Roland HPI-5 User Manual [ja]

取扱説明書
このたびは、ローランド・デジタル・ピアノ HPi-5 をお買い上げいただき、まことにありがとうございます。
この機器を正しくお使いいただくために、
読みください。
明書は必要なときにすぐに見ることができるよう、手元に置いてください。
また、この機器の優れた機能を十分ご理解いただくためにも、取扱説明書をよくお読みください。取扱説
大型液晶画面で譜表表示
内蔵曲だけでなく市販の曲データ も譜表表示が可能です。 歌詞や指番号*も表示させることが できます。
*指番号は一部の内蔵曲のみ表示可能です。
ご使用前に「安全上のご注意」(P. 2)と「使用上のご注意」(P. 4)をよくお
本格的なピアノ演奏
高品位なコンサート・グランド ピアノの音色と、プログレッシブ・ ハンマー・アクション鍵盤で、 本格的なピアノ演奏を楽しむこと ができます。
ゲーム機感覚の簡単操作
使いたい機能のボタンを押した後は、 パネル中央のカーソル・ボタンと [○][×]ボタンを中心に操作し ます。簡単な操作で多彩な演奏を楽し むことができます。
お子さまも楽しめる「ワンダーランド」
「ワンダーランド」は、「たいこのへや」、 「おとのびっくりばこ」など、お子さまが 楽しみながら楽器に触れることのできる音の 世界です。その他、音当てゲームなども用意 されています。
本書の一部、もしくは全部を無断で複写・転載することを禁じます。
豊富な内蔵曲
ピアノの練習曲からアニメソング まで、幅広いジャンルから200曲の ピアノ曲を内蔵しています。 もちろん全ての内蔵曲を譜表画面
で表示することができます。
 2001 ローランド
©
練習に便利な機能
曲データの片手パートずつの 再生、内蔵のメトロノーム など、その他練習に役立つ 機能を使うことができます。

安全上のご注意

安全上のご注意
火災・感電・傷害を防止するには
このマークは、注意喚起シンボルです。取扱説明書 などに、一般的な注意、警告、危険の説明が記載さ れていることを表わしています。
このマークは、機器の内部に絶縁されていない「危 険な電圧」が存在し、感電の危険があることを警 告しています。
マークについて この機器に表示されているマークには、次のような意味があります。
以下の指示を必ず守ってください
図記号の例
取扱いを誤った場合に、使用者が 傷害を負う危険が想定される場合 および物的損害のみの発生が想定 される内容を表わしています。  ※物的損害とは、家屋・家財およ
び家畜・ペットにかかわる拡大 損害を表わしています。
取扱いを誤った場合に、使用者が 死亡または重傷を負う可能性が想 定される内容を表わしています。
は、強制(必ずすること)を表わしています。
具体的な強制内容は、
の中に描かれています。
左図の場合は、「電源プラグをコンセントから抜 くこと」を表わしています。
警告
注意
注意の意味について警告と
 は、注意(危険、警告を含む)を表わしていま す。 具体的な注意内容は、 の中に描かれています。 左図の場合は、「一般的な注意、警告、危険」を 表わしています。
 は、禁止(してはいけないこと)を表わしてい ます。 具体的な禁止内容は、 の中に描かれています。 左図の場合は、「分解禁止」を表わしています。
注意:
感電防止のため、パネルやカバーを外さないでください。 この機器の内部には、お客様が修理/交換できる部品 はありません。 修理は、お買い上げ店またはローランド・サービスに 依頼してください。
注意
感電の恐れがあります。
キャビネットをあけないでください。
警告
001
● この機器を使用する前に、以下の指示と取扱説明 書をよく読んでください。
..............................................................................................................
002a
● この機器を分解したり、改造したりしないでくだ さい。
..............................................................................................................
003
● 修理/部品の交換などで、取扱説明書に書かれて いないことは、絶対にしないでください。必ずお 買い上げ店またはローランド・サービスに相談し てください。
..............................................................................................................
004
●次のような場所での使用や保存はしないでくだ さい。
○温度が極端に高い場所(直射日光の当たる場
所、暖房機器の近く、発熱する機器の上など)
○ 水気の近く(風呂場、洗面台、濡れた床など)
や湿度の高い場所 ○ 雨に濡れる場所 ○ ホコリの多い場所 ○ 振動の多い場所
..............................................................................................................
警告
2
007
● この機器を、ぐらついた台の上や傾いた場所に設 置しないでください。必ず安定した水平な場所に 設置してください。
..............................................................................................................
008a
● 電源プラグは、必ず AC100V の電源コンセント に差し込んでください。
..............................................................................................................
008e
● 電源コードは、必ず付属のものを使用してくださ い。また、付属の電源コードを他の製品に使用し
ないでください。
..............................................................................................................
009
● 電源コードを無理に曲げたり、電源コードの上に 重いものを載せたりしないでください。電源コー
ドに傷がつき、ショートや断線の結果、火災や感 電の恐れがあります。
..............................................................................................................
010
●この機器を単独で、あるいはヘッドホン、アン プ、スピーカーと組み合わせて使用した場合、設
定によっては永久的な難聴になる程度の音量に なります。大音量で、長時間使用しないでくださ
い。万一、聴力低下や耳鳴りを感じたら、直ちに 使用をやめて専門の医師に相談してください。
..............................................................................................................
警告
注意
011
● この機器に、異物(燃えやすいもの、硬貨、針金 など)や液体(水、ジュースなど)を絶対に入れ ないでください。
..............................................................................................................
012a
● 次のような場合は、直ちに電源を切って電源コー ドをコンセントから外し、お買い上げ店または ローランド・サービスに修理を依頼してくださ い。
○ 電源コードやプラグが破損したとき ○異物が内部に入ったり、液体がこぼれたりし
たとき ○ 機器が(雨などで)濡れたとき ○ 機器に異常や故障が生じたとき
..............................................................................................................
013
● お子様のいるご家庭で使用する場合、お子様の取 り扱いやいたずらに注意してください。必ず大人 のかたが、監視/指導してあげてください。
..............................................................................................................
014
● この機器を落としたり、この機器に強い衝撃を与 えないでください。
..............................................................................................................
015
● 電源は、タコ足配線などの無理な配線をしないで ください。特に、電源タップを使用している場 合、電源タップの容量(ワット/アンペア)を超 えると発熱し、コードの被覆が溶けることがあり ます。
..............................................................................................................
016
● 外国で使用する場合は、お買い上げ店またはロー ランド・サービスに相談してください。
..............................................................................................................
026
● 本機の上に水の入った容器(花びんなど)、殺虫 剤、香水、アルコール類、マニキュア、スプレー 缶などを置かないでください。また、表面に付着 した液体は、すみやかに乾いた柔らかい布で拭き 取ってください。
注意
101a
● この機器は、風通しのよい、正常な通気が保たれ ている場所に設置して、使用してください。
..............................................................................................................
102b
●電源コードを機器本体やコンセントに抜き差し するときは、必ずプラグを持ってください。
..............................................................................................................
103a
● 定期的に電源プラグを抜き、乾いた布でゴミやほ こりを拭き取ってください。また、長時間使用し ないときは、電源プラグをコンセントから外して ください。電源プラグとコンセントの間にゴミや ほこりがたまると、絶縁不良を起こして火災の原 因になります。
..............................................................................................................
104
● 接続したコードやケーブル類は、繁雑にならない ように配慮してください。特に、コードやケーブ ル類は、お子様の手が届かないように配慮してく ださい。
..............................................................................................................
106
● この機器の上に乗ったり、機器の上に重いものを 置かないでください。
..............................................................................................................
107b
● 濡れた手で電源コードのプラグを持って、機器本 体やコンセントに抜き差ししないでください。
..............................................................................................................
108d(選択)
●この機器を移動するときは以下のことを確認し た後、必ず 2 人以上で水平に持ち上げて運んでく ださい。このとき、手をはさんだり、足の上に落 とさないように注意してください。
1
○ 機器本体とスタンドを固定 しているノブ・ボ
ルトがゆるんでいないか、確認する。ゆるん でいる場合は、しっかり固定する。
2
○ 電源コードを外す。
3
○ 外部機器との接続を外す。
4
○ スタンドのアジャスターを上げる(P.9)。
5
○ フタを閉じる。
6
○ 譜面立てを外す。
..............................................................................................................
109a
● お手入れをするときには、電源を切って電源プラ グをコンセントから外してください(P.7)。
..............................................................................................................
110a
● 落雷の恐れがあるときは、早めに電源プラグをコ ンセントから外してください。
..............................................................................................................
116
●フタの開け閉めは、指などをはさまないように、 注意して行なってください(P.7)。小さいお子様 が使用されるときは、大人のかたが介添えしてく ださい。
..............................................................................................................
117(選択)
●ピアノ椅子を使用するときは、必ず次の事項を 守ってください。
1
○ 椅子で遊んだり、踏み台にしない。
2
○2人以上で腰掛けない。
3
○ 腰掛けたままで、高さ調節しない。
4
○ ピアノ椅子の脚を止めているボ ルトが緩んで
いたら、腰掛けない。(緩みがあるときは随時 付属の工具で締め直してください)
..............................................................................................................
118
●スタンドに取り付けられているネジを外した場 合は、小さなお子様が誤って飲み込んだりするこ とのないようお子様の手の届かないところへ保 管してください。
..............................................................................................................
3

使用上のご注意

291a
2、3 ページに記載されている「安全上のご注意」以外に、次のことに注意してください。
電源について
301
● 雑音を発生する装置(モーター、調光器など)や消費電 力の大きな機器とは、別のコンセントを使用してくださ
い。
307
● 接続するときは、誤動作やスピーカーなどの破損を防ぐ ため、必ずすべての機器の電源を切ってください。
308
● 電源スイッチを切った後、本機上の LCD や LED などは 消えますが、これは主電源から完全に遮断されているわ
けではありません。完全に電源を切る必要があるときは、 この機器の電源スイッチを切った後、コンセントからプ
ラグを抜いてください。そのため、電源コ−ドのプラグ を差し込むコンセントは、この機器にできるだけ近い、
すぐ手の届くところのものを使用してください。
設置について
351
● この機器の近くにパワー・アンプなどの大型トランスを 持つ機器があると、ハム(うなり)を誘導することがあ
ります。この場合は、この機器との間隔や方向を変えて ください。
352
● テレビやラジオの近くでこの機器を動作させると、テレ ビ画面に色ムラが出たり、ラジオから雑音が出ることが
あります。この場合は、この機器を遠ざけて使用してく ださい。
353
● この機器はフロッピー・ディスク・ドライブが搭載され ていますので、次の点に注意してください。詳細は、「フ
ロッピー・ディスクをお使いになる前に」をご覧くださ い(P.5)。
○ スピーカーなどの強い磁界の発生する場所には近づ
けない ○ この機器を極端に傾けない ○ フロッピー・ディスク・ドライブ動作中は、振動を
与えたり移動したりしない
354b
● 直射日光の当たる場所や、発熱する機器の近く、閉め 切った車内などに放置しないでください。また、至近距
離から照らす照明器具(ピアノ・ライトなど)や強力な スポット・ライトで長時間同じ位置を照射しないでくだ
さい。変形、変色することがあります。
355
● 故障の原因になりますので、雨や水に濡れる場所で使用 しないでください。
356
● 本機の上にゴム製品やビニール製品などを長時間放置し ないでください。変形、変色することがあります。
358
● 鍵盤の上に物を置いたままにしないでください。発音し なくなるなどの故障の原因になります。
359
● 本機にシールなどを貼らないでください。はがす際に外 装の仕上げを損なうことがあります。
お手入れについて
401b
● お手入れは、柔らかい布で乾拭きするか、堅く絞った布 で汚れを拭き取ってください。木目にそって全体を均一
の力で拭きます。同じ所ばかり強くこすると、仕上げを 損なう恐れがあります。
402
● 変色や変形の原因となるベンジン、シンナーおよびアル コール類は、使用しないでください。
● 本機のペダルは真鍮製です。 真鍮は酸化し、黒ずむ性質があります。酸化した場合の
お手入れは、市販の金属みがきをご使用ください。
修理について
451a
● お客様がこの機器を分解、改造された場合、以後の性能 について保証できなくなります。また、修理をお断りす
る場合もあります。
453
● 当社では、この製品の補修用性能部品(製品の機能を維 持するために必要な部品)を、製造打切後 8 年間保有し
ています。この部品保有期間を修理可能の期間とさせて いただきます。なお、保有期間が経過した後も、故障箇
所によっては修理可能の場合がありますので、お買い上 げ店、または最寄りのローランド・サービスにご相談く
ださい。
その他の注意について
551
● 記憶した内容は、機器の故障や誤った操作などにより、 失われることがあります。失っても困らないように、大
切な記憶内容はバックアップとしてフロッピー・ディス クに保存しておいてください。
552(*** は、複数になる場合もあります)
● 本体メモリー、フロッピー・ディスクの失われた記憶内 容の修復に関しましては、補償を含めご容赦願います。
553
● 故障の原因になりますので、ボタン、つまみ、入出力端 子などに過度の力を加えないでください。
554
● ディスプレイを強く押したり、叩いたりしないでくださ い。
555
● ディスプレイから多少音がすることがありますが、故障 ではありません。
556
● ケーブルの抜き差しは、ショートや断線を防ぐため、プ ラグを持ってください。
557
● この機器は多少発熱することがありますが、故障ではあ りません。
558a
● 音楽をお楽しみになる場合、隣近所に迷惑がかからない ように、特に夜間は、音量に十分注意してください。
ヘッドホンを使用すれば、気がねなくお楽しみいただけ ます。
4
559b
● 輸送や引っ越しをするときは、機器を緩衝材などで十分 に梱包してください。そのまま移動すると、傷、破損、
故障などの原因となります。
560
● 譜面立てを使用するときは、譜面立てに強い力を加えな いでください。
562
● 接続には、当社ケーブル(PCS シリーズなど)をご使用 ください。他社製の接続ケーブルをご使用になる場合は、
次の点にご注意ください。 ○ 接続ケーブルには抵抗が入ったものがあります。本
機との接続には、抵抗入りのケーブルを使用しない でください。音が極端に小さくなったり、全く聞こ えなくなる場合があります。ケーブルの仕様につき ましては、ケーブルのメーカーにお問い合わせくだ さい。
565
● ペットなどの小動物を本機上(特に鍵盤の上)に載せた ままで鍵盤蓋を開閉しないでください。本機の構造上、
ペットなどの小動物が内部へ入ってしまうことがありま す。そのような場合は、直ちに電源を切って電源コード
をコンセントから外し、お買い上げ店またはローラン ド・サービスにご相談ください。
フロッピー・ディスクをお使いにな る前に
フロッピー・ディスク・ドライブの取り扱い
602
● 外部からの振動を受けない、しっかりした水平な場所に 設置してください。極端に傾けると、ディスク・ドライ
ブの動作に悪影響を与えることがあります。
603
● 極端に湿度の違う場所に移動すると、ディスク・ドライ ブに水滴がつくことがあります。このまま使用すると故
障の原因になりますので、数時間放置してから使用して ください。
604
● ディスクを挿入するときは、確実に奥まで入れてくださ い。ディスクを取り出すときは、イジェクト・ボタンを
奥まで押してください。万一ディスクが引っ掛かった場 合は、無理に取り出さないでください。
605b(変形)
● 読み込み/書き込み中は、ディスクを取り出さないでく ださい。ディスクの磁性面に傷がつき、使用できなくな
ります。(データの読み込み/書き込み時は、ディスク・ ドライブのランプが明るく点灯します。通常はやや暗く
点灯、または消灯しています。)
606
● 電源を入れたり切ったりするときは、ディスクをディス ク・ドライブから抜いてください。
607
● ディスクはディスク・ドライブに対して水平になるよう にして、無理な力を加えずに挿入してください。無理に
挿入すると、ディスク・ドライブのヘッドが破損するこ とがあります。
608
● ディスク・ドライブにフロッピー・ディスク以外のもの
(針金、硬貨、別の種類のディスクなど)を入れないでく
ださい。ディスク・ドライブの故障の原因になります。
フロッピー・ディスクの取り扱い
651
● ディスクはフィルムに磁性体を塗布した円盤状の記憶媒 体です。磁性面には非常に高密度でデータが記憶されま
すので、取り扱いについては次の点に注意してください。 ○ 磁性面に触れない
○ ホコリの多い場所で使用しない ○ 直射日光の当たる場所や、閉め切った自動車の中な
どに放置しない(保存温度 :10 〜 50 ℃)
○ スピーカーなどの強い磁界を発生する場所やものに
近づけない
652
● ディスクには、書き込んだデータを誤って消さないよう に保護するプロテクト・タブがあります。書き込み操作
を行なうとき以外は、プロテクト・タブをプロテクトの 位置にしておいてください。
裏面
ライト 
(書き込み可能)
プロテクト・タブ
653
● ディスクのラベルは、しっかりと貼り付けてください。 ディスク・ドライブの中ではがれると、ディスクが取り
出せなくなります。
654
● ディスクは、傷めたり、チリ、ホコリなどが付かないよ う保管には十分注意してください。チリ、ホコリなどが
付いたディスクを使用すると、ディスクが破損したり、 ディスク・ドライブの故障の原因になります。
655
● 本機の演奏データが入ったディスクを、プロテクト・タ ブがライトの状態で、他の機種(HP-G/R シリーズ、
MT シリーズ、KR シリーズ、ATELIER シリーズ、PR­300 を除く)やコンピューターなどでディスク操作(内
容確認、セーブ、削除など)をすると、以降、本機の ディスク・ドライブで使用できなくなる場合があります。
他の機種やコンピューターで、演奏データの内容確認や ロードをする場合は、ディスクのプロテクト・タブをプ
ロテクトの状態で行なってください。
203
※ GS( )は、ローランド株式会社の登録商標です。
※ XGlite( )は、ヤマハ株式会社の登録商標です。
215
※ MIDI は社団法人 音楽電子事業協会(AMEI)の登録商標
です。
220
※ 文中記載の会社名及び製品名は、各社の商標または登録
商標です。
プロテクト
(書き込み禁止)
5
目次
安全上のご注意.................................................................................... 2
使用上のご注意.................................................................................... 4
演奏する前に..................................................... 7
接続する................................................................................................7
ペダル・コードの接続................................................................7
譜面立てを取り付ける................................................................7
電源コードを接続する................................................................7
ヘッドホンをつなぐ....................................................................7
フタの開け閉め.................................................................................... 7
電源を入れる/切る ...........................................................................8
音の大きさや明るさを調節する ...................................................... 8
画面をつける/消す ...........................................................................8
画面の明るさを調節する............................................................8
ペダルについて.................................................................................... 9
ピアノ演奏以外できないようにする(パネル・ロック)...........9
各部の名称と働き ............................................10
基本操作と主な画面 .........................................12
曲に合わせて演奏する ......................................13
譜表画面...................................................................................... 13
ボタンの操作 ............................................................................. 14
曲を再生する..................................................................................... 14
曲を連続して再生する
(デモ/オール・ソング・プレイ)........................................ 16
一定のテンポで再生する......................................................... 16
メトロノームを使う ........................................................................ 17
カウント音をつけて演奏のタイミングを合わせる .................. 18
曲にマークをつけて繰り返し練習する....................................... 18
鍵盤や再生する曲の調を変える(トランスポーズ)................20
鍵盤のタッチ感を変える(キー・タッチ)................................. 21
いろいろな演奏を楽しむ ...................................22
演奏する音色を選ぶ ........................................................................ 22
打楽器の音や効果音を鳴らす ................................................ 22
音に効果をかける ............................................................................ 22
音に響きをつける(リバーブ)..............................................23
音に厚みをつける(コーラス)..............................................23
2 つの音色を重ねて弾く(デュアル).......................................... 23
鍵盤の右手側と左手側を別の音で弾く(スプリット)............ 24
デュアル演奏からスプリット演奏にする............................25
スプリット演奏からデュアル演奏にする............................25
伴奏をつけて演奏する(ピアニスト機能)...........26
音のワンダーランドで遊んでみよう ...................27
演奏を録音する................................................28
曲に合わせて録音する.................................................................... 28
新しい曲(New Song)を録音する............................................ 29
録音をやり直す................................................................................. 31
録音した曲を消去する .................................................................... 32
その他の録音方法 ............................................................................ 32
伴奏をつけて録音する(ピアニスト機能)......................... 32
5 つのトラックに多重録音する............................................. 33
演奏を保存する ...............................................34
曲をフロッピー・ディスクに保存する....................................... 34
フロッピー・ディスクの入れかた/出しかた................... 34
フロッピー・ディスクのフォーマット(初期化).............34
フロッピー・ディスクに保存する........................................35
フロッピー・ディスクの曲を消す ............................................... 37
ミュージックデータやフロッピー・ディスクに
保存した曲を再生する...................................... 38
便利な機能......................................................39
譜表画面の設定を変える................................................................ 39
カウントの設定を変える................................................................ 40
[設定]ボタンで選べる機能.......................................................... 41
伴奏と鍵盤の音量バランスを変える(音量バランス)..... 41
音の効果のかかり具合を変える(音の効果)..................... 41
小節の途中にマークをつける
(マーク設定画面/レゾリューション)................................ 41
チューニングや調律法を設定する(調律)......................... 42
特定の楽器の演奏を再生する(16 トラック)................... 42
ペダルの機能を変える(ペダル)..........................................43
画面に表示される言語を変える(言語).............................. 43
電源を切っても設定を記憶させておく
(メモリー・バックアップ).................................................... 43
SMF 再生時のトラック・ボタンに割り当てるパートを変え
る(トラック・アサイン)......................................................43
工場出荷時の設定に戻す(ファクトリー・リセット)..... 43
外部機器と接続する......................................... 44
オーディオ機器と接続する............................................................ 44
MIDI 機器と接続する ....................................................................... 44
MIDI とは .................................................................................... 44
コンピューターと接続する............................................................ 45
MIDI に関する設定をする .............................................................. 45
MIDI 設定 .................................................................................... 45
プログラム・チェンジの設定................................................ 46
資料 ............................................................... 47
故障かな?と思ったら .................................................................... 47
こんな表示がでたら ........................................................................ 49
音色/ドラム・セット一覧............................................................ 50
ピアニスト・スタイル一覧............................................................ 54
コードの押さえかた一覧................................................................ 55
内蔵曲一覧......................................................................................... 56
使用できるミュージックデータ ................................................... 58
MIDI インプリメンテーション・チャート ................................. 59
主な仕様............................................................................................. 60
索引 ..................................................................................................... 61
6

演奏する前に

接続する

ペダル・コードの接続

ペダル・コードを、本体背面の Pedal 端子に差し込みま す。

譜面立てを取り付ける

本機の譜面立てには液晶画面がついています。 以下の手順に従い、お取り扱いには十分ご注意ください。
図のように、譜面立てを差し込みます。
1
本体背面の LCD Out 端子に、譜面立ての接続コードを
2
差し込みます。
※ 譜面立ての接続コードは、必ず電源を切った状態で接続してく
ださい。

ヘッドホンをつなぐ

ヘッドホンを本体底面の Phones 端子に差し込みます。
ヘッドホンを接続すると、本体スピーカーからは音が出なくな ります。 ヘッドホンの音量は、本体の[音の大きさ]つまみ(→ P.8) で調節します。
※ ヘッドホンは、ステレオ・タイプのものをお使いください。
ヘッドホン端子×2
P h o n e
s
M ID I I
n
● ヘッドホンご使用上の注意
コードの断線の原因になりますので、ヘッドホンは、本
体またはプラグ部分を持って取り扱ってください。
接続の際、使用機器の音量が上がっているとヘッドホン を壊す恐れがあります。音量を最小にしてから接続して ください。
過大入力で使用すると、耳を痛めるだけでなく、ヘッド
ホンにも無理がかかります。適当な音量でお楽しみくだ さい。
差し込むとき 抜くとき
カチッというまで
差し込む
じゃばらの部分を
持って抜く

電源コードを接続する

付属の電源コードを、本体底面の AC インレットに差し 込み、次にコンセントに差し込みます。
※ 電源コードは必ず付属のものをお使いください。
本体底面後ろ
じゃばら

フタの開け閉め

フタを開けるときは、フタを両手で持って、軽く持ち上 げ、奥にスライドさせます。
フタを閉めるときは、ゆっくりと手前に引き、止まった ところで静かにおろします。
fig.futa
※ 指をはさまないように注意して、フタを開け閉めしてください。
小さなお子さまが使用される場合は、大人の方が介添えしてく ださい。
※ ピアノを移動するときは、危険防止のため、必ずフタを閉じた
状態で行ってください。
7
演奏する前に
譜面立て裏
カバー

電源を入れる/切る

※ 必ず次の手順で電源を入れたり、切ったりしてください。手順
を間違えると、誤動作をしたり、スピーカーなどが破損する恐 れがあります。
電源を入れるときは、[音の大きさ]つまみを左いっぱ いに回してから、[Power(電源)]スイッチを押しま
す。
電源が入り、本機前面左の Power ランプが点灯します。 数秒後に、鍵盤を弾いて音を出せるようになります。[音の大 きさ]つまみで音量を調節してください。
※ 本機は、回路保護のため電源をいれてからしばらくは動作しま
せん。
fig.Power
Powe r
Powerランプ

画面をつける/消す

電源を入れると譜面立て中央の画面に表示が現れます。
画面[つける/消す]ボタンを押すと、画面の表示が消 えます。
もう一度、画面[つける/消す]ボタンを押すと、画面 の表示が現れます。
fig.LCDonoff
※ パネル・ロック(→ P.9)の操作をしながら電源を入れたとき
は、画面は表示されません。
※ 画面を消しておいても、機能によっては自動的に画面がつきま
す。

画面の明るさを調節する

譜面立て裏側にある[Contrast]つまみを回して画面 の明るさを調節します。
fig.contrast
電源を切るときは、[音の大きさ]つまみを左いっぱい に回してから、[Power(電源)]スイッチを押します。
本機前面左の Power ランプが消灯し、電源が切れます。

音の大きさや明るさを調節する

[音の大きさ]つまみを回して全体の音量を調節します。
[音の明るさ]つまみを回して音の明るさを調節します。
fig.tumami
小さく 大きく 落ち着いた音
明るい音
● 液晶画面ご使用上の注意
譜面立て裏の液晶画面カバーは、絶対にはずさないでく
ださい。感電や故障の原因になります。 画面に縦スジのようなものが見えることがありますが、
液晶画面の原理上発生するもので、故障ではありません。
[Contrast]つまみで画面の明るさを調節して目立たなく
することができます。
画面の明るさは、温度によって変わることがあります。
8
演奏する前に

ペダルについて

ペダルには、次のような働きがあり、主にピアノ演奏のときに使い ます。
ソフト・ペダル
ソステヌート・ペダル
ダンパー・ペダル(右のペダル)
このペダルを踏んでいる間、鍵盤から指を離しても音が切れず に長い余韻が続きます。ペダルを踏む深さによって余韻の長さ が微妙に変わります。 アコースティック・ピアノでは、ダンパー・ペダルを踏んだと きに、弾いた鍵盤の音が他の弦に共鳴して豊かな響きと広がり が加わります。 本機では、この共鳴音(シンパセティック・レゾナンス)を再 現しています。
※ ダンパー・ペダルを踏んだときの共鳴量を変えることができま
す。「音の効果のかかり具合を変える(音の効果)」(P.41)をご 覧ください。
ダンパー・ペダル

ピアノ演奏以外できないようにす る(パネル・ロック)

「パネル・ロック」を設定すると、ピアノ演奏のみができる状態に
なり、すべてのボタンが効かなくなります。お子様などが不注意で ボタンを押したりしても、誤って設定を変えてしまうことがありま せん。
※ パネル・ロックをすると、グランドピアノの音でしか演奏でき
なくなります。また、画面は表示されません。
1
音量を最小にしてから、[Power(電源)]スイッチを 押して電源を切ります。
2
[設定]ボタンを押したまま、[Power(電源)]スイッ
チを押して電源を入れます。
ボタンは 1 〜 2 秒間押し続けてください。 音量を調節してください。鍵盤を弾くと、グランドピアノの音 が鳴ります。
パネル・ロックを解除するには、もう一度、音量を最小にし て、電源を入れなおしてください。
ソステヌート・ペダル(真ん中のペダル)
このペダルを踏んだときに押さえていた鍵盤の音だけに余韻を 与えます。
ソフト・ペダル(左のペダル)
このペダルを踏んだまま鍵盤を弾くと、音の響きが柔らかくな ります。 ペダルを踏む深さによって、音の柔らかさが微妙に変わりま す。
※ ソステヌート・ペダルとソフト・ペダルには、この他の機能を
持たせることができます。「ペダルの機能を変える(ペダル)」
(P.43)をご覧ください。
アジャスターについて
本機を移動したときなど、ペダルが不安定に感じるときは、ペダル の下部にあるアジャスターを次のように調節してください。 ○ アジャスターを回して下げ、確実に床にあたるように調節して
ください。床との間に隙間があると、ペダルを破損する原因に なります。特にカーペットの上などに接置する場合は、床面を 強く押しつけるように調節してください。
fig.adjuster
アジャスター
9

各部の名称と働き

フロント・パネル

234
Power
6
7 8 9 10 11 14 16 1819 2021 22 23 25
5
1
[Power(電源)]スイッチ
1
電源をオン/オフします。(P.8)
2
[音の大きさ]つまみ
全体の音量を調節します。(P.8)
[音の明るさ]つまみ
3
音の明るさを調節します。(P.8)
4
[調をかえる]ボタン
鍵盤の音や再生する曲を移調します。(P.20)
[音色をえらぶ]ボタン
5
鍵盤で鳴らす音の種類(音色グループ)を選びます。(P.22)
6
[ピアニスト]ボタン
ピアニスト機能を使って、伴奏をつけて演奏することができま す。(P.26)
[リバーブ]/[イントロ / エンディング]ボタン
7
音に響きをつけます。(P.23) ピアニスト機能を使っているときは、伴奏にイントロやエン ディングをつけてスタート/ストップします。(P.26)
8
[コーラス]/[スタート / ストップ]ボタン
音に厚みをつけます。(P.23) ピアニスト機能を使っているときは、伴奏をスタート/ストッ プします。(P.26)
[スプリット]ボタン
9
鍵盤を右手側と左手側にわけてそれぞれ違う音色で演奏しま す。(P.24)
10
[キー・タッチ]ボタン
鍵盤のタッチ感を変えます。(P.21)
[設定]ボタン
11
演奏に関するさまざまな機能を選びます。(P.18、P.34 〜 P.37、P.41 〜 P.43)
[][][] ]ボタン
12
(カーソル・ボタン)
画面で設定する項目や値を選びます。(P.12) また、画面によって機能が割り当てられます。
13
[曲をえらぶ]ボタン
内蔵曲やフロッピー・ディスクの曲を選びます。(P.14、 P.38)
24 2617151312
[×][○]ボタン
14
カーソル・ボタン( ます。(P.12)
[×]ボタンは、操作の取り消しや、譜表画面を表示します。
また、画面によって機能が割り当てられます。
15
[ (メトロノーム)]ボタン
内蔵のメトロノームを鳴らします。(P.17) カウントの設定をします。(P.18)
テンポをかえる[おそく][はやく]ボタン
16
テンポを調節します。(P.14、P.26)
[おそく]ボタンと[はやく]ボタンを同時に押すと、基本の
テンポに戻ります。
17
トラック・ボタン
トラックごとに曲を再生したり、演奏を録音したりします。
(P.14、P.31、P.33)
18
(曲の頭)]ボタン
曲の再生を始める位置を、曲の先頭に戻します。
19
[ (停止)]ボタン
曲の再生や録音を止めます。
20
[ (再生)]ボタン
曲の再生や録音を始めます。
[ (録音)]ボタン
21
録音待機状態にします。(P.28 〜 P.33)
(巻戻し)]ボタン
22
曲を巻戻します。
(早送り)]ボタン
23
曲を早送りします。
24
[ワンダーランド]ボタン
「たいこのへや」「おとのびっくりばこ」「ゲーム」など、楽し
みながら楽器に触れることができます。(P.27)
画面[つける/消す]
25
譜面立ての画面をつけたり消したりします。(P.8)
26
ディスク・ドライブ
フロッピー・ディスクを挿入して、曲の再生(P.38)や保存
(P.34)をします。
)で選んだ値を、[○]ボタンで決定し
12
10

リア・パネル

各部の名称と働き
1 2 3 4 5
1
LCD Out 端子
譜面立ての接続コードを接続します。(P.7)
MIDI Out/In 端子
2
外部 MIDI 機器と接続して演奏情報をやりとりします。(P.44)
※ 本体底面にも MIDI In 端子があります。2 つの MIDI In 端子を、同
時に使用することはできません。

本体底面

1
MIDI In 端子
外部 MIDI 機器と接続して演奏情報をやりと りします。(P.44)
※ 本体背面にも MIDI In 端子があります。2 つの
1
MIDI In 端子を、同時に使用することはできま せん。
2
Phones 端子
2
ヘッドホンを接続します。(P.7)
3
Pedal 端子
専用スタンドのペダル・コードを接続します。(P.7 )
Input 端子
4
他の音源機器やオーディオ機器と接続し、本機のスピーカーか ら他の機器の音を出すことができます。(P.44)
5
Output 端子
オーディオ機器などに接続すると迫力のある音が楽しめます。 またテープ・レコーダーなどに接続して演奏をカセット・テー プに録音することができます。(P.44)

譜面立て

譜面立て表
1
画面
内蔵曲やディスクの曲の譜表を表示したり、いろいろな設定を 表示します。
※ 本書では、画面を使用して機能説明をしていますが、工場出荷時
の設定(音色名など)と本文中の画面上の設定は一致していませ ん。あらかじめご了承ください。
fig.contrast
譜面立て裏
1
2
[Contrast]つまみ
2
画面の明るさを調節します。(P.8)
11

基本操作と主な画面

基本操作

本機は、画面を見ながら、カーソル・ボタンと[○][×]ボタン を中心に操作します。 全ての画面の下部には、カーソル・ボタンと[○][×]ボタンの 役割が表示されています。 主な役割は次の通りです。
カーソル[][][][]ボタン:
選択項目の移動、ページの移動
[○]ボタン:選択した値の決定 [×]ボタン
主な画面には、次のようなものがあります。
:譜表画面を表示する、前の画面に戻る
カーソル・ボタン
[○][×]ボタン

1. 譜表画面(基本画面)

3. 詳細設定画面

さまざまな機能の詳細設定は、このような画面で行います。 現在選ばれている項目が、白く反転し、[] ]ボタンで値を 変えることができます。項目の下には、選ばれている項目の説明が 表示されます。項目によっては、値の説明も表示されます。
]と[ ]ボタンを同時に押すと、値が基本設定に戻ります。
画面の上部に が表示されているときは、次ページまた は前ページにも項目があることを意味しています。
[×]ボタンを押すと、選んだ値が決定し、現在の画面が表示され
る前に表示されていた画面に戻ります。

選択項目の移動

電源を入れると、最初に表示される画面です。 別の画面を表示しているときに、[×]ボタンを数回押すと、この 画面が表示されます。 譜表画面について詳しくは、P.13 をご覧ください。

リスト画面

2.
曲や音色、伴奏スタイルを選ぶときはこのようなリスト画面が表示 されます。 この画面では、カーソル・ボタンで項目を選びます。選ばれている 項目が白く反転します。
画面の上部に が表示されているときは、次ページまた は前ページにも項目があることを意味しています。
現在選んでいる項目(白く反転している項目)は、多くの場合、 カーソル・ボタンを押すと、カーソル・ボタンの矢印と同じ方向に 移動します。
ただし、いくつかの画面では、[][ ]ボタンで、上下左右の項 目を選びます。
例: デュアル画面(P.23)
[]ボタンを押すと、
2
 →  →  の順で
1
選んでいる項目が移動 します。
[][ ]ボタンだけで上下左右の項目を選ぶときは、画面下部に
「[ ]で選ぶ」と表示されています。
3
1 2
3

メッセージ

操作中にメッセージが表示されることがあります。メッセージに は、操作の確認、操作の結果、操作ができなかった場合のエラー表 示などがあります。
「エラー」ではじまるエラー表示については、P.49 をご覧ください。
次のようなメッセージが表示されたときは、[][ ]ボタンで答 えを選択し、[○]ボタンで決定します。[×]ボタンを押すと、前
の画面に戻ります。
12

曲に合わせて演奏する

パート
譜表表示するパートを選びます。
   :両手の譜表
:左手だけの譜表
:右手だけの譜表
:
指定したパートの譜表
  (→パートの変更はP.39)
拡大
チェックをつけると譜表を1小節ず つ、大きく表示します。 音名を表示することもできます。
設定する項目を選ぶ
曲データによって選べな い項目もあります
。
譜表画面の詳細設定をする
詳しくはP.39をご覧ください。
テンポ 曲名 拍子 小節番号
指番号
指番号のデータを含む曲データ を再生するときに、チェックを つけると指番号が表示されま す。運指の練習に便利です。 指番号は1-親指2-人差し指3-中指4-薬指5-小指に対応 しています。 指番号のデータがないときは、 この項目は選べません
。
チェックをつける/消す、 パートを変える
歌詞
歌詞データを含む曲データを 再生するときに、チェックを つけると歌詞が表示されます。 歌詞データがないときは、こ の項目は選べません。

譜表画面

本機は、電源を入れると次のような譜表画面が表示されます。 内蔵曲だけでなく、SMF ミュージックデータや本機で録音した演奏も譜表にして表示させることが できます。
パート 指番号 歌詞 拡大  ig.score.j
※ 演奏データのないパートを選んでいると、譜表に音符が表示されません。表示させるパートを変更するには、「譜
表画面の設定を変える」(P.39)をご覧ください。
※ 本機に表示される指番号は、運指のひとつの例です。
※ 指番号は、一部の内蔵曲のみ表示可能です。
● 譜表表示に関するご注意
曲の再生を始めると、譜表画面に が表示されます。このマークが表示されている間は、フロッピー・ディ スクや内蔵メモリーから演奏データを読み出し中です。データの読み出しには、数十秒かかるものもありま
す。しばらくお待ちください。
表示される譜表はミュージックデータを元にして作成され、また、複雑・高度な演奏の正確な表現よりもディ スプレイ上での見やすさを優先しています。そのため、市販の楽譜とは異なる場合があり、特に詳細な譜表
を必要とする高度な曲や複雑な曲の表示には向いていません。また、16 分音符より細かい音符や装飾音符の 表現はできません。
譜表表示画面では、歌詞や音符が画面の表示範囲から外れて、表示されないことがあります。
曲の再生中に、譜表を表示したり、表示するパートを変えると、曲がもう一度頭から再生されることがあり ます。
13
曲に合わせて演奏する
[音の大きさ]つまみ
音量を調節します。(P.8)
[調をかえる]ボタン
曲の調を変えて再生できます。 (P.20)
[曲をえらぶ]ボタン
再生する曲を選びます。(P.14)
[設定]ボタン
曲中にマークをつけます。 (P.18)
[テンポをかえる]ボタン
曲のテンポを調節します。
トラック・ボタン
再生する曲は、演奏パートごとにトラック・ボタン に割り当てられます。 演奏パートを選んで音を消したり(ボタンのランプ が消灯)鳴らしたり(ボタンのランプが点灯)します。
[ (巻戻し)][ (早送り)]ボタン
1回押すと、1小節戻る、または、1小節進みます。 押し続けると連続的に巻き戻し、または、早送りします。
[ (録音)]ボタン
演奏を録音します。(P.28)
[ (再生)]ボタン
曲の再生を始めます。
[ (停止)]ボタン
再生を止めます。
[ (曲の頭)]ボタン
曲の1小節目に戻ります。
※[ (停止)]ボタンを押しながら[ (早送り)]  ボタンを押すと、曲の最後に移動します。

ボタンの操作

曲を再生しているときに使うボタンには次のようなものがあります。
fig.panel1

曲を再生する

本機には、200 曲のピアノ曲が内蔵されています。 これらはすべて、譜表画面で音符を確認することができます。 また、オーケストラの伴奏がついていますので、伴奏に合わせて自分で演奏したり、好きな速さにテ ンポを調節して練習することもできます。
→ 「内蔵曲一覧」(P.56)
fig.panel1
14
1
2
3 2
2
曲を選ぶ
[曲をえらぶ]ボタンを押して、画面で再生する曲を選びます。
1
fig.songslct.j
ジャンル
を押してジャンルを選
曲をえらぶ
びます。 ジャンルによって選べる曲が異 なります。 
曲リスト
選択すると、白く反転します。
0:(曲名)
現在選ばれている曲名を表示 します。
再生する
(再生)]ボタンを押します。
2
曲に合わせて演奏する
ディスク
ディスクの曲を選びます。 詳しくは、P.38をご覧ください。
曲を選ぶ
選択した曲を 試聴する
前の画面に戻る
(再生)]ボタンのランプが点灯します。
譜表画面が表示され、曲の再生が始まります。
譜表画面に が表示されている間は、曲データを読み出し中です。
テンポを変えるには
テンポをかえる[おそく]または[はやく]ボタンを押して、テンポを調節します。 テンポは 4 分音符 =20 〜 250 の範囲で調節できます。 テンポをかえる[おそく][はやく]ボタンを同時に押すと、曲の基本テンポ(テンポを変える前の テンポ)に戻ります。
演奏するパートをミュートする(音を鳴らさない)には
特定の演奏パートの音を消して、自分で演奏することができます。 トラック・ボタンを押して、特定のトラックをミュートします。 押したボタンのランプが消灯して、選んだトラックの音が鳴らなくなります。 もう一度、同じトラック・ボタンを押してランプを点灯させると、ミュートが解除されます。
※ ローランドピアノ・デジタル対応の SMF データを再生しているとき、[3/ 左手]ボタンと[4/右手]ボタンで左
手/右手の演奏をうまく操作できないときは、「トラック・アサイン」の設定を変えてください。詳しくは、「SMF 再生時のトラック・ボタンに割り当てるパートを変える(トラック・アサイン)」(P.43)をご覧ください。
曲を止める
(停止)]ボタンを押します。
3
曲の終わりまで再生すると、自動的に止まります。
(曲の頭)]ボタンを押すと、曲の頭に戻ります。
こんな画面が表示されたら
本機の記憶部分(内蔵メモリー)にすでに曲が選ばれていると、他の曲 を選んだり、新しい演奏を録音することができません。
曲を消しても良いときは、[][]ボタンで「はい」を選んで、[○] ボタンを押してください。曲を消したくないときは、「いいえ」を選ん
で、曲をフロッピー・ディスクに保存(→ P.35)してください。
15
曲に合わせて演奏する
ジャンル
選んだジャンルの内蔵曲を全て 再生します。 お手持ちのフロッピー・ディス クの曲を再生したいときは、 「ディスク」を選びます。
ジャンルを選ぶ
再生を始める
全曲ランダム
全ての曲を再生します。
譜表画面に戻る

曲を連続して再生する(デモ/オール・ソング・プレイ)

内蔵曲を連続して再生することができます。
fig.panel1
1
fig.allsong.j
再生を止める
1
トラック[4/ 右手]ボタンを押したまま、[ワンダーランド]ボタンを押します。
何も操作をしない場合は、数秒後、自動的に「全曲ランダム」をスタートします。 連続して曲を再生します。 選択したすべての曲を再生すると、また最初の曲に戻って再生します。
テンポを変える
21
2
(停止)]ボタンを押します。
再生が止まります。
一定のテンポで
テンポ変化が難しい曲は、まず最初にテンポを一定にして練習すると効果的です。テンポの変化をな くして一定のテンポで再生することを「テンポ・ミュート」といいます。
1
(停止)]ボタンを押しながら、テンポをかえる[おそく]または[はやく]ボタンのど
ちらかを押します。
テンポ・ミュートしているときは、画面のテンポ表示が反転します。
fig.tempomute.j
曲を再生すると、一定のテンポで再生されます。
16
テンポ・ミュートを解除するには、[ (停止)]ボタンを押しながら、テンポをかえる[おそく] または[はやく]ボタンのどちらかを押します。 また、違う曲を選ぶと、テンポ・ミュートは解除されます。
再生する

メトロノームを使う

音色
メトロノームの音色を 設定します。
設定する項目を選ぶ
前の画面に戻る
音量
メトロノームの音量を 設定します。
パターン
メトロノームの弱拍を刻む タイミングを設定します。
カウント
カウント設定(P.40) の状態を表示します。
拍子
拍子を設定します。
設定値を変える
カウントの詳細設 定をする
詳しくはP.40をご覧 ください。
テンポ
テンポをかえる[おそ く][はやく]ボタンで テンポを調節します。
本機は多彩なメトロノーム機能を内蔵しています。 メトロノームは、曲や伴奏(→ピアニスト機能 P.26)の再生中には、そのテンポや拍子で鳴ります。
fig.panel1
1
[メトロノーム]ボタンを押します。
ボタンのランプが拍に合わせて点滅し、メトロノームが鳴ります。 もう一度、[メトロノーム]ボタンを押すと、ボタンのランプが消灯し、メトロノームが止まります。
fig.metro.j
曲に合わせて演奏する
1
この画面では、次の項目を設定します。
音量 0(音が鳴らない)〜 10
拍子
音色
パターン
項目 設定値
2/2、0/4、2/4、3/4、4/4、5/4、6/4、7/4、3/8、6/8、9/8、12/8
※ 曲の再生中は、「拍子」の設定を変えることはできません。
クリック、電子音、声 : 日本語( 日本語で「1」、「2」、「3」)、 声:英語(英語で「1」、「2」、「3」)、イヌとネコ、ウッド・ブロック、 トライアングル&カスタネット
通常、 (付点 2 分音符の間隔)、(2分音符の間隔)、 (付点 4 分音符の間隔)、
(4 分音符の間隔)、 (付点 8 分音符の間隔)、(8分音符の間隔)、
(16 分音符の間隔)、
ダブル(1 拍の裏拍に追加音がつく)、 トリプル(1 拍を 3 連符で刻む追加音がつく)、 シャッフル(シャッフルで追加音がつく)
17
曲に合わせて演奏する
メトロノーム画面に戻る
設定する項目を選ぶ
 ボタンを押すと、次の設定項目が 表示されます。 詳しくは、P.40をご覧ください。
設定値を変える

カウント音をつけて演奏のタイミングを合わせる

カウントを鳴らしてから曲を再生することを「カウントイン」といいます。 曲のイントロの終わり(鍵盤を弾き始める前)にカウントを鳴らすことを「カウントダウン」といい ます。 曲に合わせて演奏するとき、カウントを鳴らすことで、曲と自分の演奏のタイミングが合わせやすく なります。
fig.panel1
1
1
[メトロノーム]ボタンを押して、メトロノーム画面で[○]ボタンを押します。
fig.count1.j
項目 設定値
オフ(カウントをつけない)
カウント
→ カウント設定画面の他の設定については、「カウントの設定を変える」(P.40)をご覧ください。
どのカウントをつけ るか設定します。
カウントイン(演奏の前にだけカウントをつける)、 カウントダウン(弾き始めの前にだけカウントをつける)、 カウントイン/ダウン(カウントインとカウントダウンの両方をつける)

曲にマークをつけて繰り返し練習する

再生する曲中にマークをつけて、マークをつけた小節に移動したり、2 つのマーク間を繰り返し再生 することができます。
fig.panel1
1 23
18
あらかじめ、マークをつける曲を選んでおきます(→ P.14)。
マーク A も B もつけずに「繰返し」を「オン」にする
選んでいる 1 曲を通して繰り返し再生します。
マーク A だけつけて「繰返し」を「オン」にする
マーク A から曲の最後までを繰り返し再生します。
マーク B だけつけて「繰返し」を「オン」にする
曲の頭からマーク B までを繰り返し再生します。
マーク画面を表示させる
[設定]ボタンを押して、設定画面で「マーク」を選び、[○]ボタンを押します。
1
fig.mark.j
マークA
マークAをつけた小節番 号を表示します。
繰返し
「オン」にすると、マーク 間を繰り返し再生します。
マークB
マークBをつけた小節 番号を表示します。
テンポ 曲名 拍子 小節番号
曲に合わせて演奏する
マークAを設定、マークAに移動
マークを消す
「繰返し」のオン/オフを変える
マークBを設定、マークBに移動
マーカーの詳細設定 をする
詳しくは、P.41をご覧く ださい。
設定メニュー画面
に戻る
マークをつける位置に移動する
(巻戻し)]または[ (早送り)]ボタンで、マークをつけたい小節に移動します。
2
マークをつける
]または、[ ]ボタンを押して、マーク A または B をつけます。
3
画面にマークをつけた小節番号が表示されます。 マーク B は、マーク A と同じ場所やマーク A より前の位置につけることはできません。
→ マークを小節単位ではなく、拍単位で設定することもできます。「小節の途中にマークをつける (マーク設定画面/
レゾリューション)」(P.41)をご覧ください。
つけたマークを移動する
曲にマークをつけてから、[ ]ボタンを押したまま[ (巻戻し)]または[ (早送り)] ボタンを押すと、マーク A をつけた位置を移動することができます。
マーク B を移動するには、[]ボタンを押したまま[ (巻戻し)]または[ (早送り)] ボタンを押します。
マークをつけた位置に移動する
曲にマークをつけてから、[ ]または、[ ]ボタンを押すと、マークの位置に移動(ジャンプ) します。
マーク間を繰り返し再生する
マーク A、B を両方つけてから、[ ]ボタンを押して、画面の「繰返し」を「オン」にします。
(再生)]ボタンを押すと、マーク間を繰り返し再生します。
19
曲に合わせて演奏する
1
つけたマークを取り消す
[]ボタンを押したまま、マーク A を消すには[ ]ボタンを、マーク B を消すには[ ]ボ
タンを押します。
※ マーク間を繰り返し再生する設定になっているときは、[×]ボタンを押して、譜表画面を表示させて繰り返し再
生することができます。マークへの移動など、マークを使った操作は、マーク画面でおこないます。

鍵盤や再生する曲の調を変える(トランスポーズ)

「調をかえる(トランスポーズ)」機能を使うと、自分が弾く鍵盤の位置を変えずに、移調して演奏す
ることができます。たとえば、シャープ( )やフラット( )がたくさんついた難しい調の曲でも、 自分の弾きやすい調に変えて演奏することができます。 また、この機能を使って、曲を移調して再生することができます。 歌の伴奏をするときなど、歌う人の声の高さに合わせてトランスポーズを行えば、楽譜(弾く位置) はそのままで簡単に移調することができます。
fig.panel1
[調をかえる]ボタンを押します。
1
fig.trans.j
たとえば、C(ド)の鍵を弾いて E(ミ)の音をだすようにするに は、「鍵盤」のトランスポーズ を「4」にします。
ドミソ
と弾くと
ミソ シ
鍵盤
曲データ 曲を移調して再生します。 -24〜 0 〜24
鍵盤のトランスポーズを設定すると、[調をかえる]ボタンのランプが点灯します。トランスポーズ の値が「0」のときは、ボタンのランプは消灯しています。 トランスポーズを解除するには、[調をかえる]ボタンを押してランプを消灯させます。 他の曲を選ぶと、設定は「0」に戻ります。
♯
と鳴る
項目 設定値
鍵盤で弾いた音を移調します。
[調をかえる]ボタンを押したまま、移調す
る鍵を押して値を設定することができます。
設定値を変える
設定する項目を選ぶ
前の画面に戻る
-6 〜 0 〜5
20
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