徹底活用
EDIROL R-44
イド
驚異の超高音質24bit/192kHz!!
持ち運びに便利!!軽量の 4 チャンネル・レコーダー!!
4 チャンネル同時録音の実践的なテクニックを
徹底的に解説!!
-44 の特
コンパクトな4チャンネル・レコーダー
のひらサイズのボディに 4 チャンネル録音に
要な機能を凝縮。R-44一台で 4 チャンネル・レコー
ディングが完結する。重さも単三電池 4本とSD
カードを装着して 1.3kg と軽量。
高音質へのこだわり
D の 16bit/44.1kHz をはるかに超えた 24bit
192kHz で録音が可能。さらにきめ細やかな音
音することができる
44.1kHz
サンプリングの周波数が
192kHz
CDの4倍以上
SD カードで長時間録音が可能 視認性が高く見やすい画面
パソコンとの連係
コンに取り込んで、パソコンに標準装備され
いるソフトウェアで再生することができる
※ 24bit 録音は、パソコンの環境によっては
生できないことがあります
実践活用テクニッ
............................
................................................
..................................................................................
実践 1:アコースティック楽器を録音す
実践 2:バンド演奏を録音する
践 3:コンサートや演奏会を録音す
実践 4:野外の音を録音する
.
P.
P.1
1
実践活用テクニック
2 応用テクニッ
用 1:ビデオ用の音声を録音す
用 2:CD や DVD 用に録音した音声を編集す
付録
イクについて/センスとレベルの違い
オプショ
-44 の主な仕様.......................................................................
P.1
P.1
P.19
P.
P.
2
3
応用テクニック
付録
実践
1
2
アコースティック楽 器
を録音する
1
R-44 を使うと、さまざまな楽器の演奏をリアルに録ることができる。
ここでは、録音のためのいくつかのコツを紹介しよう。
1
実践活用テクニック
応用テクニック
マイク(DR-80C)を 2 本 R-44 に接
マイク・スタンドを使用すると
ファンタム電源[PHANTOM]をオ
詳しくは、取扱説明書を参照
☞
録音設
CD にする場合、以下の設定がおすすめ。
nputSelec
RecFreq. 44.1kH
ec
ec
PreRecordingF
rojectNam
録音の設定方法は、取扱説明書を参照
☞
の準備
[PHANTOM]をオン
nalo
e
TEREO×1テレオの 1 系統(2 チャンネル)で録音する設
部マイクで録音するモードにする
終的に CD にしたいのなら 44.1kHz がおすすめ
た、さらにいい音で保存する場合、88.2kHz で録音しておくと CD にもしやすくて便利
に設定する必要はない
録音した日付や時刻がわかりやすいため Date にしておくと
3
付録
23
録音する最大音量にあわせてインプット・レベルを決め
のが録音の第一歩。音量が最大になるフレーズを演奏し、
R-44 のレベル・メーター
最大音量のときに R-44 のレベル・メーターが右端の C
リップレベル)まで届く直前になるようにインプット・レ
つまみ[SENS]/[LEVEL]を調節しよう
チャンネル名が点灯すると
センスが大きすぎる
ンプット・レベルが小さすぎると音のダイナミック感が
われ、大きすぎると歪む(「バリッ」「パチッ」というノイ
が入る)ことがある
インプット・レベル設定方法は、取扱説明書を参照
☞
レベルのあわせ方
なるべく大きく振れ、なおかつ
C(クリップレベル)が点灯
すると音量が大きすぎる
イクは、左右の耳でそれぞれ聞く音を録音している。その
ため、録
ク
た、音が鳴っているところに近づくとくっきりした音、離れ
と部屋の響きも録音するので柔らかくなる傾向がある
☞
イクを向ける方
したいものに対してまっすぐ向けるのが基本だ。
明るさ
明るさと
まろやかさを
調整する
各楽器の録音方法は、本書「楽器別録音テクニック」
P.6 参照
まろやかさ
さらに 4 チャンネルで録音する
R-44 は 4 チャンネル同時に録音できるので、マイクを楽器のいろいろな位置に設定して録音してみよう。
とえば楽器の近くでの録音(オンマイク)と、楽器から距離を離して反響音も含めた録音(オフマイク)を同時に
行ってそれぞれの音量を調整し、ミックスした音作りもできる。
こでは、4 チャンネルを使って録音すると効果的な楽器を紹介しよう。
ランドピアノを録音する
ピアノは小さな楽器と違い、楽器全体が鳴っているので、いろいろな方向に音を出している。そのため録音は難しい
とされている。しかし 4 チャンネル同時録音の機能を使えば、さまざまな音の方向、距離から録音し、ミックス
ウンすることにより、演奏する曲のジャンルに応じたピアノの音を録音することができる。また、ピアノを録音する
ときは、主に「弦の響き」、「ボディーの響き」、「反響板の反射音」、「ハンマーが弦にあたる音」をバランスよく録音
することが重要である。つまり、いろいろな位置にマイクを置いて録りくらべることがピアノを録音するコツである。
こで、マイクのセッティングの例を紹介しよう。
図のように弦の響き用に 2 カ所、反響板の反射音用に 2 カ所の合計 4 カ所(コンデンサー・マイクを使用)にマイ
クを設置。特に弦の響きを録音するときはマイクの位置や角度を変えて、録音の中心となる音域、弦と響板の音の
ランスを調整、距離でアタック感と余韻のバランスを調整して、きれいな録音ができるようじっくり試してみよう。
-44 の設定:RecModeをSTEREO×
反響板の反射音
弦の響き
マイクの角度や高さを
変えて音質を調節する
反響板の反響音
弦の響き
弦の響き
録りたい音域によって
マイクの間隔を調整する
マイクの距離と位置
で音の響きを調節する
ラムを録音す
ラムもいろいろな方向にいろいろな音を出している楽器の一つだ。そこで 4 チャンネルで同時録音することを
めする。
マイクの位置のおすすめは、ドラムのトップに 2 カ所(コンデンサー・マイクを使用)、バス・ドラムとスネア
1カ所(ダイナミック・マイクを使用)の合計 4 カ所での録音。ドラムのトップは、マイク・スタンドを使っ
2m ぐらいの高さに設置する。このくらいの高さから録音すればドラム全体の音が録音できる。バス・ドラムは、正
面からビーターのあたる所をねらってマイクを置くと良いだろう。スネアは、10cm くらい上の位置で録音すると
ネアのみの音がきれいに録音できる。こうして録音しておけば、バス・ドラムだけの音を強調することもチャンネ
ごとの音量を調整することにより簡単にできる。
-44 の設定:RecModeをMON
10cm
ぐらい
2mぐらい
2mぐらい
1
2
3
実践活用テクニック
応用テクニック
付録
ビーターの
あたる所
楽器別録音テクニック !!
器ごとにマイクを向ける位置について紹介しよう
ダイナミック・マイクやコンデンサ・マイクについては、本書「マイクについて」P.19 参照
☞
正面から
ねらう
ボーカル
やや下からねらう
ポップ・ガード
は、スタジオのような周囲のノイズが入らないところを使
のが理想的だ。もし部屋で録音するなら、環境ノイズ(車
走行ノイズや、町の雑踏音)が入りにくいところが良い。ま
反響については、好みに応じた部屋を選ぼう
マイクの向きは基本的に正面がいいが、少し下からや上から
らってもいい。これは声が口からだけでなく頭部からも響き
ているからだ。マイクは、ダイナミック・マイクでもよいが、
クリアな
。「吹かれノイズ」がある場合は、ウインド・スクリーンやポッ
・ガードを使う、また好みで向きや角度を変えてみるのも効
ある。
する場合、コンデンサー・マイクがおすすめ
1
2
3
実践活用テクニック
応用テクニック
付録
アコースティック・ギター
ずは、サウンド・ホールを正面からねらうことが基本だが、
状況でサウンド・ホールからの距離と角度を調節しながら
分好みの音を探してもよいだろう。角度をつける場合は、フレッ
ト側からねらうのをすすめる。この方がクリアな
。マイクは、ダイナミック・マイクでもよいが、クリアな音を
録
する場合コンデンサー・マイクが適しているのでおすすめ
。
ギター・アンプ/
ベース・アンプ
部屋で鳴っている感じの音を録る
スピーカーの
至近距離
中心からずらす
ギターやベースの音をダイレクトに録る
少し離れる
サウンド・
ホール
正面からねらう
角度をつける場合は、フレット側から
エレキ・ギター/ベース
タジオでギター・アンプ/ベース・アンプを鳴らす場合は、実
に演奏する音量、セッティングで鳴らすのが基本だ。マイ
位置は、スピーカーの中心から少しずらした至近距離から
らって録音してみよう。その場合、振動に強いダイナミック・
マイクを
用する。また部屋で鳴っている感じを録音したい
は、距離をとって2本のマイクでステレオ録音してみよう
ただし、距離が遠くなりすぎると反射音が多くなり音の輪郭が
やけてしまうので注意が必要だ。
もし部屋で録
フェクターやアンプをケーブルでR-44に接続してライン
するといいだろう。アンプ・モデリングが搭載されている機
種は、ライン接続しても臨場感ある音が得られるように設計さ
ているから
するときは、アンプ・モデリング機能のある
シンセサイザー/オルガン
シンセサイザーやオルガン、サンプラーやリズムマシンとい
電子楽器は、楽器のライン出力を直接R-44のコンボ入
ャックと接続して録音しよう。特にデジタル・シンセサ
ザーはエフェクターやマスタリング機能を持ったものがあ
ので、ライン録音で録ったほうが作った音を忠実に再現で
標準タイプ 標準タイプ
ステレオ
アンプで鳴らす楽器は、エレキ・ギター同様アンプとの距離感
考えながら録音しよう。
コンボ
入力ジャック
OUTPUT