
MA0812-C
Operation Guide 4709/4713
十分に光を当ててご使用ください
本機は、光で発電した電気を充電しながら使うようになっております。
安定してお使いいただくためには、本機のソーラーセルに光が当たるようにしてお使いください。
●光が当たっているときと当たらないとき
〈光が当たっているとき〉
〈光が当たっていないとき〉
時計は光が当たらないときでも常に動いていますので、こ
のままでは充電池の容量が減って機能が使えなくなります。
充電池
供給
充電池
供給
光
ソーラーセル
(光で充電)
電気エネルギー
充
電
放
電
操作のしくみと表示の見方
●ライト(表示用照明)をたくさん使うと
ライトを多用すると充電池の容量は早く減ります。
供給
※表示例では、アナログ(針)部を省略する場合が
あります。
充電池
●時計に光が当たるようにしましょう
• 電池容量を示すバッテリーインジケーターがレベル 3 に
• 腕に付けているときはなるべく袖が表示面(ソーラーセ
ル)にかからないように使用してください。
なると機能に制限がかかりますので、レベル 1、レベル 2
を保つように光を当ててください。
光
<バッテリーインジケーター>
レベル1
レベル2
放
電
充電池
レベル3
レベル4
すべての機能が
使えます
機能に制限が
かかります
一部でも袖に隠れていると、
充電効率が著しく低下します。
• 腕から外したときは表示面(ソーラーセル)を明るい方
に向けて置くなどして、充電を心掛けてください。
ソーラーセル
光
蛍光灯下や窓際などの光が
当たる所に置いてください。
BB
B ボタンを押すごとに確認音が鳴り、以下の順でモードが切り替わります。
BB
※表示例はモジュール 4709 を使用しています。(モジュール番号は時計本体裏面に刻印されています。)
時刻モード
<モジュール4709>
時針
受信局マーク*
(モード切替え)
<モジュール4713>
時針
受信局マーク*
ボタン
(モード切替え)
デジタル表 示部
デジタル表 示部
分針
(ライト点灯)
ボタン
ボタンボタン
(表示切替え)
分針
(ライト点灯)
ボタン
ボタン
(表示切替え)
★表示切替えについて
ボタンを押すごとに、デジタル部の表示が切り替わり
ます。
曜日
*曜日の言語切替えについては、「セットのしかた」参照。
<時・分 表 示 > < 月・日表示>
午後マーク(午前は消灯)
日
分
時
<カレンダー表示>
秒
または
曜日
日
月
★曜日(英語表示の場合)の見方
SU:日 MO:月 TU:火 WE:水 TH:木 FR:金 SA:土
*受信局マークについては、「受信局マーク」を参照。
※
バッテリーモード、アラームモード、ハンドセットモード、電波モードのまま2〜3分すると、自動的に時刻モードに戻ります。
アラームモードデュアルタイムモードバッテリーモ ード
タイムゾーン
バッテリー マー ク
秒(現在時刻)
デュアル タイム
<アラーム表示のとき>
アラーム
アラーム時刻
秒(現在時刻)
約2秒ごと
ストップ ウ オッチ モ ードハンドセットモード電波モード
モード名
モード名
秒(現在時刻)
計測値
秒(現在時刻)
受信時
受信日
秒(現在時刻)
1

Operation Guide 4709/4713
電源について
本機はソーラーセルで発電し、二次電池に充電しながら使
うようになっております。
光が当たりにくい場所での保管および使用、長袖で本機が
隠れたままの使用が長時間続きますと、二次電池が消耗し
て表示しなくなることがあります。
安定してご使用いただくために、なるべく光が当たるよう
にしてお使いください。
ご注意
二次電池が消耗して時計機能が停止すると(レベル5)、設
定データは消去されます。
●電池残量の確認
二次電池の残量を確認するには、バッテリーモードに切り替えます。
※バッテリーモードに切り替えるには、時刻モードのとき
に B ボタンを 1 回押します。
<時刻モード>
例:曜日表示
●充電の目安
本機は一度フル充電すると、充
電しなくても基本動作*に加え、
下記の条件で使用した場合に約
6ヵ月動き続けます。
使用例
• ライト :1.5 秒間/日
• アラーム:10 秒/日
• 電波受信:6 分/日
なお、こまめに充電を行なえば、
安定してご使用いただけます。
*基本動作とは、時計内部の時刻演算処理と針の運針動作のことです。
• 各レベルに回復するための充電時間
環境(照度)
晴れた日の屋外など
(50,000ルクス)
晴れた日の窓際など
(10,000ルクス)
曇り日の窓際など
(5,000ルクス)
蛍光灯下の室内など
(500ルクス)
※この充電時間は目安のため、実際の環境下においては充
電時間が異なる場合があります。
レベル5\レベル4\レベル3\レベル2\レベル1
約10時間
約112時間
<バッテリーモード>
〈1日動くのに必要な充電時間〉
※左記の条件で使用した場合
約2時間
約7時間
環境(照度)
晴れた日の屋外など
(50,000ルクス)
晴れた日の窓際など
(10,000ルクス)
曇り日の窓際など
(5,000ルクス)
蛍光灯下の室内など
(500ルクス)
充電時間
充電時間
約8分
約30分
約48分
約8時間
約21時間約89時間
約33時間約144時間
−−− −−−
約6時間約24時間
レベル
1
レベル
2
レベル
3
レベル
4
レベル
5
※直射日光下などの強い光で充電した場合、二次電池の残
量が一時的に実際の電池容量より高いレベルを表示する
ことがあります。レベルは充電後しばらくしてから確認
してください。
※レベル 5 になっても再度充電を行なうことで使用できま
す。
※レベル 5 から充電したときは、レベル 4 になると表示が
点灯し、C(Charge)マークが点滅します。ただし、こ
の状態では機能が使用できませんので、レベル 2 または
レベル 1 になるまで十分に光を当ててから、ご使用くだ
さい。
すべての機能が使用可能
すべての機能が使用可能
ライト点灯不可、アラーム・時報などの
報音不可、電波受信不可
時針・分針ともに12時位置で停止、
液晶表示不可、ライト点灯不可、アラー
ム・時報などの報音不可、電波受信不可
時計機能停止(時計発振不可)
ライト点灯について
セット中(表示点滅)以外のどのモードのときでも、A ボ
タンを押すとライトが約1.5秒間点灯し、暗いところでも
デジタル部の表示を見ることができます。
<モジュール4709>*
* モジュール番号は時計本体裏面に刻印されています。
※モードによっては、Aボタンを押し続けるとセット状態
(表示が点滅)になりますので、ご注意ください。セット
状態を抜けたいときは、もう一度 A ボタンを押します。
※直射日光下ではライト点灯が見えにくくなります。
※ライト点灯中にアラームなどが鳴り出すと点灯を中断し
ます。
※手動受信中はライトは点灯しません。
<モジュール4713>*
●充電必要サインについて
レベル3や 4 の状態は、電池残量が極端に少なくなってい
ます。このときは、本機を光に当てて、十分に充電を行なっ
てください。
●リカバー状態の場合
ライトやアラームなどを短時間に連続して使用し、電池に
大きな負担がかかった場合、アナログ針は運針を停止し
(バッテリーモードではリカバーマークを表示)、一時的に
以下の操作ができなくなります。
• 運針
• ライトの点灯
• アラーム・時報などの報音
• 電波受信
このような場合は、時間がたて
ば電池電圧が復帰し、使用でき
るようになります。
<バッテリーモード>
リカバ ー マー ク
●充電時のご注意
以下のような高温下での充電はお避けください。
• 炎天下に駐車中の車のダッシュボードの上
• 白熱ランプなどの発熱体に極端に近い所
• 直射日光が長く当たって、高温になる所
なお、極端な高温下では液晶パネルが黒くなることがあり
ますが、温度が下がれば正常に戻ります。
充電の際、光源の条件によっては時計本体が
極端に高温になることがありますので、やけ
どなどをしないようにご注意ください。
●充電のしかた
本機のソーラーセル部を光源に向けます。
※ソーラーセルの一部が隠れていると充電効率が下がりま
すのでご注意ください。
例)時計の置き方
ソーラーセル
※イラストは樹脂バンドの場合です。
パワーセービング機能について
本機は「パワーセービング機能」を備えています。
※パワーセービング機能とは、暗いところに放置すると自動的に液晶表示を消してスリープ状態にし、節電する機能です。
※時計が袖などで隠れている場合でも、表示が消えることがあります。
●スリープ状態になるには
• 表示スリープ
暗いところで本機を 3 〜 4 日間放置します。
液晶表示が消えます。
➟
アラーム・時報の報音は行ないます。
アナログ針は運針を継続し、自動受信も行ないます。
<表示スリープ>
• 機能スリープ
表示スリープのまま暗いところで 4 日間経過します。
アラーム・時報の報音は行ないません。
➟
アナログ針は運針を停止し、自動受信も行ないません。
※ 時計機能は正常に作動しています。
●スリープ状態を解除するには
本機を明るいところに置くか、いずれかのボタンを押します。
※本機を明るいところに出した場合は、表示が点灯するま
でに最大 2 秒かかる場合があります。
2

Operation Guide 4709/4713
電波時計について
■ 電波時計とは
正確な時刻情報をのせた長波標準電波を受信することによ
り、正しい時刻を表示する時計です。
送信所
セシウム
原子時計
電波時計は正確な標準時を受信していますが、時計内
部の時刻演算処理等により、時刻表示に1秒未満のズ
レが生じます。
長波標準電波
本機
■ 使用場所について
電波は、以下のような場所では受信しにくくなりますので、このような場所を避けて受信を行なってください。
※電波受信については、ラジオやテレビと同じようにお考えください。
ビルの中およびその周辺
(ビルの谷間など)
家庭電化製品、OA機器のそば
テレビ、スピーカー、FAX、
パソコン、携帯電話など
()
受信がうまくいかないときは、上記のような場所から離れ、受信状況の良いところで再度受信してみてください。
高圧線、架線の近く
電波障害の起きるところ
(工事現場、空港のそばなど)
■ 標準電波
●
日本の標準電波(JJY)は独立行政法人情報通信研究機構
(NICT)が運用しており、福島県の「おおたかどや山
(40kHz)」および佐賀県と福岡県の境にある「はがね山
(60kHz)」から送信されています。
●
アメリカの標準電波(WWVB)はNationalInstituteof
StandardsandTechnology(NIST)が運用しており、コロ
ラド州にあるフォートコリンズから送信されています。
●イギリスの標準電波(MSF)はNationalPhysical
Laboratory(NPL)が運用しており、イングランド北部
のアンソーンから送信されています。
●ドイツの標準電波(DCF77)はPhysikalisch-
TechnischeBundesanstalt(PTB)が運用しており、
フランクフルト南東に位置するマインフリンゲンから送
信されています。
日本の正確な時刻情報をのせた標準電波は独立行政法
人情報通信研究機構(NICT)日本標準時グループが運用
しております。
この標準電波はほぼ24時間継続して送信されています
が、保守作業や雷対策等で一時送信が中断されることが
あります。
詳しい情報は独立行政法人情報通信研究機構(NICT)日
本標準時プロジェクトのホームページをご覧ください。
http://jjy.nict.go.jp
ホームページのアドレスは変更になる場合があります。
※
乗り物の中
(自動車、電車、飛行機など)
山の裏側…など
■ 電波の受信範囲の目安
本機は、ホームタイムゾーンを下記のように設定すると、そのゾーンに対応した標準電波を受信します。
* ホームタイムゾーンの設定については「セットのしかた」参照。
ホームタイムゾーン(受信機能対応ゾーン)
UTC+9、+8
UTC−10〜−5
UTC+0〜+2
※UTC + 8、− 10、− 9の各ゾーンは、受信機能対応ゾーンとしています。条件が良ければ受信する場合もあります。
日本の標準電波(JJY)
アメリカの標準電波(WWVB)
イギリスの標準電波(MSF)、ドイツの標準電波(DCF77)
送信所の位置
1000km
おおたかどや山
(40kHz)
はがね山
(60kHz)
●受信環境により、図の範囲以内でも電波を受信できない場合があります。内側の円の範囲を超えると電波が弱くなります
ので、受信の影響はより大きくなります。
※受信に影響を与える環境・・・地形、建物、天気、季節、時間帯(昼・夜)、各種ノイズ
500km
<日本(JJY)>
500km
1000km
<アメリカ(WWVB)>
1000km
3000km
フォートコリンズ
アンソーン
受信電波
<イギリス(MSF)/ド イ ツ(DCF77)>
500km
アンソーンから送 信されている電波は、
この範囲 でも受信できます。
1500km
マインフリンゲン
■ 受信方法について
受信方法には、以下の 2 種類があります。
11
1 自動受信 1 日最大 6 回(午前12・1・2・3・4・5 時に自動受信します)
11
22
2 手動受信(ボタンを押して手動受信します)
22
※1 日1回受信が成功すれば、その日の自動受信は行ないません。
※工場出荷時には、自動受信を行なうようにセットされていますので、電波を受けるのに適した環境であれば、自動的に受
信を行ない、正確な時刻を保ちます。
ただし、UTC + 8、− 10、− 9 の各ゾーンは自動受信の設定が OFF にセットされています。
* 自動受信 ON / OFF の設定については「自動受信 ON / OFF の設定」を参照。
※設定したホームタイムゾーンやサマータイム設定によって、自動受信の開始時刻が異なります。
ホームタイムゾーン
UTC+8、+9
UTC−10〜−5
UTC+0
UTC+1
UTC+2
通常時刻
通常時刻
サマータイム
通常時刻
サマータイム
通常時刻
サマータイム
通常時刻
サマータイム
123456
午前12時 午前1時 午前2時 午前3時 午前4時 午前5時
午前12時 午前1時 午前2時 午前3時 午前4時 午前5時
午前1時 午前2時 午前3時 午前4時 午前5時 翌日午前12時
午前2時 午前3時 午前4時 午前5時 翌日午前12時
午前2時 午前3時 午前4時 午前5時 翌日午前12時 翌日午前1時
午前3時 午前4時 午前5時 翌日午前12時 翌日午前1時
午前3時 午前4時 午前5時 翌日午前12時 翌日午前1時 翌日午前2時
午前4時 午前5時 翌日午前12時 翌日午前1時 翌日午前2時
自動受信開始時刻
翌日午前1時
翌日午前2時
翌日午前3時
3

Operation Guide 4709/4713
●受信しやすくするために
本機を腕からはずし、金属をさけて下図のように時計上部
(12時位置のアンテナ)を外に向けて窓際に置いてくださ
い。
樹脂バンド
金属バンド
●時計本体を横向きに置くと受信しにくくなります。
●受信中、時計を動かさないようにしてください。
●受信局マーク
受信中は受信している電波の受
信局マークが点滅します。
※受信成功後は受信した電波の
受信局マークが点灯します。
受信局マークは、翌日の自動
受信開始時刻の第1回目(「受
信方法について」参照)に消え
ます。
JP40 … 日本の標準電波
JP60 … 日本の標準電波
US60 …
GE77.5
UK60 …
(40kHz)
(60kHz)
アメリカの標準電波
… ドイツの標準電波
イギリスの標準電波
受信局マーク
●受信時間は?
受信時間はおよそ 2 〜 7 分です。
※ただし、周波数を変えて再受信するため、最大14分かか
る場合があります。
* 自動受信 ON /OFF の設定については「自動受信 ON/ OFF の設
定」参照。
●手動受信
時刻モードまたは電波モードの
とき
CC
C ボタンを約 2 秒間押し続
CC
けます
RCが表示され、受信を開
➟
始します。
※受信中は、受信インジケー
ター(「受信インジケーター」
参照)が変化し、受信してい
る電波の受信局マーク(「受
信局マーク」参照)が点滅し
ます。
受信局マーク
受信インジケーター
●受信日時の確認
時刻モードのときに B ボタンを 6 回押して、電波モード
にします。
受信により最後に修正した月日と時分、モードマークを
➟
表示します。
※月日と時分、モードマークは 2秒ごとに切り替わって表
示されます。
※一度も受信に成功しなかったときは、−−−を表示
します。
※時刻モードに戻すには、もう一度 Bボタンを押します。
※何も操作をしないと、1〜2分後時刻モードに戻ります。
約2秒後
モードマーク
約2秒後
受信日
約2秒後
受信時
★ 受信を中止するときは
CC
C ボタンを押します
CC
※手動受信中は C ボタン以外の操作はできません。
★ 受信が成功すると
成功した時点で受信を終了し、時刻を修正後、修正日時を
表示します。
※修正日時表示後は、C ボタンを押すか、1 〜 2分間放置
すると時刻モードの表示に戻ります。
★ 受信が失敗すると(ERR 表示)
時刻修正は行なわれず、ERRを表示します。
※ERR表示後は、Cボタンを押すか、1〜 2 分間放置
すると時刻モードの表示に戻ります。
■ 自動受信 ON / OFF の設定
自動受信をOFFにすると、電波の自動受信をさせなくする
ことができます。
※ホームタイムゾーンを受信機能対応ゾーンに設定してい
ると、自動受信 ON / OFF の設定を行なうことができま
す。
* 受信機能対応ゾーンについては、「電波の受信範囲の目安」参照。
1.
セット状態にする
電波モードのとき
AA
A ボタンを約 3 秒間押
AA
し続けます
R/COnまたはR/C
➟
OFが点滅します。
2.
セットする
CC
C ボタンを押します
CC
O n (ON)とOF
➟
(OF F)が切り替わりま
す。
●受信インジケーター
受信中は受信状態によって受信
インジケーターが変化します。
安定状態がなるべく長く保てる
場所で受信してください。
不安定 安定
※受信しやすい場所でも、安定するまで約10秒ほどかかり
ます。
●受信インジケーターは、受信状態の確認および使用
場所を決める際の目安としてお使いください。
●天候、時間、環境等により電波状況は変化します。
3.
セットを終わる
AA
A ボタンを押します
AA
点滅が止まり、受信日時表
➟
示に戻ります。
※ 点滅表示のまま2〜3分間
すると、自動的に点滅が止
まります。
受信インジケーター
4

Operation Guide 4709/4713
★ 自動受信を ON にすると…
●ホームタイムゾーンが UTC + 9、+ 8 の場合
自動受信は ON になり、「おおたかどや山(40kHz)」
と「はがね山(60kHz)」からの電波のうち、受信し
やすい方を自動的に選びます(自動選局)。
※前回受信に成功した方の電波を優先的に受信しま
す。
●ホームタイムゾーンが UTC − 10 〜− 5 の場合
自動受信はONになり、アメリカのフォートコリンズ
からの電波を受信します。
●ホームタイムゾーンが UTC + 0 〜+ 2 の場合
自動受信はONになり、イギリスのアンソーンとドイ
ツのマインフリンゲンからの電波のうち、受信しやす
い方を自動的に選びます(自動選局)。
※前回受信に成功した方の電波を優先的に受信しま
す。
5.デジタル部とアナログ部の時刻が合わないのですが?
● 電波を受信するとデジタル部が先に修正され、デジタル
部の時刻を進めた(戻した)分だけ、アナログ部も修正さ
れます。
針位置がずれていると電波受信しても正しい時刻を示し
ませんので、「アナログ部(針)の合わせ方」をご覧にな
り、アナログ部をデジタル部の時刻に合わせてください。
6.自動受信 ON / OFF の設定ができないのですが?
● ホームタイムゾーンの設定が「電波の受信範囲の目安」に
記載されているゾーン以外の場合は、自動受信 ON /
OFF の設定を行なうことができません。「セットのしか
た」をご覧になり、ホームタイムゾーンを正しく設定し
てください。
7.自動受信は何時頃行なわれるのですか?
● 自動受信は電波状況の良い夜間に行なわれます。夜間に
お休みのときは、電波送信所方向の窓際に時計の12時位
置(受信アンテナ部)を外に向けて置いてください。
8.手動受信のしかたは?
● 時刻モードまたは電波モードのときに C ボタン(右下)
を約 2 秒間押し続けます。RCが表示され手動受信が
開始されますので、電波送信所方向の窓際に時計の12時
位置(受信アンテナ部)を外に向けて置いてください。
■ 受信に関するご注意
●自動受信は時刻モードとデュアルタイムモードでのみ行
なわれます。
●以下のときは、電波受信を行ないません。
・バッテリーレベルが 3 〜 5 のとき。
・リカバー状態のとき(「リカバー状態の場合」)。
●電波を受信するとデジタル部が先に修正され、それに連
動してアナログ部(針)が修正されます。
アナログ部が正しい時刻を示すためには電波受信前に必
ずデジタル部とアナログ部の時刻を合わせてください。
●自動受信中にボタン操作を行なうと、受信を中断します。
●受信は送信されている電波の届く範囲内で行なってくだ
さい。
ただし、電波の届く範囲内でも、地形や建物の影響を受
けたり、季節や時間帯(昼・夜)などによってうまく受信
できないことがあります。
●電波障害により、誤った信号を受信することがあります。
そのときは、再度受信を行なってください。
●本機は日本、アメリカ、イギリス、ドイツで送信されてい
る電波に合わせて設定されていますので、電波が届かな
い地域では通常の時計としてご使用ください。
●電波受信を行なわないときは、平均月差±20秒以内の精
度範囲で動きます。
●極度の静電気により、誤った時刻を表示することがあり
ます。
●受信中にアラームが鳴ると、受信を中断します。
9.受信日時の確認のしかたは?
● 電波モードで確認します。受信が成功して、時刻修正さ
れた月日と時分、モードマークが 2 秒ごとに切り替わっ
て表示されます。
★電波受信ができないときや受信しても時刻が合わないと
きなどは、設定を確認してください。
※本機は工場出荷時および電池交換後には、以下の内
容でセットされています。
自動受信
ホームタイム
ゾーン
サマータイム
自動受信する
日本(UTC+9)
電波受信による自動切替え
■ こんなときには
1.電波が受信できないのですが?
● 電波の送信が中断していませんか。
電波時計が利用している標準電波(JJY)は、独立行政
法人情報通信研究機構(NICT)により運営されておりま
すが、保守作業や雷対策等で一時的に送信が中断される
ことがあります。
● 電波が受信できない地域にいませんか。
電波受信ができる地域は、「電波の受信範囲の目安」をご
覧ください。
● 電波受信環境が悪い場所にいませんか。
電波受信できる地域であっても電波が遮断されたり、発
生するノイズにより受信しにくくなります。受信はこの
ような場所を避けて行なってください(「使用場所につい
て」参照)。
● ホームタイムゾーンが間違って設定されていませんか。
ホームタイムゾーンの設定が「電波の受信範囲の目安」に
記載されているゾーン以外の場合は、電波受信を行ない
ません。「セットのしかた」をご覧になり、ホームタイム
ゾーンを正しく設定してください。
● 自動受信設定が OFF になっていませんか。
「自動受信 ON / OFF の設定」をご覧になり、自動受信
設定を ON に設定してください。
● 自動受信を行なう時間帯(午前12・1・2・3・4・5 時)
に、時刻モードまたはデュアルタイムモード以外になっ
ていませんでしたか。
自動受信は時刻モードまたはデュアルタイムモードでし
か行なわれませんので、自動受信時間帯は他のモードに
切り替えないでください。
2.電波を受信したのに、時報と時計の表示が若干ずれるの
ですが?
● 電波時計は標準電波を受信して時刻修正を行ないますが、
時計内部の演算処理等により若干(1秒未満)のずれが発
生します。
3.電波を受信したのに、時刻がちょうど1時間進んでいる
のですが?
● サマータイムの設定がONになっていませんか。「セット
のしかた」をご覧になり、サマータイムの設定を OFF ま
たは AUTO にしてください。
4.電波を受信したのに、時刻がくるっているのですが?
● ホームタイムゾーンの設定が日本(UTC +9)ではなく、
外国都市に設定されていませんか。「セットのしかた」を
ご覧になり、ホームタイムゾーンを正しく設定してくだ
さい。
5

Operation Guide 4709/4713
アラーム・時 報 の 使 い 方
アラームは分単位でセットでき、セット時刻になると 10
秒間電子音が鳴ります。
また、毎正時(00 分)にピッピッと電子音で時報を
鳴らすことができます。
■ アラームのセット
1.
アラームを選ぶ
アラームモードのとき
CC
C ボタンを押します
CC
C ボタンを押すごとにア
➟
ラームと時報が切り替わ
ります。アラームを表示さ
せます。
アラーム
(AL)
時 報
(SIG)
<アラーム>
■ 時報の ON / OFF 設定
1.
時報を選ぶ
アラームモードのとき
CC
C ボタンを押します
CC
C ボタンを押すごとにア
➟
ラームと時報が切り替わ
ります。時報を表示させま
す。
2.
セット状態にする
AA
A ボタンを約 3 秒間押
AA
し続けます
SIGOnが点滅します。
➟
※ 自動的に時報が ON にな
ります。
3.
ON / OFF を切り替える
CC
C ボタンを押します
CC
C ボタンを押すごとに
➟
O n(ON)とOF
(OFF )が切り替わりま
す。
約2秒ごと
<時報>
<時報>
時
アラーム
ON/OFF
BB
B ボタンを
BB
分
「操作のしくみと表示の見方」にしたがい
押し、アラームモードにします。
2.
セット状態にする
AA
A ボタンを約 3 秒間押
AA
し続けます
「時」が点滅します。
➟
※ 自動的にアラームが ON
になります。
3.
セット箇所を選ぶ
BB
B ボタンを押します
BB
B ボタンを押すごとに点
➟
滅箇所が以下の順で移動
します。セットしたい箇所
を点滅させます。
分
時
4.
セットを終わる
AA
A ボタンを押します
AA
点滅が止まり、セット完了です。
➟
※ 点滅表示のまま 2〜3 分間すると、自動的に点滅が止
まります。
4.
点滅箇所をセットする
★「時」「分」セットのときは…
CC
C ボタンを押します
CC
C ボタンを押すごとに1
➟
つずつ進みます。
※ 押し続けると早送りがで
きます。
★「アラーム ON / OFF」設定のときは…
CC
C ボタンを押します
CC
C ボタンを押すごとに
➟
On(ON)とOF
(OFF)が切り替わりま
す。
5.
セットを終わる
AA
A ボタンを押します
AA
点滅が止まり、セット完了です。
➟
※ 点滅表示のまま 2〜3 分間すると、自動的に点滅が止
まります。
(進む)
ストップウオッチの使い方
ストップウオッチは1/100 秒単位で59分59秒99(60
分計)まで計測できます。計測範囲を超えると、自動的に
0 に戻って計測し続けます。
■ 計測のしかた
ストップウオッチモードのとき
CC
C ボタンを押します
CC
C
ボタンを押すごとに、計測
➟
がスタート/ストップします。
※計測中または計測終了後に C ボタンを約 1 秒間押し続
けると、計測値が 0 に戻ります(リセット)。
計測の流れ
スタート ストップ リセット
<積算計測>
ロスタイムのあるときは、ストップ後リセットせずにCボ
タンを押して再スタートすれば、表示タイムに引き続き計
測を始めます。
秒(現在時刻)
(スタート/
ストッ プ /
リセット)
(約1秒間
押し続 ける)
■ 鳴っている電子音を止めるには
いずれかのボタンを押すと、音が止まります。
■ モニターアラーム
アラームモードで C ボタンを押し続けると、押している
間、電子音が鳴ります。
「操作のしくみと表示の見方」にしたがい
押し、ストップウオッチモードにします。
●表示について
・計測中の表示
計測開始時は「秒・1/100 秒」を表示しますが、1分を越
えると自動的に「分・秒」表示に切り替わります。
<秒・1/100秒表示>
秒
1/100秒
・計測停止中の表示
「分・秒」表示と「1/100秒」表示が1 秒ごとに切り替わっ
て表示されます。
分
秒
BB
B ボタンを
BB
<分・秒表示>
分
秒
1/100秒
6

Operation Guide 4709/4713
デュアルタイムの使い方
デュアルタイムモードでは、世界29タイムゾーンの時刻
を簡単に知ることができます。
※デュアルタイムモードに切り替えると、前回このモード
で最後に見たタイムゾーンの時刻を表示します。
■
ご注意
デュアルタイムが合っていないときは、時刻モードの時刻
およびホームタイムゾーン設定を確認し、違っているとき
は正しくセットしてください。
* セットについては、「セットのしかた」参照。
■
「操作のしくみと表示の見方」にしたがい
押し、デュアルタイムモードにします。
■ デュアルタイムのサーチ
1.
タイムゾーンを表示させる
デュアルタイムモード(時刻表示)のとき
CC
C ボタンを押します
CC
表示されていた時刻のタ
➟
イムゾーンを約 2 秒間表
示します。
2.
タイムゾーンをサーチする
BB
Bボタンを
BB
タイムゾーン
タイムゾーンが表示されているとき
CC
C ボタンを押します
CC
C ボタンを押すごとにタ
➟
イムゾーンが進みます。タ
イムゾーンを表示後、その
約2秒後
タイムゾーンの時刻を表
示します。
※ 押し続けると早送りしま
す。
ホームタイムデータ(時刻・カレンダー)の合わせ方
ホームタイムデータのセットとは、お使いになる地域(タ
イムゾーン)や時刻・カレンダー等を合わせることです。
※ホームタイムデータのセットや修正は時刻モードで行な
います。
デジタル部とアナログ部の時刻を同時に修正するとき
は、デジタル部の時刻を先に修正してください。
■ セットのしかた
1.
セット状態にする
時刻モードのとき
AA
A ボタンを約 3 秒間押
AA
し続けます
タイムゾーンが点滅しま
➟
す。
タイムゾーン
2.
ホームタイムゾーンを選ぶ
CC
C ボタンを押します
CC
C ボタンを押すごとにタ
➟
イムゾーンが進みます。
本機をお使いになる地域
(タイムゾーン)を選びま
す。
*「タイムゾーン一覧」参照。
※ 押し続けると早送りしま
す。
3.
「サマータイム切替え」にする
BB
B ボタンを押します
BB
サマータイムの切替えに
➟
なります。
(進む)
■ サマータイム(DST)について
サマータイムとは DST(DaylightSavingTime)とも
言い、通常の時刻から1時間進める夏時間制度のことです。
サマータイムの採用時期は国や地域により異なりますし、
採用していないところもありますのでご注意ください。
■ サマータイムのON/OFF設定
準備:デュアルタイムモードのとき、
設定したいタイムゾーンを選びます。
AA
A
AA
ボタンを約 3 秒間押し続
けます
A ボタンを約 3 秒間押し続
➟
けるごとにサマータイムの
ON / OFF が切り替わりま
す。
※
サマータイムがONのときは、
常の時刻より1 時間進みます。(タイムゾーンの時差も1
時間進みます。)
※各タイムゾーンごとにサマータイムを設定することがで
きます。ただし、UTCとホームタイムで設定している
タイムゾーンを表示しているときはサマータイムの設定
はできません。
4.
切り替える
CC
C ボタンを押します
CC
C ボタンを押すごとにサ
➟
マータイムの設定が切り
替わります。
●A(AUTO)
電波受信により、自動的にサマータイムの ON/OFF
が切り替わります。
●OF(OFF)
サマータイムは OFF になります(通常時間)。
●On(ON)
サマータイムは ON になります(夏時間)。
※セット完了後、DSTマークが点灯して、通常の時刻
より 1 時間進みます。
※ホームタイムゾーンが受信機能対応ゾーン(「電波の受信
範囲の目安」参照)以外の時は、「OF(OFF)」⇔「On
(ON)」で表示が切り替わります。
CC
C ボタンを押して、
CC
DSTマーク
DSTマークが点灯して、通
■ タイムゾーン一覧
タイム
ゾーン
UTC
−11
UTC
−10
UTC
−9
UTC
−8
UTC
−7
UTC
−6
UTC
−5
UTC
−4
UTC
−3
UTC
−2
UTC
−1
UTC
UTC
+0
UTC
+1
UTC
+2
時差
−11
−10
−9
−8
−7
−6
−5
−4
−3
−2
−1
都市名
ホノルル
アンカレジ
ロサンゼルス
デンバー
シカゴ
ニューヨーク
サンティアゴ
リオデジャネイロ
<グリニッジ標準時>
0
ロンドン
0
+1
+2
パリ
アテネ
※この表は 2008 年 6 月現在作成のものです。
※この表の時差は協定世界時(UTC)を基準としたものです。
5.
セット箇所を選ぶ
BB
B ボタンを押します
BB
B ボタンを押すごとに以
➟
下の順で点滅箇所が移動
しますので、設定したい箇
所を点滅させます。
ホームタイム
ゾーン設定
曜日言語
切替え
日
タイム
ゾーン
UTC
+3
UTC
+3.5
UTC
+4
UTC
+4.5
UTC
+5
UTC
+5.5
UTC
+6
UTC
+6.5
UTC
+7
UTC
+8
UTC
+9
UTC
+9.5
UTC
+10
UTC
+11
UTC
+12
サマータイム
設定
時差
+3
+3.5
+4
+4.5
+5
+5.5
+6
+6.5
+7
+8
+9
+9.5
+10
+11
+12
都市名
ジェッダ
テヘラン
ドバイ
カブール
カラチ
デリー
ダッカ
ヤンゴン
バンコク
香港
東京
アデレード
シドニー
ヌーメア
ウェリントン
12/24時間制
切替え
秒
時分月 年
7

6.
点滅箇所をセットする
CC
C ボタンを押します
CC
C ボタンで点滅箇所をセットします。
➟
a.「12/24 時間制切替え」のとき
Cボタンを押すごとに 12時間
制表示12Hと24 時間制表
示24Hが切り替わります。
12/24時間制
b.「秒」セットのとき
C ボタンを押すと「00秒」か
らスタートします。
※秒が00〜29 のときは切り
捨てられ、30〜59のときは
1分繰り上がって「00 秒」に
なります。(時報は「時報サー
ビス 117 番」が便利です)
3.
セットを終わる
AA
A ボタンを押します
AA
点滅が止まり、分針はそのときの「秒」に合わせて自
➟
動的に修正されます。
※ 点滅表示のまま 2〜3 分間すると、自動的に点滅が止
まります。
00秒になる
c.「時」「分」「年」「月」「日」セットのとき
C ボタンを押すごとに点滅箇
所の数字が進みます。
※押し続けると早送りができま
す。
時分
d.「曜日言語切替え」のとき
C ボタンを押すごとに日本語
(漢字)表示と英語表示が切り
替わります。
日本語(漢字)
BB
B ボタンを押して点滅箇所を移動させ、
BB
押してセットする操作を繰り返して、時刻・カレン
ダーを合わせます。
※「時」のセットのとき午前/午後(P)、または 24 時間制
にご注意ください。
※「年」は 2000年〜 2099年の範囲内でセットできます。
正しくセットすると、自動的に曜日が算出されます。
※カレンダーはうるう年および大の月、小の月を自動判別
するフルオートカレンダーです。
CC
C ボタンを
CC
7.
セットを終わる
AA
A ボタンを押します
AA
点滅が止まり、セット完了です。
➟
※ 点滅表示のまま 2〜3 分間すると、自動的に点滅が止
まります。
<シンクロ機能>
デジタル部の時刻修正後、アナログ部(針)も連動して修
正されます。
※針の修正は、デジタル部の修正に合わせて送り(正転方
向)または戻し(逆転方向)されます。
※針の修正は、デジタル部の修正時刻によって時間がかか
ることがあります。
■ アナログ部(針)の合わせ方
アナログ部の時刻とデジタル部の時刻が合っていないとき
は、ハンドセットモードで合わせてください。
1.
セット状態にする
ハンドセットモードのとき
AA
A ボタンを約 3 秒間押
AA
し続けます
現在時刻が点滅して、セッ
➟
ト状態になります。
2.
時・分針を合わせる
CC
C ボタンを押します
CC
Cボタンを押すごとに時計回りに 1/6分(10秒)ず
➟
つ進みますので、デジタル部の「時・分」丁度に時分
針を合わせます。
※ 押し続けると早送りします。
※ 針は逆方向には進みません。
<針の自動早送り>
• Cボタンを押し続けて早送り中にBボタンを押すと、ボ
タンから手を離しても針が進み続けます。
• 自動早送りは時針が一回りするか、いずれかのボタンを
押すと止まります。
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