Dell PowerConnect W-AP130 シリーズアクセスポイント
設置ガイド
Dell W-AP130 シリーズ ワイヤレスアクセスポイントは、IEEE 802.11n 標準の高パフォーマンス WLAN を
サポートします。これらのアクセスポイントは、MIMO (Multiple-in, Multiple-out) テクノロジを使用し、
既存の 802.11a/b/g/n ワイヤレスサービスをサポートします。W-AP130 シリーズ アクセスポイントは、
Dell コントローラとの組み合わせでのみ機能します。
Dell W-AP130 シリーズ アクセスポイントは、以下の機能を提供します。
z ワイヤレストランシーバ
z プロトコルに依存しないネットワーク機能
z IEEE 802.11a/b/g/n (ワイヤレスアクセスポイント)
z IEEE 802.11a/b/g/n (ワイヤレス空気モニター )
z IEEE 802.3at PoE との互換性
z Dell コントローラを介した一元管理設定およびアップグレード
最小ソフトウェア要件
W-AP130 シリーズ アクセスポイントには ArubaOS 6.1.1 以降が必要です。
パッケージの内容
z W-AP130 シリーズ アクセスポイント
z 設置ガイド (本書)
z 9/16" 天井レールアダプタ
z 15/16" 天井レールアダプタ
メモ: 内容が違っている場合、不足している場合、または破損している場合は、サプライヤに連絡してください。必
要な場合は、元の梱包資材および箱を使用して (可能な場合) パッケージを梱包し、サプライヤに返送してください。
メモ: W-AP130 シリーズアクセスポイントと組み合わせて使用する追加のモニタリングキットは別売りです。詳細に
ついては、最寄りの Dell 代理店に問い合わせてください。
0510972-JA-01 | 2011 年 6 月 1
デバイスの概要
アンテナコネクタ (W-AP134 のみ)
LED ステータスインジケータ
図 1 W-AP130 シリーズ アクセスポイント (図は W-AP134)
LED
W-AP130 シリーズ アクセスポイントには、デバイスのさまざまなコンポーネントのステータスを示す
5 つの LED があります。
z PWR: W-AP130 シリーズ に電源が投入されているかどうか、およびデバイスのステータスを示します
z ENET 0: イーサネットポート 0 のステータスとアクティビティを示します
z ENET 1: イーサネットポート 1 のステータスとアクティビティを示します
z 11b/g/n: 2.4 GHz 無線のステータスを示します
z 11a/n: 5.0 GHz 無線のステータスを示します
LED とその動作の詳細については、9 ページの表 3 を参照してください。
外付けアンテナコネクタ
W-AP134 は、外付けアンテナを取り付けて使用するよう設計されています。W-AP135 には内蔵アンテナ
が搭載されています。
2 Dell PowerConnect W-AP130 シリーズアクセスポイント | 設置ガイド
図 2 W-AP130 シリーズ の背面
コンソール
ENET 1
ENET 0
リセットボタン
DC 電源ソケット
Kensington セキュリティロック
コンソールポート
コンソールポートを使用してターミナルに接続し、ローカル管理を直接実行します。
イーサネットポート
W-AP130 シリーズ には、10/100/1000Base-T (RJ-45) 自動検出 MDI/MDX 有線ネットワーク接続ポートが
2 つ装備されています。このポートは、IEEE 802.3at Power over Ethernet (PoE) 準拠をサポートし、
PoE Midspan インジェクタなどの給電装置 (PSE) または PoE をサポートするネットワークインターフェ
イスからの DC 56V を標準の定義済み Powered Device (PD) として受け入れます。
DC 電源ソケット
PoE が使用できない場合、オプションの Dell AP AC-DC アダプタキット (別売り) を使用して W-AP130 シ
リーズ に給電できます。
リセットボタン
リセットボタンを使用すると、AP を出荷時の設定に戻すことができます。AP をリセットするには、次の
操作を行います。
1. AP の電源をオフにします。
2. クリップの先などの細くとがったものでリセットボタンを押したままにします。
3. リセットボタンを押したまま AP の電源をオンにします。5 秒以内に電源 LED が点滅します。
4. リセットボタンを放します。
リセットが完了すると、15 秒以内に電源 LED ボタンが再度点滅します。その後 AP が再起動して、出荷
時の設定に戻ります。
Dell PowerConnect W-AP130 シリーズアクセスポイント | 設置ガイド 3
Kensington ロックスロット
W-AP130 シリーズ には、セキュリティ強化のため Kensington セキュリティスロットが装備されています。
始める前に
注意: FCC の声明: 米国以外のモデルのコントローラに設定されたアクセスポイントを米国内で設置すると、機器承
認に関する FCC 規制に違反することになります。そのような意図的な違反を行った場合、運用の中断が FCC によっ
て要求され、罰金が適用されることがあります (47 CFR 1.80)。
注意: EU の声明:
2.4 GHz および 5 GHz 帯域幅で運用する低電力無線 LAN 製品。制限の詳細については、『Dell PowerConnect W-Series
ArubaOS 6.1 ユーザーガイド』を参照してください。
Produit réseau local radio basse puissance operant dans la bande fréquence 2.4 GHz et 5 GHz. Merci de vous referrer au Dell
PowerConnect W-Series ArubaOS 6.1 User Guide pour les details des restrictions.
Low Power FunkLAN Produkt, das im 2.4 GHz und im 5 GHz Band arbeitet. Weitere Informationen bezlüglich Einschränkungen
finden Sie im Dell PowerConnect W-Series ArubaOS 6.1 User Guide.
Apparati Radio LAN a bassa Potenza, operanti a 2.4 GHz e 5 GHz. Fare riferimento alla Dell PowerConnect W-Series ArubaOS 6.1
User Guide per avere informazioni detagliate sulle restrizioni.
設置前のネットワーク要件
WLAN の計画が完了し、適切な製品および設置場所を決定した後、Dell アクセスポイントを展開する前
に Dell コントローラをインストールして、初期設定を行う必要があります。
コントローラの初期設定については、『Dell PowerConnect W-Series ArubaOS 6.1 クイックスタートガイド』
でご使用のコントローラにインストールされているソフトウェアバージョンを確認してください。
設置前のチェックリスト
W-AP130 シリーズ アクセスポイントを設置する前に、以下のコンポーネントが揃っていることを確認し
てください。
z W-AP134 の場合: ネットワーク展開計画で指定されている外部アンテナ
z 必要な長さの CAT5 以上の UTP ケーブル
z 以下のいずれかの電源装置
IEEE 802.3at 対応の Power over Ethernet (PoE)
POE は、任意の給電装置 (PSE) コントローラまたは Midspan の PSE デバイス
Dell 12 VDC AP AC-DC アダプタキット (別売)
z ネットワークでプロビジョニングされた Dell コントローラ
アクセスポイントへのレイヤ 2/3 ネットワーク接続
以下のいずれかのネットワークサービス
z Aruba Discovery Protocol (ADP)
z “A” レコードのある DNS サーバ
z ベンダ固有のオプションのある DHCP サーバー
4 Dell PowerConnect W-AP130 シリーズアクセスポイント | 設置ガイド
セットアッププロセスのまとめ
メモ: 設置前のチェックリスト AP を設置する前に、「W-AP130 シリーズ」に記載されているアイテムを確認すること
が重要です。
W-AP130 シリーズアクセスポイントを正常にセットアップするには、5 つのタスクを完了する必要があり
ます。これらのタスクは、次の順序で実行する必要があります。
1. 設置前の接続を確認します。
2. 各 AP の設置場所を特定します。
3. 各 AP を設置します。
4. 設置後の接続を確認します。
5. 各 AP を設定します。
注意: アクセスポイントは無線伝送デバイスで、政府規制の対象となります。ネットワーク管理者は設定の責任を
負い、アクセスポイントの運用は無線法の規制に準拠する必要があります。特に、アクセスポイントは、その使用
場所に適したチャネル割り当てを使用する必要があります。
メモ: Dell は、政府の要求に基づき、権限のあるネットワーク管理者だけが設定を変更できるように W-AP130 シリー
ズ アクセスポイントを設計しています。AP の設定の詳細については、『Dell PowerConnect W-Series ArubaOS 6.1 クイッ
クスタートガイド』および『Dell PowerConnect W-Series ArubaOS 6.1 ユーザーガイド』を参照してください。
設置前の接続の確認
AP をネットワーク環境に設置する前に、AP の電源を入れたときにコントローラの検出および接続が可能
であることを確認してください。
特に、以下の条件を確認する必要があります。
z ネットワークに接続したときに各 AP に有効な IP アドレスが割り当てられること
z AP がコントローラを検出できること (モビリティコントローラ検出)
コントローラの検出および接続の手順については、『Dell PowerConnect W-Series ArubaOS 6.1 クイックス
タートガイド』を参照してください。
設置場所の特定
W-AP130 シリーズ アクセスポイントは、天井レール (付属のアダプタを使用) または壁 (別売のウォール
マウントアダプタを使用) に取り付けることができます。Dell の Airwave VisualRF ソフトウェアアプリ
ケーションによって生成される AP 設置マップを使用して、適切な設置場所を決定してください。各設置
場所は目的の対象領域の中心に可能な限り近く、障害物や明白な干渉源のない場所である必要がありま
す。これらの RF 吸収材/反射材/干渉源は RF プロパゲーションに影響するので、計画フェーズで考慮に入
れ、RF 計画で調整する必要があります。
識別されていない既知の RF 吸収材/反射材/干渉源
設置フェーズにおいて現場で既知の RF 吸収材、反射材、および干渉源を識別することが重要です。AP を
設置場所に固定する際は、これらの要因を考慮に入れてください。RF パフォーマンスを低下させる原因
には以下のものがあります。
z セメントやブロック
z 水分を含む物体
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