Roland PR-1000HD User Manual [ja]

Ver.1.1 追補 取扱説明書
PR
-
1000HD
旧バージョンとのリムーバブル・ハード・ディスクの互換性について
※コンバートによって HDD-250 に保存されているデータが失われることはありません。
リムーバブル・ハード・ディスクを Ver.1.1 用にコンバートするには、Ver.1.1 の PR-1000HD にリムーバブル・ ハード・ディスクを挿入して起動します。起動後に表示されるメッセージに従ってリムーバブル・ハード・ディスクの コンバートを実行してくだい。(コンバート済みのリムーバブル・ハード・ディスクの場合、メッセージは表示されませ ん。)
※Ver.1.1 用にコンバートしたリム−バブル・ハード・ディスクは、旧バージョンの PR-1000HD では認識されません。
ご使用になる PR-1000HD を Ver.1.1 にアップデートしてください。
※Ver.1.1 用にコンバートされたリムーバブル・ハード・ディスクを旧バージョン用に戻すには、Ver.1.1 のユーティリティで
初期化する必要があります。「ディスクの初期化」から「古いバージョン用に初期化する」のオプションを選択して初期化を 実行してください。ただし、この場合にはリムーバブル・ハード・ディスクに保存されているデータは失われますので、ご注 意ください。
本製品に含まれる GPL/LGPL 適用ソフトウェアについて
本製品は GPL/LGPL 適用ソフトウエアを使用しており、お客様にはこのソフトウェアのソース・コードを入手、改変、 再配布する権利があります。
本製品に使用されている GPL/LGPL 適用ソース・コードの入手を希望されるお客様には、当社ウェブサイトからのダ ウンロードにて提供しております。
具体的な入手方法につきましては、以下をご覧ください。
URL:http://www.roland.com/support/gpl/
2

Ver.1.1 主な機能と特徴

Ver.1.1 で追加された機能

■ DV フォーマット対応
DV カメラからのキャプチャ、および DV ストリーム・ファイル(.dv)のインポートと再生に対応 しました。
従来よりサポートしている HDV 素材と合わせ、マルチ・フォーマット再生に対応します。
※ DV フォーマットの素材は取り込み時にフレーム内圧縮(Intra Frame Only)MPEG2 へ自動的に変換さ
れます。
■ 静止画読み込み対応
JPEG ファイルおよび BMP ファイルの取り込みと再生に対応しました。 取り込んだ静止画は再生 時間を設定して出力できます。従来よりサポートしている HDV 素材や DV 素材と合わせ、マルチ・ フォーマット再生に対応します。
※ 静止画は取り込み時に YUV 4:2:0、1920 x 1440(4:3)ピクセルに変換されます。
■ 非圧縮 AVI ファイルの取り込みに対応
PC などで生成される非圧縮の AVI ファイル(.avi) を取り込むことができます。
※ PC から取り込まれる AVI 素材は , 取り込み時にフレーム内圧縮(Intra Frame Only)MPEG2 へ自動的
に変換されます。
最新の対応状況はローラン ド・ホームページをご覧くだ さい。
www.roland.co.jp/solution
■ フレーム内圧縮(Intra Frame Only)MPEG2 再生対応
内部フォーマットとして、フレーム内圧縮MPEG2 の再生に対応しました。フレーム内圧縮 MPEG2 はフレーム単位での再生性に優れるため、HDV などのフレーム間圧縮の素材に比 べて再生コン ト ロールが正確に行えます。
PR-1000HD は HDV の素材からフレーム内圧縮 MPEG2 に変換できます。新規にキャプチャす る HDV 素材をキャプチャしながらフレーム内圧縮 MPEG2 に変換したり、すでにキャプチャした HDV の素材をフレーム内圧縮 MPEG2 に変換できます。
※ DV 素材および AVI 素材は取り込み時にフレーム内圧縮(Intra Frame Only)MPEG2 へ自動的に変換
されます。
HD 素材から変換したフレーム内圧縮 MPEG2 の仕様 1080i 720p SD 素材から変換したフレーム内圧縮 MPEG2 の仕様 480i
1440x1080 YUV420 MPEG2 Intra Frame Only 50Mbps 1280x720 YUV420 MPEG2 Intra Frame Only 50Mbps
720x480 YUV420 MPEG2 Intra Frame Only 25Mbps
■ ユーザー・インターフェースの変更
上記変更のため、プレイ・モードおよびエディット・モードの表示内容が変更になっています。
素材をフレーム内圧縮 MPEG2 として取り込ん だ 場合、同じ長さの HDV/DV 素材の約 2 〜 3 倍の容量を 必要とします。リムーバブ ル・ハード・ディスクの空き 容量にご注意ください。
3
Ver.1.1 主な機能と特徴

追加情報

□ 出力解像度について
使用可能な出力解像度は以下のとおりです。
1080/59.94p *1 720/59.94p 1920 x 1200/60Hz 1280 x 960/60Hz 640 x 480/60Hz
1080/59.94i 1080/29.97p 1280 x 1024/60Hz 1024 x 768/60Hz
*1:1080/59.94p はアナログでは出力されません。
□ デインターレース設定
デインターレースをオフにして 1080/59.94i の素材を再生すると、出力解像度の選択によってイ ンターレース再生かプログレッシブ再生になります。1080/59.94i 出力の場合は、そのままイン ターレース再生となります。1080/59.94p および 720/59.94p 出力の場合にはプログレッシブ 化を行います。その他の出力解像度では、インターレースを解除しない29.94pでの再生になります。
デインターレースをオンにすると、偶数フィールドと奇数フィールドをブレンドした 29.94p での 再生になります。
※ 1080/59.94i、1080/59.94p および 720/59.94p でデインターレースがオフのときには、操作画
面上の「映像出力モニター」では切替効果(フェード)および色調整など、各種効果のかかり具合を確認 することはできません。ただし、本機からの最終出力には効果が反映されます。
□ デインターレースをオフにしている時の一時停止映像のぶれについて
インターレースで再生を行っている場合、もしくはインターレース素材のプログレッシブ化を行って いる場合、再生を一時停止すると映像にぶれが見られます。片側のフィールドのみを表示することに よってぶれずに表示することができます。「映像出力モニター」の上で右クリックすることによって メニューが表示されます。
□ 切替効果がかかっている間の表示
プレイ・モードで再生中に切替効果をかけると、効果がかかっている間は「映像出力モニター」の周 辺が赤く点灯します。
ご注意
□ HDV クリップに対するイン点とアウト点の設定
HDV 素材はフレーム間圧縮の素材であるため、最初の数フレームと最後の数フレームが正しく再生 されないことがあります。素材を取り込む場合は、必要なシーンのみでなく、前後に 1 秒以上の余 裕を持ってキャプチャしてください。必要なシーンのみを再生するために PR-1000HD 上でイン点 とアウト点の設定を必ず行ってください。
□ HDV 素材の最初の部分と最後の部分の再生について
HDV 素材はフレーム間圧縮の素材であるため、素材の最初の 2 フレームと最後の数フレームが正し く再生できません。このため、エディット・モードで表示される素材の先頭フレームは 00:00:00:02 と表示され、最終フレームは実際に取り込まれた長さよりも若干手前になります。
□ 再生中の再生速度操作について
プレイ・モードで映像を再生中に、再生速度スライダー(取扱説明書 P.40)を操作すると、映像が 乱れることがあります。また MIDI や R S-232C 経由のリモート・コントロールによって再生中に 再生速度を変化させた場合でも同様です。
□ ネットワーク経由で素材のコピーを行う場合
ネットワーク経由で素材を本機にコピーする場合には、リムーバブル・ハード・ディスクの空き容量 を必ず確認してください。ネットワーク経由で素材の取り込みを行う場合、まずオリジナルのファイ ルを本機に一度コピーし、そこから本機で使用可能なデータ・ファイルを生成します。そのため、変 換後のデータ・ファイルの容量に加えて、元素材のコピーに使う空き容量が必要です。
イン点とアウト点の設定に ついては、取 扱説 明書「ク リップの再生区間を設定す る」(P.68)をご覧ください。
リムーバブル・ハード・ディ スクの残り容量は「素材をイ ンポート」するダイアログの
「ディスク」リストで確認す
ることができます。
ネットワークの設定につい ては取扱説明書「ネットワー クの設定をする」(P.99)を ご覧ください。
□ その他の注意事項
1 秒に満たない素材の取り込みはできません。
複数フォーマットが混在した状態で記録されたビデオ・テープからのキャプチャは行わないでくださ い。正しくキャプチャすることができません。
音声と映像の同期のため、音声のピッチが変化することがあります。
4

リムーバブル・ハード・ディスクおよび SSD の取り扱いについて

□ リムーバブル・ハード・ディスクの空き容量について
リムーバブル・ハード・ディスクの空き容量は 30% 以上確保してください。 空き容量が不足すると、空き領域やファイルの断片化が発生し、映像のコマ落ちや音の途切れなど、 再生や録画の品質に問題が出ることがあります。 空き容量を確保する際は、素材やプロジェクトを削除するだけではなく、定期的にディスクを初期化 することをお勧めします。
□ 空き容量やファイルの断片化について
キャプチャ / コピー/ 削除を頻繁に行った場合、空き領域やファイルの断片化が発生し、映像のコマ 落ちや音の途切れ、映像と音声の同期ずれなど、再生品質に問題が出ることがあります。
定期的にディスクを初期化することで、空き容量やファイルの断片化を回避することができます。
また、初期化の代わりにデフラグを行うことで断片化を修復することができます
(この場合、データは保持されますが、ファイルの数や容量によっては処理に時間がかかる場合があ
ります)。
※ デフラグは、ディスクへの負荷をかけるため、初期化が可能であれば初期化をお勧めします。
※ デフラグ中に停電などで電源が切れた場合、データが失われることがあります。
予期せず電源が切れることがないよう電源管理(無停電電源などの使用)を行うとともに、重要なデータ は事前にバックアップを取るようにしてください。
□ ファイル・システムの破損について
ハード・ディスクや SSD 上でデータを管理するために、ファイル・システムというものがあります。 これはディスク上のデータへのアクセスを高速化するために、メモリー上にファイルの情報をもち、 実際のディスクへのアクセスを後回しにしたり頻度を減らす仕組みで、ファイルを取り扱う機器では 広く一般的に使われています。
この仕組みの弱点は、ディスク上のデータへのアクセス中に機器の電源が切れてしまった場合、メモ リー上のファイルの情報とディスク上のデータの状態とが違ってしまう可能性がある点です
(これにより、データの損失や起動不良が発生することがあります)。
こういったことが起きないよう、また、こういったことが起きても修復できるよう、システムには保 護機能が用意されていますが、必ずしも万能なものではありません。
最悪の場合、データの損失 / ディスクの破損 / 機器が起動しなくなるといった症状につながる可能性 があります。
これらから、通常のシャットダウン操作以外で強制的に電 源を切ったり、電源ラ ンプが点灯中のリ ムーバブル・ハード・ディスクの取り付けおよび取り外しは決して行わないでください。
また、予期せず電源が切れることがないよう電源管理( 無停電電源などの使用)を行ってください。
Ver.1.1 主な機能と特徴
初期化することで、リムーバ ブル・ハード・ディスク内に 保存されてい
消去されますので、ご注意くだ さい。
リムーバブル・ハード・ディ スクの初期化は、ユーティリ ティー画面でドライブを右 クリックすることで行うこ とができます。
初期化することで、リムーバ ブル・ハード・ディスク内に 保存されてい
消去されますので、ご注意くだ さい。
デフラグは、ユーティリティ− 画面でドライブを右クリック
することで行うことができま す。
デフラグ中に停電などで電源 が切れた場合、データが失われ
ることがあります。予期せず電 源が切れることがないよう電
源管理(無停電電源などの使 用)を行うとともに、重要な
データは事前にバックアップ を取るようにしてください。
るデータは全 て
るデータは全 て
5

ユーザー・インターフェースの変更点

プレイ・モード

2
1
5
3
■ クリップ
クリップの映像または静止画の情報がアイコン表示されるようになりました。
また、各情報の表示される位置を変更しています。
1.
クリップの画角です。
クリップの IN 点から OUT 点までの長さです。
2.
3.
キーボードでクリップを再生するときに対応するキーボードのラベルです。
4.
クリップの名称です。
クリップごとに設定されているディゾルブ・タイムの長さです(単位は秒)。
5.
6.
クリップごとに設定されているループ・モードの設定です。
4
6
3. キーボードのラベルは、 Caps Lock の On / Off で 表示を On / Off できます。 Off にすると、アルファベッ ト、数字および記号キーを 使っての再生はできなくな り、誤操作防止用として利用 できます。

エディット・モード

プレイ・モード画面で画面右上の[エディット・モード]ボタンをクリックすると表示されます。
fig.editmode02.eps
142 3
■ クリップ情報
クリップの各種情報を表示するようになりました。
クリップのファイルフォーマットです。
1.
2.
クリップのサイズです。
3.
クリップの IN 点から OUT 点までの長さです。
静止画クリップの長さ設定です。
4.
15 フレーム未満のクリップ は作成できません。
6

HDV および DV のキャプチャに関する変更点

fig.capture01.eps
HDV(720/59.94p)には 対応していません。
複数のフォーマットが混在 して録画されたテー プの キャプチャはできません。 たとえば、HDV(1080i)と HDV(720p)、D V が 1 本 のテープに録画されている ような場合、キャプチャはう まく行えません。
ビデオ・デッキでテープを再 生するときは、必ずそのビデ オ・デッキで撮影したテープ を再生してください。デッキ

HDV/DV機器および PC のノンリニアソフトからキャプチャする場合

1.
入力するビデオのフォーマットを選択します。
1080i、720p および DV から選択できます。
PR-1000HD と機器を DV ケーブルで接続します。
2.
ごとの設計の違いにより、別 のビデオ機器で録画したテー プを正しく再生できないこ とがあり、ドロップ・アウト やブロック・ノイズの原因に なることがあります。
3.
オプションを設定します。
取り込み時に以下の設定ができます。
「フレーム内圧縮 MPEG2 へ変換」:
フレーム内圧縮 MPEG 2 に変換します。フレーム単位での再生コントロールを正確に行うこと ができます。DV 素材を取り込む場合には、 必ずフレーム内圧縮 MPEG 2 に変換されます。
HDV/DV 機器およびノンリニアソフトから HDV/DV ストリームを出力します。
4.

PR-1000HD でキャプチャできるビデオ・フォーマット

HDV MP@H-14
DV DV NTSC(720 x 480/59.94i)
1080/59.94i: 25Mbps CBR 720/29.97p: 19Mbps CBR 音声:48kHz 16bit 328kbps ステレオ MPEG-1 - Layer 2
音声:16bit 48kHz PCM ステレオ
30フレーム未満のHDV/DV ストリームはキャプチャで きません。
「フレーム内圧縮MPEG2へ
変換」を設定して HDV 素材 をキャプチャする場合、一時 的に同じ長さの HDV素材の 約 3 倍の容量を必要としま す。また、DV 素材をキャプ チャする場合、一時的に同じ 長さの DV 素材の約 2 倍の 容量を必要とします。 リムーバブル・ハード・ディ スクの空き容量にご注意く ださい。
ストリームが認識されない 場合は、[入力選択]ボタン をクリックしてください。
7

素材データの取り込みに関する変更点

パソコンなどで作成した HDV や DV、静止画をプロジェクトに取り込むことができます。
Ver.1.1 では、以下のフォーマットのデータを取り込むことができます。

PR-1000HD で使用できるメディア

※ USB 外付けハード・ディスクから直接素材を再生することはできません。
※ IEEE1394 外付けハード・ディスクは使用できません。
メディアのフォーマット
CD-ROM/CD-R/CD-RW ISO9660 Level 2 または Microsoft Joliet Mode 1 形式(他の各種
DVD-ROM
DVD-R/DVD+R
DVD-RW/DVD+RW
DVD-RAM
メモリー・カード/ USB 外付けディスクのフォーマット
USB メモリー・カード・リーダー FAT12、FAT16、FAT32、NTFSフォーマット
USB メモリー
USB 外付けハード・ディスク
OS の拡張フォーマットには対応していません) UDF
USB 2.0 マスストレージ・クラス

PR-1000HD で読み込めるファイル・フォーマット

HDV
ファイル・フォーマット MPEG2-TS(.m2t) データ・フォーマット(CODEC) MP@H-14
AVI
ファイル・フォーマット AVI(.avi) データ・フォーマット
(CODEC)
DV
ファイル・フォーマット DV ストリーム・ファイル(.dv) データ・フォーマット(CODEC) DV NTSC(720 x 480/59.94i)
静止画
ファイル・フォーマット JPEG
データ・フォーマット(CODEC) JPEG(RGB 24bit) 最大 4,000 x 3,000
1440 x 1080/59.94i: 25Mbps CBR 1280 x 720/29.97p:19Mbps CBR 音声:48kHz 16bit 328kbps ステレオ MPEG-1 - Layer 2
非圧縮 24bit RGB 1440 x 1080 / 59.94i、1280 x 720/29.97i、 720 x 480/59.94i 音声:16bit 48kHz PCM ステレオ
音声:16bit 48kHz PCM ステレオ
BMP
BMP(RGB 24bit) 4:3 アスペクト比
詳細については、パソコンや パソコン用の映像編集ソフ トの取扱説明書などをご覧 ください。
8

インポート画面の変更点

静止画や AVI ファイル、HDV/DV ストリーム・ファイルの取り込みが行えるようになりました。 HDV 素材をインポートする場合にオプション設定が可能になりました。
素材データの取り込みに関する変更点
「フレーム内圧縮 MPEG2 へ変換」:
HDV のフレーム間圧縮からフレーム内圧縮 MPEG 2 に変換します。フレーム単位での再生コント ロールを正確に行うことができます。DV 素材および AVI 素材を取り込む場合には、必ずフレーム 内圧縮 MPEG 2 に変換されます。
プロジェクト内にある HDV 素材(フレーム間圧縮)をフレーム内圧縮の素材に変換することも可能 です。
静止画をインポートすると、 1920 x 1440 ピクセル
(4:3)にリサイズされます。
ディスクが表示されない場 合は、ダイアログの[再ス キャン]ボタンをクリックし ます。
HD 素材 をフ レーム内圧縮 MPEG2 として取り込んだ 場合、同じ長さの HDV 素材 の約 2 倍の容量を必要とし ます。リムーバブル・ハード・ ディスクの空き容量にご注 意ください。
9

静止画の設定について

静止画は、エディット・モードで「クリップ」リストにドラッグ・アンド・ドロップして、映像と同 じように使用できます。
静止画はクリップにした後に再生時間を設定し、ビデオ映像と同様に扱うことができます。

再生時間を設定する

静止画の再生時間を設定できます。
fig.loop.eps

ドット・バイ・ドットで静止画を出力する

静止画をドット・バイ・ドット表示(静止画の 1 ピクセルを、出力機器の 1 ドットに対応させる) するには、以下の条件を満たすようにします。
読み込ませる静止画のサイズを 1920 x 1440 ピクセルにする
システム環境設定の「ビデオ出力解像度」を 1920 x 1080 にする
エディット・モード画面の「スケーラー」をクロップにする
なお、上記設定をすると、読み込ませる静止画のうち、下図の網かけの部分が表示されます。
静止画クリップの長さの初 期設定値は 10 秒です。
15 フレーム未満のクリップ は作成できません。
1440
1920
180 180
1080
10

黒レベルの設定について

バージョン 1.14 以降では、黒レベルの設定が選べます。システム環境設定画面の「ビデオ出力設定
」で、黒レベルの設定を「R,G,B = 0,0,0」または「R,G,B = 16,16,16」から選びます。
1.14 より前のバージョンでは、黒レベルは「R,G,B = 16,16,16」のみの固定設定です。
11
2011 ローランド株式会社 本書の一部、もしくは全部を無断で複写・転載することを禁じます。
©
*5100002311-04*
Loading...