HR624 MK2
High Resolution Active Studio Monitor
日本語オーナーズマニュアル
O W N E R ’ S M A N U A L
運搬時のご注意
製造元の推奨する
カートやスタンドを
ご使用ください。
製品は運搬する際は
転倒を未然に防止するため、
急に停止したり、
無理に押したりせず、
注意深くお取扱いください。
注 意
感電の危険があります。
本体を開けないでください。
注意:電気事故を防ぐため
カバーを取り外さないでください。
内部にユーザーご自身で
修理可能な部分はありません。
このマークは、機器の内部に
絶縁されていない「危険な電圧」が
存在することを意味し、
感電の恐れがあることを警告しています。
取扱説明書のこのマークは、
操作上の注意や、メンテナンス方法
についての、重要な記述が
なされていることを示します。
安全上のご注意(重要)
1. 指示をお読みください。
2. マニュアルは大切に保管してください。
3. すべての警告にご注意ください。
4. 指示をお守りください。
5. 製品に水分を近付けないでください。
6. クリーニングには乾いた布をご使用ください。
7. 換気口が塞がれないようにしてください。マニュアル
に指定された場所に設置してください。
8. 暖房器具やパワーアンプなど、熱源の周辺に本製品を
設置しないでください。
9. グラウンドと極性の安全性を損ねるような処置はお控
えください。極性プラグのピンは一方が他方より幅広
になっています。グラウンドタイプのプラグでは 2 つ
のピンに加え、グラウンド用に第 3 のピンがあります。
これは安全を目的としたものです。プラグがコンセン
トに適合しない場合、コンセントの交換なども含め電
気技術者にご相談ください。
10. 電源コードが踏まれたり引っ張られたりすることのな
いように設置してください。特に、本体接続部分やコ
ンセントに注意を払ってください。
11. 推奨アクセサリ以外のものを本機に取り付けないでく
ださい。
12. カート、スタンド、トライポッド、ブラケット、テー
ブルには付属のもの、もしくは推奨されたものをご使
用ください。カートで運搬する際には、落下による損
傷を防ぐため、カートと本機がしっかり固定されてい
ることをご確認ください。
13. 落雷の発生時や長期間使用しない場合には電源コード
を抜いてください。
14. 電源コードやプラグの破損、本機の落下(あるいは本
機の上に何かを落としてしまった場合)、水分の混入(雨
に晒された場合など)により、本機が正常に作動しな
くなった場合には修理が必要となります。本機の修理
に関してはすべて、資格を持つサービススタッフにご
依頼ください。
15 . 本機を水滴や飛沫から遠ざけてください。花瓶やグラ
スなど、液体の入っている容器を本機の上に置かない
でください。
16.
本製品は Clas s-I 設計となっています。必ず本線から引
かれ、適切にアース(第 3 のピン)接続されたコンセ
ントに接続してください。
17.
本製品のスイッチをオフにしても、AC 電源から完全に
遮断されたことにはならないことにご注意ください。
18. 本機は、カナダ通信局の電波妨害に関する規定に記さ
れたデジタル機器からの電波ノイズ許容、Cl ass A あ
るいは Class B を上回りません。
19.
極度に高いノイズレベルに長い時間晒されると難聴と
なる恐れがあります。難聴を引き起こすレベルには個
人差がありますが、ある 期 間 大 音 量 を 聞 い て い ると
ほとんどの人の聴力が 低 下 し ま す。 米 国 安 全 衛 生局
(OS HA )は以下の表のようにノイズレベルの許容量を
定めています。
OS HA は、以下の許容量を超える状況は聴覚に悪影響
を及ぼす可能性があるとしています。高音量を発生す
る機器の周辺に長時間いる場合には、耳を保護するよ
うに心掛けてください。機器を操作する時間が以下の
状況を超えるような場合、耳の内部あるいは外部にプ
ロテクターを装着してください。
1 日につき サウンドレベル
(時間) ( dBA)
8 90 小さなクラブのデュオ演奏
6 92
4 95 地下鉄の騒音
3 97
2 100 大音量のクラシック音楽
1.5 102
1 105 締め切り直前のパトリスの叫び
30 分 110
15 分以下 115 ロックコンサートの最高潮
典型的な
事例
警告:火災や感電の怖れがあります。
機器を雨や湿気に晒さないでください。
はじめに
ツイーター
ウーファー
パッシブラジエーター
パワーアンプ/
クロスオーバーアッセンブリ
Owner’s Manual
この度は Mackie HR624 MK2 スタジオモニターをお求め
頂き、誠にありがとうございました。オリジナルの HR624
スタジオモニターは、当時のフラッグシップモデルである
HR824 の姉妹品として 2001 年に発売されましたが、今回、
私達はさらなる精 確さと 低域のレスポンスの向上を追 求
し、現代的なコンポーネントの導入とともに HR624 MK2
を設計しました。
高品位のための投資 ...
私達は HR624 のモデルチェンジを決断した際、「すでに
素晴らしいスタジオモニターを、如何にしてさらに優れた
ものにできるか」という点に関して、私達のラウドスピー
カー担当エンジ ニ ア と EAW 社のトランデューサー設計
チームに意見を求めました。彼らが最初に気づいたのは、
正面のバッフルをより滑らかなカーブのアルミニウム構造
にすることにより、エッジの回折をさらに抑制して音像を
向上することができるのではないか、ということでした。
また、低域のレスポンスの向上を図り、キャビネットの容
量はわずかに増大されました。この新たなキャビネットに
合わせ、アンプリファイアも細かく調整されました。けれ
ども、アンプリファイアの設計自体は基本的に以前と変わ
りません。オリジナルモデルと非常に近い特性を持つもの
となっています。すでにオリジナルの HR624 をお持ちの方
は、サウンドについて新たに時間を費やす必要はありませ
ん。MK2 においてもオリジナルと同じ透明性、極度にフラッ
トな周波数特性、広いステレオ音像が得られます。
高級ピアノの黒のような上品な光沢に仕上げられた外装
は、このスタジオモニターが比類のないものであることを
象徴しています。見た目にも、勿論サウンド的にも、厳し
い批評家をうならせる出来映えであると自負しています。
どのような作業環境にも十分に適応できるように音を微調
整するユニークなコントロールが与えられた HR624 MK2 ス
タジオモニターは、とてつもなく精確で汎用性の高いものと
なりました。きっとお気に召して頂けるでしょう!
このモニターの長所は?
• アンプは、スピーカーによって最大の音響出力が得ら
れるように、また、過負荷によるスピーカーのダメー
ジの危険性を最小化するように設計されています。
• 製造過程においてドライバ間に生じ得る許容誤差を補
正するため、アンプ個々のゲインと周波数特性は手動
で微調整されています。45 Hz から 20 kHz に渡ってス
ムーズな周波数特性が実現されています。
• アンプの出力とドライバを結ぶケーブルは最小限に留
められています。アンプのダンピングファクターが長
いスピーカーケーブルの抵抗によって損なわれること
はありません。
• 両ドライバからの出力の音響的な和は電気的また物理
的に最適化されています。増幅特性は単一で位相差も
最小化されています。
一言にすると、複雑に結線されたシステム中のすべての
コンポーネントが、お互いに協調して稼動し、可能な限り
ベストなサウンドを実現するように設計されている、と言
えるでしょう。
トランデューサー ...
本モニターは、高精度で歪みの少ない 6.7 インチのウー
ファーと、1 インチのフェロフルイド(磁性流体)冷却方
式チタニウム製ドームツイーターを前面に、6 インチ× 9
インチの楕円フラットピストンパッシブラジエーターを後
面に搭載しています。
高域ドライバは、大きく、音響的に無共振のダイカスト
アルミニウム製エクスポネンシャルウェーブガイドにマウ
ントされており、コントロールされた高域音を広範囲に拡
散します。独自に設計されたパッシブラジエーターは 45Hz
という低さまで、スムーズな低域レスポンスを実現してい
ます。45Hz というのは、このサイズのキャビネットとして
は驚くべき性能です!最低域のサウンドの大部分がこのラ
ジエーターによって生み出され、この音域でのコーンの動
きが最小限に抑えられているため、ウーファーの歪みは全
くと言うほど生じません。
HR624 MK2 スタジオモニターは、高解像度の 2 ウェイ、
バイアンプのアクティブモニターです。6 次オーダーのバ
ターワース(Butterworth )システムを採用し、充
分な質量を持たせた後面放射型パッシブラジエー
ター を内蔵し ています。 アクティ ブクロス オー
バー、パワーアンプ、ドライバを単一キャビネッ
トに統合的に組みこむ手法にはたくさんの利点が
あり、私達は HR624 MK2 の設計に際し、そうし
た利点をフルに注入しました。
• 高域ドライバと低域ドライバが、それぞれ最
も再生を得意とする周波数帯域のみを担当す
るように、クロスオーバーポイントが適切に
設定されています。
図 1 :HR624 MK2 、サイドの断面図
Owner’s Manual
キャビネット ...
キャビネットはピアノのような黒い光沢の MDF ウッド
材で組み立てられています。内部の支柱が、筐体の強度と
剛性(硬さ)をさらに増大しています。オープンセル構造
の断熱フォーム材が筐体の内側を埋めており、これが内部
の反響を吸収して、定在波の発生を抑えます。キャビネッ
トの底面に はマウントに用 いる部品が埋め 込まれていま
す。OmniMount 社の WB-60 ブラケットを 使用して、 壁掛
け設置が可能です。
パワーアンプ ...
低周波アンプの最大出力はクリップ前で連続 100 ワット
となっています。高周波アンプの最大出力はクリップ前で
連続 40 ワットとなっています。
クイックスタート
ご 購 入 頂 い た Mackie Designs HR624
MK2 高解像度スタジオモニターをすぐ
にでも試したい、と待ちきれない思い
でいらっしゃるとお察しします。けれ
どもご使用になる前に、どうかこのペー
ジだけは 「今」お読みくだ さい。残 り
のページは、少し落ち着かれてからで
も結構です。
キャビネット底面にある電圧セレクタ
ス イ ッ チ [11] が、 お 住 ま い の 地 域 の
AC コンセントに 適した設 定にセッ ト
されていることをご確認ください。
各 HR624 MK2 のキャビネットには、それぞれのパワー
アン プが組み 込まれています。スピーカ ーキャビ ネット
につき、2 つのアンプです。1 つは高域ツイーター用、も
う 1 つは低域ウーファー用となっています。初回、スタジ
オモニターの電源を入れる前に、まずキャビネット後面の
INPUT SENSITIVITY
い。そして前面の電源スイッチ [9] をスタンバイに(押し
込まれていない状態)にセットしてください。大きな信号
ソースをモニターに繋いでしまった場合も、びっくり仰天
せずに済みます。
HR624 MK2 のキャビ ネット後面では、さまざまな設定
が可能です。それぞれのコントロールに関しては、本体に
もグラフィカルな説明が付けられています(機能の詳しい
説明はこのマニュアルに記されています)。ここではそれ
らのコント ロールを工場出 荷の状態のまま にしておきま
しょう(
HIGH FREQ
実に
ACOUSTIC SPACE
= 0)。ただし、
STANDBY
[2]
を下げて(左に回し切って)くださ
=
WHOLE、LOW FREQ
POWER MODE
ポジションに設定してください。
[6] スイッチは確
=
49Hz
1. ミキサー、プ リ アンプ、そ の 他 のソースからのライ
ンレ ベ ル の信 号 を、
PHONE、XLR
2. 同梱の AC 電源コードをモニター後面の IEC ソケット [7]
に接続します。もう一方の端は、電圧切り替えスイッチ
[11] の設定に適した電圧を供給する AC コンセントに接
続してください。
3. 後面パネルの
ださい。前面パネルの電源スイッチ [9] は押し込まれて
いないので、パワーアンプはスタンバイモードとなりま
す。
4. 信号ソース(テープデッキ、CD 、デジタルオーディオ
ワークステーションなど)を再生します。ミキサーまた
はプリアンプのマスターボリュームは下げておいてくだ
さい。
5. HR624 MK2 の前面にある電源スイッチ [9] を押し込んで
ください。スイッチを囲むリング [10] が点灯します。
6. モニター後面の
時計回り方向に最大(
持ち上げてください。
7. ミキサーのマスターボリュームを、心地よく感じられる
リスニングレベルに調整し、HR624 MK2 の絹のように
滑らかな高域と、信頼感があって堂々とした低域を、ま
ずはじっくりお楽しみください。そして、このマニュア
ルの先へとお進みください。
、または
POWER MODE
SIGNAL INPUT
端子)に接続します。
RCA
[6] スイッチを ONにしてく
INPUT SENSITIVITY
NORMAL
[1]( 1 ⁄ 4 イ ンチ の
[2] コントロールを、
の位置)までゆっくりと
低音域レスポンスとコントロール
ルームに関する重要なノート
お買い求 め の HR624 MK2 は、低音再
生に最適化された室内においては、そ
の低音域レスポンスを存分に発揮する
でしょう。けれども一般的には、部屋
の形状や容積、音響上の処置など、様々
な要素が HR624 MK2 の低音域能力を妨げる原因となり得
ます。
責任 回避や言 い訳をして いるわけ ではありま せん。こ
れは単に古典的な物理の法則です。しかしながら、HR624
MK2 にはこれを補正するためのいくつかのコントロールが
用意されています。設置ルームに合わせてスピーカーの周
波数特性を最適化するのに役立つでしょう。以下の事項を
参考にしてください。
ACOUSTIC SPACE スイッチの設定
HR624 MK2 を部屋の 隅に、または壁面に密着して設置
すると低域の特性は変化します。状況に応じて
、
SPACE
は強調されすぎたりするのを防いでください。
[3] スイッチを設定し、低域がぼやけたり、あるい
ACOUSTIC
Owner’s Manual
LISTED COMMERCIAL
AUDIO EQUIPMENT 65HJ
R
ACOUSTIC SPACE
0dB
–
2dB
–
3dB
–
4
dB
20 100Hz
LOW FREQ
LOW CUT
80Hz
HIGH FREQ
0dB
–
2dB
10kHz
+
2dB
ACOUSTIC SPACE APPLICATIONS
SPEAKERS AGAINST WALL SPEAKERS IN CORNERS
C O N S O L E
C O N S O L E
H A L F S P A C E
Q U A R T E R S P A C E
49Hz
SPEAKERS AWAY
FROM WALLS
CONSOLE
W H O L E S P A C E
0dB
INPUT
SENSITIVITY
–
10dB
NORMAL OFF
ACOUSTIC
SPACE
LOW
FREQ FILTER
POWER
MODE
0
(NORMAL)
AUTO
ON
–2dB
+
2dB
STANDBY
ON
HIGH
FREQ FILTER
HALF
WHOLE (NORMAL)
QUARTER
80Hz
LOW CUT
49Hz
(NORMAL)
B
A C
MAINS INPUT
~120VAC/
~
220-240VAC
50-60 Hz 130W
SIGNAL INPUTS BAL/UNBAL
XLR PHONE RCA
C B A
R I S K OF ELECT R I C S H O CK
DO NO T O P E N
WARNING:
TO REDUCE THE RISK OF FIRE OR ELECTRIC SHOCK, DO NOT
EXPOSE THIS EQUIPMENT TO RAIN OR MOISTURE. DO NOT REMOV E COVER.
NO USER SERVICEABLE PARTS INSIDE. REFER SERVICING TO QUALIFIED PE RSONNEL.
AVIS:
RISQUE DE CHOC ELECTRIQUE — NE PAS OUVRIR
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Thi s d e v i c e c o m plies wi t h p a r t 1 5 o f t h e FCC Rules. Operation is subject to the following t w o c o n d i t i o n s:
(1) Th i s d e v i c e may not ca u s e h a r m f u l interference, and
(2) This de vice must accept a n y i n terference received, including interference that may cause u n d e s i red operation.
ROHS
INTERNAL BI•AM PLIFICATION
100W L.F. / 40W H.F .
™
お 住 ま い の 地 域 の 電 源 が 120
VAC の場 合、
イ ッ チ を
VAC の 場 合、“240 ” に 設 定
してください。
“120 ” に、
電圧 セレクタ ス
220-240
Owner’s Manual
色々な設定を試しましょう!
設置
音響的に見ると、個々の部屋は多くの面で異なります。
後面 パネルの スイッチ類に関する設定 方法をお 読みに
なった上で設定が行われた場合でも、ご自身の環境には少
し異なる調整がフィットするかもしれません。他の設定も
お試しください。
また、設置に関しても「ここが一番」と思われる場所だ
けでなく、他の場所も試してみてください。嬉しい驚きが
あるかもしれません。
オープンマインドで部屋の音響や
低域特性の改善に努めましょう!
新しいモニタースピーカーのセットを買った後、ベース
トラップや部屋の改装にさらにお金が必要だ、という話に
なって喜ぶような人はいません。しかし、単なる事実です
が、事務所向きあるいは住居向きの構造を持つ「標準的な」
部屋、つまり四角い部屋では、何らかの改造なしに最適状
態での低音再現が可能であるケースは滅多にありません。
幸い、新しいコントロールルームを作るにまで至らずと
も、その替わりになる解決法がいくつかあり、その多くが
このマニュアルでカバーされています。
賢者の豆知識
• 機材の電源を落とす場合、まず最初に HR624 MK2 をオ
フにします。上流の機器をオフにしたときに出る「バチ
ン」というノイズがスピーカーから発生するのを防ぎま
しょう。電源を入れる場合には、モニターを最後にオン
にしましょう。
• 梱包箱は、残しておいてください!いつか必要になるか
もしれません。そんな時、新しい梱包箱を買うためにお
金を費やさずにすみます。
• 領収証は、安全な場所に保管してください。
• すべての HR624 MK2 のシリアルナンバーを次頁に設け
られたスペースにお控えください。お買い求めになった
日付、場所も書き留めておいてください。
HR624 MK2 は、垂直に 立ててお使い頂くように設計さ
れています。スピーカーを水平に(寝かせて)設置する必
要がある場合は、ウーファーが内向きになるように、つま
り左右のウーファーが近くなるように設置してください。
こうすることで左右総和の低域出力と全体の音像が良好に
なります。
キャビネット底面に用意されたマウント用デバイスによ
り、HR624 MK2 を壁掛け設置す ることが可能です。この
場合、OmniMount 社 の WB-60 ブ ラケッ トをご 使用く ださ
い。カバーすべき空間に合わせ、スピーカーの向きを上下
左右 に幅広く 調整することが可能です。 詳細に関 しては
OmniMount 社のウエブサイトをご覧ください。
www.omnimount.com/pro/product.aspx?p=176
THX ™、pm3 ™適合証について
20 年近く前、ジョージ・ルーカスは、良い音を求める彼
の情熱を、現在ではそれを実現するための手段として世界
中で最も普及し、また信頼されているソリューションに注
ぎました。その規格は THX と名付けられ、今日に至って
は、何十万ものホームシアターユーザーや、3000 箇所以上
にのぼる THX 適合映画館がこの技術の恩恵を享受してお
り、THX の名前はまさに「神話」というにふさわしいもの
とな っています(THX は Tomlinson Holman にちなんで い
ます。彼は、80 年代初期 Lucasfi lm Ltd. ™ において研究お
よび技術担当重役として働いていた頃、この THX サウン
ドシステムを開発しました)。何百万人もの映画ファンや
ホームシアターファンにとって「プレミアムな音」という
話題なら、「クオリティ」が意味するのは THX 以外の何も
のでもない、というほどです。
現在、新しい地平が開けてきています。それは何百もの
小さな、しかしプロフェッショナルなマルチチャンネル制
作現場によって成立する地平です。そこでは、差別化、熟
達した技術やマーケティングサポート、そして真のマルチ
チャンネル規格などの必要性が、競争の日々の現実となり
つつあります。ここでもまた、THX は並外れたソリューショ
ンを用意しています。そしてそれは、THX pm3 規格と呼ば
れています。
ノート:Mackie のロゴを 90º 回転することが
できます。これにより、スピーカーを横向き
に設置する場合、正しい方向の目安になりま
す。Mackie の エンブレ ムを優し く引き出し、
回転してから元の位置に戻してください。