Dell Encryption User Manual [ja]

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Dell Data Security
EnCase 統合ガイド
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メモ、注意、警告
メモ: 製品を使いやすくするための重要な情報を説明しています。
注意: ハードウェアの損傷やデータの損失の可能性を示し、その問題を回避するための方法を説明しています。
警告: 物的損害、けが、または死亡の原因となる可能性があることを示しています。
© 2012-2018 Dell Inc. 無断転載を禁じます。Dell、EMC、およびその他の商標は Dell Inc.またはその子会社の商標です。その他の商標は、それぞれ の所有者の商標である可能性があります。
Dell EncryptionEndpoint Security Suite ProEndpoint Security Suite Enterprise、および Data Guardian スイートのドキュメントに使用されている 登録商標および商標 商標です。 よび McAfee のロゴは、米国およびその他の国における McAfee, Inc. の商標または登録商標です。Intel ® 、Pentium ® 、Intel Core Inside Duo®、
Itanium®、および Xeon ® は米国およびその他の国における Intel Corporation の登録商標です。Adobe®Acrobat®、および Flash® は、Adobe Systems Incorporated の登録商標です。Authen Tec® および Eikon® は、Authen Tec の登録商標です。AMD® は、詳細設定 Micro Devices, Inc. の登録商標です。Microsoft®Windows®、および Windows Server®Internet Explorer®MS-DOS®Windows Vista®MSN® ActiveX®Active Directory®Access®ActiveSync®BitLocker®BitLocker To Go®Excel®Hyper-V®Silverlight®Outlook® PowerPoint®Skydrive®SQL Serve®、および Visual C++® は、米国および / またはその他の国における Microsoft Corporation の商標または
登録商標です。 DropboxSM は、Dropbox, Inc. のサービスマークです。Google™Android™Google™ Chrome™Gmail™YouTube®、および Google™ Play は、米国およびその他の国における Google Inc. の商標または登録商標のいずれかです。Apple®Aperture®App StoreSM、Apple Remote
Desktop™Apple TV®Boot Camp™FileVault™iCloud®SMiPad®iPhone®iPhoto®iTunes Music Store®Macintosh® Safari®、および Siri® は、米国またはその他の国あるいはその両方における Apple, Inc. のサービスマーク、商標、または登録商標です。GO ID® RSA®、および SecurID® Dell EMC の登録商標です。EnCaseTM™ および Guidance Software® は、Guidance Software の商標または登録
商標です。Entrust® は、米国およびその他の国における Entrust®, Inc. の登録商標です。InstallShield® は、米国、中国、欧州共同体、香港、日 本、台湾、および英国における Flexera Software の登録商標です。Micron® および RealSSD® は、米国およびその他の国における Micron Technology, Inc. の登録商標です。Mozilla® Firefox® は、米国およびその他の国における Mozilla Foundation の登録商標です。IOS ® は同社の 商標または米国およびその他の特定の国で Cisco Systems, Inc. の登録商標であり、ライセンスに使用されます。Oracle® および Java® は、Oracle および / またはその関連会社の登録商標です。その他の名称は、それぞれの所有者の商標である場合があります。SAMSUNG™ は、米国およびその 他の国における Travelstar® は、米国およびその他の国における HGST, Inc. の登録商標です。UNIX® は、The Open Group の登録商標です。VALIDITYTM™ は、 米国およびその他の国における Validity Sensors, Inc. の商標です。VeriSign® およびその他の関連標章は、米国およびその他の国における VeriSign,
Inc. またはその関連会社あるいは子会社の商標または登録商標であり、Symantec Corporation にライセンス供与されています。KVM on IP® は、 Video Products の登録商標です。Yahoo!® は、Yahoo! Inc. の登録商標ですこの製品は、7-Zip プログラムの一部を使用しています。このソースコード
は、
Cylance®CylancePROTECT、および Cylance のロゴは、米国およびその他の国における Cylance, Inc. の登録商標です。McAfee®
7-zip.org に掲載されています。ライセンス供与は、GNU LGPL ライセンス + unRAR 制限7-zip.org/license.txtの対象です。
DellTM、Dell のロゴ、Dell PrecisionTM、OptiPlexTM、ControlVaultTM、LatitudeTM、XPS®、および KACETM)は、Dell Inc.
VMware® は、米国およびその他の国における VMware, Inc. の登録商標または商標です。Box® は、Box の登録商標です。
SAMSUNG の商標です。Seagate® は、米国および / またはその他の国における Seagate Technology LLC の登録商標です。
EnCase 統合ガイド
2018 - 03
Rev. A01
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目次
1 はじめに...........................................................................................................................................................4
Dell ProSupport へのお問い合わせ.................................................................................................................................... 4
2 EnCase との統合............................................................................................................................................ 5
EnCase API の有効化........................................................................................................................................................ 5
EnCase 統合アダプタのインストール.................................................................................................................................... 5
3 EnCase が統合された Dell Data Security の使用方法...................................................................................... 6
4 Dell Data Security に統合された EnCase の使用方法.......................................................................................8
CEGetBundle...................................................................................................................................................................... 8
EnCase 統合ガイド
目次
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はじめに

Dell Data Security は、デル暗号化ファイルのオンライン調査に対応できるように、Guidance Software, Inc. EnCase v6.15 デジタルフォレンジック製 品と統合されます。この統合により、フォレンジック調査担当者は、デルで保護されたデータの表示、エクスポート、検索ができるようになります。適切なフ ォレンジック管理者資格情報を有していれば、暗号化の際に使用したキーにかかわらず、デルで保護されたすべてのデータが復号化されて調査担当者 に表示されます。余分な操作は一切必要ありません。EnCase Secure Storage にフォレンジック管理者の資格情報が大文字小文字を区別して格 納保存されるため、再入力の必要はありません。
EnCase v6.1532 ビット)フォレンジック統合のサポート対象は次のとおりです。
Dell Data Security Encryption Enterprise for Windows v7.0.x 以降
Dell Security Management Server v7.0.1 以降
メモ: Dell Data Security Encryption Enterprise for Mac EnCase フォレンジック調査をサポートしません。

Dell ProSupport へのお問い合わせ

デル製品向けの 24 時間 365 日対応電話サポート877-459-7304、内線 4310039)にご連絡ください。
さらに、デル製品のオンラインサポートも dell.com/support からご利用いただけます。オンラインサポートでは、ドライバ、マニュアル、テクニカルアドバイザリ ー、よくあるご質問
適切なサポート担当者に迅速におつなぎするためにも、お電話の際はお客様のサービスタグまたはエクスプレスサービスコードをご用意ください。
米国外の電話番号については、Dell ProSupport の国際電話番号をチェックしてください。
FAQ、および緊急の問題を取り扱っています。
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EnCase 統合ガイド
はじめに
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EnCase との統合

EnCase API の有効化

メモ: DMZ に展開している Dell デバイスサーバには、この API を使用しないでください。セキュリティ維持のため、内部で使用する Dell デバイ
スサーバでは、統合した
v7.7 より前の Security Management Server の場合
1 <Dell install dir>\Enterprise Edition\Device Server\conf\context.properties を開きます。 2 フォレンジック統合 API を有効化します。
service.forensic.enable=true
3 スタート メニューから、Dell デバイスサーバを停止して再起動します。
フォレンジック統合を無効化するには、次のように指定します:set service.forensic.enable=false
v7.7 以降の Security Management Server の場合
EnCase へのアクセスを制限してください。
2
このサービスは、Dell サーバでデフォルトで有効になっています。
フォレンジック統合を無効化するには、次のように指定しますset xapi.service.forensic.enable=false
スタート メニューから、Dell デバイスサーバを停止して再起動します。

EnCase 統合アダプタのインストール

1 EnCase を実行しているコンピュータで、CMGEnCaseIntegration.exe をダブルクリックします。 2 ライブラリインストーラのダイアログが表示されたら、ターゲットの EnCase フォルダが正しいことを確認します。 3 終了 をクリックして、CEGetBundle ファイルと統合アダプタファイルを \Program Files\EnCase6\Lib\Credant Technologies\CMG に解凍しま
す。
EnCase 統合ガイド
EnCase との統合
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EnCase が統合された Dell Data Security の使用方
暗号化キーの取得
EnCase Enterprise ユーザーインタフェースを使用して Dell リモート管理コンソールから暗号化キーを取得し、このコンピュータまたはエビデンスファイルのた めにデル暗号化データを復号化します。
1 オンライン チェックボックスを選択します。 2 フォレンジック管理者の ユーザー名 を入力します。 3 フォレンジック管理者の パスワード を入力します。
4 EnCase API が有効化されている Dell サーバの URL を入力します。次に例を示します。
https://cred01.somedomain.com:8443/xapi/Security Management Server v7.7 以降の場合
https://cred01.somedomain.com:8081/xapiSecurity Management Server v7.7 より前の場合
HKLM\SOFTWARE\Microsoft\Windows NT\CurrentVersion\Winlogon\CMGShield\Servlet で、Dell サーバ URI を見つけます。
メモ: キーをエクスポートするため、Dell サーバでは EnCase API が有効化されている必要があります。オプションとして、EnCase 統合
専用に使用する
5 ターゲットコンピュータまたはエビデンスファイルのマシン IDMCID またはユニーク ID とも呼ぶを入力します。
Dell リモート管理コンソールで、HKLM\SOFTWARE\Microsoft\Windows NT\CurrentVersion\Winlogon\CMGShield のターゲットコンピュータ
のレジストリにある
左のペインで、ポピュレーション エンドポイント をクリックします。
適切なデバイスの 詳細 アイコンをクリックします。
上部のメニューで、詳細およびアクション をクリックします。
エンドポイントの詳細 エリアでユニーク ID を見つけます。
6 ターゲットコンピュータまたはエビデンスファイルのシールド IDデバイス IDDCID、リカバリ IDSCID とも呼ぶを入力します。
Dell リモート管理コンソールで、HKLM\SOFTWARE\Microsoft\Windows NT\CurrentVersion\Winlogon\CMGShield のターゲットコンピュータ
のレジストリにある DCID を見つけます。
左のペインで、ポピュレーション エンドポイント をクリックします。
適切なデバイスの 詳細 アイコンをクリックします。
上部のメニューで、詳細およびアクション をクリックします。
シールド エリアでリカバリ ID を見つけます。
メモ: MCIDDCID、または両方の ID を指定します。インポートしたケースには、指定したマシン ID、シールド ID、またはその両方の ID
のすべてのキーマテリアルが含まれています。
7 OK をクリックします。
Dell デバイスサーバを別にもう 1 台用意する方法もあります。
MCID を見つけます。
復号化が進行します。
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EnCase 統合ガイド EnCase が統合された Dell Data Security の使用方法
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復号化が完了すると、ファイルのフォレンジック調査が可能になります。復号化されたファイルは、EnCase モジュールを介してのみ表示できます。元 のソースファイルは変更されず、暗号化されたままです。
EnCase 統合ガイド
EnCase が統合された Dell Data Security の使用方法
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Dell Data Security に統合された EnCase の使用方

CEGetBundle

CEGetBundle は、フォレンジック管理者が Dell サーバからキーマテリアルを取得するためのユーティリティです。このユーティリティは Dell ProSupport から 入手できます。
次の表は、インストールで使用できるパラメータの詳細です。
パラメータ
-L = レガシーモードCMG 5.3.x サーバからキーをエクスポートするときに使用
URL = デバイスサーバの URL<securityserver.organization.com>
AdminName = 管理者ユーザー名
AdminPwd = 管理者パスワード
AdminDomain = 管理者ドメイン
MCID = ターゲットデバイスのマシン IDユニーク ID またはホスト名とも呼ぶ
SCID = ターゲットシールドのシールド Credant IDDCID またはリカバリ ID とも呼ぶ
Username = キーマテリアルをエクスポートするユーザーレガシーモードのみ
OutputFile = エクスポートしたキーバンドルのファイル名
OutputPwd = エクスポートしたキーバンドルのパスワード
-R = ユーザーバックアップファイルモード
BackupFile = バックアップキーを含む実行可能ファイル
BackupPwd = バックアップファイルに使用する管理者パスワード
メモ: AdminDomain パラメータは、複数ドメインをサポートするように設定された CMG Enterprise Edition 6.0 以降のサーバからキーをエク
スポートする場合にのみ指定します。
メモ: レガシーモードでは、MCIDSCIDUsername の指定は必須です。出力ファイルに追加されるキーマテリアルは、指定したユーザーのも
のに限られます。ユーザーまたはユーザーローミング暗号化が有効になっている場合、復号化対象デバイスでユーザーごとに同じ出力ファイル 名でこのツールを実行する必要があります。各ユーザーのキーマテリアルは出力ファイルに追加されます。
コマンドラインの例
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EnCase 統合ガイド Dell Data Security に統合された EnCase の使用方法
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次の例では、MCIDSCID、またはその両方を使用しています。指定したマシンMCIDSCID、またはその両方に関連付けられたすべてのキーマテ リアルが出力ファイルに保存されます。すでに出力ファイルが存在している場合は上書きされます。
CEGetBundle [-L] -XURL -aAdminName -AAdminPwd [-DAdminDomain] [-dMCID] [-sSCID] [-uUsername] -
oOutputFile -iOutputPwd
次の例では、インストーラによってエクスポートされたバックアップファイルからキーマテリアルが抽出されます。
CEGetBundle -R -bBackupFile -ABackupPwd -oOutputFile -iOutputPwd
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Dell Data Security に統合された EnCase の使用方法
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