Dell PowerVault RD1000 User Manual [ja]

Dell™ PowerVault™ RD1000
ユーザーズガイド
メモ:コンピュータシステムを有効に利用するための、重要な情報を示しています。
注意:指示に従わない場合の、ハードウェア損傷やデータ損失の可能性を説明しています。
著作権 © 2015 Dell Inc. 版権所有。この製品は米国および国際著作権・知的財産法によって保護されています。Dell™ および Del l のロゴは、米国および他の国々で Dell Inc. の商標となっています。本書で引用される他の商標や名称は、その商標や名称を所 有する企業に所属します。
2015-03 Rev. A00
目次
はじめに クイックスタートインストレーション ドライブを使って リムーバブルディスクユーティリティを使って トラブルシューティング 仕様 法令順守 付録: Linuxオペレーティングシステムを使って
本書に記載されている情報は、通告なしに変更されることがあります。
輸出規制
この製品をご使用いただく顧客の皆様には、テクノロジーやソフトウェアを含むこれらの製品が、米国関税および輸出規制法の支配下にあり、ま た、製品が製造された国および/または製品を受け取る国の関税および輸出規制法の影響を受けることもあることを承認していただきます。顧客 の皆様は、そのような法律や規制に同意するものとします。さらに、米国法によって、そのような製品は、核兵器、核物質、核施設、ミサイル、ミサ イルプロジェクトのサポート、生物化学兵器の設計、開発、生産または使用などを制限なく含む、大量破壊兵器に関連する活動に加わっているエ ンドユーザーに対して、販売、リース、その他の方法による譲渡、あるいはそのようなエンドユーザーによる使用が禁止されています。
初版リリース:20153
はじめに
3.5インチ内臓SATAドライブ
5.25インチ内臓SATAドライブ
外付型USBドライブ
概要
Dell PowerVault RD1000 は、堅牢なリムーバブルハードディスクドライブシステムです。バックアップアプリケーション互換性と高速データ転送能 力を備え、優れた携帯性とデータ信頼を持っています。RD1000は、内臓SATAデバイス (図 1参照) または外付型USBデバイス (図 2参照)の2種 類があります。
1.RD1000内臓ドライブ
2.RD1000外付型ドライブ
容量および転送速度
特性
ストレージ容量は、各カートリッジの容量により異なる
転送速度
システム構成により異なる (下記参照)
構成
理論上転送速度
最大バースト転送速度
標準転送速度
RD1000 USB 2.0 USB 2.0 ホスト USB 2.0 ケーブル
480 Mbps (60 MB/s)
35 MB/s
25 MB/s
RD1000 USB 3.0 USB 2.0 ホスト USB 3.0 ケーブル
480 Mbps (60 MB/s)
35 MB/s
30 MB/s
RD1000 USB 3.0 USB 3.0 ホスト USB 3.0 ケーブル
5 Mbps (625 MB/s)
230 MB/s
80 MB/s
SATA
1.5 Mbps (187.5 MB/s)
45 MB/s
35 MB/s
平均アクセス時間 (msec)
15
機能
リムーバブルディスクドライブ
論理ブロックサイズ
512 バイト
サポートしているファイルシステム
ext2ext3FAT32、およびNTFS*
RD1000データストレージシステムの容量と転送速度は、挿入されたRD1000メディアによって異なります。容量と転送速度は、RD1000カートリッジ
タイプによっても異なります。次の表は、平均転送速度です。
1.RD1000仕様
*NTFSはカートリッジのディフォルトシステムです。Linuxを使っている場合は、お使いのシステムについてきたカートリッジを再フォーマットして、 Linuxベースのオペレーティングシステムと互換性のあるファイルシステムをサポートできるようにする必要があります (付録の「RD1000カートリッ
ジファイルシステム考察」参照)。
サポートしているメディア
RD1000ハードドライブシステムは、Dell RD1000カートリッジをすべてサポートしています。RD1000カートリッジは、ストレージ要件を満たすように、 様々な容量構成のものを用意いたしました。
オペレーティングシステム要件
RD1000ハードドライブシステムは、次のオペレーティングシステムでサポートされています:
Windows 2003 サービスパック 1 またはそれ以降 Windows 2008 R2 サービスパック 1 またはそれ以降 Windows 7 Windows 8 / 8.1 Windows サーバー 2012 / 2012 R2 Linux (詳細は Linux互換性」 セクションを参照)
ソフトウェア
バックアップソフトウェア
RD1000デバイスは、リムーバブルディスクメディアをサポートする業界のバックアップアプリケーションに使用できます。データバックアップの方法 は、お使いのバックアップソフトウェアのマニュアルを参照してください。
Windowsソフトウェア
RD1000ユーティリティは、RD1000ユニットで使用する必須のWindows® ソフトウェアを提供しています。RD1000ユーティリティソフトウェアは、www. Dell.com/supportからダウンロードできます。WindowsRD1000ユーティリティソフトウェアは次をインストールします:
ベーシックな診断テスト能力を提供するリムーバブルディスクユーティリティWindowsオペレーティングシステムで、イジェクトボタンの正しい作動を可能にするアプリケーションアップデート Windowsオペレーティングシステムで、ユーザーモード時に右クリックイジェクトを可能にするアプリケーション パフォーマンスを向上させる目的で、SATA接続を自動的にDMAモードに設定するアプリケーション
このようなアプリケーションの詳細は、「Windows用ユニットソフトウェアのインストール」および「リムーバブルディスクユーティリティを使って」のセ クションをご覧ください。
Linuxソフトウェア
Linuxオペレーティングシステム用に特別なソフトウェアは必要ありません。LinuxRD1000を使用する際の詳細に関しては、付録「Linuxオペレー
ティングシステムを使って」をご覧ください。
インジケータの状態
意味
説明
オフ
電力が供給されていな い/低電力モード
ユニットが低電力モード(下記参照)、またはユニットに電力が供給されていない 緑色に点灯
作動可能
電源が入っていて、RD1000ユニットが正しく作動している
緑色に点滅
イジェクトしている
ユニットがカートリッジをイジェクトしている
オレンジ色に点灯
故障
RD1000ユニットが故障状態を検出した。詳細については、診断アプリケーションを実行する (リムーバブルディスクユーティリティを使って」のセクション参照)
オレンジ色に点滅
阻止
ホストコンピュータがメディアにアクセスしようとし、ユーザがイジェクトボタンを押した。ユニ ットは数秒間オレンジ色に点滅し、緑色の点灯に戻る。ホストのアクセスが完了し次第、ユ ニットはカートリッジをイジェクトする。
前面パネルの機能
RD1000ユニット前面の機能とインジケータは次の通りです:
1. カートリッジインジケータ(カートリッジ上)
2. 緊急イジェクトホール
3. イジェクトボタン/電源インジケータ
3. 前面パネルの機能
2.電源インジケータ
イジェクトボタンは、電源インジケータを兼ねています。表2は、このインジケータの状態を説明しています:
3.カートリッジインジケータ
インジケータの状態
意味
説明
オフ
作動可能になっ ていない
カートリッジが正しく挿入されていない、ユニットが低電力モードになっている、または電力が供給されて いない
緑色に点灯
作動可能
カートリッジの作動可能
緑色に点滅
アクティビティ
読み込み、書き込み、検索中
オレンジ色に点灯
故障
RD1000ユニットがカートリッジの故障状態を検出した。詳細については、診断アプリケーションを実行す る (「リムーバブルディスクユーティリティを使って」のセクションを参照)。
カートリッジインジケータは、カートリッジの現在の状態を表示します。表3は、このインジケータの状態を説明しています:
低電力モード [RD1000 USB 3.0外付型のみ]
USB ケーブルがUSB 3.0外付型ドックから外れている、またはドックが接続されているシステムがオフになっているかスタンバイモードに
なっている場合、ドックは低電力モードになりドックの電源インジケータがオフになります。
低電力モード時にメディアが挿入されると、カートリッジインジケータもオフになります。低電力モード時にカートリッジをドックからイジェクトするには、イジェクトボタンを10秒ほど押し続けてください。カートリッジがイジェクトさ
れ、ドックは低電力モードに戻ります。
USBケーブルをコンピュータに接続すると、ドックは正常操作に戻ります。
クイックスタートインストレーション
注意: このセクションの手順を実行する前に、お使いの製品の製品情報ガイドにある安全のしおりをよく読んで、その指示に従って ください。
メモ:お使いのコンピュータは、必ずアース付コンセントに差し込んでください。
Dellインストール済みPowerVault RD1000内臓ドライブ
Dellは、システムの一部分として出荷されるRD1000内臓ドライブをインストールいたします。Windows® を使っている場合は、RD1000ユーザーズ
ガイドおよびユーティリティDVDに入っているソフトウェアをインストールする必要がありますが、これには、RD1000ユニットに必要な必須Windows ソフトウェアが含まれています。そのインストレーションの方法は、下記の「Windows用ユニットソフトウェアのインストール」セクションをご覧くださ い。Linuxオペレーティングシステムを使っている場合は、付録の「Linuxオペレーティングシステムを使って」をご覧ください。
ソフトウェアの再インストールが必要な場合に備えて、システムについてきたソフトウェアDVD/ディスケットは、安全な場所に保管してください。ソ フトウェアを紛失した場合は、www.Dell.com/supportからダウンロードできます。
ユーザーインストールPowerVault RD1000内臓ドライブ (カスタマーキット)
このセクションでは、Dellインストール済みでない場合の、PowerVault RD1000内臓ドライブのインストール方法を説明しています。
インストールを始める前に
RD1000は、ご注文の構成によって、標準3.5インチまたは5.25インチのハーフハイトドライブベイにインストールできる状態で出荷されます。
お使いのコンピュータによって異なりますが、コンピュータのカバーを外してドライブをインストールするのに、マイナスドライバーまたはプラスドラ イバーが必要になることがあります。
静電気障害に関する重要情報
コンピュータやドライブを静電気障害 (ESD) から守るために、次のガイドラインに従ってください:
コンピュータを開ける前またはRD1000ユニットを静電気防止バッグから取り出す前に、アースされているコンピュータの金属フレームな
どに触れることによって、静電気を除去してください。最善の保護方法として、静電気防止用ストラップの使用をお勧めします。
RD1000デバイスまたはお使いのコンピュータのプリント基盤や電子チップには触れないでください。 RD1000ユニットをインストールする前に、コンピュータと周辺機器をオフにしてください。
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