Danfoss FC 103 Operating guide [ja]

ENGINEERING TOMORROW
操作ガイド
VLT® Refrigeration Drive FC 103
355–800 kW、エンクロージャー・サイズ E1h–E4h
www.DanfossDrives.com
目次 操作ガイド
目次
1 はじめに
1.1 取扱説明書の目的
1.2 補助的リソース
1.3 取扱説明書ならびにソフトウェアバージョン
1.4 承認および認証
1.5 廃棄
2 安全性
2.1 安全記号
2.2 有資格技術者
2.3 安全予防措置
3 製品概要
3.1 使用目的
3.2 電力規格、重量、寸法
3.3 エンクロージャー E1h および E2h のインテリアビュー
3.4 エンクロージャー E3h および E4h のインテリアビュー
3.5 制御棚
3
3
3
3
3
3
4
4
4
4
6
6
6
7
8
9
3.6 ローカルコントロールパネル (LCP)
4 機械的設置
4.1 納入物
4.2 必要な工具
4.3 保存
4.4 動作環境
4.5 設置及び冷却の要件
4.6 ユニットの持ち上げ
4.7 E1h/E2h 機械的設置
4.8 E3h/E4h 機械的設置
5 電気的設置
5.1 安全指示
5.2 EMC 対策設置
5.3 配線図
5.4 モーターへの接続
5.5 交流主電源への接続
10
12
12
12
12
13
14
15
15
17
21
21
21
24
25
27
5.6 接地接続
5.7 端子寸法
5.8 コントロール配線
5.9 始動前チェックリスト
MG16P240 Danfoss A/S © 04/2018 All rights reserved. 1
29
31
41
46
目次
VLT® Refrigeration Drive FC 103
6 設定
6.1 安全指示
6.2 電源の供給
6.3 LCP メニュー
6.4 ドライブのプログラミング
6.5 システムスタートアップ前のテスト
6.6 システムスタートアップ
6.7 パラメーター設定
7 配線構成例
7.1 開ループ速度コントロールの配線
7.2 スタート/ストップの配線
7.3 外部警報リセットの配線
7.4 モーターサーミスターの配線
7.5 回生の配線
8 メンテナンス、診断およびトラブルシューティング
8.1 メンテナンスとサービス
48
48
48
49
50
53
54
54
56
56
57
59
59
59
60
60
8.2 ヒートシンクアクセスパネル
8.3 状態メッセージ
8.4 警告と警報の種類
8.5 警告と警報のリスト
8.6 トラブルシューティング
9 仕様
9.1 電気データ
9.2 主電源
9.3 モーター出力とモーターデータ
9.4 周囲条件
9.5 ケーブル仕様
9.6 コントロール入力/出力とコントロールデータ
9.7 ヒューズ
9.8 エンクロージャー寸法
9.9 エンクロージャーエアフロー
9.10 ファスナートルク定格
60
61
64
65
75
78
78
82
82
82
83
83
86
87
103
104
10 付属資料
10.1 略語と標準
10.2 国際/北米デフォルトパラメーター設定
10.3 パラメーターメニュー構造
インデックス
2 Danfoss A/S © 04/2018 All rights reserved. MG16P240
105
105
106
106
111
はじめに 操作ガイド
1 はじめに
1.1 取扱説明書の目的
この操作ガイドには、 エンクロージャーサイズ E (E1h, E2h, E3h, and E4h) における VLT®ドライブの設 置と設定を安全に行うための情報が記載されています。
操作ガイドは、有資格技術者による利用を前提としていま す。機器を安全かつ専門的に使用するため、操作ガイドを 良く読み、その内容に従ってください。安全指示と一般警 告については、特に注意して読むようにしてください。こ の操作ガイドは、ドライブの操作時にいつでも取り出して 読めるよう大切に保管してください。
VLT® は登録商標です。
1.2 補助的リソース
高度な E1h–E4h ドライブの機能やプログラミングを理解 するために、様々な補助的リソースが利用できます。
VLT® Refrigeration Drive FC 103 プログラ
ミング・ガイドにより、パラメーターの使い方や 冷凍用途例について詳細に学習できます。
VLT® HVAC Drive FC 102
ンガイド
ムを設計するための詳細な性能や機能が記載さ れています。
Safe Torque Off 操作ガイド
Off 機能に関する詳細な仕様、要件および設置説 明が記載されています。
Danfoss は補足的な情報と取扱説明書を提供しています。 をご参照ください。
filter=type%3Adocumentation
1.3
取扱説明書ならびにソフトウェア
には、冷凍用途向けモーター制御システ
www.danfoss.com/en/search/?
バージョン
, 90–1200 kW デザイ
には、Safe Torque
をご参照ください。
承認および認証
1.4
表 1.2 承認および認証
他の承認および認証も受けています。最寄の Danfoss 代 理店までご連絡ください。電圧 T7 (525–690 V)のドラ イブは、525–690 V でのみ UL 規格を取得しています。
ドライブは、UL 61800-5-1 熱記憶保持の要件を遵守して います。詳細については、製品別
ー熱保護
のセクションをご参照ください。
デザインガイドのモータ
注記
出力周波数で課せられている制限
ソフトウェアバージョン 1.10 から、輸出管理規制を理由 として、ドライブの出力周波数は 590 Hz に制限されてい ます。
1.4.1 ADN の遵守
内国水路での危険物の国際輸送に関する欧州協定(ADN)の 遵守に関しては、デザインガイドの「
」をご参照ください。
廃棄
1.5
電装品を組み込んでいる装置を一般廃棄 物とともに処理することは禁止されてい ます。 地域で現在施行されている法律に従っ て、分別回収してください。
ADN を遵守した設
1 1
この取扱説明書には、定期的な見直しと更新が行われま す。改善のあらゆるご提案を歓迎いたします。 取扱説明書のバージョンと、対応するソフトウェアのバー ジョンを示しています。
取扱説明書バージ
ョン
MG16P2xx 出力接触器に関する警告
およびその他の修正を追
表 1.1 取扱説明書ならびにソフトウェアバージョン
MG16P240 Danfoss A/S © 04/2018 All rights reserved. 3
注釈 ソフトウェア
加。
表 1.1
バージョン
1.51
安全性
VLT® Refrigeration Drive FC 103
2 安全性
22
2.1 安全記号
安全予防措置
2.3
以下は、このガイドで使用されている記号です:
警告
死亡事故や深刻な傷害事故を招く可能性のある危険な状 況を示します。
注意
軽微あるいは中小程度の傷害を招く危険性のある状況を 示します。これは安全ではないやり方に対する警告とし ても使用される場合があります。
注記
重要情報を示します。装置や所有物などの損害を招く可 能性のある状況が含まれます。
2.2 有資格技術者
ドライブを無故障かつ安全に動作させるためには、正確か つ信頼性の高い輸送、保管、設置、操作、メンテナンスが 必要です。機器の設置や操作は、有資格技術者のみが行う ことができます。
有資格技術者とは、訓練を受けたスタッフであって、関連 する法律と規則に従って設備、システム、回路の設置、設 定、メンテナンスを行うことを許された者のことをいいま す。また、有資格技術者は、この取扱説明書に記載する指 示と安全措置を熟知する必要があります。
警告
高電圧
AC 主電源、DC 電源、 ロードシェア、又は永久モーター に接続されているときは、ドライブには高電圧が印加され ています。有資格技術者でない人が、ドライブの設置、ス タートアップ、メンテナンスを行った場合、死亡事故や重 大な傷害事故を招くおそれがあります。
ドライブの設置、スタートアップ、保守は、必ず
有資格技術者のみが行ってください。
警告
予期しない始動
ドライブが AC 主電源、直流電源、あるいはロードシェア に接続されている場合、モーターはいつでも始動できま す。プログラミング、サービス、あるいは修理中の予期し ない始動は、死亡、深刻な傷害、あるいは物損事故を招く 恐れがあります。モーターは MCT 10 設定ソフトウェア を使用したリモート操作からの外部スイッチ、フィールド バスコマンド、入力速度指令信号によって、または不具合 状態のクリア後にスタートします。
予期しないモーターのスタートを防止するには:
パラメーターのプログラミング前に、LCP 上の
[Off/Reset] を押します。
ドライブを主電源から切り離してください。
ドライブを AC 主電源、直流電源、あるいはロー
ドシェアに接続する前に、ドライブ、モーター、 運転機器は、配線及び組み立てが完了している必 要があります。
4 Danfoss A/S © 04/2018 All rights reserved. MG16P240
安全性 操作ガイド
警告
放電時間
ドライブの直流リンク・キャパシターは、ドライブの電源 が入っていないときでも充電されています。警告 LED が点灯していない場合でも、高電圧が存在する可能性があ ります。サービスや修理の実施前に、電源を切ってから 40 分間待たないと、死亡事故または重大な傷害事故を招 くことがあります。
1. モーターを停止します。
2. バッテリーバックアップ、UPS 及び他のドライブ に接続されている直流リンク接続も含めて、AC 電源、リモート直流リンク電源の接続をすべて外 してください。
3. モーターの接続を外すか、ロックしてください。
4. キャパシターが完全に放電されるまで 40 分間お 待ちください。
5. サービスや修理を実施する前に、キャパシターが 完全に放電していることを確認するために、適切 な電圧測定機器を使用してください。
警告
漏洩電流に関する危険事項
漏洩電流は、3.5 mA (ミリアンペア) を超えます。接地 を正しく行わない場合、死亡又は重大な傷害を招くことが あります。
機器の接地は、有資格の電気工事者が正しく行う
必要があります。
警告
機器の危険性
回転するシャフトや電気機器に接触すると、死亡事故また は重大な傷害事故を招くことがあります。
訓練を受けた有資格者のみが、設置、始動、保守
を行うようにしてください。
電気作業は、国内および地域の電気工事規則に準
拠する必要があります。
本ガイドの手順に従ってください。
注意
高温の表面
ドライブには、ドライブの電源がオフになった後でも高温 を保ち続ける金属部品があります。ドライブの高温を示 すマーク(黄色の三角)に違反したときは、重大なやけど を引き起こすことがあります。
母線などの内部部品には、ドライブの電源がオフ
になった後でも非常に高温であり続けるものが あります。
高温マーク(黄色の三角)で表示された外側部分
は、ドライブの使用中はもとより、電源をオフに した直後において、高温となります。
警告
内部故障により危険
一定の状況下では、内部故障がコンポーネントの爆発を引 き起こすことがあります。エンクロージャーを閉鎖せず、 かつ、適切に固定しない場合、死亡事故や重大な傷害事故 を招くおそれがあります。
ドアが開いた状態、又はパネルがオフの状態で、
ドライブを操作しないでください。
運転中は、エンクロージャーが適切に閉鎖され、
かつ、固定されていることを確認してください。
注記
主電源シールド安全オプション
主電源シールドのオプションは、IP21/IP54 (タイプ 1/タ イプ 12)の保護定格を有するエンクロージャーに利用で きます。主電源シールドは、BGV A2、VBG 4 に準拠して、 電源端子に誤って接触することを防止するためにエンク ロージャーの内側へ設置されるカバーです。
2 2
MG16P240 Danfoss A/S © 04/2018 All rights reserved. 5
製品概要
3 製品概要
3.1 使用目的
VLT® Refrigeration Drive FC 103
33
ドライブは、 AC 主電源入力を可変 AC 波形出力へ変換する電動モーターコントローラーです。出力の周波数と電圧は、 モーターの速度とトルクを制御するために調整されています。ドライブは以下に従って設計されています:
システムフィードバック、または外部コントローラーのリモートコマンドに対応して、モーター速度を制御しま
す。
システムとモーターの状況を監視します。
モーター過負荷保護を提供します。
ドライブは、地域の法規に従って、工業環境及び商業環境における使用を前提としています。構成によっては、ドライブ を独立的な用途に用いることができる一方で、より大きなシステムや設置物の一部として用いることも可能です。
注記
住居環境では、この製品は無線干渉を生じさせる可能性があり、追加的な緩和措置が必要になる場合があります。
予期される誤用 ドライブを、指定の動作条件動作環境に準拠していない用途に使用しないでください。 守してください。
3.2 電力規格、重量、寸法
表 3.1
に、標準構成の寸法が記載されています。オプション構成の寸法については、
エンクロージャーサイズ E1h E2h E3h E4h 380–480 V [kW (hp)] における定格 電力 525–690 V [kW (hp)] における定格 電力 エンクロージャー保護等級 IP21/タイプ 1
ユニット寸法 高さ [mm (in)] 2043 (80.4) 2043 (80.4) 1578 (62.1) 1578 (62.1) 幅 [mm (in)] 602 (23.7) 698 (27.5) 506 (19.9) 604 (23.89) 奥行き [mm (in)] 513 (20.2) 513 (20.2) 482 (19.0) 482 (19.0) 重量 [kg (lb)] 295 (650) 318 (700) 272 (600) 295 (650) 積荷寸法 高さ [mm (in)] 2191 (86.3) 2191 (86.3) 1759 (69.3) 1759 (69.3) 幅 [mm (in)] 768 (30.2) 768 (30.2) 746 (29.4) 746 (29.4) 奥行き [mm (in)] 870 (34.3) 870 (34.3) 794 (31.3) 794 (31.3) 重量 [kg (lb)]
355–450
(500–600)
450–630
(450–650)
IP54/タイプ 12
500–560
(650–750)
710–800
(750–950)
IP21/タイプ 1
IP54/タイプ 12
355–450
(500–600)
450–630
(450–650)
IP20/
シャーシ
章 9 仕様
章 9 仕様
に指定する条件を遵
を参照してください。
500–560
(650–750)
710–800
(750–950)
IP20/
シャーシ
表 3.1 エンクロージャー電力規格及び寸法
6 Danfoss A/S © 04/2018 All rights reserved. MG16P240
130BF206.11
FASTENER TORQUE: M10 19Nm (14FT-LB) M12 35Nm (26FT-LB)
- REGEN 83
FASTENER TORQUE: M10 19Nm (14FT-LB) M12 35Nm (26FT-LB)
+ REGEN 82
2
6
4
5
11
12
9
1
7
10
8
3
製品概要 操作ガイド
3.3 エンクロージャー E1h および E2h のインテリアビュー
3 3
1 制御棚 (
図 3.3
をご参照ください) 7 ファン電力カード 2 ローカルコントロールパネル (LCP) クレードル 8 スペースヒーター (オプション) 3 RFI フィルター (オプション) 9 主電源切断 (オプション) 4 主電源フューズ (UL 準拠に必要ですが、それ以外の場合に
10 ブレーキ/回生端子 (オプション)
はオプションです) 5 主電源端子 11 モーター端子 6 RFI シールド終端 12 接地端子
図 3.1 エンクロージャー E1h のインテリアビュー (エンクロージャー E2h も同様)
MG16P240 Danfoss A/S © 04/2018 All rights reserved. 7
FASTENER TORQUE: M10 19Nm (14FT-LB) M12 35Nm (26FT-LB)
+ DC 89
FASTENER TORQUE: M10 19Nm (14FT-LB) M12 35Nm (26FT-LB)
- BRAKE 83
FASTENER TORQUE: M10 19Nm (14FT-LB) M12 35Nm (26FT-LB)
+ BRAKE 82
FASTENER TORQUE: M10 19Nm (14FT-LB) M12 35Nm (26FT-LB)
- DC 88
130BF211.11
1
6
2
5
9
12
13
11
7
8
3
10
4
製品概要
VLT® Refrigeration Drive FC 103
3.4 エンクロージャー E3h および E4h のインテリアビュー
33
1 ロードシェア/回生端子 (オプション) 8 RFI シールド終端 (オプション。ただし RFI フィルターを
ご注文のときは標準で付属します)
2 制御棚 (
図 3.3
をご参照ください) 9 ファン (エンクロージャーの前部を冷却するために使用し
ます) 3 ローカルコントロールパネル (LCP) クレードル 10 ファン電力カード 4 RFI フィルター (オプション) 11 スペースヒーター (オプション) 5 主電源フューズ (オプション) 12 ブレーキ端子 (オプション) 6 主電源端子 13 モーター端子 7 接地端子
図 3.2 エンクロージャー E3h のインテリアビュー (エンクロージャー E4h も同様)
8 Danfoss A/S © 04/2018 All rights reserved. MG16P240
130BF148.11
Remove Jumper to activate Safe Stop
12 13 18 19 27 29 32 33 20 37
39 42 50 53 54 55
61 68 69
1
3
4
12
9
8
RELAY 1 RELAY 2
01 02 0304 05 06
2
6
10
7
5
11
13
製品概要 操作ガイド
3.5 制御棚
3 3
を参照)
を参照)
1 LCP クレードル (LCP は非表示) 8 制御棚 2 バス端子スイッチ
3 シリアル通信端子 (
(
章 5.8.6 RS485 シリアル通信の構成
表 5.1
を参照) 10 アナログ入力スイッチ A53/A54
を参照)
4 ディジタル入力/出力端子 ( 5 ケーブル/EMC クランプ 12 ブレーキ抵抗器端子, 104–106
6 リレー 1 及びリレー 2 ( 7 コントロールカード (LCP 及びコントロール端子の下)
表 5.2
図 5.19
を参照) 11 アナログ入力/出力端子 (
を参照) 13 電力カード (制御棚の下)
9 USB ポート
(
章 5.8.11 電圧/電流入力の選択
(制御棚下の電力カード上)
表 5.3
図 3.3 制御棚のビュー
MG16P240 Danfoss A/S © 04/2018 All rights reserved. 9
130BF153.11
Auto
On
Reset
Hand
On
Off
Status
Quick Menu
Main
Menu
Alarm
Log
Back
Cancel
Info
OK
Status
1(1)
0.00 kW
0.0 Hz
On
Alarm
Warn.
0.00 A
0.0 %
2605 kWh
A1.1
A1.2
A1.3
A2
A3
B1
B2
B4
B3
C1
C2
C3
C4 C5
D1
D2
D3
E1
E2
E3
E4
Off Remote Stop
製品概要
VLT® Refrigeration Drive FC 103
3.6 ローカルコントロールパネル (LCP)
ローカルコンロールパネル (LCP) は、ドライブの前面にディスプレイとキーパッドが一体化されています。
LCP は以下の目的に使用します:
ドライブとモーターの制御。
33
ドライブパラメータへのアクセスおよびドライブのプログラミング。
動作データ、ドライブ状態、警告の表示。
数値ローカル・コンロールパネル(NLCP)がオプションとして利用可能です。NLCP は、LCP と同様の方法で操作できま すが、異なる部分もあります。NLCP の使用に関する詳細については、製品に関係する てください。
プログラミングガイド
を参照し
図 3.4 グラフィカルローカルコンロールパネル(LCP)
A. ディスプレイエリア ディスプレイに表示される読み出し値には、パラメーターが関連付けられています。 に表示される情報は、具体的な用途に応じてカスタマイズ可能です。
ナルメニュー)
10 Danfoss A/S © 04/2018 All rights reserved. MG16P240
呼び出し パラメーター デフォルト設定
A1.1 A1.2 A1.3
表 3.2 LCP ディスプレイエリア
を参照してください。
A2 A3
パラメーター 0-20 表示行 1.1 小 パラメーター 0-21 表示行 1.2 小 パラメーター 0-22 表示行 1.3 小
パラメーター 0-23 表示行 2 大 パラメーター 0-24 表示行 3 大
章 6.3.1.2 Q1 My Personal Menu (マイパーソ
速度指令信号 [%] モーター電流 [A] 電力 [KW] 周波数 [Hz] kWh カウンター
表 3.2
を参照してください。LCP
製品概要 操作ガイド
B. メニューキー メニュー・キーは、パラメーター設定メニューへのアクセ ス、通常操作時の状況ディスプレイ・モードの変更、ある いは故障ログデータの表示などに使用します。
呼び出 し
B1 状態 操作に関する情報を表示します。 B2 Quick
B3 Main
B4 Alarm
表 3.3 LCP メニューキー
キー 機能
Menu(クイッ
メニュ
ー)
Menu(メイ
メニュ
ー)
Log(警報ロ
グ)
初期設定説明のためのパラメーターに アクセスできます。用途に応じた詳細 な手順も提供します。
イックメニュー モード
ださい。 すべてのパラメーターにアクセスでき ます。
章 6.3.1.8 メイン・メニュー
モード
を参照してください。
現在の警告のリスト、及び最後の 10 個 の警報を表示します。
章 6.3.1.1 ク
を参照してく
C. ナビゲーションキー ナビゲーション・キーは、機能のプログラミングやディス プレイ・カーソルの移動に使用します。ナビゲーション キーは、ローカル (手動)操作での速度コントロールにも 使用できます。ディスプレイの輝度は、[Status] と [▲]/[▼] キーを押すことで調整できます。
呼び出しキー 機能
C1 Back(戻る)メニュー構成の 1 つ前のステップ又はリ
ストに戻ります。
C2 Cancel(
キャン
セル)
C3 Info(情報)表示されている機能の意味を表示します。
表示モードが変更されない限り、最後に実 行した変更やコマンドが取り消されます。
D. 表示ランプ 表示ランプは、ドライブのステータスを特定し、警告又は 故障状態について視覚的に通知します。
呼び出し表示 表示ランプ機能
D1 オン 緑色 ドライブが主電源又は 24V 直流
外部電源から電力供給を受ける とアクティブになります。
D2 警告 黄色 警告状態がアクティブになると
作動します。ディスプレイエ リアに問題を特定したテキスト が表示されます。
D3 警報 赤色 不具合状態が発生すると作動し
ます。ディスプレイエリアに 問題を特定したテキストが表示 されます。
表 3.5 LED 表示ランプ
E. 操作キー及びリセット 操作キーはコントロールパネルの下部にあります。
呼び出 し
E1 Hand
E2 オフ モーターを停止しますが、ドライブへの
E3 Auto
E4 リセット 不具合がリセットされた後に、ドライブ
表 3.6 LCP 操作キー及びリセット
キー 機能
On(手動オ
ン)
On(自動オ
ン)
ローカルコントロールでドライブをス タートします。コントロール入力やシリ アル通信による外部停止信号は、ローカ ルの[Hand On]を重ね書きします。
電力は供給します。 システムを遠隔操作モードにして、コン トロール端末またはシリアル通信による 外部スタートコマンドに反応できるよ うにします。
を手動でリセットします。
3 3
C4 OK(確定)パラメーター・グループにアクセスします。
またはオプションを有効にします。
C5
▲ ▼
表 3.4 LCP ナビゲーションキー
MG16P240 Danfoss A/S © 04/2018 All rights reserved. 11
メニュー内の項目間を移動します。
OUT: 3x0-Vin 0-590Hz 880/780 A
IN: 3x380-480V 50/60Hz 848/752 A
500 kW / 650 HP
VLT
T/C: FC-103N500T4E20H2XGC7XXSXXXXAXBXCXXXXDX P/N: 135N6991 S/N:
R
Refrigeration Drive www.danfoss.com
130BF733.11
ASSEMBLED IN USA
Max Tamb. 55
C/131
F at Full Output Current Derating
Tamb. 40
C/104
F at Full Output Current
SCCR 100 kA at UL Voltage range 380-480 V
Listed 36U0 E70524 IND. CONT. EQ. UL Voltage range 380-480 V
CAUTION - ATTENTION:
Stored charge, wait 40 min. Charge residuelle, attendez 40 min.
See manual for special condition / prefuses Voir manuel de conditions speciales / fusibles
WARNING - AVERTISSEMENT:
`
`
123456H123
1 2
3 4 5
6
Danfoss A/S 6430 Nordborg Denmark
CHASSIS/IP20
機械的設置
4 機械的設置
VLT® Refrigeration Drive FC 103
4.1 納入物
納入物は、機器構成によって異なります。
納入物と銘板上の情報が、注文確認書に対応して
44
いることを確認してください。
梱包とを目視検査して、輸送中の不適切な取扱に
よって損傷が発生していないか確認します。損 害については、運送業者に請求を行なってくださ い。説明のために、損傷のあった部品を保管して ください。
4.2 必要な工具
受け取り/積み下ろし
ドライブ重量の吊り下げについて定格を有する
ビーム及びフック
をご参照ください。
機器を設置するためのクレーン又はその他の吊
り下げ装置。
設置
10 mm 又は 12 mm のドリルビットを備えたド
章 3.2 電力規格、重量、寸
リル
テープ式メジャー。
多様なサイズのプラスドライバーとマイナスド
ライバー。
メトリック・ソケット (7-17 mm) を備えたレン
レンチエクステンション。
トルクスドライブ (T25 及び T50)。
コンジット又はケーブル・グランド用のシート金
属パンチ
ドライブ重量吊り下げ用のビーム及びフック。
章 3.2 電力規格、重量、寸法
をご参照くださ
い。
ドライブを台座上及び定位置に設置するための
クレーン又はその他の吊り下げ装置。
保存
4.3
1 タイプコード 2 コード番号 3 電力規格 4 入力電圧、周波数、電流(低/高電圧時) 5 出力電圧、周波数、電流 (低/高電圧時) 6 放電時間
図 4.1 E4h エンクロージャーの製品銘板(例)
注記
銘板をドライブから取り外すと保証が無効になることが あります。
12 Danfoss A/S © 04/2018 All rights reserved. MG16P240
乾燥した場所にドライブを保管してください。設置まで は、機器をその梱包材に密閉して保管してください。推奨 される周囲温度については、
章 9.4 周囲条件
をご参照く
ださい。
保管期間が 12 か月を超えない場合には、保管している間、 定期的なフォーミング(キャパシターの充電)は不要で す。
機械的設置 操作ガイド
4.4 動作環境
空気(中)の水分、粒子、腐食性ガスが存在する環境で は、機器の IP/定格が設置環境に適合していることを確認 してください。周囲条件の仕様については、
条件
をご参照ください。
章 9.4 周囲
注記
結露
水分もまた、電子部品上に結露を発生させて、短絡を引き 起こすことがあります。凍結する場所への設置は避けて ください。ドライブ温度が周囲の空気よりも低いときは、 オプションのスペース・ヒーターを取り付けます。スタン バイ・モードで運転すると、ワット損失により回路が水分 から免れている間、結露のリスクが減少します。
注記
過酷な周囲条件
高温または低温過ぎることにより、機器の性能と寿命が低 下します。
周囲温度が 55 °C (131 °F)を超える環境で運転
させないでください。
ドライブの運転が可能な最低温度は、10 °C
(14 °F)です。しかし、定格負荷における適切な 動作は、0 °C (32 °F)以上の温度でのみ保証さ れます。
温度が周囲温度制限を超える場合は、キャビネッ
トまたは設置場所で空調設備を追加する必要が あります。
4.4.1 ガス
硫化水素、塩素、アンモニア等の刺激性ガスは、電気及び 機械部品の損傷を与える恐れがあります。機器は、刺激性 ガスの影響を減少させるため、コンフォーマル・コーティ ングされた回路基板を使用しています。コンフォーマ ルコーティングのクラス仕様及び定格については、
章 9.4 周囲条件
4.4.2 塵埃
ドライブを塵埃(ダスト)の多い環境に設置するときは、 以下に注意してください:
定期保全 塵埃が電子部品に蓄積すると、これが絶縁層の働きをしま す。この層により、部品の冷却能力が低下し、部品の温度 が高くなります。高熱環境により、電子部品の寿命が短縮 します。
ヒートシンクとファンに、塵埃が蓄積しないようにしてく ださい。サービスと保守の詳細については、
ナンス、診断およびトラブルシューティング
さい。
をご参照ください。
章 8 メンテ
をご参照くだ
冷却ファン ファンはドライブ冷却のためのエアフローを提供します。 ファンが塵埃の多い環境にさらされると、塵埃のファンの 軸受けに損傷を与え、ファンの早期故障を生じさせること があります。塵埃はファンのブレードにも蓄積すること があり、ファンのバランスを失わせて、ファンが適切に機 器を冷却しなくなる恐れがあります。
4.4.3 潜在的爆発性雰囲気
警告
爆発性雰囲気
潜在的爆発性雰囲気にドライブを設置しないでください。 このエリア外のキャビネット内にドライブを設置してく ださい。これらのガイドラインに従わないと、死亡や重大 な傷害事故をのリスクが増大します。
潜在的爆発性雰囲気でシステムを運転するには、特殊な条 件を満足する必要があります。EU 指令 94/9/EC (ATEX
95)には、潜在的な爆発環境における電子機器の動作が規 定されています。
d 分類では、火花が発生した場合、保護エリアに
封じ込めることが規定されています。
e 分類では、火花の発生を禁じています。
d 分類保護を備えたモーター 承認を必要としません。特殊な配線と封じ込めが必要に なります。
e 分類保護を備えたモーター VLT® PTC Thermistor Card MCB 112 など、ATEX 承認済 みの PTC モニタリング機器を併用するときは、設置にあた り、承認機関からの個別承認は必要ありません。
クラス d/e 保護を備えたモーター モーター自体が発火保護クラス e に準拠しているのに対 して、モーター配線や接続環境は d 分類に準拠していま す。高ピーク電圧を減衰させるには、サイン波フィルター をドライブ出力に使用します。
潜在的爆発性雰囲気にドライブを使用するときは、以下を 使用してください:
発火保護分類 d 又は e を備えたモーター。
モーター温度を監視するための PTC 温度センサ
ー。
短いモーターケーブル。
シールドされたモーター・ケーブルが使用されて
いない場合、正弦波出力フィルター。
4 4
MG16P240 Danfoss A/S © 04/2018 All rights reserved. 13
機械的設置
VLT® Refrigeration Drive FC 103
注記
モーター・サーミスターセンサーによる監視
VLT® PTC Thermistor Card MCB 112 オプションを備え た機器は、潜在的爆発性雰囲気に関して PTB 認証を受けて います。
4.5 設置及び冷却の要件
44
注記
誤った取り付けは、過熱や性能の低下を招く場合がありま す。
設置要件
ユニットは、モーターのできる限り近くに置いて
ください。最大モーターケーブル長について は、
章 9.5 ケーブル仕様
ユニットを堅固な表面に取り付けて安定させま
す。
エンクロージャー E3h 及び E4h は以下のよう
に取り付けできます:
- パネルの背板へ垂直に取り付け(標準的 な設置)。
- パネルの背板へ上下逆に垂直取り付け。
1)
をご参照ください。
冷却条件
上部と下部に冷却用空きスペースを確保してく
ださい。空きスペース要件: 225 mm (9 in)
十分なエアフローを提供します。
してください。
温度の定格低減 は、45 °C (113 °F) と 50 °C
(122 °F)の間から開始し、1000m(3300ft)を超え ると始まるように考慮してください。詳細情報
設計ガイド
は、
ドライブでは、ヒートシンク冷却エアを必要としない背面 チャンネル冷却コンセプトを採用しています。ヒートシ ンク冷却エアはドライブの背面チャンネルの熱を約 90% 逃がします。以下のキットを用いて、背面チャンネルエア をパネル又はルームから直接取り込むことができます。
ダクト冷却
IP20/シャーシドライブが Rittal エンクロージ ャーに設置されているとき、パネルからヒートシ ンク冷却エアを流すのに背面チャンネル冷却キ ットが利用できます。このキットを使用すると、 パネル内の熱を減らし、ドアファンを小さくする ことができます。
背面冷却
上部カバーと底部カバーをユニットに取り付け ることで、背面チャンネル冷却エアを、室内から 排気することができます。
をご参照ください。
表 4.1
を参照
- ユニットの背面を取り付け面として水 平に、パネルの背板へ取り付け。
- ユニットの側面を取り付け面として、パ ネルの床面に取り付け。
取り付け位置の強度がユニットの重量を支えら
れることを確認してください。
適切な冷却ができるように、ユニット周囲に十分
なスペースがあることを確認します。
章 9.9 エンクロージャー・エアフロー
てください。
ドアを開くための十分なアクセスエリアを確保
してください。
底部からのケーブル挿入を確認してください。
1) 標準的ではない設置を行うには、工場に問い合わせて ください
1)
1)
を参照し
注記
E3h 及び E4h エンクロージャー(IP20/シャーシ)の場合、 ドライブの背面チャンネルで除去できなかった熱を取り 除くため、少なくとも 1 つのドアファンが必要です。さら に、ドアファンはドライブ内部の部品によって生成される 損失も除去できます。適切なサイズのファンを選択する ため、必要な合計エアフローを計算してください。
ヒートシンクに対して必要なエアフローを確保してくだ さい。
フレーム ドアファン/
上部ファン
[m3/hr (cfm)] E1h 510 (300) 994 (585) E2h 552 (325) 1053–1206 (620–710) E3h 595 (350) 994 (585) E4h 629 (370) 1053–1206 (620–710)
表 4.1 エアフロー率
ヒートシンクファン
[m3/hr (cfm)]
14 Danfoss A/S © 04/2018 All rights reserved. MG16P240
130BF685.10
130BF208.10
機械的設置 操作ガイド
4.6 ユニットの持ち上げ
ドライブは、常に専用吊り下げ用アイボルトを用いて、吊 り下げるようにしてください。吊り下げ用ホールの変形 を防止するために、バーを使用します。
警告
怪我や死亡のリスク
重量物の吊り下げに関する地域の安全規則に従ってくだ さい。推奨事項及び地域の安全基準に従わない場合、死亡 事故や重大な傷害事故を招くおそれがあります。
吊り下げ機器が適切な動作状態にあることを確
認します。
さまざまなエンクロージャー・サイズの重量につ
いては、 ください。
バーの最大直径: 20 mm (0.8 in)。
ドライブの最上面と吊り下げケーブルが作る角
度: 60° 以上。
章 3.2 電力規格、重量、寸法
をご参照
4.7 E1h/E2h 機械的設置
E1h 及び E2h エンクロージャー・サイズは、フロア設置の みを念頭に置いたものであり、台座とグランドプレートが 付属します。台座とグランドプレートは、正しく設置する 必要があります。
台座は 200 mm (7.9 in)であり、前面に開口部を備え、 ドライブの電源部品を冷却するために必要なエアフロー を確保します。
グランドプレートは、ドアファンを通じてドライブの制御 部品に冷却空気を送り、IP21/タイプ 1 又は IP54/タイプ 12 保護定格を維持するために必要です。
4.7.1 フロアへの台座の取り付け
エンクロージャーを設置する前に、6 個のボルトを使用し てフロアに台座を固定する必要があります。
1. 動作条件とケーブルのアクセスを考慮して、ユニ ットを適切に配置します。
2. 台座の前面部を取り外して取付穴を使用できる ようにします。
3. フロアに台座を設置して、取付穴に 6 つのボルト を使用して固定します。 分をご参照ください。
図 4.3
の丸で囲った部
4 4
図 4.2 推奨する吊り下げ方法
MG16P240 Danfoss A/S © 04/2018 All rights reserved. 15
図 4.3 台座からフロアへの取り付けポイント
130BF225.10
1
2
5
4
6
3
130BF207.10
1
2
3
機械的設置
VLT® Refrigeration Drive FC 103
4.7.2 E1h/E2h の台座への取り付け
1. ドライブを持ち上げて台座に設置します。台座 の背部には 2 つのボルトがあり、これらをエンク ロージャー後部の 2 つのスロット穴にスライド させます。ボルトを上下させて調整し、ドライブ の位置決めをします。2 つの M10 ネジとロック ブラケットでゆるめに固定します。 照してください。
44
2. 排気のため、225 mm (9 in)の空きスペースが上 部にあることを確認します。
3. ユニットの底部前面にある吸気口がふさがれて いないことを確認します。
4. 台座の上部周囲に、6 つの M10x30 ファスナーを 使用してエンクロージャーを固定します。
図 4.5
締めながら、すべてのボルトを取り付けます。
5. 各ボルトを 19 Nm (169 in-lb)のトルクで固く 締めます。
6. エンクロージャー後部で、2 つの M10 ネジを 19 Nm (169 in-lb)のトルクで締めます。
を参照してください。各ボルトをゆるく
図 4.4
を参
1 エンクロージャー 3 M10x30 ファスナー
(後部隅のボルトは非表示)
2 台座 – –
図 4.5 台座からエンクロージャーへの取り付けポイント
4.7.3 ケーブル開口部の作成
グランドプレートは、外縁に沿ってスタッドを備えた金属 シートです。グランドプレートは、ケーブルの挿入口とケ ーブル終端ポイントを提供します。これは、IP21/IP54 (Type 1/Type 12)保護定格を維持するために設置が必要 です。プレートは、ドライブのエンクロージャーと台座と の間に設置します。スタッドの方向に応じて、プレートを エンクロージャー又は台座の内部から取り付けることが できます。グランドプレートの寸法については、
章 9.8.1 E1h 外装寸法
以下の手順については、
1. シート金属パンチを使用して、グランドプレート にケーブル挿入穴を開けます。
2. 以下の方法のうち 1 つを使用して、グランドプレ ートを挿入します:
1 エンクロージャー 4 エンクロージャーのスロッ
ト穴 2 台座 5 台座後部のボルト 3 M10 ネジ 6 ロックブラケット
図 4.4 台座からエンクロージャーへの背部取り付けポイント
16 Danfoss A/S © 04/2018 All rights reserved. MG16P240
3. グランドプレート上のスタッドを台座の穴に合
4. 各ネジを 2.3 Nm (20 in-lb)のトルクで締めま
2a 台座を通してグランドプレートを挿入
2b グランドプレートを通してグランドプ
わせて、10 個の M5 ネジ(2)で固定します。
す。
をご参照ください。
図 4.6
するには、台座前面のスロット(4)を通 してグランドプレートをスライドさせ ます。
レートを挿入するには、スロットのある ブラケットの下にグランドプレートを スライドさせることができるように、グ ランドプレートを傾けます。
をご参照ください。
130BF209.10
1
3
4
2
機械的設置 操作ガイド
4.8.2 ケーブル開口部の作成
グランドプレートは、ドライブ・エンクロージャーの底部 を覆います。これは、IP20/シャーシ保護定格を維持する ために設置が必要です。グランドプレートは、ケーブルが 端子にアクセスできるように切り抜きが可能な四角いプ ラスチックでできています。 い。
図 4.7
を参照してくださ
1 ケーブル挿入穴 4 台座基部のスロット 2 M5 ネジ 5 前面カバー/グリル 3 グランドプレート – –
図 4.6 グランドプレートの設置
4.8
E3h 及び E4h エンクロージャー・サイズは、壁への取り付 け、またはエンクロージャー内の取り付けパネルへの取り 付けを念頭に置いています。プラスチック製グランドプ レートは、エンクロージャー上に設置します。IP20/保護 シャーシ・ユニット内の端子への意図しないアクセスを防 止するために設計されています。
E3h/E4h 機械的設置
注記
回生/ロードシェアオプション
エンクロージャー上部で端子が露出することにより、回生 /ロードシェアオプションを備えたユニットは IP00 保護 定格を有しています。
1. 底部パネルと端子カバーを取 り 外 します。
図 4.8
2. モーター、主電源、接地ケーブルのサイズと位置 を決定します。位置と測定値を記録します。
3. ケーブルの測定値と位置に基づいて、プラスチッ ク製グランドプレートに必要な大きさの四角い 開口部を開けます。
4. プラスチック製グランドプレート(7)を端子カバ ーの底部レール上にスライドさせます。
5. 端子カバーの前面部を下方に傾けて、ファスナー ポイント(8)をスロット穴のあるドライブブラ ケット(6)の上に配置します。
6. 端子カバーの側面パネルが、外部トラックガイド (5)の上に配置されるようにします。
7. スロット穴のあるドライブ・ブラケットに端子カ バーが接触するまで、端子カバーを押し込みま す。
8. 端子カバーの前面を上方に傾けて、ドライブ底部 のファスナー穴 (9) が端子のキーホールと合 わさるようにします。2 つの T25 ネジで固定し、
2.3 Nm (20 in-lb)のトルクで締めます。
9. 底部パネルを 3 つの T25 ネジで固定し、2.3 Nm (20 in-lb)のトルクで締めます。
を参照してください。
1a 4 つの T25 ネジを外し、底部パネルを取
り外します。
1b ドライブ底部を端子カバーに固定 して
いる 5 つの T20 ネジを外し、端子カバー をまっすぐ引き抜きます。
4 4
4.8.1 E3h/E4h の実装版又は壁への取り 付け
1. エンクロージャー・サイズに従って、実装穴をド リルで開けます。
を参照してください。
2. ドライブ・エンクロージャーの上部を、実装版又
MG16P240 Danfoss A/S © 04/2018 All rights reserved. 17
は壁に固定します。
3. ドライブ・エンクロージャーの基部を、実装版又 は壁に固定します。
章 9.8 エンクロージャー寸
1
130BF662.10
2
機械的設置
VLT® Refrigeration Drive FC 103
44
1 四角形のプラスチック 2 ケーブルがアクセスできるように切り抜いた四角形
図 4.7 プラスチック製グランドプレート
18 Danfoss A/S © 04/2018 All rights reserved. MG16P240
6
7
9
5
8
4
130BF688.10
2
3
1
機械的設置 操作ガイド
4 4
1 ロードシェア/回生端子 (オプション) 6 スロット穴のあるドライブブラケット 2 底部パネル 7 プラスチック製グランドプレート(設置済み) 3 端子カバー 8 ファスナーポイント 4 制御配線用のグロメットアクセス穴 9 キーホール開口部 5 トラックガイド
図 4.8 グランドプレートと端子カバーの組み立て
MG16P240 Danfoss A/S © 04/2018 All rights reserved. 19
130BF697.10
3
5
4
1
2
機械的設置
VLT® Refrigeration Drive FC 103
4.8.3 ロードシェア/回生端子の設置
ロードシェア/回生端子は、ドライブの上部にあり、輸送 中に破損することを防ぐため、工場出荷時点では装着され ていません。以下の手順については、 ださい。
図 4.9
をご参照く
44
1 ラベルファスナー、M4 2 ラベル 3 ロードシェア/回生端子 4 端子ファスナー、M10 5 2 つの開口部を備えた端子プレート
図 4.9 ロードシェア/回生端子
1. 端子プレート、2 つの端子、ラベル、ファスナー を、ドライブに付属するアクセサリーバッグ・か ら取り出します。
2. ドライブ上部のロードシェア/回生用の開口部 からカバーを取り外します。2 つの M5 ファスナ ーは後で使用するので、保管しておきます。
3. プラスチック製のバッキングを取り外し、ロード シェア/回生用の開口部に端子プレートを取り 付けます。2 つの M5 ファスナーで固定し、2.3 Nm (20 in-lb)のトルクで締めます。
4. 1 つの端子ごとに 1 つの M10 ファスナーを使用 して、両方の端子を端子プレートに取り付けま す。19 Nm (169 in-lb)のトルクで締めます。
5.
図 4.9
ルを取り付けます。2 つの M4 ネジで固定し、1.2 Nm (10 in-lb)のトルクで締めます。
に示されるように、端子の前面部にラベ
20 Danfoss A/S © 04/2018 All rights reserved. MG16P240
電気的設置 操作ガイド
5 電気的設置
5.1 安全指示
章 2 安全性
をご参照ください。 をご参照ください。
警告
誘導電圧
共に動作する異なるドライブの出力モーター・ケーブルか らの誘導電圧は、共に機器のキャパシターを充電します。 これは機器がオフの場合、ロックアウトの場合でも同様で す。出力ケーブルを別にせず動作させた場合、又はシール ド・ケーブルを使用しなかった場合、死亡事故又は深刻な 傷害事故を招くことがあります。
出力モーター・ケーブルを別に配線するか、又は
シールドケーブルを使用します。
ドライブをすべて同時にロックアウトします。
警告
ショックの危険
このドライブは接地導体に直流電流を引き起こすことが あり、死亡事故又は深刻な傷害事故を招くことがありま す。
残留電流で動作する保護デバイス (RCD) が電
気ショック保護のために使用されているときは、 供給側でタイプ B の RCD のみが許容されま す。
推奨事項に従わない場合、RCD が意図された保護を行わな い可能性があります。
過電流保護
複数のモーターを用いる用途には、ドライブとモ
ーター間の短絡保護やモーター熱保護など、追加 的な保護機器が必要です。
短絡と過電流保護を行うため、入力ヒューズが必
要です。工場で装備されない場合、設置作業者が ヒューズの取り付けを行う必要があります。
章 9.7 ヒューズ
ください
ケーブルの種類と定格
すべてのケーブルが、ケーブル断面積と周囲温度
の国内及び地域の規制に準拠していなければな りません。
推奨される電力接続ケーブル: 最低 75 °C
(167 °F) 定格の銅線。
推奨ワイヤサイズおよびタイプについては、
章 9.5.1 ケーブル仕様
の最大ヒューズ定格をご参照
をご参照ください。
注意
物的損害
モーターの過負荷に対する保護は、デフォルト設定に含ま れていません。この機能を追加するには、
ー 1-90 モーター熱保護を[ETR トリップ] 警告]
に設定します。北米市場において、ETR 機能は、 NEC に準拠したクラス 20 モーター過負荷保護を提供し ます。
パラメーター 1-90 モーター熱保護を [ETR トリ
ップ] 又は [ETR 警告]
ター過負荷保護が提供されず、モーターが過熱すると物的 損害が発生することがあります。
に設定しなかったときは、モー
5.2 EMC 対策設置
EMC 対策設置を行う際は、以下の指示をご参照ください。
章 5.3 配線図
章 5.4 モーターへの接続
章 5.6 接地接続
章 5.8 コントロール配線
.
.
.
.
注記
ケーブル端のねじれ (ピッグテール)
シールド端のねじれは高周波数でのシールドのインピー ダンスを増加させるため、シールド効果が低下し漏洩電流 が増加します。一体型シールド・クランプを使用して、シ ールド端のねじれを防ぎます。
リレー、コントロール・ケーブル、信号インター
フェース、フィールドバス、又はブレーキととも に使用するときは、シールドを両端でエンクロー ジャーに接続します。接地経路のインピーダン スが高いとき、騒音を出しているとき、又は電流 を伝導しているときは、1 つの端でシールド接続 を切断し、接地電流ループを回避します。
金属取付プレートを使用して電流をユニットに
戻します。取付板から取付ネジを通ってドライ ブのシャーシまでの間に適切な電気的接触を実 現してください。
モーター入力ケーブルにはシールド・ケーブルを
使用します。別の方法としては、金属導管内でシ ールドされていないモーター・ケーブルを使用す る方法があります。
注記
シールドケーブル
シールド・ケーブル又は金属導管を使用しないと、ユニッ ト及び設置が無線周波数(RF)放出レベルに関する規制上 の制限に合致しません。
パラメータ
又は
[ETR
5 5
MG16P240 Danfoss A/S © 04/2018 All rights reserved. 21
電気的設置
モーター・ケーブルとブレーキ・ケーブルを可能
な限り短くして、システム全体の干渉レベルを低 減するようにしてください。
敏感な信号レベルを持つケーブルをモーターや
ブレーキケーブルの脇に配置しないでくださ い。
通信及びコマンド/制御ラインに関しては、特定
の通信プロトコル基準に従います。例えば、USB はシールド・ケーブルを使用する必要があります が、RS485/イーサネットは、シールドされた UTP ケーブルでも、シールドされていない UTP ケーブ
55
ルでも使用することができます。
すべての制御端子接続が PELV であることを確認
します。
VLT® Refrigeration Drive FC 103
注記
EMC 妨害
モーターとコントロール配線にはシールド・ケーブルを使 用し、主電源入力、モーター配線及びコントロール配線に はセパレートケーブルを使用します。 電力、モーター、 コントロール・ケーブルの隔離を行わないと、予期しない 動作、又は性能の減少が発生することがあります。主電源 入力、モーター、コントロールケーブル間には、最低 200 mm (7.9 インチ)の空きスペースを確保します。
注記
高々度での設置
過電圧の危険があります。コンポーネントと重要な部品 間の絶縁では不十分である可能性があるので、PELV 要件 に適合していない可能性があります。外付けの保護装置 または電気絶縁を用いて、過電圧の危険を緩和してくださ い。 2000 m (6500 ft)を超える高度に設置する場合、PELV 適 合について Danfoss にお問い合わせください。
注記
PELV 適合
保護特別低電圧(PELV)電源供給を使用して、地域と国の PELV 規制に準拠することにより、感電を防ぎます。
22 Danfoss A/S © 04/2018 All rights reserved. MG16P240
e30bf228.11
L1 L2 L3
PE
PE
u
v
w
2
1
3
5
16
17
18
14
12
8
7
10
9
4
11
13
4
6
15
90
4
電気的設置 操作ガイド
5 5
1 PLC 10 主電源ケーブル (シールドなし) 2
最小 16 mm2 (6 AWG) 等価ケーブル。 3 コントロールケーブル 12 絶縁はく離ケーブル上のクランプ 4 制御ケーブル、モーターケーブル、主電源ケーブル間には、
最低 200 mm (7.9 in)が必要です。 5 主電源 14 ブレーキ抵抗器 6 露出 (未塗装) 表面 15 金属ボックス 7 スターワッシャー 16 モーターへの接続 8 ブレーキケーブル (シールドあり) 17 モーター 9 モーターケーブル (シールドあり) 18 EMC ケーブルグランド
図 5.1 適切な EMC 設置の例
11 出力接触器および類似のオプション
13 標準接地母線。地域及び国のエンクロージャー接地に関す
る要件に従ってください。
MG16P240 Danfoss A/S © 04/2018 All rights reserved. 23
e30bf111.12
230 V AC
50/60 Hz
TB5R1Regen +
Regen -
83
Regen (optional)
12Brake temperature
(NC)
Space heater (optional)
91 (L1)
92 (L2)
93 (L3)PE88 (-)
89 (+)
50 (+10 V OUT)
53 (A IN)
54 (A IN)
55 (COM A IN)
0/4-20 mA
12 (+24 V OUT)
13 (+24 V OUT)
18 (D IN)
20
(COM D IN)
15 mA
200 mA
(U) 96
(V) 97
(W) 98
(PE) 99
(COM A OUT) 39
(A OUT) 42
0/4-20 mA
03
+10 V DC
-10 V DC to +10 V DC
0/4-20 mA
24 V DC
02
01
05
04
06
240 V AC, 2A
24 V (NPN)
0 V (PNP)
0 V (PNP)
24 V (NPN)
19 (D IN)
24 V (NPN)
0 V (PNP)
27
24V
0V
(D IN/OUT)
0 V (PNP)
24 V (NPN)
(D IN/OUT)
0V
24V
29
24 V (NPN)
0 V (PNP)
0 V (PNP)
24 V (NPN)
33 (D IN)
32 (D IN)
1
2
ON
A53 U-I (S201)
ON 2
1
A54 U-I (S202)
ON=0/4-20 mA
OFF=0 to ±10 V
95
400 V AC, 2A
P 5-00
(R+) 82
(R-) 81
37 (D IN)
2)
+-+
-
(P RS485) 68
(N RS485) 69
(COM RS485) 61
0V5VS801
RS485
RS485
2
1
ON
S801/Bus Term.
OFF-ON
3-phase
power
input
Load share
Switch mode
power supply
Motor
Analog output
interface
Relay1
Relay2
ON=Terminated
OFF=Open
Brake
resistor
(NPN) = Sink
(PNP) = Source
===
240 V AC, 2A
400 V AC, 2A
-10 V DC to +10 V DC
10 V DC
(optional)
(optional)
TB6 Contactor
1)
電気的設置
VLT® Refrigeration Drive FC 103
5.3 配線図
55
図 5.2 基本配線図
A = アナログ、D = ディジタル
1) Safe Torque Off は端子 37(オプション)を使用します。Safe Torque Off の設置説明については、VLT® 周波数変換 器 - Safe Torque Off 取扱説明書をご参照ください。。
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電気的設置 操作ガイド
5.4 モーターへの接続
警告
誘導電圧
出力モーター・ケーブルからの誘導電圧は、共に機器のキャパシターを充電します。これは機器がオフの場合、ロックア ウトの場合でも同様です。出力ケーブルを別にせず動作させた場合、又はシールド・ケーブルを使用しなかった場合、死 亡事故又は深刻な傷害事故を招くことがあります。
ケーブル・サイズについては、国内及び地域の電気法規を遵守してください。最大ワイヤサイズは
データ
を参照してください。
モーターのメーカーの配線条件に従ってください。
モーター配線ノックアウト又はアクセスパネルは、IP21/IP54 (Type 1/Type 12)ユニットの台座に載せた状態
で提供されます。
ドライブとモーターの間に始動器あるいは極数可変機器(例えば、ダランダーモーターやスリップリング非同期
モーター)を接続しないでください。
手順
1. 外部ケーブル絶縁の一部分をはく離します。
2. はく離ワイヤをケーブル・クランプの下に設置して、ケーブルシールドと接地との間で機械的固定と電気的接触 を確立します。
3.
章 5.6 接地接続
を参照してください。
4. 3 相モーター配線を端子 96(U)、97(V)、98(W) に接続します。
5.
章 9.10.1 ファスナートルク定格
に記載されている接地に関する指示に従って、最も近接した接地端子に接地線を接続します。
図 5.3
に記載されている内容に従って、端子を締めます。
を参照してください。
章 9.1 電気
5 5
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130BF150.10
U/T1 96 V/T2 97
W/T3 98
FASTENER TORQUE M10 19Nm (14FT-LB), M12 35Nm (26FT-LB)
U/T1 96 V/T2 97
W/T3 98
FASTENER TORQUE M10 19Nm (14FT-LB), M12 35Nm (14FT-LB)
+ REGEN 82
FASTENER TORQUE: M10 19Nm (14FT-LB) M12 35Nm (26FT-LB)
- REGEN 83
FASTENER TORQUE: M10 19Nm (14FT-LB) M12 35Nm (26FT-LB)
電気的設置
VLT® Refrigeration Drive FC 103
55
図 5.3 交流モーター端子 (E1h 表示)。端子の詳細ビューについては、
章 5.7 端子寸法
を参照してください
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