
D-Bass Amplifier
DB-500
取扱説明書
このたびは、ローランド・ベース・アンプ DB-500 をお買いあげいただき、まことにあ
りがとうございます。
この機器を正しくお使いいただくために、ご使用前に「安全上のご注意」(P.2 〜 3)と
「使用上のご注意」(P.4)をよくお読みください。また、この機器の優れた機能を十分ご
理解いただくためにも、取扱説明書をよくお読みください。取扱説明書は必要なときに
すぐに見ることができるよう、手元に置いてください。
目次
安全上のご注意 .................................................... 2
使用上のご注意 .................................................... 4
はじめに...............................................................5
主な特長..................................................................................................5
お使いになる前に.................................................................................5
各部の名称と働き ................................................6
フロント・パネル.................................................................................6
リア・パネル .........................................................................................7
接続のしかた........................................................9
電源を入れる/切る.............................................................................9
メモリー機能について ....................................... 10
メモリーを呼び出す..........................................................................10
メモリーの設定を変更する(エディット)................................... 10
つまみの設定をメモリーに記憶する(ライト).......................... 10
資料 .................................................................... 11
ブロック図........................................................................................... 11
工場出荷時の設定.............................................................................. 11
工場出荷時の設定に戻す.................................................................. 11
セッティング例 .................................................................................. 12
主な仕様............................................................................................... 14
● 取扱説明書の英語版(有料)をご希望の方は、販売店にお問い合わせください。
If you should require an English Owner’s Manual (at a modest fee), please contact an
authorized Roland distributor.
1999 ローランド
©
本書の一部、もしくは全部を無断で複写・転載することを禁じます。

安全上のご注意
安全上のご注意
火災・感電・傷害を防止するには
このマークは、注意喚起シンボルです。取扱説明書
などに、一般的な注意、警告、危険の説明が記載さ
れていることを表わしています。
このマークは、機器の内部に絶縁されていない「危
険な電圧」が存在し、感電の危険があることを警
告しています。
マークについて この機器に表示されているマークには、次のような意味があります。
注意:
感電防止のため、パネルやカバーを外さないでください。
この機器の内部には、お客様が修理/交換できる部品
はありません。
修理は、お買い上げ店またはローランド・サービスに
依頼してください。
注意
感電の恐れあり
キャビネットをあけるな
以下の指示を必ず守ってください
図記号の例
取扱いを誤った場合に、使用者が
傷害を負う危険が想定される場合
および物的損害のみの発生が想定
される内容を表わしています。
※物的損害とは、家屋・家財およ
び家畜・ペットにかかわる拡大
損害を表わしています。
取扱いを誤った場合に、使用者が
死亡または重傷を負う可能性が想
定される内容を表わしています。
●は、強制(必ずすること)を表わしています。
具体的な強制内容は、
●の中に描かれています。
左図の場合は、「電源プラグをコンセントから抜
くこと」を表わしています。
警告
注意
注意の意味について警告と
は、注意(危険、警告を含む)を表わしていま
す。
具体的な注意内容は、 の中に描かれています。
左図の場合は、「一般的な注意、警告、危険」を
表わしています。
は、禁止(してはいけないこと)を表わしてい
ます。
具体的な禁止内容は、 の中に描かれています。
左図の場合は、「分解禁止」を表わしています。
警告
●この機器を使用する前に、以下の指示と取扱
説明書をよく読んでください。
..............................................................................................................
●この機器を分解したり、改造したりしないで
ください。
..............................................................................................................
●修理/部品の交換などで、取扱説明書に書か
れていないことは、絶対にしないでください。
必ずお買い上げ店またはローランド・サー ビ
スに相談してください。
2
..............................................................................................................
●次のような場所での使用や保存はしないでく
ださい。
○ 温度が極端に高い場所(直射日光の当たる
場所、暖房機器の近く、発熱する機器の上
など)
○ 水気の近く(風呂場、洗面台、濡れた床な
ど)や湿度の高い場所
○ 雨に濡れる場所
○ ホコリの多い場所
○ 振動の多い場所
..............................................................................................................
●この機器を、ぐらついた台の上や傾いた場所
に設置しないでください。必ず安定した 水平
な場所に設置してください。

..............................................................................................................
● 電源プラグは、必ず AC100V の電源コンセン
トに差し込んでください。
..............................................................................................................
●電源コードを無理に曲げたり、電源コードの
上に重いもの を載せたりしない でください。
電源コードに傷がつきます。
安全上のご注意
●外国で使用する場合は、お買い上げ店または
ローランド・サービスに相談してください。
●この機器は、風通しのよい、正常な通気が保
たれている場所に設置して、使用してく ださ
い。
..............................................................................................................
●この機器を単独で、あるいはヘッドホン、ア
ンプ、スピーカーと組み合わせて使用した 場
合、設定によっては永久的な難聴になる程 度
の音量になります。大音量で、長時間使用 し
ないでください。万一、聴力低下や耳鳴り を
感じたら、直ちに使用をやめて専門の医師 に
相談してください。
..............................................................................................................
● この機器に、異物(燃えやすいもの、硬貨、針
金など)や液体(水、ジュースなど)を絶 対
に入れないでください。
..............................................................................................................
●次のような場合は、直ちに電源を切って電源
コードをコンセントから外し、お買い上げ 店
またはローランド・サービスに修理を依頼 し
てください。
○ 電源コードやプラグが破損したとき
○ 異物が内部に入ったり、液体がこぼれたり
したとき
○ 機器が(雨などで)濡れたとき
○ 機器に異常や故障が生じたとき
..............................................................................................................
●お子様のいるご家庭で使用する場合、お子様
の取り扱いや いたずらに注意し てください。
必ず大人のかたが、監視/指導してあげて く
ださい。
..............................................................................................................
●この機器を落としたり、この機器に強い衝撃
を与えないでください。
..............................................................................................................
●電源コードをコンセントに抜き差しするとき
は、必ず電源プラグを持ってください。
..............................................................................................................
●長時間使用しないときは、電源プラグをコン
セントから外してください。
..............................................................................................................
●接続したコードやケーブル類は、繁雑になら
ないように配慮してください。特に、コ ード
やケーブル類は、お子様の手が届かない よう
に配慮してください。
..............................................................................................................
●この機器の上に乗ったり、機器の上に重いも
のを置かないでください。
..............................................................................................................
●濡れた手で電源コードのプラグを持って、コ
ンセントに抜き差ししないでください。
..............................................................................................................
●この機器を移動するときは、電源プラグをコ
ンセントから外し、外部機器との接続を 外し
てください。
..............................................................................................................
●お手入れをするときには、電源を切って電源
プラグをコンセントから外してください。
..............................................................................................................
●電源は、タコ足配線などの無理な配線をしな
いでください。特に、電源タップを使用し て
いる場合、電源タップの容量(ワット/ア ン
ペア)を超えると発熱し、コードの被覆が 溶
けることがあります。
..............................................................................................................
..............................................................................................................
●落雷の恐れがあるときは、早めに電源プラグ
をコンセントから外してください。
3

使用上のご注意
291a
2〜3ページに記載されている「安全上のご注意」以外に、次のことに注意してください。
電源について
301
● 雑音を発生する装置(モーター、調光器など)や消費電力
の大きな機器とは、別のコンセントを使用してください。
307
● 接続するときは、誤動作やスピーカーなどの破損を防ぐた
め、必ずすべての機器の電源を切ってください。
設置について
351
● この機器の近くにパワー・アンプなどの大型トランスを持
つ機器があると、ハム(うなり)を誘導することがありま
す。この場合は、この機器との間隔や方向を変えてくださ
い。
352
● テレビやラジオの近くでこの機器を動作させると、テレビ
画面に色ムラが出たり、ラジオから雑音が出ることがあり
ます。この場合は、この機器を遠ざけて使用してください。
354a
● 直射日光の当たる場所や、発熱する機器の近く、閉め切っ
た車内などに放置しないでください。変形、変色すること
があります。
355
● 故障の原因になりますので、雨や水に濡れる場所で使用し
ないでください。
356
●本機の上にゴム製品やビニール製品な どを長時間放置し
ないでください。変形、変色することがあります。
357
● 本機の上に水の入った容器(花びんなど)、殺虫剤、香水、
アルコール類、マニキュア、スプレー缶などを置かないで
ください。また、表面に付着した液体は、すみやかに乾い
た柔らかい布で拭き取ってください。
修理について
451a(国内のみ)
● お客様がこの機器を分解、改造された場合、以後の性能に
ついて保証できなくなります。また、修理をお断りする場
合もあります。
453
● 当社では、この製品の補修用性能部品(製品の機能を維持
するために必要な部品)を、製造打切後 6 年間保有して
います。この部品保有期間を修理可能の期間とさせていた
だきます。なお、保有期間 が経過した後も、故障箇所に
よっては修理可能の場合がありますので、お買い上げ店、
または最寄りのローランド・サービスにご相談ください。
その他の注意について
553
● 故障の原因になりますので、ボタン、つまみ、入出力端子
などに過度の力を加えないでください。
556
● ケーブルの抜き差しは、ショートや断線を防ぐため、プラ
グを持ってください。
557
● この機器は多少発熱することがありますが、故障ではあり
ません。
558a
● 音楽をお楽しみになる場合、隣近所に迷惑がかからないよ
うに、特に夜間は、音量に十分注意してください。ヘッド
ホンを使用すれば、気がねなくお楽しみいただけます。
559
● 輸送や引っ越しをするときは、この機器が入っていたダン
ボール箱と緩衝材、または同等品で梱包してください。
お手入れについて
401a
● 通常のお手入れは、柔らかい布で乾拭きするか、堅く絞っ
た布で汚れを拭き取ってください。汚れが激しいときは、
中性洗剤を含んだ布で汚れを拭き取ってから、柔らかい布
で乾拭きしてください。
402
●変色や変形の原因となるベンジン、シ ンナーおよびアル
コール類は、使用しないでください。
● カーペット部の通常のお手入れは、毛の固いブラシをお使
いください。
4

はじめに
主な特長
•
新開発の FFP 技術による高性能な小型、軽量、ハイパワー
の DSP(デジタル・シグナル・プロセッサー)ベース・ア
ンプです。
•
FFP 技術の効果
1.
160W 出力 でありながら、スペ ックを超えたダ イナ
2.
小型キャビネットでありながら、サイズを超えた重低
3.
レスポンスの良いクリアーなサウンドを得ることがで
•
つまみの設定をメモリーAまたは B に記録しておくことが
できます(メモリー機能)。メモリーの呼び出しは、フッ
ト・スイッチによっても可能です。これにより、ライブ演
奏などでアンプの設定 をすばやく切り替える こともでき
ます。
•
COSM 技術によるアンプリファイアー部は、アンプ方式や
回路構成の違いによるサウンド・キャラクターをモデリン
グによって再現することで、ハイ・レスポンスなワイド・
レンジ・サウンドからオーバードライブ・サウンドまで得
ることができます。コンプレッション機能においては、ア
ンプ独特のコンプレッ ション感までもモデリ ングにより
再現しています。
•
イコライザーは、操作性の良い 3 バンド・タイプを装備し、
中音域の周波数が変えられるので、幅広い音作りができま
す。さらにシェイプ・スイッチとの組み合わせによって、
バリエーション豊かなサウンドを得ることができます。
ミックなハイ・パワー・サウンドを得ることができま
す。効果は、パワー・インジェクション・インジケー
ターによって確認することができます。
音再生を可能にします。
きます。
メモ
FFP(Feed Forward Processing) 技術とは
ベース・アンプ・システムを構成するアンプ部、キャビネッ
ト部、スピーカー部、それぞれの入力信号に応じた最適な動
作のさせかたを予測し、これに基づいた信号処理を行うこと
によって、各部の性能を最大限に発揮させるローランド独自
の技術です。
メモ
COSM(Composite Object Sound Modeling) 技術とは
現実に実在する物体の構造、素材などを別の手段で仮想的に
再構築する技術をモデリング技術と呼びます。その数あるサ
ウンド・モデリング技術を組み合わせて、さらに新しいサウ
ンドを創り出すローランド独自の技術です。
お使いになる前に
従来のアナログ・アンプと同様の使いかたをするときや新た
につまみの設定をするときなど、現在のつまみの設定で音を
鳴らしたいときは
ターを点灯させてください。
メモリーA と B には、工場出荷時のつまみの設定が記録され
ています(P.11)。お買いあげ後にはじめて電源を入れると、
現在のつまみの設定に関わらず、メモリーA の設定で音が鳴
ります。
ご注意
MANUAL ボタンを押して、インジケー
次回以降電源を入れたときは、電源を切ったとき
の設定で音が鳴ります。例えば、メモリー A の
設定で電源を切ると、次回に電源を入れたときは
メモリー A の設定で音が鳴ります。
•
ベース用に最適にチューニングした新開発の D- コ−ラス
を装備しています。入力信号に応じたダイナミックな帯域
分割処理によって、スラップ奏法やハーモニクス奏法にお
いても低音域のレスポ ンスを損なわない心地 よいコーラ
ス効果を奏でることができます。
入出力端子は、最適な音質補正を施したヘッドホン・
•
ジャックを始め、XLR タイプの高性能な DI 端子、XLR タ
イプとバランス対応標準ジャックの2 種類を装備したライ
ン・アウト端子、外部エフェクター等の接続に便利なイン
サート端子を装備し、さまざまなアプリケーションに対応
できます。
5

各部の名称と働き
フロント・パネル
fig.1(コントロール・パネル)
メモリーに記憶できるつまみ
234567
1
1.
コントロール・ボタン
つまみの設定をメモリーA または B に記録することができま
す。詳しくは「メモリー機能につ いて」(P.10)を参 照して
ください。
MANUAL ボタン
つまみの設定をそのまま反映させて音を鳴らすときは、この
ボタンを押してインジケーターを点灯させます(マニュアル
機能)。
ヒント
MEMORY A ボタン/ MEMORY B ボタン
メモリーA と B からつまみの設定を呼び出したり、メモリー
AとBへつまみの設定を記憶したりするときに使うボタンで
す。つまみの設定を呼び出すときは、ボタンを押してインジ
ケーターを点灯させます。
ヒント
WRITE ボタン
つまみの設定を記憶するときに押します。
フット・スイッチでマニュアル機能をオン/オフ
することができます。
フット・スイッチでメモリー A と B を切り替え
ることができます。
類のアンプ・タイプを選択します。
GAIN つまみ
アンプの入力ゲインを調節します。クリーンなサウンドから
オーバードライブ・サウンドまで幅広く設定することができ
ます。
VOLUME つまみ
音量を調節します。メモリー A と B を切り替えて使うとき、
2 つの間で音量を調節するには
利です。
COMPRESSION つまみ
コンプレッション効果を調節します。
VOLUMEつまみを使うと便
4. シェイプ
SHAPE スイッチ
このスイッチをオンにすると、中高音域特 性が特徴的な 15
インチ(38cm)スピーカー・タイプの音質になります。
5. イコライザー
3 バンドのイコライザーを装備しています。中音域では周波
数を変えることができるので、多彩な音作りが可能です。
BASS つまみ
低音域の音質を調節します。
2. インプット・ジャック
HIGH ジャック
LOW ジャック
ベース・ギターの出力レベルに応じて、どちらかに接続します。
3. アンプリファイアー
COSM 技術による モデリング機能により、さまざま なアン
プ・サウンドを設定することができます。
TYPE スイッチ
ソリッド・ステート、チューブ、チューブ・ドライブの 3 種
6
MIDDLE LEVEL つまみ
中音域の音質を調節します。
MIDDLE FREQUENCY つまみ
中音域の周波数を調節します。
TREBLE つまみ
高音域の音質を調節します。
6. D- コーラス
入力信号に応じたダイナミックな帯域分割処理によって、低
音域のレスポンスを損なわないコーラス効果を奏でることが

各部の名称と働き
できます。
INTENSITY つまみ
コーラスのかかり具合を調節します。コーラス効果を使わないと
きは「OFF」にします(インジケーター消灯)。よりプリ・ディ
レイの長い効果を得たいときは、値を 7 以上にします。
ヒント
フット・スイッチでコーラス効果をオン/オフす
ることができます。ただし、
みが「OFF」に設定されているときはできません。
INTENSITY つま
7. マスター
POWER INJECTION インジケーター
(スピーカー出力のみ対応)
DSP 処理によるパワー増強効果を示すインジケーターです。
効果に応じて、インジケーターは緑色から橙色に変わります。
MASTER つまみ
本体スピーカーの音量または、ヘッドホンの音量を調節します。
ご注意
MASTER つまみの設定は、メモリー A、B に
記録されません。
PHONES ジャック
ヘッドホンを接続します。ヘッドホンのサウンドは、最適な
音質補正を施しています。
ご注意
ご注意
ご注意
ヘッドホンを接続すると、本体スピーカーから音
を出力しません。
ヘッドホンからの出力はモノラルです。
ヘッドホンを接続 するときや抜くとき は、必ず
MASTER つまみを 0 にしてください。
POWER スイッチ
電源をオン/ オフします。電源を オンにするとイ ンジケー
ターが点灯します。
ご注意
電源スイッチをオン/オフするときは、必ず
MASTER つまみを 0 にしてください。
リア・パネル
fig.2(リア・パネル)
11
8. バランス DI
BALANCED DI コネクター
ベース・ギターのダイレクト音を出力する XLR タイプの高音
質バランス DI 端子です。
GND LIFT スイッチ
バランス DI コネクターと XLR タイプのライン・アウトをグ
ランド接続する/しないを切り替えます。
ハムがのった場合はスイッチを切り替えます。
10
9
8
RETURN ジャック
外部エフェクターからの戻り音(リターン)を入力する端子
です。
10. ライン・アウト
D- コーラスを含むプリ・アンプの音を出力します。
XLR タイプとバランス対応の TRS 標準ジャックがあります。
接続する機器に合わせてお使いください。
9. インサート
外部エフェクターなどを接続する端子です。
SEND ジャック
外部エフェクターのインプットに接続する出力端子です。
7

各部の名称と働き
11. フット・スイッチ
別売のフット・スイッチ(FS-5L など)を接続することで、
さまざまな機能を足元でコントロールすることができます。
TIP :A/B / R ING:MANUAL ジャック
フット・スイッチでメモリー A と B を切り替えたり、マニュ
アル機能をオン/オフすることができます。
fig.3(説明図)
メモリーA
TIP :
A/B
MANUALRING:
接続コード:
白
赤
PCS-31(別売)
マニュアル機能 オン/オフ
TIP :メモリー A と B を切り替えます。
RING :マニュアル機能をオン/オフします。オフにすると、
直前に選んでいたメモリーの設定になります。
(FS-5L をお使いのとき)
マニュアル機能をオン/オフするための FS-5L
は、ポラリティー・スイッチを上図のように設定
してください。こうしておくと、マニュアル機能
がオンのときに FS-5L のインジケーターが点灯
します。
Bの切り替え
ポラリティー
・スイッチ
CHORUS ジャック
コーラス効果をオン/オフすることができます。
ヒント
fig.4(説明図
CHORUS
ご注意
ご注意
(FS-5L をお使いのとき)
ポラリティー・スイッチを下図のように設定して
ください。こうしておくと、コーラス効果がオン
のときにFS-5L のインジケーターが点灯します。
D- コーラスの INTENSITY つまみが「OFF」に
設定/記憶されているとき、フット・スイッチで
コーラス効果をオン /オフすることはでき ませ
ん。
D- コーラスの
INTENSITYつまみによってコー
ラス効果をオンにしているとき、フット・スイッ
チでコーラス効果をオフにすると、D-CHORUS
のインジケーターは点滅します。
ポラリティー
・スイッチ
ご注意ご注意
ご注意ご注意
ご注意
8
ステレオ接続コードを使用しているときは、必ず
2 台のフット・スイッチを接続してください。片
方のプラグが空いている状態では、動作が不安定
になります。
フット・スイッチを 1 台でお使いになるときは、
モノラルの接続コードをお使いください。このと
き、フット・スイッチではメモリーの A と B を
切 り替えることしかできません。また、
MANUAL ボタンも動作しません。
このジャックにフット・スイッチを接続したとき
MANUAL ボタン/ MEMORY A ボタン
は、
MEMORY B ボタンは動作しません。
/

接続のしかた
INPUT
OUTPUT
ミキサー
エフェクター
パワー・アンプ
フット・スイッチ
または
以下の図を参考に DB-500 とその他の機器を接続します。
fig.5(外部機器との接続)
※ 他の機器と接続するときは、誤動作やスピーカーなどの破
損を防ぐため、必ずすべての機器の音量を絞った状態で電
源を切ってください。
※ XLR タイプ・コネクターのピン配置は次のようになってい
ます。接続するときは、接続機器のピン配置を確認のうえ、
接続してください。
fig.6(XLR 端子の極性図)
1:GND(アース)
1
2
2:HOT(ホット)
3:COLD(コールド)
3
電源を入れる/切る
正しく接続したら、必ず次の手順で電源を投入してください。
手順を間違えると、誤動作をしたりスピーカーなどが破損す
る恐れがあります。
•
エフェクター→ DB-500 →その他の出力機器
※ この機器の動作中は、背面にある放熱フィンが高温になり
ますので、直接手で触れないでください。
※ この機器は回路保護のため、電源をオンにしてからしばら
くは動作しません。
※ 音量を絞ってから電源 を入れる/切るよう にしてくださ
い。音量を絞っても、電源を入れる/切るときに音がする
ことがありますが、故障ではありません。
9

メモリー機能について
メモリーを呼び出す
1.
MEMORY A ボタン/ MEMORY B ボタンを押して、
呼び出すメモリーを選びます。
ヒント
ご注意
メモリーの設定を変更する(エディット)
1.
MEMORY A ボタン/ MEMORY B ボタンを押して、
設定を変更するメモリーを選びます。
ご注意
2.
つまみを操作します。
つまみの設定を変更すると
MEMORY B ボタンのインジケーターが点滅します。
工場出荷時のメモリーA,B の設定は「工場出荷時
の設定」(P.11)をご覧ください。
フット・スイッチでメモリーを選ぶこともでき
ます。このとき、
MEMORY B ボタンは動作しませんのでご注意
ください。
フット・スイッチでメモリーを選ぶこともでき
ます。このとき、
MEMORY B ボタンは動作しませんのでご注意
ください。
MEMORY A ボタン/
MEMORY A ボタン/
MEMORY A ボタン/
つまみの設定をメモリーに記憶する
(ライト)
MASTER つまみを除く、すべてのつまみの設定をメモリー
AとBに記憶することができます。
1.
つまみの設定が終わったら、WRITE ボタンを押します。
2.
MEMORY A ボタン/ MEMORY B ボタンを押して、
メモリー A またはメモリー B を選びます。
ヒント
ご注意
3.
WRITE ボタンを押して、ライトを実行します。
ライト中はインジケーターが点滅し、ライトが終了するとイ
ンジケーターが点灯します。
フット・スイッチでメモリーを選ぶこともできま
す。
このとき
作が中止されてマニュアル設定になります。
メモリー A と B の間で音量バランス調整が必要
なときは、アンプリファイアー部の
つまみを調節してか ら設定の記憶を行なっ てく
ださい。
MANUAL ボタンを押すと、ライト操
VOLUME
ご注意
ご注意
つまみを操作するとき、メモリーに記憶されてい
る位置にな ってからエディットが始まります。
いったん大きく回し てから設定をし直すと よい
でしょう。
ライトをする前に
MEMORY A ボタン/ MEMORY B ボタンを
押したり、電源を切ったりすると、変更した設
定はすべて消えてしまいます。大切な設定を
行ったら、ライトを必ず行なってください。
MANUAL ボタン/
10

資料
ブロック図
fig.7(ブロック ジャック位置)
INPUT
V
BALANCED DI
SEND
V
INSERT
DSP
V
RETURN
LINE OUT
AMP
V
V
工場出荷時の設定
メモリー A:スラップ・サウンド
ニューヨーク・スタジオ系の粘りのあるドンシャリ・サウンドです。好みに応じて COMPRESSION つまみを調節するとよい
でしょう。
fig.8(セッティング 1)
メモリー B:クランチ・サウンド
リア・ピックアップでの指弾きにマッチする軽く歪んだサウンドです。GAIN つまみで真空管アンプ独特のコンプレッション感
や太さを調節できます。
fig.9(セッティング 2)
(ON)
工場出荷時の設定に戻す
メモリー A と B を工場出荷時の設定に戻すには MANUAL ボタンを押しながら、POWER スイッチをオンにします。
11

資料
セッティング例
工場出荷時の設定以外に、以下の演奏に適したセッティング例が記憶されています。
ご注意
セッティング例を呼び出すと、事前に記憶していたメモリー A と B の設定は消えてしまいます。
<例 1 >
MEMORY A ボタンを押しながら POWER スイッチをオンにします。その後 MEMORY A ボタンまたは MEMORY B ボタ
ンのどちらかを選びます。
メモリー A:コーラス・サウンド 1
ハーモニクス奏法を演出する深いコーラス・サウンドです。コンプレッションを強めにかけるのがポイントです。
fig.10(セッティング 3)
メモリー B:オーバードライブ・サウンド 1
ピック弾きにマッチする 60 〜 70 年代風のワイルドに歪んだサウンドです。TREBLE つまみでエッジ感を調節してください。
fig.11(セッティング 4)
(ON)
12

資料
<例 2 >
MEMORY B ボタンを押しながら POWER スイッチをオンにします。その後 MEMORY A ボタンまたは MEMORY B ボタ
ンのどちらかを選びます。
メモリー A:コーラス・サウンド 2
スラップやピック弾きに合う、クリアーなコーラス・サウンドです。D-CHORUS の INTENSITY つまみで変調感を調節できます。
fig.12(セッティング 5)
(OFF)
メモリー B:オーバードライブ・サウンド 2
ヘビーなロックサウンドです。GAIN つまみで歪みの量を調節してください。
fig.13(セッティング 6)
(OFF)
13

資料
主な仕様
定格出力
160 W/8 ohms
規定入力レベル (@1kHz)
インプット・ハイ -30 dBm/1M ohms
インプット・ロー -20 dBm/300k ohms
(アンプ・タイプ:SOLID STATE)
インサート・リターン +4 dBm
規定出力レベル
バランス DI +4 dBm
インサート・センド +4 dBm
ライン・アウト XLR +4 dBm
ライン・アウト・フォーン +4 dBm
※0dBm=0.775 Vrms
スピーカー
30 cm × 1
ホーン・ドライバー× 1
メモリー
A, B(2 種類)
コントロール
アンプリファイアー
タイプ・スイッチ(3 タイプ)
•
ゲインつまみ
•
ボリュームつまみ
•
コンプレッションつまみ
•
シェイプ・スイッチ
イコライザー
ベースつまみ
•
ミドル・レベルつまみ
•
ミドル・フリケンシーつまみ
•
トレブルつまみ
•
D- コーラス
インテンシティつまみ (スイッチ付き)
•
マスターつまみ
プログラム
マニュアル・ボタン
•
A ボタン
•
B ボタン
•
ライト・ボタン
•
電源スイッチ
グランド・リフト・スイッチ
インジケーター
パワー・インジェクション(2色)
D −コーラス
パワー
接続端子
インプット・ジャック (ハイ、ロー)
ヘッドホン・ジャック
バランス DI コネクター
インサート・ジャック (センド、リターン)
ライン・アウト・ジャック (XLR バランス、TRS 標準バラ
ンス)
フット・スイッ チ・ジャック (TIP:A/B RING:MANUAL、
CHORUS)
電源
AC100 V (50 Hz/60 Hz)
消費電力
130 W
外形寸法
515(幅)X335(奥行)X485(高さ)mm
重量
23.5kg
付属品
取扱説明書
保証書
別売品
フット・スイッチ FS-5L (BOSS)
※ 製品の仕様および外観は、改良のため予告なく変更するこ
とがあります。
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資料
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お問い合わせの窓口
商品のお取り扱いに関するお問い合わせは・・・
お客様相談センター 受付時間:午前10時〜午後5時(土、日曜、祝日および弊社規定の休日を除く)
<電話番号>
■大阪 TEL(06)6345-9500
<住所>
〒530-0004 大阪市北区堂島浜1-4-16 大和堂島ビル7F
修理に関するお問い合わせは
記載の営業所、サービス・ステーション、またはサービス・スポットまでご相談ください。
※上記窓口の名称、所在地、電話番号等は、予告なく変更することがありますのでご了承ください。
・・・商品をお求めの販売店か、保証書に同封されている「サービスの窓口」に
■東京 TEL(03)3251-6150
お客様相談センターまでご相談ください。
尚、お問い合わせの際には取扱説明書を
ご用意ください。
'991.20現在