取扱説明書
DCAC
2電源方式
FET
このたびは、BOSS デジタル・ディレイ DD-7 をお買い上げいただき、まことにありがとう
ございます。
この機器を正しくお使いいただくために、ご使用前に別紙「安全上のご注意」と「使用上の
ご注意」をよくお読みください。
また、この機器の優れた機能を十分ご理解いただくためにも、取扱説明書をよくお読みくだ
さい。取扱説明書は必要なときにすぐ見ることができるよう、手元においてください。
この機器には、工場出荷時に電池がセットされています。この電池は検査用のため、寿命が
短い場合があります。
2008 ボス株式会社
©
本書の一部、もしくは全部を無断で複写・転載することを禁じます。
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主な特長
● 最大 6.4 秒のロング・ディレイを実現。(*1)さらに、ホールド・モードでは最大 40 秒
のループ・プレイやサウンド・オン・サウンドが可能です。
● ディレイ音に揺らぎを加える「MODULATE」、BOSS のアナログ・ディレイ DM-2 の音
色をモデリングした「ANALOG」を搭載しています。
● 2 イン 2 アウトの完全ステレオのディレイに加え、新たな 2 つのステレオ・モードを搭載
しています。
●「パンニング」や「エフェクト+ダイレクト」などのステレオ効果が得られます。
● エクスプレッション・ペダル(Roland EV-5:別売)によるパラメーターのコントロール
が可能です。
● フットスイッチ(FS-5U:別売)または本体ペダルによるテンポ入力で、曲のテンポに合
わせたディレイ・タイムがリアルタイムにセット可能です。
(*1)設定可能なディレイ・タイムはモードによって異なります。
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各部の名称と働き
fig.01
1
3
4
2
1. AC アダプター・ジャック
AC アダプター(PSA-100:別売)を接続す
るジャックです。
AC アダプターを使用すると電池切れの心配
がなく、長時間の演奏ができます。
※ AC アダプターを使用する場合でも電池を入れ
ておくと、万一 AC アダプターのコードが抜け
4
5
6
7
ても演奏が続けられます。
※ AC アダプターは、必ず指定のもの(PSA-100)
を、AC100V の電源で使用してください。
※ 電池が入っている状態で AC アダプターを接続
すると、電源は AC アダプター側から供給され
ます。
CHECK(チェック)インジケーター
2.
エフェクト・オン/オフの表示と、各機能の
表示(P.12 〜 20)、バッテリー・チェック
の機能を兼ね備えたインジケーターです。
エフェクト・オン時に点灯して、エフェク
ト・オン/オフの確認ができます。
各部の名称と働き
※ エフェクト・オン時や各機能の表示のときにイ
ン ジケー ターが 暗くな ったり 点灯 しなく なっ
たときは、電池が消耗していますので、新しい
電 池と交 換し てくだ さい。交 換方法 につ いて
は、『電池交換のしかた』(P.22)をご覧くださ
い。
※ CHECK インジケーターはエフェクト・オン/
オフ、各 機能を表示 するインジケ ーターです。
電源のオン/オフの表示ではありません。
3.
OUTPUT-A(MONO)ジャック、
OUTPUT-B ジャック
アンプや他のエフェクターに接続する出力
ジャックです。
※ モードや接続によって機能が異なります。詳し
くは『出 力のしかたを設 定する』(P.16)をご
覧ください。
4. INPUT-A(MONO)ジャック、
INPUT-B ジャック
ギター、その他の楽器やエフェクターの出力
を接続する入力ジャックです。
※ モ ードや接続状 態によって機 能が異なりま す。
詳しくは『出力のしかたを設定する』(P.16)を
ご覧ください。
※ INPUT-A(MONO)/INPUT-B ジャックは電源
スイッチも兼ねています。接続プラグをINPUTA(MONO)/INPUT-B ジャックに差し込むと
電源がオンになり、抜くとオフになります。エ
フェクターを使用しないときは、INPUT-A
(MONO)/INPUT-B ジャックに 挿入している
プラグを抜いてください。
5. TEMPO/EXP ジャック
外部フッ トスイッチ(FS-5U:別売)または、
エクスプレッション・ペダル(Roland EV-5:
別売)を接続するジャックです。
5
各部の名称と働き
フットスイッチによるテンポの設定、エクス
プレッション・ペダルによる各パラメーター
の操作ができます。
※ 詳しくは『外部フットスイッチでテンポを設定
する』(P.13)、『エクスプレッション・ペダル
によるコントロール』(P.20)をご覧ください。
6. ペダル・スイッチ
エフェクト・オン/オフの切り替えや、各機
能(P.12 〜 15 )のスイッチです。
7. サム・スクリュー
このサム・スクリューをゆるめるとペダルが
開き、電池の交換が行えます。
※ 交換方法については『電池交換のしかた』
(P.22)をご覧ください。
6
fig.02
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8. E.LEVEL(エフェクト・レベル)
つまみ
エフェクト音の音量を調節します。右に回す
ほどエフェクト音が大きくなります。3 時の
位置に設定すると、ダイレクト音と同じ音量
になります。
※ REVERSE モードの場合、E.LEVEL つまみを
MAX に設定すると、エ フェクト音のみが入力
音と同じレベルで出力されます。
F.BACK(フィードバック)つまみ
9.
フィードバック量を調節します。右に回すほ
どディレイ音の繰り返し回数が多くなりま
す。
※ HOLD モードでは使用しません。
※ つまみの位置によって発振することがあります。
10.D.TIME(ディレイ・タイム)
つまみ
ディレイ・タイムを調節します。右に回すほ
どディレイ・タイムが長くなります。
※ HOLD モードでは使用しません。
※ MODE つまみの位置によって設定可能なディ
レイ・タイムは異なります。
各部の名称と働き
11.MODE(モード)つまみ
ディレイ効果を切り替えます。
● 通常のディレイ
MODEつまみ ディレイ・タイム
3200 ms 800-3200 ms
800 ms
200 ms
50 ms
※ ロング・ディレイの出力設定をすると、ディレ
イ・タイムは 2 倍になります。詳しくは『ロン
グ』(P.17)をご覧ください。
200-800 ms
50-200 ms
1-50 ms
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各部の名称と働き
● 特殊なディレイ
MODEつまみ
HOLD
ディレイ・タイム
40 sec. *1
20-800 msMODULATE
ANALOG
REVERSE
*1 HOLD モード時はステレオ入力で最大 20 秒、
モノラル入力で最大 40 秒です。
※ ロング・ディレイの出力設定をすると、ディレ
イ・タイムは 2 倍になります。詳しくは『ロン
グ』(P.17)をご覧ください。
20-800 ms
300-3200 ms
HOLD(ホールド):
最大 40 秒(モノラル入力時)までの演奏
内容を録音して、その内容を繰り返し再
生します。
※ 詳しくは『ホールド(オーバーダビング)機能
の使いかた』(P.15)をご覧ください。
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MODULATE(モジュレート):
エフェクト音のわずかな揺らぎによっ
て、心地よいコーラス効果が得られます。
ANALOG(アナログ):
BOSS のコンパクト・ディレイ「DM-2」
の音色をモデリングしたディレイです。
リピート音が繰り返すたびに、音色が
徐々に変化していきます。
REVERSE(リバース):
テープを逆回転させたような効果が得ら
れるディレイです。E.LEVEL つまみの位
置によって「エフェクト音+ダイレクト
音」と「エフェクト音のみ」の 2 種類の
効果が得られます。E.LEVEL つ ま みを
MAX に設定すると、「エフェクト音のみ」
の効果に切り替わります。
接続のしかた
ACアダプター
(PSA-100:別売)
ギター・アンプ
fig.03(接続図:OD-3 同様)
※ 接続方法によって、さまざまなディレイ効果が得られます。詳しくは『出力のしかたを設
フットスイッチ
(FS-5U)
エクスプレッション・ペダル
定する』(P.16) をご覧ください。
キーボード
(RolandEV-5)
エレキ
ギター
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接続のしかた
※ 接続プラグを INPUT-A(MONO)ジャックまたはINPUT-B ジャックに差し込むと電源が
オンになります。
※ この機器は回路保護のため、電源をオンしてからしばらくは動作しません。
※ この機器は消費電流が大きいため、AC アダプターの使用をお薦めします。電池で使用す
る場合はアルカリ電池を使用してください。
※ 他の機器と接続するときは、誤動作やスピーカーなどの破損を防ぐため、必ずすべての機
器の音量を絞り、電源を切った状態で行ってください。
※ 接続ケーブルには抵抗が入ったものがあります。抵抗入りのケーブルを使用すると音が極端
に小さくなったり、まったく聞こえなくなる場合があります。抵抗の入っていない接続ケー
ブル(Roland:PCS シリーズなど)をご使用ください。他社製の接続ケーブルをご使用に
なる場合、ケーブルの仕様につきましては、ケーブルのメーカーにお問い合わせください。
※ AC アダプターを使用する場合でも電池を入れておくと、万一 AC アダプターのコードが
抜けても演奏が続けられます。
※ 正しく接続したら(P.9)、必ず次の手順で操作してください。手順を間違えると、誤動作
をしたりスピーカーなどが破損する恐れがあります。
電源を入れるとき: ギター・アンプの電源を最後に入れてください。
電源を切るとき: ギター・アンプの電源を最初に切ってください。
※ 電池だけで使用する場合、電池が消耗してくると CHECKインジケーターが暗くなります。
早めに電池を交換してください。
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