
Dell™ PowerVault™ 124T LTO-3 オートローダユーザーズガイド
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このテキストで使用される商標:Dell、Dell ロゴ、PowerVault、Dimension、Inspiron、OptiPlex、Latitude、Dell Precision、PowerApp、PowerEdge、PowerConnect、および DellNet は Dell Inc. の商標で
す。Microsoft、Windows、Windows NT、および Windows Server は Microsoft Corporation の登録商標です。DLTtape は Quantum Corporation の登録商標です。Adobe は、Adobe Systems の米国お
よびその他の国における登録商標または商標です。RedHat は Red Hat, Inc の登録商標です。Mozilla および Firefox は Mozilla の商標です。
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外の所有権に対する権利を放棄します。
初版発行:2005 年 6 月 15 日
改訂:2007 年 2 月
通知:ハードウェアの損傷かデータ消失のいずれかの可能性があることを表し、問題を防ぐ方法を示します。
警告: 「警告」とは物的損害、ケガまたは死亡事故の可能性を表します。

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前面パネル管理:Dell™ PowerVault™ 124T LTO-3 オートローダ ユーザーズ ガイド
最初に Dell PowerVault 124T LTO-3 オートローダの電源をオンにすると、電源投入時の自己診断テスト (POST) が自動的に実行されます。この POST 中は、左 (緑) の LED が点滅します。この
POST が終了すると、左 (緑) と右 (黄) の LED が交互に点滅します。次のいずれかを行ってください。
l オートローダの電源投入に成功したら、オートローダの設定を続けます (「オートローダの設定」を参照)。
l オートローダが正常に電源オンされなかった場合は、次を確認します。
¡ 電源スイッチがオンになっている。
¡ 電源ケーブルが正しく挿し込まれている。
¡ SCSI バスの終端処理が行われている。
¡ オートローダとホストコンピュータとが SCSI ケーブルで接続されている。
¡ オートローダの LCD にエラーコードが表示されていない。
問題を解決できない場合は、サービス代理店に連絡するか、support.dell.com を参照してください。
最初にオートローダの電源をオンにすると、IP (Internet Protocol) アドレスは静的に 192.168.20.128 に設定されます。DHCP (動的ホスト構成プロトコル) を使って IP アドレスを変更したい場合は、「IP
アドレスの設定」を参照してください。DHCP を使用する際に IP アドレスを特定するには、イーサネット ステータス情報を参照してください (「イーサネット情報の表示」を参照)。
オートローダの設定
オートローダの設定を行うときは、前面パネルのメインメニューから操作を始めます。メインメニューが LCD 上に表示されていない場合は、Enter を押します。
最初にオートローダの電源をオンにすると、パスワード保護のないデフォルトが設定されます。ただし、セキュリティオプションを設定した後は、すべての設定にパスワード保護がかけられます。オートロ
ーダの設定には、システム管理者レベルのパスワードが必要です。
前面パネルのメニューには次のオプションがあります。
注:設定を変更するには、前面パネルに 6 桁のパスワードを入力する必要があります (「パスワードの設定」を参照)。管理者に対する LCD 前面パネルのデフォルト パスワー
ドは 000000 です。オペレータのデフォルト パスワードは 111111 です。

Dell PowerVault 124T LTO-3 オートローダを設定するには、次の設定を確認する必要があります。
l SCSI ID。オートローダには、単一の SCSI ID があります。
l マガジン。
l イーサネット IP アドレス (DHCP を使用していない場合)。
l SNMP サーバーの IP アドレス (SNMP を使用している場合のみ)。
l タイムサーバー IP アドレス (手動設定する場合は、タイムゾーン、日付、および時刻) -タイムサーバー 使用時のみ。
l 制御モード。
l セキュリティ オプション。
SCSI ID の設定
サーバーやワークステーションに接続される SCSI デバイスは、それぞれ固有の SCSI ID を持ちます。PowerVault 124T オートローダには SCSI ID が 1 つ必要です。
SCSI ID の設定方法:
1. メインメニューが表示されていない場合は、Enter を押します。
2. メインメニューから、Configuration (設定) へスクロールし、Enter を押します。
3. Configuratation (設定) サブメニューから SCSI ID までスクロールし、Enter を押します。
4. オートローダの SCSI ID に設定する番号までスクロールしてから、Enter を押します。パワーサイクル 新規 SCSI ID が LCD に表示されます。
5. System Shutdown wait 60 sec (システム シャットダウン 60 秒間お待ちください。)が LCD に表示されるまで、前面パネルの電源ボタンを押したままにします。LCD にPower
Off (電源オフ) が表示されたら、オートローダはシャットオフされています。
6. 電源ボタンを再度押して、オートローダの電源をオンにします。これで新たな SCSI ID が有効になります。
イーサネットの設定
イーサネットは、オートローダがネットワーク アクセスするときに用いられる手段です。イーサネット接続を利用することで、ネットワーク上のオートローダへのリモート アクセスが可能です。イーサネット
接続を使用するときは、次の定義が必要です。
l オートローダの動的または静的 IP アドレス (必須)
l サブネット マスク (静的 IP に必須)
l IP ゲートウェイ (オプション)

l SNMP (Simple Network Management Protocol) サーバー (オプション)
l タイムサーバー、または時刻とタイムゾーンの手動設定 (オプション)
IP アドレスの設定
IP アドレスとは、ネットワークに接続されるあらゆるデバイスに付けられるアドレスです。どのデバイスにも、それぞれ固有の IP アドレスが必要です。IP アドレスは、四つの番号の組み合わせからなり、
それぞれをドットで区切って示し、範囲は 0.0.0.0 から 255.255.255.255 までとなります。
IP アドレスは、不変のものと動的に割り当てられるものとがあります。不変のものを静的アドレスと呼び、そのデバイスがネットワークに接続するときは、常に同じ値が用いられます。動的アドレスでは、
そのデバイスがネットワーク サーバーに接続されるたびに、DHCP (Dynamic Host Configuration Protocol) から異なる値が与えられます。
動的 IP アドレスの設定方法:
1. メインメニューから Configuration (設定) へスクロールし、Enter を押します。
2. Configuration (設定) メニューから Ethernet (イーサネット) までスクロールし、Enter を押します。
3. Ethernet (イーサネット) サブメニューから Set IP ( IP の設定) までスクロールし、Enter を押します。
4. DHCP までスクロールし、Enter を押します。
静的 IP アドレスの設定方法:
1. メインメニューから Configuration (設定) へスクロールし、Enter を押します。
2. Configuration (設定) メニューから Ethernet (イーサネット) までスクロールし、Enter を押します。
3. Ethernet (イーサネット) サブメニューから Set IP ( IP の設定) までスクロールし、Enter を押します。
4. Static IP (静的 IP) までスクロールし、Enter を押します。1 桁目にカーソルが自動表示されます。
5. IP アドレスの各位置では上下の矢印を使用して各数値を変更できます。Enter を押すとカーソルは次の桁へ進みます。
IP アドレスの数字を入力し終えると、オートローダから保存のための Enter が表示されます。
6. Enter を押します。Configuration (設定) サブメニューが表示され、静的 IP が有効になります。オートローダをリブートする必要はありません。
7. Escape (Esc) または Enter を押すと、イーサネット サブメニューに戻ります。
サブネットマスクの設定
サブネットマスク作成とは、IP ネットワークを連続したサブグループ、またはサブネットに分割して、性能やセキュリティ面の改善を図る手段の一つです。
サブネットマスクの設定方法:
1. メインメニューから Configuration (設定) へスクロールし、Enter を押します。
2. Configuration (設定) メニューから Ethernet (イーサネット) までスクロールし、Enter を押します。
3. Ethernet (イーサネット) サブメニューから Set Subnet Mask (サブネットマスクの設定) までスクロールし、Enter を押します。
4. サブネットマスクアドレスの各位置では、上下の矢印を使用してそれぞれの数値を変更できます。Enter を押すとカーソルは次の桁へ進みます。
サブネットマスクアドレスの全桁を進み終えると、オートローダから保存のための Enter to save (Enter 押して保存) が表示されます。
5. Enter を押します。New Subnet Mask xxx.xxx.xxx.xxx (新規サブネットマスクxxx.xxx.xxx.xxx) が LCD に表示されます。オートローダをリブートする必要はありません。
6. Escape (Esc) または Enter を押すと、イーサネット サブメニューに戻ります。
IP ゲートウェイの設定
1. メインメニューから Configuration (設定) へスクロールし、Enter を押します。
2. Configuration (設定) メニューから Ethernet (イーサネット) までスクロールし、Enter を押します。
3. Ethernet (イーサネット) サブメニューから Set Gateway (ゲートウェイの設定) までスクロールし、Enter を押します。1 桁目にカーソルが自動表示されます。
4. ゲートウェイ アドレスの各位置では、上下の矢印を使用してそれぞれの数値を変更できます。Enter を押すとカーソルは次の桁へ進みます。
ゲートウェイ アドレスの全桁を進み終えると、オートローダから保存のための Enter to save (Enter 押して保存) が表示されます。
5. Enter を押します。New Gateway is xxx.xxx.xxx.xxx (新規ゲートウェイは xxx.xxx.xxx.xxx) と LCD に表示されます。オートローダをリブートする必要はありません。
6. Escape (Esc) または Enter を押すと、イーサネット サブメニューに戻ります。
注:間違えた場合は、Escape を押して、変更する数字に戻ります。
注:間違えた場合は、Escape を押して、変更する数字に戻ります。
注:間違えた場合は、Escape を押して、変更する数字に戻ります。

SNMP サーバーの設定
SNMP サーバーは、各ネットワーク デバイス (ハブ、ルーター、ブリッジ、など) のレポートアクティビティ処理を通じてネットワークの監視を行います。 サーバーは、この情報を用いて、各デバイスから取
得可能なものと制御可能な動作 (電源オフ / オンなど) を特定します。
SNMP サーバーの設定方法:
1. メインメニューから Configuration (設定) へスクロールし、Enter を押します。
2. Configuration (設定) メニューから Ethernet (イーサネット) までスクロールし、Enter を押します。
3. Ethernet (イーサネット) サブメニューから Set SNMP Server (SNMP サーバーの設定) までスクロールし、Enterを押します。1 桁目にカーソルが自動表示されます。
4. SNMP サーバー アドレスの各位置では、上下の矢印を使用してそれぞれの数値を変更できます。Enter を押すとカーソルは次の桁へ進みます。
SNMP サーバー アドレスの全桁を進み終えると、オートローダから保存のための Enter が表示されます。
5. Enter を押します。New SNMP Server xxx.xxx.xxx.xxx (新規 SNMP サーバー xxx.xxx.xxx.xxx) と LCD に表示されます。オートローダをリブートする必要はありません。
6. Escape (Esc) または Enter を押すと、イーサネット サブメニューに戻ります。
時間設定
システム時間はリモート管理ユニットによって表示され、内部でイベントやエラーのログを記録するときに使用されます。システム時間は、一般時刻または電源オン時間として表されます。一般時刻は、
月 / 日 / 年 時刻の形式で、たとえば「Nov/21/2004 19:28」のように表されます。電源オン時間は、電源サイクル (POC)/Power On Hours (電源オン 時間、POH) です。たとえば、「POC: 00121, POH:
00002:07:45」のように表され、POC は製造されて以来の累積ブート時間、POH は最後にシステム ブートしたからの時間、分、および秒数が示されます。一般時刻がわかっている場合、それを用い、
わからない場合は電源オン時間を用います。
PowerVault 124T オートローダは電源投入のたびにリセットされます。タイムサーバが設定されている場合は、時間は自動的にリセットされます (「タイムサーバの設定」を参照)。
タイムサーバーの設定
SNTP (Simple Network Time Protocol) と互換のあるタイムサーバーを見つけた場合、正確な日時を提供するサーバーにそのオートローダを接続することが可能です。オートローダは、この情報を用い
て、そのメモリ内の情報にタイムスタンプを押します。
タイムサーバーの設定方法:
1. メインメニューから Configuration (設定) へスクロールし、Enter を押します。
2. Configuration (設定) メニューから Ethernet (イーサネット) までスクロールし、Enter を押します。
3. Ethernet (イーサネット) サブメニューから Set Time Server (タイムサーバーの設定) までスクロールし、Enter を押します。1 桁目にカーソルが自動表示されます。
4. タイムサーバー アドレスの各位置では、上下の矢印を使用してそれぞれの数値を変更できます。Enter を押すとカーソルは次の桁へ進みます。
タイムサーバー アドレスの全桁を進み終えると、オートローダから保存のための Enter が表示されます。
5. Enter を押します。New Time Server xxx.xxx.xxx.xxx (新規 SNMP サーバー xxx.xxx.xxx.xxx) と LCD に表示されます。オートローダをリブートする必要はありません。
6. Escape (Esc) または Enter を押すと、イーサネット サブメニューに戻ります。
タイムゾーンの設定方法:
1. メインメニューから Configuration (設定) へスクロールし、Enter を押します。
2. Configuration (設定) メニューから Time (時間) までスクロールし、Enter を押します。
3. Time (時間) サブメニューから Set Time zone (タイムゾーンの設定) までスクロールし、Enter を押します。Time Zone (タイム ゾーン) 画面が表示され、時間設定が可能になります。
1 桁目にカーソルが自動表示されます。
4. スクロールして、現地時刻とグリニッジ標準時 (GMT) との間の時差の時間数を設定します。
5. スクロールして、現地時刻と GMT との間の時差の分数を設定し、Enter を押します。新たなタイムゾーンが設定されます。
6. 必要に応じて、Escape (Esc) または Enter を押してメインメニューに戻ります。
日時の設定方法:
1. メインメニューから Configuration (設定) へスクロールし、Enter を押します。
2. Configuration (設定) メニューから Time (時間) までスクロールし、Enter を押します。
注:PV124T SNMP エージェントは MIB-II 変数グループのみをサポートします。MIB は「コールド スタート トラップ」と一般に呼ばれる、SNMP ホストに (設定済みの場合に)
送信される電源オン通知機能を搭載しています。埋め込み Web サーバー ユーザー インターフェイスは SNMP サーバーの設定に対応しています。ただし、SNMP によるテー
プ情報の可用性、テープ イベント用の SNMP トラップ、SNMP によるグローバル テープ ステータス情報の可用性、SNMP を使ってローダをテープ デバイスとして分類するた
めの情報の可用性などの拡張 SNMP 機能には対応していません。
注:間違えた場合は、Escape を押して、変更する数字に戻ります。
注:間違えた場合は、Escape を押して、変更する数字に戻ります。

3. Time (時間) サブメニューから Set Date/Time (日時の 設定) までスクロールし、Enter を押します。Date/Time (日時) 画面が表示され、日時設定が可能になります。1 桁目にカーソル
が自動表示されます。
4. 先頭の 4 桁は現在の年を表します。年の各位置では、上下の矢印を使用してそれぞれの数値を変更できます。Enter を押すとカーソルは次の桁へ進みます。
5. 次の 2 桁は現在の月を表します。月の各位置では、上下の矢印を使用してそれぞれの数値を変更できます。Enter を押すとカーソルは次の桁へ進みます。
6. 次の 2 桁は現在の日を表します。日の各位置では、上下の矢印を使用してそれぞれの数値を変更できます。Enter を押すとカーソルは次の桁へ進みます。
7. 次の 2 桁は現在の時を表します。時の各位置では、上下の矢印を使用してそれぞれの数値を変更できます。Enter を押します。
8. 最後の 2 桁は現在の分を表します。分の各位置では、上下の矢印を使用してそれぞれの数値を変更できます。Enter を押すとカーソルは次の桁へ進みます。
9. Enter を押して保存します。
10. 必要に応じて、Escape (Esc) を押してメインメニューに戻ります。
バーコード リーダー
バーコード リーダーはオペレータ コントロール パネル (OCP) から有効または無効にできます。 バーコード リーダーを無効にすると、バーコード リーダーがラベル情報を読み取らないように設定できま
す。バーコード ラベルを使用していない場合は、バーコード リーダーを無効にすると初期化時間を短縮できます。
変更を有効にするには、パワーサイクル ([前面パネル] ボタンを使用) またはオートローダ リセット (Web インターフェイスの Error Log (エラーログ) と診断ページのオートローダ リセット コマンドを使用)
が必要です。
バーコード リーダー設定の変更方法:
1. メインメニューから Configuration (設定) へスクロールし、Enter を押します。
2. Configuration (設定) メニューから Barcode Reader (バーコード リーダー) までスクロールし、Enter を押します。
3. Barcode Enabled (有効なバーコード) または Barcode Disabled (無効 なバーコード) の前にチェックマークが表示され、現在の設定を示します。希望の設定までスクロールし、Enter
を押します。
4. 必要に応じて、Esc を押してメイン メニューに戻ります。
5. 要求どおりにオートローダの電源を入れ直します。
SCSI バーコードの長さ
SCSI バーコードの長さは SCSI 読み取りエレメント データで返される最大バーコード文字数を設定します。Web インターフェイスとオペレータ コントロール パネル (OCP) 上のバーコード情報の表示に
は、この設定による影響はありません。
SCSI バーコードの長さを 0 に設定すると、バーコードの切り捨てが無効になり、SCSI 読み取りエレメント データには完全なバーコードが返されます。
この設定は、これまで別のデバイスによりカタログ化され、読み取り可能なバーコード文字数 (通常 6 または 9 文字) が限られていたメディア セットを持っている場合に特に役立ちます。PV124T 設定を
以前のハードウェアに一致するように調整すると、ユーザーは別のデバイスでこれまで使用していたすべてのバーコード ラベル付きメディアを再カタログ化する必要はありません。
SCSI バーコード設定の変更方法:
1. メインメニューから Configuration (設定) へスクロールし、Enter を押します。
2. Configuration (設定) メニューから SCSI Barcode (SCSI バーコード) までスクロールし、Enter を押します。
3. 希望の設定 (0 ~ 15) までスクロールし、Enter を押します。
4. 必要に応じて、Esc を押してメイン メニューに戻ります。この変更時にはオートローダをリセットする必要はありません。
マガジンの設定
場合によっては、オートローダ所有者は ISV (独立ソフトウェアベンダ) のライセンス料として、1 台構成であるのに、マガジン 2 台分のオートローダを請求されることがあります。これは、実際のマガジン
構成台数に関わらず、その ISV ソフトウェアがオートローダを二台分のデバイス構成として登録していたために起こっていたことです。オートローダのマガジン数はユーザー設定が可能です。デフォルト
設定は Left (左) です。
マガジン台数の設定方法:
1. メインメニューから Configuration (設定) へスクロールし、Enter を押します。
2. Configuration (設定) メニューから Magazines (マガジン) までスクロールし、Enter を押します。
3. Magazines (マガジン) メニューから、Right (右) 、Left (左)、または Both (両方 ) を選択して、オートローダに取り付けられたマガジンを示します。
注:オプションの右マガジンが取り付けられている場合は、デフォルト設定を再設定してください。別のメディアの場所をサポートするには、ホスト バックアップ ソフトウェアで設
定変更を行わないといけない場合もあります。

セキュリティの設定
オートローダ機能にパスワード保護をかけて前面パネルにセキュリティを加えることができます。このセキュリティ設定は前面パネルの機能のみを保護します。デフォルト設定は Off (オフ) で、この場
合、パスワードは不要です。しかし、セキュリティ オプションを有効にすると、ユーザーは機能へアクセスするためにパスワードの入力が必要となります。
セキュリティ オプション
初めてオートローダの電源をオンにしたときは、セキュリティ オプションは Off (オフ) に設定されています。セキュリティ オプションを有効にするときは、次の手順にしたがいます。パスワードの設定に
は、システム管理者レベルのパスワードが必要です。
セキュリティ オプションの設定方法:
1. メインメニューから Configuration (設定) へスクロールし、Enter を押します。
2. Configuration (設定) メニューから Security (セキュリティ) までスクロールします。単語の前にチェック マークが表示される場合は、セキュリティ オプションが On (オン) になっていま
す。チェックマークがない場合、セキュリティ オプションは Off (オフ) です。
3. Enter を押します。管理者としてログインしていない場合は、Enter を再度押してログインします。
4. オプションを変更するときは、Enter を押します。たとえば、セキュリティ オプションが On (オン) に設定されていた場合、ここで Off (オフ) に設定すると、チェックマークの表示が消えます。
パスワードの設定
オートローダの運用機能は多くがパスワード保護をかけてデータの保全を図ることができます。パスワードは、管理者レベルからオペレータ レベルまでの設定が可能です。オペレータレベルのユーザー
は、Command (コマンド) および Status (ステータス) メニューへのアクセス権を持ちます。管理者レベルのユーザーは、全機能へのアクセス権を持ちます。
パスワードの設定方法:
1. メインメニューから Configuration (設定) へスクロールし、Enter を押します。
2. Configuration (設定) メニューから Set Password (パスワードの設定) までスクロールし、Enter を押します。
3. パスワードをオペレータレベルに設定するときは、Operator (オペレータ) までスクロールします。パスワードを管理者レベルに設定するには、Administrator (管理者) までスクロールしま
す。
4. Enter を押します。管理者としてログインしていない場合は、Enter を再度押してログインします。
5. このテキスト ボックスの中で、パスワードの先頭の文字までスクロールします。自動的にパスワード先頭の数字の所にカーソルが現れます。
6. パスワードの各位置では、上下の矢印を使用してそれぞれの数値を変更できます。Enter を押すとカーソルは次の数字へ進みます。
7. 6 つの数字を入力すると、オートローダに Submit Password (パスワードの送信) が表示されます。
8. Enter を押してパスワードを送信します。Password Successfully changed (パスワード変更完了) が LCD に表示されます。
9. Enter を押します。オペレータおよび管理者のオプションが再表示されます。ここで別のパスワードを入力するか、必要に応じて、Escape (Esc) または Enter を押してメインメニューに戻るこ
とができます。
パスワードを紛失したとき
管理者レベルのパスワードを忘れてしまうと、オートローダで新たなパスワードを入力するための機能にアクセスできなくなってしまいます。この場合は、support.dell.com に連絡する必要があります。
電話をかける際は、オートローダをイーサネットに接続し、リモート管理ユニットを開いてください。
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注:間違えた場合は、Escape を押して、変更する数字に戻ります。
注:リモート管理ユニットから前面パネルのパスワードを出荷時のデフォルトにリセットすることもできます。ただし、リモート管理ユニットのパスワードをなくした場合は、
support.dell.com に連絡する必要があります。support.dell.com に連絡するときには、ホストコンピュータの前でリモート管理ユニットをオンラインにしてください。メイン画
面の Configuration (設定) をクリックします。Enter Network Password (ネットワークパスワード) または User name (ユーザー名) の入力画面が表示されま
す。カスタマサポートの担当は、パスワードを探してリセットするためにアスタリスクで囲まれた番号が必要です。これがあなたの「領域番号」です。

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デルへのお問い合わせ:Dell™ PowerVault™ 124T LTO-3 オートローダユーザーズガイド
デルへのお問い合わせ
デルへのお問い合わせは、インターネットおよび電話にて受け付けております。
l Web からのサポートは support.dell.com から行っています。
l Web からの国別サポートを受ける場合は、ページの一番下の近くにある Choose A Country/Region (国/地域の選択 ) メニューを使うか、以下の表に一覧表示された Web アドレスを参照
してください。
l 電子メールによるサポートは、以下の表に一覧表示された電子メール アドレスを参照してください。
l 電話によるサポートは、以下の表に記載の電話番号とコードをご利用ください。どのコードを使うか不明の場合は、地域または国際オペレータに問い合わせてください。
注:フリーダイヤルの番号は該当する国内でのご利用に限られます。
注:以下に表示した連絡先情報は、本書の印刷時に正確であるよう万全を期しておりますが、変更されることがあります。
国 (都市)
国際 アクセス番号 国 番号
市外局番
市外局番、市内局番、フリーダイヤル番 号 と
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テクニカル サポート、カスタマ サービス、セールス
アルゼンチン (ブエノスアイレス)
国際アクセス番号:00
国番号:54
市外局番:11
デスクトップおよびポータブル コンピュータに関する電子メールでのお問い合わせ
サーバーおよび EMC® ストレージ製品に関する電子メールでのお問い合わせ
テクニカル サポート — Dell PowerApp™、Dell PowerEdge™、Dell PowerConnect™、および Dell
PowerVault™
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オーストラリア (シドニー)
国際アクセス番号:0011
国番号:61
市外局番:2
support.ap.dell.com/contactus
オーストリア (ウィーン)
国際アクセス番号:900
国番号:43
市外局番:1
tech_support_central_europe@dell.com
ホーム / スモール ビジネス カスタマ サービス
テクニカル サポート、カスタマ サービス、セールス

テクニカル サポート、カスタマ サービス、セールス
ベルギー (ブリュッセル)
国際アクセス番号:00
国番号:32
市外局番:2
テクニカル サポート、カスタマ サービス、セールス
テクニカル サポート、カスタマ サービス、セールス
ブラジル
国際アクセス番号:00
国番号:55
市外局番:51
オンライン サポート
テクニカル サポート、カスタマ サービス、セールス
カナダ (オンタリオ州ノースヨーク)
国際アクセス番号:011
AutoTech (自動ハードウェアと保証サポート)
スモール ビジネス / 中規模 / 大規模企業および政府向けコンピュータ
プリンタ、プロジェクタ、テレビ、ハンドヘルド、デジタル ジュークボックス、ワイヤレス
テクニカル サポート、カスタマ サービス、セールス
チリ ( サンティアゴ)
国番号:56
市外局番:2
support.dell.com.cn/email
テクニカル サポート — Dell™ Dimension™ および Dell Inspiron™
テクニカル サポート — Dell OptiPlex™、Dell Latitude™、および Dell Precision™
テクニカル サポート — サーバーおよびストレージ
テクニカル サポート — プロジェクタ、PDA、スイッチ、ルーターなど

テクニカル サポート、カスタマ サービス、セールス
テクニカル サポート、カスタマ サービス、セールス
チェコ共和国 (プラハ)
国際アクセス番号:00
国番号:420
デンマーク (コペンハーゲン)
国際アクセス番号:00
国番号:45
ホーム / スモール ビジネス カスタマ サービス
スイッチボード — ホーム / スモール ビジネス
スイッチボード Fax — ホーム / スモール ビジネス
テクニカル サポート、カスタマ サービス、セールス
テクニカル サポート、カスタマ サービス、セールス
テクニカル サポート、カスタマ サービス、セールス (キトからお電話される方)
フリーダイヤル:999-119-877-655-3355
テクニカル サポート、カスタマ サービス、セールス (グアヤキルからお電話される方)
フリーダイヤル:1800-999-119-877-655-3355
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フィンランド (ヘルシンキ)
国際アクセス番号:990
国番号:358
市外局番:9
フランス (パリ) (モンペリエ)
国際アクセス番号:00
国番号:33
市外局番:(1) (4)
support.euro.dell.com

ドイツ (フランクフルト)
国際アクセス番号:00
国番号:49
市外局番:69
tech_support_central_europe@dell.com
ホーム / スモール ビジネス カスタマ サービス
テクニカル サポート、カスタマ サービス、セールス
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テクニカル サポート — Dimension および Inspiron
テクニカル サポート — OptiPlex、Latitude、および Dell Precision
テクニカル サポート — サーバーおよびストレージ
テクニカル サポート — プロジェクタ、PDA、スイッチ、ルーターなど
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india_support_notebook@dell.com
080-25068032 または 080-25068034
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india_support_Server@dell.com
080-25068032 または 080-25068034
または長距離ダイヤル地方局番 + 60003355
または フリーダイヤル:1-800-425-8045
または長距離ダイヤル地方局番 + 60003355
または フリーダイヤル:1-800-425-9045

アイルランド (チェリーウッド)
国際アクセス番号:00
国番号:353
市外局番:1
dell_direct_support@dell.com
イタリア (ミラノ)
国際アクセス番号:00
国番号:39
市外局番:02
テクニカル サポート、カスタマ サービス、セールス (ジャマイカ国内専用番号)
日本 ( 川崎)
国際アクセス番号:001
国番号:81
市外局番:44
テクニカル サポート — Dimension および Inspiron
テクニカル サポート (日本国外) — Dimension および Inspiron
テクニカル サポート — Dell Precision、OptiPlex、および Latitude
テクニカル サポート (日本国外) — Dell Precision、OptiPlex、および Latitude
テクニカル サポート — Dell PowerApp、Dell PowerEdge、Dell PowerConnect、および Dell
PowerVault
テクニカル サポート (日本国外) — Dell PowerApp、Dell PowerEdge、Dell PowerConnect、およ
び Dell PowerVault
テクニカル サポート — プロジェクタ、PDA、プリンタ、ルーター
テクニカル サポート (日本国外) — プロジェクタ、PDA、プリンタ、ルーター
優先アカウントのお客様 — 従業員数 400 人以上
公共機関のお客様 — 中央省庁、地方公共団体、教育研究機関、医療機関

個人のお客様のリアルストア (実際の店舗) での購入
韓国 (ソウル)
国際アクセス番号:001
国番号:82
市外局番:2
オンライン サポート
テクニカル サポート — Dimension、PDA、およびエレクトロニクスとアクセサリ
カスタマテクニカルサポート (米国テキサス州、オースティン)
Fax (テクニカルサポートとカスタマサービス) (米国テキサス州、オースティン)
セールス Fax (アメリカ テキサス州オースティン)
ルクセンブルグ
国際アクセス番号:00
国番号:352
マレーシア (ペナン)
国際アクセス番号:00
国番号:60
市外局番:4
テクニカル サポート — Dell Precision、OptiPlex、および Latitude
テクニカル サポート — Dimension、Inspiron、およびエレクトロニクスとアクセサリ
テクニカル サポート — PowerApp、PowerEdge、PowerConnect、および PowerVault
フリーダイヤル:1800881 306 (オプション 6)
または 001-800-888-3355
または 001-866-851-1754
テクニカル サポート、カスタマ サービス、セールス
テクニカル サポート、カスタマ サービス、セールス
オランダ (アムステルダム)
国際アクセス番号:00
国番号:31
市外局番:20
ホーム / スモール ビジネス カスタマ サービス
ニュージーランド
国際アクセス番号:00
国番号:64
support.ap.dell.com/contactus
テクニカル サポート、カスタマ サービス、セールス
テクニカル サポート、カスタマ サービス、セールス

ホーム / スモール ビジネス カスタマ サービス
テクニカル サポート、カスタマ サービス、セールス
テクニカル サポート、カスタマ サービス、セールス
ポーランド (ワルシャワ)
国際アクセス番号:011
国番号:48
市外局番:22
ポルトガル
国際アクセス番号:00
国番号:351
800300410 または 800300411
または 800300412 または 214220710
テクニカル サポート、カスタマ サービス、セールス
テクニカル サポート、カスタマ サービス、セールス
テクニカル サポート、カスタマ サービス、セールス
シンガポール (シンガポール)
国際アクセス番号:005
国番号:65
注:本欄に記載の電話番号はシンガポールまたはマレーシア国内からのみ利用可能です。
テクニカル サポート — Dimension、Inspiron、およびエレクトロニクスとアクセサリ
テクニカル サポート — OptiPlex、Latitude、および Dell Precision
テクニカル サポート — PowerApp、PowerEdge、PowerConnect、および PowerVault
フリーダイヤル:1 8003947430 (オプション 6)
スロバキア (プラハ)
国際アクセス番号:00
国番号:421
南アフリカ (ヨハネスブルグ)
国際アクセス番号:09/091
国番号:27
市外局番:11
オンライン サポート

テクニカル サポート、カスタマ サービス、セールス (マレーシア、ペナン)
スペイン (マドリッド)
国際アクセス番号:00
国番号:34
市外局番:91
スウェーデン (アップランドヴェス
ビー)
国際アクセス番号:00
国番号:46
市外局番:8
オンライン サポート
ホーム / スモール ビジネス カスタマ サービス
スイス (ジュネーブ)
国際アクセス番号:00
国番号:41
市外局番:22
tech_support_central_europe@dell.com
テクニカル サポート — ホーム / スモール ビジネス
カスタマ サービス — ホーム / スモール ビジネス
support.dell.com.cn/email
テクニカル サポート — OptiPlex、Latitude、Inspiron、Dimension、およびエレクトロニクスとアク
セサリ
テクニカル サポート — サーバーおよびストレージ
フリーダイヤル:0080 1601250 (オプション 5)
テクニカル サポート — OptiPlex、Latitude、および Dell Precision
テクニカル サポート — PowerApp、PowerEdge、PowerConnect、および PowerVault
フリーダイヤル:1800006 007 (オプション 7)
テクニカル サポート、カスタマ サービス、セールス
テクニカル サポート、カスタマ サービス、セールス
英国 (ブラックネル)
国際アクセス番号:00
国番号:44
市外局番:1344
dell_direct_support@dell.com
support.euro.dell.com/uk/en/ECare/form/home.asp

優先アカウント (従業員 500 ~ 5000 人)
法人 / 優先アカウント /PCA (従業員 1,000 人以上)
テクニカル サポート、カスタマ サービス、セールス
フリーダイヤル: 000-413-598-2521
米国 (テキサス州、オースティン)
国際アクセス番号:011
国番号:1
www.dellfinancialservices.com
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診断:Dell™ PowerVault™ 124T LTO-3 オートローダユーザーズガイド
前面パネルからの診断テスト
リモート管理ユニットの診断テスト
前面パネルからの診断テスト
診断テストを使用すると、オートローダパーツのキャリブレーション、パーツ状態のチェック、オートローダ機能のテストなどができます。診断テストはすべて前面パネルから実行可能です。手動でカート
リッジを少なくとも 2 つ挿入しなければならないテストもあるため、リモート管理ユニットを使って診断テストを実行できるのは一部だけです (「リモート管理ユニットの診断テスト」を参照) 。
セキュリティの設定
セキュリティ機能を有効にすると、診断テストにはパスワード保護がかかり、データ保全が図られます。診断テストのいずれにアクセスする場合も、まずは管理者パスワードの入力が必要です。このパス
ワードが入力されていない場合、診断テストを実行しようとするとパスワードの入力が要求されます。
以下のように Command (コマンド) メニューからパスワードを入力することもできます。
1. 任意のメニューで、見出しの Commands (コマンド) をクリックします。Commands (コマンド) 画面が表示されます。
2. Commands (コマンド) サブメニューから Enter Password (パスワードの入力) までスクロールし、Enter を押します。
3. Enter Password (パスワードの入力) サブメニューから Administrator (管理者) までスクロールし、Enter を押します。
4. このテキストボックスで、パスワードの先頭の数字までスクロールし、Enter を押します。
5. 手順 4 を繰り返して、パスワードの残りの数字を入力します。
パスワード入力が完了すると、Submit Password (パスワードの送信) が LCD のアスタリスクの下に表示されます。
6. Enter を押してパスワードを送信します。表示は Enter Password (パスワードの入力) サブメニューに戻ります。
診断 テストの停止
診断テストの実行中、停止が必要になる場合があります。診断テストの実行中にテストを停止する場合は、End Curr. Test (現在のテストの終了) 機能を使います。 End Curr. Test (現在のテス
トの終了) を選択すると、ピッカーまたはマガジンの機能が完了し、診断テストが停止します。
前面パネルからのテストの終了方法:
1. 停止する診断テストの実行中に、Escape (Esc) を押します。Diagnostics (診 断) サブメニューが表示されます。
2. サブメニューから End Curr. Test (現在のテストの終了) までスクロールし、Enter を押します。 ユーザーが破棄 が表示されます。
3. Enter を押して Diagnostics (診 断) サブメニューに戻ります。テスト結果は、リモート管理ユニットを参照します。
リモート管理ユニットからのテストの停止方法:
1. Error Logs and Diagnostics (エラー ログと診 断) ページの Diagnostics (診断) テストのセクションから Stop Test (テストの停止) ボタンを選択します。
2. View Status (ステータスの参照 ) を選択して、コマンドの結果を参照します。Test Stopped (テスト停止) がテスト結果と一緒に表示されます。
前面パネル診断テスト
次の診断テストは前面パネルから実行可能です。
l Picker Test (ピッカー テスト)
l Magazine Test (マガジン テスト)
l Inventory Test (インベントリ テスト)
l Random Moves (ランダム移動)
前面パネル診断テストの実行方法:
1. 任意のメニューで、見出しの Diagnostics (診 断) をクリックします。Diagnostics (診断 ) 画面が表示されます。
2. 実行するテストまでスクロールし、Enter を押します。
すでに管理者としてログイン済みであれば、テストは即座に実行を開始します。テストが実行されている最中は Running Test (テスト実行中) のメッセージが表示されます。
注:リモート管理ユニットからはすべての診断テストを要求できますが、カートリッジのセットを要するテストでは、制限時間以内にカートリッジを手動でセットしない限り、タイム
アウトになってしまいます。
注:必要に応じて、Escape を押して前のテキストボックスに戻ります。

3. ログインしていない場合、管理者パスワードの入力要求があります。次を行います。
¡ 前面パネルから、Up (上) または Down (下) スクロール矢印を使って各桁を選択し、Enter で次の桁へ移動して管理者パスワードを入力します。前の桁へ戻るときは、Escape
(Esc) を押します。パスワードの 6 桁をすべて入力し終わると、再度、パスワード送信のための Enter の入力要求があります。パスワードが正しくない場合、同様の手順で再入力要求
があります。正しければ、Diagnostics (診断) メニューに戻ります。Enter を入力して必要とするテストを実行します。
テストの進行中は、Running Test (テスト実行中) が表示されます。テストを途中で中止するには、「診断テストの停止」を参照してください。
4. テストが正常に終了したら、Enter を押して Diagnostic (診断 ) テストメニューに戻ります。テスト結果の詳細を見るには、リモート管理ユニットを使って診断テストステータスを検索します
(「診断テストの実行」を参照)。
リモート管理ユニットの診断テスト
診断テストの中には、カートリッジのオートローダへのセットを要するものがあるため、それらのテストをリモート環境から実行することはできません。リモート管理ユニットから実行可能な診断テストは次
のとおりです。
l Loader (ローダ) — Picker Test (ピッカー テスト)
l Loader (ローダ) — Magazine Test (マガジン テスト)
l Loader (ローダ) — Inventory Test (インベントリ テスト)
l Random Moves (ランダム移動)
リモート管理ユニットを使った診断
多くのテストはリモート管理ユニットからでも実行可能です。リモート管理ユニット診断テストの実行方法:
1. Web ブラウザを開き、オートローダに接続します。リモート管理ユニットのメインメニューが表示されます。
2. 見出しの Error Logs and Diagnostics (エラーログと診 断) をクリックします。ログイン ウィンドウが表示されます。
3. 管理者ユーザー名とパスワードを入力し、Enter をクリックします。Diagnostics (診断) サブメニューが表示されます。
4. 実行するテストを Diagnostics (診断 ) ドロップダウンメニューから選択し、submit (送信) をクリックします。
選択した診断テストが実行されます。テストの実行中は、そのテストのステータスを参照することができます。ステータスを参照するときは、View Diagnostic Test Progress (診 断 テスト進
行状 況 の表示) セクションの View Status (ステータスの表示) をクリックします。
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注:各テストは完了までに 30 秒から数分かかります。テストを途中で中止するには、「診断テストの停止」を参照してください。
注:リモート管理ユニットからはすべての診断テストを要求できますが、カートリッジのセットを要するテストでは、制限時間以内にカートリッジを手動でセットしない限り、タイム
アウトになってしまいます。

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サポート:Dell™ PowerVault™ 124T LTO-3 オートローダユーザーズガイド
テクニカルサポート
デル法人向けトレーニングと認定プログラム
ご注文に関する問題
製品情報
保証、返金や修理の目的での返品
お問い合わせになる前に
テクニカルサポート
技術的な問題があり手助けが必要な場合には、次の手順を実行してください。
1. 「カスタマ サポートにお問い合わせになる前に」に記載の手順を完了します。
2. システムの Diagnostics (診断) プログラムを実行し何か情報があれば書き留めておきます。
3. インストールおよびトラブルシューティングの手順については、デルのサポート (support.dell.com) からアクセスできる各種オンラインサービスをご利用ください。
詳細については、「オンラインサービス」を参照してください。
4. 上述の手順でも問題が解決しない場合には、デルのテクニカルサポートにお電話ください。
デルの自動電話システムの音声ガイドに従ってお客様のエクスプレスサービスコードを入力すると、適切なサポート担当者まで直接転送されます。エクスプレスサービスコードをお持ちでない場
合には、Dell Accessories (Dell アクセサリ) フォルダを開いて、Express Service Code (エクスプレスサービスコード) アイコンをダブルクリックして表示される指示に従ってください。
テクニカルサポートサービスの利用説明の詳細については、「テクニカルサポートサービス」および「お問い合わせになる前に」を参照してください。
オンラインサービス
デルサポートは support.dell.com からアクセスできます。WELCOME TO DELL SUPPORT (デルサポートにようこそ) のページから国を選び必要な詳細情報を記入してヘルプのツールや情報
にアクセスします。
デルに電子メールでお問い合わせの際には次のアドレスを使ってください。
l ウェブサイト
www.dell.com/
www.dell.com/ap (アジア/太平洋諸国のみ)
メモ: テクニカルサポート担当者が必要な手順をお手伝いできるように、テクニカルサポートにご連絡いただく場合にはシステムから、またはシステムの近くからお電話くださ
い。
メモ: デルのエクスプレスサービスコードのシステムは国によってはご利用いただけない場合があります。
メモ: 以下に記載のサービスの中には米国本土以外の地域ではご利用できない場合があります。ご利用の有無については、お近くのデルまでお問い合わせください。

www.dell.com/jp (日本のみ)
www.euro.dell.com (ヨーロッパのみ)
www.dell.com/la (ラテンアメリカのみ)
www.dell.ca (カナダのみ)
l 匿名ファイル転送プロトコル (FTP)
ftp.dell.com/
user:anonymous でログインし、お客様の電子メールアドレスをパスワードとして使用してください。
l 電子メールでのサポートサービス
support@us.dell.com
apsupport@dell.com (アジア / 太平洋諸国のみ)
support.jp.dell.com (日本のみ)
support.euro.dell.com (ヨーロッパのみ)
l 電子メールでの見積りサービス
sales@dell.com
apmarketing@dell.com (アジア / 太平洋諸国のみ)
sales_canada@dell.com (カナダのみ)
l 電子メールでの情報サービス
info@dell.com
AutoTech サービス
AutoTech はデルの自動テクニカルサポートサービスで、デスクトップとノートブックのコンピュータシステムについてお客様からよくあるご質問に対して録音された回答を提供します。
AutoTech に電話をかける場合には、プッシュホン式の電話を使ってご質問に該当するトピックを選択してください。
AutoTech サービスは 24 時間年中無休でご利用いただけます。このサービスにはテクニカルサポートサービスからもアクセスできます。詳細は、お客様の国での連絡先情報を参照してください 。
自動オーダー状態サービス
注文した Dell™ 製品のステータスを確認するには、support.dell.com にアクセスするか、注文ステータス自動サービスに電話をおかけください。録音の音声指示に従ってご注文を探し出し情報を得る
のに必要な情報を入力してください。詳細は、お客様の国での連絡先情報を参照してください。

テクニカルサポートサービス
デルのテクニカルサポートサービスは 24 時間年中無休でご利用いただけ、Dell ハードウェアについてのご質問についてお答えします。弊社のテクニカルサポートスタッフはコンピュータベースの
Diagnostics (診断) プログラムを使って迅速で正確な回答をいたします。
デルのテクニカルサポートサービスにお問い合わせになるには、「お問い合わせになる前に」を読んでからお客様の国の連絡先情報を参照してください。
デル法人向けトレーニングと認定プログラム
デルでは法人向けトレーニングと認定プログラムをご用意しています。詳細については、www.dell.com/training にアクセスしてください。このサービスは地域によってはご利用いただけない場合があ
ります。
ご注文に関する問題
お買い上げの製品について、パーツが足りない、付属パーツが間違っている、誤った請求などの問題がある場合は、デルカスタマーケアまでご連絡ください。ご連絡の際は、請求書または梱包伝票をお
手元にご用意ください。詳細は、お客様の国での連絡先情報を参照してください。
製品情報
他のデル製品に関しての情報が必要な場合、またはご購入の場合には、デルのウェブサイト (www.dell.com) にアクセスしてください。セールス担当者に問い合わせる場合の電話番号は、お客様の国
の連絡先情報を参照してください。
保証、返金や修理の目的での返品
修理の場合でも返金の場合でも、次にあるとおりすべての項目を返品できるように用意してください。
1. デルに電話で問い合わせていただくと 返品承認番号をお知らせしますので、この番号を箱の外側で目につきやすい所にはっきりと書きます。
問い合わせの電話番号の詳細は、お客様の国の連絡先情報を参照してください。
2. 請求書のコピーと返品理由を明記した文書を添付します。
3. 実行したテストを示した診断情報とシステム診断で報告されたエラーメッセージを添付します。
4. 返品の理由が返金の場合には、返品対象の製品に同梱している付属品 (電源ケーブル、CD やディスケットなどのメディア、ガイドなど) をすべて含めます。
5. ご購入なさったときの梱包材 (またはこの同等品) で返品する装置を梱包してください。
発送費はお客様負担でお願いします。返品対象製品に対する保険もお客様でご負担願います。また、デルへの発送時の紛失の責任は弊社では負いかねます。なお、代金引換払いはご利用で
きませんので、ご了承願います。
返品が以上の条件を満たしていない場合は、弊社の荷受場では引き取りかね、お客様の下へ返送させていただきます。
お問い合わせになる前に
可能であれば、Dell のテクニカルサポートに連絡する前にシステムの電源を入れ、コンピュータの近くのお電話からご連絡ください。キーボードを使用してコマンドを入力したり、操作中の詳細情報を伝え
メモ: お問い合わせの際にはエクスプレスサービスコードをご用意ください。このコードがあれば、デルの自動サポート電話システムで効率的にお電話を転送しやすくします。

たり、コンピュータシステムでのみ可能なその他のトラブルシューティング手順を試す場合があります。システムの文書をご用意ください。
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注意:ご使用のコンピュータの内 部コンポーネントをサービスに出す前 に、重要な安全情報について『製品情報ガイド』を確認してください。

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オートローダのインストール:Dell™ PowerVault™ 124T LTO-3 オートローダユーザーズガイド
インストールの概要
オートローダのインストールは次の手順からなります。詳細については、後ほどこのセクションで説明いたします。
1. 新しい Dell PowerVault 124T LTO-3 オートローダのインストールの準備をします (「インストールの準備」を参照)。
2. 適切な SCSI バスの種類を識別します (「SCSI バス要件」を参照)。
3. オートローダの付属品を確認しておきます (「付属品」を参照)。
4. オートローダをホスト サーバー付近のコンピュータ ラックに取り付けます。ラック マウント ユニットに取り付ける場合は、ラックの『インストール ガイド』をご参照ください。
5. サーバーおよびサーバーに接続しているすべてのデバイスをシャットダウンするか電源を切ります (「SCSI と電源ケーブルの接続」を参照)。
6. SCSI ケーブルをオートローダとサーバーの SCSI ホストアダプタに接続します (「SCSI と電源ケーブルの接続」を参照)。
7. 電源ケーブルをオートローダに接続し、電源ケーブルを近くの電源コンセントにつなぎます (「SCSI と電源ケーブルの接続」を参照)。オートローダの電源をオンにし、電源投入時の自己診断テス
ト (POST) にパスすることを確認します。
8. オートローダの SCSI ID を設定します (「SCSI ID の設定」を参照)。
9. ホストをセットアップし、接続を確認します (「ホストの準備と接続の確認」を参照)。
インストールの準備
Dell PowerVault 124T LTO-3 オートローダを設置するときは、その前に本体を梱包から慎重に取り出し、運送中に損傷などを受けていないか確認します。パッケージに添付される『スタートアップ ガイ
ド』には、オートローダを正しく開梱して点検するために必要な情報が記載されています。『スタートアップ ガイド』の手順に従ってください。
作業を行うときは、その場所から静電気放電 (ESD) の要因となる条件をすべて取り除いておいてください。身体の静電気については、コンピュータの金属製シャーシなど、接地が確認されている面に触
れて放電しておいてください。
SCSI バスの要件
Dell PowerVault 124T LTO-3 オートローダを以下の SCSI バスの 1 つに接続する必要があります。
l Ultra 160 SCSI、低電圧ディファレンシャル (LVD)
l Ultra 320 SCSI、低電圧ディファレンシャル (LVD)
l シングルエンド (SE) SCSI バス
SCSI ホスト アダプタ カードは、このオートローダの接続に用いる SCSI バス種別にも対応していることが必要です。LVD SCSI バスの使用時は、高密 (HD) 68 ピン ケーブル接続のあるホスト アダプタ
カードを使用します。
付属品
Dell PowerVault 124T LTO-3 オートローダには以下のアクセサリが同梱されています。
l 『スタートアップ ガイド』
l SCSI ホスト ケーブル
l SCSI ターミネータ
l オートローダ ラック マウント用の金具 (オートローダ レール付属、ラック レールはオプション)
l マガジンブランク 1 台
l 電源ケーブル
l Adobe® PDF (Portable Document Format) 形式文書 (全種) と添付デバイス ドライバが入った文書 CD
l バーコードラベル
l TORX L-key ドライバ (T8 および T10)
l 緊急マガジン取り外しツール
Netware 上で LUN サポートを有効にする
注:Dell PowerVault 124T LTO-3 オートローダは高電圧ディファレンシャル (HVD) SCSI バスとの互換性はありません。
注:シングルエンド (SE) SCSI バスを使用する場合は、テープドライブの性能は、このバスのデータ転送速度の最高に限定されます。
注:SCSI バス 1 つがサポートするオートローダ数は最大 2 台です。
注:RAID コントローラに接続すると、オートローダが複数の SCSI LUNS と連動しない可能性があります。オートローダを RAID コントローラとともに使用することは推奨できま
せん。この問題が発生したら、オートローダをサーバー上の別の SCSI バス コントローラに取り付けることをお勧めします。

場所の選択
以下の基準を満たす場所を選びます (「技術仕様」を参照)。
UL 要件
バーコードリーダー
オートローダにはバーコード リーダーが装備されています。バーコード リーダーは、オートローダ本体内に格納されていて、電源投入時、リセット後、インポートまたはエクスポート後、または reinventory コマンドの発行時 (「インベントリの実行」) に、マガジン内の各カートリッジを自動的にスキャンします。各ラベルの情報はメモリに格納され、コンピュータのオペレーティングシステムやバックア
ップアプリケーションの要求時に SCSI およびリモート管理ユニットを通して使用できます。バーコード リーダーはオペレータ コントロール パネルまたは Web ユーザー インターフェイスを使って無効に
できます。この機能を使うと、カートリッジにバーコード ラベル以外のものが使用されていたり、ラベルが使用されていない場合に、初期化を短縮できます。
バーコードリーダーを利用する場合は、バーコードラベルを各カートリッジの前面にあるスロットに挿入する必要があります。 このラベルは ANSI/AIM BC1 -1995 Uniform Symbology Specification
Code 39 に適合する必要があります。 バーコードラベルのセットはあらかじめオートローダに含まれています。 バーコードラベルの入手については 、www.dell.com を参照してください。
製品の概要
前面パネルのコントロール
通知:オートローダを横向きや逆さに置かないでください。オートローダの上には物を置かないでください。
注:オートローダの近くにある AC コンセントを使用します。AC 電源ケーブルは、製品本体から切り離される主要 AC デバイスです。常にすぐ手の届く場所に保管してくださ
い。
AC 電圧:100 ~ 127 VAC 用:200 ~ 240 VAC 用
回線周波数:50 ~ 60 Hz
14.1 kg (31 ポンド) 本体のみ
17.2 kg (38 ポンド) (マガジン 2 台とカートリッジ 16 本)
微粒子などの汚染要因を最小限に抑えること。ドアの開け閉めや人通りの多い場所、エアコン空気の出口や排気口、ほこりがたまり易い物品の保管場所、プリンタ、煙が充満する場所、
これらの付近は避けること。床上やその付近、またはカーペットの部屋には置かないでください。
通知:埃や屑が多い場所では、テープやテープドライブが損傷を負う可能性があります。
背面:43.2 cm (17 インチ) 以上
前面:68.6 cm (27 インチ) 以上
側面:5.08 cm (2 インチ) 以上
密封型またはマルチユニットラックアセンブリに取り付けている場合、ラック内の運転環境温度が室温以上になる可能性があります。機器を設置する際は、その環境が製造元
の推奨環境温度の限度に適合しているかどうかを考慮に入れる必要があります。
ラックに機器を設置する際は、その機器が安全に作動するために充分な換気が行われていることが必要です。
ラックへ機器の取り付けるときは、均等でない機械的ロードによって危険な状態を起こさないように行う必要があります。
機器の接続においては、供給回路への機器の接続および過電流保護や供給配線に回路過負荷がかかったときの影響に注意が必要です。この問題に対応するためには、機
器の銘板の定格について適切に考慮する必要があります。
ラックマウント機器については確実なアース取り付けが必要です。電源コードの使用など、分岐回路への直接接続以外の供給接続には特に注意を要します。

後方パネルの概要
オートローダの開梱
作業を始める前に、オートローダの開梱が行えるよう、机やテーブルの上からものをなくします。オートローダをホスト制御するサーバー付近に、2U コンピュータ ラックのために空いている場所を選択し
ておく必要があります。
オートローダを開梱し、輸送中に損傷などを受けていないかどうか以下の要領で点検します。
1. テーブルや机の上のものをなくして、オートローダを開梱するためのスペースを設けます。
2. 輸送用の箱に損傷がないかどうか点検します。何か損傷を見つけたら、すぐに運送業者へ連絡します。
3. 輸送用の箱を開け、付属品のパッケージを取り出します。付属品パッケージはひとまず横に置いておきます。
4. オートローダと梱包材を持ち上げながら箱から取り出し、上部が上を向くようにして 作業場所に置きます。オートローダの後部や側面が作業面に付くような置き方はしないこと。
5. オートローダの前後の輸送用梱包材を慎重に取り外します。オートローダにかけられた袋を取り外します。梱包材料は将来オートローダの移動や輸送が必要となったときのために保管しておき
ます。箱のフラップの図には、梱包材料の正しい配置が示してあります。
製品コンポーネントの確認
付属 品
注:カバーを外す必要がある場合は、取り外すネジが 26 本、レール ボルトが 6 本あります。カバーの取り外しは、資格を持ったデル サービス プロバイダのみが行ってくださ
い。
通知:作業場の温度が、オートローダの出荷場所や保管場所と 15°C (30°F) 以上の差がある場合は、箱を開く前に少なくとも 12 時間オートローダを放置して周りの環境に
なじませてください。
TORX L-key ドライバ (T8 および T10)

SCSI および電源ケーブルの接続
SCSI および電源ケーブルをオートローダに接続するときは、次の手順に従います。
1. 選択したサーバーをシャット ダウンし、電源を切ります。プリンタやその他の SCSI デバイスなど、取り付けられた付属デバイスの電源をすべて切ります。
2. SCSI ケーブル (付属品キットに含まれる) の一方の端をオートローダの後方パネルのコネクタの 1 つに取り付けます。
3. SCSI ケーブルの反対側の端を SCSI ホスト アダプタのコネクタか、その SCSI バス上に以前からあるデバイスのコネクタに取り付けます。
添付の SCSI ケーブルが SCSI ホスト アダプタのコネクタにささらない場合、その SCSI ホスト アダプタが非互換のものであるか、または別途ケーブル アダプタを購入する必要があります。詳細
については、サービス担当員か、ご使用の SCSI ホスト アダプタの製造元までお問い合わせください。
4. オートローダ後方パネルにある残りの SCSI コネクタにターミネータを取り付けます (このオートローダが終端である場合、または SCSI バス上で唯一のデバイスである場合)。それ以外の場合
は、ケーブルを SCSI バス上の次のデバイスに取り付けます。SCSI バス上の最後のデバイスには必ず終端処理を行ってください。
5. 電源ケーブルのメスコネクタをオートローダ後方パネルの電源コネクタに取り付けます。
6. 電源ケーブルを最寄りの適切なアース付きコンセントに差し込みます。
7. ホストサーバーまたはワークステーションおよび以前から取り付けられていたデバイスをすべてつなぎます。
8. オートローダ背面パネルの電源スイッチを On (オン) に設定して電源を入れます。電源を切っていたその他のデバイスすべてに電源を入れます。LCD スクリーンをチェックして、オートローダが
電源供給を受けていることを確認します。電源が来ていなかったら、電源の接続とその供給元を確認します。
電源投入時の自己診断テスト (POST) 中、両方の LED が数秒間点灯してから、Ready/Activity (使用可能 / アクティブ) LED が点滅し始めます。初期化シーケンスが完了すると、LCD スクリ
ーンがHome (ホーム)スクリーンを表示します。
9. サーバーをオンにします。
ホストの準備とその接続の 検証
必要に応じて、SCSI ホスト アダプタ、ソフトウェア、互換ドライバをインストールします。ホスト コンピュータおよび SCSI ホスト アダプタの詳細な説明は、各マニュアルを参照してください。また、次の一
般ガイドラインにしたがいます。
l ホストサーバーの電源をオンにしたら、オートローダと互換性のあるソフトウェアやドライバをインストールします (「デバイスドライバのインストール」を参照) 。ソフトウェアの互換性については、
support.dell.com を参照してください。バックアップ ソフトウェア パッケージは、そのほとんどがオートローダ ロボティックスと通信するためのモジュールを別途必要とします。
l ホスト サーバーがネットワークに接続されている場合、システム管理者に確認をとってから電源オフにします。
l 静電気放電 (ESD) 防止のための適切な手続きをとります。内部コンポーネントを取り扱う際は、帯電防止用リスト ストラップおよび帯電防止用マットを使用します。
l ホスト サーバーの拡張スロットの空きがあることを確認します。
l バックアップ アプリケーションが SCSI ホスト アダプタをサポートしていることを確認します。
l サーバー構成によっては、オートローダの SCSI ID の変更が必要な場合があります (「SCSI ID の設定」を参照) 。
l オートローダの終端処理が正しく行われていることを確認します。SCSI ホストアダプタを除き、選択した SCSI バス上で唯一の SCSI デバイスがオートローダの場合は、終端処理を行う必要があ
ります。同様に、このオートローダが SCSI バス上で物理的に最後の SCSI デバイスである場合も、終端処理が必要です。SCSI バス上で物理的に先頭と最後のデバイスのみが終端処理を必要
とします。ホストが SCSI バスの先頭に位置する場合、そのホストにはすでにターミネータが取り付けられているはずです。
l Microsoft® Windows® 2000、Microsoft Windows XP、Windows Server® 2003 の Settings (設定)>Control Panel (コントロール パネル)>System (システム)>Hardware (ハードウェ
ア)>Device Manager (デバイス マネージャ)>Tape Drive (テープ ドライブ) / Media Changer (メディア チェンジャ) で 、オートローダとホストとの接続を検証します。SCSI デバイ
ス接続の検証の詳細については、そのオペレーティング システムの文書を参照してください。
デバイス ドライバのインストール
Dell PowerVault 124T LTO-3 オートローダに関係するデバイスドライバは 2 つあります。一つはオートローダ自体のため、もう一つはオートローダに搭載される LTO-3 テープドライブのためのもので

す。
テープ ドライブ デバイス ドライバ
Microsoft Windows 2000:
1. ホスト サーバーに管理者特権でログオン済みであることを確認します。
2. 『Dell PowerVault 124T Autoloader User's Manual and Drivers CD』をホストコンピュータの CD ドライブに挿入します。
3. デバイス マネージャを開きます (手順は使用する OS の文書をご覧ください)。たとえば、Windows デスクトップの My Computer (マイ コンピュータ) アイコンをクリックし、Manage (管理)
をクリックしてから Device Manager (デバイス マネージャ) をクリックします。
LTO-3 ドライブは ? LTO-3 ドライブは ? Other Devices (その他 のデバイス) アイテムに IBM ULTRIUM-TD3 SCSI Sequential Device (IBM ULTRIUM-TD3 SCSI 順次デバイ
ス) として一覧表示されます。
4. IBM ULTRIUM 3 SCSI Sequential Device (IBM ULTRIUM 3 SCSI 順次デバイス) の一覧を右クリックし、Properties (プロパティ) をクリックします。
5. Driver (ドライバ) タブを選択します。
6. Update Driver (ドライバのアップデート) をクリックします。
7. [デバイスドライバのアップグレードウィザード] が表示されたら、Next (次 へ) をクリックします。
8. Display a list.. (このデバイスの既知 のドライバを表示して、その一覧から選択する) をクリックしてから Next (次へ)をクリックします。
9. スクロール ダウンして Tape Drive (テープドライブ) をクリックしてから Next (次へ) をクリックします。
10. Have Disk (ディスク使用) をクリックし、D:¥Drivers¥Drive と入力します。d: は『Dell PowerVault 124T Autoloader User's Manual and Drivers CD』を挿入した CD ドライブのドライブ文
字に置き換えます。入力した後に OK をクリックします。
11. IBM ULTRIUM III TAPE DRIVE (IBM UL TRIUM テープ ドライブ) エントリをクリックし、Next (次へ) をクリックします。
12. Next (次 へ) をクリックしてドライバをインストールします。
13. Finish (完了) をクリックします。
14. Device Properties (デバイスのプロパティ) ダイアログ ボックスをクリックします。
Device Manager (デバイス マネージャ) の Tape Drive (テープ ドライブ) に IBM ULTRIUM III Tape Drive (IBM ULTRIUM III テープ ドライブ) としてドライブが表示され、ド
ライブを使用する準備が整います。
Microsoft Windows Server 2003:
1. ホスト サーバーに管理者特権でログオン済みであることを確認します。
2. 『Dell PowerVault 124T Autoloader User's Manual and Drivers CD』をホストコンピュータの CD ドライブに挿入します。
3. デバイス マネージャを開きます (手順は使用する OS の文書をご覧ください)。たとえば、Windows デスクトップで My Computer (マイコンピュータ) アイコンを右クリックし、Properties (プ
ロパティ) をクリックしてから Device Manager (デバイス マネージャ) をクリックするか、Control Panel (コントロールパネル) から System (システム) を開きます。Hardware (ハ
ードウェア) を選択し、Device Manager (デバイス マネージャ) をクリックします。
LTO-3 ドライブは ? LTO-3 ドライブは ? Other Devices (その他 のデバイス) アイテムに IBM ULTRIUM-TD3 SCSI Sequential Device (IBM ULTRIUM-TD3 SCSI 順次デバイ
ス) として一覧表示されます。
4. IBM ULTRIUM-TD3 SCSI Sequential Device (IBM ULTRIUM-TD3 SCSI 順次デバイス) 一覧を右クリックし、Properties (プロパティ) をクリックします。
5. Driver (ドライバ) タブを選択します。
6. Update Driver (ドライバのアップデート) をクリックします。
7. [デバイスドライバのアップグレードウィザード] が表示されたら、Next (次 へ) をクリックします。
8. Display a list... (このデバイスの既 知のドライバを表示して、その一 覧 から選 択 する) をクリックしてから Next (次へ ) をクリックします。
9. スクロール ダウンして Tape Drive (テープドライブ) をクリックしてから Next (次へ) をクリックします。
10. Have Disk (ディスク使用) をクリックし、D:¥Drivers¥Drive と入力します。d: は『Dell PowerVault 124T Autoloader User's Manual and Drivers CD』を挿入した CD ドライブのドライブ文
字に置き換えます。入力した後に OK をクリックします。
11. IBM ULTRIUM III TAPE DRIVE (IBM UL TRIUM テープ ドライブ) エントリをクリックし、Next (次へ) をクリックします。
12. Next (次 へ) をクリックしてドライバをインストールします。
13. Finish (完了) をクリックします。
14. Device Properties (デバイスのプロパティ) ダイアログ ボックスをクリックします。
Device Manager (デバイス マネージャ) の Tape Drive (テープ ドライブ) に IBM ULTRIUM III Tape Drive ( IBM ULTRIUM III テープ ドライブ) としてドライブが表示され、ド
ライブを使用する準備が整います。
オートローダのデバイス ドライバ
注:Microsoft Windows のネイティブ バックアップ アプリケーションを使用する場合は、『Dell PowerVault 124T LTO-3 Autoloader User's Manual and Drivers CD』に含まれる
デバイス ドライバが必要です。市販のバックアップ アプリケーションからは必要とするデバイス ドライバのサポートがすべて提供されています。互換性のあるバックアップア
プリケーションについては、support.dell.com のリストを参照してください。

Microsoft Windows 2000:
1. ホスト サーバーに管理者特権でログオン済みであることを確認します。
2. 『Dell PowerVault 124T Autoloader User's Manual and Drivers CD』をホスト サーバーの CD ドライブに挿入します。
3. Windows デスクトップの My Computer (マイ コンピュータ) アイコンをクリックし、Manage (管理) をクリックしてから Device Manager (デバイス マネージャ) をクリックします。
オートローダは Medium Changers (メディアチェンジャ) の下に Unknown Medium Changer Device (不明なメディア チェンジャ デバイス) として示されるはずです。
4. Unknown Medium Changer Device (不明なメディア チェンジャ デバイス) のリストを右クリックしてから Properties (プロパティ) をクリックします。
5. Driver (ドライバ) タブを選択します。
6. [デバイスドライバのアップグレードウィザード] が表示されたら、Next (次 へ) をクリックします。
7. Display a list... (このデバイスの既 知のドライバを表示して、その一 覧 から選 択 する) をクリックしてから Next (次へ ) をクリックします。
8. Have Disk (ディスク使用) をクリックし、d:¥Drivers¥Autoloader と入力します。d: は『Dell PowerVault 124T Autoloader User's Manual and Drivers CD』を挿入した CD ドライブ文字
に置き換えます。入力した後に OK をクリックします。
9. Dell (tm) PowerVault (tm) 124T Autoloader (Dell (tm) PowerVault (tm) 124T オートローダ) エントリをクリックし、Next (次へ) をクリックします。
10. Next (次 へ) を再度クリックしてドライバをインストールします。
11. Finish (完了) をクリックします。
12. Device Properties (デバイスのプロパティ) ダイアログ ボックスを閉じます。
オートローダが Medium Changers (メディアチェンジャー) の下の Device Manager (デバイスマネージャ) にDell (tm) PowerVault (tm) 124T Autoloader (Dell (tm)
PowerVault (tm) 124T オートローダ) として表示され、使用する準備ができました。
Microsoft Windows Server 2003:
1. ホスト サーバーに管理者特権でログオン済みであることを確認します。
2. 『Dell PowerVault 124T Autoloader User's Manual and Drivers CD』をホスト サーバーの CD ドライブに挿入します。
3. Windows デスクトップの My Computer (マイ コンピュータ) アイコンをクリックし、Manage (管理) をクリックしてから Device Manager (デバイス マネージャ) をクリックします。
オートローダは Medium Changers (メディアチェンジャ) の下に Unknown Medium Changer Device (不明なメディア チェンジャ デバイス) として示されるはずです。
4. Unknown Medium Changer Device (不明なメディア チェンジャ デバイス) のリストを右クリックしてから Properties (プロパティ) をクリックします。
5. Driver (ドライバ) タブを選択します。
6. [デバイスドライバのアップグレードウィザード] が表示されたら、Next (次 へ) をクリックします。
7. Display a list... (このデバイスの既 知のドライバを表示して、その一 覧 から選 択 する) をクリックしてから Next (次へ ) をクリックします。
8. Have Disk (ディスク使用) をクリックし、d:¥Drivers¥Autoloader と入力します。d: は『Dell PowerVault 124T Autoloader User's Manual and Drivers CD』を挿入した CD ドライブ文字
に置き換えます。入力した後に OK をクリックします。
9. Dell (tm) PowerVault (tm) 124T Autoloader (Dell (tm) PowerVault (tm) 124T オートローダ) エントリをクリックし、Next (次へ) をクリックします。
10. Next (次 へ) を再度クリックしてドライバをインストールします。
11. Finish (完了) をクリックします。
12. Device Properties (デバイスのプロパティ) ダイアログ ボックスを閉じます。
オートローダが Medium Changers (メディアチェンジャー) の下の Device Manager (デバイスマネージャ) に Dell (tm) PowerVault (tm) 124T Autoloader (Dell (tm)
PowerVault (tm) 124T オートローダ) として表示され、使用する準備ができました。
Linux 上で LUN サポートを有効にする
テープ ドライブが検出されたことを確認するには、管理者が /proc/scsi/scsi 内のエントリをチェックする必要があります。現在のバージョンの Linux では、各デバイスの論理ストレージ ユニット(LUN)
ID がスキャンされない場合があります。このため、一部の PowerVault デバイスが認識されないことや /proc/scsi/scsi 出力に表示されない場合があります。管理者は、以下の手順に従って、これ
らのデバイスのサポートを有効にできます。
1. 「cat/proc/scsi/scsi」と入力します。 以下に示すような情報が表示されます。
Attached devices:
Host: scsi3 Channel: 00 Id: 00 Lun: 00
Vendor:IBMModel:ULTRIUM-TD3Rev: 5BG2
Type:Sequential-AccessANSI SCSI revision: 03
2. 設定するデバイスの最初の LUN のホスト アダプタ (Host)、チャンネル番号 (Channel)、ターゲット ID 番号 (Id)、および LUN 番号 (Lun) を確認します。この例では、Certance Ultrium 2
(PowerVault 124T 内のドライブ) が 、アドレス (ネクサス) 3 0 0 0 (ホスト アダプタ 3、チャンネル番号 0、ID 番号 0、および LUN 0) に表示されています。 PowerVault 124T では、テープ ドライ
ブは LUN 0 に、ロボットは LUN 1 にそれぞれ常に割り当てられています。
3. Linux で検出する必要があるそれぞれの LUN に対して、以下のコマンドを実行します。
echo "scsi-add-single-device H C I L">/proc/scsi/scsi

ここで、「H C I L」は 手順 2 に説明されているネクサスです。したがって、LUN 1 の PowerVault 124T ロボットの場合は、次のように 入力します。
echo "scsi-add-single-device 3 0 0 1">/proc/scsi/scsi
echo コマンドにより、指定したネクサスの各デバイスが強制的にスキャンされます。
4. もう一度「cat /proc/scsi/scsi」と入力し、すべてのデバイスが一覧に表示されていることを確認します。以下に示すような情報が表示されます。
Attached devices:
Host: scsi3 Channel: 00 Id: 00 Lun: 00
Vendor:IBMModel:ULTRIUM-TD3Rev: 5BG2
Type:Sequential-AccessANSI SCSI revision: 03
Attached devices:
Host: scsi3 Channel: 00 Id: 00 Lun: 01
Vendor:DELLModel:PV-124TRev: V31
Type:Sequential-AccessANSISCSIrevision:03
管理者は、echo コマンドを Linux のブート スクリプトに追加する必要があります。これは、echo コマンドを Linux のブート スクリプトに追加しないとデバイス情報が永続しないので、システムを
起動するたびに、これらの情報を作成する必要が生じるためです。このコマンドの保存に使用するファイルの例には、/etc/rc.local があります。サーバーまたはストレージ エリア ネットワーク
(SAN) 上に追加のデバイスを設定すると、デバイスが並べ替えられることがあります。この場合、管理者がコマンドを変更する必要があります。Fibre Channel アダプタが永続バインディングまた
は同等の機能をサポートしている場合、それらの機能を有効にすると、検出時にデバイスが並べ替えられる可能性を減少させることができます。
これ以外に LUN サポートを有効にする方法としては、カーネルを再コンパイルして Adaptec ドライバ内で LUN スキャンを有効にする方法がありますが、Linux の専門知識を必要とするので、ここでは
説明しません。しかし、この方法を使用すると、サーバーの起動時にデバイスが自動的に常時検出されます。
Netware 上で LUN サポートを有効にする
1. システム コンソールから list storage adapters コマンドを使用して、LUN デバイスが検出されなかったことを確認します。
次に、テープ ドライブのみが認識された場合の典型的な出力を示します。
0x08 [V321-A3] Adaptec SCSI Card 39160/3960D - Ultra160 SCSI [slot 201]
0x15[V321-A3-D5:0] IBM ULTRIUM-TD3 5BG2
0x09 [V321-A4] Adaptec SCSI Card 39160/3960D - Ultra160 SCSI [slot 202]
2. システム コンソールで「nwconfig」と入力します。
3. Configuration Options (設定オプション) 画面で NCF files Options (NCF ファイル オプション) を選択します。
4. Available NCF Files Options (使用可能な NCF ファイル オプション) 画面で Edit STARTUP.NCF (STARTUP.NCF の編集) を選択します。
5. 適切な SCSI ドライバのロード行に /LUNS スイッチを追加します。 デュアル チャンネル カードが搭載されていて、LUN デバイスが割り当てられているチャンネルがわからない場合は、両方の
行を編集します。
LOAD ADPT160M.HAM SLOT=201 /LUNS
LOAD ADPT160M.HAM SLOT=202 /LUNS
6. STARTUP.NCF ファイルを編集した後、ファイルを保存してサーバーをリブートすると、新しい STARTUP.NCF がアクティブ化されます。
7. リブート後にシステム コンソールに移動して、「scan all」と入力します。各アダプタ上にあるすべての LUN デバイスのスキャンが開始します。
8. スキャンが完了したら、list storage adapters コマンドを使用して LUN デバイスが検出されたことを確認します。
次に、テープ ドライブとローダが検出されたときの典型的な出力を示します。
0x08 [V321-A3] Adaptec SCSI Card 39160/3960D - Ultra160 SCSI [slot 201]
0x16[V321-A3-D5:1]DELLPV-124T0031
0x15[V321-A3-D5:0] IBM ULTRIUM-TD3 5BG2
0x09 [V321-A4] Adaptec SCSI Card 39160/3960D - Ultra160 SCSI [slot 202]
Netware では unbound device (バインドされていないデバイス) が表示される場合があります。これは、バックアップ ソフトウェアのドライバがロードされない限り、ドライバがローダにバイ
ンドされないことを意味します。その場合でも、バックアップ アプリケーションによる LUN の検出、および適切なドライバのバインドが妨げられることはありません。
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注:この手順は、サーバーを起動するごとに実行する必要があります。また、バックアップ アプリケーション サービスが実行中の場合 (OS の起動時にそれらのサービスが自
動的に開始する場合など)、これらのサービスを無効にして、上記の手順を終了した後で再び有効にする必要があります。
注:ユーザーは、OS が起動するたびに、コマンド scan all を入力する必要があります。OS の起動時にバックアップ ソフトウェアのサービスが自動的に開始する場合、サー
ビスを無効にして scan all コマンドを実行し、サービスを再び有効にします。
注:Netware では unbound device (バインドされていないデバイス) が表示される場合があります。これは、バックアップ ソフトウェアのドライバがロードされない限り、ド
ライバがローダにバインドされないことを意味します。その場合でも、バックアップ アプリケーションによる LUN の検出、および適切なドライバのバインドが妨げられることはあ
りません。

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はじめに:Dell™ PowerVault™ 124T LTO-3 オートローダユーザーズガイド
概要
データのバックアップは交換が効かない情報を守る上で極めて重要です。磁気テープへデータをバックアップしておくのは手軽でコスト効率のよい手段であるため、多くの中小企業が利用しています。し
かし大企業の場合、ほとんどが一本のバックアップ テープには納まらないほど大量にデータを持ち、その情報を多数のテープに拡散せざるをえないのが現状です。テープを手動で交換する必要がない
ように、多くのテープ バックアップ ソリューションには、PowerVault 124T LTO-3 オートローダが組み込まれています。
オートローダは、1 つのロボット 、1 つのテープ ドライブ、およびテープ カートリッジ用の 1 つまたは 2 つのマガジンで構成されるデバイスです。ユーザーのアプリケーションは、データ バックアップまた
はデータ取得のため必要に応じて自動的にテープ カートリッジをロード / アンロードすることができます。Dell PowerVault 124T LTO-3 オートローダは、コンパクトで大容量でありながら、低コストで手
軽な無人データ バックアップ手段となります。
PowerVault 124T LTO-3 には、IBM LTO-3 テープドライブおよび 1 つまたは 2 つのマガジンが内蔵され、各マガジンには最大 8 個のカートリッジが内蔵されています。ユーザーは、パスワードで保護
されたメディア ドア (メールスロット) から単体のカートリッジを直接挿入できます。ユーザーは、メディア ドア (メールスロット) からテープ ドライブまたはマガジン スロットにカートリッジを挿入することが
できます (前者はドライブ内、後者はスロット内にカートリッジがすでに挿入されていない場合)。
オートローダの前面パネルには、LCD (Liquid Crystal Display) スクリーンと四つの機能キーがあります。ユーザーは、LCD スクリーン上のスクロール メニューを使用して、オートローダからの情報取得
やコマンド入力を行うことができます。前面パネルには、LED (Light Emitting Diodes) が 2 台あり、オートローダの準備完了ステータスやエラー ステータスが示されます。
PowerVault 124T LTO-3 をユーザーのホスト サーバーに SCSI 接続すると、ホストから自動的にデータやコマンドを送信することができます。また、ユニットをイーサネットに接続すると、管理機能やシ
ステム更新のダウンロードを実行することもできます。
オートローダは、SCSI-3 に対応し、シングル SCSI ID/2 LUN データ ストレージ デバイスとして機能して、1.24 TB (テラバイト) の圧縮容量、および 245 GB/時間 (ネイティブ) または最高 490 GB/時間
(2:1 の圧縮比) の継続データ転送速度を提供します。
オートローダは、ほとんどのオペレーティング システムと Ultra 160 SCSI または Ultra 320 SCSI LVD インターフェイスをサポートする環境に互換性を持ちますが、多くの機能を完全に利用するにはオペ
レーティング システムからの直接サポートか、互換のあるバックアップ アプリケーションが必要です。
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オートローダの操作:Dell™ PowerVault™ 124T LTO-3 オートローダユーザーズガイド
操作パネル機能
カートリッジの使用
マガジンおよびマガジン ブランクの使用
ステータス情報の参照
インベントリの実行
データ圧縮
操作パネル機能
操作パネルの構成は、LED 2 台、ボタン 5 個、16 文字 LCD スクリーン 2 行です。操作パネルには、オートローダ ステータスの監視およびその全機能の制御に必要なすべてが提供されています。
スクロール メニューからアクセスされる全機能にはパスワード保護がかけられています。メニューには二種類のセキュリティ レベルが組み込まれています。低位レベルのセキュリティはオペレータ レベ
ル、高位レベルのセキュリティは管理者レベルです。各レベルに一つずつパスワードがあります。
管理者パスワードでは利用可能な機能のすべてにアクセスできます。オペレータ パスワードでは、Command (コマンド) および Status (ステータス) サブメニューの全機能にアクセスできます。
パスワードの入力
オートローダの多くの機能はデータ保全のためパスワード保護をかけられます。これらの機能の実行に必要なメニュー項目にアクセスするには、まずパスワードの入力が必要です (「パスワードの設定」
を参照)。パスワードはすべて数字 6 桁です。これらのパスワードは前面パネル固有のもので、リモート管理ユニット (RMU) のパスワードとは異なります。
パスワードを入力すると、ログアウトするまでパスワード保護がかけられた機能のすべてが使用可能になります (「ログアウト」を参照)。ある一定時間、前面パネルを使用しないでいると、LCD にメイン画
面が再表示されます。メイン画面が再表示されると、オートローダはユーザーは自動的にログアウトされます。メニュー機能を再度アクセスするには、パスワードの再入力が必要となります。
ログアウト
オートローダからログアウトするときは、次の手続きを行います。
1. メインメニューから Commands (コマンド) へスクロールし、Enter を押します。
2. Commands (コマンド)サブメニューから Log out (ログアウト) までスクロールし、Enter を押します。Session Complete (セッション完了)が LCD に表示されます。
カートリッジの使用
注:セキュリティが有効になっているときに、パスワードを入力しないでコマンドを実行しようとすると、パスワードを 入力するまで、Enter Password (パスワードの入力) 画
面が表示されたままになります。パスワードが入力されると、オートローダはパスワード入力を行う前のコマンド画面に戻ります。
注:Escape を押してもログアウトできます。一定の間 Escape を押し続けているとメイン画面が表示されます。

初めてオートローダをインストールするときは通常、マガジンにカートリッジをロードしてから、そのマガジンをオートローダにロードします。ただし、メディア ドア (メールスロット) を使用してカートリッジを
個別に挿入したり取り出したり、マガジンを取り出したり、手動でカートリッジをロードまたはアンロードしてから、そのマガジンをオートローダにロードし直すことも可能です。オートローダはマガジン スロッ
ト内から自動的にカートリッジの存在を検出します。
何か不正な操作を行おうとすると、オートローダはその操作を拒否します。たとえば、メディア ドア (メールスロット) からドライブにカートリッジをロードしようとしたとき、そのドライブにすでにカートリッジが
あると、ロックは解除されずエラー メッセージが表示されます。オートローダがテープに書き込みを行っている最中に、そのドライブのカートリッジをアンロードしようとすると、そのコマンドは前の書き込み
コマンドが完了するまで起動されません。
単一 カートリッジの挿入
単一のカートリッジをオートローダにロードする場合は、メディア ドア (メールスロット) を使用できます。ただし、セキュリティ オプションがオンになっている場合は、このカートリッジをロードする前に、正し
いパスワードを入力してメディア ドア (メールスロット) のロックを解除しておく必要があります。メディア ドア (メールスロット) からカートリッジを挿入すると、それをテープ ドライブにロードするか、マガジ
ン内に格納しておくことができます。
テープ ドライブへのカートリッジ挿入方法:
1. メインメニューから Commands (コマンド) へスクロールし、Enter を押します。
2. Commands (コマンド) サブメニューから Enter-Mailslot (Enter-メールスロット) までスクロールし、Enter を押します。
3. Enter-Mailslot (Enter-メールスロット) サブメニューから To Drive (移動先ドライブ) までスクロールし、Enter を押します。
4. カートリッジが挿入されると、Enter to Continue (続行するときは Enter を押してください) が表示されます。5 秒以内に Enter を押して応答しないと、オートローダは自動的にカー
トリッジをロードします。
マガジンスロットへのカートリッジの挿入方法:
1. メインメニューから Commands (コマンド) へスクロールし、Enter を押します。
2. Commands (コマンド) サブメニューから Enter-Mailslot (Enter-メールスロット) までスクロールし、Enter を押します。
3. Enter-Mailslot (Enter-メールスロット) サブメニューから To Location (移動先の場所) までスクロールし、Enter を押します。
マガジン スロット内をスクロールし、該当するスロットが見つかるまでそのステータスを見ていきます。データ カートリッジが占有しているスロットはアスタリスク (*) 表示されます。クリーニング カ
ートリッジにより割り当てられ占有されているスロットにはアットマーク (@) が表示されます。クリーニング カートリッジに割り当てられた空のスロットには感嘆符 (!) が表示されます。
4. カートリッジを格納するスロットまでスクロールし、Enter を押します。
Load cartridge (カートリッジをロードしてください) と LCD に表示されたら、再ロックされるまで 40 秒以内にメディア ドア (メールスロット) からカートリッジをロードします。オートローダは自
動的に選択されたスロットの中にカートリッジをロードします。
5. カートリッジが挿入されると、Enter to Continue (続行するときは Enter を押してください) が表示されます。20 秒以内に Enter を押して応答しないと、オートローダは自動的にカ
ートリッジをロードします。
単一 カートリッジの移動
オートローダ内のある場所から他の場所への単一カートリッジの移動は簡単に行うことができます。
1. メインメニューから Commands (コマンド) へスクロールし、Enter を押します。
2. Commands (コマンド) サブメニューから Move (移動) までスクロールし、Enter を押します。
Move (移動) 画面が From: (移動元)の下に表示されます。移動するカートリッジの現在の場所までスクロールします。データ カートリッジが占有しているスロットはアスタリスク (*) 表示され
ます。
3. To: (移動先) から、カートリッジを移動する場所までスクロールします。データ カートリッジが占有しているスロットはアスタリスク (*) 表示されます。Enter を押します。
4. Enter を押します。
¡ 空の場所を選択すると、LCD に No Source Tape (ソース テープなし) と表示されます。別の場所を選択します。
¡ すでに占有されている場所を選択すると、Destination Full (出力先フル)が LCD に表示されます。別の場所を選択します。
単一 カートリッジの取り出し
オートローダから単一のカートリッジを取り外すときは、必要とするカートリッジをバー コードまたは場所で指定するか、テープ ドライブに現在あるカートリッジを選択することができます。
カートリッジをバーコードで取り出す方法:
1. メインメニューから Commands (コマンド) へスクロールし、Enter を押します。
注:前面パネルのメニューに Enter または Eject (取り出 し) が表示されているときは、テープがメディア ドア (メールスロット) を通じてオートローダに出入りしていることを
示します。Load (ロード) または Unload (アンロード) が表示されているときは 、テープがテープ ドライブにロードまたはアンロードされていることを意味します。
注:Insert Tape, Push Until Prompted (テープが突き当たるまで挿入します) と LCD に表示されると、40 秒以内にメディア ドア (メールスロット) からカートリッジを
ロードしないと再ロックされ「User Aborted (ユーザーにより中止されました)」とオペレータ コントロール パネルに表示されます。
注:PowerVault 124T の場合は、カートリッジが突き当たるまで挿入します。カートリッジはメディア ドア (メールスロット) の中に 5.0 cm ほど入り、カートリッジの後方だけがメ
ディア ドア (メールスロット) から見える状態になります。
注:カートリッジの挿入に失敗すると、カートリッジが排出され、手順 3 と 4 をやり直さなければなりません。「Missed Tape (テープがありません)」というエラー メッセージがオ
ペレータ コントロール パネルに表示されます。
注:カートリッジの挿入に失敗すると、カートリッジが排出され、手順 3 と 4 をやり直さなければなりません。
注:この機能はバーコード リーダーが有効な場合にのみ使用できます。

2. Commands (コマンド) サブメニューから Eject (取り出 し) までスクロールし、Enter を押します。
3. Eject (取り出 し) サブメニューから Tape (テープ) → Mailslot (メールスロット) までスクロールし、Enter を押します。
4. By Barcode (バーコード使用) までスクロールします。
バー コード ラベルが表示されます。
5. 取り出すカートリッジに該当するラベルまでスクロールしてます。 Enter を押します。
カートリッジを場所指定で取り出す方法:
1. メインメニューから Commands (コマンド) へスクロールし、Enter を押します。
2. Commands (コマンド) サブメニューから Eject (取り出 し) までスクロールし、Enter を押します。
3. Eject (取り出 し) サブメニューから Tape (テープ) → Mailslot (メールスロット) までスクロールし、Enter を押します。
4. By Location (場所指定) までスクロールします。
データ カートリッジが占有しているスロットはアスタリスク (*) 表示されます。クリーニング カートリッジにより割り当てられ占有されているスロットにはアットマーク (@) が表示されます。クリーニ
ング カートリッジに割り当てられた空のスロットには感嘆符 (!) が表示されます。取り出したいカートリッジの入っているスロットにスクロールします。
5. Enter を押します。
指定したカートリッジがメディア ドア (メールスロット) から取り出されます。
テープ ドライブからのカートリッジの取り出し方法:
1. メインメニューから Commands (コマンド) へスクロールし、Enter を押します。
2. Commands (コマンド) サブメニューから Eject (取り出 し) までスクロールし、Enter を押します。
3. Eject (取り出 し) サブメニューから Tape (テープ) → Mailslot (メールスロット) までスクロールし、Enter を押します。
4. From Drive (移動元ドライブ) までスクロールし、Enter を押します。
指定したカートリッジがメディア ドア (メールスロット) から取り出されます。
マガジンおよびマガジン ブランクの使用
マガジンの内側
マガジンの外側

オートローダは両方のマガジン ベイにマガジンまたはマガジン ブランクが正しく入っていない限りは作動しません。この開口部を閉じる唯一の方法はマガジンを 2 個使うことです。マガジンが 1 個だけ
の場合は、もう一つのマガジンの開口部にマガジンブランクを入れてユニットが作動できるようにします。
マガジンの取り出し
複数のカートリッジを同時に取り外す際は、まずマガジンを取り出します。
マガジンの取り出し方法:
1. メインメニューから Commands (コマンド) へスクロールし、Enter を押します。
2. Commands (コマンド) サブメニューから Eject (取り出 し) までスクロールし、Enter を押します。
3. Eject (取り出 し) サブメニューから Right Magazine (右マガジン) または Left Magazine (左マガジン)までスクロールし、Enter を押します。
該当するマガジンがオートローダから取り出されるときは、機械の外れる音がします。Left magazine has been ejected (左マガジンが取り出されました) または
has been ejected (右マガジンが取り出されました) が LCD に表示されます。
4. マガジンのハンドルを手でつかんで引っ張りながら、もう片方の手で底を支えます。
ソフトウェアから Load/Unload (ロード / アンロード) コマンドを発行すると、右のマガジンが自動的に取り出されます。Load/Unload (ロード / アンロード) コマンドを使って左のマガジンを取り出
すには、次の手順を実行します。
1. 右のマガジンを取り出す。
2. 右のマガジンをマガジンブランクと取り替える。
3. Load/Unload (ロード / アンロード) コマンドを再度発行する。するとシステムは左のマガジンを取り出す。
4. 右のベイにマガジンが必要な場合は、右のベイのマガジンブランクをカートリッジマガジンと交換する。
マガジンのインストール
マガジンをオートローダへインストールするときは、次の手順にしたがいます。
1. マガジンのハンドルを手でつかみ、もう片方の手で底を支えます。
2. カチッという音がするまで、マガジンをマガジン ベイに挿入します。
マガジンが正しい位置に納まっていることを確認します。マガジン ベイの中はスムーズにスライドするはずです。何か抵抗を感じるようであれば、マガジンの方向を確認します。
カチッと適所に納まる感じがしてマガジンの前面が前面パネルと揃えば、正しく取り付けられています。Left Mag Inserted (左マガジン挿入済み) または Right Mag Inserted (右マ
ガジン挿入済み) が LCD に表示されます。オートローダは自動的にインベントリの実行を開始します。
マガジンの手動操作
マガジンの各端には 2 つ白いサムホイールがあります。これらの 2 つの白いサムホイールを回し、スロットがこの 2 つの開口部のうち 1 つと揃うようにすることで、マガジン内のスロットを移動することが
できます。手を入れてカートリッジ キャリアを押して、マガジンを回さないでください。マガジンの開口部を利用して各マガジンにある 8 個のスロットからカートリッジをロード / アンロードすることができま
す。
注:異なる種類のドライブ間でマガジンを交換することはできません。これらの品目を交換する際は、正しいパーツ番号でご注文ください。
通知:オートローダまたはマガジンの損傷を防ぐため、オートローダからマガジンを取り外すときは、両手でマガジンの長方向の両端を支えるようにして持ちます。
注:マガジンを取り出したら、それを完全に取り外すか、完全に挿入し直してから、オートローダの電源をオフにします。 マガジンをオートローダへ戻すときは、その前にマガジ
ンの各端にある白いサムホイールを 1 つ手で回します。楽に回せたら、カートリッジは正しく納まっています。この車輪が楽に回らない場合は、カートリッジをチェックし、必要に
応じて、取り付けし直します。
通知:マガジンの一部がオートローダに入っているときは、マガジン側面のノブをオンにしないでください。これを行うと、マガジンやオートローダにさまざまな損傷を引き起こす
要因となります。

完全に取り出されているマガジンへのカートリッジのロード方法:
1. カートリッジをマガジンにロードするときは、マガジン側面にある開口部の 1 つの中央にスロットを合わせます。
2. カートリッジの方向を合わせます。テープを立てて、バーコード ラベルが外側に向くように配置します。
3. カートリッジをスロットに完全に挿入します。
カートリッジをスロットの中に押し込む際、カートリッジがスロットのラッチに正しく納まる前に軽い抵抗 (戻り留) が感じられます。カートリッジが完全に挿入されると前方への動きはまったく止まり
ます。
カートリッジを取り外すときも挿入時と同様に行うことができます。白いサムホイールを使ってマガジン側面の求めるスロットを開口部の中央に合わせます。手を入れてカートリッジ キャリアを押して、マ
ガジンを回さないでください。親指と人差し指でカートリッジをつかんで引き出します。軽い抵抗を感じますが、そのまま機械から離れるまでカートリッジを引き続けます。
スロットの場所の確認方法:
各スロットには、マガジンの上側のセクションに行くと見える識別番号があります。マガジンをオートローダから取り外した状態では、マガジン上面にある 2 つの窓のうち 1 つを通して、マガジン上部からこ
の識別マークを確認することができます。各マガジン キャリアには 1/9、2/10、3/11 などのラベルが付けられます。低い番号 (1 ~ 8) は左マガジンのスロット、 高い番号 (9 ~ 16) は右マガジンのスロ
ット (オプションの右マガジンが取り付けられている場合) をそれぞれ指します。
インベントリの実行
電源を入れ直したとき、またはマガジンを挿入したとき、オートローダは自動的にインベントリを実行します。インベントリが、各マガジンスロット、ドライブ、ピッカー、およびメディア ドア (メールスロット) を
チェックして、カートリッジの存在を確認します。存在する場合、バー コード ラベルが利用可能であれば、その読み取りを行います。これ以外の機会にインベントリを実行する場合は、手動実行が可能で
す。
インベントリの手動実行方法:
1. メインメニューから Commands (コマンド) へスクロールし、Enter を押します。
2. Commands (コマンド) サブメニューから Inventory (インベントリ) までスクロールし、Enter を押します。オートローダは存在するすべてのカートリッジについてバーコードスキャンを行いま
す。
ステータス情報の参照
LCD のスクロール メニューからは、オートローダのステータス、ファームウェア バージョン、エレメントの状態、テープ ドライブのステータス、テープ ドライブのバージョン、イーサネット情報を参照するこ
とができます。
PowerVault 124T オートローダステータスの参 照
オートローダのステータスからは、マガジン取り付けの有無、SCSI 接続ステータス、イーサネット接続ステータス、バー コード リーダー取り付けの有無、などの情報が提供されます。
オートローダ ステータスの参照:
1. メインメニューから Status (ステータス) までスクロールし、Enter を押します。
2. Status (ステータス) サブメニューから Autoloader (オートローダ) までスクロールし、Enter を押します。
3. Autoloader (オートローダ) サブメニューから Status (ステータス) までスクロールし、Enter を押します。次のようなメッセージ一覧が表示されます。
ファームウェア バージョンの参照
現在のファームウェア バージョンを参照するときは、次の手順にしたがいます。
1. メインメニューから Status (ステータス) までスクロールし、Enter を押します。
2. Status (ステータス) サブメニューから Autoloader (オートローダ) までスクロールし、Enter を押します。
3. Autoloader (オートローダ) サブメニューから Version (バージョン) までスクロールし、Enter を押します。
通知:カートリッジからロード / アンロードするときは、マガジンを完全に取り外しておくことをお勧めします。マガジン が完全に取り外されていないと、マガジンは回りません。
注:カートリッジが正しい方向に完全に挿入されるように、各スロットには特別な仕組みが施されています。ラベルが指定のラベル位置以外の場所でカートリッジに装着されて
いないか確認します。
注:テープがピッカーにある場合、バーコードラベルは読み取りできません。
A digit 0 through 7 (default 6) (0 ~ 7 の数値 [デフォルトは 6])

LCD にメッセージ一覧が表示されます。ファームウェア バージョンは、Firmware VX.XX (ファームウェア: VX.XX) のように表示され、X.XX で現在インストール済みのファームウェア バ
ージョンが示されます。
エレメント ステータスの参照
エレメント ステータスには、マガジン スロットのステータスが報告されます。このステータスで、スロット内のカートリッジの有無、またクリーニング カートリッジのスロットに割り当てられるのはどちらのス
ロットか、が示されます。エレメント ステータスの参照方法:
1. メインメニューから Status (ステータス) までスクロールし、Enter を押します。
2. Status (ステータス) サブメニューから Autoloader (オートローダ) までスクロールし、Enter を押します。
3. Autoloader (オートローダ) サブメニューから Element Status (エレメント ステータス) までスクロールし、Enter を押します。
4. スクロールして Drive (ドライブ)、Mailslot (メールスロット)、Picker (ピッカー) のステータスを表示します。スクロールして、Magazine (マガジン) ステータスを表示するかどうかを確認
するメッセージが表示されたら Enter を押します。
スロットのそれぞれについてスクロール可能です。データ カートリッジが占有しているスロットはアスタリスク (*) 表示されます。クリーニング カートリッジに割り当てられるスロットが占有されてい
る場合は、アットマーク (@) で示されます。クリーニング カートリッジに割り当てられるスロットが空の場合は、感嘆符 (!) で示されます。
5. ラベルを参照するカートリッジまたは移動するカートリッジの入ったスロットまでスクロールし、Enter を押します。
Element Status (エレメント ステータス) 画面が表示され、そのカートリッジのバーコードラベルが示されます。
テープ ドライブ ステータスの表示
テープ ドライブ ステータスを参照するときは、次の手順にしたがいます。
1. メインメニューから Status (ステータス) までスクロールし、Enter を押します。
2. Status (ステータス)サブメニューから Drive (ドライブ) までスクロールし、Enter を押します。
3. Drive (ドライブ) サブメニューから Status (ステータス) までスクロールし、Enter を押します。
メッセージ一覧が表示されます。これらのメッセージには次の内容が含まれます。
テープ ドライブ バージョンの表示
テープ ドライブ バージョンを参照するときは、次の手順にしたがいます。
1. メインメニューから Status (ステータス) までスクロールし、Enter を押します。
2. Status (ステータス)サブメニューから Drive (ドライブ) までスクロールし、Enter を押します。
3. Drive (ドライブ) サブメニューから Version (バージョン) までスクロールし、Enter を押します。
メッセージ一覧が表示されます。これらのメッセージには次の内容が含まれます。
イーサネット情報の参 照
イーサネット情報を参照するときは、次の手順にしたがいます。
1. メインメニューから Status (ステータス) までスクロールし、Enter を押します。
この番号で、ファームウェアがインストールされたときに生成される Error Correction Code が示されます。オートローダはこの番号を使用して、そのファームウェア
とそれを保持するメモリとの整合性を検証します。
注:LTO-3 テープ ドライブはデータ圧縮が可能であるため、同容量のテープにデータを多く書き込める場合があります。圧縮はまた SCSI バス間のデータ転送性能も向上し
ます。データ圧縮はドライブに依存するため、前面パネルやリモート管理ユニットからは設定できません。圧縮については通常、バックアップ アプリケーション パッケージから
も情報があります。
前面パネルのディスプレイはデータ圧縮が 有効 または 無効 であるかを示します。すべてのデータが圧縮可能であるわけではなく、性能はバックアップされているデータの種
類により大きく左右されます。

2. Status (ステータス) サブメニューから Ethernet (イーサネット) までスクロールし、Enter を押します。
メッセージ一覧が表示されます。これらのメッセージには次の内容が含まれます。
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MAC address (MAC アドレス)
オートローダ固有に付けられたネットワーク識別子を示します。
静的 IP アドレスまたは現在割り当てられている動的 IP アドレスを示します。この場合 DHCP のテキストが表示されます。
オートローダのネットワーク接続の有無およびそのときの速度を示します。

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リモート管理ユニット:Dell PowerVault™ 124T LTO-3 オートローダユーザーズガイド
リモート管理ユニット概要
設定ページ
ファームウェアページ
エラーログと診断ページ
ライブラリ操作ページ
リモート管理ユニット概要
Dell PowerVault 124T LTO-3 オートローダには、リモート管理を可能にするイーサネット インターフェイスが搭載されています。このインターフェイスは、リモート管理ユニット (RMU) と呼ばれ、HTML
(Hypertext Markup Language) ベースの GUI (Graphic User Interface) による使い勝手のよい Web サーバーが含まれています。
RMU は、前面パネル インターフェイスと同じ機能を多数実行します。これらの機能には、テープの移動、システム操作オプション、ネットワーク オプション、セキュリティ オプション、診断テストの実行、
システム アップデートの実行、などがあります。
デフォルト ユーザー名とパスワード
リモート管理ユニットのデフォルトのユーザー名は、admin です。デフォルトのパスワードは password です。
ユーザー名とパスワードは大文字と小文字の区別があるので、この場合はすべてを小文字で入力する必要があります。このデフォルトのユーザー名とパスワードは、他にユーザー名を設定するまで有
効です。
リモート管理ユニットのオープン
リモート管理ユニットには HTML インターフェイスが装備されているため、起動するときはブラウザを使用します。次の Web ブラウザをサポートしています。
l Microsoft® Windows® —Microsoft Internet Explorer 5.5 以降
l Microsoft Windows Server® 2003 — Microsoft Internet Explorer 6.0 以降 (最新セキュリティ パッチを含む)
l Redhat® 2.1—Mozilla™ 1.4.2
l Firefox™ 1.0
セキュリティが有効である場合に Library Operations (ライブラリ操作) ページにアクセスするときは、オペレータ パスワードが必要です。Configuration (設定)、
Error Logs and Diagnostics
(エラーログと診断 )、および Firmware (ファームウェア) ページにアクセスするときは、管理者パスワードが必要です。
RMU を Microsoft Internet Explorer と一緒に使用している場合、Allow META REFRESH (ページの自動読 み込 み ) オプションを必ず有効にしてください。Internet Explorer のバージョン 6.0 では、
この機能は Security (セキュリティ) タブにある Tools (ツール)>Internet Options (インターネット オプション) メニューの選択で制御されます。
すべてのリモート管理ユニット Web ページの機能を使用するには、Java Script がユーザーの Web ブラウザで有効になっている必要があります。
リモート管理ユニットを開くには
1. 使用するコンピュータで、Web ブラウザを開きます。
2. ブラウザのアドレス フィールドに、オートローダの IP アドレスを入力します(「イーサネット情報の参照」を参照)。
ブラウザ ウィンドウに Home (ホーム) ページが表示されます。
ステータス情報の 参 照
注:Diagnostics (診断 ) コマンドは、オートローダがアイドル状態で、ホストのバックアップやリストアアプリケーションが使用できない状態である場合にのみ使用します。ドラ
イブまたはオートローダが稼働しているときに Diagnostic (診断) コマンドを実行すると、これらが使用中であるという応答が返されます。ただし、Diagnostic (診断 ) コマン
ドを実行してからバックアップまたはリストア ジョブを実行すると、ジョブが失敗する場合があります。
注:システムからログアウトするには、ブラウザを閉じる 必要があります。

リモート管理ユニット (RMU) Web インターフェイス ステータス ペイン
1. System Status (システム ステータス) - オートローダとドライブの両方のモデルとシリアル番号 (S/N) を提供します。このセクションにはデル サービス タグ番号も含まれています。この番
号はテクニカル サポートに問い合わせる際に必要となります。
2. Autoloader (オートローダ) - オートメーション デバイスに固有のステータスを提供します。 マガジンの設定に関する情報については、「前面パネル管理」を参照してください。バーコード スキ
ャナの有効 / 無効に関する情報については、「取り付け概要」を参照してください。
3. Drive (ドライブ) - ドライブに固有のステータス情報を提供します。SCSI ID の変更方法に関する情報については、「取り付け概要」を参照してください。ドライブ テープ警告フラグに関する情報
については、「TapeAlert ログ」を参照してください。
4. Administration Lock (管理ロック) - RMU セキュリティ設定に関するステータスを提供します。 管理ロックの設定方法に関する情報については、「クライアント オーバーラップ制御」を参照し
てください。
5. Host Backup Software Lock (ホスト バックアップ ソフトウェア ロック) - ISV (Independent Software Vendor) オートローダとドライブ ロック設定に関するステータスを提供します。これ
らの設定は通常は、ホスト バックアップ ソフトウェア アプリケーション内から変更を行う必要があります。 オートローダとドライブ ロック設定の変更方法に関する手順については、お使いの「バッ
クアップ ソフトウェア ヘルプ」または「ユーザーガイド」を参照してください。
6. Operator Control Panel (オペレータ コントロール パネル) - 「OCP ミラー」(オペレータ コントロール パネルに現在表示されたテキストの表示) を提供します。
ステータス情報は Home (ホーム) ページとリモート管理ユニットの各ページ (Firmware [ファームウェア] ページは除く) の右側に表示されます。 このステータス情報は 10 秒おきに自動的に更新
されます。ステータスの変更は、ステータス ウィンドウ アップデートに表示されますが、最新の内容が表示されるまで約 10 秒かかります。Refresh Status (ステータスを最新情報に 更新する) を
クリックして、アップデート内容を即座にシステムに取り込むこともできます。
このメニュー見出しは各ページの一番上にも表示されます。メニュー見出し下の機能にアクセスするときは、それぞれのメニュー見出しをクリックします。初めて接続するときは、リモート管理ユニットか
らユーザー名とパスワードの入力要求があり、その後そのメニューの起動ページが表示されます。
画面の解像度設定によっては、すべてのステータス情報を表示するにはスクロールしなければならない場合があります。
時間表示
表示される時間は一般時刻か電源オン時間です。一般時刻は、月 / 日 / 年 時刻の形式で、たとえば「Nov/21/2004 19:28」のように表されます。電源オン時間は電源サイクル数 (POC) / 電源オン
時間数 (POH) で、具体的には POC:00121, POH:00002:07:45 のように 表されます。
l POC (5 桁の数字) は、システムの製造以来ののべブート回数です。
l POH は、システムが最後にブートされてからの時間数+分数+秒数です。
ページのフィードバック
要求の送信時、システムからのフィードバックがある場合、そのフィードバック内容は submit (送信) ボタンの下に表示されます。このフィードバック情報を参照する際、場合によってスクロールを要す
ることがあります。
設定ページ
Configuration (設定) ページは左側にサブメニューがあります。System Operations (システム操作) 、Networking (ネットワーク)、および Security (セキュリティ) の各オプションはこのペ
ージから設定できます。
システム操作オプション
このオプションは、System Operations (システム操作) の下に一覧が示され、その内容には SCSI ID、Compression (圧 縮) 、Barcode Reader (バーコード リーダー)、Cleaning Tape
(クリーニングテープ)、Magazines (マガジン)、System Time (システム時間) などがあります。

SCSI ID
ドライブの SCSI ID は、リモート管理ユニットから変更できます。SCSI ID の変更方法:
1. 任意のページで、Configuration (設定) の見出しをクリックします。Configuration (設定) 画面が表示されます。
2. System Operations (システム操作) で SCSI ID を選択します。
3. ドロップダウン ボックスをクリックして、新たな SCSI ID として割り当てる番号を選択します。
4. submit (送信) をクリックします。
圧縮
Dell PowerVault 124T LTO-3 オートローダの場合は、データ圧縮はドライブに依存します。前面パネルおよびリモート管理ユニットは、圧縮が有効か否かを表示します。
データ圧縮とは、同じテープ サイズに、ドライブがより多くのデータを書き込むようにすることです。圧縮はまた SCSI バス間のデータ転送性能も向上します。
圧縮設定の参照方法:
任意のページで、Configuration (設定) の見出しをクリックします。Configuration (設定) 画面が表示されます。Compression (圧縮) 見出しの下に、現在の圧縮設定が Compression
Enabled (圧縮が有効です) または Compression Disabled (圧縮は無効です) として表示されます。
バーコードリーダー
バーコード リーダーは有効 / 無効にできます。バーコード リーダーを無効にすると、リーダーがラベル情報を読み取らないように設定できます。バーコード ラベル以外のものが使用されていたり、ラベ
ルが使用されていない場合は、バーコード リーダーを無効にすると起動時またはシステム リセット時の初期化を短縮できます。
変更を有効にするには、パワーサイクル ([前面パネル] ボタンを使用) またはオートローダ リセット (エラーログと診断ページのオートローダ リセット コマンドを使用) が必要です。
SCSI バーコード長は SCSI 読み取りエレメント データで返される最大バーコード文字数を設定します。Web インターフェイスとオペレータ コントロール パネル (OCP) 上のバーコード情報の表示には、こ
の設定による影響はありません。
SCSI バーコード長を 0 に設定すると、バーコードの切り捨てが無効になり、SCSI 読み取りエレメント データには完全なバーコードが返されます。
この設定は、これまで別のデバイスによりカタログ化され、読み取り可能なバーコード文字数 (通常 6 または 9 文字) が限られていたメディアセットを持っている場合に特に役立ちます。 PV124T 設定を
以前のハードウェアに一致するように調整すると、ユーザーは別のデバイスでこれまで使用していたすべてのバーコードラベル付きメディアを再カタログ化する必要はありません。
バーコード長の変更時にはオートローダをリセットする必要はありません。
バーコード リーダー設定の変更方法:
1. 任意のページで、Configuration (設定) の見出しをクリックします。Configuration (設定) 画面が表示されます。
2. Barcode Reader (バーコード リーダー) セクションから使用する Enable/Disable (有効 / 無効) オプションと Barcode Length (バーコード長 ) 設定を選択し、Submit (送信) をク
リックします。
3. Enable/Disable (有効 / 無 効) オプションが変更されると 、「This will require a power cycle and host backup software configuration change (変更には電源の入れ直しとホスト ソフトウェア
の設定変更が必要です) 」というメッセージが表示されます。
4. OK を選択します。前面パネルと Web インターフェイスには「Please Power Cycle (電源を入れ直してください)」というメッセージが表示されます。
5. 変更を有効にするには、パワーサイクル ([前面パネル] ボタンを使用) またはオートローダ リセット (Web インターフェイスのエラーログと診断ページのオートローダ リセット コマンドを使用) が必
要です。
クリーニングテープ
Auto Clean (自動クリーニング) 機能を有効または無効にするときは、クリーニング テープ カートリッジにフル スロットを指定しておくことも必要です。スロットが指定済みである場合、ボックスにはな
し が表示されます。クリーニング テープ スロットの指定方法:
1. Library Operations (ライブラリ操作) ページでクリーニングテープを空のスロットにロードします。
2. チェック ボックスを選択して Auto Clean (自動クリーニング) を有効または無効にします。自動クリーニングが有効である場合、クリーニング カートリッジは割り当てられたクリーニング スロ
ットからクリーニングが必要とされるドライブに自動的に移動します。
Auto Clean (自動クリーニング) の設定方法:
1. 任意のページで、Configuration (設定) の見出しをクリックします。Configuration (設定) 画面が表示されます。
2. Cleaning Tape (クリーニング テープ) までスクロールします。
Auto Clean (自動クリーニング) のボックスにチェック マークが入っていたら、このオプションは有効です。Auto Clean (自動クリーニング) を無効にするときは、このボックスをクリックし
てチェック マークを外します。Auto Clean (自動クリーニング) のボックスにチェック マークが入っていなかったら、このオプションは無効になっています。Auto Clean (自動クリーニング)
を有効にするときは、このボックスをクリックしてチェック マークを入れます。
3. Cleaning Tape Location (クリーニングテープの場所) フィールドに、クリーニング テープが置かれているスロットの場所を選択します。Auto Clean (自動クリーニング) が無効になって
いる場合、クリーニングはインストールされているバックアップパッケージが代わりに行います。
4. submit (送信) をクリックします。
マガジンの設定
注:オートローダのリセットを実行するか前面パネルでマシンの電源を入れ直して、新しい SCSI ID を有効にしてください。
注:圧縮は、オートローダの前面パネルやリモート管理ユニットからは変更できません。
注:Auto Clean (自動クリーニング) を無効にすると、クリーニング テープは自動的にメディア ドア (メールスロット) から取り出されます。クリーニングは、インストールされ
ているバックアップパッケージが行います。

この設定を用いて、格納エレメントの数およびエレメント アドレスが SCSI ホストへ報告されます。正しい情報を報告するために、この設定は物理構成と一致する必要があります。この設定は、SCSI ホス
トへ報告される情報のみに影響を与えます。この設定は、前面パネルやリモート管理ユニットからのマガジンスロットへのアクセスには影響を与えません。これらのインターフェイスは物理構成に基づい
ています。
Both (両方) のマガジンに設定されている場合、オートローダは常に 16 個の格納エレメントについて SCSI ホストへ報告します。これにより、ホストへの報告内容に影響を与えることなく、マガジンの取
り外しや再取り付けを行うことができます。Left (左) または Right (右) に設定されている場合、オートローダは常に 8 個の格納エレメントについて SCSI ホストへ報告します。
エレメント アドレスは設定するマガジンによって異なります。Left (左) または Right (右 ) を選択しているとき、物理的には両方のマガジンが取り付けられている場合、前面パネルとリモート管理ユニッ
トから他のマガジンへのアクセスは可能ですが、SCSI ホストからはアクセスできません。
Magazines (マガジン) オプションの設定方法:
1. 任意のページで、Configuration (設定) の見出しをクリックします。Configuration (設定) 画面が表示されます。
2. Magazines (マガジン) までスクロールします。Magazine (マガジン) オプションが表示されます。
ラジオ ボタンが現在有効なモードの後に表示されます。
3. 次のいずれかを行ってください。
¡ この Magazines (マガジン) モードを変更せず、そのままにするときは、Esc を押します。
¡ この Magazines (マガジン) 設定を変更するときは、オートローダに対して行うべき設定の所までスクロールし、該当するチェック ボックスに選択マークを入れ、Submit (送信) をクリ
ックします。これらの設定には、Both (両方 )、Right (右)、および Left (左) などがあります。
「This will require a power cycle and host backup software configuration change. Enter To Continue (変更には電源の入れ直しとホスト ソフト
ウェアの設定変更が必要です。続行するときは Enter を押してください) 」というメッセージが表示されます。
¡ 変更を続行するときは、submit (送信) を押します。「Please power cycle the tape autoloader and reconfigure the host backup software app (テープ オー
トローダの電源を入れ直し、ホスト バックアップ ソフトウェア アプリケーションを再設定してください)」というメッセージが表示されます。
システム時間の設定
システム時間は、リモート管理ユニットから表示され、内部でイベントやエラーのログを記録するときに使用されます (時刻の設定」を参照)。
オートローダは電源投入のたびにリセットされます。タイムサーバが設定されている場合は、時刻が自動的にリセットされます (「ネットワークオプションの設定」を参照)。そうでない場合は、この時間を前
面パネルまたはリモート管理ユニットから手動で設定できます。タイムゾーン設定は電源を切っても失われません。
システム時間の設定方法:
1. まず、Time Zone (タイム ゾーン) の横にあるドロップダウンリストを使って、現地時刻とグリニッジ標準時 (GMT) との差異時間数を選択します。
2. Time Zone (タイムゾーン) フィールドの下にあるドロップダウンリストから、現在の Month (月) を選択します。
3. Day (日) フィールドに、その月の当日値を入力します。
4. Year (年) フィールドに、当年値を入力します。
5. Hour (時間) テキスト ボックスに、現在時を 24 時間フォーマットで入力します。
6. Minute (分) テキスト ボックスに、現在分を入力します。
7. Submit (送信) をクリックして、情報を保存します。
ネットワーク オプションの設定
オートローダを設置した当初は、前面 LCD パネルを利用したイーサネット設定を用いました。ただし、その設定はリモート管理ユニットで変更が可能です。このオプションには、 Current Network
Parameters (現在のネットワーク パラメータ)、Set IP (IP の設定)、Newwork Configuration (ネットワーク構成の 設定)などがあります。イーサネット設定の変更方法:
Current Network Parameters (現在のネットワーク パラメータ) の参照方法:
1. 任意のページで、Configuration (設定) の見出しをクリックします。Configuration (設定) 画面が表示されます。
2. Configuration (設定) メニューから Networking (ネットワーク) をクリックします。
Current Network Parameters (現在のネットワーク パラメータ) 領域には、現在の IP アドレス、MAC アドレス、イーサネット接続の速度設定が表示されます。
Set IP (IP の設定) セクションで、DHCP のボックスにチェック マークが入っていたら、動的 IP アドレス オプションが有効です。これは、システムのリセットを行うたびに、ネットワーク管理者の設定に
応じて IP アドレスが変更されるということです。
Set IP (IP アドレスの設定) 方法:
1. DHCP フィールドが適用されている場合、そのチェック マークを取り去ってチェック ボックスの選択を解除します。
2. IP アドレス フィールドに、<Tab> キーでボックス間を移動しながら静的 IP アドレスを入力します。
3. DHCP のボックスにチェック マークが入っていなかったら、この静的 IP アドレス オプションは無効になっています。静的 IP アドレスを変更するときは、<Tab> キーでボックス間を移動しながら
新たなアドレスを IP アドレス フィールドに入力します。
注:オプションの右マガジンが取り付けられている場合は、デフォルト設定の Left (左) を再設定してください。デフォルトの左マガジンのみが有効な状態でローダが最初に取
り付けられた場合は、ホスト バックアップ ソフトウェアで再設定が必要になる場合があります。
注:オートローダをタイムサーバーに接続するかどうかに関わらず、米国で夏時間の時刻変更を含める場合は、タイムゾーンを手動で変更する必要があります。
注:たとえば、コロラド州に住んでいる場合、この時間差は夏時間で –6 時間、冬時間で –7 時間です。

4. IP アドレスを静的アドレスから動的アドレスへ切り替えるときは、DHCP の横のボックスをクリックします。
ネットワーク構成の設定 方法:
1. サブネット マスク、ゲートウェイ、SNMP (Simple Network Management Protocol) サーバー、またはタイムサーバーの内容を変更するときは、<Tab> キーでボックス間を移動しながら新たなアド
レスを入力します。
2. submit (送信) をクリックします。
前面パネルセキュリティ オプションの設定
セキュリティ オプションを有効にすると、ユーザーはオートローダの前面パネル機能へアクセスするためにパスワードの入力が必要になります。パスワードは管理者レベルまたはオペレータレベルのア
クセスを許可します (「セキュリティの設定」を参照)。設定可能なパスワード数は管理者およびオペレータでそれぞれ 2 つまでです。セキュリティの設定方法:
1. 任意のページで、Configuration (設定) の見出しをクリックします。Configuration (設定) 画面が表示されます。
2. 画面の左側にある Security (セキュリティ) をクリックします。画面に System Security (システム セキュリティ) セクションが示されます。
3. 前面パネルのセキュリティを有効にするときは、Front Panel Security Enabled (前面パネルのセキュリティを有効にする) のチェック ボックスを選択します。
このチェック ボックスがブランクの場合、前面 LCD パネルのセキュリティ オプションは有効になっていません。
4. submit (送信) をクリックします。
前面パネルのパスワードのリセット方法:
1. 任意のページで、Configuration (設定) の見出しをクリックします。Configuration (設定) 画面が表示されます。
2. 画面の左側にある Security (セキュリティ) をクリックします。
3. Reset Front Panel Password (前面パネルのパスワードのリセット) の横にあるチェックボックスをオンにします。チェック マークが表示されます。
4. submit (送信) をクリックします。
User Administration (ユーザー管理) の設定方法:
1. 任意のページで、Configuration (設定) の見出しをクリックします。Configuration (設定) 画面が表示されます。
2. 画面の左側にある Security (セキュリティ) をクリックします。
3. Select User Type (ユーザー種別の 選択) ドロップダウン リストから Operator 1 (オペレータ 1) 、Operator 2 (オペレータ 2)、Administrator 1 (管理者 1)、Administrator 2
(管理者 2) のいずれかを選択します。
4. User Name (ユーザー名) フィールドにユーザー名を入力します。
5. Password (パスワード) フィールドに新たなパスワードを入力します。
6. Verify Password (パスワードの検 証) フィールドにもう一度新たなパスワードを同じ内容で入力します。
7. submit (送信) をクリックします。
クライアント認証管理 の設定方法:
1. 任意のページで、Configuration (設定) の見出しをクリックします。Configuration (設定) 画面が表示されます。
2. 画面の左側にある Security (セキュリティ) をクリックします。
Client Authorization Control (クライアント認証管理) までスクロールします。このセクションには、リモート管理ユニットを使用してこの特定のユニットを実行できる IP アドレスのリストが
あります。IP アドレスのボックスには 2 つのセットがあります。このセットは個々に有効 / 無効および設定を行うことができます。
¡ 有効にした場合、各セットについて、このユニットを管理する ための IP アドレスを範囲で指定することも、特定の IP アドレスのペアで指定することも可能です。このセットには、求める IP
アドレスが "a" および "b" の両セットに入っている場合は、単一の IP アドレスを指定することも可能です。セットに IP アドレスを範囲で指定すると、各アドレス セットの "b" の部分が、
そのアドレス セットの "a" の部分以上となる必要があります。
¡ いずれのセットも有効でなければ、IP クライアントはすべてユニットを管理できます。単一セットが有効な場合は、そのセットが指定するテストに合格したクライアントのみが管理者アクセ
スを得ます。両方のセットが有効な場合は、2 つのフィルタリング テストに合格したクライアントはすべてユニットを管理できます。
Web サーバーは、 認証済みクライアント一覧もオーバラップ制御ポリシーも関係なく、ユニットのステータス情報についてクライアントが参照することを常時認めています。
3. ドロップダウン ボックスを使って Enable (有 効)または Disabled (無効) を選択します。
4. IP アドレスを該当するボックスに入力します。
5. submit (送信) をクリックして保存します。
Client Overlap Control (クライアント オーバーラップ制御) は、認証済みクライアント一覧上の複数クライアントからのオーバラップ制御要求について、Web サーバーがどのように扱うかを制御
する管理ポリシーです。このオプションには、No Locking (ロックなし)、Full Locking (フル ロック)、Time-Based Locking (タイムベース ロック) などがあります。
l No Locking (ロックなし) は、複数のクライアントに対して、認証済みクライアント一覧に載る者であれば、システム管理のための無制限のアクセス権を持たせます。
l Full Locking (フル ロック) は、同時に認証済みクライアント一名が制御要求を発行できるようにします。このクライアントは、制御アクセス権を持つその他の認証済みクライアントに許可を与
注:現在までに定義済みのユーザーのリストを表示するには、Select User Type (ユーザーの種類の選択 ) を選択してsubmit (送信) をクリックします。
注:不正な IP アドレスを入力すると、すべての IP クライアントがロックアウトされてオートローダの管理できなくなる可能性があります。この状態が起こった場合は、前面パネ
ルの Configuration (設定) メニューから Restore Default (デフォルトのリストア) を実行してデフォルト値をリストアできます。

えるページの上位フレームで、Home/Logout (ホーム / ログアウト) オプションをクリックしてロックを解除する必要があります。
l Time-Based Locking (タイムベース ロック) は Full Locking (フル ロック) に似ており、同時に認証済みクライアント一名が制御アクセス権を持ちますが、このロックはアクションがない
まま一定の秒数がたつと自動的に解放されます。
チェック ボックスをクリックして該当するポリシーを選択し終えたら、submit (送信) をクリックして変更を保存します。
1. 任意のページで、Configuration (設定) の見出しをクリックします。Configuration (設定) 画面が表示されます。
2. 画面の左側にある Security (セキュリティ) をクリックします。
3. セキュリティ オプションを次の Client Overlap Control (クライアント オーバラップ制御) オプションから選択します。
¡ No Locking (ロックなし) は、複数のユーザーがシステムにアクセスし、要求を発行できるようにします。
¡ Full Locking (フルロック) は、一名のユーザーのみがシステムにアクセスし、要求を発行できるようにします。
¡ Time-Based Locking (タイムベース ロック) は、一名のユーザーのみがシステムにアクセスし、要求を発行できるようにしますが、一定時間 (秒単位) アクションがないと期限切れ
ロックがかかります。
¡ Home/Logout (ホーム / ログアウト) は、フルまたはタイムベース ロックを解放し、別のユーザーがシステムにアクセスするのを許可するときに使用します。
4. submit (送信) をクリックします。
ファームウェアページ
システム アップデートはブラウザを使って探し、そのアップデートをアップロードすることができます。システム アップデートの取得方法:
1. 任意のページで、見出しの Firmware (ファームウェア) をクリックします。Firmware Update (ファームウェアのアップデート) 画面が表示されます。
2. Browse (参照) をクリックして、そのアップデート ファイルのあるホスト システムまでナビゲートします。ファイルは.img 拡張子付きにする必要があります。
3. Upload (アップロード) をクリックします。
4. 確認ボックスへの応答として OK をクリックします。オートローダは自動的に新規コードをアップロードし、システムに対してその処理を実行します。
5. ファームウェアのアップデートが完了したら、ローダ、サーバーの順に電源を入れ直します。
エラーログと診断ページ
Error Log and Diagnostics (エラーログと診 断) ページから、オートローダにさまざまなテストを実行できます。さらにエラーや履歴のログ参照、進捗テスト、ラック中の物理ユニットの識別やシステ
ムのリセットも行えます。
エラーまたは履歴ログの表示
1. 任意のページで、Diagnostics (診断) の見出しをクリックします。Diagnostics (診断) 画面が表示されます。
2. View Error and History Logs (エラーおよび履歴 ログの表示) で、View Logs (ログの表示) をクリックします。Save Logs (ログの保存) をクリックして、ログをファイルに保存するこ
とも可能です。ログをファイルに保存する場合は、60 秒以内に保存先フォルダを選択する必要があります。
診断 テストの実行
診断テストの実行には少なくとも 2 つのカートリッジが必要です。オートローダで利用できる診断テストは次のとおりです。
l Loader (ローダ) — Picker Test (ピッカー テスト)
注:ロックは承認済みクライアント一覧のユーザーのみが使用できます。
注:オートローダのアップデートには RMU (リモート管理ユニット Web インターフェイス) を使った方法が適しています。ドライブのアップデートには、ファームウェアのアップデ
ート パッケージに付属の DFU (デル ファームウェア アップデート ユーティリティ) をホスト SCSI インターフェイス全体に用いる方法が適しています。 ファームウェアのアップ
デート パッケージに付属の README ファイルを参照してください。
注:ファームウェアのアップデートはすべて、リムーバブル メディア デバイスやネットワーク共有ドライブでなく、ローカル システムのハード ドライブにあるイメージ ファイルを
使って実行することをお勧めします。
注:Microsoft に関する問題があると、RMU インターフェイスでドライブやローダのファームウェアをアップデートできない場合があります。この問題は、Service Pack 1 (SP1)
をインストールした Windows Server ® 2003 上で、または Microsoft Security Update MS05-019 がインストールされている場合に起こることがあります。この問題が起こると、
前面パネルに警告ランプが点灯し、「6F Communication Error (6F 通信エラー)」というメッセージが表示されます。RMU はオートローダの状態を Initialization (初期
化) とレポートし続けます。
この問題に関する情報および回避策については、Microsoft テクニカル サポート記事 898060 を参照してください。この問題が発生した場合は、オートローダを再スタートしてさ
らなる通信エラーを回避します。
注:ファームウェアのアップデートが完了したら、ユニットは起動時に新しいリビジョン レベルをホストに報告します。アップデート ユニットを認識するには、ホスト バックアップ
ソフトウェアの再設定が必要になる場合があります。
注:エラー発生時に保存したログは問題の調査を行う上で有用なデータとなります。サービス担当員がこれらのログを要する場合もあります。

l Loader (ローダ) — Magazine Test (マガジン テスト)
l Loader (ローダ) — Inventory Test (インベントリ テスト)
l Random Moves (ランダム移動)
1. 任意のページから、見出しの Error Log and Diagnostics (エラーログと診断 ) をクリックします。Error Log and Diagnostics (エラーログと診 断 ) 画面が表示されます。
2. Diagnostics (診断)セクションで、Test (テスト) ドロップダウン メニューから実行する診断テストを選択します。
3. 必要に応じて、ループ回数を指定します。有効な数字は 1 ~ 99 までです。
4. submit (送信) をクリックします。
5. テストの実行中は、そのテストのステータスを参照することができます。View Diagnostic Test Progress (診 断テスト進捗の参照 ) の View Status (ステータスの参 照 ) をクリックしま
す。
別の画面に実行中のテスト、その診断テストの現在のステータスが示されます。
6. 診断テストの進捗を表示するには、View Status (ステータスの表示) を再度クリックします。
識別
LCD バックライト要求して指定された秒数の間点滅させ、オートローダの Identification (識別) 機能を利用することができます。これは機材室内のオートローダの場所を識別するときに役立ちます。
1. 任意のページから、見出しの Error Log and Diagnostics (エラーログと診断 ) をクリックします。Error Log and Diagnostics (エラーログと診 断 ) 画面が表示されます。
2. Identification (識別) で、秒数を Time (secs) [時間 (秒)] フィールドに入力します。
3. Identify (識別) をクリックします。オートローダの LCD バックライトが指定された秒数の間点滅します。
オートローダ リセットの実行
オートローダ リセットは SCSI ID の変更とマガジンの変更時に使用します。オートローダ リセットは、テープがドライブにセットされている場合は少なくとも 3 分間、それ以外は約 30 秒かかります。オー
トローダ リセットの実行方法:
1. 任意のページから、見出しの Error Log and Diagnostics (エラーログと診断 ) をクリックします。Error Log and Diagnostics (エラーログと診 断 ) 画面が表示されます。
2. Autoloader Reset (オートローダ リセット) セクションの Autoloader Reset (オートローダ リセット) をクリックします。
ライブラリ操作ページ
Library Operations (ライブラリ操作) ページからは、テープの移動、システムインベントリの実行、ピッカーをホーム位置へ戻すためのリセット、連続運転の実行などが可能です。Library
Operations (ライブラリ操作) をクリックすると、そのページが表示されます。
テープの移動
リモートの場所からは、テープをある場所から別の場所へ移動する要求が行えます。テープの移動方法:
1. 任意のページで、見出しの Library Operations (ライブラリ操作) をクリックします。Library Operations (ライブラリ操作) 画面が表示されます。
2. そのページの Moving Tapes (テープの移動) セクションで From: (移動元) の下のドロップダウン メニューをクリックし、移動するテープの場所を選択します。
3. To: (移動先) の下のドロップダウン メニューからテープを移動する場所を選択し、submit (送信) をクリックします。
インベントリ
電源を入れたとき、またはマガジンを挿入したとき、オートローダは自動的にインベントリを実行します。インベントリをこれ以外の場面で作動させる場合は、リモート管理ユニットを使ってリモートから実行
します。インベントリの実行方法:
1. 任意のページで、見出しの Library Operations (ライブラリ操作) をクリックします。Library Operations (ライブラリ操作) 画面が表示されます。
2. Library Operations (ライブラリ操作) ページから Inventory (インベントリ) をクリックします。オートローダはインベントリ即座に起動します。
ホームに設定
オートローダが Moving Tapes (テープの移動) または Inventory (インベントリ) コマンドの実行を正常終了できなかった場合、Set to Home (ホームに設定) コマンドが実行されて、移動また
はインベントリ コマンドは再度実行し直しされます。
Set to Home (ホームに設定) コマンドは、オートローダが予期せぬ内部条件からの回復を支援するものとして、オートローダのリセットを行います。ホームに設定 する方法:
1. 任意のページで、見出しの Library Operations (ライブラリ操作) をクリックします。Library Operations (ライブラリ操作) 画面が表示されます。
2. Library Operations (ライブラリ操作) ページから、Set to Home (ホームに設定) をクリックします。これはオートローダに対するリセット コマンドを実行します。
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注:オートローダマガジンの図にあるスロットをクリックし、カートリッジを選択して移動することも可能です。

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技術仕様:Dell™ PowerVault™ 124T LTO-3 オートローダユーザーズガイド
物理的仕様
オートローダ性能仕様
オートローダ環境仕様
オートローダ電源仕様
オートローダ振動仕様
オートローダ ショック仕様
テープドライブ仕様
物理的仕様
オートローダ性能仕様
オートローダ環境仕様
オートローダ電源仕様
0.32 平方メートル (3.4 平方フィート)
ネイティブ:245 GB/時間
圧縮:490 GB/ 時間 (圧縮率 2:1 を想定)
100,000 ロード / アンロード カートリッジ サイクル
< 40 秒。 1 サイクルとは、テープドライブからマガジン スロットへカートリッジを移動し、別のマガジン スロットを選択してから、そのカートリッジをテープドライブへ移
動するまでです。 テープドライブがアンロードまたはロード / キャリブレーションを行うための時間は含まれていません。
平均ロード時間 (ドライブにカートリ
ッジをセットしてから)
LTO Ultrium 3 = 15 秒(書き込み済みのテープの BOT)
LTO Ultrium 3 = 15 秒(初期化されたテープの BOT)
LTO Ultrium 3 = 15 秒 (BOT から)

オートローダ振動仕様
オートローダ ショック仕様
テープドライブ仕様
LTO-3 ドライブ仕様
メディア容量
メディア仕様
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60 Hz システム:90 ~ 265 VAC;
50 Hz システム:90 ~ 265 VAC
60 Hz システム:4.0 A (RMS) 115 VAC 用
50 Hz システム:2.0 A (RMS) 230 VAC 用
60 Hz = 75 W、50 Hz = 80 W
5 ~ ;500 Hz、0.25 G、クロスオーバスムージング 0.254 mm (0.01 インチ)、1 8ve/分、 (X、Y、Z) 軸
0.25 Grms、5 ~ 500 Hz (X、Y、Z) 軸
5 ~ 500 Hz、0.75 G、クロスオーバスムージング 0.51 mm (0.02 インチ)、1 8ve/分、 (X、Y、Z) 軸
1.06 Grms、5 ~ 500 Hz (X、Y、Z) 軸
3 G、5 ms ハーフサイン、軸 (X、Y、Z) 当たり 3 パルス (+/-)
20 G、8 ms ハーフサイン、軸 (X、Y、Z) 当たり 3 ショック (+/-)
非圧縮モード:245 GB/時間
圧縮 (通常 2:1):490 GB/時間
15 秒 (最大)
BOT からのアップロード時間
> 100,000 ロード / アンロード カートリッジ サイクル
12800 GB (圧縮) (カートリッジ 16 本)
400 GB (非圧縮)
800 GB (2:1 通常圧縮)
デュアル コート メタル パーティクル
680 m (2230.9 フィート)
10.2 x 10.54 x 2.15 cm
(4 x 4.15 x 0.85 インチ)
LTO Ultrium 1、LTO Ultrium 2、LTO Ultrium 3
LTO Ultrium 2 および LTO Ultrium 3
> 30 年 (消磁ロス < 10 %、20 ºC
40% RH (結露しないこと)
1,000,000 パス (方向に関わらず記録用ヘッドがテープ上を通った回数)

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トラブルシューティング:Dell™ PowerVault™ 124T LTO-3 オートローダユーザーズガイド
カスタマサポートまでお問い合わせの前に
オペレータ コントロール パネル エラーの表示
エラー チェック
オートローダログ
TapeAlert ログ
保守サービスのためのオートローダの返送
カスタマサポートまでお問い合わせの前に
オートローダの使用中に発生するエラーは、単純な接続問題から複雑なハードウェアの障害まで幅広くあります。オートローダを返送される前に、次に示すいくつかの基本的なトラブルシューティング手
順を踏むことで、ご自身で問題を解決できる場合があります。
Dell PowerVault 124T オートローダで推奨される定期メンテナンス作業はドライブのクリーニング以外には何もありません。
オートローダの前面にあるオペレータ コントロール パネルにもいくつかのトラブルシューティング機能がありますが、限られたもののみです。リモート管理ユニットには、オートローダの現在の状態や過
去のパフォーマンス、その他エラーのトラブルシューティングに役立つ詳しい情報が提供されています。
次の表では、起こりうる問題に関する一般的な原因や推奨される対処法について説明します。
表 1:基本的なトラブルシューティング
通知:オートローダの電源を入れ直す必要がある場合は、電源を切ってから少なくとも 10 秒間は電源を入れないでください。これにより、電源のすべてのキャパシタが放電す
る時間ができ、システムが完全にリセットされます。放電の時間を取らないと、システムが正しくブートできず、空白の LCD スクリーンが表示されることがあります。問題をクリ
アするために、少なくとも 10 秒待ってからもう一度電源を入れ直します。
l エラーのトラブルシューティングには、リモート管理ユニットを使います。
前面パネル LCD ディスプレイにエラー
メッセージが表示されます。
l 「前面パネルエラーの表示」を参照してください。
オートローダは通常よりもゆっくり動作
しています。
オートローダ、システム ハードウェア、また
はホスト バックアップ ソフトウェアが正しく
設定されていません。
l 設定の要件については、support.dell.com を参照してください。
電源ケーブルまたは電源供給元に障害が
あります。オートローダの後部の電源スイッ
チがオンになっていません。
l コンセントと電源ケーブルのすべての接続をチェックしてください。
l 後部の電源スイッチがオンになっていることを確認してください。
l support.dell.com にお問い合わせください。
前面パネルからの情報表示はありませ
んが、その上の照明インジケータが点
灯しています。
一時的に電源が中断されたことでオートロ
ーダの電源が切れてしまい、その後、電源
のすべてのキャパシタが放電される前に電
源が入りました。
l 前面パネルの電源スイッチを 15 秒間押し続けてから、後部の電源スイッチをオフにしてください。60 秒
間待ってから、後部の電源スイッチの電源をオンに戻してください。
l support.dell.com にお問い合わせください。
オートローダが SCSI バス経由でホスト
システムと通信を行っていません。
SCSI ケーブル パス内で問題が発生したた
めに通信障害が起きています。
l オートローダ後部の SCSI ケーブルの接続と LVD ホスト コントローラ カードが正しく取り付けられてい
ることを確認してください。
l SCSI ケーブルが損傷を負ったり無理に曲げられたりしていないこと、SCSI ケーブルの全長が最大長を
超えていないことを確認してください。
l LVD SCSI ターミネータが SCSI バス上の先頭と最後の SCSI デバイスに取り付けられていることを確認
してください。
l オートローダの SCSI ID が、同一 SCSI バス上の別の SCSI デバイスが使用していない固有な SCSI ID
に設定されていることを確認してください。
l ホスト バス アダプタが Dell PowerVault 124T で使用できるかどうかを support.dell.com で確認して
ください。
l リモート管理ユニット診断 ページを使うか、前面パネルから電源をオフにして、Autoloader Reset (オ
ートローダ リセット) を発行してください。
l support.dell.com にお問い合わせください。
テープ ドライブは SCSI バスでホストに
応答していますが、オートローダが応
答していません。
l SCSI ID に重複がなければ、ーブルとターミネータの続を確認してください。
l ホスト アプリケーションとデバイス ドライバにオートローダ サポートのための最新パッチが正しく適用済
みであることを確認してください。

オペレータ コントロール パネル エラーの表示
オペレータ コントロール パネル (OCP) はオペレータ入力およびステータスとエラー情報出力の表示に使用します。オートローダ ハードウェアにより生成されたエラーは、Dell PowerVault 124T に固有
のエラー コードを返します。これらのエラー コードはエラーの簡単な説明と一緒に OCP に表示されます。Dell PowerVault 124T のエラー コードに関する詳細情報と推奨される処置については表 2 を
参照してください。
内部テープ ドライブにより生成されたエラーは業界標準 TapeAlert で表示されます。TapeAlert もエラーの簡単な説明と一緒に OCP に表示されます。TapeAlert の詳細情報と推奨される処置について
は表 3 を参照してください。
エラーのチェック
エラーとは、オートローダの動作中に起こる問題のことです。これらはオートローダがなすべき特定処理の遂行を阻害するものです。エラー発生時は、次の二種類が起こりえます。
l エラー メッセージはオペレータ コントロール パネル (OCP) またはリモート管理ユニット (RMU) 画面に表示されます。
l エラーメッセージの表示はないが、オートローダの処理が異常終了する。
いずれの事象が発生した場合も、システムはエラーログを生成します。これらのエラーログを利用することで、エラーの種別、発生日時、オートローダのどの部分に影響をあたえるか、などを確認するこ
とができます。オートローダと内部テープ ドライブでは、生成されるエラー ログの種類は異なります。
l オートローダ ログ にはオートローダまたはオートローダ内のデータ カートリッジの移動に関するエラー情報が含まれています。
l TapeAlert ログ にはオートローダ内のテープ ドライブにより報告されたエラー情報が含まれています。
l LUN スキャンがホスト バス アダプタで有効になっていることを確認してください。
l support.dell.com にお問い合わせください。
オートローダがイーサネット経由でホス
ト システムと通信を行っていません。
イーサネット ケーブルまたはネットワーク
設定の問題により通信障害が起きていま
す。
l イーサネットケーブルが正しくハブに接続されていることを確認してください。
l 前面パネル LCD でイーサネット設定を確認してください。DHCP サーバーが利用可能であれば、イーサ
ネット ステータスは DHCP を示すはずです。そうならない場合は、固有の静的 IP アドレスとサブネット
マスクを設定する必要があります。オートローダの静的 IP アドレスはホストと同じサブネット上になけれ
ばなりません。
l ホスト システムに直接接続されている場合は、クロスオーバー ケーブルを使用する必要があります。
l 前面ネル LCD からシステムをオフにしてオートローダの電源を切り、少なくとも 10 秒待ってから電源を
入れ直します。
l support.dell.com にお問い合わせください。
アプリケーション ソフトウェアからメディ
アが見つからない、または要求どおり
にメディアを移動できない障害が報告さ
れています。
現在のホスト バックアップ ソフトウェアまた
はオートローダ インベントリが失われまし
た。
l リモート管理ユニットツールでメディアがオートローダ内のあるべき場所に存在していることを確認してく
ださい。
l リモート管理ユニット診断ツールを使って、ローダ インベントリ テスト を実行します。
l リモート管理ユニット診断ツールを使って、ランダム移動 テストを実行します。注:このテストでは少なく
とも 2 つのメディアが必要となります。
l リモート管理ユニット診断 ページを使うか、前面パネルから電源をオフにして、Autoloader Reset (オ
ートローダ リセット) を発行してください。
l ソフトウェア アプリケーション内でインベントリを再試行してください。
l support.dell.com にお問い合わせください。
アプリケーション ソフトウェアからメディ
アの読み取りまたは書き込み中のエラ
ーが報告されています。
現在のメディアに障害があるか、内部テー
プ ドライブの掃除が必要です。
l 別のメディアで試してください。
l クリーニング カートリッジを使って内部テープ ドライブを掃除してください。
l リモート管理ユニット診断 ページを使うか、前面パネルから電源を入れ直して、Autoloader Reset
(オートローダ リセット) を発行してください。
l ソフトウェア アプリケーション内でジョブを再試行してください。
l support.dell.com にお問い合わせください。
l エラー固有の説明については、「前面パネル エラーの表示」を参照してください。
l リモート管理ユニット診断 ページを使うか、前面パネル LCD から電源をオフにして、Autoloader
Reset (オートローダ リセット) を発行してください。
l support.dell.com にお問い合わせください。

オートローダログ
オートローダのエラーログ情報は、以下の 3 つの方法のいずれかを使って取得できます。
l オペレータ コントロール パネル (OCP)
l リモート管理ユニット (RMU) の画面への表示
l コール センターの診断用に RMU を介してテキスト ファイルに保存された詳細ログ
Dell PowerVault 124T のエラー コードに関する詳細情報と推奨される処置については表 2 を参照してください。
OCP を介したオートローダ ログ
前面パネルからハードエラー ログ情報を表示する方法:
1. 前面パネル LCD から Diagnostics (診 断) までスクロールし、Enter を押します。Diagnostics (診断 ) サブメニューが表示されます。
2. Diagnostics (診断) サブメニューから Error Logs (エラー ログ) までスクロールし、Enter を押します。Error Logs (エラー ログ) サブメニューが表示されます。
3. Error Logs (エラーログ) サブメニューから Hard (ハード) までスクロールし、Enter を押します。ログ情報が表示されます。
4. ハードログ エントリ内では上下にスクロールできます。最新のエントリが、表示される最も高いイベント番号に関連付けられます。
RMU を介したオートローダ ログ
ハードエラー ログ情報を表示 / リモート管理ユニットからログをすべて保存する方法:
1. RMU 内から Diagnostics (診 断 ) の見出しをクリックします。Diagnostics (診断) 画面が表示されます。
2. View Logs (ログの表示) をクリックし、ハードエラー ログを表示します。最新のエントリが、表示される最も高いイベント番号に関連付けられます。
3. 詳細なログ情報を含んだファイルを持っていると、サポートを受ける際に特に役に立ちます。ログをローカル テキスト ファイルに保存する場合は、Save Logs (ログの保存) をクリックします。
表 2: オートローダのエラー詳細
オートローダのオペレーティング システム エラー タイプ
Resource Deleted ( リソースが削除されました)
01 ~ 25 までのエラーは、予期しないイベントがオートローダの内部オペレーティング システムで発生したことを示し
ます。オートローダの内部オペレーティング システムは ThreadX と呼ばれ、エラー メッセージによっては先頭に
「TX」と表記されるものもあります。
これらのイベントでは以下の操作を行ってください。
l オートローダのパワーサイクルを行います。
l リモート管理ユニット (RMU) またはオペレータ コントロール パネル (OCP) からランダム移動テストを実行し
ます。
注:ランダム移動テストではオートローダ内に少なくとも 2 つのカートリッジが必要です。
l PowerVault 124T ファームウェアのアップデートについては、support.dell.com から確認を行ってくださ
い。
l 上記の手順すべてが失敗した場合は、support.dell.com にお問い合わせください。
Pointer Error ( ポイント エラー)
No Event Timeout (イベント タイムアウトなし)
Semaphore Error ( セマフォ エラー)
Semaphore Timeout ( セマフォ タイムアウト)
Activate Error (アクティブ化エラー)
Threshold Error (しきい値エラー)
Block Pool Error (プールのブロック エラー)
Queue Function Failed (キュー機能が失敗しました)
Semaphore Function Failed (セマフォ機能が失敗しました)
Timer Function Failed (タイマー機能が失敗しました)
Thread Function Failed (スレッド機能が失敗しました)
Command Started (コマンドが起動しました)

System Failure (システム エラー)
System Timeout (システム タイムアウト)
Software Error (ソフトウェア エラー)
Hardware Error (ハードウェア エラー)
Message Sender (Task) ID Error (メッセージ送信者 [タスク]
ID エラー)
l ホスト バックアップ アプリケーションとデバイス ドライバが最新の対応リビジョンかどうかを
support.dell.com から確認してください。
l ホスト アダプタ、SCSI ケーブル、およびターミネータを確認します。
l オートローダの電源を入れ直し、操作を再試行します。
l 上記の手順すべてが失敗した場合は、support.dell.com にお問い合わせください。
Message Type Bad (メッセージ種別不良)
Message Parameter Bad (メッセージパラメータ不良)
スタック / グローバル データ破損エラー タイプ
Invalid Element (不正エレメント)
l ホスト バックアップ アプリケーションとデバイス ドライバが最新の対応リビジョンかどうかを
support.dell.com から確認してください。
l オートローダのパワーサイクルを行います。
l リモート管理ユニット (RMU) またはオペレータ コントロール パネル (OCP) からランダム移動テストを実行し
ます。
注:ランダム移動テストではオートローダ内に少なくとも 2 つのカートリッジが必要です。
l 上記の手順すべてが失敗した場合は、support.dell.com にお問い合わせください。
Invalid Element Status (不正エレメント ステータス)
Element Table Bad (不正なエレメント テーブル)
Global Data Bad (不良なグローバル データ)
Stack Data Bad (不良なスタック データ)
Task Stack Low (タスク スタックが不足)
Task Stack Overflow (タスク スタックがオーバーフロー)
システム シャットダウン / 破壊 エラー タイプ
l マガジン / マガジン ブランクが完全に設置されていることを確認してください。
l オートローダのパワーサイクルを行います。
l 上記の手順がすべて失敗した場合は、support.dell.com にお問い合わせください。
Watchdog Timer (ウォッチドッグ タイマー)
l オートローダのパワーサイクルを行います。
l リモート管理ユニット (RMU) またはオペレータ コントロール パネル (OCP) からランダム移動テストを実行し
ます。
注:ランダム移動テストではオートローダ内に少なくとも 2 つのカートリッジが必要です。
l PowerVault 124T ファームウェアのアップデートについては、support.dell.com から確認を行ってくださ
い。
l 上記の手順すべてが失敗した場合は、support.dell.com にお問い合わせください。
Power Down Failure (電源ダウン エラー)
System Overload (システム オーバーロード)
System Performance (システム パフォーマンス)
Asynchronous Stop (非同期の停止)
System Cleaning Error (システム クリーニング エラー)
クリーニング スロットは使用中です。
l 正しいクリーニング カートリッジが、リモート管理ユニット設定ページの設定に示された専用クリーニング ス
ロットにあることをを確認してください。
l PowerVault 124T ファームウェアのアップデートについては、support.dell.com から確認を行ってくださ
い。
l 上記の手順すべてが失敗した場合は、support.dell.com にお問い合わせください。
System Internal I2C HW Error (システム内部 I2C HW エラ
ー)
support.dell.com にお問い合わせください。
ALD (Autoloader Diagnostic) Limits Error (ALD [オートロー
ダ診断] 制限エラー)
このエラーは診断テストに失敗した場合に発生することがあります。
l マガジン テストまたはインベントリ テストに失敗した場合は、マガジンを一度に 1 つずつ取り外してチェックし
てください。各マガジンの白いサムホイールを回し、キャリアが各方向に少なくとも 1 回は完全に回転するこ
とを確認します。確認後は各マガジンを再度挿入します。
l ピッカー テストに失敗した場合は、ピッカー アセンブリ内に障害物がないことを確認してから、テストを再度
行ってください。
l ランダム移動テストに失敗した場合は、上記の手順にしたがって必要な処置を行ってください。
l オートローダの電源を入れ直し、失敗したテストを再実行します。エラーが再発する場合は、
support.dell.com までお問い合わせください。
Drive Reset Error (ドライブリセットエラー)
特定のドライブ エラー情報の詳細については、TapeAlert ログで確認してください。推奨される処置については、表 3
を参照してください。
Drive HW Error(ドライブ HW エラー)
Drive Cleaning Required (ドライブのクリーニングが必要)
l ドライブに正しいクリーニング カートリッジをロードしてクリーニングを行います。 クリーニング カートリッジ専
用に利用可能なスロットがある場合は、この操作を有効にしてリモート管理ユニット設定ページ内で自動的
に実行できます。
l 特定のドライブ エラー情報の詳細については、TapeAlert ログで確認してください。推奨される処置について
は、表 3 を参照してください。

l ドライブがクリーニングを要求し続ける場合は、support.dell.com にお問い合わせください。
General Drive Error (一般ドライブ エラー)
l 特定のドライブ エラー情報の詳細については、TapeAlert ログで確認してください。推奨される処置について
は、表 3 を参照してください。
l ドライブが読み取り / 書き込みエラーをログしている場合は、新しいメディアを使って操作を再実行してくださ
い。
l 2 つのメディアのどちらでもドライブが異常を示すときは、support.dell.com にお問い合わせください。
Drive Load Error (ドライブ ロード エラー)
l ドライブに正しいクリーニング カートリッジをロードしてクリーニングを行います。 クリーニング カートリッジ専
用に利用可能なスロットがある場合は、この操作を有効にしてリモート管理ユニット設定ページ内で自動的
に実行できます。
l 別のメディアをロードして試してみます。
l 2 つの異なるメディアで処理が失敗する場合は、support.dell.com までお問い合わせください。
Drive Unload Error (ドライブ アンロード エラー)
Media Threading Error (メディア スレッド エラー)
l 特定のドライブ エラー情報の詳細については、TapeAlert ログで確認してください。推奨される処置について
は、表 3 を参照してください。
l 正しいカートリッジ タイプが使用されていることを確認してください。
l 新しいメディアを使って操作を繰り返し行います。
l 2 つの異なるメディアで処理が失敗する場合は、support.dell.com までお問い合わせください。
Media Unthreading Error (メディア アンスレッド エラー)
Media (MAM) Info Error(メディア [MAM] 情報エラー)
Invalid Media Type (不正なメディアの種類)
Expired Cleaning Media (クリーニング メディアの有効期限が
切れています)
Unknown Media Error (不明なメディア エラー)
Drive/Media Error (ドライブ / メディア エラー)
EEROM Chksum Error (EEROM チェックサム エラー)
support.dell.com にお問い合わせください。
Fan Sense Motion Error (ファンセンスモーションエラー)
l ユニットに電源が入っているときに、メイン ファンが自由に回っていることを確認してください。
l 前の手順が失敗する場合は、support.dell.com までお問い合わせください。
Host Lock Prevents Eject (ホスト ロックによる取り出し禁止)
ホスト バックアップ ソフトウェアが PREVENT/ALLOW MEDIUM REMOVAL (メディア除去の禁止 / 許可) コマンドを
発行しました。このコマンドはホスト バックアップ ソフトウェアにより「ロック」と呼ばれることが頻繁にあります。
l ホスト バックアップ ソフトウェアを使って Unlock (ロック解除) コマンドを 発行するか、オペレータ コントロー
ル パネルの電源ボタンを使ってオートローダの電源を入れ直し、ロック設定を解除します。
安全上の理由から、ピッカーやマガジンの回転などのあらゆるモーターの動作は無効になっています。
l マガジンまたはマガジン ブランクがオートローダの両側で完全に挿入されていることを確認してください。
l マガジンまたはマガジン ブランクを交換します (2 台目があるときは、それを試します)。
l ランダム移動テストに失敗した場合は、上記の手順にしたがって必要な処置を行ってください。
l 上記の手順すべてが失敗した場合は、support.dell.com にお問い合わせください。
l オートローダの吸気温が仕様の範囲内であることを確認します。
l オートローダ開口部 (前面および背面) の詰まりものをすべて取り除きます。
l ファンが作動していることを確認します。
l 上記の手順すべてが失敗した場合は、support.dell.com にお問い合わせください。
IP Stack Panic (IP スタック パニック)
l オートローダが正しいネットワークに接続されていることを確認してください。
l ネットワークが正しく設定されているかどうか (ループバック状態が発生していない等) を確認してください。
l オートローダが正しく設定され、クロスオーバー ケーブルを使ってホスト システムに直接接続されている場
合、オートローダが正常に作動していることを確認してください。
l 上記の手順すべてが失敗した場合は、support.dell.com にお問い合わせください。
IP Stack Memory Allocation Error (IP スタック メモリの割り
当てエラー)
IP Stack Can't Free Memory (IP スタックがメモリを開放でき
ません)
Stack DTrap Occurred (スタック DTrap が発生しました)
Drive Init Failed (ドライブ初期化エラー)
l PowerVault 124T ファームウェアのアップデートについては、support.dell.com から確認を行ってくださ
い。
l 特定のドライブ エラー情報の詳細については、TapeAlert ログで確認してください。推奨される処置について
は、表 3 を参照してください。
l 前面電源ボタンを使ってオートローダの電源を入れ直し、操作を再試行します。
l 上記の手順すべてが失敗した場合は、support.dell.com にお問い合わせください。
Drive Login Error (ドライブ ログイン エラー)
Drive Logout/Unexpected Error (ドライブ ログアウト / 予期
しないエラー)
Drive Command Failed (ドライブ コマンド エラー)
Drive Response Timeout (ドライブ応答のタイムアウト)
Command Flushed From Queue (コマンドがキューからフラッ

Drive Manager Not In Correct State (ドライブ マネージャー
が正しい状態にありません)
Drive Reporting Not Ready (ドライブのレポーティングの準備
ができていません)
Autoclean Move Failed (自動クリーニングの動作エラー)
l リモート管理ユニットの自動クリーニング設定を確認します。正しいクリーニング カートリッジが設定された場
所に配置されていることを確認してください。
l クリーニング カートリッジのラベルやその他の物が、所定の位置以外に付いていないことを確認してくださ
い。
l 別のクリーニング カートリッジを使用してみます。
l 2 つの異なるクリーニング カートリッジで処理が失敗する場合は、support.dell.com までお問い合わせく
ださい。
Drive Unload Retry (ドライブ アンロードの再試行)
l 特定のドライブ エラー情報の詳細については、TapeAlert ログで確認してください。推奨される処置について
は、表 3 を参照してください。
l クリーニング カートリッジのラベルやその他の物が、所定の位置以外に付いていないことを確認してくださ
い。
l 別のメディアをロードして試してみます。
l 前面電源ボタンを使ってオートローダの電源を入れ直し、操作を再試行します。
l 上記の手順すべてが失敗した場合は、support.dell.com にお問い合わせください。
Drive Communications Error (ドライブ通信エラー)
l PowerVault 124T ファームウェアのアップデートについては、support.dell.com から確認を行ってくださ
い。
l 特定のドライブ エラー情報の詳細については、TapeAlert ログで確認してください。推奨される処置について
は、表 3 を参照してください。
l 前面電源ボタンを使ってオートローダの電源を入れ直し、操作を再試行します。
l 上記の手順すべてが失敗した場合は、support.dell.com にお問い合わせください。
Drive Communications Error (ドライブ通信エラー)
Loader Communication Error (ローダ通信エラー)
Failed to Send CUP Cmd to Drive / No Response From
Drive (CUP コマンドをドライブに送信できませんでした。ドラ
イブからの応答がありません)。
l オートローダとドライブの両方のファームウェア イメージが最新のイメージであるかどうかを
support.dell.com で確認してください。
l ファームウェア イメージに付属のファームウェアのアップデート README ファイルを確認します。
注:ドライブ ファームウェアのアップデートには、ファームウェア イメージに付属の DFU ユーティリティを用
いたホスト SCSI インターフェイスを使う方法をお勧めします。ローダ ファームウェアのアップデートには、リ
モート管理ユニットを用いた方法をお勧めします。
l ホストとオートローダ間の SCSI ケーブルとターミネータがすべて接続されていることを確認してください。
l アップデート中にドライブ内にメディアが入っていないことを確認してください。
l 前面電源ボタンを使ってオートローダの電源を入れ直し、操作を再試行します。
l 上記の手順すべてが失敗した場合は、support.dell.com にお問い合わせください。
CUP Send Failed (CUP 送信エラー)
Drive Update Failed, Media Present (ドライブのアップデート
が失敗しました。メディアが存在します)。
Image Size in Header Too Big (ヘッダーのイメージ サイズが
大きすぎます)
Block Erase Failed (ブロックの消去に失敗しました)
Flash Program Failed (フラッシュ プログラムに失敗しました)
Checksum Error (チェックサム エラー)
Timeout During CUP (CUP 中にタイムアウトしました)
Reset During Drive Update (ドライブ更新中にリセットされま
した)
Unexpected Reset From Drive (ドライブから予期せずリセッ
トされました)
Unexpected Message From PSP (PSP から予期しないメッセ
ージを受信しました)
Personality or Version Check Failed (パーソナリティまたは
バージョン チェックに失敗しました)
SCSI Error During Write Buffer Command (バッファの書き込
みエラー時に SCSI エラーが発生しました)
Uncompressed EDC Failure (非圧縮 EDC エラー)
Image Processing Ended Early (イメージ処理が早期に終了
しました)
Unexpected Response or Data Received (予期しない応答ま
たはデータを受信しました)
l ホスト バックアップ アプリケーションとデバイス ドライバが最新の対応リビジョンかどうかを
support.dell.com から確認してください。
l ホスト アダプタ、SCSI ケーブル、およびターミネータを確認します。
l オートローダの電源を入れ直し、操作を再試行します。
l 上記の手順すべてが失敗した場合は、support.dell.com にお問い合わせください。
Drive Send Failed (ドライブの送信に失敗しました)。
Elevator Flag Bad (不良なエレベータ フラグ)
l オートローダの電源を入れ直します。
l リモート管理ユニット (RMU) またはオペレータ コントロール パネル (OCP) からランダム移動テストを実行し
Elevator Sensor Bad (不良なエレベータ センサ)

ます。
注:ランダム移動テストではオートローダ内に少なくとも 2 つのカートリッジが必要です。
l PowerVault 124T ファームウェアのアップデートについては、support.dell.com から確認を行ってくださ
い。
l 上記の手順すべてが失敗した場合は、support.dell.com にお問い合わせください。
Elevator Calibration Lost (エレベータ キャリブレーションを失
いました)
Elevator Calibration Jammed (エレベータ キャリブレーション
の詰まり)
Elevator Lost (エレベータを失いました)
Elevator Position Error (エレベータの位置エラー)
l オートローダのパワーサイクルを行います。
l リモート管理ユニット (RMU) またはオペレータ コントロール パネル (OCP) からランダム移動テストを実行し
ます。
l また、「Open Front」(4B) エラー タイプ用に推奨された処置も実行します。
注:ランダム移動テストではオートローダ内に少なくとも 2 つのカートリッジが必要です。
l PowerVault 124T ファームウェアのアップデートについては、support.dell.com から確認を行ってくださ
い。
l 上記の手順すべてが失敗した場合は、support.dell.com にお問い合わせください。
Reserved Error Code (予約されたエラー コード)
Servo Timeout Error (サーボ タイムアウト エラー)
Servo Not Calibrated (サーボのキャリブレーションが行われ
ていません)
Source Element Empty (入力元エレメントが空)
l 必要とする入力元にカートリッジが実際に存在しないことを確認してください。
l オートローダのパワーサイクルを行います。
l リモート管理ユニット (RMU) またはオペレータ コントロール パネル (OCP) からランダム移動テストを実行し
ます。
注:ランダム移動テストではオートローダ内に少なくとも 2 つのカートリッジが必要です。
l 入力元がマガジン内のスロットである場合は、カートリッジを手動でマガジンに挿入する際に、バネ付きカート
リッジの存在を示すフラグが自由に動くかどうかをチェックします。
l エラーが再発する場合は、support.dell.com にお問い合わせください。
Magazine Missing (マガジン不足)
l マガジンまたはマガジン ブランクがオートローダに完全に挿入されていることを確認してください。
l マガジンを取り出してから、挿入します。
l 2 台目のマガジンがあるときは、それを試します。
l オートローダのパワーサイクルを行います。
l エラーが再発する場合は、support.dell.com にお問い合わせください。
Mail Slot Full (メール スロットが一杯です)
l 前に取り出したメディアをメール スロットから取り除きます。
l メール スロットの開口部にごみや異物がないことを確認してください。
l メール スロットのドアが完全に閉じられていることを確認してください。
l エラーが再発する場合は、support.dell.com にお問い合わせください。
Destination Element Full (出力先エレメントがフル)
l 必要とする保存先に既にカートリッジが入っていることを確認してください。
l オートローダのパワーサイクルを行います。
l リモート管理ユニット (RMU) またはオペレータ コントロール パネル (OCP) からランダム移動テストを実行し
ます。
注:ランダム移動テストではオートローダ内に少なくとも 2 つのカートリッジが必要です。
l 宛先がマガジン内のスロットである場合は、カートリッジを手動でマガジンに挿入する際に、バネ付きカートリ
ッジの存在を示すフラグが自由に動くかどうかをチェックします。
l エラーが再発する場合は、support.dell.com にお問い合わせください。
l オートローダの前面を見て、ピッカーが一杯になっていないかどうかを確認します。
l オペレータ コントロール パネルから Move (移動) コマンドを使って、カートリッジをピッカーから別の場所に
移動します。
l 前面パネルを使ってオートローダの電源を入れ直します。
l リモート管理ユニット (RMU) またはオペレータ コントロール パネル (OCP) からランダム移動テストを実行し
ます。
注:ランダム移動テストではオートローダ内に少なくとも 2 つのカートリッジが必要です。
l 入力元がマガジン内のスロットである場合は、カートリッジを手動でマガジンに挿入する際に、バネ付きカート
リッジの存在を示すフラグが自由に動くかどうかをチェックします。
l 上記の手順すべてが失敗した場合は、support.dell.com にお問い合わせください。
Picker Cartridge Sensor Error (ピッカー カートリッジ センサ
エラー)

Drive Path Sensor Error (ドライブ パス センサ エラー)
l 前面パネルを使ってオートローダの電源を入れ直します。
l リモート管理ユニット (RMU) またはオペレータ コントロール パネル (OCP) からランダム移動テストを実行し
ます。
注:ランダム移動テストではオートローダ内に少なくとも 2 つのカートリッジが必要です。
l 上記の手順すべてが失敗した場合は、support.dell.com にお問い合わせください。
Mail Slot Door Sensor Error (メール スロット ドア センサエラ
ー)
l オートローダのパワーサイクルを行います。
l メール スロットを使ってカートリッジをオートローダに挿入します。カートリッジが検出され、ドアが完全に閉じ
ることを確認します。
l 上記の手順すべてが失敗した場合は、support.dell.com にお問い合わせください。
Mail Slot Solenoid Error (メールスロット ドア センサエラー)
Servo Initialization Error (サーボ初期化エラー)
l マガジンを一度に 1 つずつ取り外してチェックしてください。各マガジンの白いサムホイールを回し、キャリア
が各方向に少なくとも 1 回は完全に回転することを確認します。確認後は各マガジンを再度挿入します。
l リモート管理ユニットまたはオペレータ コントロール パネルを使って、バーコード リーダーの設定をチェック
します。
l バーコード リーダーが有効である場合は、すべてのカートリッジに有効なバーコード ラベルが付いているこ
とを確認してください。カートリッジに有効なバーコード ラベルが付いていない場合は、バーコード リーダー
を無効にします。
l PowerVault 124T ファームウェアのアップデートについては、support.dell.com から確認を行ってくださ
い。
l オートローダのパワーサイクルを行います。
l リモート管理ユニット (RMU) またはオペレータ コントロール パネル (OCP) からランダム移動テストを実行し
ます。
注:ランダム移動テストではオートローダ内に少なくとも 2 つのカートリッジが必要です。
l 上記の手順すべてが失敗した場合は、support.dell.com にお問い合わせください。
Error Log Information Event (エラー ログ情報イベント)
ソフト エラー ログのサーボ / モーター エラー シーケンスの分析に使用します。直後のエラーエントリは、特定のモ
ーター / 位置エラーの性質を示します。
l 処置の必要なし
Rotation Sensor Bad (不良な回転センサ)
l オートローダのパワーサイクルを行います。
l リモート管理ユニット (RMU) またはオペレータ コントロール パネル (OCP) からランダム移動テストを実行し
ます。
注:ランダム移動テストではオートローダ内に少なくとも 2 つのカートリッジが必要です。
l 上記の手順すべてが失敗した場合は、support.dell.com にお問い合わせください。
Rotation Flag Not Found (回転フラグが見つかりません)
Rotation Flag Bad (不良な回転フラグ)
Translation Sensor Bad (不良な変換センサ)
Translation Sensor 1 Bad不良な変換センサ 1
Translation Sensor 2 Bad (不良な変換センサ 2)
Translation Flag Bad (不良な変換フラグ)
Rotational Calibration Lost(回転キャリブレーションを失いま
した)
Translation Calibration Lost (変換キャリブレーションを失い
ました)
Translation Lost (変換を失いました)
Rotation Position Lost (回転位置を失いました)
Translation Position Lost (変換位置を失いました)
Picker Dropped Cartridge Error (ピッカードロップカートリッジ
エラー)
l ピッカーの中にカートリッジが詰まっていないか確認します。カートリッジがある場合は取り外します。
l マガジンを一度に 1 つずつ取り外してチェックしてください。各マガジンの白いサムホイールを回し、キャリア
が各方向に少なくとも 1 回は完全に回転することを確認します。
l カートリッジを各マガジン スロットに完全に挿入してから取り外します。各スロットからカートリッジを取り出し
にくいかどうかをチェックします。
l 確認後はマガジンを再度挿入します。
l オートローダのパワーサイクルを行います。
l リモート管理ユニット (RMU) またはオペレータ コントロール パネル (OCP) からランダム移動テストを実行し
ます。
注:ランダム移動テストではオートローダ内に少なくとも 2 つのカートリッジが必要です。
l 上記の手順すべてが失敗した場合は、support.dell.com にお問い合わせください。
Picker Missed Cartridge Error (ピッカーカートリッジ非検出エ
ラー)
Picker Jammed Cartridge Error (ピッカーカートリッジジャム
エラー)
l オートローダが安定した平面またはラック ユニットの設置レベルにあることを確認してください。
l オートローダのパワーサイクルを行います。
Motor SW Error (モーター ソフトウェア エラー)
Motor HW Error (モーター ハードウェア エラー)

l リモート管理ユニット (RMU) またはオペレータ コントロール パネル (OCP) からランダム移動テストを実行し
ます。
注:ランダム移動テストではオートローダ内に少なくとも 2 つのカートリッジが必要です。
l PowerVault 124T ファームウェアのアップデートについては、support.dell.com から確認を行ってくださ
い。
l 上記の手順すべてが失敗した場合は、support.dell.com にお問い合わせください。
Motor Seg Error (モーター セグメント エラー)
Motor Position Error (モーター位置エラー)
Motor Direction Error (モーターの方向エラー)
Motor Runaway Error (モーター ランナウェイ エラー)
Motor Acceleration Error (モーターの加速エラー)
Motor Sense Noise (モーターのノイズ検出)
Motor Seek Error (モーターのシーク エラー)
Motor Skipped Step (モーターは手順をスキップしました)
Motor Stalled (モーターのストール)
Motor Translation Pin Jammed Error (モーター変換ピンジャ
ムエラー)
Motor Asynchronous Stop (モーターの非同期の停止)
Magazine Eject Failed (マガジンの取り出しに失敗しました)
l オートローダが安定した平面またはラック ユニットの設置レベルにあることを確認してください。
l マガジンを取り出してから、挿入します。マガジンがマガジン ベイから簡単に出し入れできることを確認してく
ださい。
l マガジンが完全に挿入されるとカチッと音がし、所定の位置に固定されることを確認してください。
l オートローダの電源を入れ直し、操作を再試行します。
l 上記の手順すべてが失敗した場合は、support.dell.com にお問い合わせください。
Magazine Present Sensor Bad (マガジン実存センサ不良)
Magazine Cam Position Sensor Bad (不良なマガジン Cam
の位置センサ)
l オートローダが安定した平面またはラック ユニットの設置レベルにあることを確認してください。
l マガジンを取り出してから、挿入します。マガジンがマガジン ベイから簡単に出し入れできることを確認してく
ださい。
l マガジンが完全に挿入されるとカチッと音がし、所定の位置に固定されることを確認してください。
l オートローダの電源を入れ直し、オペレータ コントロール パネルからマガジン テストを実行します。
l 上記の手順すべてが失敗した場合は、support.dell.com にお問い合わせください。
Magazine Sensor 1 Bad (不良なマガジン センサ 1)
Magazine Sensor 2 Bad (不良なマガジン センサ 2)
Magazine Flag Missing (マガジン フラグの不足)
マガジン エラーはマガジン センサがマガジンの回転時にカートリッジ キャリア フラグを検出できない場合に発生す
る可能性があります。これは、カートリッジ キャリア フラグの問題、センサの問題、マガジンの詰まり、または不正に
挿入したマガジンによるセンサの配列問題により発生することがあります。
l オートローダが安定した平面またはラック ユニットの設置レベルにあることを確認してください。
l マガジンを一度に 1 つずつ取り外してチェックしてください。各マガジンの白いサムホイールを回し、キャリア
が各方向に少なくとも 1 回は完全に回転することを確認します。
l キャリア フラグがすべてのスロットにあり、スロット 1 に一意の (長い) キャリア フラグが設定されていること
を確認してください。
l ピッカーからマガジン ベイに突出したセンサにゴミが入っておらず、手で押したときに簡単に出し入れができ
ることを確認してください。
l マガジンをそのままマガジン ベイに慎重に再度挿入します。マガジンを上下に曲げたり偏らせないように注
意してください。
l オートローダのパワーサイクルを行います。
l オペレータ コントロール パネルからマガジン テストを実行します。
l 上記の手順すべてが失敗した場合は、support.dell.com にお問い合わせください。
Magazine Flag Bad (不良なマガジン フラグ)
Slot Zero Not Found (スロット ゼロが見つかりませんでした)
Multiple Slot Zero Detected (複数のスロット ゼロが検出され
ました)
Magazine Step Tolerance Error (マガジン ステップ トレランス
エラー)
Magazine Calibration Lost (マガジンのキャリブレーションを
失いました)
Magazine Lost (マガジンを失いました)
Magazine Position Error (マガジンの位置エラー)
Magazine Slot Type Invalid (マガジンスロット種別不正)
Magazine Slot (Gross) Position Error (マガジンスロット [グロ
ス] 位置エラー)
Magazine Jammed Error (マガジンジャムエラー)
システムイベント種別
Time Zone Update Event (時間帯更新イベント)
ユーザーがタイムゾーンの設定をアップデートしました。処置の必要なし
Time Update Event (時間更新イベント)
LCD Busy Error (LCD のビジー エラー)
LCD コントローラに問題があるか、ソフトウェア エラーまたは通信エラーが発生した可能性があります。
l オートローダのパワーサイクルを行います。
l ランダム移動テストを実行します。
l 上記の手順すべてが失敗した場合は、support.dell.com にお問い合わせください。
LCD Goto ErrorLCD Goto エラー
Login/Password Error (ログイン / パスワードエラー)
前面パネルから不正にログインしました。
l 正しいログイン / パスワードを使用してください。
Socket Error During SNTP (SNTP 時のソケット エラー)

TapeAlert ログ
TapeAlert のログ情報は、以下の 3 つの方法のいずれかを使って取得できます。
l オペレータ コントロール パネル (OCP)
l リモート管理ユニット (RMU) の画面への表示
l コール センターの診断用に RMU を介してテキスト ファイルに保存された詳細ログ
Bar Code Init Error(バーコードの初期化エラー)
l マガジンを取り外し、カートリッジをチェックします。有効なバーコード ラベルがすべてのカートリッジに貼り付
けられていることを確認してから、マガジンを再度挿入します。
l バーコード ラベルが貼り付けられていない場合は、オペレータ コントロール パネルまたはリモート管理ユニ
ットを使ってバーコード リーダーを無効にします。
l リモート管理ユニット (RMU) またはオペレータ コントロール パネル (OCP) からランダム移動テストを実行し
ます。
注:ランダム移動テストではオートローダ内に少なくとも 2 つのカートリッジが必要です。
l 上記の手順すべてが失敗した場合は、support.dell.com にお問い合わせください。
Bar Code Hardware Error (バーコード ハードウェア エラー)
Bar Code Baud Rate Error (バーコード ボーレート エラー)
Bar Code Handshake Error (バーコード ハンドシェイク エラ
ー)
Bad/Noisy Response From Bar Code Reader (バーコード リ
ーダーからの不良な / ノイズの入った応答)
Checksum Failed (チェックサムに失敗しました)
バーコード ラベルが不完全か、バーコード チェックサムに失敗しました。
l 新しいカートリッジまたはラベルを使ってテストを繰り返してください。
l 元のカートリッジまたはラベルで問題が再発する場合は、別のものに交換してください。
l 上記の手順すべてが失敗した場合は、support.dell.com にお問い合わせください。
Barcode No Read (バーコードの読み取り不可)
バーコード ラベルが付いていません。
l 有効なバーコード ラベルをカートリッジに装着するか、オペレータ コントロール パネルまたはリモート管理
ユニットを使ってバーコード リーダーを無効にします。
Barcode Mismatch Error (バーコードの不一致エラー)
l オートローダのパワーサイクルを行います。
l リモート管理ユニット (RMU) またはオペレータ コントロール パネル (OCP) からランダム移動テストを実行し
ます。
注:ランダム移動テストではオートローダ内に少なくとも 2 つのカートリッジが必要です。
l 上記の手順すべてが失敗した場合は、support.dell.com にお問い合わせください。
Barcode Duplicate Label Error (バーコードの重複ラベル エ
ラー)
Diagnostic Test Failure (診断テスト障害)
l オートローダのパワーサイクルを行います。
l 失敗した診断テストを再実行します。
l 上記の手順すべてが失敗した場合は、support.dell.com にお問い合わせください。
Diagnostic Error, Drive Reporting Write Protect (診断エラ
ー、ドライブのレポーティングは書き込み禁止です)
l データ保護されていない有効なメディアがテスト用に用意されていることを確認してください。
l リモート管理ユニット (RMU) またはオペレータ コントロール パネル (OCP) からランダム移動テストを実行し
ます。
注:ランダム移動テストではオートローダ内に少なくとも 2 つのカートリッジが必要です。
l 上記の手順すべてが失敗した場合は、support.dell.com にお問い合わせください。
Diagnostic Error, Cleaning Tape Inserted (診断エラー、クリ
ーニング テープが挿入されています)
Diagnostic Load Tape Prompt (診断ロード テープのプロンプ
ト)
これはテストに必要なカートリッジを手動でロードすることを指示するプロンプトです。
Diagnostic Unknown Tape Format (診断時の不明なテープ
形式)
l データ保護されていない有効なメディアがテスト用に用意されていることを確認してください。
l リモート管理ユニット (RMU) またはオペレータ コントロール パネル (OCP) からランダム移動テストを実行し
ます。
注:ランダム移動テストではオートローダ内に少なくとも 2 つのカートリッジが必要です。
l 上記の手順すべてが失敗した場合は、support.dell.com にお問い合わせください。
Diagnostic Invalid Configuration (診断時の無効な設定)
これは、少なくとも 2 つのメディアがテストに必要であることを示します。
l 少なくとも 2 つのカートリッジがオートローダに入っていることを確認してから、失敗したテストを再実行してく
ださい。

TapeAlert の詳細情報と推奨される処置については表 3 を参照してください。
OCP を介した TapeAlert ログ
前面パネルから TapeAlert のログ情報を表示する方法:
1. 前面パネル LCD から Diagnostics (診 断) までスクロールし、Enter を押します。Diagnostics (診断 ) サブメニューが表示されます。
2. Diagnostics (診断) サブメニューから TapeAlert Logs (TapeAlert ログ) までスクロールし、Enter を押します。TapeAlert ログ 情報が表示されます。
3. TapeAlert のログ エントリ内では上下にスクロールできます。最新のエントリが、表示される最も高いイベント番号に関連付けられます。
各 TapeAlert のログ エントリ内で上下にスクロールすると、エラー発生日時、エラー時に使用したテープに関連したバーコード ラベル (バーコード ラベルが使用され、バーコード リーダーが有効な場
合)、そのイベント中に設定された TapeAlert フラグを表示できます。
TapeAlert の分析
1 つのイベントで設定可能な TapeAlert の組み合わせを表示するには、バイナリ表現を使います。 16 桁の 16 進数で表現された TapeAlert は合計 64 ビット (16 × 4 = 64) に分類され、各ビットセット
に対し考えられる TapeAlert がすべてレポートされます。以下の図は、TapeAlert ビットの割り当てと実際の例を示したものです。最初の例では、テープ ドライブはクリーニングを要求しました。2 番目の
例では、無効なクリーニング カートリッジを使ってクリーニングが実行されようとしました。
RMU を介した TapeAlert ログ
リモート管理ユニットから TapeAlert ログ情報を表示する、またはログをすべて保存する方法:
1. RMU 内から Diagnostics (診 断 ) の見出しをクリックします。Diagnostics (診断) 画面が表示されます。
2. TapeAlert Logs (TapeAlert ログ) をクリックすると、TapeAlert ログが表示されます。最新のエントリが、表示される最も高いイベント番号に関連付けられます。
3. 詳細なログ情報を含んだファイルを持っていると、サポートを受ける際に特に役に立ちます。ログをローカル テキスト ファイルに保存する場合は、Save Logs (ログの保存) をクリックします。
表 3: TapeAlert の詳細
注:表 3 は考えられるすべての TapeAlert のバイナリ表現を表示したものです。以下の例では複数の TapeAlert を設定することができます。
注:このオプションは欠陥メディアを検出する際に特に役立ちます。画面にはユニット TapeAlert の履歴、ドライブによりレポートされた現在の TapeAlert、およびオートローダ
への挿入後に各カートリッジで記録された TapeAlert の履歴が表示されます。
Drive TAflag[01] Read
Warning
TapeAlert Log Entry:
8000000000000000
The tape drive is having problems reading data. No
data has been lost, but there has been a reduction in
the performance of the tape.
(テープ ドライブはデータの読み取り時に問題がありま
す。データは失われませんが、テープの性能が悪くな
ります。)
ドライブで読み取り上の重大な問題が発生し
ています。
この問題は不良なメディアまたはドライブを
使用している場合に発生することがありま
す。
l ドライブのクリーニングを行ってください。
l 別のメディアを使って試してみます。
l 別のメディアを使って問題が発生しない場合は、元の
メディアで再度試してみます。
Drive TAflag[02] Write
Warning
TapeAlert Log Entry:
4000000000000000
The tape drive is having problems writing data. No
data has been lost, but there has been a reduction in
the capacity of the tape.
(テープ ドライブはデータの書き込み時に問題がありま
す。データは失われませんが、テープ容量が少なくな
ります。)
ドライブで書き込み上の重大な問題が発生
しています。
この問題は不良なメディアまたはドライブを
使用している場合に発生することがありま
す。
l ドライブのクリーニングを行ってください。
l 別のメディアを使って試してみます。
l 別のメディアを使って問題が発生しない場合は、元の
メディアで再度試してみます。
Drive TAflag[03] Hard Error
TapeAlert Log Entry:
2000000000000000
The operation has stopped because an error has
occurred while reading or writing data that the drive
cannot correct.
(データの読み取り / 書き込み時にドライブが補正でき
ないエラーが発生したため、処理は中止されました。)
ドライブでハード読み取り / 書き込みエラー
が発生しました。
この問題は不良なメディアまたはドライブを
使用している場合に発生することがありま
す。
l ドライブのクリーニングを行ってください。
l 別のメディアを使って試してみます。
l 別のメディアを使って問題が発生しない場合は、元の
メディアで再度試してみます。

Drive TAflag[04] Media
TapeAlert Log Entry:
1000000000000000
Your data is at risk. Copy any data you require from
this tape. Do not use this tape again.
(データは不安定な状態です。必要なデータをすべてコ
ピーしてから、 このテープを処分します。)
メディアへの書き込み / 読み取りができな
いか、性能が著しく低下しています。
l ドライブのクリーニングを行ってください。
l 別のメディアを使って試してみます。
l 別のメディアを使って問題が発生しない場合は、元の
メディアで再度試してみます。
Drive TAflag[05] Read
Failure
TapeAlert Log Entry:
0800000000000000
The tape is damaged or the drive is faulty.
(テープに損傷があるか、ドライブに障害があります。)
ドライブはテープ内のデータを読み取ること
ができません。
l ドライブのクリーニングを行ってください。
l 別のメディアを使って試してみます。
l 別のメディアを使って問題が発生しない場合は、元の
メディアで再度試してみます。
Drive TAflag[06] Write
Failure
TapeAlert Log Entry:
0400000000000000
The tape is from a faulty batch or the tape drive is
faulty.
(テープが不良か、テープ ドライブに障害があります。)
ドライブはテープにデータを書き込むことが
できません。
l ドライブのクリーニングを行ってください。
l 別のメディアを使って試してみます。
l 別のメディアを使って問題が発生しない場合は、元の
メディアで再度試してみます。
Drive TAflag[07] Media Life
TapeAlert Log Entry:
0200000000000000
The tape cartridge has reached the end of its
calculated useful life.
(テープ カートリッジは推定寿命に達しました。)
必要なデータを他のテープにコピーし、 古いテープを処分し
てください。
Drive TAflag[08] Not Data
Grade
TapeAlert Log Entry:
0100000000000000
The cartridge is not data-grade. Any data you write
to the tape is at risk.
(カートリッジはデータを正しく保存できる状態ではあり
ません。テープに書き込んだデータは不安定な状態で
す。)
ドライブは MRS ストライプを読み取ることが
できません。
カートリッジをデータを正しく保存できるテープと交換してくださ
い。
Drive TAflag[09] Write
Protect
TapeAlert Log Entry:
0080000000000000
You are trying to write to a write protected cartridge.
(書き込み禁止のカートリッジに書き込もうとしていま
書き込み禁止のテープに Write (書き込み)
コマンドを実行しようとしています。
書き込み禁止を解除するか、別のテープを使用します。
Drive TAflag[10] No
Removal
TapeAlert Log Entry:
0040000000000000
You cannot eject the cartridge because the tape
drive is in use. Wait until the operation is complete
before ejecting the cartridge.
(テープ ドライブが使用中であるため、カートリッジを取
り出すことができません。操作が完了するのを待って
からカートリッジを取り出します。)
メディアの取り出し禁止が有効なときに、手
動でカートリッジまたはソフトウェアをアンロ
ードしようとしました。
l ソフトウェアのロックが設定されているかを RMU で確
認します。
l バックアップ アプリケーションを使ってロック解除を実
行します。
Drive TAflag[11] Cleaning
Media
TapeAlert Log Entry:
0020000000000000
The tape in the drive is a cleaning cartridge.
(ドライブにあるテープはクリーニング カートリッジで
す。)
クリーニング テープがドライブにロードされ
ています。
Drive TAflag[12] Unsupported
Format
TapeAlert Log Entry:
0010000000000000
You have attempted to load a cartridge of a type that
is not supported by this drive.
(このドライブでサポートされていない種類のカートリッ
ジをロードしようとしました。)
サポートされていないテープ形式をロードし
ようとしました (例:VS160 ドライブにフォーマ
ットされていない種類の IV メディアをロード
しようとした)。
Drive TAflag[13] Recoverable
Mechanical Cartridge Failure
TapeAlert Log Entry:
0008000000000000
The operation has failed because the tape in the
drive has experienced a mechanical failure.
(ドライブのテープに機械上のエラーが発生したため、
処理が失敗しました。)
メディアのマウント解除が可能なドライブ内
のテープが切れてしまったか、別のカートリ
ッジに機械上のエラーが発生しました。
古いテープを処分してください。別のテープで処理を再開しま
す。
Drive TAflag[14]
Unrecoverable Mechanical
Cartridge Failure
TapeAlert Log Entry:
0004000000000000
The operation has failed because the tape in the
drive has experienced a mechanical failure.
(ドライブのテープに機械上のエラーが発生したため、
処理が失敗しました。)
メディアのマウント解除が不可能なドライブ
内のテープが切れてしまったか、別のカート
リッジに機械上のエラーが発生しました。
古いテープを処分してください。別のテープで処理を再開しま
す。
Drive TAflag[15] Memory
Chip In Cartridge Failure
TapeAlert Log Entry:
0002000000000000
The memory in the tape cartridge has failed, which
reduces performance. Do not use the cartridge for
further write operations.
(テープ カートリッジのメモリが破損しているので、テー
プ カートリッジの性能が減少します。今後、このカート
リッジを書き込み処理に使用しないでください。)
Drive TAflag[16] Forced
Eject
TapeAlert Log Entry:
0001000000000000
The operation has failed because the tape cartridge
was manually de-mounted while the tape drive was
actively writing or reading.
(テープ ドライブをアクティブに書き込み / 読み取って
いるときにテープ カートリッジが手動でマウント解除さ
れたため、処理が失敗しました。)
ドライブをアクティブに書き込み / 読み取っ
ているときに手動でカートリッジを強制的に
取り出しました。
Drive TAflag[17] Read Only
Format
TapeAlert Log Entry:
0000800000000000
You have loaded a cartridge of a type that is readonly in this drive. The cartridge will appear as write
protected.
(このドライブに読み取り専用のカートリッジの種類がロ
ードされました。カートリッジは書き込み禁止として表示
されます。)
カートリッジ上の書き込み禁止タブをチェックしてください。
Drive TAflag[18] Tape
Directory Corrupted On Load
TapeAlert Log Entry:
0000400000000000
The tape directory on the tape cartridge has been
corrupted. File search performance will be degraded.
The tape directory can be rebuilt by reading all the
data on the cartridge.
(テープ カートリッジ上のテープ ディレクトリが損傷し
ています。ファイル検索の性能が低下します。テープ
ディレクトリを再構築するには、カートリッジ上のデータ
テープ ドライブはテープがロードされたこと
でパワーダウンしたか、固定的なエラーが発
生したためテープ ディレクトリをアップデート
できません。
l 同じテープを使って操作を再試行します。
l エラーが再発する場合は、テープを処分してください。

Drive TAflag[19] Nearing
Media Life
TapeAlert Log Entry:
0000200000000000
The tape cartridge is nearing the end of its
calculated Media may have life.
(テープ カートリッジでメディアの推定寿命が尽きようと
しています。)
メディアは指定のパス数を超えた可能性が
あります。
l 次回のバックアップには別のテープ カートリッジを使
用してください。
l このテープ カートリッジからデータをリストアするとき
のためにテープ カートリッジを安全な場所に保管して
ください。
Drive TAflag[20] Clean Now
TapeAlert Log Entry:
0000100000000000
The tape drive needs cleaning.
(テープ ドライブのクリーニングが必要です。)
ドライブのヘッドが詰まっているか、クリーニ
ングが必要であるかのような応答を示しまし
た。
l 処理が中止された場合、テープを取り出しドライブの
クリーニングを行ってください。
l 処理が中止されていない場合は、終了するまで待ち、
テープ ドライブのクリーニングを行ってください。デバ
イス固有のクリーニング手順については、テープドライ
ブユーザーズ マニュアルを参照してください。
Drive TAflag[21] Clean
Periodic
TapeAlert Log Entry:
0000080000000000
The tape drive is due for routine cleaning.
(テープ ドライブの定期クリーニングが必要です。)
ドライブは定期クリーニングを行う準備がで
きています。
l 現在の処理が終了するまで待ちます。
l その後クリーニング カートリッジを使用します。デバイ
ス固有のクリーニング手順については、テープドライ
ブユーザーズ マニュアルを参照してください。
Drive TAflag[22] Expired
Cleaning Media
TapeAlert Log Entry:
0000040000000000
The last cleaning cartridge used in the tape drive has
worn out.
(テープ ドライブ内で最後に行われたクリーニング カー
トリッジは使い古されています。)
l 使い古されたクリーニング カートリッジを処分します。
l 現在の処理が終了するまで待ちます。
l その後新しいクリーニング カートリッジを使用します。
Drive TAflag[23] Invalid
Cleaning Tape
TapeAlert Log Entry:
0000020000000000
The last cleaning cartridge used in the tape drive
was an invalid type.
(テープ ドライブ内で最後に使われたクリーニング カー
トリッジの種類が不正です。)
不正なクリーニング テープの種類を使用し
ています。
l このドライブには、このクリーニング カートリッジを使
用しないでください。
l 現在の処理が終了するまで待ちます。
l 正しいクリーニング カートリッジを使用します。
Drive TAflag[24] Retension
Requested
TapeAlert Log Entry:
0000010000000000
The tape drive has requested a retension operation.
(テープ ドライブは保存処理を要求しました。)
ドライブに、保存サイクルによって解決される
重大な読み取り / 書き込み問題がありま
す。
l 保存処理を実行します。
l 処理を再試行します。
Drive TAflag[25] Dual port
Interface Error
TapeAlert Log Entry:
0000008000000000
A redundant interface port on the tape drive has
failed.
(テープ ドライブ上の冗長インターフェイス ポートが失
敗しました。)
デュアルポート設定 (Fibre Channel) で 1 つ
のインターフェイス ポートが失敗しました。
Drive TAflag[26] Cooling Fan
Failure
TapeAlert Log Entry:
0000004000000000
A tape drive cooling fan has failed.
(テープ ドライブの冷却ファンが失敗しました。)
テープ ドライブ装置またはテープ Drive エ
ンクロージャー内でファン エラーが発生しま
した。
Drive TAflag[27] Power
Supply Failure
TapeAlert Log Entry:
0000002000000000
A redundant power supply has failed inside the tape
drive enclosure.
(冗長電源装置がテープ Drive エンクロージャー内で
失敗しました。)
テープ Drive エンクロージャーまたはラック
サブシステム内で冗長 PSU エラーが発生し
ました。
失敗した電源装置の交換手順については、エンクロージャー
ユーザーズ マニュアルを参照してください。
Drive TAflag[28] Power
Consumption
TapeAlert Log Entry:
0000001000000000
The tape drive power consumption is outside the
specified range.
(テープ ドライブの電力消費量が指定範囲を超えてい
ます。)
テープ ドライブの電力消費量が指定範囲を
超えています。
Drive TAflag[29] Drive
Maintenance
TapeAlert Log Entry:
0000000800000000
Preventive maintenance of the tape drive is required.
(テープ ドライブの予防メンテナンスが必要です。)
ドライブには (クリーニングでなく) 予防メン
テナンスが必要です。
デバイス固有の予防メンテナンス作業の手順については、テ
ープ Drive ユーザーズ マニュアルを参照してください。
Drive TAflag[30] Hardware A
TapeAlert Log Entry:
0000000400000000
The tape drive has a hardware fault.
(テープ ドライブにハードウェアの故障が発生していま
す。)
ドライブにハードウェア障害があり、回復する
にはリセットが必要です。
l テープを取り出します。
l ドライブをリセットします。
l 処理を再開します。
Drive TAflag[31] Hardware B
TapeAlert Log Entry:
0000000200000000
The tape drive has a hardware fault.
(テープ ドライブにハードウェアの故障が発生していま
す。)
ドライブには読み取り / 書き込みに関連して
いないハードウェア障害があるか、または電
源を入れ直して回復する必要があります。
l テープ ドライブの電源を入れ直します。
l 処理を再開します。
Drive TAflag[32] Interface
TapeAlert Log Entry:
0000000100000000
The tape drive has a problem with the application
client interface.
(テープ ドライブはアプリケーション クライアント インタ
ーフェイスに問題があります。)
l SCSI インターフェイス ケーブル、ターミネータ、および
すべての接続を確認します。
l 処理を再開します。
Drive TAflag[33] Eject Media
The operation has failed.

TapeAlert Log Entry:
0000000080000000
l テープまたはマガジンを再度挿入します。
l 処理を再開します。
Drive TAflag[34] Download
Fail
TapeAlert Log Entry:
0000000040000000
The firmware download has failed because you have
tried to use the incorrect firmware for this tape drive.
(このテープ ドライブに正しくないファームウェアを使用
しようとしたため、ファームウェアのダウンロードに失敗
しました。)
Drive TAflag[35] Drive
Humidity
TapeAlert Log Entry:
0000000020000000
Environmental conditions inside the tape drive are
outside the specified humidity range.
(テープ ドライブ内の湿度が動作環境の指定範囲を超
えています。)
Drive TAflag[36] Drive
Temperature
TapeAlert Log Entry:
0000000010000000
Environmental conditions inside the tape drive are
outside the specified temperature range.
(テープ ドライブ内の温度が動作環境の指定範囲を超
えています。)
Drive TAflag[37] Drive
Voltage
TapeAlert Log Entry:
0000000008000000
The voltage supply to the tape drive is outside the
specified range.
(テープ ドライブへの電源電圧が指定範囲を超えてい
ます。)
Drive TAflag[38] Predictive
Failure
TapeAlert Log Entry:
0000000004000000
A hardware failure of the tape drive is predicted.
(テープ ドライブのハードウェア上の故障が予想されま
す。)
Drive TAflag[39] Diagnostics
Required
TapeAlert Log Entry:
0000000002000000
The tape drive may have a hardware fault
(テープ ドライブにハードウェアの故障があるようで
す。)
ドライブのハードウェアの故障は、拡張診断
ツール (SEND DIAGNOSTIC コマンド) を使
って特定できる場合があります。
l 問題を認識し診断するには、拡張診断を実行します。
l 拡張診断テストを実行する上でのデバイス固有の手
順については、テープ Drive ユーザーズ マニュアル
を参照してください。
Drive TAflag[50] Lost
Statistics
TapeAlert Log Entry:
0000000000004000
Media statistics have been lost at some time in the
past.
(メディア統計は過去のある時点で失われました。)
ドライブまたはライブラリがテープがロードさ
れたままオンになっています。
l ドライブのクリーニングを行います。
l 処理を再試行します。
Drive TAflag[51] Tape
Directory Invalid at Unload
TapeAlert Log Entry:
0000000000002000
The tape directory on the tape cartridge just
unloaded has been corrupted. File search
performance will be degraded.
(アンロードされたばかりのテープ カートリッジ上のテ
ープ ディレクトリが損傷しています。ファイル検索の性
能が低下します。)
アンロード時にテープ ディレクトリをアップデ
ートできませんでした。
テープ ディレクトリを再構築するには、データをすべて読み取
ります。
Drive TAflag[52] Tape
System Area Write Failure
TapeAlert Log Entry:
0000000000001000
The tape just unloaded could not write its system
area successfully.
(アンロードされたばかりのテープはシステム領域を正
常に書き込むことができませんでした。)
アンロード時のシステム領域の書き込み中
に書き込みエラーが発生しました。
l データを別のテープ カートリッジにコピーします。
l 古いカートリッジを処分してください。
Drive TAflag[53] Tape
System Area Read Failure
TapeAlert Log Entry:
0000000000000800
The tape system area could not be read successfully
at load time.
(テープ システム領域をロード時に正常に読み取ること
ができませんでした。)
ロード時のシステム領域の読み取り中に読
み取りエラーが発生しました。
Drive TAflag[54] No Start Of
Data
TapeAlert Log Entry:
0000000000000400
The start of data could not be found on the tape.
(データの先頭をテープ内で見つけることができません
でした。)
テープが損傷しているか、一括消去、または
不正にフォーマット化されています。
l 正しい形式のテープを使っていることを確認してくださ
い。
l テープを処分するか、サプライヤに返品してください。
Drive TAflag[55] Loading
Failure
TapeAlert Log Entry:
0000000000000200
The operation has failed because the media cannot
be loaded and threaded.
(メディアをロードおよびスレッドできないため、処理が
失敗しました。)
ドライブはメディアをロードし、テープをスレッ
ドすることができません。
カートリッジを取り出し、製品マニュアルの指定どおりに検査し
てから、処理を再試行します。
Drive TAflag[56]
Unrecoverable Unload Failure
TapeAlert Log Entry:
0000000000000100
The operation has failed because the medium cannot
be unloaded.
(メディアをアンロードできないため、処理が失敗しまし
た。)
可能であればカートリッジを取り出し、製品マニュアルの指定
どおりに検査してから、処理を再試行します。
Drive TAflag[57] Automation
Interface Failure
TapeAlert Log Entry:
0000000000000080
The tape drive has a problem with the automation
interface.
(テープ ドライブは自動インターフェイスに問題があり
ます。)
l 自動システムへの電源を確認します。
l ケーブルおよびケーブル接続を確認します。
Drive TAflag[58] Firmware
Failure
TapeAlert Log Entry:
0000000000000040
The tape drive has reset itself due to a detected
firmware fault.
(ファームウェア障害が検出されたため、テープ ドライ
ブはリセットされました。)

保守サービスのためのオートローダの返送
オートローダまたはオートローダのコンポーネントを修理に出すために返送する必要がある場合は、support.dell.com までお問い合わせください。以下の手順に従うと、オートローダの発送準備方法、
オートローダのラックからの取り出し方法、およびオートローダの梱包方法がわかります。
オートローダの発送準備方法:
1. ユニットからカートリッジをすべて取り外します。
2. 前面パネルからオートローダの電源を切ります。
3. 電源、イーサネット、SCSI の各ケーブルおよびターミネータをすべてオートローダから取り外します。
オートローダのラックからの取り外 し方法:
1. ローダをラックの前部に取り付けている 2 本のつまみネジを緩めます。
2. 作業員を二名置くか、適格な機械式リフトを利用して、オートローダを底から支えながらスライドさせて引き抜く要領で、オートローダをラックから取り外してください。
3. オートローダを元のパッケージ用の箱の中、または交換ユニット用の箱の中に入れます。
オートローダの梱包
元の梱包材 (輸送用の外箱、梱包用緩衝材 (2 個)、付属品パッケージの添付文書 (ユニットの後部に添付)、および帯電防止袋) を利用してオートローダの梱包を行います。また梱包用の粘着テープも
必要です。
1. 帯電防止袋をオートローダにかぶせます。
2. 緩衝材の一方をオートローダの側面に取り付けます。もう一つの緩衝材をオートローダの反対側の側面に取り付けます。もう一つの緩衝材をオートローダの反対側の側面に取り付けます。どち
らもオートローダの形状にフィットしていることを確認します。
3. オートローダを輸送用の箱の中に入れ、オートローダの前部を箱の前方へ押し込みます。
4. 付属品パッケージの添付文書をユニットの後部に挿入します。
5. 必要書類を箱内のオートローダの上に置きます。
6. 箱を閉じて密封します。
7. 送り状ラベルを箱の上に貼り付けます。
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Drive TAflag[59] WORM
Medium - Integrity Check
Failed
TapeAlert Log Entry:
0000000000000020
The tape drive has detected an inconsistency during
the WORM medium integrity checks.
(WORM メディアの整合性チェック中に、テープ ドライ
ブは不一致を検出しました。)
WORM カートリッジが変更されている可能性
があります。
Drive TAflag[60] WORM
Medium - Overwrite
Attempted
TapeAlert Log Entry:
0000000000000010
An attempt had been made to overwrite user data on
WORM medium.
(WORM メディア上でユーザー データを上書きしようと
しました。)
アプリケーション ソフトウェアはメディアを
WORM として認識していません。
l WORM メディアを誤って使用した場合は、通常のデー
タ メディアと交換してください。
l WORM メディアを故意に使用した場合:
- ソフトウェア アプリケーションが使用中の WORM メ
ディア形式と互換性があるかどうかを確認します。
- メディアが WORM 用に正しくバーコード化されてい
るかどうかを確認します。
注:オートローダを工場へ返送する際は、これらの品目を発送に含めないでください。
注:緩衝材は全く同一ではありませんので注意して取り付けてください。正しい 方向については、箱のフラップに記載の図を参照してください。
注:付属品パッケージの添付文書はユニットの前方でなく、後方に配置します。正しい方向については、箱のフラップに記載の図を参照してください。