LEICA T
取扱説明書
4 3
各 部の名 称
( 裏表紙の内側に 続 く )
カ メラ
正面
1 レ ン ズ着脱ボ タ ン
2 キ ャ リ ング ス ト ラ ッ プ 取り付 け 部
3 電子接点
4 セ ル フ タ イ マ ー ラ ン プ/AF 補助光 ラ ン プ
5 スピー カー
6 レン ズ マウ ン ト
上面
7 マ イク
8 ア クセ サリ ー シ ュー
9 フ ラ ッ シュ
10 メ イ ンス イ ッ チ / フラ ッ シ ュポッ プ ア ッ プ ス イ ッ チ
11 シ ャッタ ー レ リ ー ズ ボ タ ン
12 動画撮影ボ タ ン
13 設 定 ダ イ ヤル (右)
14 設 定 ダ イ ヤル (右)
背面
15 輝 度セ ン サー
16 液 晶モニ タ ー
17 SD カ ー ド / 端子 ド ア
18 LED ラ ン プ
19 充電LED ラ ン プ
2 2
1
16 15
17
18
19
5
6
7 9 10 12
11 7 8
13 14
各部の名称
(裏表紙の内側に続く)
カメラ
正面
1 レンズ着脱ボタン
2 キャリングストラップ取り付け部
3 電子接点
4 セルフタイマーランプ/AF 補助光ランプ
5 スピーカー
6 レンズマウント
上面
7 マイク
8 アクセサリーシュー
9 フラッシュ
10 メインスイッチ/ フラッシュポップアップスイッチ
11 シャッタ ーレリーズ ボタン
12 動画撮影ボタン
13 設定ダイヤル(右)
14 設定ダイヤル(右)
背面
15 輝度センサー
16 液晶モニター
17 SD カード/ 端子ドア
18 LED ランプ
19 充電LED ランプ
各部の名称
右側面(SD カード/ 端子ドアを開けた状態)
20 SD カードスロット
21 USB 端子
底面
22 三脚ねじ穴 A 1/4(1/4 インチ、DIN 4503 に準拠)
24 バッテリー 取り出しレバ ー
23 バッテリー
レンズ
25 レンズフード
a. レンズフード着脱指標
26 フロントマ ウント
a. レンズフード取り付けバヨネット
b. レンズフード着脱指標
c. フィルター取り付けネジ
27 フォーカスリング
28 ズームリング
29 ズーム指標
30 固 定リング
a. レンズ着脱指標
31 電子接点
® Registriertes Warenzeichen
® Registered Trademark
© 2014 Leica Camera AG
25
20
21
25a
26a 26c
26b
27
28
29
30
31
24 23 22
LEICA T
取扱説明書
JP
JP
米国のみ
FCC (米国連邦通信委員会)規則について
この装置は、FCC 規則パート 15 に基づき、試験の結果クラス B デジタ
ル装置の許容値に適合していることが確認されています。この許容値
は、装置を家庭環境で設置・使用した場合に、受信障害を適切に防ぐた
めに規定されているものです。この装置は、無線周波エネルギーを使用・
発生するほか、これを放射することもあります。したがって、取扱説明
書に従って設置・使用しない場合は、無線通信に障害を与えることがあ
ります。しかしながら、特定の設置・使用条件においては、障害を与え
ないことを必ずしも保証するものではありません。この装置の電源のオ
ン / オフ操作を行い、この装置がラジオまたはテレビジョンの受信に
障害を与える原因になっていると考えられる場合は、これを解消するた
めに以下の処置を行ってみてください。
・ ラジオ / テレビジョンのアンテナの向きを変えるか、設置場所を変
える
・ ラジオ / テレビジョンのアンテナとこの装置との距離を十分に取る
・ ラジオ / テレビジョン受信機が接続されているものとは別の回路の
コンセントにこの装置を接続する
・ 販売店またはラジオ / テレビジョン修理業者に相談する
FCC 規則による注意
この装置をコンピュータまたは周辺機器に接続して使用する場合は、
FCC の規則に確実に準拠するために、取扱説明書に従って設置・使用し、
フェライトコア付きの遮蔽ケーブルを使用してください。この装置に対
して、製造業者が明示的に許諾していない加工・改造をユーザーが行っ
た場合は、この装置を使用する権限が無効になることがあります。
Declaration of Conformity
Trade Name: Leica
Model No.: LEICA T (Typ 701 )
Responsible party/
Support contact:
Leica Camera Inc.
1 Pearl Court, Unit A
Allendale, New Jersey 07401
Tel: +1 201 995 0051
Fax: +1 201 995 1684
E-mail: technicalinfo@leicacamerausa.com
この装置は、FCC 規則パート 15 に準拠しています。この装置の使用に
あたっては、以下の 2 つの条件に従う必要があります。
(1 )受信障害を引き起こさないこと
(2 )誤動作を生じさせる受信障害を含む、すべての受信障害を受けるこ
とを許容すること
FCC ID :EW 4 W 092
この装置を他のアンテナまたは送信機と同じ場所に設置したり同時に
使用したりしないでください。この装置は、FCC による制御されない環
境における無線周波被曝制限の規定に準拠しています。また、FCC によ
る無線周波被曝ガイドラインにも適合しています。この装置が発生する
無線周波エネルギーは非常に低レベルであるため、比吸収率(SAR )試 験
を実施しなくても規定に準拠しているものとみなされています。
2
カナダのみ
CAN ICES-3 (B) / NMB-3 (B)
この装置は、IC(カナダ産業省)が規定する RSS-210 に準拠しています。
この装置の使用にあたっては、以下の 2 つの条件に従う必要があります。
(1 )受信障害を引き起こさないこと
(2 )誤動作を生じさせる受信障害を含む、すべての受信障害を受けるこ
とを許容すること
この装置は、IC による制御されない環境における無線周波被曝制限の
規定に準拠しています。また、IC による無線周波被曝に関する規定
(RSS-102 )にも適合しています。
この装置が発生する無線周波エネルギーは非常に低レベルであるため、
比吸収率(SAR )試験を実施しなくても規定に準拠しているものとみなさ
れています。
シンガポールのみ
アラブ首長国連邦のみ
TRA
REGISTERED No:
ER0119716/13
DEALER No:
DA0112968/13
JP
3
JP
はじめに
付属品
このたびはライカ T をお買い上げいただき誠にありがとうございます。
ご使用前にこの取扱説明書をよくお読みになり、末永くご愛用くださ
い。
Foreword / Items supplied
本機をご使用になる前に、下記の付属品がすべてそろっていることをご
確認ください。
a. 取扱説明書(本書)
b. 充電式リチウムイオンバッテリー BP-DC 13
c. バッテリーチャージャー BC-DC 13(着脱式電源プラグ 6 種類付属)
d. マイクロ USB ケーブル
e. ダミープラグ 2 個(本体のキャリングストラップ取付け部に取付け済)
f. キャリングストラップ
g. キャリングストラップ取り外しピン 2 個
h. ボディキャップ
i. アクセサリーシューカバー(本体に取付け済)
j. 保証カード
k. 「お客様へのサービス」冊子(Adobe® Photoshop® Lightroom® ダウン
ロード用 TAN 番号付き)
Adobe® Photoshop® Lightroom® は、ユーザー登録後にライカのホー
ムページからダウンロードします。
注意
小さな付属品(キャリングストラップ取り外しピンなど)を保管すると
きは、次の点に注意してください。
‐ 幼児の手の届くところに置かない
‐ 製品パッケージの所定の位置など、紛失しない場所に保管する
4
本機の製造日は、保証カードまたは製品パッケージに貼付しています。
本機に貼付されている CE マークは、EC 指令に適合していることを示
しています。詳しくはライカのホームページをご覧ください。
本機が各国の技術基準に適合していることは、設定メニューからも確認
できます。
タイルメニュー をタッチします。
►
サブメニュー画面で[
►
REGULATORY INFORMATION
]を選択します。
JP
Regulatory information
5
JP
本機の取り扱いについて
・ 電子機器は人体に帯電した静電気の影響で不具合を起こす場合があ
ります。本機は安全回路を装備していますが、安全のためアクセサ
リーシューなどの端子部には手を触れないでください。
・ 端子部をお手入れする際は、綿やリネンの布を使用してください。レ
ンズ用のマイクロファイバークロス(合成繊維)は使用しないでくだ
さい。お手入れの前には水道管などのに触れて静電気を放電してくだ
さい。また、端子部の汚れやさびつきを防ぐために、ボディキャップ
Legal information
やアクセサリーシューカバーを取り付けて、乾いた場所で保管してく
ださい。
・ 指定以外のアクセサリーは使用しないでください。故障、感電、ショー
トの原因になります。
・ 本機を分解・改造しないでください。修理はライカ指定のサービスセ
ンターにて専門の修理担当者にご依頼ください。
著作権、商標、ライセンスについて
・ あなたがカメラで撮影したものは、個人として楽しむほかは、著作権
法上、権利者に無断で使用できません。なお、実演や興行、展示物な
どの中には、個人として楽しむなどの目的であっても、撮影を制限し
ている場合がありますのでご注意ください。
・ 本機に付属するすべてのソフトウェアの著作権その他一切の権利は、
正当な権限を有する第三者に帰属します。
・ 本製品は、お客様が個人的および非営利目的で以下の行為を行うため
に使用する場合に限り、AVC Patent Portfolio License に基づいてライセ
ンスされています。
(i ) AVC 規格に従って動画をエンコードすること(以下、このような動
画を AVC ビデオといいます)
(ii ) 個人的な使用および非営利目的でエンコードした AVC ビデオ、ま
たは AVC ビデオ提供のライセンスを取得している提供者から提供
された AVC ビデオをデコードすること
その他の使用については、明示的または黙示的を問わず、ライセンス
は許諾されていません。詳細は MPEG LA, LLC のホームページ(http://
www.mpegla.com )をご覧ください。営利目的での AVC ビデオ提供な
どのその他の使用には、MPEG LA, LLC から別途ライセンスを取得する
必要があります。詳細は MPEG LA, LLC のホームページ(http://www.
mpegla.com )をご覧ください。
・ SD ロゴおよび USB ロゴは登録商標です。
・ 本書に記載の名称、企業名、製品名は、当該各社の商標または登録商
標です。
6
電気・電子機器の廃棄について
(EU 諸国および分別廃棄を実施するその他のヨーロッパ諸
国のみ)
この装置には電気・電子部品が含まれているため、一般家庭廃棄物とし
て廃棄することはできません。お住まいの自治体のリサイクル用の廃棄
物回収場所にお持ちください。回収は無料となっています。
電池や充電池を使用する装置を廃棄する場合は、電池や充電池を取り外
してから回収場所にお持ちください。電池や充電地は、必要に応じてお
住まいの自治体の規則に従って廃棄してください。
廃棄についての詳しい情報は、お住まいの自治体、お近くの廃棄物回収
業者、またはご購入店にお問い合わせください。
本文中の説明について
メモ
補足的な説明や情報を記載しています。
重要
この内容を無視して誤った取り扱いをすると、カメラ本体やアク
セサリーの故障、画像データ破損のおそれがあります。
注意
この内容を無視して誤った取り扱いをすると、傷害を負うおそれ
があります。
JP
Disposal of electrical and electronic equipment
7
JP
目次
各部の名称 ........................................................................................U2 /U4
はじめに .................................................................................................... 4
付属品 ....................................................................................................... 4
本機の取り扱いについて .......................................................................... 6
Contents
著作権、商標、ライセンスについて........................................................ 6
電気・電子機器の廃棄について ............................................................... 7
使用前の準備
キャリングストラップを取り付ける ....................................................10
バッテリーを入れる / 取り出す ...........................................................11
バッテリーを充電する ..........................................................................12
SD カードを入れる / 取り出す ...............................................................16
レンズを取り付ける / 取り外す .............................................................18
Tレンズ .................................................................................................18
基本的な操作・設定
カメラの電源を入れる / 切る ..............................................................20
設定ダイヤル ........................................................................................20
シャッターレリーズボタン / 動画撮影ボタン ....................................21
タッチパネル ........................................................................................22
ツールバー ............................................................................................23
画面の表示を切り換える ......................................................................24
露出モード ............................................................................................25
マイカメラメニュー .............................................................................25
メインメニュー .....................................................................................25
メニュー項目を移動する ......................................................................26
メニューの設定方法 .............................................................................27
メニュー画面について ..........................................................................28
マイカメラメニューをカスタマイズする ............................................30
設定ダイヤル ........................................................................................32
設定ダイヤル(左)に機能を割り当てる ................................................33
カメラに関する設定
カメラの表示言語(LANGUAGE)を設定する .........................................34
日付 / 時刻 ............................................................................................34
オートパワーオフ .................................................................................35
8
電子音 ...................................................................................................36
LCD 輝度 /LCD 色調整 /EVF 輝度 /EVF 色調整 ...................................36
オート液晶オフ .....................................................................................37
画像に関する設定
記録形式 /JPEG 圧縮率 .........................................................................38
JPEG 記録画素数 ....................................................................................38
ホワイトバランス .................................................................................38
ISO 感度 .................................................................................................40
フィルムモード .....................................................................................40
撮影する(撮影モード)
1 コマ撮影 / 連続撮影 ..........................................................................42
フォーカスモード .................................................................................42
自動でピントを合わせる(オートフォーカス) ..................................42
AF補助光 .........................................................................................43
AFモード .........................................................................................44
1 点測距 AF/ スポット AF ............................................................... 44
タッチ AF .........................................................................................46
多点測距 AF .....................................................................................46
顔認識 AF .........................................................................................46
手動でピントを合わせる(マニュアルフォーカス) ..........................47
MFアシスト ....................................................................................47
ピントの合わせかた .......................................................................47
測光 / 露出
測光モード .........................................................................................48
ヒストグラム / クリッピング警告 ....................................................49
露出モード .........................................................................................50
プログラム AE(P) ...........................................................................50
プログラムシフト ..............................................................................51
絞り優先 AE(A) ...............................................................................52
シャッター優先 AE(S) ....................................................................53
マニュアル露出(M) ........................................................................54
シーンモード ..................................................................................55
AF/AE ロック ..................................................................................56
露出補正 ..........................................................................................56
オートブラケット ...........................................................................57
動画を撮影する ........................................................................................58
動画手ぶれ補正 .....................................................................................58
録音に関する設定(風切音低減) ...........................................................59
フラッシュを使って撮影する
内蔵フラッシュを使って撮影する .......................................................60
フラッシュモード .................................................................................61
内蔵フラッシュの到達距離 ..................................................................62
シンクロ設定 ........................................................................................63
フラッシュ発光量調整 ..........................................................................63
外部フラッシュユニットを使って撮影する ........................................64
その他の機能
静止画手ぶれ補正 ................................................................................66
セルフタイマーを使って撮影する .......................................................66
GPS で撮影した位置を記録する ...........................................................67
再生する(再生モード)
撮影モードと再生モードを切り換える ................................................68
オートレビューを設定する ..................................................................68
自動回転表示 ........................................................................................69
表示画像を切り換える ..........................................................................69
画像を拡大 / 縮小表示する ..................................................................70
画像を一覧表示する ..........................................................................71
拡大表示箇所を移動する ......................................................................71
再生メニュー ........................................................................................72
スライドショー ..................................................................................72
画像をお気に入りに設定する / お気に入りを解除する ...................73
画像をプロテクトする / プロテクトを解除する ..............................73
画像を削除する ..................................................................................74
再生する記録メディアを選択する ....................................................76
画像をコピーする ..............................................................................76
動画を再生する .....................................................................................78
動画をカット編集する ..........................................................................80
その他
好みの設定を保存する(ユーザープロファイル) .................................82
初期設定に戻す ..................................................................................82
設定をリセットする .............................................................................82
画像番号をリセットする ......................................................................83
Wi-Fi 機能を使う ....................................................................................84
画像をパソコンに取り込む ..................................................................88
フォーマット(初期化)する ..................................................................89
DNG(RAW)について ..............................................................................90
Adobe® Photoshop® Lightroom® について ..........................................90
カメラ情報 ............................................................................................91
アクセサリー ...........................................................................................92
スペア アクセサリー ................................................................................94
使用上のご注意とお手入れ .....................................................................96
資料
メニュー項目一覧 ...............................................................................100
露出モード / シーンモード ................................................................102
シーンモード時の設定値 ....................................................................104
テクニカルデータ ..................................................................................106
索引 .................................................................................................... 108
ライカ アカデミー .................................................................................110
ライカ プロダクトサポート ...................................................................110
ライカ カスタマーケア ..........................................................................110
JP
Contents Contents
9
JP
キャリングストラップを取り付ける
図 1a 〜 1c
Preparations
図1 a
図 1 b
10
図 1 c
バッテリーを入れる / 取り出す
JP
カメラの電源を切る
バッテリーを入れる
バッテリーを取り出す
メモ
・ バッテリーは基本的にお買い上げ時にはすでに充電されていますの
で、すぐに本機をお使いになれます。
・ バッテリースロットにはロック機構が備わっているため、取り出し
口を下に向けたままバッテリー取り出しレバーをスライドさせても、
バッテリーは落下しません。
重要
本機の電源を入れたままバッテリーを取り出すと、本機の設定内容が失
われたり、画像データが消失したり、SD カードが故障したりすること
があります。
図 2 a
図 2 b
図 2 c
Preparations Preparations
図 2 a
図 2 b
図 2 c
11
JP
バッテリーを充電する
本機をお使いになるには、充電式リチウムイオンバッテリーが必要で
す。バッテリーは、本機に入れて付属の USB ケーブルを使って充電す
ることも、本機から取り出して付属のバッテリーチャージャーで充電す
ることもできます。
Preparations
注意
・ 本書またはライカで指定したバッテリー以外は使用しないでください。
・ 付属のバッテリーを本機以外には使用しないでください。また、本書
の説明に従って正しく充電してください。
・ 指定以外のバッテリーを使用したり、本書の説明に従わずにバッテ
リーを使用したりしないでください。破裂するおそれがあります。
・ バッテリーを直射日光の当たる場所や高温多湿の場所に放置しない
でください。また、電子レンジや高圧容器に入れないでください。破
裂や発火の原因となります。
・ バッテリーは絶対に火の中に投げ入れないでください。破裂の原因と
なります。
・ 濡れたバッテリーや湿ったバッテリーは、絶対に使用したり充電した
りしないでください。
・ バッテリーの端子部は清潔に保ってください。また、近くに金属類を
置かないでください。
・ リチウムイオンバッテリーはショートが起きにくいですが、クリップ
やアクセサリーなどの金属類と接触させないでください。ショートし
たバッテリーは発熱することがあり、やけどをするおそれがあります。
・ バッテリーを落とした場合は、外装や端子部に破損がないか確認して
ください。破損したバッテリーを使用すると、本機が故障するおそれ
があります。
・ バッテリーの使用中に異音、変色、変形、発熱、漏液などの異常に気
づいた場合は、バッテリーを直ちに本機から取り出して交換してくだ
さい。そのまま使用を続けると、バッテリーが過熱して破裂や発火の
原因となります。
・ バッテリーが漏液したり、異臭がしたりした場合は、直ちに火気から
遠ざけてください。漏れた液に引火して発火するおそれがあります。
・ 本書またはライカで指定したバッテリーチャージャー以外は使用し
ないでください。指定以外のバッテリーチャージャーを使用すると、
バッテリーの故障の原因となるだけでなく、最悪の場合は死亡や重傷
を負うおそれがあります。
・ 付属のバッテリーチャージャーでは、専用バッテリー以外は充電しな
いでください。また、バッテリーチャージャーを他の用途に使用しな
いでください。
・ バッテリーチャージャーを使用するときは、コンセントの周りにほこ
りがたまっていないか確認してください。
・ 充電中は熱が生じます。狭くて換気の悪い場所ではバッテリーを充電
しないでください。
・ バッテリーおよびバッテリーチャージャーを分解しないでください。
修理はライカ指定のサービスセンターにご依頼ください。
・ バッテリーは幼児の手の届くところに置かないでください。バッテ
リーを飲み込むと、窒息するおそれがあります。
不要になったバッテリーは、本書に記載されている情報に従って廃
棄してください。
12
バッテリーから漏れた液が人体などに付着した場合の処置
・ 液が目に入った場合は、失明の原因となることがあります。目をこす
らずに、直ちにきれいな水でよく洗い流し、医師の治療を受けてくだ
さい。
・ 液が皮膚や衣服に付着した場合は、皮膚に傷害を起こすおそれがあり
ます。直ちにきれいな水でよく洗い流してください。
メモ
・ バッテリーはお買い上げ時にはすでに充電されていますが、フル充電
はされていませんので、本機を長時間使用するときは十分に充電して
ください。
・ バッテリーは 0 〜 35 ?C/32 〜 95° F の場所で充電してください。こ
れ以外の温度では、まったく充電できないか、一度充電中になっても
再度充電できない状態になります。
・ 充電式リチウムイオンバッテリーは、残量にかかわらずいつでも継ぎ
足し充電ができます。残量が多い状態で充電すれば、短時間で充電が
完了します。
・ 充電式リチウムイオンバッテリーを保管する場合は、容量がある程度
残った状態で保管してください。長期間保管する場合は、過放電を避
けるために、半年に 1 回、15 分ほど充電してください。
・ バッテリーは充電中に温かくなります。これは異常ではありません。
・ 新しいバッテリーは、フル充電してから完全放電させる(本機に入れ
て使い切る)というサイクルを最初に 2 、3 回行うことで、性能を十分
に発揮できるようになります。その後もこのサイクルを 25 回に 1 回
の間隔で行うことをおすすめします。
・ 充電式リチウムイオンバッテリーは、内部の化学反応により電力を発
生します。この化学反応は外部の温度と湿度の影響を受けやすいた
め、極端な温度条件のもとでは寿命が短くなります。バッテリーを長
持ちさせるために、夏季や冬期の自動車内など、極端に暑い場所や寒
い場所に放置しないでください。
・ バッテリーには寿命があります。最適な条件のもとで使用し続けて
も、数百回の充電を重ねると容量が低下し、使用時間が極端に短くな
ります。
・ 破損したバッテリーは、お住まいの自治体の条例や規則(7 ページ)
に従い、リサイクル用の廃棄物回収場所にお持ちください。
・ 本機内に、バッテリーを電源とするバックアップ電池を内蔵していま
す。バックアップ電池は、日付と時刻の設定を最大 2 日間保存するた
めのものです。バックアップ電池が放電してしまった場合は、バッテ
リーを入れて充電してください。充電を始めてから約 60 時間後にフ
ル充電になります。充電中は本機の電源を入れる必要はありません。
ただし、バックアップ電池が放電してしまうと日付と時刻の設定が失
われますので、再設定してください。
・ 本機を長期間使用しない場合は、バッテリーを本機から取り出してく
ださい。バッテリーを取り出すときは、メインスイッチで電源を切っ
てください。本機は、電源を切っても設定を保存するために微量の無
負荷電流を消費します。そのため、バッテリーを取り出さないまま保
管すると、数週間後にはバッテリーが過放電状態になり、電圧が大き
く低下します。
JP
Preparations
13
JP
バッテリーを充電する
USB ケーブルを使って充電する
パソコンまたは
USB チャージャー
に接続する
Preparations
図 3
2.
“カチッ”
2.
図 4 a
1.
図 4 b
1.
“カチッ”
メモ
・ USB ケーブルは、パソコンまたは標準的な USB チャージャー(最大出
力が 500mA または 1A のもの)に接続してください。モニターやキー
ボードやプリンターの USB 端子や USB ハブには接続しないでくださ
い。
・ 本機の電源を切った状態でのみ充電できます。
・ パソコンに USB 接続して充電しているときにパソコンがスリープ状
態になると、充電は中止されます。
バッテリーチャージャーで充電する
電源プラグを取り付ける / 取り外す
取り付けかた
取り外しかた
図 4 a/4 b
図 5 a/5 b
図 3
14
図 5 a
図 5 b
バッテリーをバッテリーチャージャーに取り付ける
図 6
JP
バッテリーをバッテリーチャージャーから取り外す
メモ
・ バッテリーチャージャーには、お使いになる国に対応した電源プラグ
を取り付けてください。
・ バッテリーチャージャーは自動電圧切替式です。
充電ランプの表示
充電の状態は、 LED ランプで確認できます。
USB ケーブルを使って充電する場合:カメラの LED ランプ
‐ 赤色に点灯:充電中
‐ 緑色に点灯:充電完了
バッテリーチャージャーで充電する場合:バッテリーチャージャーの
LED ランプ
‐ 赤点灯:充電中
‐ 赤点滅:充電エラー
‐ 緑点灯:充電完了
バッテリー残量表示
バッテリー残量は液晶モニターで確認できます。残りの撮影可能枚数が
わずかになると、表示が点滅します。表示が点滅したら、バッテリーを
充電するか、バッテリーを交換してください。
図 9
図 10
図 7
図 8
図 6
図 8
Preparations
2.
“カチッ”
1.
図 7
図 9
図 10
15
JP
SD カードを入れる / 取り出す
本機では、SD メモリーカード、SDHC メモリーカード、SDXC メモリー
カードが使用できます。なお、本書ではこれらのメモリーカードを「SD
カード」と表記しています。
16
Preparations
図 11 a
図 11 b
本機は 16GB の内蔵メモリーを搭載しているため、SD カードがなくて
も撮影できます。
カメラの電源を切る
SD カードを入れる
SD カードを取り出す
図 11 a
図 11 b
図 11 c
2.
1.
図 11 c
メモ
・ LED ランプが点灯しているときは本機が SD カードにアクセス中です
ので、SD カード / 端子ドアを開けたり、バッテリーや SD カードを
取り出したりしないでください。SD カードに記録したデータが破損
したり、カメラが故障したりするおそれがあります。
・ SD カードは書き込み防止スイッチを装備していますので、誤って画
像を書き込んだり消したりしてしまう心配がありません。このスイッ
チは、カード本体の角が斜めになっていない側にあり、下側の「LOCK 」
の方向にスライドさせれば書き込み防止機能がオンになります。
・ SD カードがうまく入らない場合は、SD カードの挿入方向が正しいか
確認してください。
・ 本機に SD カードが入っているときは、画像は SD カードに記録され
ます。本機に SD カードが入っていないときは、画像は内蔵メモリー
に記録されます。
・ SD カードは非常に多くのメーカーから販売されているため、すべて
の SD カードの動作確認は行っていません。通常は SD カードの品質
が原因で本機が故障することはありませんが、低価格 SD カードには
ごくまれに品質基準を満たしていないものもあるため、ライカでは信
頼性の高いメーカーの SD カードを使用することをおすすめします。
・ 電磁波、静電気、カメラ本体や SD カードの故障により、SD カード
のデータが破損・消失することがあります。データをこまめにパソコ
ンに取り込み、バックアップをとることをおすすめします。
JP
Preparations
17
JP
レンズを取り付ける
図 12
レンズを取り外す
1.
Preparations
3.
図 12
2.
メモ
・ 本機の内部にほこりなどが入り込むのを防ぐために、本機には常にレ
ンズまたはボディキャップを取り付けておいてください。
・ レンズ交換はできるだけほこりの少ない場所で素早く行ってくださ
い。
・ ボディキャップやレンズキャップを衣類のポケットに入れたままに
しないでください。ポケット内側のほこりが付着し、カメラやレンズ
に取り付けた際に内部にほこりが入り込むことがあります。
図 13
2.
T レンズ
3.
1.
図 13
T レンズは、すべての機種でほぼ同じデザインを採用しています。フ
ロントマウントには、レンズフードを取り付けるバヨネットを外側に、
フィルターを取り付けるねじを内側に装備しています。また、鏡胴部に
はフォーカスリングがあり、固定リングにはレンズ着脱時の目印の赤い
指標が付いています。バヨネットマウント内側には電子接点端子が取り
付けられており、カメラとレンズの間で、オートフォーカスや絞りの制
御のためのデータのやり取りに使用されています。ズームレンズはズー
ムリングとズーム指標を装備しています。
メモ
レンズの各部の名称については、裏表紙の内側のイラストを参照してく
ださい。
18
被写界深度
T レンズは距離リングを装備していないため、被写界深度目盛は付いて
いません。
ズームレンズ使用時の測光 / 露出
ズームレンズは焦点距離によって絞り値が変化します。ズームレンズで
AF/AE ロックやプログラムシフトを使って撮影するときは、撮影する
焦点距離に合わせてから AF/AE ロックやプログラムシフトの操作を行
うと適正露出が得られます。詳細は、「測光 / 露出」(48 ページ〜)の各
項目をご覧ください。
対応しない外部フラッシュユニットを使用する場合、ズーミングによっ
て絞り値が変わったときには、外部フラッシュ側でも絞り値を設定し直
してください。
レンズフード
携帯時 撮影時
レンズは専用のレンズフードを付属しています。レンズフードを取り付
けるバヨネットの形状は左右対称であるため、素早く簡単に取り付ける
ことができます。また、向きを反対にして取り付ければコンパクトに収
納できます。
レンズフードには、コントラスト低下の原因となる迷光や反射を防いだ
り、汚れや傷からレンズを保護したりする効果があります。
フィルター
T レンズでは、ねじ込み式フィルターを使用できます。使用できるフィ
ルターのサイズについては、各レンズの取扱説明書をご覧ください。
JP
Preparations
19
JP
基本的な操作・設定
Camera operation
図 14
カメラの電源を入れる / 切る
本機の電源のオン / オフはメインスイッチで行います。
‐ OFF:電源オフ
‐ ON:電源オン
メインスイッチは内蔵フラッシュをポップアップさせるときにも使い
ます。
‐
:フラッシュを上げる
・ 電源がオンになると、液晶モニターが撮影モードの画面になります。
メモ
お買い上げ後に初めて電源をオンにしたときには、[
ターの右上に表示されます。[
ビーが再生されます。再生中に[
キップできます。
その後、[
LANGUAGE
設定すると、[日付 / 時刻 > タ イム ゾ ーン ]のサブメニュー画面が表示さ
れます。日付と時刻を設定すると、撮影モードの画面に切り換わります。
]のサブメニュー画面が表示されます。表示言語を
図 14
PL AY>
]をタッチするとウェルカムムー
PL AY>
]をタッチするとムービーをス
SKIP>
]が液晶モニ
20
図 15
設定ダイヤル
2 つの設定ダイヤルは、撮影モードや再生モード、メニュー操作に使い
ます。
図 15
シャッターレリーズボタン / 動画撮影ボタン
JP
シャッターレリーズボタン
図 16
シャッターレリーズボタンを押すと静止画が撮影できます。
シャッターレリーズボタンの作動ポイントは 2 段階です。シャッターレ
リーズボタンを半押しする(最初の作動ポイントまで軽く押す)と、オー
トフォーカスが作動し、測光します。半押しを続けるとピントや露出を
ロックできます。
また、オートパワーオフでスリープ状態でシャッターレリーズボタンを
半押しすると、スリープから復帰し撮影可能状態に戻ります。
シャッターボタンを全押しする(深く押し込む)と撮影します。
動画撮影ボタン
図 17
動画撮影ボタンを押すと動画が撮影できます。もう一度動画撮影ボタン
を押すと撮影が終了します。
Camera operation
図 16
図 17
21
JP
タッチ ダブルタップ
Camera operation
スワイプ
長押し→
ドラッグ
タッチパネル
本機の主な操作方法は、タッチパネル液晶モニターに指で触れて操作し
ます(左の図を参照)。
メモ
タッチパネルは指で軽く触れるだけで操作できます。強く押す必要はあ
りません。
22
ピンチイン
ピンチアウト
ツールバー
INFO
1 /8000 2 .8 F 1 2500 I SO E V
A
8 234 1 2 M P
2 2:45 P M 2 2.02.2012
9 99-9000
8 234/9999 1 2 M P
2 .8 F 1 /8000 1 2500 I SO E V
INFO
INFO
1 /8000 2 .8 F 1 2500 I SO E V
A
8 234 1 2 M P
INFO
1 /8000 2 .8 F 1 2500 I SO E V
A
8 234 1 2 M P
INFO
1 /8000 2 .8 F 1 2500 I SO E V
A
8 234 1 2 M P
INFO
1 /8000 2 .8 F 1 2500 I SO E V
A
8 234 1 2 M P
図 18a/ 18 b
画面の右端にはツールバーが表示されます。メニューはこのツールバー
から呼び出します。ツールバーを誤って操作することがないように、
ツールバーの操作を無効にすることもできます(他のタッチ操作は行え
ます)。
Picture mode Review mode
JP
Camera operation
ツールバーの操作を無効にする
ツールバーの操作を有効にする
図 19a/ 19 b
図 20a/ 20 b
図 18 a
図 19 a
図 20 a
図 18 b
図 19 b
図 20 b
23
JP
1/60 2.8F
A
8234 16MP
AWB
SD
INF O
9 99-9000
2.8F 1/60 100ISO
AWB
8234 16MP
SD
INF O
1 /8000 2 .8 F 1 2500 I SO E V
A
- 3 2 1 0 2 1 3 +
8 234 1 2 M P
INF O
2 2:45 P M 2 2.02.2012
9 99-9000
8 234/9999 1 2 M P
2 .8 F 1 /8000 1 2500 I SO E V
INF O
1/60 2.8F
A
8234 16MP
AWB
SD
INF O
9 99-9000
2.8F 1/60 100ISO
AWB
8234 16MP
SD
INFO
1/60 2.8F
A
8234 16MP
AWB
SD
INF O
9 99-9000
2.8F 1/60 100ISO
AWB
8234 16MP
SD
INF O
画面の表示を切り換える
をタッチすると、画面に表示される情報を切り換えることができ
INFO
ます。
Camera operation
図 21 a
図 21 d
図 22 a
図 22 d
撮影モード
図 21 b
図 21 a 〜 21 d
× 1 回:情報表示
× 2 回:情報+グリッド表示
× 3 回:情報+ヒストグラム表示
× 4 回:情報なし
再生モード
図 21 c
図 22 a 〜 22 d
× 1 回:情報表示
× 2 回:情報+ヒストグラム表示
× 3 回:情報+ヒストグラム+クリッピング警告表示
× 4 回:情報なし
メモ
動画にはグリッド表示、ヒストグラム、クリッピング警告は表示されま
図 22 b
図 22 c
せん。
24