ɵʍʐɭʽɺʨʁʽ
ᝢం
ÃÍÚ°´ʁʴ˂ʄ
ǴȧΈႊȾȽɞҰȾȭᝢంɥȝᝣɒȾȽɝǾඩȪȢȝΈȗȢȳȨȗǿ
ǴᝢంɂȽȢȨȽȗɛșȾ۾ҒȾίከȪǾȗȷȺɕȾȻȶȹɜɟɞɛșȾȪȹȢȳȨȗǿ
商標
IBM は International Business Machines Corporation の登録商標または商標です。
Microsoft、Windows および Windows Vista は、米国 Microsoft Corporation の米国およびそのほかの国における
登録商標または商標です。
本取扱説明書に記載されている会社名および製品名は、各社の商標または登録商標です。ただし、本文中に
は ® および ™ などのマークは明記しておりません。
オープンソースライセンス公開
オープンソースライセンスに関する記述は、弊社サポートサイト(ブラザーソリューションセンター)
( http://support.brother.co.jp/ )の製品マニュアルをご覧ください。
著作権およびライセンスについて
©2015 Brother Industries, Ltd. All rights reserved.
本製品には、下記のベンダーが開発したソフトが含まれています。
©1983-1998 PACIFIC SOFTWORKS, INC.
©2008 Devicescape Software, Inc.
はじめに
この度は、本製品をお買い上げいただきまして誠にありがとうございます。
お使いになる前に「安全にお使いいただくために」をよくお読みいただき、本取扱説明書で機能や使い方を
十分にご理解のうえ、末永くご愛用ください。
また、お読みになった後はいつでもご覧になれるところに保証書とともに保管してください。
本取扱説明書に記載されていない方法で使用した場合、火災・感電・やけどや窒息などによるけが・故障の
原因となります。
* 本書に記載されている製品の外観のイラストや画面は、実際のものと異なることがあります。また、本書は無線 LAN
搭載モデルの画面を使用しています。
重要なお知らせ
● 本製品は日本国内向け、家庭用です。外国では使用できません。
This machine can not be used in a foreign country as designed for Japan.
● 仕様および外観は品質改良のため、予告なく変更することがありますので、ご了承ください。
● 取扱説明書の内容は予告なく変更することがありますので、ご了承ください。
● 取扱説明書の内容を許可なく無断で複製することは禁じられておりますので、ご了承ください。
● 地震や雷などの自然災害、火災、第三者による行為、その他の事故、お客様の故意または過失、誤用、その他の異常な
条件下での使用によって生じた損害に関して、当社は一切の責任を負いません。
● その他の製品情報については、ブラザーのホームページ ( http://www.brother.co.jp/ ) を参照ください。
安全にお使いいただくために
本書で使用されている記号
本書では、下記の記号が使われています。
警告
注意
重 要
特定の条件において、発火の可能性があることを意味しています。
特定の条件において、感電の可能性があることを意味しています。
「してはいけないこと」禁止事項を意味しています。
外部の火気によって、製品が発火する可能性があることを意味しています。
製品の特定場所に触れることによって、傷害が起こる可能性があることを意味しています。
製品を分解することによって、感電などの傷害が起こる可能性があることを意味しています。
この表示を無視して誤った取り扱いをすると、人が死亡または重傷を負う危険の可能性が想定
される内容を示します。
この表示を無視して誤った取り扱いをすると、人が傷害を負う可能性が想定される内容を示し
ます。
この表示を無視して誤った取り扱いをすると、物的損害が発生する可能性が想定される内容を
示します。
製品を濡れた手で扱うと、感電する可能性があることを意味しています。
1
製品を水にぬらすと、感電する可能性があることを意味しています。
「しなければならないこと」義務行為を意味しています。
電源プラグをコンセントから抜くことを意味しています。
安全上のご注意
下記の注意文に従って、本製品を安全にご使用ください。
電源/ AC アダプター
警告
AC アダプター、電源コードは踏みつけられることのない安全な場所に配置してください。次のよ
うな、電源コードを破損させる行為はしないでください:傷つける、加工する、無理に曲げる、高
温部に近づける、引っぱる、ねじる、たばねる、物をのせる、はさみ込む、金属部に接触させる、
折り曲げをくりかえす、ぶらぶらさせる、壁に押しつけるなど。
火災や感電、故障の原因となります。
本製品専用の AC アダプター、電源コードの組み合わせ以外は使用しないでください。火災・感
電・故障の原因となります。
本製品専用の AC アダプターや電源コードを本製品以外には使用しないでください。
AC アダプターは家庭用コンセント(AC100V、50/60Hz)以外では使用しないでください。火災・
感電・故障の原因となります。
DC 電源またはインバーター(DC-AC 変換装置)を接続してのご使用は絶対におやめください。火
災、感電の原因となります。本製品を接続するコンセントが AC 電源または DC 電源のどちらかわ
からないときは、電気工事士資格を持つ専門家にご相談ください。
電源プラグは根元まで確実に差し込んでください。火災や感電、故障の原因となります。
本製品を電源コードの上にのせないでください。火災や故障の原因となります。
火気・熱機器に近づけないでください。AC アダプターの被覆が溶けて火災・感電の原因となりま
す。
長期間ご使用にならないときは、安全のために必ず AC アダプターを本製品およびコンセントから
抜いて保管してください。
清掃など本製品をお手入れするときは、AC アダプターをコンセントから抜いてください。感電の
おそれがあります。
電源プラグをコンセントから抜くときは、コードを引っ張らずにプラグの本体(金属でない部分)
を持って引き抜いてください。火災や感電、故障の原因となります。
傷んだプラグやゆるんだコンセントは使用しないでください。火災や感電、故障の原因となりま
す。
電源コードが傷ついたときは、使用しないでください。
たこ足配線はしないでください。火災・感電・故障の原因となります。
AC アダプターの端子に異物を入れないでください。火災、感電、やけどの原因となります。
濡れた手で AC アダプター、電源プラグに触れないでください。感電の原因となります。
2
警告
電源プラグに液体、金属物、ほこりを付着させないでください。また、水がかかるような場所で本
製品を使用しないでください。火災や感電、故障の原因となります。
AC アダプターを分解・改造・修理しないでください。火災・感電・けがの原因となります。
点検・調整・修理はお買い上げの販売店またはお客様相談室にご相談ください。
電源プラグがほこりなどで汚れているときは、コンセントから抜いて、乾いた布で拭き取ってくだ
さい。汚れたままで使用すると、火災の原因となります。
注意
本製品は電源コンセントの近くで使用してください。非常時に、電源コードを電源コンセントから
抜いて電気を遮断する必要があります。
重要
電源コンセントの共用にはご注意ください。
コピー機などの高電力機器や携帯電話の充電器と同じ電源コンセントの使用は避けてください。
ノイズが発生したり、本製品の操作に不具合が生ずることがあります。
AC アダプターを取り外す前に、必ず本製品の電源を切ってください。本製品動作中に電源コード
をぬくと、故障の原因となります。
設置場所
本製品は、平坦で傾きのない、安定した、振動や衝撃を受けない場所に設置してください。
本製品をお使いいただける環境の範囲は次のとおりです。
温度:5 ~ 35 ℃
湿度:20 ~ 80%
警告
直射日光のあたる場所、急激な温度変化や湿度変化がある場所、湿度の高い場所(台所や風呂場、
加湿器の近くなど)、結露の発生する場所、ほこりの多い場所には設置しないでください。温度や
湿度の高 い場所 でのご使用や保管 は避けてください 。漏電による感電や火災、故障の原因となります。
火気や熱器具、揮発性可燃物や極度な高温を発するものの近くに設置しないでください。火災や感
電、故障の原因となります。
可燃性のスプレー製品などを使用する部屋では使用しないでください。やけどなどのけがの原因と
なります。
医療用電気機器の近くでは使用しないでください。本製品からの電波が医療用電気機器に影響を及
ぼすことがあり、誤動作による事故の原因となります。
野外でのご使用は避けてください。雨などが降り、本体が濡れて感電の原因となります。また濡れ
たときは、お買い上げの販売店またはお客様相談室にご連絡ください。
本製品に金属や液体が入らないように、本製品の上や上方に、下記のものを置かないでください。
火災や感電、故障の原因となります。
- クリップやホチキス針などの金属
- ネックレスや指輪などの貴金属
- コップ、花瓶、植木鉢など、液体が入った容器
ペットを本製品に近づけないようにしてください。
誤って本製品の中に何らか異物が入った場合は、電源コードを抜いてから、お買い上げの販売店ま
たはお客様相談室にご相談ください。
3
ぐらついた台の上や傾いた所などの不安定な場所に設置しないでください。また、本製品のいかな
る部分も机から突き出さないように設置してください。落ちたり、倒れたりして、けがや故障の原
因となります。
本製品は段差のない平らな場所に設置してください。
段差にマットがひっかかり、正しく動作できなくなります。
振動の激しい場所や、電気的なノイズの多い場所、静電気の多い場所では使用しないでください。
本製品が正常に動作しないことがあります。
安全な操作のために
本製品を落下させた場合、破損、故障した場合、水や異物が入った場合は、すぐに AC アダプターを本
製品およびコンセントから抜いて、お買い上げの販売店またはお客様相談室にご連絡ください。そのま
まご使用になると、火災や感電の原因となります。
使用中に停電したとき、 雷が鳴りはじめたときは電源プラグをコンセントから抜いてください。火災や
感電、故障の原因となります。
注意
重要
警告
使用中や保管時に、異臭を感じたり、発熱・発煙・変色・変形、そのほか今までと異なることに気がつ
いたときは、AC アダプターを本製品およびコンセントから抜き、使用を中止してください。そのまま
ご使用になると、火災や感電の原因となります。また、お客様による修理は危険ですから絶対におやめ
ください。
お客様ご自身での分解、修理および改造は行わないでください。火災・感電およびけがの原因となります。
指定以外の内部の点検・調整・掃除・修理については、お買い上げの販売店またはお客様相談室にご連
絡ください。
本製品が入っていた袋は、お子様がかぶって遊ばないように、お子様の手の届かないところに保管する
か廃棄してください。かぶって遊ぶと窒息のおそれがあります。
取扱説明書に記載されているお手入れを行う際は、必ずコンセントから電源プラグを抜いてください。
火災や感電、故障の原因となります。
注意
本製品を操作するときは、衣服の袖やネクタイ、髪の毛、装飾品などが巻き込まれないようにご注意く
ださい。巻き込まれるとけがをするおそれがあります。巻き込まれた場合は、直ちに電源プラグを抜い
て、本製品を停止してください。
刃を手で触らないでください。けがをするおそれがあります。
操作中は、キャリッジの動きに十分ご注意ください。また、ローラー、キャリッジ、ホルダーなどすべ
ての動いている部品に手を近づけないでください。ホルダーの下には、指を入れないでください。
また、トレイの下、フロントトレイカバーの間や操作パネルの下などの可動部に指を挟まないでくださ
い。けがをするおそれがあります。
4
注意
刃を出した状態で、ホルダーの先端を手や指で触ったりこすったりしないでください。けがをするおそ
れがあります。
ホルダーを使用していないときは、刃はホルダーの中に収めてください。
製品から取り外したホルダーは、必ず刃をホルダーの中に収め、保護キャップを装着してください。刃
が出た状態でホルダーを放置しないでください、けがをするおそれがあります。本体にホルダーを取り
付ける前に、保護キャップを取り外してください。
* 保護キャップは幼児が飲み込まないように注意してください。
マットの端を手や指でなぞったりこすったりしないでください。けがをするおそれがあります。
お子様の玩具として使用しないでください。お子様が使用するときや、お子様の近くで使用するとき
は、お子様がけがをしないよう十分注意してください。
本製品は、必ず取っ手部を持って持ち運びをしてください。他の部分を持つとこわれたりすべって落と
したりして、けがの原因となります。
本製品を持ち運びする際は急激または、不用意な動作をしないでください。腰や膝を痛める原因となり
ます。
本製品には取扱説明書に記載されている付属品を使用してください。他の部品を使用するとけが・故障
の原因となります。
重要
カットするときは、カットする素材に適した刃の出し量に調整してください。刃を出しすぎると、刃が
欠けたりマットが切れたりする原因となります。
欠けた刃は使用しないでください。正しくカットできなくなります。刃が折れたときは、刃の破片を
カットする素材から取り除いてください。刃の破片を取り除く際には、ピンセットなどを使用し、素手
で直接刃に触らないようにしてください。
マットが動く(排出される)範囲に AC アダプターや電源コードなど、動きを妨げる物を置かないでく
ださい。正しく動作できなくなります。
マットの上に大きな物を置かないでください。
マットを無理に引っぱったり、折ったりしないでください。マットが破損すると、カットやドロー、ス
キャンなどの操作ができなくなります。
破損したマットを使用しないでください。
ご使用前にマットの端が汚れていないことを確認してください。マットの種類を読みとれず、本製品が
正しく動作しなくなります。端が汚れていた場合は、乾いた布で拭き取ってください。
本製品専用のマットを使用してください。本製品に適さない、金属シートのような固い素材をカットし
ないでください。故障の原因となります。
ラメや金属箔など、表面から剥離しやすい装飾が施された素材は、使用を避けてください。動作中に剥
離した装飾がスキャナーやローラーに付着して、故障の原因となります。また、刃が破損する原因とな
ります。
本製品動作中に、マットを無理に引っ張ったり、押したりしないでください。刃やホルダーの破損の原
因となります。
長期間、カットする素材をマットに貼ったままにしないでください。マットの粘着剤が素材に移るおそ
れがあります。
マットは、高温・多湿・直射日光を避け、室温で保管してください。
5
重要
非常時にやむをえずキャリッジを手で動かす場合は、ゆっくりと動かしてください。速く動かすと故障
の原因となります。
ホルダーを取り外すときは、キャリッジが動いていないことを確認してください。
操作中に電源コードをぬいたり、USB メモリーを取り外したりしないでください。USB メモリーや
データが壊れるおそれがあります。
本製品の電源ジャックや USB ポートに異物を入れたり、ふさいだりしないでください。
USB メモリー用のポートには、USB メモリー以外は接続しないでください。故障の原因となります。
本製品でカットやドロー、スキャンをしている間は、タッチパネルに触らないでください。
本製品に注油はしないでください。故障の原因となります。
本製品のお手入れには、シンナー・ベンジン・アルコールなどの有機溶剤は使用しないでください。塗
装がはがれたり、傷の原因となります。本体の汚れは、柔らかい乾いた布で拭いてください。
本製品に貼られているラベル類(製造番号が記載されたラベルなど)ははがさないでください。
6
スキャンに関するご注意
スキャンを行うときは、以下の点にご注意ください。
● 法律で禁止されているもの(絶対にスキャンしないでください)
• 紙幣、貨幣、政府発行有価証券、国債証券、地方証券
• 外国で流通する紙幣、貨幣、証券類
• 未使用の郵便切手やはがき
• 政府発行の印紙、および酒税法や物品税法で規定されている証券
● 著作権のあるもの
• 著作権の対象となっている著作物を、個人的に限られた範囲内で使用する以外の目的でスキャンすることは、禁止
されています
● その他注意を要するもの
• 民間発行の有価証券(株券、手形、小切手)、定期券、回数券
• 政府発行のパスポート、身分証明書、通行券、食券などの切符類など
スキャナー読み取り画像の原稿再現性について
本製品を使用してスキャン素材を読み取った後で、当該スキャンデータがお客様の必要とする精
度・品質を満たしていることをご確認ください。
スキャンデータの一部に欠落や損失が起こることがありますので、以下の点にご注意ください。
● スキャン素材の状態によっては、読み取り時にかすれ、ゆがみ、よごれ、欠けなどが発生して、スキャンデータの一部
または全部が欠落することがあります。
スキャン素材にシワ・折れなどがないことをご確認ください。また、スキャン素材は正しくマットにセットし
● 本体内部がよごれた状態でスキャン素材の読み取りを行うと、かすれ、ゆがみ、よごれ、欠けなどが発生して、スキャン
● 読み取り設定(スキャンサイズ・解像度)によっては、スキャン素材が以下のように読み取られることがあります。
● 次のような材質の素材は、スキャンニングしないでください。
● 所定外のスキャン素材の場合、または所定内のスキャン素材であってもその状態(シワ、折れ、スキャン素材のセット
● 蛍光マーカーを使用したスキャン素材の場合、マーカー色や濃度により色を読み取れない、または色調が忠実に再現さ
てください。
データの一部または全部が欠落することがあります。
本体内部をこまめに清掃してください。
• 解像度不足で画像が不鮮明となる
• 画像の一部が欠ける、またはサイズが縮小される
• スキャン素材の途中以降のスキャンデータが欠落する
• スキャンデータの縁に余白が付加される
• クリップやホチキスの針がついている
• インクが乾いていない
• 金属製、OHP シート
• 光沢シート、鏡面加工されている
• エンボス加工が施されたプラスチックカード
• 推奨された厚さを超えている
不備など)や本製品内の送り機構・消耗品の状態によりスキャン素材が詰まることがあります。この場合、スキャン
データの一部または全部が欠落することがあります。(スキャン素材が詰まることによりスキャン素材を損傷する可能性
があります。)
れないことがあります。
7
規格について
VCCI 規格
この装置は、クラス B 情報技術装置です。この装置は、家庭環境で使用することを目的としていますが、こ
の装置がラジオやテレビジョン受信機に近接して使用されると、受信障害を引き起こすことがあります。取
扱説明書に従って正しい取り扱いをしてください。 VCCI-B
無線 LAN ご使用時のご注意
この製品の使用周波数帯では、電子レンジなどの産業・科学・医療用機器のほか、工場の製造ライン等で使
用されている移動体識別用の構内無線局(免許を要する無線局)および特定小電力無線局(免許を要しない
無線局)が運用されています。
1. 製品を使用する前に、近くで移動体識別用の構内無線局および特定小電力無線局が運用されていないことを確認してく
ださい。
2. 万一、製品から移動体識別用の構内無線局に対して電波干渉の事例が発生した場合には、使用周波数を変更するため、
速やかに無線 LAN の使用チャンネルか内線用の通信チャンネルを変更するか、または電波の発射を停止した上、お客様
相談窓口へお問い合わせください。
3. その他、製品から移動体識別用の特定小電力無線局に対して電波干渉の事例が発生した場合など何かお困りことが起き
たときは、お客様相談窓口へお問い合わせください。
無線 LAN 製品ご使用時におけるセキュリティに関するご注意
● 無線 LAN では、ネットワークケーブルを使用する代わりに、電波を利用してパソコンなどと無線アクセスポイント間で
情報のやり取りを行うため、電波の届く範囲であれば自由に LAN 接続が可能であるという利点があります。
● その反面、電波はある範囲内であれば障害物(壁など)を越えてすべての場所に届くため、セキュリティに関する設定
を行っていない場合、以下のような問題が発生する可能性があります。
通信内容を盗み見られる
悪意ある第三者が、電波を故意に傍受し、
•IDやパスワードまたはクレジットカード番号などの個人情報
• メールの内容
などの通信内容を盗み見られる可能性があります。
不正に侵入される
悪意ある第三者が、無断で個人や会社内のネットワークへアクセスし、
• 個人情報や機密情報を取り出す(情報漏洩)
• 特定の人物になりすまして通信し、不正な情報を流す(なりすまし)
• 傍受した通信内容を書き換えて発信する(改ざん)
• コンピューターウィルスなどを流しデータやシステムを破壊する(破壊)
などの行為をされてしまう可能性があります。
● 本来、無線 LAN カードや無線アクセスポイントは、これらの問題に対応するためのセキュリティの仕組みを持っていま
すので、無線 LAN 製品のセキュリティに関する設定を行って製品を使用することで、その問題が発生する可能性は少な
くなります。
● セキュリティの設定を行わないで使用した場合の問題を十分理解した上で、お客様自身の判断と責任においてセキュリ
ティに関する設定を行い、製品を使用することをおすすめします。
電波の種類と干渉距離
「2.4」:2.4GHz 帯を使用する無線設備を表す。
「DS」:変調方式が DS-SS 方式であることを表す。(IEEE802.11b のとき)
「OF」:変調方式が OFDM 方式であることを表す。(IEEE802.11g/n のとき)
「4」 :想定される与干渉距離が 40m 以下であることを表す。
「---」 :全帯域を使用し、かつ、移動体識別装置の帯域を回避可能であることを意味する。
無線モジュール内蔵について
この製品は、日本の電波法に基づき認証された無線モジュールを搭載しております。
8
目次
はじめに........................................................ 1
重要なお知らせ ............................................. 1
安全にお使いいただくために ....................... 1
本書で使用されている記号 .................................... 1
安全上のご注意 ...................................................... 2
製品の特長 .................................................. 10
模様(模様モード)............................................... 10
スキャン(スキャンモード)................................ 10
無線 LAN ネットワークを使ったデータ転送
「ScanNCut オンライン」とは ............................. 11
1 準備・設定 ...............12
各部の名称とはたらき ................................ 12
正面 ...................................................................... 12
背面 ...................................................................... 12
操作パネル ........................................................... 13
付属品................................................................... 13
模様をカットする前に ................................ 14
緩衝材を取り外す................................................. 14
操作パネルの角度を調節する............................... 14
タッチペン・スパチュラスタンドの使い方......... 14
本体の電源を入/切する...................................... 15
液晶画面の操作 .................................................... 15
素材とマットの組み合わせ .................................. 16
素材をマットに貼る............................................. 18
刃の出し量を調整する ......................................... 24
ホルダーの取り付け/取り外し........................... 26
試し切りをする .................................................... 27
本体設定...................................................... 30
設定画面............................................................... 30
オートシャットダウン ......................................... 32
文字入力機能........................................................ 48
メモリー機能 ............................................... 50
データを保存する................................................. 50
模様をパソコンに保存する .................................. 51
ScanNCutCanvas から模様を呼び出す................ 52
データを呼び出す................................................. 52
パソコンから模様を呼び出す............................... 53
デザインファイルをインポートする.................... 54
アップリケピースをカットする ..................55
.phc または .pes を準備する ................................ 55
本製品に模様を呼び出して、カットする............. 55
ドロー機能................................................... 56
ドローする ........................................................... 56
ドロー線の周囲をカットする............................... 57
4 スキャン機能 ........... 61
スキャンした素材をカットする(ダイレクト
カット)........................................................61
チュートリアル 3 スキャンした素材をカットする
............................................................................. 61
「ダイレクトカット」の応用機能 ......................... 64
カットデータを作成する ............................. 66
チュートリアル 4 カットデータを作成する ...... 66
画像検出レベルを調整する .................................. 72
画像をスキャンする(USB に保存)...........73
スキャンする際の注意 ......................................... 73
チュートリアル 5 USB メモリーにスキャンデー
タを保存する........................................................ 73
範囲を選択して保存する...................................... 75
5 付録.......................... 76
2 基本操作...................33
模様をカットする ....................................... 33
チュートリアル 1 模様をカットする................. 33
チュートリアル 2 多色の模様をカットする ...... 35
模様を選択する ........................................... 39
1 つの模様を選択する.......................................... 39
複数の模様を選択する ......................................... 39
3 応用操作...................41
カット/編集機能 ....................................... 41
模様を編集する .................................................... 41
模様を編集する-多色の模様............................... 42
模様レイアウト画面............................................. 43
レイアウトした模様を編集する........................... 43
操作を元に戻す .................................................... 44
模様を結合する(複数の模様のアウトラインを合体
させる)................................................................. 45
模様を自動でレイアウトする............................... 46
背景画像をスキャンする...................................... 47
消耗品.......................................................... 76
交換の目安 ........................................................... 76
刃を交換する........................................................ 76
お手入れ ...................................................... 78
掃除する ............................................................... 78
スキャナーガラスを掃除する............................... 79
画面を調整する .................................................... 80
スキャンとカットの位置を調整する.................... 81
困ったとき................................................... 83
エラーメッセージ........................................ 86
ソフトウェアのアップデートについて ....... 89
USB メモリーを使用してアップデートする........ 89
パソコンを使用してアップデートする................ 90
別売品.......................................................... 91
仕様表.......................................................... 91
索引 ............................................................. 92
9
製品の特長
模様(模様モード)
模様を選んで、お好みのレイアウトに編集できま
す。紙や布をセットするだけで、きれいなパーツが
手軽に作れます。
スキャン(スキャンモード)
画像や写真、自分で描いたイメージ画などをスキャン
して、オリジナルカットデザインを作成できます。そ
のデザインをカットしたり、データとして保存したり
することもできます。
豊富な種類の内蔵模様を使って、簡単にパーツ作りが
できます。
模様を選択します。
チュートリアル 1 ( P.33 参照 )
チュートリアル 2 ( P.35 参照 )
10
充実した編集機能を使って、取り込んだデザインを簡
単に編集できます。編集したデザインはいつでも保
存・呼び出しができます。
ホーム画面
スキャンします。
チュートリアル 3 ( P.61 参照 )
チュートリアル 4 ( P.66 参照 )
チュートリアル 5 ( P.73 参照 )
無線 LAN ネットワークを使ったデータ転送「ScanNCut オンライン」とは
本製品は、無線 LAN 接続機能を搭載しています。無線 LAN へ接続すると、オンラインサービスの
「ScanNCutCanvas」から本体に模様を直接ダウンロードしたり、作成した模様をアップロードしたりできま
す。無線 LAN 接続機能をご利用いただくには、以下をご覧ください。
1. 無線 LAN に接続する:本体の設定画面から無線 LAN に接続してください。接続方法は『無線 LAN 接続ガイド』を
ご覧ください。
2. カッティングマシンを ScanNCutCanvas に登録:模様の保存または呼び出しを行うには、あらかじめ
ScanNCutCanvas への登録が必要です。詳しくは『無線 LAN 接続ガイド』をご覧ください。
3. 模様の呼び出し/保存:USB メモリーや USB ケーブルを使わずに、ワンタッチで模様をダウンロードまたはアップ
ロードができます。詳しくは P.50 「データを保存する」、P.52 「データを呼び出す」をご覧ください。
ScanNCutCanvas web サイト : http://ScanNCutCanvas.Brother.com/
11
第1章 準備・設定
各部の名称とはたらき
正面
a 操作パネル
液晶タッチパネルと操作ボタンを使って、本製品の操
作と設定ができます。操作パネルの角度は3段階に調
節することができます。詳しくは、P.14 「操作パネ
ルの角度を調節する」を参照してください。
b キャリッジ
カットやドローのとき、ホルダーを移動させます。
背面
a USB ポート(USB メモリー用)
データの保存や呼び出しをするときに、USB メモ
リーを接続します。
b USB ポート(パソコン用)
データの保存や呼び出しをするときに、USB ケーブ
ルを接続します。対応するパソコンと OS については
P.51 「本製品に接続可能なパソコン」を参照してく
ださい。
c スロット
動作中、マットが出たり入ったりします。排出される
マットの障害にならないよう、スロットのまわりに物
を置かないでください。
d 電源ジャック
e AC アダプター
f 電源コード
g スキャナーガラス(本体底面)
1 ホルダー
キャリッジにセットして、紙や布をカットまたはド
ローするときに使用します。用途に合わせて、専用の
ホルダーを使用してください。
2 ホルダーガイド
ホルダーを固定します。
3 ホルダー固定レバー
ホルダーを固定するときにレバーを下げます。
ホルダーを取り外すときにレバーを上げます。
c 取っ手
本体を移動させるときは、取っ手に手をかけてください。
d マット送り
マットがここから送られます。マットは、両端に設置され
たローラーによって送られます。
e フロントトレイカバー
送りローラー、キャリッジ、ホルダーなどを保護しま
す。本製品を使用するときは、カバーを開いてくださ
い。
12
操作パネル
付属品
d
a
b
c
a 電源ボタン
電源を入/切します。
b ホームボタン
ホーム画面(本製品を操作するためのスタート画面)
を表示します。
c 設定ボタン
各種設定を行う設定画面を表示します。詳しくは、
P.30 「設定画面」を参照してください。
d 液晶画面
操作画面や模様のプレビュー、エラーメッセージを表
示します。
e 送りボタン
本体にセットされたマットを挿入、または排出しま
す。マットを挿入/排出するときは、必ず送りボタン
を押してください。
f スタート/ストップボタン
カットやドロー、スキャン操作を開始・停止します。
ボタンが緑色に点灯しているときは操作が可能です。
e
f
付属品については、別紙「付属品について」を参照
してください。
1
13
模様をカットする前に
素材を準備してから試し切りまでの操作を説明します。
緩衝材を取り外す
本製品の電源を入れる前に、固定テープと緩衝材を
取り外してください。
a テープ
b 緩衝材
• 操作パネルを低くしたいときは、必ず上記の手
順で低くしてください。無理に操作パネルを倒
すと、破損のおそれがあります。
タッチペン・スパチュラスタンドの使い
方
液晶画面の背面に、タッチペン・スパチュラスタン
ドがセットされています。
• 緩衝材を取り外す前に電源を入れた場合は、
いったん電源を切って、再度入れてください。
電源を入れなおさずに本製品を使用すると、正
しく動作しないおそれがあります。
操作パネルの角度を調節する
操作パネルの角度は3段階に調節することができま
す。
操作パネルを収納するときは、パネルをいったん垂
直になるまで持ち上げてから、背面に倒して収納し
てください。
パネルの角度を低くしたいときは、パネルをいった
ん垂直になるまで持ち上げてから、再度角度を調節
してください。
a タッチペン・スパチュラスタンド
スタンドにタッチペンとスパチュラを立てておくこ
とができるため、カット中の操作などがスムーズに
行えます。また、スタンドを取り外してお好みの場
所に置いて使うこともできます。
タッチペンを使わないときは、スタンドに収納でき
ます。
14
本体の電源を入/切する
a AC アダプターに電源コードを接続し、AC ア
ダプターを本体に接続します。
a 電源コード
b AC アダプター
•AC アダプターを使用するときは、束ねられた
電源コードをほどいてください。
ホーム画面が表示されます。
1
• 液晶画面は、液晶の特性上、輝点(常時点灯し
ている点)と黒点(点灯しない点)が存在する
ことがあります。輝点・黒点の発生は、製品の
不良または故障ではありません。
d 電源を切る場合は、操作パネルの を押し、
電源を切ります。
e 電源プラグを家庭用電源コンセントから抜き
ます。
f AC アダプターを本体から取り外し、電源コー
ドを AC アダプターから取り外します。
•ACアダプターのコードを AC アダプターのま
わりに巻きつけたり、コードを曲げたりしない
でください。コードの破損の原因となります。
b 電源プラグを家庭用電源コンセントに差し込
みます。
c 操作パネルの を押します。
オープニング画面が表示されたら、画面上のどこか
を押してください。
以下のメッセージが表示されたら、「OK」を押
します。
液晶画面の操作
操作画面はタッチパネルです。操作する際は、付属
のタッチペンを使用してください。
• シャープペンシルやドライバーなど、先のと
がったものや硬いもので画面を押さないでくだ
さい。故障の原因となります。
15
素材とマットの組み合わせ
推奨する材料の厚さは、紙の場合は 0.1 ~ 0.3mm、布の場合は 0.2 ~ 1.5mm です。カット/ドローに使用す
る素材に適したマットや布用シートについては、以下の表を参照してください。素材のカットに必要なアク
セサリーが製品に付属していない場合は、別売品を購入してください。
素材 / 厚さ (g/ ㎡ (mm))
コピー用紙
スクラップ
ブッキング用紙
( 薄い )
スクラップ
ブッキング用紙
( 普通 )
カードストック
紙
布
( 薄い )
カードストック
( 普通 )
ベラム、
トレーシング
ペーパー
ボール紙 ( 薄い )
ボール紙 ( 厚い )
薄いコットン
生地
(
キルトピース用
薄いコットン
生地
(
キルトピース以外
フランネル
(
キルトピース用
フランネル
(
キルトピース以外
80 g/m² (0.1 mm)
120 g/m²
(0.15 mm)
200 g/m²
(0.25 mm)
200 g/m²
(0.25 mm)
280 g/m²
(0.35 mm)
0.07 mm
280 g/m²
(0.35 mm)
400 g/m²
(0.5 mm)
0.25 mm
)
0.25 mm
)
0.6 mm
)
0.6 mm
)
マット
強粘着カッティン
グマット
弱粘着
カッティングマッ
ト
アイロン接着シー
(白色剥離紙)
布カット用シート
ト
*
*
*
布用粘着
サポート
シート
フェルト
デニム 14 oz
プラスチック
シート (PP)
ビニール
そ
の
ゴムマグネット
他
シート
ステッカー、
シール
*表面が滑らかな紙を切るとき
• この表を目安に、作品を作る前には素材とマットの粘着力をテストしてください。
1 mm
0.75 mm
0.2 mm
0.2 mm
0.3 mm
0.2 mm
16
マット
布カット用シート
生地を裁断するときは、以下のシー
トのいずれかを使用してください。
強粘着
カッティング
マット
弱粘着
カッティング
マット
• ラメや金属箔など、表面から剥離しやすい装飾が施された素材は、使用を避けてください。動作中に剥離した
装飾がスキャナーやローラーに付着して、故障および刃が破損する原因となります。そのような素材を使用し
た場合は、使用後に本体底面にあるスキャナーガラスを掃除してください。 ( P.79 参照)
• 12" × 12" (305 mm × 305 mm)マットを使用してカット/ドローする場合の最大動作範囲は、296 mm ×
298 mm です。
• 別売の 12" × 24" (305 mm × 610 mm) マットを使用して、カット/ドローする場合の最大動作範囲は、296
mm × 603 mm です。
• 表面がでこぼこしているような布をカットする場合は、裏面を上にして布をマットに貼るとカットしやすくな
ります。
粘着力が強いマットです。
布をカットするときは、このマットを
使用します。
* コピー用紙や表面が滑らかな紙に
は、弱粘着カッティングマットを使
用してください。強粘着カッティン
グマットを使用すると、マットの粘
着力が強いため、素材がマットに貼
りついて、マットが使用できなくな
ることがあります。
粘着力が弱いマットです。コピー用紙
や表面が滑らかな紙に適しています。
アイロン接着
シート
(白色剥離紙)
( P.19 参照 )
布用粘着
サポートシート
( P.21 参照 )
• 布を補強することで、さまざまな模
様がカットできます。
• 布の裏面に接着シートが残るため、
布の風合いが変化することがありま
す。
* 強粘着カッティングマットを使用し
てください。
* 裏面にアイロン接着シートを貼った
布を、布用粘着サポートシートを
貼ったマットに貼らないでくださ
い。
• 布をきれいにカットするため、強粘
着カッティングマットに布用粘着サ
ポートシートを貼って、マットの粘
着力を強くします。
• 模様の形によっては、きれいにカッ
トできないことがあります。
1
17
素材をマットに貼る
素材に適したマットとシート(布をカットする場
合)を準備してから、マットに素材を貼りつけま
す。素材に適したマットとシートについては、P.16
「素材とマットの組み合わせ」を参照してください。
素材 ページ
紙
布(キルトピース以外)
布(キルトピース用)
P.18
P.19
P.21
試し貼りで不具合が生じた場合は、素材を変更して
ください。
■ 紙
a 素材に適したマット
素材をマットに貼る(紙の場合)
a マットの接着面から保護シートをはがします。
• 保護シートは、マットからはがした後も捨てず
に保管してください。
• 粘着力を保つために、使用後は保護シートを
マットに貼って、マットの粘着面を保護してく
ださい。
• マットを使用しないときは、接着面のお手入れ
をした後に保護シートを貼って保管してくださ
い。接着面のお手入れについては、P.78
「マットの掃除」を参照してください。
• コピー用紙や表面が滑らかな紙には、弱粘着
カッティングマットを使用してください。強粘
着カッティングマットを使用すると、マットの
粘着力が強いため、素材がマットに貼りつい
て、マットが使用できなくなることがありま
す。
c マットの接着面に素材を貼ります。
• 素材はマットの接着面の貼り付けエリア(方眼
罫の範囲)内に配置してください。素材が貼り
付けエリアからはみ出すと、マットを送るロー
ラーに引っかかり、破損するおそれがありま
す。
• マットに上下の違いはないので、どちらからで
も本体に挿入できます。
b 素材を試し貼りします。
素材をマットに貼る前に、マットの接着面の端を
使って試し貼りをしてください。
試し貼りでは、以下の点をご確認ください :
• はがしたときに、素材の色落ちがないか
• はがしたときに、素材が破れていないか、変形
していないか
18
d 素材にしわが寄ったり、端がめくれたりしな
いように、しっかりとマットに貼りつけます。
• 素材のしわやめくれは、マットを挿入したとき
に引っかかる原因となります。
• マットが汚れているときは、P.78 「マットの
掃除」を参照して、お手入れをしてください。
素材をはがす(紙の場合)
素材をカットした後は、付属のスパチュラを
使ってゆっくりと素材をはがしてください。
■ 布(キルトピース以外)
a
1
b
a 強粘着カッティングマット
b アイロン接着シート(白色剥離紙)
素材をマットに貼る(キルトピース以外の
用途に使用する布の場合)
キルトピース以外の用途に使用する布の裏に、
アイロン接着シートをアイロンで貼りつけた
後、マットに貼りつけます。
アイロン接着シートは両面が接着面になってい
るため、アップリケ用の模様のカットに適して
います。
いったん接着シートを布の裏に貼り付けると、
はがせません。キルトピース用の布には、アイ
ロン接着シートは使用せずに、布用粘着サポー
トシートを使用してください。
a スパチュラ
• 接着シートはアイロンのかけられない素材や凹
凸のある布などには使用できません。
a マットの接着面から保護シートをはがします。
• 保護シートは、マットからはがした後も捨てず
に保管してください。
• 粘着力を保つために、使用後は保護シートを
マットに貼って、マットの粘着面を保護してく
ださい。
• マットを使用しないときは、接着面のお手入れ
をした後に保護シートを貼って保管してくださ
い。接着面のお手入れについては、P.78
「マットの掃除」を参照してください。
19
b アイロン接着シートを、カットする模様より
も約 2cm 以上大きいサイズに切ります。
a カットする模様
b 接着シートの切り取り位置
c 約 2cm 以上の余白
c 接着シートの光沢のある面を下に向けて、布
の裏面に置きます。
最初に布にアイロンをかけてしわを伸ばしておいて
ください。布の熱を冷ましてから、接着シートを置
いてください。
e 接着シートから剥離紙をはがします。
剥離紙をはがす前に、布や接着シートの熱が冷めて
いることを確認してください。
b
a
a 接着シート
b 剥離紙
f 接着シートを貼った面を下にして、布をマッ
トに端から貼り付けます。
マットと素材の間に空気が入らないように、端から
ゆっくりと貼り付けてください。
a 接着シートの光沢のある面
b 布の裏面
d 接着シートの上から、均等にアイロンをかけ
て、布の裏面に貼りつけます。
140 ~ 160 ℃に設定したアイロンで、接着シートの
上から均等に約 20 秒ずつ押し当てます。押し当て
る時間は、布の種類によって異なります。
接着シートと布の間の空気を押し出すようにアイロ
ンをかけてください。
a アイロン接着シート
• 接着シートを布に貼り付ける前に、作品と同じ
素材の布で試し貼りしてください。試し貼りで
不具合が生じた場合は、素材を変更してくださ
い。
• アイロンを同じ場所に押し当て続けないでくだ
さい。素材が焦げたり溶けたりすることがあり
ます。
• 素材はマットの接着面の貼り付けエリア(方眼
罫の範囲)内に配置してください。素材が貼り
付けエリアからはみ出すと、マットを送るロー
ラーに引っかかり、破損するおそれがありま
す。
• マットに上下の違いはないので、どちらからで
も本体に挿入できます。
• 貼りつけた布の布目が、上下まっすぐになるよ
うに配置してください。内蔵の模様は布目に合
わせて、自動レイアウトされます。
g 素材にしわが寄ったり、端がめくれたりしな
いように、しっかりとマットに貼りつけます。
• 素材のしわやめくれは、マットを挿入したとき
に引っかかる原因となります。
20
素材をマットからはがす(キルトピース以
外の用途に使用する布の場合)
素材をカットした後は、付属のスパチュラを
使ってゆっくりと素材をはがしてください。
a カットした模様
b 接着シート
c スパチュラ
• 両面接着した布は、洗濯しないでください。
• 両面接着するときは、溶着の様子を確認しなが
ら、丁寧にアイロンをかけてください。
• 厚みの異なる布を両面接着するときは、薄手の
布側からアイロンをかけてください。より接着
しやすくなります。
アイロン接着シートの使用上の注意
• 接着シートは室温で保管し、高温・多湿・直射
日光を避けてください。
■ 布(キルトピース用)
a 強粘着カッティングマット
b 布用粘着サポートシート
1
• 接着シートを貼った布の上に、熱をもったもの
を置かないでください。周囲のものに粘着剤が
移ります。
両面接着して、土台布にカットした模様を
貼りつける
土台布の上にカットした模様を置いて、アイロ
ンを押し当てます(布によっては接着が弱いこ
とがあります)。
アイロンで接着した後に、手ぬいまたはミシン
ぬいをすると、カットした模様がしっかりと固
定されます。
a 土台布
b 接着シートを貼ったカット模様
素材をマットに貼る(キルトピース用の場
合)
強粘着カッティングマットにキルトピース用の
布を貼りつける際は、布用粘着サポートシート
を使用してください。ぬいしろが付加されてい
ない模様には使用できません。布用粘着サポー
トシートは、粘着力が弱くなるまで、繰り返し
使用できます(一度マットからはがしたシート
は使用できません)。
a マットの接着面から保護シートをはがします。
21
• 保護シートは、マットからはがした後も捨てず
に保管してください。
• 粘着力を保つために、使用後は保護シートを
マットに貼って、マットの粘着面を保護してく
ださい。
• マットを使用しないときは、接着面のお手入れ
をした後に保護シートを貼って保管してくださ
い。接着面のお手入れについては、P.78
「マットの掃除」を参照してください。
b 布用粘着サポートシートの光沢のある面を下
に向けて、マットの接着面に貼ります。
マットとシートの間に空気が入らないように、端か
らゆっくりと貼り付けてください。
a 布用粘着サポートシートの光沢のある面
e 素材にしわが寄らないように、端から、マッ
トの接着面に貼りつけます。
最初に布にアイロンをかけてしわを伸ばしておいて
ください。
• 素材はマットの接着面の貼り付けエリア(方眼
罫の範囲)内に配置してください。素材が貼り
付けエリアからはみ出すと、マットを送るロー
ラーに引っかかり、破損するおそれがありま
す。
• 布用粘着サポートシートは、マットの接着面の
貼り付けエリア(方眼罫の範囲)内に配置して
ください。シートが貼り付けエリアからはみ出
すと、マットを送るローラーに引っかかり、破
損するおそれがあります。
c 布用粘着サポートシートの剥離紙をはがします。
a 剥離紙
b 接着面
d 素材を試し貼りします。
素材をマットに貼る前に、接着面の端を使って試し
貼りをしてください。試し貼りで不具合が生じた場
合は、素材を変更してください。
• マットに上下の違いはないので、どちらからで
も本体に挿入できます。
• 布をマットに貼るときは、布目方向が縦になる
ように貼ってください。内蔵模様は布目が縦方
向になるように自動配置されます。
• ぬいしろをドローするときは、布の裏面を上に
して貼りつけてください。
f 付属のスパチュラを布の表面に強く滑らせて、
しわを伸ばしながら、布をマットにしっかり
と貼りつけます。
a
a スパチュラ
22
素材をマットからはがす(キルトピース用
の場合)
素材をカットした後は、付属のスパチュラを
使ってゆっくりと素材をはがしてください。そ
の際、布用粘着サポートシートを一緒にはがさ
ないように注意してください。
a カットした模様
b 布用粘着サポートシートはマットに残ります。
c スパチュラ
布用粘着サポートシートの使用上の注意
• サポートシートの粘着力が弱くなったり、カッ
ト中に布がよじれたりする場合、新しいサポー
トシートに交換してください。
• マットからサポートシートをはがしたり、サ
ポートシートを交換するときは、スパチュラを
使用して丁寧に古いサポートシートをはがして
ください。
• マットを使用しないときは、サポートシートに
保護シートを貼って保管してください。
• サポートシートを貼りつけたマットを、一定期
間使用しなくなる場合、サポートシートをはが
してから接着面に保護シートを貼った状態で
マットを保管してください。
• 一度マットに貼りつけたサポートシートは、は
がして再利用することはできません。
• サポートシートは室温で保管し、高温・多湿・
直射日光を避けてください。
• サポートシートを保管する際は、折り曲げない
でください。
1
• 下記のような条件で布をはがすと、布用粘着サ
ポートシートがはがれることがあります。
- 連続して使用したため、マットと布用粘着
サポートシートの粘着力が弱くなっている
とき
- 布用粘着サポートシートが強く貼りつく布
を使用したとき
• 上記の場合、スパチュラで布用粘着サポート
シートをおさえて、カットした布を手ではがし
てください。
• カット後は、布用粘着サポートシートに残った
繊維を取り除いてください。
• アイロン接着シートを接着した布や紙をマット
に貼るときは、マットから布用粘着サポート
シートをきれいにはがすか、サポートシートを
貼っていない、別のマットに素材を貼ってくだ
さい。
• 布用粘着サポートシートを貼ったマットに、素
材を長期間貼りつけたままにしないでくださ
い。素材に粘着剤が浸み込みます。
23
刃の出し量を調整する
素材の種類や厚みによって、最適な刃の出し量が異なります。ホルダーをキャリッジにセットする前に、刃
量調整ヘッドを回して刃の出し量を調整した後、試し切りをしてください。試し切りについては、P.27 「試
し切りをする」を参照してください。
■ カット設定
下の表を参考に、カットする素材ごとの適正な設定を選んでください。
素材 / 厚さ (g/ ㎡ (mm))
コピー用紙
スクラップブッキング
用紙 ( 薄い )
スクラップブッキング
用紙 ( 普通 )
カードストック
紙
布
そ
の
他
• カット圧力は設定画面で調節してください。( P.30 参照)
• 布をカットするときは、布用粘着サポートシートまたはアイロン接着シートを使用してください。詳しくは、
( 薄い )
カードストック
( 普通 )
ベラム、トレーシング
ペーパー
ボール紙 ( 薄い )
ボール紙 ( 厚い )
薄いコットン生地
( キルトピース用 )
薄いコットン生地
( キルトピース以外 )
フランネル
( キルトピース用 )
フランネル
( キルトピース以外 )
フェルト
デニム 14 oz
プラスチックシート
(PP)
ビニール
カッティングシート
( 剥離紙:0.1 mm )
ゴムマグネット
シート
ステッカー、シール
ステッカーシート
( 剥離紙:0.15 mm )
P.16 「素材とマットの組み合わせ」を参照してください。
80 g/m² (0.1 mm) 3 -1
120 g/m²
(0.15 mm)
200 g/m²
(0.25 mm)
200 g/m²
(0.25 mm)
280 g/m²
(0.35 mm)
0.07 mm 3 0
280 g/m²
(0.35 mm)
400 g/m²
(0.5 mm)
0.25 mm 4 4
0.25 mm 4 4
0.6 mm 6.5 4
0.6 mm 6.5 4
1 mm 5 5
0.75 mm 5.5 6
0.2 mm 4 0
0.2 mm 4 0
0.07 mm 1.5* -1
0.3 mm 5.5 0
0.2 mm 4 0
0.15 mm 2* -1
刃の出し量
(ホルダーの目盛)
*
ハーフカット
3.5 0
4 0
4 0
5 0
5.5 0
7.5 4
カット圧力の
設定値
ホルダー(刃)
ホルダー
( 青緑色)
厚物用ホルダー
( 紫色 )
• 上記の表で示された数値は目安です。カットする素材の種類や厚みによって設定の適正は異なります。はじめ
に必ず試し切りをしてください。
24
適切な刃の出し量
カット素材の厚みを少し超えて刃先が出る程度が適正
です。ホルダーの目盛を目安にして、調整してくださ
い。
a ホルダーキャップ(刃量調整ヘッド)の先端
b カットする素材
c 刃先の長さ
• 刃は出しすぎないように注意してください。刃
がホルダーからわずかに出る程度でもカットで
きます。刃の出しすぎは、刃が折れる原因にな
ります。
■ 刃の出し量の調整
b ホルダーの印が正面になるように持ち、
キャップを右側にいっぱいまで回して、刃を
最大量まで出します。
1
a 印
b 刃を最大量まで出します。
c 素材の厚みを確認し、刃の出し量を調整しま
す。P.24 「カット設定」を参照ください。
刃量調整ヘッドの数値が大きいほど、刃は長くなっ
ています。
a 保護キャップを取り外します。
• 使い終わったら必ず刃をホルダーの中に収め、
保護キャップを装着してください。
• 保護キャップは幼児が飲み込まないように注意
してください。
a 刃を短くしたいとき、左へ回します。
b 刃を長くしたいとき、右へ回します。
25
ホルダーの取り付け/取り外し
刃の出し量を調整した後、本体にホルダーを取り付
けます。素材に適した刃の出し量については、P.24
「刃の出し量を調整する」を参照してください。
a 本体の電源を入れます。
詳しくは、P.15 「本体の電源を入/切する」を参照
してください。
• 電源を入れてから本体にホルダーを取り付けて
ください。
• 電源を切った状態で本体にホルダーを取り付け
ると、刃を傷め素材をきれいにカットできなく
なるおそれがあります。
b ホルダー固定レバーが上がっていない場合は、
レバーを上げます。
レバーが下がっていると、ホルダーを取り付けるこ
とができません。
d ホルダー固定レバーを押し下げます。
ホルダーが固定されるまで、しっかりと押し下げま
す。
e ホルダーを取り外す場合は、取り付けと逆の
手順を行います。
• 本体から取り外したホルダーは、必ず刃をホル
ダーの中に収め、保護キャップを装着してくだ
さい。
• 刃が出た状態でホルダーを放置しないでくださ
い、けがをするおそれがあります。
• 保護キャップは幼児が飲み込まないように注意
してください。
a ホルダー固定レバー
• 本体にホルダーを取り付ける前に、保護キャッ
プを取り外してください。
• 保護キャップは幼児が飲み込まないように注意
してください。
c つまみ部分をつかんで、ホルダーをキャリッ
ジに差し込みます。
a つまみ
26
試し切りをする
素材に合わせて刃の出し量を調整したら、作品に使
用する素材を使って、試し切りをします。
d「セット」キーを押します。
■ 本体の電源を入れる
操作パネルの を押して本体の電源を入れます。
• 詳しくは、P.15 「本体の電源を入/切する」を
参照してください。
■ ホルダーを取り付ける
本体のキャリッジにホルダーを取り付けます。
• 詳しくは、P.26 「ホルダーの取り付け/取り外
し」を参照してください。
■ 試し切り用の模様を選択する
紙を使って試し切り用の模様をカットします。
• 設定画面で、表示言語を選択できます。(P.30
「言語」参照)。
a ホーム画面で「模様」を選択します。
1
e 模様の配置を確認して、「OK」キーを押します。
• 模様の配置変更について詳しくは、P.43 「模様
レイアウト画面」を参照してください。
• 模様を選択しなおしたいときは、 を押して選
択を解除してから、もう一度模様を選んでくだ
さい。
b 模様カテゴリー選択画面で、「試し切り」キー
を押します。
c 模様選択画面で模様を選択します。
• 紙をカットするときは「T-02」、布をカットする
ときは「T-03」を選択することをお勧めします。
27