MA0812-C
Operation Guide 4709/4713
十分に光を当ててご使用ください
本機は、光で発電した電気を充電しながら使うようになっております。
安定してお使いいただくためには、本機のソーラーセルに光が当たるようにしてお使いください。
●光が当たっているときと当たらないとき
〈光が当たっているとき〉
〈光が当たっていないとき〉
時計は光が当たらないときでも常に動いていますので、こ
のままでは充電池の容量が減って機能が使えなくなります。
充電池
供給
充電池
供給
光
ソーラーセル
(光で充電)
電気エネルギー
充
電
放
電
操作のしくみと表示の見方
●ライト(表示用照明)をたくさん使うと
ライトを多用すると充電池の容量は早く減ります。
供給
※表示例では、アナログ(針)部を省略する場合が
あります。
充電池
●時計に光が当たるようにしましょう
• 電池容量を示すバッテリーインジケーターがレベル 3 に
• 腕に付けているときはなるべく袖が表示面(ソーラーセ
ル)にかからないように使用してください。
なると機能に制限がかかりますので、レベル 1、レベル 2
を保つように光を当ててください。
光
<バッテリーインジケーター>
レベル1
レベル2
放
電
充電池
レベル3
レベル4
すべての機能が
使えます
機能に制限が
かかります
一部でも袖に隠れていると、
充電効率が著しく低下します。
• 腕から外したときは表示面(ソーラーセル)を明るい方
に向けて置くなどして、充電を心掛けてください。
ソーラーセル
光
蛍光灯下や窓際などの光が
当たる所に置いてください。
BB
B ボタンを押すごとに確認音が鳴り、以下の順でモードが切り替わります。
BB
※表示例はモジュール 4709 を使用しています。(モジュール番号は時計本体裏面に刻印されています。)
時刻モード
<モジュール4709>
時針
受信局マーク*
(モード切替え)
<モジュール4713>
時針
受信局マーク*
ボタン
(モード切替え)
デジタル表 示部
デジタル表 示部
分針
(ライト点灯)
ボタン
ボタンボタン
(表示切替え)
分針
(ライト点灯)
ボタン
ボタン
(表示切替え)
★表示切替えについて
ボタンを押すごとに、デジタル部の表示が切り替わり
ます。
曜日
*曜日の言語切替えについては、「セットのしかた」参照。
<時・分 表 示 > < 月・日表示>
午後マーク(午前は消灯)
日
分
時
<カレンダー表示>
秒
または
曜日
日
月
★曜日(英語表示の場合)の見方
SU:日 MO:月 TU:火 WE:水 TH:木 FR:金 SA:土
*受信局マークについては、「受信局マーク」を参照。
※
バッテリーモード、アラームモード、ハンドセットモード、電波モードのまま2〜3分すると、自動的に時刻モードに戻ります。
アラームモードデュアルタイムモードバッテリーモ ード
タイムゾーン
バッテリー マー ク
秒(現在時刻)
デュアル タイム
<アラーム表示のとき>
アラーム
アラーム時刻
秒(現在時刻)
約2秒ごと
ストップ ウ オッチ モ ードハンドセットモード電波モード
モード名
モード名
秒(現在時刻)
計測値
秒(現在時刻)
受信時
受信日
秒(現在時刻)
1
Operation Guide 4709/4713
電源について
本機はソーラーセルで発電し、二次電池に充電しながら使
うようになっております。
光が当たりにくい場所での保管および使用、長袖で本機が
隠れたままの使用が長時間続きますと、二次電池が消耗し
て表示しなくなることがあります。
安定してご使用いただくために、なるべく光が当たるよう
にしてお使いください。
ご注意
二次電池が消耗して時計機能が停止すると(レベル5)、設
定データは消去されます。
●電池残量の確認
二次電池の残量を確認するには、バッテリーモードに切り替えます。
※バッテリーモードに切り替えるには、時刻モードのとき
に B ボタンを 1 回押します。
<時刻モード>
例:曜日表示
●充電の目安
本機は一度フル充電すると、充
電しなくても基本動作*に加え、
下記の条件で使用した場合に約
6ヵ月動き続けます。
使用例
• ライト :1.5 秒間/日
• アラーム:10 秒/日
• 電波受信:6 分/日
なお、こまめに充電を行なえば、
安定してご使用いただけます。
*基本動作とは、時計内部の時刻演算処理と針の運針動作のことです。
• 各レベルに回復するための充電時間
環境(照度)
晴れた日の屋外など
(50,000ルクス)
晴れた日の窓際など
(10,000ルクス)
曇り日の窓際など
(5,000ルクス)
蛍光灯下の室内など
(500ルクス)
※この充電時間は目安のため、実際の環境下においては充
電時間が異なる場合があります。
レベル5\レベル4\レベル3\レベル2\レベル1
約10時間
約112時間
<バッテリーモード>
〈1日動くのに必要な充電時間〉
※左記の条件で使用した場合
約2時間
約7時間
環境(照度)
晴れた日の屋外など
(50,000ルクス)
晴れた日の窓際など
(10,000ルクス)
曇り日の窓際など
(5,000ルクス)
蛍光灯下の室内など
(500ルクス)
充電時間
充電時間
約8分
約30分
約48分
約8時間
約21時間約89時間
約33時間約144時間
−−− −−−
約6時間約24時間
レベル
1
レベル
2
レベル
3
レベル
4
レベル
5
※直射日光下などの強い光で充電した場合、二次電池の残
量が一時的に実際の電池容量より高いレベルを表示する
ことがあります。レベルは充電後しばらくしてから確認
してください。
※レベル 5 になっても再度充電を行なうことで使用できま
す。
※レベル 5 から充電したときは、レベル 4 になると表示が
点灯し、C(Charge)マークが点滅します。ただし、こ
の状態では機能が使用できませんので、レベル 2 または
レベル 1 になるまで十分に光を当ててから、ご使用くだ
さい。
すべての機能が使用可能
すべての機能が使用可能
ライト点灯不可、アラーム・時報などの
報音不可、電波受信不可
時針・分針ともに12時位置で停止、
液晶表示不可、ライト点灯不可、アラー
ム・時報などの報音不可、電波受信不可
時計機能停止(時計発振不可)
ライト点灯について
セット中(表示点滅)以外のどのモードのときでも、A ボ
タンを押すとライトが約1.5秒間点灯し、暗いところでも
デジタル部の表示を見ることができます。
<モジュール4709>*
* モジュール番号は時計本体裏面に刻印されています。
※モードによっては、Aボタンを押し続けるとセット状態
(表示が点滅)になりますので、ご注意ください。セット
状態を抜けたいときは、もう一度 A ボタンを押します。
※直射日光下ではライト点灯が見えにくくなります。
※ライト点灯中にアラームなどが鳴り出すと点灯を中断し
ます。
※手動受信中はライトは点灯しません。
<モジュール4713>*
●充電必要サインについて
レベル3や 4 の状態は、電池残量が極端に少なくなってい
ます。このときは、本機を光に当てて、十分に充電を行なっ
てください。
●リカバー状態の場合
ライトやアラームなどを短時間に連続して使用し、電池に
大きな負担がかかった場合、アナログ針は運針を停止し
(バッテリーモードではリカバーマークを表示)、一時的に
以下の操作ができなくなります。
• 運針
• ライトの点灯
• アラーム・時報などの報音
• 電波受信
このような場合は、時間がたて
ば電池電圧が復帰し、使用でき
るようになります。
<バッテリーモード>
リカバ ー マー ク
●充電時のご注意
以下のような高温下での充電はお避けください。
• 炎天下に駐車中の車のダッシュボードの上
• 白熱ランプなどの発熱体に極端に近い所
• 直射日光が長く当たって、高温になる所
なお、極端な高温下では液晶パネルが黒くなることがあり
ますが、温度が下がれば正常に戻ります。
充電の際、光源の条件によっては時計本体が
極端に高温になることがありますので、やけ
どなどをしないようにご注意ください。
●充電のしかた
本機のソーラーセル部を光源に向けます。
※ソーラーセルの一部が隠れていると充電効率が下がりま
すのでご注意ください。
例)時計の置き方
ソーラーセル
※イラストは樹脂バンドの場合です。
パワーセービング機能について
本機は「パワーセービング機能」を備えています。
※パワーセービング機能とは、暗いところに放置すると自動的に液晶表示を消してスリープ状態にし、節電する機能です。
※時計が袖などで隠れている場合でも、表示が消えることがあります。
●スリープ状態になるには
• 表示スリープ
暗いところで本機を 3 〜 4 日間放置します。
液晶表示が消えます。
➟
アラーム・時報の報音は行ないます。
アナログ針は運針を継続し、自動受信も行ないます。
<表示スリープ>
• 機能スリープ
表示スリープのまま暗いところで 4 日間経過します。
アラーム・時報の報音は行ないません。
➟
アナログ針は運針を停止し、自動受信も行ないません。
※ 時計機能は正常に作動しています。
●スリープ状態を解除するには
本機を明るいところに置くか、いずれかのボタンを押します。
※本機を明るいところに出した場合は、表示が点灯するま
でに最大 2 秒かかる場合があります。
2
Operation Guide 4709/4713
電波時計について
■ 電波時計とは
正確な時刻情報をのせた長波標準電波を受信することによ
り、正しい時刻を表示する時計です。
送信所
セシウム
原子時計
電波時計は正確な標準時を受信していますが、時計内
部の時刻演算処理等により、時刻表示に1秒未満のズ
レが生じます。
長波標準電波
本機
■ 使用場所について
電波は、以下のような場所では受信しにくくなりますので、このような場所を避けて受信を行なってください。
※電波受信については、ラジオやテレビと同じようにお考えください。
ビルの中およびその周辺
(ビルの谷間など)
家庭電化製品、OA機器のそば
テレビ、スピーカー、FAX、
パソコン、携帯電話など
()
受信がうまくいかないときは、上記のような場所から離れ、受信状況の良いところで再度受信してみてください。
高圧線、架線の近く
電波障害の起きるところ
(工事現場、空港のそばなど)
■ 標準電波
●
日本の標準電波(JJY)は独立行政法人情報通信研究機構
(NICT)が運用しており、福島県の「おおたかどや山
(40kHz)」および佐賀県と福岡県の境にある「はがね山
(60kHz)」から送信されています。
●
アメリカの標準電波(WWVB)はNationalInstituteof
StandardsandTechnology(NIST)が運用しており、コロ
ラド州にあるフォートコリンズから送信されています。
●イギリスの標準電波(MSF)はNationalPhysical
Laboratory(NPL)が運用しており、イングランド北部
のアンソーンから送信されています。
●ドイツの標準電波(DCF77)はPhysikalisch-
TechnischeBundesanstalt(PTB)が運用しており、
フランクフルト南東に位置するマインフリンゲンから送
信されています。
日本の正確な時刻情報をのせた標準電波は独立行政法
人情報通信研究機構(NICT)日本標準時グループが運用
しております。
この標準電波はほぼ24時間継続して送信されています
が、保守作業や雷対策等で一時送信が中断されることが
あります。
詳しい情報は独立行政法人情報通信研究機構(NICT)日
本標準時プロジェクトのホームページをご覧ください。
http://jjy.nict.go.jp
ホームページのアドレスは変更になる場合があります。
※
乗り物の中
(自動車、電車、飛行機など)
山の裏側…など
■ 電波の受信範囲の目安
本機は、ホームタイムゾーンを下記のように設定すると、そのゾーンに対応した標準電波を受信します。
* ホームタイムゾーンの設定については「セットのしかた」参照。
ホームタイムゾーン(受信機能対応ゾーン)
UTC+9、+8
UTC−10〜−5
UTC+0〜+2
※UTC + 8、− 10、− 9の各ゾーンは、受信機能対応ゾーンとしています。条件が良ければ受信する場合もあります。
日本の標準電波(JJY)
アメリカの標準電波(WWVB)
イギリスの標準電波(MSF)、ドイツの標準電波(DCF77)
送信所の位置
1000km
おおたかどや山
(40kHz)
はがね山
(60kHz)
●受信環境により、図の範囲以内でも電波を受信できない場合があります。内側の円の範囲を超えると電波が弱くなります
ので、受信の影響はより大きくなります。
※受信に影響を与える環境・・・地形、建物、天気、季節、時間帯(昼・夜)、各種ノイズ
500km
<日本(JJY)>
500km
1000km
<アメリカ(WWVB)>
1000km
3000km
フォートコリンズ
アンソーン
受信電波
<イギリス(MSF)/ド イ ツ(DCF77)>
500km
アンソーンから送 信されている電波は、
この範囲 でも受信できます。
1500km
マインフリンゲン
■ 受信方法について
受信方法には、以下の 2 種類があります。
11
1 自動受信 1 日最大 6 回(午前12・1・2・3・4・5 時に自動受信します)
11
22
2 手動受信(ボタンを押して手動受信します)
22
※1 日1回受信が成功すれば、その日の自動受信は行ないません。
※工場出荷時には、自動受信を行なうようにセットされていますので、電波を受けるのに適した環境であれば、自動的に受
信を行ない、正確な時刻を保ちます。
ただし、UTC + 8、− 10、− 9 の各ゾーンは自動受信の設定が OFF にセットされています。
* 自動受信 ON / OFF の設定については「自動受信 ON / OFF の設定」を参照。
※設定したホームタイムゾーンやサマータイム設定によって、自動受信の開始時刻が異なります。
ホームタイムゾーン
UTC+8、+9
UTC−10〜−5
UTC+0
UTC+1
UTC+2
通常時刻
通常時刻
サマータイム
通常時刻
サマータイム
通常時刻
サマータイム
通常時刻
サマータイム
123456
午前12時 午前1時 午前2時 午前3時 午前4時 午前5時
午前12時 午前1時 午前2時 午前3時 午前4時 午前5時
午前1時 午前2時 午前3時 午前4時 午前5時 翌日午前12時
午前2時 午前3時 午前4時 午前5時 翌日午前12時
午前2時 午前3時 午前4時 午前5時 翌日午前12時 翌日午前1時
午前3時 午前4時 午前5時 翌日午前12時 翌日午前1時
午前3時 午前4時 午前5時 翌日午前12時 翌日午前1時 翌日午前2時
午前4時 午前5時 翌日午前12時 翌日午前1時 翌日午前2時
自動受信開始時刻
翌日午前1時
翌日午前2時
翌日午前3時
3