Roland AT-5 User Manual [ja]

Copyright © 2003 ローランド株式会社 
本書の一部、もしくは全部を無断で複写・転載することを禁じます。
この機器を正しくお使いいただくために、ご使用前に 「安全上のご注意」( P.2、3)と「使用 上のご 注意」 (P.4、5)をよく お読みください。また、こ の機器の
書をよくお読みください。取扱説明書は必要なときに
すぐに見 ること ができるよ う、手元に置いてく ださ
い。

安全上のご注意

ビデオ関連商品の取り扱いに関するお問い合わせ先・・・ローランド・ビデオキャンバス・ホットライン
修理に関するお問い合わせは・・・
お問い合わせの窓口
商品をお求めの販売店か「サービスの窓口」に記載の営業所、またはサービス ステーションまでご相談ください。「サービスの窓口」は保証書に同封、もし くは封筒の裏面に記載されています。
'03.4.1現在
※上記窓口の名称、所在地、電話番号等は、予告なく変更することがありますのでご了承ください。
■東京TEL(03)3251-3429■大阪TEL(06)6345-9789■浜松TEL(053)414-7530
その他の商品の取り扱いに関するお問い合わせ先・・・ローランドお客様相談センター
■東京TEL(03)3251-6150■大阪TEL(06)6345-9500■浜松TEL(053)414-7120
DTM商品の取り扱いに関するお問い合わせ先・・・ローランドDTMホットライン
■東京TEL(03)3251-5791■大阪TEL(06)6345-9785■浜松TEL(053)414-7005
<住所> 〒433-8118 静岡県浜松市高丘西4-7-19 ローランド浜松流通センター
<電話> 受付時間:午前10時〜午後5時(土、日曜、祝日および弊社規定の休日を除く)
安全上のご注意
火災・感電・傷害を防止するには
注意の意味について警告と
警告
注意
取扱いを誤った場合に、使用者が 死亡または重傷を負う可能性が想 定される内容を表わしています。
取扱いを誤った場合に、使用者が 傷害を負う危険が想定される場合 および物的損害のみの発生が想定 される内容を表わしています。  ※物的損害とは、家屋・家財およ
び家畜・ペットにかかわる拡大 損害を表わしています。
図記号の例
 は、注意(危険、警告を含む)を表わしていま す。 具体的な注意内容は、 の中に描かれています。 左図の場合は、「一般的な注意、警告、危険」を 表わしています。
 は、禁止(してはいけないこと)を表わしてい ます。 具体的な禁止内容は、 の中に描かれています。 左図の場合は、「分解禁止」を表わしています。
は、強制(必ずすること)を表わしています。
具体的な強制内容は、 左図の場合は、「電源プラグをコンセントから抜 くこと」を表わしています。
の中に描かれています。
以下の指示を必ず守ってください
警告 警告
001
●この機器を使用する前に、以 下の指示と 取扱説 明書をよく読んでください。
..............................................................................................................
002c
● この機器および AC アダプターを分解したり、改 造したりしないでください。
..............................................................................................................
003
●修理/部品の交換などで、取 扱説明書に 書かれ ていないこと は、絶対にし ないでください。必
ずお買い上げ店 またはロ ーランド・サービスに 相談してください。
..............................................................................................................
004
●次のような場所での使用や保 存はしない でくだ さい。
○ 温度が極端に高い場所(直射日光の当たる場
所、暖房機器の近く、発熱する機器の上など)
○ 水気の近く(風呂場、洗面台、濡れた床など)
や湿度の高い場所
○ 雨に濡れる場所 ○ ホコリの多い場所
○ 振動の多い場所
..............................................................................................................
007
●この機器を、ぐらつく台の上 や傾いた場 所に設
..............................................................................................................
008c
●ACアダプターは、必ず付属のものを、AC 100
置しないでくだ さい。必ず安 定した水平な場所 に設置してください。
V の電源で使用してください。
008e
●電源コードは、必ず付属のも のを使用し てくだ さい。また、付属の 電源コード を他の製品に使
用しないでください。
..............................................................................................................
009
●電源コードを無理に曲げ たり、電源コー ドの上 に重いものを 載せたりし ないでください。電源
コードに傷 がつき、ショー トや断線の結果、火 災や感電の恐れがあります。
..............................................................................................................
010
●この機器を単独で、あるい はヘッド ホン、アン プ、スピーカーと組み合わせて使用した場合、設
定によっては永 久的な難聴 になる程度の音量に なります。大音 量で、長時間使 用しないでくだ
さい。万一、聴力低 下や耳 鳴りを感じたら、直 ちに使用をやめ て専門の医 師に相談してくださ
い。
..............................................................................................................
011
●この機器に、異物(燃え やすいも の、硬貨、針 金など)や液 体(水、ジュー スなど)を絶対に
入れないでください。
..............................................................................................................
..............................................................................................................
2
警告
注意
012b
● 次のような場合は、直ちに電源を切って AC ア ダプターをコン セントか ら外し、お買い上げ店
またはローラン ド・サービス に修理を依頼して ください。
○ACアダプター本体、電源コード、またはプ
ラグが破損したとき
○ 煙が出たり、異臭がしたとき ○ 異物が内部に入ったり、液体がこぼれたりし
たとき
○ 機器が(雨などで)濡れたとき ○ 機器に異常や故障が生じたとき
..............................................................................................................
013
●お子様のいるご家庭で使 用する場合、お 子様の 取り扱いやいた ずらに注 意してください。必ず
大人のかたが、監視/指導してあげてください。
..............................................................................................................
014
●この機器を落としたり、この 機器に強い 衝撃を 与えないでください。
..............................................................................................................
015
●電源は、タコ足配線などの無 理な配線を しない でください。特に、電 源タップ を使用している
場合、電源タップの容量(ワット/アンペア)を 超えると発熱し、コ ードの被 覆が溶けることが
あります。
..............................................................................................................
016
● 外国で使用する場合は、お買い上げ店または ローランド・サービスに相談してください。
..............................................................................................................
024
●電源コードのアースを確実に 取り付けて くださ い。感電の恐れがあります(P.14)。
..............................................................................................................
104
●接続したコードやケーブ ル類は、繁雑に ならな いように配慮してください。特に、コードやケー
ブル類は、お子様 の手が届か ないように配慮し てください。
..............................................................................................................
106
●この機器の上に乗ったり、機 器の上に重 いもの を置かないでください。
..............................................................................................................
107c
● 濡れた手で AC アダプターのプラグを持って、機 器本体やコンセ ントに抜き 差ししないでくださ
い。
..............................................................................................................
108d(選択)
●この機器を移動するときは 以下のこと を確認し た後、必ず 2 人以上で水平に持ち上げて運んで
ください。この とき、手をは さんだり、足の上 に落とさないように注意してください。
1
○ 機器本 体と スタンドを固定 してい るネジが
ゆるんでいないか、確認する。ゆるんでいる 場合は、しっかり固定する。
2
○ 電源コードを外す。
3
○ 外部機器との接続を外す。
4
○ スタンドのアジャスティング・ボルトを上げ
る。
6
○ 譜面立てを外す。
..............................................................................................................
109b
● お手入れをするときには、電源を切って AC ア ダ プターをコンセントか ら外してく ださい
(P.14)。
..............................................................................................................
110b
● 落雷の恐れがあるときは、早めに AC アダプター をコンセントから外してください。
注意
101b
● この機器と AC アダプターは、風通しのよい、正 常な通気が保た れている 場所に設置して、使用
してください。
..............................................................................................................
102c
●AC アダプターを機器本体やコンセントに抜き 差しするときは、必ずプラグを持ってください。
..............................................................................................................
103b
● 定期的に AC アダプターを抜き、乾いた布でプ ラグ部分のゴミやほこりを拭き取ってくださ
い。また、長時間使用しないときは、AC アダプ ターをコンセントから外してください。AC アダ
プターとコンセ ントの間にゴ ミやほこりがたま ると、絶縁不良を起 こして火 災の原因になりま
す。
..............................................................................................................
..............................................................................................................
117(選択)
●椅子を使用するときは、必ず 次の事項を 守って ください。
1
○ 椅子で遊んだり、踏み台にしない。
2
○2人以上で腰掛けない。
..............................................................................................................
118
●ネジやキャップを外した 場合は、小さな お子様 が誤って飲み込 んだりする ことのないようお子
様の手の届かないところへ保管してください。
..............................................................................................................
3

使用上のご注意

291a
2、3 ページに記載されている「安全上のご注意」以外に、次のことに注意してください。
電源について
301
● 雑音を発生する装置(モーター、調光器など)や消費電 力の大きな機器とは、別のコンセントを使用してくださ
い。
302
●ACアダプターを長時間使用すると AC アダプター本体 が多少発熱しますが、故障ではありません。
307
● 接続するときは、誤動作やスピーカーなどの破損を防ぐ ため、必ずすべての機器の電源を切ってください。
設置について
351
● この機器の近くにパワー・アンプなどの大型トランスを 持つ機器があると、ハム(うなり)を誘導することがあ
ります。この場合は、この機器との間隔や方向を変えて ください。
352a
● テレビやラジオの近くでこの機器を動作させると、テレ ビ画面に色ムラが出たり、ラジオから雑音が出ることが
あります。この場合は、この機器を遠ざけて使用してく ださい。
352b
● 携帯電話などの無線機器を本機の近くで使用すると、着 信時や発信時、通話時に本機から雑音が出ることがあり
ます。この場合は、それらの機器を本機から遠ざけるか、 もしくは電源を切ってください。
353
● この機器はフロッピー・ディスク・ドライブが搭載され ていますので、次の点に注意してください。詳細は、「フ
ロッピー・ディスクをお使いになる前に」をご覧くださ い(P.5)。
○ スピーカーなどの強い磁界の発生する場所には近づ
けない ○ この機器を極端に傾けない ○ フロッピー・ディスク・ドライブ動作中は、振動を
与えたり移動したりしない
354b
● 直射日光の当たる場所や、発熱する機器の近く、閉め 切った車内などに放置しないでください。また、至近距
離から照らす照明器具(ピアノ・ライトなど)や強力な スポット・ライトで長時間同じ位置を照射しないでくだ
さい。変形、変色することがあります。
355b
● 極端に温湿度の違う場所に移動すると、内部に水滴がつ く(結露)ことがあります。そのまま使用すると故障の
原因になりますので、数時間放置し、結露がなくなって から使用してください。
356
● 本機の上にゴム製品やビニール製品などを長時間放置し ないでください。変形、変色することがあります。
358
● 鍵盤の上に物を置いたままにしないでください。発音し なくなるなどの故障の原因になります。
359
● 本機にシールなどを貼らないでください。はがす際に外 装の仕上げを損なうことがあります。
お手入れについて
401b
● お手入れは、柔らかい布で乾拭きするか、堅く絞った布 で汚れを拭き取ってください。木目にそって全体を均一
の力で拭きます。同じ所ばかり強くこすると、仕上げを 損なう恐れがあります。
402
● 変色や変形の原因となるベンジン、シンナーおよびアル コール類は、使用しないでください。
修理について
451c
● お客様がこの機器や AC アダプターを分解、改造された 場合、以後の性能について保証できなくなります。また、
修理をお断りする場合もあります。
452
● 修理に出される場合、記憶した内容が失われることがあ ります。大切な記憶内容は、フロッピー・ディスクに保
存するか、記憶内容をメモしておいてください。修理す るときには記憶内容の保存に細心の注意を払っておりま
すが、メモリー部の故障などで記憶内容が復元できない 場合もあります。失われた記録内容の修復に関しまして
は、補償も含めご容赦願います。
453b
● 当社では、この製品の補修用性能部品(製品の機能を維 持するために必要な部品)を、製造打切後 8 年間保有し
ています。この部品保有期間を修理可能の期間とさせて いただきます。なお、保有期間が経過した後も、故障箇
所によっては修理可能の場合がありますので、お買い上 げ店、または最寄りのローランド・サービスにご相談く
ださい。
その他の注意について
551
● 記憶した内容は、機器の故障や誤った操作などにより、 失われることがあります。失っても困らないように、大
切な記憶内容はバックアップとしてフロッピー・ディス クに保存しておいてください。
552
● フロッピー・ディスクや本体メモリーの失われた記憶内 容の修復に関しましては、補償を含めご容赦願います。
553
● 故障の原因になりますので、ボタン、つまみ、入出力端 子などに過度の力を加えないでください。
554
● ディスプレイを強く押したり、叩いたりしないでくださ い。
555
● ディスプレイから多少音がすることがありますが、故障 ではありません。
556
● ケーブルの抜き差しは、ショートや断線を防ぐため、プ ラグを持ってください。
4
使用上のご注意
558a
● 音楽をお楽しみになる場合、隣近所に迷惑がかからない ように、特に夜間は、音量に十分注意してください。
ヘッドホンを使用すれば、気がねなくお楽しみいただけ ます。
559b
● 輸送や引っ越しをするときは、機器を緩衝材などで十分 に梱包してください。そのまま移動すると、傷、破損、
故障などの原因となります。
560
● 譜面立てを使用するときは、譜面立てに強い力を加えな いでください。
562
● 接続には、当社ケーブル(PCS シリーズなど)をご使用 ください。他社製の接続ケーブルをご使用になる場合は、
次の点にご注意ください。 ○ 接続ケーブルには抵抗が入ったものがあります。本
機との接続には、抵抗入りのケーブルを使用しない でください。音が極端に小さくなったり、全く聞こ えなくなる場合があります。ケーブルの仕様につき ましては、ケーブルのメーカーにお問い合わせくだ さい。
フロッピー・ディスクをお使いにな る前に
602
● 外部からの振動を受けない、しっかりした水平な場所に 設置してください。極端に傾けると、ディスク・ドライ
ブの動作に悪影響を与えることがあります。
603
● 極端に湿度の違う場所に移動すると、ディスク・ドライ ブに水滴がつくことがあります。このまま使用すると故
障の原因になりますので、数時間放置してから使用して ください。
604
● ディスクを挿入するときは、確実に奥まで入れてくださ い。ディスクを取り出すときは、イジェクト・ボタンを
奥まで押してください。万一ディスクが引っ掛かった場 合は、無理に取り出さないでください。
605a(一部修正)
● 読み込み/書き込み中は、ディスクを取り出さないでく ださい。ディスクの磁性面に傷がつき、使用できなくな
ります。(データの読み込み/書き込み時は、ディスク・ ドライブのランプが明るく点灯します。通常はやや暗く
点灯、または消灯しています。)
606
● 電源を入れたり切ったりするときは、ディスクをディス ク・ドライブから抜いてください。
607
● ディスクはディスク・ドライブに対して水平になるよう にして、無理な力を加えずに挿入してください。無理に
挿入すると、ディスク・ドライブのヘッドが破損するこ とがあります。
608
● ディスク・ドライブにフロッピー・ディスク以外のもの
(針金、硬貨、別の種類のディスクなど)を入れないでく
ださい。ディスク・ドライブの故障の原因になります。
フロッピー・ディスクの取り扱い
651
● ディスクはフィルムに磁性体を塗布した円盤状の記憶媒 体です。磁性面には非常に高密度でデータが記憶されま
すので、取り扱いについては次の点に注意してください。 ○ 磁性面に触れない
○ ホコリの多い場所で使用しない ○ 直射日光の当たる場所や、閉め切った自動車の中な
どに放置しない(保存温度 : 10 〜 50 ℃)
○ スピーカーなどの強い磁界を発生する場所やものに
近づけない
652
● ディスクには、書き込んだデータを誤って消さないよう に保護するプロテクト・タブがあります。書き込み操作
を行なうとき以外は、プロテクト・タブをプロテクトの 位置にしておいてください。
裏面
ライト (書き込み可能)
プロテクト・タブ
653
● ディスクのラベルは、しっかりと貼り付けてください。 ディスク・ドライブの中ではがれると、ディスクが取り
出せなくなります。
654
● ディスクは、傷めたり、チリ、ホコリなどが付かないよ う保管には十分注意してください。チリ、ホコリなどが
付いたディスクを使用すると、ディスクが破損したり、 ディスク・ドライブの故障の原因になります。
655
● 本機の演奏データが入ったディスクを、プロテクト・タ ブがライトの状態で、他の機種(HP-G シリーズ、MT
シリーズ、KR シリーズ、ATELIER シリーズ、PR-300 を除く)やコンピューターなどでディスク操作(内容確
認、セーブ、削除など)をすると、以降、本機のディス ク・ドライブで使用できなくなる場合があります。他の
機種やコンピューターで、演奏データの内容確認やロー ドをする場合は、ディスクのプロテクト・タブをプロテ
クトの状態で行なってください。
203
※ GS( )は、ローランド株式会社の登録商標です。
※ XGlite( )は、ヤマハ株式会社の登録商標です。
215a
※ MIDI は社団法人 音楽電子事業協会(AMEI)の登録商標
です。
215b
※ GM( )、GM2( )は、社団法人 音楽電子
事業協会(AMEI)の登録商標です。
220
※ 文中記載の会社名及び製品名は、各社の商標または登録
商標です。
プロテクト (書き込み禁止)
5

はじめに

このたびは、ミュージック・アトリエ AT-5 をお買い上げいただき、誠にありがとうございます。AT-5 は、簡単な操作で重厚なオルガン・サウンドが楽しめるオルガンです。本機を存分にお楽しみいただき、 いつまでも良い状態でご愛用いただくためにも、この取扱説明書をよくお読みいただけるようお願い申し 上げます。

■ アトリエ・シリーズの基本コンセプト

○ 充実したオルガン音色
オルガンの基本となるジャズ・オルガン、パイプ・オルガン、シアター・オルガンの音色が搭載されてい ますので、オルガン本来の魅力がお楽しみいただけます。
○ リアルタイム操作重視の伝統に基づいたパネルレイアウト
座ってすぐに弾けるを基本コンセプトに、操作ボタンはクラシックオルガンの伝統に基づいてパネル面
に機能的に配置されているため、操作が簡単です。さらに、アトリエ・シリーズは全機種同じ操作性を実 現しているため、機種を変えた場合でもすぐに演奏することができます。
○ そのまま使える高品位音色の搭載
充実したオルガン音色に加えて、ストリングスなどの高品位な音色を搭載しています。そのため、個々の 音色の面倒なエディット作業は必要なく、音色を選ぶだけで素晴らしい演奏がお楽しみいただけます。
○ 過去の音楽データ資産を無駄にしない設計思想
従来機種の操作性を受け継いでおり、モデルが変わってもすぐに弾くことができます。また、データ互換 性には十分配慮しているため、過去のソング・データもそのまま活用することができます。
○ 世界のミュージック・スタイルを搭載
世界で長く親しまれてきた代表的な音楽のミュージック・スタイル(リズムと自動伴奏パターン)が内蔵 されているので、世界のいろいろな演奏を楽しむことができます。
○ ミュージックデータの活用
SMF ミュージックデータの世界標準である GM2 規格に対応し、フロッピー・ディスク・ドライブも搭載 しているため、市販されている豊富な SMF ミュージックデータを活用することができます。また、パート をミュートして片手ずつ練習したり、ミュージックデータに合わせてアンサンブルを楽しんだりすること ができます。
6

■ AT-5 の主な特長

○リアリティーあふれるリズムと自動伴奏
リズムはすべてプロのドラマーが実際に演奏したデータを使っているため、ノリや細かいニュアンスまで 含め、非常にリアルでクオリティの高いパターンになっています。また、それぞれのリズムにぴったり 合った自動伴奏を使えば、まるでバック・バンドがそこに存在しているかのような演奏を楽しめます。
○充実の基本音色
オルガン音色はもちろん、ストリングス、ピアノ、ギター、ブラスなど、基本的な楽器の音色を余すとこ ろなく搭載しています。さらに 1 つ 1 つの音色は上位機種と同等の高品位なものを採用しています。
○アクティブ・エクスプレッション音色を搭載
エクスプレッション・ペダルを踏み込むことによって、音量だけでなく、音色が変化したり、別の音色が 加わってくる音色を搭載しています。ピアニッシモからフォルティッシモまで、音色そのものが強い音に 変化するクレッシェンドや、ピアノのバックでストリングスが鳴ってくるなど、ダイナミックな音色変化 を表現することができます。
○スプリット機能
61 鍵の鍵盤は音域をスプリット(分割)して、それぞれ別々の音色で演奏することができます。また、ス プリットした低音域側を自動伴奏のコード認識音域、高音域側をメロディーの演奏音域に使い分けること もできます。
はじめに
○ハーモニー・インテリジェンス
鍵盤のロワー(低音域)で弾いたコードに従って、アッパー(高音域)で弾いた音色に自動的にハーモ ニーがつくハーモニー・インテリジェンス機能を搭載しています。より音色に厚みがついて、迫力のある 演奏をお楽しみいただけます。
○高品位なリバーブ
リバーブ(残響)はオルガン演奏になくてはならない重要な要素です。AT-5 には上位機種同等のリバーブ を内蔵しているため、臨場感あふれるオルガン演奏を楽しめます。

■ この取扱説明書の表記について

ボタン名は[Power On]のように[ ]で囲んで表記します。
[−][+]、[
例:Value[−][+]ボタン、Reverb[
][ ▼]、[] ]はどちらかのボタンを押すことを示しています。
][ ▼]ボタン、Tempo[ ][ ]ボタンなど
7
目次
安全上のご注意 ............................................................................................................................................... 2
使用上のご注意 .............................................................................................................................................. 4
はじめに ...................................................................................................6
各部の名称 .............................................................................................12
演奏する前に .........................................................................................14
譜面立ての立てかた ....................................................................................................................................14
AC アダプターを接続する .........................................................................................................................14
電源を入れる/切る ....................................................................................................................................15
電源を入れる ....................................................................................................................................15
電源を切る .........................................................................................................................................15
ヘッドホンを使う ........................................................................................................................................15
すべての設定を製品出荷時の設定に戻す ..............................................................................................16
ディスプレイの明るさを調節する ...........................................................................................................16
基本画面を表示する ....................................................................................................................................16
リズム画面 .........................................................................................................................................16
コンポーザー画面 ............................................................................................................................16
演奏してみましょう ...............................................................................17
デモ曲を聴く................................................................................................................................................ 17
音色を選ぶ.................................................................................................................................................... 19
鍵盤の設定を切り替える ............................................................................................................... 19
音色とパートについて ................................................................................................................... 20
アッパー/ロワー音色選択ボタンの働き.................................................................................. 20
アッパー・ボイスとロワー・ボイスを選ぶ.............................................................................. 21
[Others]ボタンで音色を選択する............................................................................................ 22
ロワー音域で弾いたコードのルート音でベース・ボイスを鳴らす
([Bass To Lower]ボタン).................................................................................................................... 23
ベース・ボイスを選ぶ ................................................................................................................... 23
音量バランスを調節する........................................................................................................................... 24
音の高さをオクターブ単位で変える...................................................................................................... 25
リズム演奏を使う ..................................................................................26
リズムを選ぶ................................................................................................................................................ 26
リズムを鳴らす(リズムのスタート/ストップ)............................................................................... 27
ボタンを押してリズムをスタートする ...................................................................................... 27
ストップの方法................................................................................................................................ 28
リズム演奏に変化をつける....................................................................................................................... 29
テンポを変える ........................................................................................................................................... 29
簡単に自動伴奏の設定をする(ワンタッチ・プログラム機能)...................................................... 30
8
音にさまざまな効果をつける ................................................................31
音にハーモニーをつける(ハーモニー・インテリジェンス)........................................................... 31
ハーモニー・インテリジェンスの種類を変える ................................................................................. 32
音にうねりをつける(ロータリー効果)................................................................................................ 33
音に残響をつける(リバーブ効果)........................................................................................................ 34
音に余韻をつける(サスティン効果).................................................................................................... 35
演奏機能を使う ......................................................................................36
移調する(Transpose[−][+]ボタン)......................................................................................... 36
全体の音量をペダルで調節する(エクスプレッション・ペダル).................................................. 37
ダンパー・ペダルで音に余韻をつける.................................................................................................. 37
フット・スイッチを使う........................................................................................................................... 38
演奏の録音と再生 ..................................................................................39
ディスクの演奏データを再生する .......................................................................................................... 40
特定のトラックの音を鳴らさないようにする(トラック・ミュート).......................................... 42
演奏を録音する ........................................................................................................................................... 43
演奏データを再生する............................................................................................................................... 45
本体に録音した演奏データを録音し直す.............................................................................................. 46
演奏データを消去する............................................................................................................................... 47
フロッピー・ディスクの初期化(フォーマット)............................................................................... 48
演奏データの名前を変える....................................................................................................................... 50
演奏データをディスクに保存する .......................................................................................................... 51
ディスクの演奏データを削除する .......................................................................................................... 53
SMF ミュージックデータに演奏を重ねて録音する ........................................................................... 54
ディスクの曲を録音し直す....................................................................................................................... 55
演奏データからテンポが違うデータを作る.......................................................................................... 55
目次
コンポーザーに関する設定 ....................................................................56
曲を移調して再生する ................................................................................................................................56
メトロノームの設定を変える ...................................................................................................................56
メトロノームの音量を変える ...................................................................................................................57
メトロノームの音を変える .......................................................................................................................57
拍子の設定を変える ....................................................................................................................................58
演奏データをトラックごとに消音する ...................................................................................................58
演奏データをチャンネルごとに消音する ..............................................................................................59
ベース演奏を録音し直す ...........................................................................................................................60
エクスプレッション・ペダルの働きかたを変える ..............................................................................60
録音時のエクスプレッション・ペダルの働きかた ..................................................................60
再生時のエクスプレッション・ペダルの働きかた ..................................................................61
画面の歌詞表示のオン/オフを切り替える ..........................................................................................61
9
目次
音色にかける効果を細かく設定する .....................................................62
サスティン効果をつける ...........................................................................................................................62
サスティンの長さを変える .......................................................................................................................62
いろいろな設定を変える .......................................................................63
イニシャル・タッチのオン/オフを切り替える(Initial Touch)....................................................63
フット・スイッチの機能を切り替える(Left Foot Sw、Right Foot Sw)...................................63
リズムのテンポ設定を自動的に切り替えないようにする(Auto Standard Tempo)................64
イントロの終わりにカウント音を鳴らす(Intro Count Down).....................................................64
イントロ・カウントダウンのカウント音を変える(Count Down Sound).................................64
基準ピッチを変える(Master Tune)....................................................................................................65
MIDI 送信チャンネルを選ぶ(Tx MIDI Channel)...............................................................................65
外部機器との接続 ..................................................................................66
接続端子の名称と働き ................................................................................................................................66
オーディオ機器との接続 ...........................................................................................................................66
接続のしかた ....................................................................................................................................66
MIDI 機器と接続する ..................................................................................................................................67
MIDI 機器との接続方法 ..................................................................................................................67
資料
故障かな?と思ったら ................................................................................................................................68
こんな表示がでたら ....................................................................................................................................70
ボイス一覧 ....................................................................................................................................................72
リズム一覧 ....................................................................................................................................................73
コードの押さえかた一覧 ...........................................................................................................................74
用語集 .............................................................................................................................................................76
アトリエ・シリーズの音源について ...........................................................................................77
MIDI インプリメンテーション・チャート .............................................................................................78
デモ曲一覧 ....................................................................................................................................................79
主な仕様 .........................................................................................................................................................80
索引 .................................................................................................................................................................82
10
MEMO
11

各部の名称

1 2 3 6 7 984 5
1
[Power On]スイッチ(→ P.15)
2
[Master Volume]つまみ(→ P.15)
3
Part Balance[▲][▼]ボタン(→ P.24、P.34)
4
Rotary Sound[Fast/Slow]ボタン(→ P.33)
5
リズム選択ボタン(Rhythm)(→ P.26)
Tempo[ ][ ]ボタン(→ P.29)
Fill In ボタン(→ P.29) [Intro/Ending]ボタン(→ P.27) [Start/Stop]ボタン(→ P.27) [One Touch Program]ボタン(→ P.30)
6
ロワー・ボイス選択ボタン(→ P.21)
Lower パート [Alternate]ボタン [Bass To Lower]ボタン(→ P.23)
Level[▲][▼]ボタン(→ P.24)
7
[Utility]ボタン(→ P.63) [Display/Exit]ボタン(→ P.16)
Menu[ ][ ]ボタン
Value[−][+]ボタン
8
ディスプレイ(→ P.16)
9
拍ランプ(→ P.29)
12
各部の名称
10
[Harmony Intelligence]ボタン(→ P.31)
11
Transpose[−][+]ボタン(→ P.36)
12
アッパー・ボイス選択ボタン(→ P.21)
Upper Organ パート Upper Orchestral パート
[Alternate]ボタン
Level[▲][▼]ボタン(→ P.24)
1413121110
13
コンポーザー
Select[−][+]ボタン [Save]ボタン(→ P.51) [Track Mute]ボタン(→ P.42) [Reset]ボタン [Play/Stop]ボタン(→ P.40、P.45) [Rec]ボタン(→ P.43、P.46、P.54、P.55)
14
ディスク・ドライブ(→ P.40)
13

演奏する前に

譜面立ての立てかた

fig.01-03(AT-90 P.13 の図)
1.
譜面立てを 2 つの穴に差し込みます。

AC アダプターを接続する

1.
パネル左側にある、[Power On]スイッチがオフ
(上がった状態)になっていることを確認します。
付属の電源コードを付属のAC アダプターに接続し
2.
ます。
感電を防ぐために付属の電源コードを使用し、 アースを確実に取り付 けてください。付属 の電源
コードには、感電と機器の 損傷を防ぐため にアー ス用電極端子を加えた 3 端子のプラグがついてい
ます。
○ コンセントが接地コンセント(端子穴が 3 個)の場合
そのままコンセントにプラグを挿し込んでください。
○ コンセントがアースターミナル付コンセント(端子穴が 2
個)の場合 プラグに 2P-3P 変換器をつけ、アース接続後コンセント
に挿し込みます。
※ アース接続は必ず、電源プラグをコンセントに挿し込む前
に行なってください。
※ アース接続を外す場合は、必ず電源プラグをコンセントか
ら抜いてから行なってください。
コンセントにアース端子がない場合は、電気工事店に接地工 事を依頼してください。なお、接続方法がわからないときは、
ローランド・サービスにご相談ください。
fig.01-05 (電源コードの図、Master Volume の図)
3.
AC アダプターを DC In 端子(本体背面)に接続し ます。
4.
AC アダプターのコードをコード・フックに引っか けるようにして固定します。
※ACアダプターのコードは図のようにコード・フックに固
定してください。誤ってコードを引っ張ってしまっても、 プラグが抜けて電源が切れてしまうことや、DC In 端子 に無理な力が加わることを防ぐことができます。 コードを固定してある場合でも、強い力が加わったとき にはコードが傷んだり切れてしまうことがあります。不 用意にコードを引っ張ったり、強い力が加わらないよう に注意してください。
AT-5リアパネル
2P-3P変換器
電源コード  (付属)
または
2P-3P変換器  (付属)
接地コンセント
ターミナル付き
コンセント
アース接続
5.
電源コードをコンセントに接続します。
※ 必ず付属の AC アダプターと電源コードを使ってくださ
い。
※ 長期間ご使用にならない場合は、電源コードをコンセン
トから抜いてください。
14
演奏する前に

電源を入れる/切る

※ 正しく接続したら、必ず次の手順で電源を入れたり、
切ったりしてください。手順を間違えると、誤動作をし たりスピーカーなどが破損する恐れがあります。

■ 電源を入れる

電源を入れる前に、以下のことを確認します。
1.
AC アダプターが DC In 端子に正しく接続されている。
電源コードが、しっかりとコンセントに差し込まれてい
る。
パネル左側の[Master Volume]つまみが、Min(最小) の位置になっている。
2.
[Power On]スイッチを押して、電源を入れます。
電源が入ると、基本画面が表示されます。
fig.01-06
※ 回路保護のため、電源をオンにしてからしばらくは動作
しません。
押し下げられた状態が
オン

ヘッドホンを使う

本機にはヘッドホン端子がありますので、ヘッドホンを接続 すれば夜間でも周囲を気にせず演奏を楽しむことができま
す。
fig.01-08(全体図)
1.
ヘッドホンを、本体左下の Phones(ヘッドホン) 端子に接続します。
本体のスピーカーから音が出なくなり、ヘッドホンから のみ音が出ます。
fig.01-09(ヘッドホン端子の図)
[Master Volume]つまみを動かしたり、エクスプ
3.
レッション・ペダルを踏んで、適度な音量に調節 します。
[Master Volume]つまみは、「Max」方向に動かすと音
量が大きくなり、「Min」方向に動かすと音量が小さく なります。また、エクスプレッション・ペダルは踏み込 むと音量が大きくなり、戻すと小さくなります。
fig.01-07(エクスプレションペダルの図)
Master
Volume
音量小 音量大
MaxMin
音量小
音量大

■ 電源を切る

電源を切る前に、[Master Volume]つまみを Min
1.
(最小)の位置にします。
2.
[Power On]スイッチを押して、電源を切ります。
fig.01-06
上がった状態が
Phones
LCD
Contrast
[Master Volume]つまみを動かしたり、エクスプ
2.
レッション・ペダルを踏み込んで、ヘッドホンの 音量を調節します。
※ ヘッドホンはステレオ・タイプのものをお使いください。
警告
●ヘッドホンご使用上の注意
コードの断線の原因になりますので、ヘッドホンは、本 体またはプラグ部分を持って取り扱ってください。
接続の際、使用機器の音量が上がっているとヘッドホン を壊す恐れがあります。音量を最小にしてから接続して ください。
過大入力で使用すると耳を痛めるだけでなく、ヘッドホン にも無理がかかります。適当な音量でお楽しみください。
オフ
15
演奏する前に

すべての設定を製品出荷時の設定 に戻す

AT-5 に記憶されている設定を、製品出荷時の設定に戻すこ とができます。この機能のことを「ファクトリー・リセッ
ト」といいます。
1.
ファクトリー・リセットをする前に、ディスク・ ドライブにフロッピー・ディスクがないことを確
認してください。
電源を切った状態にします。
2.
[One Touch Program]ボタンを押しながら、
3.
[Power On]スイッチを押して電源を入れます。
fig.01-15
以下の画面が表示されている間は、電源を切らないでく ださい。
fig.01-16(Factory Reset 画面)

基本画面を表示する

本機には、「リズム画面」と「コンポーザー画面」の 2 種類 の基本画面があります。
これらは、ディスプレイの左側にある[Display/Exit]ボタ ンを押すことで切り替えることができます。
fig.01-17([Display/Exit]ボタンの図)(P.49)

■ リズム画面

fig.01-18
リズム
ファクトリー・リセットが終わると、基本画面が表示さ れます。

ディスプレイの明るさを調節する

ディスプレイの明るさ(コントラスト)を調節することがで きます。
1.
本体の底面にある[LCD Contrast]つまみを回し て、ディスプレイの明るさを調節します。
Phones
LCD
Contrast
テンポ
押さえたコード

■ コンポーザー画面

本体内の演奏データを選んでいるとき
fig.01-19
曲名
テンポ 押さえたコード
ディスクの演奏データを選んでいるとき
fig.01-20
曲名
小節数
ファイル番号
16
テンポ 押さえたコード

演奏してみましょう

デモ曲を聴く

AT-5 にはデモ曲が 8 曲内蔵されています。デモ曲を聴いて、内蔵されて いる音色、リズム演奏と自動伴奏の効果を確認してみましょう。
fig.02-01
2, 3
デモ曲を個人で楽しむ以外 に権利者の許諾なく使用す ることは、法律で禁じられ ています。
デモ曲の演奏データは MIDI Out 端子からは出力 されません。
4, 5
ディスク・ドライブにフロッピー・ディスクが入っていない
1.
ことを確認します。
ディスク・ドライブにフロッピー・ディスクが入っていたら、イジェク ト・ボタン(P.41)を押して、フロッピー・ディスクを取り出してくだ
さい。
Select[−][+]ボタンを同時に押します。
2.
fig.02-02
Select[−][+]ボタンを押して、デモ曲を選びます。
3.
[Play/Stop]ボタンを押すと、デモ曲の演奏が始まります。
4.
選ばれていたデモ曲が終わると、続けて次のデモ曲が始まります。
デモ曲の作曲者、プロ フィールについては、「デ モ曲一覧」(P.79)をご覧 ください。
[Play/Stop]ボタンを押すと、デモ曲が止まります。
5.
17
演奏してみましょう
○ このような画面が表示されたら
フロッピー・ディスクに保存していない演奏データが本体にある場合に、 デモ曲を聴こうとすると、以下のメッセージが表示されます。
fig.02-03(Clear Song Sure?)
演奏データを消してもいい場合は[Rec]ボタンを、消したくない場合は
[Reset]ボタンを押します。
演奏データはフロッピー・ディスクに保存しておくことができます。
演奏データをフロッピー・ ディスクに保存する場合は
「演奏データをディスクに
保存する」(P.51)をご覧 ください。
18

音色を選ぶ

AT-5 ではいろいろな楽器の音色を鳴らすことができます。これらの音色 を「ボイス」と呼びます。

■ 鍵盤の設定を切り替える

AT-5 では鍵盤全体でアッパー・ボイスを鳴らしたり、鍵盤の音域をスプ リット(分割)して、それぞれ別々の音色で演奏することができます。ま た、スプリットした低音域側を自動伴奏のコード認識音域、高音域側をメ
ロディーの演奏音域に使い分けることもできます。
[Utility]ボタンを押します。
1.
Menu[ ][ ]ボタンを押して、「Keyboard Mode」を選
2.
びます。
演奏してみましょう
電源投入時には鍵盤全体で アッパー・ボイスが鳴る設 定になっています。
3.
Value[−][+]ボタンを押して、鍵盤の設定を切り替えま す。
設定 説明
UPPER 鍵盤全体でアッパー・ボイスが鳴ります。
鍵盤の音域を 2 つにスプリット(分割)して、高 音域側でアッパー・ボイス、低音域側でロワー・
SPLIT
ロワー音域:C2 〜 B3 アッパー音域:C4 〜 C7
C2 C3 C4 C5 C6 C7
[Utility]ボタンを押します。
4.
ボイスが鳴ります。 また、スプリットした低音域側を自動伴奏のコー ド認識音域、高音域側をメロディーの演奏音域に 使い分けることもできます。
アッパー音域ロワー音域
[Bass To Lower]ボタン
を押してランプを点灯させ て鍵盤のロワー音域を弾く と、ルート音(P.76)で ベースの音を鳴らすことが できます。
基本画面に戻ります。
19
演奏してみましょう

■ 音色とパートについて

アッパー・パートには「Organ」「Orchestral」の 2 つのパートがありま す。それぞれのパートから 1 ボイスずつ選ぶことができ、ボイスを重ねて 鳴らすことができます。
ロワー・パートには「Lower」パートがあります。
アッパー
ロワー
Upper Organ(アッパー・オルガン) Upper Orchestral(アッパー・オーケストラ) Lower(ロワー) Bass(ベース)
([Bass To Lower]ボタン点灯時)

■ アッパー/ロワー音色選択ボタンの働き

fig.02-05(アッパー・ボイスとロワー・ボイスのボタン)
ボイス・ボタンを押すたびにランプの点灯/消灯が切り替わり、ランプが 点灯しているボタンのボイスを鳴らすことができます。
[Bass To Lower]ボタン
を押してランプを点灯させ て鍵盤のロワー音域を弾く と、ルート音(P.76)で ベースの音を鳴らすことが できます。
ボイス・ボタンが消灯して いるときは、鍵盤を弾いて も音は出ません。
アッパー・パートとロワー・パートの各ボタンには同系統の 2 つのボイス が割り当てられています。
これらの 2 つのボイスは、[Alternate]ボタンを押すごとに切り替わりま す。
[Alternate]ボタン 選ばれるボイス
消灯 ボタンに表示されているボイスが選ばれます。
点灯
ボタンに表示されているボイスと同系統の他の ボイスが選ばれます。
20

■ アッパー・ボイスとロワー・ボイスを選ぶ

アッパー/ロワーの各パートのボタンを押して、ボイスを選びます。
例: Upper Organ パートに「Jazz Organ2」、Upper Orchestral に
「Grand Piano」を選ぶ
Upper Organ パートの[Jazz]ボタンを押して、ランプを点
1.
灯させます。
ディスプレイには、選んだボイスの名前が数秒間表示されます。
fig.02-06
鍵盤のアッパー音域を弾くと、「Jazz Organ2」の音色が鳴ります。
Upper Orchestral パートの[Piano]ボタンを押して、ランプ
2.
演奏してみましょう
を点灯させます。
鍵盤のアッパー音域を弾くと、「Jazz Organ2」に「Grand Piano」のボ イスが重なって鳴ります。
ロワー・ボイスも、アッパー・ボイスと同じように選ぶことができます。
ロワー・ボイスを鳴らす場 合は、鍵盤を低音域と高音 域にスプリット(分割)す る必要があります(P.19)。
21
演奏してみましょう

■[Others]ボタンで音色を選択する

アッパー・オーケストラ・パートには[Others]ボタンがあります。
[Others]ボタンを使うと、すべてのボイスを選ぶことができます。
Upper Orchestral[Others]ボタンを押します。
1.
画面にボイス名が表示されます。
fig.02-10-2(P.29)
Upper Orchestral[Others]ボタンのランプが点灯します。
2.
[Alternate]ボタンを押して、ボイスを[Alternate]ボタンの
オン(点灯)/オフ(消灯)のどちらに割り当てるか選びま す。
3.
画面にボイス名が表示されている間に、Value[−][+]ボ タンを押してボイスを選びます。
Menu[ ][ ]を押 してボイス・グループを選
ぶと、ボイス・グループ単 位でジャンプすることもで きます。 各ボイスのボイス番号には
「G15 Strings5」のよう
に、ボイス・グループを表 すA〜Tのアルファベッ トがつきます。
Upper Orchestral[Others]ボタンのランプが点滅します。
途中で操作を中止するときは、[Display/Exit]ボタンを押します。
4.
Upper Orchestral[Others]ボタンを押して、ボイスを確定し ます。
Upper Orchestral[Others]ボタンのランプが点滅から点灯に変わりま す。 
鍵盤のアッパー音域を弾い て、ボイスを確定すること もできます。
[Others]ボタンに選べる ボイスは、「ボイス一覧」
(P.72)をご覧ください。
22
ロワー音域で弾いたコードのルート音でベー ス・ボイスを鳴らす([Bass To Lower]ボタン)
鍵盤のロワー音域(C2 〜 B3)でコードを弾くと、コードのルート音で
ベース音を鳴らすことができます。
[Bass To Lower]ボタンを押して、ランプを点灯させます。
1.
鍵盤のロワー音域(C2 〜 B3)でコードを弾くと、コードのルート音で ベース音が鳴ります。
ロワー音域
C2 C3 C4 C5 C6 C7
演奏してみましょう
[Bass To Lower]ボタン
を押してランプを点灯させ ると、自動的にコード・イ ンテリジェンス機能がオン になります(P.30)。 また、鍵盤がアッパー音域 とロワー音域に分かれま す。

■ ベース・ボイスを選ぶ

ベース・ボイスを変更することができます。
1.
[Bass To Lower]ボタンを押して、ランプを点灯させます。
ディスプレイには、ベース・ボイスの名前が数秒間表示されます。
2.
画面にボイス名が表示されている間に、Value[−][+]ボ タンを押してボイスを選びます。
[Bass To Lower]ボタンのランプが点滅します。
ベース音: Organ Bass1、String Bass
3.
もう一度、[Bass To Lower]ボタンを押して、ボイスを確定 します。
[Bass To Lower]ボタンのランプが点滅から点灯に変わります。
鍵盤のロワー音域(C2 〜 B3)でコードを弾くと、ルート音でベース・ ボイスが鳴ります。
ロワー・ボイス選択ボタン を消灯させてロワー・ボイ スを鳴らさないようにする と、ロワー音域でベース・ ボイスだけを鳴らすことが できます。
23
演奏してみましょう

音量バランスを調節する

「Lower」「Upper Organ」などパートごとに音量バランスを調節すること
ができます。
fig.02-13
以下のボタンは複数のパートの音量を調節します。
Accomp/SMF[▲][▼]ボタン
自動伴奏
アトリエ・シリーズ以外の演奏データを再生するときの音(SMF
ミュージックデータなど)
1.
音量を調節したいパートの Level[▲][▼]ボタンで音量を 調節します。
上のボタン([▲]ボタン)を押すと音量が大きくなります。
下のボタン([▼]ボタン)を押すと音量が小さくなります。
音量は「0 〜 12」の範囲で設定することができます。
また、Level[▲][▼]ボタンを押すと、パートごとの音量がディスプレ イに表示されます。
fig.02-14
ディスプレイに表示される 音量の値が 0 のときは、そ のパートの音は鳴らなくな ります。
24

音の高さをオクターブ単位で変える

鍵盤で弾いた音の高さを 1 オクターブ単位で変えることができます。この 機能を「オクターブ・シフト」といいます。アッパー・パート(Organ/ Orchestral)、ロワー・パート(Lower)のボイスにオクターブ・シフト
を設定することができます。
[Utility]ボタンを押します。
1.
Menu[ ][ ]ボタンを押して、「Octave Shift」を選び
2.
ます。
fig.02-16
[Rec]ボタンを押します。
3.
演奏してみましょう
Menu[ ][ ]ボタンを押して、音の高さを変える演奏
4.
パートを選びます。
パート: Lower、U. Organ、U. Orch
fig.02-16
5.
Value[−][+]ボタンを押して、音の高さを変えるオク ターブ数を設定します。
−3(3 オクターブ下)〜+ 3(3 オクターブ上)の範囲で設定すること
ができます。
6.
[Utility]ボタンを押します。
基本画面に戻ります。
ボイスによっては、オク ターブ・シフトの設定で、 高音域または低音域が推奨 音域から外れて正しく発音 されないことがあります。
25

リズム演奏を使う

AT-5 では、さまざまなジャンルのリズム演奏を鳴らしながら演奏を楽し むことができます。 

リズムを選ぶ

AT-5 にはさまざまなリズムが内蔵されています。
以下の 4 個のボタンを「リズム・ボタン」といい、音楽ジャンルごとにグ ループに分けられたリズムを選ぶことができます。
fig.03-01(リズム・ボタン)
1, 3
1.
リズム・ボタンを押して、リズム・グループを選びます。
リズム・ボタンのランプが点灯します。
選ばれているリズムがディスプレイに表示されます。
fig.03-02(リズムの画面)
2
内蔵されているリズムにつ いては、「リズム一覧」
(P.73)をご覧ください。
26
2.
Value[−][+]ボタンを押して、リズムを選びます。
リズム・ボタンのランプが点滅します。
3.
リズムを選んだ後、もう一度点滅しているリズム・ボタンを 押します。
リズム・ボタンのランプが、点滅から点灯に変わります。
リズムが確定します。
リズムを選んだ後にリズム を鳴らして、リズムを確定 することもできます。

リズムを鳴らす(リズムのスタート/ストップ)

リズムをスタートするには、[Intro/Ending]ボタンもしくは[Start/ Stop]ボタンを押します。[Intro/Ending]ボタンを押すと、イントロを つけてからリズムをスタートさせたり、エンディングをつけてからリズム をストップすることができます。
fig.03-03(Start/Stop のボタンなど)
リズム演奏を使う

■ ボタンを押してリズムをスタートする

○イントロをつけてスタート
[Intro/Ending]ボタンを押します。
1.
イントロが演奏された後、リズムが演奏されます。
イントロが演奏されている間は[Intro/Ending]ボタンのランプが点灯 し、イントロが終わるとボタンのランプが消灯します。
○短いシンプルなイントロでスタート
[Fill In]ボタンを数秒間押し続けます。
1.
[Start/Stop]ボタンと[Fill In]ボタンのランプが点滅します。
[Start/Stop]ボタンを押します。
2.
短いイントロが演奏された後、リズムがスタートします。
○イントロなしでスタート
[Start/Stop]ボタンを押します。
1.
イントロが演奏されずに、リズムがスタートします。
27
リズム演奏を使う

■ ストップの方法

○エンディングをつけてリズムをストップする
[Intro/Ending]ボタンを押します。
1.
エンディングが演奏された後、リズムがストップします。
エンディングが演奏されている間は[Intro/Ending]ボタンのランプが点 灯し、エンディングが終わるとボタンのランプが消灯します。
○短いシンプルなエンディングでリズムをストップする
[Fill In]ボタンを押した後、すぐに[Start/Stop]ボタンを押
1.
します。
短いエンディングが演奏された後、リズムがストップします。
○エンディングなしでリズムをストップする
[Start/Stop]ボタンを押します。
1.
エンディングが演奏されずに、リズムがストップします。
28

リズム演奏に変化をつける

リズム演奏のアレンジ(編曲内容)やリズム・パターンの切り替えなど、 リズム演奏に変化をつけることができます。
fig.03-03(Start/Stop のボタンなど)
[Fill In]ボタン 働き
点灯
消灯
フィルインが演奏された後、バリエーションのリズム・ パターン(華やかなリズム・パターン)を演奏
フィルインが演奏された後、オリジナルのリズム・パ ターン(基本のリズム・パターン)を演奏
リズム演奏を使う
フィルインとは
フィルインとは、メロディーの区切り(小節と小節の間)や曲の感じが変 わる部分に入れる短いフレーズのことをいいます。

テンポを変える

リズムや自動伴奏のテンポを変えることができます。
fig.03-06(P.40)
Tempo [ ][ ]ボタンを押して、リズムや自動伴奏のテ
1.
ンポを調節します。
「Auto Standard Tempo」 (P.64)がオンのときは、
リズムを切り替えるとリズ ムに合ったテンポに切り替 わります。
「Auto Standard Tempo」
がオフのときは、リズムを 切り替えてもリズムのテン ポは変わりません。
Tempo [ ]ボタン
Tempo [ ]ボタン
テンポ値(20 〜 500)はディスプレイで確認することができます。
また、拍ランプでテンポと拍を確認することができます。
テンポが遅くなる
テンポが速くなる
Tempo [ ]と[ ] ボタンを同時に押すと、選 ばれているリズムの標準テ ンポに戻ります。
29
リズム演奏を使う
簡単に自動伴奏の設定をする
(ワンタッチ・プログラム機能)
アレンジャー機能を使って自動伴奏を鳴らすとき、選ばれているリズム演 奏に合ったパネル設定を自動的に選ぶことができる「ワンタッチ・プログ ラム機能」があります。
fig.03-05(P.39)
[One Touch Program]ボタンを押すと、以下のような設定になります。
リズムにあったパネル設定(音色、音量など)
リズムに合わせて自動伴奏が鳴る状態
鍵盤がアッパー音域 (C4 〜 C7)とロワー音域 (C2 〜 B3)にスプ リット(分割)された状態
[Intro/Ending]ボタンが点滅(シンクロ・スタート待機状態)
シンクロ・スタートとは・・・
シンクロ・スタートとは鍵盤のロワー音域を弾くと同時にリズムがスター トさせる機能のことをいいます。
コード・インテリジェンスがオン
コード・インテリジェンス機能とは・・・
アレンジャー機能を使って演奏するときに、コードを指定する鍵(ルート 音)を押さえるだけで、伴奏のコードを認識させる機能を「コード・イン
テリジェンス機能」といいます。
1.
リズムを選びます(P.26)。
2.
[One Touch Program]ボタンを押します。
リズムや自動伴奏にあったパネルの設定が呼び出されます。
3.
鍵盤のロワー音域(C2 〜 B3)でコードを弾きます。
鍵盤のロワー音域を弾くと同時にイントロが演奏され、その後リズムと自
動伴奏が演奏されます。
コードの押さえかたについ ては、「コードの押さえか た一覧」(P.74)をご覧く ださい。
30
4.
[Intro/Ending]ボタン、または[Start/Stop]ボタンを押しま
す。
リズムと自動伴奏が止まります。
5.
[One Touch Program]ボタンを押して、ランプを消灯させま
す。
ワンタッチ・プログラム機能がオフになり、[One Touch Program]ボタ ンを押す前のパネル設定に戻ります。

音にさまざまな効果をつける

AT-5 では、鍵盤を弾いている音にさまざまな効果をつけることができま す。
音にハーモニーをつける
(ハーモニー・インテリジェンス)
アッパー音域で弾いた最高音に、ロワー音域で押さえたコード(和音)に 合ったハーモニーをつけることができます。この機能のことを「ハーモ
ニー・インテリジェンス機能」といいます。
[Harmony Intelligence]ボタンを押して、ランプを点灯させま
1.
す。
[Harmony Intelligence]ボタンを押すごとに、点灯(オン)/消灯(オ
フ)が切り替わります。
fig.04-01(Harmony Intelli ボタンの図)
31
音にさまざまな効果をつける

ハーモニー・インテリジェンスの種類を変える

ハーモニー・インテリジェンスは 2 種類あります。
[Harmony Intelligence]ボタンを押してオン(点灯)にすると、選んだ
ハーモニー・インテリジェンスに最適なボイスが自動的に選ばれます。ま た、ハーモニーのタイプによって、押した鍵の発音のしかた(発音するボ
イス)が変わります。
[Harmony Intelligence]ボタンを押して、ランプを点灯させ
1.
ます。
ハーモニー・インテリジェンス名が画面に表示されている間
2.
に Value[−][+]ボタンを押して、ハーモニー・インテリ ジェンスを選びます。
[Harmony Intelligence]ボタンのランプが点滅します。
途中で操作を中止するときは、[Display/Exit]ボタンを押します。
もう一度、[Harmony Intelligence]ボタンを押します。
3.
[Harmony Intelligence]ボタンのランプが点灯し、ハーモニー・インテリ
ジェンスが確定します。
ハーモニー・インテリジェンスの種類は以下の通りです。
タイプ アッパー・オルガン アッパー・オーケストラ 音数
STRINGS Strings 5 4 TRADITIONAL 現在選ばれている音色 3
ハーモニーはアッパー・ボイスにのみつきます。
鍵盤のアッパー音域を弾い て、ハーモニー・インテリ ジェンスの設定を確定する こともできます。
ハーモニー・インテリジェ ンスのタイプによって、 ハーモニーの音数が異なり ます。
32

音にうねりをつける(ロータリー効果)

ロータリー効果は、回転スピーカーを使ったときのように音にうねりをつ ける効果です。ロータリー効果は「Fast」(速い)と「Slow」(遅い)の 2 種類あります。
ロータリー効果をかけることができる音色は以下の通りです。
Full Organ、Jazz Organ、Lower Organ
fig.04-05(ロータリーボタンと効果のかかるボタンの図)
音にさまざまな効果をつける
ボイスの中にはロータリー 効果が効かないものがあり ます。詳しくは「ボイス一 覧」(P.72)をご覧くださ い。
1.
ロータリー効果をかけるボイスを選びます。
2.
Rotary Sound [Fast/Slow]ボタンを押して、ランプの点灯 /消灯を切り替えます。
点灯(Fast) 回転スピーカーを速く回転させたときの効果が得られます。
消灯(Slow) 回転スピーカーをゆっくり回転させたときの効果が得られます。
ロータリー効果を「Fast」から「Slow」に切り換えると徐々に音のうね りがゆっくりになり、「Slow」から「Fast」に切り換えると徐々に音のう ねりが速くなります。
Rotary Sound [Fast/ Slow]ボタンの機能を、エ クスプレッション・ペダル の両端にあるフット・ス イッチに割り当てることが できます(P.63)。
33
音にさまざまな効果をつける

音に残響をつける(リバーブ効果)

リバーブ効果をかけると、コンサート・ホールで演奏しているような心地 よい響き(残響)を得られます。
fig.04-07
1.
Reverb[▲][▼]ボタンを押して、リバーブのかかり具合 を調節します。
Reverb[▲]ボタンを押すとリバーブが深くかかり、Reverb[▼]ボタ ンを押すとリバーブが浅くかかります。
また、Reverb[▲][▼]ボタンを押すと、リバーブのかかり具合がディ スプレイに表示されます。
fig.02-14
34

音に余韻をつける(サスティン効果)

サスティン効果は音に余韻をつける効果です。
鍵盤のアッパー音域、ロワー音域にそれぞれサスティン効果をかけること
ができます。
[Utility]ボタンを押します。
1.
Menu[ ][ ]ボタンを押して、「Sustain」を選びます。
2.
[Rec]ボタンを押します。
3.
Menu[ ][ ]ボタンを押して、サスティン効果をかけ
4.
音にさまざまな効果をつける
る音域を選びます。
音域: Upper(アッパー)、Lower(ロワー)
5.
Value[−][+]で、サスティン効果の「ON / OFF」を切り 替えます。
6.
[Utility]ボタンを押します。
基本画面に戻ります。
サスティンの長さを、鍵盤 の音域ごとに変更すること ができます(P.62)。
35

演奏機能を使う

移調する(Transpose[−][+]ボタン)

自分が弾く鍵盤の位置を変えずに、移調して演奏することができます。こ のような機能を「キー・トランスポーズ機能」といいます。
例えば、ホ長調の曲をハ長調の鍵盤の位置で弾くときなど、 (シャープ)
や (フラット)がたくさんついた難しい調の曲でも、自分の弾きやすい 調に変えて演奏することができます。
fig.06-01(パネル図)
1.
Transpose[−][+]ボタンを押して、移調するキーを選び ます。
Transpose[−][+]ボタンを 1 回押すたびに、半音ずつ移調します。
移調したキーがディスプレイに表示されます。
AからGまでの範囲で設定することができます。
fig.06-02
移調している(C 以外)場合は、Transpose[−][+]ボタンのいずれ かのランプが点灯します。
移調していない(C)場合は、Transpose[−][+]ボタンのランプが 消灯します。
Transpose[−][+]ボ タンを同時に押すと、初期 設定値「C」(トランスポー ズ 0)に戻ります。
36
全体の音量をペダルで調節する
演奏機能を使う
(エクスプレッション ・ペダル)
エクスプレッション・ペダルを使って、全体の音量を調節することができ ます。エクスプレッション・ペダルを踏み込むと音量が大きくなり、もと に戻すと音量が小さくなります。
fig.06-03
音量小
音量大

ダンパー・ペダルで音に余韻をつける

ダンパー・ペダル(別売)を接続して、鍵盤のアッパー音域で弾いた音に
余韻をつけることができます。
演奏の録音時に、エクスプ レッション・ペダル操作を 記憶する/記憶しないを設 定することができます
(P.60)。
アトリエ・シリーズで録音 した演奏データを再生する とき、エクスプレッショ ン・ペダルが効く/効かな いを設定することができま す(P.61)。
1.
本体背面のダンパー・ペダル端子に、ダンパー・ペダル(別 売)を接続します。
fig.06-04
ダンパー・ペダルを踏んでいる間、鍵盤から指を離しても音が切れずに余 韻が続きます。
37
演奏機能を使う

フット・スイッチを使う

エクスプレッション・ペダルの両脇には、2 つのフット・スイッチがあり ます。この 2 つのフット・スイッチには、それぞれ機能が割り当てられて います。
fig.06-07
製品出荷時は、左右のフット・スイッチには以下の機能が割り当てられて います。
左右のフット・スイッチに 割り当てられている設定を 変更することができます。 詳しくは「フット・スイッ チの機能を切り替える
(Left Foot Sw、Right
Foot Sw)」(P.63)をご覧 ください。
右フット・スイッチ
左フット・スイッチ
ロータリー効果の「Fast(速い)/ Slow(遅い)」の 切り替え
グライド(フット・スイッチを押している間、音の高 さが半音下がり、フット・スイッチから足を離すと、 もとの音の高さに戻る効果)
右フット・スイッチを右方向に押します。
右フット・スイッチを押すごとにロータリー効果の「Fast(速い)/ Slow(遅い)」が切り替わります。
左フット・スイッチを左方向に押します。
左フット・スイッチを押している間は音の高さが半音下がり、左フット・ スイッチから足を離すともとの音の高さに戻ります。
38

演奏の録音と再生

AT-5 に内蔵されているコンポーザーは、演奏を録音したり市販の SMF ミュージックデータを再生したりすることができます。
fig.08-01
できること
『SMF ミュージックデータを再生する』
フロッピー・ディスク・ドライブを使って、市販の SMF ミュージックデータ を再生していろいろな曲を楽しむことができます。
『特定のトラックの音を鳴らさないようにする』
一時的に特定のトラックの音が鳴らないようにすることができます。そのた め、右手パートや左手パートの音を消して練習することができます。
『自分の演奏を録音する』
自分で演奏した曲を録音することができます。また、リズムや自動伴奏を鳴 らしながら演奏を録音することもできます。
『録音した演奏を再生する』
録音した演奏データを再生して確認することができます。
『録音した演奏をフロッピー・ディスクに保存する』
録音した曲は AT-5 の電源を切ると消えてしまいます。演奏データをフロッ ピー・ディスクに保存しておけば、電源を切った後もフロッピー・ディスク
の演奏データを読み込んで再生することができます。
『SMF ミュージックデータに合わせて演奏を録音する』
SMF ミュージックデータを再生しながら、自分の演奏を重ねて録音すること ができます。
39
演奏の録音と再生

ディスクの演奏データを再生する

AT-5 では、自分で本体に録音してフロッピー・ディスクに保存した演奏 データだけでなく、市販されている SMF ミュージックデータを再生して 楽しむことができます。
SMF ミュージックデータとは
SMF(スタンダード MIDI ファイル)はミュージックデータの形式を メーカーを越えて標準化することを目的として作られたデータ形式で す。SMF ミュージックデータは、SMF 形式(フォーマット)のミュー ジックデータの曲集で、鑑賞用、楽器練習用、カラオケ用など幅広い ジャンルにわたって発売されています。
SMF ミュージックデータ をご購入の際には、本機を お買いあげになった販売店 にご相談ください。
40
3, 42
フロッピー・ディスクの表面を上側にして、ディスク・ドラ
1.
イブの挿入口にカチッというまで差し込みます。
fig.03-13
挿入口
ランプ
フロッピー・ディスク
イジェクト・ボタン
読み込み/書き込み中は、 ディスクを取り出さないで ください。ディスクの磁性 面に傷がつき、使用できな くなります。(データの読 み込み/書き込み時は、 ディスク・ドライブのラン プが明るく点灯します。通 常はやや暗く点灯、または 消灯しています。)
演奏データが SMF フォーマットのミュージックデータのときは、データ 名の後ろに「 」がついて表示されます。
fig.08-27
演奏の録音と再生
Select[−][+]ボタンを押して曲を選びます。
2.
[Play/Stop]ボタンを押して、演奏データを再生します。
3.
演奏データの再生が始まります。
演奏を止めるときは、[Play/Stop]ボタンを押します。
4.
イジェクト・ボタンを押して、フロッピー・ディスクを取り
5.
出します。
fig.03-13
イジェクト・ボタン
フロッピー・ディスクの端が挿入口から出てきます。フロッピー・ディス クの端を指でつまんで、静かに引き出してください。
すべての演奏データを再生 するときは、Select[−]
[+]ボタンを同時に押し
ます。 演奏データの再生が始まり
ます。すべての演奏が終わ ると最初の曲に戻ります。
途中で演奏を止めるとき は、[Play/Stop]ボタンを 押します。
41
演奏の録音と再生
特定のトラックの音を鳴らさないようにする
(トラック・ミュート)
演奏が録音されているトラックは、[Track Mute]ボタンのランプが点灯 します。これらの[Track Mute]ボタンのランプを消灯させることに よって、一時的に音が鳴らないようにすることができます。
このように一時的に特定のトラックの音が鳴らないようにすることを「ト ラック・ミュート」といいます。
メロディーを消して練習することができます。 
fig.08-07
ユーティリティー・メ ニューでも、トラック・ ミュートの設定を変えるこ とができます。 ユーティリティー・メ ニューのトラック・ミュー トでは、リズム・トラック や伴奏トラック、ベース・ トラック、コントロール・ トラック(エクスプレッ ション・ペダルやパネルの 操作)をミュートすること ができます(P.58)。
1.
ランプが点灯している[Track Mute]ボタンを押して、ラン プを消灯させます。
演奏を再生すると、ランプを消灯させたトラックの音がミュート(消音)
されます。
2.
もう一度、[Track Mute]ボタンを押して、ランプを点灯させ ます。
ミュートしていたパートがもとに戻ります。
■市販の SMF ミュージックデータ再生時の[Track Mute]ボタン への割り当て
ボタン チャンネル
[Lower] 3 [Upper] 1、4
42

演奏を録音する

自分で演奏した曲を AT-5 に録音することができます。
リズムや自動伴奏を使って演奏することもできます。
fig.08-02
演奏の録音と再生
4, 5 3
録音したいパネル設定にします。
1.
ディスク・ドライブにフロッピー・ディスクが入っていない
2.
ことを確認します。
ディスク・ドライブにフロッピー・ディスクが入っていたら、イジェク ト・ボタン(P.41)を押して、フロッピー・ディスクを取り出してくだ
さい。
Select[−][+]ボタンで「New Song」を選びます。
3.
[Rec]ボタンを押して、録音待機状態にします。
4.
[Rec]ボタンのランプが点灯、[Play/Stop]ボタンが点滅します。
[Play/Stop]ボタンを押して、録音を始めます。
5.
[Play/Stop]ボタンを押すと、メトロノームが 2 小節カウントし、その
後録音が始まります。
リズム演奏や自動伴奏を使って録音をする場合は、[Play/Stop]ボタン
の代わりに[Start/Stop]ボタンを押して録音を始めます。
[Play/Stop]ボタンを押して、録音を止めます。
6.
リズム演奏を使って録音し ているときに[Intro/ Ending]ボタンまたは
[Start/Stop]ボタンを押
すと、リズム演奏は止まり ますが、録音はそのまま続 けられます。録音を終える ときは、[Play/Stop]ボタ ンを押します。
43
演奏の録音と再生
フロッピー・ディスクの演奏データが選ばれているときに[Rec]ボタン を押すと、演奏データが本体に読み込まれて、録音待機状態になります。 このとき新しい曲を録音したいときは、以下の操作をします。
[Reset]ボタンを押して録音待機状態を解除してから、Select[−][+]
ボタンで、「New Song」を選びます。
または、フロッピー・ディスクをディスク・ドライブから取り出して、
[Rec]ボタンを押します。
fig.08-03
○ このような画面が表示されたら
フロッピー・ディスクに保存されていない演奏データが本体にあるとき は、以下のようなメッセージが表示されます。
fig.08-10
● 演奏データを消したいとき
[Rec]ボタンを押します。
1.
● 演奏データを消したくないとき
[Reset]ボタンを押して、操作を中止します。
1.
本体の演奏データをフロッピー・ディスクに保存します
2.
(P.51)。
○ 以下の画面が表示されたら
fig.08-05
本体メモリーがいっぱいになり、録音が途中で中止された場合、上のよう なメッセージが表示されます。
44
fig.08-04
まもなく本体のメモリーがいっぱいになり、録音ができなくなる場合、上 のようなメッセージが表示されます。

演奏データを再生する

AT-5 に録音した演奏を再生することができます。
fig.08-06
2, 31
演奏の録音と再生
[Reset]ボタンを押しなが
ら[Play/Stop]ボタンを 押すと、2 小節のメトロ ノームのカウントが入った 後に、再生が始まります。 このことを「カウント・イ ン」といいます。
[Reset]ボタンを押します。
1.
再生を始める位置が、1 小節目の頭に戻ります。
[Play/Stop]ボタンを押して、再生を始めます。
2.
演奏が最後まで再生されると、自動的に再生が止まります。
途中で演奏を止めるときは、もう一度[Play/Stop]ボタンを
3.
押します。
アトリエ・シリーズの演奏 データを再生するとき、エ クスプレッション・ペダル が効く/効かないを設定す ることができます(P.61)。
アトリエ・シリーズ以外の 演奏データ(SMF ミュー ジック・データなど)を本 体に読み込んで再生すると き、リズムや自動伴奏を鳴 らすと、音色などが変わ り、データの通りに発音さ れないことがあります。 データを正しく鳴らしたい ときは、[Reset]ボタンを 押してから再生してくださ い。
45
演奏の録音と再生

本体に録音した演奏データを録音し直す

本体に録音した演奏データを録音し直すことができます。
fig.08-08
音色、テンポ、パート・バ ランスなどのパネル設定を 変えて録音し直したい場合 は、録音した曲を消去
(P.47)してから、もう一
度録音し直してください。 録音し直す前のデータが Control トラックに残って いる場合、演奏の途中で音 量が変化したり、音色が変 わったりすることがありま す。
2, 3 1
[Rec]ボタンを押して、録音待機状態にします。
1.
[Rec]ボタンのランプが点灯、[Play/Stop]ボタンのランプが点滅しま
す。
録音を開始する位置が、曲の頭に戻ります。
[Play/Stop]ボタンを押して、録音を始めます。
2.
[Play/Stop]ボタンを押すと、メトロノームが 2 小節カウントし、その
後録音が始まります。
録音中は演奏データが再生され、演奏データのアッパー・パートとロ
ワー・パートの演奏が録音し直されます。
[Play/Stop]ボタンを押して、録音を止めます。
3.
[Rec]ボタンと[Play/Stop]ボタンのランプが、点灯から消灯に変わり
ます。
ベース演奏を録音し直すこ
とができます。詳しくは、 「ベース演奏を録音し直す」 (P.60)をご覧ください。
エクスプレッション・ペダ
ルの操作を録音し直さない
で、パネル操作のみ記憶し
直したいときは、エクスプ
レッション・ペダルの操作
を記憶しないように設定し
てください(P.60)。
46

演奏データを消去する

最初から録音をやり直したいときや、新しい演奏を録音するときは、録音 されている演奏データを消去します。
fig.08-09
演奏の録音と再生
1
2
1.
Track Mute[Lower]ボタンと Track Mute[Upper]ボタンを 同時に押します。
以下のメッセージが表示されます。
fig.08-10
操作を中止するときは、[Reset]ボタンを押します。
2.
[Rec]ボタンを押して、演奏データを消去します。
47
演奏の録音と再生
フロッピー・ディスクの初期化
(フォーマット)
保存のために本機で使用するフロッピー・ディスクは、最初に「フォー マット」(初期化)をする必要があります。
フロッピー・ディスクの中に記録されている情報を消して、フロッピー・ ディスクの形式を使用する機器の形式に合わせることを「フォーマット」 といいます。フロッピー・ディスクの形式と本機の形式が合っていない と、本機で使用することはできません。
fig.08-11
フォーマットをすると、フ
ロッピー・ディスクの中に
記録されている情報はすべ
て消えてしまいます。使用
済みのフロッピー・ディス
クをフォーマットして再度
使用するときは、フォー
マットしてもよいフロッ
ピー・ディスクかどうかを
必ず確認してください。
4, 6
3
1.
フロッピー・ディスクのプロテクト・タブが「ライト(書き 込み可能)」の位置になっていることを確認します。
fig.08-12
プロテクト・タブ
ライト(書き込み可能)
プロテクト(書き込み禁止)
2.
フロッピー・ディスクの表面を上側にして、ディスク・ドラ イブにカチッというまで差し込みます。
3.
[Utility]ボタンを押します。
5, 7, 8
48
Menu[ ][ ]ボタンを押して、「Disk Utility」を選びま
4.
す。
fig.08-13(Disk Utility 画面)
5.
[Rec]ボタンを押します。
6.
Menu[ ][ ]ボタンを押して、「Format Disk」を選びま す。
演奏の録音と再生
[Rec]ボタンを押します。
7.
次の確認メッセージが表示されます。
fig.08-14(Format Sure? 画面)
操作を中止するときは、[Reset]ボタンを押します。
もう一度[Rec]ボタンを押して、フォーマットを開始しま
8.
す。
フォーマット中は、以下の画面が表示されます。
fig.08-15
フォーマットが終了すると、以下の画面が表示された後、基本画面に戻り ます。
フォーマットが終了するま
で、絶対にフロッピー・
ディスクを抜かないでくだ
さい。
49
演奏の録音と再生

演奏データの名前を変える

AT-5 で録音したデータには自動的に名前が付きますが、後で管理がしや すいように名前を変更することができます。
fig.08-16
2
1.
Track Mute[Lower]ボタンと[Save]ボタンを同時に押し ます。
2.
Select[−][+]ボタンでカーソルを移動し、Value[−]
2
1, 3
[+]ボタンで文字を変更します。
指定できる文字は以下の通りです。
空白 ! " # % & ' ()*+,-./:;=?^ABCDEFGHIJ KLMN OPQ R STUVWXYZabcdefghijklmnopqrstuvwxyz0123 4 56789
[Reset]ボタン 文字を削除します。
[Rec]ボタン 空白を挿入します。
3.
操作を終えたら、もう一度 Track Mute[Lower]ボタンと
[Save]ボタンを同時に押します。
演奏データに名前がつきました。
fig.08-17
名前をつけている途中で、
フロッピー・ディスクに保
存することはできません。
フロッピー・ディスクに保
存されている演奏データの
名前を直接変更することは
できません。フロッピー・
ディスク内の演奏データの
名前を変更するときは、一
度本体に読み込み、新しい
名前を付けてください。
50

演奏データをディスクに保存する

録音した演奏データは本体の電源を切ると消えてしまいます。演奏データ を残しておきたいときは、フロッピー・ディスクに保存(セーブ)するこ とができます。
演奏データが一度もフロッピー・ディスクに保存されていないときは、 ディスプレイに「 」マークが表示されます。演奏データをフロッピー・ ディスクに保存すると、このマークは表示されなくなります。
fig.08-20
演奏の録音と再生
fig.08-19
2, 43
1.
AT-5 で初期化(P.48)したフロッピー・ディスクをディス ク・ドライブに入れます。
2.
[Save]ボタンを押します。
3.
Value[−][+]ボタンを使って、保存形式を選びます。
保存形式には「ORIGINAL」と「SMF」があります。
ORIGINAL アトリエ・フォーマットで保存 SMF アトリエ音源用 SMF フォーマットで保存
fig.08-21
Select[−][+]ボタン
を押して、保存形式を選ぶ
こともできます。
SMF(スタンダード MIDI
ファイル)はミュージック
データの形式をメーカーを
越えて標準化することを目
的として作られたデータ形
式です。
51
演奏の録音と再生
もう一度[Save]ボタンを押して、保存します。
4.
演奏データをフロッピー・ディスクに保存している間、以下のような画面 が表示されます。
fig.08-22
○ このような画面が表示されたら
アトリエ・フォーマットで
保存した演奏データは、ア
トリエ以外の機器では正し
く再生されません。
SMF フォーマット(SMF)
で保存をすると、アトリ
エ・フォーマット (ORIGINAL)で保存すると
きより時間がかかります。
フロッピー・ディスク内に同じ名前の演奏データがあるときは、以下の画 面が表示されます。
fig.08-23
● 演奏データの内容を更新するとき
[Rec]ボタンを押します。
1.
● フロッピー・ディスク内の演奏データを消さないで、新たに保 存するとき
[Reset]ボタンを押して、保存を中止します。
1.
名前を変更して(P.50)、もう一度保存の操作をします。
2.
52

ディスクの演奏データを削除する

フロッピー・ディスクに保存した演奏データを削除することができます。
演奏データが入ったフロッピー・ディスクを、ディスク・ド
1.
演奏の録音と再生
ライブに入れます。
[Utility]ボタンを押します。
2.
Menu[ ][ ]ボタンを押して、「Disk Utility」を選びま
3.
す。
fig.08-13
[Rec]ボタンを押します。
4.
Menu[ ][ ]ボタンを押して、「Delete Song」( 曲の削
5.
除)を選びます。
fig.08-29
操作を中止するときは、[Reset]ボタンを押します。
6.
[Rec]ボタンを押します。
7.
Value[−][+]ボタンを使って、削除する演奏データを選 びます。
8.
[Rec]ボタンを押します。
次のような表示になります。
fig.08-30
操作を中止するときは、[Reset]ボタンを押します。
削除してもいいときは、もう一度[Rec]ボタンを押します。
9.
削除が終了すると、基本画面に戻ります。
53
演奏の録音と再生

SMF ミュージックデータに演奏を重ねて録音 する

市販の SMF ミュージックデータを AT-5 に読み込み、自分の演奏を重ね て録音することができます。録音中は読み込んだ演奏データが再生され、
アッパー・パートとロワー・パートの演奏が録音されます。
SMF ミュージックデータが入っているフロッピー・ディスク
1.
をディスク・ドライブに入れます。
Select[−][+]ボタンで、AT-5 に読み込むミュージック
2.
データを選びます。
[Rec]ボタンを押して、録音待機状態にします。
3.
選んだミュージックデータが読み込まれます。
ミュージックデータの読み込み中は、以下の画面が表示されます。
[Rec]ボタンのランプが点灯、[Play/Stop]ボタンのランプが点滅しま
す。
4.
録音したいパネル設定にします。
5.
[Play/Stop]ボタンを押して、録音を始めます。
[Play/Stop]ボタンを押すと、2 小節のカウント音が鳴って、その後録音
が始まります。 録音中は、本体に読み込まれたミュージックデータが再生されます。
読み込んだミュージックデータに自分の演奏(アッパー・パート、ロ ワー・パートの演奏)が重なって録音されます。 ミュージックデータの 1 チャンネル、3 チャンネル、4チャンネルに演奏 データがある場合は、その演奏データは消えて、アッパー・パートまたは
ロワー・パートの演奏が録音されます。
録音した演奏データをフ ロッピー・ディスクに保存 することができます
(P.51)。
市販のミュージックデータ も本体に読み込むことがで きますが、著作権保護のた め、SMF フォーマットで 保存することはできませ ん。
ベース演奏を重ねて録音す ることができます。詳しく は、「ベース演奏を録音し 直す」(P.60)をご覧くだ さい。
54
パート AT-5 のトラック SMF ミュージックデータのチャンネル
ロワー Lower 3 アッパー Upper 1、4
6.
[Play/Stop]ボタンを押して、録音を止めます。
ベース演奏を重ねて録音す ると、SMF ミュージック データの 2 チャンネルの演 奏が消えます。

ディスクの曲を録音し直す

フロッピー・ディスクに保存されている曲を AT-5 に読み込み、演奏を録
音し直すことができます。
演奏データが保存されているフロッピー・ディスクをディス
1.
演奏の録音と再生
ク・ドライブに入れます。
Select[−][+]ボタンで本体に読み込む演奏データを選び
2.
ます。
[Rec]ボタンを押して、録音待機状態にします。
3.
選んだ演奏データが読み込まれます。
[Rec]ボタンのランプが点灯、[Play/Stop]ボタンのランプが点滅しま
す。
録音したいパネル設定にします。
4.
[Play/Stop]ボタンを押して、録音を始めます。
5.
[Play/Stop]ボタンを押すと、2 小節のカウント音が鳴って、その後録音
が始まります。 録音中は、本体に読み込まれた演奏データが再生されます。
読み込んだ演奏データに自分の演奏(アッパー・パート、ロワー・パート の演奏)が重なって録音されます。 読み込んだ演奏データのアッパー・パートまたはロワー・パートの演奏 データは消えて、録音したアッパー・パートまたはロワー・パートの演奏
が録音されます。
ベース演奏を録音し直すこ
とができます。詳しくは、 「ベース演奏を録音し直す」 (P.60)をご覧ください。
[Play/Stop]ボタンを押して、録音を止めます。
6.

演奏データからテンポが違うデータを作る

1.
テンポを変えたい演奏データの入ったフロッピー・ディスク をディスク・ドライブに入れます。
Select[−][+]ボタンで、テンポを変えたい演奏データを
2.
選びます。 Tempo [ ][ ]ボタンでテンポを決めます。
3.
[Reset]ボタンを押しながら、[Rec]ボタンを押します。
4.
演奏データのテンポが変わります。
テンポを変えた演奏データ
を、フロッピー・ディスク
に保存することができます (P.51)。
55

コンポーザーに関する設定

曲を移調して再生する

自分で録音した演奏や SMF ミュージックデータを移調して 再生することができます。
[Utility]ボタンを押します。
1.
Menu[ ][ ]ボタンを押して、「Play
2.
Transpose」を選びます。
Value[−][+]ボタンを押して、移調する値を
3.
設定します。
Value[−][+]ボタンを押すご とに、半音ずつ移調し ます。
−24〜0〜+24の範囲で移調することができます。
[Utility]ボタンを押すと、基本画面に戻ります。
→ 鍵盤を移調して演奏することができます。
詳しくは 36 ページの「移調する(Transpose[−]
[+]ボタン)」をご覧ください。

メトロノームの設定を変える

メトロノーム音がいつ鳴るかを設定します。
1.
[Utility]ボタンを押します。
2.
Menu[ ][ ]ボタンを押して、
「Metronome」を選びます。
3.
[Rec]ボタンを押します。
4.
Menu[ ][ ]ボタンを押して、
「Metronome」を選びます。
fig.09-02
5.
Value[−][+]ボタンを押して、「OFF / REC / ON」を切り替えます。
設定 説明
OFF メトロノーム音が鳴らない
REC 録音時のみメトロノーム音が鳴る
ON 常にメトロノーム音が鳴る
[Utility]ボタンを押すと、基本画面に戻ります。
56
コンポーザーに関する設定

メトロノームの音量を変える

メトロノームの音量を 10 段階で変えることができます。
1.
[Utility]ボタンを押します。
2.
Menu[ ][ ]ボタンを押して、
「Metronome」を選びます。
3.
[Rec]ボタンを押します。
4.
Menu[ ][ ]ボタンを押して、
「Metronome Vol.」を選びます。
fig.09-03
5.
Value[−][+]ボタンを押して、「1 〜 10」の範 囲で音量を調節します。
値が大きいほど、メトロノーム音は大きくなります。

メトロノームの音を変える

メトロノームの音の種類を 4 種類の中から選ぶことができ ます。
[Utility]ボタンを押します。
1.
Menu[ ][ ]ボタンを押して、
2.
「Metronome」を選びます。
[Rec]ボタンを押します。
3.
Menu[ ][ ]ボタンを押して、
4.
「Metronome Sound」を選びます。
fig.09-04
Value[−][+]ボタンを押して、メトロノーム
5.
音の種類を選びます。
[Utility]ボタンを押すと、基本画面に戻ります。
設定 説明
CLICK&BELL 通常のメトロノーム音
ELECTRONIC 電子音のメトロノーム
VOICE ENG. 人の声(英語)
VOICE JPN. 人の声(日本語)
[Utility]ボタンを押すと、基本画面に戻ります。
→ この設定は電源を切っても記憶しています。
57
コンポーザーに関する設定

拍子の設定を変える

演奏を録音するときの拍子を設定します。
1.
[Utility]ボタンを押します。
2.
Menu[ ][ ]ボタンを押して、「Beat」を 選びます。
fig.09-05
3.
Value[−][+]ボタンを押して、拍子を設定し ます。
設定値 2/2、0/4、2/4、3/4、4/4、5/4、6/4、7/4、3/8、
6/8、9/8、12/8
[Utility]ボタンを押すと、基本画面に戻ります。
※ リズム演奏または自動伴奏するときは、拍子が自動的に設
定されます。
※ すでに録音された曲の拍子を変えることはできません。

演奏データをトラックごとに 消音する

演奏データをトラックごとにミュート(消音)することがで きます。
1.
2.
3.
トラックとは?
AT-5 のコンポーザーには 6 つのトラックがあります。各ト ラックには以下の演奏を録音されます。
[Utility]ボタンを押します。
Menu[ ][ ]ボタンを押して、「Tr.Mute」 を選びます。
Value[−][+]ボタンを押して、ミュートする トラックを選びます。
左から順に「R(Rhythm)、A(Accomp)、B(Bass)、 L(Lower)、U(Upper)、C(Control)」となっています。
R(Rhythm) リズム演奏、ドラム/ SFX
A(Accomp) 自動伴奏(ベース音を除く)
B(Bass) ベース・ボイス、自動伴奏のベース
L(Lower) ロワー・ボイス
U(Upper) アッパー・ボイス
C(Control)
4.
[Rec]ボタンを押します。
文字が「―」に変わり、そのトラックがミュ ートされた ことを表します。
5.
もう一度[Rec]ボタンを押すと、トラック・ ミュートが解除されます。
[Utility]ボタンを押すと、基本画面に戻ります。
パネル操作(ボタンの切り替えなど)、 エクスプレッション・ペダルの操作
58
市販 SMF ミュージックデータのトラックへの割り当 て
トラック チャンネル
R(Rhythm) 10
A(Accomp)
B(Bass) 2
L(Lower) 3
U(Upper) 1、4
録音時のコントロール・トラック(Control)は次の ように働きます。
5、6、7、8、9、11、12、13、 14、15、16
コンポーザーに関する設定

演奏データをチャンネルごとに 消音する

市販の SMF ミュージックデータをチャンネルごとにミュー ト(消音)することができます。
[Utility]ボタンを押します。
1.
Menu[ ][ ]ボタンを押して、「Ch.Mute」
2.
を選びます。
3.
Value[−][+]ボタンを押して、ミュートする チャンネルを選びます。
左から順に「1 Ch.(チャンネル)、2 Ch.・・・15 Ch.、 16 Ch.」となっています。
fig.09-09
○ パネル操作の記憶(音色切り替え、テンポ、
ロータリーのファースト/スローなど)
前に録音したデータは消さずに、新しく録音する演 奏データが追加されます。
新しい演奏データを記憶し直すときは、録音した データをすべて消します(P.47)。
○ エクスプレッション・ペダルの操作の記憶
ユーティリティー・メニューの「Exp. Sourse」の
「Recording」(録音時)の設定によって、エクスプ
レッション操作の録音が異なります。
エクスプレッション・ペダルの操 作を記憶します。すでにエクスプ
PEDAL
COMPOSER
レッション・ペダルのデータを記 憶している場合は、前のデータを 消しながら記憶します。
エクスプレッション・ペダルの操 作を記憶しません。すでにエクス プレッション・ペダルのデータを 記憶している場合は、前のデータ は消されず残ります。
4.
[Rec]ボタンを押します。
fig.09-10
数字が「―」に変わり、ミュートされたことを表します。
もう一度[Rec]ボタンを押すと、チャンネル・
5.
ミュートが解除されます。
[Utility]ボタンを押すと、基本画面に戻ります。
※ 以下の操作をすると、チャンネル・ミュートは解除されま
す。
Select[−][+]ボタンを押して、別の演奏データを選ぶ。
→ 詳しくは「エクスプレッション・ペダルの働きかた
を変える」(P.60)をご覧ください。
59
コンポーザーに関する設定

ベース演奏を録音し直す

SMF ミュージックデータのベース演奏を消して自分のベー ス演奏を録音したり、ディスクに保存した曲のベース演奏を
録音し直すことができます。
1.
[Utility]ボタンを押します。
2.
Menu[ ][ ]ボタンを押して、
「BassReplaceRec」を選びます。
3.
Value[−][+]ボタンを押して、「ON」、「OFF」 を切り替えます。
設定 説明
OFF ベース演奏が録音し直されない
ON ベース演奏が録音し直される
[Utility]ボタンを押します。
4.
基本画面に戻ります。
5.
演奏を録音し直します(P.23、P.46、P.54、 P.55)。

エクスプレッション・ペダルの働 きかたを変える

演奏を録音するときと、アトリエ・シリーズの演奏データを 再生するときのエクスプレッション・ペダルの働きかたを設
定します。

■ 録音時のエクスプレッション・ ペダルの働きかた

演奏を録音するとき、エクスプレッション・ペダルの操作を 記憶する/記憶しないかを設定します。
1.
[Utility]ボタンを押します。
2.
Menu[ ][ ]ボタンを押して、「Exp. Source」を選びます。
fig.09-06
3.
[Rec]ボタンを押します。
4.
Menu[ ][ ]ボタンを押して、
「Recording」を選びます。
fig.09-07
5.
Value[−][+]ボタンを押して、働きかたを設 定します。
設定
エクスプレッション・ペダルの操作を
PEDAL
COMPOSER
[Utility]ボタンを押すと、基本画面に戻ります。
記憶します。前のデータを消しながら 記憶します。
エクスプレッション・ペダルの操作を 記憶しません。前のデータが消されず に残ります。
説明
60
コンポーザーに関する設定

■ 再生時のエクスプレッション・ ペダルの働きかた

アトリエ・シリーズの演奏データを再生するとき、エクスプ レッション・ペダルの操作を効く/効かないを設定します。
[Utility]ボタンを押します。
1.
Menu[ ][ ]ボタンを押して、「Exp.
2.
Source」を選びます。
fig.09-06
[Rec]ボタンを押します。
3.
Menu[ ][ ]ボタンを押して、「Playback」
4.
を選びます。
fig.09-08
Value[−][+]ボタンを押して、働きかたを設
5.
定します。
設定 説明

画面の歌詞表示のオン/オフを切 り替える

ミュージックデータの中には、画面に歌詞が表示されるもの があります。このようなミュージックデータの歌詞表示を消
すことができます。
1.
[Utility]ボタンを押します。
2.
Menu[ ][ ]ボタンを押して、「Lyric」を 選びます。
fig.09-11
3.
Value[−][+]ボタンを押して、歌詞表示の
「ON」(表示する)、「OFF」(表示しない)を切り
替えます。
[Utility]ボタンを押すと、基本画面に戻ります。
※ 歌詞の入ったミ ュージ ックデータを再生中に 音色選 択ボ
タンなどを押すと、画面が切り換わり、歌詞が表示されな くなります。歌詞を表 示させる 場合は、[Rec]ボタンを
押してください。
演奏データの再生時にエクスプ
PEDAL+COMPOSER
COMPOSER
PEDAL
[Utility]ボタンを押すと、基本画面に戻ります。
レッション・ペダルが効きます。 演奏データのエクスプレッショ ン・ペダルの情報も有効です。
演奏データの再生時にエクスプ レッション・ペダルが効きませ ん。演奏データのエクスプレッ ション・ペダルの情報が有効に なります。
演奏データの再生時にエクスプ レッション・ペダルが効きます。 演奏データのエクスプレッショ ン・ペダルの情報は無効になり ます。
→ この設定は電源を切っても記憶しています。
61

音色にかける効果を細かく設定する

サスティン効果をつける

サスティン効果は音に余韻をつけることができます。
1.
[Utility]ボタンを押します。
2.
Menu[ ][ ]ボタンを押して、「Sustain」 を選びます。
[Rec]ボタンを押します。
3.
Menu[ ][ ]ボタンを押して、「Sustain」
4.
を選びます。
Menu[ ][ ]ボタンを押して、サスティン
5.
効果をかける鍵盤の音域を選びます。
音域 Upper(アッパー)、Lower(ロワー)
6.
Value[−][+]ボタンを押して、サスティンの
「ON」「OFF」を切り替えます。
設定 説明
ON サスティン効果をかける

サスティンの長さを変える

サスティン(音の余韻)の長さを鍵盤の音域ごとに変えるこ とができます。
[Utility]ボタンを押します。
1.
Menu[ ][ ]ボタンを押して、「Sustain」
2.
を選びます。
3.
[Rec]ボタンを押します。
4.
Menu[ ][ ]ボタンを押して、「Sustain Length」を選びます。
fig.11-06
5.
Menu[ ][ ]ボタンを押して、サスティン の長さを変える鍵盤の音域を選びます。
音域 Upper(アッパー)、Lower(ロワー)
Value[−][+]ボタンを押して、サスティンの
6.
長さを切り替えます。
設定値 SHORT(短い)、MIDDLE(普通)、
LONG(長い)
OFF サスティン効果をかけない
[Utility]ボタンを押すと、基本画面に戻ります。
[Utility]ボタンを押すと、基本画面に戻ります。
62

いろいろな設定を変える

イニシャル・タッチのオン/オフ
を切り替える(Initial Touch)
イニシャル・タッチのオン/オフを切り替えます。 イニシャル・タッチとは、鍵を押す力の大きさが音の大きさ
に反映することをいいます。
1.
[Utility]ボタンを押します。
2.
Menu[ ][ ]ボタンを押して、「Initial Touch」を選びます。
fig.12-04
Menu[ ][ ]ボタンを押して、音域を選び
3.
ます。
音域 Upper(アッパー)、Lower(ロワー)
Value[−][+]ボタンを押して、「ON」、「OFF」
4.
を切り換えます。
設定 説明
フット・スイッチの機能を切り替 える
(Left Foot Sw、Right Foot Sw)
エクスプレッション・ペダルの両脇にフット・スイッチがあ り、機能を割り当てられています。
フット・スイッチに割り当てる機能を選ぶことができます。
1.
[Utility]ボタンを押します。
2.
Menu[ ][ ]ボタンを押して、「Left Foot Sw」(左フット・スイッチ)または「Right Foot
Sw」(右フット・スイッチ)を選びます。
fig.12-10
fig.12-10
Value[−][+]ボタンを押して、ペダルに割り
3.
当てる機能を設定します。
ON
OFF
[Utility]ボタンを押すと、基本画面に戻ります。
→ この設定は電源を切っても記憶しています。
鍵盤を強く押すほど、大きな音で鳴ります。ま た、鳴り方が変化するボイスもあります。
鍵を押す強さに関係なく、一定の音量で鳴りま す。音の鳴り方も変化しません。
設定できる 機能
ROTARY FAST/SLOW
GLIDE
DAMPER OF UPPER
[Utility]ボタンを押すと、基本画面に戻ります。
ロータリー・スピードの「FAST」(速 い)と「SLOW」(遅い)を切り替えま す。
フット・スイッチを押している間は音の 高さが一時的に半音下がり、フット・ス イッチから足を離すと徐々にもとの音の 高さに戻ります。
フット・スイッチを押している間だけ、 鍵盤のアッパー音域で弾いた音に余韻が つきます。
説明
63
いろいろな設定を変える
リズムのテンポ設定を自動的に切 り替えないようにする
(Auto Standard Tempo)
リズムを切り替えても、自動的にテンポの設定が切り替わら ないようにすることができます。
[Utility]ボタンを押します。
1.
Menu[ ][ ]ボタンを押して、「Auto Std
2.
Tempo」を選びます。
Value[−][+]ボタンを押して、「ON」、「OFF」
3.
を切り換えます。
設定 説明
リズムが止まっているときに、リズムを切
ON
り替えると、自動的にそのリズムにあった テンポに設定されます。

イントロの終わりにカウント音を 鳴らす(Intro Count Down)

イントロをつけて演奏するとき、イントロの終わりをカウン トダウンして演奏を始める場所を分かりやすくすることがで
きます。
1.
[Utility]ボタンを押します。
2.
Menu[ ][ ]ボタンを押して、
「IntroCountDown」を選びます。
3.
Value[−][+]ボタンを押して、「ON」、「OFF」 を切り替えます。
設定 説明
[Intro/Ending]ボタンを押すと、イント
ON
OFF カウント音は鳴りません。
ロが鳴り、イントロの終わりがカウント ダウンされます。
リズムが止まっているときに、リズムを切
OFF
[Utility]ボタンを押すと、基本画面に戻ります。
→ この設定は電源を切っても記憶しています。
り替えても、テンポの設定は自動的に変わ りません。
[Utility]ボタンを押すと、基本画面に戻ります。
イントロ・カウントダウンのカウ ント音を変える
(Count Down Sound)
イントロ・カウントダウン機能を使ってイントロの終わりに カウント音を鳴らすときの、カウント音を変えることができ
ます。
1.
[Utility]ボタンを押します。
2.
Menu[ ][ ]ボタンを押して、
「CountDownSound」を選びます。
3.
Value[−][+]ボタンを押して、カウント音を 切り替えます。
64
設定 説明
VOICE 人の声のカウント STICK スティック音のカウント
[Utility]ボタンを押すと、基本画面に戻ります。
いろいろな設定を変える
基準ピッチを変える
(Master Tune)
基準ピッチとは、一般的に中央の A の鍵盤を弾いたときの 音の高さのことで、他の楽器と合わせて演奏するときなど、
お互いの基準ピッチを合わせることを「マスター・チューニ ング」といいます。
[Utility]ボタンを押します。
1.
Menu[ ][ ]ボタンを押して、「Master
2.
Tune」を選びます。
fig.12-27
Value[−][+]ボタンを押して、基準ピッチを
3.
設定します。
設定値 415.3Hz 〜 466.2Hz(0.1Hz 単位)
[Utility]ボタンを押すと、基本画面に戻ります。
MIDI 送信チャンネルを選ぶ
(Tx MIDI Channel)
AT-5 の MIDI 端子を使って、外部機器に演奏情報を送るこ とができます。鍵盤を弾いた情報を、どのチャンネルから
MIDI 情報として送信するかを設定します。 → 詳しくは「MIDI 機器と接続する」(P.67)をご覧くださ
い。
1.
[Utility]ボタンを押します。
2.
Menu[ ][ ]ボタンを押して、「MIDI」を 選びます。
3.
[Rec]ボタンを押します。
4.
Menu[ ][ ]ボタンを押して、「TxMIDI Channel」を選びます。
fig.12-23
→ Value[−][+]ボタンを同時に押すと、初期設定値
(440.0Hz)に戻ります。
→ この設定は電源を切っても設定を記憶しています。
Menu[ ][ ]ボタンを押して、パートを選
5.
びます。
パート Upper、Lower、Control
Value[−][+]ボタンを押して、MIDI 送信チャ
6.
ンネルを設定します。
チャンネル 1〜16
[Utility]ボタンを押すと、基本画面に戻ります。
※ CONTROL パートでは、エクスプレッション・ペダルの情
報を送信します。
65

外部機器との接続

外部機器と接続する方は、必ずこの章をお読みください。

接続端子の名称と働き

1MIDI Out/In 端子
外部 MIDI 機器と接続して、演奏情報をやりとりすることが できます。
2 Damper Pedal(ダンパー・ペダル)端子
ダンパー・ペダル(別売)と接続して、鍵盤で弾いた音に余 韻をつけることができます。
3 Input(インプット)L (mono)/R 端子
他の音源機器と接続し、本機のスピーカーから他の音源機器 の音を鳴らすことができます。
4 Output(アウトプット)L (mono)/R 端子
オーディオ機器などに接続すると、迫力のある音が楽しめま す。また、ラジカセなどに接続して演奏をカセット・テープ
に録音することができます。

オーディオ機器との接続

Output 端子
別売のオーディオ・ケーブルでオーディオ機器に接続して、 AT-5 の音を接続した機器のスピーカーから鳴らしたり、
テープ・レコーダーなどの録音機器で演奏を録音することが できます。接続する機器がモノラルのときには Output L
(Mono)端子に接続します。
オーディオ・セットやアンプ・ミキサーの Input 端子と、 AT-5 の Output 端子を、オーディオ・ケーブルで接続して
ください。オーディオ・ケーブルは、PCS-100PW(別売) などの標準プラグのものを使用してください。ご購入の際に
は、本機をお買い上げになった販売店にご相談ください。
Input 端子
別売のオーディオ・ケーブルで他の音源機器(オーディオ機 器や電子楽器など)と接続して、AT-5 のスピーカーから接
続した機器の音を鳴らすことができます。接続する機器がモ ノラルのときには Input L(Mono)端子に接続します。
132 4

■ 接続のしかた

他の機器と接続するときは、誤動作やスピーカーなどの破損 を防ぐため、必ずすべての機器の音量を絞った状態で電源を 切ってください。
すべての機器の音量を最小にします。
1.
2.
AT-5 の電源、接続する機器の電源を切ります。
3.
AT-5 と外部機器を別売のオーディオ・ケーブルで 接続します。
接続した機器の電源を入れます。
4.
5.
AT-5 の電源を入れます。
6.
音量を調節します。
●使用後は次の順番で電源を切ってください。
1.
すべての機器の音量を最小にします。
AT-5 の電源を切ります。
2.
接続した機器の電源を切ります。
3.
66
外部機器との接続

MIDI 機器と接続する

○MIDI とは?
「MIDI」とは「Musical Instrument Digital Interface」の略
で、電子機器やコンピューター間で演奏情報をやりとりする ために作られた統一規格です。
AT-5 には、外部機器と演奏情報をやりとりするために、 MIDI 端子が装備されています。MIDI 端子を使って外部機器
との接続することで、さらに多彩な使い方ができるようにな ります。
○MIDI 端子について
AT-5 には 2 種類の MIDI 端子があります。これらの端子を 外部 MIDI 端子と接続することで、互いに相手機器をコント
ロールすることができます。例えば、相手機器から音を出し たり、音色を切り替えたりすることができます。
必要に応じて、MIDI 送信チャンネルを設定してください
(P.65)。
MIDI Out 端子
鍵盤を弾く情報とダンパー・ペダルの操作情報、エクスプ レッション情報を外部の MIDI 端子に送信します。

■ MIDI 機器との接続方法

他の機器と接続するときは、誤動作やスピーカーなどの破損 を防ぐため、必ずすべての機器の音量を絞った状態で電源を 切ってください。
1.
すべての機器の音量を最小にします。
AT-5 の電源、接続する機器の電源を切ります。
2.
外部機器の MIDI 端子と AT-5 の MIDI 端子を、MIDI
3.
ケーブル(別売:MSC-15 / 25 / 50)で接続し ます。
4.
MIDI 機器と AT-5 の電源を入れます。
必要に応じて、MIDI 送信チャンネルを設定します
5.
(P.65)。
接続例: ○ MIDI 機器との接続
fig.13-05
AT-5
MIDI In 端子
外部の MIDI 機器から送られてくる MIDI 情報を受信します。 MIDI 情報を受信した MIDI 機器は、音を出す、音色を切り替
えるなどの動作をします。
MIDI
Out In
外部MIDI機器
→ この機器の MIDI 動作仕様をくわしく説明した「MIDI イン
プリメンテーション」(別売)が あります。プログ ラミン グ等で必要なかたは、販売店に注文してください。
67

故障かな?と思ったら

故障かな?と思ったら、まずお読みください。
● [Power On]スイッチを押しても電源が入らない
○ 電源コードが正しく接続されていない(P.14)。
● 音が出ない
○ [Master Volume]つまみが「Min」(音量が最小)の位
置になっている(P.15)。
○ ヘッドホンを接続している(P.15)。
ヘッドホンを接続しているときは、ヘッドホンからのみ 音が出ます。
○ 各パートのパート・バランスの音量が「0」になってい
る(P.24)。
○ エクスプレッション・ペダルを踏み込んでいない
(P.37)。
○ ボイスを選んでいない(P.19)。
ランプが点灯しているボタンの音色が鳴ります。
● 音が出ない(外部機器と接続している場合)
○ 接続している外部機器の電源が入っていない
(P.66、67)。
● エクスプレッション・ペダルが効かない
○ エクスプレッション・ペダルの録音時の働きかた
(P.60)や再生時の働きかた(P.61)が 「COMPOSER」になっている。
● アトリエ演奏データの再生時にエクスプレッション・ペ ダルを踏むと、バリバリという音が鳴る
○ エクスプレッション・ペダルの再生時の働きかた
(P.61)が「PEDAL+COMPOSER」に設定していませ
んか? この設定のとき、アトリエ演奏データを再生しながらエ クスプレッション・ペダルを演奏すると、演奏データの エクスプレッション・ペダル情報とエクスプレション・ ペダルの音量の違いから、バリバリという音が鳴ること があります。 エクスプレッション・ペダルの再生時の働きかた
(P.61)を「PEDAL」に設定してください。
● 音程がずれている ○ トランスポーズ(移調)している(P.36)。
○ チューニングがずれている(P.65)。 ○ オクターブ・シフト(P.25)を設定し、推奨音域から外
れた鍵を弾いている。
● 演奏データが再生できない ○ [Utility]ボタンを押して、ユーティリティー・メニュー
を設定しているとき(チャンネル・ミュート、トラッ ク・ミュート以外)は、演奏データを再生できません。 演奏データを再生するときは、もう一度[Utility]ボタ ンを押して、ユーティリティー・メニューを終了してく ださい(P.56 〜 65 )。
● 録音できない ○ [Utility]ボタンを押して、ユーティリティー・メニュー
を設定しているときは、録音できません。録音するとき は、もう一度[Utility]ボタンを押して、ユーティリ ティー・メニューを終了してください(P.56 〜 65 )。
● 歌詞表示がおかしい ○ ミュージックデータの種類によっては、歌詞が正しく表
示されないものがあります。
○ 歌詞が表示されているときに、音色選択ボタンなどを押
すと、歌詞が表示されなくなります。歌詞を再び表示さ せたいときは、[Rec]ボタンを押してください。
● 録音した演奏データが消えてしまった ○ 本体の電源を切ると、録音した演奏は消えてしまいま
す。 消えてしまった演奏データは復帰できません。大切な データは、電源を切る前に必ずフロッピー・ディスクに 保存しておいてください(P.51)。
●自動伴奏のベース音が鳴らない ○ [Bass To Lower]ボタンがオン(点灯)のときは、自
動伴奏のベースは鳴りません。
● ロータリー効果がつかない
○ ボイスによっては、ロータリー効果がかからないものが
あります(P.72)。
●1つの鍵を押しただけで他の音が鳴る
○ ハーモニー・インテリジェンスがオンになっている
(P.31)。
○ コード・インテリジェンスがオンになっている(P.23、
P.30)。
● 自動伴奏の鳴りかたがおかしい
○ コードの鍵を同時に押さえていない。
68
● 音が歪む/音が割れる ○ 各パートのパート・バランスの音量を上げすぎている
(P.24)。
○ 各パート・バランス・ボタンの音量を上げた状態で、リ
バーブの音量を上げている。 リバーブの音量を下げるか、各パートのパート・バラン スを調節してください(P.24)。
○ [Master Volume]つまみで、全体の音量を上げすぎて
いる(P.15)。
● 鍵の押す位置(鍵域)によって音の鳴りかたがおかしい ○ 同じ音色を同じ音程で複数のパートに選んでいる。
● ロワー音域を弾くとベース音が鳴る
○ [Bass To Lower]ボタン(P.23)を押している。
[Bass To Lower]ボタンがオン(点灯)のとき、ロ
ワー音域でコードを弾くとルート音でベース音が鳴りま す。
● ベース音が鳴らない
○ [Bass To Lower]ボタンのランプが消灯している。
[Bass To Lower]ボタンのランプを点灯させてくださ
い。
● アッパー音域とロワー音域で同じ音色で弾いても音量が 違う
○ どちらかの音域だけのイニシャル・タッチがオンになっ
ている(P.63)。
○ パートごとの音量レベルが違う。
パートごとの音量バランスを調節してください(P.24)。
● ロワー・パートの音が出ない
○ イントロやエンディングの再生中は、ロワー・パートの
音は鳴りません。
故障かな?と思ったら
● 音の鳴りかたがおかしい
○ 同じ系統音色を重ねて弾いたり、オルガン音色をオク
ターブ・シフトして弾いた場合、鍵盤を押すタイミング や位相の関係で鳴りかたが変わることがありますが、故 障ではありません。
● デモ曲が演奏できない
○ ディスク・ドライブにフロッピー・ディスクが入ってい
る。 デモ曲を演奏するときは、イジェクト・ボタンを押し て、ディスク・ドライブからフロッピー・ディスクを抜 いてください(P.41)。
● AT-5 に接続した機器の音量が小さい
○ 抵抗入りの接続ケーブルを使用していませんか?
抵抗の入っていない接続ケーブル(ローランド:PCS シリーズなど)をご使用ください。
69

こんな表示がでたら

fig.E.00
内容 著作権保護のため、SMF の形式で保存することは
できません。
内容 アトリエ形式で保存する場合は保存可能です。
fig.E.01
内容 保存しようとした演奏データは再生専用です。フ
ロッピー・ディスクや内部メモリーに保存すること はできません。
fig.E.02
内容 フロッピー・ディスクのプロテクト・タブが プロテ
クト(書き込み禁止)の位置になっています。タブ を ライト(書き込み可能)の位置に切り替えてから もう一度操作してください。
fig.E.11
内容 フロッピー・ディスクの空き容量が少ないのでセー
ブできません。本機でフォーマットした別のフロッ ピー・ディスクを用意してください。
fig.E.12
内容 このフロッピー・ディスクは扱えません。フォー
マットしてください。
fig.E.13
内容 ディスク・アクセス中にフロッピー・ディスクが抜
かれました。 もう一度操作をやり直してください。
fig.E.14
fig.E.03
内容 このフロッピー・ディスクはフォーマットや保存が
できません。別のフロッピー・ディスクを挿入して もう一度操作してください。
fig.E.05
内容 フロッピー・ディスクの曲に上書き保存することは
できません。
fig.E.10
内容 ディスク・ドライブにフロッピー・ディスクが挿入
されていません。ディスク・ドライブにフロッ ピー・ディスクを挿入してください。
内容 フロッピー・ディスク上で壊れている部分が見つか
りました。
fig.E.15
内容 このデータは読めません。
fig.E.16
内容 曲の再生にフロッピー・ディスクの読み出しが間に
合いません。
[Reset]ボタンを押した後、もう一度[Play/
Stop]ボタンを押してください。
70
こんな表示がでたら
fig.E.30
内容 曲データが大きすぎて本体に読み込めません。 内容 本体のメモリーがいっぱいになったため、録音でき
ません。
fig.E.40
内容 外部 MIDI 機器から一度にたくさんの MIDI データが
送られてきたため、本機で処理できません。本機に 送る MIDI データの量を減らしてください。
fig.E.41
内容 MIDI ケーブルが抜けるなどのトラブルがありまし
た。MIDI ケーブルを正しく接続してください。
fig.ot-05
内容 同じ名前の演奏データがフロッピー・ディスクにあ
ります。 更新するときは[Rec]ボタンを押します。新たに 保存するときは[Reset]ボタンを押した後、名前 を変更して保存してください。
fig.E.51
内容 本体のメモリーにエラーが発生しました。もう一度
操作をやり直してください。何度か操作をやり直し てもこの表示が出る場合は、ローランド・サービス にご連絡ください。
fig.ot-02
内容 まもなく本体メモリーがいっぱいになり、録音でき
なくなることを警告しています。
fig.ot-03
内容 この操作をするときは、本体の演奏データを削除す
る必要があります。 削除してもよいときは、[Rec]ボタンを押します。 削除したくないときは、[Reset]ボタンを押した 後、フロッピー・ディスクに保存してください。
71

ボイス一覧

A12 Full Organ2 * A13 Full Organ3 * B12 Jazz Organ2 * B13 Jazz Organ3 * C12 Lower Organ2 * D12 Pipe Organ2 D13 Pipe Organ3 D41 AEx PipeOrg E13 Theater Or.3 G15 Strings5 H11 Slow Str.1 H31 Synth. Pad1 I11 Violin J13 Jazz Doo J23 Classical K11 Grand Piano K15 AEx PianoStr K31 E.Piano1 K41 Harpsichord L11 Accordion M11 Nylon-str.Gt M31 Jazz Guitar N11 Hawaiian Gt. N13 Mandolin N21 Harp O11 Vibraphone O12 Glockenspiel P11 Tp. Section P21 Fr.Horn Sect P31 Sax.Section Q11 Trumpet Q31 Trombone Q61 Alto Sax Q71 Tenor Sax R13 Flute3 R31 Oboe R41 Clarinet S12 Synth. Lead2 T11 Organ Bass1 T31 String Bass
*:ロータリー○      : アクティブ・エクスプレッション・ボイス
72

リズム一覧

Swing/Latin
Big Band Big Serenade Jazz Band Combo Raindrops Slow Bossa Samba Rio Trad Tango Mambo 3 Slow Rhumba Beguine
Country/Gospel
GospelBallad Anthem Soft Gospel Gospel 2 OldtimeCntry D Country 2 Guitar Trio
Oldies/Ballad
Let's Twist Dreamin' '50s Pop 1 8BeatBallad2 Groovin' Crystal Michael'sPop 6/8 Ballad Soft Ballad
Waltz/Polka
Quiet Waltz Slow Waltz Paris MarchingBand March 4/4 March 2/4
73

コードの押さえかた一覧

●印: コードの構成音を表しています。
★印:(コード・インテリジェンス機能がオンのとき)★印がついているコードはその★印を押すだけでコードを演
奏できます。
CC#DE EF
Cmaj7 C#maj7 Dmaj7 E maj7 Emaj7 Fmaj7
C7 C#7 D7 E 7 E7 F7
Cm C#m Dm E m Em Fm
Cm7 C#m7 Dm7 E m7 Em7 Fm7
Cdim C#dim Ddim E dim Edim Fdim
Cm7 5
Caug C#aug Daug E aug Eaug Faug
Csus4 C#sus4 Dsus4 E sus4 Esus4 Fsus4
C7sus4 C#7sus4 D7sus4 E 7sus4 E7sus4 F7sus4
C6 C#6 D6 E 6 E6
Dm7 5 Em7 5
Fm7 5E m7 5C#m7 5
F6
74
Cm6 Dm6 Em6
C#m6 E m6
Fm6
コードの押さえかた一覧
F# G A A B B
F#maj7 Gmaj7 A maj7 Amaj7 B maj7 Bmaj7
F#7 G7 A 7 A7 B 7 B7
F#m Gm A m Am B m Bm
F#m7 Gm7 A m7 Am7 B m7 Bm7
F#dim Gdim A dim Adim B dim Bdim
Gm7 5 Am7 5 Bm7 5
F#aug Gaug A aug Aaug B aug Baug
F#sus4 Gsus4 A sus4 Asus4 B sus4 Bsus4
F#7sus4 G7sus4 A 7sus4 A7sus4 B 7sus4 B7sus4
F#6
G6
A6A 6 B6
B m7 5A m7 5F#m7 5
B 6
F#m6
Gm6
B m6Am6A m6
Bm6
75
用語集
アレンジ
アレンジメント(編曲)の略。新しい伴奏をつけ加え たり楽器の種類を変えたりして、原曲のイメージを変 えることをいう。
イントロ
イントロダクション(序奏)の略で、自動伴奏の導入 部分。AT-5 では、自動伴奏が始まるときに、それぞ れのリズムに合ったイントロが演奏される。
エンディング
自動伴奏を止めるときに演奏される、伴奏の終奏部 分。AT-5 では、それぞれのリズムに合ったエンディ ングが演奏される。
グライド効果
音の高さが一時的に半音下がり、その後徐々にもとの 音の高さに戻る。
コード
和音のこと。高さの異なる 2 つ以上の音を同時に鳴ら したときに合成される音で、3 つの音によって構成さ れる三和音を原形とする。
パネル設定
ボイス切り替え、テンポ、ロータリーのファースト/ スローなどの設定。
ベーシック・コード
通常、もっとも多く使われるコードをいい、一般的に はメジャー・コード、マイナー・コード、マイナー 7th コード、マイナー 7th(b5)コード、ドミナント 7th コード、ディミニッシュ 7th コードの 6 種類の コードが挙げられる。
ボイス
AT-5 ではいろいろな楽器の音色を鳴らすことができ、 これらの音色を「ボイス」という。
ミュート
消音されること。AT-5 では、トラック・ミュート機 能があり、トラック・ミュート・ボタンのインジケー ターを消灯させることによって、一時的にそのトラッ クの音を消音させることができる。
リバーブ効果
心地よい響き(残響)をつける効果。
サスティン効果
音に余韻をつける効果。AT-5 ではアッパー・パート、 ロワー・パートのボイスに効果をかけることができ る。
自動伴奏
鍵盤のロワー音域で弾いたコードに対応して自動的に 演奏される伴奏のこと。
転回形
ルート音を最低音として配置されたコードの形は、 もっとも基本的なものとして「基本形」と呼ばれるの に対し、コードのルート音以外の音を最低音とする和 音配置のことをいう。
ルート音
根音といわれ、コード(和音)の基本となる音を示 す。すべてのコードは、ルート音を土台として組み立 てられ、コード・ネーム(コード名)にも大文字で示 される。
ロータリー効果
ロータリー(回転)スピーカーを使ったときのよう な、音にうねりをつける効果のことをいう。ロータ リー効果には、ファースト(速い)とスロー(ゆっく り)の 2 種類がある。
76

アトリエ・シリーズの音源について

用語集
音源とは・・・
音を鳴らす元になる部分です。アトリエ・シリーズの 音源は GM2 / GS に適合した音源を搭載しています。
GM2
GM2 は、より高度な演奏表現と互換性を実現させる ために決められた、GM の上位互換の推奨規定です。 従来の GM で規定されていなかった音色のエディット やエフェクトなどの動作仕様が細かく規定され、音色 も拡張されています。GM2 に対応する音源は、GM、 GM2 のどちらのマークのついたミュージックデータ も正しく再生できます。 なお、GM2 の追加規定を含まない従来の GM を
「GM1」と呼んで、両者を区別することがあります。

GM システム

SMF with Lyrics

「SMF with Lyrics」は、歌詞を含む SMF ミュージッ
クデータです。「SMF with Lyrics」マークのついた ミュージックデータを、同じマークのついた機器で再 生すると、機器の画面(ディスプレイ)に歌詞を表示 することができます。

XG lite

XG は GM1(General MIDI 1)を元に、音色の拡張方 式やエディット方式、エフェクト構成やタイプ等を規 定した、ヤマハ株式会社の音源フォーマットです。 XGlite は XG の簡易(ライト)版で、XG のミュー ジックデータを XGlite マークの付いた音源を使って手 軽に再生して楽しむことができます。XGlite ではコン トロールできるパラメーターやエフェクトなどに一部 制限がありますので、XG のミュージックデータが元 のデータと異なって聞こえる場合があります。
GM(General MIDI)とは、音源の MIDI 機能の仕様 を、メーカーを越えて標準化することを目的とした推 奨規定です。GM に合致した音源やミュージックデー タには GM マークがついており、GM マークのついた ミュージックデータは、GM マークつきの音源であれ ばどれでもほぼ同じ演奏表現ができます。

GS フォーマット

GS フォーマットは、ローランドの音源に関する共通 仕様です。GM の仕様に加え、音色数の拡張だけでな く、音色のエディット、エフェクト(リバーブやコー ラス)などの機能を細かく規定することにより、互換 性を高めています。また将来のニーズにも柔軟に対応 できるよう、新しい音色の追加や機能の拡張性につい ても十分考慮されています。GS フォーマットは GM の上位互換なので、GS ミュージックデータ(GS フォーマットに基づいて作られたミュージックデー タ)と同様に、GM スコアも正しく演奏することがで きます。
77

MIDI インプリメンテーション・チャート

Roland Organ
Model AT-5
MIDIインプリメンテーション・チャート
Date : July 1, 2003
Version : 1.00
ファンクション...
電源ON時 
ベーシック チャンネル
モード
ノート ナンバー:
ベロシティ
アフター タッチ
ピッチ・ベンド
コントロール チェンジ
プログラム チェンジ
エクスクルーシブ
コモン
   設定可能
電源ON時 メッセージ 代用
音域
ノート・オン ノート・オフ
キー別 チャンネル別
:設定可能範囲
:ソング・ポジション :ソング・セレクト :チューン
0,32
6,38
10 11 64 65 66 67 71 72 73 74 75 76 77 78 84 91 93
98,99
100,101
送   信 受   信 備   考
2(Bass) 3(Lower) 4(Upper) 16(Expression,PC)  1–16
× ×
**************
32– 103
**************
○ ×8nv=64 
× ×
×
○ ×
1
×
5
× ×
7
× ○ ○ × × × × × × × × × × × × × × × ×
0– 127
**************
 
×
 
× × ×
1–16(GM2/GS)   
*6
*1
*1
*1
 ×
モード3 モード3,4(M=1)
0–127 0–127
○ ×
○ ○
○
○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 
○ 0– 127
○
× × ×
*3,4
*2,4 *2,3,4,5
*2,3,4,5
*3,4 *2,3,4,5 *2,3,4 *2,3,4,5 *2,3,4,5 *3,4,5 *3,4,5 *3,4,5 *3,4 *2,3,4 *2,3,4 *3 *3 *3 *3 *3 *3 *3 *3 *2,4 *3,4 *3,4 *4 *2,3,4,5
*3,4,5
バンク・セレクト モジュレーション ポルタメント・タイム データ・エントリー ボリューム パンポット エクスプレッション ホールド1 ポルタメント ソステヌート ソフト レゾナンス リリース・タイム アタック・タイム カットオフ ディケイ・タイム ビブラート・レイト ビブラート・デプス ビブラート・ディレイ ポルタメント・コントロール エフェクト1 エフェクト3 NRPNLSB,MSB RPNLSB,MSB 
プログラム・ナンバー
1–128
78
リアル タイム
その他
備考
モード1:オムニ・オン、ポリ モード3:オムニ・オフ、ポリ
:クロック :コマンド
:オール・サウンド・オフ :リセット・オール・コントローラー :ローカル・コントロール :オール・ノート・オフ :アクティブ・センシング :リセット
○ ○
×
× × ×
○ ×
*1○×切り換え可能 *2SysExにより○×切り換え可能(GSパート) *3GM2モードで受信 *4GSモードで受信 *5GMモードで受信
モード2:オムニ・オン、モノ モード4:オムニ・オフ、モノ
× ×
○(120,126,127) ○ × ○(123–125) ○ ×
*3,4 *3,4  *3,4,5
*6ベース・パートは変更不可

※受信したメッセージはGS2/GSパート  に送られます。鍵盤パートをコント  ロールすることはできません。
○:あり ×:なし

デモ曲一覧

デモ曲の再生については、「デモ曲を聴く」(P.17)をご覧ください。
曲名 作曲者 演奏者 Copyright
Slow Waltz Ric Iannone Ric Iannone
Jazz Combo Ric Iannone Ric Iannone
Soft Gospel Ric Iannone Ric Iannone
Hawaiian Ric Iannone Ric Iannone
Country Ric Iannone Ric Iannone
Dixieland Ric Iannone Ric Iannone
Acoustic Ric Iannone Ric Iannone
Organ Swing Hal Vincent Hal Vincent
※ これらのデモ曲を個人で楽しむ以外に権利者の許諾なく使用することは、法律で禁じられて
います。
※ デモ曲の演奏データは MIDI OUT コネクター/端子からは出力されません。
2003 Roland Corporation
©
2003 Roland Corporation
©
©
2001 Roland Corporation
2003 Roland Corporation
©
2003 Roland Corporation
©
©
2003 Roland Corporation
2001 Roland Corporation
©
2001 Roland Corporation
©
演奏者プロフィール
ハル・ビンセント(Hal Vincent)
彼のキーボード・プレイはいつも聴衆を楽しませる。オルガン、ピアノ、電子キーボード、いず れにおいてもアット・ホームな演奏をしてくれる。世界各地で行われるコンサートでは、「ハル は僕らにぴったりの音楽を演奏してくれる」という声をよく耳にする。これは正に彼の才能であ る。つまり、どんな場面にも、どういう音楽が合うかをよく知っているのである。 ショー・ビジネスのトップに名前を列ねるような有名人と仕事をするチャンスにめぐまれ、30 年以上に渡る世界ツアーを通じて演奏レパートリーを広げてきた。優秀な指導者としての地位を 築く一方、数多くのアルバムとオルガン編曲に関する本も出版している。
リック・イアノニ (Ric Iannone)
リック・イアノニは 2 才半でピアノとアコーディオンを始め、7 才までは公私にわたり、音楽家 の父と共演していた。これまで 20 年間以上、合衆国やヨーロッパで精力的に演奏活動を行って おり、彼のユニークな演奏と編曲は、常に聴衆を魅了してきた。コンサート・アーティストとし て、また製品スペシャリストとして、オルガン、ピアノ、キーボードなどの心地よい演奏は高い 評価を得ている。現在は、さまざまな講習会で教育、アレンジ、指導をこなす傍ら、彼が経営す るIMMusic で GM ソフトウェアの制作を手がけている。
79

主な仕様

AT-5:ミュージック・アトリエ 鍵盤
61 鍵(C2 〜 C7)
音源
GM2 システム/ GM システム/ GS フォーマット /XGlite 対応
ボイス
40 種類
最大同時発音数
64 音
パート
アッパー・パート:アッパー・オルガン、
アッパー・オーケストラ ロワー・パート: ロワー ベース・パート ([Bass To Lower]ボタンがオン
のとき)
キー・トランスポーズ
−4〜+7 半音
プレイバック・トランスポーズ
−24〜+24半音
エフェクト
ロータリー・サウンド、リバーブ、サスティン、 グライド
ハーモニー・インテリジェンス
2種類
コンポーザー
トラック数:6(再生時) 記憶音数:約 40,000 音 記憶小節数:最大 999 小節 テンポ:4 分音符= 20 〜 500 分解能:120 クロック/ 4 分音符 録音方法:リアルタイム(リプレース)
※ Upper Orchestral[Others]ボタンには任意の
2 つのボイスを割り当て可能。
リズム数
4 グループ 33 種類
自動伴奏/ SMF 再生用ボイス数
226
アレンジャー機能
アレンジャー・オン/オフ *、スタート/ストップ、 イントロ/エンディング、シンクロ・スタート *、 フィルイン(バリエーション/オリジナル)、 コード・インテリジェンス *、 ワンタッチ・プログラム、 イントロ・カウントダウン、 オート・スタンダード・テンポ *アレンジャー・オン/オフ やシン クロ・スター
ト、コード・インテリジェンスは、ワンタッチ・ プログラムに連動
マスター・チューニング
415.3 Hz 〜 466.2 Hz(0.1 Hz 単位)
メトロノーム
拍子: 2/2、0/4、2/4、3/4、4/4、5/4、6/4、
7/4、3/8、6/8、9/8、12/8 音量調節:10 段階 メトロノーム音色:4 種類
記憶媒体:
3.5 インチ・マイクロ・フロッピー・ディスク
ディスク・フォーマット:720 K バイト (2DD)、
1.44 M バイト(2HD) 記憶ソング数:最大 99 曲
定格出力
10 W + 10 W
スピーカー
フル・レンジ 16 cm × 2
表示器
16 桁 2 行(バック照明付き LCD)
歌詞表示
可能(アルファベット、カタカナ)
80
ペダル
エクスプレッション・ペダル(アクティブ・エクス プレッション対応、フット・スイッチ 2 個付き)
接続端子
ヘッドホン端子(ステレオ)、DC In 端子、 Damper Pedal 端子、MIDI 端子(イン、アウト)、 オーディオ入力端子(L /モノ、R) オーディオ出力端子(L /モノ、R)
電源
DC12V(AC アダプター)
消費電流
3A
外装仕上げ
マホガニー調仕上げ
主な仕様
外形寸法
本体 985(幅)× 390(奥行)× 1080(高さ)mm
(譜面立て含む)
専用椅子 650(幅)× 310(奥行)× 600(高さ)mm
質量
本体 34.0 kg 専用椅子 6.1 kg
付属品
取扱説明書、AC アダプター、電源コード、 フロッピー・ディスク(2HD 空きディスク)、 キーボード・カバー、日本 語シート、音名シ ート、 椅子、保証書、ユーザー登録カード
別売品
ステレオ・ヘッドホン(RH-25/50) ミュージック・スタイル・ディスク(MSA シリーズ) ダンパー・ペダル(DP シリーズ)
962a
※ 製品の仕様および外観は、改良のため予告なく変
更することがあります。
81
索引
A
AC アダプター .................................................................14
Auto Std Tempo ............................................................64
B
BassReplaceRec ...........................................................60
Beat ...................................................................................58
C
Ch.Mute ............................................................................59
CountDownSound ........................................................64
D
Delete Song ....................................................................53
Disk Utility .............................................................. 4953
E
Exp. Source ........................................................60 61
F
Format Disk .....................................................................49
O
Octave Shift ....................................................................25
Others ボタン .................................................................22
P
Play Transpose ..............................................................56
R
Reverb ...............................................................................34
Right Foot SW ............................................................... 63
S
SMF with Lyrics .............................................................77
SMF ミュージックデータ ...................................4054
Sustain .................................................................... 3562
Sustain Length ..............................................................62
T
Tr.Mute .............................................................................58
Transpose .......................................................................36
TxMIDI Channel .............................................................65
G
GM2 ...................................................................................77
GM(General MIDI) ......................................................77
GS フォーマット ............................................................77
H
Harmony Intelligence .......................................31 32
I
Initial Touch .....................................................................63
IntroCountDown ............................................................64
K
Keyboard Mode .............................................................19
L
LCD Contrast つまみ ....................................................16
Left Foot SW ..................................................................63
Lyric ...................................................................................61
M
Master Tune ...................................................................65
Metronome ......................................................................56
Metronome Sound ........................................................57
Metronome Vol. ..............................................................57
MIDI ....................................................................................65
X
XGlite .................................................................................77
アッパー・ボイス ..............................................20 21
アレンジ ..................................................................2976
アレンジャー機能 ...........................................................30
移調
キー・トランスポーズ .............................................36
プレイ・トランスポーズ .........................................56
イニシャル・タッチ .......................................................63
イントロ ..................................................................2776
イントロ・カウントダウン ...........................................64
AC アダプター ................................................................. 14
エクスプレッション・ペダル ......................................37
エクスプレッション・ペダルの働きかた .....60 61
SMF セーブ ......................................................................51
SMF フォーマット ...............................................4054
SMF ミュージックデータ ...................................4054
再生時のトラック・ボタンへの割り当て ............42
エンディング ..........................................................2876
82
索引
オクターブ・シフト .......................................................25
音源 ....................................................................................77
音色 ....................................................................................20
音量
本体 ....................................................................1537
メトロノーム ..............................................................57
音量バランス ...................................................................24
カウント・イン ...............................................................45
歌詞表示 ............................................................................61
キー・トランスポーズ ...................................................36
基準ピッチ ........................................................................65
基本画面 ............................................................................16
グライド ..................................................................6376
コード ......................................................................7476
押さえかた ..................................................................74
コード・インテリジェンス ...........................................30
コード・フック ...............................................................14
コンポーザー ......................................................... 3956
コンポーザー画面 ...........................................................16
再生
SMF ミュージックデータ .......................................40
演奏データ ..................................................................45
デモ曲 ..........................................................................17
リズム ..........................................................................27
削除
ディスクの演奏データ .............................................53
サスティン効果 ...........................................35
サスティンの長さ .....................................................62
6276
自動伴奏 ............................................................................76
消去
演奏データ ..................................................................47
初期化
フロッピー・ディスク .............................................48
シンクロ・スタート .......................................................30
製品出荷時の設定 ...........................................................16
セーブ
演奏データ ..................................................................51
ダンパー・ペダル ...........................................................37
チャンネル・ミュート ...................................................59
ディスクのフォーマット ...............................................48
ディスプレイの明るさ ...................................................16
デモ曲 ......................................................................1779
デモ曲一覧 ........................................................................79
転回形 ................................................................................76
電源 ....................................................................................15
電源コード ........................................................................14
テンポ ................................................................................29
テンポ録音 ........................................................................55
トラック ............................................................................58
トラック・ミュート ...................................425876
トランスポーズ ...............................................................36
名前
演奏データ ..................................................................50
パート ................................................................................20
パート・バランス ...........................................................24
ハーモニー・インテリジェンス .....................31 32
拍ランプ ............................................................................29
パネル設定 ........................................................................76
拍子 ....................................................................................58
ファクトリー・リセット ...............................................16
フォーマット ....................................................................48
フット・スイッチ ...........................................................38
機能切り替え ..............................................................63
譜面立て ............................................................................14
プレイ・トランスポーズ ...............................................56
83
索引
ベーシック・コード .......................................................76
ペダル ................................................................................37
ペダル・ベース・ボイス ...............................................23
ヘッドホン ........................................................................15
ボイス ......................................................................1976
ボイス一覧 ........................................................................72
保存
演奏データ ..................................................................51
MIDI ....................................................................................67
ミュート ............................................................................76
チャンネル・ミュート .............................................59
トラック・ミュート .......................................4258
メトロノーム ...................................................................56
メトロノーム・タイプ ...................................................57
メトロノーム・ボリューム ...........................................57
リズム一覧 ........................................................................73
リズム演奏 ........................................................................26
アレンジ ......................................................................29
イントロ ......................................................................27
エンディング ..............................................................28
スタート/ストップ ....................................27 28
フィルイン ..................................................................29
リズム画面 ........................................................................16
リバーブ効果 ......................................................... 3476
ルート音 ............................................................................76
ロータリー効果 .....................................................3376
録音 ....................................................434654 55
ロワー・ボイス ..................................................20 21
ワンタッチ・プログラム ...............................................30
84
MEMO
85
MEMO
86
ビデオ関連商品の取り扱いに関するお問い合わせ先・・・ローランド・ビデオキャンバス・ホットライン
修理に関するお問い合わせは・・・
お問い合わせの窓口
商品をお求めの販売店か「サービスの窓口」に記載の営業所、またはサービス ステーションまでご相談ください。「サービスの窓口」は保証書に同封、もし くは封筒の裏面に記載されています。
'03.4.1現在
※上記窓口の名称、所在地、電話番号等は、予告なく変更することがありますのでご了承ください。
■東京TEL(03)3251-3429■大阪TEL(06)6345-9789■浜松TEL(053)414-7530
その他の商品の取り扱いに関するお問い合わせ先・・・ローランドお客様相談センター
■東京TEL(03)3251-6150■大阪TEL(06)6345-9500■浜松TEL(053)414-7120
DTM商品の取り扱いに関するお問い合わせ先・・・ローランドDTMホットライン
■東京TEL(03)3251-5791■大阪TEL(06)6345-9785■浜松TEL(053)414-7005
<住所> 〒433-8118 静岡県浜松市高丘西4-7-19 ローランド浜松流通センター
<電話> 受付時間:午前10時〜午後5時(土、日曜、祝日および弊社規定の休日を除く)
● 取扱説明書の英語版(有料)をご希望の方は、販売店にお問い合わせください。
If you should require an English Owner’s Manual (at a modest fee), please contact an authorized Roland distributor.
Copyright © 2003 ローランド株式会社 
本書の一部、もしくは全部を無断で複写・転載することを禁じます。
この機器を正しくお使いいただくために、ご使用前に 安全上のご注意 P.2、3)と「使 (P.4、5)をよく お読みください。また、こ の機器の
書をよくお読みください。取扱説明書は必要なときに
すぐに見 ること ができるよ う、手元に置いてく ださ
い。
03450612 ’03-10-1TP
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