
MONKEY

Honda車をお買いあげいただきありがとうご
ざいます。
安全で快適なバイクライフをお楽しみください。
この取扱説明書と共に「メンテナンスノート」を
受け取り、下記を確認してください。
●
お車の正しい取り扱いかた
●
保証内容と保証期間
●
点検・整備について
●
車両受領書・保証書受領書の記入・捺印
安全運転の基本として以下は重要ですので、お
守りください。
●
この取扱説明書を、よくお読みください
●
取扱説明書の推奨手順に従ってください
●
安全に関する表示を理解し、守ってください
安全に関する表示
「運転者や他の方が傷害を受ける可能性のある
こと」を回避方法と共に、右記の表示で記載し
ています。これらは重要ですので、しっかりお
読みください。
指示に従わないと、死亡または
重大な傷害に至るもの
指示に従わないと、死亡または重
大な傷害に至る可能性があるもの
指示に従わないと、傷害を受け
る可能性があるもの
その他の表示
お車のために守っていただきた
いこと
車の仕様、その他の変更により、この本の表紙
や内容と実車が一致しない場合があります。
車を譲られる場合、次の方にこの取扱説明書お
よびメンテナンスノートをお渡しください。

目次
安全なライディング P. 2
操作ガイド P. 12
メンテナンス P. 26
こんなときは P. 55
インフォメーション P. 60
スペック P. 69
索引 P. 72

安全なライディング
この章では安全な運転のために必要な情報を記載しています。
安全のためによくお読みください。
安全上守っていただきたいこと........................... P. 3
安全運転のために .................................................. P. 4
運転するときの注意 .............................................. P. 5
アクセサリーと改造について............................... P. 9
積載について........................................................ P. 10

安全上守っていただきたいこと
安全のため、日常的に次の内容をお守りくださ
い。
● 道路運送車両法に準じて設けられた日常点検・
定期点検を行ってください
● ガソリンの補給は、必ずエンジンを止め、火気
厳禁で行ってください
● 排気ガスには一酸化炭素(CO)などの有害な成分
が含まれているため、エンジンは、風通しの良
い場所でかけてください
安全上守っていただきたいこと
3

安全運転のために
安全運転のために
● 走行中、運転者は両手でハンドルを握り、両足
をステップに置いてください
● 急激なハンドル操作や片手運転などはさけ、安
全な運転を心がけてください
● 他の車両、歩行者などに対する配慮を欠かさな
いでください
乗車時の服装
運転者は必ずヘルメットを着用し、天候や走行状況
に応じ、安全性が高く運転操作のしやすい、被視認
性の高い二輪車用の服装を着用してください。
ヘルメット
❙
安全基準を満たし、頭のサイズにあった視認性の
高いもの
● 二輪車用で PSC、SG マークか JIS マークのある
ものを推奨します
4
● 正しくかぶり、あごひもを確実に締めてくださ
い
● 視界を妨げないフェイスシールドまたはゴーグ
ルなどを使用し、眼を保護してください
ヘルメットを正しく着用していないと、万一
の事故の際、死亡または重大な傷害に至る可
能性が高くなります。
運転者は乗車時、必ずヘルメット、保護具お
よび保護性の高い服を着用してください。
グローブ
❙
摩擦に強い皮製のもの
ブーツまたはライディングシューズ
❙
滑りにくく、くるぶしまで覆われたもの
ジャケット・パンツ
❙
プロテクターを備え、体の露出の少ない長袖・長
ズボン

運転するときの注意
運転するときの注意
慣らし運転
適切な慣らし運転を行うと、お車の性能をより良
い状態に保つことができます。
慣らしのポイント(走行距離 500kmまで)
❙
● 急発進、急加速をさける
● 急ブレーキ、急なシフトダウンをさける
● 控えめな運転をする
ブレーキ
次の項目に注意してください。
● 制動力を効果的に得るために前輪ブレーキと後
輪ブレーキを同時に使う
● 不必要な急ブレーキ、急なシフトダウンをしない
u タイヤをロックさせるなど、車体の安定性を
損なうおそれがあります。
u コーナリングの際は、コーナーの手前で減速
してください。
● 雨天走行など滑りやすい路面に注意する
u タイヤがロックしやすく、制動距離が長くな
ります。
● 連続したブレーキ操作をしない
u 長い坂や急な坂で繰り返しブレーキをかける
と、ブレーキの温度が上昇して効きが悪くな
るおそれがあります。エンジンブレーキと断
続的なブレーキ操作を併用してください。
エンジンブレーキ
❙
スロットルを戻すと、エンジンブレーキが効きま
す。さらにエンジンブレーキを必要とするときは 3
速、2 速・・・とシフトダウンを行ってください。
急激なシフトダウンは、尻振りなどの原因や、エン
ジンやトランスミッションに悪影響を与えます。ま
た、長い下り坂や急な下り坂などでは、ブレーキ操
作とエンジンブレーキを併用してください。
次ページに続く
5

運転するときの注意
雨天または水たまりを走行したとき
❙
路面が滑りやすくなったり、ブレーキの効き具合
が変化します。慎重なブレーキ操作を心がけてく
ださい。ブレーキの効きが悪いときは、ブレーキ
を軽く作動させながらしばらく低速で走行して、
ブレーキを乾かしてください。
6
駐車するとき
● 交通の邪魔にならない平坦で足場のしっかりし
た安全な場所に駐車する
● やむをえず傾斜地や足場の悪い場所に駐車する
ときは、車の転倒や動き出しがないよう安全処
置に十分注意する
● 盗難防止のため、車から離れるときは必ずハン
ドルロックをかけ、キーを抜く
サイドスタンドでの駐車
❙
1.
メインスイッチを OFFにする。
2.
サイドスタンドを下げ、車の重量がサイドスタ
ンドにかかるまで、車をゆっくり左に傾ける。
u ハンドルを右にきった状態での駐車は、車が
不安定になり、転倒するおそれがあります。
3.
ハンドルバーを左いっぱいにきる。
4.
ハンドルロックをかけ、キーを抜く。2 P. 18

運転するときの注意
● マフラーなどが熱くなっているので、他の方が
触れることのない場所に駐車する
● エンジン回転中および停止後しばらくの間はマ
フラー、エンジンなどに触れない
マフラー、エンジン、ブレーキなどは、エン
ジン回転中および停止後しばらくの間は熱く
なっています。触れるとヤケドを負う可能性
があります。
• マフラー、エンジン、ブレーキなど高温
になる部分は冷えるまで触れないこと
• 高温になる部分に可燃物が接触せず、他の
方が触れることのないよう配慮すること
次ページに続く
7

運転するときの注意
燃料補給およびガソリンの取り扱い
エンジンや触媒装置の損傷を防ぐため、下記に注
意してください。
● 無鉛レギュラーガソリンを使用する
● 高濃度アルコール含有燃料を補給しない
● 軽油や粗悪ガソリン(長期間保管したガソリ
ン)、または不適切な燃料添加剤を使わない
● 燃料タンクの中に、泥、ほこり、水などを入れ
ない
ガソリンは燃えやすくヤケドを負ったり爆発
して重大な傷害に至る可能性があります。ま
た身体に帯電した静電気の火花により引火す
る可能性があります。
ガソリンを取り扱うときは以下のことを守っ
てください。
• エンジンを止め、火元を遠ざける
• 給油は必ず屋外で行う
• こぼれたガソリンは、すぐに拭き取る
• 給油作業前に車体や給油機などの金属部
分に触れて静電気を除去する
8

アクセサリーと改造について
アクセサリーを装着する際は、安全面から Honda
純正アクセサリーを推奨します。Honda販売店に
ご相談ください。
Honda販売店で取り付けられた Hondaアクセサ
リーなどの取り扱いについては、その商品に付属
の説明書をお読みください。
車の構造や機能に関係する改造は、操縦性を悪化さ
せたり、排気音を大きくしたり、ひいては車の寿命
を縮めることがあります。不正改造は法律に触れる
ことはもちろん、他の迷惑行為となります。
車の改造は保証の適用を除外されます。
アクセサリーと改造について
不適切なアクセサリーや改造は、万一の事故
の際、死亡または重大な傷害に至る可能性が
高くなります。
アクセ サリーを装着する際は、Honda 販売
店にご相談のうえ、取扱説明書に従ってくだ
さい。
9

積載について
積載について
● 荷物を積むと積まないときにくらべて操縦安定性
が変わるため、安全な速度で走行してください
● 荷物の積みすぎに注意し、確実に固定して安全
な速度で走行してください
● ハンドル操作ができなくなる場合があるので、ハ
ンドル付近に物を置かないでください
10
● ヘッドライト、ウィンカー、テールランプ、マ
フラー周辺への積載はさけてください
u 過熱によりレンズが溶けたり、荷物が損傷す
る場合があります。
● カバー等が破損する場合があるので、指定の場
所以外に荷物を積まないでください
u 走行やハンドル操作に支障をきたすことがあ
ります。
● 貴重品やこわれ易いものは積まないでください

● 荷物の積載は下記重量までです
リアキャリア:3.0kg
積載について
11

基本操作の流れ
❙
エンジン始動前
(P27)
❙
加速
❙
エンジン始動
(P19)
運転する前に日常点検を行いましょう。
燃料残量を確認しましょう。
発進や加速はスロットルを
ゆっくり回し、急加速はさ
けましょう。
周囲の安全を確認して、エンジンをかけま
す。空ぶかしはさけましょう。
後方の安全や周囲の状況に
注意し、方向指示器で合図
を出し走り出します。
❙
発進
基本装備の使いかた
-
メーター
(P16)
-
警告灯/表示灯
(P16)
-
スイッチ
(P17)
-
ハンドルロック
(P18)
❙
ギアチェンジ
(P21)
12

❙
減速
スロットルを素早く戻し、前後のブ
レーキの両方を使い速度を下げ、不必
要な急ブレーキはさけましょう。制動
灯(ストップランプ)が点灯し、後車へ
の合図になります。
❙
駐車
(P6)
安全な場所に駐車しましょう。
サイドスタンド、ハンドルロックを確認
します。
❙
コーナリング
手前で十分に
減速して・・・
❙
燃料給油
(P22)
スロットルをゆっくり
回して加速します。
❙
停止
早めに方向指示器で合図を出し、
後方や側方の車に注意しながら、
徐々に路肩に寄ります。
13

各部の名称
メインヒューズ
(P59)
前輪ブレーキレバー
(P44)
スロットルグリップ
(P54)
ハンドルロック
(P18)
バッテリー
(P41)
書類入れ
(P25)
オイルレベルゲージ
(P42)
ブレーキペダル
(P46)
リアキャリア
キックスターターペダル
(P19)
14

燃料タンクキャップ
(P22)
シフトレバー
(P21)
サイドスタンド
(P6)
ブリーザードレーン
(P53)
ドライブチェーン
(P49)
シート
(P40)
クラッチレバー
(P50)
ヘルメットホルダー
(P23)
ヒューズボックス
(P58)
エアクリーナー
(P52)
左サイドカバー
(P39)
15

メーター/警告灯/表示灯
スピードメーター(速度計)
PGM-FI警告灯
メインスイッチを
数秒後に消灯
走行中またはアイドリン
グ中に点灯したときは
(P57)
ニュートラル表示灯
トランスミッションが
ニュートラルの位置にあ
るときに点灯
速度範囲表示
各ギアでの上限速度を表示
u 上限速度を超えるとエン
ジンの故障や損傷の原因
となります。
ギアチェンジ
(P21)
速度警告灯
走行中に点滅したときは
(P57)
オドメーター
総走行距離を表示
u 走行した総距離を km の単位で示します。
白地に黒数字は 100m の単位です。
燃料残量警告灯
メインスイッチを
(ON) にすると点灯し、
数秒後に消灯
燃料残量警告灯が点灯し
たときの燃料残量:
約0.8ℓ
警告灯・表示灯が点灯すべきときに点灯しない場合は、Honda販売店で点検を受けてください。
16

スイッチ
ヘッドライト(前照灯)
上下切換スイッチ
メインスイッチ
電気回路の ON/ OFF に使用
u OFF の位置で、キーを抜く
ことができます。
u 解除はスイッチを中央に戻
して行います。
•(HI):ヘッドライトが上向き
•(LO):ヘッドライトが下向き
ウィンカー(方向指示器)
スイッチ
ホーンスイッチ
(ON)
始動・昼夜間
走行
OFF
停止
次ページに続く
17

スイッチ
!b 回す
メインスイッチのキー
!a
ハンドルロック
前ページの続き
ハンドルロック
盗難予防のため、駐車するときは必ずハンドル
ロックをかけましょう。U 字ロックなどの使用
も推奨します。
かけかた
❙
!a ハンドルを左にいっぱいにきる。
!b ハンドルロックにキーを差し込み、右に 180°
回す。
u ロックがかかりにくい場合は、ハンドルを
左右に軽く動かしてください。
!c キーを抜く。
外しかた
❙
!a ハンドルロックにキーを差し込み、左に 180°
回す。
!b キーを抜く。
18

エンジン始動
始動するには、エンジンの温度にかかわらず、
次の手順で行ってください。
• 無用な空ぶかしや長時間のアイドリングはエンジンや
マフラー、触媒装置に悪影響を与えます。
• 万一転倒した場合は、一旦メインスイッチを OFF にし
てください。再度、走行を行う際は、各部の損傷状態
や、走行に支障が無いかを十分に確認してください。
!a メインスイッチを (ON)に回す。
!b ギアをニュートラルにする。(表示灯点灯)
!c スロットルグリップを閉じたまま、キックス
ターターペダルをキックする。
!d キックスターターペダルとサイドスタンドを確
実にたたんでいることを確認してスタートす
る。
次ページに続く
19

エンジン始動
エンジンがかからないときは
❙
次の方法を試してください。
!a メインスイッチを OFFにする。
!b ギアをニュートラルにする。
!c スロットルグリップを全開にし、キックスター
ターペダルを数回キックする。
!d 通常手順(!a〜!d)でエンジンをかける。
!e エンジンがかかり、エンジン回転が安定しない
場合はスロットルグリップを少し開ける。
!f エンジンがかからないときは!c!dの手順を繰
り返す。
20
前ページの続き
それでも始動できないときは
❙
(P56)

ギアチェンジ
この車のトランスミッションは、下 1速、上 3
速シフトの 4 速リターン式です。速度に応じて
ギアを切り換えることが必要です。
走行前に、キックスターターペダル、サイドス
タンドが完全に納まっているか確認してくださ
い。
サイドスタンドを出したままギアチェンジを行
うと、エンジンが停止します。
速度範囲
❙
1速 0〜20km/h
2 速 5〜30km/h
3速 10〜45km/h
4速 20km/h以上
シフトダウンについて
追い越しなど、強力な加速が必要なときはシフ
トダウンをします。高い速度でのシフトダウン
は、尻振りなどの原因や、走行安定性を損なう
ほか、エンジンやトランスミッションに悪影響
を与えます。次の速度内で行ってください。
シフトダウン可能限界速度
❙
4速→3速 30km/h 以下
3 速→ 2 速 20km/h 以下
2速→1速 10km/h 以下
21

燃料補給
メインスイッチ
のキー
給油口の下端
燃料タンクキャップ
キーカバー
燃料がにじみ出ることがあるので、給油口の下
端以上入れないでください。
使用燃料:無鉛レギュラーガソリン
タンク容量:4.3ℓ
燃料についての注意
❙
22
(P8)
燃料タンクキャップの開けかた
キーカバーを開け、キーを差し込み右に回し
て、燃料タンクキャップを取り外す。
燃料タンクキャップの閉じかた
!a 燃料タンクキャップを手で押して確実にロック
する。
!b キーを抜き、キーカバーを閉じる。
u キャップがロックされないと、キーは抜け
ません。
ガソリンは燃えやすいため、ヤケドを負った
り、爆発して重大な傷害に至る可能性があり
ます。
2
燃料補給およびガソリンの取り扱い P. 8

その他装備の使いかた
ヘルメットホルダー
車体の左側にヘルメットホルダーがあります。
!a メインスイッチのキーをヘルメットホルダーに
差し込み、左に回してロックを解除する。
!b ホルダーピンにヘルメットの金具をかけ、ピン
を押してロックする。
!c キーを抜く。
ヘルメットホルダーにヘルメットをつけたま
ま走行しないでください。
走行の妨げになり、重傷を負ったり死亡した
りする事故が発生することがあります。
u ヘルメットホルダーは駐車時のみお使いくださ
い。
次ページに続く
23

その他装備の使いかた
ハンドルの折りたたみ
前ページの続き
折りたたみ
❙
!a ハンドルを保持しながら、ノブをゆるめる。
!b ハンドルを前方に動かし、ストッパーのかみ合
わせを離す。
!c ハンドルを下げ、ストッパーを浅い溝でかみ合
わせ、ノブを締めつける。
u ハンドルを折りたたむとき、ケーブル類に
無理な力を加えないでください。
組み立て
❙
組み立ては、折りたたみの逆の手順で行いま
す。
u ストッパーを深い溝でかみ合わせノブをしっか
りと締めつけてください。
u 組立て後、ハンドルにガタがないことを確認し
てください。
u 各部の作動が正常であることを確認してくださ
い。
24

書類入れ
シート後部に書類入れがあります。
U字ロック
リアキャリアに U 字ロックを格納することがで
きます。
u 洗車時、書類の格納場所付近に強く水をかけな
いでください。内部に水が入ることがありま
す。
u U 字ロックは、図のように収納し、しっかりと固
定してください。
u U 字ロックは、形状によって収納できない場合が
あります。
25

メンテナンス
メンテナンスを行う前に必ず「メンテナンスの基礎知識」をお読みください。
また、サービスデータについては「スペック」を参照ください。
メンテナンスの基礎知識 .................................... P. 27
主要部品の脱着方法 ............................................ P. 38
クリップ .............................................. P. 38
左サイドカバー ..................................... P. 39
バッテリー ........................................... P. 41
エンジンオイル.................................................... P. 42
ブレーキ ............................................................... P. 44
ドライブチェーン ................................................ P. 49
クラッチ ............................................................... P. 50
エアクリーナー.................................................... P. 52
ブリーザードレーン ............................................ P. 53
スロットル............................................................ P. 54

メンテナンスの基礎知識
メンテナンスの基礎知識
お車をご使用の方の安全と車を快適にご使用いた
だくために、日常のお車の使用状況に応じて、お
客様の判断で適時行っていただく日常点検と、1
年ごと(12 か月ごと)、2年ごと(24か月ごと)の
定期点検整備を設けてあります。安全快適にお乗
りいただくために、必ず実施してください。
メンテナンスの重要性
誤った点検整備や、不適当な整備、未修理
は、転倒事故などを起こす原因となり、死亡
または重大な傷害に至る可能性があります。
• 点検整備は、取扱説明書・メンテナンス
ノートに記載された点検方法・要領を守
り、必ず実施してください。
• 異状箇所は乗車前に修理してください。
安全なメンテナンスのために
メンテナンスにあたっては、次のことに注意して
ください。
● エンジンを停止し、キーを抜いた状態で行う
● 平坦地で足場のしっかりとした場所で行う
● エンジン、マフラー、ブレーキなど高温になる
部分はヤケドのおそれがあるので、冷えるまで
触れない
● エンジンを始動して作業をする場合は、換気を
十分に行う
日常点検
安全快適にご使用いただくために法令に準じ、日
常のお車の使用状況に応じて、お客様の判断で適
時行う点検です。
点検時期の目安としては、長距離走行や洗車時、
給油時などに実施し、その結果をメンテナンスレ
コードに記入してください。
異音や異状を感じたときは、ただちに Honda販売
店にご相談ください。
次ページに続く
27

メンテナンスの基礎知識
日常点検項目
❙
この車には下記の日常点検項目が適用されます。
● ブレーキ
• レバーの遊び(機械式)
• ペダルの遊び(機械式)
• ブレーキの効き具合
● タイヤ
• 空気圧
• 亀裂、損傷
• 異状な摩耗
• 溝の深さ
● エンジン
• エンジンオイルの量
• かかり具合、異音
• 低速、加速の状態
● 灯火装置および方向指示器
● 運行において異状が認められた箇所
● ドライブチェーンの緩み(Honda 指定)
28
定期点検
安全快適にお車をご使用いただくために、定期点
検を必ず実施してください。
また、これらの他にも使い始めてから 1 か月目(ま
たは、1,000km 時)に行う点検、Hondaが指定
する点検整備項目もあります。
道路運送車両法に準じて設けられた点検
❙
道路運送車両法に準じて設けられた点検には、以
下の種類があります。
● 日常点検
● 1 年ごと(12 か月ごと)に行う点検
● 2年ごと(24 か月ごと)に行う点検

❙
安全のため、ご自分の知識と技量に合わせた範囲
内で行ってください。難しいと思われる内容につ
いては、Honda販売店にご相談ください。
点検結果は、メンテナンスノートの定期点検整備記
録簿に記入し、大切に保存、携行してください。
❙
新車から 1 か月目(または、1,000km 時)は、特
に初期の点検整備が車の寿命に影響することを重
視し、点検を無料でお取り扱いいたします。お買
いあげの Honda販売店で行ってください。他の販
売店にてお受けになると有料となる場合がありま
す。また、オイル代、消耗部品代および交換工賃
等は実費をいただきます。詳細については、メン
テナンスノートをご覧ください。
❙
整備の際は、Honda純正部品を使用してください。
色物部品をご注文のときは、カラーラベルに記載
されているモデル名、カラーおよびコードをお知
らせください。
カラーラベルは、シート下の左側で確認できま
す。2 P. 40
ご自身で点検を実施する場合
1か月目点検について
交換部品について
メンテナンスの基礎知識
Honda 純正部品以外のアクセサリー・部品
の使用や、不正な改造は思わぬ事故の原因と
なり、重傷を負ったり、死亡したりすること
があります。
Honda純正部品を使用してください。
29

メンテナンスの基礎知識
バッテリー
この車は、メンテナンスフリータイプのバッテ
リーを使用しており、バッテリー液の点検、補給
は必要ありません。
また、密閉式の液口キャップは絶対に取り外さな
いでください。バッテリー充電時も液口キャップ
を取り外す必要はありません。
バッテリーのターミナル部は、バッテリーコネク
ターの抜き差しによって自己清浄するようになっ
ています。ワイヤーブラシやサンドペーパー等で
は磨かないでください。
30
バッテリーには寿命があります。交換時期について
は、Honda販売店にご相談ください。交換する場合
は、必ず同型式のメンテナンスフリーバッテリーを
使用してください。
万一の場合の応急処置
❙
以下のようなときは、応急処置したあと、直ちに
医師の診察を受けてください。
● 電解液が目に付着したとき
u コップなどに入れた水で、15分以上洗浄して
ください。加圧された水での洗浄は、目を痛
めるおそれがあります。
● 電解液が皮膚に付着したとき
u 電解液のついた服を脱ぎ、皮膚を多量の水で
洗浄してください。

● 電解液を飲み込んだとき
この車の電気回路は、ヒューズで保護されていま
す。電装部品が動作しないときは、ヒューズを調
べ、必要に応じて交換してください。2 P. 59
u 水、または牛乳を飲んでください。
バッテリーには、希硫酸が電解液として含ま
れています。希硫酸は腐食性が強く、目や皮
膚に付着すると重いヤケドを負います。
• バッテリーの近くで作業するときは、保
護メガネと保護服を着用
• バッテリーを子供の手の届く所に置かな
い
• ショートによる火花やたばこなどの火気
に十分注意する
ヒューズ
メンテナンスの基礎知識
ヒューズの点検・交換
❙
メインスイッチを OFF にして、ヒューズを取り外
して点検します。切れている場合は、指定されて
いる容量のヒューズと交換してください。
ヒューズの容量はスペックページをご確認くださ
い。2 P. 71
指定容量を超えるヒューズを使用すると、配線の過
熱焼損の原因になるので絶対に使用しないでくださ
い。
交換してもすぐにヒューズが切れる場合は、
ヒューズの劣化以外の原因が考えられます。
Honda販売店にご相談ください。
31

メンテナンスの基礎知識
上段:オイルコード
下段:性能分類の表示
MA 性能であることを
示しています
エンジンオイル(トランスミッションオイル)
エンジンオイルは走行距離や走行状況、時間の経
過とともに劣化したり減っていきます。そのた
め、定期交換時期に行う交換だけではなく日常点
検によるオイル点検・補給が必要です。汚れたり
古くなったオイルはエンジンに悪影響を与えます
ので早めに交換してください。
オイル交換は Honda販売店で行うことを推奨しま
す。交換時期はスペックページをご確認くださ
い。2 P. 70
エンジンオイル(トランスミッションオイル)
❙
の選びかた
推奨エンジンオイル(トランスミッションオイル):
Honda純正 ウルトラ G1
相当品をご使用の場合は、オイル容器の表示を確
認し、下記の全ての規格を満たしているオイルを
お選びください。全ての規格を満たしている場合
でも特性が異なりこの車に適合しない場合があり
ます。
32
● JASOT903 規格
● SAE規格
● API分類
※3
※1
※2
:MA
:10W-30
:SG・SH・SJ・SL級相当
また、必要以上に摩擦を低減するオイル添加剤は
エンジンやクラッチの性能や寿命に悪影響を与え
る場合がありますので使用しないでください。
※1:
JASOT903規格は、二輪車用4サイクルエンジ
ンオイルの性能を分類する規格です。適合し届け
出されたオイルの容器には、次の表示がありま
す。
※2:
SAE規格は、オイルの粘度を定めた規格です。

※3:
API分類は、エンジンオイルのグレードに関する
分類です。APIマークの入っている相当品を使用
する場合、下記のものをご使用ください。
メンテナンスの基礎知識
エアクリーナー
この車には、ろ紙にオイルを含ませたビスカス式
のエアクリーナーエレメントが装備されており点
検・清掃は不要ですが定期的な交換が必要です。
エアクリーナーエレメントの交換は、Honda販売
店にご相談ください。交換時期はスペックページ
をご確認ください。2 P. 70
ドライブチェーン
チェーンは、定期的に点検および給油を行ってく
ださい。また悪路走行が多い場合や連続高速走
行、急加速を繰り返すような運転を行う場合に
は、頻繁に点検を行ってください。2 P. 49
チェーンの異常(回転が滑らかでない、異音、固
着、ローラーやブッシュの損傷)は、Honda販売
店にご相談ください。
次ページに続く
33

メンテナンスの基礎知識
ドライブチェーンの清掃と給油
❙
緩み(たる み)の点検後、車体を前後に動かし、
チェーンやスプロケットに付着した泥、汚れを中
性洗剤またはチェーンクリーナーを使用し、乾い
た布などで落とします。汚れがひどい場合、やわ
らかいブラシを使用してください。
汚れを落としたあとは、十分に乾燥させ、推奨オ
イルをチェーンローラーの両側に給油してくださ
い。
推奨オイル:
Honda純正チェーンオイル または相当品
34
オイルがブレーキやタイヤに付着しないようにし
てください。チェーンにオイルをつけ過ぎると、
衣服や車に飛び散り汚しますので、オイルをつけ
過ぎないよう注意してください。

エンジンの性能を維持するためには、定期的なブ
リーザードレーンの清掃が必要です。2 P. 53
❙
タイヤの空気圧は徐々に低下します。また、タイ
ヤによっては空気圧不足が見た目ではわかりづら
いため、少なくとも 1か月ごとにタイヤゲージを
使用して空気圧を点検してください。
タイヤは、走行後は温まり空気圧が高くなることが
ありますので、必ず冷えた状態で点検してくださ
い。
ブリーザードレーン
タイヤ
空気圧の点検
亀裂と損傷の点検
❙
タイヤの全周に、亀裂
や損傷、ひび割れおよ
び釘、石、その他の異
物が刺さったり、かみ
込んだりしていないか
を点検します。道路の
縁石などにタイヤ側面
を接触させたり、大き
な凹みや突起物を乗り
越したときは、必ず点
検してください。
異状な摩耗の点検
❙
タイヤの接地面が異状
に摩耗していないかを
点検します。
メンテナンスの基礎知識
次ページに続く
35

メンテナンスの基礎知識
溝の深さの点検
❙
ウェアインジケーター(スリップサイン)により溝
の深さを確認します。サインが現れたときは、直
ちに交換してください。
36
過度にすり減ったタイヤの使用や、不適正な
空気圧での運転は、転倒事故などを起こす原
因となり、死亡または重大な傷害に至る可能
性があります。
取扱説明書に記載されたタイヤの空気圧を守
り、規定の数値を超えてすり減ったタイヤは
交換してください。

タイヤを交換するときは、必ず指定タイヤを使用
してください。指定以外のタイヤは、操縦性や走
行安定性に悪影響を与えることがありますので使
用しないでください。
タイヤの交換は、Honda販売店にご相談くださ
い。指定タイヤ、空気圧はスペックページをご確
認ください。2 P. 70
メンテナンスの基礎知識
指定以外のタイヤを取り付けると、操縦性や
走行安定性に悪影響を与えることがありま
す。また、そのことが原因で転倒事故などを
起こし、死亡または重大な傷害に至る可能性
があります。
タイヤ交換時には、必ず取扱説明書に記載さ
れた指定タイヤを取り付けてください。
37

主要部品の脱着方法
クリップ
取り外し
❙
1.
中央部のピンを押しこんでロックを解除す
る。
2.
クリップを引き抜く。
取り付け
❙
1.
ピンの下端を押し戻して取り付け状態にす
る。
2.
クリップを穴に差し込む。
3.
ピンを軽く押してロックする。
38

左サイドカバー
グロメット
スクリュー
フック
左サイド
カバー
フック
主要部品の脱着方法u左サイドカバー
取り外し
❙
1.
スクリューを取り外す。
2.
左サイドカバーを手前に引いてフックをグロ
メットから外し、左サイドカバーを取り外
す。
取り付け
❙
取り付けは、取り外しの逆の手順で行います。
u 取り付け後は、左サイドカバーが確実に取り
付けられていることを確認してください。
39

主要部品の脱着方法uシート
シート
ボルト
キャップナット
ナット
キャップナット
シート
40
取り外し
❙
1.
左サイドカバーを取り外す。2P. 39
2.
ナットを外し、ボルトを引き抜く。
3.
シート側のキャップナットをゆるめ、シート
を後方にずらして取り外す。
取り付け
❙
1.
シートのステーを左図のようにワッシャーの
間に合わせ、フレームにかける。
2.
ボルトを差し込み、ナットを締め付ける。
3.
キャップナットを締め付ける。
u ボルトとナットが確実に締め付けてある
か確認してください。
u シートを軽く持ち上げて、しっかりと取
り付けられていることを確認してくださ
い。

バッテリー
クリップ
バッテリー
グロメット
バッテリーバンド
メンテナンス
リッド
主要部品の脱着方法uバッテリー
取り外し
❙
メインスイッチが OFFになっていることを確認
してください。
1.
シートを取り外す。2P. 40
2.
クリップを取り外す。2P. 38
3.
グロメットからメンテナンスリッドを取り外
す。
4.
バッテリーバンドを外す。
5.
バッテリーを取り出す。
6.
バッテリーコネクターの両端を押えながら、
バッテリーコネクターを引き外す。
取り付け
❙
取り付けは、取り外しの逆の手順で行います。
u バッテリーコネクターの取り付けは、 カ
チッ と音がするまで確実に行ってくださ
い。
バッテリーの取り扱いについてはメンテナンス
2
の基礎知識をご確認ください。
P. 30
41

エンジンオイル
エンジンオイルの点検
1.
エンジンが冷えている場合は、3 〜 5 分ほ
どアイドリングさせる。
2.
メインスイッチを OFF にしてエンジンを止
め、2〜3分間待つ。
3.
足場のしっかりとした平坦地にサイドスタン
ドを立てる。
4.
オイルレベルゲージを外す。
5.
布等でオイルレベルゲージについたオイルを
拭く。
6.
車を倒さないようにまっすぐに起こす。
7.
オイルレベルゲージをねじ込まずに差し込
む。
8.
オイルがオイルレベルゲージの上限と下限の
間にあることを確認する。
9.
オイルレベルゲージを確実に取り付ける。
42

エンジンオイルuエンジンオイルの補給
エンジンオイルの補給
エンジンオイルが不足している、またはオイル
レベルが下限に近いときは、推奨エンジンオイ
2
ルを上限まで補給してください。
1.
エンジンオイルの点検後、オイルレベルゲー
ジで確認しながら、オイルを注入口より補給
する。
u オイルレベルを確認するときは、足場の
しっかりとした平坦地にサイドスタンド
を立て、車を倒さないようにまっすぐに
起こしてください。
u 上限を超えて補給しないでください。
u ごみが入らないようにしてください。
u オイルをこぼしたときは完全に拭き取っ
てください。
2.
オイルレベルゲージを確実に取り付ける。
オイルは規定量より多くても少なくても、エンジン
に悪影響を与えます。また銘柄やグレードの異なる
オイルを混用しないでください。
P. 32,70
推奨エンジンオイルやオイルの選びかたについ
てはメンテナンスの基礎知識をご確認くださ
2
P. 32
い。
43

ブレーキ
前輪ブレーキレバーの遊びの
点検
抵抗を感じるまで、ブレーキレバーを引き、レ
バー先端の遊びの量が規定の範囲内にあること
をスケールなどで確認します。
前輪ブレーキレバーの遊び:10〜20mm
44
前輪ブレーキレバーの遊びの
調整
ブレーキレバーの遊びはハンドルを直進状態に
して調整します。
1.
ブレーキアームのアジャスターを半回転ずつ
回し、ブレーキレバーの遊びを調整する。

ブレーキu前輪ブレーキレバーの遊びの調整
遊びの調整時は必ず、アジャスターの凹部をピ
ンの凸部に一致させてください。
2.
ブレーキアームを押してアジャスターとピン
の間に隙間があることを確認する。
調整後は、ブレーキレバーの遊びを確認してく
ださい。
ブレーキレバーの調整範囲を超えた場合は、
Honda 販売店にご相談ください。
45

ブレーキu後輪ブレーキペダルの遊びの点検
遊びが
少なくなる
遊びが
多くなる
アジャスター
後輪ブレーキペダルの遊びの
点検
抵抗を感じるまで、手でブレーキペダルを押
し、ペダル先端の遊びの量が規定の範囲内にあ
ることをスケールなどで確認します。
後輪ブレーキペダルの遊び:10〜20mm
規定の範囲を超えている場合は調整してくださ
い。
46
後輪ブレーキペダルの遊びの
調整
1.
ブレーキアームのアジャスターを半回転ずつ
回し、ブレーキペダルの遊びを調整する。

ブレーキu後輪ブレーキペダルの遊びの調整
遊びの調整時は必ず、アジャスターの凹部をピ
ンの凸部に一致させてください。
2.
ブレーキアームを押してアジャスターとピン
の間に隙間があることを確認する。
調整後は、ブレーキペダルの遊びを確認してく
ださい。
ブレーキペダルの調整範囲を超えた場合は、
Honda 販売店にご相談ください。
47

ブレーキuブレーキシューの摩耗の点検
ブレーキシューの摩耗の点検
48
前輪はブレーキレバーをいっぱいに引いて、後
輪はブレーキペダルをいっぱいに押して、ブ
レーキインジケーターの先端とブレーキパネル
の△マークが一致しないことを確認します。
一致する場合は、ブレーキシューの使用限界で
すので交換してください。ブレーキシューの交
換は、Honda 販売店にご相談ください。

緩み(たるみ)の点検
チェーンの緩み(たるみ)が適正かどうか、滑ら
かに回転するか点検します。緩み(たるみ)が規
定の範囲を超えている場合、回転が滑らかでな
いときはHonda販売店にご相談ください。
1.
2.
3.
ドライブチェーン
トランスミッションをニュートラルに入れ
て、エンジンを停止する。
足場のしっかりとした平坦地にサイドスタン
ドを立てる。
前後のスプロケットの中央を手で上下に動か
し、チェーンの緩みが規定の範囲内にあるこ
とを確認する。
ドライブチェーンの緩み(たるみ):
10〜20mm
u 緩みが40mm以上の場合、絶対に走行し
ないでください。
4.
車体を垂直にし、車体を前後に動かして
チェーンが滑らかに回転することを確認す
る。
u チェーンの回転が滑らかでない場合や、
異音が出る場合は清掃と給油を行ってく
2
ださい。
P. 34
49

クラッチ
クラッチの点検
スムーズに動くかどうか、ハンドルを左右に
きっても作動が重くないか、クラッチレバーの
遊びが適正か点検します。
遊びが規定の範囲を超えている場合は調整して
ください。
異状を感じた場合やクラッチケーブル外表部に
損傷があるときは Honda販売店にご相談くだ
さい。
クラッチレバーの遊び:10〜20mm
50

クラッチの調整
ロックナット
アジャスター
遊びが
少なくなる
遊びが
多くなる
カバー
クラッチuクラッチの調整
1.
カバーをずらし、ロックナットを緩める。
2.
遊びが規定の範囲になるまでアジャスターで
調整する。
3.
ロックナットを締め付け、カバーをもとに戻
す。
調整後は、クラッチレバーの遊びを確認してく
ださい。
エンジンをかけ、チェンジ操作がスムーズであ
るか、エンストまたは飛び出し等がないことを
確認してください。
規定の数値に調整できない場合や、クラッチが
正しく作動しないときは Honda販売店にご相
談ください。
51

エアクリーナー
エアクリーナーエレメント
スクリュー
スクリュー
エアクリーナーカバー
エアクリーナーエレメントの
脱着方法
1.
左サイドカバーを取り外す。2P. 39
2.
スクリューを外し、エアクリーナーカバーを
取り外す。
52
3.
エアクリーナーエレメントを取り外して、新
品と交換する。
u 取り外し後、ケース内にゴミやほこりが
ないことを確認し、ある場合は取り除き
ます。
4.
エアクリーナーカバーを取り付ける。
5.
左サイドカバーを取り付ける。
エアクリーナーエレメントの取り付けが不完全だ
と、ゴミやほこりを直接吸ってシリンダーの摩耗や
出力低下など、エンジンに悪影響を与えます。確実
に取り付けてください。

ブリーザードレーン
ブリーザードレーンの清掃
(Honda 指定1年点検整備項目 )
エンジンの性能を維持するためには、定期的な
ブリーザードレーンの清掃が必要です。
エンジン停止直後のメンテナンスは、エンジン
本体、マフラーやエキゾーストパイプなどが熱
くなっています。ヤケドにご注意ください。
清掃のしかた
❙
1.
ドレーンチューブの下に受け皿などを用意す
る。
2.
ドレーンチューブを軽くつまみ、ブリーザー
ドレーン内の堆積物を取り除く。
1.
ブリーザードレーンプラグの下に受け皿など
を用意する。
2.
ブリーザードレーンプラグを外し、ブリー
ザードレーン内の堆積物を取り除く。
3.
ブリーザードレーンプラグを確実に取り付ける。
53

スロットル
スロットルの点検
メインスイッチを OFF にした状態でスロットル
を作動させ、スムーズに動くかどうか、ハンド
ルを左右にきっても作動が重くないか、スロッ
トルグリップの遊びが適正か点検します。異状
を感じた場合やスロットルケーブル外表部に損
傷があるときは Honda販売店にご相談くださ
い。
スロットルグリップの遊び:2〜6mm
54

こんなときは
エンジンが始動しない.........................................P. 56
警告灯が点灯/点滅.............................................P. 57
PGM-FI警告灯 ......................................P. 57
速度警告灯 ............................................P. 57
電装部品のトラブル.............................................P. 58
ヒューズ切れ .........................................P. 58

エンジンが始動しない
エンジンが始動しないとき
❙
次の点を確認してください。
●
正しい手順でエンジンをかけているか
2
P. 19
●
燃料タンクにガソリンはあるか
●
PGM-FI警告灯が点灯していないか
u 点灯している場合は、ただちに Honda 販
売店にご相談ください。
これらに該当しない場合や異常がある場合は、
Honda販売店にご相談ください。
56

警告灯が点灯/点滅
PGM-FI警告灯
走行中またはアイドリング中に点灯した場合は
何らかの異常が考えられます。高速走行をさ
け、ただちにHonda 販売店にご相談くださ
い。
速度警告灯
車の速度が法定最高速度(30km/h)を超えると
点滅し、運転者に注意をうながします。
57

電装部品のトラブル
ヒューズボックス
ヒューズボックス
カバー
スペアヒューズ
ヒューズ
ヒューズの取り扱いについてはメンテナンスの
2
基礎知識をご確認ください。
P. 31
ヒューズ切れ
ヒューズボックス内のヒューズ
❙
1.
左サイドカバーを取り外す。2P. 39
2.
ヒューズボックスのカバーを開ける。
3.
ヒューズが切れている場合は同じ容量のスペ
アヒューズと交換する。
u スペアヒューズは、ヒューズボックス内
58
にあります。
4.
カバーを閉め、サイドカバーを取り付ける。

メインヒューズ
バッテリー
バッテリー
コネクター
スペアヒューズ
メインヒューズ
❙
電装部品のトラブルuヒューズ切れ
1.
クリップを取り外す。2P. 38
2.
グロメットからメンテナンスリッドを取り外
す。
3.
バッテリーコネクターの両端を押えながら、
バッテリーからコネクターを引き外す。
4.
ヒューズが切れている場合は同じ容量のスペ
アヒューズと交換する。
u スペアヒューズは、バッテリーコネク
ターに取り付けられています。
5.
外した部品を逆の手順で取り付ける。
ヒューズが切れた際は、早めにHonda 販売店で点検
し、スペアヒューズを補充してください。
59

インフォメーション
キーの取り扱い.................................................... P. 61
装備に関する補足情報 ........................................ P. 61
車のお手入れ........................................................ P. 62
保管のしかた........................................................ P. 65
廃棄するとき........................................................ P. 65
フレームおよびエンジンナンバー..................... P. 67
触媒装置について ................................................ P. 68

キーの取り扱い
キーの取り扱い
メインスイッチのキー
メインスイッチのキーには、メインキーと予備の
キーがあります。
予備のキーには、シリアルナンバーが打刻されて
います。
このシリアルナンバーは、メインスイッチのキー
を注文するときに必要になります。メインスイッ
チのキーを注文する際は、Honda販売店にご相談
ください。盗難防止のため、シリアルナンバーは
他人に知られないように保管してください。
キーに金属製のキーホルダーを使用するとメイン
スイッチ周辺に傷がつくおそれがあります。
装備に関する補足情報
メインスイッチ
❙
エンジンをかけずにメインスイッチを (ON)
の状態にしておくとバッテリーあがりの原因とな
ります。
走行中はメインスイッチのキーを操作しないでくだ
さい。
オドメーター
❙
オドメーターは、99,999.9km を超えると
00,000.0km に戻ります。
書類入れ
❙
取扱説明書、登録書類、保険証、メンテナンスノート
などはシート後部の書類入れに収納してください。
イグニッションカットオフシステム
❙
この車は、転倒したとき、自動的にエンジンを停
止するシステムが装備されています。エンジンを
再始動するときは、システムの作動を解除するた
めにメインスイッチを一度 OFFにしてください。
61

車のお手入れ
車のお手入れ
お車を長持ちさせるため、清掃などのお手入れは
大切です。普段見逃しがちな異状の発見にもつな
がります。また、海水や路面凍結防止剤などに含
まれる塩分は、車体のサビを促進します。海岸付
近や凍結防止剤を散布した路面を走行したあと
は、必ず洗車してください。
洗車
エンジン、マフラー、ブレーキなど高温になる部
分は冷えるまで洗車しないでください。
1.
全体を水洗いして、汚れを取り除く。
2.
汚れがひどいときは、薄めた中性洗剤を使用
し、スポンジか柔らかいタオルを使って洗う。
u 傷を防ぐため、多量の水を使って、汚れを落
としてください。
3.
十分な水で洗剤を洗い流しやわらかい布で拭き
あげる。
4.
車体を乾燥させた後、ドライブチェーンと可動
部分に注油する。
5.
車体の腐食を防ぐためワックスがけを行う。
62
洗車にあたっての注意
❙
洗車するときは、次のことをお守りください。
● 高圧洗車機の使用はさける
u 車体に高い水圧がかかる洗車を行うと、可動
部や電装部品などの作動不良や故障の原因と
なることがあります。
u ヘッドライトレンズやフェアリング、その他
のプラスチック部品を洗うときは、傷を防ぐ
ため、多量の水を使って、汚れを落としてく
ださい。
● マフラーに水を入れない
u 始動不良やサビの発生などの原因になりま
す。
● シートの後部に水を強くかけない
u 内部に水が入り、書類などが濡れることがあ
ります。
● エアクリーナー周辺に水を強くかけない
u エアクリーナー内部に水が入ると、始動不良
などの原因になります。
● ブレーキを濡れたままにしない
u 水によってブレーキの効き具合が悪くなるこ
とがあります。洗車後は十分に乾かし、慎重
なブレーキ操作を心がけてください。

車のお手入れ
● ワックス、ケミカル類や油脂類を扱うとき
u ブレーキやタイヤにオイル等の油脂類、ワッ
クスやケミカル類が付着しないよう注意して
ください。ブレーキが効かなくなり、事故の
原因になる場合があります。
u ワックスやケミカル類を使用するときは、ボ
ディーの目立たないところでくもりや傷、色
むらなどが生じないか確認してください。種
類によっては塗膜が薄くなったり色むらが生
じるものがあります。
u つや消し塗装が使われている場合は、塗装面
にワックスやケミカル類を使用すると、つや
消し感が無くなったり、色むらが生じるおそ
れがありますので、使用しないでください。
● ヘッドライトがくもったとき
u ヘッドライトを点灯すると、くもりは徐々に
消えていきます。ヘッドライトの点灯は、エ
ンジンをかけながら行ってください。
アルミ部品
アルミ部品は土や泥、あるいは塩分によって腐食
します。傷をつけないよう、取り扱いについては
次のことに注意してください。
● 硬いブラシやスチールウールを使用しない
次ページに続く
63

車のお手入れ
樹脂部品 エキゾーストパイプ、マフラー
傷やひび割れ等を防ぐため、取り扱いについては
次のことに注意してください。
● 清掃するときは多量の水を使って、やわらかい
布やスポンジで汚れを落とす
● 汚れがひどいときは、薄めた中性洗剤を使用
し、十分な水で洗剤を洗い流す
● メーター、左サイドカバー、フェンダー、ヘッ
ドライトレンズなどの樹脂部品にガソリン、ク
リーナーなどがかからないようにする
64
エキゾーストパイプ、マフラーが塗装されている
場合は、ステンレス用台所洗剤や市販のコンパウ
ンドを使用しないでください。塗装面の清掃には
中性洗剤を使用してください。もし、塗装処理さ
れているかわからない場合は、Honda 販売店にご
相談ください。

保管のしかた
保管のしかた
屋外に保管する場合はボディーカバーをかけてく
ださい。なお、ボディーカバーはエンジンやマフ
ラーが冷えてからかけてください。
また、長期間ご使用にならない場合は、次のこと
をお守りください。
● サビを防ぐために、保管前にワックスがけを行
う(つや消し塗装面を除く)
● 雨上がりにはボディーカバーを外し、車体を乾
燥させる
● バッテリーは自己放電と電気漏れを少なくする
ため、車から取り外し、完全充電して風通しの
よい暗い場所に保存する
u もしバッテリーを車に積んだままにする場合
は、バッテリーコネクターを外してくださ
い。
長期保管後にお車に乗る際は、保管期間を考慮し
た上で、各部の点検を実施してください。
廃棄するとき
地球環境を守るため、お車や交換した部品、なか
でも使用済みのバッテリーやタイヤ、エンジンオ
イルの廃油等はむやみに捨てないでください。こ
れらのものを廃棄する場合は、Honda販売店にご
相談ください。
また、将来お車の廃棄を希望するときはお近くの
廃棄二輪車取扱店へご相談ください。
廃棄二輪車取扱店とは
一般社団法人全国軽自動車協会連合会の登録販売
店で広域廃棄物処理指定店として登録されている
廃棄二輪車を適正処理するための窓口です。
店頭に「廃棄二輪車取扱店の証」が掲示されていま
す。
次ページに続く
65

廃棄するとき
二輪車リサイクルマーク、リサイクル料金
この車には、二輪車リサイクルマークが車体に貼
付されています。マークが車体に貼付されている
二輪車は、再資源化するためのリサイクル費用が
メーカー希望小売価格に含まれていますので、二
輪車を廃棄する際は、再資源化に必要なリサイク
ル料金はいただきません。
ただし、廃棄二輪車取扱店および指定引取場所ま
での収集・運搬料金はお客様のご負担となりま
す。収集・運搬料金については廃棄二輪車取扱店
にご相談ください。
二輪車リサイクルマークは、シート下の右側で確
認できます。2 P. 40
66
お車を廃棄する際、二輪車リサイクルマークが必
要です。マークは剥がさないでください。マーク
の再発行や販売の取り扱いはありません。二輪車
リサイクルシステムの概要、ご利用方法等は、
Hondaウェブサイト「廃棄段階のリサイクル 二輪
車のリサイクル自主取り組み」にてご確認いただけ
ます。
http://www.honda.co.jp/motor-recycle/

フレームおよびエンジンナンバー
フレームおよびエンジンナンバーは、部品を注文
するときや、車の登録に関する手続きに必要で
す。また、フレームナンバーは、お車が盗難に
あった場合に、車を捜す手がかりにもなります。
ナンバープレートの登録番号とともに別紙に記録
し、車と別に保管することを推奨します。
フレームナンバーは、フレームの左側に打刻され
ています。エンジンナンバーは、エンジンの左側
に打刻されています。
フレームおよびエンジンナンバー
67

触媒装置について
触媒装置について
この車は平成 18年排出ガス規制適合車です。
この車には触媒装置が搭載され、排出ガスに含ま
れる一酸化炭素(CO)、炭化水素(HC)、窒素酸化
物(NOx)の 3つの有害物質の排出量を低減しま
す。
他のマフラーをこの車に取り付けると、排出ガス
規制に適合しなくなる可能性があります。触媒装
置は高温になるので、枯れ草や紙など燃えやすい
ものがあるところには駐停車しないでください。
走行上の注意
次のような取り扱いはしないでください。触媒温
度が異常に高くなり、損傷するおそれがありま
す。
● 走行中にメインスイッチを操作すること
● 空ぶかし直後にエンジンを止めること
68
触媒装置の損傷を防ぐために
触媒装置が損傷すると、排出ガス濃度を劣化させ
るだけではなく、車本来の性能を発揮できなくな
ります。損傷を防ぐために、次のことをお守りく
ださい。
● 燃料は、必ず無鉛ガソリンを使用する
● 定められた点検整備を実施する
● エンジン不調を感じたときは、ただちに Honda
販売店で点検を受ける

スペック
■ 主要諸元
型式 JBH-AB27
全長 1,365mm
全幅 600mm
全高 850mm
ホイールベース 895mm
最低地上高 145mm
キャスター角 25°00
トレール長 42mm
車両重量 68kg
乗車定員 1名
最小回転半径 1.4m
排気量 49cm
ボア × ストローク 39.0×41.4mm
圧縮比 10.0
燃料 無鉛レギュラーガソリン
燃料タンク 4.3ℓ
3
スペック
バッテリー容量
変速比
減速比
FTR4A-BS
YTR4A-BS
12V-2.3Ah(10HR)
1速 3.272
2 速 1.937
3速 1.350
4 速 1.043
1次 4.312
2次 2.384
69

スペック
■ サービスデータ
ブレーキレバー
の遊び
ブレーキペダル
の遊び
クラッチレバー
の遊び
タイヤサイズ
前輪 3.50-835J
後輪 3.50-835J
タイヤタイプ バイアス、チューブ
タイヤ空気圧
前輪 100kPa(1.00kgf/cm
後輪 125kPa(1.25kgf/cm
標準
点火プラグ
高速
プラグギャップ 0.6〜0.7mm
アイドル回転数 1,700±100rpm
10〜20mm
10〜20mm
10〜20mm
CR6HSA(NGK)または
U20FSR-U(DENSO)
CR7HSA(NGK)または
U22FSR-U(DENSO)
70
推奨
エンジンオイル
エンジンオイル
容量
エンジンオイル
交換時期
推奨ドライブ
チェーンオイル
2
)
ドライブチェーンの
2
)
緩み(たるみ)
エアクリーナー
交換時期
Honda純正 ウルトラ G1
JASOT903規格:MA
SAE規格:10W-30
API分類:SL級
オイル交換時 0.6 ℓ
全容量 0.8 ℓ
初回:1,000kmまたは 1ヶ月
以後:3,000kmまたは 1年ごと
Honda純正チェーンオイル
または相当品
10〜20mm
交換:10,000kmごと

スペック
■ バルブ(電球)
ヘッドライト 12V-30/30W
ストップ/テールランプ 12V-10/5W
フロントウィンカー 12V-10W×2
リアウィンカー 12V-10W×2
■ ヒューズ
メインヒューズ 10A
その他のヒューズ 7.5A
71

索引
索引
P
PGM-FI警告灯 ............................................. 16, 57
エンジンブレーキ ...............................................5
エンジンがかからないとき.............................20, 56
ア
アクセサリー ......................................................... 9
安全運転のために .................................................. 4
安全上守っていただきたいこと ............................ 3
安全なライディング .............................................. 2
イ
イグニッションカットオフシステム ................... 61
インフォメーション ............................................ 60
ウ
運転するときの注意 .............................................. 5
エ
エアクリーナー.................................................... 52
エンジン
エンジンオイル.......................................... 32, 42
エンジンオイルレベルゲージ .......................... 42
エンジン始動 ................................................... 19
エンジンナンバー ............................................ 67
72
オ
お手入れ ...............................................................62
オドメーター ..................................................16, 61
カ
改造.........................................................................9
各部の名称............................................................14
ガソリン ...........................................................8, 22
カラーラベル ........................................................29
キ
ギアチェンジ ........................................................21
基本操作の流れ.....................................................12
ク
クラッチ ...............................................................50
クラッチの点検
クラッチレバーの遊び......................................50
クリップ ...............................................................38

ケ
警告灯
PGM-FI警告灯 .......................................... 16, 57
速度警告灯 ................................................. 16, 57
コ
交換部品............................................................... 29
こんなときは........................................................ 55
セ
積載について ....................................................... 10
洗車...................................................................... 62
ソ
速度警告灯 ..................................................... 16, 57
速度範囲表示 ....................................................... 16
その他装備 ........................................................... 23
シ
シート .................................................................. 40
触媒装置............................................................... 68
書類入れ......................................................... 25, 61
ス
スイッチ
ウィンカー(方向指示器)スイッチ................ 17
ヘッドライト(前照灯)上下切換スイッチ..... 17
ホーンスイッチ ................................................ 17
スピードメーター(速度計)................................ 16
スペック............................................................... 69
スロットル ........................................................... 54
タ
タイヤ .................................................................. 35
チ
駐車........................................................................ 6
テ
点検
定期点検........................................................... 28
日常点検........................................................... 27
電装部品のトラブル............................................. 58
ナ
慣らし運転 ............................................................. 5
73

ネ
燃料
使用燃料........................................................... 22
燃料残量........................................................... 16
燃料タンク容量................................................ 22
燃料補給........................................................... 22
ハ
廃棄...................................................................... 65
バッテリー..................................................... 30, 41
ハンドルロック.................................................... 18
ヒ
左サイドカバー.................................................... 39
ヒューズ ........................................................ 31, 58
フ
服装........................................................................ 4
ブリーザードレーン ............................................ 53
ブレーキ
使いかた............................................................. 5
ブレーキシュー................................................ 48
ブレーキレバーの遊び..................................... 44
74
ブレーキペダルの遊び..........................................46
フレームナンバー.................................................67
ヘ
ヘルメットホルダー .............................................23
ホ
保管.......................................................................65
メ
メインスイッチ...............................................17, 61
メーター ...............................................................16
メンテナンス ........................................................26
リ
リサイクルマーク.................................................66




30GFL660
00X30-GFL-6600
700.2015.12.G
2015
本田技研工業株式会社