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Dell Data Security
EnCase  統合ガイド
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メモ、注意、警告
メモ: 製品を使いやすくするための重要な情報を説明しています。 
注意: ハードウェアの損傷やデータの損失の可能性を示し、その問題を回避するための方法を説明しています。 
警告: 物的損害、けが、または死亡の原因となる可能性があることを示しています。 
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7-zip.org に掲載されています。ライセンス供与は、 GNU LGPL ライセンス  + unRAR 制限(  7-zip.org/license.txt)の対象です。    
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EnCase 統合ガイド 
2018 - 03
Rev. A01
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目次
1  はじめに...........................................................................................................................................................4 
Dell ProSupport へのお問い合わせ .................................................................................................................................... 4
2 EnCase との統合 ............................................................................................................................................ 5
EnCase API の有効化 ........................................................................................................................................................ 5
EnCase 統合アダプタのインストール .................................................................................................................................... 5
3 EnCase が統合された  Dell Data Security の使用方法 ...................................................................................... 6
4 Dell Data Security に統合された  EnCase の使用方法 .......................................................................................8
CEGetBundle...................................................................................................................................................................... 8
EnCase 統合ガイド 
目次
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はじめに 
Dell Data Security  は、デル暗号化ファイルのオンライン調査に対応できるように、Guidance Software, Inc.  の EnCase v6.15  デジタルフォレンジック製 
品と統合されます。この統合により、フォレンジック調査担当者は、デルで保護されたデータの表示、エクスポート、検索ができるようになります。適切なフ 
ォレンジック管理者資格情報を有していれば、暗号化の際に使用したキーにかかわらず、デルで保護されたすべてのデータが復号化されて調査担当者 
に表示されます。余分な操作は一切必要ありません。EnCase  の Secure Storage にフォレンジック管理者の資格情報が大文字小文字を区別して格  
納保存されるため、再入力の必要はありません。
EnCase v6.15 (32  ビット)フォレンジック統合のサポート対象は次のとおりです。  
•  Dell Data Security Encryption Enterprise for Windows v7.0.x 以降  
•  Dell Security Management Server v7.0.1 以降  
メモ : Dell Data Security Encryption Enterprise for Mac は  EnCase  フォレンジック調査をサポートしません。  
Dell ProSupport へのお問い合わせ  
デル製品向けの 24  時間 365  日対応電話サポート(877-459-7304、内線 4310039)にご連絡ください。   
さらに、デル製品のオンラインサポートも dell.com/support からご利用いただけます。オンラインサポートでは、ドライバ、マニュアル、テクニカルアドバイザリ   
ー、よくあるご質問
適切なサポート担当者に迅速におつなぎするためにも、お電話の際はお客様のサービスタグまたはエクスプレスサービスコードをご用意ください。
米国外の電話番号については、Dell ProSupport の国際電話番号 をチェックしてください。
( FAQ) 、および緊急の問題を取り扱っています。 
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EnCase 統合ガイド 
はじめに
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EnCase との統合  
EnCase API の有効化  
メモ: DMZ  に展開している Dell  デバイスサーバには、この API  を使用しないでください。セキュリティ維持のため、内部で使用する Dell  デバイ 
スサーバでは、統合した
v7.7  より前の Security Management Server  の場合
1  <Dell install dir>\Enterprise Edition\Device Server\conf\context.properties を開きます。   
2  フォレンジック統合  API を有効化します。 
service.forensic.enable=true
3  スタート  メニューから、 Dell デバイスサーバを停止して再起動します。 
フォレンジック統合を無効化するには、次のように指定します :set service.forensic.enable=false。  
v7.7 以降の  Security Management Server の場合 
 EnCase へのアクセスを制限してください。 
2
•  このサービスは、Dell  サーバでデフォルトで有効になっています。 
•  フォレンジック統合を無効化するには、次のように指定します :set xapi.service.forensic.enable=false。  
スタート メニューから、Dell  デバイスサーバを停止して再起動します。
EnCase 統合アダプタのインストール  
1  EnCase を実行しているコンピュータで、CMGEnCaseIntegration.exe をダブルクリックします。    
2  ライブラリインストーラのダイアログが表示されたら、ターゲットの  EnCase フォルダが正しいことを確認します。  
3  終了  をクリックして、 CEGetBundle ファイルと統合アダプタファイルを  \Program Files\EnCase6\Lib\Credant Technologies\CMG に解凍しま 
す。
EnCase 統合ガイド 
EnCase との統合 
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EnCase が統合された  Dell Data Security の使用方 
法
暗号化キーの取得
EnCase Enterprise  ユーザーインタフェースを使用して Dell  リモート管理コンソールから暗号化キーを取得し、このコンピュータまたはエビデンスファイルのた 
めにデル暗号化データを復号化します。
1  オンライン  チェックボックスを選択します。  
2  フォレンジック管理者の  ユーザー名  を入力します。  
3  フォレンジック管理者の  パスワード  を入力します。 
4  EnCase API が有効化されている  Dell サーバの  URL を入力します。次に例を示します。 
https://cred01.somedomain.com:8443/xapi/( Security Management Server が  v7.7 以降の場合)  
https://cred01.somedomain.com:8081/xapi( Security Management Server が  v7.7 より前の場合)  
HKLM\SOFTWARE\Microsoft\Windows NT\CurrentVersion\Winlogon\CMGShield\Servlet で、 Dell サーバ  URI を見つけます。 
メモ: キーをエクスポートするため、Dell  サーバでは EnCase API  が有効化されている必要があります。オプションとして、EnCase  統合 
専用に使用する
5  ターゲットコンピュータまたはエビデンスファイルのマシン  ID( MCID またはユニーク  ID とも呼ぶ) を入力します。 
Dell リモート管理コンソールで、 HKLM\SOFTWARE\Microsoft\Windows NT\CurrentVersion\Winlogon\CMGShield のターゲットコンピュータ 
のレジストリにある
左のペインで、ポピュレーション >  エンドポイント  をクリックします。
•  適切なデバイスの 詳細 アイコンをクリックします。 
•  上部のメニューで、詳細およびアクション  をクリックします。 
•  エンドポイントの詳細 エリアでユニーク  ID を見つけます。  
6  ターゲットコンピュータまたはエビデンスファイルのシールド  ID(デバイス   ID、 DCID、リカバリ  ID、 SCID とも呼ぶ) を入力します。 
Dell リモート管理コンソールで、 HKLM\SOFTWARE\Microsoft\Windows NT\CurrentVersion\Winlogon\CMGShield のターゲットコンピュータ 
のレジストリにある DCID  を見つけます。
左のペインで、ポピュレーション >  エンドポイント  をクリックします。
•  適切なデバイスの 詳細  アイコンをクリックします。 
•  上部のメニューで、詳細およびアクション  をクリックします。 
•  シールド エリアでリカバリ  ID を見つけます。  
メモ: MCID 、DCID 、または両方の ID  を指定します。インポートしたケースには、指定したマシン ID 、シールド ID 、またはその両方の ID   
のすべてのキーマテリアルが含まれています。
7   OK をクリックします。 
 Dell デバイスサーバを別にもう  1 台用意する方法もあります。 
 MCID  を見つけます。
復号化が進行します。
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EnCase が統合された  Dell Data Security の使用方法 
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復号化が完了すると、ファイルのフォレンジック調査が可能になります。復号化されたファイルは、EnCase  モジュールを介してのみ表示できます。元 
のソースファイルは変更されず、暗号化されたままです。
EnCase 統合ガイド 
EnCase が統合された  Dell Data Security の使用方法 
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Dell Data Security に統合された  EnCase の使用方 
法
CEGetBundle 
CEGetBundle  は、フォレンジック管理者が Dell  サーバからキーマテリアルを取得するためのユーティリティです。このユーティリティは Dell ProSupport  から 
入手できます。
次の表は、インストールで使用できるパラメータの詳細です。
パラメータ
-L = レガシーモード(  CMG 5.3.x サーバからキーをエクスポートするときに使用)  
URL = デバイスサーバの  URL( <securityserver.organization.com>) 
AdminName = 管理者ユーザー名 
AdminPwd = 管理者パスワード 
AdminDomain = 管理者ドメイン 
MCID = ターゲットデバイスのマシン  ID(ユニーク   ID またはホスト名とも呼ぶ)  
SCID = ターゲットシールドのシールド  Credant ID( DCID またはリカバリ  ID とも呼ぶ)  
Username = キーマテリアルをエクスポートするユーザー( レガシーモードのみ)  
OutputFile = エクスポートしたキーバンドルのファイル名 
OutputPwd = エクスポートしたキーバンドルのパスワード 
-R = ユーザーバックアップファイルモード 
BackupFile = バックアップキーを含む実行可能ファイル 
BackupPwd = バックアップファイルに使用する管理者パスワード 
メモ: AdminDomain  パラメータは、複数ドメインをサポートするように設定された CMG Enterprise Edition 6.0 以降のサーバからキーをエク  
スポートする場合にのみ指定します。
メモ: レガシーモードでは、MCID 、SCID 、Username  の指定は必須です。出力ファイルに追加されるキーマテリアルは、指定したユーザーのも 
のに限られます。ユーザーまたはユーザーローミング暗号化が有効になっている場合、復号化対象デバイスでユーザーごとに同じ出力ファイル 
名でこのツールを実行する必要があります。各ユーザーのキーマテリアルは出力ファイルに追加されます。
コマンドラインの例
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EnCase 統合ガイド  
Dell Data Security に統合された  EnCase の使用方法 
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•   次の例では、MCID 、 SCID 、またはその両方を使用しています。指定したマシン (MCID ) 、SCID 、またはその両方に関連付けられたすべてのキーマテ   
リアルが出力ファイルに保存されます。すでに出力ファイルが存在している場合は上書きされます。
CEGetBundle [-L] -XURL -aAdminName -AAdminPwd [-DAdminDomain] [-dMCID] [-sSCID] [-uUsername] -
oOutputFile -iOutputPwd 
•  次の例では、インストーラによってエクスポートされたバックアップファイルからキーマテリアルが抽出されます。 
CEGetBundle -R -bBackupFile -ABackupPwd -oOutputFile -iOutputPwd 
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Dell Data Security に統合された  EnCase の使用方法 
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