このたびはBOSSドクター・ビートDB-12をお買い上げいた
だきまして、ありがとうございます。
この機器を正しくお使いいただくために、ご使用前に「安全
上のご注意」と「使用上のご注意」をよくお読みください。
また、この機器の優れた機能を十分ご理解いただくためにも、
取扱説明書をよくお読みください。取扱説明書は必要なとき
にすぐに見ることができるよう、手元に置いてください。
1997 ボス
本書の一部、もしくは全部を無断で複写・転載することを
禁じます。
●
この機器を使用する前に、以下の指示
と取扱説明書をよく読んでください。
.................................................................................................
● この機器を分解したり、改造したり
しないでください。
.................................................................................................
● 修理/部品の交換などで、取扱説明
書に書かれていないことは、絶対に
しないでください。必ずお買い上げ
店またはローランド・サービスに相
談してください。
.................................................................................................
● 次のような場所での使用や保存はし
ないでください。
○ 温度が極端に高い場所(直射日光の
当たる場所、暖房機器の近く、発熱
する機器の上など)
○ 水気の近く(風呂場、洗面台、濡れ
た床など)や湿度の高い場所
○ ホコリの多い場所
○ 振動の多い場所
.................................................................................................
● この機器に、異物(燃えやすいもの、
硬貨、針金など)や液体(水、ジュ
ースなど)を絶対に入れないでくだ
さい。
.................................................................................................
● 次のような場合は、直ちに電源を切
って、お買い上げ店またはローラン
ド・サービスに修理を依頼してくだ
さい。
○ 異物が内部に入ったり、液体がこぼ
れたりしたとき
○ 機器が(雨などで)濡れたとき
○ 機器に異常や故障が生じたとき
.................................................................................................
● お子様のいるご家庭で使用する場合、
お子様の取り扱いやいたずらに注意
してください。必ず大人のかたが、
監視/指導してあげてください。
.................................................................................................
● この機器を落としたり、この機器に
強い衝撃を与えないでください。
.................................................................................................
● リチウム電池は、お子様の手の届か
ないところに置いてください。誤っ
て電池を飲み込んだ場合は、直ちに
医師と相談してください。
.................................................................................................
● リチウム電池は、充電、加熱、分解
したり、または火や水の中に入れた
りしないでください。
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● この機器の上に乗ったり、機器の上
に重いものを置かないでください。
.................................................................................................
● 電池の使いかたを間違えると、破裂
したり、液漏れしたりします。次の
ことに注意してください。
○ 長時間使用しないときは、電池を取
り出しておいてください。
.................................................................................................
●
リチウム電池は、必ず指定のもの
(CR2032)を使用して、+と−を間
違えないように指示どおり入れてくだ
さい。
.................................................................................................
● 使用済みのリチウム電池は、あなた
の地域のゴミ分別収集のしかたに従
って、捨ててください。
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■使用上のご注意
「安全上のご注意」以外に、次のことに注意してください。
DB-12:ドクター・ビート
●電源:
DC3V、リチウム電池CR2032
●消費電流
無音時:1.5mA
基準音発音時:4mA
*連続使用時の電池寿命:約100時間
(メトロノーム、テンポ =120、リズム 、ビート4)
●メトロノーム
テンポ: =35〜250、±0.2%
リズム:
ビート:
0〜9、2+3、3+2、3+4、4+3、4+5、
5+4、5+6、6+5、6+7、7+6、7+8、8+7、
8+9、9+8 (全24種類)
●チューン
基準ピッチ:438〜445Hz、1Hz単位
基準音発生範囲:C4〜B4、±1セント
●タイマー
設定範囲:1〜60分
●ストップ・ウォッチ
計測単位:1/10秒
計測時間:
10時間(オート・パワー・オフ解除時)
●表示:
カスタムLCDディスプレイ
テンポ・インジケーター x2
●ボタン:
パワー、モード・アップ、モード・ダウン、
バリュー・アップ、バリュー・ダウン、
スタート/ストップ、
タップ/ミュート/スプリット/リセット
●端子:
フォーン・ジャック(モノラル・ミニ・タイプ)
●外形寸法:
60(W)×90(D)×17(H)mm
●重量:
60g(電池含む)
●付属品:
リチウム電池CR2032、ストラップ、
取扱説明書(保証書付き)、サービスの窓口
※ 製品の仕様および外観は、改良のため予告なく変更す
ることがあります。
安全上のご注意
火災・感電・傷害を防止するには
以下の指示を必ず守ってください
取扱いを誤った場合に、使用者が
傷害を負う危険が想定される場合
および物的損害のみの発生が想定
される内容を表わしています。
※物的損害とは、家屋・家財およ
び家畜・ペットにかかわる拡大
損害を表わしています。
取扱いを誤った場合に、使用者が
死亡または重傷を負う可能性が想
定される内容を表わしています。
警告
注意
注意の意味について警告と
図記号の例
●は、強制(必ずすること)を表わしています。
具体的な強制内容は、
●の中に描かれています。
左図の場合は、「電源プラグをコンセントから抜
くこと」を表わしています。
は、注意(危険、警告を含む)を表わしていま
す。
具体的な注意内容は、 の中に描かれています。
左図の場合は、「一般的な注意、警告、危険」を
表わしています。
は、禁止(してはいけないこと)を表わしてい
ます。
具体的な禁止内容は、 の中に描かれています。
左図の場合は、「分解禁止」を表わしています。
電源、電池のセットや交換について
● この機器には、工場出荷時に電池がセットされてい
ます。この電池は検査用のため、寿命が短い場合が
あります。
●
接続するときは、誤動作やスピーカーなどの破損を防
ぐため、必ずすべての機器の電源を切ってください。
設置について
● テレビやラジオの近くでこの機器を動作させると、
テレビ画面に色ムラが出たり、ラジオから雑音が出
ることがあります。この場合は、この機器を遠ざけ
て使用してください。
● 直射日光の当たる場所や、発熱する機器の近く、閉
め切った車内などに放置しないでください。変形、
変色することがあります。
お手入れについて
● 通常のお手入れは、柔らかい布で乾拭きするか、堅
く絞った布で汚れを拭き取ってください。汚れが激
しいときは、中性洗剤を含んだ布で汚れを拭き取っ
てから、柔らかい布で乾拭きしてください。
● 変色や変形の原因となるベンジン、シンナーおよび
アルコール類は、使用しないでください。
修理について
● お客様がこの機器を分解、改造された場合、以後の
性能について保証できなくなります。また、修理を
お断りする場合もあります。
● 当社では、この製品の補修用性能部品(製品の機能
を維持するために必要な部品)を、製造打切後6年間
保有しています。この部品保有期間を修理可能の期
間とさせていただきます。なお、保有期間が経過し
た後も、故障箇所によっては修理可能の場合があり
ますので、お買い上げ店、または最寄りのローラン
ド・サービスにご相談ください。
その他の注意について
● 故障の原因になりますので、ボタン、つまみ、入出
力端子などに過度の力を加えないでください。
● ディスプレイを強く押したり、叩いたりしないでく
ださい。
電池が消耗してくると、ディスプレイの表示が薄く
なり、スピーカーの音量が小さくなります。
このような場合は、電池を交換してください。
使用するリチウム電池は、CR2032,3V1個です。
リチウム電池は、必ず指定のもの(CR2032)
を使用して、+と−を間違えないように指示
どおり入れてください。
1. 電池ブタの+ネジをはずし、本体から電池ブタを
スライドさせてはずします。
2. 先の細いドライバーの様な物で、古い電池を取り
出します。
3. 新しい電池を+側が見えるようにセットします。
4. 電池ブタを取り付け、+ネジをしめます。
※ 電池交換後の各設定は、次のようになります。
メトロノーム
テンポ: =120
リズム:
ビート:4
チューン
ノート:A
ピッチ:440Hz
タイマー
時間: 60分
〒432 静岡県浜松市大久保町1227 TEL(053)485-7780 発売元:ローランド株式会社
警告
注意
● DB-12は、モードを切り替えることによりメトロ
ノーム/チューン/タイマー/ストップ・ウォッ
チの4種類の機能が使えます。音楽のジャンルを
問わず、テンポ合わせ、楽器のチューニング、演
奏時間測定など多用途に利用できます。
● メトロノーム機能は、6種類のリズムと24種類の
ビートで複合ビートを設定することができます。
テンポは =35〜250の範囲で設定できます。
● 曲に合わせてボタンを押すことで、簡単にテンポ
を計測できるタップ機能を装備しています。
● 1オクターブの範囲で基準音を発音するクロマテ
ィック発音機能を装備しています。管楽器などの
発音練習やアコースティック楽器のチューニング
に利用できます。
● 1分から60分まで設定できるタイマーを装備して
います。設定した時間にアラーム音を鳴らすこと
ができます。
● ストップ・ウォッチ機能により、演奏時間などを
計測することができます。また、スプリット・タ
イム(途中経過時間)を表示することもできます。
● 約10分間使用しないと自動的に電源がオフにな
る、オート・パワー・オフ機能を装備しています。
● 電源オフ操作、またはオート・パワー・オフ機能
により電源がオフになっても、設定を記憶してい
ます。
■ストラップの付けかた
付属のストラップは、図のようにペン・ホールに通
してご使用ください。
■
オート・パワー・オフ機能
DB-12は、電池の消耗を抑えるため、一定時間いず
れのボタンも操作されないと、自動的に電源がオフ
になるオート・パワー・オフ機能を装備しています。
すべての機能が動作していない時には約10分、基準
音以外の機能が動作しているときは約70分でオー
ト・パワー・オフ機能が働きます。また、基準音は
約10分で消音します。
■ペン・ホールの使いかた
図のようにペン・ホールに鉛筆やペンなどを差し込
むことにより、DB-12を立てて使うことができます。
■
オート・パワー・オフ機能の解除
オート・パワー・オフ機能を解除するには、モー
ド・ダウン・ボタン、バリュー・アップ・ボタン、
バリュー・ダウン・ボタン、スタート/ストップ・
ボタンを同時に押しながら、パワー・ボタンを押し
ます。記憶しませんので、もう一度電源を入れ直す
と、オート・パワー・オフ機能が働きます。
1. 電源がオンの状態で、モード・アップ/ダウン・
ボタンを押して、モードをTEMPOに合わせ
ます。
2. バリュー・アップ/ダウン・ボタンを押して、テ
ンポを設定します。テンポは、 =35〜250の範
囲で設定できます。
※ 曲のテンポに合わせる場合は、曲に合わせてタッ
プ・ボタン(タップ/ミュート/スプリット/リ
セット・ボタン)を押します。3回以上押すとテ
ンポが計測されて、ディスプレイに表示されます。
※ タップ入力した場合、テンポが =250より早い
時はHi(High)、 =30〜34の場合Lo(Low)、
テンポが =30以下の時表示は変化しません。
3. モード・ダウン・ボタンを押して、モードを
RHYTHMに合わせます。
4. バリュー・アップ/ダウン・ボタンを押して、リ
ズムを設定します。6種類のリズムから選択しま
す。
5. モード・ダウン・ボタンを押して、モードを
BEATに合わせます。
6. バリュー・アップ/ダウン・ボタンを押して、ビ
ートを設定します。ビートは、24種類のなかか
ら選択します。
7. スタート/ストップ・ボタンを押して、メトロノ
ームをスタートします。もう一度押すとストップ
します。
1. 電源がオンの状態で、モード・アップ/ダウ
ン・ボタンを押して、モードをTIMERに合
わせます。
2. バリュー・アップ/ダウン・ボタンを押して、
タイマーの時間を1〜60分の範囲で設定します。
3. スタート/ストップ・ボタンを押して、タイマ
ーをスタートします。
もう一度押すとストップします。
タイマーをスタートすると、タイマー動作マー
ク( )が点滅し、時間が減っていきます。時
間が0になると、アラームを20秒間鳴らしてス
トップします。
アラームが鳴っている間にいずれかのボタンを
押すと、アラームを止めることができます。
※ タイマー動作中は、メトロノームなどの他のモ
ードにしていても、時間になるとアラームが鳴
ります。(メトロノームや基準音はストップし
ます。)
※ タイマーがスタートした後、タイマーを最初か
らやり直したい場合は、スタート/ストップ・
ボタンを押してタイマーをストップした後、リ
セット・ボタン(タップ/ミュート/スプリッ
ト/リセット・ボタン)を押してください。
※ タイマーの設定を変更したいときは、タイマー
をストップさせてから、バリュー・アップ/ダ
ウン・ボタンを押して時間を変更します。
※ タイマー動作マーク( )は、設定時間に対し
てどれだけ時間が経過したかを示します。設定
時間の1/4が経過するごとに、扇型が1つ消え
ます。
■各部の名称
フォーン・ジャック
ミニ・プラグ(プラグ径:3.5ミリ)のイヤホンやモ
ノラル・ヘッドホンを接続します。また外部出力端子
としても利用できます。
※ ステレオ・ヘッドホンも接続できますが、音は片側か
らしか出ません。
※ フォーン・ジャックにプラグを差し込むと、本体スピ
ーカーから音は出なくなります。
※ 外部機器と接続する際は、電源を切った状態で音量を
絞ってから接続してください。
モード・アップ/ダウン・ボタン
各モードを切り替えます。現在のモードは、ディスプ
レイ上の矢印の位置で示されます。
ペン・ホール
ハンド・ストラップ取り付け穴
市販のハンド・ストラップを取り付けることができます。
バリュー・アップ/ダウン・ボタン
ディスプレイ上の点滅している設定値を変更します。モ
ードがTEMPO、BEAT、TIMERの場合には、ア
ップ(ダウン)・ボタンを押しながらダウン(アッ
プ)・ボタンを押すと、設定値が速く変化します。
スタート/ストップ・ボタン
タップ/ミュート/スプリット/リセット・ボタン
パワー・ボタン
電源をオン/オフします。
ディスプレイ
テンポ・インジケーター
■
基準音を鳴らす場合(チューン)
1.
電源がオンの状態で、モード・アップ/ダウン・ボ
タンを押して、モードをNOTEに合わせます。
2. バリュー・アップ/ダウン・ボタンを押して、
ノートを設定します。音名は、C〜Bの範囲で
設定できます。
3. モード・ダウン・ボタンを押して、モードを
PITCHに合わせます。
4. バリュー・アップ/ダウン・ボタンを押して、
基準ピッチを設定します。基準ピッチは、A=
438〜445Hzの範囲で設定できます。
5. スタート/ストップ・ボタンを押して、基準音
を発音します。もう一度押すと消音します。
※
基準音を発音したまま他のモードに移ることができ
ますが、タイマーとストップ・ウォッチのモードで
は、基準音を止めることができません。基準音を止
めるときは、モードをチューンに戻してください。
1. 電源がオンの状態で、モード・アップ/ダウ
ン・ボタンを押して、モードをSTOPW.に
合わせます。
2. スタート/ストップ・ボタンを押して、ストッ
プ・ウォッチをスタートします。もう一度押す
とストップします。
3. スタートさせたまま、スプリット・ボタン(タ
ップ/ミュート/スプリット/リセット・ボタ
ン)を押すと、スプリット・タイム(途中経過
時間)を表示して表示が止まります。
もう一度スプリット・ボタンを押すと、通常のス
トップ・ウォッチ表示に戻ります。
4. ストップ中に、リセット・ボタン(タップ/ミ
ュート/スプリット/リセット・ボタン)を押
すと、表示がゼロに戻ります。
※ ストップ・ウォッチは、他のモードになっても
動作します。
※ ストップ・ウォッチは、最大10時間までの計測
ができますが、いずれのボタンも操作されない
場合はオート・パワー・オフ機能が働くため、
70分までの計測しかできません。70分を越え
る計測が必要な場合は、あらかじめオート・パ
ワー・オフ機能の解除を行ってください。
※ スタートした後にミュート・ボタン(タップ/
ミュート/スプリット/リセット・ボタン)を
押すと、本体スピーカーから音が出なくなりま
す。もう一度ミュート・ボタンを押すと、ミュ
ートが解除されます。ステージなど音が出せな
い所で使うときに使用します。
※ タップ/ミュート/スプリット/リセット・ボ
タンは、メトロノームが停止中にはタップ・ボ
タン、動作中にはミュート・ボタンとして働き
ます。
※ メトロノームをスタートしたまま他のモードに
移ることができますが、タイマー、ストップ・
ウォッチのモードにした場合は、メトロノーム
をストップすることができません。ストップす
るときは、モードをメトロノームに戻してくだ
さい。
■メトロノームとして使用する場合
■タイマーとして使用する場合 ■ストップ・ウォッチとして使用する場合
■主な特長