Dell PowerVault TL2000 テープ・ライブラリー
および TL4000 テープ・ライブラリー
ユーザーズ・ガイド
本装置は、高調波電流規格 JIS C 61000-3-2 に適合しています。
本製品およびオプションに電源コード・セットが付属する場合は、それぞれ専用のものになっていますので他の電気
機器には使用しないでください。本体機器提供後に、追加で電源コード・セットが必要となった場合は、補修用の取
扱いとなります。
本書の情報は、予告なしに変更される場合があります。
Copyright © 2017 Dell Inc. or its subsidiaries. All rights reserved.
Dell、 EMC、およびその他の商標は、 Dell Inc. またはその子会社の商標です。他の商標は、それぞれ各
社の商標である場合があります。
Printed December 2017
iii
iv Dell PowerVault TL2000 テープ・ライブラリーおよび TL4000 テープ・ライブラリー : ユーザーズ・ガイド
はじめにお読みください
共通ライブラリー機能の最小ファームウェア・レベル
表 1. 共通ライブラリー機能の最小ファームウェア・レベル
機能 必要な最小ファームウェア・レベル
LTO HH V2 テープ・ドライブ HH V2 テープ・ドライブをサポートするには、ライブラ
リーのファームウェア・レベルが A.00 以上である必要が
あります。
LTO 8 テープ・ドライブ Ultrium 8 ドライブをサポートするには、ライブラリ
ー・ファームウェアが E.70 以上である必要があります。
必ず、Ultrium 8 テープ・ドライブをサポートするのに
必要な最小バージョンをホストにインストールしてくださ
い。必ず、独自のデバイス・ドライバーを使用するすべて
のホスト・アプリケーションおよびソフトウェアが、
Ultrium 8 テープ・ドライブをサポートするのに必要な
最小レベルを満たしているようにしてください。
LTO 7 テープ・ドライブ Ultrium 7 ドライブをサポートするには、ライブラリ
ー・ファームウェアが D.10 以上である必要があります。
必ず、Ultrium 7 テープ・ドライブをサポートするのに
必要な最小バージョンをホストにインストールしてくださ
い。必ず、独自のデバイス・ドライバーを使用するすべて
のホスト・アプリケーションおよびソフトウェアが、
Ultrium 7 テープ・ドライブをサポートするのに必要な
最小レベルを満たしているようにしてください。
LTO 6 テープ・ドライブ Ultrium 6 ドライブをサポートするには、ライブラリ
ー・ファームウェアが B.50 以上である必要があります。
必ず、Ultrium 6 テープ・ドライブをサポートするのに
必要な最小バージョンをホストにインストールしてくださ
い。必ず、独自のデバイス・ドライバーを使用するすべて
のホスト・アプリケーションおよびソフトウェアが、
Ultrium 6 テープ・ドライブをサポートするのに必要な
最小レベルを満たしているようにしてください。
LTO 5 テープ・ドライブ Ultrium 5 をサポートするには、ライブラリーのファー
ムウェアが 9.00 以上である必要があります。 Ultrium 5
テープ・ドライブをサポートするのに必要な最小バージョ
ンを必ずホストにインストールしてください。 必ず、独
自のデバイス・ドライバーを使用するすべてのホスト・ア
プリケーションおよびソフトウェアが、Ultrium 5 テー
プ・ドライブをサポートするのに必要な最小レベルを満た
しているようにしてください。
v
表 1. 共通ライブラリー機能の最小ファームウェア・レベル (続き)
機能 必要な最小ファームウェア・レベル
ライブラリー BCR ( バーコード・リーダー) 2010 年 5 月以降に製造されたライブラリーには、最小レ
ベルのライブラリー・ファームウェアを必要とする BCR
が付属している場合があります。 これらのライブラリー
向けのファームウェアの最小レベルは、9.00 です。 これ
らのライブラリーを 9.00 より下位のレベルにしようとし
ても、ライブラリーによってブロックされます。
専用クリーニング・スロットの取り外し ライブラリー・ファームウェア・レベルは、3.90 より上
のものでなければなりません。
暗号化 ライブラリー・ファームウェア・レベルは、5.80 以上で
なければなりません。
LTO4 ドライブのファームウェア・レベルは、77BE 以上
でなければなりません。
キー・パス診断 機能が使用可能である場合、ライブラリー・ファームウェ
ア・レベルは 6.3 より大きいレベルでなければなりませ
ん。
パス・フェイルオーバー LTO 4 磁気テープ・ドライブ: 最小レベルのファームウ
ェアは不要です。
IPv6 サポート ライブラリー・ファームウェア・レベル : 4.50
Dell の連絡先
米国内のお客様は、800-WWW-DELL (800-999-3355) に連絡することもできます。
注: アクティブなインターネット接続がない場合、連絡先情報を仕入れ送り状、パッキング・スリップ、請
求書、または Dell 製品カタログで見つけることができます。
Dell は、オンラインおよび電話によるサポートおよびサービス・オプションを提供しています。 サービス
が利用可能かどうかは国および製品によって異なり、一部のサービスはお客様の地域でご利用になれない場
合があります。 営業、テクニカル・サポート、またはカスタマー・サービスに関する Dell への問い合わ
せ手順は次のとおりです。
1. Dell.com/support に進みます。
2. ページの右下隅にあるドロップダウン・メニューから国を選択します。
3. カスタマイズされたサポートを利用するには、次の手順に従います。
a. 「サービスタグを入力します」フィールドにシステムのサービス・タグを入力します。
b. 「送信」をクリックします。様々なサポート・カテゴリーのリストを示すサポート・ページが表示
されます。
4. 一般的なサポートを利用するには、次の手順に従います。
a. 製品カテゴリーを選択します。
b. 製品セグメントを選択します。
c. 製品を選択します。様々なサポート・カテゴリーのリストを示すサポート・ページが表示されま
す。
5. Dell グローバル・テクニカル・サポートの詳細な連絡先:
vi Dell PowerVault TL2000 テープ・ライブラリーおよび TL4000 テープ・ライブラリー: ユーザーズ・ガイド
a. 「グローバル・テクニカル・サポート」をクリックします。
b. 「テクニカルサポートへのお問い合わせ」ページが表示され、 Dell グローバル・テクニカル・サポ
ート・チームの電話、チャット、または E メールによる連絡先が詳しく記載されています。
はじめにお読みください vii
viii Dell PowerVault TL2000 テープ・ライブラリーおよび TL4000 テープ・ライブラリー: ユーザーズ・ガイド
目次
iii
はじめにお読みください ........ v
共通ライブラリー機能の最小ファームウェア・レベル v
Dell の連絡先 .............. vi
図................. xiii
表 ................ xvii
安全と環境に関する注意 ....... xix
危険と注意の注記 ............ xix
レーザーの安全および準拠 ......... xx
安全検査手順の実行 ........... xx
ラックの安全性 ............. xxi
まえがき ............. xxiii
製品説明............... 1
フロント・パネル............. 1
背面パネル ............... 4
バーコード・リーダー ........... 6
暗号化 ................ 6
サポートされるインターネット・プロトコル.... 7
SNMP メッセージング ........... 7
SNMP トラップ ............ 8
ライブラリーの最大記憶容量および最大データ転送速
度 .................. 8
Ultrium テープ・ドライブ ......... 10
スピード・マッチング .......... 11
チャネル調整 ............. 12
電源管理 .............. 12
メディア ............... 12
ライブラリーの仕様 ........... 13
製品の環境 .............. 16
サポートされるデバイス・ドライバー ..... 17
ユーザー・インターフェース ...... 19
オペレーター制御パネル .......... 19
オペレーター制御パネルの理念 ....... 19
パワーオン画面 ............ 20
フロント・パネル LED に関する注記 .... 20
入力モード ............. 22
事前定義値の選択 .......... 22
値のトグル ............ 22
数値の入力 ............ 22
電源オン/ オフ ............ 23
Web ユーザー・インターフェース....... 23
ログイン .............. 23
システム状況 ............. 25
Web ユーザー・インターフェースの「ヘルプ」
ページ ............... 26
Web ユーザー・インターフェースからのログア
ウト ................ 27
設置計画 .............. 29
論理ライブラリーの数を決定する ....... 29
基本的なガイドライン .......... 29
ライブラリーの共用 .......... 29
ライブラリー共用のための複数論理ライブラリー
の使用 ............... 30
複数のコントロール・パスの使用 ....... 30
パス・フェイルオーバー用の複数のコントロー
ル・パスの使用 ............ 30
ライブラリーのパーティション化およびエレメン
ト・アドレス指定 ............ 31
論理装置番号 (LUN) のスキャン ....... 35
ホスト・インターフェース ......... 35
SCSI インターフェース ......... 35
SCSI インターフェースの物理的特性 .... 36
複数の SCSI バスの使用 ........ 37
バスの終端 ............ 37
SCSI Differential - LVD ........ 37
SAS インターフェース ......... 38
ファイバー・チャネル・インターフェース ... 38
ケーブルと速度 ........... 38
デバイスの分離とセキュリティー強化のための
ゾーニングの使用 .......... 39
Storage Area Network 上での共用 .... 39
取り付けおよび構成.......... 41
ライブラリーの構成フォームの使用 ...... 41
ライブラリーの取り付け .......... 41
場所の選択 ............. 41
ライブラリーの開梱 .......... 42
出荷品目の確認 ............ 43
ライブラリー・フット・パッドの取り付け (デス
クトップ取り付けの場合のみ) ....... 43
配送用ロックの取り外しと保管 ....... 44
ライブラリーのラック・マウント (ラック取り付
けの場合のみ) ............ 46
サーバーへのライブラリーの取り付け ... 56
ホスト・インターフェース・ケーブルの接続 .. 56
電源コードの接続 ........... 58
ライブラリーの構成 ........... 59
構成方式を選択する .......... 59
構成としての出荷時のデフォルト値の使用 ... 60
Web ユーザー・インターフェースを使用したラ
イブラリーの構成 ........... 60
ライブラリーへのリモート・アクセスの確立 61
ix
Web ユーザー・インターフェースへのログオ
ン ............... 63
ファームウェアの検査/ 更新 ....... 64
一般ライブラリー設定の選択 ...... 64
ライブラリーの論理ライブラリーの数を選択す
る ............... 67
パス・フェイルオーバー機能用アクティベーシ
ョン・キーを入力する ......... 67
暗号化のセットアップ ......... 68
ドライブ・インターフェース ID/ 設定値を選
択する .............. 70
ライブラリー・ネットワーク設定の入力 ... 70
Web ユーザー・インターフェースを使用した
ユーザー・アクセス情報の入力 ...... 72
Web ユーザー・インターフェースを使用した
日付と時刻の入力 .......... 74
Web ユーザー・インターフェースを使用した
ログおよびトレースの構成 ....... 74
Web ユーザー・インターフェースを使用した
E メール通知情報の入力 ........ 75
Configuring SNMP settings (SNMP 設定の構
成) ............... 75
ライブラリー管理の暗号化用の暗号化構成のテ
スト ............... 77
Web ユーザー・インターフェースを使用して
出荷時のデフォルト値設定を復元する ... 77
Web ユーザー・インターフェースからのログ
アウト .............. 77
オペレーター制御パネルを使用したライブラリー
の構成 ............... 78
ホストの準備 .............. 78
接続の確認 .............. 79
カートリッジ・マガジン .......... 79
ライブラリーにデータ・カートリッジを取り込む 83
クリーニング・カートリッジを挿入する .... 84
操作 ................ 87
オペレーター制御パネルのナビゲーション.... 100
オペレーター制御パネルのメニュー・ツリー ... 101
「Monitor ( モニター)」メニュー ...... 102
Monitor: Library (モニター : ライブラリー ) 102
Monitor: Drive (モニター : ドライブ ) ... 105
Monitor: Inventory (モニター : インベントリ
ー) ............... 107
「Control ( 制御)」メニュー ....... 109
「Control: Open I/O Station ( 制御: I/O ス
テーションのオープン)」 ....... 109
Control: Move Cartridges ( 制御: カートリッ
ジの移動)............. 110
Control: Magazine (制御 : マガジン ).... 110
Control: Re-Inventory (制御 : 再インベントリ
ー) ............... 111
「Configure ( 構成)」メニュー....... 111
Configure: Logical Libraries ( 構成: 論理ライ
ブラリー)............. 112
Configure: Library (構成 : ライブラリー ) .. 113
Configure: Drive (構成 : ドライブ ) .... 116
Configure: Network (構成 : ネットワーク ) 117
Configure: Set Access PIN (構成 : アクセス
PIN の設定 )............ 118
オペレーター制御パネルを使用した、オペ
レーター制御パネルのアクセス PIN の設
定 .............. 119
Configure: Save/Restore (構成 : 保存 /復元 ) 120
Configure: Set Date and Time (構成 : 日付
と時刻の設定 ) ........... 123
Configure: Path Failover (構成 : パス・フェ
イルオーバー) ........... 123
「Service ( サービス)」メニュー ...... 123
Service: Library Verify ( サービス: ライブラ
リーの検査) ............ 124
Service: Run Tests (サービス : テストの実行 ) 125
Service: Service (Drives) (サービス : サービ
ス (ドライブ )) ........... 125
Service: Display Contrast (サービス : ディス
プレイのコントラスト) ........ 126
「Service : Telnet Service Port ( サービス:
Telnet サービス・ポート )」 ...... 126
Web ユーザー・インターフェースのメニュー .. 127
「Monitor Library ( ライブラリーのモニター)」
メニュー .............. 128
Monitor Library: Library Identity ( ライブラ
リーのモニター: ライブラリーの ID) ... 128
Monitor Library: Drive Identity ( ライブラリ
ーのモニター: ドライブの ID)...... 129
Monitor Library: Library Status ( ライブラリ
ーのモニター: ライブラリーの状況) .... 132
Monitor Library: Drive Status ( ライブラリ
ーのモニター: ドライブの状況) ..... 133
Monitor Library: Inventory ( ライブラリーの
モニター: インベントリー) ....... 136
「Manage Library ( ライブラリーの管理)」メニ
ュー ............... 137
Manage Library: Move Media ( ライブラリ
ーの管理: メディアの移動) ....... 137
Manage Library: Perform Inventory ( ライブ
ラリーの管理: インベントリーの実行) ... 138
Manage Library: Release Magazine ( ライブ
ラリーの管理: マガジンのリリース) .... 138
「Configure Library ( ライブラリーの構成)」メ
ニュー............... 139
Configure Library: General ( ライブラリーの
構成: 一般) ............ 139
Configure Library: Logical Libraries ( ライブ
ラリーの構成: 論理ライブラリー)..... 141
Configure Library: Path Failover ( ライブラ
リーの構成: パス・フェイルオーバー) ... 142
Configure Library: Encryption ( ライブラリ
ーの構成: 暗号化) .......... 143
Configure Library: Drives ( ライブラリーの
構成: ドライブ)........... 145
x Dell PowerVault TL2000 テープ・ライブラリーおよび TL4000 テープ・ライブラリー: ユーザーズ・ガイド
Configure Library: Network ( ライブラリー
の構成: ネットワーク) ........ 147
Configure Library: User Access ( ライブラリ
ーの構成: ユーザー・アクセス) ..... 149
Configure Library: Date & Time ( ライブラ
リーの構成: 日付と時刻)........ 151
Configure Library: Logs & Traces ( ライブラ
リーの構成: ログおよびトレース)..... 152
Configure Library: Event Notification ( ライ
ブラリーの構成: イベント通知) ..... 153
Configure Library: SNMP ( ライブラリーの
構成: SNMP) ........... 153
Configure Library: Save/Restore
Configuration (ライブラリーの構成 : 構成の
保存/ 復元) ............ 155
「Service Library ( ライブラリーのサービス)」
メニュー .............. 156
Service Library: Clean Drive ( ライブラリー
のサービス: ドライブのクリーニング) ... 156
Service Library: Advanced Diagnostics (for
Service Personnel Only) (ライブラリーのサ
ービス :拡張診断 (サービス技術員専用 ))... 157
Service Library: View Logs (ライブラリーの
サービス : ログの表示 ) ........ 157
Service Library: View Drive Logs (ライブラ
リーのサービス :ドライブ・ログの表示 ) ... 158
Service Library: Save Drive Dump (ライブ
ラリーのサービス:ドライブ・ダンプの保存 ). 159
Service Library: Perform Diagnostics (ライ
ブラリーのサービス : 診断の実行 )..... 160
Service Library: Key Path Diagnostics (ライ
ブラリーのサービス : キー・パス診断 ) ... 160
Service Library: Upgrade Firmware (ライブ
ラリーのサービス: ファームウェアのアップ
グレード)............. 162
Service Library: Reboot ( ライブラリーのサ
ービス: リブート) .......... 163
ライブラリーの通常動作時におけるメディアのイン
ポートおよびエクスポート ......... 164
I/O ステーションの構成およびスロットの予約 .. 165
Ultrium メディアの使用 ....... 169
データ・カートリッジ .......... 169
カートリッジの互換性 ......... 171
WORM (Write Once, Read Many) カートリッジ 172
WORM メディア ........... 172
WORM メディアのデータ・セキュリティー .. 172
WORM メディア・エラー ........ 172
クリーニング・カートリッジ ........ 173
バーコード・ラベル ........... 173
バーコード・ラベルの使用に関するガイドライン 175
ライト・プロテクト・スイッチ ....... 175
カートリッジの取り扱い.......... 176
トレーニングの実施 .......... 176
正しいパッケージの確認......... 176
環境条件と適切な順応 ......... 177
徹底的な検査の実行 .......... 177
カートリッジの慎重な取り扱い ...... 178
テープ・カートリッジの環境および配送時の仕様 178
トラブルシューティング ....... 181
インストールの問題 ........... 188
ライブラリー・リカバリーの問題判別 ..... 189
CRU の問題を切り分ける手順........ 190
電源機構の問題の切り分け ........ 190
ドライブ・スレッド問題の切り分け ..... 192
ライブラリー・コントローラー・カード問題とア
クセサー・エンクロージャー問題の切り分け .. 193
Web ユーザー・インターフェース問題の切り分
け ................ 194
アクセサー・スキャナー問題の切り分け ... 195
ホスト接続インターフェース問題の切り分け .. 195
不良カートリッジの識別.......... 195
エラー・コード ........... 197
サービス手順 ............ 213
マガジン・スロットからのカートリッジの取り出し 213
マガジンの手動リリース.......... 213
ITDT ファームウェア更新、ダンプ取得、およびド
ライブのテスト・ツールの使用 ....... 217
検査、調整、取り外し、および取り替え 219
必要なツール ............. 219
静電気の放電 ............. 219
ライブラリーの再配置 .......... 219
磁気テープ・ドライブ・スレッドの取り外し/ 取り
付け/ 追加 .............. 221
磁気テープ・ドライブ・スレッドの取り外し .. 222
磁気テープ・ドライブ・スレッドの取り付け .. 224
磁気テープ・ドライブ・スレッドの追加 ... 226
磁気テープ・ドライブの構成 ...... 227
電源機構の交換............. 228
ライブラリー・コントローラー・カードの交換 .. 228
カートリッジ・マガジンの取り替え ...... 230
ライブラリー・エンクロージャーの交換 .... 230
障害のあるライブラリーの、交換のための準備 231
交換用ライブラリー・エンクロージャーの開梱お
よび準備 .............. 232
交換用ライブラリー・エンクロージャーへのドラ
イブの取り付け............ 234
電源機構のスワッピング......... 236
ライブラリー・コントローラー・カードのスワッ
ピング............... 238
カートリッジ・マガジンのスワッピング ... 240
交換用ライブラリー・エンクロージャーの取り付
け ................ 242
交換用ライブラリー・エンクロージャーの取り付
けの完了 .............. 244
障害のあるライブラリー・エンクロージャーの返
送 ................ 245
目次 xi
付録 A. SCSI エレメント・タイプ、
SCSI アドレスおよび物理構成 ..... 247
2U ライブラリーの I/O スロット、格納スロッ
ト、およびドライブ・スロットのエレメント・アド
レスと、物理位置 ............ 247
4U ライブラリーの入出力スロット、保管スロッ
ト、およびドライブ・スロットのエレメント・アド
レスと、物理位置 ............ 248
ライブラリーのパーティション化およびエレメン
ト・アドレス指定 ............ 249
付録 B. TapeAlert フラグ ...... 255
ライブラリーでサポートされる TapeAlert フラグ 255
ドライブでサポートされる TapeAlert フラグ .. 257
付録 C. センス・データ ....... 263
ライブラリーのセンス・データ ....... 263
ドライブのセンス・データ ......... 268
付録 D. Linux 上で LUN サポートを有
効にする.............. 279
Red Hat Enterprise Linux ......... 280
NetWare 上で LUN サポートを有効にする ... 280
付録 E. IPv6 の Windows 2003/XP お
よび 2008/Vista との互換性に関する注
意 ................ 283
IPv6 の Linux との互換性に関する注意 .... 284
付録 F. SNMP 状況 MIB 変数およびト
ラップ............... 285
付録 G. ライブラリーの構成フォーム 287
付録 H. アクセシビリティー ..... 289
用語集............... 291
索引 ............... 311
xii Dell PowerVault TL2000 テープ・ライブラリーおよび TL4000 テープ・ライブラリー : ユーザーズ・ガイド
図
1. 2U ライブラリーのフロント・パネル .... 1
2. 4U ライブラリーのフロント・パネル .... 2
3. ハーフハイト・ファイバー・チャネル・ドライ
ブの背面パネル (ドライブ・スレッドのみ ) .. 4
4. フルハイト・ファイバー・チャネル・ドライブ
およびハーフハイト SAS ドライブを搭載した
4U ライブラリーの背面パネル ...... 4
5. フルハイト・デュアル・ポート SAS ドライブを
搭載した 2U ライブラリーの背面パネル ... 4
6. ESD スプリングのないライブラリー・ドライ
ブ・スレッド (SCSI スレッドを示している ).. 11
7. ESD スプリング付きのライブラリー・ドライ
ブ・スレッド [1] (SAS スレッドを示している ) 11
8. パワーオン画面 ........... 20
9. Web ユーザー・インターフェースのログイ
ン・ページ ............. 24
10. 2U ライブラリーの「 System Status (システム
状況 )」画面 ............ 25
11. 4U ライブラリーの「 System Status (システム
状況 )」画面 ............ 25
12. メディア・アテンションの状況を示す 4U ライ
ブラリーの「System Status ( システム状況)」
画面 ............... 26
13. 電源機構障害を示す 4U ライブラリーの
「System Status ( システム状況)」画面 ... 26
14. パーティション 1 つのシステムの構成 32
15. パーティション 2 つのシステムの構成 33
16. パーティション 3 つのシステムの構成 33
17. パーティション 4 つのシステムの構成 34
18. SCSI エレメント・アドレッシングの例 34
19. プラスチック製の保護シートをライブラリーか
ら取り除く ............. 42
20. ライブラリー・エンクロージャーの底面へのフ
ット・パッドの取り付け ........ 44
21. 配送用ロックとラベル ......... 45
22. 配送用ロックとラベルの取り外し ..... 45
23. ライブラリーの背面パネル上のライブラリー配
送用ロックとラベルの保管場所 ...... 46
24. ラック・キット A のマウント・ハードウェア 47
25. ラック・キット B のマウント・ハードウェア 48
26. 丸い穴および正方形の穴で取り付ける場合の
EIA 単位の例 ............ 49
27. ラック後部に配置されたレールの幅の狭い部分
を示したラック・キット A の背面図 .... 49
28. 別のマウント方法を示したラック・キット B
の背面図 ............. 50
29. 取り付け済みのレールが示されたキット A (上
図の円で囲まれた部分 )。下図はラック・キット
B で、このキットが取り付けられた前面図を示
しています。 ............ 51
30. 2U ライブラリーのラック・アンカーおよび取
り付け金具 ............. 52
31. ライブラリーの両サイドでのアンカーの取り付
けを示す拡大図 ........... 52
32. 2U ライブラリーで取り外す側面のねじ 53
33. 2U ライブラリーをラックに滑り込ませる 54
34. 4U ライブラリーをラックに滑り込ませる 54
35. 2U ライブラリーをラックに固定する .... 55
36. 4U ライブラリーをラックに固定する .... 56
37. SCSI ホスト・インターフェース・ケーブルの
2U ライブラリーへの接続 ........ 57
38. ホスト・インターフェース・ケーブルの 4U ラ
イブラリーへの接続 .......... 57
39. SAS インターフェース・ケーブルの 2U ライ
ブラリーへの接続 .......... 57
40. 電源コンセントからの保護ラベルの除去 59
41. Web ユーザー・インターフェースのログイン
画面 ............... 63
42. 2U ライブラリーの「 Configure Library:
General (ライブラリーの構成 : 一般 )」画面 .. 66
43. 例 : 4U ライブラリーの「 Configure Library:
General (ライブラリーの構成 : 一般 )」画面 .. 66
44. 4U ライブラリーの「 Configure Library:
Logical Libraries (ライブラリーの構成 : 論理ラ
イブラリー )」ページ ......... 67
45. 「 Configure Library: Path Failover Feature
Activation (ライブラリーの構成 : パス・フェイ
ルオーバー機能アクティベーション )」画面 .. 68
46. 機能キー確認画面 .......... 68
47. 「 Feature Activation Key (フィーチャー・ア
クティベーション・キー )」画面 ...... 68
48. 「 Configure Library: Encryption Activation
(ライブラリーの構成 : 暗号化アクティベーショ
ン )」画面 ............. 69
49. 「 Configure Library: Drive (ライブラリーの構
成 : ドライブ )」画面 .......... 70
50. 「 Configure Library: Network (ライブラリー
の構成 : ネットワーク )」ページ ...... 71
51. 警告画面 ............. 72
52. 「 Configure Library: User Access (ライブラ
リーの構成 : ユーザー・アクセス )」画面 ... 73
53. 「 Configure Library: Date and Time (ライブ
ラリーの構成 : 日付と時刻 )」画面 ..... 74
54. 「 Configure Library: Logs and Traces (ライ
ブラリーの構成 : ログおよびトレース )」画面 . 74
55. 「 Configure Library: Email Notification (ライ
ブラリーの構成 : E メール通知 )」画面 ... 75
56. 「 Configure Library: SNMP (ライブラリーの
構成 : SNMP)」ページ ......... 76
57. 2U ライブラリーの左のマガジン ..... 80
58. 2U ライブラリーの右のマガジン ..... 80
xiii
59. 左のマガジンの 2U ライブラリー I/O ステー
ション .............. 81
60. 4U ライブラリーの左のマガジン ..... 81
61. 4U ライブラリーの右のマガジン ..... 82
62. 左下のマガジンの 4U ライブラリー I/O ステ
ーション ............. 82
63. 4U ライブラリー I/O ステーション裏面の指
穴 ................ 83
64. 2U ライブラリーの制御キー ...... 100
65. 4U ライブラリーの制御キー ...... 100
66. オペレーター制御パネルのメニュー・ツリー 102
67. 「 Monitor: Library (モニター : ライブラリ
ー )」メニュー ........... 103
68. 「 Monitor: Drive (モニター : ドライブ )」メニ
ュー .............. 106
69. 「 4U Monitor: Inventory (4U モニター : イン
ベントリー )」メニューの例 ....... 108
70. インベントリーされたカートリッジの概要 :
4U ライブラリーの左側のマガジン .... 108
71. マガジンにあるカートリッジの詳細情報 109
72. 「 Control: I/O station (制御 : I/O ステーシ
ョン )」メニュー .......... 110
73. 「 Control: Move Cartridges (制御 : カートリ
ッジの移動 )」メニュー ........ 110
74. 「 Control: Magazine (制御 : マガジン )」メニ
ュー .............. 111
75. 「 Control: Re-Inventory (制御 : 再インベント
リー )」メニュー .......... 111
76. 「 Configure: Logical Libraries (構成 : 論理ラ
イブラリー )」メニュー ........ 112
77. 「 Configure: Library (構成 : ライブラリー )」
メニュー ............. 113
78. 「 Configure: Drive (構成 : ドライブ )」メニュ
ー ............... 116
79. 「 Configure: Network (構成 : ネットワー
ク )」メニュー ........... 117
80. 「 Configure: Set Access PIN (構成 : アクセ
ス PIN の設定 )」メニュー ....... 119
81. ポンド記号 (#) が示すアクセス PIN 使用可
能時のアクセス可能メニュー (アクセス PIN
入力前を除く) ........... 120
82. 「Configure: Save/Restore ( 構成: 保存/ 復
元)」メニュー ........... 120
83. 「Configure: Set Date and Time ( 構成: 日付
と時刻の設定)」メニュー ....... 123
84. Configure: Path Failover ( 構成: パス・フェ
イルオーバー) ........... 123
85. 「Service: Library Verify ( サービス: ライブ
ラリーの検査)」メニュー ....... 124
86. 「Service: Run Tests ( サービス: テストの実
行)」メニュー ........... 125
87. 「Service: Service (サービス: サービス)」メ
ニュー .............. 125
88. 「Service: Display Contrast ( サービス: ディ
スプレイのコントラスト)」メニュー .... 126
89. 4U ライブラリーの「 Monitor Library:
Library Identity (ライブラリーのモニター : ラ
イブラリーの ID)」ページ ....... 129
90. 4U ライブラリーの「 Monitor Library: Drive
Identity (ライブラリーのモニター : ドライブ
の ID) 」ページ (Ultrium 3 SAS ハーフハイ
ト V2 ドライブ (#1) 1 台と Ultrium 4 SAS
ハーフハイト・ドライブ (#2) 1 台の場合) .. 131
91. 4U ライブラリーの「 Monitor Library:
Library Status (ライブラリーのモニター : ラ
イブラリーの状況 )」ページ ....... 133
92. 4U ライブラリーの「 Monitor Library: Drive
Status (ライブラリーのモニター : ドライブの
状況 )」ページ ........... 135
93. 2U ライブラリーの「 Monitor Library:
Inventory (ライブラリーのモニター : インベ
ントリー )」ページ .......... 136
94. 4U ライブラリーの「 Monitor Library:
Inventory (ライブラリーのモニター : インベ
ントリー )」ページ (右側のマガジン ).... 137
95. 「 Manage Library: Move Media (ライブラリ
ーの管理 : メディアの移動 )」ページ .... 138
96. 「 Manage Library: Perform Inventory (ライ
ブラリーの管理: インベントリーの実行)」ペ
ージ .............. 138
97. 「Manage Library: Release Magazine (ライ
ブラリーの管理: マガジンのリリース)」ペー
ジ ............... 139
98. 4U ライブラリーの「 Configure Library:
General and Extended (ライブラリーの構成 :
一般および拡張 )」ページ ....... 141
99. 4U ライブラリーの「 Configure Library:
Logical Libraries (ライブラリーの構成 : 論理
ライブラリー )」ページ ........ 142
100. 4U ライブラリーの「 Configure Library: Path
Failover (ライブラリーの構成 : パス・フェイ
ルオーバー )」ページ ......... 142
101. 「 Path Failover (パス・フェイルオーバー )」
ライセンス確認ページ ........ 142
102. 「 Feature Activation Key (フィーチャー・ア
クティベーション・キー )」画面 ..... 143
103. 「 Configure Library: Encryption Feature
configuration (ライブラリーの構成 : 暗号化機
能構成 )」画面 ........... 144
104. 2U ライブラリーの「 Configure Library:
Drives (ライブラリーの構成 : ドライブ )」ペー
ジ ............... 146
105. 4U ライブラリーの「 Configure Library:
Drives (ライブラリーの構成 : ドライブ )」ペー
ジ ............... 147
106. 「 Configure Library: Network (ライブラリー
の構成 : ネットワーク )」ページ ..... 147
107. 警告画面 ............. 149
108. 「 Configure Library: User Access (ライブラ
リーの構成 : ユーザー・アクセス )」ページ .. 150
xiv Dell PowerVault TL2000 テープ・ライブラリーおよび TL4000 テープ・ライブラリー : ユーザーズ・ガイド
109. 「Configure Library: Date & Time ( ライブ
ラリーの構成: 日付と時刻)」ページ .... 152
110. 「Configure Library: Logs & Traces (ライブ
ラリーの構成: ログおよびトレース)」ページ . 152
111. 「Configure Library: Event Notification (ラ
イブラリーの構成: イベント通知)」ページ .. 153
112. 「Configure Library: SNMP ( ライブラリーの
構成: SNMP) 」ページ ........ 154
113. 「Configure Library: Save/Restore ( ライブラ
リーの構成: 保存/復元)」ページ ..... 156
114. No Cleaning Required (クリーニング不要 ) 156
115. No cleaning cartridge in library (ライブラリ
ー内にクリーニング・カートリッジなし ) .. 157
116. 「 Service Library: Clean Drive (ライブラリ
ーのサービス: ドライブのクリーニング)」ペ
ージ .............. 157
117. 「Service Library: View Logs ( ライブラリー
のサービス: ログの表示)」ページ ..... 158
118. 「Service Library: View Drive Logs (ライブ
ラリーのサービス: ドライブ・ログの表示)」
画面 .............. 159
119. Service: Save Drive Dump ( サービス: ドラ
イブ・ダンプの保管) ......... 160
120. 「Service Library: Perform Diagnostics (ライ
ブラリーのサービス: 診断の実行)」ページ .. 160
121. 「 Service Library: Perform Key Path
Diagnostics (ライブラリーのサービス : キー・
パス診断の実行 )」ページ ....... 161
122. Ultrium 3 SAS ハーフハイト V2 ドライブ 1
台と Ultrium 4 SAS ハーフハイト・ドライ
ブ 1 台を表示する「Service Library:
Upgrade Firmware (ライブラリーのサービス:
ファームウェアのアップグレード)」ページ . 163
123. 「Service Library: Reboot ( ライブラリーのサ
ービス: リブート)」ページ ....... 164
124. LTO Ultrium データ・カートリッジ 169
125. Ultrium データおよび WORM テープ・カー
トリッジ ............. 172
126. LTO Ultrium 8 テープ・カートリッジのバー
コード・ラベルの例 ......... 174
127. ライト・プロテクト・スイッチの設定 176
128. テープ・カートリッジの配送用の二重ボック
ス ............... 177
129. カートリッジの継ぎ目のすき間の検査 178
130. LED が備わっている 250w 電源機構 190
131. LED のない 80w 電源機構 ....... 191
132. 左のマガジンのアクセス穴 ....... 214
133. 右のマガジンのアクセス穴 ....... 215
134. 2U ライブラリーから引き出された左のマガジ
ン ............... 216
135. 4U ライブラリーから引き出された左のマガジ
ン ............... 216
136. 静電気放電 (ESD) ラベル ....... 219
137. 配送用ロックとラベルの保管場所 ..... 220
138. 配送用ロックとラベル ........ 220
139. ElectroStatic Discharge (静電気の放電 (ESD))
スプリングのないライブラリー・ドライブ・
スレッド (SCSI スレッドを示している) ... 221
140. ESD スプリング付きのライブラリー・ドライ
ブ・スレッド [1] (SAS スレッドを示してい
る) ............... 222
141. 4U ライブラリーの背面パネル上のドライブ・
スレッド・コンポーネント (最上位の位置にフ
ルハイト・ファイバー・ドライブ、中間の位
置にハーフハイト SCSI ドライブ、最下位の
位置にハーフハイト SAS ドライブ) .... 223
142. ライブラリーからのドライブ・スレッドの引
き出し (ドライブ・スレッドに ESD スプリン
グは示されていない) ......... 224
143. ライブラリーへのドライブ・スレッドの押し
込み (ドライブ・スレッドに ESD スプリング
は示されていない) .......... 225
144. ESD 保護用の導電テープを、2U または 4U
ライブラリー内に取り付けられたドライブ・
スレッドの裏面に貼り付けるための図 ... 225
145. 2U ライブラリーから取り外されている電源機
構 ............... 228
146. ライブラリーから取り外されているライブラ
リー・コントローラー・カード ..... 229
147. ライブラリーをラックに固定している 2 本の
取り付け金具用ねじの取り外し (ライブラリー
の両側にそれぞれ 1 本) ........ 231
148. ライブラリー・エンクロージャーの底面に取
り付けられたフット・パッド ...... 233
149. ライブラリーの上部からの配送用ラベルとロ
ックの取り外しおよび背面パネルでの保管 .. 234
150. ライブラリーの背面パネル上のライブラリー
配送用ロックとラベルの保管場所 ..... 234
151. ライブラリーからのドライブ・スレッドの取
り外し (ドライブ・スレッドに ESD スプリン
グは示されていない) ......... 235
152. ドライブ・スレッドのテープの貼り付け図 236
153. ライブラリーから取り外される電源機構 237
154. ライブラリーからのライブラリー・コントロ
ーラー・カードの取り外し ....... 239
155. ライブラリーのフロント・パネルの LED 240
156. (ライブラリーの背面に向かって ) 左側のマガ
ジンのアクセス穴 .......... 241
157. (ライブラリーの背面に向かって ) 右側のマガ
ジンのアクセス穴 .......... 241
158. 4U ライブラリーから引き出した左側のマガジ
ン (ライブラリーの前面に向かって ) .... 242
159. ライブラリーをラックに固定するための取り
付け金具とアンカー (ライブラリーの両側にそ
れぞれ 1 個の取り付け金具とアンカー)... 243
160. ねじの配置を示すラックの正面図 ..... 244
161. パーティション 1 つのシステムの構成 250
162. パーティション 2 つのシステムの構成 251
163. パーティション 3 つのシステムの構成 252
164. パーティション 4 つのシステムの構成 252
165. SCSI エレメント・アドレッシングの例 253
図 xv
xvi Dell PowerVault TL2000 テープ・ライブラリーおよび TL4000 テープ・ライブラリー: ユーザーズ・ガイド
表
1. 共通ライブラリー機能の最小ファームウェア・
レベル .............. v
2. 2U ライブラリーおよび 4U ライブラリーのフ
ロント・パネルの説明 ......... 2
3. 2U ライブラリーおよび 4U ライブラリーの背
面パネルの説明 ........... 5
4. 磁気テープ・ドライブ・モデルおよびホスト・
インターフェース・タイプ ........ 8
5. ライブラリーの記憶容量およびデータ転送速度 9
6. 物理仕様 ............. 13
7. 電源仕様 ............. 13
8. 操作仕様 : Ultrium 8 ......... 13
9. 操作仕様 : Ultrium 7 ......... 14
10. 操作仕様 : Ultrium 6 ......... 14
11. 操作仕様 : Ultrium 5 ......... 15
12. 操作仕様 : Ultrium 4 ......... 15
13. 操作仕様 : Ultrium 3 ......... 16
14. 環境の仕様 ............. 16
15. ホスト・ドライブ・インターフェース・サポー
ト ................ 35
16. ターミネーター間の最大バス長 ...... 36
17. SCSI バス当たりの推奨最大ドライブ数 37
18. 場所の基準 ............. 41
19. メニュー・ナビゲーション・ショートカット 87
20. ライブラリーの制御キー ........ 100
21. マガジンにあるカートリッジの詳細情報 109
22. 出荷時のデフォルト設定値 ....... 121
23. Web ユーザー・インターフェースのメニュー 127
24. 「 Library Identity (ライブラリーの ID)」ペ
ージのエレメント .......... 128
25. 「 Drive Identity (ドライブの ID)」ページの
エレメント ............ 130
26. 「 Library Status (ライブラリーの状況 )」ペー
ジのエレメント ........... 132
27. 「 Drive Status (ドライブの状況 )」ページのエ
レメント ............. 133
28. 「 Configure Library: General (ライブラリー
の構成 : 一般 )」ページのエレメント .... 139
29. 「 Configure Library: Specific (ライブラリー
の構成 : 特定 )」ページのエレメント .... 140
30. 「 Drive Identity (ドライブの ID)」ページの
エレメント ............ 145
31. カートリッジのタイプおよび色 ..... 169
32. カートリッジのデータ容量および記録フォー
マット .............. 170
33. カートリッジの公称寿命 : ロード /アンロー
ド・サイクル ........... 171
34. Ultrium データ・カートリッジと Ultrium テ
ープ・ドライブとの互換性 ....... 171
35. Ultrium テープ・ドライブおよびライブラリ
ーのバーコード・ラベルの必要性の有無 .. 173
36. Ultrium テープ・ドライブと互換性のあるカ
ートリッジおよび VOLSER ....... 174
37. ライト・プロテクト・スイッチの位置 176
38. LTO Ultrium テープ・カートリッジの稼働
時、保管時、および配送時の環境 ..... 179
39. トラブルシューティング表 ....... 181
40. 電源機構 LED の意味 ........ 191
41. 主要なエラー・コード ........ 198
42. サブエラー・コード ......... 204
43. 警告イベント ........... 208
44. 配送用ロック / 配送用ラベル ...... 221
45. 2U ライブラリーの SCSI エレメント・タイプ
およびエレメント・アドレス ...... 247
46. 4U ライブラリーの SCSI エレメント・タイプ
およびエレメント・アドレス ...... 247
47. 2U ライブラリーの格納スロット、およびドラ
イブ・スロットの SCSI エレメント・アドレ
ス (1 つのドライブを持つ 1 つの論理区画) . 248
48. 4U ライブラリーの格納スロット、およびドラ
イブ・スロットの SCSI エレメント・アドレ
ス (スロット 1 およびスロット 2 にあるドラ
イブを持つ 1 つの論理区画) ...... 248
49. Ultrium テープ・ドライブでサポートされる
TapeAlert フラグ .......... 257
50. ライブラリーのセンス・キー、 ASC および
ASCQ .............. 263
51. LTO テープ・ドライブのセンス・データ 268
52. SNMP 状況イベント ......... 285
xvii
xviii Dell PowerVault TL2000 テープ・ライブラリーおよび TL4000 テープ・ライブラリー : ユーザーズ・ガイド
安全と環境に関する注意
svc00168
32-55kg(70.5-121.2lbs)
本製品を使用する際は、本書に記載されている危険、警告、および注意の注記を守ってください。 これら
の注記には、安全に対する重大度を示すシンボルが付けられています。
この後のセクションでは、各タイプの安全上の注意を定義し、その例を示します。
危険と注意の注記
危険の注記
危険の注記は、人間に対して致命的または極めて危険な損傷を与える可能性のある状態につい
て注意を促します。 稲妻のシンボルは常に危険の注記と一緒に記されていて、電気的に危険
な状態を表します。
警告の注記
注意の注記は、何らかの状態が存在しているために、人間に危険な損傷を与える可能性のある状態について
注意を促します。 注意の注記には、以下のいずれかのシンボルが付いています。
シンボル 意味
電気的な危険よりも重大度は低いが、電気的な危険性がある状態。
他の安全上のシンボルでは表さない危険な状態。
製品内でのレーザーの使用による危険な状態。 レーザーのシンボルは、常に
米国保健社会福祉省が定義したレーザー種別 (例えば、クラス I 、クラス II)
と一緒に示されます。
製品内または製品周辺の機械的な動作に起因する危険な状態。
デバイスの重量に起因する危険な状態。 重さのシンボルは、製品のおおよそ
の重さと一緒に記されています。
xix
シンボル 意味
装置の静電気の放電の感受性に起因する危険な状態。
レーザーの安全および準拠
このライブラリーを使用する前に、以下のレーザーの安全上の注意を参照してください。
クラス I レーザー製品
この製品には、米国食品医薬品局によって設定されたクラス I レーザー製品の性能規格に準拠したレーザ
ー・アセンブリー部品が入っています。Class I レーザー製品は危険なレーザー放射を発生しません。 こ
のライブラリーは、保護のための必要な格納ケースおよびスキャン防護手段を備えており、操作中にレーザ
ー放射の影響がないように、あるいはレーザー放射がクラス I の規制値内に収まるようにしてあります。
外部の安全検査機関が製品をチェックして、適用される最新基準の認可を得ています。
安全検査手順の実行
ユニットのサービスを行う前に、以下の手順に従って安全性検査を行ってください。
1. ホストとライブラリーの磁気テープ・ドライブの間のアクティビティーをすべて停止します。
2. テープ・ライブラリーの背面にある電源ボタンを 4 秒間押して、ライブラリーの電源を切ります。
3. ドライブが SCSI に接続されている場合、 SCSI ケーブルを抜き、 SCSI バス・ターミネーターを検査
して損傷の有無を調べます。
4. ライブラリーの電源コードのプラグを電源コンセントおよびライブラリーの電源機構装置から抜きま
す。
5. 締め付け、切断、または摩滅など、ライブラリーの電源コードの損傷を確認します。
6. ドライブが SCSI に接続されている場合、磁気テープ・ドライブの SCSI バス (信号 ) ケーブルの損
傷を確認します。
7. ドライブが FC/SAS に接続されている場合、磁気テープ・ドライブの FC/SAS ケーブルの損傷を確
認します。
8. ライブラリーのカバーに鋭いエッジ、損傷、または内部の部品が露出するような変形個所がないか検
査します。
9. ライブラリーのカバーが適切に収まっているか検査します。 定位置にしっかり固定されなければなり
ません。
10. ライブラリー背面にあるプロダクト・ラベルを調べ、コンセントの電圧に一致することを確認しま
す。
xx Dell PowerVault TL2000 テープ・ライブラリーおよび TL4000 テープ・ライブラリー: ユーザーズ・ガイド
ラックの安全性
すべてのラック・マウント・デバイスについて、以下に示す一般的な安全上の注意を適用してください。
危険
v ラック・キャビネットのレベル・パッドを常に下げてください。
v ラック・キャビネットにスタビライザー・ブラケットを常に取り付けておいてください。
v 機械的負荷が均等でないために起きる危険な状態を回避するため、最も重いデバイスは、
常にラック・キャビネットの最下部に取り付けてください。 サーバーとオプション・デバ
イスは常に、ラック・キャビネットの下部から取り付けてください。
v ラック・マウント・デバイスは、棚代わりや作業スペースとして使用しないでください。
ラック・マウント・デバイスの上に物体を置かないでください。
v 各ラック・キャビネットに複数の電源コードが使われている場合があります。 ラック・キ
ャビネットにあるデバイスの保守をするときは、保守の前にラック・キャビネットの電源
コードをすべて外してください。
v ラック・キャビネットに取り付けるデバイスはすべて、同じラック・キャビネットに取り
付けられた電源機構に接続してください。 あるラック・キャビネットに取り付けたデバイ
スの電源コードを、別のラック・キャビネットに取り付けた電源機構に接続してはなりま
せん。
v 電源コンセントの配線が正しくないと、システムまたはこのシステムに接続されたデバイ
スの金属部分に危険な電圧がかかることがあります。 電源コンセントの配線および接地を
正しく行って感電を防止する作業は、お客様の責任で行ってください。
注意:
(R001)
v すべてのラック・マウント・デバイスについて、ラック内部の環境温度が、製造メーカー
が推奨する環境温度を超えるようなラックにユニットを取り付けないでください。
v 通気が悪いラックに、ユニットを取り付けないでください。 ユニット内の通気に使用され
るユニットのいずれの側面、前面、または背面でも通気が妨げられていないか、あるいは
低減されていないかを確認してください。
v 回路の過負荷のために供給配線や過電流の保護が損なわれないように、装置と電源回路と
の接続に配慮が必要です。ラックへの電源接続を正しく行うために、ラックの装置上にあ
る定格ラベルを参照して、電源回路の総消費電力を判別してください。
v (スライド・ドロワーの場合) ラックのスタビライザー・ブラケットがラックに接続されて
いない場合は、ドロワーまたは機構を引き出したり、取り付けないでください。複数のド
ロワーを同時に引き出さないでください。 複数のドロワーを同時に引き出すと、ラックは
不安定になります。
v (固定ドロワーの場合) このドロワーは固定ドロワーです。製造メーカーに指示されない限
り、保守のために移動しないでください。ドロワーを部分的に動かしたり、ラックの外に
引き出そうとすると、ラックは不安定になったり、ドロワーがラックの外に落ちたりする
ことがあります。
安全と環境に関する注意 xxi
注意:
ラックを再配置する際は、ラック・キャビネットの上部からコンポーネントを取り外すと、ラ
ックの安定度が向上します。 同じ室内または建物内で、装置を取り付けてあるラック・キャ
ビネットを再配置する場合は、これらの一般ガイドラインに従ってください。
v ラック・キャビネットの最上部から順番に装置を取り外して、ラック・キャビネットの重
量を軽減します。 可能であれば、ラック・キャビネットを受け取ったときの元の構成に戻
します。 その構成がわからないときは、次のようにしてください。
– 32U より上の位置にあるすべてのデバイスを取り外します。
– 最も重いデバイスがラック・キャビネットの一番下に取り付けられていることを確認し
ます。
– 32U レベルより下のラック・キャビネットに取り付けられたデバイス間に空の U レベ
ルがないことを確認します。
v 再配置するラック・キャビネットが一組のラック・キャビネットの一部である場合は、該
当のラック・キャビネットをその組から切り離します。
v 予定している経路を点検して、潜在的な危険を取り除きます。
v 選択した経路が、装置を取り付けたラック・キャビネットの重量に対応できるかを確認し
ます。装置を取り付けたラック・キャビネットの重量については、ラック・キャビネット
に付属の資料を参照してください。
v すべてのドアの開口部が少なくとも 760 x 2032 mm (30 x 80 インチ ) あることを確認し
ます。
v すべてのデバイス、シェルフ、ドロワー、ドア、およびケーブルが保護されているか確認
します。
v 4 つのレベル・パッドが一番上の位置に引き上げられていることを確認します。
v 移動中にラック・キャビネットに取り付けられたスタビライザー・ブラケットがないか確
認します。
v 10 度を超えて傾斜しているスロープは使用しないでください。
v ラック・キャビネットを新しい位置に移動したら、以下の手順を実行します。
– 4 つのレベル・パッドを下げます。
– ラック・キャビネットにスタビライザー・ブラケットを取り付けます。
– ラック・キャビネットからデバイスを取り外す場合、ラック・キャビネットの下部から
上部方向へ入れ直します。
v 再配置場所までの距離が長い場合、ラック・キャビネットを受け取ったときの元の構成に
戻します。ラック・キャビネットを元の梱包材料か、同等の梱包材料で梱包します。さら
に、レベル・パッドを下げ、パレットからキャスターを引き上げて離し、ラック・キャビ
ネットをパレットにボルトで締めます。
(R002)
xxii Dell PowerVault TL2000 テープ・ライブラリーおよび TL4000 テープ・ライブラリー : ユーザーズ・ガイド
まえがき
本書には、Dell ™PowerVault™テープ・ライブラリーおよび TL4000 テープ・ライブラリーの取り付け、
操作、およびサービスを行うために必要な情報および手順が記載されています。
関連資料
追加情報については、以下の資料を参照してください。
v 「Dell ™PowerVault™TL2000 Tape Library and TL4000 Tape Library Getting Started Guide 」は、インス
トールに関する情報を提供します。
v 「Dell ™PowerVault™TL2000 Tape Library and TL4000 Tape Library SCSI Reference 」は、サポートされ
る SCSI コマンドおよびプロトコル (SCSI インターフェースの動作を制御するもの) について説明しま
す。
v 「IBM Security Key Lifecycle Manager Knowledge Center 」は、 http://www-01.ibm.com/support/
knowledgecenter/SSWPVP/welcome?lang=enに置かれていますが、 IBM®Security Key Lifecycle
Manager のインストール、構成、および使用に役立つ情報が記載されています。
xxiii
xxiv Dell PowerVault TL2000 テープ・ライブラリーおよび TL4000 テープ・ライブラリー : ユーザーズ・ガイド
製品説明
3
1 2
3
4 4
5
7
8
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a77ug239
Dell™PowerVault™TL2000 テープ・ライブラリー (2U ライブラリー) および Dell PowerVault TL4000
テープ・ライブラリー (4U ライブラリー) は、データのバックアップを無人で簡単に行える、コンパクト
で大容量の低価格ソリューションを提供します。4U ライブラリーでは、コンパクトな 4U のフォーム・
ファクターに最大 48 個のテープ・カートリッジ (または 45 個とオプションの 3 スロット I/O ステー
ション 1 個) を搭載し、4 つの取り外し可能マガジンを使用してそれらのカートリッジに簡単にアクセス
することができます。 2U ライブラリーでは、コンパクトな 2U のフォーム・ファクターに最大 24 個の
テープ・カートリッジ (または 23 個とオプションの 1 スロット I/O ステーション) を搭載し、2 つの取
り外し可能マガジンを使用してカートリッジに簡単にアクセスすることができます。
TL2000/TL4000 ライブラリーは、SCSI インターフェース、SAS インターフェース、ファイバー・チャネ
ル (FC) インターフェースを備えた LTO 3 テープ・ドライブをサポートします。 LTO 4 から LTO 7 ま
でのフルハイト・ドライブおよびハーフハイト・ドライブは、シリアル接続 SCSI インターフェース
(SAS)、およびファイバー・チャネル (FC) です。 LTO 8 ハーフハイト・ドライブは、シリアル接続
SCSI インターフェース (SAS) またはファイバー・チャネル (FC) です。
フロント・パネル
図 1. 2U ライブラリーのフロント・パネル
1
1 2
3 3
4
5
6 7
8
a77ug240
図 2. 4U ライブラリーのフロント・パネル
次の表 2 では、2U ライブラリーのフロント・パネル ( 1 ページの図 1) と 4U ライブラリーのフロン
ト・パネル (図 2) の両方を説明します。
表 2. 2U ライブラリーおよび 4U ライブラリーのフロント・パネルの説明
番号 品目 説明
▌ 1 ▐ 電源ボタン このボタンを押すと、ライブラリーがパワーオンされます。このボタンを 4 秒間押した
ままにすると、装置の電源がオフになります (ソフト・パワーダウン)。 ライブラリー
の背面パネルには電源スイッチまたは電源ボタンはありません。
▌ 2 ▐ フロント・パネ
ル LED ( 左から
右)
v 作動可能/ アクティビティー (緑の LED) - 装置がパワーオンされており、機能でき
る状態のときは、常に点灯しています。 ライブラリーまたはドライブのアクティビ
ティーが行われているとき、またはライブラリーのパワーアップが進行中のときは、
必ず明滅します。
v ドライブのクリーニング (こはく色の LED) - ドライブをクリーニングする必要があ
るときに点灯します。 ドライブのクリーニングが正常に完了すると、この LED は
オフになります。
v アテンション (こはく色の LED) - メディアの一部がドライブと非互換、損傷、限界
に近い、または無効であることを示す障害が存在すると点灯します。無効なカートリ
ッジがすべてライブラリーからエクスポートされると、この LED は消えます。 こ
はく色の LED は、電源機構または電源機構ファンで障害が起こっている場合、ある
いはドライブ・スレッドが損傷している、欠落している、または別のドライブ・タイ
プで置き換えられている場合にも点灯します。
v エラー (こはく色の LED) - ライブラリーまたはドライブにリカバリー不能な障害が
発生すると点灯します。 これが点灯すると同時に、オペレーター制御パネル・ディ
スプレイにメッセージが表示されます。
2 Dell PowerVault TL2000 テープ・ライブラリーおよび TL4000 テープ・ライブラリー: ユーザーズ・ガイド
表 2. 2U ライブラリーおよび 4U ライブラリーのフロント・パネルの説明 (続き)
番号 品目 説明
▌ 3 ▐ カートリッジ・
マガジン
v 2U ライブラリーには、 2 つのカートリッジ・マガジンがあります。
– 左のマガジンは、最大で 12 個のカートリッジ (または 11 個のデータ・カート
リッジとオプションの 1 スロット I/O ステーション) を収容することができま
す。
– 右のマガジンは、最大で 12 個のカートリッジを収容することができます。
v 4U ライブラリーには、 4 つのカートリッジ・マガジンがあります。
– 左上のマガジンは、最大で 12 個のカートリッジを収容することができます。
– 左下のマガジンは、最大で 12 個のカートリッジ (または 9 個のデータ・カート
リッジとオプションの 3 スロット I/O ステーション) を収容することができま
す。
– 右上のマガジンは、最大で 12 個のカートリッジを収容することができます。
– 右下のマガジンは、最大で 12 個のカートリッジを収容することができます。
▌ 4 ▐ 換気口 これらの通気孔から、冷気をライブラリー・エンクロージャー内に取り込み、暖められ
た空気を排出します。これで、ライブラリーは正常な作動温度に保たれます。
▌ 5 ▐ 制御キー
v UP (∧ ) - 左上のボタンは、メニュー項目を上方にスクロールするために使用しま
す。
v DOWN (∨ ) - 左下のボタンは、メニュー項目を下方にスクロールするために使用し
ます。
v CANCEL (X) - 右上のボタンは、ユーザー処置を取り消し、直前のメニュー画面に
戻るときに使用します。
v SELECT (') - 右下のボタンは、サブメニューを表示するとき、あるいはアクセサー
操作を強制するときに使用します。
▌ 7 ▐ オペレーター制
このコンポーネントは、128 X 64 モノクローム・グラフィック・ディスプレイです。
御パネル・ディ
スプレイ
▌ 8 ▐ 入出力装置 入出庫 (I/O) ステーションは、ライブラリーでカートリッジをインポートまたはエクス
ポートするときに使用します。
v 2U ライブラリーにはオプションの 1 スロット I/O ステーションがあります。
v 4U ライブラリーにはオプションの 3 スロット I/O ステーションがあります。
製品説明 3
背面パネル
1
3
4
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図 3. ハーフハイト・ファイバー・チャネル・ドライブの背面パネル (ドライブ・スレッドのみ)
図 4. フルハイト・ファイバー・チャネル・ドライブおよびハーフハイト SAS ドライブを搭載した 4U ライブラリー
の背面パネル:
図 5. フルハイト・デュアル・ポート SAS ドライブを搭載した 2U ライブラリーの背面パネル
4 Dell PowerVault TL2000 テープ・ライブラリーおよび TL4000 テープ・ライブラリー: ユーザーズ・ガイド
表 3. 2U ライブラリーおよび 4U ライブラリーの背面パネルの説明
番号 品目 説明
▌ 1 ▐ 電源コネクター 両方のライブラリーはともに、 110/220 ボルトの AC 電源接続が必要です。
v 2U ライブラリーには電源機構が 1 つあります。
v 4U ライブラリーには電源機構が最低 1 つありますが、予備電源を付け加えるこ
とも可能です。
▌ 2 ▐ ホスト・インターフ
ェース・コネクター
ライブラリーのドライブ・スレッドには、以下のホスト・インターフェース・コネ
クターのいずれか 1 つ以上があります。
v ファイバー・チャネル・コネクター
v SFF-8088 mini-SAS コネクター
▌ 3 ▐ テープ・ドライブ・
スレッド
このライブラリーは、Ultrium 3 から Ultrium 7 までのフルハイト・テープ・ドラ
イブおよび Ultrium 8 ハーフハイト・テープ・ドライブをサポートします。ライブ
ラリー内の磁気テープ・ドライブは、ドライブ・スレッドと呼ばれるコンテナーの
中にパックされています。 ドライブ・スレッドはホットプラグ可能なお客様交換可
能ユニット (CRU) であり、取り外しと再取り付け作業を簡単に行えるように設計
されています。
▌ 4 ▐ 配送用ロックとラベ
ルの保管場所
配送時にアクセサーを固定する配送用ロックと関連ラベルは、将来の使用に備えて
ライブラリーの背面パネルに保管します。 44 ページの『配送用ロックの取り外し
と保管』を参照してください。
注 : アクセサーを正常に機能させるために、配送用ロックは、ライブラリーのパワ
ーオンを行うまえに取り外す必要があります。
▌5 ▐ USB ポート USB デバイス上のライブラリー構成情報の保存 /復元に使用します。
▌6 ▐ ライブラリー制御ボ
ライブラリー制御ボードの状況を表示する LED 。
ード (LCC) LED
LED 明滅 (1 秒に 1 回の明滅) - 通常の動作
▌ 7 ▐ シリアル・ポート このポートは、 RJ-11 コネクターを使用する、ライブラリーとのシリアル通信に使
用します。 サービス技術員が使用します。
▌ 8 ▐ イーサネット・ポートこのポートは、ライブラリーのネットワークへの接続に使用します。
LED
v 10/100 Link
– 説明 : 緑色 : リンク保全性
– 明滅 : ネットワーク同期化 /ネゴシエーション
– 点灯 (オン) : 良好な接続
– オフ : NIC とハブの間に接続なし
v Activity
– 説明 : オレンジ色 : ポート・トラフィック標識
– 明滅 : ネットワーク・トラフィックが存在
– 点灯 (オン) : 大量のネットワーク・トラフィック
– オフ : トラフィックなし
▌9 ▐ テープ・ドライブ
LED
▌ 10 ▐ サービス・タグ/ シ
リアル番号
この LED は、ドライブの現行状況を示します。 LED が緑色のときは、正常なド
ライブ・アクティビティーを示します。
プル・アウト・ラベルのサービス・タグおよびシリアル番号が、ライブラリーと保
証をリンクします。
▌ 11 ▐ ファン通気孔 これらの通気孔から、電源機構および磁気テープ・ドライブ・スレッド内の空気を
排出します。
製品説明 5
バーコード・リーダー
バーコード・リーダーは、ライブラリーのアクセサーに不可欠な部分です。 バーコード・リーダーは、カ
ートリッジのバーコード・ラベルを読み取って、ホスト・アプリケーション、オペレーター制御パネル・デ
ィスプレイ、および Web ユーザー・インターフェースにインベントリーのフィードバック情報を提供し
ます。 このライブラリーは、カスタマイズされたインベントリー・データをメモリーに保管します。
ライブラリー・ファームウェアは、テープ・カートリッジのバーコード・ラベルにある 6 文字または 8 文
字のボリューム通し番号 (VOLSER) をサポートします。 バーコードの選択は、ライブラリー・コードが
4.50 以上のライブラリーについて使用できます。
暗号化
LTO Ultrium 4 以上のテープ・ドライブは、SAS およびファイバー・チャネル・ドライブでのみ、T10
暗号化方式を使用してアプリケーション管理の暗号化 (AME) 、およびライブラリー管理の暗号化 (LME) 、
をサポートします。データ暗号化は、LTO Ultrium 4 以降のデータ・カートリッジでのみサポートされま
す。また、暗号化は、ライブラリー・ファームウェア・バージョン 5.80 以上、およびドライブ・ファーム
ウェア・バージョン 77BE (LTO 4 の場合) 以上のドライブ・コード・レベルでもサポートされます。
暗号化対応ドライブには、ホスト・テープ・アプリケーション・データの暗号化と復号に必要なハードウェ
アとファームウェアが入っています。 暗号化ポリシーおよび暗号鍵は、ホスト・アプリケーションまたは
ホスト・サーバーによって提供されます。 ドライブのデジタル証明書は製造時にインストールされます。
各ドライブは固有のシリアル番号および証明書を付与されます。 T10 アプリケーションは、ドライブのデ
ジタル証明書を検査することによって各ドライブ・インスタンスの妥当性検査を行うことができます。
注意:
ライセンス・キーのインストール、または構成変更の前に、このライブラリーをいずれのユー
ザーからもオフラインにし、すべてのメディアをドライブから取り外しておく必要がありま
す。 ライブラリーをオフラインにする手順およびメディアをドライブから排出する手順につい
ては、 23 ページの『電源オン/ オフ』および 213 ページの『マガジン・スロットからのカー
トリッジの取り出し』を参照してください。
鍵管理サーバー障害により起こりうるデータ損失を防止するために、Dell では、1 次および 2 次鍵管理サ
ーバーのご使用を推奨しています。この構成では、1 次鍵管理サーバーがダウンするか、または使用不可に
なった場合に冗長性が得られます。ご使用のライブラリーに合わせた 1 次および 2 次鍵管理サーバーの構
成については、IBM SKLM Knowledge Center をオンライン (http://www-01.ibm.com/support/
knowledgecenter/SSWPVP/welcome?lang=en) で参照してください。
バックアップ・ジョブが鍵管理サーバー障害が原因で失敗した場合、テープ・バックアップ・ソフトウェ
ア・アプリケーションで設定されたタイムアウトの有効期限内に鍵管理サーバーへの接続が復元されれば、
ジョブは回復します。
PowerVault TL2000 または TL4000 におけるライブラリー管理の暗号化の使用可能化は、6 ステップの処
理です。
1. ライブラリーおよびドライブのファームウェアを最新のバージョンに更新します。 ファームウェア
は、www.Dell.com/support から入手できます。
6 Dell PowerVault TL2000 テープ・ライブラリーおよび TL4000 テープ・ライブラリー: ユーザーズ・ガイド