このたびは RVR をお買い上げいただ
き,ありがとうございます。
J09200102804
この取扱説明書は,お客様のお車をいつも安全・快
適に運転していただくための正しい取り扱いについ
て説明しています。
また,お車のお手入れや万一のときの処置について
も記載してありますので,ご使用前に必ずお読みく
ださい。
「環境にやさしく安全なドライブのために」は重要で
すので,しっかりお読みください。
安全に関する表示
運転者や他の人が傷害を受けるおそれがあることと,その回
避方法をつぎの表示で記載しています。重要な事項ですので
必ず読んでお守りください。
記載事項を守らないと,死亡や重大な傷害につな
がるおそれがあること。
記載事項を守らないと,傷害や事故につながるお
それがあること。
安全のためにしてはならない行為。(イラスト内に
表示されています)
その他の表示
お車に関することやその他のアドバイスは,つぎの表示で記載して
います。
お車のために守っていただきたいこと。
知っておくと便利なこと。
グレードにより異なる装備やオプション
装備に表示しています。
お車や装備品に貼られているラベルなどに表示されているマークの
意味は,つぎの通りです。
取扱説明書をお読みください。
取扱説明書は車の中に保管してください。
保証および点検,整備内容については,別冊のメンテナンスノート
をお読みください。
スマートフォン連携ディスプレイオーディオ,三菱マルチコミュニ
ケーションシステム (MMCS) の取り扱い要領については別冊の取扱
説明書をお読みください。
三菱自動車販売会社で取り付けられた装備の取り扱い要領について
は,その装備に添付の取扱説明書をお読みください。
お車をゆずられるときは,取扱説明書およびメンテナンスノートを
車につけておいてください。
•装備仕様の変更などにより,本書の内容がお客様のお車と合わない
ことがありますので,あらかじめご了承ください。
•ご不明な点は,担当営業スタッフにお問い合わせください。
目次
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
絵で見る目次
安全なドライブのために
各部の開閉
安全装備
計器盤・スイッチ
運転装置
室内装備
エアコン
オーディオ
簡単な整備・車のお手入れ
寒冷時の取り扱い
もしものときの処置
サービスデータ
さくいん
ハンドルまわり
パドルシフト P.6-17
ワイパー/ウォッシャースイッチ P.5-47
メーター P. 5- 2
表示灯・警告灯 P.5-34,5-34
エンジンスイッチ
(キーレスオペレーション付き車)
P. 3 - 7 ,3-14
ライトスイッチ P.5-37
方向指示レバー P.5-45
フロントフォグランプスイッチ P.5-46
オートマチックハイビーム (AHB) スイッチ
P.5-40
クルーズコントロールスイッチ P.6-33
チルト・テレスコピックステアリング P. 6 -3
運転席 SRS エアバッグ P.4-25
ホーンスイッチ P. 5- 5 2
運転席 SRS ニーエアバッグ P.4-29
ステアリングホイール オーディオ
リモコンスイッチ *
Bluetooth
®
2.0
インターフェース *
エンジンスイッチ
(除く,キーレスオペレーション付き車) P.6 - 6
・装備仕様の違いやメーカーオプションなども含んでいます。
*:取り扱いについては,別冊のスマートフォン連携ディスプレイオーディオまたは三菱マルチコミュニケーションシステム (MMCS) の取扱説
明書をお読みください。
ハンドルまわり
J00100802432
1-1
絵で見る目次
計器盤まわり
ヘッドライトレベリング
ダイヤル P.5-44
FCM ON/OFF
スイッチ P. 6 - 4 1
キーボックス P. 3 - 1 7
LDW スイッチ
P.6-44
グローブボックス P.7 - 6
マルチインフォメーションメーター
スイッチ P. 5 - 3
ヒューズボックス P.12-31
LED デイライト
スイッチ P.5-47
セレクターレバー P.6-13,6-16
エンジンフード(ボンネット)リリースレバー
P.3-38
ドライブモードセレクター P.6-22
駐車ブレーキ P. 6 - 2
カップホルダー P.7 - 8
フューエルリッド(燃料補給口)オープナー
P. 3 - 4 0
・装備仕様の違いやメーカーオプションなども含んでいます。
計器盤まわり
J00100103285
絵で見る目次 1-2
センターパネル
吹き出し口 P. 8 - 2
非常点滅灯スイッチ P.5-46
エアコン P. 8 - 3
リヤウインドウデフォッガー
(曇り取り)スイッチ P. 5- 5 2
シートヒータースイッチ P. 4 - 5
・装備仕様の違いやメーカーオプションなども含んでいます。
*:別冊の取扱説明書をお読みください。
スマートフォン連携ディスプレイオーディオ *
三菱マルチコミュニケーションシステム(MMCS)*
USB 入力端子 P. 7 - 11
オートストップ&ゴー (AS&G) OFF スイッチ
P. 6 -1 2
アクセサリーソケット P. 7 - 2
アクティブスタビリティコントロール(ASC)
OFF スイッチ P.6-30
センターパネル
J00100202074
1-3 絵で見る目次
室内
SRS カーテンエアバッグ P.4-30
シートベルト P. 4 - 9
アジャスタブルシート
ベルトアンカー P. 4 - 1 2
サンシェードイルミネーション
調光スイッチ P. 7 - 5
ヘッドレスト P. 4 - 6
ラゲッジルームランプ P. 7- 5
助手席 SRS エアバッグ P.4-26
フロントシート P. 4 - 3
SRS サイドエアバッグ P.4-29
ラゲッジフロアボックス P. 7- 8
アームレスト(ひじ掛け)
アクセサリーソケット P. 7 - 2
フロアコンソールボックス P. 7- 7
・装備仕様の違いやメーカーオプションなども含んでいます。
室内
J00100303160
絵で見る目次 1-4
室内
パワーウインドウスイッチ P.3-35
ドアミラー調整スイッチ P. 6- 4
サンバイザー P. 7 - 2
バニティーミラー P. 7 - 2
カードホルダー P. 7 - 2
ルームランプ(リヤ)P. 7 - 4
マップ&ルームランプ(フロント)P. 7 - 3
サンシェードスイッチ P.3-37
アシストグリップ P.7 - 9
コートフック P. 7 - 9
ルームミラー P. 6 - 3
発炎筒 P.12-8
ボトルホルダー P. 7 - 8
アームレスト(ひじ掛け)P. 4 - 6
カップホルダー P. 7 - 8
リヤシート P. 4 - 6
・装備仕様の違いやメーカーオプションなども含んでいます。
ドライブモードセレクタースイッチ
P.6-22
1-5 絵で見る目次
ラゲッジコンパートメント
< パンクタイヤ応急修理キット付き車 >
パンクタイヤ応急修理キット
P. 1 2 - 1 8
けん引フック
P.12-27
ラゲッジフック P. 7 - 9
ラゲッジフック P. 7- 9
コンビニフック
ラゲッジフック P.7 - 9
ジャッキバー P.12-9
ジャッキ P.12-8
ホイールナットレンチ
(ジャッキハンドル)P.12-9
< 応急用スペアタイヤ付き車 >
スペアタイヤ
P.12-12
けん引フック
P. 1 2 - 2 7
ラゲッジフック P. 7 - 9
ラゲッジフック P. 7- 9
コンビニフック
ラゲッジフック P. 7- 9
ジャッキバー
P. 1 2 - 9
ホイールナットレンチ
(ジャッキハンドル)P.12-9
ジャッキ P.12-8
ラゲッジコンパートメント
J00100601651
絵で見る目次 1-6
外まわり
フロントワイパー P.5-47
パワーウインドウ
P.3-35
フューエルリッド
(燃料給油口)
P.3-39
エンジンフード
(ボンネット)P.3-38
ドアミラー P. 6 - 4
方向指示灯 P.5-45,12-36,12-43
非常点滅灯 P.5-46,12-36,12-43
方向指示灯 P.5-45,12-36,12-43
非常点滅灯 P.5-46,12-36,12-43
ヘッドライト P.5-37, 12-36, 12-40, 12-41, 12-42
車幅灯 P.5-37, 12-36, 12-42
方向指示灯/非常点滅灯 P.5-45, 5-46, 12-36, 12-42
フロントフォグランプ P.5-46,12-36,12-43
・装備仕様の違いやメーカーオプションなども含んでいます。
サイドアンダーミラー P. 6- 6
オートマチックハイビーム (AHB) /衝突被害軽減ブレーキシステム (FCM) /
車線逸脱警報システム (LDW) 用センサー P.5-40,6-36,6-44
レインセンサー P.5-48
LED デイライト P.5-47,12-36,12-45
外まわり
J00100403493
1-7 絵で見る目次
外まわり
アンテナ
テールゲート P. 3 - 2 7
ハイマウントストップ
ランプ P.12-47
キーレスエントリー P. 3- 4 ,3-20
キーレスオペレーションシステム P. 3 -7
ドアの施錠・解錠 P.3-24
リヤスポイラー
リヤワイパー
P.5-51
タイヤ,ホイールのサイズ P.13-6
タイヤの空気圧 P. 1 3- 7
タイヤ交換 P.12-14
タイヤローテーション P. 1 0- 4
タイヤチェーン P. 1 1 - 5
リヤビューカメラ
P.6-48
番号灯
P.12-36,12-46
方向指示灯/非常点滅灯
P.5-45,5-46,12-36,12-45
後退灯
P.12-36,12-45
制動灯/尾灯 P.12-36,12-45
・装備仕様の違いやメーカーオプションなども含んでいます。
絵で見る目次 1-8
エンジンルーム
エンジンオイルレベルゲージ
エンジンオイル注入キャップ
ブレーキ液タンク
CVT オイルレベルゲージ
ヒューズボックス
P.12-31
コンデンスタンク(冷却水)P. 1 2 - 2 6
フロント・リヤ
ウォッシャータンク
P.10-2
バッテリー P.12-24,13-5
ラジエーターキャップ
P.12-26
エンジンルーム
J00100502774
点検や交換した後は,工具や布などをエンジンルームに置き忘れていないことを確認してください。
万一の場合,故障や火災になるおそれがあります。
1-9 絵で見る目次
安全なドライブのために
お車のご使用前に知っておいていただきたいこと,守っていただきたい「警告」「注意」をまとめて記載しています。
重要ですので,しっかりお読みください。
日常点検 ............................................................................... 2-2
経済的な運転をするために .................................................. 2-3
機能を上手く使うために ...................................................... 2-3
環境保護のために守っていただきたいこと ......................... 2-4
出発前は ............................................................................... 2-4
お子さまを乗せるときは ...................................................... 2-5
走行するときは .................................................................... 2-7
走行中に異常に気づいたら .................................................. 2-9
CVT 車の取り扱い .............................................................. 2-10
駐停車するときは ............................................................... 2-12
こんなことにも注意 ........................................................... 2-13
セルフ式ガソリンスタンドを利用するときは ................... 2-14
日常点検
日常点検
点検,整備を忘れずに
日常点検整備と定期点検整備は,お客
様の責任において実施していただく
ことが法律で義務付けられています。
事故や故障を未然に防ぐため必ず実
施してください。
日常点検整備は,長距離を走行すると
きや,洗車,給油時などにお客様自身
で行う点検整備です。
日常点検整備の項目および点検のし
かたについては,別冊の「メンテナン
スノート」に記載してありますので必
ずお読みください。
サービスリマインダー
次回定期点検までの残り月数と残り
距離をお知らせする機能です。
定期点検時期に近づくと,エンジンス
イッチを LOCK から ON,または電源
モードを OFF から ON にするとスパ
ナマークが数秒間表示され,定期点検
時期であることをお知らせします。
「サービスリマインダーについて」
P. 5 - 1 2
J00200101934
エンジンルームを点検すると
きは
エンジン回転中はエンジンルームに
手を入れないでください。
手や衣服がドライブベルトなどに巻
き込まれるおそれがあります。
エンジンルーム内の部品には高温に
なるものがあります。
やけどをするおそれがありますので,
各部が十分冷えてから点検してくだ
さい。
排気ガスなどが定められた基準に合
うように調整されていますので,アイ
ドリング回転数などのエンジン調整
は三菱自動車販売会社で行ってくだ
さい。
ラジエーターやコンデンスタ
ンク(冷却水)が熱いときは
ラジエーターやコンデンスタンク(冷
却水)が熱いときは,ラジエーター
キャップを外さないでください。
蒸気や熱湯が吹き出しやけどをする
おそれがあります。
燃料は指定されたものを補給
J00202001777
必ず指定のガソリンを補給してくだ
さい。
JIS または揮発油の品質の確保に関す
る法律が定めたガソリン規格に適合
している,「いい!スリー」や「バイ
オ・ガソリン」などのバイオ燃料混合
ガソリンを使用することもできます。
→「メンテナンスデータ:燃料の量と
種類」P. 1 3 - 2
軽油,粗悪ガソリン,高濃度アルコー
ル混合燃料,水分除去剤や三菱自動車
純正以外のガソリン添加剤を使用し
たり,水やその他の油脂類(薬品類)
が混入するとつぎのような状態にな
るおそれがあります。
•エンジンの始動性悪化
•ノッキングの発生
•エンジン出力の低下
•排気制御システムの機能不良
•燃料系部品の損傷による燃料漏れ
三菱自動車販売会社で点検を
受けて
J00202100133
つぎの場合は車が故障しているおそ
れがあります。
そのままにしておくと走行に悪影響
をおよぼしたり,思わぬ事故につなが
るおそれがあります。
三菱自動車販売会社で点検を受けて
ください。
•いつもと違う音や臭いや振動がする
とき
2-2 安全なドライブのために
経済的な運転をするために
•ブレーキ液が不足しているとき
•地面に油の漏れたあとが残っている
とき
経済的な運転をするために
無駄な荷物を載せない
不要な荷物を降ろして重量を軽くし
てください。
発進,加速はスムーズに
不必要な急発進,急加速,急減速など,
アクセルペダルをバタつかせるよう
な運転は避け,アクセルペダルの操作
はゆるやかに行ってください。
スピードに応じた変速位置に
変速位置は,走行速度に応じた正しい
位置を選択してください。
速度はできるだけ一定に
法定速度を守り,できるだけ一定のス
ピードで運転してください。
J00205100017
J00205700013
J00205800014
J00205900015
J00206000013
空ぶかしは禁物
J00206100014
空ぶかしは,燃料の無駄使いであると
同時に,騒音や排気ガスにより周辺へ
の迷惑となりますので避けてくださ
い。
駐車時はエンジンストップ
J00206200015
携帯電話の使用や休憩などで,長い間
車を止めるときは,エンジンを止めて
ください。燃料の無駄使いであると同
時に,騒音や排気ガスにより周辺への
迷惑となります。
タイヤの空気圧は定期的に
チェック
J00206300016
タイヤの空気圧はこまめに点検し,常
に規定の空気圧に調整してください。
エアコンは控えめに
J00206400017
エアコンは燃費に影響します。
冷やしすぎに注意して適温を心がけ
てください。
その他に気を付けること
J00206500018
車間距離を十分にとり,不必要なブ
レーキをかけないようにしてくださ
い。
下り坂では早めにアクセルペダルを
戻し,エンジンブレーキを使用してく
ださい。
高速道路でも不必要な高速走行は避
けてください。
機能を上手く使うために
J00205200018
携帯電話やパソコンなどの電
子機器からの影響
J00205600012
車内で携帯電話を使用すると,オー
ディオから雑音が出ることがありま
す。
このときは,携帯電話をオーディオか
らできるだけ離して使用してくださ
い。
車内や車の近くでパソコンなどの電
子機器を使用すると,カーナビゲー
ションが正常に作動しないことがあ
ります。
このときは,電子機器を車からできる
だけ離して使用してください。
安全なドライブのために 2-3
環境保護のために守っていただきたいこと
環境保護のために守ってい
ただきたいこと
廃棄物を処理するときは
バッテリーは,鉛や希硫酸が使われて
います。
使用済みのバッテリーは,新品バッテ
リーを購入した販売店に処分を依頼
してください。
タイヤを燃やすと有害なガスが発生
します。
使用済みのタイヤは,新品タイヤを購
入した販売店に処分を依頼してくだ
さい。
エンジンオイルを地下や河川などに
流すと,水質汚濁の原因となります。
エンジンオイルを交換する場合は,三
菱自動車販売会社にご相談ください。
冷却水を地下や河川などに流すと,水
質汚濁の原因となります。
冷却水を交換する場合は,三菱自動車
販売会社にご相談ください。
J00205300019
J00205400010
エアコンの冷媒ガスについて
J00205500011
エアコン冷媒は,オゾン層を破壊させ
ない代替フロンガスHFC-134a
(R134a) を使用していますが,この代
替フロンガスにも地球を温暖化させ
る働きがあります。エアコンの効きが
悪い場合は三菱自動車販売会社でガ
ス漏れの点検を行い,ガスの大気放出
を防止してください。
出発前は
J00200202411
シートベルトは必ず着用
運転する前に必ずシートベルトを着
用してください。
「シートベルト」P. 4 - 9
同乗者にもシートベルトを着用させ
てください。
燃料の入った容器やスプレー
缶類を車の中に持ち込まない
燃料の入った容器やスプレー缶類を
車の中に持ち込まないでください。
容器が破裂したり,蒸発ガスに引火し
爆発するおそれがあります。
窓越しにエンジンをかけない
正しい運転姿勢で運転席に座り,エン
ジンをかける習慣をつけましょう。
セレクターレバーが の位置にある
ことを確認します。
思わぬ事故を避けるため,ブレーキペ
ダルを右足でしっかり踏んでエンジ
ンをかける習慣をつけてください。
「エンジンをかける前に」P.2-10
窓越しなど車外からエンジンをかけ
ないでください。思わぬ事故につなが
るおそれがあります。
運転席の足元付近を点検
ブレーキペダルの下に物がころがり
込むと,ブレーキ操作ができなくなる
おそれがあります。
出発前に運転席の足元付近を点検し
てください。
フロアマットはペダルに引っかから
ないよう,車にあったものを正しく敷
いてください。
「フロアマット」P.7-10
正しく敷かないと,ペダル操作の妨げ
になり,重大な事故につながるおそれ
がありますので,つぎのことをお守り
ください。
•ずれないよう固定クリップなどで確
実に固定する。
2-4 安全なドライブのために
お子さまを乗せるときは
•ペダルをおおわない。
•重ねて敷かない。
•アクセルペダルの下に敷かない。
荷物を積むときは
荷物はできるだけ低くし,シートの高
さ以上に積まないでください。
後方の確認ができなくなったり,急ブ
レーキをかけたとき,荷物が前方に飛
び出してケガをするなど,思わぬ事故
につながるおそれがあります。
また,コーナリングのとき,車の揺れ
が大きくなり,思わぬ事故につながる
おそれがあります。
SRS カーテンエアバッグ付き車では,
側面ガラス付近に荷物を積まないで
ください。SRS カーテンエアバッグが
正常に膨らむのを妨げるおそれがあ
ります。
重い荷物はできるだけ前の方に積ん
でください。
後ろの方が重くなるとハンドルが不
安定になります。
荷物は荷くずれしないようにしっか
りと固定してください。
ルーフレールに直接荷物を積
まない
荷くずれを起こして思わぬ事故につ
ながるおそれがあります。
走行安全上,ルーフレールに直接荷物
を積んだり,不用意にロープをかけな
いでください。
ルーフに荷物を積むときは,専用の
ルーフキャリアを使用してください。
その際は,重心が片寄らないようにバ
ランスよく積んでください。
周囲が囲まれた換気の悪い場
所でエンジンをかけたままに
しない
周囲が囲まれた換気の悪い場所でエ
ンジンをかけたままにしないでくだ
さい。
排気ガスが車内や建物内などに充満
して,ガス中毒になるおそれがありま
す。
やむを得ないときは,換気を十分に
行ってください。
フロントガラス前部の雪,落ち
葉などは取り除く
フロントガラス前部の外気取り入れ
口に雪,落ち葉などが付いているとき
は取り除いてください。
そのままにしておくと,車内の換気が
十分にできずガラスが曇り,視界が悪
くなるおそれがあります。
お子さまを乗せるときは
J00200302568
お子さまは後席に座らせる
助手席ではお子さまの動作が気にな
り運転の妨げになるだけでなく,お子
さまが運転装置に触れて,重大な事故
につながるおそれがあります。
やむを得ず助手席にお子さまを乗せ
るときでも,つぎのことをお守りくだ
さい。
•必ずシートベルトを着用する
•シートをできるだけ後方に下げる
•シートに深く腰かけて,背もたれに
背中がついた正しい姿勢で座らせる
安全なドライブのために 2-5
お子さまを乗せるときは
お子さまがシートベルトやチャイル
ドシートを使用せずにインストルメ
ントパネルの前に立っていたり,助手
席に正しい姿勢で座っていなかった
りすると,SRS エアバッグが膨らむ
際,SRS エアバッグにより,命にかか
わる重大な傷害を受けるおそれがあ
ります。
お子さまにもシートベルトを
必ず着用させる
ひざの上にお子さまを抱かないでく
ださい。
急ブレーキをかけたときや衝突した
ときなど,腕だけでは十分に支えるこ
とができず,お子さまが重大な傷害を
受けるおそれがあります。
後席でも必ずシートベルトを着用し
てください。
お子さまにはチャイルドシー
トを使用する
シートベルトを着けたとき,肩部ベル
トが首,あご,顔などに当たる場合や,
腰部ベルトが腰骨にかからないよう
な小さなお子さまには,体格に合った
チャイルドシートを使用してくださ
い。
「チャイルドシート」P.4-15
通常のシートベルトでは,衝突のとき
強い圧迫を受け,シートベルトにより
重大な傷害を受けるおそれがありま
す。
6才未満のお子さまは,チャイルド
シートの使用が法律で義務付けられ
ています。
お子さまの安全のための装備
お子さまの安全のため,つぎのような
装備があります。
使い方を一度お読みになって,お子さ
まの安全にお役立てください。
ISO FIX 対応チャイルドシート固
定専用バーおよびテザーアン
カー
この車は 2006 年 10 月 1 日施行の保安
基準(国連の安全基準に準拠)に適合
した ISO FIX 対応チャイルドシート固
定専用バーおよびテザーアンカーを
標準装備しています。
「チャイルドシート」P. 4 - 15
セーフティー機構付サンシェー
ド
A
万一,お子さまが手や首などをはさん
だとき,自動的にサンシェードが少し
開きます。
「セーフティー機構」P.3-38
ロックスイッチ
ロックスイッチを ON にすると,助手
席,後席のパワーウインドウスイッチ
を操作してもドアガラスは開閉でき
なくなります。
「ロックスイッチ」P.3-36
チャイルドプロテクション
ドアにあるレバーを施錠側にしてお
くと,後席ドアが車内から開けられな
くなります。
「チャイルドプロテクション(後席
ドア安全施錠装置)」 P.3-26
ドア,ウインドウ,サンシェー
ド,シートの操作は大人が行う
手や顔などをはさまないよう注意し
て操作してください。
2-6 安全なドライブのために
走行するときは
お子さまが誤って操作しないよう,パ
ワーウインドウにはロックスイッチ
をお使いください。
窓から手や顔を出させない
窓から手や顔を出していると,車外の
物などに当たったり,急ブレーキをか
けたとき,重大な傷害を受けるおそれ
があります。
お子さまをシートベルトで遊
ばせない
お子さまをシートベルトで遊ばせな
いでください。
ベルトを身体に巻き付けたりして遊
んでいると,窒息などの重大な傷害を
受けるおそれがあります。
万一,シートベルトが外せなくなった
ときは,はさみなどでベルトを切断し
てください。
車から離れるときはお子さま
も一緒に
お子さまだけを車内に残さないでく
ださい。
炎天下での車内は高温となり,熱射病
などのおそれがあります。
車内にキーを残したままにしておく
と,お子さまのいたずらにより,パ
ワーウインドウなど電装品の誤操作,
車の発進,火災など,重大な事故につ
ながるおそれがあります。
お子さまを荷室で遊ばせない
荷室は人が乗る構造になっておりま
せん。
お子さまを乗せたり,遊ばせたりしな
いでください。
万一の場合,重大な事故につながるお
それがあります。
走行するときは
J00200400608
発進するときは
駐車後や信号待ちなどで停車したあ
とは,子どもや障害物など,車のまわ
りの安全を十分確認してから発進し
てください。
車をバックさせるときは目で後方を
確認してください。
バックミラーでは確認できない死角
があります。
同乗者はシートを倒して寝こ
ろばない
走行中,同乗者はシートを倒して寝こ
ろばないでください。
シートを倒して寝ころんでいると,急
ブレーキをかけたときや衝突したと
きなど,身体がシートベルトの下にも
ぐり込み,シートベルトにより重大な
傷害を受けるおそれがあります。
走行中はエンジンを止めない
走行中にエンジンを止めると,ブレー
キの効きが悪くなったり,ハンドルが
非常に重くなるため,思わぬ事故につ
ながるおそれがあります。
急発進,急加速,急ブレーキ,
急ハンドルは避けて
急ブレーキや急ハンドルは車両のコ
ントロールができなくなり,思わぬ事
故につながるおそれがあります。
スピードを控えめにし,ハンドルやブ
レーキ操作を慎重に行い安全運転に
心がけてください。
安全なドライブのために 2-7
走行するときは
雨天時や水たまりを走行する
ときは
雨天時やぬれた道路ではスピードを
控えめにし,ハンドルやブレーキ操作
を慎重に行い安全運転に心がけてく
ださい。
特に雨の降りはじめは路面が滑りや
すいため注意してください。
水たまり走行後や洗車後,ブレーキに
水がかかると一時的にブレーキの効
きが悪くなることがあります。
ブレーキの効きが悪いときは,前後の
車や道路状況に十分注意して低速で
走行しながらブレーキの効きが回復
するまで数回ブレーキペダルを軽く
踏み,ブレーキを乾かしてください。
わだちなど水のたまっている場所を
高速で走行すると,ハイドロプレーニ
ング現象を起こしやすくなります。
タイヤがすり減っていたり,空気圧が
適正でないと,スリップしたり,ハイ
ドロプレーニング現象を起こしやす
くなります。
J00202200538
ハイドロプレーニング現象とは…
水のたまっている道路を高速で走行
するとき,あるスピード以上になると
タイヤが路面の水を排除できず,水上
を滑走する状態になり,車のコント
ロールが効かなくなる現象。
冠水路などは走行しない
J00204801056
冠水した道路や深い水たまりなどは
走行しないでください。エンスト,電
装品のショート,エンジン破損などの
原因になります。
万一,冠水路などを走行し,水に浸
かってしまったときは,必ず三菱自動
車販売会社で点検を受けてください。
下り坂ではエンジンブレーキ
を併用
J00202300744
ぬれた道路や凍結した道路での急激
なエンジンブレーキは避けてくださ
い。
スリップして重大な事故につながる
おそれがあります。
長い下り坂でフットブレーキのみを
多く使用すると,ベーパロックや
フェード現象を起こし,ブレーキの効
きが悪くなることがあります。
坂の勾配に応じて必ずエンジンブ
レーキを併用してください。
エンジンブレーキとは…
走行中,アクセルペダルから足を離し
たときにかかるブレーキ力のことで,
低速ギヤほどよく効きます。
スポーツモード走行中に 3 速,2 速ま
たは 1 速に入れてください。
ベーパロックとは…
ブレーキ液がブレーキの摩擦熱によ
り過熱されて沸騰することにより気
泡が発生し,ブレーキペダルを踏んで
も気泡を圧縮するだけでブレーキが
効かなくなる現象。
フェード現象とは…
ブレーキパッドまたはブレーキライ
ニングの摩擦面が過熱されることに
より摩擦力が低下し,ブレーキの効き
が悪くなる現象。
2-8 安全なドライブのために
走行中に異常に気づいたら
ブレーキペダルをフットレス
トがわりにしない
J00202400110
ブレーキペダルに常に足をのせ,フッ
トレストがわりにすることは避けて
ください。
ブレーキ部品が早く摩耗したり,ブ
レーキが過熱して,効きが悪くなるお
それがあります。
スタック(立ち往生)したとき
は
J00202600242
スタックしたときは,タイヤを高速で
回転させないでください。
タイヤがバースト(破裂)したり,異
常過熱により,思わぬ事故につながる
おそれがあります。
「こんなことでお困りのときは!:
タイヤがスリップして発進できない」
P.12-4
寒冷時にブレーキの効きが悪
くなったときは
J00202700168
寒冷時や雪道走行ではブレーキ装置
に付着した雪や水が凍結し,ブレーキ
の効きが悪くなることがあります。
ブレーキの効きが悪いときは,前後の
車や道路状況に十分注意して低速で
走行しながらブレーキの効きが回復
するまで数回ブレーキペダルを軽く
踏み,ブレーキを乾かしてください。
段差などを通過するときは
J00202800329
段差などを通過するときは,できるだ
けゆっくり走行してください。
段差や凹凸のある路面を通過すると
きの衝撃によりタイヤおよびホイー
ルを損傷するおそれがあります。
またつぎのような場合,車体,バン
パー,マフラーなどを損傷するおそれ
がありますので十分注意してくださ
い。
•駐車場の出入り口
•路肩や車止めのある場所
•勾配の急な場所
•わだちのある道路
走行中に異常に気づいたら
J00200500771
万一,走行中にエンストしたと
きは
走行中にエンストしたときは,運転操
作に変化がおきますので,つぎの点に
注意して車を安全な場所に止めてく
ださい。
•ブレーキ倍力装置が働かなくなるた
め,ブレーキの効きが非常に悪くな
ります。
通常よりブレーキペダルを強く踏み
続けてください。
ブレーキペダルから足を離し,再び
踏み直すと,ブレーキの効きがさら
に悪くなります。
•万一,スピードが落ちないときは,駐
車ブレーキを慎重にかけてくださ
い。
このときも,ブレーキペダルは強く
踏み続けて下さい。
•パワーステアリング装置が働かなく
なるため,ハンドルが非常に重くな
ります。
安全なドライブのために 2-9
CVT 車の取り扱い
走行中にタイヤがパンクまた
はバースト(破裂)したときは
走行中にタイヤがパンクまたはバー
ストすると,車両のコントロールがで
きなくなるおそれがあります。
ハンドルをしっかり持ち,徐々にブ
レーキをかけてスピードを落として
ください。
つぎのようなときは,パンクやバース
トが考えられます。
•ハンドルがとられるとき
•異常な振動があるとき
•車両が異常に傾いたとき
警告灯が点灯または点滅した
ときやマルチインフォメー
ションディスプレイ内に警告
表示されたときは
警告灯が点灯または点滅したときや
マルチインフォメーションディスプ
レイ内のインフォメーション画面に
警告表示されたときは安全な場所に
停車し,適切な処置をしてください。
「インフォメーション画面表示一
覧」P. 5 - 2 2
「警告灯が点灯または点滅したとき
は!」P. 1 2 - 2
点灯または点滅もしくは表示したま
ま走行すると,思わぬ事故を引き起こ
したり,エンジンなどを損傷するおそ
れがあります。
車体床下に強い衝撃を受けた
ときは
車体床下に強い衝撃を受けたときは,
すぐに安全な場所に車を止めて下ま
わりを点検してください。
ブレーキ液や燃料の漏れ,損傷などが
あると,思わぬ事故につながるおそれ
があります。
漏れや損傷などが見つかったときは,
そのまま使用せず三菱自動車販売会
社にご連絡ください。
CVT 車の取り扱い
J00200600639
CVT 車の特性
クリープ現象とは…
セレクターレバーを , 以外に入れ
ると動力がつながった状態となり,ア
クセルペダルを踏まなくても車が
ゆっくりと動き出すオートマチック
車(CVT 車)特有の現象。
キックダウンとは…
走行中にアクセルペダルを深く踏み
込むと,自動的に変速比が切り換わり
急加速ができます。これをキックダウ
ンといいます。
ブレーキペダルは右足で
左足でのブレーキ操作は,緊急時の反
応が遅れるなど適切な操作ができず,
重大な事故につながるおそれがあり
ます。
エンジンをかける前に
J00201100543
アクセルペダルとブレーキペダルの
踏み間違いを防ぐため,各ペダルの位
置を右足で確認してください。
アクセルペダルをブレーキペダルと
間違えて踏んだり,両方のペダルを同
時に踏んでしまうと,車が急発進し,
重大な事故につながるおそれがあり
ます。
セレクターレバーが の位置にある
ことを確認してください。
エンジンをかけるときは
J00201200469
ブレーキペダルを右足で踏んだまま
エンジンをかけます。
2-10 安全なドライブのために
CVT 車の取り扱い
アクセルペダルを踏まないとエンジ
ンがかかりにくいときは,エンジンを
かけてから足をブレーキペダルに踏
みかえます。
「キーレスオペレーションシステム
: エンジンの始動/停止」P.3-14
「エンジンのかけ方」P. 6 - 8
エンジン始動後
J00201300226
エンジン始動直後は,自動的にエンジ
ン回転数が高くなり,クリープ現象が
強くなります。
ブレーキペダルをしっかり踏んでく
ださい。
セレクターレバーを操作する
ときは
J00201400331
ブレーキペダルを右足で踏んだまま
セレクターレバーを操作します。
アクセルペダルを踏み込みながらセ
レクターレバーを操作しないでくだ
さい。
急発進し,重大な事故につながるおそ
れがあります。
に入れるとブザーが鳴ります。
ブザーは車の外には聞こえませんの
で注意してください。
発進するときは
J00201500273
発進するときは,ブレーキペダルから
徐々に足を離し,アクセルペダルを
ゆっくり踏み込んでください。
走行中は
J00201600173
走行中は,セレクターレバーを に入
れないでください。
誤って , に入れてしまったり,エ
ンジンブレーキがまったく効かなく
なり,思わぬ事故の原因になります。
また,トランスミッションの故障の原
因になります。
停車中は
J00201700246
エアコン作動時などは,自動的にエン
ジン回転数が高くなり,クリープ現象
が強くなります。
ブレーキペダルをしっかり踏んでく
ださい。
停車中は,むやみに空ぶかしをしない
でください。
万一,セレクターレバーが , 以外
に入っていた場合,思わぬ急発進の原
因になります。
駐車するときは
J00201800540
駐車するときは,ブレーキペダルを踏
んだまま駐車ブレーキを確実にかけ,
セレクターレバーを に入れます。
車が完全に止まらないうちに に入
れると,急停止してけがをするおそれ
があります。
また,トランスミッションの故障の原
因になります。
車から離れるときは,必ずエンジンを
止めてください。
エンジンをかけたままにしておくと,
万一,セレクターレバーが ,以外
に入っていた場合,クリープ現象で車
がひとりでに動き出したり,乗り込む
ときに誤ってアクセルペダルを踏み,
急発進するおそれがあります。
その他に気をつけること
J00201900219
車を少し移動させるときでも,正しい
運転姿勢をとり,ブレーキペダルとア
クセルペダルが確実に踏めるように
してください。
少しだけ後退したときなどは,セレク
ターレバーが に入っていることを
忘れてしまうことがあります。
後退した後は,すぐに から または
に戻す習慣をつけましょう。
安全なドライブのために 2-11
駐停車するときは
車を後退させるときは,身体を後ろに
ひねった姿勢になり,ペダルの操作が
しにくくなります。
ブレーキペダルが確実に踏めるよう
に注意してください。
切り返しなどで から , から
と何度もレバーを操作するときは,
そのつどブレーキペダルをしっかり
と踏み,車を完全に止めてから行って
ください。
車が動いているうちに や に入れ
ると,トランスミッションの故障の原
因になります。
駐停車するときは
燃えやすいものの近くには車
を止めない
枯草や紙など燃えやすいものの近く
には車を止めないでください。
走行後の排気管は高温になっている
ため,火災になるおそれがあります。
J00200701129
燃料の無駄使いであると同時に,騒音
や排気ガスにより周辺への迷惑とな
ります。
車から離れるときは
車から離れるときは,必ずセレクター
レバーを に入れ,駐車ブレーキをか
け,エンジンを止め,キーを携帯し,
ドアを施錠してください。
無人で車が動き出したり,盗難のおそ
れがあります。
また,施錠していても車内に貴重品を
置いたままにしないでください。
車を移動するときは必ずエン
ジンを始動する
エンジンがかかっていないと,ブレー
キの効きが非常に悪くなったり,ハン
ドル操作が非常に重くなるため,思わ
ぬ事故につながるおそれがあります。
坂道で車を移動させるときも,必ずエ
ンジンをかけてください。
無意識にセレクターレバーを動かし
たり,アクセルペダルの踏み込みによ
り,不用意な発進など,重大な事故に
つながるおそれがあります。
無意識にアクセルペダルを踏み続け
たときに,オーバーヒートを起こした
り,エンジンや排気管などの異常過熱
により,火災事故が発生するおそれが
あります。
坂道に駐車するときは
坂道に駐車するときは,駐車ブレーキ
を確実にかけ,セレクターレバーを
に入れてください。 さらに輪止め
をすると効果があります。
輪止めは,三菱自動車販売会社でお買
い求めください。
輪止めがないときは,タイヤを固定で
きる大きさの石などで代用できます。
急な坂道での駐車は避けてください。
無人で車が動き出すなど,思わぬ事故
につながるおそれがあります。
長時間のアイドリングは避け
る
長く停車するときは,エンジンを止め
てください。
2-12 安全なドライブのために
仮眠するときは必ずエンジン
を止める
排気ガスが車内に侵入して,ガス中毒
になるおそれがあります。
こんなことにも注意
雪が積もった場所や降雪時に
駐車するときは必ずエンジン
を止める
エンジンがかかった状態で,車のまわ
りに雪が積もると排気ガスが車内に
侵入して,ガス中毒になるおそれがあ
ります。
ハンドルをいっぱいにまわし
た状態を長く続けない
ハンドル操作力が重くなることがあ
ります。
「電動パワーステアリング」P. 6 - 29
オーディオまたはカーナビ
ゲーションの操作は停車して
から
走行中にオーディオまたは,カーナビ
ゲーションなどの操作をしないでく
ださい。
操作に気をとられて思わぬ事故につ
ながるおそれがあります。
喫煙しながらの運転は控える
喫煙しながらの運転は控えてくださ
い。
注意がおろそかになり,思わぬ事故を
招くことがあります。
アクセサリー取り付け時の注
意
ウインドウガラスなどにアクセサ
リーをつけたり,インストルメントパ
ネルの上に芳香剤などを置かないで
ください。
運転の妨げになったり,吸盤や芳香剤
の容器がレンズの働きをして火災な
ど,思わぬ事故の原因となります。
塗装が施されている部分にはアクセ
サリーなどをつけないでください。
吸盤に含まれる特殊な成分により,塗
装面がはがれたり,変色したりするお
それがあります。
タイヤ,ホイールは指定サイズ
こんなことにも注意
J00200902447
運転中にハンズフリー以外の
自動車電話や携帯電話を使用
しない
運転中,運転者が自動車電話や携帯電
話を使用すると周囲の状況に対する
注意が不十分になり,思わぬ事故につ
ながるおそれがあります。
運転中,運転者がハンズフリー以外の
自動車電話や携帯電話を使用するこ
とは法律で禁止されています。
車内にライター・炭酸飲料缶・
メガネなどを放置しない
強い直射日光にさらされると車内が
高温になるため,ライター・炭酸飲料
缶・メガネなどを放置しないでくださ
い。
ライターなどの可燃物は自然発火し
たり,炭酸飲料やビールなどの缶は破
裂するおそれがあります。また,プラ
スチックレンズまたはプラスチック
素材のメガネは変形,ひび割れをおこ
すおそれがあります。
を使用
タイヤ,ホイールのサイズなどは三菱
自動車工業が国土交通省に届け出を
しています。
指定サイズ以外のタイヤを使用した
り,種類の異なったタイヤを混ぜて使
用することは,安全走行に悪影響をお
よぼしますので,避けてください。
「タイヤ,ホイールのサイズ」 P. 1 3 - 6
ホイールは,リムサイズやオフセット
(インセット)量が同じでも,車体に
干渉するため使えないときがありま
す。
安全なドライブのために 2-13
セルフ式ガソリンスタンドを利用するときは
お手持ちのものを使われるときは,三
菱自動車販売会社にご相談ください。
エンジンをかけたままジャッ
キアップをしない
エンジンをかけたままジャッキアッ
プをすると,ジャッキから車体が外
れ,思わぬ事故につながるおそれがあ
ります。
違法改造はしない
法律で認められている改造以外は行
わないでください。
また,三菱自動車純正以外の部品を装
着すると,車の性能や機能に影響し,
思いがけない事故が発生するおそれ
があります。
電装品などを取り付けるとき
は
電装品などを取り付けるときは,三菱
自動車販売会社にご相談ください。
配線が車体に干渉したり,保護ヒュー
ズがないなど取付け方法が適切でな
い場合,電子機器部品に悪影響をおよ
ぼしたり,火災など思わぬ事故につな
がるおそれがあります。
お客様のお車には,電子制御システム
の点検整備をするための故障診断コ
ネクターが装備されています。
そのコネクターに,点検整備用の故障
診断機以外の機器を取り付けると,
バッテリーが上がったり,車両の電子
機器に悪影響をおよぼすなど思わぬ
トラブルの原因となりますので,取り
付けないでください。
また,故障診断機以外の取り付けによ
る故障は,保証の対象外となることが
あります。
無線機を取り付けるときは
無線機を取り付けるときは,必要な情
報(周波数,送信出力,取り付け条件)
について三菱自動車販売会社にお問
い合わせください。
周波数,送信出力,取り付け条件など
が適切でない場合,電子機器に悪影響
をおよぼしたり,思わぬ事故につなが
るおそれがあります。
ルーフキャリアに荷物を積む
ときは
キャリア脱着や荷物積み降ろし作業
のときは,車体の一点に強い力がかか
らないよう注意してください。
力のかけぐあいや場所によっては,万
一の場合,車体がへこむおそれがあり
ます。
セルフ式ガソリンスタンド
を利用するときは
J00201000395
燃料の取り扱いに注意
燃料を補給するときは火気厳禁です。
燃料は引火しやすいため火災や爆発
のおそれがあります。
•必ずエンジンを止めてください。
•たばこ,ライター,携帯電話などは
使用しないでください。
気化した燃料を吸わないように注意
してください。燃料には有毒な成分を
含んでいるものもあります。
給油中はドアおよびドアガラスを閉
めてください。車内に気化した燃料が
侵入するおそれがあります。
燃料をこぼさないように注意してく
ださい。塗装の変色,シミ,ひび割れ
の原因になります。付着したときは,
柔らかい布などでふき取ってくださ
い。
2-14 安全なドライブのために
セルフ式ガソリンスタンドを利用するときは
静電気は確実に除去する
フューエルキャップを外す前に車体
や給油機の金属部分に触れて,必ず身
体の静電気を除去してください。
静電気を帯びていると,放電による火
花で気化した燃料に引火するおそれ
があります。
リッド(補給口)の開口,フューエル
キャップの取り外しなど,給油操作は
必ず一人で行い,補給口に他の人を近
づけないでください。
複数で行うと他の人が帯電していた
場合,気化した燃料に引火するおそれ
があります。
給油が終わるまで補給口から離れな
いでください。途中,シートに座るな
どすると,再帯電するおそれがありま
す。
フューエルキャップの取り扱
いに注意
フューエルキャップを開けるときは,
急激に回さないでください。燃料タン
ク内の圧力により,補給口から燃料が
吹き返すおそれがあります。
フューエルキャップをゆるめたとき
にシューッという音がしたときは,音
がしなくなるまで待ってから,フュー
エルキャップをゆっくり回してくだ
さい。
フューエルキャップを閉めたときは,
確実に閉まっていることを確認して
ください。確実に閉まっていないと燃
料が漏れ,火災になるおそれがありま
す。
三菱自動車純正以外のフューエル
キャップは使用しないでください。
ガソリンスタンドの注意事項
を守る
ガソリンスタンドに掲示されている
注意事項を守ってください。
補給口に給油ノズルを確実に差し込
んでください。
給油ノズルが正しく差し込まれてい
ないと,燃料がこぼれるおそれがあり
ます。
給油ノズルが自動的に停止したら給
油を終了してください。
つぎ足しを繰り返すと燃料があふれ
出るおそれがあります。
給油方法についてご不明な点は,ガソ
リンスタンドの係員にご相談くださ
い。
安全なドライブのために 2-15
各部の開閉
キー ...................................................................................... 3-2
エンジンイモビライザー(盗難防止装置) ........................... 3-3
キーレスエントリー ............................................................. 3-4
キーレスオペレーションシステム ....................................... 3-7
ドア .................................................................................... 3-24
センタードアロック ........................................................... 3-26
チャイルドプロテクション(後席ドア安全施錠装置) ....... 3-26
テールゲート ...................................................................... 3-27
セキュリティーアラーム .................................................... 3-29
パワーウインドウ ............................................................... 3-35
サンシェード ...................................................................... 3-37
エンジンフード(ボンネット) ........................................... 3-38
フューエルリッド(燃料補給口) ....................................... 3-39
キー
キー
除く,キーレスオペレーションシステム
付き車
1-
エンジンイモビライザー用キー
2-
エンジンイモビライザーおよび
キーレスエントリー用キー
3-
キーナンバープレート
J00400102698
キーレスオペレーションシステム付き
車
1-
キーレスオペレーションキー
(エンジンイモビライザーおよび
キーレスエントリー機能付き)
2-
エマージェンシーキー
3-
キーナンバープレート
航空機内にキーを持ち込むときは,機内
でキーのスイッチを押さないでくださ
い。スイッチを押すと電波が発信され,航
空機の運航に悪影響をおよぼすおそれが
あります。
かばんなどに入れて持ち込むときも,簡
単にスイッチが押されないようにしてく
ださい。
キー(除く,エマージェンシーキー)は
信号発信機が内蔵された精密な電子機器
部品です。故障を防ぐため,つぎの点を
お守りください。
• ダッシュボードの上など直射日光が当
たる場所には放置しない
• 分解,改造をしない
• キーを無理に曲げたり,強い衝撃を与え
ない
• 水にぬらさない
• 磁気を帯びたキーホルダーなどを近づ
けない
• オーディオ,パソコン,テレビなど磁気
を帯びた機器の近くに置かない
• 携帯電話や無線機,高周波医療機器など
強い電波を発する機器の近くに置かな
い
• 超音波洗浄器などで洗浄しない
電池交換のとき以外はキーを不用意に分
解しないでください。分解,改造したキー
を使用することは法律で禁止されていま
す。
また,必ず日本国内でご使用ください。
3-2 各部の開閉
エンジンイモビライザー(盗難防止装置)
録されたキー以外ではエンジンがかから
万一,キーを紛失したときは,盗難など
を防ぐため,ただちに三菱自動車販売会
社にご相談ください。
また,キーナンバーを三菱自動車販売会
社へ連絡していただければ,キーを作る
ことができます。キーナンバーはキーナ
ンバープレートに打刻してあります。
キーナンバープレートは,キーとは別に
大切に保管してください。
あらかじめ登録されたキー以外ではエン
ジンがかかりません。
「エンジンイモビライザー」P. 3- 3
セキュリティーアラームを「作動する」に
設定したときは,つぎの点にご注意くだ
さい。
「セキュリティーアラーム」P.3-29
• セキュリティーアラームをシステム作
動可能状態にしているときは,キーやド
アのロックノブを使って解錠した後ド
アを開けると警報が作動します。
• セキュリティーアラームを「作動する」
に設定していても,キーレスエントリー
またはキーレスオペレーション機能を
使わないで施錠した場合はシステム準
備状態になりません。
エンジンイモビライザー
ないようにした装置です。
つぎのようなときは,車がキーからの信
号を受信できずエンジンがかからないこ
とがあります。
• キーグリップに金属製のリングをのせ
たままのとき
• キーグリップと他のキーの金属部分が
接しているとき
• キーが他のエンジンイモビライザー用
キーと重なっている,または近いとき
このようなときは,キーに接している金
属や他のキーを取り除いてから,再度エ
ンジンをかけます。 エンジンがかからな
いときは,三菱自動車販売会社にご連絡
ください。
強い電波を発する物や設備の近くでは正
しく作動しないことがあります。
キーを紛失したときや,新しいキーを作
りたいときは,三菱自動車販売会社にご
相談ください。除く,キーレスオペレー
ションシステム付き車は,同じ車両で最
大 8 本までキーを登録できます。また,
キーレスオペレーションシステム付き車
は,キーレスオペレーションキーを最大
4 個まで登録できます。このとき残りの
すべてのキーとお車を三菱自動車販売会
社へお持ちください。
(盗難防止装置)
J00400200389
エンジンイモビライザー(盗難防止装置)
は,車両盗難防止のため,あらかじめ登
各部の開閉 3-3