取扱説明書
このたびは、ローランド SPD-6 をお買い上げいただき、まことにありがとうござ
います。
この機器を正しくお使いいただくために、ご使用前に(P.2 〜 3)と「使用上
のご注意」(P.4)をよくお読みください。また、この機器の優れた機能を十分
ご理解いただくためにも、取扱説明書をよくお読みください。取扱説明書は必
要なときにすぐに見ることができるよう、手元に置いてください。
この取扱説明書の表記について
ボタン名は、[DRUMS/U1]というように[ ]で囲んで表記します。
•
パッチ(音色セット)名は DRUMS-1、U2-2のように表記します。
•
•
文章の先頭に がついているものは注意文です。必ずお読みください。
•
文中の(P.**)は参照ページを表しています。
•
表の中などで、操作手順を次のように省略します。
[DRUMS/U1]→[1]:
1.
[DRUMS/U1]を押します。
2.
[1]を押します。
203
※ GS( )は、ローランド株式会社の登録商標です。
215
※ MIDI は社団法人 音楽電子事業協会(AMEI)の登録商標です。
202
©
2000 ローランド
本書の一部、もしくは全部を無断で複写・転載することを禁じます。
安全上のご注意
安全上のご注意
火災・感電・傷害を防止するには
注意の意味について警告と
取扱いを誤った場合に、使用者が
警告
注意
死亡または重傷を負う可能性が想
定される内容を表わしています。
取扱いを誤った場合に、使用者が
傷害を負う危険が想定される場合
および物的損害のみの発生が想定
される内容を表わしています。
※物的損害とは、家屋・家財およ
び家畜・ペットにかかわる拡大
損害を表わしています。
以下の指示を必ず守ってください
警告
001
● この機器を使用する前に、以下の指示と取扱説
明書をよく読んでください。
..............................................................................................................
002c
● この機器および AC アダプターを分解したり、
改造したりしないでください。
..............................................................................................................
003
● 修理/部品の交換などで、取扱説明書に書かれ
ていないことは、絶対にしないでください。必
ずお買い上げ店またはローランド・サービスに
相談してください。
..............................................................................................................
004
● 次のような場所での使用や保存はしないでくだ
さい。
○ 温度が極端に高い場所(直射日光の当たる
場所、暖房機器の近く、発熱する機器の上
など)
○ 水気の近く(風呂場、洗面台、濡れた床な
ど)や湿度の高い場所
○ 雨に濡れる場所
○ ホコリの多い場所
○ 振動の多い場所
..............................................................................................................
005+
● この機器の設置には、専用パッド・スタンド
(別売:PDS-15)をお使いください(P.13)。
オール・パーパス・クランプ(別売:APC-33)
を使うと、市販のタム・スタンド、シンバル・
スタンドなどに取り付けることもできます。こ
の場合、不安定なスタンドや強度が足りないス
タンドには、絶対に取り付けないでください。
倒れて機器が破損したり、けがをすることがあ
ります。
..............................................................................................................
図記号の例
は、注意(危険、警告を含む)を表わしていま
す。
具体的な注意内容は、 の中に描かれています。
左図の場合は、「一般的な注意、警告、危険」を
表わしています。
は、禁止(してはいけないこと)を表わしてい
ます。
具体的な禁止内容は、 の中に描かれています。
左図の場合は、「分解禁止」を表わしています。
●は、強制(必ずすること)を表わしています。
具体的な強制内容は、●の中に描かれています。
左図の場合は、「電源プラグをコンセントから抜
くこと」を表わしています。
06+
● 適正なスタンドを使用する場合も、ぐらついた
場所や傾いた場所には設置しないでください。
またスタンド類を使わないときも、そのような
場所には置かないでください。
..............................................................................................................
008b
● AC アダプターは、必ず指定のもの(BOSS
PSA-100P)を、AC100V の電源で使用してく
ださい。
..............................................................................................................
009
● 電源コードを無理に曲げたり、電源コードの上
に重いものを載せたりしないでください。電源
コードに傷がつき、ショートや断線の結果、火
災や感電の恐れがあります。
..............................................................................................................
010
●
この機器を単独で、あるいはヘッドホン、アン
プ、スピーカーと組み合わせて使用した場合、
設定によっては永久的な難聴になる程度の音量
になります。大音量で、長時間使用しないでく
ださい。万一、聴力低下や耳鳴りを感じたら、
直ちに使用をやめて専門の医師に相談してくだ
さい。
..............................................................................................................
011
● この機器に、異物(燃えやすいもの、硬貨、針
金など)や液体(水、ジュースなど)を絶対に
入れないでください。
..............................................................................................................
0
2
12c
警告
● 次のような場合は、直ちに電源を切って AC ア
ダプターをコンセントから外し、お買い上げ店
またはローランド・サービスに修理を依頼して
ください。
○ AC アダプター本体や電源コードが破損した
とき
○ 異物が内部に入ったり、液体がこぼれたり
したとき
○ 機器が(雨などで)濡れたとき
○ 機器に異常や故障が生じたとき
..............................................................................................................
013
● お子様のいるご家庭で使用する場合、お子様の
取り扱いやいたずらに注意してください。必ず
大人のかたが、監視/指導してあげてくださ
い。
..............................................................................................................
014
● この機器を落としたり、この機器に強い衝撃を
与えないでください。
0
06
1
● この機器の上に乗ったり、機器の上に重いもの
を置かないでください。
..............................................................................................................
107d
● 濡れた手で ACアダプターの本体やプラグを
持って、機器本体やコンセントに抜き差ししな
いでください。
..............................................................................................................
108b
● この機器を移動するときは、AC アダプターを
コンセントから外し、外部機器との接続を外し
てください。
..............................................................................................................
109b
● お手入れをするときには、電源を切って ACア
ダプターをコンセントから外してください
(P.12)。
..............................................................................................................
110b
● 落雷の恐れがあるときは、早めに ACアダプ
ターをコンセントから外してください。
..............................................................................................................
015
● 電源は、タコ足配線などの無理な配線をしない
でください。特に、電源タップを使用している
場合、電源タップの容量(ワット/アンペア)
を超えると発熱し、コードの被覆が溶けること
があります。
..............................................................................................................
016
● 外国で使用する場合は、お買い上げ店または
ローランド・サービスに相談してください。
..............................................................................................................
019
● 電池は、充電、加熱、分解したり、または火や
水の中に入れたりしないでください。
..............................................................................................................
注意
101b
● この機器と AC アダプターは、風通しのよい、
正常な通気が保たれている場所に設置して、使
用してください。
..............................................................................................................
102d
● AC アダプターを機器本体やコンセントに抜き
差しするときは、必ず AC アダプターの本体や
プラグを持ってください。
..............................................................................................................
103b
● 長時間使用しないときは、AC アダプターをコ
ンセントから外してください。
..............................................................................................................
111(選択)
● 電池の使いかたを間違えると、破裂したり、液
漏れしたりします。次のことに注意してくださ
い。
○ 電池の + と - を間違えないように、指示ど
おり入れてください。
○ 新しい電池と一度使用した電池や、違う種
類の電池を混ぜて使用しないでください。
○ 長時間使用しないときは、電池を取り出し
ておいてください。
○ 液漏れを起こした場合は、柔らかい布で電
池ケースについた液をよくふきとってから
新しい電池を入れてください。また、漏れ
た液が身体についた場合は、皮膚に炎症を
起こす恐れがあります。また眼に入ると危
険ですのですぐに水でよく洗い流してくだ
さい。
○ 電池を、金属性のボールペン、ネックレス、
ヘアピンなどと一緒に携帯したり、保管し
たりしないでください。
..............................................................................................................
112
● 使用済みの電池は、あなたの地域のゴミ分別収
集のしかたに従って、捨ててください。
..............................................................................................................
118
● スタンド・ホルダー取り付けネジを外した場合
は、小さなお子様が誤って飲み込んだりするこ
とのないようお子様の手の届かないところへ保
管してください。
..............................................................................................................
..............................................................................................................
104
● 接続したコードやケーブル類は、繁雑にならな
いように配慮してください。特に、コードや
ケーブル類は、お子様の手が届かないように配
慮してください。
..............................................................................................................
3
使用上のご注意
291a
2 〜 3 ページに記載されている「安全上のご注意」以外に、次のことに注意してください。
電源、電池のセットや交換について
301
● 雑音を発生する装置(モーター、調光器など)や消費電
力の大きな機器とは、別のコンセントを使用してくださ
い。
302
● AC アダプターを長時間使用すると AC アダプター本体
が多少発熱しますが、故障ではありません。
303a
● この機器は消費電流が大きいため、AC アダプターの使
用をお薦めします。電池で使用する場合はアルカリ電池
を使用してください。
304a
● 電池のセットや交換は、誤動作やスピーカーなどの破損
を防ぐため、他の機器と接続する前にこの機器の電源を
切った状態で行なってください。
306b
● この機器には、電池が付属されています。この電池は、
機器の動作確認用のため、寿命が短い場合があります。
307
● 接続するときは、誤動作やスピーカーなどの破損を防ぐ
ため、必ずすべての機器の電源を切ってください。
設置について
351
● この機器の近くにパワー・アンプなどの大型トランスを
持つ機器があると、ハム(うなり)を誘導することがあ
ります。この場合は、この機器との間隔や方向を変えて
ください。
352
● テレビやラジオの近くでこの機器を動作させると、テレ
ビ画面に色ムラが出たり、ラジオから雑音が出ることが
あります。この場合は、この機器を遠ざけて使用してく
ださい。
354a
● 直射日光の当たる場所や、発熱する機器の近く、閉め
切った車内などに放置しないでください。変形、変色す
ることがあります。
355
● 故障の原因になりますので、雨や水に濡れる場所で使用
しないでください。
お手入れについて
401a
● 通常のお手入れは、柔らかい布で乾拭きするか、堅く
絞った布で汚れを拭き取ってください。汚れが激しいと
きは、中性洗剤を含んだ布で汚れを拭き取ってから、柔
らかい布で乾拭きしてください。
402
● 変色や変形の原因となるベンジン、シンナーおよびアル
コール類は、使用しないでください。
修理について
451c
● お客様がこの機器や ACアダプターを分解、改造された
場合、以後の性能について保証できなくなります。また、
修理をお断りする場合もあります。
453
● 当社では、この製品の補修用性能部品(製品の機能を維
持するために必要な部品)を、製造打切後 6年間保有し
ています。この部品保有期間を修理可能の期間とさせて
いただきます。なお、保有期間が経過した後も、故障箇
所によっては修理可能の場合がありますので、お買い上
げ店、または最寄りのローランド・サービスにご相談く
ださい。
その他の注意について
551
● 記憶した内容は、機器の故障や誤った操作などにより、
失われることがあります。失っても困らないように、記
憶内容をメモしておいてください。
552(*** は、複数になる場合もあります)
● 本体メモリーの失われた記憶内容の修復に関しましては、
補償を含めご容赦願います。
553
● 故障の原因になりますので、ボタン、つまみ、入出力端
子などに過度の力を加えないでください。
556
● ケーブルの抜き差しは、ショートや断線を防ぐため、プ
ラグを持ってください。
558a
● 音楽をお楽しみになる場合、隣近所に迷惑がかからない
ように、特に夜間は、音量に十分注意してください。
ヘッドホンを使用すれば、気がねなくお楽しみいただけ
ます。
558d
● 本機は、演奏時の打撃音を小さくする設計になっていま
すが、床や壁を通じての振動は意外によく伝わりますの
で、特に夜間やヘッドホン使用時の演奏は、隣近所に迷
惑がかからないように注意しましょう。
559a
● 輸送や引っ越しをするときは、この機器が入っていたダ
ンボール箱と緩衝材、または同等品で梱包してください。
● パッドをたたくときは、力を入れすぎて指や手にけがを
しないように注意してください。
4
目次
安全上のご注意............................................................................................................2
使用上のご注意............................................................................................................4
目次..............................................................................................................................5
主な特長.......................................................................................................................7
各部の名称と働き ........................................................................................................8
パッチについて..........................................................................................................10
演奏前の準備 .............................................................................................................11
箱の中身を確認する.....................................................................................................................................11
電池を入れる..................................................................................................................................................11
オート・パワー・オフ機能について............................................................................................................12
オート・パワー・オフ機能を解除する........................................................................................12
AC アダプターの使いかた..........................................................................................................................12
SPD-6 の持ちかた........................................................................................................................................13
SPD-6 をスタンドに取り付ける...............................................................................................................13
オーディオやアンプを接続する................................................................................................................14
ヘッドホンを接続する.................................................................................................................................14
ペダル・スイッチを接続する.....................................................................................................................15
ペダル・スイッチ 1の使用例........................................................................................................15
電源を入れる..................................................................................................................................................16
電源を切る..........................................................................................................................................17
演奏する.....................................................................................................................18
SPD-6 のたたきかた....................................................................................................................................18
パッチを選ぶ..................................................................................................................................................18
いろいろなパッチを選ぶ.............................................................................................................................19
いろいろなリズムを試してみましょう......................................................................20
8 ビートのリズム・パターンをたたいてみましょう............................................................................20
8 ビートのフィルイン・パターンをたたいてみましょう...................................................................20
サルサのリズムをたたいてみましょう....................................................................................................21
サンバのリズムをたたいてみましょう....................................................................................................21
パッチを作り変える...................................................................................................22
パッドやペダルの設定をする ....................................................................................24
パッド・ベロシティー・カーブ.....................................................................................................24
ペダル・スイッチ・ベロシティー................................................................................................24
SPD-6 全体(システム)の設定をする.....................................................................25
トリガー・スレッショルド.............................................................................................................25
トリガー・センシティビティ(ハンド/スティック).............................................................25
5
目次
MIDI を使う機能.........................................................................................................26
外部MIDI 音源と接続する..........................................................................................................................26
いろいろな使いかた.....................................................................................................................................26
音を鳴らすしくみ.........................................................................................................................................27
パッチを作り変える.....................................................................................................................................27
パッチごとの設定をする.............................................................................................................................28
送信するプログラム・チェンジとバンク・セレクトの組み合わせを選ぶ..........................28
プログラム・チェンジとバンク・セレクトを自分で入力する...............................................29
パッドごとの設定をする.............................................................................................................................30
送信するノート・ナンバーを変更する........................................................................................30
ゲート・タイムを設定する.............................................................................................................31
故障かな?と思ったら............................................................................................... 32
全体に共通の内容.........................................................................................................................................32
MIDIに関する内容........................................................................................................................................32
エラー・メッセージ一覧.............................................................................................................................32
製品出荷時の設定に戻す(ファクトリー・リセット)...............................................33
パッチ一覧(プリセット・グループ)........................................................................34
SPD-6 の内蔵音色を鳴らす場合...............................................................................................................34
外部MIDI 機器のドラム・セットを鳴らす場合(MIDI接続).............................................................36
内蔵音色一覧 .............................................................................................................38
MIDI について............................................................................................................39
MIDI OUTコネクターについて .................................................................................................................39
GM / GM2 /GS について......................................................................................................................39
MIDI インプリメンテーション................................................................................... 40
主な仕様.....................................................................................................................42
操作早見表.................................................................................................................43
電源投入時の操作.........................................................................................................................................43
エディット操作.............................................................................................................................................43
ブランク・チャート...................................................................................................44
索引............................................................................................................................46
6
主な特長
SPD-6 は手、ドラム・スティックの両方でたたくことができる、軽量、コンパクトなパーカッ
ション・パッドです。
32 個のパッチから好みのものを選んで鳴らす
SPD-6にはプリセット・グループのパッチ 16個、ユーザー・グループのパッチ 16個の、あわせて 32 個
のパッチがあります。
プリセット・グループのパッチには、ドラム・セット、パーカッションのセット、効果音のセットをなど
があります。
好きな打楽器の音や効果音を選んで鳴らす
SPD-6には、パッドをたたいたときに鳴る音色を変更できるユーザー・グループのパッチが 16個ありま
す。6つのパッドそれぞれの音色を選び、あなただけのパッチを作ることができます。
SPD-6の 113 種類の内蔵音色の中からお好みの音色を選ぶことができます。
その他の使用例
電子楽器ならではの効果音を使ったパフォーマンス
SPD-6では、ドラムやパーカッションだけでなく効果音を出すこともできます。バンドのボーカルやキー
ボード演奏の合間のパフォーマンスに活用できます。
ドラム・セットにパーカッションを追加
SPD-6を電子ドラム・セットやアコースティック・ドラム・セットに組み込んで、補助パッドとして使用
できます。
SPD-6をアンプに接続して内蔵音色を鳴らしたり、電子ドラムの音源モジュールに接続してパーカッショ
ンの音色を鳴らしたりすれば、ドラムとパーカッションや効果音を織り交ぜた演奏が可能です。
GM2( )/ GS( )機器と簡単に接続
GM2( )/ GS( )マークがついた音源と MIDI ケーブルで接続すれば、パッチを選ぶだけです
ぐに演奏ができます。
MIDI コントローラーとして使う
ノート・ナンバー、プログラム・チェンジ、バンク・セレクトなどが設定できますので、外部音源を鳴ら
したり、ミュージック・データのドラム・パート入力にも使用できます。
電子ピアノとアンサンブル
ローランド・デジタル・ピアノやオルガンのドラム・セットを鳴らしたり、SPD-6の内蔵音色を鳴らした
りしてアンサンブルをしてみましょう。
SPD-6とお使いの機器を、市販のオーディオ・ケーブルや付属の MIDI ケーブルで接続してください。
7
各部の名称と働き
フロント・パネル
fig.0-3 (フロント・パネル)
パッド1 〜 6
パッド1 〜パッド 6 までの 6 つのパッドがあります。
パッドをたたくと、選んでいるパッチにしたがってい
ろいろな音色が鳴ります。
パッチ選択ボタン
上段の4 つと下段の 4 つのボタンを組み合わせてパッ
チを選びます(P.18)。
応用操作をするときは、パラメーターや設定値を選び
ます(P.26)。
[POWER(パワー)]ボタン
SPD-6 の電源をオン/オフします(P.16)。
ボトム・パネル
fig.0-5
バッテリー・カバー
電池を入れたり、交換したりするときに開けます
(P.11)。
スタンド・ホルダー取り付けネジ
SPD-6をパッド・スタンド(別売:PDS-15)や
オール・パーパス・クランプ(別売:APC-33)に取
り付けるときに使用します(P.13)。
PDS-15、APC-33 に付属のネジは使用できません。
必ずスタンド・ホルダー取り付けネジをお使いくだ
さい。
8
リア・パネル
fig.0-4 (フロント・パネル)
各部の名称と働き
AC アダプター・ジャック
別売の ACアダプター(BOSS PSA-100P)を使用
するとき、AC アダプターを接続します(P.12)。
[PEDAL SW(ペダル・スイッチ)]ジャック
ペダル・スイッチ(別売:DP-2)やフット・スイッ
チ(別売:BOSS FS-5U)を接続して、音を鳴らす
ことができます(P.15)。
[VOLUME(音量)]つまみ
SPD-6 の内蔵音色の音量を調節します(P.17)。
[OUTPUT(アウトプット)]
1(PHONES)/ 2(MONO)ジャック
SPD-6 の内蔵音色を出力するジャックで、外部オー
ディオやアンプに接続します。(P.14)。
1 本のケーブルでモノラル出力する場合は、必ず「2
(MONO)」ジャック を使用してください。
ヘッドホンは、「1(PHONES)」ジャックに接続して
ください(P.14)。このとき、「2(MONO)」ジャッ
クに何も接続しないでください。
※ SPD-6 の内蔵音色は、モノラルで出力されます。
[SENS(センス)]切り替えスイッチ
パッドを手でたたくか、ドラム・スティックでたた
くかに合わせてパッドの感度を切り替えます
(P.18)。手でたたくときは の側に、ドラム・ス
ティックでたたくときは の側に合わせます。
盗難防止用ロック( SECURITY LOCK)
市販の盗難防止用セキュリティー・ワイヤーなどを
接続することができます。
盗難防止用ロックは、キーケーブルロック等のセ
キュリティー・ワイヤーに対応しています。日本国
内総販売代理店は、以下のとおりです。
日本ポラデジタル株式会社
〒 104-0032
東京都中央区八丁堀 1 丁目 5 番 2 号
はごろもビル
Tel: 03-3537-1070
Fax: 03-3537-1071
MIDI OUT コネクター
外部 MIDI機器と接続するときに、MIDI ケーブルを
接続します(P.26)。
9
パッチについて
パッチとは、6つのパッドをたたいたときや、ペダル・スイッチ(別売)を踏ん
だときに鳴る 8 種類の音色の設定をひとまとめにしたものです。
SPD-6には、設定を変更できないパッチ 16個(プリセット・グループ)、設定を
変更できるパッチ 16 個(ユーザー・グループ)の、あわせて 32個のパッチがあ
ります。プリセット、ユーザーのどちらのパッチを使って演奏するかは、SPD-6
の電源を入れるときに選びます(P.16)。
パッチの音色は、「パッチ一覧(プリセット・グループ)」(P.34)をご覧くださ
い。
パッチの例(プリセット・グループ DRUMS-1)
fig.1-9a.j
ペダル・スイッチ1
クラッシュ・
シンバル
キック・
ドラム
ハイ・タム ロー・タム
スネア・
ドラム
パッチ名の表記について
DRUMS-1、U2-2のように表記します。
fig.patch.j
プリセット・グループ:[POWER]ボタンを押して電源を入れる
DRUMS- 1
[1]ボタンを押す
[DRUMS/U1]ボタンを押す
ユーザー・グループ:[OTHERS/U4]ボタンを押しながら
[POWER]ボタンを押して電源を入れる
U2 - 2
[2]ボタンを押す
[PERC/U2]ボタンを押す
ペダル・ハイハット
ペダル・スイッチ2
クローズド・
ハイハット
キック・ドラム
10
演奏前の準備
箱の中身を確認する
□ SPD-6 本体
□ MIDI ケーブル
□ 単 3乾電池 x 6 本
□ スタンド・ホルダー取り付けネジ x 4本
※ 本体裏面についています(P.8)
■ 取扱説明書(本書)
□ 保証書
電池を入れる
付属の電池を入れます。
fig.(電池の入れかた)
AC アダプターを使う(P.12)
ACアダプターは、別売の
BOSS PSA-100P をお使いく
ださい。
1
2
3
押して開ける
SPD-6の裏側にある、バッテリー・カバー(P.8)を開けます。
付属の単 3 乾電池 6 本を、図の向きに入れます。
電池の +、- を間違えないようご注意ください。
バッテリー・カバーを閉めます。
連続使用時の電池の寿命
(使用状態によって異なります)
マンガン電池 約8 時間
アルカリ電池 約20 時間
•
電池だけで使用する場合、
電池が消耗してくると
[POWER]ボタンが点滅し
ます。早めに電池を交換し
てください。
本体の設定は、電池が切れ
•
ても記憶されています。
11
演奏前の準備
オート・パワー・オフ機能について
SPD-6の電源を入れたまま約 10分間、スイッチを押したりパッドをたたいたり
しないでおくと、自動的に電源が切れる機能です。
SPD-6を演奏するときは、電源を入れ直してください(P.16)。
オート・パワー・オフ機能を解除する
次の手順で SPD-6 の電源を入れると、オート・パワー・オフ機能を解除すること
ができます。
プリセット・グループのパッチで演奏するとき
[DRUMS/U1]を押しながら[POWER]を押して電源を入れます。
ユーザー・グループのパッチで演奏するとき
[DRUMS/U1]と[OTHERS/U4]を押しながら[POWER]を押して電源を入
れます。
AC アダプターの使いかた
SPD-6 を乾電池で使用して
•
いるときは、電池の節約の
ためオート・パワー・オフ
機能を使用することをおす
すめします。
ACアダプターを使用して
•
いるときも、オート・パ
ワー・オフ機能は有効で
す。
1
2
別売の AC アダプター(BOSS PSA-100P)を使用することができます。
fig.0-8.j
BOSSPSA-100P
(別売)
SPD-6リア・パネル
接続の前に、すべての機器の電源を切ります。
他の機器と接続するときは、誤動作やスピーカーなどの破損を防ぐため、必ずすべての機器
の音量を絞った状態で電源を切ってください。
別売の AC アダプター(BOSS PSA-100P)をAC アダプター・ジャック(P.9)に
接続します。
ACアダプターは、必ず指定の
もの(BOSS PSA-100P)を
お使いください。ご購入の際
には、本機をお買い上げに
なった販売店にご相談くださ
い。
3
12
ACアダプターのプラグをコンセントに差し込みます。
SPD-6 の持ちかた
fig.1-5.j(STR)
演奏前の準備
SPD-6の底面にはゴム足がつ
いていますが、テーブルや電
子ピアノなど台の上において
演奏するときは、台に傷を付
けないようご注意ください。
手に持って 膝にのせて
SPD-6 をスタンドに取り付ける
SPD-6の設置にパッド・スタンド(別売:PDS-15)を使用することができます。
オール・パーパス・クランプ(別売:APC-33)を使用すると、SPD-6を市販の
タム・スタンドやシンバル・スタンドに取り付けることができます。取り付け可
能なパイプの直径は、10.5mm 〜 30mmです。
fig.1-6.j(底面のネジを外す)
狭い方
スタンド・ホルダー
PDS-15
PDS-15、APC-33 に付属
•
のネジは使用できません。
スタンド・ホルダーの取り
付けには、SPD-6 の底面の
4 本のネジをはずしてお使
いください。
不安定なスタンドや強度が
•
足りないスタンドには、絶
対に取り付けないでくださ
い。倒れて機器が破損した
り、けがをすることがあり
ます。
広い方
13
演奏前の準備
オーディオやアンプを接続する
SPD-6の内蔵音色はモノラルで出力されます。
1
2
接続の前に、すべての機器の電源を切ります。
他の機器と接続するときは、誤動作やスピーカーなどの破損を防ぐため、必ずすべての機器
の音量を絞った状態で電源を切ってください。
SPD-6リア・パネルの[OUTPUT]ジャックと、お使いの機器のインプット・
ジャックをオーディオ・ケーブルで接続します。
1本のモノラル・ケーブルで接続するときは、SPD-6 の[OUTPUT]2(MONO)
ジャックと、お使いの機器の「MONO」ジャックを接続してください。
fig.2-1a
オーディオ・ケーブル
オーディオ、アンプなど
1本のケーブルで接続するとき
オーディオなどSPD-6
INPUTOUTPUT
R L(MONO)
オーディオ・ケーブル
ヘッドホンを接続する
1
ヘッドホンを、SPD-6 のリア・パネルの[OUTPUT]1(PHONES)ジャックに接
続します。
fig.2-2.j
2本のケーブルで接続するとき
SPD-6
オーディオなど
INPUTOUTPUT
RL
オーディオ・ケーブル
ヘッドホンを使用するときは
[OUTPUT]2(MONO)
ジャックに何も接続しないで
ください。
14
ペダル・スイッチを接続する
ペダル・スイッチ(別売:DP-2)やフット・スイッチ(別売:BOSS FS-5U)を
使うと、次のような演奏ができます。
[PEDAL SW]1ジャックに接続する
•
ペダル・スイッチを踏むと、ペダル・スイッチに設定した音色が鳴ります。
•
クローズド・ハイハットの音色を設定したパッドの音色を切り替えます。ハ
イハットのオープン、クローズのコントロールが可能になります。
[PEDAL SW]2ジャックに接続する
ペダル・スイッチを踏むと、ペダル・スイッチに設定した音色が鳴ります。
•
演奏前の準備
ペダル・スイッチでハイハッ
トのコントロールをするとき
は、ペダル・スイッチに
「49 Pedal Hi-Hat」、
「51 808 Closed Hi-Hat 1」、
「52 808 Closed Hi-Hat 2」、
「114 Off」のいずれかを設定
してください。
1
ペダル・スイッチを、SPD-6 のリア・パネルの[PEDAL SW]1 /2 ジャックに接
続します。
fig.1-2a.j
ペダル・スイッチ(別売:DP-2)
またはフット・スイッチ(別売:BOSSFS-5U)
ペダル・スイッチ 1 の使用例
プリセット・グループ DRUMS-1 を選ぶと、次の演奏ができます。
fig.1-7a(使用例)
ペダルをつながずに
たたく
クローズド・ハイハット
外部 MIDI機器を鳴らすとき
も、ハイハットのコントロー
ルが可能です(P.30)。
ペダル・スイッチ(DP-2)ま
たはフット・スイッチ
(BOSS FS-5U)を別途ご用意
ください。他社製品を接続す
ると、正しく動作しないこと
があります。
ご購入の際には、本機をお買
い上げになった販売店にご相
談ください。
プリセット・グループ
DRUMS-1 の選びかたや詳細
は P.18 をご覧ください。
踏まずに
踏む
踏んだまま
たたく
たたかない
たたく
オープン・ハイハット
ペダル・ハイハット
クローズド・ハイハット
※ペダルを踏んだときに、
ペダル・ハイハットの音が鳴ります。
音を鳴らしたくないときは、P.23を
ご覧ください。
15