
取扱説明書
DCAC
2電源方式
FET

このたびは、BOSS デジタル・ディレイ DD-7 をお買い上げいただき、まことにありがとう
ございます。
この機器を正しくお使いいただくために、ご使用前に別紙「安全上のご注意」と「使用上の
ご注意」をよくお読みください。
また、この機器の優れた機能を十分ご理解いただくためにも、取扱説明書をよくお読みくだ
さい。取扱説明書は必要なときにすぐ見ることができるよう、手元においてください。
この機器には、工場出荷時に電池がセットされています。この電池は検査用のため、寿命が
短い場合があります。
2008 ボス株式会社
©
本書の一部、もしくは全部を無断で複写・転載することを禁じます。
2

主な特長
● 最大 6.4 秒のロング・ディレイを実現。(*1)さらに、ホールド・モードでは最大 40 秒
のループ・プレイやサウンド・オン・サウンドが可能です。
● ディレイ音に揺らぎを加える「MODULATE」、BOSS のアナログ・ディレイ DM-2 の音
色をモデリングした「ANALOG」を搭載しています。
● 2 イン 2 アウトの完全ステレオのディレイに加え、新たな 2 つのステレオ・モードを搭載
しています。
●「パンニング」や「エフェクト+ダイレクト」などのステレオ効果が得られます。
● エクスプレッション・ペダル(Roland EV-5:別売)によるパラメーターのコントロール
が可能です。
● フットスイッチ(FS-5U:別売)または本体ペダルによるテンポ入力で、曲のテンポに合
わせたディレイ・タイムがリアルタイムにセット可能です。
(*1)設定可能なディレイ・タイムはモードによって異なります。
3

各部の名称と働き
fig.01
1
3
4
2
1. AC アダプター・ジャック
AC アダプター(PSA-100:別売)を接続す
るジャックです。
AC アダプターを使用すると電池切れの心配
がなく、長時間の演奏ができます。
※ AC アダプターを使用する場合でも電池を入れ
ておくと、万一 AC アダプターのコードが抜け
4
5
6
7
ても演奏が続けられます。
※ AC アダプターは、必ず指定のもの(PSA-100)
を、AC100V の電源で使用してください。
※ 電池が入っている状態で AC アダプターを接続
すると、電源は AC アダプター側から供給され
ます。
CHECK(チェック)インジケーター
2.
エフェクト・オン/オフの表示と、各機能の
表示(P.12 〜 20)、バッテリー・チェック
の機能を兼ね備えたインジケーターです。
エフェクト・オン時に点灯して、エフェク
ト・オン/オフの確認ができます。

各部の名称と働き
※ エフェクト・オン時や各機能の表示のときにイ
ン ジケー ターが 暗くな ったり 点灯 しなく なっ
たときは、電池が消耗していますので、新しい
電 池と交 換し てくだ さい。交 換方法 につ いて
は、『電池交換のしかた』(P.22)をご覧くださ
い。
※ CHECK インジケーターはエフェクト・オン/
オフ、各 機能を表示 するインジケ ーターです。
電源のオン/オフの表示ではありません。
3.
OUTPUT-A(MONO)ジャック、
OUTPUT-B ジャック
アンプや他のエフェクターに接続する出力
ジャックです。
※ モードや接続によって機能が異なります。詳し
くは『出 力のしかたを設 定する』(P.16)をご
覧ください。
4. INPUT-A(MONO)ジャック、
INPUT-B ジャック
ギター、その他の楽器やエフェクターの出力
を接続する入力ジャックです。
※ モ ードや接続状 態によって機 能が異なりま す。
詳しくは『出力のしかたを設定する』(P.16)を
ご覧ください。
※ INPUT-A(MONO)/INPUT-B ジャックは電源
スイッチも兼ねています。接続プラグをINPUTA(MONO)/INPUT-B ジャックに差し込むと
電源がオンになり、抜くとオフになります。エ
フェクターを使用しないときは、INPUT-A
(MONO)/INPUT-B ジャックに 挿入している
プラグを抜いてください。
5. TEMPO/EXP ジャック
外部フッ トスイッチ(FS-5U:別売)または、
エクスプレッション・ペダル(Roland EV-5:
別売)を接続するジャックです。
5

各部の名称と働き
フットスイッチによるテンポの設定、エクス
プレッション・ペダルによる各パラメーター
の操作ができます。
※ 詳しくは『外部フットスイッチでテンポを設定
する』(P.13)、『エクスプレッション・ペダル
によるコントロール』(P.20)をご覧ください。
6. ペダル・スイッチ
エフェクト・オン/オフの切り替えや、各機
能(P.12 〜 15 )のスイッチです。
7. サム・スクリュー
このサム・スクリューをゆるめるとペダルが
開き、電池の交換が行えます。
※ 交換方法については『電池交換のしかた』
(P.22)をご覧ください。
6
fig.02
9 10 118
8. E.LEVEL(エフェクト・レベル)
つまみ
エフェクト音の音量を調節します。右に回す
ほどエフェクト音が大きくなります。3 時の
位置に設定すると、ダイレクト音と同じ音量
になります。
※ REVERSE モードの場合、E.LEVEL つまみを
MAX に設定すると、エ フェクト音のみが入力
音と同じレベルで出力されます。

F.BACK(フィードバック)つまみ
9.
フィードバック量を調節します。右に回すほ
どディレイ音の繰り返し回数が多くなりま
す。
※ HOLD モードでは使用しません。
※ つまみの位置によって発振することがあります。
10.D.TIME(ディレイ・タイム)
つまみ
ディレイ・タイムを調節します。右に回すほ
どディレイ・タイムが長くなります。
※ HOLD モードでは使用しません。
※ MODE つまみの位置によって設定可能なディ
レイ・タイムは異なります。
各部の名称と働き
11.MODE(モード)つまみ
ディレイ効果を切り替えます。
● 通常のディレイ
MODEつまみ ディレイ・タイム
3200 ms 800-3200 ms
800 ms
200 ms
50 ms
※ ロング・ディレイの出力設定をすると、ディレ
イ・タイムは 2 倍になります。詳しくは『ロン
グ』(P.17)をご覧ください。
200-800 ms
50-200 ms
1-50 ms
7

各部の名称と働き
● 特殊なディレイ
MODEつまみ
HOLD
ディレイ・タイム
40 sec. *1
20-800 msMODULATE
ANALOG
REVERSE
*1 HOLD モード時はステレオ入力で最大 20 秒、
モノラル入力で最大 40 秒です。
※ ロング・ディレイの出力設定をすると、ディレ
イ・タイムは 2 倍になります。詳しくは『ロン
グ』(P.17)をご覧ください。
20-800 ms
300-3200 ms
HOLD(ホールド):
最大 40 秒(モノラル入力時)までの演奏
内容を録音して、その内容を繰り返し再
生します。
※ 詳しくは『ホールド(オーバーダビング)機能
の使いかた』(P.15)をご覧ください。
8
MODULATE(モジュレート):
エフェクト音のわずかな揺らぎによっ
て、心地よいコーラス効果が得られます。
ANALOG(アナログ):
BOSS のコンパクト・ディレイ「DM-2」
の音色をモデリングしたディレイです。
リピート音が繰り返すたびに、音色が
徐々に変化していきます。
REVERSE(リバース):
テープを逆回転させたような効果が得ら
れるディレイです。E.LEVEL つまみの位
置によって「エフェクト音+ダイレクト
音」と「エフェクト音のみ」の 2 種類の
効果が得られます。E.LEVEL つ ま みを
MAX に設定すると、「エフェクト音のみ」
の効果に切り替わります。

接続のしかた
ACアダプター
(PSA-100:別売)
ギター・アンプ
fig.03(接続図:OD-3 同様)
※ 接続方法によって、さまざまなディレイ効果が得られます。詳しくは『出力のしかたを設
フットスイッチ
(FS-5U)
エクスプレッション・ペダル
定する』(P.16) をご覧ください。
キーボード
(RolandEV-5)
エレキ
ギター
9

接続のしかた
※ 接続プラグを INPUT-A(MONO)ジャックまたはINPUT-B ジャックに差し込むと電源が
オンになります。
※ この機器は回路保護のため、電源をオンしてからしばらくは動作しません。
※ この機器は消費電流が大きいため、AC アダプターの使用をお薦めします。電池で使用す
る場合はアルカリ電池を使用してください。
※ 他の機器と接続するときは、誤動作やスピーカーなどの破損を防ぐため、必ずすべての機
器の音量を絞り、電源を切った状態で行ってください。
※ 接続ケーブルには抵抗が入ったものがあります。抵抗入りのケーブルを使用すると音が極端
に小さくなったり、まったく聞こえなくなる場合があります。抵抗の入っていない接続ケー
ブル(Roland:PCS シリーズなど)をご使用ください。他社製の接続ケーブルをご使用に
なる場合、ケーブルの仕様につきましては、ケーブルのメーカーにお問い合わせください。
※ AC アダプターを使用する場合でも電池を入れておくと、万一 AC アダプターのコードが
抜けても演奏が続けられます。
※ 正しく接続したら(P.9)、必ず次の手順で操作してください。手順を間違えると、誤動作
をしたりスピーカーなどが破損する恐れがあります。
電源を入れるとき: ギター・アンプの電源を最後に入れてください。
電源を切るとき: ギター・アンプの電源を最初に切ってください。
※ 電池だけで使用する場合、電池が消耗してくると CHECKインジケーターが暗くなります。
早めに電池を交換してください。
10

基本操作
fig.05
4 3 25
エフェクトをオンにする
1.
接続を終えたら(P.9)、ペダル・スイッ
チを踏み、エフェクト・オンの状態にし
ます。(CHECK インジケーター赤点灯)
※ 本機は、「シームレス切り替え機能」を搭載して
おり、エフェクトをオフにしても、ディレイ音は
徐々に減衰します。
※ HOLD モードのとき、エフェクトのオン/オフは
できません。
※ 接続方法によって、さまざまなディレイ効果が
得られます。詳しくは『出力のしかたを設定す
る』(P.16)をご覧ください。
モードを選択
2.
MODE つまみで使用するモードを選びます。
※ モードによって操作が異なります。それぞれの
操作をご覧ください。
ディレイ・タイムを調節
3.
D.TIME つまみでディレイ・タイムを調節
します。
フィードバック量を調節
4.
F.BACK つまみでフィードバック量(繰
り返し量)を調節します。
※ 入 力音や つま みの位 置によ って発 振する こと
があります。
音量調節
5.
E.LEVEL つまみでエフェクト音の音量を
調節します。
11

テンポ・ディレイの使いかた
演奏曲のテンポに合わせてペダル・スイッ
チ、を踏むことにより、テンポにあったディ
レイ・タイムに設定したり、演奏中にディレ
イ・タイムを変更することができます。テン
ポ入力による設定可能なディレイ・タイムの
範囲は 0.2 〜 3.2 秒です。
※ ロング・ディレイの場合、最大 6.4 秒です。
本体ペダルでテンポを設定する
モードを選択
1.
MODE つまみで使用するモードを選びま
す。
※ HOLD モードでは、テンポ入力できません。
テンポ・モードに切り替え
2.
ペダル・スイッチを 2 秒以上踏んで、テ
ンポ・モードに切り替えます。(CHECK イ
ンジケーター緑点灯)
12
※ 外部フットスイッチ(FS-5U:別売)を TEMPO/
EXP ジャックに接続している場合は、本体ペダ
ルによるテンポ・モードに入ることはできませ
ん。
テンポ入力開始
3.
曲のテンポに合わせてペダル・スイッチ
を踏みます。(CHECK インジケーター赤/緑
点滅)
※
ペダルを踏んだ間隔を 4 分音符 1 拍として換算さ
れます。
テンポ入力終了
4.
ペダル・スイッチを 2 秒以上踏み、設定を
終了します。(CHECK インジケーター赤点灯)
※ 操作 3 から操作 4 に移るとき、一瞬テンポが乱
れる場合があります。
※ D.TIME つまみを回すと、ディレイ・タイムは
つまみの位置の設定になります。

外部フットスイッチでテンポを設
定する
TEMPO/EXP ジャックにフットスイッチ
(FS-5U:別売)を接続することにより、テ
ンポ・ディレイのテンポ入力を行うことがで
きます。
※ エフェクト・オン/オフにかかわらずテンポ入
力できます。
FS-5U を TEMPO/EXP ジャックに接続
1.
※ 標準プラグの接続コードを使用してください。
※ FS-5U をお使いになる場合は、ポラリティー・
スイッチをジャック側に合わせます。
テンポ・ディレイの使いかた
モードを選択
2.
MODE つまみで使用するモードを選びます。
※ HOLD モードでは、テンポ入力できません。
テンポ入力開始
3.
曲のテンポに合わせてペダル・スイッチ
を踏みます。
ンジケーター赤点滅、エフェクト・オン時:
CHECK インジケーター赤/緑点滅
※
ペダルを踏んだ間隔を 4 分音符 1 拍として換算さ
れます。
※ 本体ペダルでのテンポ入力はできません。
※ D.TIME つまみを回すと、ディレイ・タイムは
つまみの位置の設定になります。
(エフェクト・オフ時:CHECKイ
)
※ FS-5L は使用できません。
13

テンポ・ディレイの使いかた
ディレイ音は図のようになります。
※ ペダルを踏んだ間隔に合わせて CHECK インジケーターが赤点滅します。
ペダルを踏むタイミング
MODE: 3200 ms
MODE: 800 ms
MODE: 200 ms
MODE: 50 ms
MODE: MODULATE
ANALOG
REVERSE
※ モードが MODULATE、ANALOG、REVERSE の場合、ディレイ音は MODE つまみの位置の効果になります。
14

ホールド(オーバーダビング)機能の使いかた
ホールド機能を利用すると、最大 40 秒までの
演奏内容を録音し、その内容を繰り返し再生さ
せることができます。それに合わせて別の演奏
を重ねて録音(オーバーダビング)することも
できます。
録音した内容をバックに演奏を続けるなど、特
殊な効果を生み出します。
1.
HOLD を選択
MODE つまみを HOLD に合わせます。
(CHECK インジケーター消灯)
2.
録音開始
本体ペダル・スイッチを踏むと同時に録音
を開始します。(CHECK インジケーター赤点滅)
※ 最大録音時間は、ステレオ入力時 20 秒、モノ
ラル入力時 40 秒です。
※ 本体ペダル・スイッチを放しても録音は継続さ
れます。
3.
録音終了、再生開始
録音状態で再度本体ペダル・スイッチを
踏むと録音を終了します。同時に、録音
した内容を繰り返し再生します。
(CHECK インジケーター緑点灯)
オーバーダビング
4.
再生状態で本体ペダル・スイッチを踏む
とオーバーダビングを開始します。
(CHECK インジケーター橙点滅)
オーバーダビング終了、 再生開始
5.
オーバーダビング状態で本体ペダル・ス
イッチを踏むとオーバーダビングを終了
し、再生状態に移ります。
(CHECK インジケーター緑点灯)
音量調節
6.
E.LEVEL つまみで再生音の音量を調節し
ます。
再生終了
7.
再生を終えるときは、ペダルを連続して
2 回踏みます。
※ 1 秒以内の間隔で、ペダルを連続して 2 回踏んで
ください。
※ TEMPO/EXP ジャックにフットスイッチ(FS-
5U:別売)を接続している場合、FS-5U を踏む
ことで再生を停止することができます。
15

出力のしかたを設定する
DD-7 では、接続方法によって、さまざまなディレイ効果が得られます。
パンニング
A 入力、A / B 出力でパンニング・ディレイになります。
ギター・アンプ
B
AA
DD-7
ギター
※ HOLD モードではパンニング機能は働
きません。
エフェクト+ダイレクト
B 入力、A / B 出力でエフェクト+ダイレクトの出力になります。
※ A:エフェクト、B:ダイレクト
※ エフェクト・オフにすると、A からは
ダイレクト音が出力されます。
(ダイレクト音)(エフェクト音)
ギター・アンプ
16
BB
A
DD-7
ギター

出力のしかたを設定する
ロング
A 入力、B 出力でロング・ ディレイになります。
B
A
ギター・アンプ ギター
DD-7
MODE
3200ms
800ms
200ms
50ms
HOLD
MOUDULATE
ANALOG
REVERSE
800-3200 ms
300-3200 ms
*1 HOLD モード時はステレオ入力で最大 20
秒、モノラル入力で最大 40 秒です。
ステレオ
A / B入力、A / B 出力でステレオ・ディレイになります。
キーボード
B
B
A
A
ギター・アンプ
※ ステレオ・ディレイの効果は 3 種類の中から選ぶことができます。
詳しくは『ステレオ・ディレイの効果を設定する』(P.19)をご覧ください。
DD-7
エフェクター
(コーラス、フランジャーなど)
ギター
通常のディレイ
200-800 ms
50-200 ms
20-800 ms
20-800 ms
ロング・ディレイ
1600-6400 ms
400-1600 ms
1-50 ms
40 sec. *1 40 sec.
100-400 ms
2-100 ms
40-1600 ms
40-1600 ms
600-6400 ms
17

出力のしかたを設定する
エフェクト
B 入力/ A出力でエフェクトの出力になります。
B
A
DD-7
SENDRETURN
INPUT
ギター・アンプ
※ エフェクト・オン/オフにかかわらず、A からダイレクト音は出力されません。
※ 接続機器の出力レベルにご注意ください。
ギター
18

ステレオ・ディレイの効果を設定する
ステレオ・ディレイとして使用するときの効
果を設定します。ステレオ・ディレイの効果
は 3 種類の中から選ぶことができます。
※ ステレオ・ディレイの接続方法について、
詳しくは『ステレオ』(P.17)をご覧ください。
INPUT-A(MONO)ジャックを接続、
1.
INPUT-B ジャックを未接続に
本体ペダルを押しながら INPUT-B ジャッ
2.
クにプラグを挿入
ステレオ・ディレイの設定モードに入り、
CHECK インジケーターは橙に点灯します。
ステレオ・ディレイの効果を選択
3.
MODE つまみでステレオ・ディレイの効
果を選びます。
3200ms:
800ms: パンニング・ディレイです。
200ms:
A/B完全独立のディレイです。
残響音に空間的な広がりをもた
せたステレオ・ディレイです。
設定の保存
4.
本体ペダル・スイッチを踏むと CHECK
インジケーターが橙の高速点滅をし、設
定を保存します。
設定が保存されると、通常の状態に戻り
ます。
※ CHECK インジケーターの高速点滅中は、絶対
に電源をオフにしないでください。
※ この設定は電源をオフにしても保存されます。
19

エクスプレッション・ペダルによるコントロール
TEMPO/EXP ジャックにエクスプレッション・
ペダル(Roland EV-5:別売 )を接 続 すると、
E.LEVEL、F.BACK、D.TIME つまみの各パラメー
ターをコントロールすることができます。
※ エクスプレッション・ペダルは、必ず指定のも
の(Roland EV-5:別売)を お使 いく ださい。
他社製品を接続すると、本体の故障の原因にな
る場合があります。
エクスプレッション・ペダル機能
の設定方法
本体ペダルを押しながらエクスプレッ
1.
ション・ペダルを接続
エクスプレッション・ペダルの機能設定
モードに入り、CHECK インジケーターは
橙に点灯します。
※ HOLD モード選択中は設定モードに入ることが
できません。
※ TEMPO/EXP ジャックにエクスプレッション・
ペダルを接続する際は、接続したエクスプレッ
ション・ペダルのミニマム・ボリュームを「MIN」
の位置にしてお使いください。
20
パラメーターの設定
2.
E.LEVEL、F.BACK、D.TIME つまみを回
して、コントロールしたい範囲の最大値
を設定します。コントロールしないパラ
メーターは「MIN」の位置に設定します。
※ エクスプレッション・ペダルでコントロールす
るパラメーターの範囲は、最大値のみ設定する
ことができます。最小値は設定できません。
パラメーターの保存
3.
本体ペダル・スイッチを踏むと CHECK
インジケーターが橙の高速点滅をし、設
定を保存します。
設定が保存されると、通常の状態に戻ります。
※ CHECK インジケーターの高速点滅中は、絶対
に電源をオフにしないでください。
※ この設定は電源をオフにしても保存されます。

付属シールの使いかた
「モード・シール」と「アプリケーション・シール」を付属しています。
図のように DD-7 に貼ってお使いください。
モード・シール: モード別の働きが確認できます。
アプリケーション・シール
アプリケーション・シール モード・シール
:入出力の接続による機能の違いが確認できます。
21

電池交換のしかた
CHECK インジケーターが暗くなったり点灯
しなくなったときは、電池が消耗しています。
次の手順で電池を交換してください。
※ この機器は消費電流が大きいため、AC アダプ
ターの使用をお勧めします。電池で使用する場
合はアルカリ電池を使用してください。
fig.09
サム・スクリュー
電池スナップ・
コード
電池
スナップ
電池
006P/9V
22
バッテリー・ケース
ペダル
スプリング
台座凸部
コイル・
スプリング
ガイド・
ブッシュ穴
ペダルを押さえながらサム・スクリュー
1.
をゆるめて、ペダルを上に開きます。
※ サ ム・スクリュー は完全に取り 外すことな く、
ペダルを開けられます。
2.
バッテリー・ケースから電池を取り出し、
電池スナップをはずします。
3.
新しい電池を電池スナップに接続し、
バッテリー・ケースに入れます。
※ 電池の極性(+/−)を間違えないようにご注
意ください。
コイル・スプリングをペダル裏のスプリ
4.
ング台座凸部に入れ、ペダルを閉じます。
※ ペダルやコイル・スプリング、バッテリー・ケ ー
スなどに、電池スナップ・コードをはさまない
ようにご注意ください。
サム・スクリューをガイド・ブッシュ穴
5.
に入れ、確実に締めてください。

故障と思う前に
電源が入らない/ CHECK インジ
ケーターが点灯しない
● 指定 AC アダプター(PSA-100:別売)が
正しく接続されていますか?
接続をもう一度確認してください(P.9)。
※ 指定以外の AC アダプターは絶対に使用しない
でください。
● INPUT-A(MONO)、INPUT-B ジャック
にギターが正しく接続されていますか?
接続をもう一度確認してください(P.9)。
※ INPUT-A(MONO)または INPUT-B ジャック
に プラグ が接続 されて いない と電 源が入 りま
せん。
※ CHECK インジケーターはエフェクト・オン/
オ フ、その他 の効 果を表 すイ ンジケ ータ ーで
す。電源のオン/オフは表示しません。
● 電池が消耗していませんか?
新しい電池と交換してください(P.22)。
※ 本体に付属の電池は動作確認用の電池です。長
時間の使用ではアルカリ電池をお薦めします。
●
MODE つまみが HOLDになっていませんか?
HOLD モードでは、通常 CHECK インジ
ケーターは消灯(エフェクト・オフ)し
ています。
電源オン直後は、数秒間 CHECK インジ
ケーターが点灯し、その後消灯します。
※ 詳しくは『ホールド(オーバーダビング)機能
の使いかた』(P.15)をご覧ください。
● テンポ・モードになっていませんか?
テンポ・モードでは、CHECK インジケー
ターは赤の点滅または赤/緑の点滅をし
ます。
※ 詳しくは『テンポ・ディレイの使いかた』(P.12)
をご覧ください。
23

故障と思う前に
音が出ない/音が小さい
● 他の機器と正しく接続されていますか?
接続をもう一度確認してください(P.9)。
接続によってはダイレクト音が出ない場
合があります(P.16)。
●
接続しているギター・アンプやエフェクター
などのボリュームが下がっていませんか?
接続している機器の設定を確認してくだ
さい。
● 抵抗入りの接続ケー ブルを使用し ていま
せんか?
抵抗の入っていない接続ケーブル(ロー
ランド:PCS シリーズなど)をご使用く
ださい。
● REVERSE モード時、E.LEVEL つまみが
MAX になっていませんか?
E.LEVEL つまみが MAX になっていると、
ダイレクト音は出力されません。
24
● 電池が消耗していませんか?
新しい電池と交換してください(P.22)。
※ 本体に付属の電池は動作確認用の電池です。長
時間の使用ではアルカリ電池をお薦めします。
CHECK インジケーターが暗い
● 指定 AC アダプター(PSA-100:別売)が
正しく接続されていますか?
接続をもう一度確認してください(P.9)。
※ 指定以外の AC アダプターは絶対に使用しない
でください。
● 電池が消耗していませんか?
CHECK インジケーターが暗くなったり点
灯しなくなったときは、電池が消耗してい
ます。
新しい電池と交換してください
(P.22)。
※ 本体に付属の電池は動作確認用の電池です。長
時間の使用ではアルカリ電池をお薦めします。

故障と思う前に
ダイレクト音しか出ない
●
INPUT-B ジャックにギター、OUTPUT-B
ジャックにアンプを接続していませんか?
接続をもう一度確認してください
(P.16)。
音が歪む
● 電池が消耗していませんか?
電池が消耗してくると CHECK イン ジ
ケーターが暗くなり、正常な動作をしな
い場合があります。新しい電池と交換し
てください(P.22)。
※ 本体に付属の電池は動作確認用の電池です。長
時間の使用ではアルカリ電池をお薦めします。
● 入力音が大きすぎませんか?
ギターの種類によっては歪む場合があり
ます。ギターや接続機器の出力にご注意
ください。
F.BACK つまみの位置によって発振する
ことがあります。
25

サンプル・セッティング
ソロ・プレイ
ギター・ソロをプレイするのに適します。
モジュレート
E.LEVEL つまみを右に回すほど、深いコーラス効
果が得られます。
26
ハード・リフ・サウンド
ハードなディストーション・サウンドのリフを刻む
のに適します。
アナログ
残響音が徐々に変化していきます。
D.TIME つまみが中央付近のとき、DM-2 で得られる
最大のディレイ・タイムと同等になります。

サンプル・セッティング
逆再生ディレイ
逆再生風ディレイです。
ちょっと風変わりなディレイ・サウンドです。
ダブリング
2 本のギターを重ねたような効果が得られます。
ルーム・アンビエンス風サウンド
ルームに立てたアンビエンス・マイクで拾ったよう
なディレイ・サウンドです。
トリック・サウンド
ディレイ音が繰り返されることにより発振します。
D.TIME つまみを回すことで特殊効果が得られます。
※ 音量が大きくなりますので、ご注意ください。
27

セッティング・メモ
( )
( )
28
( )
( )

主な仕様
DD-7:デジタル・ディレイ
規定入力レベル .................... -20dBu
入力インピーダンス ............1MΩ
規定出力レベル .................... -20dBu
出力インピーダンス ............1kΩ
推奨負荷インピーダンス.... 10kΩ 以上
ディレイ・タイム ................ 1ms 〜 6400ms
※ モードや接続状態によって値が異なります。
最大録音時間.........................40 秒(ホールド・モード時)
コントロール.........................ペダル・スイッチ、E.LEVEL つまみ、F.BACKつまみ、D.TIME つまみ、
MODE つまみ
インジケーター .................... CHECK インジケーター
(テンポ表示、ホールド表示、バッテリー・チェック兼用)
接続端子................................. INPUT-A(MONO)ジャック、INPUT-B ジャック、
OUTPUT-A(MONO)ジャック、OUTPUT-B ジャック、
TEMPO/EXP ジャック、ACアダプター・ジャック(DC9V)
電源 .........................................DC9V: 乾電池 006P/9V(6F22 マンガン/ 6LR61 アルカリ)、
AC アダプター(PSA-100:別売)
29

主な仕様
消費電流................................. 55mA(DC9V)
※ 連続使用時の電池の寿命(使用状態によって異なります)
マンガン電池:約 1.5 時間、アルカリ電池:約 6 時間
外形寸法................................. 73(幅)× 129(奥行)× 59(高さ)mm
質量 .........................................440g(乾電池含む)
付属品 .....................................取扱説明書
モード・シール
アプリケーション・シール
チラシ(安全上のご注意/使用上のご注意/サービスの窓口)
乾電池 006P形(9V)6LR61 アルカリ;本体に接続済み
※ 付属の電池は動作確認用です。電池の寿命は前記時間より短くなる場合が
あります。また、交換時にはアルカリ乾電池を推奨します。
別売品 .................................... AC アダプター:PSA-100
フットスイッチ:FS-5U
エクスプレッション・ペダル:Roland EV-5
※ 0dBu=0.775Vrms
※ 製品の仕様および外観は、改良のため予告なく変更すること
があります。
発売元:ローランド株式会社
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