Sony MPK-DVF5M User Manual [ja]

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3-074-447-01(1)
マリンパック
取扱説明書
お買い上げいただきありがとうございます。
電気製品は安全のための注意事項を守らないと、
警告
この取扱説明書には、事故を防ぐための重要な注意事項と製品の取 り扱い方を示しています。この取扱説明書をよくお読みのうえ、製 品を安全にお使いください。お読みになった後は、いつでも見られ るところに必ず保管してください。
火災や人身事故になることがあります。
MPK-DVF5M
© 2002 Sony Corporation
Page 2
安全のために
ソニー製品は、安全に充分配慮して設計されていま す。しかし、まちがった使いかたをすると、火災な どによる人身事故が起きるおそれがあり危険です。 事故を防ぐためにつぎのことを必ずお守りくだ さい。
安全のための注意事項を守る
故障したら使わずに、お買い上げ店また
はソニーサービス窓口に修理を依頼する 万一異常が起きたら
変な音やにおいが したら、煙が出たら
1 電源を切る
b
2 お買い上げ店また
は、ソニーサービ ス窓口に修理を 依頼する
警告表示の意味
この取扱説明書では、次のような表 示をしています。表示の内容をよく 理解してから本文をお読みくださ い。
危険
警告
注意
この表示の注意事項を 守らないと、火災・感 電・破裂などにより死 亡や大けがなどの人身 事故が生じます。
この表示の注意事項を 守らないと、火災・感 電などにより死亡や大 けがなど人身事故の原 因となります。
この表示の注意事項を 守らないと、感電やそ の他の事故によりけが をしたり周辺の家財に 損害を与えたりするこ とがあります。
行為を禁止する記号
禁止
行為を指示する記号
注意
2
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目次
警告
はじめに.........................................................................................
付属品を確かめる ..........................................................................
準備準備
準備
準備準備
ビデオカメラレコーダーを準備する..............................................
マリンパックを準備する.............................................................
ビデオカメラレコーダーを取り付ける .......................................
操作操作
操作
操作操作
水中撮影について .......................................................................
撮影する......................................................................................
ビデオカメラレコーダーを取りはずす .......................................
その他その他
その他
その他その他
リングについて........................................................................
O
取り扱い上の注意 .......................................................................
各部のなまえ...............................................................................
主な仕様......................................................................................
保証書とアフターサービス .........................................................
........................................................................
注意
4 5 6
7 13 15
17 19 22
24 28 29 30 31
3
Page 4
警告
下記の注意事項を守らな いと、事故により死亡
大けがの原因となりま
す。
潜水中の使用は周囲の状況を把握 し、安全に充分注意を払う
注意を怠ると、潜水事故の原因 となります。
万一、マリンパックに水漏れが発 生した場合
浮上時の減圧時間を守り、周囲 の状況に注意しながら浮上して ください。
注意
陸上で運ぶときに落とさない
けがの原因となることがあり ます。
衝撃を与えない
ガラス部分が割れて、けがの原 因となることがあります。
下記の注意事項を守らな
けがをすることが
いと、 あります。
注意
注意
禁止
禁止
電池についての 安全上のご注意
この項目はバッテリー(乾電池および充電 池)にのみ適用となります。
危険
火災
指定された充電器以外で充電しない。
火の中に入れない。ショートさせたり、分
解しない。電子レンジやオーブンで加熱し ない。コインやヘアピン、ネックレスなど の金属類と一緒に携帯、保管しない
(ショートすることがあります)。
火のそばや炎天下、高温になった車の中な
どで充電したり、放置したりしない。 水・海水・牛乳・清涼飲料水・石鹸水など
の液体で濡れたバッテリーを充電したり、 使用したりしない。
警告
火災
火のそばや炎天下などに放置したり、充電
しない。— 危険防止の保護回路が壊れる ことがあります。 ハンマーなどでたたいたり、踏み付けたり、
落下させるなどの強い衝撃を与えない。 乾電池は充電しない。
指定された種類の電池を使用する。
電池は幼児の手の届かないところに保管し
てください。万一飲み込んだ場合には、た だちに医師にご相談ください。
下記の注意事項を守らな いと火災・破裂により
死亡大けがなどの
破裂
人身事故が生じます。
下記の注意事項を守らな いと火災・感電などに より死亡大けがの 原因となります。
注意
乾電池は+と−の向きを正しく入れる。
電池を使い切ったとき、長時間使用しない
ときは、取り出しておく。 新しい乾電池と使用した乾電池、種類の違
う乾電池を混ぜて使わない。 プラグの付いたバッテリーパックは、ぬれ
4
た手でさわらない(感電の原因となること があります)。
下記の注意事項を守らない と、
感電
やその他の
により
けが
辺の
家財に損害
たりすることがあります。
をしたり周
を与え
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はじめに
主な特長
本機はソニーのデジタルビデオカメラレコーダー
DCR-TRV8、DCR-TRV9、DCR-TRV10、DCR-TRV17、DCR-TRV18K、DCR-
TRV20
マリンパックです。
•水深75m
• LCD
DCR-TRV27、DCR-TRV30、DCR-TRV50、DCR-TRV900
までの撮影が可能。
水中での電源の入/切、録画開始/停止、オートフォーカスの入/切、フォトモード撮影、 ズームなどの操作が可能。
モニター搭載。
必ずお読みください
実際に水中で撮影する前に、水深1mくらいのところで、ビデオカメラレコーダーが正常に
動作するか、またマリンパックに水漏れがないかを確認してから潜水を始めてください。 万一、マリンパックの不具合により水漏れ事故を起こした場合、内部機材(ビデオカメラ
レコーダー、バッテリーなど)の損害、記録内容および撮影に要した諸費用などの補償は ご容赦ください。
マリンパックおよび内部機器に対するソニー水中機材用損害保険をご用意しております。
案内書をお読みのうえ、加入されることをおすすめします。
にお使いいただける
5
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付属品を確かめる
•台座B(1
DCR-TRV9, DCR-TRV10, DCR-TRV20, DCR-TRV900
で使用
用クッション(2)
•台座D
ネジ回し金具(1)
に付属
台座
B
リング(1)
O
スペーサーC(1)
•台座D(1
B
ネジプレート(2)
台座B及びDに使用
リチウム電池
遮光フード
CR2(1
(大)
(小)
•台座E
モニター用バッテリー
NP-FM30)(1
水中専用ワイドコンバージョン
レンズ(1)
VCL-MK2
反射防止リング(2)
大:φ
37mm
小:φ
30mm
グリス(1)
キャリングバッグ(1)
キャリングベルト(1)
バッテリークッション(1)
カラーフィルター(1)
脱落防止用ひも(3)
VF-MK2
6
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ビデオカメラレコーダーを準備する
ビデオカメラレコーダーをマリンパックに取り付ける前に、次の準備を行ってください。イラ ストは
DCR-TRV50
ご使用のビデオカメラレコーダーの機種によって準備の手順はちがいます。 お手持ちのビデオカメラレコーダーの取扱説明書も合わせてご覧ください。
ショルダーベルトをはずす
1
フィルター、コンバージョンレンズ、レンズ フードなども取りはずしてください。
バッテリーを取り付ける
2
充分に充電したバッテリーパックを取り付けてください。
カセットまたは“メモリースティック”を入れる
3
録画したい記録メディアを選んでください。
ビデオカメラレコーダーのレンズに反射防止リングを取り付ける
4
DCR-TRV9/TRV20/TRV30/TRV50 − φ37mm DCR-TRV8/TRV10/TRV17/TRV18K/TRV27 − φ30mm
DCR-TRV900 −
反射防止リングは強く締めすぎないようご注意ください。(取りはずしにくくなることが あります)
です。
(大)
(小)
不要
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7
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ビデオカメラレコーダーを準備する(つづき)
台座を取り付ける
5
DCR-TRV9/TRV900
(台座Bとネジプレートを使用します)
下の表でお使いのビデオカメラレ コーダーのネジプレートの取り付け 位置をご確認ください。
DCR-
台座
B TRV9 1 TRV900 2
台座Bのネジプレート取り付けかた
1
DCR-TRV9/TRV900
1 台座Bのネジプレート取り付け位
置にネジプレートを「カチッ」と いうまでしっかりとはめこむ。
2 ネジプレートのネジを、ビデオカ
メラレコーダーの三脚用ネジ穴に しっかりととめる。
3 台座BのAVケーブルを、ビデオカ
メラレコーダーの映像/音声端子 へつなぐ。
の取り付けかた
台座
B
ネジプレート
DCR-TRV8/TRV10
(台座BとスペーサーC、およびネジプレートを
使用します)
DCR-TRV8/TRV10
1 台座BにスペーサーCを取り付け
る。
2 台座Bのネジプレート取り付け位置
にネジプレートを「カチッ」とい
3.
うまでしっかりとはめこむ。
3 ネジプレートのネジを、ビデオカ
メラレコーダーの三脚用ネジ穴に しっかりととめる。
4 台座BのAVケーブルを、ビデオカ
メラレコーダーの映像/音声端子 へつなぐ。
の取り付けかた
3
台座Bのネジプ レート取り付け かた
スペーサー
台座
ネジプレート
C
B
8
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DCR-TRV17/TRV20/TRV30
(台座Bと台座D、台座D用クッション、およびネジプレートを使用します)
ビデオカメラレコーダーを取り付ける前に
下の表でお使いのビデオカメラレコーダーに使用する台座D用クッション、およびネジプ レートの取り付け位置をご確認ください。
DCR-
台座
B TRV17 2 3 TRV20 2 1 TRV30 2 1
1 台座D用クッションの剥離紙をはがす。 21の台座D用クッションを矢印の向き
に台座Dに貼り付ける。
台座
D
クッション
小 小 大
1
2
DCR-TRV17/TRV20/TRV30
1 台座Dのネジプレート取り付け位置にネ
ジプレートを「カチッ」というまでしっ かりとはめこむ。
ネジプレート取り付け位置はお使いのビ デオカメラレコーダーによって変わります。 上の表でご確認ください。
2 台座Dのネジプレートのネジを、ビデオ
カメラレコーダーの三脚用ネジ穴にしっ かりととめる。
3 台座Bのネジプレート取り付け位置2.に
ネジプレートをはめこむ。
4 ビデオカメラレコーダーに取り付けた台
座Dのネジ穴に、台座Bに取り付けたネ ジプレートのネジをしっかりととめる。
5 台座BのAVケーブルを、ビデオカメラ
レコーダーの映像/音声端子へつなぐ。
の取り付けかた
台座Dのネジプ レート取り付け かた
ネジプレート 台座
D
台座
B
ネジプレート
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ビデオカメラレコーダーを準備する(つづき)
B
DCR-TRV50
1 台座Eのネジプレート取り付け位置
にネジプレートを「カチッ」とい
1.
うまでしっかりとはめこむ。
2 台座Eのネジプレートのネジを、ビ
デオカメラレコーダーの三脚用ネ ジ穴にしっかりととめる。
3 台座Bのネジプレート取り付け位置
にネジプレートをはめこむ。
2.
4 ビデオカメラレコーダーに取り付
けた台座Eのネジ穴に、台座Bに取 り付けたネジプレートのネジを しっかりととめる。
5 台座BのAVケーブルを、ビデオカ
メラレコーダーの映像/音声端子 へつなぐ。
台座Eのネジプ レート取り付け かた
台座
E
台座
B
ネジプレート
10
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DCR-TRV18K/TRV27
(台座B、台座E、スペーサーC、および
ネジプレートを使用します)
1 台座EにスペーサーCを取り付け
る。 台座Eのネジプレート取付位置2.に
ネジプレートを「カチッ」というま でしっかりとはめこむ。
2 台座Eのネジプレートのネジを、ビ
デオカメラレコーダーの三脚用ネ ジ穴にしっかりととめる。
3 台座Bのネジプレート取り付け位置
にネジプレートをはめこむ。
2.
4 ビデオカメラレコーダーに取り付
けた台座Eのネジ穴に、台座Bに取 り付けたネジプレートのネジを しっかりととめる。
5 台座Bのネジプレート取り付け位置
にネジプレートを「カチッ」とい
2.
うまでしっかりとはめこむ。
6 台座BのAVケーブルを、ビデオカ
メラレコーダーの映像/音声端子 へつなぐ。
台座Bのネジプ
3
レート取り付け かた
スペーサー
ネジプレート
台座
台座
ネジプレート
C
E
B
ビデオカメラレコーダーをマリンパックに取り付ける準備ができました。 実際に取り付ける前に、台座がビデオカメラレコーダーにしっかりと取り付けられ
ているか確かめてください。
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ビデオカメラレコーダーを準備する(つづき)
撮影の準備をする
6
1 電源スイッチを「カメラ」にする。 2 メニューで「リモコン」を「入」にする。 3 逆光補正、
の機能を「切」にする。
4 フォーカススイッチを「自動」または「 5 メニューで「画面表示」を「ビ デオ出力/パネル」にし、画面表示ボタンを押す。
*録画ランプの設定が切り替えられるビデオカメラレコーダーをお使いのときは、「切」にしてくださ
い。マリンパックに収納したときにランプが写りこむのを防ぐことができます。 詳しくは、お使いのビデオカメラレコーダーの取扱説明書をご覧ください。
NIGHTSHOT
、ピクチャーエフェクト、プログラムAE、フラッシュなど
」にする。
AUTO
電源スイッチ
フォーカススイッチ
メニューボタン
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マリンパックを準備する
グリップをはずす
1
マリンパック底面のネジをゆるめてグリップをはずす。
リチウム電池を入れる
2
1 付属のネジ回し金具でネジをはずす。
2 付属のリチウム電池(
入れる。(3と#の向きをまちがえな いように、ご注意ください。 乾電池ケース内の3#の表示に合わせて、 必ず#側から入れてください。
3 ネジをしっかりと締める。
マリンパックを開ける
3
か所のバックルをはずして、マリン
3
パックを開ける。 バックルを開けたときにファインダー方
向に金具を持ち上げると、バックルが止 まります。
CR2型1
個)を
)
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マリンパックを準備する(つづき)
モニター用バッテリーを取り付ける
4
充分に充電した付属のモニター用バッテ リー(
NP-FM30
付けます。
ご注意
強い衝撃を与えるとモニター用バッテリーがはずれるこ とがあります。付属のバッテリークッションを図のよう に差し込んでください。
)を後ハウジングに取り
モニター用バッテリーパック
InfoLITHIUM
インフォリチウムバッテリーに対応した機器との間で、バッテリーの使用状況に関するデータ通信
をする機能を持ったリチウムイオンバッテリーです。本機はモニター電源としてインフォリチウム バッテリー ウムバッテリー チウム)はソニー株式会社の商標です。
ご使用にあたって、付属のバッテリーパック
ジャー(インフォリチウム 本機は別売りのインフォリチウムバッテリー(Mシリーズ)、
ます。 満充電状態の
は異なります。使用する環境によっては、使用可能時間が短くなります。
モニターについて
LCD
LCD
LCD
の残量時間です。 本機の
(インフォリチウム)バッテリーとは
シリーズを使用します。それ以外のバッテリーはお使いになれません。インフォリチ
M
シリーズには
M
NP-FM30
リチウムイオン電池は、リサイクルできます。不要になったリチウムイオン電池は、金属 部にセロハンテープなどの絶縁テープを貼ってリサイクル協力店へお持ちください。 充電式電池の回収・リサイクルおよびリサイクル協力店については社団法人電池工業会 ホームページ
モニターは、ビデオカメラレコーダーをマリンパックに取り付け、電源を入れてから映ります。
モニターに表示される電池残量時間は、ビデオカメラレコーダーに取り付けてあるバッテリー
LCD
モニターはインフォリチウムバッテリーの通信機能に対応していません。
LCD
NP-FM30
シリーズが充電できるもの・別売り)をご用意ください。
M
で連続撮影できる時間は約5時間ですが、撮影状況によって使用可能時間
http://www.baj.or.jp/
モニターの使用可能時間ではありません。
について
マークがついています。
NP-FM30
を参照してください。
を充電できるACアダプター/チャー
InfoLITHIUM
NP-FM50
でもご使用いただけ
(インフォリ
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ビデオカメラレコーダーを取り付ける
マリンパックとビデオカメラレコーダーを接続する
1
リモートコードとマイクコードの接続
1 マイクコードを
POWER
2 リモートコードを
ト)端子につなぐ。
マリンパックに取り付ける
2
ビデオカメラレコーダーを取り付けた台 座を、マリンパックのガイドレールに合 わせてスライドさせ、「カチッ」と音がす るまで差し込む。
MIC(PLUG IN
)端子につなぐ。
LANC
(リモー
2
LANC
(リモート)端子へ
前ハウジング
1
MIC(PLUG IN POWER
端子へ
モニターコードをつなぐ
3
モニターコードを台座Bの端子に接続します。
モニターコードは本 体のプラグホルダー にささった状態で出 荷されています。
次のページへつづく
15
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ビデオカメラレコーダーを取り付ける(つづき)
バックルを締める
4
前後のハウジングをしっかりと押さえな がら、3か所のバックルを締める。
このとき、コードをはさまないように充 分ご注意ください。故障や浸水の原因に なります。
リングの取り扱いについて(
O
ご参照ください。
グリップを取り付ける
5
ネジをしっかりと締めてください。
これでマリンパックの準備は完了です。 潜る前に、必ず動作チェックと浸水テスト(
P.24
)も
)を行ってください。
P.17
16
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水中撮影について
ダイビングの前に
浸水テスト
水中撮影をする前に、水深1m程度のところで正常に動作するか、また水漏れがないか確認し てから潜水を始めてください。
ビデオカメラレコーダーは、ダイビングの前にあらかじめマリンパックに取り付け、船上や海 岸などでのマリンパックの開閉は、できるだけ避けてください。ビデオカメラレコーダーを取 り付けるときは、できるだけ湿気の少ないところで行ってください。
マリンパックをもってダイビングをする前に、もう一度確かめてみましょう。
s バッテリーは充分に充電されていますか?(マリンパック、ビデオカメラレ
コーダー両方)
バッテリーはできるだけ容量の多いものをお使いください。また予備のバッテリーを準備する
ことをおすすめします。
s ビデオテープの残量はありますか?
リングに傷やひび割れはありませんか?
s
O
s マリンパックの前後のハウジングの間に、コードやケーブル、髪の毛など
のはさみこみはありませんか?
sリチウム電池
リチウム電池
き、
ZOOM
START/STOP
している間グリップのフラッシュランプ が点灯します。残量確認の目安としてお 使いください。 点灯しない時はリチウム電池 してください。予備のリチウム電池 を用意しておくことをおすすめします。
の残量は充分ですか?
CR2
の残量が充分にあると
CR2
ボタンや
ボタンなどを押すと、押
PHOTO
ボタン、
CR2
を交換
CR2
電池 チェック 発光部
右手グリップ
水中撮影の条件
水の中は、水深、水の透明度、光線の状態などの影響を受けるため、陸上とは異 なった撮影条件になっています。以下の基本的な条件をよく理解して、楽しいビデ オプログラムを制作してください
撮影に適した時間
太陽が真上にある午前10時から午後2時頃までが、撮影に最も適した時間です。 太陽の光が届きにくい場所での撮影や夜間の撮影には、強力な水中ビデオライトをお使いくだ
さい。
次のページへつづく
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水中撮影について(つづき)
水中での物の見えかた
水中では水の屈折率が大きいため、陸上より約 きく見えます。この現象は、人間の目のレンズだけでなく、ビデオカメラのレンズにとっても 同じです。水中ではレンズの撮影画角(画面に入る範囲)が狭くなりますので、もともと広い 範囲が写せるワイドコンバージョンレンズ(付属)の使用が有効です。
上手な撮影姿勢
安定した姿勢で撮影してください。ちょっとしたゆれも、後でテレビ画面で見ると拡大され、 見づらい映像になってしまうことがあります。
ビデオカメラレコーダーはできるだけゆっくり動かしてください。被写体の方が動いてくれま すので、いろいろなテクニックを使わず、じっと構えているだけでも、魅力的なプログラムを 作ることができます。
ダイビングのときは
水中撮影をしていると、つい夢中になり深度や時間などへの注意を怠りがちです。 潜水時間や深度など、基本的な潜水ルールは必ず守ってください。
距離が近くに、また実際より物が1割ほど大
1/4
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撮影する
水中撮影の準備が整いました。 ビデオカメラをもって潜行するときは、周囲の状況に充分注意し、ゆっくりと潜行します。 マリンパックにはできるだけ衝撃を与えないようにしてください。
(電源)
POWER
スイッチ
ボタン
AUTO FOCUS
ボタン
ON/OFF
ランプ
REC
(赤色)
ランプ
LEAK
(黄色)
ZOOM
ボタン
PHOTO START/STOP
(録画開始/停止)
ボタン
POWER
1
ビデオカメラレコーダーの電源が入り、
START/STOP
2
REC
スイッチを下げる
モニターに映像が映る。
LCD
ボタンを押す
ランプが点灯し、録画が始まる。もう一度押すと止まる。
ズームする
ボタンのT側を押しつづけると、徐々に望遠になり、W側を押しつづけると徐々に広角
ZOOM
になります。ズームの速さを変えることはできません。
静止画を撮る
フォトボタンを押すと、テープまたは“メモリースティック”に静止画像を記録することができ ます。(ただし、“メモリースティック”搭載機であっても、テープにしか記録することができな い機種もあります。) フォトボタンを軽く押して、画像を確認することはできません。詳しくはビデオカメラレコー ダーの取扱説明書をご覧ください。
フォーカスを固定する
AUTO FOCUS ON/OFF
ラの間を魚などが通ってもフォーカスがズレません。もう一度押すとオートフォーカスに戻ります。
ご注意
本機はグリップとマリンパックを赤外線で結び、操作を行っています。赤外線の受光部と発光部の間を指な どでさえぎらないようにご注意ください。
ボタンを押し、オートフォーカス機能を切る(
にする)と、被写体とカメ
OFF
次のページへつづく
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撮影する(つづき)
付属のアクセサリーを使う
ワイドコンバージョンレンズ
付属のワイドコンバージョンレンズは水中撮影 専用です。
ワイドコンバージョンレンズを使うと、被写体 は小さくなりますが、撮影できる範囲は広がり ます。
遮光フード
光の反射などにより、 いときは、付属の遮光フードを取り付けてくだ さい。
モニターが見えにく
LCD
ロックするまで、確実に はめ込みます。
遮光フード
(付属)
カラーフィルター
付属のカラーフィルターはワイドコンバージョ ンレンズの上から装着します。
水中の被写体は、青みがかった色彩になります。 より実際の色に近づけて撮影したときにお使い ください。
ワイドコンバージョンレンズ、遮光フード、カラーフィルターは、水中でも脱着できます。 レンズやフィルターの中に気泡が残ったときは、水中で脱着して、気泡を追い出してください。
ワイドコンバージョンレンズ
脱落防止用ひも
ワイドコンバージョンレンズ、遮光フード、お よびカラーフィルターに、図のように取り付け ます。
水中や陸上で脱着したときの落下や紛失を避け るために、脱落防止用ひもは必ず取り付けてく ださい。脱落防止用ひもはマリンパックのグ リップなどに通してお使いください。
取付方法
ワイド コンバー ジョン レンズ
20
カラーフィルター
カラー フィルター
遮光 フード
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水中ビデオライト(別売り)を使う
水深の深いところや岩棚の下など、太陽光では 明るさが不充分なところでの撮影には別売りの 水中ビデオライト( 用をおすすめします。
本機は、左右グリップ上部のビデオライトシュー にビデオライトを取り付けることができます。
HVL-ML20M
浸水したときは
マリンパックは、防水に充分に配慮して設計されていま すが、万一浸水したときは、
(黄色)が点滅します。
このときは、マリンパックをできるだけ水平に保ち、浮 上時のスピード、減圧時間を守って浮上してください。
浮上後はマリンパックをやわらかい布などで拭いてくだ さい。
マリンパックを開け、リモートコードを抜くと
など)のご使
(浸水警告)ランプ
LEAK
LEAK
水中ビデオライト
HVL-ML20M
左右のビデオライトシューに取 り付け可能
LEAK
ランプは消えます。
など(別売り)
ランプ(黄色)
浸水したり、ビデオカメラレコーダーに水がかかったときは、できるだけ早くお近くのソニー サービス窓口にお持ちください。
万一の事故に備えて、水中機材用損害保険へのご加入をおすすめします。
ご使用後は
マリンパックを海で使用したときは、バックルを開ける前に真水に30分から1時間程度つけ
て、海水の塩分を除去してしてください。 海で長時間使用したときは、ソニーサービス窓口でビデオカメラレコーダーを点検されるこ
とをおすすめします。
21
Page 22
ビデオカメラレコーダーを取りはずす
最初にマリンパックを水道水または真水で洗い、柔らかい布で水滴を拭き取ってから開けてく ださい。このとき、体や毛髪に付いた水滴、ウェットスーツのそで口から出る水がビデオカメ ラレコーダーにかからないようにご注意ください。
グリップをはずす
1
マリンパックを開ける
2
か所のバックルをはずしてマリンパックを開ける。
3
モニターコードを台座Bからはずす。
台座を引き出す
3
台座の両側をつまんで水平に引き出す。 台座を引き出すときに、ケーブル類を無
理に引っぱらないようご注意ください。
22
コード類をはずす
4
モニターコードをはずす
5
台座BのAVケーブルを、ビデオカメラ レコーダーの映像/音声端子からはずす。
Page 23
台座を取りはずす
B
6
ネジ回し金具でネジプレートをゆるめ、台座からビデオカメラレコーダーを取りはず す。
モニター用のバッテリーを取りはずす
7
台座とケーブル、プラグ類の収納
•台座BのAV
しておく。
本機のリモコンプラグとマイクプラグは、前
ハウジング内側のコードホルダーに差しておく。
ケーブルは台座のホルダーに差
23
Page 24
リングについて
O
リング(オーリング)とは?
O
リング(オーリング)は、水中カメラや時計、
O
ダイビング機器などに使われている防水パッ キンの一種です。
リングを使ってマリンパックなどの機器の
O
防水性を保ちます。
リングの防水の仕組み
O
リング
O
O
リング
水がすきまから入らないように、ゴムと面が接触して防水する。
水圧でOリングがつぶされると、接触面が大きくなり、押しつけられる力もさらに強くなる。
リングのメンテナンスは非常に重要です。正しく取り扱わないと、水没の原因
O
になります。OリングがOリング接触面と均等で途切れなく接触することによっ て防水します。
24
水圧
Page 25
リングの取り扱いかた
O
リングをセッティングする
O
リングのセッティングは、砂やほこりのない場所で行ってください。
O
リングを取りはずす
O
1
先のとがったものや金属などは、マリンパックの溝やOリングにキズをつける恐れがあり ますので、使用しないでください。
 Oリングを点検する
2
以下の点を充分確認して、柔らかい布かティッシュペーパーで必ず取り除いてください。
−ゴミ、砂粒、毛髪、ほこり、塩、糸くずなどが付着していないか
−古いグリスが残っていないか
▲ゴミ ▲砂粒 ▲毛髪 ▲ほこり
▲塩 ▲糸くず
目に見えないゴミなどが付着していることもあるので、指先でなぞって点検してください。
リングを拭き取る際、布やティッシュペーパーの繊維が残らないように気をつけてく
O
ださい。
リングにヒビ割れ、ゆがみ、つぶれ、ささくれ、キズ、砂かみなどがないか確認し、
O
ある場合は必ず交換してください。
▲ヒビ割れ ▲ゆがみ ▲つぶれ ▲ささくれ
▲キズ ▲砂かみ
リングの溝を点検する
O
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砂粒や乾いて固まった塩が入りこんでいる場合があるので、エアースプレーで吹き飛ばし たり、綿棒を使って、丁寧に取り除いてください。綿棒の糸くずが入らないように、ご注 意ください。
リングの反対側の接触面も同様に点検する
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次のページへつづく
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リングについて(つづき)
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リングにグリスを塗る
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リングに米粒大のグリスを、指の腹で全体に薄く均一に塗ってください。
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紙や布は、繊維が付着することがあるので、使わないでください。
リングの表面には、いつも薄くグリスがついているようにしてください。グリスは
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リングを保護し、摩耗を防ぎます。 グリスを塗り終えたOリングは、机上などに置かずにそのまま溝にセットしてくだ
さい。
リングを溝にセットする
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以下の点に注意して、Oリングを溝に均等に入れてください。
−Oリングにゴミなどが付着していないか
−Oリングがねじれていないか
−Oリングを無理に引っ張らない
−Oリングがはみ出していないか
O
良い例悪い例
最終チェック
取りつけられたOリングに以下の不具合がないか、もう一度確認してください。
−Oリングがねじれていないか
−Oリングにゴミなどが付着していないか
−Oリングがはみ出していないか
−Oリングに傷やつぶれがないか
水漏れの確認方法
リングの交換後は、ご使用の機器を収納する前に、マリンパックを閉じて、水中(約
O
に約3分間沈めて、水漏れがないことを確認してください。
ご注意
砂地の海底で撮影したときや、砂の上にカメラを置いたときは、Oリングをはずして点検してください。
予備のOリングは必ず持っていきましょう。 現地で
リングに不具合が生じても、慌てずにすみます。
O
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15cm
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お手入れ
使い終わったら
使い終わったら、必ず下記の処置を行ってください。
−バックルを締めた状態で真水で洗い、塩分や砂を落とす。
−バックルを締めた状態で30分程度、真水につける。 塩分がついたままにしておくと、金属部分やOリングを傷め、水漏れの原因になります。
−サンオイルなどが付着したときは、ぬるま湯でよく洗い流す。 付着したまま放置していると、マリンパック表面の変色やダメージの原因になります。
−マリンパック内部は、乾いた柔らかい布でふき、水洗いはしない。
使い終わったら、毎回Oリングを取りはずして、Oリングの点検をしてください。
リングの溝に海水が入ったまま乾燥してしまうと、塩の結晶ができてしまい、Oリングの
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機能を損なう恐れがあります。 シンナー、ベンジン、アルコールなどは表面の仕上げを傷めますので、使わないでくだ
さい。
保管するときは
リングにホコリがつかないようにしてください。
O
リングにグリスを薄く塗って溝に入れ、風通しのよいところに保管してください。バック
O
ルは締めないでください。 高温、寒冷、多湿な場所や、ナフタリン、樟脳などを入れている場所での保管は、機材を傷
めますので避けてください。
リングの保管方法について
O
リングの機能を維持するために、高温になる場所や直射日光の当たる場所を避けて保管し
O
てください。 予備のOリングは重いものの下にならないようにしてください。変形の原因になります。
リングの寿命について
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リングは1年程度使用したら新しいものに交換してください。
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キズやヒビがなくても変形や摩擦により、防水性能は落ちてきます。ひび割れやゆがみ、つぶ れ、ささくれ、キズ、砂かみなどの状態がでたら、新しいものと交換してください。
グリスについて グリスは付属のグリスをお使いください。 他社のグリスをご使用になると、
リングとグリスは
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お近くのソニーサービス窓口でお求めいただけます。
リングを傷め、水漏れします。
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取り扱い上の注意
ご使用後は
マリンパックに塩分が付いたままにしておくと、金属部分がさびたり、操作つまみの動きが悪 くなったりします。また、塗装の傷から海水が入り込むと塩分でマリンパック本体の金属部分 がさびたり、塗装が剥離したりすることがあります。海中撮影後は、バックルをはずす前にマ リンパックを柔らかい布などで充分にふき、水道水または真水に30分程度浸して、マリンパッ ク本体やフィルター、ワイドコンバージョンレンズに付いた塩分を充分に取り除いてくださ い。
水洗いした後は、マリンパックの内部や収納していたビデオカメラレコーダーを、乾いたやわ らかい布でよく拭き、水分を取ってください。
*上記のお手入れは、マリンパックをご使用のたびに必ず行ってください。 マリンパックを開けるときやグリップの電池を交換するときは、髪の毛やウェットスーツの袖
口などからの水滴の落下に気をつけてください。 高温多湿な場所や炎天下でのご使用は避けてください。結露やビデオカメラレコーダーの故障
の原因になります。やむを得ず、直射日光のあたる場所に置く場合は、タオルなどを上からか けてマリンパックとビデオカメラを保護してください。
保管するときは
リングにグリスを薄く塗って溝にきちんと入れ、風通しのよい涼しいところに置いてくだ
O
さい。バックルは締めないでください。 極端に温度の高い場所や低い場所、湿気の多い場所などでの保管は避けてください。また、
ナフタリン、樟脳などと一緒に保管すると、本機を傷めることがありますので避けてくださ い。
マリンパックの運搬について
ビデオカメラレコーダーは、マリンパックから取りはずしてください。取り付けたまま運搬す ると、ビデオカメラレコーダーの故障の原因になります。
付属のキャリングバッグについて
キャリングベルト(付属)を取り付け、ベルト の長さを調節してください。
運搬するときは、衝撃や傷などを避けるため、 マリンパックをタオルなどでくるむことをおす すめします。
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各部のなまえ
モニターコード
後ハウジング
モニター用 バッテリー 取り付け部
電池入れ
リモコン受光部
グリップ
AUTO FOCUS ON/OFF
リモートコード
(プラグ部青色)
REC LEAK
ランプ(黄色)
ボタン
ランプ(赤色)
(水漏れ警告)
ガイドレール
リモコン 送信部
電池 チェック 発光部
前ハウジング
ビデオライト シュー
フロントガラス
水中マイク
(モノラル)
POWER
(電源)スイッチ
リング
O
ZOOM
ボタン
LCD
モニター
スペーサー
台座
B
C
ネジプレート
台座
PHOTO
ボタン
START/STOP
(録画開始/停
止)ボタン
マイクコード
B
ケーブル
AV
(大)   (小)
D
台座D用クッション
台座
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E
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主な仕様
材質
アルミニウム合金、ガラス、プラス チック(
防水構造
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耐圧
水深
水中マイクロホン
コンデンサーマイクロホン
(モノラル)
外部から操作可能な機能
電源入/切、録画開始/停止、 オートフォーカス入/切、 電動ズーム、フォト撮影
最大外形寸法
(幅/高さ/奥行き)
質量
ABS、PC
リング圧着式、3バックル
まで
75 m
312×212×318 mm
(本体のみ)
4.4 kg
付属品
台座B、D、E(各1) スペーサーC(1) 台座D用クッション  (大)(1)  (小)(1) ネジプレート(2) ネジ回し金具(1) ワイドコンバージョンレンズ(1) カラーフィルター(1) モニター用バッテリー(
(1)
リチウム電池 グリス(1)
リング(1)
O
遮光フード(1) 反射防止リング(2) 脱落防止用ひも(3) バッテリークッション(1) キャリングバッグ(1) キャリングベルト(1) 取扱説明書(1) 保証書(1) ソニーご相談窓口のご案内(1) 水中機材用損害保険のご案内(1)
CR2(1
NP-FM30
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別売りアクセサリー
水中ビデオライト(
本機の仕様および外観は、改良のため予告 なく変更することがありますがご了承くだ さい。
HVL-ML20M
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保証書とアフターサービス
保証書
この製品には保証書が添付されています
ので、お買い上げの際お買い上げ店でお 受け取りください。
保証書は日本国内のみ有効です。
所定事項の記入および記載内容をお確か
めのうえ、大切に保存してください。 保証期間は、お買い上げ日より1年間で
す。
アフターサービス
調子が悪いときはまずチェックを
この取扱説明書をもう1度ご覧になってお調 べください。
それでも具合の悪いときはサービスへ お買い上げ店、または添付の「ソニーご相談
窓口のご案内」にあるお近くのソニーサービ ス窓口にご相談ください。
保証期間中の修理は
保証書の記載内容に基づいて修理させていた だきます。詳しくは保証書をご覧ください。
保証期間経過後の修理は
修理によって機能が維持できる場合は、ご要 望により有料修理させていただきます。
耐水圧試験および耐水圧試験に関わる修理に は日数がかかります。また、ご要望により耐 水圧試験を行う場合は、有料となります。
当社ではマリンパックの補修用性能部品(製 品の機能を維持するために必要な部品)を、 製造打ち切り後8年間保有しています。この 部品保有期間を修理可能の期間とさせていた だきます。保有期間が経過した後も、故障箇 所によっては修理可能の場合がありますの で、お買い上げ店か、ソニーサービス窓口に ご相談ください。
ご相談になるときは次のことをお知らせく ださい。
● 型名:
● 故障の状態:できるだけ詳しく
● お買い上げ日
MPK-DVF5M
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この説明書は再生紙を使用しています。
Printed in Japan
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