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Dell MD Storage Array VMware vStorage APIs
For Storage Awareness (VASA) Provider(クラ
イアント)
ユーザーズガイド
規制モデル: E16S Series
規制タイプ: E16S001
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メモ、注意、警告
メモ: メモでは、コンピュータを使いやすくするための重要な情報を説明しています。
注意: 注意では、ハードウェアの損傷やデータの損失の可能性を示し、その問題を回避するための方法
を説明しています。
警告: 警告では、物的損害、けが、または死亡の原因となる可能性があることを示しています。
著作権 © 2015 Dell Inc. 無断転載を禁じます。この製品は、米国および国際著作権法、ならびに米国および国際知的財産
法で保護されています。Dell™、および Dell のロゴは、米国および / またはその他管轄区域における Dell Inc. の商標です。
本書で使用されているその他すべての商標および名称は、各社の商標である場合があります。
2015 - 09
Rev. A00
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目次
1 概要.......................................................................................................................... 4
VASA ストレージの機能.........................................................................................................................5
プロファイル駆動型およびポリシーベースのストレージ.................................................................... 6
ストレージのサービスレベル契約................................................................................................... 7
Storage Distributed Resource Scheduler..............................................................................................7
VASA セッション通信.............................................................................................................................7
2 VASA Provider のインストール............................................................................8
インストールする前に........................................................................................................................... 8
対応オペレーティングシステムとプラットフォーム......................................................................8
必要な VMware アプリケーションプラットフォーム.....................................................................8
対応する MD-Series ストレージアレイ...........................................................................................8
必要な RAID コントローラモジュールのファームウェア............................................................... 9
VASA Provider のダウンロード..............................................................................................................9
VASA Provider のインストール..............................................................................................................9
VASA Provider のアンインストール...................................................................................................... 9
3 VASA Provider の使用......................................................................................... 10
ストレージアレイを VASA 管理下に置く.............................................................................................11
VASA コントロールへのストレージアレイの追加......................................................................... 11
vSphere Client での VASA Provider の登録................................................................................... 12
VASA 登録の確認............................................................................................................................ 15
ストレージプロファイルでの作業....................................................................................................... 15
既存の仮想マシンへの VM ストレージプロファイルの割り当て.................................................. 17
ストレージプロファイルコンプライアンスのチェック................................................................ 19
ストレージアレイのイベントおよびアラート.................................................................................... 20
トラブルシューティングのヒント...................................................................................................... 20
トラブルシューティングのログ.....................................................................................................21
設定リセット.................................................................................................................................. 21
4 困ったときは........................................................................................................ 22
マニュアルマトリックス..................................................................................................................... 22
Dell マニュアル..............................................................................................................................22
VMware マニュアル.......................................................................................................................22
デルへのお問い合わせ.........................................................................................................................22
システムサービスタグの位置..............................................................................................................23
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概要
VMware vStorage APIs for Storage Awareness(VASA)は、Dell PowerVault MD Series iSCSI および Fibre
Channel
す。VASA は vSphere vCenter による MD ストレージアレイの機能、および対応するデータストアの認識を
可能にし、これによってストレージ管理者による仮想化およびメンテナンスポリシーの設定がさらに容易に
なります。
VASA Provider を MD ストレージアレイで使用することで、vCenter ベースのストレージ管理者は、次を行
うことができます。
• MD 接続の拡張ストレージに関する情報の確認
• 仮想マシン(VM)配置の際に適切なディスクを選択するために役立つ、接続されたデータストアの静的
• MD ストレージアレイからのアラートおよびイベント通知の受信
次の図は、高レベルの VASA Provider アーキテクチャ、および VASA がどのように vCenter 管理環境と統合
されるかを示します。
ストレージアレイをサポートするアプリケーションプログラムインタフェース(API)のセットで
機能の検出および特徴付け
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図 1. vCenter ストレージ管理アーキテクチャ内の VASA
VASA ストレージの機能
vSphere で使用できるストレージプロビジョニング操作は、VASA が定義済みの機能に基づいて、ストレージ
アレイの物理的コンポーネントが仮想マシンのニーズを満たすことができるかどうかを監視することを可能
にします。使用可能な機能とそれらの一般的なパフォーマンス範囲は、表
表 1. 使用可能な VASA ストレージ機能
ストレージ機能 一般用途 / パフォーマンス範囲
1 にリストされています。
SSD
SSD - シン
ストレージタイプ ソリッドステートドライブ(SSD)またはハードドライブが
含まれている仮想ディスク
パフォーマンスレベル最高レベル
ストレージタイプ ソリッドステート物理ディスクを含むシンプロビジョニン
グされた仮想ディスク
パフォーマンスレベル最高レベル
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ストレージ機能 一般用途 / パフォーマンス範囲
10K/15K ドライブ
10K/15K ドライブ -
シン
NLSAS ドライブ
NLSAS ドライブ - シ
ン
レプリケート済み
SSD
ストレージタイプ 高機能物理ディスクを含む仮想ディスク
パフォーマンスレベル高レベル(ほとんどの標準環境で使用)
ストレージタイプ 高機能物理ディスクを含むシンプロビジョニングされた仮
想ディスク
パフォーマンスレベル高レベル(ほとんどの標準環境で使用)
ストレージタイプ ニアライン SAS(NL-SAS)物理ディスク(10K RPM 以下)
を含む仮想ディスク
パフォーマンスレベル中レベル。バルクストレージ要件に適しています。
ストレージタイプ ニアライン SAS(NL-SAS)物理ディスク(10 K RPM 以下)
を含むシンプロビジョンされた仮想ディスク
パフォーマンスレベル中レベル。バルクストレージ要件に適しています。
ストレージタイプ SSD を含む仮想ディスク。
パフォーマンスレベルレプリケート済み仮想ディスク用には最高レベル
レプリケート済み
10K/15K ドライブ
レプリケート済み
NLSAS ドライブ
これらの機能の vSphere への割り当てについては、「VASA Provider の使用」を参照してください。
ストレージタイプ 高機能物理ディスクを含む仮想ディスク
パフォーマンスレベル高レベル(ほとんどの標準レプリケート済み環境で使用)
ストレージタイプ ニアライン SAS(NL-SAS)物理ディスク(10K RPM 以下)
を含むレプリケート済み仮想ディスク
パフォーマンスレベル中レベル。バルクストレージ要件に適しています。
プロファイル駆動型およびポリシーベースのストレージ
VASA Provider は、仮想ディスクをパフォーマンスによってカテゴリ化し、パフォーマンスを vCenter に報
告することによってプロファイル駆動型のストレージ管理をサポートします。この情報は、特定のアプリケ
ーションパフォーマンスの要件に基づいてプロファイルを作成するために使用できます。このようなアプロ
ーチには、次の利点があります。
• アプリケーションの高速かつインテリジェントなプロビジョニング
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• 使用可能なストレージに一致するアプリケーションのサービスレベル
使用可能なストレージプールの情報
•
vSphere のポリシーベースのストレージ管理は、データストアの配置判断を自動化することによって仮想マ
シン(VM)のより高度なプロビジョニングを可能にします。
ストレージのサービスレベル契約
VASA Provider の使用により、各 LUN のためにストレージ機能のスプレッドシートを維持する必要がなくな
ります。その代わりに、VM によって必要とされるあらゆるサービスレベル契約(SLA)に対して最適なリソ
ースを提供することができます。
VASA Provider では、可用性、セキュリティ、およびパフォーマンスに基いてストレージアレイ SLA プロパ
ティを検索および監視することができます。これにより、ストレージの VM の SLA を施行し、各仮想マシン
に対してエンドツーエンドのストレージ SLA 保証を作成するために VASA を使用することができます。
Storage Distributed Resource Scheduler
VASA Provider は、同等機能を持つデータストアのグループで Storage Distributed Resource Scheduler
(SDRS)を動作させることにより、VMware の Distributed Resource Scheduler(DRS)機能をデータストレ
ージに拡張します。VASA Provider を使用することにより、SDRS はストレージアレイが SDRS 移行をサポー
トできるかどうかに加え、移行が推奨されるかどうかも判定することができます。
VASA セッション通信
vCenter Server と VASA Provider 間のすべての通信は、Secure Sockets Layer(SSL)証明書を介して行われ
ます。VASA Provider は自己署名証明書または認証局(CA)が発行する証明書を使用することができます。
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VASA Provider のインストール
本項では、VASA Provider の前提条件およびインストール手順を説明します。
インストールする前に
VASA Provider をインストールする前に、本項に記載されている情報を確認してください。
対応オペレーティングシステムとプラットフォーム
VASA Provider は特定のオペレーティングシステムおよびアプリケーションプラットフォームの要件に依存
します。VASA のインストールおよび設定を行う前に、お使いの環境が本項で説明する要件を満たしている
ことを確認してください。
メモ:
• VASA Provider は、vCenter Server プラットフォームとは別の Windows ホストサーバーにインスト
ールします。
• サポートされるオペレーティングシステムの詳細に関しては、MD Storage Array support matrix
(
MD
ストレージアレイサポートマトリックス)
を参照してください。
必要な VMware アプリケーションプラットフォーム
VASA Provider をインストールする前に、次の VMware アプリケーションのプラットフォームをインストー
ルして設定してください。
• VMware vSphere Client
• VMware vCenter Server(VASA Provider とは別にインストール)
メモ: サポートされる VMware プラットフォームについての情報は、www.dell.com/support/home で
入手できる『
VMware プラットフォーム のインストールおよび設定については、 https://www.vmware.com/support/
pubs/ を参照してください。 お使いの VMware 環境の設定方法の詳細については、https://
www.vmware.com/support/pubs/
(VMware Fibre Channel SAN 設定ガイド)を参照してください。
Support Matrix』(サポートマトリックス)を参照してください。
で入手できる『VMware Fibre Channel SAN Configuration Guide』
対応する MD-Series ストレージアレイ
サポートされる MD ストレージアレイとコントローラのファームウェアバージョンの詳細については、
www.dell.com/support/home にある『Support Matrix』(サポートマトリックス)を参照してください。
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必要な RAID コントローラモジュールのファームウェア
VMware バージョンについての情報は、www.dell.com/support/home から入手できる『Support Matrix』
(サポートマトリックス)を参照してください。
VASA Provider のダウンロード
VASA Provider は自己解凍、自己インストール型のファイルで、www.dell.com/support/home の Drivers
and Download(ドライバおよびダウンロード) ページから使用することができます。
VASA Provider をダウンロードするには、次の手順を実行します。
1. Dell.com/support/home にアクセスして、Drivers and Download(ドライバおよびダウンロード) リ
ンクをクリックします。
2. お使いの MD Series ストレージアレイのモデルを選択し、Select Model(モデルの選択) → Servers,
Storage, Networking(サーバ、ストレージ、ネットワーキング) → PowerVault Storage(PowerVault
ストレージ)とクリックします。
3. お使いのモデルを選択して Confirm(確定)をクリックし、利用可能なダウンロードを表示します。
4. VASA Provider download(VASA Provider のダウンロード)リンクを選択して、ホストサーバーに実行
可能ファイルをダウンロードします。
VASA Provider のインストール
1. VASA installation(VASA インストール)ウィザードを開きます。
2. ライセンス契約に同意して、インストールのプロンプトに従います。
32 ビット Windows OS のデフォルトのインストールパスは、C:\Program Files\Dell\Modular Disk
Storage VASA Provider
です。
64 ビットの Windows OS のデフォルトのインストールパスは、C:\Program Files (x86)\Dell\Modular
Disk Storage VASA Provider です。
3. インストールが完了したら、VASA Provider がプログラム一覧に表示されたことを確認します。
VASA Provider のアンインストール
VASA Provider は、次の 2 つのいずれかの方法でアンインストールできます。
• Windows の プログラムの追加と削除 オプションを使用
• C:\Program Files (x86)\Dell\Modular Disk Storage VASA Provider\Uninstall_ Modular Disk Storage
VASA Provider にある VASA Provider のアンインストーラを使用
VASA Provider のアンインストール後に、すべてのアプリケーションファイルおよびフォルダが削除され
ていることを確認します。
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VASA Provider の使用
VASA Provider のインストール後、お使いの環境で使用するために VASA Provider を設定します。
1. インストールディレクトリから、VASAPConfigUI.exe ファイルをダブルクリックします。
アプリケーションサーバーが起動し、Configuration Manager 画面が表示されます。
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図 2. VASA Provider Configuration Manager ウィンドウ
2. Configuration Manager ページで、ユーザー ID、パスワードなどのデータを入力し、ホストサーバーの
ポート設定を選択します。
メモ: デフォルトの管理者ユーザーパスワードは password です。キーストア / トラストストアの
ファイル名とパスワードを含む
一致しない場合は赤いテキストフィールドの背景で表示されます。
3. 自己署名証明書を使用して VASA と vSphere 間のセキュリティを設定するには、自己署名証明書の生成
をクリックします。
メモ: このオプションを使用するには、現在のサイトに設定されているセキュリティ要件を十分に
理解している必要があります。このオプションを使用する前にサイトの IT 管理者に相談してくだ
さい。
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SSL 設定を入力します。パスワードは動的に検証され、既存の値と
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4. サービスの開始 をクリックして、VASA Provider を開始します。
メモ: パスワードを変更するときは、パスワードを有効にするために、常に VASA サービスを停止
して再起動する必要があります。Configuration Manager ウィンドウにある Stop Service(サー
ビスの停止)と Start Service(サービスの開始)オプションを使用してください。
5. 次の項で VASA Provider を vSphere Client に登録するときは、VASA がインストールされているサーバ
ーの URL が必要です。クリップボードにサーバー URL をコピーしてテキストファイルにペーストする
には、Copy Provider URL to Clipboard(プロバイダ URL をクリップボードにコピー)をクリックしま
す。
ストレージアレイを VASA 管理下に置く
お使いの MD ストレージアレイを管理するために VASA Provider 機能を使用する前に、以下の作業を行いま
す。
1. ストレージアレイを VASA のコントロールに追加する(VASA の Array Manager を使用)。
2. VASA Provider をお使いの vSphere Client に登録する。
VASA コントロールへのストレージアレイの追加
1. VASA Configuration Manager で、Launch Array Manager(Array Manager の起動)をクリックしま
す。Array Manager は、URL: http://<host_address>:8080/arraytree から開始することもできます。
メモ: 静的 IP アドレスを使用している場合、<host_address> のかわりに標準 IP アドレスを使用し
ます。DHCP を使用している場合は、<host_address> のかわりに DNS 名を使用します。
図 3. Array Manager ウィンドウ
2. Array Manager ウィンドウで、Commands(コマンド)セクションの Add Array(アレイの追加)をク
リックします。
メモ: vSphere は Discover Arrays(アレイの検出)オプションをサポートし、ユーザー提供の RAID
コントローラモジュール IP アドレスの範囲に基づいて、自動的にアレイ検出を実行します。アレ
イの指定は、
合)のいずれの方法でも可能です。
Add Array(アレイの追加)または Discover Arrays(アレイの検出)(利用可能な場
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3. Add Folder(フォルダを追加)をクリックして、追加するストレージアレイを含む個別のフォルダを作
成します。
4. Add Storage Device(ストレージデバイスの追加)ウィンドウで、VASA に追加するストレージアレイ
RAID コントローラモジュールの IP アドレスを入力します。
内の
5. 必要な場合、RAID コントローラモジュールのパスワードを入力します。
6. さらにストレージアレイを追加するには、手順 2~5 を繰り返します。
7. Array Manager ウィンドウを閉じます。
vSphere Client での VASA Provider の登録
1. vSphere Client を起動して、vCenter Server に接続します。
図
4. vSphere Client ログイン画面
2. vSphere Client ウィンドウの Storage Providers(ストレージプロバイダ)、の順にクリックします。
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図 5. vSphere Client ホーム画面
3. Vendor(ベンダー) Providers(ロバイダ) ウィンドウで、をクリックします。
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図 6. vSphere のベンダープロバイダの追加メニュー
4. Add Vendor Provider(ベンダープロバイダの追加)、ウィンドウで、以前インストールした VASA
Provider が含まれているサーバーへの名前、URL、およびログイン資格情報を入力します。
作業を開始する前に:
URL フィールドに、VASA Configuration Manager で Copy Provider URL to Clipboard(クリップボー
ドにプロバイダ URL をコピー) をクリックした時にコピーした URL をペーストします。Add Vendor
Provider(
ベンダープロバイダの追加)ウィンドウの URL が次の要件を満たしていることを確認してく
ださい。
• ポート番号の後に /vasa/services/vasaService が付加されている(例えば、VASA Provider のあるサ
ーバーの場所が https://kswa-vasa3-prov:8443 の場合、URL フィールドの値は、https://kswa-
vasa3-prov:8443/vasa/services/vasaService
となる必要があります。ここで、https は SSL の接続を
指定し、8443 は VASA Provider のデフォルトポート番号です)。
• Configuration Manager ウィンドウでデフォルトとは異なるポート番号を指定した場合は、有効な
ポート番号を使用してください。
ログインおよびパスワードを入力するときは、VASA Configuration Manager ウィンドウで使用したも
のと一致するようにします。
5. ベンダー署名済みセキュリティ証明書が必要な場合、Use Vendor Provider Certificate(ベンダープロ
バイダの証明書を使用する)のチェックボックスを選択して証明書の場所を入力します。必要でない場
合は、このチェックボックスを空にしておきます。
6. 完了したら、OK をクリックして VASA Provider を vCenter Server に登録します。
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VASA 登録の確認
VASA Provider の正常な登録後、管理対象ストレージアレイが Vendor(ベンダー) Provider Details(プロ
バイダの詳細
図 7. vSphere Client VASA Provider ウィンドウ
)ウィンドウに表示されます。
ストレージプロファイルでの作業
ストレージ機能を認識および報告するには、プロファイルを作成し、該当するシステム定義の機能にあるチ
ェックボックスを使用して、このプロファイルに機能を割り当てる必要があります。この変更により、シス
テム定義の機能がデータストアに関連付けられ、正しく表示されるようになります。
VASA Provider を使用して、ユーザーが選択した基準に基づくデータストアを使用するストレージプロファ
イルを作成することができます。VM ストレージプロファイル を有効にするには、次の手順を実行します。
1. 、vSphere Client Home(vSphere Client ホーム)ウィンドウで、 VM Storage Profiles(VM ストレー
ジプロファイル)をクリックします。
2. Enable VM Storage Profiles(VM ストレージプロファイルの有効化)をクリックし、をクリックしま
す。
3. Commands(コマンド)下の Summary(サマリ)タブで、Create VM Storage Profile(VM ストレー
ジプロファイルの作成)、の順にクリックします。
4. Create New VM Storage Profile Properties(新規 VM ストレージプロファイルプロパティの作成)ウィ
ンドウで、新しいプロファイルのプロパティを入力して、Next(次へ)をクリックします。
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図 8. VM ストレージプロファイルの作成
5. Select Storage Capabilities(ストレージ機能の選択)ウィンドウで、プロファイルに関連付けたいスト
レージ機能を選択して Next(次へ)をクリックします。
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図 9. ストレージ機能の選択
6. サマリ情報を確認してから Finish(終了)をクリックします。
既存の仮想マシンへの VM ストレージプロファイルの割り当て
ストレージプロファイルの作成後、既存の仮想マシンにプロファイルを割り当てます。
1. vSphere Hosts and Clusters(vSphere ホストとクラスタ)のビューで、仮想マシン を選択します。
2. 仮想マシン を右クリックして、VM Storage Profile(VM ストレージプロファイル) → Manage Profiles
(プロファイルの管理)の順にクリックします。
3. Home VM Storage Profile(ホーム VM ストレージプロファイル)ドロップダウンメニューから、使用
する VM ストレージプロファイルを選択して Propagate to Disks(ディスクに伝播)をクリックします。
4. OK をクリックして変更を適用します。
5. VM Storage Profiles(VM ストレージプロファイル)ウィンドウの Summary(サマリ)タブで Refresh
(
更新)をクリックします。
Compliance Status(コンプライアンスステータス)に、割り当てられたプロファイルがステータスと
共に表示されます。
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図 10. VM ストレージプロファイルの作成
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図 11. vSphere ストレージプロファイルサマリ
ストレージプロファイルコンプライアンスのチェック
ストレージプロファイルを仮想マシンに割り当てた後、そのコンプライアンス状態を Host and Clusters(ホ
ストおよびクラスタ)ビューから仮想マシンを選択して Summary(サマリ)タブを選択することによって、
確認することができます。
詳細が表示されます。
VM Storage Profiles(VM ストレージプロファイル)の項に、コンプライアンス
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図 12. vSphere ストレージプロファイルサマリ
ストレージアレイのイベントおよびアラート
VASA Provider は、ストレージアレイのアラートを vCenter Server Event Monitor に伝達します。アラート
は、
2 つの個別のビューで表示されます。
• タスクビューのアラートタブ
• Sphere Client 下のアラームビュー
イベントは、の vSphere Client Home(vSphere Client ホーム)ビューにある Events(イベント)アイコ
ンをクリックし表示します。
図 13. トリガされたアラームビュー
トラブルシューティングのヒント
表 2 は、一般的な問題、および考えられる解決手順の一覧です。
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表 2. 問題と修正手順
問題 考えられる解決策
プロバイダのホストに接続できな
い
• ストレージプロバイダに使用されている URL が登録されているこ
とを確認します。
• 設定済みのポートがファイアウォールで許可されていることを確
認します(デフォルト値:8080 および 8443)。
• VASA Provider サービスがプロバイダのホストで開始されている
ことを確認します。
データストアの機能が表示されな
い
Array Manager にアクセスできな
い
イベントメッセージで説明の情報
が表示されない
• 有効なベンダー ID およびモデル ID が、vCenter Server の登録済
みのストレージプロバイダに対してリストされていることを確認
します。
• 監視されているストレージアレイがアレイマネージャに追加され
ていることを確認します。
• VASA Provider サービスがプロバイダホストで実行されているこ
とを確認します。
• Storage Array Manager の URL が正しいことを確認します。(デフ
ォルトのプロバイダホスト
arraytree/)
• ファイアウォール設定で設定済みポートが許可されていることを
確認します。
• VASA Provider サービスがプロバイダホストで実行されているこ
とを確認します。
これは VASA API との既知の問題で、今後のリリースで解決されます。
URL: http://localhost:8080/
トラブルシューティングのログ
さらにトラブルシューティングが必要な場合は、分析のため、Dell テクニカルサポートに作業ログディレク
トリを送信することが必要となる場合があります。ログディレクトリは
\Program Files(x86)\ Dell\Modular Disk Storage VASA Provider\working\logs(64 ビットの場合)および
C:\Program Files\ Dell\Modular Disk Storage VASA Provider\working\logs (32 ビットの場合)にあります。
VASA Provider のホスト、C:
設定リセット
VASA Provider 設定を初期設定にリセットするには、次の手順を実行してください 。
1. プロバイダのホストで Dell VASA provider アプリケーションのサーバーサービスを停止します。
2. C:\Program Files (x86)\ Dell\Modular Disk Storage VASA Provider\ 作業ディレクトリで、/db ディレク
トリを削除します。
3. C:\Program Files (x86)\ Dell\Modular Disk Storage VASA Provider\ 作業ディレクトリで、/tmp ディレク
トリを削除します。
4. プロバイダのホストで Dell VASA Provider アプリケーションのサーバーサービスを開始します。
この手順は、Dell VASA Probider アプリケーションサーバーからアラート情報とキャッシュデータを削除し
ます。ただし、監視対象ストレージアレイの情報は保持されます。
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困ったときは
マニュアルマトリックス
マニュアルマトリックスは、お使いのシステムのセットアップと管理に関して参照することができる文書に
関する情報を提供します。
Dell マニュアル
• PowerEdge および PowerVault の全マニュアルについては、Dell.com/support にアクセスし、システム
サービスタグを入力してお使いのシステムのマニュアルを入手してください。
• 仮想化の全マニュアルについては、 Dell.com/virtualizationsolutions にアクセスしてください。
• オペレーティングシステムの全マニュアルについては、Dell.com/operatingsystemmanuals にアクセス
してください。
• ストレージコントローラおよび PCIe SSD の全マニュアルについては、Dell.com/
storagecontrollermanuals にアクセスしてください。
• Del l サポートフォーラムについては、en.community.dell.com/support-forums/default.aspx にアクセ
スして下さい。
• Dell アドバンスサーチについては、search.dell.com/index.aspx にアクセスしてください。
VMware マニュアル
• vCenter SRM 6.0 のマニュアルに関しては、次を参照してください。
https://www.vmware.com/support/pubs/srm_pubs.html
• vSphere 6.0 のマニュアル(ESXi、ESX および vCenter Server)に関しては、次を参照してください。
https://www.vmware.com/support/pubs/vsphere-esxi-vcenter-server-6-pubs.html
• VMware Knowledge Base(検索可能なサポート問題)の詳細については、次のサイトを参照してくださ
い。
http://kb.vmware.com/selfservice/microsites/microsite.do
• VMware コミュニティ(ヘルプフォーラム)の詳細については、次のサイトを参照してください。
https://communities.vmware.com/welcome
• VMware の互換性ガイドは、次のサイトを参照してください。
http://www.vmware.com/resources/compatibility/search.php?deviceCategory=io
デルへのお問い合わせ
メモ: お使いのコンピュータがインターネットに接続されていない場合は、購入時の納品書、出荷伝票、
請求書、またはデルの製品カタログで連絡先をご確認ください。
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デルでは、オンラインまたは電話によるサポートとサービスのオプションを複数提供しています。サポート
やサービスの提供状況は国や製品ごとに異なり、国 / 地域によってはご利用いただけないサービスもござい
ます。デルのセールス、テクニカルサポート、またはカスタマーサービスへは、次の手順でお問い合わせい
ただけます。
1. dell.com/support にアクセスしてください。
2. サポートカテゴリを選択します。
3. ページの下部にある 国 / 地域の選択 ドロップダウンリストで、お住まいの国または地域を確認します。
4. 必要なサービスまたはサポートのリンクを選択します。
システムサービスタグの位置
お使いのシステムは、一意のエクスプレスサービスコードおよびサービスタグ番号で識別されます。エクス
プレスサービスコードおよびサービスタグは、システムの前面から情報タグを引き出して見ることができま
す。この情報は、デルがサポートへのお電話を適切な担当者に転送するために使用します。
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