IBM x3250 User Guide

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IBM System x3250 Type 4364 および 4365
問題判別の手引き
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IBM System x3250 Type 4364 および 4365
問題判別の手引き
お願い:
本書の情報およびサポートする製品をご使用になる前に、 135 ページの『付録 B. 特記事項』に記載され ている一般情報、および IBM System x Documentation CD に収録されている「
保証およびサポート情
本書の最新版は、http://www.ibm.com/support/jp から入手できます。
IBM 発行のマニュアルに関する情報のページ
http://www.ibm.com/jp/manuals/
こちらから、日本語版および英語版のオンライン・ライブラリーをご利用いただけます。また、マニュアルに関する ご意見やご感想を、上記ページよりお送りください。今後の参考にさせていただきます。
(URL は、変更になる場合があります)
お客様の環境によっては、資料中の円記号がバックスラッシュと表示されたり、バックスラッシュが円記号と表示さ れたりする場合があります。
 原 典: IBM System x3250 Types 4364 and 4365
Problem Determination and Service Guide
 発 行: 日本アイ・ビー・エム株式会社
 担 当: ナショナル・ランゲージ・サポート
32007.1
この文書では、平成明朝体
W3、平成明朝体™W7、平成明朝体™W9、平成角ゴシック体™W3、平成角ゴシック体
W5、および平成角ゴシック体™W7を使用しています。この(書体*)は、(財)日本規格協会と使用契約を締結し使用し
ているものです。フォントとして無断複製することは禁止されています。
  注* 平成明朝体
W3、平成明朝体™W7、平成明朝体™W9、平成角ゴシック体™W3
平成角ゴシック体™W5、平成角ゴシック体™W7
© Copyright International Business Machines Corporation 2007. All rights reserved.
© Copyright IBM Japan 2007
目次
安全について .........................vii
トレーニングを受けたサービス技術員のためのガイドライン ........viii
安全点検ガイド .......................viii
電気機器の保守のためのガイドライン................ix
安全について注記 ........................xi
1 章概要..........................1
関連資料 ............................1
本書で使用する注記 .......................2
機能および仕様 .........................3
サーバーのコントロール・ボタン、LED、およびコネクター.........5
前面図 ...........................5
背面図 ...........................6
内部 LED、コネクター、および、ジャンパー ..............7
システム・ボードの内部コネクター .................7
システム・ボードのスイッチとジャンパー ..............8
システム・ボードの外部コネクター .................9
システム・ボード LED.....................10
オプション装置用のシステム・ボード上のコネクター..........11
2 章診断 .........................13
診断ツール ..........................13
POST.............................13
POST ビープ・コード .....................14
エラー・ログ.........................16
POST エラー・コード .....................17
チェックアウト手順 .......................26
チェックアウト手順について ...................26
チェックアウト手順の実行....................28
トラブルシューティング表.....................29
CD または DVD ドライブの問題 .................29
一般的な問題.........................30
ハード・ディスクの問題 ....................30
再現性の低い問題 .......................31
キーボード、マウス、またはポインティング・デバイスの問題 ......32
メモリーの問題 ........................33
マイクロプロセッサーの問題 ...................33
モニターの問題 ........................34
オプション装置の問題 .....................36
電源の問題 .........................37
シリアル・ポートの問題 ....................38
ServerGuide の問題 ......................39
ソフトウェアの問題 ......................40
USB ポートの問題.......................41
ビデオの問題.........................41
システム・ボード LED......................41
診断プログラム、メッセージ、およびエラー・コード...........43
診断プログラムの実行 .....................43
診断テキスト・メッセージ....................45
© Copyright IBM Corp. 2007 iii
テスト・ログの表示 ......................45
診断エラー・コード ......................46
BIOS 更新障害からの回復 .....................54
システム・イベント/エラー・ログ・メッセージ .............55
電源の問題の解決 ........................67
イーサネット・コントローラーの問題の解決 ..............67
未解決問題の解決 ........................69
IBM への保守の依頼 .......................70
3 Type 4364 または Type 4365 サーバーの部品リスト.......71
交換可能なサーバーのコンポーネント ................73
電源コード ..........................77
4 章 サーバー・コンポーネントの取り外しと交換 ..........79
取り付けに関するガイドライン ...................79
システムの信頼性に関するガイドライン...............80
電源オンでのサーバー内部の作業 .................81
静電気の影響を受けやすい部品の取り扱い ..............81
装置またはコンポーネントの返却 .................82
Tier 1 CRU の取り外しと交換 ...................83
カバーの取り外し .......................83
カバーの取り付け .......................84
アダプターの取り外し .....................85
アダプターの取り付け .....................86
リモート管理アダプター II SlimLine の取り外し ...........89
リモート管理アダプター II SlimLine の取り付け ...........89
ハード・ディスク .......................91
CD または CD/DVD 組み合わせドライブの取り外し ..........94
CD または CD/DVD 組み合わせドライブの取り付け ..........95
メモリー・モジュール (DIMM) の取り外し .............96
メモリー・モジュール (DIMM) の取り付け .............97
ファンの取り外し .......................98
ファンの取り付け .......................99
Tier 2 CRU の取り外しと交換 ...................100
バッテリーの取り外し .....................100
バッテリーの取り付け .....................101
オペレーター情報パネル・アセンブリーの取り外し ..........102
オペレーター情報パネル・アセンブリーの取り付け ..........103
パワー・サプライの取り外し
パワー・サプライの取り付け ..................105
ライザー・カード・アセンブリーの取り外し ............106
ライザー・カード・アセンブリーの取り付け ............107
バックプレーンまたはバック・プレートの取り外し (3.5 型ドライブ)...108 バックプレーンまたはバック・プレートの取り付け (3.5 型ドライブ)...109
SAS バックプレーンの取り外し (2.5 型ドライブ)...........110
SAS バックプレーンの取り付け (2.5 型ドライブ)...........111
SAS/SATA コントローラーの取り外し (ホット・スワップ・モデル)....112
SAS/SATA コントローラーの取り付け (ホット・スワップ・モデル)....113
SATA RAID バック・プレートの取り外し .............113
SATA RAID バック・プレートの取り付け .............114
ドライブ・ケージの取り外し ..................116
ドライブ・ケージの取り付け ..................117
..................103
iv IBM System x3250 Type 4364 および 4365: 問題判別の手引き
FRU の取り外しと交換 .....................117
マイクロプロセッサー .....................117
システム・ボードの取り外し ..................123
システム・ボードの取り付け ..................124
5 章 構成情報と説明 .....................127
ファームウェアの更新 ......................127
サーバーの構成 ........................127
ServerGuide Setup and Installation CD の使用 ............128
Configuration/Setup ユーティリティー・プログラムの使用 ........128
LSI Logic Configuration ユーティリティー・プログラムの使用 ......129
イーサネット・コントローラーの構成 ...............130
DMI/SMBIOS データの更新 ....................131
付録 A. ヘルプおよび技術サポートの入手 ..............133
依頼する前に .........................133
資料の使用 ..........................133
ヘルプおよび情報を WWW から入手する ..............134
ソフトウェアのサービスとサポート .................134
ハードウェアのサービスとサポート .................134
付録 B. 特記事項 .......................135
商標 ............................135
重要事項 ...........................136
製品のリサイクルと廃棄 .....................137
バッテリー回収プログラム ....................137
電波障害自主規制特記事項 ....................138
情報処理装置等電波障害自主規制協議会 (VCCI) 表示 .........138
索引 ............................139
目次 v
vi IBM System x3250 Type 4364 および 4365: 問題判別の手引き

安全について

Before installing this product, read the Safety Information.
Antes de instalar este produto, leia as Informações de Segurança.
Pred instalací tohoto produktu si prectete prírucku bezpecnostních instrukcí.
Læs sikkerhedsforskrifterne, før du installerer dette produkt.
Lees voordat u dit product installeert eerst de veiligheidsvoorschriften.
Ennen kuin asennat tämän tuotteen, lue turvaohjeet kohdasta Safety Information.
Avant d’installer ce produit, lisez les consignes de sécurité.
Vor der Installation dieses Produkts die Sicherheitshinweise lesen.
Prima di installare questo prodotto, leggere le Informazioni sulla Sicurezza.
Les sikkerhetsinformasjonen (Safety Information) før du installerer dette produktet.
Antes de instalar este produto, leia as Informações sobre Segurança.
© Copyright IBM Corp. 2007 vii
Antes de instalar este producto, lea la información de seguridad.
Läs säkerhetsinformationen innan du installerar den här produkten.

トレーニングを受けたサービス技術員のためのガイドライン

このセクションは、トレーニングを受けたサービス技術員のための情報を記載しま す。

安全点検ガイド

このセクションの情報は、IBM 製品の保守を行う場合に、潜在的に存在する危険な 状況を見極めるるために役立てていただくためのものです。各 IBM 製品には、設 計され組み立てられた時点で、ユーザーとサービス技術員を障害から保護するため の安全項目が義務付けられています。このセクションの情報は、こうした項目のみ に言及します。このセクションの対象とならない IBM 以外の代替製品の使用また は IBM 以外の機構やオプション装置の接続により起こりうる潜在的な危険を見極 めるには、適切な判断を行う必要があります。危険な状況が存在する場合、その危 険がどの程度深刻なものであるか、この問題を解決せずに製品に対する作業を続行 できるかどうかについて判断する必要があります。
次のような状況とそれがもたらす危険について検討します。 v 電気的な危険。特に、1 次側電源。 フレームの 1 次電圧が、重大または致命的
な感電事故の原因になる場合があります。
v 爆発の危険。たとえば、損傷を受けた CRT 表面またはコンデンサーの膨らみ。 v 機械的な危険。たとえば、ハードウェアのゆるみまたは脱落。
製品を点検して潜在的に危険な状態の有無を調べるには、以下のステップを実行し てください。
1. 電源がオフになっていて、電源コードが切り離されていることを確認します。
2. 外部カバーに損傷、ゆるみ、または切れ目がないことを確認し、鋭くとがった箇
所の有無を調べます。
3. 以下について電源コードをチェックします。 v 接地線を含む 3 線式の電源コードのコネクターが良好な状態であるかどう
か。 3 線式接地線の導通が、外部接地ピンとフレーム・アース間を計器で測 定して、0.1 オーム以下であることを確認します。
v 電源コードが、 77 ページの『電源コード』に指定された正しいタイプのもの
であるか。
v 絶縁体が擦り切れたり摩耗していないか。
4. カバーを取り外します。
5. 明らかに IBM によるものでない改造箇所をチェックします。IBM 以外の改造箇
所の安全については適切な判断を行ってください。
6. 金属のやすりくず、汚れ、水やその他の液体、あるいは発火や煙による損傷の痕 跡など、明らかに安全でない状況が存在しないか、サーバーの内部をチェックし ます。
viii IBM System x3250 Type 4364 および 4365: 問題判別の手引き
7. 磨耗したケーブル、擦り切れたケーブル、または何かではさまれているケーブル がないかをチェックします。
8. パワー・サプライ・カバーの留め金具 (ねじまたはリベット) が取り外された り、不正な変更がされていないことを確認します。

電気機器の保守のためのガイドライン

電気機器の保守を行う際は次のガイドラインに従います。 v 作業域に電気的な危険が存在しないかどうかをチェックしてください。こうした
危険とは、たとえば、濡れたフロア、接地されていない延長電源ケーブル、安全 保護用のアースがないことなどです。
v 承認済みのツールおよびテスト装置を使用してください。工具の中には、握りや
柄の部分のソフト・カバーが感電防止のための絶縁性を持たないものがありま す。
v 安全な操作状態のために電気ハンド・ツールを規則的に検査および保守してくだ
さい。磨耗したり破損したツールやテスターは使用しないでください。
v デンタル・ミラーの反射面で、通電中の電気回路に触れないでください。この表
面は導電性があります。これで通電中の回路に触れると、人体の傷害や機械の損 傷を起こす可能性があります。
v ゴム製のフロア・マットの中には、静電気の放電を減少させるために、小さい導
電ファイバーを含むものがあります。このタイプのマットを感電の保護として使 用しないでください。
v 危険な状態、または危険な電圧を持つ装置のそばで、1 人で作業しないでくださ
い。
v 電気事故が発生した場合に、すぐに電源をオフにできるよう、非常電源切断
(EPO) スイッチ、切断スイッチ、あるいは電源コンセントの場所を見つけておき ます。
v 機械的な点検、電源近くでの作業、またはメイン・ユニットの取り外しや取り付
けを行う前には、すべての電源を切り離してください。
v 機器での作業を開始する前に、電源コードを切り離しておきます。電源コードを
抜くことができない場合は、この機器に電力を供給している配電盤の電源をオフ にしてこの配電盤をオフにロックするように、お客さまに依頼してください。
v 電源と回路が切断されていることを前提にしないでください。電源が切り離され
ていることをチェックし確認してください。
v 電気回路がむき出しの機器で作業する必要がある場合、次の予防手段をとってく
ださい。 – 必要に応じて、すぐに電源スイッチを切れるように、電源オフ制御機構を理解
している別の人物に立ち会ってもらう。
– 電源がオンになっている電気装置の作業を行う際は、片手のみを使用する。も
う一方の手は、ポケットの中に入れておくか、背中に回しておきます。こうす ることで、感電の原因となる完全な回路が形成されるのを防ぐことができま す。
– テスターを使用する際には、制御機構を正しくセットして、このテスター用に
承認されたプローブ・リード線および付属品を使用する。
安全について ix
– 適切なゴム製マットの上に立ち、床の金属部分や機器のフレームなどのアース
と自分の身体とを絶縁する。
v 高電圧の測定時には、細心の注意を払ってください。 v パワー・サプライ、ポンプ、ブロワー、ファン、電動発電機などのコンポーネン
トの正しい接地状態を確保するために、これらのコンポーネントの保守は、その 通常の作動位置以外の場所では行わないでください。
v 電気的事故が発生した場合は、十分に用心し、電源をオフにして、別の人物に医
療援助を求めに行かせてください。
x IBM System x3250 Type 4364 および 4365: 問題判別の手引き

安全について注記

重要:
この資料のそれぞれの注意と危険の注記には番号のラベルが付いています。この番 号は、英語の Caution Danger と対応する翻訳文の「注意」と「危険」を相互参 照するのに使用します。
たとえば、「Caution」の注記ラベルに 『Statement 1』 が付いていた場合、Safety Information 小冊子の 『Statement 1』 の下にその注記に対応した翻訳文が見つかり ます。
この資料で述べられている手順を実施する前に「注意」と「危険」の注意書きをす べてお読みください。 もし、サーバーあるいはオプションに追加の安全情報がある 場合はその装置の取り付けを開始する前にお読みください。
安全について xi
安全 1:
危険
電源ケーブルや電話線、通信ケーブルからの電流は危険です。
感電を防ぐために次の事項を守ってください。 v 雷雨の間はケーブルの接続や切り離し、または本製品の設置、保守、再構成を
行わないでください。
v すべての電源コードは正しく配線され接地されたコンセントに接続してくださ
い。
v ご使用の製品に接続するすべての装置も正しく配線されたコンセントに接続し
てください。
v 信号ケーブルの接続または切り離しは可能なかぎり片手で行ってください。 v 火災、水害、または建物に構造的損傷の形跡が見られる場合は、どの装置の電
源もオンにしないでください。
v 取り付けおよび構成手順で特別に指示されている場合を除いて、装置のカバー
を開く場合はその前に、必ず、接続されている電源コード、通信システム、ネ ットワーク、およびモデムを切り離してください。
v ご使用の製品または接続された装置の取り付け、移動、またはカバーの取り外
しを行う場合には、次の表の説明に従ってケーブルの接続および切り離しを行 ってください。
ケーブルの接続手順: ケーブルの切り離し手順:
1. すべての電源をオフにします。
2. 最初に、すべてのケーブルを装置に接続
します。
3. 信号ケーブルをコネクターに接続しま す。
4. 電源コードを電源コンセントに接続しま す。
5. 装置の電源をオンにします。
1. すべての電源をオフにします。
2. 最初に、電源コードをコンセントから取
り外します。
3. 信号ケーブルをコネクターから取り外し ます。
4. すべてのケーブルを装置から取り外しま す。
xii IBM System x3250 Type 4364 および 4365: 問題判別の手引き
安全 2:
注意: リチウム・バッテリーを交換する場合は、 IBM 部品番号 33F8354 またはメーカー が推奨する同等タイプのバッテリーのみを使用してください。システムにリチウ ム・バッテリーが入ったモジュールがある場合、そのモジュールの交換には同じメ ーカーの同じモジュール・タイプのみを使用してください。バッテリーにはリチウ ムが含まれており、適切な使用、扱い、廃棄をしないと、爆発するおそれがありま す。
次のことはしないでください。
v 水に投げ込む、あるいは浸す v 100°C (華氏 212 ) 以上に過熱 v 修理または分解
バッテリーを廃棄する場合は地方自治体の条例に従ってください。
安全について xiii
安全 3:
注意: レーザー製品 (CD-ROM、DVD ドライブ、光ファイバー装置、または送信機など) を取り付ける場合には、以下のことに注意してください。
v カバーを外さないこと。カバーを取り外すと有害なレーザー光を浴びることがあ
ります。この装置の内部には保守が可能な部品はありません。
v 本書に記述されていないコントロールや調整を使用したり、本書に記述されてい
ない手順を実行すると、有害な光線を浴びることがあります。
危険
一部のレーザー製品には、クラス 3A またはクラス 3B のレーザー・ダイオー ドが組み込まれています。次のことに注意してください。
カバーを開くとレーザー光線の照射があります。光線を見つめたり、光学装置を 用いて直接見たり、光線を直接浴びることは避けてください。
xiv IBM System x3250 Type 4364 および 4365: 問題判別の手引き
安全 4:
18 kg 32 kg 55 kg
注意: 装置を持ち上げる場合には、安全に持ち上げる方法に従ってください。
安全 5:
注意: 装置の電源制御ボタンおよび電源機構 (パワー・サプライ) の電源スイッチは、装置 に供給されている電流をオフにするものではありません。装置には 2 本以上の電源 コードが使われている場合があります。 装置から完全に電気を取り除くには給電部 からすべての電源コードを切り離してください。
2
1
安全について xv
安全 8:
注意: 電源機構 (パワー・サプライ) のカバーまたは次のラベルが貼られている部分のカバ ーは決して取り外さないでください。
このラベルが貼られているコンポーネントの内部には、危険な電圧、強い電流が流 れています。これらのコンポーネントの内部には、保守が可能な部品はありませ ん。これらの部品に問題があると思われる場合はサービス技術員に連絡してくださ い。
安全 26:
注意: ラックに装着された装置の上にはものを置かないでください。
このサーバーは IT 用電力分配システム (どんな配電障害条件下でもフェーズ間最高 電圧が 240 V のもの) で使用するのに適しています。
xvi IBM System x3250 Type 4364 および 4365: 問題判別の手引き

1 章概要

この「
問題判別の手引き
ーバーの問題をお客様ご自身で解決するために役立つ情報を記載してあります。本 書は、 サーバーに付属している診断ツール、エラー・コードとそれに対してとるべ きアクション、障害を起こした部品の交換方法について説明します。
交換可能なコンポーネントには、次の 3 つのタイプがあります。 v Tier 1 のお客様による交換が可能な部品 (CRU): Tier 1 と指定された CRU
交換はお客様の責任で行っていただきます。お客様の要請により IBM Tier 1 CRU の導入を行った場合は、その料金を請求させていただきます。
v Tier 2 のお客様による交換が可能な部品 (CRU): Tier 2 と指定された CRU
お客様ご自身で取り付けることができますが、対象のサーバーに指定された保証 サービスの種類に基づき、追加料金なしで IBM に取り付けを要求することもで きます。
v 技術員により交換される部品 (FRU): FRU の取り付けができるのはトレーニング
を受けたサービス技術員のみです。
」には、 IBM®System x3250 Type 4364 または 4365 サ

関連資料

保証の条件、およびサービスと支援を受ける方法については、「
」を参照してください。
ト情報
サーバーには、本書のほかに以下の資料が付属しています。
v
インストール・ガイド
この印刷資料には、サーバーのセットアップ手順と、一部のオプション装置の基 本的な取り付け手順が記載されています。
ユーザーズ・ガイド
v
この資料は、IBM System x™Documentation CD に PDF 形式でも収められてい ます。この資料には、機能に関する説明、およびサーバーの構成方法など、サー バーに関する一般情報が記載されています。また、サーバーがサポートするオプ ション・デバイスの取り付け、取り外し、および接続についての詳細な説明も記 載されています。
ラック搭載手順
v
この印刷資料には、サーバーをラックに搭載する手順が記載されています。
v Safety Information
保証およびサポー
この資料は、IBM System x Documentation CD 上に PDF 形式で提供されていま す。ここには、翻訳された注意と危険の注記が記載されています。本書の「注 意」と「危険」の注記には、番号が付けられています。この番号を使用して、 「Safety Information」の中にある自国語に対応する注記を見つけることができま す。
保証およびサポート情報
v
© Copyright IBM Corp. 2007 1
この資料は、System x Documentation CD 上に PDF 形式で提供されています。こ の資料には、保証の条件およびサービスと支援に関する情報が記載されていま す。
サーバーのモデルによっては、追加の資料が IBM System x Documentation CD に含 まれている場合があります。
®
System x and xSeries
およびオペレーティング・システムを更新、管理、および展開するためのツールに 関する情報が入ったオンライン情報センターです。 System x and xSeries Tools Center は、http://publib.boulder.ibm.com/infocenter/toolsctr/v1r0/index.jsp でアクセスで きます。
サーバーは、サーバーに付属の資料には記載されていない機能を備えている場合が あります。そのような機能に関する情報を追加するため、本資料が更新されること があります。また、サーバーに付属の資料に含まれていない追加情報を提供するた めに、技術更新情報が提供されている場合もあります。これらの更新情報は、IBM Web サイトから入手できます。更新資料および技術更新情報をチェックするには、 次の手順を実行してください。
: IBM の Web サイトは、定期的に変更されます。実際の手順が本書に記述され ているものとわずかながら異なる場合もあります。
1. http://www.ibm.com/servers/eserver/support/xseries/index.html にアクセスします。
2. Hardware リストから、System x3250 を選択し、Go をクリックします。
3. Install and use タブをクリックします。
4. Product documentation をクリックします。
Tools Center は、ファームウェア、デバイス・ドライバー、

本書で使用する注記

本書の注意および危険に関する注記は、IBM System x Documentation CD に収めら れている複数言語による「Safety Information」にも記載されています。それぞれの注 記には番号が付けられており、「Safety Information」資料で対応する注記を参照でき ます。
本書では、次のような注記が使用されています。
v 注: これらの注記には、重要なヒント、説明、助言が書かれています。 v 重要: これらの注記には、不都合な、または問題のある状態を避けるのに役立つ
情報または助言が書かれています。また、これらの注記は、プログラム、装置、 またはデータに損傷を及ぼすおそれのあることを示します。「重要」の注記は、 損傷を起こすおそれのある指示や状態の記述の直前に書かれています。
v 注意: これらの注記は、ユーザーに対して危険が生じる可能性がある状態を示し
ます。「注意」の注記は、危険となりうる手順または状態の記述の直前に書かれ ています。
v 危険: これらの注記は、ユーザーに対して致命的あるいはきわめて危険となりう
る状態を示します。「危険」の注記は、致命的あるいはきわめて危険となりうる 記述の直前に書かれています。
2 IBM System x3250 Type 4364 および 4365: 問題判別の手引き

機能および仕様

以下の表には、このサーバーの機能と仕様がまとめられています。サーバーのモデ ルによっては、一部の機能が備わっていない場合や一部の仕様が適用されない場合 があります。
ラックは、縦方向に 4.45 cm (1.75 インチ) ずつ区切られています。この増分を表 す単位は、1 ユニットまたは「U」と呼ばれます。1-U の高さの装置は 1.75 インチ の高さがあります。
1 章概要 3
表1.機能および仕様
マイクロプロセッサー:
1 つの インテル リーズ、Pentium (サーバーのモデルに依存) : L2 キャッシュのサイズ、マイクロプロ セッサーの速度、およびフロント・サイ ド・バスの速度を判別するには、 Configuration/Setup ユーティリティー・プ ログラムを使用してください。
メモリー:
v 最小:1つまたは 2 つの 512 MB
DIMM (サーバーのモデルに依存)
v 最大:8GB v タイプ: PC2-5300667 MHzECC
DDR II unbuffered SDRAM DIMM のみ
v スロット: デュアル・インライン 4 v 512 MB1GB、および 2GB
DIMM をサポート
ドライブ:
ウルトラベイ拡張:CDまたは CD/DVD
拡張ベイ:
以下の構成のどれか 1 つ:
v ハード・ディスク用の 3.5 型スリムハイ
ト・ベイ 2 つ – ホット・スワップ・モデル: シリアル
接続 SCSI (SAS) ドライブを最高 2 台、または Serial ATA (SATA) ドラ イブを最高 2 台サポート。
– シンプル・スワップ・モデル: SATA
ドライブを最高 2 台サポート
v 4 つの 2.5 型ハード・ディスク用 small
form-factor (SFF) ホット・スワップ・ベ
イ最高 サポートします。
拡張スロット:
2 つの PCI Express x8 スロット、ロー・ プロファイルが 1 つおよび 3/4 長のフル ハイトが 1
ビデオ・コントローラー:
v ATI ES1000 ビデオ (システム・ボード
上)
v 16 MB DDR ビデオ・メモリー
®
LGA 775 Xeon 3000
®
D、または Celeron D
4 台の 2.5 SAS ドライブを
パワー・サプライ
351 ワット (110 または 220VAC自動 検知)
サイズ
v 高さ:43mm(1U) v 奥行き: 559 mm v : 440 mm v 最大質量: 12.7 kg (構成により異なる)
内蔵機能:
v Broadcom NetXtreme
ト・コントローラー (Wake on LAN
GB イーサネッ
®
サポート付き) がシステム・ボード上 に 2
v シリアル・ポート v USB ポート 4 (サーバーの前面に 2
つ、背面に 2 つ)
v キーボード・ポート v マウス・ポート v オプションのリモート管理アダプター
II SlimLine が取り付けられている場合 は、システム管理ポート
ハード・ディスク・コントローラー:
v Serial ATA (SATA) コントローラー
(シンプル・スワップ SATA モデル)
v RAID 機能付きシリアル接続 SCSI
(SAS) コントローラー (ホット・スワ ップ SAS/SATA モデル)
環境:
v 室温:
サーバー電源オン時: 10° から 35°C
(標高:0から 914.4 m)
サーバー電源オン時: 10° から 32°C
(標高: 914.4 m から 2133 m)
サーバー電源オフ時: 10° から 43°C
( 最大標高: 2133 m)
配送時: -40° から 60°C
(最大標高: 2133 m)
v 湿度:
サーバー電源オン時:8%から 80%
サーバー電源オフ時:8%から 80%
音響放出ノイズ:
v 音響出力、アイドル時: 最大 6.5 ベル v 音響出力、稼働時: 最大 6.5 ベル
発熱量:
1 時間あたりの発熱量 (英国熱量単位 (Btu)) 概算 v 最小構成: 時間当たり 341 Btu (100 ワッ
ト)
v 最大構成: 時間当たり 1024 Btu (300
ット)
電源入力:
v 正弦波入力 (47 から 63 Hz) 必須 v 低電圧入力レンジ
最低:100VAC – 最高:127VAC
v 高電圧入力レンジ
最低:200VAC – 最高:240VAC
v 入力キロボルト・アンペア (kVA) 近似値:
最小: 0.102 kVA – 最大: 0.55 kVA
注:
1. 電力消費量と発熱量は、取り付けてある オプション機構と使用している電源管理 オプション機構の数とタイプに応じて変 動します。
2. これらのレベルは、管理された音響環境 のもとで、米国規格協会 (ANSI) S12.10 および ISO 7779 によって指定された手 順に従って測定されたもので、ISO 9296 に従って報告されています。ある場所に おける実際の音圧レベルは、室内での反 響やその他の近隣騒音源のために、ここ に示されている平均値を超える場合があ ります。公称の音響出力レベルは、大多 数のコンピューターが作動する上限を示 しています。
4 IBM System x3250 Type 4364 および 4365: 問題判別の手引き

サーバーのコントロール・ボタン、LED、およびコネクター

このセクションでは、サーバーの前面および背面にあるコントロール・ボタン、発 光ダイオード (LED)、およびコネクターについて説明します。
前面図
次の図は、サーバー前面のコントロール・ボタン、発光ダイオード (LED)、および コネクターを示しています。
パワーオン LED: この LED が点灯していて点滅していない場合、サーバーの電源 がオンになっていることを示します。この LED が点滅している場合、サーバーの 電源がオフの状態で、AC 電源の給電部には接続されていることを示します。この LED がオフの場合、AC 電力が存在しない、またはパワー・サプライあるいは LED 自体に障害が起きていることを示します。
: この LED がオフの場合、サーバーに電力がないことを示すわけではありませ ん。LED が焼き切れている場合もあります。サーバーから電力をすべて除去するに は、電源コードを電源コンセントから切り離す必要があります。
電源制御ボタン: サーバーの電源を手動でオン/オフにするときに、このボタンを押 します。電源制御ボタンのシールドがボタンに付けられているため、間違えてサー バーの電源がオフにされることがありません。この円盤形のシールドは取り外して おくこともできます。
リセット・ボタン: このボタンを押して、サーバーをリセットし、パワーオン・セ ルフテスト (POST) を実行します。ペンまたは真っすぐのペーパー・クリップを使 用してボタンを押すことが必要な場合があります。
ハード・ディスク活動 LED: この LED が点滅しているときは、ハード・ディスク が使用中であることを示します。
ロケーター LED: この LED は、サーバーを視覚的に識別しやすいように、システ ム管理者によってリモート側から点灯できます。 IBM Director を使用して、この LED をリモート側から点灯することができます。
システム・エラー LED: この LED が点灯しているときは、システム・エラーが発 生したことを示します。システム・ボード上の LED も点灯して、エラーの切り分 けを支援することもあります。 詳しくは、 13 ページの『第 2 章 診断』を参照し てください。
USB コネクター: これらのコネクターには USB 装置を接続します。
1 章概要 5
背面図
CD イジェクト・ボタン: このボタンを押して、CD CD ドライブから取り出し ます。
CD ドライブ活動 LED: この LED が点灯しているときは、CD ドライブが使用中 であることを示しています。
次の図は、サーバーの背面にある LED を示しています。
イーサネット 送信/受信活動 LED: この LED は各イーサネット・コネクター上に あります。この LED が点灯しているときは、サーバーとネットワークの間に活動 があることを示しています。
イーサネット速度 LED: この LED は各イーサネット・コネクター上にあります。 この LED が点灯しているときは、イーサネット・ネットワークの速度が 1 Gbps であることを示します。この LED が点灯していないときは、イーサネット・ネッ トワークの速度が 10 Mbps または 100 Mbps であることを示します。
次の図は、サーバーの背面にあるコネクターを示しています。
電源コード・コネクター: このコネクターには、電源コードを接続します。
キーボード・コネクター: このコネクターには、PS/2 キーボードを接続します。
マウス・コネクター: このコネクターには、マウスまたはその他の PS/2 装置を接続
します。
シリアル・コネクター: このコネクターには、9 ピンのシリアル装置を接続しま す。
ビデオ・コネクター: このコネクターには、モニターを接続します。
イーサネット・コネクター: これらのコネクターは、サーバーをネットワークに接
6 IBM System x3250 Type 4364 および 4365: 問題判別の手引き
USB コネクター: これらのコネクターには、USB 装置を接続します。
システム管理コネクター: システム管理情報の制御のために、サーバーをネットワ ークに接続します。このコネクターは、リモート管理アダプター II SlimLine がイ ンストールされている場合にのみアクティブになり、リモート管理アダプター II SlimLine によってのみ使用可能です。

内部 LED、コネクター、および、ジャンパー

次の図は、内部ボード上のコネクター、 LED、およびジャンパーを示します。本書 の図は、ご使用のハードウェアと多少異なる場合があります。

システム・ボードの内部コネクター

次の図は、システム・ボード上の内部コネクターを示します。
重要: SAS/SATA コントローラー・カード・コネクターには、サポートされている IBM SAS/SATA コントローラーのみを使用してください。このサーバーがサポート するオプション装置のリストについては、http://www.ibm.com/servers/eserver/ serverproven/compat/us/ を参照してください。
1 章概要 7

システム・ボードのスイッチとジャンパー

次の図に、システム・ボード上のスイッチとジャンパーを示します。
次の図は、ジャンパーのピンを識別し、ピン 1 の位置を示します。
表2.スイッチとジャンパーの設定
コンポーネント 設定
CMOS ジャンパー (JP3)
ブート・ブロック・ジャンパ ー (JP4)
NMI (マスク不可能割り込 み) スイッチ (SW1)
v ピン 1 と 2: CMOS データを保持 (デフォルト)
v ピン 2 3: CMOS データの消去 (始動パスワードと管理
者パスワードを消去します)
v ピン 1 と 2: 通常 (デフォルト)
v ピン 2 3: ブート・ブロック・リカバリー
v 通常 (デフォルト): NMI は発行されない
v サーバーの背面にあり、このスイッチに接続されている
NMI ボタンが押された場合: NMI が発行されます
8 IBM System x3250 Type 4364 および 4365: 問題判別の手引き

システム・ボードの外部コネクター

次の図に、システム・ボード上の外部コネクターを示します。
1 章概要 9

システム・ボード LED

次の図は、システム・ボード上の LED を示します。
表3.システム・ボード
LED 説明
エラー LED これらの LED のどれかが点灯しているときは、関連するコ
ベースボード管理コントロー ラー・ハートビート LED
スタンバイ電源 LED この LED が点灯している場合、サーバーが AC 電源に接続
LED
ンポーネントに障害が起こったことを示します。
この LED の点滅は Mini-BMC が正常に機能していることを 示します。
されていることを示します。
10 IBM System x3250 Type 4364 および 4365: 問題判別の手引き

オプション装置用のシステム・ボード上のコネクター

次の図は、ユーザーが取り付け可能なオプション装置用のコネクターの位置を示し たものです。
次の図は、ライザー・カード・アセンブリーの PCI Express スロットの位置を示し ています。
1 章概要 11
12 IBM System x3250 Type 4364 および 4365: 問題判別の手引き

2 章診断

診断ツール

この章では、サーバーの問題を解決するために役立つ診断ツールについて説明しま す。
この章の情報を使用しても問題の診断や解決ができない場合は、 133 ページの『付 録 A. ヘルプおよび技術サポートの入手』を参照して詳しい情報を入手してくださ い。
次のツールは、ハードウェア関連の問題の診断と解決に役立ちます。
v POST ビープ・コード、エラー・メッセージ、およびエラー・ログ
パワーオン・セルフテスト (POST) は、ビープ・コードおよびメッセージを生成 して、テストが正常に完了したか、あるいは問題を検出したかを示します。詳し くは、『POST』を参照してください。
v トラブルシューティング表
この表には、問題の現象と問題を解決するためのアクションを記載しています。
29 ページの『トラブルシューティング表』を参照してください。
v システム・ボード LED

POST

システム・ボード LED を使用して、システム・エラーを迅速に診断します。詳 しくは、 41 ページの『システム・ボード LED』を参照してください。
v 診断プログラム、メッセージ、およびエラー・メッセージ
診断プログラムは、サーバーの主要なコンポーネントをテストする基本の方法で す。診断プログラムは、IBM Enhanced Diagnostics CD に入っています。 詳しく は、 43 ページの『診断プログラム、メッセージ、およびエラー・コード』を参照 してください。
サーバーの電源をオンにすると、サーバーのコンポーネントおよび一部のオプショ ン装置のオペレーションを検査する一連のテストが実行されます。この一連のテス トをパワーオン・セルフテスト (POST) と呼んでいます。
始動パスワードを設定している場合は、POST を実行するために、プロンプト画面 が表示されたら始動パスワードを入力し、 Enter キーを押す必要があります。
パワーオン・セルフテストのビープ・コードは問題が検出されたことを示します。 v 1 回だけのビープ音は、POST が正常に完了し、エラーがなかったことを示しま
す。
v 1 回のビープ音以外のビープ・コードは、POST で何らかの問題が検出されたこ
とを示します。POST がハードウェア構成の問題を検出すると、始動のときにエ ラー・メッセージも表示されます。詳しくは、 14 ページの『POST ビープ・コー ド』と 17 ページの『POST エラー・コード』を参照してください。
© Copyright IBM Corp. 2007 13

POST ビープ・コード

ビープ・コードは、短いビープ音または長いビープ音の組み合わせ、またはポーズ で区切られた一連の短いビープ音です。たとえば、「1-2-3」というビープ・コード は、短いビープ音が 1 回鳴り、休止、短いビープ音が 2 回鳴り、休止、最後に短 いビープ音が 3 回鳴る組み合わせを表します。ビープ・コードは、POST が問題を 検出したことを示します。
1 つの問題で複数のエラー・メッセージが出ることがあります。そのような場合に は、最初のエラー・メッセージの原因を解決してください。次の POST の実行で は、その他のエラー・メッセージは通常発生しなくなります。
例外: もし、複数のエラー・コードあるいは診断 LED が、ある 1 つのマイクロプ ロセッサーのエラーを示している場合、そのエラー原因はマイクロプロセッサーの こともあればマイクロプロセッサー・ソケットのこともあります。マイクロプロセ ッサーの問題の診断について、詳しくは、 33 ページの『マイクロプロセッサーの問 題』を参照してください。
v 問題が解決するまで、「アクション」の欄の推奨アクションを、リストされている順に実行してください。
v どのコンポーネントがお客様による交換が可能な部品 (CRU) か技術員により交換される部品 (FRU) かを判断する
には、 71 ページの『第 3 Type 4364 または Type 4365 サーバーの部品リスト』を参照してください。
v アクションのステップの前に「(トレーニングを受けたサービス技術員のみ)」と書かれている場合、そのステップ
を実行できるのは、トレーニングを受けたサービス技術員のみです。
ビープ・コード 説明 アクション
1-1-3 CMOS 書き込み/読み取りテストが失敗し
ました。
1-1-4 BIOS EEPROM チェックサムが失敗しま
した。
1-2-1 プログラマブル・インターバル・タイマー
が失敗しました。
1-2-2 DMA の初期化が失敗しました。 (トレーニングを受けたサービス技術員のみ)
1-2-3 DMA ページ・レジスター書き込み/読み
取りが失敗しました。
1-2-4 RAM リフレッシュ検査が失敗しました。
1. バッテリーを取り付け直します。
2. 以下のコンポーネントを、リストに示され
た順序で一度に 1 つずつ交換し、そのたび にサーバーを再始動します。
a. バッテリー
b. (トレーニングを受けたサービス技術員
のみ) システム・ボード
(トレーニングを受けたサービス技術員のみ)
システム・ボードを取り替えます。
(トレーニングを受けたサービス技術員のみ) システム・ボードを取り替えます。
システム・ボードを取り替えます。
(トレーニングを受けたサービス技術員のみ) システム・ボードを取り替えます。
1. DIMM を取り付け直します。
2. 以下のコンポーネントを、リストに示され た順序で一度に 1 つずつ交換します。
a. DIMM
b. (トレーニングを受けたサービス技術員
のみ) システム・ボード
14 IBM System x3250 Type 4364 および 4365: 問題判別の手引き
v 問題が解決するまで、「アクション」の欄の推奨アクションを、リストされている順に実行してください。
v どのコンポーネントがお客様による交換が可能な部品 (CRU) か技術員により交換される部品 (FRU) かを判断する
には、 71 ページの『第 3 Type 4364 または Type 4365 サーバーの部品リスト』を参照してください。
v アクションのステップの前に「(トレーニングを受けたサービス技術員のみ)」と書かれている場合、そのステップ
を実行できるのは、トレーニングを受けたサービス技術員のみです。
ビープ・コード 説明 アクション
1-3-1 1 回目の 64K RAM テストが失敗しまし
た。
1. DIMM を取り付け直します。
2. 以下のコンポーネントを、リストに示され た順序で一度に 1 つずつ交換します。
a. DIMM
b. (トレーニングを受けたサービス技術員
のみ) システム・ボード
2-1-1 2 DMA レジスターが失敗しました。 (トレーニングを受けたサービス技術員のみ)
システム・ボードを取り替えます。
2-1-2 1 次 DMA レジスターが失敗しました。 (トレーニングを受けたサービス技術員のみ)
システム・ボードを取り替えます。
2-1-3 1 次割り込みマスク・レジスターが失敗し
ました。
2-1-4 2 次割り込みマスク・レジスターが失敗し
ました。
3-3-3 システム内に作動可能なメモリーがありま
せん。
(トレーニングを受けたサービス技術員のみ) システム・ボードを取り替えます。
(トレーニングを受けたサービス技術員のみ) システム・ボードを取り替えます。
1. サーバーに取り付けられた DIMM の数お よび順番が正しいことを確認し、DIMM を 取り付け、あるいは取り付け直してから、 サーバーを再始動します。 重要: 一部のメモリー構成では、POST 3-3-3 のビープ・コードが鳴り、そのあ とモニター画面がブランクになることがあ ります。これが発生し、Configuration/Setup ユーティリティー・プログラムの「Start Options」の中の「Boot Fail Count」オ プションが使用可能にされている場合は、 サーバーを 3 回再始動することにより、構 成設定をデフォルト構成
(メモリー・コネ クターまたはコネクター・バンクが使用可 能) にリセットする必要があります。
2. 以下のコンポーネントを、リストに示され た順序で一度に 1 つずつ交換し、そのたび にサーバーを再始動します。
a. DIMM
b. (トレーニングを受けたサービス技術員
のみ) システム・ボード
2 章診断 15

エラー・ログ

サーバーは最高 3 つの以下のようなエラー・ログを生成します。 v POST エラー・ログには、POST 中に生成された最新の 3 つのエラー・コードが
記録されています。
v システム・イベント/エラー・ログには、最後にログを消去したとき以降の POST
エラー・メッセージの完全ログが記録されています。オプションのリモート管理 アダプター II SlimLine が取り付けられている場合、システム・イベント/エラ ー・ログにはリモート管理アダプター II SlimLine からのシステム・エラー・メ ッセージも記録されています。
v システム・イベント・ログには、超過したしきい値または装置の障害などのモニ
ター・イベントに対して Mini-BMC が生成したメッセージが記録されます。
システム・イベント/エラー・ログとシステム・イベント・ログのサイズには限界が あります。システム・イベント/エラー・ログがいっぱいになると、新しいエントリ ーは古いエントリーを上書きします。システム・イベント・ログがいっぱいになっ ても、新しいエントリーは既存のエントリーを上書きしません。そのため、 Configuration/Setup ユーティリティー・プログラムを使用して、定期的にシステム・ イベント・ログを消去する必要があります (メニュー選択項目については、「
ザーズ・ガイド
とする場合、システム・イベント/エラー・ログとシステム・イベント・ログを消去 しておいて、最新のエラーを一層容易に見つけられるようにします。
」で説明されています)。エラーのトラブルシューティングを行おう
ユー
重要: エラーの修理が完了したとき、あるいは解決したときは、システム・イベン ト・ログを消去して、サーバー前面のシステム・エラー LED をオフにします。
POST の初期段階でシステム・イベント/エラー・ログおよびシステム・イベント・ ログに書き込まれるエントリーには、デフォルトのタイム・スタンプとして誤った 日付と時刻が記録されます。ただし、POST が進行するにつれて、日付と時刻は修 正されます。
各ログのエントリーは、それぞれ単独のページに表示されます。あるエントリーか ら次のエントリーに移動するには、上矢印キーと下矢印キーを使用します。
POST エラー・ログ、システム・イベント・ログ、およびシステム・イベント/エラ ー・ログの内容は、Configuration/Setup ユーティリティー・プログラムを使用して表 示できます。
PCI Express スロットのトラブルシューティングをする場合、エラー・ログは PCI Express バスを数値で報告することに注目してください。割り当てられる数値は構成
により変わります。この割り当ては、Configuration/Setup ユーティリティー・プログ ラムを実行することで確認することができます (詳しくは、「
」を参照)。
ユーザーズ・ガイ
Configuration/Setup ユーティリティー・プログラムを使用したエラ ー・ログの表示
Configuration/Setup ユーティリティー・プログラムの使用方法についての詳細は、 「
ユーザーズ・ガイド
」を参照してください。
エラー・ログを表示するには、次のステップを実行してください。
16 IBM System x3250 Type 4364 および 4365: 問題判別の手引き
1. サーバーの電源をオンにします。
2. Press F1 for Configuration/Setup プロンプトが表示されたら、F1 を押しま
す。始動パスワードと管理者パスワードの両方が設定されている場合に、エラ ー・ログを表示するためには管理者パスワードを入力する必要があります。
3. 以下のいずれかの手順を使用します。 v POST エラー・ログを表示するには、「Error Logs」を選択してから、
POST Error Log」を選択します。
v システム・イベント/エラー・ログを表示するには、「Error Logs」を選択し
てから、「System Event/Error Log」を選択します。
v システム・イベント・ログを表示するには、「Advanced Setup」を選択し、
IPMI」を選択してから「System Event Log」を選択します。
エラー・ログの消去
Configuration/Setup ユーティリティー・プログラムの使用方法についての詳細は、
ユーザーズ・ガイド
エラー・ログを消去するには、次のステップを実行してください。
1. サーバーの電源をオンにします。
2. Press F1 for Configuration/Setup プロンプトが表示されたら、F1 を押しま
す。始動パスワードと管理者パスワードの両方が設定されている場合に、エラ ー・ログを表示するためには管理者パスワードを入力する必要があります。
3. 以下のいずれかの手順を使用します。 a. BMC システム・イベント・ログを消去するには、「Advanced Setup -->
IPMI」と選択します。「Clear System Event Log」を設定して 「Enabled」にしてから、Esc を押します。Configuration/Setup ユーティリテ ィー・プログラムにより設定を保管し、終了したときに発生する次のシステ ム始動時に、ログは消去されます。
b. システム・イベント/エラー・ログを消去するには、「Error logs」を選択し
てから、「System Event/Error Log」を選択します。どれかのログ・エン トリーが表示されたら、Enter を押します (「Clear event/error logs」が各 エントリー・ページ上で強調表示されます)。
」を参照してください。
: POST エラー・ログはシステム再始動を行うたびに自動的にクリアされます。

POST エラー・コード

以下の表では、POST エラー・コードについて、および検出された問題を解決する ための推奨アクションについて説明します。
2 章診断 17
v 問題が解決するまで、「アクション」の欄の推奨アクションを、リストされている順に実行してください。
v どのコンポーネントがお客様による交換が可能な部品 (CRU) か技術員により交換される部品 (FRU) かを判断する
には、 71 ページの『第 3 Type 4364 または Type 4365 サーバーの部品リスト』を参照してください。
v アクションのステップの前に「(トレーニングを受けたサービス技術員のみ)」と書かれている場合、そのステップ
を実行できるのは、トレーニングを受けたサービス技術員のみです。
エラー・コード 説明 アクション
062 デフォルト構成を使用して、連続 3 回ブー
トに失敗。
101102 システム・ボードの障害です。 (トレーニングを受けたサービス技術員のみ) システ
151 リアルタイム・クロック・エラー。
161 リアルタイム・クロック・バッテリー・エラ
ー。
1. システム・ファームウェアを最新レベルに更新し ます ( 127 ページの『ファームウェアの更新』を 参照)。
2. (トレーニングを受けたサービス技術員のみ) シス テム・ボードを取り替えます。
ム・ボードを取り替えます。
1. バッテリーを取り付け直します。
2. 以下のコンポーネントを、リストに示された順序
で一度に 1 つずつ交換し、そのたびにサーバーを 再始動します。
a. バッテリー
b. (トレーニングを受けたサービス技術員のみ)
ステム・ボード
1. バッテリーを取り付け直します。
2. 以下のコンポーネントを、リストに示された順序
で一度に 1 つずつ交換し、そのたびにサーバーを 再始動します。
a. バッテリー
b. (トレーニングを受けたサービス技術員のみ)
ステム・ボード
18 IBM System x3250 Type 4364 および 4365: 問題判別の手引き
v 問題が解決するまで、「アクション」の欄の推奨アクションを、リストされている順に実行してください。
v どのコンポーネントがお客様による交換が可能な部品 (CRU) か技術員により交換される部品 (FRU) かを判断する
には、 71 ページの『第 3 Type 4364 または Type 4365 サーバーの部品リスト』を参照してください。
v アクションのステップの前に「(トレーニングを受けたサービス技術員のみ)」と書かれている場合、そのステップ
を実行できるのは、トレーニングを受けたサービス技術員のみです。
エラー・コード 説明 アクション
162 無効な構成情報、または CMOS ランダム・
アクセス・メモリー (RAM) チェックサム障 害です。
1. Configuration/Setup ユーティリティー・プログラム を実行し、「Load Default Settings」を選択し て設定を保管します。
2. 次のコンポーネントを、リストに示された順序で 一度に 1 つずつ取り付け直し、そのたびにサーバ ーを再始動します。
a. バッテリー
b. 障害を示すデバイス (デバイスが FRU の場
合、デバイスの取り付け直しはトレーニングを 受けたサービス技術員が行う必要があります)
3. 以下のコンポーネントを、リストに示された順序 で一度に 1 つずつ交換し、そのたびにサーバーを 再始動します。
a. バッテリー
b. 障害を示すデバイス (デバイスが FRU の場
合、デバイスの交換はトレーニングを受けたサ ービス技術員が行う必要があります)
c. (トレーニングを受けたサービス技術員のみ) シ
ステム・ボード
163 リアルタイム・クロック・エラー。 (日時が
セットされていない)
1. Configuration/Setup ユーティリティー・プログラム を実行し、「Load Default Settings」を選択し て、日時が正しいことを確認し、設定を保管しま す。
2. バッテリーを取り付け直します。
3. 以下のコンポーネントを、リストに示された順序
で一度に 1 つずつ交換し、そのたびにサーバーを 再始動します。
a. バッテリー
b. (トレーニングを受けたサービス技術員のみ)
ステム・ボード
164 メモリー・サイズが変更されました。
1. Configuration/Setup ユーティリティー・プログラム
を実行し、構成設定を保管してから終了します。
2. DIMM を取り付け直します。
175 オプションのサービス・プロセッサー・アダ
プターのサービス・プロセッサー・コードが 壊れているか、またはロードされていない。 : このケースのサービス・プロセッサー は、オプションのリモート管理アダプター
II SlimLine です。
1. オプションのリモート管理アダプター II SlimLine
のファームウェアを更新します ( 127 ページの 『ファームウェアの更新』を参照)。
2. オプションのリモート管理アダプター II SlimLine を交換します。
2 章診断 19
v 問題が解決するまで、「アクション」の欄の推奨アクションを、リストされている順に実行してください。
v どのコンポーネントがお客様による交換が可能な部品 (CRU) か技術員により交換される部品 (FRU) かを判断する
には、 71 ページの『第 3 Type 4364 または Type 4365 サーバーの部品リスト』を参照してください。
v アクションのステップの前に「(トレーニングを受けたサービス技術員のみ)」と書かれている場合、そのステップ
を実行できるのは、トレーニングを受けたサービス技術員のみです。
エラー・コード 説明 アクション
184 始動パスワードが損傷している。
187 VPD シリアル番号が設定されていない。
189 誤ったパスワードを使用してサーバーへのア
クセスが 3 回試行された。
289 システムにより DIMM が使用不可にされま
した。
301 キーボードまたはキーボード・コントローラ
ーのエラー。
1. サーバーを再始動し、管理者パスワードを入力し てから、Configuration/Setup ユーティリティー・プ ログラムを実行し、「Load Default Settings」 を選択して、設定を保管します。
2. バッテリーを取り付け直します。
3. 以下のコンポーネントを、リストに示された順序
で一度に 1 つずつ交換し、そのたびにサーバーを 再始動します。
a. バッテリー
b. (トレーニングを受けたサービス技術員のみ)
ステム・ボード
1. オプションのリモート管理アダプター II SlimLine を取り付け直します。
2. (トレーニングを受けたサービス技術員のみ) シス テム・ボードを取り替えます。
サーバーを再始動し、管理者パスワードを入力してか ら、Configuration/Setup ユーティリティー・プログラ ムを実行して、始動パスワードを変更します。
1. DIMM の取り付けが正しいことを確認します (97 ページの『メモリー・モジュール (DIMM) の取り 付け』を参照)。
2. DIMM を取り付け直します。
3. DIMM を交換します。
1. USB キーボードを取り付けてある場合は、 Configuration/Setup ユーティリティー・プログラム
を実行してキーボードなしの操作を使用可能に し、始動時に POST エラー・メッセージ 301 が 表示されないようにします。
2. キーボード・ケーブルをコネクターに取り付け直 します。
3. 以下のコンポーネントを、リストに示された順序 で一度に 1 つずつ交換し、そのたびにサーバーを 再始動します。
a. キーボード
b. (トレーニングを受けたサービス技術員のみ)
ステム・ボード
20 IBM System x3250 Type 4364 および 4365: 問題判別の手引き
v 問題が解決するまで、「アクション」の欄の推奨アクションを、リストされている順に実行してください。
v どのコンポーネントがお客様による交換が可能な部品 (CRU) か技術員により交換される部品 (FRU) かを判断する
には、 71 ページの『第 3 Type 4364 または Type 4365 サーバーの部品リスト』を参照してください。
v アクションのステップの前に「(トレーニングを受けたサービス技術員のみ)」と書かれている場合、そのステップ
を実行できるのは、トレーニングを受けたサービス技術員のみです。
エラー・コード 説明 アクション
303 キーボード・コントローラーのエラー。
1. キーボード・ケーブルをコネクターに取り付け直
します。
2. 以下のコンポーネントを、リストに示された順序 で一度に 1 つずつ交換し、そのたびにサーバーを 再始動します。
a. キーボード
b. (トレーニングを受けたサービス技術員のみ)
ステム・ボード
602 無効なディスケット・ブート・レコード
1. ディスケットを交換します。
2. ディスケット・ドライブ・ケーブルを取り付け直
します。
3. ディスケット・ドライブを交換します。
604 内部ディスケット・ドライブ・エラー
1. Configuration/Setup ユーティリティー・プログラム
を実行し、「Load Default Settings」を選択し て設定を保管します。
2. ディスケット・ドライブの信号ケーブルを取り付 け直します。
3. ディスケット・ドライブを交換します。
962 パラレル・ポート構成エラー
1. Configuration/Setup ユーティリティー・プログラム
を実行して、パラレル・ポート設定が正しいこと を確認します。
2. (トレーニングを受けたサービス技術員のみ) シス テム・ボードを取り替えます。
1162 シリアル・ポート・エラー
1. Configuration/Setup ユーティリティー・プログラム
を実行して、シリアル・ポート設定が正しいこと を確認します。
2. (トレーニングを受けたサービス技術員のみ) シス テム・ボードを取り替えます。
2 章診断 21
v 問題が解決するまで、「アクション」の欄の推奨アクションを、リストされている順に実行してください。
v どのコンポーネントがお客様による交換が可能な部品 (CRU) か技術員により交換される部品 (FRU) かを判断する
には、 71 ページの『第 3 Type 4364 または Type 4365 サーバーの部品リスト』を参照してください。
v アクションのステップの前に「(トレーニングを受けたサービス技術員のみ)」と書かれている場合、そのステップ
を実行できるのは、トレーニングを受けたサービス技術員のみです。
エラー・コード 説明 アクション
178x 固定ディスクのエラー。
注: x はエラーを起こしたドライブです。
1800 使用不可の PCI ハードウェア割り込み。
1. ドライブの x に対してハード・ディスク診断テス
トを実行します (IBM System x Documentation CD に収録されている「 プログラムの実行』を参照してください)。
2. サーバーのモデルに応じて、次のコンポーネント を取り付け直します。
v ホット・スワップ・モデル: ハード・ディスク
v シンプル・スワップ・モデル:
a. ハード・ディスクのドライブ x
b. ハード・ディスクのドライブ x のケーブル
3. サーバーのモデルに応じて、以下のコンポーネン
トをリストに示された順序で一度に 1 つずつ交換 し、そのたびにサーバーを再始動します。
v ホット・スワップ・モデル:
a. ハード・ディスクのドライブ x
b. ハード・ディスク・バックプレーン
c. (トレーニングを受けたサービス技術員のみ)
システム・ボード
v シンプル・スワップ・モデル:
a. ハード・ディスクのドライブ x
b. ハード・ディスクのドライブ x のケーブル
c. (トレーニングを受けたサービス技術員のみ)
システム・ボード
1. Configuration/Setup ユーティリティー・プログラム を実行して、アダプター設定を調整します。
2. 問題を特定できるまで、アダプターを一度に 1 つ ずつ取り外し、そのたびにサーバーを再始動しま す。
問題判別の手引き
」の『診断
22 IBM System x3250 Type 4364 および 4365: 問題判別の手引き
v 問題が解決するまで、「アクション」の欄の推奨アクションを、リストされている順に実行してください。
v どのコンポーネントがお客様による交換が可能な部品 (CRU) か技術員により交換される部品 (FRU) かを判断する
には、 71 ページの『第 3 Type 4364 または Type 4365 サーバーの部品リスト』を参照してください。
v アクションのステップの前に「(トレーニングを受けたサービス技術員のみ)」と書かれている場合、そのステップ
を実行できるのは、トレーニングを受けたサービス技術員のみです。
エラー・コード 説明 アクション
1801 アダプターが利用不能のメモリー・リソース
を要求した。
1. Configuration/Setup ユーティリティー・プログラム を実行して、サーバーに充分なメモリーが取り付 けられていることを確認します。
2. Configuration/Setup ユーティリティー・プログラム を実行し、他のリソースを使用不可にして、より 多くのスペースを利用可能にします。
3. 以下のコンポーネントを、リストに示された順序 で一度に 1 つずつ交換し、そのたびにサーバーを 再始動します。
a. 各アダプター
b. (トレーニングを受けたサービス技術員のみ)
ステム・ボード
1805 PCI オプション ROM チェックサム・エラ
ー。
1. 障害のあるアダプターを取り外します。
2. 各アダプターを取り付け直します。
3. ライザー・カードを取り付け直します。
4. 以下のコンポーネントを、リストに示された順序
で一度に 1 つずつ交換し、そのたびにサーバーを 再始動します。
a. 各アダプター
b. ライザー・カード
c. (トレーニングを受けたサービス技術員のみ)
ステム・ボード
1810 PCI エラー。
1. ライザー・カードを取り付け直します。
2. ライザー・カードから両方のアダプターを取り外
します。
3. 以下のコンポーネントを、リストに示された順序 で一度に 1 つずつ交換し、そのたびにサーバーを 再始動します。
a. ライザー・カード
b. (トレーニングを受けたサービス技術員のみ)
ステム・ボード
2 章診断 23
v 問題が解決するまで、「アクション」の欄の推奨アクションを、リストされている順に実行してください。
v どのコンポーネントがお客様による交換が可能な部品 (CRU) か技術員により交換される部品 (FRU) かを判断する
には、 71 ページの『第 3 Type 4364 または Type 4365 サーバーの部品リスト』を参照してください。
v アクションのステップの前に「(トレーニングを受けたサービス技術員のみ)」と書かれている場合、そのステップ
を実行できるのは、トレーニングを受けたサービス技術員のみです。
エラー・コード 説明 アクション
1962 ハード・ディスクに有効なブート・セクター
がない。
5962 IDE DVD ドライブ構成エラー。
8603 ポインティング・デバイス・エラー
1. 始動可能なオペレーティング・システムがインス
トールされていることを確認します。
2. ハード・ディスク診断テストを実行します。
3. 以下のコンポーネントを取り付け直します。
a. ハード・ディスク
b. ハード・ディスクのバックプレーン・ケーブル
またはバック・プレート・ケーブル
4. 以下のコンポーネントを、リストに示された順序 で一度に 1 つずつ交換し、そのたびにサーバーを 再始動します。
a. (ホット・スワップ・モデル) ハード・ディス
ク・ケーブル
b. ハード・ディスク
c. ハード・ディスクのバックプレーンまたはバッ
ク・プレート
d. (トレーニングを受けたサービス技術員のみ) シ
ステム・ボード
1. Configuration/Setup ユーティリティー・プログラム を実行して、デフォルト設定をロードします ( 128 ページの『Configuration/Setup ユーティリテ ィー・プログラムの使用』を参照)。
2. 以下のコンポーネントを取り付け直します。
a. DVD ドライブ・ケーブル
b. DVD ドライブ
c. (トレーニングを受けたサービス技術員のみ)
ステム・ボード
3. ステップ 2 にリストされたコンポーネントを、リ ストに示された順序で一度に 1 つずつ交換し、そ のたびにサーバーを再始動します。
1. ポインティング・デバイスを取り付け直します。
2. 以下のコンポーネントを、リストに示された順序
で一度に 1 つずつ交換し、そのたびにサーバーを 再始動します。
ポインティング・デバイス
a.
b. (トレーニングを受けたサービス技術員のみ)
ステム・ボード
24 IBM System x3250 Type 4364 および 4365: 問題判別の手引き
v 問題が解決するまで、「アクション」の欄の推奨アクションを、リストされている順に実行してください。
v どのコンポーネントがお客様による交換が可能な部品 (CRU) か技術員により交換される部品 (FRU) かを判断する
には、 71 ページの『第 3 Type 4364 または Type 4365 サーバーの部品リスト』を参照してください。
v アクションのステップの前に「(トレーニングを受けたサービス技術員のみ)」と書かれている場合、そのステップ
を実行できるのは、トレーニングを受けたサービス技術員のみです。
エラー・コード 説明 アクション
00012000 プロセッサー・マシン・チェック・エラー
1. (トレーニングを受けたサービス技術員のみ) マイ
クロプロセッサーを取り付け直します。
2. 以下のコンポーネントを、リストに示された順序 で一度に 1 つずつ交換し、そのたびにサーバーを 再始動します。
a. (トレーニングを受けたサービス技術員のみ) マ
イクロプロセッサー
b. (トレーニングを受けたサービス技術員のみ) シ
ステム・ボード
00019701 プロセッサーが BIST に失敗した。
1. (トレーニングを受けたサービス技術員のみ) マイ
クロプロセッサーを取り付け直します。
2. 以下のコンポーネントを、リストに示された順序 で一度に 1 つずつ交換し、そのたびにサーバーを 再始動します。
a. (トレーニングを受けたサービス技術員のみ) マ
イクロプロセッサー
b. (トレーニングを受けたサービス技術員のみ) シ
ステム・ボード
01298001 プロセッサーの更新データがない。
1. BIOS コードを再度更新します。
2. (トレーニングを受けたサービス技術員のみ) マイ
クロプロセッサーを取り付け直します。
3. (トレーニングを受けたサービス技術員のみ) マイ クロプロセッサーを交換します。
01298101 プロセッサーの更新データが不良。
1. BIOS コードを再度更新します。
2. (トレーニングを受けたサービス技術員のみ) マイ
クロプロセッサーを取り付け直します。
3. (トレーニングを受けたサービス技術員のみ) マイ クロプロセッサーを交換します。
2 章診断 25
v 問題が解決するまで、「アクション」の欄の推奨アクションを、リストされている順に実行してください。
v どのコンポーネントがお客様による交換が可能な部品 (CRU) か技術員により交換される部品 (FRU) かを判断する
には、 71 ページの『第 3 Type 4364 または Type 4365 サーバーの部品リスト』を参照してください。
v アクションのステップの前に「(トレーニングを受けたサービス技術員のみ)」と書かれている場合、そのステップ
を実行できるのは、トレーニングを受けたサービス技術員のみです。
エラー・コード 説明 アクション
I9990301 ハード・ディスク・ブート・セクターのエラ
ー。
I9990650 AC 電源が回復した。
1. サーバーのモデルに応じて、次のコンポーネント
を取り付け直します。
v ホット・スワップ・モデル:
a. ハード・ディスク
b. SAS/SATA コントローラー
v シンプル・スワップ・モデル:
a. ハード・ディスク
b. ハード・ディスク・ケーブル
2. サーバーのモデルに応じて、以下のコンポーネン
トをリストに示された順序で一度に 1 つずつ交換 し、そのたびにサーバーを再始動します。
v ホット・スワップ・モデル:
a. ハード・ディスク
b. ハード・ディスク・バックプレーン
c. SAS/SATA コントローラー
d. (トレーニングを受けたサービス技術員のみ)
システム・ボード
v シンプル・スワップ・モデル:
a. ハード・ディスク
b. ハード・ディスク・ケーブル
c. (トレーニングを受けたサービス技術員のみ)
システム・ボード
1. 電源ケーブルを検査します。
2. パワー・サプライに停電が発生しなかったか検査
します。

チェックアウト手順

チェックアウト手順は、サーバーにおける問題を診断するために行う必要がある一 連の作業です。

チェックアウト手順について

ハードウェアの問題を診断するためのチェックアウト手順を行う前に、以下の情報 をよくお読みください。
v vii ページから始まる『安全について』をお読みください。 v 診断プログラムは、サーバーの主要なコンポーネント (たとえば、システム・ボ
ード、イーサネット・コントローラー、キーボード、マウス (ポインティング・
26 IBM System x3250 Type 4364 および 4365: 問題判別の手引き
デバイス)、シリアル・ポート、およびハード・ディスクなど) をテストする基本 の方法です。これらのプログラムを使用して、一部の外部装置をテストすること もできます。問題の原因がハードウェアにあるか、ソフトウェアにあるかが不確 実な場合は、診断プログラムを使用して、ハードウェアが正しく作動しているか どうかを確認することができます。
v 診断プログラムを実行すると、1 つの問題で複数のエラー・メッセージが出るこ
とがあります。そのような場合には、最初のエラー・メッセージの原因を解決し てください。次に診断プログラムを実行したときには、その他のエラー・メッセ ージは通常発生しなくなります。
例外: もし、複数のエラー・コードあるいは LED が、ある 1 つのマイクロプロ セッサーのエラーを示している場合、そのエラー原因はマイクロプロセッサーの こともあればマイクロプロセッサー・ソケットのこともあります。マイクロプロ セッサーの問題の診断について、詳しくは、 33 ページの『マイクロプロセッサー の問題』を参照してください。
v 診断プログラムを実行する前に、障害が起きたサーバーが共用ハード・ディス
ク・クラスター (外部ストレージ・デバイスを共用する複数のサーバー) の一部で あるかどうかを調べる必要があります。クラスターの一部である場合は、ストレ ージ・ユニット (つまり、ストレージ・ユニット内のハード・ディスク) またはス トレージ・ユニットに接続されているストレージ・アダプターをテストするプロ グラムを除いて、すべての診断プログラムを実行できます。以下のいずれかに該 当する場合、障害のあるサーバーはクラスターの一部である可能性があります。
– 障害のあるサーバーがクラスター (外部ストレージ・デバイスを共用する複数
のサーバー) の一部であると確認できた場合。
–1つ以上の外部ストレージ・ユニットが障害が起きたサーバーに接続されてお
り、接続されているストレージ・ユニットの少なくとも 1 つは別のサーバー または未確認装置にも接続されている場合。
–1つ以上のサーバーが、障害を起こしているサーバーの近くに配置されている
場合。
重要: サーバーが共用ハード・ディスク・クラスターの一部である場合は、一度1 つだけのテストを実行してください。「Run Quick Test」や「Run Normal Test」など、複合したテストを実行しないでください。これらを行うと、ハー ド・ディスク診断テストが有効になることがあります。
v サーバーが停止し、POST エラー・コードが表示される場合は、 16 ページの『エ
ラー・ログ』を参照してください。サーバーが停止し、エラー・メッセージが表 示されない場合は、 29 ページの『トラブルシューティング表』および 69 ページ の『未解決問題の解決』を参照してください。
v パワー・サプライの問題については、 67 ページの『電源の問題の解決』を参照し
てください。
v 再現性の低い問題については、エラー・ログを検査してください (16ページの
『エラー・ログ』および 43 ページの『診断プログラム、メッセージ、およびエ ラー・コード』を参照)。
2 章診断 27

チェックアウト手順の実行

チェックアウト手順を行うには、次のステップを実行してください。
1. サーバーはクラスターの一部ですか ?
v いいえ: ステップ 2 に進みます。 v はい: そのクラスターに関連した、障害のあるすべてのサーバーをシャットダ
ウンします。ステップ 2 に進みます。
2. 次のステップを実行してください。 a. サーバーおよび接続されているすべての外部装置の電源をオフにします。 b. ケーブルおよび電源コードをすべてチェックします。 c. ディスプレイの輝度調整とコントラストをすべて中間位置に設定します。 d. すべての外部装置の電源をオンにします。 e. サーバーの電源をオンにします。サーバーが始動しない場合は、 29 ページ
の『トラブルシューティング表』を参照してください。
f. オペレーター情報パネル上のシステム・エラー LED を検査します。点滅して
いた場合は、システム・ボード上の LED をチェックします (41ページの 『システム・ボード LED』を参照してください)。
g. 次に示す結果を確認します。
v POST が正常に完了した (詳しくは、 13 ページの『POST』を参照してく
ださい)。
v 始動が正常に完了した。
3. 1 回あるいは複数のビープ音が鳴りましたか? v いいえ: 29 ページの『トラブルシューティング表』で障害の現象を見つけま
す (必要であれば、 43 ページの『診断プログラムの実行』を参照して診断プ ログラムを実行してください)。
– エラーが発生した場合は、 46 ページの『診断エラー・コード』を参照して
ください。
診断プログラムが正常に完了しても、なお問題があると思われる場合は、
69 ページの『未解決問題の解決』を参照してください。
v はい: 14 ページの『POST ビープ・コード』でビープ・コードを見つけます
(必要であれば、 69 ページの『未解決問題の解決』を参照してください)
28 IBM System x3250 Type 4364 および 4365: 問題判別の手引き

トラブルシューティング表

トラブルシューティング表を使用して、合致する現象から問題の解決策を見つけて ください。
問題がトラブルシューティング表の中に見つからない場合は、 43 ページの『診断プ ログラムの実行』に進み、サーバーのテストに関する情報をお読みください。
新しいソフトウェアまたは新しいオプション装置を追加した直後に、サーバーが作 動しなくなった場合は、トラブルシューティング表を使用する前に次のステップを 実行してください。
1. オペレーター情報パネルのシステム・エラー LED をチェックし、点灯していた 場合は、システム・ボード上の LED をチェックします (41ページの『システ ム・ボード LED』を参照してください)。
2. 追加したばかりのソフトウェアまたは装置を取り除きます。
3. 診断テストを実行して、サーバーが正しく稼働するかどうかを調べます。
4. 新しいソフトウェアをインストールまたは新しい装置を取り付け直します。

CD または DVD ドライブの問題

v 問題が解決するまで、「アクション」の欄の推奨アクションを、リストされている順に実行してください。
v どのコンポーネントがお客様による交換が可能な部品 (CRU) か技術員により交換される部品 (FRU) かを判断する
には、 71 ページの『第 3 Type 4364 または Type 4365 サーバーの部品リスト』を参照してください。
v アクションのステップの前に「(トレーニングを受けたサービス技術員のみ)」と書かれている場合、そのステップ
を実行できるのは、トレーニングを受けたサービス技術員のみです。
現象 アクション
CD または DVD ドライブが認 識されない。
1. 以下の点を確認します。
v Configuration/Setup ユーティリティー・プログラムで、CD または DVD ドラ
イブが接続されている IDE チャネル (1 次) が使用可能にされている。
v ケーブルおよびジャンパーがすべて正しく取り付けられている。
v CD または DVD ドライブ用の正しいデバイス・ドライバーがインストール
されている。
2. CDCD-RW、または DVD ドライブの診断プログラムを実行します。
3. 以下のコンポーネントを取り付け直します。
a. CD または DVD ドライブ
b. CD または DVD インターフェース・ボード・ケーブル
4. 以下のコンポーネントを、リストに示された順序で一度に 1 つずつ交換し、そ
のたびにサーバーを再始動します。
a. CD または DVD ドライブ
b. CD または DVD ドライブ・インターフェース・ボード・ケーブル
c. CD または DVD インターフェース・ボード
d. (トレーニングを受けたサービス技術員のみ) システム・ボード
2 章診断 29
v 問題が解決するまで、「アクション」の欄の推奨アクションを、リストされている順に実行してください。
v どのコンポーネントがお客様による交換が可能な部品 (CRU) か技術員により交換される部品 (FRU) かを判断する
には、 71 ページの『第 3 Type 4364 または Type 4365 サーバーの部品リスト』を参照してください。
v アクションのステップの前に「(トレーニングを受けたサービス技術員のみ)」と書かれている場合、そのステップ
を実行できるのは、トレーニングを受けたサービス技術員のみです。
現象 アクション
CD または DVD が正しく作動 していない。
CD または DVD ドライブ・ト レイが作動していない。
1. CD または DVD を清掃します。
2. CD または DVD ドライブ診断プログラムを実行します。
3. CD または DVD ドライブを取り付け直します。
4. CD または DVD ドライブを交換します。
1. サーバーの電源がオンになっていることを確認します。
2. まっすぐに延ばしたペーパー・クリップの先端を手動トレイ開口部に差し込みま
す。
3. CD または DVD ドライブを取り付け直します。
4. CD または DVD ドライブを交換します。

一般的な問題

v 問題が解決するまで、「アクション」の欄の推奨アクションを、リストされている順に実行してください。
v どのコンポーネントがお客様による交換が可能な部品 (CRU) か技術員により交換される部品 (FRU) かを判断する
には、 71 ページの『第 3 Type 4364 または Type 4365 サーバーの部品リスト』を参照してください。
v アクションのステップの前に「(トレーニングを受けたサービス技術員のみ)」と書かれている場合、そのステップ
を実行できるのは、トレーニングを受けたサービス技術員のみです。
現象 アクション
カバー・ロックが破損した、 LED が機能しないなどの問題。
該当部品が CRU である場合は、その部品を交換します。部品が FRU の場合は、 トレーニングを受けたサービス技術員が部品を交換する必要があります。

ハード・ディスクの問題

v 問題が解決するまで、「アクション」の欄の推奨アクションを、リストされている順に実行してください。
v どのコンポーネントがお客様による交換が可能な部品 (CRU) か技術員により交換される部品 (FRU) かを判断する
には、 71 ページの『第 3 Type 4364 または Type 4365 サーバーの部品リスト』を参照してください。
v アクションのステップの前に「(トレーニングを受けたサービス技術員のみ)」と書かれている場合、そのステップ
を実行できるのは、トレーニングを受けたサービス技術員のみです。
現象 アクション
ハード・ディスク診断テスト (Fixed Disk Test) で認識されな いドライブがある。
ハード・ディスク診断テスト中 にサーバーが応答しなくなる。
30 IBM System x3250 Type 4364 および 4365: 問題判別の手引き
診断テストで示されたドライブを取り外し、再度ハード・ディスク診断テストを実 行します。残りのドライブが認識される場合は、取り外したドライブを新しいもの と交換します。
サーバーが応答を停止したときにテストしていたハード・ディスクを取り外し、再 度診断テストを実行します。ハード・ディスクの診断テストが正常に実行された場 合は、取り外したドライブを新しいものと交換します。
v 問題が解決するまで、「アクション」の欄の推奨アクションを、リストされている順に実行してください。
v どのコンポーネントがお客様による交換が可能な部品 (CRU) か技術員により交換される部品 (FRU) かを判断する
には、 71 ページの『第 3 Type 4364 または Type 4365 サーバーの部品リスト』を参照してください。
v アクションのステップの前に「(トレーニングを受けたサービス技術員のみ)」と書かれている場合、そのステップ
を実行できるのは、トレーニングを受けたサービス技術員のみです。
現象 アクション
オペレーティング・システムの 始動中にハード・ディスクが検 出されない。
ハード・ディスクが「Fixed Disk Test」診断にパスしたが、 問題が残っている。
すべてのハード・ディスクとケーブルを取り付け直し、再度ハード・ディスク診断 テストを実行します。
診断の SCSI Attached Disk Test を実行します (43ページの『診断プログラムの実 行』を参照)。 : RAID アレイの一部を構成するドライブに対しては、SCSI Attached Disk Test を使用します。RAID アレイを構成しない SATA ドライブに対しては、Fixed Disk Test を使用します。

再現性の低い問題

v 問題が解決するまで、「アクション」の欄の推奨アクションを、リストされている順に実行してください。
v どのコンポーネントがお客様による交換が可能な部品 (CRU) か技術員により交換される部品 (FRU) かを判断する
には、 71 ページの『第 3 Type 4364 または Type 4365 サーバーの部品リスト』を参照してください。
v アクションのステップの前に「(トレーニングを受けたサービス技術員のみ)」と書かれている場合、そのステップ
を実行できるのは、トレーニングを受けたサービス技術員のみです。
現象 アクション
問題は偶発的に発生し、診断が 難しい。
1. 以下の点を確認します。 v サーバー背面および接続装置にケーブルやコードがしっかりと接続されてい
る。
v サーバーの電源が入っているときに、サーバーの背面のファン・グリルから
空気が流れている。空気の流れがない場合は、ファンが作動していません。 これにより、サーバーが過熱し、シャットダウンすることがあります。
2. システム・エラー・ログを調べます (16ページの『エラー・ログ』を参照)
2 章診断 31

キーボード、マウス、またはポインティング・デバイスの問題

v 問題が解決するまで、「アクション」の欄の推奨アクションを、リストされている順に実行してください。
v どのコンポーネントがお客様による交換が可能な部品 (CRU) か技術員により交換される部品 (FRU) かを判断する
には、 71 ページの『第 3 Type 4364 または Type 4365 サーバーの部品リスト』を参照してください。
v アクションのステップの前に「(トレーニングを受けたサービス技術員のみ)」と書かれている場合、そのステップ
を実行できるのは、トレーニングを受けたサービス技術員のみです。
現象 アクション
キーボードのすべてのキーまた は一部のキーが働かない。
マウスまたはポインティング・ デバイスが働かない。
1. サーバーに KVM スイッチで接続している場合は、問題の原因となり得る KVM スイッチをバイパスするため、キーボード・ケーブルをサーバーの背面に
ある正しいコネクターに直接接続してみます。
2. USB キーボードを取り付けてある場合は、Configuration/Setup ユーティリティ ー・プログラムを実行してキーボードなしの操作を使用可能にし、始動時に
POST エラー・メッセージ 301 が表示されないようにします。
3. USB ハブを使用している場合は、USB デバイスをハブから切り離し、サーバー
に直接接続します。
4. 以下の点を確認します。 v キーボードのケーブルがサーバーにしっかりと接続されており、キーボード
とマウスのケーブルを取り違えていない。
v サーバーとモニターの電源がオンになっている。
5. キーボード・ケーブルを取り付け直します。
6. 以下のコンポーネントを、リストに示された順序で一度に 1 つずつ交換し、そ
のたびにサーバーを再始動します。
a. キーボード
b. (トレーニングを受けたサービス技術員のみ) システム・ボード
1. サーバーが KVM スイッチに接続されている場合は、問題の原因となり得る KVM スイッチをバイパスするため、マウスまたはポインティング・デバイスの
ケーブルをサーバーの背面にある正しいコネクターに直接接続してみます。
2. 以下の点を確認します。
v マウスまたはポインティング・デバイスのケーブルがコンピューターにしっ
かりと接続されており、キーボードとマウスのケーブルを取り違えていな い。
v マウスのデバイス・ドライバーが正しくインストールされている。
v Configuration/Setup ユーティリティー・プログラムで、マウスが使用可能にさ
れている。
3. マウスまたはポインティング・デバイスのケーブルを取り付け直します。
4. 以下のコンポーネントを、リストに示された順序で一度に 1 つずつ交換し、そ
のたびにサーバーを再始動します。
a. マウスまたはポインティング・デバイス
b. (トレーニングを受けたサービス技術員のみ) システム・ボード
32 IBM System x3250 Type 4364 および 4365: 問題判別の手引き

メモリーの問題

v 問題が解決するまで、「アクション」の欄の推奨アクションを、リストされている順に実行してください。
v どのコンポーネントがお客様による交換が可能な部品 (CRU) か技術員により交換される部品 (FRU) かを判断する
には、 71 ページの『第 3 Type 4364 または Type 4365 サーバーの部品リスト』を参照してください。
v アクションのステップの前に「(トレーニングを受けたサービス技術員のみ)」と書かれている場合、そのステップ
を実行できるのは、トレーニングを受けたサービス技術員のみです。
現象 アクション
表示されるシステム・メモリー 容量が、取り付けられている物 理メモリー容量より小さい。
1. 以下の点を確認します。
v オペレーター情報パネルのエラー LED が何も点灯していない。
v メモリー・モジュールが正しく取り付けられている。
v 正しいタイプのメモリーが取り付けられている。
v すべてのメモリー・バンクが使用可能になっている。サーバーが問題を検出
したときにメモリー・バンクを自動的に使用不可にした可能性があります。
2. POST エラー・ログ内にエラー・メッセージ 289 がないかどうかを確認しま す。DIMM がシステム管理割り込み (SMI) によって使用不可にされていた場合 は、その DIMM を交換します。
3. メモリー診断を実行します (43ページの『診断プログラムの実行』を参照)。
4. メモリー・ペアの DIMM が一致していることを確認しながら 1 回に 1 つの DIMM ペアを追加していきます。
5. DIMM を取り付け直します。
6. 以下のコンポーネントを、リストに示された順序で一度に 1 つずつ交換し、そ
のたびにサーバーを再始動します。
a. DIMM
b. (トレーニングを受けたサービス技術員のみ) システム・ボード

マイクロプロセッサーの問題

v 問題が解決するまで、「アクション」の欄の推奨アクションを、リストされている順に実行してください。
v どのコンポーネントがお客様による交換が可能な部品 (CRU) か技術員により交換される部品 (FRU) かを判断する
には、 71 ページの『第 3 Type 4364 または Type 4365 サーバーの部品リスト』を参照してください。
v アクションのステップの前に「(トレーニングを受けたサービス技術員のみ)」と書かれている場合、そのステップ
を実行できるのは、トレーニングを受けたサービス技術員のみです。
現象 アクション
POST 中にサーバーが連続した ビープ音を発し、マイクロプロ セッサーが正しく作動していな いことを示す。
1. LED により表示されたすべてのエラーを解決します (41ページの『システム・ ボード LED』を参照)。
2. サーバーがそのマイクロプロセッサーをサポートしていることを確認してくださ い。
3. (トレーニングを受けたサービス技術員のみ) マイクロプロセッサーがしっかり と差し込まれていることを確認します。
4. (トレーニングを受けたサービス技術員のみ) マイクロプロセッサーを交換しま す。
2 章診断 33

モニターの問題

IBM モニターの中には、独自のセルフテスト機能を備えているものがあります。モ ニターに問題があると思われる場合は、そのモニターに付属しているマニュアルを 参照して、調整またはテストを行います。
v 問題が解決するまで、「アクション」の欄の推奨アクションを、リストされている順に実行してください。
v どのコンポーネントがお客様による交換が可能な部品 (CRU) か技術員により交換される部品 (FRU) かを判断する
には、 71 ページの『第 3 Type 4364 または Type 4365 サーバーの部品リスト』を参照してください。
v アクションのステップの前に「(トレーニングを受けたサービス技術員のみ)」と書かれている場合、そのステップ
を実行できるのは、トレーニングを受けたサービス技術員のみです。
現象 アクション
モニターをテストする。
画面に何も表示されない。
1. モニター・ケーブルがしっかりと接続されていることを確認します。
2. そのサーバーに別のモニターを接続して試してみるか、その検査対象のモニター
を別のサーバーに接続して試してみます。
3. 診断プログラムを実行します。モニターが診断プログラムにパスした場合は、ビ デオ・デバイス・ドライバーに問題があることが考えられます。
4. (トレーニングを受けたサービス技術員のみ) システム・ボードを取り替えま す。
1. サーバーに KVM スイッチで接続している場合は、問題の原因となり得る KVM スイッチをバイパスするため、モニター・ケーブルをサーバーの背面にあ
るビデオ・コネクターに直接接続してみます。
2. 以下の点を確認します。 v サーバーの電源がオンになっている。サーバーに電源が供給されていない場
合は、 37 ページの『電源の問題』を参照してください。
v モニターのケーブルが正しく接続されている。 v モニターの電源が入り、輝度と明度調節が正しく調整されている。 v サーバーをオンにしたときに単一のビープ音のみが鳴る。
重要: 一部のメモリー構成では、POST 時に 3-3-3 のビープ・コードが鳴り、 そのあとモニター画面がブランクになることがあります。これが発生し、 Configuration/Setup ユーティリティー・プログラムの「Start Options」の中の 「Boot Fail Count」オプションが使用可能にされている場合は、サーバーを 3 回再始動することにより、構成設定をデフォルト構成 (メモリー・コネクターま たはコネクター・バンクが使用可能) にリセットする必要があります。
3. モニターが正しいサーバーで制御されていることを確認してください (該当する 場合)。
4. BIOS コードの損傷が原因でビデオが影響を受けていないことを確認します (54ページの『BIOS 更新障害からの回復』を参照してください)。
5. 69 ページの『未解決問題の解決』を参照してください。
34 IBM System x3250 Type 4364 および 4365: 問題判別の手引き
v 問題が解決するまで、「アクション」の欄の推奨アクションを、リストされている順に実行してください。
v どのコンポーネントがお客様による交換が可能な部品 (CRU) か技術員により交換される部品 (FRU) かを判断する
には、 71 ページの『第 3 Type 4364 または Type 4365 サーバーの部品リスト』を参照してください。
v アクションのステップの前に「(トレーニングを受けたサービス技術員のみ)」と書かれている場合、そのステップ
を実行できるのは、トレーニングを受けたサービス技術員のみです。
現象 アクション
サーバーの電源をオンにした時 点ではモニターが作動するが、 一部のアプリケーション・プロ グラムを開始すると画面がブラ ンクになる。
1. 以下の点を確認します。
v アプリケーション・プログラムにより、モニターの能力を超える表示モード
が設定されていない。
v アプリケーションが必要とするデバイス・ドライバーがインストールされて
いる。
2. ビデオ診断を実行します (43ページの『診断プログラムの実行』を参照)
v サーバーによるビデオ診断がパスしたらビデオは正常です。 69 ページの
『未解決問題の解決』を参照してください。
v (トレーニングを受けたサービス技術員のみ) サーバーによるビデオ診断に失
敗する場合は、システム・ボードを交換します。
画面がぶれる、波打つ、判読不 能、流れる、またはゆがむ。
1. モニターのセルフテストで、モニターが正しく作動していることが示された場合 は、モニターの設置場所を考慮してください。他の装置 (変圧器、電気器具、蛍 光灯、および他のモニターなど) の周囲の磁界が画面のジッターや波打ち、判読 不能、ローリング、あるいは画面のゆがみを生じる可能性があります。そのよう な場合は、モニターの電源をオフにしてください。
重要: 電源をオンのままカラー・モニターを移動すると、画面がモノクロにな ることがあります。
装置とモニターの間を 305 mm 以上離してから、モニターの電源をオンにしま す。
注:
a. ディスケット・ドライブでの読み取り/書き込みエラーを防ぐために、モニタ
ーと外部ディスケット・ドライブとの間は少なくとも 76 mm は離してくだ さい。
b. IBM 以外のモニター・ケーブルを使用すると、予測不能の問題が起こるおそ
れがあります。
2. 以下のコンポーネントを取り付け直します。
v モニター・ケーブル
v リモート管理アダプター II SlimLine (インストールされている場合)
3. 以下のコンポーネントを、リストに示された順序で一度に 1 つずつ交換し、そ のたびにサーバーを再始動します。
a. モニター・ケーブル
b. モニター
c. リモート管理アダプター II SlimLine (インストールされている場合)
d. (トレーニングを受けたサービス技術員のみ) システム・ボード
2 章診断 35
v 問題が解決するまで、「アクション」の欄の推奨アクションを、リストされている順に実行してください。
v どのコンポーネントがお客様による交換が可能な部品 (CRU) か技術員により交換される部品 (FRU) かを判断する
には、 71 ページの『第 3 Type 4364 または Type 4365 サーバーの部品リスト』を参照してください。
v アクションのステップの前に「(トレーニングを受けたサービス技術員のみ)」と書かれている場合、そのステップ
を実行できるのは、トレーニングを受けたサービス技術員のみです。
現象 アクション
画面に誤った文字が表示され る。
1. 誤った言語が表示される場合は、BIOS コードを正しい言語で更新します ( 127 ページの『ファームウェアの更新』を参照)。
2. モニター・ケーブルを取り付け直します。
3. 以下のコンポーネントを、リストに示された順序で一度に 1 つずつ交換し、そ
のたびにサーバーを再始動します。
a. モニター
b. (トレーニングを受けたサービス技術員のみ) システム・ボード

オプション装置の問題

v 問題が解決するまで、「アクション」の欄の推奨アクションを、リストされている順に実行してください。
v どのコンポーネントがお客様による交換が可能な部品 (CRU) か技術員により交換される部品 (FRU) かを判断する
には、 71 ページの『第 3 Type 4364 または Type 4365 サーバーの部品リスト』を参照してください。
v アクションのステップの前に「(トレーニングを受けたサービス技術員のみ)」と書かれている場合、そのステップ
を実行できるのは、トレーニングを受けたサービス技術員のみです。
現象 アクション
新たに取り付けた IBM オプシ ョン装置が作動しない。
これまで作動していた IBM オ プション装置が作動しなくなっ た。
1. 以下の点を確認します。
v その装置はサーバーに合った設計がされている (http://www.ibm.com/servers/
eserver/serverproven/compat/us/ を参照)
v 装置に付属の取り付け手順に従い正しい取り付けがされている。 v 取り付けた他の装置やケーブルの接続が緩んでいない。 v Configuration/Setup ユーティリティー・プログラムで構成情報を更新した。装
置を変更したときは、必ず構成を更新する必要があります。
2. 新規に取り付けた装置を取り付け直します。
3. 新規に取り付けた装置を交換します。
1. その装置のすべてのケーブルが確実に接続されていることを確認します。
2. 装置にテスト手順が付属している場合は、その手順を使用して装置をテストしま
す。
3. 障害を示した装置を取り付け直します。
4. 障害を示した装置を交換します。
36 IBM System x3250 Type 4364 および 4365: 問題判別の手引き

電源の問題

v 問題が解決するまで、「アクション」の欄の推奨アクションを、リストされている順に実行してください。
v どのコンポーネントがお客様による交換が可能な部品 (CRU) か技術員により交換される部品 (FRU) かを判断する
には、 71 ページの『第 3 Type 4364 または Type 4365 サーバーの部品リスト』を参照してください。
v アクションのステップの前に「(トレーニングを受けたサービス技術員のみ)」と書かれている場合、そのステップ
を実行できるのは、トレーニングを受けたサービス技術員のみです。
現象 アクション
電源制御ボタンが作動しない が、リセット・ボタンは作動す る (サーバーは始動しない)。 : 電源制御ボタンは、サーバ ーを AC 電源に接続した直後の
20 秒間は働きません。
1. 電源制御ボタンが正常に作動することを確認します。
a. サーバーの電源コードを切り離します。
b. 電源コードを再接続します。
c. 電源制御ボタンを押します。
d. サーバーが始動しない場合は、サーバーの電源コードを切り離し、オペレー
ター情報パネル・ケーブルを取り付け直して、ステップの 1b から 1c を繰 り返してください。問題が解決しない場合は、オペレーター情報パネルを交 換してください。
2. 以下の点を確認します。 v AC 電源コードが、サーバーおよび正常に機能しているコンセントに正しく接
続されている。
v サーバーに取り付けられた DIMM のタイプが正しい。 v DIMM が正しく取り付けられている。 v (トレーニングを受けたサービス技術員のみ) マイクロプロセッサーの取り付
けが正しい。
3. オプション装置を取り付けた直後の場合は、それを取り外してから、サーバーを 再始動してください。これでサーバーが始動するようになる場合は、パワー・サ プライのサポートを超える数の装置が取り付けられていたことが考えられます。
4. 以下のコンポーネントを取り付け直します。
a. DIMM
b. (トレーニングを受けたサービス技術員のみ) すべての内部コンポーネントへ
のパワー・サプライ・ケーブル
c. (トレーニングを受けたサービス技術員のみ) システム・ボードの電源コネク
ター
5. 以下のコンポーネントを、リストに示された順序で一度に 1 つずつ交換し、そ のたびにサーバーを再始動します。
a. DIMM
b. パワー・サプライ
c. (トレーニングを受けたサービス技術員のみ) システム・ボード
6. 69 ページの『未解決問題の解決』を参照してください。
2 章診断 37
v 問題が解決するまで、「アクション」の欄の推奨アクションを、リストされている順に実行してください。
v どのコンポーネントがお客様による交換が可能な部品 (CRU) か技術員により交換される部品 (FRU) かを判断する
には、 71 ページの『第 3 Type 4364 または Type 4365 サーバーの部品リスト』を参照してください。
v アクションのステップの前に「(トレーニングを受けたサービス技術員のみ)」と書かれている場合、そのステップ
を実行できるのは、トレーニングを受けたサービス技術員のみです。
現象 アクション
サーバーの電源がオフにならな い。
サーバーが予期しないときにシ ャットダウンし、オペレーター 情報パネル上のどの LED も点 灯していない。
1. 拡張構成および電力インターフェース機構 (ACPI)、または、非 ACPI オペレー ティング・システムのどちらを使用しているのか判別します。 非 ACPI オペレ ーティング・システムを使用している場合は、次のステップを実行してくださ い。
a. Ctrl+Alt+Delete を押します。
b. 電源制御ボタンを 5 秒間押してサーバーの電源をオフにします。
c. サーバーを再始動します。
d. サーバーの POST が失敗し、電源制御ボタンが作動しない場合は、AC 電源
コードを 20 秒間切り離してから、電源コードを再接続し、サーバーを再始 動します。
2. それでも問題が続くか、ACPI 対応のオペレーティング・システムを使用してい る場合は、システム・ボードを疑ってください。
69 ページの『未解決問題の解決』を参照してください。

シリアル・ポートの問題

v 問題が解決するまで、「アクション」の欄の推奨アクションを、リストされている順に実行してください。
v どのコンポーネントがお客様による交換が可能な部品 (CRU) か技術員により交換される部品 (FRU) かを判断する
には、 71 ページの『第 3 Type 4364 または Type 4365 サーバーの部品リスト』を参照してください。
v アクションのステップの前に「(トレーニングを受けたサービス技術員のみ)」と書かれている場合、そのステップ
を実行できるのは、トレーニングを受けたサービス技術員のみです。
現象 アクション
オペレーティング・システムに よって認識されたシリアル・ポ ートの数が、取り付けられてい るシリアル・ポートの数より少 ない。
1. 以下の点を確認します。 v Configuration/Setup ユーティリティー・プログラムによって各ポートに固有の
アドレスが割り当てられ、どのシリアル・ポートも使用不可にされていな い。
v シリアル・ポート・アダプター (インストールされている場合) がしっかりと
取り付けられている。
2. シリアル・ポート・アダプターを取り付け直します。
3. シリアル・ポート・アダプターを取り替えます。
38 IBM System x3250 Type 4364 および 4365: 問題判別の手引き
v 問題が解決するまで、「アクション」の欄の推奨アクションを、リストされている順に実行してください。
v どのコンポーネントがお客様による交換が可能な部品 (CRU) か技術員により交換される部品 (FRU) かを判断する
には、 71 ページの『第 3 Type 4364 または Type 4365 サーバーの部品リスト』を参照してください。
v アクションのステップの前に「(トレーニングを受けたサービス技術員のみ)」と書かれている場合、そのステップ
を実行できるのは、トレーニングを受けたサービス技術員のみです。
現象 アクション
シリアル装置が作動しない。
1. 以下の点を確認します。
v 装置はサーバーと互換性がある。 v シリアル・ポートが使用可能で、固有のアドレスが割り当てられている。 v 装置は正しいコネクターに接続されている (5ページの『サーバーのコントロ
ール・ボタン、LED、およびコネクター』を参照)
2. 以下のコンポーネントを取り付け直します。
a. 障害のあるシリアル装置
b. シリアル・ケーブル
3. 以下のコンポーネントを、リストに示された順序で一度に 1 つずつ交換し、そ
のたびにサーバーを再始動します。
a. 障害のあるシリアル装置
b. シリアル・ケーブル
c. (トレーニングを受けたサービス技術員のみ) システム・ボード

ServerGuide の問題

v 問題が解決するまで、「アクション」の欄の推奨アクションを、リストされている順に実行してください。
v どのコンポーネントがお客様による交換が可能な部品 (CRU) か技術員により交換される部品 (FRU) かを判断する
には、 71 ページの『第 3 Type 4364 または Type 4365 サーバーの部品リスト』を参照してください。
v アクションのステップの前に「(トレーニングを受けたサービス技術員のみ)」と書かれている場合、そのステップ
を実行できるのは、トレーニングを受けたサービス技術員のみです。
現象 アクション
ServerGuide Installation CD が始動しない。
ServeRAID プログラムが、取り 付けられているすべてのドライ ブを表示しない、またはオペレ ーティング・システムをインス トールできない。
オペレーティング・システム・ インストール・プログラムが継 続的にループする。
Setup and
1. サーバーが ServerGuide プログラムをサポートし、始動可能 (ブート可能) CD ドライブまたは DVD ドライブを備えていることを確認します。
2. 始動 (ブート) シーケンスの設定を変更した場合は、CD または DVD ドライブ
が始動シーケンスの最初になっていることを確認します。
3. 複数の CD または DVD ドライブが取り付けられている場合は、1 つのドライ ブのみが 1 次ドライブとして設定されていることを確認します。1 次ドライブ から CD を始動します。
1. IRQ 割り当てに重複がないことを確認してください。
2. ハード・ディスクが正しく接続されていることを確認します。
3. ハード・ディスクのケーブルがしっかりと接続されていることを確認してくださ
い。
ハード・ディスク上の使用可能スペースを増やします。
2 章診断 39
v 問題が解決するまで、「アクション」の欄の推奨アクションを、リストされている順に実行してください。
v どのコンポーネントがお客様による交換が可能な部品 (CRU) か技術員により交換される部品 (FRU) かを判断する
には、 71 ページの『第 3 Type 4364 または Type 4365 サーバーの部品リスト』を参照してください。
v アクションのステップの前に「(トレーニングを受けたサービス技術員のみ)」と書かれている場合、そのステップ
を実行できるのは、トレーニングを受けたサービス技術員のみです。
現象 アクション
ServerGuide プログラムが、オペ レーティング・システム CD を 始動しない。
オペレーティング・システムを インストールできない、オプシ ョンの装置が利用できない。
該当のオペレーティング・システム CD ServerGuide プログラムによりサポート されているかどうかを確認してください。 ServerGuide プログラムがサポートする オペレーティング・システムのバージョンのリストについては、ServerGuide Setup and Installation CD のラベルを参照してください。
サーバーがそのオペレーティング・システムをサポートしていることを確認してく ださい。もしサポートしていれば、RAID サーバーに論理ドライブが定義されてい ません。 ServerGuide プログラムを実行して、セットアップが完了していることを 確認します。

ソフトウェアの問題

v 問題が解決するまで、「アクション」の欄の推奨アクションを、リストされている順に実行してください。
v どのコンポーネントがお客様による交換が可能な部品 (CRU) か技術員により交換される部品 (FRU) かを判断する
には、 71 ページの『第 3 Type 4364 または Type 4365 サーバーの部品リスト』を参照してください。
v アクションのステップの前に「(トレーニングを受けたサービス技術員のみ)」と書かれている場合、そのステップ
を実行できるのは、トレーニングを受けたサービス技術員のみです。
現象 アクション
ソフトウェアが原因と思われる 問題
1. 問題の原因がソフトウェアにあるかどうかを判別するには、以下の点を確認しま す。 v サーバーが、ソフトウェアを使用するための必要最小限のメモリーを備えて
いる。メモリー所要量を確認するには、ソフトウェアに付属の説明書を参照 してください。アダプターまたはメモリーを取り付けた直後の場合は、サー バーのメモリー・アドレスの競合が生じている可能性があります。
v このソフトウェアが、サーバー上で作動するように設計されている。 v 他のソフトウェアはサーバー上で作動する。 v このソフトウェアが他のサーバー上では作動する。
2. ソフトウェアを使用しているときにエラー・メッセージを受け取った場合、メッ セージの説明および推奨する処置については、ソフトウェアに付属の情報を参照 してください。
3. ソフトウェアの購入先に連絡します。
40 IBM System x3250 Type 4364 および 4365: 問題判別の手引き

USB ポートの問題

v 問題が解決するまで、「アクション」の欄の推奨アクションを、リストされている順に実行してください。
v どのコンポーネントがお客様による交換が可能な部品 (CRU) か技術員により交換される部品 (FRU) かを判断する
には、 71 ページの『第 3 Type 4364 または Type 4365 サーバーの部品リスト』を参照してください。
v アクションのステップの前に「(トレーニングを受けたサービス技術員のみ)」と書かれている場合、そのステップ
を実行できるのは、トレーニングを受けたサービス技術員のみです。
現象 アクション
USB 装置が作動しない。
1. 以下の点を確認します。
v 正しい USB デバイス・ドライバーがインストールされている。 v オペレーティング・システムが USB 装置をサポートしている。 v サーバーに、標準の PS/2 キーボードまたはマウスが接続されていない。もし
それが接続されている場合、USB キーボードまたはマウスは POST 中は働き ません。
2. Configuration/Setup ユーティリティー・プログラム・メニューで、USB 構成オ プションが正しく設定されていることを確認します (詳しくは、「
ガイド
」を参照)。
3. USB ハブを使用している場合は、USB デバイスをハブから切り離し、サーバー に直接接続します。
ユーザーズ・

ビデオの問題

34 ページの『モニターの問題』を参照してください。

システム・ボード LED

システム・ボードには、ファン、電圧調節装置、およびメモリー用のエラー LED があり、これらの LED がエラーの発生源を特定するのに役立ちます。エラー LED が点灯した場合は、エラーの原因を見つけるために、診断プログラムを実行します (43ページの『診断プログラムの実行』を参照)
ほとんどのエラーは、最初に情報 LED の点灯、またはサーバー前面にあるオペレ ーター情報パネル上のシステム・エラー LED の点灯により知らされます。これら の LED のどれか、あるいは両方が点灯した場合、システム・ボード上の 1 つ、あ るいは複数の LED も点灯してエラー原因の特定に導きます。
システム・ボードには状況 LED もあります。状況 LED の場所については、ステ ップ 7 (42 ページ) の図を参照してください。
エラー LED あるいは状況 LED を見るためにサーバー内部の作業を開始する場合 は、その前に、vii ページから始まる『安全について』と 81 ページの『静電気の影 響を受けやすい部品の取り扱い』をお読みください。
エラーが発生した場合は、次の順序でシステム LED を見てください。
1. サーバー前面のオペレーター情報パネルをチェックします。システム・エラー LED が点灯しているときは、エラーが発生したことを示します。ステップ 2 (42
ページ) に進んでください。
次の図は、オペレーター情報パネルを示します。
2 章診断 41
2. vii ページから始まる『安全について』と 79 ページの『取り付けに関するガイ ドライン』をお読みください。
3. サーバーと周辺装置の電源を切り、電源コードとすべての外部ケーブルを切り離 します。
4. サーバーをラックからスライドして外し、帯電防止された平らな面に置きます。
5. カバーを取り外します (83ページの『カバーの取り外し』を参照)。
6. すべての外部ケーブルと電源コードを再接続してサーバーの電源をオンにしま
す。 重要: 適切な冷却と空気の流れを確保するために、カバーを元通りに取り付け
てからサーバーの電源をオンにしてください。サーバーのカバーを外した状態で 長時間 (30 分を超えて) サーバーを作動させると、サーバーのコンポーネントに 損傷を与える可能性があります。
サーバー内のいくつかのコンポーネントには LED が付いていて、問題の場所を 示すために点灯します。たとえば、DIMM エラーは、システム・ボード上の障 害が起きている DIMM のすぐ隣にある LED を点灯させます。
7. サーバーのカバーの内面にあるシステム・サービス・ラベルを見てください。そ こには内部コンポーネントの概要が掲載されています。この情報だけでエラーを 修復するのに十分な場合がよくあります。
次の図は、システム・ボード上の LED を示しています。
42 IBM System x3250 Type 4364 および 4365: 問題判別の手引き
ベースボード管理コントローラーのハートビート LED が点滅していることは、 Mini-BMC が正常に機能していることを示します。
スタンバイ電源 LED はサーバーが AC 電源に接続されていると点灯します。

診断プログラム、メッセージ、およびエラー・コード

診断プログラムは、サーバーの主要なコンポーネントをテストする基本の方法で す。診断プログラムを実行すると、テキスト・メッセージおよびエラー・コードが 画面に表示され、テスト・ログに保管されます。診断テキスト・メッセージまたは エラー・コードは、何らかの問題が検出されたことを示します。メッセージまたは エラー・コードが出されたときにどのようなアクションを行うかを判断するには、 46 ページの『診断エラー・コード』に示す表を参照してください。

診断プログラムの実行

診断プログラムを実行するには、次のステップを実行してください。
1. サーバーが作動中の場合は、サーバーとそれに接続されているすべての装置の 電源をオフにします。
2. すべての接続されている装置の電源を入れてから、サーバーの電源をオンにし ます。
3. Press F1 for Configuration/Setup プロンプトが表示されたら、F1 を押しま す。
4. Configuration/Setup ユーティリティー・メニューから、「Start Options」を選 択します。
5. Start Options」メニューから、「Startup Sequence」を選択します。
6. 最初の始動装置として選択された装置を覚えておきます。後で、この設定を復
元する必要があります。
7. 最初の始動装置として「CD-ROM」を選択します。
2 章診断 43
8. Esc 2 回押して、Configuration/Setup ユーティリティー・メニューに戻りま す。
9. IBM Enhanced Diagnostics CD CD ドライブに挿入します。
10. Save & Exit Setup」を選択して、プロンプトに従います。診断プログラム
が開始します。
11. 診断プログラムの画面から実行したいテストを選択し、画面上の指示に従いま す。
ハード・ディスクを診断するときに、最も綿密なテストを行うには、またはド ライブが RAID アレイの一部を構成している場合には、「SCSI Attached
Disk Test」を選択します。以下の状況のいずれかに該当する場合は、「Fixed Disk Test」を選択します。
v より高速にテストを実行したい。 v サーバーに、RAID アレイの一部ではないシンプル・スワップ SATA ハー
ド・ディスクが取り付けられている。
診断テキスト・メッセージまたはエラー・コードに対してどのようなアクションを 行うかを判断するには、 46 ページの『診断エラー・コード』に示す表を参照してく ださい。
診断プログラムがハードウェア・エラーを検出していないのに、通常のサーバー操 作時に問題が残る場合は、ソフトウェア・エラーが原因である可能性があります。 ソフトウェアの問題と思われる場合は、 ソフトウェアに付属の情報を参照してくだ さい。
1 つの問題で複数のエラー・メッセージが出ることがあります。そのような場合に は、最初のエラー・メッセージの原因を解決してください。次に診断プログラムを 実行したときには、その他のエラー・メッセージは通常発生しなくなります。
例外: もし、複数のエラー・コードあるいは診断 LED が、ある 1 つのマイクロプ ロセッサーのエラーを示している場合、そのエラー原因はマイクロプロセッサーの こともあればマイクロプロセッサー・ソケットのこともあります。マイクロプロセ ッサーの問題の診断について、詳しくは、 33 ページの『マイクロプロセッサーの問 題』を参照してください。
テスト中にサーバーが停止して継続できなくなった場合は、サーバーを再始動し て、再度、診断プログラムを実行してみてください。問題が解決しない場合は、サ ーバーが停止したときにテスト中であったコンポーネントを交換してください。
キーボードとマウス (ポインティング・デバイス) のテストは、キーボードとマウス がサーバーに接続されているものと想定しています。サーバーにマウスまたは USB マウスが接続されていない場合は、「Next Cat」および「Prev Cat」ボタンを使用 してカテゴリーを選択することはできません。マウスで選択できるその他の機能 は、すべてファンクション・キーにより使用できます。通常のキーボード・テスト を使用して USB キーボードもテストでき、また通常のマウス・テストを使用して USB マウスもテストできます。USB インターフェース・テストを実行できるの は、USB 装置が何も接続されていない場合のみです。リモート管理アダプター II SlimLine が取り付けられている場合は、USB テストは実行されません。
44 IBM System x3250 Type 4364 および 4365: 問題判別の手引き
サーバー構成情報 (システム構成、メモリー内容、割り込み要求 (IRQ) の使用、直 接メモリー・アクセス (DMA) の使用、デバイス・ドライバーなど) を表示するに は、画面の上部にある「Hardware Info」を選択します。

診断テキスト・メッセージ

診断テキスト・メッセージは、テストの実行中に表示されます。診断テキスト・メ ッセージには、以下の結果のいずれかが示されます。
Passed: テストはエラーなしに完了しました。
Failed: テストでエラーが検出されました。
User Aborted: ユーザーが、テストを完了前に停止しました。
Not Applicable: サーバー上に存在しないインストールをテストしようとしまし
た。
Aborted: サーバー構成が原因で、テストを進めることができませんでした。
Warning: テストを実行できませんでした。テスト対象のハードウェアには障害は
ありませんでしたが、別の場所にハードウェア障害があるか、または他の問題が原 因でテストを実行できなかった可能性があります。たとえば、構成に問題がある か、あるいはハードウェアが欠落しているかまたは認識されていないことが考えら れます。
上記の結果の後に、エラー・コード、またはエラーに関する追加情報が示されま す。

テスト・ログの表示

テストが完了した後でテスト・ログを表示するには、画面上部から「Utility」を選択 し、次に「View Test Log」を選択します。テスト・ログのサマリーが表示されま す。テスト・ログの詳細を表示するには、サマリー・ログを表示中にタブ・キーを 押します。
テスト・ログ・データは、診断プログラムを実行している間のみ保持されます。診 断プログラムを終了すると、テスト・ログは消去されます。
テスト・ログをディスケット内のファイルまたはハード・ディスクに保管するに は、診断プログラムの画面で「Save Log」をクリックし、保管ログ・ファイルの場 所と名前を指定します。
注:
1. ディスケットを作成し使用するためには、サーバーにオプションの外部ディスケ ット・ドライブを追加する必要があります。
2. テスト・ログをディスケットに保管するには、ユーザー自身がフォーマットした ディスケットを使用する必要があります。この機能では、フォーマット済みのデ ィスケットは使用できません。ディスケットにテスト・ログ用の十分なスペース が残されていれば、ディスケットに他のデータが入っていても構いません。
2 章診断 45

診断エラー・コード

以下の表では、診断プログラムが生成する可能性があるエラー・コードと、検出さ れた問題を解決するための推奨アクションについて説明します。
診断プログラムが表にリストされていないエラー・コードを生成した場合は、最新
レベルの BIOS、リモート管理アダプター II SlimLine、および ServeRAID
コード
がインストールされていることを確認してください。
エラー・コードの中の x は、任意の数字または文字を表します。ただし、コードの 中央にある 3 桁の数値が 000195、または 197 である場合は、CRU または FRU
しないでください
を交換
。これらの数値がコードの中央にある場合、それらの意味
は以下のとおりです。
000 サーバーはテストにパスしました。CRU または FRU を交換しないでくだ
さい。
195 Esc キーが押されたため、テストを終了しました。CRU または FRU を交
換しないでください。
197 これは警告エラーですが、ハードウェア障害を示すものではありません。
CRU または FRU を交換しないでください。「アクション」欄に示されて いるアクションを行うだけにして、CRU
さい
。詳しくは、 45 ページの『診断テキスト・メッセージ』の Warning
または
FRU
は交換しないでくだ
の説明を参照してください。
v 問題が解決するまで、「アクション」の欄の推奨アクションを、リストされている順に実行してください。
v どのコンポーネントがお客様による交換が可能な部品 (CRU) か技術員により交換される部品 (FRU) かを判断する
には、 71 ページの『第 3 Type 4364 または Type 4365 サーバーの部品リスト』を参照してください。
v アクションのステップの前に「(トレーニングを受けたサービス技術員のみ)」と書かれている場合、そのステップ
を実行できるのは、トレーニングを受けたサービス技術員のみです。
エラー・コード 説明 アクション
005-xxx-000 ビデオ・テストの失敗
011-xxx-000 COM1 シリアル・ポート・テストの失敗
1. ビデオ・アダプターを取り付け直します (取り付 けられている場合)
2. (トレーニングを受けたサービス技術員のみ) シス
テム・ボードを取り替えます。
1. 外部用シリアル・ポートに接続されたループバッ ク・プラグを検査します。
2. 外部用シリアル・ポートからシステム・ボードへ のケーブルを検査します。
3. (トレーニングを受けたサービス技術員のみ) シス テム・ボードを取り替えます。
46 IBM System x3250 Type 4364 および 4365: 問題判別の手引き
v 問題が解決するまで、「アクション」の欄の推奨アクションを、リストされている順に実行してください。
v どのコンポーネントがお客様による交換が可能な部品 (CRU) か技術員により交換される部品 (FRU) かを判断する
には、 71 ページの『第 3 Type 4364 または Type 4365 サーバーの部品リスト』を参照してください。
v アクションのステップの前に「(トレーニングを受けたサービス技術員のみ)」と書かれている場合、そのステップ
を実行できるのは、トレーニングを受けたサービス技術員のみです。
エラー・コード 説明 アクション
020-xxx-000 PCI インターフェース・テストの失敗
1. ライザー・カード・アセンブリーを取り付け直し
ます。
2. 以下のコンポーネントを、リストに示された順序 で一度に 1 つずつ交換し、そのたびにサーバーを 再始動します。
a. ライザー・カード・アセンブリー
b. (トレーニングを受けたサービス技術員のみ)
ステム・ボード
035-002-0nn ServeRAID インターフェース・タイムアウ
ト。
1. ServeRAID コントローラーが正しく構成されてい ることを確認します。基本および拡張構成状況バ イトを入手して、詳しくは、ServeRAID アダプタ ーの「Hardware Maintenance Manual」を参照して ください。
2. 以下のコンポーネントを取り付け直します。
a. ホット・スワップ SAS/SATA ハード・ディス
ク・バックプレーン・ケーブル
b. ServeRAID アダプター
3. ステップ 2 にリストされたコンポーネントを、リ
ストに示された順序で一度に 1 つずつ交換し、そ のたびにサーバーを再始動します。
035-253-0nn ServeRAID コントローラー 0nn の初期化の
失敗。ここで、0nn はコントローラー番号で す。
1. ServeRAID コントローラーが正しく構成されてい ない可能性があります。詳しくは、 ServeRAIDHardware Maintenance Manual」を参 照してください。
2. 以下のコンポーネントを取り付け直します。
a. ホット・スワップ SAS/SATA ハード・ディス
ク・バックプレーン・ケーブル
b. ServeRAID アダプター
3. ステップ 2 にリストされたコンポーネントを、リ
ストに示された順序で一度に 1
つずつ交換し、そ
のたびにサーバーを再始動します。
035-253-s99 RAID アダプター初期化が失敗
1. 以下のコンポーネントを取り付け直します。
a. ServeRAID アダプター
b. ホット・スワップ SAS/SATA ハード・ディス
ク・バックプレーン・ケーブル
2. ステップ 1 にリストされたコンポーネントを、リ ストに示された順序で一度に 1 つずつ交換し、そ のたびにサーバーを再始動します。
2 章診断 47
v 問題が解決するまで、「アクション」の欄の推奨アクションを、リストされている順に実行してください。
v どのコンポーネントがお客様による交換が可能な部品 (CRU) か技術員により交換される部品 (FRU) かを判断する
には、 71 ページの『第 3 Type 4364 または Type 4365 サーバーの部品リスト』を参照してください。
v アクションのステップの前に「(トレーニングを受けたサービス技術員のみ)」と書かれている場合、そのステップ
を実行できるのは、トレーニングを受けたサービス技術員のみです。
エラー・コード 説明 アクション
035-254-0nn セットアップ・エラー。テストを実行するた
めのメモリーが割り当てられない。
035-255-0nn 内部エラー
035-260-0nn システムからコントローラーへのインターフ
ェース障害。
035-265-0nn アダプター通信エラー。
035-266-0nn アダプター CPU テストのエラー。
035-267-0nn アダプターのローカル RAM テストのエラ
ー。
035-268-0nn アダプター NVSRAM テストのエラー。
システム・リソースをチェックし、より多くのメモリ ーを使用できるようにしてから、テストを再度実行し ます。
1. ホット・スワップ SAS/SATA ハード・ディス ク・バックプレーン・ケーブルを取り付け直しま す。
2. ホット・スワップ SAS/SATA ハード・ディス ク・バックプレーンを交換します。
1. 以下のコンポーネントを取り付け直します。
a. ServeRAID アダプター
b. ライザー・カード
2. ステップ 1 にリストされたコンポーネントを、リ
ストに示された順序で一度に 1 つずつ交換し、そ のたびにサーバーを再始動します。
1. RAID アダプターの RAID コントローラー・ファ ームウェアを更新してください ( 127 ページの 『ファームウェアの更新』を参照)。
2. RAID アダプターを取り付け直します。
3. RAID アダプターを交換します。
1. RAID アダプターの RAID コントローラー・ファ
ームウェアを更新してください ( 127 ページの 『ファームウェアの更新』を参照)。
2. RAID アダプターを取り付け直します。
3. RAID アダプターを交換します。
1. RAID アダプターの RAID コントローラー・ファ
ームウェアを更新してください ( 127 ページの 『ファームウェアの更新』を参照)。
2. RAID アダプターを取り付け直します。
3. RAID アダプターを交換します。
1. RAID アダプターの RAID コントローラー・ファ
ームウェアを更新してください ( 127 ページの 『ファームウェアの更新』を参照)。
2. RAID アダプターを取り付け直します。
3. RAID アダプターを交換します。
48 IBM System x3250 Type 4364 および 4365: 問題判別の手引き
v 問題が解決するまで、「アクション」の欄の推奨アクションを、リストされている順に実行してください。
v どのコンポーネントがお客様による交換が可能な部品 (CRU) か技術員により交換される部品 (FRU) かを判断する
には、 71 ページの『第 3 Type 4364 または Type 4365 サーバーの部品リスト』を参照してください。
v アクションのステップの前に「(トレーニングを受けたサービス技術員のみ)」と書かれている場合、そのステップ
を実行できるのは、トレーニングを受けたサービス技術員のみです。
エラー・コード 説明 アクション
035-269-0nn アダプターのキャッシュ・テストのエラー。
1. RAID アダプターの RAID コントローラー・ファ
ームウェアを更新してください ( 127 ページの 『ファームウェアの更新』を参照)。
2. RAID アダプターを取り付け直します。
3. RAID アダプターを交換します。
035-271-0nn アダプターの XOR エンジン・テストのエ
ラー。
1. RAID アダプターの RAID コントローラー・ファ ームウェアを更新してください ( 127 ページの 『ファームウェアの更新』を参照)。
2. RAID アダプターを取り付け直します。
3. RAID アダプターを交換します。
035-272-0nn アダプターのドライブ・テストのエラー。 接続されているドライブを交換します。
035-273-0nn アダプターのドライブのエラー。 接続されているドライブを交換します。
035-274-0nn アダプターのパラメーター・セットのエラ
ー。
1. RAID アダプターの RAID コントローラー・ファ ームウェアを更新してください ( 127 ページの 『ファームウェアの更新』を参照)。
2. RAID アダプターを取り付け直します。
3. RAID アダプターを交換します。
035-275-001 アダプター通信エラー。
1. RAID アダプターの RAID コントローラー・ファ
ームウェアを更新してください ( 127 ページの 『ファームウェアの更新』を参照)。
2. RAID アダプターを取り付け直します。
3. RAID アダプターを交換します。
035-276-001 アダプター CPU テストのエラー。
1. RAID
アダプターの RAID コントローラー・ファ ームウェアを更新してください ( 127 ページの 『ファームウェアの更新』を参照)。
2. RAID アダプターを取り付け直します。
3. RAID アダプターを交換します。
035-277-001 アダプターのローカル RAM テストのエラ
ー。
1. RAID アダプターの RAID コントローラー・ファ ームウェアを更新してください ( 127 ページの 『ファームウェアの更新』を参照)。
2. RAID アダプターを取り付け直します。
3. RAID アダプターを交換します。
035-278-001 アダプター NVSRAM テストのエラー。
1. RAID アダプターの RAID コントローラー・ファ
ームウェアを更新してください ( 127 ページの 『ファームウェアの更新』を参照)。
2. RAID アダプターを取り付け直します。
3. RAID アダプターを交換します。
2 章診断 49
v 問題が解決するまで、「アクション」の欄の推奨アクションを、リストされている順に実行してください。
v どのコンポーネントがお客様による交換が可能な部品 (CRU) か技術員により交換される部品 (FRU) かを判断する
には、 71 ページの『第 3 Type 4364 または Type 4365 サーバーの部品リスト』を参照してください。
v アクションのステップの前に「(トレーニングを受けたサービス技術員のみ)」と書かれている場合、そのステップ
を実行できるのは、トレーニングを受けたサービス技術員のみです。
エラー・コード 説明 アクション
035-279-001 アダプターのキャッシュ・テストのエラー。
035-280-001 アダプターのドライブ・テストのエラー。 接続されているドライブを交換します。
035-281-001 アダプターのドライブのエラー。 接続されているドライブを交換します。
035-282-001 アダプターのパラメーター・セットのエラ
ー。
035-283-001 アダプターのバッテリーのエラー。 RAID アダプターのバッテリー・モジュールを交換し
035-xxx-cnn c ServeRAID チャネル番号、nn は障害
のあるハード・ディスクの SCSI ID
035-xxx-snn スロット s RAID
ている、SCSI ID nn のハード・ディスクの 障害。
035-xxx-099 アダプターが検出されませんでした。 アダプターが取り付けられている場合は次のようにし
アダプターに接続され
1. RAID アダプターの RAID コントローラー・ファ ームウェアを更新してください ( 127 ページの 『ファームウェアの更新』を参照)。
2. RAID アダプターを取り付け直します。
3. RAID アダプターを交換します。
1. RAID アダプターの RAID コントローラー・ファ
ームウェアを更新してください ( 127 ページの 『ファームウェアの更新』を参照)。
2. RAID アダプターを取り付け直します。
3. RAID アダプターを交換します。
ます。
1. システム・エラー・ログを調べ、障害を起こして いるデバイスをすべて取り替えます。 : FRU 部品はトレーニングを受けたサービス技 術員だけが交換できます。
2. チャネル C SCSI ID nn のハード・ディスクを 取り付け直します。
3. チャネル C SCSI ID nn のハード・ディスクを 交換します。
1. システム・エラー・ログを調べ、障害を起こして いるデバイスをすべて取り替えます。 : FRU 部品はトレーニングを受けたサービス技 術員だけが交換できます。
2. スロット s RAID アダプターに接続されてい る、ドライブの ID nn のハード・ディスクを 取り付け直します。
3. スロット s RAID アダプターに接続されてい る、ドライブの ID nn のハード・ディスクを 取り替えます。
ます。
1. アダプターを取り付け直します。
2. アダプター・ケーブルをチェックして、しっかり
と接続されていることを確認します。
50 IBM System x3250 Type 4364 および 4365: 問題判別の手引き
v 問題が解決するまで、「アクション」の欄の推奨アクションを、リストされている順に実行してください。
v どのコンポーネントがお客様による交換が可能な部品 (CRU) か技術員により交換される部品 (FRU) かを判断する
には、 71 ページの『第 3 Type 4364 または Type 4365 サーバーの部品リスト』を参照してください。
v アクションのステップの前に「(トレーニングを受けたサービス技術員のみ)」と書かれている場合、そのステップ
を実行できるのは、トレーニングを受けたサービス技術員のみです。
エラー・コード 説明 アクション
035-xxx-s99 RAID テストに失敗。ここで、s は障害を起
こしたアダプターのスロット。
1. システム・エラー・ログを調べ、障害を起こして いるデバイスをすべて取り替えます。 : FRU 部品はトレーニングを受けたサービス技 術員だけが交換できます。
2. 以下のコンポーネントを取り付け直します。
a. スロット s RAID アダプター
b. スロット s RAID アダプターのケーブル
c. ライザー・カード
3. 以下のコンポーネントを、リストに示された順序
で一度に 1 つずつ交換し、そのたびにサーバーを 再始動します。
a. スロット s RAID アダプター
b. スロット s RAID アダプターのケーブル
c. ライザー・カード
d. (トレーニングを受けたサービス技術員のみ)
ステム・ボード
075-xxx-000 パワー・サプライ・テストの失敗 パワー・サプライを交換します。
089-xxx-0nn マイクロプロセッサー・テストの失敗
1. BIOS コードが最新レベルであることを確認して
ください。
2. (トレーニングを受けたサービス技術員のみ) マイ クロプロセッサーを取り付け直します。
3. (トレーニングを受けたサービス技術員のみ) マイ クロプロセッサーを交換します。
201-xxx-00n メモリー・テストの失敗
: n は障害を起こした DIMM 番号。
のスロット
以下のコンポーネントを、リストに示された順序で一 度に 1 つずつ交換し、そのたびにサーバーを再始動 します。
1. n で示された DIMM
2. (トレーニングを受けたサービス技術員のみ) シス
テム・ボード
201-xxx-n99 複数の DIMM 障害。
: n は障害を起こしたペアのバンク番号。
1. エラー・テキストを参照して、障害が起こる DIMM を識別します。
2. 以下のコンポーネントを、リストに示された順序
で一度に 1 つずつ交換し、そのたびにサーバーを 再始動します。
a. バンク n DIMM
b. (トレーニングを受けたサービス技術員のみ)
ステム・ボード
2 章診断 51
v 問題が解決するまで、「アクション」の欄の推奨アクションを、リストされている順に実行してください。
v どのコンポーネントがお客様による交換が可能な部品 (CRU) か技術員により交換される部品 (FRU) かを判断する
には、 71 ページの『第 3 Type 4364 または Type 4365 サーバーの部品リスト』を参照してください。
v アクションのステップの前に「(トレーニングを受けたサービス技術員のみ)」と書かれている場合、そのステップ
を実行できるのは、トレーニングを受けたサービス技術員のみです。
エラー・コード 説明 アクション
206-xxx-000 ディスケット・ドライブ・テストの失敗
215-xxx-000 CD または DVD テストの失敗
217-198-xxx ドライブ・パラメーターを設定できなかっ
た。
217-xxx-000 Fixed Disk Test に失敗。
1. 別のディスケットを使用して、ディスケット・ド
ライブ・テストを再実行します。
2. ディスケット・ドライブ・ケーブルを取り付け直 します。
3. 以下のコンポーネントを、リストに示された順序 で一度に 1 つずつ交換し、そのたびにサーバーを 再始動します。
a. ディスケット・ドライブ
b. (トレーニングを受けたサービス技術員のみ)
ペレーター情報パネル・アセンブリー
1. 別の CD または DVD を使用してテストを再実行 します。
2. 以下のコンポーネントを取り付け直します。
a. CD または DVD ドライブ
b. (トレーニングを受けたサービス技術員のみ)
ペレーター情報パネル・アセンブリー
3. 以下のコンポーネントを、リストに示された順序 で一度に 1 つずつ交換し、そのたびにサーバーを 再始動します。
a. CD または DVD ドライブ
b. (トレーニングを受けたサービス技術員のみ)
CD/DVD インターフェース・カード
1. コントローラーからバックプレーンあるいはバッ
ク・プレートへのドライブ・ケーブルを検査しま す。
2. ハード・ディスクを取り付け直します。
3. 以下のコンポーネントを、リストに示された順序
で一度に 1 つずつ交換し、そのたびにサーバーを 再始動します。
a. ハード・ディスク
b. ドライブ・ケーブル
ホット・スワップ・モデル) SAS/SATA コン
c. (
トローラー
d. ハード・ディスクのバックプレーンまたはバッ
ク・プレート
1. ハード・ディスク 1 を取り付け直します。
2. ハード・ディスク 1 を交換します。
52 IBM System x3250 Type 4364 および 4365: 問題判別の手引き
v 問題が解決するまで、「アクション」の欄の推奨アクションを、リストされている順に実行してください。
v どのコンポーネントがお客様による交換が可能な部品 (CRU) か技術員により交換される部品 (FRU) かを判断する
には、 71 ページの『第 3 Type 4364 または Type 4365 サーバーの部品リスト』を参照してください。
v アクションのステップの前に「(トレーニングを受けたサービス技術員のみ)」と書かれている場合、そのステップ
を実行できるのは、トレーニングを受けたサービス技術員のみです。
エラー・コード 説明 アクション
217-xxx-001 Fixed Disk Test に失敗。
1. ハード・ディスク 2 を取り付け直します。
2. ハード・ディスク 2 を交換します。
301-xxx-000 キーボード・テストの失敗
: USB キーボードを取り付けた後で、 Configuration/Setup ユーティリティー・プロ
グラムを使用して、キーボードなし操作を使 用可能にし、始動時に POST エラー・メッ セージ 301 が表示されないようにすること が必要な場合があります。
1. キーボード・ケーブルを取り付け直します。
2. 以下のコンポーネントを、リストに示された順序
で一度に 1 つずつ交換し、そのたびにサーバーを 再始動します。
a. キーボード
b. (トレーニングを受けたサービス技術員のみ)
ステム・ボード
302-xxx-xxx マウス・テストの失敗
1. マウス・ケーブルを取り付け直します。
2. 以下のコンポーネントを、リストに示された順序
で一度に 1 つずつ交換し、そのたびにサーバーを 再始動します。
a. マウス
b. (トレーニングを受けたサービス技術員のみ)
ステム・ボード
305-xxx-xxx ビデオ・モニター・テストの失敗
1. モニター・ケーブルを取り付け直します。
2. 以下のコンポーネントを、リストに示された順序
で一度に 1 つずつ交換し、そのたびにサーバーを 再始動します。
a. モニター
b. (トレーニングを受けたサービス技術員のみ)
ステム・ボード
405-199-00n 失敗。 リンク不良。ループバック・プラグ
をチェックしてください。
シングル/デュアル・ポートでは、 n>=
0 です。
1. ループバック・プラグがギガビット・ループバッ
ク・プラグであることを確認します。
2. ループバック・プラグがスロットにしっかりと接 続されていること (ポートの緑色の LED が点滅 している) を確認します。
3. デュアル・ポートのサーバーでは、ループバッ ク・プラグを同時に 2 つ (各ポート毎に接続) 使 用します。
4. ループバック・プラグを交換します。
2 章診断 53
v 問題が解決するまで、「アクション」の欄の推奨アクションを、リストされている順に実行してください。
v どのコンポーネントがお客様による交換が可能な部品 (CRU) か技術員により交換される部品 (FRU) かを判断する
には、 71 ページの『第 3 Type 4364 または Type 4365 サーバーの部品リスト』を参照してください。
v アクションのステップの前に「(トレーニングを受けたサービス技術員のみ)」と書かれている場合、そのステップ
を実行できるのは、トレーニングを受けたサービス技術員のみです。
エラー・コード 説明 アクション
405-xxx-000 イーサネット・コントローラーのイーサネッ
ト・テストの失敗。
405-xxx-00n PCI スロットのアダプターのイーサネット・
テストの失敗。
v シングル・ポートでは、n>0
v デュアル・ポートでは、n>1
1. Configuration/Setup ユーティリティー・プログラム を実行して、イーサネット・アダプターが使用不 可にされていないこと、および BIOS コードが最 新レベルになっていることを確認します。
2. イーサネット・アダプターを取り付け直します。
3. 以下のコンポーネントを、リストに示された順序
で一度に 1 つずつ交換し、そのたびにサーバーを 再始動します。
a. イーサネット・アダプター
b. (トレーニングを受けたサービス技術員のみ)
ステム・ボード
1. ライザー・カードの両方のスロットのどちらにも アダプターが取り付けられている場合は、 Configuration/Setup ユーティリティー・プログラム を実行して、Devices and I/O Ports System
MAC Addresses と選択します。

BIOS 更新障害からの回復

BIOS コードの更新は、外部 USB ディスケット・ドライブを使用して、あるいは Linux または Windows®アップデート・パッケージ (使用可能な場合) を使用して
行うことができます。更新用ファイルのダウンロードについては、 127 ページの 『ファームウェアの更新』を参照してください。
BIOS コードを更新 (フラッシュ更新) しているときにサーバーの電源が中断した り、あるいは保護メモリー内のプライマリー BIOS ページが何らかの理由で損傷を 受けたりすると、サーバーが正しく再始動しなかったり、あるいはビデオに何も表 示されなかったり (ビデオ無表示) することがあります。このようなことが生じた場 合、次の手順を使用して回復を行います。
1. vii ページから始まる『安全について』と 81 ページの『静電気の影響を受けや すい部品の取り扱い』をお読みください。
障害を起こしたアダプターは、イーサネット・コ ントローラー情報の MAC アドレスと、障害が起 きた時に診断画面に表示された MAC アドレスが 一致しているアダプターです。
2. 該当スロットのイーサネット・アダプターを取り 付け直します。
3. 該当スロットのイーサネット・アダプターを交換 します。
54 IBM System x3250 Type 4364 および 4365: 問題判別の手引き
2. サーバーと周辺装置の電源を切り、電源コードと外部ケーブルをすべて切り離 してから、サーバーをラックから取り外して帯電防止された平らな面に置き、 カバーを取り外します。
3. ブート・ブロック・リカバリー・ジャンパー (システム・ボード上の JP4) の位 置を確認します (8ページの『システム・ボードのスイッチとジャンパー』を 参照)。
4. ブート・ブロック・リカバリー・ジャンパーを、ピン 1 2 からピン 2 3 に移します。
5. サーバーのカバーを再度取り付けます。
6. サーバーを給電部、キーボード、モニター、およびマウスに接続します。
7. BIOS アップデート・ディスケット (フラッシュ) をディスケット・ドライブに 挿入します。このディスケットを作成するファイルは、http://www.ibm.com/ servers/eserver/support/xseries/index.html からダウンロードすることができます。
8. サーバーとモニターの電源をオンにします。
9. 更新セッションが完了したら、サーバーとモニターの電源をオフにします。
10. ディスケットをディスケット・ドライブから取り出します。
11. すべての電源コードを切り離し、次にサーバーのカバーを取り外します。
12. ブート・ブロック・リカバリー・ジャンパーをピン 1 およびピン 2 に戻しま
す。
13. サーバーのカバーを取り付け直し、外部ケーブルと電源コードをすべて再接続 してから、周辺装置の電源をオンにします。
14. サーバーの電源をオンにして、オペレーティング・システムを再始動します。

システム・イベント/エラー・ログ・メッセージ

システム・イベント/エラー・ログには、POST メッセージと、リモート管理アダプ ター II SlimLine が取り付けられている場合はそれが生成したメッセージが記録さ れます。システム・イベント/エラー・ログには、以下の 3 つのタイプのメッセージ が含まれます。
情報 情報メッセージにはアクションをとる必要はありません。情報メッ
セージには、サーバーがいつ始動したかなどの重要なシステム・レ ベルのイベントが記録されます。
警告 警告メッセージに対してすぐにアクションを取る必要はありませ
ん。警告メッセージには、推奨される最高室温を越えた時間など、 潜在的に存在する問題が示されます。
エラー エラー・メッセージはアクションを必要とします。エラー・メッセ
ージには、いつファンが検出できなくなったかなど、システム・エ ラーが示されます。
各メッセージには日付と時刻情報が付けられ、またメッセージのソース (POST/BIOS あるいはサービス・プロセッサー) が示されます。
次の例では、システム・イベント/エラー・ログ・メッセージにサーバーがオンにさ れた時刻が記録されています。
2 章診断 55
------------------------­Date/Time: 2002/05/07 15:52:03 DMI Type: Source: SERVPROC Message Code: System Complex powered Up Message Code: Message Data: Message Data:
-------------------------
以下の表では、発生する可能性のあるシステム・イベント/エラー・ログ・メッセー ジについて、および検出された問題を解決するための推奨アクションについて説明 します。
注: 以下のアクションの意味は次のとおりです。
システム・ボードを取り付け直す
(トレーニングを受けたサービス技術員のみ) 以下のステップを行います。
1. システム・ボードに接続されているすべてのケーブルを切り離します。
2. システム・ボードから取り外し可能な全コンポーネント (マイクロプロ
セッサーを含む) を取り外してから、シャーシからシステム・ボードを 取り外します ( 123 ページの『システム・ボードの取り外し』を参照し てください)。
3. システム・ボードを調べて、損傷した部品または緩んだ部品がないかチ ェックします。
4. シャーシ内のシステム・ボード領域には障害となるようなものがないこ とを確認してから、シャーシ内にあるシステム・ボードを取り替えます
( 124 ページの『システム・ボードの取り付け』を参照してください)
5. システム・ボード上の取り外し可能な全コンポーネントを再度取り付け
て、すべてのケーブルをシステム・ボードに再接続します。
パワー・サプライを取り付け直す
次のステップを実行してください。
1. サーバーからパワー・サプライを取り外します ( 103 ページの『パワ ー・サプライの取り外し』を参照してください)。
2. パワー・サプライを調べて折れ曲がったケーブルまたは損傷したケーブ ルがないかチェックします。
3. サーバーにパワー・サプライを取り付けます ( 105 ページの『パワー・ サプライの取り付け』を参照してください)。
56 IBM System x3250 Type 4364 および 4365: 問題判別の手引き
v 問題が解決するまで、「アクション」の欄の推奨アクションを、リストされている順に実行してください。
v どのコンポーネントがお客様による交換が可能な部品 (CRU) か技術員により交換される部品 (FRU) かを判断する
には、 71 ページの『第 3 Type 4364 または Type 4365 サーバーの部品リスト』を参照してください。
v アクションのステップの前に「(トレーニングを受けたサービス技術員のみ)」と書かれている場合、そのステップ
を実行できるのは、トレーニングを受けたサービス技術員のみです。
システム・イベント/エラー・ログ・メッセージ アクション
A system NMI was detected. システム・ソフトウェアが正しく稼働しており、他のソフトウェア
と矛盾していないことを確認します。すなわち、このシステム・ソ フトウェアがソフトウェア NMI を作成済みであること、または NMI ボタンを押すことによりサービス NMI を作成済みであるこ とです。
Alert accepted by remote system x; type: y, ID: z 通知メッセージ。
Alert accepted from system x; type: y, sender’s
通知メッセージ。
ID: z
Alert ID x will be retried by sender; when
通知メッセージ。
accepted by a remote system, it will have a
different ID.
Alert not accepted from system x; type: y,
通知メッセージ。
sender’s ID: z
Alert not accepted by remote system x; type: y,
通知メッセージ。
ID: z
ASM reset -- reason unknown 通知メッセージ。
ASM reset due to watchdog timeout 通知メッセージ。
ASM reset due to x, instruction fault: y 通知メッセージ。
ASM reset was caused by restoring default values 通知メッセージ。
ASM reset was initiated by the user 通知メッセージ。
Configuration error recovery on the interconnect
通知メッセージ。
network
CPU over temperature.
1. 各ファンの排気が正常に行われ、排気の障害になるものがない
ことを確認します。
2. (トレーニングを受けたサービス技術員のみ) マイクロプロセッ サーの熱交換アセンブリーを取り付け直します。
2 章診断 57
v 問題が解決するまで、「アクション」の欄の推奨アクションを、リストされている順に実行してください。
v どのコンポーネントがお客様による交換が可能な部品 (CRU) か技術員により交換される部品 (FRU) かを判断する
には、 71 ページの『第 3 Type 4364 または Type 4365 サーバーの部品リスト』を参照してください。
v アクションのステップの前に「(トレーニングを受けたサービス技術員のみ)」と書かれている場合、そのステップ
を実行できるのは、トレーニングを受けたサービス技術員のみです。
システム・イベント/エラー・ログ・メッセージ アクション
DASD controller removal
DHCP failure, no IP@ assigned-RETRYING!,
rc=xxx, count=yyy
Dialback failed for userid x. Could not connect at
phone number yyy yyy yyyy
ENET[eee] DHCP-HstNme=a, DN=b,
IP@=ccc.ccc.ccc.ccc GW@=ddd.ddd.ddd.ddd,
NMsk=fff.fff.fff.fff, DNS1@=ggg.ggg.ggg.ggg,
DNS2@=hhh.hhh.hhh.hhh
ENET[eee] IP-Cfg: HstName=x,
IP@=ccc.ccc.ccc.ccc, GW@=ddd.ddd.ddd.ddd,
NetMsk=fff.fff.fff.fff
Failure reading an I2C device, possible bus
failure.
Fan x Outside Recommended Speed.
1. 以下のケーブルを調べて損傷がないかチェックします。各ケー
ブルの損傷、折れ、コンポーネントとの接触がないことを確認 します。
v (ホット・スワップ・モデル限定) SAS/SATA コントローラー
からハード・ディスク・バックプレーンへのケーブル。この ケーブルが損傷している場合は、ケーブルを交換します。
v (シンプル・スワップ・モデル限定) ハード・ディスクのバッ
ク・プレートからシステム・ボード上の SATA コネクターへ のケーブル。これらのケーブルのいずれかが損傷している場 合、バック・プレートを交換します。
v ハード・ディスクのバックプレーンまたはバック・プレート
への電源ケーブルまたは他のケーブルこのケーブルが損傷し ている場合は、パワー・サプライを交換します。
2. ステップ 1 にリストされたケーブルを接続し直して、すべての ケーブルを再接続後にサーバーを再始動します。
通知メッセージ。
通知メッセージ。
通知メッセージ。
通知メッセージ。
1. 以下のコンポーネントを取り付け直します。
a. AC 電源コード
b. (トレーニングを受けたサービス技術員のみ) システム・ボー
c. パワー・サプライ
2. (トレーニングを受けたサービス技術員のみ) システム・ボード
を取り替えます。
1. ファン x に障害物がないか確認します。
2. 以下のコンポーネントを取り付け直します。
a. ファン x
b. ファン x ケーブル
3. ファン x を交換します。
58 IBM System x3250 Type 4364 および 4365: 問題判別の手引き
v 問題が解決するまで、「アクション」の欄の推奨アクションを、リストされている順に実行してください。
v どのコンポーネントがお客様による交換が可能な部品 (CRU) か技術員により交換される部品 (FRU) かを判断する
には、 71 ページの『第 3 Type 4364 または Type 4365 サーバーの部品リスト』を参照してください。
v アクションのステップの前に「(トレーニングを受けたサービス技術員のみ)」と書かれている場合、そのステップ
を実行できるのは、トレーニングを受けたサービス技術員のみです。
システム・イベント/エラー・ログ・メッセージ アクション
Fan x Failure
1. ファン x に障害物がないか確認します。
2. 以下のコンポーネントを取り付け直します。
a. ファン x
b. ファン x ケーブル
3. ファン x を交換します。
Flash of x via y failed for user z...z 通知メッセージ。
Flash of x by y via z was successful...w 通知メッセージ。
Flash succeeded for x (address : y) 通知メッセージ。
Hard drive x removal detected. ハード・ディスク x を取り付け直し、サーバーを再始動します。
Hard drive x fault
1. 診断プログラムを実行します。
2. ハード・ディスク x を交換します。
3. ハード・ディスクのバックプレーンまたはバック・プレートを
交換します。
Internal error CPU fault 通知メッセージ。このメッセージが依然として残る場合は、以下を
行います。
1. (トレーニングを受けたサービス技術員のみ) マイクロプロセッ サーを取り付け直します。
2. (トレーニングを受けたサービス技術員のみ) マイクロプロセッ サーを交換します。
Invalid userid or password received. Userid is
LAN: Command mode tamper triggered. Possible
x 通知メッセージ。
通知メッセージ。
break-in attempt
LAN: Ethernet interface is no longer active 通知メッセージ。
LAN: Ethernet interface is now active 通知メッセージ。
LAN: Telnet tamper triggered. Possible break-in
通知メッセージ。
attempt
LAN: Web Server tamper delay triggered.
通知メッセージ。
Possible break-in attempt
No ISMP gateway defined for the interconnect
通知メッセージ。
network. RSA x is assuming the gateway
OS Watchdog response enabled by x 通知メッセージ。
OS Watchdog response disabled by x 通知メッセージ。
PFA Alert, see preceding error in system error
log.
通知メッセージ。システム・エラー・ログに記録された以前のエン トリーを参照します。
Possible ASM reset occurred --- reason unknown 通知メッセージ。
Power off 通知メッセージ。
Power on 通知メッセージ。
2 章診断 59
v 問題が解決するまで、「アクション」の欄の推奨アクションを、リストされている順に実行してください。
v どのコンポーネントがお客様による交換が可能な部品 (CRU) か技術員により交換される部品 (FRU) かを判断する
には、 71 ページの『第 3 Type 4364 または Type 4365 サーバーの部品リスト』を参照してください。
v アクションのステップの前に「(トレーニングを受けたサービス技術員のみ)」と書かれている場合、そのステップ
を実行できるのは、トレーニングを受けたサービス技術員のみです。
システム・イベント/エラー・ログ・メッセージ アクション
PPP_1: Client connected at nnnn bps 通知メッセージ。
PPP_1: User requested to abort PPP interface 通知メッセージ。
PPP[xxx] PPP-Cfg, Local-IP@=aaa.aaa.aaa.aaa,
Remote-IP@=bbb.bbb.bbb.bbb
NetMsk=ccc.ccc.ccc.ccc, Auth=ddd
Received alert from system x; type: y,
sender’s ID: z
Remote access attempt failed 通知メッセージ。
Remote access attempt failed. Invalid userid or
password received. Userid is ’x’ from TELNET
client at IP@=yyy.yyy.yyy.yyy
Remote access attempt failed. Invalid userid or
password received. Userid is ’x’ from CMD mode
client at IP@=yyy.yyy.yyy.yyy
Remote access attempt failed. Invalid userid or
password received. Userid is ’x’ from WEB
browser at IP@=xxx.xxx.xxx.xxx
Remote login successful. Login ID: ’x’ from
CMD mode client at IP@=yyy.yyy.yyy.yyy
Retry count exceeded. Incorrect password entered
too many times for userid x
RSA x became the ISMP gateway 通知メッセージ。
RS485 broadcast from x ignored; more than y
devices present on the RS485 network
RS485 connection to system x has ended 通知メッセージ。
RS485 network overload has cleared; y or fewer
devices are present on the RS485 network
Retried alert accepted from system x; type: y,
sender’s ID: z
Running the backup ASM main application 通知メッセージ。
Secondary device event [00 x UNKNOWN-y] 通知メッセージ。
Sending alert to remote system x; type: y, ID: z 通知メッセージ。
Serial tamper delay triggered. Possible serial port
break-in attempt
通知メッセージ。
通知メッセージ。
通知メッセージ。
通知メッセージ。
通知メッセージ。
通知メッセージ。
通知メッセージ。
通知メッセージ。
通知メッセージ。
通知メッセージ。
通知メッセージ。
60 IBM System x3250 Type 4364 および 4365: 問題判別の手引き
v 問題が解決するまで、「アクション」の欄の推奨アクションを、リストされている順に実行してください。
v どのコンポーネントがお客様による交換が可能な部品 (CRU) か技術員により交換される部品 (FRU) かを判断する
には、 71 ページの『第 3 Type 4364 または Type 4365 サーバーの部品リスト』を参照してください。
v アクションのステップの前に「(トレーニングを受けたサービス技術員のみ)」と書かれている場合、そのステップ
を実行できるのは、トレーニングを受けたサービス技術員のみです。
システム・イベント/エラー・ログ・メッセージ アクション
System board is over recommended temperature.
1. 各ファンの排気が正常に行われ、排気の障害になるものがない
ことを確認します。
2. (トレーニングを受けたサービス技術員のみ) システム・ボード を取り付け直します。
3. (トレーニングを受けたサービス技術員のみ) システム・ボード を取り替えます。
System board is under recommended temperature.
1. 各ファンの排気が正常に行われ、排気の障害になるものがない
ことを確認します。
2. (トレーニングを受けたサービス技術員のみ) システム・ボード を取り付け直します。
3. (トレーニングを受けたサービス技術員のみ) システム・ボード を取り替えます。
System complex powered down 通知メッセージ。
System error log full 現行ログをクリアします。
System is over recommended voltage on VRM 1.
1. (トレーニングを受けたサービス技術員のみ) マイクロプロセッ
サーを取り付け直します。
2. 以下のコンポーネントを、リストに示された順序で一度に 1 つ ずつ交換し、そのたびにサーバーを再始動します。
a. (トレーニングを受けたサービス技術員のみ) マイクロプロセ
ッサー
b. (トレーニングを受けたサービス技術員のみ) システム・ボー
System is over recommended voltage for +1.5V
CPU
1. 以下のコンポーネントを取り付け直します。
a. (トレーニングを受けたサービス技術員のみ) マイクロプロセ
ッサー
b. (トレーニングを受けたサービス技術員のみ) システム・ボー
c. パワー・サプライ
2. 以下のコンポーネントを、リストに示された順序で一度に 1
ずつ交換し、そのたびにサーバーを再始動します。
a. (トレーニングを受けたサービス技術員のみ) システム・ボー
b. (トレーニングを受けたサービス技術員のみ) マイクロプロセ
ッサー
2 章診断 61
v 問題が解決するまで、「アクション」の欄の推奨アクションを、リストされている順に実行してください。
v どのコンポーネントがお客様による交換が可能な部品 (CRU) か技術員により交換される部品 (FRU) かを判断する
には、 71 ページの『第 3 Type 4364 または Type 4365 サーバーの部品リスト』を参照してください。
v アクションのステップの前に「(トレーニングを受けたサービス技術員のみ)」と書かれている場合、そのステップ
を実行できるのは、トレーニングを受けたサービス技術員のみです。
システム・イベント/エラー・ログ・メッセージ アクション
System is over recommended voltage on +3.3V
System is under recommended voltage on VRM
1.
System is under recommended voltage for +1.5V
CPU
System is under recommended voltage on +3.3V
System log 75% full システム・イベント/エラー・ログをクリアします。
System log cleared 通知メッセージ。
System memory error
1. 以下のコンポーネントを取り付け直します。
a. (トレーニングを受けたサービス技術員のみ) システム・ボー
b. パワー・サプライ
2. (トレーニングを受けたサービス技術員のみ) システム・ボード
を取り替えます。
1. (トレーニングを受けたサービス技術員のみ) マイクロプロセッ サーを取り付け直します。
2. 以下のコンポーネントを、リストに示された順序で一度に 1 つ ずつ交換し、そのたびにサーバーを再始動します。
a. (トレーニングを受けたサービス技術員のみ) マイクロプロセ
ッサー
b. (トレーニングを受けたサービス技術員のみ) システム・ボー
1. 以下のコンポーネントを取り付け直します。
a. (トレーニングを受けたサービス技術員のみ) マイクロプロセ
ッサー
b. (トレーニングを受けたサービス技術員のみ) システム・ボー
c. パワー・サプライ
2. 以下のコンポーネントを、リストに示された順序で一度に 1
ずつ交換し、そのたびにサーバーを再始動します。
a. (トレーニングを受けたサービス技術員のみ) システム・ボー
b. (トレーニングを受けたサービス技術員のみ) マイクロプロセ
ッサー
1. 以下のコンポーネントを取り付け直します。
a. (トレーニングを受けたサービス技術員のみ)
b. パワー・サプライ
2. (トレーニングを受けたサービス技術員のみ) システム・ボード
を取り替えます。
1. DIMM を取り付け直します。
2. DIMM を交換します。
システム・ボー
62 IBM System x3250 Type 4364 および 4365: 問題判別の手引き
v 問題が解決するまで、「アクション」の欄の推奨アクションを、リストされている順に実行してください。
v どのコンポーネントがお客様による交換が可能な部品 (CRU) か技術員により交換される部品 (FRU) かを判断する
には、 71 ページの『第 3 Type 4364 または Type 4365 サーバーの部品リスト』を参照してください。
v アクションのステップの前に「(トレーニングを受けたサービス技術員のみ)」と書かれている場合、そのステップ
を実行できるのは、トレーニングを受けたサービス技術員のみです。
システム・イベント/エラー・ログ・メッセージ アクション
System over recommended voltage for +12v.
1. 以下のコンポーネントを取り付け直します。
a. (トレーニングを受けたサービス技術員のみ) システム・ボー
b. パワー・サプライ
2. (トレーニングを受けたサービス技術員のみ) システム・ボード
を取り替えます。
System over recommended voltage on +2.5v.
1. 以下のコンポーネントを取り付け直します。
a. (トレーニングを受けたサービス技術員のみ) システム・ボー
b. パワー・サプライ
2. (トレーニングを受けたサービス技術員のみ) システム・ボード
を取り替えます。
System over recommended voltage on continuous
+5v.
1. 以下のコンポーネントを取り付け直します。
a. (トレーニングを受けたサービス技術員のみ) システム・ボー
b. パワー・サプライ
2. (トレーニングを受けたサービス技術員のみ) システム・ボード
を取り替えます。
System shutoff due to +1.5V CPU over voltage
1. 以下のコンポーネントを取り付け直します。
a. (トレーニングを受けたサービス技術員のみ) マイクロプロセ
ッサー
b. (トレーニングを受けたサービス技術員のみ) システム・ボー
c. パワー・サプライ
2. 以下のコンポーネントを、リストに示された順序で一度に 1
ずつ交換し、そのたびにサーバーを再始動します。
a. (トレーニングを受けたサービス技術員のみ) システム・ボー
b. (トレーニングを受けたサービス技術員のみ)
マイクロプロセ
ッサー
2 章診断 63
v 問題が解決するまで、「アクション」の欄の推奨アクションを、リストされている順に実行してください。
v どのコンポーネントがお客様による交換が可能な部品 (CRU) か技術員により交換される部品 (FRU) かを判断する
には、 71 ページの『第 3 Type 4364 または Type 4365 サーバーの部品リスト』を参照してください。
v アクションのステップの前に「(トレーニングを受けたサービス技術員のみ)」と書かれている場合、そのステップ
を実行できるのは、トレーニングを受けたサービス技術員のみです。
システム・イベント/エラー・ログ・メッセージ アクション
System shutoff due to +1.5V CPU under voltage
System shutoff due to +2.5v over voltage.
System shutoff due to +3.3V over voltage
System shutoff due to +3.3V under voltage
System shutoff due to +12v over voltage.
1. 以下のコンポーネントを取り付け直します。
a. (トレーニングを受けたサービス技術員のみ) マイクロプロセ
ッサー
b. (トレーニングを受けたサービス技術員のみ) システム・ボー
c. パワー・サプライ
2. 以下のコンポーネントを、リストに示された順序で一度に 1
ずつ交換し、そのたびにサーバーを再始動します。
a. (トレーニングを受けたサービス技術員のみ) システム・ボー
b. (トレーニングを受けたサービス技術員のみ) マイクロプロセ
ッサー
1. 以下のコンポーネントを取り付け直します。
a. (トレーニングを受けたサービス技術員のみ) システム・ボー
b. パワー・サプライ
2. (トレーニングを受けたサービス技術員のみ) システム・ボード
を取り替えます。
1. 以下のコンポーネントを取り付け直します。
a. (トレーニングを受けたサービス技術員のみ) システム・ボー
b. パワー・サプライ
2. (トレーニングを受けたサービス技術員のみ) システム・ボード
を取り替えます。
1. 以下のコンポーネントを取り付け直します。
a. (トレーニングを受けたサービス技術員のみ) システム・ボー
b. パワー・サプライ
2. (トレーニングを受けたサービス技術員のみ) システム・ボード
を取り替えます。
1. 以下のコンポーネントを取り付け直します。
a. (トレーニングを受けたサービス技術員のみ) システム・ボー
b. パワー・サプライ
2. (トレーニングを受けたサービス技術員のみ) システム・ボード
を取り替えます。
64 IBM System x3250 Type 4364 および 4365: 問題判別の手引き
v 問題が解決するまで、「アクション」の欄の推奨アクションを、リストされている順に実行してください。
v どのコンポーネントがお客様による交換が可能な部品 (CRU) か技術員により交換される部品 (FRU) かを判断する
には、 71 ページの『第 3 Type 4364 または Type 4365 サーバーの部品リスト』を参照してください。
v アクションのステップの前に「(トレーニングを受けたサービス技術員のみ)」と書かれている場合、そのステップ
を実行できるのは、トレーニングを受けたサービス技術員のみです。
システム・イベント/エラー・ログ・メッセージ アクション
System shutoff due to +12v under voltage.
1. 以下のコンポーネントを取り付け直します。
a. (トレーニングを受けたサービス技術員のみ) システム・ボー
b. パワー・サプライ
2. (トレーニングを受けたサービス技術員のみ) システム・ボード
を取り替えます。
System shutoff due to continuous +5v over
voltage.
1. 以下のコンポーネントを取り付け直します。
a. (トレーニングを受けたサービス技術員のみ) システム・ボー
b. パワー・サプライ
2. (トレーニングを受けたサービス技術員のみ) システム・ボード
を取り替えます。
System shutoff due to continuous +5v under
voltage.
1. 以下のコンポーネントを取り付け直します。
a. (トレーニングを受けたサービス技術員のみ) システム・ボー
b. パワー・サプライ
2. (トレーニングを受けたサービス技術員のみ) システム・ボード
を取り替えます。
System shutoff due to VRM 1 over voltage.
1. (トレーニングを受けたサービス技術員のみ) マイクロプロセッ
サーを取り付け直します。
2. 以下のコンポーネントを、リストに示された順序で一度に 1 つ ずつ交換し、そのたびにサーバーを再始動します。
a. (トレーニングを受けたサービス技術員のみ) マイクロプロセ
ッサー
b. (トレーニングを受けたサービス技術員のみ) システム・ボー
System shutoff due to VRM 1 under voltage.
1. (トレーニングを受けたサービス技術員のみ) マイクロプロセッ
サーを取り付け直します。
2. 以下のコンポーネントを、リストに示された順序で一度に 1 つ ずつ交換し、そのたびにサーバーを再始動します。
a. (トレーニングを受けたサービス技術員のみ) マイクロプロセ
ッサー
b. (トレーニングを受けたサービス技術員のみ) システム・ボー
2 章診断 65
v 問題が解決するまで、「アクション」の欄の推奨アクションを、リストされている順に実行してください。
v どのコンポーネントがお客様による交換が可能な部品 (CRU) か技術員により交換される部品 (FRU) かを判断する
には、 71 ページの『第 3 Type 4364 または Type 4365 サーバーの部品リスト』を参照してください。
v アクションのステップの前に「(トレーニングを受けたサービス技術員のみ)」と書かれている場合、そのステップ
を実行できるのは、トレーニングを受けたサービス技術員のみです。
システム・イベント/エラー・ログ・メッセージ アクション
System shutoff due to +2.5v under voltage.
System shutoff due to CPU over temperature.
System shutoff due to board over temperature.
System under recommended voltage on continuous
+5v.
System under recommended voltage for +12v.
System under recommended voltage on +2.5v.
1. 以下のコンポーネントを取り付け直します。
a. (トレーニングを受けたサービス技術員のみ) システム・ボー
b. パワー・サプライ
2. (トレーニングを受けたサービス技術員のみ) システム・ボード
を取り替えます。
1. 各ファンの排気が正常に行われ、排気の障害になるものがない ことを確認します。
2. (トレーニングを受けたサービス技術員のみ) マイクロプロセッ サーの熱交換アセンブリーを取り付け直します。
1. 各ファンの排気が正常に行われ、排気の障害になるものがない ことを確認します。
2. (トレーニングを受けたサービス技術員のみ) システム・ボード を取り付け直します。
3. (トレーニングを受けたサービス技術員のみ) システム・ボード を取り替えます。
1. 以下のコンポーネントを取り付け直します。
a. (トレーニングを受けたサービス技術員のみ) システム・ボー
b. パワー・サプライ
2. (トレーニングを受けたサービス技術員のみ) システム・ボード
を取り替えます。
1. 以下のコンポーネントを取り付け直します。
a. (トレーニングを受けたサービス技術員のみ) システム・ボー
b. パワー・サプライ
2. (トレーニングを受けたサービス技術員のみ) システム・ボード
を取り替えます。
1. 以下のコンポーネントを取り付け直します。
a. (トレーニングを受けたサービス技術員のみ
b. パワー・サプライ
2. (トレーニングを受けたサービス技術員のみ) システム・ボード
を取り替えます。
) システム・ボー
66 IBM System x3250 Type 4364 および 4365: 問題判別の手引き
v 問題が解決するまで、「アクション」の欄の推奨アクションを、リストされている順に実行してください。
v どのコンポーネントがお客様による交換が可能な部品 (CRU) か技術員により交換される部品 (FRU) かを判断する
には、 71 ページの『第 3 Type 4364 または Type 4365 サーバーの部品リスト』を参照してください。
v アクションのステップの前に「(トレーニングを受けたサービス技術員のみ)」と書かれている場合、そのステップ
を実行できるのは、トレーニングを受けたサービス技術員のみです。
システム・イベント/エラー・ログ・メッセージ アクション
System shut off due to system board under
temperature.
System x started a RS485 connection with us 通知メッセージ。
We started a RS485 connection with remote
system x
We will retry sending alert ID x; when accepted
by a remote system, it will have a different ID
Windows blue screen has been captured 通知メッセージ。
1. 各ファンの排気が正常に行われ、排気の障害になるものがない
ことを確認します。
2. (トレーニングを受けたサービス技術員のみ) システム・ボード を取り付け直します。
3. (トレーニングを受けたサービス技術員のみ) システム・ボード を取り替えます。
通知メッセージ。
通知メッセージ。

電源の問題の解決

電源の問題は解決が難しい場合があります。たとえば、短絡は、どの配電バスのど こにでも発生する可能性があります。通常、短絡が発生すると、過電流が原因の電 源サブシステムのシャットダウンが生じます。電源の問題を診断するには、次の基 本手順を実施してください。
1. サーバーの電源をオフにし、AC 電源コードを切り離します。
2. 電源サブシステムのケーブルが緩んでいないかを調べます。また、短絡があるか
どうか (たとえば、回路ボード上に短絡の原因となる外れたねじがあるかどうか) を調べます。
3. サーバーの始動に必要な最小限の構成になるまで、アダプターを取り外し、すべ ての内蔵装置および外付け装置へのケーブルおよび電源コードを外します (69 ページの『未解決問題の解決』の「最小構成」を参照)。
4. すべての AC 電源コードを再接続し、サーバーの電源をオンにします。サーバ ーが正常に始動した場合は、問題が特定されるまで、アダプターおよび装置を一 度に 1 つずつ再接続します。
最小構成でもサーバーが始動しない場合は、問題が特定されるまで、最小構成に含 まれるコンポーネントを一度に 1 つずつ交換します。

イーサネット・コントローラーの問題の解決

イーサネット・コントローラーをテストする方法は、使用しているオペレーティン グ・システムによって異なります。オペレーティング・システムの資料でイーサネ ット・コントローラーに関する情報を調べ、イーサネット・コントローラーのデバ イス・ドライバーの readme ファイルを参照してください。
2 章診断 67
次の手順を実施してみてください。 v サーバーに添付されていた適切なデバイス・ドライバーがインストールされてい
ること、および、それらが最新レベルであることを確認します。
v イーサネット・ケーブルが正しく取り付けられていることを確認します。
– ケーブルは、すべての接続部がしっかり接続されていることが必要です。ケー
ブルは接続されているが、問題が残っている場合は、別のケーブルで試してく ださい。
– イーサネット・コントローラーを 100 Mbps で動作するように設定した場合
は、カテゴリー 5 のケーブルを使用する必要があります。
–2台のサーバーを直接接続した場合 (ハブなし)、または X ポート付きのハブ
を使用していない場合は、クロスオーバー・ケーブルを使用します。ハブに X ポートがあるかどうかを調べるには、ポートのラベルを検査します。ラベルに X が含まれている場合、ハブは X ポートを持っています。
v ハブが自動ネゴシエーションをサポートしているかどうかを判別します。サポー
トしていない場合は、内蔵イーサネット・コントローラーを手動で構成して、速 度と二重モードをハブと一致させてください。
v サーバーの背面パネルにあるイーサネット・コントローラー LED をチェックし
ます。これらの LED は、コネクター、ケーブル、またはハブに問題があるかど うかを示します。 – イーサネット・コントローラーがハブからリンク・パルスを受信すると、イー
サネット・リンク状況 LED が点灯します。この LED がオフのときは、コネ クターまたはケーブルに欠陥があるか、ハブに問題がある可能性があります。
– イーサネット・コントローラーがイーサネット・ネットワークを介してデータ
を送信または受信すると、イーサネット送信/受信活動 LED が点灯します。イ ーサネット送信/受信活動ライトがオフの場合は、ハブおよびネットワークが稼 働していること、および正しいデバイス・ドライバーがインストールされてい ることを確認してください。
v サーバーの背面の LAN 活動 LED をチェックします。LAN 活動 LED は、イー
サネット・ネットワーク上でデータがアクティブのときに点灯します。LAN 活動 LED がオフの場合は、ハブおよびネットワークが稼働していること、および正し いデバイス・ドライバーがインストールされていることを確認してください。
v 問題がオペレーティング・システム固有の原因によって発生していないかチェッ
クします。
v クライアントとサーバーのデバイス・ドライバーが同じプロトコルを使用してい
ることを確認します。
ハードウェアが正常に機能しているように見えるのに、イーサネット・コントロー ラーがネットワークに接続できない場合、ネットワーク管理者は、ほかにエラーの 原因が考えられないかどうかを調べる必要があります。
68 IBM System x3250 Type 4364 および 4365: 問題判別の手引き

未解決問題の解決

診断テストで故障を診断できなかった場合、またはサーバーが機能しない場合は、 このセクションの情報を使用してください。
障害 (継続的または断続的) の原因がソフトウェアの問題にあると思われる場合は、
CMOS メモリー内のデータの損傷または BIOS コードの損傷が、未解決問題の原因 となることがあります。 CMOS データをリセットするには、クリア CMOS ジャン パーを使用して CMOS メモリーを消去し、始動パスワードをオーバーライドしま す (8ページの『システム・ボードのスイッチとジャンパー』を参照)。 BIOS コー ドに損傷があると思われる場合は、 54 ページの『BIOS 更新障害からの回復』を参 照してください。
パワー・サプライが正常に作動している場合は、次のステップを実行してくださ い。
1. サーバーの電源をオフにします。
2. サーバーのケーブルが正しく接続されていることを確認します。
3. 障害を特定できるまで、以下の装置を一度に 1 つずつ、取り外すかまたは切り
40 ページの『ソフトウェアの問題』を参照してください。
離します。そのたびに、サーバーの電源をオンにして再構成を行ってください。
v 外付け装置 v サージ抑制装置 (サーバー上) v モデム、プリンター、マウス、および IBM 以外の装置 v 各アダプター v ハード・ディスク v メモリー・モジュール。最小構成の要件は、 512 MB (DIMM スロット 1 に
512 MB DIMM 1 つ) です。
サーバーをオンにするために必要な最小構成は、以下のとおりです。
v 1 個のマイクロプロセッサー v システム・ボード上に 1 個の 512 MB DIMM v 1 個のパワー・サプライ v 電源コード v システム・ボード
4. サーバーの電源をオンにします。問題が解決しない場合は、次のコンポーネント を以下の順序で検査してください。
a. システム・ボード b. メモリー・モジュール c. マイクロプロセッサー d. PCI-X 拡張カード
あるアダプターをサーバーから取り外すと問題が解消され、再び同じアダプターを 取り付けると問題が再発する場合は、そのアダプターに原因があると考えられま す。そのアダプターを代わりのアダプターと交換しても問題が再発する場合は、ラ イザー・カードに原因があると考えられます。
ネットワーキングの問題があると思われ、サーバーがすべてのシステム・テストに パスした場合は、サーバーの外部のネットワーク配線に問題がある可能性がありま す。
2 章診断 69

IBM への保守の依頼

IBM に保守を依頼する方法については、 133 ページの『付録 A. ヘルプおよび技術 サポートの入手』を参照してください。
保守を依頼するときは、以下の情報をできるだけ多く用意してください。
v マシン・タイプおよびモデル v マイクロプロセッサーおよびハード・ディスクのアップグレード v 障害の現象
サーバーの診断プログラムは失敗したか。その場合に、どのようなエラー・コ
何が、いつ、どこで起こったか。その障害は再現可能か。これまでに現在のサーバー構成が正常に作動したことがあったか。障害が発生する前に何か変更したか。この障害を報告するのは初めてか。それとも以前に同じ障害を報告したことが
v 診断プログラムのタイプとバージョン・レベル v ハードウェア構成 (システム・サマリーの画面印刷) v BIOS コード・レベル v オペレーティング・システムのタイプとバージョン・レベル
ードが示されたか。
あるか。
問題によっては、作動するサーバーと作動しないサーバーの間で構成およびソフト ウェア・セットアップを比較することで、解決できる場合があります。診断の目的 でサーバーを相互に比較するときは、すべてのサーバーにおいて以下の要素が厳密 に同じである場合に限り、サーバーが同じであると見なしてください。
v マシン・タイプおよびモデル v BIOS レベル v メモリーの容量、タイプ、および構成 v アダプターおよび接続機構、およびそれぞれの位置 v アドレス・ジャンパー、ターミネーター、およびケーブル配線 v ソフトウェアのバージョンとレベル v 診断プログラムのタイプとバージョン・レベル v 構成オプションの設定 v オペレーティング・システム制御ファイルのセットアップ
70 IBM System x3250 Type 4364 および 4365: 問題判別の手引き

3 Type 4364 または Type 4365 サーバーの部品リスト

以下の交換可能コンポーネントは、System x3250 Type 4364 および Type 4365 サ ーバー用のものです。更新された部品のリストがないか Web で調べるには、以下 の手順を実行してください。
1. http://www.ibm.com/servers/eserver/support/xseries/index.html にアクセスします。
2. Hardware リストから、System x3250 を選択し、Go をクリックします。
3. Install and use タブをクリックします。
4. Technical resources」の下の「Parts information」をクリックします。
© Copyright IBM Corp. 2007 71
28
27
1
2
3
4
29
5
21
22
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14
23
24
20
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19
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16
15
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6
7
8
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72 IBM System x3250 Type 4364 および 4365: 問題判別の手引き

交換可能なサーバーのコンポーネント

交換可能なコンポーネントには、次の 3 つのタイプがあります。 v Tier 1 のお客様による交換が可能な部品 (CRU): Tier 1 と指定された CRU
交換はお客様の責任で行っていただきます。お客様の要請により IBM Tier 1 CRU の導入を行った場合は、その料金を請求させていただきます。
v Tier 2 のお客様による交換が可能な部品 (CRU): Tier 2 と指定された CRU
お客様ご自身で取り付けることができますが、対象のサーバーに指定された保証 サービスの種類に基づき、追加料金なしで IBM に取り付けを要求することもで きます。
v 技術員により交換される部品 (FRU): FRU の取り付けができるのはトレーニング
を受けたサービス技術員のみです。
保証の条件、およびサービスと支援を受ける方法については、「
」を参照してください。
ト情報
表4.部品リスト、
インデッ
クス 説明
1 カバー 42C1284
2 ロー・プロファイル・アダプター 複数あります
3 ライザー・カード 42C1278
4 3/4 長のアダプター 複数あります
5 SAS/SATA コントローラー・カード ((ホット・スワッ
6 システム・ボード・アセンブリー 42C1276
7 SAS/SATA バックプレーン、3.5 型ドライブ (ホット・ス
8 SATA シンプル・スワップ ハード・ディスクのバック・
9 パワー・サプライ、351 W 39Y7289
10 SAS/SATA バックプレーン、2.5 型ドライブ (ホット・ス
11 ドライブ・ケージ、2.5 (モデル 54x64x5Dx6Dx) 42C1287
12 ハード・ディスク、2.5 型、36 GB10KHS SAS (オプ
12 ハード・ディスク、2.5 型、73 GB10KHS SAS (オプ
13 ホット・スワップ SAS フィラー・パネル、2.5 (モデ
14 ファン (40 mm) 39M4322
15 ドライブ・ケージ、3.5 (モデル 12x22x42x
Type 8872
プ・モデル)(モデル 44x52x54x62x64x 4Dx5Bx5Dx 6Bx6Dx)
ワップ・モデル)(モデル 44x52x62x 4Dx5Bx6Bx)
プレート、3.5 型ドライブ (モデル 12x22x42x1Bx2Bx4Bx)
ワップ・モデル)(モデル 54x64x
ション)
ション)
54x64x5Dx6Dx)
44x52x62x 1Bx2Bx4Bx4Dx5Bx6Bx)
および
8874
5Dx6Dx)
CRU
部品番号
(Tier 1)
39R7364
39R7366
26K8680
保証およびサポー
CRU
部品番号
(Tier 2)
42C1279
39M4349
39M4347
39Y9541
42C1286
FRU
部品番号
3 Type 4364 または Type 4365 サーバーの部品リスト 73
表4.部品リスト、
インデッ
クス 説明
16 ブラケットの耳 39M4351
17 ハード・ディスク、3.5 型、73 GB10KHS SAS (オプ
17 ハード・ディスク、3.5 型、146 GB10KHS SAS (
17 ハード・ディスク、3.5 型、300 GB10KHS SAS (
17 ハード・ディスク、3.5 型、36 GB15KHS SAS (オプ
17 ハード・ディスク、3.5 型、73 GB15KHS SAS (オプ
17 ハード・ディスク、3.5 型、146 GB15KHS SAS (
17 ハード・ディスク、3.5 型、80 GBHS SATA (オプショ
17 ハード・ディスク、3.5 型、160 GBHS SATA (オプシ
17 ハード・ディスク、3.5 型、250 GBHS SATA (オプシ
17 ハード・ディスク、3.5 型、500 GBHS SATA (オプシ
18 ハード・ディスク、3.5 型、80 GBSS SATA (オプショ
18 ハード・ディスク、3.5 型、160 GBSS SATA (オプション)39M4507
Type 8872
ション)
プション)
プション)
ション)
ション)
プション)
)
ョン)
ョン)
ョン)
ン)
および
8874 (続き)
CRU
部品番号
(Tier 1)
39R7340
39R7342
39R7344
39R7346
39R7348
39R7350
39M4521
39M4525
39M4529
39M4533
39M4503
CRU
部品番号
(Tier 2)
FRU
部品番号
18 ハード・ディスク、3.5 型、250 GBSS SATA (オプション)39M4511
18 ハード・ディスク、3.5 型、500 GBSS SATA (オプション)39M4517
19 シンプル・スワップ・フィラー・パネル (SATA のみ) 3.5
(モデル 12x22x42x1Bx2Bx4Bx)
20 前面ベゼル
21 ホット・スワップ・フィラー・パネル (SAS/SATA)3.5
(モデル 44x52x62x 4Dx5Bx6Bx)
22 CD/DVD ドライブ、24X (モデル 12x22x42x44x
52x54x62x64x)
22 CD/DVD ドライブ、24X (モデル 12x22x42x44x
52x54x62x64x)
22 CD/DVD ドライブ、24X (モデル 12x22x42x44x
52x54x62x64x)
22 CD-RW/DVD ドライブ、24X (モデル 1Bx2Bx4Bx
4Dx5Bx5Dx6Bx6Dx)
74 IBM System x3250 Type 4364 および 4365: 問題判別の手引き
39M4343
42C1283
39M4375
39M3559
26K5427
39M3503
39M3541
表4.部品リスト、
インデッ
クス 説明
22 CD-RW/DVD ドライブ、24X (モデル 1Bx2Bx4Bx
Type 8872
および
8874 (続き)
CRU
部品番号
(Tier 1)
39M3563
CRU
部品番号
(Tier 2)
4Dx5Bx5Dx6Bx6Dx)
22 DVD ドライブ、24X 39M3529
22 DVD ドライブ、24X 42C0955
23 オペレーター情報パネル・アセンブリー 42C1513
24 CD/DVD インターフェース・ボード 39M4354
25 エア・バッフル 39M6296
26 マイクロプロセッサー、1.86 GHz 2M デュアル・コア
(モデル 42x44x4Bx4Dx)
26 マイクロプロセッサー、2.13 GHz 2M デュアル・コア
(モデル 52x54x5Bx5Dx)
26 マイクロプロセッサー、2.4 GHz 4M デュアル・コア (
デル 62x64x6Bx6Dx)
26 マイクロプロセッサー、2.93 GHz 256K (モデル 12x
1Bx)
26 マイクロプロセッサーー、3.4 GHz 4M (モデル
22x 2Bx) 42C1274
27 ヒートシンク・アセンブリー保持モジュール 39M4360
28 ヒートシンク・アセンブリー 39M4356
29 メモリー、512 MB PC2-5300 ECC 41Y2725
29 メモリー、1 GB PC2-5300 ECC 41Y2728
29 メモリー、2 GB PC2-5300 ECC 41Y2731
FRU
部品番号
42C1141
42C1143
42C1145
42C1147
アルコール拭き取り繊維 59P4739
バック・プレート、SS SATA RAID (オプション、モデル
42C1527
12x22x42x 1Bx2Bx4Bx)
バッテリー、3.0 ボルト 33F8354
ケーブル、バックプレーン、ホット・スワップ SAS (モデ
42C1510
44x52x62x 4Dx5Bx6Bx)
ケーブル、SAS から SATA 42C1267
ケーブル、バックプレーン、ホット・スワップ電源 (モデ
42C1509
44x52x54x62x64x 4Dx5Bx5Dx6Bx
6Dx)
ケーブル、SATA (シンプル・スワップ・モデル)(モデル
39M6276
12x22x42x 1Bx2Bx4Bx)
ケーブル、オペレーター情報パネル 39M6266
ケーブル、IDECD/DVD インターフェース・カード用 39M6267
ケーブル、SAS 信号、
58 cm (モデル 54x64x 5Dx
41Y3884
6Dx)
シャーシ・アセンブリー 42C1285
キット、 Misc. 39M4374
3 Type 4364 または Type 4365 サーバーの部品リスト 75
表4.部品リスト、
インデッ
クス 説明
キット、 Misc. 2 39R8177
キット、レール、1U、工具なし 24P1121
キット、レール、2 ポスト 42C1069
ラベル、CRU/FRU 42C1281
ラベル、ハード・ディスク取り付け 42C1282
ラベル、システム・サービス 42C1280
NetXtreme 1000 Express G イーサネット・アダプター (オ プション)
NetXtreme II 1000 Express イーサネット・アダプター (オ プション)
リモート管理アダプター II SlimLine 13N0833
IBM SAS HBA コントローラー・アダプター (オプショ ン)
ラック電源コード 39M5377
ServeRAID 8s アダプター (オプション) 39R8765
Type 8872
および
8874 (続き)
CRU
部品番号
(Tier 1)
CRU
部品番号
(Tier 2)
39Y6098
39Y6066
25R8060
FRU
部品番号
76 IBM System x3250 Type 4364 および 4365: 問題判別の手引き

電源コード

IBM は、IBM 製品を安全に使用するための、接地接続機構プラグ付き電源コードを 提供しています。感電事故を避けるため、常に正しく接地されたコンセントで電源 コードおよびプラグを使用してください。
IBM 電源コードの部品番号 使用される国または地域
39M5095 220 - 240 V
日本、Antigua and Barbuda, Aruba, Bahamas, Barbados,
Belize, Bermuda, Bolivia, Brazil, Caicos Islands, Canada,
Cayman Islands, Colombia, Costa Rica, Cuba, Dominican
Republic, Ecuador, El Salvador, Guam, Guatemala, Haiti,
Honduras, Jamaica, Mexico, Micronesia (Federal States of),
Netherlands Antilles, Nicaragua, Panama, Peru, Philippines,
Taiwan, United States of America, Venezuela
39M5199 日本
3 Type 4364 または Type 4365 サーバーの部品リスト 77
78 IBM System x3250 Type 4364 および 4365: 問題判別の手引き

4 章 サーバー・コンポーネントの取り外しと交換

交換可能なコンポーネントには、次の 3 つのタイプがあります。 v Tier 1 のお客様による交換が可能な部品 (CRU): Tier 1 と指定された CRU
交換はお客様の責任で行っていただきます。お客様の要請により IBM Tier 1 CRU の導入を行った場合は、その料金を請求させていただきます。
v Tier 2 のお客様による交換が可能な部品 (CRU): Tier 2 と指定された CRU
お客様ご自身で取り付けることができますが、対象のサーバーに指定された保証 サービスの種類に基づき、追加料金なしで IBM に取り付けを要求することもで きます。
v 技術員により交換される部品 (FRU): FRU の取り付けができるのはトレーニング
を受けたサービス技術員のみです。
71 ページの『第 3 Type 4364 または Type 4365 サーバーの部品リスト』を参 照して、コンポーネントが Tier 1 CRU か、Tier 2 CRU か、または FRU か判別 します。
保証の条件、およびサービスと支援を受ける方法については、「
ト情報
」を参照してください。

取り付けに関するガイドライン

コンポーネントの取り外し、取り付けを行う前に次の情報をお読みください。 v vii ページから始まる『安全について』と、 81 ページの『静電気の影響を受けや
すい部品の取り扱い』のガイドラインを読んでください。この情報は、安全に作 業するのに役立ちます。
v オプションのハードウェア装置を取り付ける前に、サーバーが正常に作動してい
ることを次のようにして確認します。サーバーを始動し、オペレーティング・シ ステムがインストール済みの場合はオペレーティング・システムが始動するか、 あるいは、オペレーティング・システムは検出されないがサーバーは正常に作動 していることを示す 19990305 エラー・コードが表示されることを確認します。 サーバーが正常に作動しない場合は、 13 ページの『第 2 章 診断』に記載の診断 情報を参照してください。
v 作業を行う区域の整理整とんを心掛けてください。取り外したカバーやその他の
部品は、安全な場所に置いてください。
v カバーを取り外したままでサーバーを始動する必要がある場合は、サーバーの近
くに人がおらず、サーバーの内部に余分な物が残されていないことを確認してく ださい。
v 自分 1 人では重すぎると思われる物体を持ち上げようとしないでください。重い
物体を持ち上げる必要がある場合は、以下の予防措置に従ってください。
足元が安全で、滑るおそれがないことを確認します。足の間でオブジェクトの重量が同量になるよう分散します。ゆっくりとした持ち上げる力を使用します。重い物体を持ち上げるときは、決
して身体を急に動かしたり、ひねったりしないでください。
保証およびサポー
© Copyright IBM Corp. 2007 79
背筋を痛めないよう、脚の筋肉を使用して立ち上がるか、押し上げるようにし
て持ち上げます。
v サーバー、モニター、およびその他の装置用に、正しく接地されたコンセントが
十分な数だけあることを確認してください。
v ディスク・ドライブを変更する場合は重要なデータはすべてバックアップしま
す。
v 小型のマイナス・ドライバーを用意します。 v ホット・プラグ USB 装置の取り付けまたは交換の場合は、サーバーの電源をオ
フにする必要はありません。
v コンポーネントに付けられた青い色は、そのコンポーネントを手でつかんでサー
バーへの取り付けや取り外しを行ったり、ラッチの開閉などを行ったりするとき に、手で触れてもかまわないタッチ・ポイントを示しています。
v コンポーネント上またはコンポーネント近くにあるオレンジのラベルは、そのコ
ンポーネントがホット・スワップ可能であることを示します。ホット・スワップ 可能であるということは、サーバーまたはオペレーティング・システムがホッ ト・スワップ機能をサポートしている場合、 サーバーが実行中でもコンポーネン トの取り外しまたは取り付けができることを意味します。(オレンジのラベルは、 ホット・スワップ・コンポーネントのタッチ・ポイントも示しています。) 特定 のホット・スワップ・コンポーネントの取り外しまたは取り付けを行う前に、そ のコンポーネントの取り外しまたは取り付けに関して行う可能性があるすべての 追加指示を参照してください。
v サーバーに対する作業が終了したら、安全用のシールド、ガード、ラベル、およ
び接地ワイヤーをすべて再取り付けします。
v このサーバーがサポートするオプション装置のリストについては、
http://www.ibm.com/servers/eserver/serverproven/compat/us/ を参照してください。

システムの信頼性に関するガイドライン

適切な冷却およびシステムの信頼性を確保するために、次のことを確認してくださ い。
v 各ドライブ・ベイに、ドライブまたは電磁適合性 (EMC) シールドが付いたフィ
ラー・パネルが取り付けられていること。
v サーバー冷却システムが正しく機能できるようにするためにサーバーの回りに十
分なスペースを確保してあること。サーバーの前面と背面の周囲には、約 50 mm のオープン・スペースが確保されていること。ファンの前面には、物を置かない でください。適切な冷却と空気の流れを確保するために、サーバーのカバーを元 通りに取り付けてからサーバーの電源をオンにしてください。サーバーのカバー を外した状態で長時間 (30 分を超えて) サーバーを作動させると、サーバーのコ ンポーネントに損傷を与える可能性があります。
v オプションのアダプターに付属の配線用手順に従っていること。 v 障害のあるファンは、できる限り早く交換すること。 v ホット・スワップ・ドライブは、取り外している時間が 2 分以内に取り替えるこ
と。
80 IBM System x3250 Type 4364 および 4365: 問題判別の手引き

電源オンでのサーバー内部の作業

重要: 電源がオンのサーバーの内部コンポーネントに静電気が放電すると、サーバ ーは停止することがあり、その結果データが失われます。この起こりうる問題を防 止するため、電源をオンにしたサーバーの内部で作業を行うときは、常に静電気放 電用のリスト・ストラップを着用するか、またはその他のアース・システム対策を 使用してください。
カバーを外した状態でサーバーの電源をオンにする必要がある場合、たとえば、シ ステム・ボードの LED を確認する、または交換したパワー・サプライをテストす る場合があります。電源がオンのサーバーの内部で作業する場合は、次のガイドラ インに従ってください。
v 前腕がゆったりした衣類は着用しない。サーバー内部の作業を開始する前に長袖
シャツのボタンをはめておく。サーバー内部の作業中はカフス・ボタンを外す。
v サーバーの内部にネクタイまたはスカーフをたらさない。 v ブレスレット、ネックレス、指輪、ゆったりした腕時計などの宝飾品類は外す。 v シャツのポケットからペンや鉛筆など、かがんだ時にサーバー内に落ちる可能性
のあるものは取り出しておく。
v サーバー内にペーパー・クリップ、ヘアピン、ねじなどの金属物を落とさない。

静電気の影響を受けやすい部品の取り扱い

重要: 静電気は、サーバーおよびその他の電子部品に損傷を与える可能性がありま す。損傷を避けるために、静電気の影響を受けやすい部品は、取り付ける準備がで きるまで帯電防止パッケージに入れておいてください。
静電気の放電による損傷の可能性を減らすため、次の注意事項を守ってください。
v 動きを制限する。動くと、周囲に静電気が蓄積されることがあります。 v 静電防止対策の採用が推奨されます。たとえば、静電気放電用のリスト・ストラ
ップがあればそれを着用してください。電源をオンにしたサーバーの内部で作業 を行うときは、常に静電気放電用のリスト・ストラップを着用するか、またはそ の他の静電防止対策を採用してください。
v 部品は、縁または枠を持って慎重に取り扱ってください。 v はんだ付けの部分やピン、露出した回路には触れないでください。 v 部品は他人が手で触れたり、損傷したりする可能性のある場所に放置しないでく
ださい。
v 部品を帯電防止パッケージに入れたまま、サーバーの塗装されていない金属部分
2 秒以上接触させてください。これにより、パッケージと身体から静電気が放 出されます。
v 部品をパッケージから取り出したら、部品を下に置かずに直接サーバーに取り付
けてください。部品を下に置く必要がある場合は、その帯電防止パッケージに戻 します。部品をサーバーのカバーや金属面の上には置かないでください。
v 寒い季節に部品を取り扱う場合、さらに注意が必要です。暖房によって室内の湿
度が下がり、静電気が増えます。
4 章 サーバー・コンポーネントの取り外しと交換 81

装置またはコンポーネントの返却

装置またはコンポーネントに返却の指示がある場合は、パッケージのしかたの説明 に従い、配送されたときのパッケージ材を使用してください。
82 IBM System x3250 Type 4364 および 4365: 問題判別の手引き
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