Epson pxhacm24, pxhacm44 User Manual [ja]

本書は、本製品の使用方法、メンテナンス方法、トラブル対処 法などを説明しています。
目的に応じて必要な章をお読みください。
NPD4136-00JA
© セイコーエプソン株式会社 2009
マークの意味
K
L
用語
N
この表示を無視して誤った取り扱いをすると、本 製品が損傷したり、本製品、プリンタドライバや ユーティリティが正常に動作しなくなる場合が あります。この表示は、本製品をお使いいただく 上で必ずお守りいただきたい内容を示していま す。
補足説明や参考情報を記載しています。
1
*
用語の説明を記載していることを示しています。
関連した内容の参照ページを示しています。
掲載画面
本書の画面は実際の画面と多少異なる場合があります。ま た、OS の違いや使用環境によっても異なる画面となる場合 がありますので、ご注意ください。
本書に掲載する Windows の画面は、特に指定がない限り WindowsXP の画面を使用しています。
本書に掲載する MacOSX の画面は、特に指定がない限り MacOSXv10.5 の画面を使用しています。
Windows の表記
Microsoft®Windows®2000OperatingSystem日本語版 Microsoft®Windows®XPOperatingSystem日本語版 Microsoft®WindowsVista®OperatingSystem日本語版 本書では、上記の OS(オペレーティングシステム)をそれぞ
れ「Windows2000」「WindowsXP」「WindowsVista」 と表記しています。また、これらの総称として「Windows」 を使用しています。
MacOS の表記
MacOSXv10.3.9 〜 v10.5 本書では、上記各オペレーティングシステムを「MacOSX」 と表記しています。
商標
MacOS は米国およびその他の国で登録された AppleInc. の 商標です。
Microsoft,Windows,WindowsVista は、米国 Microsoft Corporationの米国およびその他の国における登録商標です。
電源高調波について
この装置は、高調波電流規格 JISC61000-3-2 に適合して います。
ご注意
本書の内容の一部または全部を無断転載することを禁止し ます。
本書の内容は将来予告なしに変更することがあります。
本書の内容にご不明な点や誤り、記載漏れなど、お気付き
の点がありましたら弊社までご連絡ください。
運用した結果の影響については前項に関わらず責任を負い かねますのでご了承ください。
本製品が、本書の記載に従わずに取り扱われたり、不適当 に使用されたり、弊社および弊社指定以外の、第三者によっ て修理や変更されたことなどに起因して生じた障害等の責 任は負いかねますのでご了承ください。
弊社純正品以外および弊社品質認定品以外の、オプション または消耗品を装着し、それが原因でトラブルが発生した 場合は、保証期間内であっても責任は負いかねますのでご 了承ください。ただし、この場合の修理などは有償で行い ます。
本製品を日本国外へ持ち出す場合の注意
本製品(ソフトウェアを含む)は日本国内仕様のため、本製品 の修理・保守サービスおよび技術サポートなどの対応は、日本 国外ではお受けできませんのでご了承ください。また、日本国 外ではその国の法律または規制により、本製品を使用できない ことがあります。このような国では、本製品を運用した結果罰 せられることがありますが、当社といたしましては一切責任を 負いかねますのでご了承ください。
電波障害自主規制について - 注意 -
この装置は、情報処理装置等電波障害自主規制協議会(VCCI) の基準に基づくクラス B情報技術装置です。この装置は、家 庭環境で使用することを目的としていますが、この装置がラジ オやテレビジョン受信機に近接して使用されると、受信障害を 引き起こすことがあります。取扱説明書に従って正しい取り扱 いをしてください。本装置の接続において指定ケーブルを使用 しない場合、VCCIルールの限界値を超えることが考えられま すので、必ず指定されたケーブルを使用してください。
本製品の不具合に起因する付随的損害について
万一、本製品(添付のソフトウェアなども含みます)の不具合 によって所期の結果が得られなかったとしても、そのことから 生じた付随的な損害(本製品を使用するために要した諸費用、 および本製品を使用することにより得られたであろう利益の 損失など)は、補償いたしかねます。
本製品の使用限定について
本製品を航空機・列車・船舶・自動車などの運行に直接関わる 装置・防災防犯装置・各種安全装置など機能・精度などにおい て高い信頼性・安全性が必要とされる用途に使用される場合 は、これらのシステム全体の信頼性および安全維持のために フェールセーフ設計や冗長設計の措置を講じるなど、システム 全体の安全設計にご配慮いただいた上で当社製品をご使用い ただくようお願いいたします。本製品は、航空宇宙機器、幹線 通信機器、原子力制御機器、医療機器など、極めて高い信頼 性・安全性が必要とされる用途への使用を意図しておりません ので、これらの用途には本製品の適合性をお客様において十分 ご確認のうえ、ご判断ください。
本製品の廃棄
一般の家庭でお使いの場合は、必ず法令や地域の条例、自治体 の指示に従って廃棄してください。事務所など業務でお使いの 場合は、産業廃棄物処理業者に廃棄物処理を委託するなど、法 令に従って廃棄してください。
もくじ
安全上のご注意....................................2
設置上のご注意.......................................................2
取り扱い上のご注意................................................2
電源に関するご注意................................................3
各部の名称と働き ................................4
自動測色器マウンタ................................................4
マウンタ(正面) ... 4 マウンタ(底面) ... 4 付属品 ... 5
測色器
ILS20EP/ILS20EPUV..........................................5
取り扱い上のご注意 ...............................................6
測色器(ILS20EP/ILS20EPUV ... 6 バッキング ... 6 マウンタ ... 6
本製品の使い方....................................7
困ったときは .....................................15
プリンタのパネルに
エラーメッセージが表示される........................... 15
用紙の表面または裏面に
インクが付着する................................................. 15
自動測色器ユーティリティが
エラー終了したとき............................................. 17
測色データに異常を感じるとき........................... 18
付録....................................................19
自動測色器ユーティリティの削除 ....................... 19
Windows 2000/Windows XP の場合 ... 19
Windows Vista の場合 ... 19 Mac OS の場合 ... 19
システム条件........................................................ 20
本製品の仕様........................................................ 20
索引 ...................................................................... 21
作業の流れ ..............................................................7
電源の入 / 切の方法.................................................8
対応用紙..................................................................8
初期設定..................................................................8
測色の手順 ..............................................................9
自動測色器ユーティリティ 起動手順 ... 9 カラーキャリブレーション ... 9 測色ジョブの作成と実行 ... 10
メンテナンス .....................................11
測色関連部品の
クリーニング.........................................................11
クリーニング手順 ... 11
測色器の校正.........................................................12
マウンタの取り外し方 ..........................................13
本製品の移動と輸送..............................................14
各種お問い合わせ先 ..........................22
1
安全上のご注意

安全上のご注意

この表示を無視して、誤った取り扱いをす ると、人が死亡または重傷を負う可能性が 想定される内容を示しています。
この表示を無視して誤った取り扱いをす ると、人が傷害を負う可能性および財産の 損害の可能性が想定される内容を示して います。
必ず行っていただきたい事項(指示、行 為)を示しています。
してはいけない行為(禁止行為)を示して います。
分解禁止を示しています。
濡れた手で製品に触れることの禁止を示 しています。
製品が水に濡れることの禁止を示してい ます。
電源プラグをコンセントから抜くことを 示しています。
アース接続して使用することを示してい ます。
本製品を持ち上げる際は、取扱説明書で指示 された箇所に手を掛けて持ち上げてくださ い。
他の部分を持って持ち上げると、本製品が落下し たり、下ろす際に指を挟んだりして、けがをする おそれがあります。 本製品の持ち上げ方は以下を参照してください。
本書 13 ページ「マウンタの取り外し方」

取り扱い上のご注意

煙が出たり、変なにおいや音がするなど異常 状態のまま使用しないでください。
感電・火災のおそれがあります。 異常が発生したときは、すぐに電源を切り、電源 プラグをコンセントから抜いてから、販売店また はエプソンの修理窓口にご相談ください。
異物や水などの液体が内部に入ったときは、 そのまま使用しないでください。
感電・火災のおそれがあります。 すぐに電源を切り、電源プラグをコンセントから 抜いてから、販売店またはエプソンの修理窓口に
ご相談ください。
取扱説明書で指示されている箇所以外の分 解は行わないでください。
お客様による修理は、危険ですから絶対にし ないでください。

設置上のご注意

不安定な場所、他の機器の振動が伝わる場所 に設置・保管しないでください。
落下によりけがをするおそれがあります。また、 本製品が正しく動作しなくなるおそれがありま す。
油煙やホコリの多い場所、水に濡れやすいな ど湿気の多い場所に置かないでください。
感電・火災のおそれがあります。
本製品を持ち上げる際は、無理のない姿勢で 作業してください。
無理な姿勢で持ち上げると、けがをするおそれが あります。
各種ケーブルは、取扱説明書で指示されてい る以外の配線をしないでください。
発火による火災のおそれがあります。また、接続 した他の機器にも損傷を与えるおそれがありま す。
製品内部の、取扱説明書で指示されている箇 所以外には触れないでください。
感電や火傷のおそれがあります。
開口部から内部に、金属類や燃えやすい物な どを差し込んだり、落としたりしないでくだ さい。
感電・火災のおそれがあります。
本製品の上に乗ったり、重いものを置かない でください。
特に、子供のいる家庭ではご注意ください。倒れ たり壊れたりして、けがをするおそれがあります。
各種ケーブルを取り付ける際は、取り付ける 向きや手順を間違えないでください。
火災やけがのおそれがあります。 取扱説明書の指示に従って、正しく取り付けてく
ださい。
2
安全上のご注意
本製品を移動する際は、すべての配線を外し たことを確認してから行ってください。
コードが傷つくなどにより、感電・火災のおそれ があります。
自動測色器マウンタ(24/44)のメンテ ナンスを行う際は、電源コードを外してから 作業を行ってください。
感電のおそれがあります。

電源に関するご注意

AC100V 以外の電源は使用しないでくださ い。
感電・火災のおそれがあります。
電源プラグは、ホコリなどの異物が付着した 状態で使用しないでください。
感電・火災のおそれがあります。
電源プラグは刃の根元まで確実に差し込ん で使用してください。
感電・火災のおそれがあります。
付属の電源コード以外は使用しないでくだ さい。また、付属の電源コードを他の機器に 使用しないでください。
感電・火災のおそれがあります。
破損した電源コードを使用しないでくださ い。
感電・火災のおそれがあります。 電源コードが破損したときは、エプソンの修理窓
口にご相談ください。 また、電源コードを破損させないために、以下の
点を守ってください。
電源コードを加工しない
電源コードに重いものを載せない
無理に曲げたり、ねじったり、引っ張ったりし
ない
熱器具の近くに配線しない
濡れた手で電源プラグを抜き差ししないで ください。
感電のおそれがあります。
電源コードのたこ足配線はしないでくださ い。
発熱して火災になるおそれがあります。 家庭用電源コンセント(AC100V)から直接電源 を取ってください。
電源プラグは定期的にコンセントから抜い て、刃の根元、および刃と刃の間を清掃して ください。
電源プラグを長期間コンセントに差したままにし ておくと、電源プラグの刃の根元にホコリが付着 し、ショートして火災になるおそれがあります。
電源プラグをコンセントから抜くときは、 コードを引っ張らずに、電源プラグを持って 抜いてください。
コードの損傷やプラグの変形による感電・火災の おそれがあります。
漏電事故防止のため、接地接続(アース)を 行ってください。
アース線(接地線)を取り付けない状態で使用す ると、感電 火災のおそれがあります。電源コード のアースを以下のいずれかに取り付けてくださ い。
電源コンセントのアース端子
銅片などを 65cm 以上地中に埋めたもの
接地工事(D 種)を行っている接地端子
アース線の取り付け / 取り外しは、電源プラグを コンセントから抜いた状態で行ってください。ご 使用になる電源コンセントのアースを確認してく ださい。アースが取れないときは、販売店にご相 談ください。
次のような場所にアース線を接続しないで ください。
ガス管(引火や爆発の危険があります)
電話線用アース線および避雷針(落雷時に大量
の電気が流れる可能性があるため危険です)
水道管や蛇口(配管の途中がプラスチックに なっているとアースの役目を果たしません)
長期間ご使用にならないときは、安全のため 電源プラグをコンセントから抜いてくださ い。
3

各部の名称と働き

各部の名称と働き
6. ランプ
自動測色器の状態を表します。詳細は下表をご覧くださ い。
点灯 本製品の電源が入っていて、使用可能な状態で
す。

自動測色器マウンタ

マウンタ(正面)

1. 取っ手
マウンタの取り付けまたは取り外し時につかむ場所です。
点滅 動作中またはエラー発生状態です。
エラー内容はプリンタの操作パネルで確認で きます。
消灯 本製品の電源が切れています。
またはスリープモードになっています。
L
本製品に電源スイッチはありません。
本書 8 ページ「電源の入 / 切の方法」

マウンタ(底面)

K
取っ手をつかんでプリンタ本体を移動しないでください。
2. カバー
測色器の取り付け、取り外し、ケーブルの接続時に開閉し ます。
3. 装着ガイド用溝(左 / 右)
プリンタに取り付けるときに装着ガイドと合わせます。
4. 自動巻き取りユニット接続用コネクタ(自動測色器マ ウンタ(44)のみ)
マウンタに自動巻き取りユニットを接続するためのコネ クタです。自動巻き取りユニットとマウンタを同時に設置 する場合に使用します。接続ケーブルは自動巻き取りユ ニットに同梱されています。
L
自動巻き取りユニットは、B0 プラス機用のオプションです。 自動測色器マウンタ(24)には自動巻取りユニット接続用コ ネクタはありません。
5. プリンタ接続用コネクタ
プリンタ本体にマウンタを接続するためのコネクタです。 接続ケーブルは本製品に同梱されています。
1. 測色器キャリッジ
測色器を左右に移動させる部分です。
2. ミニ USB 接続ケーブル
測色器からデータを取得する通信ケーブルです。
3.DC ケーブル
測色器に電源を供給するケーブルです。
4. 紙押さえ板
測色時に用紙を押さえて固定します。
5. 電源コネクタ
電源コードの差し込み口です。
4
各部の名称と働き
付属品
1. 白基準タイルホルダ
白基準タイルを格納します。
2. バッキング
測色器の下敷きとなる板です。黒または白のどちらかをプ リンタ本体に取り付けて使用します。
L
バッキングは自動測色器マウンタ (44) に は白・黒 各 2 枚、自 動測色器マウンタ (24) には白・黒 各 1 枚が付属します。
3. 装着ガイド
マウンタをプリンタへ取り付ける時のガイドです。
4. クランプ
プリンタのスタンドに取り付けて、接続ケーブルと電源 ケーブルを固定します。
測色器
ILS20EP/ILS20EPUV
1. レンズ
測色時に印刷物をここからスキャンします。
2. 接続用コネクタ(DC
マウンタ(底面)にある測色機キャリッジの DC ケーブル に接続します。
3. 接続用コネクタ(ミニ USB
マウンタ(底面)にある測色機キャリッジのミニ USB ケー ブルに接続します。
4. 白基準タイル
測色値の基準となる白いタイルです。 白基準タイルホルダにセットして使用します。
L
測色器は自動測色器マウンタとは別売りです。用途に応じて ILS20EP または ILS20EPUV をお買い求めください。
5. 六角穴つきネジ
装着ガイドをプリンタ本体に取り付けるネジです。
6. 六角レンチ
六角穴つきネジを取り付ける際に使う工具です。
7. プリンタ接続用ケーブル
プリンタ本体にマウンタを接続するケーブルです。
8. 電源コード
マウンタに接続して使用する電源コードです。
5
各部の名称と働き

取り扱い上のご注意

測色器(ILS20EP/ILS20EPUV

測色器レンズを直接触ったり、下向きに置いたりしな いでください。
傷や汚れが付くと測色結果に影響を及ぼすことがあり ます。
白基準タイルの白い面を触らないでください。 傷や汚れが付くと測色結果に影響を及ぼすことがあり
ます。

バッキング

バッキングの表面を傷付けたり、汚したりしないでくださ い。
傷や汚れが付くと測色結果に影響を及ぼすことがありま す。
K
バッキングは大変壊れやすい部品です。落としたり、ぶつけ たりしないでください。

マウンタ

電源が入っているときは、下図の部分には触らないでくだ さい。
マウンタ内部への不必要な接触は機器の動作に支障をき たすおそれがあります。
K
白基準タイルを割ったりなくしたりしないでください。白基 準タイルのみの購入はできません。測色器とセットでご購入 いただくことになります。
測色器と白基準タイルは必ず購入時に同梱されていた セットでご使用ください。 工場では測色器と白基準タイルをセットで調整して、 同じ番号をつけて出荷しています。複数台ご購入の場 合は必ず白基準タイルと同じ番号の測色器をセットで ご使用ください。
測色器のラベル
白基準タイルのラベル
6
本製品の使い方

本製品の使い方

本製品はプリンタに装着して使用する自動測色システムです。対象プリンタは、カタログやプリンタの取扱説明書でご確 認ください。
ここでは、本製品のソフトウェア CD-ROM に収蔵されている自動測色器ユーティリティを使用した手順を説明します。
K
自動測色器ユーティリティをご使用の場合は、エプソン製プリンタドライバのインストールが必要です。エプソン製プリンタド ライバ非対応の製品ではお使いいただけません。
自動測色器ユーティリティ以外のツールをご使用の場合も、手順②の自動測色器の初期設定は必ず行ってください。
本書 8 ページ「初期設定」

作業の流れ

①プリンタの確認
プリンタ本体のセットアップ(本体セットアップ、プリンタドライバインストール)が完了し、電 源が入って使用できる状態になっていることを確認してください。
②自動測色器 の初期設定 本書 8 ページ「初期設定」
自動測色器 の初期設定を行います。
③カラーキャリブレーション 本書 9 ページ「カラーキャリブレーション」
自動測色器ユーティリティから自動測色器用 ColorBase を起動してプリンタのキャリブレーション を行います。
④測色 本書 10 ページ「測色ジョブの作成と実行」
自動測色器ユーティリティで[測色ジョブの作成と実行]を起動して実行する作業を選択します。 また、[ジョブの状態確認]を起動すると、現在実行中のジョブの状態が確認できます。
詳細は各画面上のヘルプをご覧ください。
7
本製品の使い方

電源の入 / 切の方法

本製品には電源を入れたり切ったりするためのスイッチ はありません。
AC100V のコンセントに電源コードのプラグを差し込む と、電源が入ります。
同様に電源コードのプラグを抜くと、電源が切れます。
K
本製品を使用するときは、本製品の電源コードをコンセント に差し込んでからプリンタ本体の電源を入れてください。プ リンタ本体の電源を先に入れると、本製品が正常に動作しま せん。

対応用紙

プリンタで使用できる用紙の一部は、本製品では使用でき ません。
本製品の対応用紙は、自動測色器ユーティリティのヘル プ、またはプリンタ本体の取扱説明書でご確認ください。

初期設定

本製品の設置後、使用開始前に初期設定を行ってくださ い。この設定はセットアップ時に一度だけ行い、マウンタ を脱着するたびに行う必要はありません。
設定にはプリンタ本体に添付されている同梱ロール紙
MC 厚手マット紙ロール)を使用します。
L
同梱ロール紙が手元にないときは、以下のエプソン製専用 ロール紙の中から、お使いのプリンタに対応しているものを 選んで使用してください。
プロフェッショナルフォトペーパー < 厚手光沢 >
プロフェッショナルフォトペーパー < 厚手半光沢 >
MC 厚手マット紙ロール
PX/MC プレミアムマット紙ロール
MC 画材用紙ロール
他の用紙種類では正しい測色結果が得られないことがあ ります。
設定手順は以下の通りです。
プリンタ本体にロール紙をセットします。
A
ロール紙のセット方法は、プリンタ本体の取扱説明書 を参照してください。
K
ロール紙セットの際には、必ずセットした用紙の用 紙種類を正しく設定してください。
プリンタ本体の操作パネルで[オプション設定]
−[自動測色器]−[自動測色器設定]−[実
B
行]を選択して、 ボタンを押します。
プリンタが自動で調整パターンを印字・測色して、設 定を行いますのでしばらくお待ちください。設定終了 まで約 1 分かかります。
プリンタ本体の操作パネルに[印刷可能]が表示され れば初期設定は終了です。
8
本製品の使い方

測色の手順

ここでは本製品用の動作ツール自動測色器ユーティリ ティを使用した測色の作業手順を紹介します。
各設定項目の詳細はヘルプをご覧ください。

自動測色器ユーティリティ 起動 手順

自動測色器ユーティリティ の起動手順は、以下の通りで す。
Windows の場合
[スタート]− [すべてのプログラム]− [自動測色器
ユーティリティ] −[自動測色器ユーティリティ]の順に クリックします。
Mac OS X の場合

カラーキャリブレーション

自動測色器ユーティリティでは、高精度で色差が少ない印 刷品質を保持するためにカラーキャリブレーションを実 施できます。
2 週間〜 1 カ月に 1 度、定期的にカラーキャリブレーショ ンを行うことをお勧めします。
自動測色器ユーティリティ を起動します。
A
本書 9 ページ「自動測色器ユーティリティ 起動
手順」
[自動測色器用 ColorBase]をクリックします。
B
[ハードディスク]−[アプリケーション](Applications
フォルダ−[自動測色器 ユーティリティ]フォルダ−[自 動測色器 ユーティリティ]アイコンの順にダブルクリッ クします。
L
自動測色器用 ColorBase は、Windows の場合はプリ ンタドライバのユーティリティ画面から、Mac OS の 場合は[EPSON Printer Utility 3]からも起動できま す。
ウィザードに従ってカラーキャリブレーション を行います。
C
各設定項目の詳細は[ヘルプ]をクリックすると表示され ます。
以上で終了です。
9
本製品の使い方

測色ジョブの作成と実行

以下に、[測色ジョブの作成と実行]を使用した基本的な 測色手順を紹介します。
各設定項目の詳細はヘルプをご覧ください。
プリンタの電源を入れ、プリンタ及び本製品を 使用可能な状態にします。
A
初めて使用するときは初期設定を行ってください。
本書 8 ページ「初期設定」
必要に応じメンテナンスを行ってください。
本書 11 ページ「測色関連部品の クリーニング」
プリンタに用紙をセットします。
B
本製品の対応用紙は、自動測色器ユーティリティのヘ ルプでご確認ください。
用紙のセット方法は、プリンタ本体の取扱説明書を参 照してください。
自動測色器ユーティリティ を起動します。
C
本書 9 ページ「自動測色器ユーティリティ 起動
手順」
実行する作業を選択します。
E
以降はそれぞれの作業のウィザードに従って設定を 行ってください。
各設定項目の詳細は[ヘルプ]をクリックすると表示 されます。
L
ICC プロファイルは自動測色器ユーティリティだけ では作成できません。作成用ソフトウェアが別途必 要です。
以上で終了です。
[測色ジョブの作成と実行]をクリックします。
D
10
メンテナンス

メンテナンス

測色関連部品の クリーニング

測色値に異常が見られるときは、本製品のお手入れをして ください。また、いつでも良い状態で使用できるように、 定期的(1ヶ月に 1 回程度)に本製品のお手入れをしてく ださい。
白基準タイルホルダから、白基準タイルを取り 外します。
C

クリーニング手順

次の 3 部品のクリーニングをします。
バッキング表面
白基準タイル表面
測色器レンズ
手順は以下の通りです。
測色器及びマウンタをプリンタから取り外しま す。
A
本書 13 ページ「マウンタの取り外し方」
白基準タイルホルダをプリンタから取り外しま す。
B
バッキングをプリンタから取り外します。
D
K
バッキングは大変壊れやすいので、取り外すときは 床などに落とさないよう注意してください。
乾いた柔らかい布で、白基準タイル表面やバッ キング表面の汚れをふき取ります。
E
汚れがひどいときは水に柔らかい布を浸し、よく絞っ てからふいてください。その後、乾いた柔らかい布で 水気をふいてください。
11
メンテナンス
OA 機器などのホコリ除去用エアスプレーで測 色器のレンズのホコリなどを吹き飛ばします。
F
K
測色器レンズには触れないでください。
バッキングをプリンタに取り付けます。
G
H
自動測色器マウンタ(24/44 セットアップ
ガイド(冊子)
白基準タイルを白基準タイルホルダに戻し、プ リンタに取り付けます。
自動測色器マウンタ(24/44 セットアップ
ガイド(冊子)

測色器の校正

測色器は年に一度校正に出すことをお勧めします。 詳細はお買い求めいただいた販売店、またはエプソンイン
フォメーションセンターにご相談ください。
本書 22 ページ「各種お問い合わせ先」
測色器を校正に出すときは、以下の点にご注意ください。
校正は白基準タイルと測色器をセットにして出しま す。
K
工場では測色器と白基準タイルをセットで調整して、同じ番 号をつけて出荷しています。必ず白基準タイルと同じ番号の 測色器をセットで校正に出してください。
購入時の箱を使用して梱包してください。
マウンタをプリンタに取り付けます。
I
J
以上で終了です。
自動測色器マウンタ(24/44 セットアップ
ガイド(冊子)
測色器をマウンタに取り付けます。
自動測色器マウンタ(24/44 セットアップ
ガイド(冊子)
12
メンテナンス

マウンタの取り外し方

プリンタ本体/ マウンタの輸送またはメンテナンス時は以 下の手順でマウンタを取り外して下さい。
プリンタの電源を切ります。
A
マウンタから電源コードを抜きます。
B
測色器に接続されているケーブル 2 本を抜きま す。
D
測色器の後部を持って手前に少し持ち上げてか ら、取り外します。
E
カバーを開け、プリンタ接続用ケーブルと自動 巻き取りユニット接続用ケーブルを取り外しま
C
す。
K
マウンタを取り外す前に測色器を取り外してくだ さい。測色器を取り付けたままマウンタを取り外 すと、マウンタを置いたときに測色器のレンズが 傷付くおそれがあります。
測色器レンズには触れないでください。
L
自動巻き取りユニットは、B0 プラス機用のオプショ ンです。自動測色器マウンタ(24)には自動巻き取り ユニット接続用コネクタはありません。
K
測色器を取り外すときは、床などに落とさないように 注意してください。測色器のレンズが傷ついたり、測 色器が壊れたりするおそれがあります。
13
メンテナンス
カバーを閉じて、マウンタをプリンタから取り 外します。
F
取っ手に手を掛けて、2人で持ち上げてください。
本製品を持ち上げる際は、取扱説明 書で指示された箇所に手を掛けて持 ち上げてください。 他の部分を持って持ち上げると、本 製品が落下したり、下ろす際に指を 挟んだりして、けがをするおそれが あります。
本製品を持ち上げる際は、無理のな い姿勢で作業してください。 無理な姿勢で持ち上げると、けがを するおそれがあります。

本製品の移動と輸送

本製品を輸送するときは、セットアップガイドを参考に購 入時と同じ状態に梱包してください。
再梱包手順
自動測色器マウンタ(24/(44)セットアップガイ
ド(冊子) マウンタと測色器の取り外し方
本書 13 ページ「マウンタの取り外し方」
14
困ったときは

困ったときは

プリンタのパネルにエラー メッセージが表示される

本製品に関するエラーが発生したときは、プリンタの操作 パネルのメッセージでお知らせします。メッセージの内 容、対処方法はプリンタ本体の取扱説明書を参照してくだ さい。
用紙の表面または裏面に
紙押さえ板を奥に戻し、測色器キャリッジを左 側に当たるまで寄せます。
D
紙押さえ板が固定され、マウンタを持ち上げたときに 倒れなくなります。
白基準タイルホルダをプリンタから取り外しま す。
E
インクが付着する
紙押さえ板またはバッキングにインクが付着し、用紙に転 写されている可能性があります。このようなときは、以下 の手順により紙押さえ板とバッキングのクリーニングを してください。
マウンタをプリンタから取り外し、マウンタ底 面が手前を向くように置きます。
A
本書 13 ページ「マウンタの取り外し方」
測色器キャリッジを右側いっぱいに移動し、紙 押さえ板を手前に起こします。
B
バッキングをプリンタから取り外します。
F
中性洗剤を少量入れた水に柔らかい布を浸し、 よく絞ってから図のようにふきます。
C
その後、乾いた柔らかい布で水気をふいてください。
K
バッキングは大変壊れやすいので、取り外すときは 床などに落とさないよう注意してください。
15
バッキング表面の汚れをふき取ります。
G
水に柔らかい布を浸し、よく絞ってからふいてくださ い。その後、乾いた柔らかい布で水気をふいてくださ い。
バッキングをプリンタに取り付けます。
H
I
自動測色器マウンタ(24/44 セットアップ
ガイド(冊子)
白基準タイルホルダをプリンタに取り付けま す。
困ったときは
自動測色器マウンタ(24/44 セットアップ
ガイド(冊子)
マウンタをプリンタに取り付けます。
J
K
自動測色器マウンタ(24/44 セットアップ
ガイド(冊子)
測色器をマウンタに取り付けます。
自動測色器マウンタ(24/44 セットアップ
ガイド(冊子)
16
困ったときは

自動測色器ユーティリティがエラー終了したとき

[測色ジョブの作成と実行]で実行中の作業の[状態]が[エラー終了]になったときは、[ジョブの状態確認]を起動し
てエラー内容を確認してください。 エラーメッセージの確認方法は以下の通りです。
実行中の作業画面で[ジョブ]−[プロパティ]を選択します。
A
[ログ]タブをクリックします。
B
[エラーログ]に表示されたメッセージを確認します。
C
17
困ったときは
各エラーの対処方法は以下の通りです。
L
エラーメッセージはジョブをキャンセルした場合やプリンタ本体にエラーがあった場合などにも表示されます。
エラーメッセージ 対処方法
通信エラーが発生しました。 プリンタ本体の電源を切って通信ケーブルの状態を確認してくださ
測色に失敗しました。 印刷物にノズル抜けなどの異常がないか確認してください。
プリンタエラーによりキャンセルしました。 プリンタ本体の操作パネルのメッセージをご確認の上、プリンタエ
自動測色器エラーによりキャンセルしました。 本製品の状態をご確認の上、必要であればお手入れをしてください。
測色結果を保存できませんでした。 データを保存するコンピュータにメモリが十分ないときは、メモリを
い。 通信ケーブルが抜けたり、配線が間違ったりしているときは正しく接 続して、プリンタ本体の電源を入れ直してください。
異常があるときはプリンタ本体の状態を確認してください。 プリンタ本体の操作については、プリンタ本体の取扱説明書を参照し てください。
ラーを解除してください。 プリンタ本体の操作については、プリンタ本体の取扱説明書を参照し てください。
本書 11 ページ「メンテナンス」
確保してください。 データを上書き保存するときは、ファイルの属性が書き込み可能に なっているか確認してください。

測色データに異常を感じるとき

保存した測色データに異常が感じられるときは、自動測色器本体の状態を確認し、必要に応じてメンテナンスをしてくだ さい。
本書 11 ページ「メンテナンス」
メンテナンスをしてもトラブルが解消できないときは、お買い求めいただいた販売店、またはエプソンインフォメーショ ンセンターにご相談ください。
本書 22 ページ「各種お問い合わせ先」
18
付録
自動測色器ユーティリティ
付録
E
以上で終了です。
[自動測色器ユーティリティ]をクリックし、[ア
ンインストールと変更]をクリックします。
以降は、画面に表示されるメッセージに従って操作し ます。
の削除
ここでは自動測色器ユーティリティを削除(アンインス トール)する方法を説明します。
Windows 2000/Windows XP
の場合
自動測色器ユーティリティを終了します。
A
[コントロールパネル]を開き、[プログラムの
追加と削除](または[アプリケーションの追加
B
と削除])を起動します。
[自動測色器ユーティリティ]をクリックし、[変
更と削除]をクリックします。
C
以降は、画面に表示されるメッセージに従って操作し ます。
以上で終了です。

Mac OS の場合

自動測色器ユーティリティを終了します。
A
本製品のソフトウェア CD-ROM をコンピュー タにセットします。
B
Setup アイコンをダブルクリックします。
C
画面の指示に従ってアンインストール作業を進 めます。
D
Setup ダイアログのメニューで[アンインス トール]を選択し、[アンインストール]をク
E
リックします。
画面の指示に従ってアンインストール作業を最 後まで進めます。
F

Windows Vista の場合

自動測色器ユーティリティを終了します。
A
[スタート]ー[コントロールパネル]の順にク
リックします。
B
[プログラム]をクリックします。
C
[プログラムと機能]をクリックします。
D
以上で終了です。
K
Windows XP/Windows Vista で削除する場合は、 「コンピュータの管理者」アカウント(管理者権
限のあるユーザー)でログオンしてください。な お、Windows Vista で削除するときに、管理者の パスワードまたは確認を求められることがあり ます。パスワードが求められたときは、パスワー ドを入力して操作を続行してください。
Windows 2000 で削除する場合は、管理者権限の
あるユーザー(Administrators グループに属する ユーザー)でログオンしてください。
19
付録

システム条件

本製品を使用するためのコンピュータおよびシステムの 推奨条件はソフトウェアの ReadMe.txt をご覧ください。
K
自動測色器ユーティリティをご使用の場合は、エプソン製プ リンタドライバのインストールが必要です。

本製品の仕様

総合仕様
温度 動作時:10 35
保存時(開梱前):− 20 60
60 ℃の場合 120 時間以内、40 ℃の
場合 1ヵ月以内) 保存時(開梱後):− 20 40
40 ℃の場合 1ヵ月以内)
湿度 動作時:30 80%(非結露)
保存時(開梱前):5 〜 85%(非結露) 保存時(開梱後):5 〜 85%(非結露)
測色保証範囲 温度:20 26
湿度:35 65 %
質量 自動測色器マウンタ(44: 約 13.5 Kg
(付属品、測色器を除く)
自動測色器マウンタ(24): 約 9.0 Kg
(付属品、測色器を除く)
外形寸法 自動測色器マウンタ(44: 1295(幅)
× 199(奥行き)× 267(高さ)mm 自動測色器マウンタ(24: 787(幅) × 199(奥行き)× 267(高さ)mm
電気関係仕様
定格電圧 AC100 240V
入力電圧範囲 AC90 264V
DC 出力  (測色器電源用)
定格周波数 50 60Hz
入力周波数範囲 49.5 60.5Hz
定格電流 自動測色器マウン
消費電力 自動測色器マウン
5.5V1.0A
タ(44):
自動測色器マウン タ(24):
タ(44):
自動測色器マウン タ(24):
0.3A/100V
0.25A/100V
動作時 約 10.5W レディ時 約 5W スリープモード時 約 3.5W
動作時 約 8.5W レディ時 約 5W スリープモード時 約 3.5W
測色器仕様
型番
測定幾何条件 0°/ 45° ANSI / ISO 5.4
測定アパーチャ 直径 3.55mm
光源 タングステンランプ 2850°K
分光 測定:16 ポイント
視野角 2°/ 10°
光源タイプ
分光波長域
測定範囲 0-150% R(反射)
繰り返し精度 Max 0.2 dE cmc / 白タイル
器差 Ave 0.5 dE cmc / 12BCRA タイル
推奨校正頻度 1 /
X-Rite ILS20EP, ILS20EPUV
出力:31 ポイント
A, C, D50, D55, D65, D75, F2, F7, F11, F12
400-700nm
Max 0.8 dE cmc / 黒タイル
ILS20EP 基準 Ave 1.0 dE cmc /12BCRA タイル ILS20EP 基準
20
索引
D
DC ケーブル ...4
I
ICC プロファイル ...10 ILS20EP...5,6
ILS20EPUV...5,6
エラーメッセージ ...4,17
カバー ...4 紙押さえ板 ...4,15 カラーキャリブレーション ...7,9
クランプ ...5
取っ手 ...4
バッキング ...5,6
プリンタ接続用ケーブル ...5 プリンタ接続用コネクタ ...4
マウンタ ...4,6,13
ミニ USB 接続ケーブル ...4
ラベル ...6 ランプ ...4
校正 ...12,20
自動測色器マウンタ ...4 自動測色器ユーティリティ ...9,17,19 自動測色器用 ColorBase...7,9 自動巻き取りユニット接続用コネクタ ...4 初期設定 ...7,8 ジョブ ...10 白基準タイル ...5,6 白基準タイルホルダ ...5
接続用コネクタ ...4,5
装着ガイド ...5 装着ガイド用溝 ...4 測色器 ...5,6 測色器キャリッジ ...4,15
六角穴つきネジ ...5 六角レンチ ...5
電源コード ...5,8 電源コネクタ ...4
21
各種お問い合わせ先

各種お問い合わせ先

22
Loading...