する ......24
見る
スクリーンに映像を映して見る ...... 29
電源を切る................................... 30
ワイド画面を楽しむ .........................31
画質を選ぶ.........................................34
お好みの画質に調整する..................35
ダイレクトに項目を選んで
調整する.......................................35
順番に項目を選んで調整する....36
より細かく画質を調整する
(リアルカラープロセッシング) ......37
付属のソフトウェアを使って画質を
調整する(ImageDirector3)........38
メニュー画面で調整や設定
をする
メニュー操作のしかた......................39
画質設定メニュー..............................43
画質詳細設定メニュー......................47
スクリーン設定メニュー..................48
初期設定メニュー..............................50
機能設定メニュー..............................52
設置設定メニュー..............................54
情報メニュー .....................................57
プリセットメモリーについて ....58
パソコンで操作する
パソコンからアクセスする ..............59
プロジェクターの状態を確認する ..59
プロジェクターを操作する ..............60
情報を設定する .................................60
その他
HDMI コントロールについて ..........62
x.v.Color(エックスブイ・
カラー)について..............................63
故障かな?と思ったら......................64
警告ランプ ...................................66
メッセージ一覧 ...........................67
光源用ランプとエアフィルターを
交換し吸気口を掃除する..................69
エアフィルターを掃除する ..............74
本機のお手入れと画面について ......75
保証書とアフターサービス ..............76
主な仕様.............................................77
プリセット信号一覧....................80
入力信号と調整・設定項目........83
天井つり設置 .....................................86
PSS-H10 使用時.......................86
左右の画面位置を微調整する ..........90
索引.....................................................93
3
警告
火災 感電
下記の注意を守らないと、 火災や感電により
死亡や大けがにつながることがあります。
電源コードを傷つけない
電源コードを傷つけると、火
災や感電の原因となること
があります。
・ 設置時に、製品と壁や
ラック(棚)などの間
に、はさみ込んだりしな
い。
・ 電源コードを加工した
り、傷つけたりしない。
・ 重いものをのせたり、
引っ張ったりしない。
・ 熱器具に近づけたり、加
熱したりしない。
・ 電源コードを抜くとき
は、必ずプラグを持って
抜く。
万一、電源コードが傷んだ
ら、ソニーの相談窓口に交換
をご相談ください。
指定された電源コード、接続ケーブ
ルを使う
取扱説明書に記されている
電源コード、接続ケーブルを
使わないと、火災や感電、故
障の原因となることがあり
ます。
内部を開けない
内部には電圧の高い部分が
あり、キャビネットや裏ぶた
を開けたり改造したりする
と、火災や感電の原因となる
ことがあります。内部の調整
や設定、点検、修理はソニー
の相談窓口にご相談くださ
い。
光源用ランプ交換は光源用ランプが
充分に冷えてから行う
電源を切った直後は光源用
ランプが高温になっており、
さわるとやけどの原因とな
ることがあります。光源用ラ
ンプ交換の際は、電源を切っ
てから 1 時間以上たって、充
分に光源用ランプが冷えて
から行ってください。
内部に水や異物を入れない
水や異物が入ると火災や感
電の原因となることがあり
ます。
万一、水や異物が入ったとき
は、すぐに電源を切り、電源
コードや接続ケーブルを抜
いて、ソニーの相談窓口にご
相談ください。
排気口、吸気口をふさがない
排気口、吸気口をふさぐと内
部に熱がこもり、火災や故障
の原因となることがありま
す。また、手を近づけるとや
けどをする場合があります。
風通しをよくするために次
の項目をお守りください。
・ 壁から 20cm 以上離して
設置する。
・ 密閉された狭い場所に押
し込めない。
・ 布などで包まない。
・ 立てて使用しない。
レンズの前に遮蔽物を置かない
投影中にレンズのすぐ前で
光を遮らないでください。遮
光した物に熱による変形な
ど影響を与える可能性があ
ります。
4
お手入れの際は、電源を切って電源
プラグを抜く
電源を接続したままお手入
れをすると、感電の原因とな
ることがあります。
床置き、または天井つり金具を使っ
た天井つり以外の設置をしない
それ以外の設置をすると火
災や大けがの原因となるこ
とがあります。
プロジェクターの上に水が入ったも
のを置かない
内部に水が入ると火災や感
電の原因となります。
長時間の外出、旅行のときは、電源
プラグを抜く
安全のため、必ず電源プラグ
をコンセントから抜いてく
ださい。
電源プラグおよびコネクターは突き
あたるまで差し込む
まっすぐに突きあたるまで
差し込まないと、火災や感電
の原因となります。
天井への取り付け、移動は絶対に自
分でやらない
天井への取り付け、移動は必
ずソニーの相談窓口にご相
談ください(有料)。
天井の強度不足、取り付け方
法が不充分のときは落下し
大けがの原因となります。必
ずソニー製のプロジェク
ターサスペンションサポー
トをご使用ください。特約店
の方は、取り付けを安全に行
うために、必ず本機、および
プロジェクターサスペン
ションサポートの取付説明
書の注意事項をお読みくだ
さい。
電源コードのアース端子からはずし
た絶縁キャップなどの小さな部品は、
幼児が飲み込む恐れがあるので、手
の届かないところに保管する
万一誤って飲みこんだとき
は、窒息する恐れがあります
のでただちに医師にご相談
ください。
幼児の手の届かない場所に置く
本体の高温部でやけどした
りする場合があります。
お子様がさわらないように
ご注意願います。
安全アースを接続する
アース接続は必ず電源プラ
グを電源につなぐ前に行っ
てください。また、アース接
続を外す場合は必ず電源プ
ラグを電源から切り離して
から行ってください。
5
注意
下記の注意を守らないと、 けがをしたり周辺の物品に
損害を与えることがあります
不安定な場所に設置しない
ぐらついた台や棚の上、ある
いは傾いたところに設置す
ると、倒れたり落ちたりして
けがの原因となることがあ
ります。また、設置・取り付け
場所の強度を充分にお確か
めください。
ぬれた手で電源プラグにさわらない
ぬれた手で電源プラグの抜
き差しをすると、感電の原因
となることがあります。
水のある場所に置かない
水が入ったり、濡れたり、風
呂場などで使うと、火災や感
電の原因となります。雨天や
降雪中の窓際でのご使用や、
海岸、水辺でのご使用は特に
ご注意ください。
湿気やほこり、油煙、湯気の多い場
所や虫の入りやすい場所、直射日光
が当たる場所、熱器具の近くに置か
ない
火災や感電の原因となるこ
とがあります。
スプレー缶などの発火物や燃えやす
いものを排気口やレンズの前に置か
ない
火災の原因となることがあ
ります。
雷が鳴り出したら、電源プラグに触
れない
感電の原因となります。
アジャスター調整時に指を挟まない
アジャスター調整は慎重に
行ってください。アジャス
ターに指を挟み、けがの原因
になることがあります。
6
レンズをのぞかない
投影中にプロジェクターの
レンズをのぞくと光が目に
入り、悪影響を与えることが
あります。
定期的に内部の掃除を依頼する
長い間掃除をしないと内部
にほこりがたまり、火災や感
電の原因となることがあり
ます。1年に 1 度は、内部の
掃除をソニーの相談窓口に
ご相談ください(有料)。
特に、湿気の多くなる梅雨の
前に掃除をすると、より効果
的です。
排気口周辺には触れない
排気口周辺は光源用ランプ
の熱で温度が高くなってい
ます。手などを触れると火傷
の原因となります。
光源用ランプについ
ての安全上のご注意
プロジェクターの光源には、キセノンラ
ンプを使用しています。キセノンランプ
には、次のような特性があります。
・ 衝撃や、使用時間の経過による劣化な
どにより大きな音をともなって破裂
したり、不点灯となって寿命が尽きる
ことがあります。
・ 個体差や使用条件によって、寿命に大
きなバラツキがあります。指定の時間
内であっても破裂、または不点灯状態
になることがあります。
・ 交換時期を越えると、破裂、不点灯や
チラつきの発生の可能性が高くなり
ます。
「ランプ/フィルターを交換してくだ
さい」というメッセージが表示された
ときには、光源用ランプが正常に点灯
している場合でも速やかに新しい光
源用ランプと交換してください。
破裂 高温
下記の注意事項を守らないと、破
裂・発熱・液漏れにより、
死亡
や大けがなどの人身事故になる
ことがあります。
7
光源用ランプ交換は光源用ランプが
充分に冷えてから行う
電源を切った直後は光源用
ランプが高温になっており、
さわるとやけどの原因とな
ることがあります。光源用ラ
ンプ交換の際は、電源を切っ
てから 1 時間以上たって、充
分に光源用ランプが冷えて
から行ってください。
破裂
下記の注意事項を守らないと、
けがをしたり周辺の物品に損
害を与えることがあります。
光源用ランプを傾けて持たない
光源用ランプを傾けて持つ
と、光源用ランプの破損時に
光源用ランプの破片が飛び、
けがの原因となることがあ
りますので、水平に持ってく
ださい。
使用済み光源用ランプを破棄する場合
使用済み光源用ランプは、地
域の蛍光管の廃棄ルールに
従って廃棄してください。
電池についての安全
上のご注意
光源用ランプが破裂したときはすぐ
に交換を依頼する
光源用ランプが破裂した際
には、プロジェクター内部や
ランプハウス内に破片が飛
散している可能性がありま
す。 ソニーの相談窓口に光
源用ランプの交換と内部の
点検を依頼してください。ま
た、排気口よりガスや粉じん
が出たりすることがありま
す。
速やかに医師にご相談くだ
さい。
ランプの重量についての注意
ランプは重いので(約 2.9
kg)取り扱いには、十分ご注
意ください。
ここでは、本機での使用が可能なソ
ニー製乾電池についての注意事項を記
載しています。
万一、異常が起きたら
・ 電池の液が目に入ったら
m
すぐにきれいな水で洗い、ただちに医師の治
療を受ける。
・ 煙が出たら
m
ソニーの相談窓口に連絡する。
・ 電池の液が皮膚や衣服に付いたら
m
すぐにきれいな水で洗い流す。
・ バッテリー収納部内で液が漏れたら
m
よくふき取ってから、新しい電池を入れる。
8
破裂 高温
下記の注意事項を守らないと、破
裂・発熱・液漏れにより、
死亡
や大けがなどの人身事故になる
ことがあります。
・ 乾電池は充電しない。
・ 火の中に入れない。ショートさせたり、
分解、加熱しない。
・ 指定された種類の電池を使用する。
破裂
下記の注意事項を守らないと、破
裂・液漏れにより、
り周辺の
物品に損害を与えた
けがをした
りすることがあります。
・ 投げつけない。
・ 使用推奨期限内(乾電池に記載)の乾電池を
使用する。
・ 3 と # の向きを正しく入れる。
・ 電池を入れたまま長期間放置しない。
・ 新しい電池と使用した電池は混ぜて使わな
い。
・ 種類の違う電池を混ぜて使わない。
・ 水や海水につけたり濡らしたりしない。
使用済み乾電池は、地域のルールに従っ
て処分してください。
9
各部の名前
本機前面/右側面
本機のボタンはリモコンの同じ名前のボタンと同じ働きをします。
カバーを押して開ける。
オン/スタンバイ
レンズ
ボタン
LENS
(1 26 ページ)
M/m/</,
ボタン(1 39 ページ)
インプット
INPUT
(矢印)/
メニュー
MENU
ボタン(1 39 ページ)
(確定)
(入力切換)ボタン(1 29 ページ)
[/1(オン/スタンバイ)スイッチ(1 25 ページ)
吸気口(1 15 ページ)
ON/STANDBY
ランプ
(1 24 ページ)
LAMP/COVER
ランプ
(1 66 ページ)
ご注意
ON/STANDBY ランプが
オレンジ色に点灯している
場合は、パワーセービング
中です。(1 50 ページ)
ランプ/カバー
〜 ACIN(電源端子)
エッチディーエムアイ
10
HDMI1
端子(1 21 ページ)
エッチディーエムアイ
HDMI2
リモコン受光部(1 24 ページ)
端子(1 21 ページ)
インプットエー
INPUTA
端子(1 23 ページ)
エスビデオインプット
SVIDEOINPUT
ビデオインプット
/VIDEOINPUT
(S 映像/映像入力)端子(1 22 ページ)
B/CBPR/CR 端子(1 20 ページ)
トリガー
TRIGGER
YP
端子
本体の電源が入っているとき、12V の信号を出力します。
ネットワーク
NETWORK
端子
制御用パソコ
ンなどをつな
ぎます。
リモート
REMOTE
端子
制御用パソコンな
どをつなぎます。
(1 23 ページ)
本機後面/底面
各部の名前
吸気口
(1 15 ページ)
トップカバー(天板)
(1 70 ページ)
排気口
(1 15 ページ)
リモコン受光部
(1 24 ページ)
カバーリリースレバー
(1 70 ページ)
天井つり金具取り付け穴
(1 86 ページ)
アジャスター(1 28 ページ)
フィルターホルダー
(1 72 ページ)
吸気口(1 15 ページ)
11
リモコン
リモコン発光部
ライト
LIGHT
ボタン
押すとリモコンの
ボタンが光ります。
インプット
INPUT
(入力切換)
ボタン(1 29 ページ)
カラースペース
COLORSPACE
(1 35 ページ)
ガンマコレクション
GAMMACORRECTION
ボタン
(ガンマ補正)ボタン
(1 35 ページ)
ワイドモード
WIDEMODE
ボタン
(1 31 ページ)
レンズ
LENS
ボタン
(1 26 ページ)
M/m/</,(矢印)/
(確定)ボタン
(1 39 ページ)
メニュー
MENU
ボタン
(1 39 ページ)
ピクチャーモード
PICTUREMODE
ボタン(1 34 ページ)
[/1(オン/スタンバイ)
スイッチ(1 25 ページ)
カラーテンパラチャー
COLORTEMP
ボタン(1 35 ページ)
ブラックレベル
BLACKLEVEL
(色温度)
(黒補正)
ボタン(1 35 ページ)
フィルムプロジェクション
FILMPROJECTION
ボタン(1 35 ページ)
アドバンストアイリス
ADVANCEDIRIS
ボタン
(1 35 ページ)
アジャストピクチャー
ADJUSTPICTURE
ボタン(1 36 ページ)
アールシーピー
(リアルカラー
RCP
プロセッシング)ボタン
(1 37 ページ)
リセット
RESET
ボタン
(1 39 ページ)
シャープネス
SHARPNESS
ボタン(1 45 ページ)
12
+/−
コントラスト
CONTRAST
+/−
ボタン(1 44 ページ)
ブライトネス
BRIGHTNESS
(明るさ)
+/−ボタン
(1 44 ページ)
接続と準備
この章では、プロジェクターとスクリーンを置く位置を決めたり、プロジェク
ターで映す機器との接続のしかたなどを説明します。
付属品を確かめる
箱を開けたら、付属品がそろっているか確かめてください。
・ リモコン(1 個)
・ 単 3 形乾電池(2 個)
・ 電源コード(1 本)
・ ImageDirector3CD-ROM(1 枚)
・ プラグホルダー
電源コードが抜けないように、付属
のプラグホルダーを必ず取り付けて
ください。
(1 16 ページ)
リモコンに電池を入れるには
・ エアフィルターカバー(1 個)
天井つりの場合のみ使用します。
(1 86 ページ)
・ レンズキャップ
お買い上げ時は本体に取り付けら
れています。ご使用時は取りはず
してください。
・ 取扱説明書(本書)
・ 保証書(1 部)
必ずイラストのように E 極側から電池を入れて
ください。無理に入れたり逆に入れたりすると、
ショートの原因になり、発熱することがあります。軽く押し込みながら開けてください。
接続と準備
リモコンの取り扱いについてのご注意
・ 落としたり、踏みつけたり、中に液体をこぼしたりしないよう、ていねいに
扱ってください。
・ 直射日光が当たるところ、暖房機具のそばや湿度が高いところには置かない
でください。
13
手順 1:本機を設置する
プロジェクターは、ビデオ機器などか
らの映像をスクリーンに映します。本
機はレンズシフトにより、置き場所を
広範囲に選べて簡単に美しい映像をご
覧いただけます。
設置の前に
設置に適さない場所
次のような場所には置かないでくださ
い。故障や破損の原因となります。
風通しの悪い場所
本機の周囲から 20cm 以内には物を
置かないようにしてください。
温度や湿度が非常に高い場所
結露や異常温度上昇により、故障の原
因となることがあります。
熱感知器や煙感知器のそば
感知器が誤動作する原因となることが
あります。
ほこりが多い場所、たばこの煙などが
直接入る場所
壁から離して設置
本機の性能信頼性のために、壁から
20cm 以上離して設置してください。
後面は壁が高温になる恐れがあります
のでご注意ください。
空調の冷暖気が直接当たる場所
14
20 cm
20 cm20 cm
20 cm
:排気
使用に適さない状態
次のような状態では使用しないでくだ
さい。
吸気口や排気口を覆う
排気口
吸気口
ちょっと一言
吸排気口の位置について詳しくは、「各部
の名前」(1 10 〜 11 ページ)をご覧く
ださい。
本機を前後左右に傾ける
15°
以上
15°
以上
プロジェクターを 15 度以上傾けたり、
床置きおよび天井つり以外での設置で
お使いになることは避けてください。
色むらや光源用ランプの信頼性を著し
く損ねる原因となることがあります。
標高の高い場所でご使用になる場合
海抜 1500m 以上の場所でのご使用に
際しては、
「 初期設定」
メニューの
「冷却設定」を「強」にしてください
(1 50 ページ)。そのまま使用すると、
部品の信頼性などに影響を与える恐れ
があります。
接続と準備
15°
以上
15°
以上
15°
以上
15
電源コードを本機につなぐ
プラグホルダー
ACIN(電源端子)
電源コード
1 電源コードを本機の ACIN(電
源端子)に差し込み、プラグホ
ルダーを電源コードに取り付け
る。
2 固定レバーがロックするまで、
プラグホルダーをはめこむ。
16
電源コードをはずすには
プラグホルダーの固定レバーを両側
からはさんでロックをはずし、電源
コードを引き抜きます。
設置位置を決める
お使いになるスクリーンの大きさ(投影サイズ)によって、スクリーンとプロ
ジェクターとの位置関係が変わります。プロジェクターのレンズ中心からスク
リーンまでの距離を投射距離といいます。
1 スクリーンとプロジェクターを置く位置を決める。
図の の範囲内にレンズの中心が入るようにプロジェクターを置くと、画質
を損なうことなく投影することができます。次ページの表の a、b、c の距離を
目安に、スクリーンとプロジェクターを置く位置を決めてください。
天井つり時
スクリーンの中心
c
c
レンズの中心
a
b
床置き時
接続と準備
a:
スクリーンからプロジェクターのレンズ中心までの投射距離(最小)
b:
スクリーンからプロジェクターのレンズ中心までの投射距離(最大)
c:
上レンズシフトを最大にしたときのスクリーン中心からプロジェクターのレンズ中心
までの垂直距離
天井つりで設置する場合は、「天井つり設置」(1 86 ページ)をご覧ください。
レンズシフトについて詳しくは「手順 3:画面の位置を調整する」(1 24 ページ)をご
覧ください。
17
16:9 スクリーン使用時
単位:mm
投影サイズ
(インチ)
(mm)
a
b
c
40 60 80 100 120 150 180 200 250 300
1016 1524 2032 2540 3048 3810 4572 5080 6350 7620
1212 1842 2472 3102 3732 4677 5622 6252 7827 9402
2105 3181 4257 5333 6409 8023 9637
324 485 647 809 971 1213 1456 1618 2022 2426
設置寸法の計算方法(SS:スクリーンサイズ)
a 最小値 =31.5 × SS − 48.2
b 最大値 =53.8 × SS − 46.9
c 値 =8.0876 × SS
4:3 スクリーン使用時(4:3 映像投影)
投影サイズ
(インチ)
(mm)
a
b
c
設置寸法の計算方法(SS:スクリーンサイズ)
a 最小値 =38.551 × SS − 48.2
b 最大値 =65.842 × SS − 46.9
c 値 =9.8979 × SS
40 60 80 100 120 150 180 200 250 300
1016 1524 2032 2540 3048 3810 4572 5080 6350 7620
1494 2265 3036 3807 4578 5734 6891 7662 9590
2587 3904 5220 6537 7854 9829
396 594 792 990 1188 1485 1782 1980 2474 2969
10713 13403 16093
単位:mm
11517
11805 13122 16414 19706
2 レンズがスクリーンに平行になるようにプロジェクターを置く。
上から見た図
スクリーン
18
3 スクリーンに画像を映して画面の位置を調整する。(1 24 ページ)
スクリーンに画像を映すには、ビデオ機器などを接続します。(1 20 ページ)
ご注意
表面に凹凸のあるスクリーンを使用すると、プロジェクターとスクリーン間の距離や
ズーム倍率によっては、まれに画面上に縞模様が現れることがあります。これはプロ
ジェクターの故障ではありません。
接続と準備
19
手順 2:機器をつなぐ
接続するときは
・ 各機器の電源を切った状態で接続してください。
・ 接続ケーブルは、それぞれの端子の形状に合った正しいものを選んでくださ
い。
・ プラグはしっかり差し込んでください。不充分な接続は動作不良、画質不良
の原因になります。抜くときは、必ずプラグを持って抜いてください。
・ 接続する機器の取扱説明書もあわせてご覧ください。
ビデオ機器をつなぐ
コンポーネントビデオ出力端子、または D 端子のある DVD プレー
ヤー/レコーダー、ブルーレイディスクプレーヤー(BD)、デジタ
ルチューナーをつなぐ場合
本機右側面
:映像信号の流れ
オーディオアンプ
DVDプレーヤー/レコー
ダー、HDD レコーダー、
ブルーレイディスクプ
レーヤー(BD)、デジタ
ルチューナーなど
コンポーネントビデオケーブル(別売り)、または
コンポーネント―D 端子ケーブル(別売り)
スピーカー
D
20
HDMI 出力端子のある DVD プレーヤー/レコーダー、ブルーレイ
ディスクプレーヤー(BD)をつなぐ場合
HDMI 出力端子のある DVD プレーヤー/レコーダー、ブルーレイディスクプ
レーヤー(BD)などは、本機の HDMI 入力端子につなぐとより高品質の映像
をお楽しみいただけます。さらに、HDMI コントロール対応機器であれば、そ
れぞれの機器間で連動した操作ができるようになります。詳しくは「 機能設
定」メニュー(1 52 ページ)および「HDMI コントロールについて」
(1 62 ページ)をご覧ください。
本機右側面
オーディオアンプ
HDMI 出力端子のあ
る DVD プレーヤー/
レコーダー、ブルー
レイディスクプレー
ヤー(BD)など
スピーカー
HDMI 出力端子
接続と準備
HDMI ケーブル(別売り)
:映像信号の流れ
ご注意
・
本機の HDMI 入力端子につなぐ機器は、HDMI ロゴを取得した機器をご使用ください。
別売りの HDMI ケーブルは、HDMI ロゴを取得したケーブ
ルをご使用ください。
・ HDMI ケーブルをつなぐ際は、本機端子の上部にある V とケーブル端子部の V が向か
い合うように接続してください。
・ HDMI ケーブルでつないだ機器の映像がきれいに映らない場合は、つないだ機器の設
定を確認してください。
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DMI、HDMI ロゴおよび HighDefinitionMultimediaInterface は、HDMI
icensingLLC 社の商標または登録商標です。
DMI コントロールは、HDMI で規格化されている HDMICEC(Consumer
lectronicsControl)を使った機器間相互制御の機能です。
機は、HDMI の DeepColor、x.v.Color、LipSync、PCDisplay 入力に対応してお
ります。また HDCP に対応しております。
21
S 映像端子または映像端子のあるビデオ機器をつなぐ場合
コンポーネント出力端子のない DVD プレーヤー/レコーダー、ハードディス
クレコーダー、ビデオデッキ、またはレーザーディスクプレーヤーなどをつな
ぎます。それぞれの機器の取扱説明書もあわせてご覧ください。
本機右側面
スピーカー
ビデオ機器
S 映像または
映像出力端子
S 映像または映像ケーブル(別売り)
:映像信号の流れ
オーディオアンプ
ちょっと一言
よりよい画質でご覧いただくために、SVIDEOINPUT(S 映像)端子につなぐことを
おすすめします。
つなぐ機器に S 映像出力端子がない場合は、VIDEOINPUT(映像)端子につないでく
ださい。
22
パソコンをつなぐ
本機右側面
パソコン
モニター出力端子
HD-Dsub15 ピンケーブル(別売り)
または HDMI ケーブル(別売り)
:映像信号の流れ
別売りの HDMI ケーブルは、HDMI ロゴを取得したケーブ
ルをご使用ください。
ちょっと一言
「 初期設定」メニューの「入力 A 信号種別」で「オート」を選んでください。入力信
号が正しく表示できない場合は「コンピューター」を選んでください。(
1
51、67 ペー
ジ)
接続と準備
ご注意
・ HDMI ケーブルをつなぐ際は、本機端子の上部にある V とケーブル端子部の V が向か
い合うように接続してください。
・ ノート型のパソコンで、出力信号をパソコンの液晶ディスプレイと外部モニターの両
方に出力するように設定すると、本機に正しく映像が出ない場合があります。この場
合は、外部モニターのみに信号が出力されるように、パソコンを設定してください。
パソコンの設定については、パソコンのメーカーへお問い合わせください。
・ HDMI ケーブルでつないだ機器の映像がきれいに映らない場合は、つないだ機器の設
定を確認してください。
23
手順 3:画面の位置を調整する
スクリーンに画像を映して画面の位置を調整します。
1
ON/STANDBY ランプ
4
リモコン受光部
2
5, 6, 7
ちょっと一言
本体側面の [/1(オン/スタンバイ)、INPUT
イスティック)ボタンは、リモコンの同じ名前のボタンと同じ働きをします。
ご注意
設置場所によってはリモコンで操作できないことがまれにあります。その場合は、リモ
コンをスクリーンに向けて操作してください。
赤く点灯
インプット
レンズ
、LEN S
メニュー
、MEN U
、M/m/</,/(ジョ
1 電源プラグをコンセントに差し込
む。
ONオン/STANDBY
し、スタンバイ状態になります。
スタンバイ
ランプが赤く点灯
24
2 [/1(オン/スタンバイ)スイッ
チを押して電源を入れる。
数秒点滅し
点灯(緑色)
ON/STANDBY ランプが緑色に点
滅したあと、点灯します。
3 接続した機器の電源を入れる。
それぞれの機器の取扱説明書をご覧
ください。
4 INPUT ボタンを押してスクリー
ンに映像を映す。
押すたびに入力信号の画面表示と投
影される機器が切り換わります。
(1 29 ページ)
ちょっと一言
「 機能設定」メニューの「オート入力サーチ」が「入」に設定されている場合は、
INPUT ボタンを押すと自動的に入力信号のある入力端子に切り換わります。
(
1
52 ページ)
接続と準備
25
5 画面の垂直位置を調整する。
LENS ボタンを繰り返し押してレン
ズシフト調整画面(パターン画面)
を表示し、
適な画面の垂直位置を選択する。
LENS ボタンを押すたびに、レンズ
調整画面が順番に表示されます。
M/, ボタンを押すと、画面位置は
上方向に移動します。
m/< ボタンを押すと、画面位置は
下方向に移動します。
ちょっと一言
「 設置設定」メニューの「レンズコントロール」が「切」に設定されている場合は、
垂直位置調整ができません。(1 54 ページ)
「 機能設定」メニューの「テストパターン」が「切」に設定されている場合は、「パ
ターン画面」が表示されません。(1 53 ページ)
M/m/</, ボタンで最
26
レンズの中心から上方向に 65% 画面投影画面を移動できます。
横から見た図
120
971mm
100
809mm
65%
1画面
80
647mm
レンズの中心
(16:9 スクリーンの時。詳しくは 18 ページ
をご覧ください。)
:レンズシフトを最大にしたときの画面位置
ちょっと一言
画面の水平位置も微調整できます。
詳しくは「左右の画面位置を微調整する」(1 90 ページ)をご覧ください。
接続と準備
6 LENS ボタンを繰り返し押してレ
ンズズーム調整画面(パターン画
面)を表示し、
M/m/</, ボタ
ンで画面の大きさを合わせる。
M/, ボタンを押すと、画面は大き
くなります。
m/< ボタンを押すと、画面は小さ
くなります。
27
ちょっと一言
「 設置設定」メニューの「レンズコントロール」が「切」に設定されている場合は、
レンズズーム調整、また次のレンズフォーカス調整ができません。(1 54 ページ)
「 機能設定」メニューの「テストパターン」が「切」に設定されている場合は、「パ
ターン画面」が表示されません。(1 53 ページ)
7 LENS ボタンを繰り返し押してレ
ンズフォーカス調整画面(パター
ン画面)を表示し、
ボタンで画面のピントを合わせ
る。
設置面の傾きを調整するには
プロジェクターを置く台などが水平でない場合は、アジャスターを使って調整
できます。
M/m/</,
ご注意
アジャスターを回しているとき、手を挟まないようご注意ください。
28
回す。
アジャスター
見る
この章では、プロジェクターにつないだ DVD プレーヤーなどの映像をスク
リーンに映して見るときの操作を説明します。また、お好みに合わせた画質で
ご覧になる操作も説明しています。
スクリーンに映像を映して見る
1 本機と、本機に接続した機器の電
源を入れる。
2 INPUT ボタンを繰り返し押して、
スクリーンに映したい機器を選
ぶ。
スクリーンに見たい機器の表示が出
るようにします。
例:本機の VIDEOINPUT 端子に
つないだビデオの画像を見る
見る
画像を見たい機器 選択する画面表示
本機の VIDEOINPUT 端子につないだ機器 ビデオ
本機の SVIDEOINPUT 端子につないだ機器 S ビデオ
B/CBPR/CR 端子につないだ機器 コンポーネント
YP
本機の INPUTA 端子につないだ機器 入力A*
本機の HDMI1 端子につないだ機器 HDMI1**
本機の HDMI2 端子につないだ機器 HDMI2**
* 入力する信号によって「 初期設定」メニューで「入力 A 信号種別」を設定してく
ださい。「オート」に設定していて信号が正しく表示されない場合は、入力信号に合わ
せて設定してください。(
** HDMI 接続機器側を、HDMI 規格に準拠した設定にしてください。
HDMI 規格からはずれた信号が入力された場合に、映像の暗い部分や明るい部分の階
調がつぶれたり、文字がかすれたりすることがあります。「 画質設定」メニューで
「明るさ」と「コントラスト」、あるいは「シャープネス」を調整することで改善する
ことがあります。(
1
51、58 ページ)
1
44、45 ページ)
29