Pioneer DJ-SR User Manual

チュートリアル
http://pioneerdj.com/support/
PERFORMANCE DJ CONTROLLER
Digital DJ-SR
上記のPioneer DJサポートサイトでは、困ったときのよくある質問やソフトウェアの情報など、より快適に製品 をお使いいただくための各種情報やサービスを提供しております。
PAD PLUS
PAD PLUS
PAD PLUS PAD PLUS
目次
Hot Cue Roll
Trans Pad
Serato DJ FX
Serato DJ FX
Activate
21
23
24
25
29
3
6
6
11
18
19
1.
はじめに
2. Combo FX
3.
4. Sampler Roll
5.
6.
ホールド機能
基本操作編
応用操作編
7.
8.
9.
サンプル素材集のインストール方法
の概要
方法
1.
はじめに
SAMPLER ROLL
PAD PLUS
DDJ-SR
PAD
PAD PLUS
SAMPLER ROLL
PAD
HOT CUE
ROLL」「SLICER
SAMPLER
PAD PLUS
HOT CUE ROLL
TRANS PAD
COMBO FX
SAMPLER ROLL
Serato DJ
LEDが図1-1
1-1
HOT CUE
パッドを使ったDJプレイをより個性的にする「PAD PLUS」機能を搭載
DDJ-SRは、「HOT CUE ROLL」「TRANS PAD」「COMBO FX」「SAMPLER ROLL」をコントロールする「PAD PLUS」機能を 新たに搭載しました。
HOT CUE ROLL COMBO FX TRANS PAD
パッドを押し続けることで、楽曲のBPM に連動してホットキューおよびサンプラー を自動で連打します。従来のパッドパ フォーマンスでは難しかったドラムロール のような音を簡単に作り出すことができ ます。
パッドを押し続けることで、ワンアクション でエフェクトとフィルターが同時にかかり ます。これにより、音量を減衰させながら エフェクトをかけることができ、楽曲の展 開に抑揚を付けたパフォーマンスが可能 になります。
パッドを押し続けることで、楽曲の音を BPMに連動したリズムで自動的にカットし ます。
この資料では「 具体的な操作手順を記載していますので、お手元にコントローラーとコンピューターをご準備ください。
それでは、はじめましょう。
まず、パフォーマンスパッドのモードの切替え方法について説明します。
は、以下の8つのパフォーマンスパッドのモードを搭載しています。
モード
HOT CUE HOT CUE ROLL ROLL TRANS PAD SLICER COMBO FX SAMPLER
モードの「
モードの「
実際にコントローラーを使ってモードを切替えてみましょう。 コントローラーとコンピューターを接続し、 コントローラーのボタンや
楽曲を
LOAD
」の各機能の使い方を詳しく説明しています。
モード
」「
すると設定された
」「
」「
のようになっていることを確認してください。
Hot Cue
を起動します。
のパッドが光ります。
」はボタンが青く光ります。
」「
」「
」はボタンが赤く光ります。
モード
3
PAD PLUS
モードに設定してみましょう。
PAD PLUS ON
PAD PLUS
PAD PLUS
LEDが図1-2
Beat Indicator
PAD PLUS
PAD PLUS
Beat Indicator
1-2
HOT CUE ROLL
PAD PLUS
AUTO
MANUAL
AUTO
AUTO
LOAD
BPM
AUTO
PAD PLUS TAP
ボタンを数回タップすると、
MANUAL
テンポモードに切り替わり、ボタンが点灯します。
PAD PLUS TAP
ボタンを数回タップすると、
MANUAL
テンポモードに切り替わり、ボタンが点灯します。
TRANS PAD
COMBO FX
SAMPLER ROLL
PAD PLUS ON
PAD PLUS
ボタンを押すと、
PAD PLUS TAP
PAD PLUS ON
モードに切り替わります
PAD PLUS TAP
押す: 1秒以上押す:
[SHIFT] + 押す:
PAD PLUS ON
押す:
ボタンを数回タップすると、MANUALテンポモードに切り替わります AUTOテンポモードに切り替わります ホールド機能をオンします
ホールド機能については後で詳しくご紹介します
モードをオンまたはオフします
コントローラーのボタンや
には
モードがオンのときは
PAD PLUSモードがオフのときはBeat Indicatorにオートループの拍を表示します
モードには、テンポを設定する方法として、「
初期状態は
テンポモードです。
テンポモードでは、楽曲を
のようになっていることを確認してください。
で動作する拍が表示されます。
の「+」マークが点灯します。
テンポモード」と「
したときにトラックの
値が自動で設定されます。また、テンポスライダーを操作して
Beat Indicator
モード
テンポモード」の2つのモードがあります。
テンポが変更されたときも自動で追従します。 基本的には
トラックの
PAD PLUS TAP
テンポモードでご使用ください。
BPM
値と違うテンポに設定したいときは
ボタンを1秒以上長押しすると、
MANUAL
テンポモードで使用してください。
AUTO
テンポモードに戻ります。
PAD PLUSモードをオンにしたまま、HOT CUEモードボタン、ROLLモードボタン、SLICERモードボタン、SAMPLERモードボタンを 押し、PAD PLUSモードが切り替わること確認してください。
ボタンをもう一度押すと、
モード
モード
楽曲やサンプル音を
モードを終了します。
モード
LOAD
したスロットのパッドが光ります。
4
4
また、以下に示すようにそれぞれの
PAD
PAD PLUS
PAD PLUS
PAD PLUS
PAD PLUS
PAD
PAD PLUS
Serato DJ 1.5.1
GUI
PAD
PAD PLUS
逆にそれぞれの
モード              
HOT CUE ROLL SLICER SAMPLER
モードの状態で、
モードの状態で、
モード
HOT CUE ROLL TRANS PAD COMBO FX SAMPLER ROLL
モードをオフにすると該当する
モードをオンにすると該当する
モードに切り替わります。
モードに切り替わります。
COMBO FX
HOT CUE ROLL
SAMPLER ROLL
TRANS PAD
*本資料は
」の各機能のチュートリアルはそれぞれのページへお進みください。
6ページ
18ページ
19ページ
21ページ
にて作成しており、
やダウンロード手順などは予告なく変更される場合があります。
55
2. Combo FX
Combo FX
機能は、パッドを押し続けることで、ワンアクションでエフェクトとフィルターが同時にかかります。
2-1
機能の割り当て
Combo FX
[FX]
2-2
FX(1)
FX(2)
FX(3)
FX(1)
FX(2)
FX(3)
Echo
Delay
Echo
Delay
これにより、音量を減衰させながらエフェクトをかけることができ、楽曲の展開に抑揚を付けたパフォーマンスが可能になります。
基本操作編
最初に、エフェクトの機能がどのようにパッドに割り当てられているか見てみましょう。 それぞれのパッドでコントロールできるエフェクトの機能は図2-1のように割り当てられています。 ご覧のように、1つのエフェクトにつきパッドが2つずつ割り当てられています。 各パッドでは、異なるパラメーターをアサインできます。 パラメーターについては後で詳しくご紹介します。 パッド4とパッド8ではFX BEATSを調整します。
Serato DJ
Combo FX
のエフェクトには「マルチ
機能は、マルチ
FX(1) FX(2) FX(3) FX BEATS
Pad1 Pad2 Pad3 Pad4
FX(1) FX(2) FX(3)
Pad5 Pad6 Pad7 Pad8
FX
モード」と「シングル
FX
モードでのみ使用可能です。
BEATS
BEATS DOWN
UP
FX
モード」の2つのモードがあります。
実際に 次のいづれかの操作をして、
[FX]
コンピューター画面の
機能を使ってみましょう。
パネルが表示されるまで、
[FX]
ボタンをクリックする。
Reverb
パネルを表示します。
Shift
ボタンを押しながらブラウズエンコーダーを何度か押す。
エフェクトの種類の設定
Reverb
2-2に示すように、エフェクトの種類をFX(1) EchoFX(2) ReverbFX(3) Delayとなるように設定します。 エフェクトの種類を選択するには次のいづれかの操作をします。
Shift
ボタンを押しながらエフェクト
コンピューター画面のドロップダウンメニューから選択しクリックする。
[ON]
ボタンを何度か押す。
6
6
これでCombo FX機能の下準備ができました。 Combo FXに設定しましょう。 [PAD PLUS ON]ボタンを押下したあと[SLICER]ボタンを押下して、Combo FXに設定します。 コントローラーのボタンやLEDが図2-3のようになっていることを確認してください。
Beat Indicator
2-3 COMBO FXの初期状態
エフェクトをかける前にFX BEATSの操作について確認しておきましょう。 パッド4またはパッド8を押すと、コンピューター画面のFX BEATS表示が図2-4のように変化します。
FX BEATS
FX BEATS
表示は
Beat Indicator
の変更はパラメーターボタンでもできます。
にも表示されます。
2-4 BEATSの動作
エフェクトを上手にかけるにはFX BEATSの設定も重要です。 ここではFX BEATSの設定を、EchoDelayなどのエフェクトで効果的な「1/2」の設定にします。 コンピューター画面のFX BEATS表示とBeat Indicator表示が図2-5のようになっていることを確認してください。
2-5 BEATS=1/2
次に楽曲をデッキにLOADし、再生します。 いよいよ、ここからCombo FX機能を実行していきます。
まずは、パッド5を押してみましょう。 パッド5を押すと、Echoエフェクトを実行します。 BEATに合わせて好きなタイミングでパッドを押してください。パッドは押したままにします。 パッドを押した瞬間の音がEcho音として残り、楽曲の音量は瞬時に小さくなります。 Echo音だけが繰り返されながら、徐々にEcho音が小さくなっていきます。 パッドから手を離すとエフェクトがオフされ、元の再生状態に戻ります。
Combo FX機能では、パッドを押したときにエフェクトとフィルターが同時にかかるため、楽曲をスムースに減衰させ、 Echo音の効果を強調します。
次に、パッド1を押してみましょう。 パッド1を押すと、パッド5同様にEchoエフェクトを実行します。 パッド1を押したときは、パッド5を押したときに比べると楽曲の音量が小さくなるスピードが遅く、ゆっくりと変化します。 パッド1とパッド5では楽曲の音量が小さくなるスピードが違います。 これは、パッド1とパッド5にプリセットされているフィルター動作モードのパラメーターが違うためです。 フィルター動作モードのパラメーターは、初期状態では次のように設定されています。
パッド1 パッド5
フィルター動作モード=スロー フィルター動作モード=クイック
7
7
冒頭で説明したように、1つのエフェクトにつきパッドが2つずつ割り当てられており、各パッドでは、異なるパラメーターをアサイン
FX BEATS
の設定が「
1/2
」になっていることを確認し、操作例を実行してください。
できます。 パッド1またはパッド5ではEcho エフェクトを実行しますが、それぞれパラメーターが異なります。 同じエフェクトでもパラメーターが異なると、エフェクトのかかり方も異なり、効果的な操作方法も違ってきます。 ここからはもっと具体的な操作例をWAVE波形を示しながらご説明しましょう。
パッド5を操作するときは、以下の操作例のようにパッドを押すと効果的です。
FX BEATS
の設定が「
1/2
」になっていることを確認し、操作例を実行してください。
Echo
操作例1 小節の頭から2拍の間だけパッド5押す、これを続けて何度か繰り返す。
楽曲に抑揚が付くようにアレンジすることができます
:パッド5を押すタイミング
操作例2 サビが始まる4拍前からパッド5押す、2拍経過したところでパッド8を押してBEATS1/2から1/4に切り換える。
サビの直前にブレイクを作るようにアレンジすることができます
BEATS=1/2
BEATS=1/4
サビが始まるところ
:パッド5を押すタイミング
パッド8を押す
パッド1を操作するときは、以下の操作例のようにパッドを押すと効果的です。
操作例3 展開が変わる4小節前からパッド1押す、展開が変わる手前のパーカッションが鳴る直前でパッド1から手を離す。
楽曲よりもさらに抑揚が付くようなブレイクにアレンジすることができます
パーカッション音
展開が変わるところ
:パッド1を押すタイミング
操作例4 次の曲にミックスしたいポイントの2小節前からパッド1押す、ミックスポイントで次の曲を再生。
パッド1を押したまま、CHフェーダーを下げる Echoをかけながらスムースに次の曲にミックスすることができます
ミックスポイント
次の曲を再生
手を離す前にCH フェーダーを下げる
:パッド1を押すタイミング
8
次に、パッド2またはパッド6を押してみましょう。
操作例
6)1
小節の中の最後の
1
拍の間だけパッド
6
押す、これを続けて何度か繰り返す。
パッド2またはパッド6ではReverb エフェクトを実行します。 フィルター動作モードのパラメーターは、初期状態では次のように設定されています。
パッド2 パッド6
フィルター動作モード=スロー フィルター動作モード=クイック
Reverb エフェクトはEchoエフェクトに比べてエフェクト効果が短いので、先程のパッド1とパッド5の操作例よりも短い時間で 操作したほうがよいでしょう。
パッド6を操作するときは、以下の操作例のようにパッドを押すと効果的です。
Reverb
操作例5 小節の頭から1拍の間だけパッド6押す、これを続けて何度か繰り返す。
パッドを押した瞬間の音だけがリバーブ効果をかけながら残るので、楽曲に抑揚が付くようにアレンジすることができます。 特にボーカルやラップのある楽曲で効果があります。
:パッド6を押すタイミング
Jackson
Ja!
Jordan
Jo!
歌/ラップの歌詞の最初の言葉だけが残ります
操作例5)とは違ったアレンジになります。
パッド2を操作するときは、以下の操作例のようにパッドを押すと効果的です。 操作例7 小節の頭から1小節の間だけパッド6押す。
パッドを押している間のリバーブ効果によって、楽曲にアクセントをつけることができます。
:パッド6を押すタイミング
:パッド2を押すタイミング
9
次に、パッド3またはパッド7を押してみましょう。 パッド3またはパッド7ではDelay エフェクトを実行します。 フィルター動作モードのパラメーターは、初期状態では次のように設定されています。
パッド3 パッド7
フィルター動作モード=スロー フィルター動作モード=クイック
Delay エフェクトとEchoエフェクトは似たようなエフェクト効果を持ちます。 Delay エフェクトのほうが残響音が少なくなりますが、効果はほとんど同じです。
したがって、パッド3/パッド7の効果的な操作方法は、Echoエフェクトのときと同じです。 パッド7の操作は操作例1),操作例2)をご参照ください。 パッド3の操作は操作例3),操作例4)をご参照ください。
さて、ここまでCombo FX機能の操作方法について説明してきましたが、基本操作の説明は以上で終わりです。 Combo FXの使い方をご理解頂けたでしょうか。 パッドの操作方法については例で示した方法に限らずいろいろな操作方法ができます。 お客様自身でいろいろな操作方法を試してみてください。
本資料では、エフェクトの種類をEchoReverbDelayに設定する前提で説明してきましたが、パラメーターを初期状態のままで お使いの場合、以下に示すエフェクトがCombo FX機能でのお勧めのエフェクトです。
BASE PACK WOLF PACK BACK PACK
Delay Epic Reverb Tape Echo Echo Epic Verb Drop Combo Tape Echo Reverb Brake Echo Twist Echo Pan Delay Combo Fade Echo
WOLF PACK
BACK PACK
Serato DJ
アクティベート方法については
は無料のエフェクトパックです。ご使用になるには、アクティベートが必要です。
は有料のエフェクトパックです。ご使用になるには、購入およびアクティベートが必要です。
のエフェクトパックについては
[8. Serato DJ FXのActivate方法 (25
[7. Serato DJ FX
の概要
(24
ページ)]を参照ください
ページ)]を参照ください
フィルター動作モードのパラメーターは、初期状態では次のように設定されています。
Pad1 Pad2 Pad3
スロー スロー スロー
FX(1) FX(2) FX(3)
Pad5 Pad6 Pad7
クイック クイック クイック
Combo FX機能で上記以外のエフェクトを使う場合やパラメーターを変更する場合は、次ページ以降の説明をご覧ください。
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