PROFESSIONAL VIDEO MONITOR
BVM-F250
BVM-F170
付属の CD-ROM には、BVM-F250/F170 のオペレーションマニュアル(日本語、英語、フランス語、ドイツ語、
イタリア語、スペイン語、中国語(簡体字)、中国語(繁体字)、韓国語)が記録されています。詳しくは、「CDROMマニュアルの使いかた」(4 ページ)をご覧ください。
The supplied CD-ROM includes the Operation Manual for the BVM-F250/F170 (English, French, German,
Italian, Spanish, Simplified Chinese, Traditional Chinese, Korean, and Japanese versions). For more
details, see
“Using the CD-ROM Manual” on page 58.
電気製品は、安全のための注意事項を守らないと、
火災や人身事故になることがあります。
このオペレーションガイドには、事故を防ぐための重要な注意事項と製品の取
り扱いかたを示してあります。このオペレーションガイドをよくお読みのうえ、
製品を安全にお使いください。お読みになったあとは、いつでも見られるとこ
ろに必ず保管してください。
OPERATION GUIDE [Japanese/English]
1st Edition
日本語
安全のために
電気製品は、安全のための注意事項を守らないと、火災や感電などにより死亡や大
けがなど人身事故につながることがあり、危険です。
事故を防ぐために次のことを必ずお守りください。
安全のための注意事項を守る
5 〜 8 ページの注意事項をよくお読みください。製品全般の安全上の注意事項が記
されています。9 〜 10 ページの「使用上のご注意」もあわせてお読みください。
定期点検をする
5 年に 1 度は、内部の点検を、お買い上げ店またはソニーのサービス窓口にご依頼
ください(有料)。
故障したら使わない
すぐに、お買い上げ店またはソニーのサービス窓口にご連絡ください。
万一、異常が起きたら
• 異常な音、におい、煙が出たら
• 内部に水、異物が入ったら
• モニターを落としたり、キャビネットを破損したときは
警告表示の意味
このオペレーションガイドおよび
製品では、次のような表示をして
います。表示の内容をよく理解し
てから本文をお読みください。
この表示の注意事項を守らないと、
火災や感電などにより死亡や大け
がなど人身事故につながることが
あります。
この表示の注意事項を守らないと、
感電やその他の事故によりけがを
したり周辺の物品に損害を与えた
りすることがあります。
注意を促す記号
m
a 電源を切る。
b 電源コードや接続ケーブルを抜く。
c お買い上げ店またはソニーのサービス窓口に連絡する。
行為を禁止する記号
行為を指示する記号
2
安全のために
目次
CD-ROMマニュアルの使いかた ........................................... 4
準備 ........................................................................................................................... 4
CD-ROMマニュアルを読むには........................................................4
警告...................................................................................... 5
注意...................................................................................... 6
その他の安全上のご注意 .......................................................... 8
使用上のご注意(性能を保持するために)............................. 9
ソフトウェアバージョン 1.1、1.2 でサポートされた
機能 ................................................................................ 11
特長.......................................................................................... 12
別売品 ...................................................................................... 14
入出力端子と入力アダプター ............................................... 16
各部の名称と働き(BVM-F250)....................................... 17
前面パネル.........................................................................................................17
後面/左側面パネル ...................................................................................19
各部の名称と働き(BVM-F170)....................................... 21
前面パネル.........................................................................................................21
後面パネル.........................................................................................................23
設置環境 .................................................................................. 25
入力アダプターについて ....................................................... 25
入力アダプターの取り付け(BVM-F250)....................... 26
入力アダプターの取り付け(BVM-F170)....................... 27
転倒防止ブラケットの取り付け(BVM-F250)................ 29
ラックへの取り付け(BVM-F170)................................... 30
接続(BVM-F250).............................................................. 30
コントローラー(BKM-16R)を接続する.................................31
LAN を使って複数台を接続する......................................................31
接続(BVM-F170).............................................................. 32
コントローラー(BKM-16R)を接続する.................................33
LAN を使って複数台を接続する......................................................33
電源の投入(BVM-F250).................................................. 34
電源コードを接続する..............................................................................34
モニターの電源を入れる ........................................................................35
電源の投入(BVM-F170).................................................. 35
電源に接続する..............................................................................................35
モニターの電源を入れる ........................................................................36
使用地域の設定 ...................................................................... 36
メニューリスト ...................................................................... 39
仕様(BVM-F250).............................................................. 45
仕様(BVM-F170).............................................................. 47
外形寸法図(BVM-F250).................................................. 49
外形寸法図(BVM-F170).................................................. 51
JP
この説明書の読みかた
このオペレーションガイドは、BVM-F250 と BVM-F170
について記載しています。
2 機種で異なる項目には機種名を表示してあります。
(例:各部の名称(BVM-F250)など)
機種名が表示してない項目は、2 機種の共通の内容とし
てお読みください。
目次
3
CD-ROMマニュアルの使
いかた
付属の CD-ROMには、本機のオペレーションマニュアル
(日本語、英語、フランス語、ドイツ語、イタリア語、スペ
イン語、中国語(簡体字)、中国語(繁体字)、韓国語)が
PDF形式で記録されています。
準備
付属の CD-ROMに収納されているオペレーションマニュア
ルをご覧いただくためには、以下のソフトウェアがコン
ピューターにインストールされている必要があります。
• AdobeReader6.0以上
メモ
AdobeReaderがインストールされていない場合は、下記
URLよりダウンロードできます。
http://www.adobe.co.jp/products/acrobat/readstep2.html
ご注意
CD-ROMの破損または紛失により新しい CD-ROMをご希
望の場合は、ソニーのサービス担当者にご依頼ください
(有料)。
Adobe、および AdobeReaderは AdobeSystemsIncorporated(アドビシス
テムズ社)の商標です。
CD-ROMマニュアルを読むには
CD-ROMに入っているオペレーションマニュアルを読むに
は、次のようにします。
1
CD-ROMを CD-ROMドライブに入れる。
表紙ページが自動的にブラウザで表示されます。
ブラウザで自動的に表示されないときは、CD-ROMに
入っている index.htmファイルをダブルクリックして
ください。
2
読みたいオペレーションマニュアルを選択してクリッ
クする。
オペレーションマニュアルの PDFファイルが開きま
す。
メモ
AdobeReaderのバージョンによっては、ファイルが正しく
表示されないことがあります。
正しく表示されない場合は、上記「準備」の項の URLより
最新のソフトウェアをダウンロードしてお使いください。
CD-ROMマニュアルの使いかた
4
警告
指定の電源電圧で使う
取扱説明書に記されている電源電圧でお
使いください。
規定外の電源電圧での使用は、火災や感
電の原因となります。
油煙、湯気、湿気、ほこりの
多い場所では設置・使用しな
い
内部を開けない
内部には電圧の高い部分があり、キャビ
ネットや裏ぶたを開けたり、改造したり
すると、火災や感電の原因となることが
あります。内部の調整や設定、点検、修
理は、お買い上げ店またはソニーのサー
ビス窓口にご依頼ください。
内部に水や異物を入れない
水や異物が入ると火災や感電の原因とな
ります。
万一、水や異物が入ったときは、すぐに
電源を切り、電源コードや接続ケーブル
を抜いて、お買い上げ店またはソニーの
サービス窓口にご相談ください。
電源コードを傷つけない
電源コードを傷つけると、火災や感電の
原因となることがあります。
• 設置時に、製品と壁やラック、棚など
の間に、はさみ込まない。
• 電源コードを加工したり、傷つけたり
しない。
• 重いものをのせたり、引っ張ったりし
ない。
• 熱器具に近づけたり、加熱したりしな
い。
• 電源コードを抜くときは、必ずプラグ
を持って抜く。
万一、電源コードが傷んだら、お買い上
げ店またはソニーのサービス窓口に交換
をご依頼ください。
上記のような場所に設置すると、火災や
感電の原因となります。
取扱説明書に記されている仕様条件以外
の環境での使用は、火災や感電の原因と
なります。
安全アースを接続する
安全アースを接続しないと、感電の原因
となることがあります。
次の方法でアースを接続してください。
• 電源コンセントが 3 極の場合
付属の電源コードを使用することで安
全アースが接続されます。
• 電源コンセントが 2 極の場合
付属の 3 極 t 2 極変換プラグを使用
し、変換プラグから出ている緑色の
アース線を建物に備えられているアー
ス端子に接続してください。
変換プラグアダプター
アース線
安全アースを取り付けることができない
場合は、お買い上げ店またはソニーの
サービス窓口にご相談ください。
警告
5
注意
指定された電源コード、接続
ケーブルを使う
付属の、あるいは取扱説明書に記されて
いる電源コード、接続ケーブルを使わな
いと、感電や故障の原因となることがあ
ります。
他の電源コードや接続ケーブルを使用す
る場合は、お買い上げ店またはソニーの
サービス窓口にご相談ください。
通気孔をふさがない
ぬれた手で電源プラグをさわ
らない
ぬれた手で電源プラグを抜き差しする
と、感電の原因となることがあります。
転倒、移動防止の処置をする
モニターをラックに取り付け・取りはず
しするときは、転倒・移動防止の処置を
しないと、倒れたり、動いたりして、け
がの原因となることがあります。
安定した姿勢で注意深く作業してくださ
い。
また、ラックの設置状況、強度を充分に
お確かめください。
製品の上に乗らない、重いも
のを載せない
倒れたり、落ちたり、壊れたりして、け
がの原因となることがあります。
通気孔をふさぐと内部に熱がこもり、火
災や故障の原因となることがあります。
風通しをよくするために次の項目をお守
りください。
• 壁から 10cm 以上離して設置する。
• 密閉された狭い場所に押し込めない。
• 毛足の長い敷物(じゅうたんや布団な
ど)の上に設置しない。
• 布などで包まない。
• あお向けや横倒し、逆さまにしない。
不安定な場所に設置しない
ぐらついた台の上や傾いたところなどに
設置すると、モニターが落ちたり、倒れ
たりして、けがの原因となることがあり
ます。また、設置・取り付け場所の強度
を充分にお確かめください。
直射日光の当たる場所や熱器
具の近くに設置・保管しない
内部の温度が上がり、火災や故障の原因
となることがあります。
お手入れの際は、電源を切っ
て電源プラグを抜く
電源を接続したままお手入れをすると、
感電の原因となることがあります。
接続の際は電源を切る
電源コードや接続ケーブルを接続すると
きは、電源を切ってください。感電や故
障の原因となることがあります。
移動の際は電源コードや接続
コードを抜く
コード類を接続したまま本機を移動させ
ると、コードに傷がついて火災や感電の
原因となることがあります。
6
注意
定期的に内部の掃除を依頼す
る
密閉環境に設置する際は注意
する
長い間掃除をしないと内部にホコリがた
まり、火災や感電の原因となることがあ
ります。1 年に 1 度は、内部の掃除をお
買い上げ店またはソニーのサービス窓口
にご依頼ください(有料)。
特に、湿気の多くなる梅雨の前に掃除を
すると、より効果的です。
入力アダプターおよびコント
ロールユニットを取り付ける
際には電源を切って電源プラ
グを抜く
モニターを電源に接続したまま各種入力
アダプターおよびコントロールユニット
の取り付けを行うと、感電の原因になる
ことがあります。入力アダプターおよび
コントロールユニットの取り付けの際に
はモニターの電源を切り、電源プラグを
抜いてください。
入力アダプターなどの取り付
け、取りはずしは注意深く
本機をラックやモニター棚に収納した
際、上下および周辺の機器によりモニ
ター周辺の通気孔が妨げられ動作温度が
上がり、故障や発熱の原因となる可能性
があります。本機の動作条件温度 0 ℃か
ら 35 ℃を保つように上下に 1U の隙間
をあけ、また周辺機器との隙間を充分に
とり、通気孔の確保や通気ファンの設置
などの配慮をしてください。
設置は専門の工事業者に依頼
する
設置については、必ずソニーのサービス
担当者または営業窓口にご相談くださ
い。
壁面や天井などへの設置は、本機と取り
付け金具を含む重量に充分耐えられる強
度があることをお確かめください。充分
な強度がないと、落下して、大けがの原
因となります。
また、一年に一度は、取り付けがゆるん
でないことを点検してください。
各種入力アダプターや、コントローラー
アタッチメントスタンドの取り付け、取
りはずしの際に部品や基板の角などで手
や指にけがをすることがあります。保護
手袋などをして注意深く作業してくださ
い。
コード類は正しく配置する
電源コードや接続ケーブルは、足に引っ
かけると本機の落下や転倒などによりけ
がの原因となることがあります。
十分注意して接続・配置してください。
電源コードのプラグおよびコ
ネクターは突き当たるまで差
し込む
真っ直ぐに突き当たるまでさしこまない
と、火災や感電の原因となります。
BVM-F170のみ
DCIN端子に規格以外の入力
電圧をかけない
DCIN 端子に規格以外の入力電圧をかけ
ると火災や感電の原因となることがあり
ます。
指定された方法でラックマウ
ントする
本機をラックに取り付ける際には付属の
ブラケットを使用し取扱説明書に記載さ
れた方法で取り付けてください。
指定された以外の方法でラックマウント
すると落下してケガや損害の原因となる
ことがあります。
注意
7
指定以外の機器には使用しな
い
付属のラックマウントブラケットは本機
専用です。指定以外の機器に使用すると
搭載した機器が落下してケガの原因にな
ることがあります。
組み立て・取り付けは注意深
く
付属のラックマウントブラケットを使用
する際、または前面保護板の着脱の際に
は部品のかどやエッジで手や指にけがを
しないように注意深く作業してくださ
い。
作業の際には保護手袋を着用することを
おすすめします。
その他の安全上のご注意
BVM-F250
本機の電源スイッチは、左側面に備えられています。
設置の際には、電源スイッチに容易にアクセスできるよう
にしてください。
機器を水滴のかかる場所に置かないでください。また水の
入った物、花瓶などを機器の上に置かないでください。
注意
付属の電源コードは本機の専用品です。
他の機器には使用できません。
BVM-F170
警告
設置の際には、容易にアクセスできる固定配線内に専用遮
断装置を設けるか、使用中に、容易に抜き差しできる、機
器に近いコンセントに電源プラグを接続してください。
万一、異常が起きた際には、専用遮断装置を切るか、電源
プラグを抜いてください。
機器を水滴のかかる場所に置かないでください。また水の
入った物、花瓶などを機器の上に置かないでください。
注意
付属の電源コードは本機の専用品です。
他の機器には使用できません。
その他の安全上のご注意
8
使用上のご注意(性能を保持する
ために)
画面について
• 画面を太陽にむけたままにすると、画面を傷めてしまい
ます。窓際や室外に置くときなどはご注意ください。
• 画面を強く押したり、ひっかいたり、上にものを置いた
りしないでください。画面にムラが出たり、パネルの故
障の原因になります。
• 使用中に画面やキャビネットがあたたかくなることがあ
りますが、故障ではありません。
焼き付きについて
一般に、有機 EL パネルは、その高精細な画像を得るため
に採用している材料の特性上、焼き付きが起こることがあ
ります。画面内の同じ位置に変化しない画像の表示を続け
たり、くり返し表示したりすると、焼き付いた画面を元に
戻せなくなります。
特に、アスペクト変更などで表示エリアよりも狭いサイズ
で表示し続けた場合、パネル劣化の進行が早まるおそれが
あります。
静止画などの長時間連続表示、または密閉された空間や空
調機器の吹き出し口付近など高温多湿環境下における連続
運用を避けてください。
モニター使用時に輝度を少し下げたり、モニター未使用時
に電源を切ったりするなどして、上記のような現象を未然
に防ぐことをおすすめします。
輝点・滅点について
本機のパネルは有効画素 99.99%以上の非常に精密度の高い
技術で作られていますが、画面上に黒い点が現れたり(画
素欠け)、常時点灯している輝点(赤、青、緑など)や滅点
がある場合があります。また、パネルの特性上、長期間ご
使用の間に画素欠けが生じることもあります。これらの現
象は故障ではありませんので、ご了承の上本機をお使いく
ださい。
画面の取り扱いとお手入れについて
長時間の表示で焼き付きが発生しやすい画像
• 画面縦横比 16:9 以外のマスク処理された画像
• カラーバーや長時間静止した画像
• 設定や動作状態を示す文字やメッセージなどの表示
• センターマーカー、セーフエリアマーカーなどの表示
焼き付きを軽減するには
• 文字表示やマーカー表示を消す
MENU ボタンを押して、文字表示を消します。接続した
機器の文字表示やマーカー表示を消すには、接続した機
器を操作してください。詳しくは、接続した機器の取扱
説明書をご覧ください。
• 電源をこまめに切る
長時間使用しないときは、電源を切ってください。
スクリーンセーバーについて
本機には、焼き付きを軽減するためのスクリーンセーバー
機能が内蔵されています。ほぼ静止した画像を表示したま
ま 10 分以上経過すると、自動的にこの機能が働き、画面の
輝度を下げます。
長時間の使用について
固定された画像または静止画などの長時間連続表示や、高
温環境下で連続運用した場合、有機 EL パネルの構造上お
よび材料の特性上、残像や焼き付き、しみ、すじ、輝度低
下などを発生することがあります。
画面には、反射による映りこみを抑えるため、特殊な表面
処理を施しています。誤ったお手入れをした場合、性能を
損なうことがありますので、次のことを必ずお守りくださ
い。また、画面は傷つきやすいので固い物などでこすった
り、たたいたり、物をぶつけたりしないでください。
• お手入れをする前に、必ず電源プラグをコンセントから
抜いてください。
• 画面には特殊な表面処理をしているので、シールなどの
粘着物は絶対に貼らないでください。
• 画面には特殊な表面処理をしているので、なるべく直接
手で触れないようにしてください。
• 画面の汚れは、クリーニングクロスなどの乾いた柔らか
い布でそっと拭いてください。
• 画面の汚れがひどいときは、クリーニングクロスやメガ
ネ拭きなどの柔らかい布に、水で薄めた中性洗剤を少し
含ませて軽く拭いてください。
• クリーニングクロスにゴミなどが付着したまま強く拭く
と、画面に傷が付くことがあります。
• アルコールやベンジン、シンナー、酸性洗浄液、アルカ
リ性洗浄液、研磨剤入り洗浄液、化学ぞうきんなどは、
画面を傷めますので絶対に使用しないでください。
• 画面の表面からほこりを取り除くときは、ブロアーをお
使いください。
使用上のご注意(性能を保持するために)
9
結露
本機を寒い場所から暖かい場所に急に移動したり、湿度の
高い部屋で使用したりすると、空気中の水分が水滴となっ
て製品内部に付着することがあります。この現象を結露と
いいます。
本機には結露を警告するランプなどは備えていません。外
筐に水滴が付着したときは、電源を切り、結露が解消する
まで待ってから使用してください。
設置について(BVM-F250)
設置時には、通気やサービス性を考慮して設置スペースを
確保してください。
• ファンの排気部や通気孔をふさがない。
• 通気のためにセット周辺に空間をあける。
• 作業エリアを確保するため、セット後方は、40cm 以上の
空間をあける。
机上などの平面に設置する場合は、上下に 1U(4.4cm)以
上の空間をそれぞれ確保してください。なお、セット上部
はサービス性を考慮し 40cm 以上の空間を確保することを
推奨します。
設置について(BVM-F170)
本機をラックに設置するときは、ラックと本機の間に、上
下に1 U(4.4cm)、左右に 1.0cm 以上の空間を確保してく
ださい。
廃棄するときは
一般の廃棄物と一緒にしないでください。
ごみ廃棄場で処分されるごみの中にモニターを捨てないで
ください。
使用済みのモニターは、国または地域の法令に従って廃棄
してください。
ファンエラーについて
本機には冷却用ファンが内蔵されています。前面パネルの
OPERATE ランプが赤で点滅し、OVERRANGE ランプが
アンバーで点滅、ECO ランプがマゼンタで点灯した場合
(ファンエラー警告)は、電源を切り、お買い上げ店または
ソニーのサービス窓口にご連絡ください。
使用上のご注意(性能を保持するために)
10
ソフトウェアバージョン 1.1、1.2 でサポートされた機
能
BVM-F250/F170 のソフトウェアバージョン 1.1および 1.2
では、以下の機能が新たにサポートされています。
ソフトウェアバージョン 1.1
メニュー名 サポートされた機能
1)
・Auto
(Adjustment メニューの ColorTempAdj メニュー内 )
・CopyFrom
(Adjustment メニューの PictureAdj メニュー内)
(Adjustment メニューの ColorTempAdj メニュー内)
(ChannelConfiguration メニュー内)
(FunctionSetting メニューの MarkerSetting メニュー内)
(FileManagement メニュー内)
・DisplayPort
(ChannelConfiguration メニューの Format メニュー内)
(ChannelConfiguration メニューの RGBRange メニュー内)
・ HDMI/DisplayPortAuto
(ChannelConfiguration メニューの Matrix メニュー内)
(ChannelConfiguration メニューの RGBRange メニュー内)
・ HDMI/DPStatus
(SystemStatus メニュー内)
・ OverRange
(SystemConfiguration メニューの OnScreenSet メニュー内)
・ SaveTo
(FileManagement メニュー内)
・ Delete
(FileManagement メニュー内)
2)
2)
2)
内蔵のカラーセンサーを使用して色温度を自動調整する。
モニター内のデータや、他のモニターのデータ、メモリース
ティック内のデータをコピーする。
DisplayPort 信号の設定をする。
HDMI 信号または DisplayPort 信号のマトリックスの切り換え
(Matrix)、量子化レンジの設定(RGBRange)をする。
HDMI 信号または DisplayPort 信号の信号情報を表示する。
内部信号処理回路のオーバーレンジ箇所にゼブラパターンを表示
する。
システムデータをメモリースティックに保存する。
メモリースティックのファイルを削除する。
1)この機能は BVM-F170 のみに搭載されています。
2)この機能を使用するには、コントローラーのソフトウェアバージョンが 1.6 以降のものをお使いください。
ソフトウェアバージョン 1.2
メニュー名/部品名 サポートされた機能
・ ECO ランプ 本機の消費電力の状態を点灯色で表示する。
・ DisplayPortUpgrade
(SystemConfiguration メニューの MonitorUpgrade メニュー内)
・ コントローラーの ENTER ボタン
3)この機能を使用するには、コントローラーのソフトウェアバージョンが 1.7 以降のものをお使いください。
3)
DisplayPort データをアップグレードする。
コントローラーのファンクションボタンに割り当てた機能を一括
表示する。
ソフトウェアバージョン 1.1、1.2 でサポートされた機能
11
特長
プロフェッショナルビデオモニター BVM-F250 は 25 型、
BVM-F170 は 16.5 型の高性能カラービデオモニターです。
正確な画像表示を要求される放送局やビデオプロダクショ
ンでの使用に適しています。
BVM-F250/F170 では、有機 EL パネルの長所を取り入れつ
つ、パネルの個性によって生じる見えかたの違いを抑え、
業務用モニターに求められる 3 要素、「正確な色」、「正確な
画像」、「高い信頼性」を極める技術「TRIMASTER
ライマスター)」を搭載しています。広色域デバイスを使用
したカラーマネジメントシステム、高解像度/高階調表示、
高精度の信号処理、パネル補正機能により、マスターモニ
ターに求められる高画質と信頼性を実現しています。
1) TRIMASTER は、ソニー株式会社の商標です。
新開発の有機 EL パネル搭載
有機 EL パネルは、電流を流すと光る性質を持つ有機材料
を用いています。有機材料が自ら発光する自発光型パネル
で、流す電流量により発光の強さをコントロールします。
以下の 3 つの特長があります。
優れた動画応答:
有機 EL パネルは、有機材料に流す電流を変化させると、
瞬時に発光状態が変化します。このため、優れた動画応答
性を実現でき、動画のぶれや残像の少ない映像を表現でき
ます。
また、環境温度に左右されないため、屋外での撮影などで
も変わらない性能を発揮します。
高コントラストと広いダイナミックレンジ:
黒レベルの信号が入力されるとまったく発光しないため、
真の黒を表現できます。広いダイナミックレンジにより、
イルミネーションが輝く夜景、星空、宝石やグラスなどが
輝いた瞬間など、さまざまな質感を豊かに表現できます。
豊かな色再現性:
自発光のため、ほぼすべての信号レベルにおいて色が深く、
鮮やかな映像を再現できます。
ソニー独自のスーパートップエミッション
2)
ル採用
ソニー独自のスーパートップエミッション構造の 25 型
(BVM-F250)または 16.5 型(BVM-F170)フル HD(1920
× 1080)有機 EL パネルを採用。有機 EL パネルの上面から
光を取り出す構造、および TFT などの遮蔽物がない高開口
率の実現により、高輝度で画像を表示できます。
1)
(ト
有機 EL パネ
マイクロキャビティ構造では光が有機層で何度も反射する
光共振効果によって色純度を高め、さらにカラーフィル
ターでより深い赤、緑、青の表現を可能にしました。
10 ビットパネルドライバーは高階調表現を可能にし、深い
色をさらに暗部から明るいところまで細やかに表現します。
2)「SUPERTOPEMISSION」は、ソニー株式会社の有機 EL 技術を表す商
標です。
12 ビット精度の業務用ディスプレイエンジン搭載
業務用モニター向けに独自に開発した信号処理エンジンで
す。12 ビットの信号出力精度をもち、I/P 変換処理、ス
ケーリング処理、パネルドライブなどを行っています。ま
た高精度のカラーマネージメントシステムを実装していま
す。
マルチカラースペース対応
ソニー独自の広色域有機 EL パネルと独自の 3DLUT
(LookUpTable)を使用したカラーマネージメントシステ
ムにより、放送規格 ITU-RBT.709、EBU、SMPTE-C の色
域を正確に再現します。また、より広色域のデジタルシネ
マ向けの色域
3) SMPTERP431-2 の色域を参照していますが、RGB 色度点は完全には包含
されません。
3)
にも対応しています。
高精度 I/P 変換処理
細分化されたブロック単位で画像の特徴を検出し、最適な
処理をすることで、原画に忠実でジャギーや変換エラーを
抑えた高画質を実現します。
過去の映像信号から動画・静止画の判別を行うことで、信
号遅延を抑えた動き適応処理を実現しています。
インターレース表示モード
インターレース信号を I/P 変換処理を通さず、黒のライン
を挿入することでインターレース画像として表示すること
ができます。より本来の信号方式に忠実で、CRT のような
質感のある画像が得られます。
◆ 表示の設定については、オペレーションマニュアルの「画像表
示モードを選ぶ」をご覧ください。
多様な信号フォーマットに対応
720 × 576/50iから 1920 × 1080/50P、60P まで、さらに
1920 × 1080 までの各種コンピューター信号まで多様な入力
信号に対応します。インターフェースには、標準入力とし
4)
て 3G/HD/SD-SDI、HDMI
および DisplayPort5)(HDCP
対応)信号入力を装備しています。また、4 つの入力オプ
ションポートを装備しており、別売の入力オプションボー
ドを組み合わせて、3G-SDI、HD-SDI、SD-SDI 入力を拡張
したり、デュアルリンク HD-SDI、RGB、YPbPr、Y/C、コ
ンポジット信号入力に対応します。
4) HDMI、HDMI ロゴ、および High-DefinitionMultimediaInterface は、
HDMILicensing,LLC の商標または登録商標です。
5) DisplayPort、DisplayPort ロゴ、VESA は、VideoElectronicsStandards
Association の商標または登録商標です。
12
特長
HD フレームキャプチャー機能
3G/HD-SDI 入力のフレームをキャプチャーし、画像ファイ
6)
ルとしてメモリースティックに保存
することができ
ます。二画面表示(ピクチャーアンドピクチャー)機能を
使って過去に撮影したシーンとの色のトーン合わせや画角
確認に使用できます。
◆ 操作については、オペレーションマニュアルの「HD 信号の画
像をキャプチャーする(HD フレームキャプチャー)」をご覧くだ
さい。
6) 入力時のフレームをキャプチャーするため、モニター側の調整データや
マーカーは画像に反映されません。
二画面表示機能
2 つの入力信号を同一画面上に表示することができます。サ
イドバイサイドを選択して、色調整や画像の比較確認に使
用することができます。
◆ 操作については、オペレーションマニュアルの「2 つの入力信
号を同一画面に表示する(ピクチャーアンドピクチャー)」をご
覧ください。
ピクセルズーム機能
画像の一部分をスケーリング処理せず最大 8 倍まで拡大す
ることができます。信号のより微細な部分を拡大して確認
できます。
◆ 操作については、オペレーションマニュアルの「画像の一部を
拡大表示する(ピクセルズーム)」をご覧ください。
セーフエリアマーカー、アスペクトマーカー機能
セーフエリアマーカーとして、2 つのエリアマーカーとセン
ターマーカー、画角確認用にアスペクトマーカーを搭載し
ています。
◆ 操作については、オペレーションマニュアルの「エリアマー
カーやアスペクトマーカーを表示する」をご覧ください。
スキャン切り換え /ネイティブ表示機能
アンダースキャン( −3%)、ノーマル(0%)、オーバース
キャン(ノーマルスキャンに対して 5% オーバースキャン
部をマスク表示)を切り換えることができます。また、信
号のピクセルをパネルのピクセルに 1:1 でマッピングするネ
イティブ表示機能を搭載しています。ネイティブ表示する
ときは、× 1、× 2、AspectCorrection モードから選択す
ることができます。AspectCorrection モードは、非スクエ
アピクセルの SD 信号(信号システムの H ピクセル数が
720 または 1440)または HDMI/DisplayPort ビデオの 640
× 480 の SD 信号を、V 方向は 2 倍、H 方向は画面アスペ
クト比が正しくなるようにスケーリング処理し、同時にア
パーチャー係数、フィルター係数などを補正して画質を最
適化して表示するモードです。
◆ 操作については、オペレーションマニュアルの「ネイティブス
キャン/スキャンモードを切り換える」をご覧ください。
アスペクト切り換え機能
スクイーズ記録された信号を正しい画角で表示することが
できます。4:3、16:9 のアスペクトを切り換え可能です。
リモートコントロール機能(Ethernet コントロール)
Ethernet(10BASE-T/100BASE-TX)により、コントロー
ラーは最大 32 台のモニターを制御することができます。モ
ニター 1 台につき 4 台のコントローラーがシングル接続で
きます。モニター IDNo. やグループ IDNo. を指定して、特
定のモニターまたは特定のグループのモニターだけを操作
することができます。また、接続しているすべてのモニ
ターのセットアップ状態を統一したり、同時に同じ動作を
実行させることも可能です。
タイムコード表示機能
SDI 信号に重畳されたタイムコードを表示することができ
ます。
クローズドキャプション表示機能
別売の入力アダプター(BKM-244CC)を装着することによ
り、SDI 信号に重畳された EIA/CEA-608、EIA/CEA-708
規格のクローズドキャプション信号を表示することができ
ます。
オーディオレベルメーター表示機能
別売の入力アダプター(BKM-250TG)を装着することによ
り、SDI 信号に重畳されたエンベディッドオーディオの
オーディオレベルを表示することができます。
3D 信号アナライズ機能
別売の入力アダプター(BKM-250TG)を装着することによ
り、以下の 3D 信号アナライズ機能に対応しています。立体
視ではなく、2D 表示で使用する機能です。
BKM-250TG のシリアル番号により、使用できる機能が異
なります。
◆ 操作については、オペレーションマニュアルの「3D 映像信号を
切り換えて表示する」をご覧ください。
ディファレンス表示機能 (シリアル番号 7300001 以降):
L、R の輝度信号成分の差分を表示します。視差量を確認す
るときに便利です。
チェッカーボード機能 (シリアル番号 7100001 以降):
L、R 独立した HD-SDI 信号を市松模様のように画面表示
し、隣り合う L、R の画像の輝度や色の設定状態を比較す
ることができます。
L/R スイッチ機能 (シリアル番号 7100001 以降):
デュアルストリームの左右 3D 入力信号を切り換えて比較す
ることができます。切り換え時に黒フレームが入らないた
め、L、R の信号の色や明るさの比較が容易です。
特長
13
ホロプターチェック機能 (シリアル番号 7100001 以降):
L または R、または L と R を同時に単色表示することで、
スクリーン境界面にあるものがスクリーン面より手前にあ
るのか、奥にあるのかを確認することができます。微妙な
奥行きを確認するときに便利です。
左右反転機能 (シリアル番号 7100001 以降):
ハーフミラー(半透過型鏡)方式の 3D リグを使用して L
または R が水平方向に反転した信号を、元に戻して表示し
ます。
ご注意
本機の反転機能は、入力信号を反転して表示します。反転
により遅れた信号に合わせて内部同期を取るため、表示に
遅延があります。
スクリーンセーバー
画面の焼き付きを軽減するため、ほぼ静止した画像を表示
したまま約 10 分以上経過すると、画面の明るさを自動的に
暗くします。
各種画質調整機能
オートクロマ・フェーズ・マトリクス調整機能を装備して
います。
その他の機能
• D65/D93/User の色温度切り換え可能。
• 100% 白信号、20% グレー信号、0% 黒信号、PLUGE
(PictureLineUpGenerationEquipment)信号、カラー
バー、5 段階グレースケール表示、ランプ表示のテストパ
ターンを内蔵。
• クロマ成分を+ 12dB までアップして表示するクロマアッ
プ機能を搭載。
• 信号のノイズ成分を監視するのに便利なブルーオンリー
機能、RGB カットオフ機能。
• 接点制御のパラレルリモート端子を装備。
別売品
操作部関連
モニターコントロールユニット BKM-16R
BVM-F250/F170 を操作するためのコントローラーです。1
台で複数台のモニターを同時にコントロールすることがで
きます。
本書では、BKM-16R のことを「コントローラー」と呼んで
います。
設置用
コントローラーアタッチメントスタンド BKM-37H、
BKM-38H(BVM-F250 用)
BVM-F250 と BKM-16R を一体化するための組み立てスタ
ンドです。
BKM-37H を使うとモニターの角度を上下に調節することも
できます。
コントローラーアタッチメントスタンド BKM-39H
(BVM-F170 用)
BVM-F170 と BKM-16R を一体化するための組み立てスタ
ンドです。
モニターインターフェースケーブル SMF-700
BVM-F250/F170 と BKM-16R を接続するためのインター
フェースケーブルです。
入力アダプター
本機の入力オプションポートに装着して、入出力端子パネ
ルを構成します。4 枚まで装着できます。
各入力アダプターで入出力する信号の種類は、入出力端子
パネルの構成に応じて ChannelConfiguration メニューで選
択します。
14
ご注意
入力アダプターを装着したときは、ChannelConfiguration
メニューで、入力チャンネルの設定を行ってください。設
定を行わないと装着した入力アダプターが正しく動作しな
いことがあります。
◆ Channel Configuration メニューについては、オペレーションマ
ニュアルをご覧ください。
◆ 各入力アダプターの詳細については、それぞれの取扱説明書を
ご覧ください。
別売品
SDI4:2:2 入力アダプター BKM-220D
シリアルデジタル(525/625 コンポーネント)信号用のデ
コーダーを搭載しています。入出力端子としては、シリア
ルデジタル信号用を 2 チャンネル、モニターアウト出力用
を 1 チャンネル装備しています。
NTSC/PAL 入力アダプター BKM-227W
NTSC/PAL/PAL-M/SECAM 信号用のデコーダーを搭載し
ています。入出力端子としてはコンポジット信号用と Y/C
信号用を各 1 チャンネル装備しています。
アナログコンポーネント入力アダプター BKM-229X
アナログコンポーネント信号およびアナログ RGB 信号用の
デコーダーを搭載しています。入力端子としては 1 チャン
ネルを装備しています。
HD/D1-SDI入力アダプター BKM-243HS
シリアルデジタルコンポーネント信号用のデコーダーを搭
載しています。入出力端子としては、シリアルデジタル信
号用を 2 チャンネル、モニター出力用を 1 チャンネル、装
備しています。
HD/SD-SDI クローズドキャプションアダプター BKM244CC
シリアルデジタルコンポーネント信号用のデコーダーを搭
載しています。SDI 信号に重畳された EIA/CEA-608、
EIA/CEA-708 規格のクローズドキャプション信号をデコー
ドし表示することができます。入出力端子としては、シリ
アルデジタル信号用を 2 チャンネル、モニター出力用を 1
チャンネル装備しています。
3G/HD/SD-SDI 入力アダプター BKM-250TG
シリアルデジタルコンポーネント信号用のデコーダーを搭
載しています。SDI 信号に重畳されたタイムコードおよび
エンベディッドオーディオのオーディオレベルを表示する
ことができます。また、3D 信号アナライズ機能にも対応し
ています。入出力端子としては、シリアルデジタル信号用
を 2 チャンネル、モニター出力用を 2 チャンネル装備して
います。
ご注意
• BKM-220D、BKM-243HS、BKM-244CC、BKM-250TG の
MONITOROUT 出力は、本線系出力としての規格を満足
していません。
• 入力アダプターによっては、指定したシリアル番号の製
品を使用する必要があります。本機で使用できる入力ア
ダプターのシリアル番号について詳しくは、「入力アダプ
ターについて」(25 ページ)をご覧ください。
別売品
15
入出力端子と入力アダプター
本機には、2 系統の 3G/HD/SD-SDI 入力端子と HDMI 入力端子、DisplayPort 入力端子が標準装備されています。
本書では、これらの端子を「標準入力」と呼んでいます。
また、本機は、別売の入力アダプターを組み合わせることにより、入出力端子パネルを自由に構成できます。
各端子に入力可能な信号は次の表のとおりです。各端子に割り付ける入力信号の種類やフォーマットは、Channel
Configuration メニューで指定します。
入出力端子と入力アダプター一覧
入力信号 標準入力 入力アダプター
BKM-220D BKM-227W BKM-229X
シリアルデジタル入力 シングルリンク SD-SDI
コンポーネント 525/625
シングルリンク HD-SDI ○
デュアルリンク HD-SDI ○ (2) ○
シングルリンク 3G-SDI ○ ○
アナログ入力 コンポジット NTSC
コンポジット PAL
コンポジット PAL-M
コンポジットSECAM
Y/CNTSC
Y/CPAL
Y/CPAL-M
Y/CSECAM
YPbPr525i/625i
RGB525i/625i
YPbPr/RGB1080/24PsF
YPbPr/RGB1080/24P
YPbPr/RGB1080/50i(25PsF)
YPbPr/RGB1080/25P
YPbPr/RGB1080/60i(30PsF)
YPbPr/RGB1080/30P
YPbPr/RGB720/50P
YPbPr/RGB720/60P
HDMI ビデオ
コンピューター
DisplayPort ビデオ
コンピューター
シリアルデジタル入力端子数 2 2 − − 2 2
アナログ入力端子数 − − 1 1 − −
HDMI 入力端子数 1 − − − − −
DisplayPort 入力端子数 1 − − − − −
○○ ○○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
BKM-243HS/
244CC
○○
BKM250TG
○:入力可能
○(2):アダプター 2 枚使用
◆ 詳細は、オペレーションマニュアルの「対応信号フォーマット」をご覧ください。
入出力端子と入力アダプター
16
各部の名称と働き(BVM-F250)
前面パネル
1 タリーランプ
2 OPERATE ランプ
a タリーランプ
出荷時の設定では、PARALLELREMOTE 端子(側面)の
8 番ピンと 9 番ピンをショートさせると点灯します。
SystemConfiguration メニューの ParallelRemote メニュー
の設定により、PARALLELREMOTE 端子の別のピンをタ
リー用に使うこともできます。
b OPERATE(操作)ランプ
MAINPOWER スイッチ(左側面)をオンにすると、出画
に必要な内部データの初期化が始まり、OPERATE ランプ
がしばらく赤く点滅します。出画後は、初期化が完了する
まで緑に点滅します。初期化が終わり、モニターが動作状
態になると緑に点灯します。
また、モニターがスタンバイ状態のときは、OPERATEラ
ンプが赤く点灯します。
モニターがスタンバイ状態になるのは以下の場合です。
• SystemConfiguration メニューの Power メニューで、
StandbyMode を On に設定していて、MAINPOWER ス
イッチ(左側面)をオンにしたとき(初期化のためしば
らく点滅してから点灯します。)
• 外部操作により、モニターを動作状態からスタンバイ状
態に切り換えたとき
3 OVERRANGE ランプ
4 ECO ランプ
モニターがスタンバイ状態のとき、コントローラーの
MONITORI/1 スイッチを押してモニターを動作状態にす
ると緑に点灯します。
ご注意
• OPERATE ランプが赤く点滅している間は、モニターを
動作状態にすることはできません。ランプが点灯するま
でお待ちください。
• OPERATE ランプが緑に点滅している間は、モニターが
完全な動作状態になっていないため、画像が正確に表示
できません。ランプが緑に点灯するまでお待ちください。
◆ OPERATE ランプによってエラーや警告を表示することがあり
ます。詳細については、「ランプによるエラー/警告表示」(18
ページ)をご覧ください。
c OVERRANGE(オーバーレンジ)ランプ
ABL(AutomaticBrightnessLimiter)が動作するとアン
バー色に点灯します。また、信号処理回路のダイナミックレ
ンジを超えた場合、アンバー色に点灯します。
OVERRANGE ランプ点灯時は、コントラストまたはブラ
イトネスを下げてご使用ください。
各部の名称と働き(BVM-F250)
17
◆ OVERRANGE ランプによってエラーや警告を表示することが
あります。詳細については、「ランプによるエラー/警告表示」
(18 ページ)をご覧ください。
d ECO(エコ)ランプ
本機の消費電力の状態に応じて点灯色が変化します。消費
電力が大きくなるにつれ、緑、黄、マゼンタの順で点灯し
ます。黄またはマゼンタ表示になった場合にはコントラス
ト / ブライトネス調整設定などによって表示輝度を下げる
ことをお勧めします。
スクリーンセーバーが働く約 1 分前から速い点滅となりま
す。
スクリーンセーバー動作後は、緑でゆっくりの点滅になり
ます。
◆ ECO ランプによってエラーや警告を表示することがあります。
詳細については、「ランプによるエラー/警告表示」(18 ペー
ジ)をご覧ください。
ランプによるエラー/警告表示
本機が動作中、前面パネルの OPERATE ランプと OVER
RANGE ランプ、ECO ランプにより、エラーや警告が表示
されることがあります。
エラー表示や警告表示が出た場合は、ソニーの営業担当者
またはサービス担当者にお問い合わせください。
エラー表示
ECO
ランプ
黄点灯
黄点灯
黄点滅
マゼンタ点灯アンバー
マゼンタ点滅アンバー
OVER
RANGE
ランプ
アンバー
点灯
アンバー
点滅
アンバー
点灯
点滅
点灯
OPERATE
ランプ
赤点滅 パネル電源異常
赤点滅 パネル温度異常
赤点滅 外気温センサー異常
赤点滅 FAN 異常
赤点滅 デバイス異常
症状
警告表示
ECO
ランプ
OVER
RANGE
ランプ
アンバー
−
点滅
アンバー
−
点灯
OPERATE
ランプ
−
−
症状
パネル温度上昇からパネルを
保護するため輝度を下げている
オーバーレンジ
−:エラー表示以外の状態
各部の名称と働き(BVM-F250)
18
後面/左側面パネル
ハンドル
1 DC5 V OUT 端子
1 DC5VOUT 端子
2 LAN(10/100) 端子
3 NETWORK スイッチ
4 PARALLELREMOTE 端子
5 STANDARDPORT(標準ポート)
a DC5VOUT 端子(凹)
コントローラー用の DC 電源です。
SMF-700 または BKM-37H/38H に付属のケーブルで、コン
トローラーの DC5V/12VIN 端子と接続します。
b LAN(10/100) 端子(10BASE-T/100BASE-TX)
SMF-700 または BKM-37H/38H に付属のケーブルで、コン
トローラーの LAN(10/100)端子に接続します。または、
10BASE-T/100BASE-TX の LAN ケーブル(シールドタイ
プ、別売)で、ネットワークまたはコントローラーの LAN
(10/100) 端子に接続します。
6 HDMI 入力端子
7 DisplayPort 入力端子
8 入力オプションポート
9 ACIN 端子
0 MAINPOWER スイッチ
• LAN ケーブルご使用の際は、輻射ノイズによる誤動作を
防ぐため、シールドタイプのケーブルを使用してくださ
い。
• ネットワークの使用環境により、接続速度に差が生じる
ことがあります。
c NETWORK スイッチ
LAN:ネットワークに接続する。
PEERTOPEER:コントローラーの LAN(10/100) 端子と
直接 1 対 1 で接続する。
ご注意
• 安全のために、周辺機器を接続する際は、過大電圧を持
つ可能性があるコネクターをこの端子に接続しないでく
ださい。
接続については本書の指示に従ってください。
各部の名称と働き(BVM-F250)
19
d PARALLELREMOTE(パラレルリモート)端子(D-
sub9 ピン、凹)
パラレルコントロールスイッチを構成してモニターを外部
操作します。ピン配置と出荷時の各ピンへの機能の割り付
けは以下のとおりです。
1 5
96
ピン番号 機能
1 入力信号チャンネル 1 を指定(数値ボタンの機能)
2 入力信号チャンネル 2 を指定(数値ボタンの機能)
3 同期信号の選択(SYNC ボタンの機能)
4 画面を白黒表示にするか、入力信号に応じて自動切り
換えにするかを選択(MONO ボタンの機能)
5 MarkerSetting メニューで設定したマーカーを一括し
て ON/OFF(MARKER ボタンの機能)
6、7 未設定
8 タリーランプの ON/OFF
9G N D
各ピンへの機能の割り付けは、SystemConfiguration メ
ニューの ParallelRemote メニューで変更できます。
像が表示できます。デジタル画像信号の暗号化記述を使用
した著作権保護技術である HDCP にも対応しています。
ご注意
• 本機は HDMI の音声信号には対応していません。
• HDMI ケーブル(別売)は、HDMI ロゴを取得した
Category2(HighSpeedHDMICable) をご使用ください。
g DisplayPort 入力端子
DisplayPort 信号を入力します。
DisplayPort は VESAによって策定されたデジタル機器間
で映像/音声信号をデジタルのまま 1 本のケーブルで送る
ことができるインターフェースです。
デジタル画像信号の暗号化記述を使用した著作権保護技術
である HDCPにも対応しています。
ご注意
本機は DisplayPortの音声信号には対応していません。
h 入力オプションポート
別売の入力アダプターを取り付けます。
◆ 入力アダプターの取り付けについては、26 ページ をご覧くださ
い。
◆ 入力可能な信号については、「入出力端子と入力アダプター」
(16 ページ)をご覧ください。
以下のようにピンの設定を変えて、各機能の On/Off や有効
/無効を切り換えます。
On または有効:各ピンと 9 ピンをショートさせる。
Off または無効:各ピンをオープンにする。
e STANDARDPORT(標準ポート)
SDIINPUT1(SDI 入力 1)端子
シリアルデジタル信号を入力します(標準 SDI 入力 1)。
SDIINPUT2(SDI 入力 2)端子
シリアルデジタル信号を入力します(標準 SDI 入力 2)。
MONITOROUT(モニター出力)端子
SDIINPUT1 または SDIINPUT2 端子の MONITOROUT
出力です。
ご注意
MONITOROUT 出力は、本線系出力としての規格を満足
していません。
f HDMI 入力端子
HDMI 信号を入力します。
HDMI(High-DefinitionMultimediaInterface) とは、デジタ
ル機器間で映像/音声信号をデジタルのまま 1 本のケーブ
ルで送ることができるインターフェースです。高品質な映
i ACIN(AC 電源入力)端子(3 ピン)
付属の AC 電源コードで AC 電源を接続します。
j MAINPOWER(主電源)スイッチ
? 側に押すとモニターは動作状態になります。
SystemConfiguration メニューの Power メニューの設定に
より、このスイッチを入れたときに、モニターをスタンバ
イ状態にすることもできます。
各部の名称と働き(BVM-F250)
20
各部の名称と働き(BVM-F170)
前面パネル
1 タリーランプ
2 OPERATE ランプ
a タリーランプ
出荷時の設定では、PARALLELREMOTE 端子(後面)の
8 番ピンと 9 番ピンをショートさせると点灯します。
SystemConfiguration メニューの ParallelRemote メニュー
の設定により、PARALLELREMOTE 端子の別のピンをタ
リー用に使うこともできます。
b OPERATE(操作)ランプ
MAINPOWER スイッチ(後面)をオンにすると、出画に
必要な内部データの初期化が始まり、OPERATE ランプが
しばらく赤く点滅します。出画後は、初期化が完了するま
で緑に点滅します。初期化が終わり、モニターが動作状態
になると緑に点灯します。
また、モニターがスタンバイ状態のときは、OPERATE ラ
ンプが赤く点灯します。
モニターがスタンバイ状態になるのは以下の場合です。
• SystemConfiguration メニューの Power メニューで、
StandbyMode を On に設定していて、MAINPOWER ス
イッチ(後面)をオンにしたとき(初期化のためしばら
く点滅してから点灯します。)
• 外部操作により、モニターを動作状態からスタンバイ状
態に切り換えたとき
3 OVERRANGE ランプ
4 ECO ランプ
モニターがスタンバイ状態のとき、コントローラーの
MONITORI/1 スイッチを押してモニターを動作状態にす
ると緑に点灯します。
ご注意
• OPERATE ランプが赤く点滅している間は、モニターを
動作状態にすることはできません。ランプが点灯するま
でお待ちください。
• OPERATEランプが緑に点滅している間は、モニターが
完全な動作状態になっていないため、画像が正確に表示
できません。ランプが緑に点灯するまでお待ちください。
◆ OPERATE ランプによってエラーや警告を表示することがあり
ます。詳細については、「ランプによるエラー/警告表示」(22
ページ)をご覧ください。
c OVERRANGE(オーバーレンジ)ランプ
ABL(AutomaticBrightnessLimiter)が動作するとアン
バー色に点灯します。また、信号処理回路のダイナミックレ
ンジを超えた場合、アンバー色に点灯します。
OVERRANGE ランプ点灯時は、コントラストまたはブラ
イトネスを下げてご使用ください。
各部の名称と働き(BVM-F170)
21
◆ OVERRANGE ランプによってエラーや警告を表示することが
あります。詳細については、「ランプによるエラー/警告表示」
(22 ページ)をご覧ください。
d ECO(エコ)ランプ
本機の消費電力の状態に応じて点灯色が変化します。消費
電力が大きくなるにつれ、緑、黄、マゼンタの順で点灯し
ます。黄またはマゼンタ表示になった場合にはコントラス
ト / ブライトネス調整設定などによって表示輝度を下げる
ことをお勧めします。
スクリーンセーバーが働く約 1 分前から速い点滅となりま
す。
スクリーンセーバー動作後は、緑でゆっくりの点滅になり
ます。
◆ECOランプによってエラーや警告を表示することがあります。
詳細については、「ランプによるエラー/警告表示」(22 ペー
ジ)をご覧ください。
ランプによるエラー/警告表示
本機が動作中、前面パネルの OPERATE ランプと OVER
RANGE ランプ、ECO ランプにより、エラーや警告が表示
されることがあります。
エラー表示や警告表示が出た場合は、ソニーの営業担当者
またはサービス担当者にお問い合わせください。
エラー表示
ECO
ランプ
黄点灯
黄点灯
黄点滅
マゼンタ点灯アンバー
マゼンタ点滅アンバー
OVER
RANGE
ランプ
アンバー
点灯
アンバー
点滅
アンバー
点灯
点滅
点灯
OPERATE
ランプ
赤点滅 パネル電源異常
赤点滅 パネル温度異常
赤点滅 外気温センサー異常
赤点滅 FAN 異常
赤点滅 デバイス異常
症状
警告表示
ECO
ランプ
OVER
RANGE
ランプ
アンバー
−
点滅
アンバー
−
点灯
OPERATE
ランプ
−
−
症状
パネル温度上昇からパネルを
保護するため輝度を下げている
オーバーレンジ
−:エラー表示以外の状態
各部の名称と働き(BVM-F170)
22
後面パネル
4 DC5VOUT 端子
5 LAN(10/100) 端子
ハンドル
1 MAINPOWER スイッチ
2 DCIN24V-28V 端子
3 ACIN 端子
a MAINPOWER(主電源)スイッチ
オンにするとモニターは動作状態になります。
SystemConfiguration メニューの Power メニューの設定に
より、このスイッチを入れたときに、モニターをスタンバ
イ状態にすることもできます。
b DCIN24V-28V(DC 電源入力 ) 端子(XLR3 ピン、
凸)
24V 〜 28V の DC 電源を接続します。
2 1
3
ピン番号 機能
1 −(GND)
2 +(DC24V-28V)
3N C
c ACIN(AC 電源入力)端子(3 ピン)
付属の AC 電源コードで AC 電源を接続します。
d DC5VOUT 端子(凹)
コントローラー用の DC 電源です。
SMF-700 または BKM-39H に付属のケーブルで、コント
ローラーの DC5V/12VIN 端子と接続します。
ハンドル
6 NETWORK スイッチ
7 PARALLELREMOTE
端子
8 STANDARDPORT
(標準ポート)
8 HD M I IN 端 子
9 HDMIIN 入力端子
q; DisplayPort 入力端子
qa 入力オプションポート
e LAN(10/100) 端子(10BASE-T/100BASE-TX)
SMF-700 または BKM-39H に付属のケーブルで、コント
ローラーの LAN(10/100)端子に接続します。または、
10BASE-T/100BASE-TX の LAN ケーブル(シールドタイ
プ、別売)で、ネットワークまたはコントローラーの LAN
(10/100) 端子に接続します。
ご注意
• 安全のために、周辺機器を接続する際は、過大電圧を持
つ可能性があるコネクターをこの端子に接続しないでく
ださい。
接続については本書の指示に従ってください。
• LAN ケーブルご使用の際は、輻射ノイズによる誤動作を
防ぐため、シールドタイプのケーブルを使用してくださ
い。
• ネットワークの使用環境により、接続速度に差が生じる
ことがあります。
f NETWORK スイッチ
LAN:ネットワークに接続する。
PEERTOPEER:コントローラーの LAN(10/100) 端子と
直接 1 対 1 で接続する。
各部の名称と働き(BVM-F170)
23
g PARALLELREMOTE(パラレルリモート)端子(D-
sub9 ピン、凹)
パラレルコントロールスイッチを構成してモニターを外部
操作します。ピン配置と出荷時の各ピンへの機能の割り付
けは以下のとおりです。
1 5
96
ピン番号 機能
1 入力信号チャンネル 1 を指定(数値ボタンの機能)
2 入力信号チャンネル 2 を指定(数値ボタンの機能)
3 同期信号の選択(SYNC ボタンの機能)
4 画面を白黒表示にするか、入力信号に応じて自動切り
換えにするかを選択(MONO ボタンの機能)
5 MarkerSetting メニューで設定したマーカーを一括し
て ON/OFF(MARKER ボタンの機能)
6、7 未設定
8 タリーランプの ON/OFF
9G N D
各ピンへの機能の割り付けは、SystemConfiguration メ
ニューの ParallelRemote メニューで変更できます。
像が表示できます。デジタル画像信号の暗号化記述を使用
した著作権保護技術である HDCP にも対応しています。
ご注意
• 本機は HDMI の音声信号には対応していません。
• HDMI ケーブル(別売)は、HDMI ロゴを取得した
Category2(HighSpeedHDMICable) をご使用ください。
j DisplayPort 入力端子
DisplayPort 信号を入力します。
DisplayPort は VESAによって策定されたデジタル機器間
で映像/音声信号をデジタルのまま 1 本のケーブルで送る
ことができるインターフェースです。
デジタル画像信号の暗号化記述を使用した著作権保護技術
である HDCPにも対応しています。
ご注意
本機は DisplayPortの音声信号には対応していません。
k 入力オプションポート
別売の入力アダプターを取り付けます。
◆ 入力アダプターの取り付けについては、27 ページ をご覧くださ
い。
◆ 入力可能な信号については、「入出力端子と入力アダプター」
(16 ページ)をご覧ください。
以下のようにピンの設定を変えて、各機能の On/Off や有効
/無効を切り換えます。
On または有効:各ピンと 9 ピンをショートさせる。
Off または無効:各ピンをオープンにする。
h STANDARDPORT(標準ポート)
SDIINPUT1(SDI 入力 1)端子
シリアルデジタル信号を入力します(標準 SDI 入力 1)。
SDIINPUT2(SDI 入力 2)端子
シリアルデジタル信号を入力します(標準 SDI 入力 2)。
MONITOROUT(モニター出力)端子
SDIINPUT1 または SDIINPUT2 端子の MONITOROUT
出力です。
ご注意
MONITOROUT 出力は、本線系出力としての規格を満足
していません。
i HDMIIN(HDMI 入力)端子
HDMI 信号を入力します。
HDMI(High-DefinitionMultimediaInterface) とは、デジタ
ル機器間で映像/音声信号をデジタルのまま 1 本のケーブ
ルで送ることができるインターフェースです。高品質な映
各部の名称と働き(BVM-F170)
24
設置環境
入力アダプターについて
照明環境
モニターの色再現は、モニターそのものの性能だけではな
く、周囲の環境光(照明)に大きく影響を受けます。
このため周囲光を調整し、黒が浮かない環境下で使用する
ことをおすすめします。
視野角
オペレーターから画面全体を見る場合の角度は画面中心か
ら上下左右 0°± 5°以内が理想です。± 15°以上ずれない
ようにしてください。
入力アダプターは、モニターの任意の入力オプションポー
トに装着できます。
ご注意
本機に以下の入力アダプターを装着する際は、指定したシ
リアル番号の製品を使用してください。
• BKM-220D:シリアル番号 2100001 以降
指定した入力アダプターを装着しないと、本機は電磁波
妨害規格の要求を満足できません。
• BKM-227W:シリアル番号 2100001以降
指定した入力アダプターを装着しないと、正しく動作し
ない場合や性能を満足しない場合があります。
• BKM-229X:シリアル番号 2200001 以降
指定した入力アダプターを装着しないと、正しく動作し
ない場合や性能を満足しない場合があります。
• BKM-243HS:シリアル番号 2108355 以降
指定した入力アダプターを装着しないと、本機は電磁波
妨害規格の要求を満足できません。また、正しく動作し
ない場合や性能を満足しない場合があります。
• BKM-250TG:シリアル番号 7300001 以降
5 種類すべての 3D 信号アナライズ機能を動作させるに
は、シリアル番号 7300001 以降の製品を使用してくださ
い。
入力アダプターを組み込んだり、取り出すときは、必ずモ
ニターの MAINPOWER スイッチを切り、電源コードを抜
いてください。感電の原因になることがあります。
設置環境/入力アダプターについて
25
入力アダプターの取り付け
(BVM-F250)
1
ネジ 2 本を緩め、モニター側面の入力オプションポート
のカバーをはずす。
入力オプション
ポートのカバー
3
入力アダプターがモニター内部の端子にはまるまで押
し込み、ネジ 2 本を締めて固定する。
MAINPOWER スイッチ
がオフになっていること
を確認し、電源コードを
抜く。
オフ
2
基板面を手前にして、入力アダプターを挿入する。
基板面
デュアルリンク HD-SDI 信号を接続する場
合は
入力アダプター BKM-243HS または BKM-244CC が2枚、
または BKM-250TG が 1 枚必要です。
BKM-243HS または BKM-244CC を使用するときは入力アダ
プターを OPTION1 と 2 または OPTION3 と 4 のオプショ
ンポートに装着してください。
BKM-243HS または BKM-244CC と BKM-250TG を組み合
わせて使用することはできません。
ケーブルを接続するときは
BKM-243HS または BKM-244CC を使用時、リンク A
信号を OPTION1 または OPTION3 に入力し、リンク B 信
号を OPTION2 または OPTION4 に入力します。接続する
ときは、OPTION1 と 2 または OPTION3 と 4 のオプショ
ンポートに装着されたアダプターの同じ入力番号の端子
(INPUT1 同士または INPUT2 同士)に、ケーブルを接続
してください。
入力アダプターの取り付け(BVM-F250)
26
デュアルリンクのケーブル接続例
入力アダプターの取り付け
INPUT1
INPUT2
INPUT1
INPUT2
OPTION1 と 2
OPTION3 と 4
BKM-250TG を使用時、 リンク A 信号を INPUT1 に、リ
ンク B 信号を INPUT2 に入力します。
(BVM-F170)
1
ネジ 2 本を緩め、モニター後面の入力オプションポート
のカバーをはずす。
MAINPOWER スイッチ
がオフになっていること
を確認し、電源コードを
抜く。
入力オプション
ポートのカバー
INPUT1
INPUT2
3D 信号アナライズ機能を使用する場合は
3D に対応した BKM-250TG(シリアル番号 7300001 以降)
を使用し、左用の信号を INPUT1 に、右用の信号を
INPUT2 に入力します。
2
基板面を手前にして、入力アダプターを挿入する。
基板面
入力アダプターの取り付け(BVM-F170)
27
3
入力アダプターがモニター内部の端子にはまるまで押
し込み、ネジ 2 本を締めて固定する。
デュアルリンク HD-SDI 信号を接続する場
合は
入力アダプター BKM-243HS または BKM-244CC が2枚、
または BKM-250TG が 1 枚必要です。
BKM-243HS または BKM-244CC を使用するときは入力アダ
プターを OPTION1 と 2 または OPTION3 と 4 のオプショ
ンポートに装着してください。
BKM-243HS または BKM-244CC と BKM-250TG を組み合
わせて使用することはできません。
BKM-250TG を使用時、 リンク A 信号を INPUT1 に、リ
ンク B 信号を INPUT2 に入力します。
INPUT1
INPUT2
3D 信号アナライズ機能を使用する場合は
3D に対応した BKM-250TG(シリアル番号 7300001 以降)
を使用し、左用の信号を INPUT1 に、右用の信号を
INPUT2 に入力します。
ケーブルを接続するときは
BKM-243HS または BKM-244CC を使用時、リンク A
信号を OPTION1 または OPTION3 に入力し、リンク B 信
号を OPTION2 または OPTION4 に入力します。接続する
ときは、OPTION1 と 2 または OPTION3 と 4 のオプショ
ンポートに装着されたアダプターの同じ入力番号の端子
(INPUT1 同士または INPUT2 同士)に、ケーブルを接続
してください。
デュアルリンクのケーブル接続例
INPUT1
INPUT2
INPUT1
INPUT2
OPTION
3と4
OPTION
1と2
入力アダプターの取り付け(BVM-F170)
28
転倒防止ブラケットの取り
付け(BVM-F250)
3
転倒防止ブラケットにひもなどを掛けて、床面や壁面
などに固定する。
付属のブラケットを使うことにより、モニターの転倒を防
ぐことができます。
1
転倒防止ブラケットに取り付けてあるネジ 3 本をはず
す。
転倒防止ブラケット(付属)
2
はずしたネジ 3 本で転倒防止ブラケットをモニター後面
に取り付ける。
転倒防止
ブラケット
ひも
転倒防止ブラケットの取り付け(BVM-F250)
29
ラックへの取り付け
(BVM-F170)
本機を EIA 標準 19 インチラックに取り付けるには、付属
のラックマウントブラケットとラックマウント取り付けネ
ジを使用します。
1
本機底面の足(4 個)を取りはずす。
2
ラックマウントブラケット取り付けネジで、本機の両
側面にラックマウントブラケットを取り付ける。
ラックマウント
ブラケット
接続(BVM-F250)
DC5VOUT 端子にケーブルをつなぐときのご注意
ケーブル両端の凸凹を確認し、必ず凸側をモニターに接続
してください。
つなぐときは、ケーブル先端の形と DC5VOUT 端子の形
を合わせるようにして、差し込んでください。
凸コネクター
を差し込む。
ラックマウント
ブラケット取り
付けネジ
3
ラックマウントブラケットをラックにネジ止めして、
本機をラックに取り付ける。
ラックのネジに合った市販のネジをお使いください。
ラック
ラックへの取り付け(BVM-F170)/接続(BVM-F250)
30