
ユーザーズ・マニュアル

日本語
. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 1
はじめに
. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 1
製品パッケージ内容
の使用方法
Sputnik
推奨事項
Sputnik
ワールドクラスの真空管マイクロフォンを支える哲学
名前の由来について
最後に
製品保証
付録
. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 2
の特徴
. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 6
. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 6
技術仕 様
–
. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 1
. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 1
. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 3
. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 5
. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 6
. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 7

はじめに
M-AudioのSputnik
管大口径ダイアフラム・コンデンサー・マイクロフォンをお
買い上げ頂きまして誠に有り難うございます。世界中のスタ
ジオ・アーティストは、透明度の高い正確な音調の音響特
性を得るために
す。
M-AudioのSputnik
サウンドを要求する用途に、最高のソリューションとして評
価を更に高めるものです。最高の音響水準に従い設計され
た
Sputnik
は、長 年にわたる設 計と開 発の頂 点を象徴しま
Sp utn ik
す。クラシックな真空管デザインに基づき最新設備 の工場
で厳格な基 準に従い 製造され たマルチパターン両面大口
径スタジオ・コンデンサー・マイクロフォンは、
や
U47
AKG C12
ンに見られる豊かでクラシックなサウンドを提供し、これ
ら
つの伝統的なマイクロフォンの間で橋渡し的な役割を
2
します。
軍用グレードの真空管に超高感度金蒸着ダイアフラム、真
鍮構造、選択可能な指向特性を組み合わせた
ボーカルや楽 器 等あらゆる物 の収 音に 理想的 で、特 にそ
の素 晴らしいサウンドが注目の 的となる場合に威 力を 発
揮します。ゼロから設計を始め、ロサンゼルスのトップ・レ
コーディング・エンジニアやプロデューサーと共同 開発し
た
Sputnik
はずです。
の用途にも最適な最も多目的でナチュラルなサウンドのマ
イクロフォン・ソリューションです。
(スプートニク)マルチ・パターン真空
のマイクロフォンに依存していま
M-Audio
は、最も滑らかなワールドクラスの
は、最も厳しいプロのニーズに応えます。
Neumann
等の希少 価値の高い高価なマイクロフォ
は、
Sputnik
は、瞬く間にレコーディング業界で有名になる
は、プロフェッショナルにもハイエンド
Sputnik
製品パッケージ内容
のパッケージには以下の製品が含まれています:
Sputnik
<
Sputnik
<
電源アダプタ
<
ピンケーブル
7
<
アース付き
<
カスタムのフライトケース
<
ショック・マウント
<
ソフトクロスの専用バッグ
<
本ユーザーガイド
電源ケーブル
IEC
Sputnik
の使用方法
標準的な操作
マイクロフォンの 使 用経 験の 有無に関わらず、
初めてご使用になる前に以下の説明をよくお読みになり適
切な設定を行って下さい。
ご使用になる前に
日本国内で販 売されている
100V~50/6 0Hz
います。電源アダプタの底部には、
されています。マイクロフォンをご使用になる前に、電源ア
ダプタの底部のラベルを確認し、ご使用の地域で使用でき
る電圧設 定であることを確認して下さい(お買い求めの国
でご使用になる場合は問題ありません)。
のメイン電圧が異なる地域でご使用になる必要がある
AC
場合には、別 途高品位な昇圧器または 降圧器をご 利用 頂
くことをお勧めします(その 他の方法として電源アダプタ
の内部回 路を変更する方法もありますが、この場合には製
品保証が無 効になりますのでご注 意下さい)。しかしなが
ら、電気剃刀等に使用される安価な変圧器は不向きです。
安価な変圧器を 使用した場合は、出力電圧の 波形が台 形
波(サイン波が適 切)になるため、ノイズが発生しマイクを
損傷することがありますのでご注意下さい。
メインのヒューズは、お客様でお取り替えして頂くことがで
きます。取り替える必要があれば、電源アダプタの底部の
表に従い適切な定格電流のヒューズをお選び下さい。
電源アダプタに適切な電圧が供給される設定であることを
確認し、
Sputnik
1) Sputnik
認します(可能であればコンセントから接続を外して
おきます)。
2) Sputnik
背面にある端子(メス)に接続します(接続 するオス
の端子のインデントを上にして差し込むと
が正確に収まります)。
3) Sput nik
スタンドにしっかりねじ込んで固定します。ショックマ
ウントの底部のマウンティング・リングにスクリューが
切られているため、
ことができます。
をご使用になることをお勧めします。ショックマウン
トは、安定性が高い安全な構造を提 供し床からマイク
スタンドに伝わる振動を大きく軽減します。
ピン・ケーブルのもう一方の端子(メス)を
4) 7
底部に差し込みます。端子(メス)のクリップをマイク
の前面の溝に合わせて挿入するとピンが正確に収まり
ます(マイクロフォンの前面には
されています)。
...
で動 作するようファクトリー設定されて
の接続を始めます。
の電源アダプタの電源がオフであることを確
に付属する7ピン・ケーブルを電源アダプタの
に付属するショックマウントを頑丈なマイク
Sp utnik
AC
の底部に回して固定する
Sputnik
には、必ずショックマウント
Sputnik
Sputnik
Sputnik
の電 源アダプタは、
のメイン電圧が表 示
つのピン
7
Sputnik
のロゴが刻印
を
日本語
の
ユーザーズ・マニュアル
- 1

別売のバランス
5)
アダプタとマイク・プリアンプを接続します。この場合
には、高品位のケーブルをご使用になることをお勧め
します。一 般に、ケーブルが短いほど適切です(注意:
の電源アダプタは、
Sputnik
るため、マイク・プリアンプに装備されている
ファンタム電源を使用してはいけません)。
6) Sputnik
7)
8)
9) Sputnik
10)
11) Sputnik
に付属するアース付きのAC電源ケーブルをコ
ンセントに差し込みます。
電源アダプタの電源 スイッチをオンにします。赤 い電
源
が点滅 するまでに15秒ほどか かりますが、録
LED
音を始める前に
し操作 可能な状態になるために)として、数分待つの
が理想的です。(真空管の 寿命を長くするために、回
路がゆっくり暖まるよう設計してあります。)
マイク・プリアンプの電源を入れます。
の本体のスイッチを使用して、録音の設定に
従い指向性と減衰レベルを設定します。
マイク・プリアンプのゲイン・レベル、位相等を適切に
調節します。
の使用を終了するには、まずマイク・プリアン
プの電源をオフにしてから
オフにし、赤い
外します。
マイクロフォン・ケーブルで電源
XLR
へ電源を 供給す
Sputnik
自体の準備期間(電圧が安定
Sputnik
の電源アダプタを
Spu tnik
が完全に消灯してからケーブルを
LED
推奨事項
プリアンプ:
1)
最高の結果を得るためには、最高のマイク・プリアンプ
をご使用下さい。分かりきったことのようですが、トッ
プクオリティのマイクロフォンに多額を費やしても、マイ
ク・プリアンプへは充分な投資をしていないアーティス
トを見かけることがあります。実際、
収録したサウンドを鮮明
が、マイク・プリアンプが多少なりともサウンドに影響
を与えるので、ベネフィットもある程 度失われます。
市場 には良いマイク・プリアンプが多く出回っていま
すが、
M-Audio
しい結果 が得られる
等のマイク・プリアンプを推奨します。これらの
DMP3
マイク・プリアンプは、全て大変にニュートラルなサウ
ンドを出力する機 器で、音質やダイナミクスを変える
ことなく、マイク・シグナルを増幅しオーディオ・シグ
ナルのデプスやエネルギーに悪い効果を与えることが
ありません(前述の通り、
イク・プリアンプの
します。
Sputnik
を行います)。
/
ではどんなマイクロフォンでも素晴ら
M-AudioのTampa、Oct ane
ファンタム電源機能はオフに
+48V
に付属する電源アダプタがこの役目
Sputnik
忠実に 再現して出力します
を使用する場合、マ
Sputnk
+48V
自体は、
の
、
ポップ・フィルタ:
2)
ボーカルの録音には、必ず「ポップ・フィルタ」をご使
用になることをお勧めします。ポップ・フィルタは、マ
イクロフォンとシンガーの間に設置し透き通ったメッ
シュまたはメタルのグリルです。これにより、ダイアフ
ラムを刺激するエネルギーの短い破 裂からカプセル
の過渡的なディストーションを引き起こす破裂音(
等の子音)をフィルタします。またポップ・フィル
t、b
タは、湿気からカプセルを保護しボーカルの唾等がマ
イクに入るのを防ぎます(湿気の 蓄積は、カプセルの
寿命が短くなる恐れがあります)。
保管:
3)
マイクロフォンをご使 用にならない時は、付属のカス
タム・フライトケースに収 納して保 存して下さい。ま
た、マイクロフォンをマイクスタンドにマウントしたま
まにする必要がある場合には、フライトケースに同梱
されたソフトクロスのバッグをマイクロフォンにかぶせ
ておくことで、ほこりや煤塵 等から保 護しカプセルが
徐々に汚れてしまわないようにできます。これにより、
の寿命を延ばすことができます。
Sputnik
温度、湿度、その他の環 境条件:
4)
Sputnik
は宇宙でも動作するかもしれません。しかし
ながら、地 球上で使用するよう最適化されています。
できるだけ
性がよく乾燥している場所)環境で保 存し、水気にさ
らしてはいけません。つまり、
用には向きません。誤ってもプール 等に落とさないよ
うお気を付け下さい。
と電源アダプタは安定した(通気
Sputnik
Sputnik
は野 外での使
、
p
2 -
ユーザーズ・マニュアル

Sputnik
2500
5000
10000
15000
2500
5000
10000
15000
の特徴
カプセル
のカスタム・両面カプセルは 、
Sputnik
で感度と透明なサウンドの特 徴に第一に貢献 する要素で
す。カプセルは 、
1.18 x 10-4
の丸いマイラー・ダイアフラム
フラムは外 周にしっかりと固定され 、厳 密に規 定された
張力の仕 様に準拠し、音 波 が影 響を与えると中心が 敏感
に( かつ、正確 な減衰 を伴い)振動します。ダイアフラム
の後ろには 、正 確に
な真 鍮 から 機械加工した バックプレ ートがあり、精 巧に
設計 された穴の 配置 により複数の指 向性 パターンに渡っ
て滑らかな周波数特性を実現します。各ダイアフラムは、
金のレイヤーを含み高度な蒸着 技術によりマイラーの
24
表面に均一に行き渡っています。これら全ては、最先 端の
工場でコンピュータ制御の 製造工 程を 経て達 成され 、卓
越した品質の一貫性を 保証します。
カーディオイド(単一 指向性 )
オムニ(無指向性)
フィギュア8(双指向 性)
M- Au di o
インチ)の厚さになるよう製造した1インチ
が正確に3ミクロン(または 、
基で構成されます。ダイア
2
ミクロンの間隔を置いてソリッド
47
Sputnik
の心臓部
複数の指向性から選択
多様性を最大にするために、
計で(デュアル・ダイアフラム、背中合わせのデュアル・バッ
クプレート)カーディオイド、オムニ、フィギュア
ンから自在に選択できます。
カーディオイド(単一指向 性 ):これ は、最も広く使われ
ているパターンで、マイクが主に前 面から収音を行うので
単一指向性とみなされます。バックプレートの穴のパター
ンは、サウンドによってはカプセルの前面から背面 へと周
到にリークするので、背 面のピックアップ・レスポンスに
おいて正確 な「ヌル」を得られます。これは、ルーム・リフ
レクション(または、周辺の不要なサウンド)の侵害を最
小化しサウンドを孤立 させることが できるので人 気の あ
るパターンです。重要なポイントとして、このパターンでは
がわず かな 近接効 果 を発揮 することです。これ
Sp utnik
は、収音するサウンドがマイクロフォンに近付くにつれ(例
えば、カプセルから
が起こります(この特徴は、単一指向性のほとんど全てのマ
イクに見られる現象ですが、シンガーやアーティストの多く
が自分の持つ声よりも「太く」て「深い」サウンドを得たい
時に有効に活用されています)。
インチ以内)中低 域周波数でブースト
2
オムニ( 無 指向性 ):このパターンを
使用すると全ての方向のサウンドを均
等に拾います。これは、サウンドのソー
スと同時にル ーム・アンビエンスも録
音する場合に最適です。
つのカーディオイド・パターン(各面
2
つずつ)を収 録で きるよう両 面ダイ
1
アフラムのデザインを採 用し、それら
を注 意 深く設 定さ れた 位 相とレベル
の組み合わ せで電 気 的に合計し、滑
らかで均等なレスポンスを全ての方向
にクリエイトします。この指向性では、
近接効果は発揮されません。
フィギュア
では、サウンドを双方 向で収音するこ
とができ、各面から
のサウンドに対し強く拒絶します。この
パターンは、近接効果を発揮しません
が全体的に均等な周波数特性が得られ
ます。このパターンは、
が互いに向き合って歌う場合に最 適で
す。軸外のサウンドの強い拒絶(おおよ
そ
40dB
れぞれのドラムやシンバルを分 離する
場合のマイキングに有効な手段になり
ます。更に、左右の釣り合いが非常に良
いため、ステレオ・イメージを大変正確
に収録できるテクニックであるミッドサ
イド(
M/S
るのにも最適です。
のカプセルは両面設
Sputnik
(双指向性):このパターン
8
度の方向(左右)
90
の減衰)は、ドラムセットのそ
)のレコーディングに使用す
のパター
8
Spu tnik
人のシンガー
2
は、
日本語
ユーザーズ・マニュアル
- 3

アテニュエーション(減衰)とフィルタ・コントロール
には、切換え可能な
Sp utnik
パッドが装 備 されており、収 音 するサウンドが大き 過ぎ
てオーディオ・シグナル・チェーンをオーバ ードライブし
てしまうような場合 に有 効です。
また、
80-Hz 2nd
ルタ(
12dB/
騒音 から来る低周波の 轟音 や演奏している人 が足でリズ
ムを取った場合に、マイクスタンド を通して伝わる 振動等
の不要な音をフィルタすることができます。しかしながら、
より低い サウンドソースに貴重な 情報が含ま れる
80H z
場合 があるので、この機能 は十分 に注 意して使用する必
要があります。また、シグナル・パ スに 導入する回 路が少
ないほど、出力シグナルはよりクリーンになることを覚え
ておいて下さい。つまり、ハイパス・フィルタを切り換える
のは問題解決の最後 の手段とすべきです。多くの用途で、
のショックマウントは低周波の振動から来るノイ
Sputnik
ズを上手く軽減します。
オーダーのハイパス・ロールオフ・フィ
オクターブ)が 装備され 、スタジオ外の交通
のアテニュエーション
10dB
真空管アンプリファイヤ
カプセルに加えて
ロフォンのビンテージサウンドにおける重要な要素です。カ
プセルからオーディオ・シグナルを拾い、マイクロフォン・ケー
ブルから適切なマイク・プリアンプに送信されるよう調整し
ます。主材料は、厳選された低電流、軍用グレード
真空管で、小型の五極電子管が三極管として接続されていま
す。このアンプの回路について注目すべき点は、ハーバード大
学とアメリカ物理学会による熱電子の研究に基づく、全ディ
スクリートのトランスコンダクタンス・デザインを採用してい
ることです。アンプには、従来の三極管回路が使用されゲイ
ン周波数帯域を増幅し寄生容量(ミラー効果)を削除し、シ
ステムに広範囲の周波数レスポンスを与えます。マイクが負荷
条件に非常に耐え得るようにする高出力インピーダンスが発
生するため、マイクロフォンにとってこの回路には多くの利点
があります(
メガ・オームの単位でプレート抵抗に支配され、完全な電流
ソースのように作用します)。
また、
Sputnik
管のトポロジーは前述の真空管と
ンモード
使用することです。
トップの上にあるので、アンプは各機器の最良の 特性を有
効に利 用します。電圧に関して言えば、真空 管は実際全て
の重労働をこなしているため、全体の回路のヘッドルーム
が最大になり、周波数帯域 が最 大限に幅広くなります。ま
た、
JFET
ト(マイクロフォニックノイズ、ハム・ノイズ、クラックル等)
が確実に出ないようにします(厳 選された検査済みで、最
高のパフォーマンスを約束するため
みの超小型軍用グレード真空管という事実は、不 要なアー
チファクトを最小にします)。
SputnikのClass-A
の三極管回路の出力インピーダンスは、
Sputnik
のヘッドアンプについて注目すべき点は、三極
JFET(Junction Field Effect Transistor
真空管は、(陰極の
6205M
の偏向により、チューブからの不快なアーチファク
ヘッドアンプは、マイク
6205M
チャンネルディプリーショ
N
1
)の両方を
があり)
JFET
週間の耐用テスト済
アンプ出力は、
ニッケルコア出力変圧器 へ送 信しま す。変 圧器の 相 対浸
透性(μ
r
ミック・レンジをもたらし、心地よい
ダンスを提 供します。
本質的に
ルを提供しカプセルから出る高速の上昇
ナルにも素早く反応することができます(これにより過渡
電流の問題をなくします)。アンプは、全くリニアで高電圧
操作であるため余裕のある過負荷特性と広範なダイナミッ
ク・レンジを実現します。標準的なトランジスタのアンプリ
ファイヤや市場に出回る
の効果を得ることができません。
干渉を除去する防磁型カスタム巻装 の
RF
)は、
の低歪曲特性と注目すべきダイナ
Sputnik
200
の真空管回路は、超円滑な調和ディテイ
Sputnik
真空管構造では、これら
Class-A
Ωの出力インピー
下降時 間のシグ
/
電源アダプタ
の電 源アダプタは、高度な回路 を搭載 するため
Sp utn ik
とオーディオ・シグナル・パスに最 適のパフォーマ
Sputnik
ンスを提供します。電源アダプタは、カプセルのダイアフラ
ムとバックプレートにより形成される平 行板コンデンサを
チャージします。また、ヘッドアンプに必要な電圧を供給
します。真 空管の陰極をまず始めに暖めながらゆっくり始
動し次に陽極(プレート)の電圧を上げます。電源アダプタ
の
インジケータがゆっくり点灯するのはこのためで、
LED
Sputnikは15
の
更に、電源アダプタには自動負荷感知回路が搭載されてい
るため、様々な転 送ラインインピーダンスを補填しケーブ
ルは
秒間かけて「使用可能」な状態になります。
フィートの長さまでを使用できます。
200
ショックマウント
のカプセルは、内部ラバー・マウントですが物 理
Sput ni k
的な衝 撃や乱 用から注意 深く保護する必 要があります。
は、常に頑 丈なマイクスタンドに同梱のショックマ
Sputnik
ントを装備してご使用下さい。ショックマウントは、使い勝
手が良くマイクロフォンを中に収め安定性の高い 構造で、
オーディオ・パスに変換するレコーディング設定 から来る
不要な低周波の振動を大幅に軽減します。
ソリッドな真鍮構造
頑丈な真鍮から機械加工された
は、ガラス玉吹き付け、ニッケル塗装、手磨きです。カプセ
ルの保護グリルには、
帯びているため実 質的にエッジ回折がなく、優れた軸外レ
スポンスを提供します。
以上の開口部があり縁は丸みを
90%
Sputnik
の非共振のボディ
高水準の許容誤差によりセットで使用可能
プロのレコーディング技術には、同等 の周 波 数と指 向性
特性を持つ
す。
±
1dB
テレオ録音時にマッチング・セットとして理想 的に使 用す
ることができます。
本の マイクが要求 され る場合 が 多くありま
2
は、全周波 数帯域に渡り高水準の許容誤差が
Sputnik
で製造されています。つまり2本以上の
Sputnik
をス
4 -
ユーザーズ・マニュアル

フライトケースとマイクロフォン・バッグ
には、移動と保存に便利なシルバーのクールなフ
Spu tnik
ライトケースが付属します。ケースには、ケーブル、電源アダ
プタ、ショックマウント、マイクロフォン本体を収納します。
更に、フライトケースにはソフトクロスの保護バッグが入っ
ています。
合には、このクロスをマイクロフォンにかけてごみやほこり
から防ぎます。
をマイクスタンドに固定し使用しない場
Sputnik
ワールドクラスの真空管マイクロフォ
ンを支える哲学
どんなマイクロフォンでもその目的 は生のサウンドを収音
することです。マイクロフォンは、音源のアコースティック・
エネルギーを正確な電気的等価(これは録音ができます)
に変換することによりサウンドを収音します。この変 換の
正確さは、スタジオ・マイクロフォンの品 質を 決定するた
めに使用する重要な基準です。究極 的に、この正確さを判
断するために使用する最 適のツールは自分自身 の耳から
脳へのメカニズムです。そこで
スのトップ・レコーディング・スタジオで我々が 懇意にして
いるスタジオ・エンジニア達と、人間の声やその 他のイン
ストゥルメントをレコーディングし聞き返 すことに膨大な
時間を費やし、入 力から出力まで 最高のレベ ルの可聴精
密度をもたらすデザインを開発し 改良しました(勿論、こ
れは詳細な測定と技 術データの収 集という
準の実験に基づいた方法に加えてのことです)。
真空管ヘッドアンプ回路を使用するという我々の決断は、
求めていた正確で 滑らかなレスポンスを達成することにお
いて不可欠な役 割を果たしました。しかし、中にはトラン
ジスタ・ベースの集 積回路の機 器よりも真空管を採 用した
のはどうしてかと考える人もいます。社会通 念で は、真 空
管はサウンドに独特の方法で色付けすることでオーディオ
のシグナル・パスを必 然的に「暖 める」と理 解されていま
す。この色付けは、マイクロフォンにおいて変換されたシグ
ナルの精 密度を損なうのではないでしょうか
ば、アコースティックサウンド をできるだけ忠 実に正確に
捕らえたいのに、どうして真空管を使用するのでしょうか
このような考え方は、殆どの人が一 般的に使われるギター
アンプの真空管に関連付けることに基づいています。実際
に、ギターアンプを再検討 すると、真空管回路はギター・
ノートのサスティーンを「太らせる」ことによりサウンドを
変える働きをします。しかし、適切に設計された真空管 回
路は 、絶 対的にクリーンで透明な 音色を維持 する目的を
持つコンデンサ・マイクロフォンのためのトランジスタ・デ
ザイン(たとえ
く優れています。
ベースのデザインでも)よりも紛れもな
FET
M-Audio
では、ロサンゼル
の標
M-Audio
言い換えれ
?
一つの利点は、真空管の極端に高い入力インピーダンスが
マイクロフォンのカプセルの出力を大幅に少なくすること
はありません。また、機 器の固有の物理的な特 徴と、回路
の接続形態と各タイプの機器に使われるコンポーネントに
おいて重要な違いがあります。リニアの真空管は 、二極 管
トランジスタや
があり、ディストーションの結果は主としてより下位になる
ため、結果としてより「音楽的」なサウンドに聞こえます。
真空管のクリッピング特性は、実際にトランジスタのクリッ
ピング特性に比べてほとんどソフトではありませんが、適切
なソリッドステートの動作に達するために必要な負のフィー
ドバック・ネットワークは、クリッピングを適応させる傾向
にあるため、より高い奇数の倍音のハーモニクスを生みま
す。ほとんどのソリッドステートの設計では、実際にいっそ
う悪い過負荷パフォーマンスを提供し 、クリッピングやス
ルー・レートがフィードバック・ループ内で制限するため過
渡電流のインターモジュレーション(
ンを引き起こす原因になります。ディスクリート回路または
オペアンプでトランジスタに過負荷がかかると、主要なディ
ストーション生成分は
になります。これらのハーモニクスは、基本的には心地よい
音ではなく多くのミュージシャンがストップやカバードと読
んでいる音を生成します。一方真空管では 、主要なディス
トーションの生成分が
倍音と
次倍音はより小さい振幅で出現します。音楽的に
6
は
次倍音のハーモニクスが基音の1オクターブ上でほとん
2
ど聞き取れませんが、サウンドにボディを加え豊かな音に
します。もう
ているような、合唱的なサウンドになります。)真空管は、
ほとんどまたは全くフィードバックがない極めてリニアにな
りがちなので、酷使してもディストーションは現れません。
言い換えれば、真空管のソフトクリッピングはマイクロフォ
ンの外見上のダイナミック・レンジを増加させ、ヴォーカル
のボイスが非常にラウドになるか非常にソフトになる場合
のレコーディングには特に有効です。
マイクロフォンの精密度の問題に戻ります。
管の真空管回路(「
しい真空管の特徴を利用し、同等のトランジスタ・マイクロ
フォンよりもサウンドをより忠実かつ写実的にレコーディン
グすることができます。真空管回路のより高いダイナミック・
?
レンジ(より高い操作電圧による)、優れた許容誤差、余裕
のある過負荷特性、広範な周波数特性(ゲイン周波 数帯域
の増幅による)の全てがワールドクラスのスタジオ・マイクロ
フォンに理想的な要素です。これがクラシックでクリーンな
サウンドのレコーディングでよく耳にするサウンドです。これ
が
Sputnik
よりも全体的 に低いディストーション
FET
)ディストーショ
TIM
次倍音または5次倍音のハーモニクス
3
次倍音のハーモニクスの場合、4次
2
つのより高い偶数倍音のハーモニクスは歌っ
1
M-Audio
の特徴」参照)は、これらの望ま
Sputnik
により得られます。
日本語
の三極
ユーザーズ・マニュアル
- 5

名前の由来について
マイクロフォンに「
るかもしれませんが、我々は妙な事に適 切だと思ったので
す。ご存知かも知れませんが、
宙飛行の
Sputnik
月に打ち上げられこれは世界で初めての人工衛星
1957年10
でした。最初の
もたらし、その効果の中には、アメリカ政府高官を動かし科
学研究費や教育費における公共支出の増加につながりまし
た。偶然ではなく
マー製品においてトランジスタ・ベースの新技術に移行し始
めた時期でもありました(
者的な努力のおかげによるところもあります)。
星の打ち上げは、効果的にも真空管の人気が衰える前の頂
点と同時に起こりました。言い換えれば、
ロフォンの名前は、その中心となるテクノロジーが頂点を見
た時代への遠回しの間接的な表現なのです。
しかしながら冷戦 時代に
なくターニングポイントが起こりました。世界大国が疑わし
い駆け引きや経済 テロ、威 嚇、プロパガンダ、暗殺、代 理
戦争等を次々と展開しました。手短に言うと、
グラムは公の秩序における世界的な戦 略地政学的なシフ
トの時代の先駆けとなりました。言うまでもなくそれは好
ましいものではありませんでした。我々は、
ラムを切っ掛けにいずれの世界大国によってもエスカレー
トした冷戦 時代の不 正操 作を 承認するものではないこと
を明らかにしておきます。単 純に名前が気に入ったので使
用しただけのことです。
冷戦 時代のイメージはさておき、現 在ではほとんどの高
[
品位な真空管がロシア製です。対照的に
アンプに使用されている
M- Audio
に
(ラジオ)の用途に使用されるために元来
RF
Philips
Sputnik
で使 用している真 空管は、アメリカ 合衆 国軍 用
により製造されました。
」と言う名称は、不思議に聞こえ
Sputnik
年代に旧ソ連が無人宇
プログラムを開始しました。
1950
1950
Sputnik 1
衛星の成功は好ましい長期効果を
年代の後半には、真空管がコンシュー
BelL Labs
のエンジニア達の先駆
M-Audio
プログラムには、間違い
Sputnik
Sputnik
Spu tnik
真空管はアメリカ製です。
6205M
]
Sputnik
のマイク
Sputnik
のヘッド
Raython
は、
プロ
プログ
最後に
は、最も正確で忠実なサウンドを要求するお客
M-Audio
様のためにスタジオ・マイクロフォンの開発に専念していま
す。適切に設計されたマイクロフォンは、透明感がありきめ
細かなサウンドで、補正 するためのポストプロセシングを
殆どまたは全く必 要のないレコーディングを生み出し、こ
れにより仕事がやりやすくなり楽しくなります。市場に流通
する様々なマイクロフォンと
が飛び抜けて優 秀なマイクロフォンであることが
Sputnik
お分かり頂けるはずです。
を比べてみて下さい。
Sputnik
製品保証
保証規定
エムオーディオでは安 全上のご注意に基づ いて適切 に使
用されている場合に限り、本製品をお買い上げいただいた
日より一年間は保証期間となり修理は無償で行います。し
かしながら、不適切な使用方法による破損の場合、ご購入
者が所有していない場合、エムオーディオでのユーザー登
録がお済みでない場合などは保証の対象となりません。但
し、電源アダプタやケーブルなどの 付属品 は、適 切な使用
の結果不具合が生じた場合でも保証 対象には含まれませ
ん(初 期不良の場合は除く)。お使いの製品に対応する保
証規定は
衛
www.m-audio.com/warranty
エムオーディオへ製 品を送 付する場合には、事前にエム
オーディオのRA(
する必 要があります。製品の
ムオーディオへご連絡頂 ければ、エムオーディオのカスタ
マーサービスが 症状などをお伺 いしエムオーディオへ 製
品の送付 が必要と判断した場合に
頂きます。製品の
理由を書面 に記 述し、製 品を 保護する安 全な梱包を施し
た上、外装 パッケージに
送付 下さい。製品の 修 理には発送 時の 送料、返 却時の送
料と発 生し得 る手 数 料はご購 入者 の負 担となります(初
期不良の場 合は除く)。
Return Auth or iz ation
RA
番号を取 得後、具体的な症状や送付
RA
番号を明 記し
RA
ユーザー登録
エムオーディオへ お問 い合わ せ頂く場 合には、エ ムオー
ディオでのユーザー 登録を完了しなければ製品保 証や 技
術的なサポートを受けることができません。ユーザー登録
を行うには 、次の
方法でユーザー登録を行って下さい。
)コンピュータで(一 般的な
1.
ディオ
と
Web
オンラインユーザー登録ページ
register/
)携 帯電 話 でエムオー ディオ
2.
できる方:エムオーディオ
ーザー 登録 ページ
て、必 要事項を入力して送信して下さい。
(注意:ユーザー登録完了の御案内は行っ
ておりませんのでご了承下さい。)
つの方 法があります。環境に合わせた
2
サイトへアクセスできる方:エムオーディオ
にて、必要 事項を入力して送信して下さい。
モバイルサイトのオンラインユ
ht tp: //web .m- au di o.jp/mobile/
でご覧下さい。
番号を取得するには、エ
番号を発 行させて
RA
M- Audio
ブラウザ)エム オー
Web
http://web.m-audio.jp/
サイトへアクセス
Web
)番号を取得
まで
に
6 -
ユーザーズ・マニュアル

付録
技術仕様
–
タイプ
カプセル
トランスコンダクタンス・アンプリファイヤ
周波数特性
感度
最大
等価ノイズレベル
出力インピーダンス
推奨ロードインピーダンス
コネクタ
アテニュエーションとロールオフ
指向特性
サイズ/重量
*
警告:本製品には鉛を含む化 学物質が含まれます。癌や出生異常、その他生殖への危害の原因となる物質として米国カリ
フォルニア州で知られています。
© 2006 Avid Technology, Inc.
SputnikはAvid Technology, Inc.
は登録商標です。
歪み率
SPL(
上記の仕様は予告無く変更になることがあります。
)
0.5%
ご使用の後には手を洗って下さい。
製品特徴、仕様、システム必要条件は予告無く変更する場合があります。
の商標または登録商標です。その他、記載されている品名及び会社名は、各社の商標また
大口径マルチパターン真空管コンデンサー
金蒸着、両面マイラー・ダイアフラム(厚み
軍用グレード
五極管真空管(三極管真空管として接続)
6205M
20Hz – 20kHz ±1dB
10dB
)
パッドで
)
142dB
)
30mV/Pa(-30.5dBV
(または
132dB
18dB(A-weighted
200Ω, transformer isolated
Ω
> 1k
マイク出力から電源アダプタへは
は
オス)
3ピン(
切換式
カーディオイド、オムニ、フィギュア
パッド:切換式
10dB
XLR
7ピン(
80-Hz 2nd-order(12dB/
8
21cm x 7.6cm x 5.1cm:726g
ミクロン)、直径1インチ
3
オス)
、電源アダプタに
XLR
オクターブ)ロールオフ
Avid、M-Audio
、
日本語
Sputnik
Tested to comply with
FCC standards
FOR HOME OR STUDIO USE
ユーザーズ・マニュアル
- 7

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