NEC MultiImpact 700LX2 User guide

853-810826-703-A

第2版

このマニュアルは、必要なときすぐに参照できるよう、印刷してお手元に置くことをお勧めします。

安全にかかわる表示

プリンタを安全にお使いいただくために、このマニュアルの指示に従って操作してください。このマニュアルには製品のどこが危険か、指示を守らないとどのような危険に遭うか、どうすれば危険を避けられるかなどについて説明されています。また、製品内で危険が想定される箇所またはその付近には警告ラベルが貼り付けられています。

マニュアルならびに警告ラベルでは、危険の程度を表す言葉として「警告」と「注意」という用語を使用しています。それぞれの用語は次のような意味を持つものとして定義されています。

指示を守らないと、人が死亡する、または重傷を負うおそれがあることを示します。

指示を守らないと、火傷やけがのおそれ示します。

危険に対する注意・表示の具体的な内容は「注意の喚起」、「行為の禁止」、「行為の強制」の3種類の記号を使って表しています。それぞれの記号は次のような意味を持つものとして定義されています。

注意の喚起

注意の喚起は、「」の記号を使って表示されています。この記号は、指示を守らないと、危険が発生するおそれがあることを示します。記号の中の絵表示は危険の内容を図案化したものです。

発煙または発火のおそれがあることを示します。

感電のおそれがあることを示します。指などがはさまれるおそれがあることを

火傷を負うおそれがあることを示します。特定しない一般的な注意・警告を示しま

、および物的損害の発生のおそれがあることを

けがをするおそれがあることを示します。

示します。

す。

体内に入れると有害な物質であることを示します。

行為の禁止

行為の禁止は「」の記号を使って表示されています。この記号は行為の禁止を表します。記号の中の絵表示はしてはならない行為の内容を図案化したものです。

プリンタを分解・修理・改造しないでください。感電や火災

指定された場所には触らないでください。

感電や火傷などの傷害

あります。

金属類を差し込まないで下さい。感電のおそれがあります。

破損した電源コードは使わないでください。感電や火災

手や髪の毛を近づけないでください。装置内部に巻き込まれてけがあります。

お子様を近づけないでください。けがをするおそれがあります。

電源プラグを中途半端に差し込まないでください。火災

のおそれがあります。

が起こるおそれが

のおそれがあります。

をするおそれが

のおそれがあります。

ぬれた手で触らないでください。感電するおそれがあります。

水や液体がかかる場所で使用しないでください。水にぬらすと感電や発火があります。

薬品類をかけないでください。電源コードや本体電気部品の劣化による感電や火災のおそれがあります。

直射日光を避けてください。発火のおそれがあります。

不安定な場所を避けてください。けがをするおそれがあります。

たこ足配線にしないでください。発火のおそれがあります。

電源コードをねじらないでください。感電や火災のおそれがあります。

のおそれ

プリンタを一人で持ち上げないでください。けが

行為の強制

プリンタの電源プラグをコンセントから抜いてください。感電や火災ります。

電源コードはプラグを持って抜いてください。コード部分を引っ張るとコードが破損して火災や感電

をするおそれがあります。

行為の強制は「」の記号を使って表示されています。この記号は行為の強制を表します。記号の中の絵表示はしなければならない行為の内容を図案化したものです。危険を避けるためにはこの行為が必要です。

プリンタの電源プラグをコンセントから

のおそれがあ

のおそれがあります。

抜いてください。感電や火災ります。

のおそれがあ

本文中で使用する記号の意味

このマニュアルでは、「安全にかかわる表示」のほかに、本文中で次の2種類の記号を使っています。それぞれの記号について説明します。

記号内容

この注意事項を守らないと、プリンタが故障するおそれがあります。また、システムの運用に影響を与えることがあります。

この注意事項を守らないと、プリンタが正しく動作しないことがあります。

商標について

NEC、NECロゴ、MultiImpactは日本電気株式会社の登録商標です。 PrinterSignalStationはNECソフト株式会社の登録商標です。 Microsoft、Windows、Windows Server、Windows NT、MS-DOS は米国Microsoft Corporationの米国およびその他の国における登録商標または商標です。 IBM、ATは米国International Business Machines Corporationの米国およびその他の国における登録商標です。 Adobe、Acrobat、Acrobat ReaderはAdobe Systems Incorporated（アドビシステムズ社）の米国およびその他の国における登録商標、または商標です。その他、記載の会社名および商品名は各社の商標または登録商標です。

OSの表記について

このマニュアルではOSを以下のように略して表記しています。 Windows XPはMicrosoft Windows XP Home Edition operating systemおよびMicrosoft Windows XP Professional operating systemの略です。Windows 2000はMicrosoft Windows 2000 Professional operating systemおよびMicrosoft Windows 2000 Server operating system の略です。Windows 2000 Datacenter Server は Microsoft Windows 2000 Datacenter Server operating systemの略です。 Windows Server 2003は Microsoft Windows Server 2003 operating system, Standard EditionおよびMicrosoft Windows Server 2003 operating system, Enterprise Edition の略です。 Windows MeはMicrosoft Windows Millennium Edition operating systemの略です。 Windows 98 は Microsoft Windows 98 operating system の略です。Windows 98 Second EditionはMicrosoft Windows 98 Second Edition operating systemの略です。 Windows NT 4.0 はMicrosoft Windows NT Workstation operating system Version 4.0 およびMicrosoft Windows NT Server network operating system Version 4.0の略です。Windows NT Server 4.0, Terminal Server Editionは Microsoft Windows NT Server network operating system Version 4.0,Terminal Server Editionの略です。Windows NT Server, Enterprise Edition 4.0は Microsoft Windows NT Server, Enterprise Edition network operating system Version 4.0の略です。

ご注意

2. 本書の内容に関しては将来予告なしに変更することがあります。

3. NECの許可なく複製・改変などを行うことはできません。

4. 本書は内容について万全を期して作成致しましたが、万一ご不審な点や誤り、記載もれなどお気づきのことがありましたら、お買い求めの販売店にご連絡ください。

5. 運用した結果の影響については4項にかかわらず責任を負いかねますのでご了承ください。

6. 本製品を第三者に売却・譲渡する際は必ず本書も添えてください。

日本電気株式会社、NECパーソナルプロダクツ株式会社の許可なく複製・改変などを行うことはできません。

はじめに

このたびはNECのプリンタをお買い求めいただき、まことにありがとうございます。

本マニュアルは、NEC ドットプリンタMultiImpact 700LX2を正しくお使いいただくための手引き書です。本マニュアルにはMultiImpact 700LX2の設置、操作に必要な情報を記載していますので、日常使用する上でわからないことや具合の悪いことが起きたときにぜひご利用ください。

なお、ユーザーズマニュアルではプリンタを初めてお使いになるときの手順や日常の保守、「故障かな？」と思ったときの処置方法が、ソフトウェアマニュアルではプリンタドライバなど添付ソフトウェアのインストール方法が記載されています。併せてご利用ください。

2005年 12月初版 2006年 3月第2版

マニュアルの構成

v

本マニュアルの構成は次のとおりです。

第1章用紙の取り扱い

はがきと封筒の印刷方法について説明しています。

第2章メニューモードで設定変更する

メニューモードの設定方法や設定の詳細について説明しています。

第3章オプション

オプションの取り付け方法や取り外し方法について説明しています。

第4章プリンタドライバ

各OSの印刷の手順や印刷の詳細な設定方法について説明しています。

第5章リモートパネル

リモートパネルの使い方や設定の変更方法について説明しています。

第6章 PrinterSignalStation

PrinterSignalStationの使用方法について説明しています。

付録技術情報

テスト印刷のサンプルや文字コード表を載せています。

オンラインマニュアルの使い方

このオンラインマニュアルは、目的のページを検索しやすいように、しおりやサムネール、リンクが設定してあります。ここではしおりやサムネール、リンクの使い方、印刷方法などをAdobe Readerを使用して簡単に説明します。Adobe Readerの詳しい説明についてはヘルプメニューの［Adobe Readerのヘルプ］をご覧ください。

目的のページを表示する

［しおり］、［サムネール］のナビゲーション機能やリンク機能を使って目的のページを表示します。

しおりを使う

しおりは目次のようなものです。しおりを表示させると全体の内容が一覧でき、そこから見たいページを選ぶこともできます。

1. ［しおり］タブをクリックする。

vi

2. ［手のひら］ツールを表示させる。

3. 表示させたいしおりを選びクリックする。

しおりの上へ［手のひら］ツールを移動すると［指さし］の形に変わるので、その場所をクリックしてください。選んだしおりのページが表示されます。

階層化された項目は、項目名の左側に［＋］、［―］の記号が表示されます。その下の階層は［＋］を押すと表示し、［―］を押すと非表示になります。

vii

サムネールを使う

サムネールはそのページの全体のイメージを小さく表示したものです。表示したいページを見つけ、クリックすることで目的のページを表示することができます。

1. ［ページ］タブをクリックする。

2. ［手のひら］ツールを表示させる。

3. 表示させたいページのサムネールを選びダブルクリックする。

サムネールの上へ［手のひら］ツールを移動するとカーソル（矢印）に変わるので、その場所をダブルクリックしてください。選んだページが表示されます。

viii

リンクを使う

リンクをクリックすると、目的のページへジャンプする機能です。本マニュアルでは、目的ページや文章内の青の下線文字にリンクの設定がしてあります。［手のひら］ツールを使ってリンクの設定先にジャンプすることができます。

1. ［手のひら］ツールをクリックする。

2. リンクのある場所をクリックする。

リンクのある場所へ［手のひら］ツールを移動すると［指さし］の形に変わるので、その場所をクリックしてください。

ix

安全にかかわる表示 ................................................................... ii

はじめに ........................................................................................v

マニュアルの構成 .......................................................................v

オンラインマニュアルの使い方 ...................................... vi

安全にお使いいただくために ..................................................1

警告ラベルについて .................................................................. 1

安全上のご注意 ........................................................................... 2

1章用紙の取り扱い .........................5

はがき・往復はがきのセット .................................................. 6

使用できるはがき、往復はがきの確認 .......................... 6

はがき、往復はがきに印刷するときの注意 ................. 6

はがき、往復はがきのカールについて .......................... 7

ハガキ印刷モードの選択とはがきのセットと吸入 ..... 7

はがき吸入位置の微調整 ................................................... 8

封筒のセット ............................................................................... 9

使用できる封筒の確認 ....................................................... 9

封筒に関する注意 ............................................................... 9

封筒に印刷するときの注意 ............................................. 10

封筒のセットと吸入 .........................................................10

連続紙のカット .........................................................................11

カット機能を使う .............................................................11

自動カット位置送り機能を使う .................................... 13

プラテンノブを使う .........................................................14

用紙吸入位置の微調整 ............................................................15

印刷開始位置の微調整 ............................................................17

2章

メニューモードで設定変更する

設定を変更する前に ................................................................20

メニューモード設定変更の流れ .................................... 20

メニューモードで変更できる設定項目 ........................ 21

メニューモードの設定一覧を印刷する ........................ 23

メニューモードの設定方法 ....................................................25

メニューモードの入り方 .................................................25

メニューモード時のスイッチ機能 ................................25

メニューモード設定の手順 ............................................. 26

設定内容の詳細 ................................................................. 29

スイッチの応用機能 ................................................................42

受信データを HEX ダンプする ...................................... 42

複写力の選択 ......................................................................43

..19

3章オプション ............................. 45

シートフィーダ ........................................................................ 46

各部の名称 ......................................................................... 46

シートフィーダの取り付け ............................................ 47

シートフィーダ使用時の注意 ........................................ 49

シートフィーダへの用紙のセットと吸入 ................... 49

カット紙・複写式カット紙のセットと吸入 ............... 50

用紙を追加または変更するときは ................................ 52

はがき・往復はがきのセットと吸入 ............................ 53

封筒のセットと吸入 .........................................................55

用紙の排出 ......................................................................... 56

シートフィーダと連続紙の切り替え印刷 ................... 57

シートフィーダの取り外し ............................................ 58

シートフィーダでの用紙吸入位置の微調整 ............... 60

シートフィーダでの印刷開始位置の確認 ................... 61

紙づまりのときは .............................................................62

4章プリンタドライバ.................. 63

Windows XP/2000/Server 2003 日本語版の場合 ....... 64

印刷の手順 ......................................................................... 64

プリンタドライバの選択 ................................................ 65

印刷先の変更 ..................................................................... 66

共有プリンタに設定する ................................................ 68

印刷の詳細設定 ................................................................. 69

Windows Me/98 日本語版の場合 ......................................85

印刷の手順 ......................................................................... 85

プリンタドライバの選択 ................................................ 88

印刷先の変更 ..................................................................... 89

共有プリンタに設定する ................................................ 91

印刷の詳細設定 ................................................................. 93

Windows NT 4.0 日本語版の場合 ................................... 101

印刷の手順 ...................................................................... 101

プリンタドライバの選択 ............................................. 102

印刷先の変更 .................................................................. 103

共有プリンタに設定する ............................................. 105

印刷の詳細設定 .............................................................. 106

目次 x

5章リモートパネル ...................125

リモートパネルの起動 ......................................................... 126

リモートパネルの使い方 ..................................................... 127

システムメニュー .......................................................... 127

メニューバー ................................................................... 128

ツールバー ....................................................................... 130

プロパティシート .......................................................... 131

設定変更手順 ................................................................... 132

6章 PrinterSignalStation .....133

PrinterSignalStationの使用できる環境 ........................... 133

PrinterSignalStationに関する注意事項 ........................... 134

PrinterSignalStation を動作させる前に ................... 134

PrinterSignalStation の制限事項 ............................... 134

転送データ量に応じて課金されるネットワーク環境につ

いてのご注意 .............................................................. 134

ソフトウェアの起動 ............................................................. 135

タスクトレイアイコン .................................................. 135

バルーンポップアップ .................................................. 135

メニューの起動 .............................................................. 137

プリンタ一覧 ................................................................... 140

状態 ...................................................................................140

環境設定 ........................................................................... 141

リモートパネルの起動 .................................................. 145

ヘルプを見る ................................................................... 145

トレイアイコン .............................................................. 146

ステータス ....................................................................... 146

PrinterSignalStationが正しく動作しないときは .......... 147

特殊文字の印刷 ..................................................................... 176

バーコードを印刷する .................................................. 176

制御コード ...................................................................... 176

バーコードの概要 .......................................................... 178

カスタマバーコードを印刷する ................................. 181

OCR-B 相当フォントを印刷する ............................... 187

索引........................................................................................... 189

付録技術情報 ............................153

初期状態 .................................................................................. 154

インタフェース ...................................................................... 156

インタフェース信号の機能 .......................................... 156

タイムチャート .............................................................. 157

コネクタピン配置 .......................................................... 157

電気的特性 ....................................................................... 158

文字コード表 .......................................................................... 159

1 バイト系コード表 ....................................................... 160

漢字コード表（2 バイト系コード表）....................... 162

テスト印刷サンプル ............................................................. 167

制御コード一覧 ...................................................................... 169

基本制御コード表 .......................................................... 169

拡張制御コード表 .......................................................... 170

新制御コードのコマンド仕様 .............................................173

安全にお使いいただくために

警告ラベルについて

MultiImpact 700LX2プリンタ内の危険性を秘める部品やその周辺には警告ラベルが貼り付けられています。これはプリンタを操作する際、考えられる危険性を常にお客様に意識していただくためのものです。

警告ラベルは下図に示す場所に貼られています。もしこのラベルが貼り付けられていない、はがれかかっている、汚れているなどして読めない場合は、販売店または、NECサービス窓口にご連絡ください。

高温注意

安全にお使いいただくために 2

安全上のご注意

ここで示す注意事項はプリンタを安全にお使いになる上で特に重要なものです。この注意事項の内容をよく読んで、ご理解いただき、プリンタをより安全にご活用ください。記号の説明についてはii 照してください。

〜iiiページの「安全にかかわる表示」を参

分解・修理・改造はしない

本書、またはユーザーズマニュアルに記載されている場合を除き、分解したり、修理／改造を行ったりしないでください。プリンタが正常に動作しなくなるばかりでなく、感電や火災の原因となるおそれがあります。

針金や金属片を差し込まない

通気孔などのすきまから金属片や針金などの異物を差し込まないでください。感電するおそれがあります。

煙や異臭、異音がしたら電源OFFにする

万一、煙、異臭、異音などが生じた場合は、ただちに電源をOFFにして電源プラグをコンセントから抜いてください。その後、販売店にご連絡ください。そのまま使用すると感電や火災の原因となるおそれがあります。

ぬれた手で電源プラグを触らない

ぬれた手で電源プラグの抜き差しをしないでください。感電するおそれがあります。

高温注意

プリンタの内部には、使用中に高温になる印刷ヘッドという部品があります。カバーを開けて作業する場合は十分に冷めてから行ってください。使用中に触ると火傷するおそれがあります。

プリンタ内に異物を入れない

プリンタ内に水などの液体、ピンやクリップなどの異物を入れないでください。火災や感電、故障の原因となります。もし入ってしまったときは、すぐ電源をOFFにして、電源プラグをコンセントから抜いて、販売店に連絡してください。

巻き込み注意

プリンタの動作中は用紙挿入口に手や髪の毛を近づけないでください。髪の毛を巻き込まれたり、指をはさまれたりしてけがをするおそれがあります。

損傷した電源コードは使わない

電源コードが破損した場合は、ビニールテープなどで補修して使用しないでください。補修した部分が過熱し、火災や感電の原因となるおそれがあります。損傷したときは、お買い求めの販売店に修理を依頼してください。

安全にお使いいただくために 3

電源コードに薬品類をかけない

電源コードに殺虫剤などの薬品類をかけないでください。コードの被覆が劣化し、感電や火災の原因となることがあります。

雷が鳴りだしたらプリンタに触らない

火災・感電の原因となります。雷が発生しそうなときは電源プラグをコンセントから抜いてください。また雷が鳴りだしたらケーブル類も含めてプリンタには触らないでください。

腐食性ガスの存在する環境、ほこりや空気中に腐食を促進する成分、導電性の金属などが含まれている環境で使用、保管しない。

・腐食性ガス（二酸化硫黄、硫酸化水素、二酸化窒素、塩素アンモニア、オゾンなど）の存在する環境、腐食を促進する成分（塩化ナトリウムや硫黄など）が含まれている環境に設置し使用しないでください。・装置内部のプリント板が腐食し、故障および発煙、発火の原因となるおそれがあります。

もし、ご使用の環境で上記の疑いがある場合は、販売店または保守サービス会社にご相談ください。

ほこり・湿気の多い場所で使用しない

電源コードを抜くときはコードを引っ張らない

電源プラグを抜くときはプラグ部分を持って行ってください。コード部分を引っ張るとコードが破損し火災や感電の原因となるおそれがあります。

100V以外のコンセントに差し込まない

電源は100Vの電圧、電流の壁付きコンセントをお使いください。100V以外の電源を使うと火災や漏電になることがあります。

電源プラグを中途半端に差し込まない

電源プラグはしっかりと差し込んでください。中途半端に差し込んだまま、ほこりがたまると接触不良の発熱による火災の原因となるおそれがあります。また、プラグ部分は時々抜いて、乾いた布でほこりやゴミをよくふき取ってください。ほこりがたまったままで、水滴などが付くと発熱し、火災となることがあります。

直射日光が当たるところには置かない

プリンタを窓ぎわなどの直射日光が当たる場所には置かないでください。そのままにすると、プリンタが異常動作したり、内部の温度が上がり、火災を引き起こしたりするおそれがあります。

・プリンタをほこりの多い場所、給湯器のそばなど湿気の多い場所には置かないでください。火災になることがあります。・プラグ部分はときどき抜いて、乾いた布でほこりやゴミをよくふき取ってください。ほこりがたまったままで、水滴などが付くと発熱し、火災になることがあります。

不安定な場所に置かない

プリンタを縦型OAラックの上段など不安定な場所には置かないでください。けがや周囲の破損の原因となることがあります。

安全にお使いいただくために 4

プリンタの近くで携帯電話等を使用しない

携帯電話、PHS、ポケットベル、無線通信機をプリンタの近くで使用しないでください。プリンタが異常動作するおそれがあります。

電源コードは曲げたりねじったりしない

電源コードを無理に曲げたり、ねじったり、束ねたり、ものを載せたり、はさみ込んだりしないでください。またステープルなどで固定することも避けてください。コードが破損し、火災や感電の原因となるおそれがあります。

電源コードをたこ足配線にしない

インクリボンをなめたりしない

インクリボンカートリッジはお子様の手の届かない所に保管してください。インクリボンをなめたりすると健康を損なうおそれがあります。

プリンタを一人で持ち上げない

プリンタや添付品を含んだ購入時の梱包箱の質量は、約22kgです。一人で持つと腰を痛めることがあります。持ち運ぶときは二人以上で持ってください。

コンセントに定格以上の電流が流れると、コンセントが過熱して火災の原因となるおそれがあります。

1章

用紙の取り扱い

5

この章では、MultiImpact 700LX2の用紙の取扱について以下の内容を説明します。

･はがき・往復はがきのセット .......................................................................................6ページ

･封筒のセット ................................................................................................................ 9ページ

･連続紙のカット ..........................................................................................................11ページ

･用紙吸入位置の微調整 ...............................................................................................15ページ

･印刷開始位置の微調整 ...............................................................................................17ページ

1 用紙の取り扱い 6

はがき・往復はがきのセット

はがき、往復はがきはカット紙と同じようにシートガイドにセットできます。

オプションのシートフィーダを使えば、一度に何枚ものはがきをセットすることができます。シートフィーダの使い方は3

章の「シートフィーダ」（46ページ）をご覧ください。

使用できるはがき、往復はがきの確認

MultiImpact 700LX2で使用できるはがきの種類は次のとおりです。詳細はユーザーズマニュアルの「用紙の規格」をご覧になり、印刷可能範囲も併せて確認してください。

はがきの種類はがきサイズはがき坪量（連量）用紙セット方向

官製はがき、または同等品幅100mm×長さ148mm 折り目のない往復はがき幅200mm×長さ148mm

最大157.0g/m

（135kg相当）

2

縦置き、横置き

はがき、往復はがきに印刷するときの注意

はがき、往復はがきに印刷するときは次のことに注意してください。

･折り目のある往復はがきは印刷できません。

･各用紙の印刷範囲を越えて印刷しないように注意してください。印刷ヘッドを破損したり、プラテンを傷つけたりす

ることがあります。

･実際のはがきに印刷する前に、官製はがきと同等の用紙を使って試し印刷を行い、印刷位置や印刷濃度を確認してく

ださい。

･差し出し人の郵便番号欄は、はがきの印刷範囲を越えていますので印刷できません。アプリケーションをお使いの場

合はご注意ください。

･印刷は、環境温度が10〜35℃、環境湿度が45〜70％の場所で行ってください。

･宛先郵便番号を印刷する際にお手持ちのソフトウェアで外字登録を行うことができる場合、下記の日本郵政公社推奨の

郵便番号パターンを登録してご使用になることをお勧めします。

･カスタマバーコードを印刷する際は付録の「カスタマバーコードを印刷する」（181ページ）をお読みください。

1 用紙の取り扱い 7

はがき、往復はがきのカールについて

はがき、往復はがきがカールしていると正しく印刷できない場合があります。次のことに注意してください。

･はがきを保管するときは、はがきのカールを防ぐため、直射日光や風の当たらない場所に保管してください。

･はがきがカールしているときは、カールを3mm以下になるように直し、凹部が上側になるようにセットしてください。

3mm

･はがきの両面に印刷するときは、片面印刷後カールを直してから反対面に印刷してください。

･はがきを投函するときは、カールが5mm以下になるように直してください。カールが大きいと、郵便番号読取機が番

号を読み取れないことがあります。

5mm

3mm

5mm

ハガキ印刷モードの選択とはがきのセットと吸入

次の手順で「ハガキ印刷モード」を設定し、シートガイドにはがきをセットします。

はがきをオプションのシートフィーダにセットするときは、3章の「はがき・往復はがきのセットと吸入」（53ページ）をご覧ください。

笊操作パネル上のシートガイドランプが点灯するまで

［用紙選択］スイッチを押す。

笳操作パネルカバーを開けて［高速印刷］スイッチを押

したままプリンタの電源スイッチをONにする。

笆プリンタの電源スイッチをOFFにする。

OFF

POWER

ハガキランプが点灯します。これで、プリンタは「ハガキ印刷モード」になりました。

1 用紙の取り扱い 8

笘ペーパガイドの蜴と、シートガイド上の蜿を合わせる。笙はがきをセットする。

はがきの印刷する面を表にし、左端をペーパガイドに合わせます。そのまま軽く奥に突き当たるまではがきを押し込みます。

一定時間が経過するとはがきが自動的に吸入されます。用紙 P.Eランプが消灯し、印刷可ランプが点灯します。

A3

一定時間とはパラメータ設定の「シートガイドからの用紙吸入時間」で設定した時間です。設定方法は

2章の「メニューモードの設定方法」（25ページ）を

ご覧ください。

･上記の方法で「ハガキ印刷モード」をセットした場合は、プリンタの電源スイッチを OFFにするか強制リセットすると

「ハガキ印刷モード」は解除されてしまいます。プリンタの電源スイッチをOFFにしても解除されないようにしたい場合

は、パラメータ設定でハガキ印刷モードを設定してください。設定方法については2章の「メニューモードの設定方法」

（25ページ）をご覧ください。

･はがきは水平にセットしてください。傾いて吸入された場合は、［排出 / カット］スイッチを押して、いったんはがきを

排出してからセットし直してください。

･メモリスイッチ 4-8（MSW4-8）がO Nになっていると、はがきは自動吸入されません。この場合は、はがきをセット

後、［吸入/退避］スイッチを押してはがきを吸入させてください。

はがき吸入位置の微調整

「ハガキ印刷モード」にすると、吸入位置がはがき先端から第1 行目の文

字中央位置まで11.5mmになります。吸入位置を調整する場合は、「

用紙吸入位置の微調整」（15ページ）をご

覧ください。

11.5mm

ABCDE

1 用紙の取り扱い 9

封筒のセット

シートガイドに封筒をセットする方法について説明します。

オプションのシートフィーダを使えば、一度に約20枚まで封筒をセットすることができます。シートフィーダの使い方は3

章の「シートフィーダ」（46ページ）をご覧ください。

使用できる封筒の確認

MultiImpact 700LX2で印刷できる封筒の種類は次のとおりです。詳細はユーザーズマニュアルの「用紙の規格」をご覧ください。また印刷可能範囲も併せて確認してください。

封筒の種類封筒サイズ封筒坪量

長形4号幅90mm×長さ205mm 50〜85g/m 長形3号幅120mm×長さ235mm 50〜85g/m 角形3号幅216mm×長さ277mm 70〜85g/m 角形2号幅240mm×長さ332mm 70〜120g/m

＊2

洋形2号

＊2

洋形5号

＊1

単位は坪量［g/m2］で、坪量とは 1m2の質量を g で示したものです。

＊2

シートフィーダではご使用になれません。

封筒に関する注意

長さ

幅

2

幅114mm×長さ162mm 70〜85g/m 幅95mm×長さ217mm 70〜85g/m

封筒挿入方向

表側裏側

2

＊1

2

封筒セット方向

横置きのみ

･クラフト紙、ケント紙などでできた封筒を使用してください。

･裏の中央付近で重ね合わせた封筒、フラップ部にのり付けしてある封

筒、二重封筒は使用できません。

･折れ、しわ、破れなどのない封筒を使用してください。

･封筒がカールしているときは、カールを直してからセットしてくださ

い。

･封筒を保管するときは、封筒のカールを防ぐため、直射日光や風の当たらない場所に保管してください。

1 用紙の取り扱い 10

封筒に印刷するときの注意

封筒に印刷するときは、次のことに注意してください。

･フラップ部には印刷しないでください。

･各用紙の印刷範囲を越えて印刷しないように注意してください。印刷ヘッドを破損したり、プラテンを傷つけたりす

ることがあります。

･封筒はペーパガイドに沿って、まっすぐセットしてください。傾いて吸入された場合は、［排出/カット］スイッチを

押していったん封筒を排出してから、セットし直してください。

･メモリスイッチ 4-8（MSW4-8）が ON になっていると、封筒は自動吸入されません。この場合は封筒をセット後、

［吸入/退避］スイッチを押して封筒を吸入させてください。

･封筒の両面に印刷するときは、片面印刷後カールを直してから反対面に印刷してください。

･封筒への印刷は、環境温度が10〜35℃、環境湿度が45〜70％の場所で行ってください。

･フラップ部は曲げないでセットしてください。

フラップ部

封筒のセットと吸入

次の手順で封筒に印刷します。

封筒をオプションのシートフィーダにセットするときは、3章の「封筒のセットと吸入」（55ページ）をご覧ください。

笊操作パネル上のシートガイドランプが点灯するまで

［用紙選択］スイッチを押す。

笆左のぺーパガイドの蜴と、シートガイド上の蜿を合わ

せる。

笳封筒をセットする。

封筒の印刷する面を表にして、フラップ部の左端をペーパガイドに合わせます。そのまま奥に突き当たるまで封筒を押し込みます。

一定時間が経過すると封筒が自動的に吸入されます。用紙 P.Eランプが消灯し、印刷可ランプが点灯します。

フラップ部

A3

一定時間とはパラメータ設置の「シートガイドからの用紙吸入時間」で設定した時間です。設定方法は

2章の「メニューモードの設定方法」（25ページ）を

ご覧ください。

1 用紙の取り扱い 11

連続紙のカット

連続紙をカットするには、ミシン目のカット位置を用紙排出口上部にあるカッタまで送り、手でカットします。カット位置までの用紙送り方法には、以下の3つがあります。

･カット機能を使う（［排出/カット］スイッチを押す）....................................... 11ページ

･自動カット位置送り機能を使う ......................................................................... 13ページ

･プラテンノブを使う ........................................................................................... 14ページ

使用している連続紙が坪量46.5〜157.0g/m2（連量40〜135kg相当）の上質紙で1枚の場合、連続紙のカット機能を使うことができます。印刷終了後に連続紙の最後の部分がトラクタから外れている場合は、用紙が排出されてしまうため「カット機能」は働きません。カット機能を使わないで連続紙をカットするときには「プラテンノブ」を使用してください。

カット機能を使う

カット機能とは、連続紙のミシン目位置を用紙排出口上部にあるカッタまで送り出し、手でミシン目部をカットした後、次ページの先頭位置（用紙の吸入位置）まで自動的に逆送りする機能です。これにより、連続紙を無駄なく使用することができます。

カット機能を使ってきちんとミシン目位置でカットできるようにするには、あらかじめ連続紙の用紙長を正しく設定しておく必要があります。用紙長の設定については2章の「

メニューモードの設定方法」（25ページ）を参照してください。

笊［排出/カット］スイッチを押す。

［排出/カット］スイッチを押したとき、すでに連続

紙の下端がトラクタから外れている場合は、用紙は排出されてしまいます。

連続紙がカット位置まで送られます。カット位置を微調整する必要がないときは手順4に進んでください。

笆［印刷可］スイッチを押して、ディセレクト状態（印

刷不可能な状態）にする。

印刷可ランプが消灯します。

1 用紙の取り扱い 12

笳カット位置を微調整する。

［微調モード］スイッチを押しながら［▼］スイッチを押し

て連続紙を多めに戻してから、ミシン目がプリンタ背面の用紙排出口上部にあるカッタにそろうまで［▲］スイッチを押してください。

カッタ

［▲］スイッチと［▼］スイッチの機能は次の表のとおりです。

スイッチ 1 回押す 1 秒以上押す

［▲］

スイッチ

［▼］

スイッチ

約0.4mm（2/120インチ）順方向に用紙を送る

約4.2mm（20/120 インチ）逆方向に用紙を送る

連続して送る

（連続動作なし）

笙連続紙がカット位置まで排出された後、しばらくして

自動的に先端が吸入位置まで戻ることを確認する。

自動動作を待たなくても、もう一度［排出/カット］スイッチを押せば、用紙がすぐ戻ります。

･微調整時の用紙送りには順方向、逆方向とも限界

位置があります。調整範囲は約−4.2mm（−20/ 120インチ）〜約4.2mm（20/120インチ）です。

･設定した新しいカット位置は記憶され、次からの

カット機能実行時のカット位置になります。

笘連続紙を引き上げ、カッタを利用してカットする。

用紙の右または左端が破れると、プリンタが用紙幅を誤って認識するため正しく印刷されないことがあります。連続紙のカットは、ミシン目に合わせてまっすぐカットしてください。ミシン目以外の部分はカッタではきれいにカットできない可能性があります。

1 用紙の取り扱い 13

自動カット位置送り機能を使う

印刷後、自動的にカット位置まで用紙を送る機能です。メモリスイッチ4-2（MSW4-2）で自動カット位置送り機能を ONにします。設定方法は以下のとおりです。

笊プリンタの電源スイッチをOFFにする。笆トラクタユニットに連続紙をセット・吸入する。笳いったんプリンタの電源スイッチをOFFにする。

シートガイドやオプションのシートフィーダを取り外すと印刷結果が見やすくなります。

笘［印刷可］スイッチを押しながら、プリンタの電源ス

イッチをONにする。

メニューモードに入り、メインメニューが印刷されます。

【1. 設定状態印刷】

2. 機能選択

3. パラメータ設定機能

4. メモリスイッチ設定機能

5. 罫線ぞろえ

6. メニューモードの終了

笙［▼］スイッチを3回押し、右のように印刷されること

を確認する。

笞［蜷］スイッチを1回押し、サブメニューと設定内容を

印刷する。

4. メモリスイッチ機能

4.0 メモリスイッチ状態印刷【しない】する

笵［▼］スイッチを「MSW4-2」が印刷されるまで繰り

返し押す。

以下のように印刷され、設定を変更できる状態になります。

4.26 MSW4-2 自動カット位置送り機能の切り替え【 OFF】 ON

笨［蜷］スイッチを1回押す。

以下のように印刷されれば、設定完了です。

1. 設定状態印刷

2. 機能選択

3. パラメータ設定機能

【4. メモリスイッチ設定機能】

5. 罫線ぞろえ

6. メニューモードの終了

4.26 MSW4-2 自動カット位置送り機能の切り替え OFF 【ON】

笶［印刷可］スイッチを2回押して、メニューモードを終

了する。

1 用紙の取り扱い 14

補足説明

用紙がカット位置に送られた後、連続紙をカットした、しないにかかわらず、一定時間で自動的に次の印刷位置まで用紙が戻ります。一定時間とはパラメータ設定の「連続紙カット位置からの自動戻り時間」で設定した時間です。

カットできなかった場合は［排出/カット］スイッチを押して、もう一度用紙をカット位置まで送り直してカットしてください。

あらかじめ、パラメータ設定機能でカット位置からの自動戻り時間を「無し」にすることもできます。パラメータ設定の方法については

自動戻り時間を「無し」に設定した場合は、用紙をカットした後［吸入/退避］スイッチを押して、次の印刷位置まで用紙を戻してください。

用紙のカットを行わずに印刷を継続すると、障害が発生するおそれがあります。用紙のカットをあまり行わずに印刷を継続する場合は、自動カット位置送り機能をOFFにして使うことをお勧めします。

2章の「メニューモードの設定方法」（25ページ）をご覧ください。

プラテンノブを使う

プラテンノブを手で回して、手動で連続紙をカット位置まで送り出す方法です。

笊プリンタ背面のカッタにミシン目がそろうまで、プラ

テンノブを時計回りに回す。

笆連続紙を引き上げ、カッタを利用してカットする。

･用紙の右または左端が破れると、プリンタが用紙

幅を誤って認識するため正しく印刷されないことがあります。

･連続紙のカットは、ミシン目に合わせてまっすぐ

カットしてください。ミシン目以外の部分はカッタではきれいにカットできないことがあります。

笳プラテンノブを反時計回りに回して、連続紙を次の印

刷開始位置まで戻す。

1 用紙の取り扱い 15

用紙吸入位置の微調整

用紙を吸入したとき、吸入位置を微調整することができます。吸入位置はカット紙、連続紙、はがきのそれぞれに設定できます。たとえばカット紙吸入時に吸入位置を微調整した場合、その設定は次からのカット紙の吸入位置になりますが、連続紙やはがきの吸入位置には影響しません。また、そのカット紙の設定はシートガイドでもシートフィーダでも共通です。シートフィーダでの用紙吸入位置の微調整については、3章の

ジ）をご覧ください。次の方法で微調整を行ってください。

笊用紙をセット・吸入する。

カット紙はシートガイドから自動的に吸入されます。連続紙の場合は用紙のセット後、［吸入/退避］スイッチを押して用紙を吸入します。

「シートフィーダでの用紙吸入位置の微調整」（60ペー

笆操作パネルカバーを開け、［印刷可］スイッチを押し

て、ディセレクト状態（印刷不可能な状態）にする。

印刷可ランプが消灯します。

笳［微調モード］スイッチを押しながら［▲］スイッチ

と［▼］スイッチを使って用紙吸入位置を微調整する。

［▼］スイッチで用紙を多めに戻してから、［▲］スイッチで

微調整するようにしてください。

多めに戻す

1

少しずつ送る

2

［▲］スイッチと［▼］スイッチの機能は次の表のとおりです。

スイッチ 1 回押す 1 秒以上押す

［▲］

スイッチ

［▼］

スイッチ

約0.4mm（2/120 インチ）順方向に用紙を送る

約4.2mm（20/120インチ）逆方向に用紙を送る

連続して送る

（連続動作なし）

笘微調整が終了したら［微調モード］スイッチから手を

放す。

カードホルダの左右にある上下2本の凸状の線の間に第1印刷行がくるので、用紙吸入位置を調整するときの目安にしてください。

凸状の線

カードホルダ

新規に設定した吸入位置がプリンタに記憶されます。

笙［印刷可］スイッチを押す。

印刷可ランプが点灯します。

1 用紙の取り扱い 16

補足説明

･［▲］スイッチを押し続けると約0.4mm（2/120インチ）単位で連続して用紙送りできますが、［▼］スイッチで用紙

を戻してから［▲］スイッチを押し続けた場合などは、微調整モード起動時の位置になると用紙はその位置でいったん停止します。さらに用紙を送りたいときは、一度手を放してから改めて［▲］スイッチを押してください。用紙吸入の工場設定値は次のとおりです。

用紙の種類用紙上端から第 1 印刷行までの距離

カット紙・封筒（シートガイド使用時）

カット紙・封筒（シートフィーダ使用時）

連続紙 25.4mm（文字下端まで）

はがき 11.5mm（文字中央まで）

･用紙吸入位置の微調整可能範囲は、用紙上端から第1印刷行（文字下端）までの距離が0〜26mmになる範囲です。印

刷範囲についてはユーザーズマニュアルの付録の｢印刷範囲」を参照してください。

･微調整後の用紙吸入位置を記憶するかしないかは、メモリスイッチ 3-3（MSW3-3）で切り替えることができます。

「記憶しない」設定の場合、次の用紙吸入時は前の微調位置に戻ります。メモリスイッチの設定については

ニューモードの設定方法」（25ページ）をご覧ください。

9.73mm（文字下端まで）

2章の「メ

･シートガイドで設定した微調整量はシートフィーダでも有効になります。

･用紙吸入位置はメニューモードの「パラメータ設定」、あるいは添付のリモートパネルからも調整できます。

1 用紙の取り扱い 17

印刷開始位置の微調整

各用紙のセット方法で用紙をセットしても印刷桁位置方向（横方向）の印刷開始位置が合わない場合は、以下の手順で印刷開始位置の微調整を行うことができます。この機能で調整された印刷位置の設定は、シートガイドだけでなくトラクタフィーダ、シートフィーダ使用時も有効となります。

笊現在印刷されている印刷位置とお望みの印刷位置と

のずれ量を測定してください。

ズレ

現在印刷されている文字位置

印刷させたい文字位置

印刷させたい位置の方が左にある場合は、−（マイナス）です。

印刷させたい位置が右にある場合は、＋（プラス）です。調整可能範囲は、約−1.3mm（−3/60インチ）から約＋

1.3mm（＋3/60インチ）の範囲で、約0.4mm（1/60インチ）単位で調整できます。

ABCDEFGHIJKLM

ABCDEFGHIJKLMN

笆プリンタの電源スイッチをONにする。笳トラクタユニットに連続紙をセット・吸入する。笘プリンタの電源スイッチをOFFにする。

笵［蜷］スイッチを1回押し、図のようなサブメニューと

設定内容を印刷する。

2. 機能選択

2.0 機能選択状態印刷【しない】する

笨［▼］スイッチを3回押し、「印刷位置の微調整」の設

定を変更できる状態にする。

以下のように印刷されます。現在値は【】で囲まれた数値です。

2.3 印刷位置の微調整 -1.3mm,-0.8mm, -0.4mm, 【0mm】 , +0.4mm, +0.8mm, +1.3mm

笶［蜷］スイッチまたは［蜻］スイッチを設定したい数

値になるまで何度も押す。

設定したい数値が【】で囲まれて印刷されれば、設定完了です。

または

笙［印刷可］スイッチを押しながら、プリンタの電源ス

イッチをONにする。

メニューモードに入り、以下のようにメインメニューが印刷されます。

【1. 設定状態印刷】

2. 機能選択

3. パラメータ設定機能

4. メモリスイッチ設定機能

5. 罫線ぞろえ

6. メニューモードの終了

笞［▼］スイッチを1回押し、以下のように印刷されるこ

とを確認する。

1. 設定状態印刷

【2. 機能選択】

3. パラメータ設定機能

4. メモリスイッチ設定機能

5. 罫線ぞろえ

6. メニューモードの終了

2.3 印刷位置の微調整 -1.3mm, -0.8mm, 【-0.4mm】, 0mm, +0.4mm, +0.8mm, +1.3mm

筐［印刷可］スイッチを2回押して、メニューモードを終

了する。

添付のリモートパネルからも調整することができます。

1 用紙の取り扱い 18

メモ

19

2章

メニューモードで

設定変更する

ここでは、メニューモードで変更できる設定項目、メニューモードの入り方と終了方法、および設定方法について説明します。

2 メニューモードで設定変更する 20

設定を変更する前に

メニューモード設定変更の流れ

メニューモード設定一覧を印刷する（23ページ参照）

メニューモードに入る（25ページ参照）

メインメニューが印刷されます。

変更したいメニューをメインメニューの中から選ぶ

（［▲］［▼］スイッチ）

メインメニューが印刷されます。

サブメニューに入る（［蜷］スイッチ）

サブメニューが印刷されます。

サブメニューから変更したい項目を選ぶ

（［▲］［▼］スイッチ）

設定を変更する（［蜻］［蜷］スイッチ）

サブメニューが印刷されれば変更完了

【1. 設定状態印刷】

2. 機能選択

3. パラメータ設定機能

4. メモリスイッチ設定機能

5. 罫線ぞろえ

6. メニューモードの終了

2. 機能選択

2.0 機能選択状態印刷【しない】する

2.4 書式設定1 − 用紙長 99行

メニューモードを終了する（印刷可スイッチ2回）

2 メニューモードで設定変更する 21

メニューモードで変更できる設定項目

メニューモードで変更できる設定項目および設定値を次の表に示します。【】で囲んだ値は初期値です。

機能選択設定を変更する（29ページ参照）

設定項目設定値

機能選択状態印刷【しない】／する

用紙厚調整の設定【オート】、1〜12

印刷圧微調整 -6 〜【0】〜 +3

印刷位置の微調整 -1.3mm 〜【0mm】〜 +1.3mm

書式設定1 8項目

書式設定2 8項目

書式設定3 8項目

クワイエット印刷【OFF】／ON

縮小印刷の選択【縮小なし】／縮小2/3／縮小4/5

書体【明朝体】／ゴシック体

パラメータ設定を変更する（32ページ参照）

設定項目設定値

パラメータ状態印刷【しない】／する

カット紙使用時の印刷ヘッドのセンタリング位置 10桁〜【40桁】〜 68桁

連続紙使用時の印刷ヘッドのセンタリング位置 10桁〜【36桁】〜 68桁

漢字コード表の選択【JIS1978】／JIS1983／JIS1990

拡張制御コードESC 01で選択できるANK文字フォント【標準】／イタリック／クーリエ／ゴシック／OCR-B

拡張制御コードESC 02で選択できるANK文字フォント【標準】／イタリック／クーリエ／ゴシック／OCR-B

用紙長の設定 1行〜【66行】〜 99行

連続紙使用時の吸入位置

カット紙使用時の吸入位置

はがき使用時の吸入位置

カット紙の印刷位置左側への移動量【0】〜68桁

連続紙使用時のカット位置からの自動戻り時間 8秒、【15秒】、自動戻り無し

ハガキ印刷モード【解除】／選択

シートガイド使用時の用紙吸入時間【2】〜5秒

0インチ、1/8インチ、3.8mm、1/6インチ、6.03mm、1/4インチ、 1/3インチ、9.7mm、1/2インチ、【1インチ】

0インチ、1/8インチ、3.8mm、1/6インチ、6.03mm、1/4インチ、 1/3インチ、【9.7mm】、1/2インチ、1インチ

0インチ、1/8インチ、3.8mm、1/6インチ、6.03mm、1/4インチ、 1/3インチ、【11.5mm】、1/2インチ、1インチ

2 メニューモードで設定変更する 22

メモリスイッチ設定を変更する（34ページ参照）

設定項目設定値

メモリスイッチ状態印刷【しない】／する

各国文字【日本】／アメリカ／イギリス／ドイツ／スウェーデン

データ受信方法の切り替え【従来互換】／高速受信

制御コードDC1、DC3 【有効】／無効

自動復帰改行機能【復帰改行】／復帰のみ

印刷指令コード【CR】／CR+その他

制御コードCRの機能【復帰のみ】／復帰改行

1バイトコード系の数字「0」の字体【O】／

シートガイド使用時の用紙無し検出印刷時のみ／【常時行う】

グラフィックモード【ネイティブモード】／コピーモード

印刷モード【HDパイカ】／HSパイカ

8ビット／7ビットデータの切リ替え【8ビット】／7ビット

1行の文字数【136桁】／80桁

印刷方向【両方向最短】／片方向

PCモード／情処モード切り替え【PCモード】／情処モード

用紙吸入位置【記憶する】／記憶しない

シートフィーダの吸入コード

2バイトコード系の数字「0」の字体【O】／

ミシン目スキップ【無効】／有効

印刷ヘッド空打ち防止機能【有効】／無効

自動カット位置送り機能【無効】／有効

カット機能の用紙送り量固定長／【ページ先頭位置+固定長】

ドット列印刷モードの印刷方向片方向／【両方向】

高速印刷【解除】／選択

シートガイド使用時の排出方向【排出方向指定コマンドに従う】／スタッカに排出

シートフィーダ使用時の排出方向スタッカに排出／【排出方向指定コマンドに従う】

シートガイドからの用紙の自動吸入方式（オートローディング方法）の選択

【ESC a、FF、印刷データ+印刷指令コード】／ESC a、FF、LF、US、

【オート】／マニュアル

∅

VT、印刷データ+印刷指令コード

∅

リモートパネル

このプリンタは「リモートパネル」というソフトウェアを付属しています。これは「機能選択設定」、「パラメータ設定」、または「メモリスイッチ設定」をコンピューター上で設定できるようにするものです。リモートパネルについては「5章リ

モートパネル」（125ページ）をご覧ください。

2 メニューモードで設定変更する 23

メニューモードの設定一覧を印刷する

MultiImpact 700LX2は表示用パネルを持っていないため、設定の過程や変更ができたかどうかなどを印刷しながら設定確認します。現在の設定状態を確認するために、メニューモードの設定一覧を次の手順で印刷します。

メニューモードの設定一覧を印刷する際は、用紙幅約381mm（15インチ）以上の連続紙を使用してください。約381mm

（15インチ）以下の連続紙を使うと、全部印刷されないおそれがあります。

笊プリンタの電源スイッチをONにする。笆トラクタユニットに連続紙（用紙幅約381mm（15イ

ンチ）以上）をセット・吸入する。

笳プリンタの電源スイッチをOFFにする。

シートガイドやオプションのシートフィーダを取り外すと印刷結果が見やすくなります。

笘操作パネルカバーを開け、［印刷可］スイッチを押し

ながら、プリンタの電源スイッチをONにする。

メニューモードに入り、メインメニューが印刷されます。

【1. 設定状態印刷】

2. 機能選択

3. パラメータ設定機能

4. メモリスイッチ設定機能

5. 罫線ぞろえ

6. メニューモードの終了

笙［蜷］スイッチを1回押し、以下のように印刷されるこ

とを確認する。

【】で囲まれたものが、現在の設定です。

1. 設定状態印刷

1.0 設定状態印刷（全体）【しない】する

笞［蜷］スイッチを1回押し、以下のように印刷され、続

いて設定状態一覧が印刷されることを確認する。

印刷結果サンプルは次ページをご覧ください。

1. 設定状態印刷

1.0 設定状態印刷（全体）しない【する】

笵印刷が終了したら、［印刷可］スイッチを2回押す。

･用紙がセット・吸入されていない場合は、設定状態の印刷は行われません。･途中で用紙がなくなった（用紙 P. Eランプ点灯）場合は、新しい用紙をセット・吸入してから［印刷可］スイッチを押してくだ

さい。続きが印刷されます。

2 メニューモードで設定変更する 24

設定状態一覧印刷結果サンプル

･この印刷結果サンプルは、プリンタが工場設定のまま印刷したものです。･各設定項目の先頭番号は「設定内容の詳細」（29ページ）の説明の中で使われる番号と対応しています。

2 メニューモードで設定変更する 25

メニューモードの設定方法

メニューモードの入り方

プリンタの設定をメニューモードで変更するには、まず「メニューモード」にする必要があります。次の手順で「メニューモード」に入ってください。

MultiImpact 700LX2は表示用パネルを持っていないため、設定の過程や変更ができたかどうかなどを印刷しながら確認します。

笊プリンタの電源スイッチをONにする。笆トラクタユニットに連続紙（用紙幅約381mm（15イ

ンチ）以上）をセット・吸入する。

笳プリンタの電源スイッチをOFFにする。

シートガイドやオプションのシートフィーダを取り外すと印刷結果が見やすくなります。

笘操作パネルカバーを開け、［印刷可］スイッチを押し

ながら、プリンタの電源スイッチをONにする。

OFF

POWER

メニューモードに入り、メインメニューが印刷されます。

【1. 設定状態印刷】

2. 機能選択

3. パラメータ設定機能

4. メモリスイッチ設定機能

5. 罫線ぞろえ

6. メニューモードの終了

メニューモード時のスイッチ機能

プリンタがメニューモードに入ると、操作パネル上のスイッチは次のような機能になります。

スイッチ

通常の状態

印刷可メニューこのスイッチを押しながらプリンタの電源スイッチをONにし、メニューモードに入る。

改行/L.F ▲ メニューの選択スイッチとして機能する。

改頁 ▼

書式選択蜻設定値の変更スイッチとして機能する。

高速印刷蜷

吸入／退避有効（用紙無し検出時）

上記以外のスイッチ無効

＊1

これらのスイッチを押すことにより、各項目の数値や項番が増減します。また、1 秒間に 4 回の割合で同じスイッチを連打すると、項番や数値をスキップさせることができます。

メニューモード時

メニューモードのメインメニュー時はメニューモード終了スイッチとなる。

メニューモードのサブメニュー時はメインメニューへ戻るスイッチとなる。

機能

＊1

2 メニューモードで設定変更する 26

メニューモード設定の手順

メニューモードに入り、設定を変更するための手順の流れは次のとおりです。具体的な手順は例をあげて説明します。例以外の設定を変えたいときは、「

例1

「2. 機能選択」メニューの「2.4 書式設定1-用紙長」を99にする（初期設定値は66）

設定内容の詳細」（29ページ）を見ながら、例を参考にして変更を行ってください。

笊プリンタの電源スイッチをONにする。笆トラクタユニットに連続紙（用紙幅約381mm（15 イ

ンチ）以上）をセット・吸入する。

笳プリンタの電源スイッチをOFFにする。

シートガイドやオプションのシートフィーダを取り外すと印刷結果が見やすくなります。

笘［印刷可]スイッチを押しながら、プリンタの電源ス

イッチをONにする。

メニューモードに入り、メインメニューが印刷されます。

【1. 設定状態印刷】

2. 機能選択

3. パラメータ設定機能

4. メモリスイッチ設定機能

5. 罫線ぞろえ

6. メニューモードの終了

笙［▼］スイッチを1回押し、以下のように印刷されるこ

とを確認する。

笨［蜷］スイッチを33回押す。

以下のように印刷されれば、設定完了です。

x33

2.4 書式設定1−用紙長 99行

笶［印刷可］スイッチを2回押して、メニューモードを

終了する。

1. 設定状態印刷

【2.機能選択】

3. パラメータ設定機能

4. メモリスイッチ設定機能

5. 罫線ぞろえ

6. メニューモードの終了

笞［蜷］スイッチを1回押し、図のようなサブメニューと

設定内容を印刷する。

2. 機能選択

2.0 機能選択状態印刷【しない】する

笵［▼］スイッチを4回押し、以下のように印刷され、「書

式設定1―用紙長」の設定を変更できる状態にする。

2.4 書式設定1−用紙長 66行

2 メニューモードで設定変更する 27

例2

「3. パラメータ設定機能」メニューの「3.1 カット紙センタリング位置」を【38桁】にする（初期設定値は【40桁】）

笊プリンタの電源スイッチをONにする。笆トラクタユニットに連続紙（用紙幅約381mm（15 イ

ンチ）以上）をセット・吸入する。

笳プリンタの電源スイッチをOFFにする。

シートガイドやオプションのシートフィーダを取り外すと印刷結果が見やすくなります。

笘［印刷可]スイッチを押しながら、プリンタの電源ス

イッチをONにする。

メニューモードに入り、メインメニューが印刷されます。

【1. 設定状態印刷】

2. 機能選択

3. パラメータ設定機能

4. メモリスイッチ設定機能

5. 罫線ぞろえ

6. メニューモードの終了

笙［▼］スイッチを2回押し、以下のように印刷されるこ

とを確認する。

笨［蜻］スイッチを2回押す。

以下のように印刷されれば、設定完了です。

3.1 カット紙センタリング位置 40行

笶［印刷可］スイッチを2回押して、メニューモードを

終了する。

1. 設定状態印刷

【2.機能選択】

3. パラメータ設定機能

4. メモリスイッチ設定機能

5. 罫線ぞろえ

6. メニューモードの終了

笞［蜷］スイッチを1回押し、サブメニューと設定内容を

印刷する。

3. パラメータ設定機能

3.0 パラメータ状態印刷【しない】する

笵［▼］スイッチを 1 回押し、以下のように印刷され、

「カット紙センタリング位置」の設定を変更できる状

態にする。

3.1 カット紙センタリング位置 40行

2 メニューモードで設定変更する 28

例3

「4. メモリスイッチ設定機能」メニューの「4.5 MSW4-5 高速印刷モードの初期設定」

を【ON】にする（初期設定値は【OFF】）

笊プリンタの電源スイッチをONにする。笆トラクタユニットに連続紙（用紙幅約381mm（15 イ

ンチ）以上）をセット・吸入する。

笳プリンタの電源スイッチをOFFにする。

シートガイドやオプションのシートフィーダを取り外すと印刷結果が見やすくなります。

笘［印刷可]スイッチを押しながら、電源をONにする。

メニューモードに入り、メインメニューが印刷されます。

【1. 設定状態印刷】

2. 機能選択

3. パラメータ設定機能

4. メモリスイッチ設定機能

5. 罫線ぞろえ

6. メニューモードの終了

笙［▼］スイッチを3回押し、以下のように印刷されるこ

とを確認する。

笨［蜷］スイッチを1回押す。

以下のように印刷されれば、設定完了です。

4.29 MSW4-5 高速印刷モードの初期設定 OFF 【ON】

笶［印刷可］スイッチを2回押して、メニューモードを

終了する。

1. 設定状態印刷

2. 機能選択

3. パラメータ設定機能

【4.メモリスイッチ設定機能】

5. 罫線ぞろえ

6. メニューモードの終了

笞［蜷］スイッチを1回押し、サブメニューと設定内容を

印刷する。

4. メモリスイッチ機能

4.0 メモリスイッチ状態印刷【しない】する

笵［▼］スイッチを29回押し、以下のように印刷され、

「MSW 4-5 」の設定を変更できる状態にする。

4.29 MSW4-5 高速印刷モードの初期設定【OFF】 ON

2 メニューモードで設定変更する 29

設定内容の詳細

ここでは、メニューモードで設定できる内容をメニューモードの「メインメニュー」の順で説明します。設定項目の（）内は選択できる設定値、【】内は工場設定値です。

【1. 設定状態印刷】

2. 機能選択

3. パラメータ設定機能

4. メモリスイッチ設定機能

5. 罫線ぞろえ

6. メニューモードの終了

メインメニュー一覧

1. 設定の状態印刷

設定できるすべての項目に対し、現在の設定状態を印刷します。印刷結果は「設定状態一覧印刷結果サンプル」（24ペー

ジ）をご覧ください。

2. 機能選択

2.0 機能選択状態印刷（【しない】, する）

「2. 機能選択」で設定できるすべての項目の現在の設定状態を印刷します。

2.1 用紙厚調整の設定（【オート】, 1〜12）

用紙の厚さに応じて印刷ヘッドと用紙の間隔を調整します。通常は「オート」で使用します。マニュアルで設定したいときは、次の表を参照して設定値を選択してください。

用紙の厚さが約0.42mmを越えるものは使用しないでください。なお、マニュアル設定値の8〜12は使用しないでください。

用紙枚数用紙坪量（連量）厚さ（mm）マニュアル設定値

46.5g/m2（40kg）約0.06mm 1

64.0g/m2（55kg）約0.08mm 1

1枚

2枚 39.5g/m2（34kg）約0.12mm 2

3枚 39.5g/m2（34kg）約0.18mm 3

4枚 39.5g/m2（34kg）約0.24mm 4

5枚 39.5g/m2（34kg）約0.30mm 5〜6

6枚 39.5g/m2（34kg）約0.36mm 6

7枚 39.5g/m2（34kg）約0.42mm 7

81.4g/m2（70kg）約0.10mm 1〜2

104.7g/m2（90kg）約0.12mm 2

127.9g/m2（110kg）約0.16mm 2〜3

157.0g/m2（135kg）約0.19mm 3

2 メニューモードで設定変更する 30

2.2 印刷圧の微調整（−6〜【0】〜＋3）

複写のコピー能力を増やしたいときや、減らしたいときに使用します。＋の方向にすれば増え、−の方向にすれば減ります。

2.3 印刷位置の微調整（−1.3mm, −0.8mm, −0.4mm, 【0mm】, ＋0.4mm, ＋0.8mm, ＋1.3mm）

印刷位置を約0.42mm（1/60 インチ）単位（最大±1.3mm）で左右に調整します。＋の方向にすれば右、−の方向にすれば左に移動します。枠罫線などが印刷された用紙に印刷する場合の印刷位置合わせなどに使用すると有効です。

2.4〜2.11書式設定1

2.12〜2.19書式設定2

2.20〜2.27書式設定3

書式設定は1〜3まで3つあり、それぞれに8種類の設定を行うことができます。設定後、書式設定1〜3を選ぶには、操作パネルの［書式選択］スイッチを押します。手順は次のとおりです。

漓印刷可ランプが消灯していることを確認します。点灯していたら［印刷可]スイッチを押す。滷［書式選択]スイッチを押し続けることで、書式設定1〜3を選択する。

蜴ランプは通常は用紙選択ランプですが、［書式選択］スイッチを押している間は書式選択ランプとなります。選択され

ている書式の番号（左側）が点灯します。

澆［印刷可]スイッチを押す。

次に8種類の設定内容について説明します。

･用紙長（1〜【66】〜99）

用紙長を約4.2mm（1/6インチ）単位で設定します。現在の改行量には影響されません。

･レフトマージン幅（【0】〜135）

レフトマージン幅を約2.5mm（1/10インチ）単位の桁数で設定します。

･ライトマージン幅（1〜【136】）

ライトマージン幅を約2.5mm（1/10インチ）単位の桁数で設定します。

･吸入位置―連続紙（0

･吸入位置―カット紙（0

･吸入位置―はがき（0

用紙の吸入位置を選択します。現在使用している用紙の種類にかかわらず、上記の3種類の用紙経路または用紙の種類に対して、個別に吸入量を設定します。

− 吸入基準位置は、ハガキ吸入基準位置の11.5mm（文字中央）を除き、文字下端で表現した値です。

− 連続紙を使用しているときは、「連続紙」を選択します。

− カット紙を使用しているとき（シートガイドまたはシートフィーダ）は「カット紙」を選択します。

− はがきを使用しているときは「はがき」を選択します。

− 吸入位置微調がされている場合は、微調整値が設定一覧の右端に印刷されます。

, 1/8 , 3.8mm, 1/6 , 6.03mm, 1/4 , 1/3 , 9.7mm, 1/2 , 【1 】）

, 1/8 , 3.8mm, 1/6 , 6.03mm, 1/4 , 1/3 , 【9.7mm】, 1/2 , 1）

, 1/8 , 3.8mm, 1/6 , 6.03mm, 1/4 , 1/3 , 【11.5mm】, 1/2 , 1）

2 メニューモードで設定変更する 31

･カット紙位置補正（【0】〜68）

印刷開始位置をプリンタ正面から見て左方向へ移動させる量を10cpi文字の桁数で設定します。カット紙使用時は常に有効となります。

設定した桁数の範囲内のデータを文字幅単位で削除します。印刷データがある場合は印刷データも削除します。

MultiImpact 700LX2では、カット紙のセット位置が左端基準となっています。接続しているコンピュータのアプリケーションの印刷機能によっては、カット紙のセット位置が中央基準となっている場合があります。このような場合は、設定した値（桁数）のデータを無視して、左端にセットしたカット紙に印刷位置を合わせます。設定した値で文字が欠けるような場合は、アプリケーションの「左余白」または本設定を変更してください。

カット紙位置補正

H H

中央

･書式クリア（【しない】

, する）

参考値

用紙幅既定値

B4ヨコ 0

A4ヨコ 11

B4タテ、B5ヨコ 19

A4タテ、A5ヨコ 28

B5タテ 34

A5タテ 40

はがき 50

現在書式設定を行っている書式番号の内容をクリアします。「する」を選択すると初期化されます。

2.28 クワイエット印刷（【OFF】, ON）

ONで印刷音を小さくします。特殊な制御を行いますので、印刷時間が通常より長くかかります。

2.29 縮小印刷の選択（【縮小なし】, 2/3縮小, 4/5縮小）

データをレフト（左基準）で、2/3または4/5 に縮小して印刷します。詳しくは、下記の「縮小印刷について」をご覧ください。はがきモード時とメモリスイッチ2-7（MSW2-7）がONのときは縮小印刷はできません。この設定は電源をOFFまたは強制リセットを実行すると【縮小なし】に戻ります。

縮小印刷について

縮小印刷の種類は以下のとおりです。縮小印刷を行う場合は、レフト（左基準）のみです。

･ 2/3縮小

左端基準で作成されたA4サイズのデータをA5サイズに、またB4サイズのデータをB5サイズに、それぞれ縮小して印刷します。

･ 4/5縮小

左端基準で作成されたB4サイズのデータをA4サイズに、またA4サイズのデータをB5サイズに、それぞれ縮小して印刷します。（B5→A5も可能です。）

2.30 書体選択（【明朝体】, ゴシック体）

明朝体またはゴシック体のどちらかの書体を選択します。この設定は電源をOFFまたは強制リセットを実行すると【明朝体】に戻ります。

A4

2

縮小

3

A5

↑用紙セット左端 ↑用紙セット左端

A4

4

縮小

5

B5

↑用紙セット左端 ↑用紙セット左端

B4

B5

B4

A4

2 3

4 5

縮小

2 メニューモードで設定変更する 32

3. パラメータ設定機能

3.0 パラメータ状態印刷（【しない】, する）

「3. パラメータ設定機能」で設定できるすべての項目の現在の設定状態を印刷します。

3.1 カット紙センタリング位置（10〜【40】〜68）

カット紙吸入時の印刷ヘッドのセンタリング位置を10cpi文字の桁位置で指定します。

3.2 連続紙センタリング位置（10〜【36】〜68）

連続紙吸入時の印刷ヘッドのセンタリング位置を10cpi文字の桁位置で指定します。

3.3 漢字コード表（【1978年版】, 1983年版, 1990年版）

漢字コードを選択します。

3.4 フォント1 （【標準】, イタリック, クーリエ, ゴシック, OCR-B）

拡張制御コード「ESC O 1」で選択できるフォントを選択します。

3.5 フォント2 （【標準】, イタリック, クーリエ, ゴシック, OCR-B）

拡張制御コード「ESC O 2」で選択できるフォントを選択します。

「フォント1」「フォント2」

コマンド選択したフォントとの関係は次のとおりです。

拡張制御コード

パラメータの選択

工場設定値のまま標準標準標準

フォント1のみ設定標準フォント1 フォント1

フォント2のみ設定標準フォント2 フォント2

フォント1、2を設定標準フォント1 フォント2

ESC0 0 ESC0 1 ESC0 2

3.6 用紙長（1〜【66】〜99）

用紙長を指定します。約4.23mm（1/6インチ）単位の行数で選択します。スイッチを押した回数分だけ増減した用紙長を1行印刷します。

3.7 吸入位置―連続紙（0 , 1/8 , 3.8mm, 1/6 , 6.03 mm, 1/4 , 1/3 , 9.7mm, 1/2 , 【1 】）

3.8 吸入位置―カット紙（0 , 1/8 , 3.8mm, 1/6 , 6.03 mm, 1/4 , 1/3 , 【9.7mm】, 1/2 , 1）

3.9 吸入位置―はがき（0 , 1/8 , 3.8mm, 1/6 , 6.03 mm, 1/4 , 1/3 , 【11.5mm】, 1/2 , 1）

用紙の吸入位置を選択します。現在使用している用紙の種類にかかわらず、上記の3種類の用紙経路または用紙の種類に対して、個別に吸入量を設定します。

･連続紙を使用しているときは、「連続紙」で選択します。･カット紙を使用しているとき（シートガイドまたはシートフィーダ）は「カット紙」で選択します。･はがきを使用しているときは「はがき」で選択します。

3.10 カット紙位置補正（【0】〜68）

印刷開始位置をプリンタ正面から見て左方向へ移動させる量を10cpi文字の桁数で設定します。カット紙使用時は常に有効となります。設定した桁数の範囲内のデータを文字幅単位で削除します。印刷データがある場合は印刷データも削除します。

2 メニューモードで設定変更する 33

3.11 連続紙カット位置からの自動戻り時間（8秒, 【15秒】, 自動戻り無し）

連続紙において、カット位置からの自動戻り時間を選択します。

3.12 ハガキ印刷モード（【OFF】, ON）

ハガキ印刷モードを設定します。この設定をONにすると、プリンタの電源スイッチをONにしたときの設定がハガキ印刷モードとなります。

3.13 シートガイドからの用紙吸入時間（【2秒】, 3秒,4秒,5秒）

セットした用紙が吸入されるまでの時間を選択します。

2 メニューモードで設定変更する 34

4. メモリスイッチ設定機能

ここではメモリスイッチ設定機能で設定できる内容の詳細について説明します。メモリスイッチで設定できる項目および初期設定値、ON／OFFの内容を次の表に示します。

機能項目機能 OFF ON 工場設定値

1 各国文字の切り替え 3つのスイッチON/OFF の組み合わせ＊1に

2 OFF

より、日本、アメリカ、イギリス、ドイツ、スウェーデンの文字を切り替えます。

3 OFF

4 データ受信方法の切り替え従来互換高速受信 OFF

MSW1

5 DC1、DC3コード処理の切り替え有効無効 OFF

6 自動復改の切り替え復帰改行復帰のみ OFF

印刷指令コード切り替え CRのみ CR、LF、VT、FF、US、

7

ESC a、ESC b

8 CR機能の切り替え復帰のみ復帰改行 OFF

1 数字「0」の字体（1バイトコード系）スラッシュなしスラッシュ付き OFF

2 シートガイド使用時の用紙なし検出印刷時検出常時検出 ON

3

ドット対応グラフィックドット数の初期設定

＊2

ネイティブモードコピーモード OFF

4 未使用

MSW2

5 印刷モードの初期設定

＊2

HDパイカ HSパイカ OFF

6 7/8ビットデータの切り替え 8ビット 7ビット OFF

7 印刷桁数の切り替え 136桁 80桁 OFF

8 印刷方向の初期設定両方向片方向 OFF

1 未使用

2 PCモード/情処モード切り替え PCモード情処モード OFF

3 用紙吸入位置の記憶記憶する記憶しない OFF

MSW3

シートフィーダの吸入コード ESC a、FF、印刷

4

データ＋印刷指令コード

ESC a、FF、LF、US、 VT、印刷データ＋印刷指令コード

5

6

未使用

7 数字「0」の字体(2バイトコード系）スラッシュなしスラッシュ付き OFF

8 ミシン目スキップの初期設定スキップしないスキップする OFF

1 印刷ヘッド空打ち防止機能の有効／無効有効無効 OFF

2 自動カット位置送り機能の切り替え無効有効 OFF

3 カット機能の用紙送り量固定長 TOF＋固定長 ON

ドット列印刷モードの印刷方向片方向両方向（MSW2-8 を

4

MSW4

＊1

MSW1-1 〜 1-3の組み合わせ。表以外の組み合わせでは、すべてスウェーデン文字となります（各国文字の組み合わせ表は次ページにあります）。

＊2

制御コードを使って設定することもできます（初期状態になるとメモリスイッチの設定に戻ります）。

5 高速印刷モードの初期設定

カット紙（シートガイド）の排出方向の切り

6

7

8

＊2

替え

カット紙（シートフィーダ）の排出方向の切

＊2

り替え

オートローディング方式（シートガイド自動吸入方式）の切り替え

＊2

標準モード高速印刷モード OFF

コマンド切り替えによる

オート方式マニュアル方式

OFFにしてください）

後方排出固定

OFF

ON

OFF

2 メニューモードで設定変更する 35

各設定項目の説明は以下のとおりです。（）内は選択できる設定値、【】内は工場設定値です。

4.0 メモリスイッチ状態印刷（【しない】, する）

「4. メモリスイッチ設定機能」で設定できるすべての項目の現在の設定状態を印刷します。

4.1 MSW1-1 各国文字の切り替え（【OFF】, ON）

4.2 MSW1-2 各国文字の切り替え（【OFF】, ON）

4.3 MSW1-3 各国文字の切り替え（【OFF】, ON）

MSW1-1〜MSW1-3の3 つのメモリスイッチを組み合わせて、各国の文字に切り替えます。メモリスイッチの組み合わせを次の表に示します。表以外の組み合わせでは、すべてスウェーデン文字となります。

各国文字 MSW1-1 MSW1-2 MSW1-3

アメリカ OFF ON OFF イギリス ON ON OFF ドイツ OFF OFF ON スウェーデン ON OFF ON

【日本】【OFF】【OFF】【OFF】

4.4 MSW1-4 データ受信方法の切り替え（【OFF】, ON）

データ受信方法を高速受信にするか従来互換にするか切り替えます。高速受信の場合、同期コマンドなどによる受信同期機能は無効となります。

4.5 MSW1-5 DC1、DC3コード処理の切り替え（【OFF】, ON）

制御コードDC1、DC3を有効にするか、無効にするかを切り替えます。

4.6 MSW1-6 自動復改の切り替え（【OFF】, ON）

バッファフル印刷を行うとき、復帰の動作を行うか、復帰改行動作を行うかを切り替えます。

4.7 MSW1-7 印刷指令の切り替え（【OFF】, ON）

印刷指令コードをどの制御コードに割り当てるかを設定します。

4.8 MSW1-8 CR機能の切り替え（【OFF】, ON）

制御コードCRを受信したとき、復帰の動作を行うか、復帰改行動作を行うかを切り替えます。

4.9 MSW2-1 数字「0」（1バイトコード系）の字体（【OFF】, ON）

8ビットコード表、7ビットコード表において、数字ゼロを0と印刷するか ∅と印刷するかを切り替えます。

4.10 MSW2-2 シートガイド用紙無し検出（OFF, 【ON】）

シートガイドを使用時に、用紙無し検出を印刷時のみ行うか、常時行うかを切り替えます。用紙無し検出をON（常時）にすると、用紙がセットされていないときに印刷可ランプが点灯します。

4.11 MSW2-3 ドット対応グラフィックドット数の初期設定（【OFF】, ON）

ドット対応グラフィックドット数の横ドット数の初期設定をネイティブモードにするか、コピーモードにするかを切り替えます。コピーモードにすると、横ドット数がネイティブモードのときの1/2になります。

4.13 MSW2-5 印刷モードの初期設定（【OFF】, ON）

印刷モードの初期設定をHDパイカにするか、HSパイカにするかを切り替えます。

4.14 MSW2-6 7／8ビットデータの切り替え（【OFF】, ON）

インタフェースのデータが7ビット有効か、8ビット有効かを切り替えます。グラフィック（ドット列印刷）モードでのデータ転送は、このメモリスイッチの設定にかかわらず8ビット有効です。

2 メニューモードで設定変更する 36

4.15 MSW2-7 印刷桁数の切り替え（【OFF】, ON）

1行に印刷する文字数を、10cpi文字で136桁にするか、80桁にするかを切り替えます。80桁に指定した場合、用紙のセット位置は左端基準の第1桁から第80桁が印刷範囲となります。

4.16 MSW2-8 印刷方向の初期設定（【OFF】, ON）

印刷方向の初期設定を両方向最短印刷にするか、片方向印刷にするかを切り替えます。ドット列印刷の印刷方向は、MSW2-8とMSW4-8両方の設定が必要です。

4.17 MSW3-1 未使用

4.18 MSW3-2 PCモード／情処モード切り替え（【OFF】, ON）

PCモード／情処モードを切り替えます。

4.19 MSW3-3 用紙吸入位置の記憶（【OFF】, ON）

用紙吸入位置を微調整したとき、微調整後の吸入位置を記憶するか、しないかを切り替えます。 ONにした場合、【3. パラメータ設定機能】の3.7〜3.9 と微調モードで微調した値は記憶しないので、電源再投入後または強制リセット時に工場設定値に戻ります。

4.20 MSW3-4 シートフィーダの吸入コード（【OFF】, ON）

シートフィーダの吸入コードは、一般的に吸入命令（ESCa）を使用しますが、改行コード（LF、VT、複数行改行）でも吸入を実行するかしないかを切り替えます。

4.21 MSW3-5 未使用

4.22 MSW3-6 未使用

4.23 MSW3-7 数字「0」（2バイトコード系）の字体（【OFF】, ON）

漢字コード表において、数字ゼロを0と印刷するか ∅と印刷するかを切り替えます。

4.24 MSW3-8 ミシン目スキップの初期設定（【OFF】, ON）

電源ON時に連続紙のミシン目の前後約25.4mm（1インチ）の印刷をスキップするか、しないかを切り替えます。この機能は連続紙使用時に有効で、ONにするとスキップします。また、VFUコマンドによってボトムライン設定時は、その設定が優先します。

4.25 MSW4-1 印刷ヘッド空打ち防止機能の有効／無効（【OFF】, ON）

用紙の左右端位置を自動的に検出するか、しないかを切り替えます。OFF（有効）にすると、用紙の左右端位置を自動的に検出し、プラテンへの空印刷によるプラテン汚れを防止します。

4.26 MSW4-2 自動カット位置送り機能の切り替え（【OFF】, ON）

印刷終了後、自動的にカット位置まで用紙を送る機能を有効にするか、無効にするかを切り替えます。ONにすると自動カット位置送りは有効になります。

4.27 MSW4-3 カット機能の用紙送り量（OFF, 【ON】）

カット時の用紙送り量を固定長にするかページ先頭位置＋固定長にするかを切り替えます。［排出/カット］スイッチのみ有効です。

4.28 MSW4-4 ドット列印刷モードの印刷方向（OFF, 【ON】）

ドット列印刷モードの印刷方向を、片方向にするか、両方向にするかを切り替えます。MSW2-8で片方向印刷を指定している場合、MSW4-4をON（両方向）にしてもドット列印刷方向は片方向になります。

4.29 MSW4-5 高速印刷モードの初期設定（【OFF】, ON）

電源ON時に高速印刷モードを選択するか、解除するかを切り替えます。

4.30 MSW4-6 カット紙（シートガイド）の排出方向の切り替え（【OFF】, ON）

シートガイド使用時に、用紙排出方向を排出方向指定コマンドに従うか、後方排出固定（スタッカに排出）するかを切り替えます。OFFで排出方向指定コマンドがない場合は手前排出（シートガイドに排出）します。

2 メニューモードで設定変更する 37

4.31 MSW4-7 カット紙（シートフィーダ）の排出方向の切り替え（【OFF】, ON）

シートフィーダ使用時に、排出方向を後方排出固定（スタッカ上に排出）するか、排出方向指定コマンドに従うかを切り替えます。OFFで排出方向指定コマンドがない場合は、後方排出となります。

4.32 MSW4-8 オートローディング方法（シートガイド自動吸入方式）の切り替え（【OFF】, ON）

シートガイドを使用するとき、用紙の吸入方式をマニュアル方式にするか、オート方式にするかを切り替えます。マニュアル方式では［吸入/退避］スイッチを押して用紙を吸入させますが、オート方式にするとカット紙はセットされてから一定時間（パラメータ設定3.13で設定した時間）経過後に自動的に吸入されます。

2 メニューモードで設定変更する 38

5. 罫線ぞろえ確認モード

罫線を印刷したときに右方向印刷の行と左方向印刷の行で罫線の位置がずれていて、罫線がきれいにつながっていないことがあります。このようなときは、罫線ぞろえ機能を使うことによってきれいな罫線を印刷できるようになります。

罫線ぞろえを行うときは、まず罫線のずれ具合を確認するためのテストパターンを印刷し、その結果を見ながら罫線のずれを修正します。次の手順で印刷します。

いったん罫線位置を変更すると、たとえプリンタの電源スイッチをOFFにしても次に変更するまで設定内容は変わりません。

笊プリンタの電源スイッチをONにする。笆トラクタユニットに連続紙（用紙幅約381mm（15 イ

ンチ）以上）をセット・吸入する。

笳プリンタの電源スイッチをOFFにする。

シートガイドやオプションのシートフィーダを取り外すと印刷結果が見やすくなります。

笘操作パネルカバーを開け、［印刷可]スイッチを押し

ながら、プリンタの電源スイッチをONにする。

メニューモードに入り、メインメニューが印刷されます。

【1. 設定状態印刷】

2. 機能選択

3. パラメータ設定機能

4. メモリスイッチ設定機能

5. 罫線ぞろえ

6. メニューモードの終了

笙［▼］スイッチを4回押す。

以下のように印刷されます。

笞［蜷］スイッチを1回押す。

以下のように印刷されます。

5. 罫線ぞろえ

5.0 罫線ぞろえ状態印刷【しない】する

笵［蜷］スイッチを1回押す。

テストパターンが印刷されます。

x4

1. 設定状態印刷

2. 機能選択

3. パラメータ設定機能

4. メモリスイッチ設定機能

【5.罫線ぞろえ】

6. メニューモードの終了

2 メニューモードで設定変更する 39

「HD」、「NHS」は印刷モードを示します。数字は修正量で（詳細は下記の表を参照）、＊が付いている数値は現在値です。

HD

-5

-4

-3

現在の設定値

NHS

-5

-4

-3

現在の設定値

罫線ぞろえテストパターン

テストパターンに続いて、以下のように印刷されます。

5.0 罫線ぞろえ状態印刷【しない】する

印刷モード

印刷モード内容

HD HD（漢字、HDパイカ、エリート）

NHS NHS（高速漢字、高速 HDパイカ、高速エリー

ト、NHSパイカ、コンデンス）

修正値

修正値内容

+5 約+0.176mm（+5/720インチ） +4 約+0.141mm（+4/720インチ） +3 約+0.106mm（+3/720インチ） +2 約+0.071mm（+2/720インチ） +1 約+0.035mm（+1/720インチ）

0 【0】（工場設定）

-1 約-0.035mm（-1/720インチ）

-2 約-0.071mm（-2/720インチ）

-3 約-0.106mm（-3/720インチ）

-4 約-0.141mm（-4/720インチ）

-5 約-0.176mm（-5/720インチ）

2 メニューモードで設定変更する 40

笨 HD、NHS の各印刷モードそれぞれについて罫線のず

れを調整する。

HD印刷モードの調整を行うときはこの後の手順へ、NHS の印刷モードの調整を行うときは手順9へ進んでください。

漓 HD印刷モードを調整したいときは［▼］スイッチを1回

押す。以下のように印刷されます。

5.1 罫線ぞろえ HD -5 -4 -3 -2 -1【0】+1 +2 +3 +4 +5

滷手順7で印刷されたテストパターンを見ながら、［蜻］ス

イッチまたは［蜷］スイッチを押して、罫線のずれが最も少ない値（＋5〜−5）を選択する。

または

筺［蜷］スイッチを1回押して、再度テストパターンを印

刷する。

5.0 罫線ぞろえ状態印刷しない【する】

笄テストパターンの印刷結果で現在値（＊が付いてい

る）を確認し、罫線がきれいにつながったかどうかをチェックする。

→ 現在値の罫線がきれいにつながっていれば、［印刷可］ス

イッチを2回押してメニューモードを終了します。

→ 罫線がまだずれている場合は、手順8からやり直します。

･用紙がセット・吸入されていない場合、テストパターンは

印刷されません。

･途中で用紙がなくなった場合（用紙 P.E ランプ点灯）は、

新しい用紙をセット・吸入してから［印刷可］スイッチを押してください。続きが印刷されます。

笶 NHS印刷モードを調整したいときは手順7の状態に

なった後、［▼］スイッチを2回押す。

以下のように印刷されます。

5.1 罫線ぞろえ NHS -5 -4 -3 -2 -1【0】+1 +2 +3 +4 +5

後は、手順8 滷と同じ方法で修正を行います。

筐［▲］スイッチを2回押す。

サブメニューが印刷されます。

x2

5.0 罫線ぞろえ状態印刷【しない】する

2 メニューモードで設定変更する 41

6. メニューモードの終了

メニューモードを終了し、プリンタは通常の印刷可能状態に戻ります。

2 メニューモードで設定変更する 42

スイッチの応用機能

スイッチには、印刷する、用紙を送るなどの基本機能の他にもいろいろな機能があります。ここではスイッチの応用的な機能について説明します。

受信データをHEXダンプする

プリンタが受信したデータを16進コードとデータに対応する英数カナ文字で印刷します。プログラムで正しく印刷できないようなとき、その原因を見つけるためHEXダンプ機能を使います。

･カバーオープンまたは排出アラーム中はHEXダンプモード切り替えを行うことはできません。･用紙サイズは、用紙幅 A4縦以上のカット紙か、用紙幅 254mm（10インチ）以上の連続紙をセットしてください。こ

れより小さい用紙の場合、印刷データが全部印刷されない可能性があります。

笊用紙をセット・吸入する。笆［印刷可］スイッチを押しながら、［改頁］スイッチを

2回押す。

未印刷データがプリンタ内に残っていれば印刷されます。

笳［印刷可］スイッチを押す。

印刷可ランプが点灯し、印刷可能状態になります。

･データに該当する英数カナ文字がないときは、「．」（ピリオド）を印刷します。･ HEXダンプを一時中断するときは、［印刷可］スイッチを押してください。もう一度押すと再開します。･途中で用紙がなくなった場合（用紙 P.E ランプ点灯）は、新しい用紙をセット･吸入してから［印刷可］スイッチを押してくだ

さい。続きが印刷されます。

･ハガキ印刷モード時は無効となります。

笘コンピュータからプリンタへ印刷データを送る。

これでプリンタが受信したデータが16進コードとデータに対応する英数カナ文字で印刷されます。

笙 HEX ダンプを終了するときは、［印刷可］スイッチを

押しながら［改行］スイッチを2回押して、プリンタを強制リセットする。

2 メニューモードで設定変更する 43

複写力の選択

MultiImpact 700LX2は用紙の厚さに応じて自動的に印刷ヘッドと用紙の間隔を調整しますが、複写枚数の多い用紙に印刷するなど、より強い複写力（印刷圧）を必要とする場合は複写力を選択することができます。ただし、複写力を強くすると、印刷速度が少し遅くなります。なお、電源をOFFにしても複写力の設定は消えません。

笊印刷可ランプが点灯しているときは、[印刷可]スイッ

チを押す。

印刷可ランプが消灯します。

表示の内容は次のとおりです。

ランプ表示

用紙の種類詳細

1厚紙はがきやラベル紙など、複写用紙以外の厚い用紙に印刷する場合に選択します。

2標準プリンタが自動で調整します。通常はこの設定で使用してください。（工場設定値）

3複写複写枚数4〜5枚以上で、さらに複写力を必要とする場合に選択します。

笆 [ 微調モード ] スイッチを押しながら、[ 書式選択 ] ス

イッチを押す。

一回押すと現在の設定状態のランプが点灯します。押し続けていると、設定状態が変化するので、設定したい表示になったらスイッチから手を離します。

+

内容

2 メニューモードで設定変更する 44

メモ

3章

オプション

45

この章では、MultiImpact 700LX2用として提供される別売品（オプション）を紹介しています。さらに、シートフィーダについては、その取り付け、取り外し、用紙のセット方法などについて説明します。

シートフィーダ 46ページ

（型番 PR-D700LX-04）

◇ カット紙やはがきを自動的に給紙します。 ◇ カット紙を約 180枚までセットできます（A4 サイズ

の用紙で坪量64.0g/m2（連量55kg）の場合）。

◇ 複写式用紙は 5 枚綴りのものを約 40 組までセットで

きます（A4サイズの複写式用紙の場合）。

プリントサーバ（LANアダプタ）

（型番 PR-NP-07）

◇ 取り扱いについては、プリントサーバの取扱説明書

をご覧ください。

10BASE

100BASE 1 0

/1

0

0 B

A

S

E

STATUS

D

C

IN

5

V

オプション一覧

3 オプション 46

シートフィーダ

ここでは、PR-D700LX-04シートフィーダのプリンタへの取り付け・取り外しと、用紙のセット方法について説明します。

各部の名称

プリンタにシートフィーダを取り付けた状態

取り付ける前に、シートフィーダの各部の名称を確認してください。

＊

ホッパ

ロックボタン

用紙位置微調整ノブ

左側板

ぺーパサポート

ペーパガイド

ロックボタン

接続ケーブル

フロントガイド

＊

用紙がセットされる場所を「ホッパ」といいます。

3 オプション 47

シートフィーダの取り付け

シートフィーダは次の手順でプリンタの前面に取り付けます。

笊連続紙やシートガイドに用紙がセットされていると

きは、それぞれの用紙を取り除く。

連続紙は［吸入/退避］スイッチを押して一時退避させます。印刷終了後の連続紙がセットされているときは、印刷されたページをカットしてから［吸入/退避］スイッチを押してください。

笆プリンタの電源スイッチがOFFになっていることを

確認する。

プリンタの電源スイッチをONにしたまま取り付けると故障の原因となることがあります。

笳トップカバーを開け、シートガイドを取り外す。

シートガイドの両サイドを持ち、手前に引き抜きます。

笙シートフィーダを取り付ける。

シートフィーダを図のように持ちます。

左右のツメを左右のシートフィーダ取り付けスタッドに押し込みます。

シートフィーダ取り付けスタッド

フロントペーパガイドユニット

シートフィーダ取り付けスタッド

笘操作パネルの手前にあるコネクタカバーを取り外す。

コネクタカバーの中央部を押し込みながら両サイドを持ち、手前にスライドさせれば外れます。

コネクタカバーに装着されているスライドカバーを外します。コネクタカバーは手順7で取り付けます。

シートフィーダ取り付けスタッドはフロントペーパガイドユニットよりも上に位置しています。

左右のシートフィーダ取り付けスタッドに左右のツメがはまったことを確認します。

取り外したコネクタカバーとスライドカバーは、シートフィーダを取り外すときに必要です。なくさないように保管しておいてください。

3 オプション 48

下に突き当たるまでそのまま下ろします。

･ケーブルをシートフィーダの下に挟まないよう

注意してください。

･シートフィーダを確実に下に突き当たるまで下

ろして使用してください。中途半端に下ろすと紙づまりの原因となります。

笨シートガイドを取り付け、トップカバーを閉める。

シートガイドを取り付ける際、フロントカバーは「カチッ」と音がするまではめ込み、戻します（シートガイドの取り付けについてユーザーズマニュアル参照）。

これでシートフィーダの取り付けは完了です。シートフィーダを取り外す場合は「シートフィーダの取り外

し」（58ページ）を参照してください。

笞シートフィーダのコネクタをプリンタのコネクタに

差し込む。

笵コネクタカバーを取り付ける。

コネクターカバーは、ほこりや静電気を防ぐために必ず取り付けてください。ほこりや静電気の影響を受けると、プリンタが正しく動作しないおそれがあります。

3 オプション 49

シートフィーダ使用時の注意

シートフィーダを使用するときは次のことに注意してください。

･用紙がプリンタ内に残ったままプリンタの電源スイッチをONにしたりソフトウェアリセットや強制リセットを

行ったりしたときは、その用紙は自動的に排出されます。

･プリンタの電源スイッチがONのときや強制リセット時には、用紙がセットされている、いないにかかわらず、

用紙P.Eランプは消灯しています。

･シートフィーダを使ってテスト印刷を行うときは、あらかじめ用紙を吸入しておく必要はありません。［改頁］

スイッチを押しながらプリンタの電源スイッチをONにすると、用紙が自動的に吸入されてテスト印刷が始まります。（用紙があらかじめ吸入されていた場合は、プリンタはその用紙を排出してから新しい用紙を吸入してテスト印刷を開始します。）

･シートフィーダでは逆方向改行はできません。

･ぺーパサポートの上に用紙など、物を載せないでください。

･シートフィーダには2種類以上の用紙をセットしないでください。シートフィーダを使用する場合は、必ず1種類

の用紙をセットしてください。

シートフィーダへの用紙のセットと吸入

シートフィーダにセットできる用紙は、カット紙、複写式カット紙、はがき、折り目のない往復はがき、封筒です。連続紙はセットできませんが、シートフィーダをプリンタに取り付けたまま連続紙をフロントトラクタユニットにセットすることはできます。また、｢用紙吸入位置の微調整」は、シートガイドからの用紙の吸入と同じように調整することができます（詳しくは「

用紙をセットする前に、シートフィーダにセットできる用紙の種類と枚数を確認してください。詳細はユーザーズマニュアルの「用紙の規格」をご覧ください。また印刷可能範囲も併せて確認してください。

普通紙複写式用紙

1組5枚まで（オリジナル+4枚）

（シートガイド使用時は7枚）

はがき・往復はがき 6ページ約65枚封筒 9ページ約20枚

＊1

セットできる用紙の最大の高さは 15mm です。封筒をセットする場合は、約 20 枚までです。封筒の一番厚い部分での高さが用紙限界マークを越えないようにセットしてください。

･印刷範囲より幅の狭い用紙は使用しないでください。印刷ヘッドを破損したり、プラテンを傷つけたりすることがあり

ます。

･シートフィーダにセットした用紙の枚数が多すぎると、アラームランプが点灯し、動作しなくなることがあります。こ

の場合は、左側板にある用紙セット限界マークを超えないように枚数を減らし、いったんプリンタの電源スイッチをOFF にした後、再度電源スイッチをONにしてください。

シートフィーダでの用紙吸入位置の微調整」（60ページ）を参照してください）。

用紙の種類用紙サイズセットできる枚数

定形サイズ A5、B5、A4、B4 定形外サイズ

幅55〜364 x 長さ90〜364mm

約180枚（坪量64.0g/m2（連量55kgの場合））

約40組（200枚）

＊1

3 オプション 50

カット紙・複写式カット紙のセットと吸入

MultiImpact 700LX2のカット紙のセット位置は、左端を基準にしています。アプリケーションの設定で中央セットで使用していた場合は、メニューのカット紙位置補正機能を使用するか、左セットにしてから使用してください。

笊プリンタの電源スイッチをONにする。笆印刷終了後の連続紙が残っている場合は、印刷され

たページをカットし、［吸入/退避］スイッチを押して連続紙を一時退避する。

連続紙のカットについては1章の「連続紙のカット」（11ペー

ジ）、一時退避についてはユーザーズマニュアルをご覧くだ

さい。

笳操作パネル上のシートフィーダランプが点灯するま

で［用紙選択］スイッチを押す。

笙用紙をホッパにセットし、右のペーパガイドを印刷す

る用紙サイズに合わせる。

印刷する面を上にし、カット紙の左端をシートフィーダの左側板に合わせ、そのままカット紙の先端をフロントガイドにぴったりと突き当たるまで挿入し、右のペーパガイドを用紙に合わせます。ペーパーガイドを動かすときは3本線の入った部分を持って動かしてください。その際、ペーパガイドの水平板をカット紙の下に入り込ませてください。

用紙セット限界マーク

ペーパガイド

笘ペーパサポートを引き出す。

ペーパサポート

複写式用紙を使用する場合は、印刷する面を上にし、天のりの方を挿入します。

天のり

ホッパにセットできるカット紙の量はシートフィーダの左側板の用紙セット限界マークまでです。

3 オプション 51

笞［吸入/退避］スイッチを押す。

ホッパが自動的に持ち上がり、用紙が吸入されます。

これで用紙のセット・吸入は完了です。印刷するデータをプリンタが受信すれば、カット紙への印刷が開始されます。また、用紙の吸入位置および横方向の印刷位置を微調整することができます。詳しくは「

の微調整」（60ページ）および「シートフィーダでの印刷開始位置の確認」（61ページ）をご覧ください。

･用紙はペーパガイドに沿ってまっすぐにセットしてください。傾いて吸入された場合は、［排出 / カット］スイッチを押

していったん排出してから、セットし直してください。

･用紙はよくさばき、上下左右をそろえてください。特に複写式の場合、のり付けの部分が次の用紙と貼り付いているこ

とがあります。

･左側のみとじてある片とじ伝票は使用しないでください。紙づまりが発生するおそれがあります。･折り目、しわ、傷、反りがあるもの、用紙の角が特殊な形状のものは使用しないでください。･紙質、厚さ、大きさの異なる用紙を混ぜて使用しないでください。･一度にセットできる用紙の最大量は、用紙の総紙厚が15mm以下です。･一般紙の場合、坪量64.0g/m

場合は約20枚です。

･官製はがきの両面に印刷する場合は、片面を印刷した後、反りをなくしてから反対側の面に印刷してください。･印刷中はぺーパガイドを移動しないでください。正しく印刷されないことがあります。印刷終了後にぺーパガイドを移

動してください。

2

（連量55kg相当）で約180枚です。はがき、官製はがきの場合は約65枚です。封筒の

シートフィーダでの用紙吸入位置

用紙セット位置（左右方向）を変えたいときは

用紙位置微調整ノブを用いて、ホッパにセットされた用紙の位置を左右方向に移動できます。ノブを時計方向に回すと用紙をセットする左側板は左方向に移動します。また、反時計方向に回すと右方向に移動します。

用紙位置微調整ノブ

3 オプション 52

用紙を追加または変更するときは

一度セットした用紙にさらに用紙を追加したり、印刷するカット紙の種類を変更するときは、次の手順で行います。はがき、封筒、名刺サイズの用紙の場合も同様の手順です。

笊［印刷可］スイッチを押す。

印刷可ランプが消灯し、ディセレクト状態（印刷不可能な状態）になります。

本操作を行わなかった場合、正しい印刷ができないことがあります。

笆トップカバーを開き、シートガイドを上げる。

笙追加または変更した用紙をホッパにセットし直す。

右のペーパガイドも合わせ直してください。

笞トップカバーとシートガイドを戻す。笵［印刷可］スイッチを押す。

印刷可ランプが点灯し、セレクト状態（印刷可能な状態）になります。

笳すべての用紙をいったん取り除く。笘用紙をよくそろえて、追加または変更する。

用紙を追加または変更する前に、セットできる用紙の種類と枚数を確認してください。カット紙については「カット紙・複写式カット紙の

セットと吸入」（50ページ）、はがき、往復はがきに

ついては「はがき・往復はがきのセットと吸入」（53

ページ）、封筒については「封筒のセットと吸入」

（55ページ）を参照してください。

3 オプション 53

はがき・往復はがきのセットと吸入

はがき・往復はがきをセットする前に、1章の「使用できるはがき、往復はがきの確認」（6ページ）および「はがき、往

復はがきに印刷するときの注意」（6ページ）をご覧ください。

笊プリンタの電源スイッチをONにする。笆印刷終了後の連続紙が残っている場合は、連続紙を

カットし［吸入/退避］スイッチを押して連続紙を一時退避させる。

連続紙のカットについては1章の「連続紙のカット」（11ペー

ジ）、一時退避についてはユーザーズマニュアルをご覧くだ

さい。

笳操作パネル上のシートフィーダランプが点灯するま

で［用紙選択］スイッチを押す。

笞はがきをホッパにセットする。

はがきをセットする場合は、印刷する面を上にし、はがきの左端をシートフィーダの左側板に合わせ、そのままはがきの先端をフロントガイドにぴったりと突き当たるまで挿入し、右のペーパガイドをはがきに合わせます。その際ペーパガイドの水平板は、はがきの下に入り込ませてください。

ペーパガイド

往復はがきも普通のはがきと同じ手順でセットします。

笘プリンタの電源スイッチをOFFにする。笙操作パネルカバーを開けて［高速印刷 ] スイッチを押

したままプリンタの電源スイッチをONにする。

ハガキランプが点灯します。これでプリンタは「ハガキ印刷モード」になります。

O

FF

POW

ER

3 オプション 54

笵［吸入/退避］スイッチを押す。

ホッパが自動的に持ち上がり、はがきが吸入されます。印刷するデータをプリンタが受信すれば、はがきへの印刷が

開始されます。

･上記の方法で「ハガキ印刷モード」をセットした場合は、電源を OFFにすると「ハガキ印刷モード」は解除されてしま

います。電源をOFFにしても解除されないようにしたい場合は、パラメータ設定でハガキ印刷モードを設定してください。設定方法は2章の「メニューモードの設定方法」（25ページ）をご覧ください。

･はがきはペーパガイドに沿ってまっすぐにセットしてください。傾いて吸入された場合は、［排出 / カット］スイッチを

押していったん排出してから、セットし直してください。

･印刷中はぺーパガイドを移動しないでください。正しく印刷されないことがあります。印刷終了後にぺーパガイドを移

動してください。

3 オプション 55

封筒のセットと吸入

封筒をセットする前に、「使用できる封筒の確認」（9ページ）、「封筒に関する注意」（9ページ）、「封筒に印刷するときの

注意」（10ページ）をご覧ください。

笊プリンタの電源スイッチをONにする。笆印刷終了後の連続紙が残っている場合は、印刷され

たページをカットし［吸入/退避］スイッチを押して連続紙を一時退避させる。

連続紙のカットについては1章の「連続紙のカット」（11ペー

ジ）、一時退避についてはユーザーズマニュアルをご覧くだ

さい。

笳操作パネル上のシートフィーダランプが点灯するま

で［用紙選択］スイッチを押す。

笘封筒をホッパにセットし、右のペーパガイドを封筒に

合わせる。

封筒の印刷する面を上にし、フラップ部（折り返し部分）の先端をシートフィーダの左側板に合わせ、そのままフロントガイドに突き当たるまで挿入します。次に右のペーパガイドを封筒に合わせます。その際ペーパガイドの水平板は封筒の下に入り込ませてください。

フラップ部

笙［吸入/退避］スイッチを押す。

ホッパが自動的に持ち上がり、封筒が吸入されます。印刷するデータをプリンタが受信すれば、封筒への印刷が開

始されます。

･封筒はペーパガイドに沿ってまっすぐにセットしてください。傾いて吸入された場合は、［排出 / カット］スイッチを押

していったん排出してから、セットし直してください。

･印刷中はペーパガイドを移動しないでください。正しく印刷されないことがあります。印刷終了後にペーパガイドを移

動してください。

3 オプション 56

用紙の排出

印刷が終了したカット紙は、スタッカまたはシートガイドに排出されます。

複写式用紙に印刷した場合は、プリンタの背面のスタッカに排出してください。シートガイド上に排出すると紙づまりなどを起こす原因となります。

スタッカに排出する

通常、シートフィーダから吸入したカット紙は、印刷が終了した後、自動的にプリンタ背面のスタッカ＊1に排出されるので、何も設定する必要はありません。

2

スタッカには約100枚（坪量64.0g/m

あらかじめメモリスイッチ4-7（MSW4-7）をONにすると、ソフトウェアからシートガイドに排出させるコマンドを送っても常にスタッカに排出されます。（メモリスイッチの設定方法は、2章

ジ）をご覧ください。

（連量55kg相当））の用紙の場合）スタックする（積み重ねる）ことができます。

の「メニューモードの設定方法」（25ペー

シートガイドに排出する

メモリスイッチ4-7（MSW4-7）をOFFにし、排出方向指定コマンドにより指定してください。ただしこの場合は、排出した用紙を取り除かないと次の用紙を吸入できません。

＊1

スタッカに一度にスタックできる用紙の最大量は、坪量64.0g/m2（連量55kg相当）のA4カット紙で約100枚までです。

3 オプション 57

シートフィーダと連続紙の切り替え印刷

シートフィーダを取り付けたままでも連続紙に印刷することができます。次の手順で連続紙をセットして印刷を行ってください。

笊カット紙が吸入されている場合は、［排出/カット］ス

イッチを押して排出する。

笆操作パネル上の連続紙ランプが点灯するまで［用紙

選択］スイッチを押す。

トラクタユニットに連続紙をセットしていないときは、次の手順でセットします。

漓トップカバーを開け、シートガイドを上げる。

滷シートフィーダを上げる。

潺シートフィーダを下げる。

シートフィーダを下に突き当たるまで下ろします。

潸シートガイドを下げ、トップカバーを閉める。

澁［吸入/退避］スイッチを押す。

連続紙が吸入されれば用紙P.Eランプが消灯し、印刷可ランプが点灯します。

これで連続紙に印刷できます。

澆連続紙をセットする。

3 オプション 58

シートフィーダの取り外し

次の手順でシートフィーダを取り外します。

笊シートフィーダに用紙がセットされているときや、印

刷終了後の連続紙が残っているときは、用紙を取り除く。

シートフィーダから用紙を吸入しているときは、［排出/カット］スイッチを押して用紙を排出します。

印刷終了後の連続紙が残っている場合は印刷されたページをカットし、［吸入/退避］スイッチを押して連続紙を一時退避させて取り除きます。

連続紙のカットについては1章の「連続紙のカット」（11ペー

ジ）、一時退避についてはユーザーズマニュアルをご覧くだ

さい。

笘操作パネル手前のコネクタカバーを取り外す。

笙シートフィーダのコネクタをプリンタのコネクタか

ら取り外す。

笆プリンタの電源スイッチがOFFになっていることを

確認する。

プリンタの電源スイッチをONにしたまま取り外すと故障の原因となることがありますので、必ずプリンタの電源スイッチをOFFにしてください。

笳トップカバーを開け、シートガイドを取り外す。

シートガイドの両端を持ち、手前に引き抜きます。

3 オプション 59

笞シートフィーダを取り外す。

左右にあるロックボタンを押しながら手前に引き、シートフィーダ取り付けスタッドからシートフィーダを取り外します。

ロックボタン

シートフィーダ取り付けスタッド

笵保管していたスライドカバーをコネクタカバーに取

り付け、コネクタカバーをプリンタに取り付ける。

笨シートガイドを取り付け、トップカバーを閉める。

3 オプション 60

シートフィーダでの用紙吸入位置の微調整

シートフィーダ使用時の用紙吸入位置の微調整は以下の手順で行います。なお、シートガイドで設定した用紙吸入位置微調量は、変更しない限りシートフィーダでも有効です。

･用紙吸入位置の微調整可能範囲は、用紙上端から第1印刷行（文字下端）までの距離が0〜26mmになる範囲です。･吸入中の用紙があるときに［微調モード］スイッチを押しながら［▼］スイッチを押した場合、吸入中の用紙は排出さ

れます。その後新しい用紙が吸入位置0.0mmで吸入されるので、［微調モード］スイッチを押しながら［▲］スイッチを押して微調整を行ってください。

笊［吸入/退避］スイッチを押す。

カット紙を吸入します。

笆［印刷可］スイッチを押す。

印刷可ランプが消灯し、ディセレクト状態（印刷不可能な状態）になります。

笳［微調モード］スイッチを押しながら［▲］スイッチ

を押して、用紙吸入位置を微調整する。

［▲］スイッチを一回押すごとに約0.42mm（2/120インチ）

順方向に送ります。

笘微調整が終了したら［微調モード］スイッチを押す。

新しい吸入位置がプリンタに記憶されます。

笙［印刷可］スイッチを押す。

印刷可ランプが点灯します。

3 オプション 61

シートフィーダでの印刷開始位置の確認

シートフィーダ使用時でお使いになる用紙への印刷開始位置を、以下の方法で適正な位置に合わせてください。

笊現在印刷されている印刷位置とお望みの印刷位置と

のずれ量を測定してください。

お使いになる用紙に対しての印刷位置を左側に移動したい場合は、用紙位置微調整ノブを反時計方向に回して、用紙セット位置を右側に寄せます。

印刷位置を右側に移動したい場合は、時計方向に回します。用紙セット位置の移動範囲は左方向へ3mm、右方向へ3mm です。

用紙セット位置の移動後には、右側のぺーパガイドを用紙にぴったりと合わせ直してください。紙づまりの原因となります。

笆「メニューモード」の「機能選択」の中の「印刷位置

の微調整」に従って、印刷位置の微調整を行うことも可能です（1章の「

ページ）参照）。

上記1の方法でも調整量が足りない場合に行ってください。また、添付の「リモートパネル」からも調整することができます。

印刷開始位置の微調整」（17

3 オプション 62

紙づまりのときは

用紙吸入時に用紙がつまった場合は、アラームランプと用紙P.Eランプが点灯します。このようなときは、次の手順に従って処理してください。

笊プラテンノブを時計回りに回して、つまったカット紙

を取り除く。

シートフィーダ内で紙づまりした場合は、用紙を手前に引っ張り、シートフィーダから取り除いてください。

ラベル紙などの「粘着剤」が付着している用紙の場合は、用紙やちぎれた用紙片の除去に加えて、プリンタ内部に粘着剤が残っていないか確認し、残っていたら、きれいに取り除いてください。付着した粘着剤を取り除けない、または取り除いた箇所で紙づまりが発生する場合は、お買い求めの販売店またはサービス窓口までお問い合わせください。

笆［吸入/退避］スイッチを押す。

用紙が吸入され、用紙P.Eランプが消灯します。

4章

プリンタドライバ

63

プリンタドライバは、MultiImpact 700LX2で印刷を行うために必要なソフトウェアです。ご使用のコンピュータにプリンタドライバをインストールすることによって、印刷品質に関する様々な要求に応えることができます。ここでは一般的な印刷の手順と印刷の詳細な設定を行うプロパティダイアログボックスの概要について、各OSに分けて説明します。

･ Windows XP/2000/Server 2003 日本語版の場合.......................... 64ページ

･ Windows Me/98 日本語版の場合 ..................................................... 85ページ

･ Windows NT 4.0 日本語版の場合...................................................101ページ

4 プリンタドライバ 64

Windows XP/2000/Server 2003 日本語版の場合

印刷の手順

ここでは、Windows XPで日本語ワードプロセッサ「ワードパッド」を使用した場合を例にとって一般的な印刷手順について説明します。お使いになるアプリケーションによってはメニュー構成など多少異なる点があるかもしれません。詳細はアプリケーションのマニュアルをご覧ください。

笊［ファイル］メニューの［印刷］をクリックする。

［印刷］ダイアログボックスが開きます。

笆使用するプリンタ名として「NEC MultiImpact

700LX2」が選択されていることを確認する。

もし選択されていなければ、選択し直します。65ページの

「プリンタドライバの選択」を参照してください。

笳ページ範囲、部数を指定する。

用紙サイズなど、さらに詳しい設定をしたい場合は、［詳細設定］をクリックし、設定変更します。Windows 2000の場合は、［レイアウト］シートまたは［用紙/品質］シートで設定変更します。

笘印刷の設定が終わったら［印刷］をクリックする。

印刷が開始されます。

4 プリンタドライバ 65

プリンタドライバの選択

1台のコンピュータに複数のプリンタドライバをインストールしている場合は、あらかじめ使用するプリンタドライバを選択してから印刷する必要があります。次の手順でプリンタドライバを選択します。

笊［プリンタと FAX］フォルダまたは［プリンタ］フォ

ルダを開く。

Windows XP Professional/Server 2003の場合は、［スタート］の［プリンタとFAX］をクリックします。

Windows XP Home Editionの場合は、［スタート］から［コントロールパネル］をクリックし、［プリンタとその他のハードウェア］、［プリンタとFAX］の順にクリックします。

Windows 2000の場合は、［スタート］の［設定］から［プリンタ］をクリックします。

笆「NEC MultiImpact 700LX2」アイコンをクリックす

る。

ドライバのインストール時に付けた名前が表示されます。

笳［ファイル］メニューの［通常使うプリンタ］をクリッ

クする。

これでプリンタドライバが選択されます。

4 プリンタドライバ 66

印刷先の変更

LANアダプタによってネットワークに接続されているプリンタを指定する方法を説明します。プリンタソフトウェアのインストールにより作成されたプリンタの［ポート］プロパティシート上で行います。印刷先の変更は、「Standard TCP/IP Port」を使用した場合を例にとって説明します。LANアダプタについては、LAN アダプタの取扱説明書を参照してください。

ここではWindows XP 日本語版、Windows 2000 日本語版、Windows Server 2003 日本語版の環境で印刷先を変更する方法についてMultiImpact 700LX2とNEC PR-NP-07を使用した場合を例にとって説明します。

笊［MultiImpact 700LX2のプロパティ］のダイアログ

ボックスを表示させる。

［プリンタとFAX］フォルダまたは［プリンタ］フォルダの［NEC MultiImpact 700LX2］アイコンをクリックし、［ファ

イル］メニューの［プロパティ］をクリックします。

笆［ポート］シートを開く。笳［ポートの追加］をクリックする。

笙［次へ］をクリックする。

笞「NEC PR-NP-07」のIPアドレスを入力し、［次へ］を

クリックする。

笵手順笞で入力された IP アドレスがネットワーク上に

設定されていない場合、次のようなダイアログボックスが表示される。［デバイスの種類］の［標準］をクリックし、［NEC Network Printer］を選択し、［次へ］をクリックする。表示されない場合は手順笨へ進んでください。

笘［Standard TCP/IP Port］を選んで、［新しいポート］

をクリックする。

4 プリンタドライバ 67

笨［完了］をクリックする。笶［閉じる］をクリックする。

印刷先の変更が完了しました。

4 プリンタドライバ 68

共有プリンタに設定する

MultiImpact 700LX2を、Windows XP 日本語版/2000 日本語版/Server 2003 日本語版環境のネットワークで共有する場合の設定について説明します。

ネットワーク環境で共有プリンタをお使いになるためには、コンピュータにあらかじめ「Microsoftネットワーク用ファイルとプリンタ共有」などクライアントソフトウェアを組み込んでおく必要があります。詳しくはOSの取扱説明書をご覧ください。

ここではWindows XP 日本語版、Windows 2000 日本語版、Windows Server 2003 日本語版の環境で、共有プリンタとして設定する手順について説明します。

笊［プリンタと FAX］フォルダまたは［プリンタ］フォ

ルダを開く。

Windows XP Professional/Server 2003の場合は、［スタート］の［プリンタとFAX］をクリックします。

Windows XP Home Editionの場合は、［スタート］から［コントロールパネル］をクリックし、［プリンタとその他のハードウェア］、［プリンタとFAX］の順にクリックします。

Windows 2000の場合は、［スタート］の［設定］から［プリンタ］をクリックします。

笆「NEC MultiImpact 700LX2」アイコンをクリックす

る。

笳［ファイル］メニューの［共有］をクリックする。

［NEC MultiImpact 700LX2のプロパティ］ダイアログボッ

クスが表示されます。

笘［このプリンタを共有する］または［共有する］を

チェックし、そのプリンタの共有名を入力し、［OK］をクリックする。

これで共有プリンタの設定は完了です。

4 プリンタドライバ 69

印刷の詳細設定

次のような2つの［プロパティ］ダイアログボックスと呼ばれる画面を使って印刷の詳細な設定を行います。

［印刷設定］ダイアログボックス

印刷の詳細な設定をするダイアログボックスです。次の2つのプロパティシートから構成されています。

･［レイアウト］シート

･［用紙/品質］シート

［プロパティ］ダイアログボックス

プリンタのポートや共有などに関する設定をするダイアログボックスです。次の7枚のプロパティシートから構成されています。

･［全般］シート

･［共有］シート

･［ポート］シート

･［詳細設定］シート

･［セキュリティ］シート*

･［デバイスの設定］シート

＊

Windows XP Home Editionの場合、表示されません。 Windows XP Professionalの場合、設定によって表示されないことがあります。

アプリケーションによっては、ダイアログボックスの設定を変更するタイミングに関係なくアプリケーションからの設定が優先されるものがあります。また、［スタート］からの設定変更に合わせて、アプリケーションの設定も自動的に変わるなど、使用するアプリケーションによって異なりますのでアプリケーションのマニュアルを参照してください。

4 プリンタドライバ 70

［プロパティ］ダイアログボックスを開く

プロパティダイアログボックスを呼び出す方法は次の2通りあります。

･デスクトップ上の［スタート］ボタンを使って呼び出す方法

ダイアログボックスの設定はすべてのアプリケーションでの基本設定となります。

･アプリケーションのメニューから呼び出す方法

一般的にダイアログボックスの設定は、そのアプリケーションでのみ有効となります。また用紙の設定の項目などが表示されないことがあります。

［スタート］ボタンを使って呼び出す

笊［プリンタと FAX］フォルダまたは［プリンタ］フォ

ルダを開く。

Windows XP Professional/Server 2003の場合は、［スタート］の［プリンタとFAX］をクリックします。

Windows XP Home Editionの場合は、［スタート］から［コントロールパネル］をクリックし、［プリンタとその他のハードウェア］、［プリンタとFAX］の順にクリックします。

Windows 2000の場合は、［スタート］の［設定］から［プリンタ］をクリックします。

笆「NEC MultiImpact 700LX2」アイコンをクリックす

る。

［印刷設定］ダイアログボックスを開きたいときは手順笳へ、

［プロパティ］ダイアログボックスを開きたいときは手順笘

へ進んでください。

笳［ファイル］メニューの［印刷設定］をクリックする。

4 プリンタドライバ 71

［印刷設定］ダイアログボックスが開きます。

各プロパティシートについては、73ページからの「［印刷設定］ダイアログボックスで詳細設定を行う」を参照してください。

笘［ファイル］メニューの［プロパティ］をクリックする。

［プロパティ］ダイアログボックスが開きます。

各プロパティシートについては、79ページからの「［プロパティ］ダイアログボックスで詳細設定を行う」を参照してください。

4 プリンタドライバ 72

アプリケーションを使って呼び出す

アプリケーションからプロパティダイアログボックスを呼び出す場合、［ファイル］メニューの［印刷］コマンドまたは

［プリンタの設定］コマンドを使います。（このコマンドはほとんどの場合、［ファイル］メニューの中にありますが、メ

ニューの構成はアプリケーションによって違います。詳しくはアプリケーションのマニュアルをご覧ください。

笊［ファイル］メニューの［印刷］をクリックする。

［印刷］ダイアログボックスが開きます。

笆［詳細設定］をクリックし、印刷の設定を行う。

Windows 2000の場合は［レイアウト］シートおよび［用紙／品質］シートで、印刷の設定を行います。

アプリケーションによっては、アプリケーション上からすべてのプロパティシートを開けなかったり、設定内容を変更できない場合があります。その場合は［スタート］から開くか、アプリケーションのヘルプや添付のマニュアルをご覧ください。

4 プリンタドライバ 73

［印刷設定］ダイアログボックスで詳細設定を行う

［印刷設定］ダイアログボックスで設定できる項目について、各プロパティシートごとに説明します。詳細は各プロパティ

シート上のそれぞれの項目の上で右クリックすることにより表示されるヘルプでも説明されています。

各プロパティシートを開くには、開きたい項目のタブをクリックします。また、各プロパティシート共通に使用されている3つのボタンには以下のような機能があります。

タブ

現在開いているプロパティシート内の設定に変更します。

すべての設定を有効にし、設定を終了します。

［レイアウト］シート

すべての設定を無効にし、変更以前の状態で設定を終了します。

このプロパティシートは印刷の向き、ページの順序など印刷のレイアウトに関する設定を行うものです。

印刷の向き、ページの順序などを設定すると右側に表示されているイラストが設定に応じて変化します。

4 プリンタドライバ 74

印刷の向き

縦：用紙を縦長に使って印刷します。横：用紙を横長に使って印刷します。

ページの順序

順：用紙をページの始めから順に印刷します。逆：用紙をページの終わりから順に印刷します。

シートごとのページ

1枚の用紙にドキュメントの何ページ分を印刷するかを指定します。

［用紙/品質］シート

このプロパティシートは給紙方法の選択に関する設定を行うものです。

トレイの選択

用紙の給紙方法を選択します。詳細は75 い。

ページをご覧くださ

4 プリンタドライバ 75

給紙方法について

給紙方法を選択します。MultiImpact 700LX2プリンタドライバがサポートする給紙方法は次のとおりです。

画面表示内容

自動選択［デバイスの設定］プロパティシート上の給紙方法の設定に従います。

シートガイド

シートガイド（上余白0）

シートフィーダ

シートフィーダ（上余白0）

フロントトラクタ

フロントトラクタ（上下余白0）

＊1

通常の印刷では使用しません。印刷可能領域をミシン目近くまで取りたい場合にのみ、ご使用いただけますが、以下の点をご承知の上で使用してください。

蘆ユーザーズマニュアル記載の印刷保証領域以外は、かすれ等の印刷品位劣化が生じる場合があります。

蘆ミシン目上は印刷しないでください。ピン折れ等の障害が発生することがあります。

＊2

この設定をお使いになる場合は、［プロパティ］ダイアログボックスを開き、［デバイスの設定］シートの［インストール可能なオプション］において［シートフィーダ］を［あり］に設定してください。

＊1

シートガイドに用紙をセットします。プリンタの用紙吸入位置は9.7mm（文字下端）に設定してください。

シートガイドに用紙をセットします。プリンタの用紙吸入位置は3.8mm（文字下端）に設定してください。

オプションのシートフィーダに用紙をセットします。プリンタの用紙吸入位置は9.7mm（文字下端）に設定してください。

オプションのシートフィーダに用紙をセットします。プリンタの用紙吸入位置は3.8mm（文字下端）に設定してください。

フロントトラクタに用紙をセットします。プリンタの用紙吸入位置は9.7mm（文字下端）に設定してください。

フロントトラクタに用紙をセットします。プリンタの用紙吸入位置は3.8mm（文字下端）に設定してください。

＊2

［詳細設定］

このボタンをクリックすると［詳細オプション］ダイアログボックスが表示されます。

このダイアログボックスで印刷の詳細に関する以下の設定を行うことができます。

このダイアログボックスで右クリックすると、左の画

面を表示します。

･変更したオプションを元に戻す

変更した設定をプロパティシートを開いたときの

状態に戻します。

･バージョン情報

本プリンタに関する情報を表示します。

用紙サイズ

印刷用紙のサイズを選択します。 MultiImpact 700LX2がサポートする用紙サイズについては

78ページを参照してください。

部数

印刷部数を選択します。

4 プリンタドライバ 76

詳細な印刷機能

［詳細オプション］ダイアログボックスで設定した印刷機能を

有効にするか、無効にするかを選択します。

ハーフトーン

ハーフトーンの設定方法を選択します。

印刷の最適化

印刷の最適化を有効にするか、無効にするかを選択します。

用紙の排出方向

印刷した用紙の排出先を選択します。

･指定なし

用紙の排出方向を指定しません。プリンタ本体の設定が有効となります。

･前方排出

用紙をシートガイドに排出します。

･後方排出

用紙をスタッカに排出します。

印刷品質

･指定なし

高速印刷および印刷方向（片方向／両方向）を指定しません。プリンタ本体の設定が有効となります。

･標準（片方向印刷）

左から右へ印刷を行います。最もきれいに印刷することができます。

･標準（両方向印刷）

両方向最短印刷を行います。片方向印刷に比べて印刷時間が短縮されます。

･高速（片方向印刷）

印刷データを 1 ドットおきに間引き、左から右へ印刷を行います。［標準（片方向印刷）］に比べて印刷時間が短縮されます。

･高速（両方向印刷）

印刷データを 1 ドットおきに間引いて両方向最短印刷を行います。最も高速に印刷することができます。

4 プリンタドライバ 77

テキストハーフトーン*

TrueTypeフォントにハーフトーン処理を行うかを設定します。

･なし

従来 OS と TrueType フォントの印刷結果が同じになります。

･ 160

ハーフトーン処理を行います。

＊

Windows 2000には、この設定はありません。

4 プリンタドライバ 78

用紙サイズについて

用紙サイズを選択します。MultiImpact 700LX2プリンタドライバがサポートする用紙の種類は次のとおりです。給紙方法により、サポートする用紙が異なります。現在設定されている給紙方法で使用できない用紙を選択すると、使用不可のメッセージが出ます。

画面表示内容

A3 （297×420mm） A3サイズの用紙を縦置きにセットします。

A3横（420×297mm） A3サイズの用紙を横置きにセットします。

A4 （210×297mm） A4サイズの用紙を縦置きにセットします。

A4横（297×210mm） A4サイズの用紙を横置きにセットします。

A5 （148×210mm） A5サイズの用紙を縦置きにセットします。

A5横（210×148mm） A5サイズの用紙を横置きにセットします。

B4 （257×364mm） B4サイズの用紙を縦置きにセットします。

B4横（364×257mm） B4サイズの用紙を横置きにセットします。

B5 （182×257mm） B5サイズの用紙を縦置きにセットします。

B5横（257×182mm） B5サイズの用紙を横置きにセットします。

はがき（100×148mm）はがきを縦置きにセットします。「ハガキ印刷モード」で使用します。

はがき横（148×200mm）はがきを横置きにセットします。「ハガキ印刷モード」で使用します。

往復はがき（200×148mm）往復はがきを縦置きにセットします。「ハガキ印刷モード」で使用します。

往復はがき横（148×200mm）往復はがきを横置きにセットします。「ハガキ印刷モード」で使用します。

10×11インチ 10インチ幅の連続紙をセットします。

15×11インチ 15インチ幅の連続紙をセットします。

封筒角形2号横封筒角形2号（332×240mm）を横置きにセットします。

封筒角形3号横封筒角形3号（277×216mm）を横置きにセットします。

封筒長形3号横封筒長形3号（235×120mm）を横置きにセットします。

封筒長形4号横封筒長形4号（205×90mm）を横置きにセットします。

封筒洋形2号横封筒洋形2号（162×114mm）を横置きにセットします。

封筒洋形5号横封筒洋形5号（217×95mm）を横置きにセットします。

名刺（55×91mm）名刺または名刺サイズの用紙を縦置きにセットします。

Windows XP/2000/Server 2003の「新しい用紙を作成する」によって登録した用紙を使用する場合は、登録した用紙名を選択してください。以下の範囲内で作成して

登録した用紙

ください。用紙の登録方法については「ユーザー定義用紙サイズの登録」（83ペー

ジ）をご覧ください。

幅 50.8〜420.05mm／高さ 25.4〜541mm

上記の他に「15×1インチ」〜「15×14インチ」などの連続紙を12種類選択することができます。

注意事項

･シートフィーダをお使いの場合は用紙サイズA3（縦置き）、A3横は使用できません。

･シートフィーダをお使いの場合は封筒洋形2号、洋形5号は使用できません。

･ユーザー定義用紙サイズを上余白0mm または上下余白0mmで使用する場合は、給紙方法をシートガイド（上余白

0)、シートフィーダ（上余白0）または、フロントトラクタ（上下余白0）に設定してください。

4 プリンタドライバ 79

［プロパティ］ダイアログボックスで詳細設定を行う

［プロパティ］ダイアログボックスで設定できる項目について、各プロパティシートごとに説明します。詳細は各プロパ

ティシート上のそれぞれの項目の上で右クリックすることにより表示されるヘルプでも説明されています。

各プロパティシートを開くには、開きたい項目のタブをクリックします。また、各プロパティシート共通に使用されている3つのボタンには以下のような機能があります。

タブ

すべての設定を有効にし、設定を終了します。

［全般］シート

［共有］シート

現在開いているプロパティシート内の設定に変更します。

すべての設定を無効にし、変更以前の状態で設定を終了します。

このプロパティシートはWindows XP/2000/Server 2003対応のプリンタドライバ共通のものです。

通常ご使用になっている上では設定の変更は必要ありませんが、詳しくはWindows XP/2000/Server 2003のヘルプをご覧ください。

このプロパティシートはWindows XP/2000/Server 2003対応のプリンタドライバ共通のものです。

通常ご使用になっている上では設定の変更は必要ありませんが、詳しくはWindows XP/2000/Server 2003のヘルプをご覧ください。

4 プリンタドライバ 80

［ポート］シート

このプロパティシートはWindows XP/2000/Server 2003対応のプリンタドライバ共通のものです。

通常ご使用になっている上では設定の変更は必要ありませんが、詳しくはWindows XP/2000/Server 2003のヘルプをご覧ください。

PrinterSignalStation を使用する場合は［双方向サ

ポートを有効にする］を選択してください。

［詳細設定］シート

このプロパティシートはWindows XP/2000/Server 2003対応のプリンタドライバ共通のものです。

通常ご使用になっている上では設定の変更は必要ありませんが、詳しくはWindows XP/2000/Server 2003のヘルプをご覧ください。

［セキュリティ］シート

このプロパティシートはWindows XP/2000/Server 2003対応のプリンタドライバ共通のものです。

通常ご使用になっている上では設定の変更は必要ありませんが、詳しくはWindows XP/2000/Server 2003のヘルプをご覧ください。

Windows XP Home Editionの場合、表示されません。 Windows XP Professionalの場合、設定によって表示されないことがあります。

4 プリンタドライバ 81

［デバイスの設定］シート

このプロパティシートはデバイスの設定に関する以下の設定を行います。

このプロパティシートで右クリックすると、左の画面

が表示されます。

･変更したオプションを元に戻す

変更した設定をプロパティシートを開いたときの

状態に戻します。

･バージョン情報

プリンタドライバのバージョンに関する情報を表

示します。

給紙方法と用紙の割り当て

MultiImpact 700LX2がサポートしている給紙方法から、使用するものを選択します。

ツリービューの中の給紙方法の1つをクリックすると給紙方法に割り当てる用紙が表示されます（MultiImpact 700LX2でサポートする給紙方法については75

ページを参照してくださ

い）。給紙方法に割り当てる用紙を選択します。

･給紙方法として［自動選択］を選択したときに、

［給紙方法と用紙の割り当て］の設定が有効となり

ます。設定方法については、82ページを参照してください。

･オプションの［シートフィーダ］は、［インストー

ル可能なオプション］において使用するオプションを［あり］に設定した場合に有効となります。

漢字コード表の選択

漢字コード表の選択を設定します。

･ JIS1978年版

JIS1978年版漢字コード表で印刷します。

･ JIS1990年版

JIS1990年版漢字コード表で印刷します。

シートフィーダ、シートフィーダ（上余白0）

オプション装置の有無を設定します。

･なし

･あり

4 プリンタドライバ 82

給紙方法と用紙の割り当てについて

給紙方法と用紙の割り当てにより、給紙方法を自動選択する場合は以下のように設定します。

笊［プロパティ］ダイアログボックスを開く。

［プロパティ］ダイアログボックスの開き方については、70

ページの「［スタート］ボタンを使って呼び出す」をご覧く

ださい。

笆［デバイスの設定］シートで［給紙方法と用紙の割り

当て］を設定し、［OK］をクリックする。

同じ用紙サイズを複数の給紙方法に割り当てた場合は、上の方に表示されている給紙方法が選択されます。

笙［詳細オプション］ダイアログボックスを開き、使用

する用紙サイズを選択し、［OK］をクリックする。

手順2でこの用紙サイズを割り当てた給紙方法が自動選択されます。

ここで、［給紙方法と用紙の割り当て］で設定した用紙サイズ以外の用紙を選択した場合は、［給紙方法と用紙の割り当て］で一番上に表示されている給紙方法が選択されます。

笞［OK］をクリックする。

笳［印刷設定］ダイアログボックスを開く。

［印刷設定］ダイアログボックスの開き方については、70

ページの「［プロパティ］ダイアログボックスを開く」をご

覧ください。

笘［用紙／品質］シートで給紙方法から［自動選択］を

選択する。

［自動選択］以外の給紙方法を選択した場合は、［給紙

方法と用紙の割り当て］の設定にかかわらず、ここで選択した給紙方法で印刷が行われます。

4 プリンタドライバ 83

笳

笘

ユーザー定義用紙サイズの登録

次の手順でユーザー定義用紙サイズを登録します。

笊［プリンタと FAX］フォルダまたは［プリンタ］フォ

ルダを開く。

Windows XP Professional/Server 2003の場合は、［スタート］の［プリンタとFAX］をクリックします。

Windows XP Home Editionの場合は、［スタート］から［コントロールパネル］をクリックし、［プリンタとその他のハードウェア］、［プリンタとFAX］の順にクリックします。

Windows 2000の場合は、［スタート］の［設定］から［プリンタ］をクリックします。

笳［用紙］シートにおいて［新しい用紙を作成する］を

チェックする。

笘［用紙名］に用紙の名前を設定する。

すでに登録されている用紙と同じ名前を設定することはできません。

笙［単位］を指定して［用紙サイズ］と［余白］を設定する。

笆［ファイル］メニューの［サーバーのプロパティ］を

クリックし、［プリントサーバーのプロパティ］ダイアログボックスを開く。

･すでに登録されている用紙と同じ用紙サイズを設

定することはできません。

･ MultiImpact 700LX2プリンタドライバでは、

幅50.8〜420.05mm、長さ25.4〜541mmの範囲内で用紙サイズを使用することができます。

･ MultiImpact 700LX2プリンタドライバでは、

ユーザー定義用紙サイズの左右余白は0mm固定です。また、上下余白は給紙方法を選択することで設定されます。このため、用紙登録時の余白設定は反映されません。

笞［用紙の保存］をクリックする。

4 プリンタドライバ 84

笵［用紙］一覧に新しい用紙が表示されたことを確認す

る。

4 プリンタドライバ 85

Windows Me/98 日本語版の場合

印刷の手順

ここでは、Windows Meで日本語ワードプロセッサ「ワードパッド」を使用した場合を例にとって一般的な印刷手順について説明します。お使いになるアプリケーションによってはメニュー構成など多少異なる点があるかもしれません。詳細はアプリケーションのマニュアルをご覧ください。

印刷する

［ファイル］メニューの［印刷］をクリックする。

笊

［印刷］ダイアログボックスが開きます。

笆使用する［プリンタ名］として「NEC MultiImpact

700LX2」が選択されていることを確認する。

もし選択されていなければ、選択し直します。88ページの

「プリンタドライバの選択」を参照してください。

笳印刷範囲、部数を指定する。

用紙サイズなど、さらに詳しい設定をしたい場合は［プロパティ］をクリックし、設定変更します。

笘印刷の指定が終わったら［OK］をクリックする。

印刷が開始されます。

4 プリンタドライバ 86

NEC Print Server Portのインストール方法

ここでは、Windows 98とPR-NP-07を使用して印刷する場合に必要となるNEC Print Server Portをインストールする手順を説明します。

なお、Windows 98の基本的な操作およびセットアップについては、OS添付のマニュアルなどをご覧ください。

･ NEC Print Server Portをインストールする前に、すべてのアプリケーションを終了させてください。･インストールを始める前に、PR-NP-07添付のCD-ROMを用意してください。･ NEC PR-NP-07添付のCD-ROMはCD-ROMをドライブにセットするだけで、自動的にメニュープログラムを起動させ

る機能を持っています。自動的にメニュープログラムが起動しない場合は、CD-ROM内のルートディレクトリにある AutoRun.exeを実行してください。

笊コンピュータの電源をONにし、Windows 98を起動

する。

笆 PR-NP-07に添付のCD-ROMをドライブにセットす

る。

User Softwareのメインメニューが起動します。

笳［LPR/IPP Port］ボタンをクリックする。

笘［次へ］をクリックする。

笙使用許諾契約を読み、［はい］をクリックする。

笞［NEC Print Server Port］のインストール先を指定

し、［次へ］をクリックする。

作成先フォルダを変更したい場合は、［参照］をクリックしインストールするフォルダを選択してください。

4 プリンタドライバ 87

笵スタートメニューの登録先を指定し、［次へ］をクリッ

クする。

既存のグループに登録したい場合は、下のリストボックスから選択してください。

笨［いいえ］をクリックし、［完了］をクリックする。

［はい］を選択すると、引き続きNEC Print Server Portの設

定を行えますが、ここでは［いいえ］を選択し、インストールを終了させます。

このままセットアップを続けたい場合は、NEC PR-NP-06添付のオンラインマニュアルを参照してください。

笶下に表示された画面を閉じる。

4 プリンタドライバ 88

プリンタドライバの選択

1台のコンピュータに複数のプリンタドライバをインストールしている場合は、あらかじめ使用するプリンタドライバを選択してから印刷する必要があります。次の手順でプリンタドライバを選択します。

笊［プリンタ］フォルダを開く。

笆［NEC MultiImpact 700LX2］アイコンをクリックす

る。

ドライバのインストール時に付けた名前が表示されます。

笳［ファイル］メニューの［通常使うプリンタに設定］を

クリックする。

これでプリンタドライバが選択されます。

4 プリンタドライバ 89

印刷先の変更

LANアダプタによってネットワークに接続されているプリンタを指定する方法を説明します。プリンタソフトウェアのインストールにより作成されたプリンタの［詳細］プロパティシート上で行います。印刷先の変更は、「NEC Print Server Port」をインストールした後に行ってください。

LANアダプタについては、LANアダプタの取扱説明書を参照してください。

NEC Print Server Portについては、PR-NP-07を使用した場合のインストール方法を、「NEC Print Server Portのイン

ストール方法」（86ページ）に記載してありますので、そちらを参照してください。

ここではWindows Me 日本語版、Windows 98 日本語版の環境で印刷先を変更する方法についてMultiImpact 700LX2 とNEC PR-NP-07を使用した場合を例にとって説明します。

笊［MultiImpact 700LX2のプロパティ］のダイアログ

ボックスを表示させる。

［プリンタ］フォルダの「NEC MultiImpact 700LX2」アイ

コンをクリックし、［ファイル］メニューの［プロパティ］をクリックします。

笆［詳細］シートを開く。笳［ポートの追加］をクリックする。

笙「NEC Print Server Port」を選んで、［OK］をクリッ

クする。

笞［NEC Print Server Port］が開いたら、［LPR（Line

Printer Remote）で印刷する］をクリックし、［次へ］をクリックする。

［IPP（Internet Printing Protocol）］を選択してPortを設定

したい場合は、PR-NP-07添付のUser Softwareのオンラインマニュアルを参照してください。

笘［その他］を選択する。

4 プリンタドライバ 90

笵 IPアドレスまたはホスト名を入力し、［次へ］をクリッ

クする。

「NEC PR-NP-07」が存在する場合、検索をクリックし使用

するPR-NP-07を選択してください。

笶［完了］をクリックする。

筐［OK］をクリックする。

笨印刷先のポート名を確認し，［次へ］をクリックする。

NEC MultiImpact 700LX2 User guide [ja]

Specifications and Main Features

Frequently Asked Questions

User Manual

安全にかかわる表示

はじめに

マニュアルの構成

オンラインマニュアルの使い方

目的のページを表示する

安全にお使いいただくために

警告ラベルについて

安全上のご注意

用紙の取り扱い

はがき・往復はがきのセット

使用できるはがき、往復はがきの確認

はがき、往復はがきに印刷するときの注意

はがき、往復はがきのカールについて

ハガキ印刷モードの選択とはがきのセットと吸入

はがき吸入位置の微調整

封筒のセット

使用できる封筒の確認

封筒に関する注意

封筒に印刷するときの注意

封筒のセットと吸入

連続紙のカット

カット機能を使う

自動カット位置送り機能を使う

プラテンノブを使う

用紙吸入位置の微調整

印刷開始位置の微調整

設定を変更する前に

メニューモード設定変更の流れ

メニューモードで変更できる設定項目

機能選択設定を変更する（29ページ参照）

パラメータ設定を変更する（32ページ参照）

メモリスイッチ設定を変更する（34ページ参照）

メニューモードの設定一覧を印刷する

メニューモードの設定方法

メニューモードの入り方

メニューモード時のスイッチ機能

メニューモード設定の手順

設定内容の詳細

2. 機能選択

1. 設定の状態印刷

3. パラメータ設定機能

4. メモリスイッチ設定機能

5. 罫線ぞろえ確認モード

6. メニューモードの終了

スイッチの応用機能

受信データをHEXダンプする

複写力の選択

オプション

シートフィーダ

各部の名称

シートフィーダの取り付け

シートフィーダ使用時の注意

シートフィーダへの用紙のセットと吸入

カット紙・複写式カット紙のセットと吸入

用紙を追加または変更するときは

はがき・往復はがきのセットと吸入

封筒のセットと吸入

用紙の排出

スタッカに排出する

シートガイドに排出する

シートフィーダと連続紙の切り替え印刷

シートフィーダの取り外し

シートフィーダでの用紙吸入位置の微調整

シートフィーダでの印刷開始位置の確認

紙づまりのときは

プリンタドライバ

Windows XP/2000/Server 2003 日本語版の場合

印刷の手順

プリンタドライバの選択

印刷先の変更

共有プリンタに設定する

印刷の詳細設定

［プロパティ］ダイアログボックスを開く

［印刷設定］ダイアログボックスで詳細設定を行う

［プロパティ］ダイアログボックスで詳細設定を行う

Windows Me/98 日本語版の場合