Advanced Guide
上級編マニュアル
MK-425C
MK-449C
MK-461C
www evolution.co.uk
EVOLUTION
M-AUDIO
J A P A N
Evolution MK-425C/MK-449C/MK-461C
上級編マニュアル
上級編マニュアルについて
MK-425C/449C/461C
制作されています(初級編マニュアルは、キーボードのパッケージ内に印刷物として同梱されています)。
初級編マニュアルをお持ちでない場合は、
初級編マニュアルをお読みになって、キーボードの基本的操作についてはご理解頂いたものと仮定し、本書
では一歩進んだ機能について説明します。
はじめに、本書で使用する用語について解説します。
上級編マニュアルは、初級編マニュアルの内容を十分にご理解頂いたものと仮定して
Evolution
ディーラーまでご連絡下さい。
用語
編集モード:
編集モードとは、ファンクションキーを押してからパラメータの値を変更/設定するまでの間のことを指し
ています。パラメータの値の変更には、数値キーを使用します。プログラムチェンジとバンクチェンジを除
き、編集モード中は
変更可能なパラメータが点滅しています。3秒以内に数値を入力し、別のコントローラを動かすと、入力し
た番号のパラメータをそのコントローラで編集することができるようになります。
デフォルトモード:
デフォルトモードとは、その直前の3秒間にファンクションキーを押さなかった場合の状態を指しています。
デフォルトモード中は、
の数値は、最後に選択したコントローラの番号を表しています。また、3桁の数値は、現在アサインされて
いる
MIDI CC
MK-425C/449C/461C
LCD
画面にコントローラのシンボルと、2桁の数値が表示されています。この2桁
ナンバーを表しています。
からデータが送出されることはありません。また、
LCD
画面では
- 2 -
MK-425C/449C/461C
プログラミングと編集
Evolution MK-425C/MK-449C/MK-461C
- 5 -
Evolution MK-425C/MK-449C/MK-461C
上級編マニュアル
上級編マニュアル
プログラミングオプション
MK-425C/449C/461C
シブメッセージを送出することができます。また、コントローラに個々の
のコントローラを使用して、
MIDI CCやRPN/NRPN、GM 1,2
MIDI
のシステムエクスクルー
チャネルをアサインするこ
とも可能です。
MIDI CC
ナンバーは標準的な
標準
MIDI
コントローラナンバー(1〜
どのリアルタイムコントローラでも
は、フェーダやロータリーコントローラとは少し違った機能を持っています(フェーダは
以下の2つの表では、フェーダやコントローラ、アサイナブルボタンにプログラムすることのできる
メッセージを記載しています。この段階で
MIDI
仕様の一部で、リアルタイムにパラメータを変化させるのに使用します。
131
)の全リストについては、
MIDI CC
にアサインすることができますが、10個のアサイナブルボタン
P.26
の「付録E」を参照して下さい。
MK-449C/461C
MIDI
メッセージについて学習しておけば、以降の説明やプログ
のみ)。
MIDI
ラム例での理解も早くなります。
フェーダ/コントローラと、アサイナブルボタンでは、プログラム方法が異なりますので注意して下さい。
Fader & Controllers
ASSIGN Description Data Lsb
(
Press Twice
0-119 Standard MIDI CC`s - -
120-127 Channel Mode Messages - -
128 Pitch Bend Sensitivity - -
129 Channel Fine Tune - -
130 Channel Coarse Tune - -
131 Channel Pressure - -
132 RPN coarse RPN LSB RPN MSB
133 RPN ne RPN LSB RPN MSB
134 NRPN coarse NRPN LSB NRPN MSB
135 NRPN ne NRPN LSB NRPN MSB
136 Master Volume GM* Volume LSB Volume MSB
137 Master Pan* Pan LSB Pan MSB
138 Master Coarse Tune* Tuning LSB Tuning MSB
139 Master Fine Tune* Tuning LSB Tuning MSB
140 Chorus Mod rate** Mod rate -
141 Chorus Mod Depth** Mod depth -
142 Feedback** Feedback level -
143 Send to Reverb** Reverb send level -
144 Pitch Bend Pitch shift LSB -
255 Controller OFF**** - -
)
Data Msb
(
Press Twice
)
* GM
** GM2
*** MMC
****
システムエクスクルーシブメッセージ(詳細は
システムエクスクルーシブメッセージ
システムエクスクルーシブメッセージ(詳細は
この値は、数値キーで入力することはできません。“
設定して下さい。
- 4 -
P.12〜P.13
P7.とP.13
144
を参照)
を参照)
” と入力した後に+キーを使用して、この値を
Evolution MK-425C/MK-449C/MK-461C
上級編マニュアル
Assignable MIDI Buttons
ASSIGN Description Program
(
Press Twice
0-119 Standard MIDI CC`s - Toggle Value 2 Toggle Value 1
120-127 Channel Mode Messages - Toggle Value 2 Toggle Value 1
128 Pitch Bend Sensitivity - Sensitivity value -
129 Channel Fine Tune - Tuning amount -
130 Channel Coarse Tune - Tuning amount -
131 Channel Pressure - Pressure amount -
132 RPN coarse Value RPN LSB RPN MSB
133 RPN ne Value RPN LSB RPN MSB
134 NRPN coarse Value NRPN LSB NRPN MSB
135 NRPN ne Value NRPN LSB NRPN MSB
136 Master Volume GM* - Volume LSB Volume MSB
137 Master Pan* - Pan LSB Pan MSB
138 Master Coarse Tune* - Tuning LSB Tuning MSB
139 Master Fine Tune* - Tuning LSB Tuning MSB
140 Chorus Mod rate** - Mod rate -
141 Chorus Mod Depth** - Mod depth -
142 Feedback** - Feedback level -
143 Send to Reverb** - Reverb send level -
144 Pitch Bend - Pitch shift LSB Pitch shift MSB
145 Controller OFF**** Program Bank LSB Bank MSB
146 MIDI CC MIDI CC Button release value Button press value
147 Note(on/off
148 Note(on/off
149 MMC Command*** - Command select -
150 Reverb type** - Type -
151 Rever time** - Time -
152 Chorus type** - Type -
255 Controller Off**** - - -
)
)
Note Velocity off Velocity on
Note Velocity off Velocity on
)
Bank LSB
(
Press Twice
Data Msb
)
(
Press Twice
)
編集で使用するコントローラの選択
MK-425C/449C/461C
があります。選択には、以下の2つの方法があります。
1.
ファンクションキー “
示されます。
シンボルが点滅し、そのコントローラの設定が変更可能であることを表しています。“C” のあと(フェー
ダの場合は “F” のあと)に続く3桁の数値は、現在選択されているコントローラの番号を表しています。
2.
数値キーまたは
または、
フェーダ/コントローラを操作します。
フェーダやコントローラを操作すると、そのフェーダ/コントローラが選択され、編集が行えるように
なります。
10
個の数値キーについては、そのいずれのボタンを押しても編集で使用するために選択することはできま
せん。編集モード中、数値キーは各種の数値を入力するために使用しています。数値キーを選択するには、
上記の最初の方法で行って下さい。0〜9の各ボタンには、それぞれ次のようにコントローラ番号が割り振
られています。
のコントローラに
CONTROL SELECT
+/-
キーを使用して、コントローラ番号を入力します。
MIDI C C
をアサインする前に、任意のコントローラを選択する必要
” を押します。
LCD
画面には、
MK-425C:11〜20・MK-449C:20〜29・MK-461C:24〜33
- 5 -
CONTROLLER
のシンボルが表
Evolution MK-425C/MK-449C/MK-461C
- 7 -
Evolution MK-425C/MK-449C/MK-461C
上級編マニュアル
上級編マニュアル
MIDI CC
編集で使用するコントローラを選択したら、以下の手順に従って、アサインする
1.
3
2.
MIDI
1.
2.
LCD
3.
コントローラにチャネル00をアサインすると、グローバルチャネルに送信されるようになります。
のアサイン
ファンクションキー“
桁の数値は、現在選択されている
数値キーまたは
選択した
LCD
MIDI
画面の左下に小さく表示されます。
CONTROL ASSIGN
+/-
キーを使用して、
コントローラ番号が、現在選択されているコントローラにアサインされ、2桁の数値で
例:ファンクションキー “
ンボルが表示されます。この例では、現在選択されている
ダ/コントローラ番号33にアサインされていることを表しています。
”を押します。
MIDI CC
MIDI CC
LCD
画面には、CCのシンボルが点滅表示されます。
を表しています。
を入力します。
CONTROL ASSIGN
チャネルのアサイン
前述の手順に従って、編集で使用するコントローラを選択します。
ファンクションキー “
画面には、
ラにアサインされている
在選択されているコントローラの番号を表しています。
数値キーまたは
CHANNEL ASSIGN
CHAN
のシンボルが表示されます。“c” のあとに続く3桁の数値は、選択したコントロー
MIDI
+/-
キーを使用して、コントローラにアサインする
” を押します。
チャネルを表しています。また、2桁で小さく表示されている数値は、現
MIDI CC
” を押すと、
LCD
MIDI CC 07
MIDI
チャネルを入力します。
を変更します。
画面にはCCのシ
が、フェー
アサイナブルボタンを使用した設定値の切換え
10
個のアサイナブルボタンを使用すると、2つの設定値を切り換えて使用することができます。例えば、最
初にボタンを押したときには設定値15を、次にボタンを押したときには設定値74を送出するように設定
することができます。
1.
ファンクションキー “
2.
数値キーまたは
3.
ファンクションキー “
4.
数値キーまたは
ボタンを押すたびに同じ値を送出するように設定する場合は、上記の手順2.と4.で同じ値を入力して下さい。
DATA MSB
+/-
キーを使用して、“15” を入力します。
DATA LSB
+/-
キーを使用して、“74” を入力します。
” を2回押します。
” を2回押します。
- 6 -
Evolution MK-425C/MK-449C/MK-461C
上級編マニュアル
RPN/NRPN,GM 1&2 SysEx,
前述のように、標準的な
では、キ ー ボ ー ド 上 の コ ントローラにア サ イ ン 可 能 な
MMC,GM 1,2
これらの拡張メッセージも標準
ようになります。各メッセージの
また、これらの拡張メッセージをプログラムするには、ファンクションキー “
“
DATA MSB
クチェンジを送出します(初級編マニュアルにて解説)。
実際に、拡張メッセージのプログラム例を見てみましょう。
のシステムエクスクルーシブメッセージも扱える環境を用意しました。
” をそれぞれ2回ずつ押す必要があります。1回だけ押した場合は、プログラムチェンジとバン
ボタンに
1. MMC
2.
3.
4.
5.
6.
7.
メッセージをコントロールするボタンを選択します。
ファンクションキー “
数値キーを使用して “
ここで入力した数値は、
ファンクションキー “
数値キーを使用して “
これで、
バイスIDについて」の項を参照して下さい。
ファンクションキー “
次の表内のいずれかの番号を入力し、
MIDI
コントローラ番号は、0〜
MIDI
MIDI CC
MMC
コントロールをアサインする
CONTROL ASSGIN
149
” を入力します。
P.4〜P.5
CHANNEL
127
” を入力します。
MMC
コマンドがすべてのデバイスに設定されました。詳細は、
DATA LSB
その他のメッセージ
131
の範囲で使用することができます。
MIDI CC
メッセージと同様に、
については、「付録B」を参照して下さい。
” を押します。
に掲載した表中の
” を押します。
” を2回押します。
MMC
メッセージを選択します。
MIDI CC(132〜152
MMC
のリス ト を 拡 張 し て、
P.4〜P.5
の表を参照して下さい。
コマンドに対応します。
Evolution
RPN/NRPN
)を入力すれば使用できる
PROGRAM
P.9の「SysEx
” と “
DATA LSB”,
メッセージとデ
や
Number MMC Command
01 STOP
02 PLAY
03 DEFERRED PLAY
04 FAST FORWARD
05 REWIND
06 RECORD STROBE
07 RECORD EXIT
08 RECORD PAUSE
09 PAUSE
10 EJECT
11 CHASE
12 COMMAND ERROR RESET
13 MMC RESET
- 7 -
Evolution MK-425C/MK-449C/MK-461C
- 9 -
Evolution MK-425C/MK-449C/MK-461C
上級編マニュアル
CC
MSB
CHAN
LSB
CHAN
CHAN
上級編マニュアル
フェーダ/ロータリーコントローラに
注:
RPN/NRPN
1.
前述の手順に従って、任意のコントローラを選択します。
2.
ファンクションキー “
している間に “
(
RPN
ング(きめの粗い
NRPN
3.
ファンクションキー “
インします。
4.
ファンクションキー “
ンします。
5.
ファンクションキー “
ネルをアサインします。
NRPN
を使用す るほとんど のデータシ ートには、
DATA MSB,DATA LSB
データの詳細については、
CONTROL ASSIGN
132”(RPN
ファインセッティング(きめの細かい
))のいずれかを入力します。
コースセッティング(きめの粗い
NRPN
))、“
DATA MSB
DATA LSB
CHANNEL ASSIGN
P.12の「RPN/NRPN
” を2回押して、
135”(NRPN
” を2回押して、
” を2回押して、
” を押して、メッセージを送る
RPN
ファインセッティング(きめの細かい
MSBとLSB
のそれぞれのバンクに入力する必要があります(「付録F」を参照して下さい)。ただし、
RPN/NRPN
について」の項を参照して下さい。
))、“
134”(NRPN
RPN/NRPN MSB
RPN/NRPN LSB
の値が与 えられてい ます。これら の値は、
LCD
画面で表示が点滅
RPN
))または “
コースセッティ
に番号をアサ
に番号をアサイ
をアサインする
133
”
MIDI
チャ
取扱説明書の中には16進法の値だけが記載されているものもあります。
MK-425C/449C/461C
では、10進法の値を入力する必要があります。この場合は、
Windowsの[
アクセサリ
から[電卓]を選択して、簡単に換算を行うことができます。[電卓]の[関数電卓]モードを選択し、
ラジオボタンをクリックして16進法の値を入力します。次に
[10進]
ラジオボタンをクリックして、10進
法の値に換算します。
]
[16進]
また、「付録C」には換算表を用意しました。この表からも、簡単に10進法の値に換算することができます。
- 8 -
Evolution MK-425C/MK-449C/MK-461C
LSB
CHAN
PROG
CHAN
MSB
CHAN
CC
上級編マニュアル
ボタンにノートをアサインする
ボタンを押すと、ノートオンメッセージが送信されるように設定します。
1.
ファンクションキー “
2.
ファンクションキー “
の番号は、ノートオン/オフモードに対応する
を参照して下さい)。
3.
ファンクションキー “
定により、指定したボタンを押すとノートオンメッセージがベロシティ
さで送信されます。
4.
ファンクションキー “
定により、指定したボタンから手を離すとノートオフメッセージが送信されます。
5.
ファンクションキー “
定により、指定したボタンを押すたびに
ノート情報が送信されます。
して下さい。
アサイナブルボタンは、幅広い用途に使用することができます。例えば、従来の音は鍵盤で演奏しながら、
ボタンにアサインしたサンプルやエフェクトをトリガーさせたり、ビデオクリップや照明機器をトリガーさ
せたりすることもできます。
CONTROL SELECT
CONT ROL AS SIGN
DATA MSB
DATA LSB
PROG RAM
” を2回押して、“
” を2回押して、“
” を2回押して、“
MIDI
ノートナンバーについては、「付録D」を参照
” を押して、数値キー “0” を押します。
” を押して、“
MIDI CC
MIDI
ノートナンバー64(またはE4)の
147
” を入力します。こ
ナンバーです(「付録B」
100
” を入力します。この設
000
” を入力します。この設
064
” を入力します。この設
100
の強
注: ノートモード中にボタンを押すと、
SysEx
メッセージとデバイスIDについて
システムエクスクルーシブメッセージ(
LCD
画面にはそのノートのベロシティが表示されます。
SysEx
)を送信する場合は、個々のコントロールチャネル番号は送
信チャネルを指定せず、代わりにデバイスIDを指定します。ファンクションキー “
チャネルのシンボルは表示されず、3桁の数値の前にも “C” は表示されません。
デバイスIDは、00〜
127
に設定されていると、すべてのデバイスが
コントローラにアサインされたデバイスIDの
用しても、変更することはできません。このボタンは、
更するのに使用します。
127
の間で指定することができます。通常は
SysEx
メッセージを受信します。
SysEx
メッセージは、ファンクションキー “
MK-425C/449C/461C
- 9 -
127
CHANNEL
” を押しても、
に設定して下さい。デバイスIDが
DEVICE ID
” を使
のグローバルデバイスIDを変